JP2003309464A - 機能可変型セルと半導体集積回路とその設計システム - Google Patents
機能可変型セルと半導体集積回路とその設計システムInfo
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Abstract
バグの修正に対応可能な半導体集積回路の提供。 【解決手段】半導体集積回路上に、セルベースICで用い
られるスタンダードセル101と、機能可変セル102
が搭載されており、機能可変セル102は、半導体集積
回路の内部の制御信号、あるいは半導体集積回路に外部
から与えられた制御信号により、機能の変更、機能の停
止、及び機能の活性化のうちの少なくとも1つを制御す
る手段を備えている。
Description
関し、特に、製造後に論理の変更を可能とし、仕様の変
更、バグの修正等に対応可能とした半導体集積回路に関
する。
ダードセルを顧客の仕様に沿って配置、配線すること
で、仕様を満足しようとする半導体集積回路として、セ
ルベースICがある。
ードセルよりも少ないトランジスタ数で構成された標準
セルをマトリックス状またはアレイ状に規則正しく配置
し、それぞれの標準セルを上層の数枚の配線マスクによ
って顧客の仕様に沿って接続するゲートアレイがある。
あるいは外部から与えられた制御信号で、その機能を変
更したり、あるいはその機能を停止したり、あるいはそ
の機能を活性化することができる機能可変セルやセレク
タ回路を、マトリックス状またはアレイ状に規則正しく
配置、配線し、半導体集積回路を製造した後に、半導体
集積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つ
かったバグを修正することができるFPGA(フィール
ド・プログラマブル・ゲート・アレイ)がある。
プの1部に集積したFPGA混載セルベースICも知ら
れている。
では、半導体集積回路を製造した後で、半導体集積回路
の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバ
グを修正することができない。このため、例えば1チッ
プに1000万のオーダのトランジスタを集積するよう
な半導体集積回路では、その機能が顧客の仕様を満足す
るかどうかを検証するのに、例えば半年から1年程度以
上を要し、非常に長い時間・作業工数が必要とされてい
る。また、このような長い時間をかけて検証しても、半
導体集積回路を製造した後で修正することは避けられな
い場合があり、結局は、何度も半導体集積回路を製造し
なおすことが必要となり、半導体集積回路のコスト増加
を招いている。
数枚の配線マスクによって顧客の仕様に沿って標準セル
を接続するため、半導体集積回路を製造しなおすことが
必要となっても、マスク製造枚数が少なくなり、セルベ
ースICで問題となった半導体集積回路のコスト増加を
抑えることができる。
スタンダードセルに比べて単純な構造であること、及
び、標準セルをあらかじめマトリックス状またはアレイ
状に規則正しく並べた上で、必要な機能を、上層の配線
の接続だけで実現すること、から、セル間の平均配線長
が長くなり、配線領域を確保するために標準セルを無駄
に消費し、セル使用率が低くなる、という問題点があ
る。そして、セル使用率が低くなると、ある機能を実現
するときに必要な面積が大きくなる、という問題点があ
る。また、平均配線長が長くなると、半導体集積回路の
消費電力が大きくなったり、動作速度が遅くなる、とい
う問題点がある。また、同じ機能を実現するときに無駄
なトランジスタを使ったり、必要なトランジスタの数が
多くなるため、半導体集積回路の面積や消費電力が大き
くなったり、動作速度が遅くなる、という問題点もあ
る。
ようにあらかじめ機能可変セルがマトリックス状または
アレイ状に規則正しく並べてあり、機能可変セルの機能
と機能可変セル間の配線接続を半導体集積回路の製造後
にプログラムすることができるため、半導体集積回路を
製造した後で、半導体集積回路の仕様を変更をしたり、
半導体集積回路で見つかったバグを修正することができ
る。
すために、FPGAで用いられる機能可変セルは、あら
かじめ十分な種類だけ、外部から機能を可変できる必要
がある。この場合、個々の機能可変セルは、セルベース
ICでのスタンダードセルに比べて、複雑な構造となっ
てしまう。つまり、ある機能を実現するときに必要な面
積が大きくなる、という問題点がある。面積が大きくな
ると半導体集積回路の消費電力が大きくなったり、動作
速度が遅くなる、という問題点がある。
クス状またはアレイ状に規則正しく並べた上で、必要な
機能を、機能可変セルそれぞれの機能と機能可変セル間
のデータの流れを制御することで実現していることか
ら、機能可変セル間の平均配線長が長くなり、配線領域
を確保するために機能可変セルを無駄に消費し、セル使
用率が低くなる、という問題点がある。
と、ある機能を実現するときに必要な面積が大きくな
る、という問題点がある。また、平均配線長が長くなる
と、半導体集積回路の消費電力が大きくなったり、動作
速度が遅くなる、という問題点がある。また、同じ機能
を実現する際に、無駄なトランジスタを使ったり、必要
なトランジスタの数が多くなるため、半導体集積回路の
面積や消費電力が大きくなったり、動作速度が遅くな
る、という問題点もある。
をIPマクロとしてチップの一部に集積したFPGA混
載セルベースICでは、半導体集積回路の一部にIPマ
クロを配置し、そのIPマクロは、あらかじめ機能可変
セルがマトリックス状またはアレイ状に規則正しく並べ
てあり、機能可変セルの機能と機能可変セル間の配線接
続を、半導体集積回路の製造後にプログラムすることが
できるため、半導体集積回路を製造した後で、半導体集
積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つか
ったバグを修正することができる。
やすために、IPマクロで用いられる機能可変セルは、
あらかじめ十分な種類だけ、外部から、機能を可変でき
る必要がある。この場合、個々の機能可変セルは、セル
ベースICでのスタンダードセルに比べて、複雑な構造
となってしまう。つまり、ある機能を実現するときに必
要な面積が大きくなる、という問題点がある。面積が大
きくなると半導体集積回路の消費電力が大きくなった
り、動作速度が遅くなるという問題点がある。
の一部に集積したFPGA混載セルベースICでは、機
能可変セルを、あらかじめマトリックス状またはアレイ
状に規則正しく配列した上で、必要な機能を、機能可変
セルそれぞれの機能と機能可変セル間のデータの流れを
制御することによって実現しているため、機能可変セル
間の平均配線長が長くなり、配線領域を確保するために
機能可変セルを無駄に消費し、セル使用率が低くなる、
という問題点がある。前述したように、セル使用率が低
くなると、ある機能を実現するときに必要な面積が大き
くなる、という問題点がある。また、平均配線長が長く
なると半導体集積回路の消費電力が大きくなったり、動
作速度が遅くなる、という問題点がある。また、同じ機
能を実現するときに無駄なトランジスタを使ったり、必
要なトランジスタの数が多くなるため、半導体集積回路
の面積や消費電力が大きくなったり、動作速度が遅くな
る、という問題点もある。
を、半導体集積回路に配置、配線すると、機能可変セル
は、マトリックス状またはアレイ状に配置される。これ
らの機能可変セルは、ANDやNANDやORやNOR
やEXORやEXNORなどの論理演算回路、加算器や
減算器や乗算器や除算器などの算術演算回路、フリップ
フロップやラッチなどのクロック同期回路、セレクタ回
路、メモリ回路の中で2つ以上の機能のいずれかに機能
を変えることができるようにする必要があるため、通常
のセルベースICのスタンダードセルに比べてその面積
が大きくなる。
またはアレイ状に配列して構成したIPマクロを用いて
ある機能を実現しようとすると、本来は、機能可変セル
で実現しなくても、スタンダードセルで実現できるよう
な、単純であり、かつ半導体集積回路製造後の変更が必
要のないような機能であっても、機能可変セルを用いて
実現することで、その面積が大きくなったり、消費電力
が大きくなったり、動作速度が遅くなる。
として下記のものがある。 (a)製造後に論理構成を変更自在とした半導体集積回
路として、例えば特開平10−242841号公報に
は、論理設計後、レイアウト設計後のシミュレーション
やパッケージング後のテスタ評価で問題がなく実動作に
よるシステム評価で問題があることが発覚した場合であ
っても、論理設計をやりなおすことがなく、論理LSI
を救済することができ、システム開発期間を短縮するた
めの論理集積回路として、目的の論理を構成するフリッ
プフロップに対して、救済データを記憶可能なラッチ回
路と、システム動作クロック信号を遅延するインバータ
と、システム動作クロック信号とインバータによる反転
出力とを被選択信号入力端子より入力し、ラッチ回路か
らの救済データ(救済データのデータチェーンとしても
出力される)を選択制御信号として入力し、2つの被選
択信号入力端子の1つを選択して、該フリップフロップ
のクロック入力端子に供給するセレクタと、を備えた救
済機能付きフリップフロップ回路セルの構成が開示され
ている。この半導体集積回路では、フリップフロップ回
路に供給されるクロック信号の信号種別をラッチ回路の
情報に基づき、選択している。 (b)特開昭60−204118号公報には、記憶手段
に記憶された情報に従い論理回路中の信号線を活性化、
非活性化することにより、論理回路の論理機能を変更
し、任意の論理関数を実現する方法と装置の構成が開示
されている。 (c)特開平4−207814号公報には、複数のゲー
ト回路の制御端子に与える制御信号に応じて複数の回路
機能を選択できるようにした電子回路の構成が開示され
ている。 (d)特開平10−93421号公報には、回路の組上
げ後に機能を変更することが容易であり、素子の無駄を
減少させることができる二入力組合せ論理回路として信
号値1または0をとり得る入力信号aと固定的に信号値
1である信号1のうち1つの信号を選択する第1のスイ
ッチと、信号値1または0をとり得る入力信号bと固定
的に信号値0である信号0のうち1つの信号を選択する
第2のスイッチと、入力信号aと信号1と固定的に信号
値0である信号0のうち1つの信号を選択する第3のス
イッチと、入力信号bと信号1と信号0のうち1つの信
号を選択する第4のスイッチと、第1、第2のスイッチ
の信号が等しいとき第3のスイッチの信号を出力し、第
1、第2のスイッチの信号が異なるとき第4のスイッチ
の信号を出力する構成の論理回路が提案されている。
解決しようとする課題は、半導体集積回路を製造した後
で、半導体集積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積
回路で見つかったバグを修正することができる半導体集
積回路を提供することにある。
は、半導体集積回路を製造した後で、半導体集積回路の
仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバグ
を修正することができる機能可変セルを実現しながら、
チップ面積増加の割合を低く抑える半導体集積回路を提
供することにある。
は、半導体集積回路を製造した後で、半導体集積回路の
仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバグ
を修正することができる機能可変セルを実現しながら、
消費電力の増加の割合を低く抑える半導体集積回路を提
供することにある。
の課題は、半導体集積回路を製造した後で、半導体集積
回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つかっ
たバグを修正することができる機能可変セルを実現しな
がら、動作速度低下の割合を低く抑える半導体集積回路
を提供することにある。
の課題は、半導体集積回路に、半導体集積回路を製造し
た後で、半導体集積回路の仕様を変更をしたり、半導体
集積回路で見つかったバグを修正することができる機能
可変セルを実現しながら、機能可変セルのセル使用率を
向上させる半導体集積回路を提供することにある。
導体集積回路を製造した後で、半導体集積回路の仕様を
変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバグを修正
することができる半導体集積回路を自動設計するシステ
ムを提供することにある。
つを解決する本発明の1つのアスペクトに係る回路は、
標準セルと混在して配置及び配線が行われ、与えられた
制御信号により論理機能が可変とされる機能可変型セル
であって、1つ又は複数の入力信号を対応する入力端子
より入力し、1つ又は複数の制御信号を対応する制御端
子より入力し、前記1つの入力信号の値又は複数の入力
信号の値の組合せに対応した出力信号を出力端子から出
力し、前記制御信号の値にしたがって、前記1つの入力
信号の値又は複数の入力信号の値の組合せと前記出力信
号の値との論理の対応関係が可変される機能可変型の回
路を備えている。本発明においては、上記機能可変型の
回路と、前記1つ又は複数の入力信号のうちの少なくと
も1つと、前記機能可変型の回路の出力信号とを、第1
及び第2の入力端子よりそれぞれ入力し、選択制御用の
制御信号を制御端子より入力し、前記選択制御用の制御
信号の値に基づき、前記第1及び第2の入力端子より入
力した信号のうちの一方を、出力端子より出力するセレ
クタ回路と、を備えた構成としてもよい。
複数の入力信号を対応する入力端子より入力し、1つ又
は複数の制御信号を対応する制御端子より入力し、前記
1つの入力信号の値又は複数の入力信号の値の組合せに
対応した出力信号を出力端子から出力し、前記制御信号
の値にしたがって、前記1つの入力信号の値又は複数の
入力信号の値の組合せと前記出力信号の値との論理の対
応関係が可変される機能可変型の回路と、前記機能可変
型の回路の出力信号を、データ入力端子より入力し、ク
ロック入力端子に入力されるクロック信号により、前記
データ入力端子に入力される信号をサンプルして出力端
子から出力するフリップフロップと、前記機能可変型の
回路の出力信号と、前記フリップフロップの出力信号と
を、第1及び第2の入力端子よりそれぞれ入力し、選択
制御用の制御信号を制御端子より入力し、前記選択制御
用の制御信号の値に基づき、前記第1及び第2の入力端
子より入力した信号のうちの一方を出力端子より出力す
るセレクタ回路と、を備えている。
複数の入力信号を対応する入力端子より入力し、1つ又
は複数の制御信号を対応する制御端子より入力し、前記
1つの入力信号の値又は複数の入力信号の値の組合せに
対応した出力信号を出力端子から出力し、前記制御信号
の値にしたがって、前記1つの入力信号の値又は複数の
入力信号の値の組合せと前記出力信号の値との論理の対
応関係が可変される機能可変型の回路と、前記1つ又は
複数の入力信号を対応する入力端子より入力し、前記1
つ又は複数の入力信号に関して予め定められた所定の論
理演算結果である出力信号を出力端子より出力する論理
回路と、前記論理回路からの出力信号と、前記機能可変
型の回路からの出力信号とを、第1及び第2の入力端子
よりそれぞれ入力し、選択制御用の制御信号を制御端子
より入力し、前記選択制御用の制御信号の値に基づき、
前記第1及び第2の入力端子より入力した信号のうちの
一方を出力端子より出力するセレクタ回路と、を備えて
いる。
回路は、セルライブラリに登録されているスタンダード
セルを顧客の仕様に沿って配置、配線することで仕様を
満足しようとする半導体集積回路において、前記半導体
集積回路を構成する一部のスタンダードセルが、半導体
集積回路を製造した後に、半導体集積回路の仕様を変更
したり、半導体集積回路で見つかったバグを修正するた
めに、半導体集積回路の内部の制御信号、あるいは外部
から与えられた制御信号で、その機能を変更したり、あ
るいはその機能を停止したり、あるいはその機能を活性
化することができる機能可変セルで構成される。
導体集積回路を製造した後に、半導体集積回路の仕様を
変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバグを修正
するために、半導体集積回路の内部の制御信号、あるい
は外部から与えられた制御信号で、その機能を変更した
り、あるいはその機能を停止したり、あるいはその機能
を活性化することができる機能可変セルを有する。
積回路の製造時点では、前記半導体集積回路の仕様には
影響しない複数の機能可変セルを含み、その機能可変セ
ルは、半導体集積回路を製造した後に、半導体集積回路
の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバ
グを修正するために、半導体集積回路の内部の制御信
号、あるいは外部から与えられた制御信号により、その
機能を変更したり、あるいはその機能を活性化すること
ができ、半導体集積回路の仕様を変更あるいは修正する
ことができる。
体集積回路の製造時点では、前記半導体集積回路の仕様
には影響しない複数の機能可変セルと、半導体集積回路
の製造時点では、前記半導体集積回路の仕様に影響を及
ぼす複数の機能可変セルを有し、前記機能可変セルは、
半導体集積回路を製造した後に、半導体集積回路の仕様
を変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバグを修
正するために、半導体集積回路の内部の制御信号、ある
いは外部から与えられた制御信号により、その機能を変
更したり、あるいはその機能を停止したり、あるいはそ
の機能を活性化することができる。
号、あるいは外部から与えられた制御信号で、その機能
を変更できる複数の機能可変セルを有し、一部の前記機
能可変セルの出力信号と一部の前記スタンダードセルの
出力信号を切り替えることができるセレクタ回路を有
し、半導体集積回路を製造した後に、半導体集積回路の
仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバグ
を修正するために、半導体集積回路の内部の制御信号、
あるいは外部から与えられた制御信号で、前記セレクタ
開rを制御し、かつ前記機能可変セルの機能を変更した
り、あるいはその機能を停止したり、あるいはその機能
を活性化することができる。
ドウェア記述のソースファイルの中において、半導体集
積回路を製造した後に半導体集積回路の仕様を変更をし
たり、半導体集積回路で見つかったバグを修正する部分
を、半導体集積回路の内部の制御信号、あるいは外部か
ら与えられた制御信号で、その機能を変更したり、ある
いはその機能を停止したり、あるいはその機能を活性化
することができる機能可変セルの使用を指定し、論理合
成ツール等で論理合成する構成とされる。
ドウェア記述のソースファイルにおいて、半導体集積回
路を製造した後に、半導体集積回路の仕様を変更をした
り、半導体集積回路で見つかったバグを修正する部分
を、半導体集積回路の内部の制御信号、あるいは外部か
ら与えられた制御信号で、その機能を変更したり、ある
いはその機能を停止したり、あるいはその機能を活性化
することができる機能可変セルを用いて論理合成するこ
とを指示しておき、半導体集積回路の製造時点では、前
記半導体集積回路の仕様には、影響しない複数の前記機
能可変セルを、予め集積する。
成する際に、機能可変セルを用いて、半導体集積回路を
製造した後に、半導体集積回路の仕様を変更をしたり、
半導体集積回路で見つかったバグを修正する手法や手順
またはそれを実現するツールが提供される。
いて、制御信号により機能が可変される回路とスタンダ
ードセルによる回路の間の接続を変更するためのセレク
タ回路を有する。
は、IPマクロとして、配置、及び配線されない。本発
明において、複数の機能可変セルは、IPマクロとして
分離して配置、接続されずに、スタンダードセルと同じ
条件で配置、及び配線される。
ダードセルの配置・配線段階で、機能可変セルの入力信
号線と出力信号線に伝搬する信号の遅延が顧客の仕様あ
るいは将来の仕様変更に沿うように、機能可変セルが、
配置、及び配線される。また本発明において、半導体集
積回路のスタンダードセルの配置・配線段階で、半導体
集積回路の製造時点では、その仕様に影響を及ぼさない
機能可変セルの入力信号線と出力信号線に伝搬する信号
の遅延が、将来の仕様変更に沿うように、機能可変セル
が、配置、及び配線される。
る複数の機能可変セルにおいて、その機能を変えたり、
あるいはその機能を停止したり、あるいはその機能を活
性化する制御信号を、1つ以上のグループに分割し、そ
れぞれのグループ内にある複数の前記制御信号に与える
データ値を、シリアル転送して与える。
やNANDやORやNORやEXORやEXNORなど
の論理演算回路、加算器や減算器や乗算器や除算器など
の算術演算回路、フリップフロップやラッチなどのクロ
ック同期回路、セレクタ回路、メモリ回路の中で2つ以
上の機能のいずれかに、半導体集積回路の内部の制御信
号、あるいは外部から与えられた制御信号により、選択
自在とされる。
スタンダードセルで構成される。本発明において、機能
可変セルは、マトリックス状またはアレイ状に規則正し
く並べずに、スタンダードセルと混在する形態で、スタ
ンダードセルと同等に配置、配線される。
数の種類ライブラリに用意しておき、機能可変セルが接
続される回路に応じて適切な機能可変セルが選択され
る。
する。まず本発明の概要について説明し、続いて実施例
について説明する。本発明は、半導体集積回路を構成す
る一部のスタンダードセルを、半導体集積回路を製造し
た後に、半導体集積回路の仕様を変更をしたり、半導体
集積回路で見つかったバグを修正するために、半導体集
積回路の内部の制御信号、あるいは外部から与えられた
制御信号で、その機能を変更したり、あるいはその機能
を停止したり、あるいはその機能を活性化することがで
きる機能可変セルで構成する。
回路を製造した後で、半導体集積回路の仕様を変更をし
たり、半導体集積回路で見つかったバグを修正すること
ができる。したがって、例えば1チップに1000万ト
ランジスタを集積するような半導体集積回路であって
も、その機能が顧客の仕様を満足するかどうかを検証す
る時間を短くすることができる。また、このように短い
検証時間であっても、半導体集積回路を製造しなおす必
要がないため、半導体集積回路のコストの増加を招くこ
とはない。
機能可変セルを混在して配置、配線する、 ・機能可変セルを予め複数種類用意し、適用する回路に
よって使い分ける、 ・機能可変セルをあらかじめマトリックス状またはアレ
イ状に規則正しく並べておくことはしない、 ・複数の機能可変セルをIPマクロとして分離して配
置、接続せずに、スタンダードセルと機能可変セルと
が、同じ条件で、配置、及び配線される、 という特徴により、セル間の平均配線長を短くすること
ができる。
可変セルを無駄に消費する、ということが回避され、セ
ル使用率は低下しない。したがって、ある機能を実現す
るために必要とされる面積を縮減することができ、平均
配線長が短くなる。このため、本発明によれば、半導体
集積回路の消費電力の増大や動作速度の低下は回避され
る。
るときに無駄なトランジスタを使ったり、必要なトラン
ジスタの数が多くならない。このため、本発明によれ
ば、半導体集積回路の面積や消費電力が大きくなった
り、動作速度が遅くなる、ということが回避される。
ードウエア記述のソースファイルにおいて、半導体集積
回路を製造した後に、半導体集積回路の仕様を変更した
り、半導体集積回路で見つかったバグを修正する箇所
を、半導体集積回路の内部の制御信号、あるいは外部か
ら与えられた制御信号で、その機能を変更したり、ある
いはその機能を停止したり、あるいはその機能を活性化
することができる機能可変セルを用いて論理合成するこ
とを指示しておき、論理合成ツールは、ソースファイル
中のこの指示に基づき、機能可変セルを用いて、論理合
成を行う。
きる機能を増やす目的で、機能可変セルの機能変更でき
る種類の数を少なくすることができる。この場合、個々
の機能可変セルは、セルベースICにおけるスタンダー
ドセルに比べて、複雑な構造とはならず、ある機能を実
現するときに必要な面積は大きくならない。また、本発
明によれば、半導体集積回路の消費電力が大きくなった
り、動作速度が遅くなる、という事態も、回避される。
点では、前記半導体集積回路の仕様には影響しない形態
で複数の機能可変セルを含む。これらの機能可変セル
は、半導体集積回路を製造した後に、半導体集積回路の
仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバグ
を修正するために、半導体集積回路の内部の制御信号、
あるいは外部から与えられた制御信号により、その機能
を変更したり、あるいはその機能を活性化することがで
き、半導体集積回路の仕様を変更あるいは修正すること
ができる。
造時点で使用されている場合と比べて、前述の半導体集
積回路の製造時点で使用されていない機能可変セルを含
む場合、半導体集積回路の仕様の変更は容易となり、半
導体集積回路で見つかったバグの修正も容易となる。
のスタンダードセルの配置、配線段階で、機能可変セル
の入力信号線と出力信号線に伝搬する信号の遅延を、顧
客の仕様あるいは将来の仕様変更に沿うように、機能可
変セルを配置、配線するようにしてもよい。また、本発
明においては、スタンダードセルの配置、配線段階で、
半導体集積回路の製造時点ではその仕様に影響を及ぼさ
ない機能可変セルの入力信号線と出力信号線に伝搬する
信号の遅延を、将来の仕様変更に沿うように前記機能可
変セルを配置、配線するようにしてもよい。
延を予め将来の仕様変更に沿うように配置、配線するこ
とで、半導体集積回路の仕様の変更を容易化し、半導体
集積回路で見つかったバグの修正を容易化している。
成する際に、機能可変セルを用いて、半導体集積回路を
製造した後に、半導体集積回路の仕様を変更をしたり、
半導体集積回路で見つかったバグを修正する手法や手順
を提供し、さらに、この手法を実現するツールに適用す
ることもできる。
積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つか
ったバグを修正する方法や手順またはそれを実現するツ
ールを提供しており、半導体集積回路の仕様を変更しや
すくしたり、半導体集積回路で見つかったバグを修正し
やすくなる。
に存在する複数の機能可変セルにおいて、その機能を変
えたり、あるいはその機能を停止したり、あるいはその
機能を活性化する制御信号を、1つ以上のグループに分
割し、それぞれのグループ内にある複数の前記制御信号
に与えるデータ値を、シリアル転送して与えることもで
きる。
を変更しやすくしたり、半導体集積回路で見つかったバ
グを修正しやすくするために、半導体集積回路の面積を
増加させたり、消費電力を増加させたり、外部入出力ピ
ン数を増加させたりすることがない。
を、複数のスタンダードセルで構成することもできる。
セルライブラリに登録されているスタンダードセルを顧
客の仕様に沿って配置、接続することで仕様を満足しよ
うとする一般的なセルベースICのセルライブラリがあ
ればよく、予め機能可変セルを作る必要がなくなる。勿
論作製された機能可変セルを機能可変セルライブラリに
登録しておき、機能可変セルの論理合成にあたり、機能
可変セルライブラリのセルを選択する構成としてもよい
ことは勿論である。
を規定する、ハードウェア記述言語によるハードウェア
記述に基づき、論理合成手段にて論理合成を行う、半導
体集積回路の設計システムにおいて、標準セルライブラ
リと、機能可変セルを予め登録した機能可変セルライブ
ラリと、を備え、論理合成ツールは、半導体集積回路の
ハードウェア記述を解析し、ハードウェア記述に機能可
変セルが指定されている場合、機能可変セルライブラリ
から機能可変セルを選択して論理合成する。その際、論
理合成ツールは、ハードウェア記述を解析し、前記ハー
ドウェア記述に指定される機能可変度のレベル情報が0
の場合、標準セルライブラリからセルを選択し、ハード
ウェア記述に機能可変度のレベル情報が指定されている
場合には、指定された機能可変度のレベルに対応した機
能可変セルを、前記機能可変セルライブラリから機能可
変セルを選択する構成としてもよい。
と、機能可変セルが混在して配置・配線され、機能可変
セルが、必要とされる機能可変度(機能可変度のレベル
が大きくなるにしたがって面積、電力も増大する)にし
たがって決定され、半導体集積回路の製造後に、機能可
変セルの機能の変更、停止、活性化を制御できるように
している。
明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は、本発明の実施の形態の構成(配置)を示
す図である。半導体集積回路100の上に、セルベース
ICで用いられるスタンダードセル101と機能可変セ
ル102とが混在して、配置、配線される。すなわち機
能可変セル102だけでマトリックス状またはアレイ状
に規則正しく配列されているのではなく、スタンダード
セル101だけでマトリックス状またはアレイ状に規則
正しく配列されているのでもなく、スタンダードセル1
01と機能可変セル102とが、互いに混在する形態
で、同等に、配置、配線されている。なお、図1では、
セル間の配線は、簡単のために、省略している。
製造した後に、半導体集積回路の仕様を変更したり、半
導体集積回路で見つかったバグを修正する部分だけを、
半導体集積回路の内部の制御信号、あるいは半導体集積
回路外部から与えられた制御信号によって、その機能を
変更したり、あるいはその機能を停止したり、あるいは
その機能を活性化することができるような構成とされて
いる。スタンダードセル101は、NAND回路やNO
R回路など予め決められた単一の機能を果たすものであ
る。
(Electronic Design Automation)システムにて、半
導体集積回路100を製造するにあたり、一般に、ま
ず、顧客の仕様を記述しているソースファイルの情報を
基にして、セルライブラリに登録されているスタンダー
ドセルを複数個選び出し、スタンダードセルとスタンダ
ードセル間の接続情報からなるネットリストを得る。こ
のネットリストは、顧客の仕様を満足する機能を実現す
る。このときネットリストは、顧客の仕様を満足する機
能を実現できればよいことから、一意には、決定でき
ず、複数の組み合わせがあり得る。しかし、一般には、
チップ面積の縮減、動作速度の高速化、低消費電力化を
実現するように、決定される。この手続きを「論理合
成」と呼ぶ。
路100の上に、チップ面積の縮減、動作速度の高速
化、低消費電力化を図るように、ネットリスト上のスタ
ンダードセルを配置し、個々のスタンダードセル間をネ
ットリストに従って配線する。この手続きを「配置・配
線」と呼ぶ。
いて、ネットリストに、スタンダードセル以外に機能可
変セル102を含むことができる。
トリスト内のスタンダードセルを、そのスタンダードセ
ルと同等の機能となるように、制御信号で制御された機
能可変セル102に置換することもできる。
やOR回路などその機能が一意に決まっている。
OR等の論理演算回路、 ・加算器、減算器、乗算器、除算器等の算術演算回路、 ・フリップフロップやラッチ等のクロック同期回路、 ・セレクタ回路、 ・メモリ回路、 のうちの2つ以上の機能のいずれかに、半導体集積回路
の内部の制御信号、あるいは半導体集積回路の外部から
与えられた制御信号によって、選択可能とされる。
数の機能可変セル102は、その機能を変えたり、ある
いはその機能を停止したり、あるいはその機能を活性化
する制御信号を、1つ以上のグループに分割し、それぞ
れのグループ内にある複数の制御信号に与えるデータ値
を、順次、シリアル転送して与えることも可能とされて
いる。
ップ内に機能可変セル102とスタンダードセル101
とが混在して配置される構成において、セル間の配線の
一例を模式的に示す図である。図16を参照すると、ス
タンダードセル101と機能可変セル102とは混載し
て互いに接続されている。大きな面積を占有する機能可
変セル102を用いる必要がないところでは、小さな面
積を占有するスタンダードセル101を用いている。ま
た同じ機能可変セル102においても、機能可変の程度
に応じて面積が異なっている。機能可変の程度が高い必
要があるところには、比較的大きな面積を有する機能可
変セル102を用い、機能可変の程度が少なくて済むと
ころでは、比較的小さな面積を有する機能可変セル10
2が用いられる。
102を含む回路構成の一例を示す図である。図2に
は、複数の機能可変セル102を、2つのグループに分
割した場合が示されている。すなわち、2つのグループ
は、2つのデータと2つのクロックの系統からなる。フ
リップフロップ回路104は、クロック信号の遷移エッ
ジで、データ端子Dの信号をサンプルしデータ出力端子
Qから出力するD型フリップフロップである。端子22
0から入力されたデータは、端子221から入力された
クロック信号に基づき、回路中の第1グループのフリッ
プフロップ回路104によって、逐次、シリアルに転送
され、フリップフロップ回路104のデータ出力端子Q
に接続される機能可変セル102に制御信号として供給
される。端子222から入力されたデータは、端子22
3から入力されたクロック信号に基づき、回路中の第2
グループのフリップフロップ回路104によって逐次シ
リアル転送され、フリップフロップ回路104のデータ
出力端子Qに接続される機能可変セル102に制御信号
として入力される。
では、半導体集積回路の機能には影響しない複数の機能
可変セルを、論理合成あるいは配置配線の手続きの中で
含ませることもできる。この機能可変セルは、半導体集
積回路を製造した後に、半導体集積回路の仕様を変更を
したり、半導体集積回路で見つかったバグを修正するた
めに、半導体集積回路の内部の制御信号、あるいは半導
体集積回路の外部端子から与えられた制御信号によっ
て、その機能を変更したり、あるいはその機能を活性化
することができ、半導体集積回路の仕様を変更あるいは
修正することができる。
回路の機能には影響しない複数の機能可変セルを含まな
い場合、半導体集積回路の仕様を変更あるいは修正する
ことができる範囲は限られる。
数種類の機能可変セル102を有することができる。機
能可変セル102を、セルライブリ等に予め複数の種類
用意しておき、論理合成あるいは配置配線の手続きで、
機能可変セルが使用される回路に応じて適切な機能可変
セルを選択する。複数種類の機能可変セルを具備するこ
とで、面積の増大を抑えながら、半導体集積回路の仕様
変更、修正が可能な範囲を増大させることができる。
ルの構成を示す図である。図3を参照すると、この機能
可変セルは、ルックアップテーブル103と、フリップ
フロップ104と、セレクタ回路105とを備えてい
る。ルックアップテーブル103は、第1、第2の入力
信号201、202を入力し、第1、第2の入力信号2
01、202が予め定めた状態にあるときに、出力信号
203をhigh(ハイ)レベルとし、第1、第2の入
力信号201、202がそれ以外の状態にあるときに
は、出力信号203をlow(ロー)レベルとする。ル
ックアップテーブル103において、その出力信号20
3をhighレベルとする第1と第2の入力信号20
1、202の組み合わせは、入力される制御信号209
によって決定される。
子Dにルックアップテーブル103の出力信号203が
接続され、クロック入力端子に入力されるクロック信号
204の立ち上がり又は立ち下がりの遷移エッジで、デ
ータ入力端子Dに供給される信号203の電圧レベルを
サンプルし、データ出力端子Qからサンプルしたデータ
を出力信号205として出力する。
104のデータ出力端子Qから出力される出力信号20
5と、ルックアップテーブル103から出力される出力
信号203をそれぞれ第1、第2の入力端子より入力
し、入力される選択制御信号208の電圧レベル(hi
gh/lowレベル)によって、信号205と信号20
3の電圧レベルの一方を選択して出力し、出力信号線2
07へ伝搬させる。
ルの構成を示す図である。図4を参照すると、この機能
可変セルは、ルックアップテーブル103と、セレクタ
回路106とを備えている。ルックアップテーブル10
3は、第1、第2の入力信号201、202を入力し、
第1、第2の入力信号201、202が予め定めた状態
にあるときに、出力信号203をhigh(ハイ)レベ
ルとし、第1、第2の入力信号201、202がそれ以
外の状態にあるときには、出力信号203をlow(ロ
ー)レベルとする。ルックアップテーブル103におい
て、その出力信号203をhighレベルとする第1と
第2の入力信号201、202の組み合わせは、入力さ
れる制御信号209によって決定される。
06と、ルックアップテーブル103から出力される出
力信号203をそれぞれ第1、第2の入力端子より入力
し、入力される選択制御信号208の電圧レベル(hi
gh/lowレベル)によって、信号201と信号20
3の電圧レベルの一方を選択して出力し、出力信号線2
07へ伝搬させる。
09により、その機能を変えることができる。
限定されるものでなく、多くの組み合わせが適用でき
る。AND、NAND、OR、NOR、EXOR、EX
NORなどの論理演算回路や、加算器、減算器、乗算
器、除算器などの算術演算回路、フリップフロップやラ
ッチなどのクロック同期回路、セレクタ回路、メモリ回
路の中で2つ以上の機能のいずれかに、半導体集積回路
の内部の制御信号、あるいは外部から与えられた制御信
号により、選択できるものであればよい。
て、選択制御信号208の電圧レベルによって、セレク
タ回路106へ入力される入力信号201と、セレクタ
回路106からの出力信号207とが同電位となるよう
に構成しておくことで、この機能可変セルは、第1の入
力信号201から出力信号線207に、信号が単純に伝
搬する配線として機能する。
半導体集積回路100の製造時点で、半導体集積回路の
機能には影響しない機能可変セルとして機能できる。
造した後に、半導体集積回路の仕様を変更をしたり、半
導体集積回路で見つかったバグを修正するために、制御
信号208の電位レベルを変更することで、その機能を
変更することができる。すなわち、製造後に、半導体集
積回路100の仕様を、変更あるいは修正することがで
きる。
においても、制御信号209によりルックアップテーブ
ル回路103を制御し、第1の入力信号201と出力信
号203が常に同一電圧レベルとなるようにし、第1の
制御信号208の電圧レベルによってセレクタ回路10
5の第2の入力信号203と第1の出力信号207とを
同電位となるようにしておくことで、この機能可変セル
は、第1の入力信号201から出力信号207に、信号
が単純に伝搬する配線として機能する。このため、半導
体集積回路100の製造時点で半導体集積回路の機能に
は影響しない機能可変セルとして機能できる。
ルにおいて、制御信号208と制御信号209の電位レ
ベル(high/lowレベル)を変更することで、機
能が変更可能とされる。例えばルックアップテーブル1
03に入力される制御信号209の値を変えることで、
ルックアップテーブル103の機能が可変される。した
がって、これらの機能可変セルは、半導体集積回路を製
造した後に、半導体集積回路の仕様の変更したり、ある
いは半導体集積回路で見つかったバグの修正を行うこと
ができる。
は、セレクタ回路105、109により、ルックアップ
テーブル103の出力信号と該出力信号をフリップフロ
ップ104でサンプリングした信号の一方、ルックアッ
プテーブル103の出力信号と入力信号201の一方を
選択して出力する構成とされているが、機能可変セル
を、制御信号で機能が可変されるルックアップテーブル
103のみで構成してもよいことは勿論である。ルック
アップテーブル103に入力する制御信号209の値を
変えることで、ルックアップテーブル103に入力され
る入力信号と、該入力信号に対するルックアップテーブ
ル103の出力信号の対応が可変させることができ、半
導体集積回路の製造後の、半導体集積回路の仕様の変
更、半導体集積回路で見つかったバグの修正に対応する
ことができる。
図である。図5には、半導体集積回路を製造した後に、
半導体集積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路
で見つかったバグを修正するための別の実施例として、
機能可変セルとスタンダードセルとを接続した構成の一
例が示されている。図5において、107はスタンダー
ドセルよりなる回路網である。第1の入力信号線210
と第1の出力信号線212に接続される。108は、前
記実施例で説明した機能可変セルよりなる回路網であ
り、第1の入力信号線210と第2の入力信号線214
と、第1の出力信号線213に接続される。2入力1出
力のセレクタ回路109は、制御信号208により、信
号線212と信号線213のいずれか一方を選択して、
出力信号線211に伝搬する。
lowレベル)によってセレクタ回路109に入力され
る信号線212の電圧と出力信号線211の電圧とが同
電位となるように設定しておくことで、スタンダードセ
ルよりなる回路網107が機能し、機能可変セルよりな
る回路網108は機能しない(機能は停止する)。
更することで、機能可変セルよりなる回路網108が機
能し(機能が活性化する)、スタンダードセルよりなる
回路網107は機能しなくなる。すなわち、半導体集積
回路の仕様を変更あるいは修正することができる。
半導体集積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路
で見つかったバグを修正する必要となる回路は、半導体
集積回路の中の全体の回路の中で、数%にも満たないこ
とが知られている。このような場合、予め変更する可能
性が低いところに、機能可変セルを割り当てると、消費
電力の増大や、動作速度の低下を招く。
れば、機能等を変更しない場合の消費電力の増大や動作
速度の低下を防ぐことができる。
置配線の手続き後においても、機能可変セルの入力信号
線と出力信号線に伝搬する信号の遅延が顧客の仕様ある
いは将来の仕様変更に沿うように機能可変セルを配置、
配線したり、半導体集積回路の製造時点ではその仕様に
影響を及ぼさない機能可変セルの入力信号線と出力信号
線に伝搬する信号の遅延が将来の仕様変更に沿うよう
に、機能可変セルを配置、配線することで、半導体集積
回路の仕様を変更しやすくしたり、半導体集積回路で見
つかったバグを修正しやすくできる。
能可変セルを用いて、半導体集積回路を製造した後に、
半導体集積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路
で見つかったバグを修正する方法や手順またはそれを実
現するツールを提供することもできる。
様を変更をしたり、半導体集積回路で見つかったバグを
修正する方法や手順またはそれを実現するツールを同時
に作成することで、半導体集積回路の仕様を変更しやす
くしたり、半導体集積回路で見つかったバグを修正しや
すくなる。
を、複数のスタンダードセルで構成するようにしてもよ
い。この場合、セルライブラリに登録されているスタン
ダードセルを、顧客の仕様に沿って配置、接続すること
で仕様を満足しようとする、一般的なセルベースICの
セルライブラリがあればよく、予め機能可変セルを作る
必要がなくなる。
成に用いられるソースファイルの一例を示す図である。
図6には、論理合成の手続きにおいて、顧客の仕様を記
述しているソースファイルのどの部分を機能可変セルを
用いて構成するかを指定するための例が示されている。
を用いて機能合成する箇所には、該当するソースファイ
ル中の行に、明示的にコメント記号”//”に続いて、コ
メントの内容を予め定めたコード、図6に示す例で
は、”Special Line”が記述されている。
算機能、b2=a2+a4の加算機能は、機能可変セル
で合成される。後の説明で参照される図15を用いて説
明すると、”Special Line”が記述されて行の機能の論
理合成は、例えば、機能可変セルライブラリが参照さ
れ、選択された機能可変セルを用いて論理合成が行われ
る。
連続しており、長い場合には、別途予め定めたコードを
用いて、その部分の始まりと終わりを指示するようにし
てもよい。なお、ソースファイル中でどの部分を機能可
変セルを用いて構成するかについて、明示的にソースフ
ァイルに記載することをせず、その代わりに、例えば、
誤りや仕様変更が行われやすい箇所を予め定められた手
順にしたがって自動で判断して、処理するようにしても
よい。
説明する。図7は、本発明の別の実施例の機能可変セル
の構成の一例を示す図である。図7を参照すると、この
機能可変セルは、ルックアップテーブル103を備えて
いる。図7において、201、202は入力信号線、2
07は出力信号線、208は、セレクタ回路105の選
択を行うための選択制御信号線である。
ックアップテーブル回路110は、入力ポートA0、A
1と、ルックアップテーブル103に供給される制御信
号(制御データ信号)を入力するデータ入力端子DS
と、ルックアップテーブル103に供給される制御信号
をなすクロック信号を入力するクロック入力端子DC
と、出力ポートDOと、を有している。
て、2つの入力信号線201、202の信号がそれぞれ
入力ポートA0、A1(2ビットのアドレス信号として
機能)に入力され、出力ポートDOから出力信号が出力
される。ルックアップテーブル回路110は、端子D
S、DCに入力される制御信号211、212により、
その機能を変更する。
セルよりなる基本ゲートをなすNAND回路109に入
力される。NAND回路109の出力信号と、ルックア
ップテーブル103の出力信号が2入力1出力のセレク
タ回路105に入力され、セレクタ回路105は選択制
御信号210により一方を選択して出力する。
の出力信号がセレクタ回路105で選択される場合、入
力信号線201、202の論理値のNAND演算結果を
出力信号線207から出力する。
プテーブル103の出力信号が選択されると、2つの入
力信号線201、202の論理値の組合せで規定される
アドレスに保持される値が出力信号線207から出力さ
れる。
力信号がセレクタ回路105で選択された場合におい
て、制御信号211、212の論理値により、入力信号
線201、202の論理値の組合せに対するルックアッ
プテーブル103の出力信号の値を可変させる制御が行
われる。例えば、2つの入力信号線201、202の論
理値の同一の組合せに対して、制御信号211が論理0
のとき(制御クロック信号212によってルックアップ
テーブル回路110に取り込まれているものとする)
と、制御信号211が論理1のとき(制御クロック信号
212によってルックアップテーブル回路110に取り
込まれているものとする)では、ルックアップテーブル
103の出力信号は異なる。
号211、212が機能変更を制御し、機能の停止、活
性化は、制御信号210で行う。
3の構成の一例を示す図である。図8(A)を参照する
と、このルックアップテーブルは、K個のルックアップ
テーブル回路111より構成されており、各ルックアッ
プテーブル回路111は、m個の入力ポートA0〜m−
1にアドレス信号A0〜Am−1を入力し、それぞれの
出力ポートDから出力信号D0〜Dk−1を出力し、制
御信号をなす制御データ信号DSをデータ入力端子DI
から入力し、クロック信号DCをクロック入力端子CL
Kから入力する構成とされており、入力信号A0〜Am
−1に対してk個の出力信号D0〜Dk−1を出力す
る。
プテーブル回路111のデータ入力端子DIに入力さ
れ、初段のルックアップテーブル回路111のデータ出
力端子DOから次段のルックアップテーブル回路111
のデータ入力端子DIに順次入力されるという具合に、
与えられたクロック信号DCにより駆動されて、複数段
のルックアップテーブル回路111をシリアルに伝送さ
れる。
を伝送される制御データ信号DSを、論理1とするか論
理0とすることで、ルックアップテーブルの機能(入力
信号A0〜Am−1に対する出力信号D0〜Dk−1の
対応)が可変される。すなわち、k本のデータ出力信号
D0〜Dk−1の論理値の組合せは、クロック信号DC
に基づき、シリアルに入力される制御データ信号DSの
パタンによって任意に設定される。
テーブル回路111の回路構成を示す図である。図8
(B)を参照すると、ルックアップテーブル回路111
は、2 m−1段縦続形態に接続され、シフトレジスタを
構成するD型フリップフロップ112を備え、初段のD
型フリップフロップ112のデータ入力端子Dは、ルッ
クアップテーブル111のデータ入力端子DIに接続さ
れ、最後段のD型フリップフロップ112のデータ出力
端子Qは、ルックアップテーブル111のデータ出力端
子DOに接続されている。2m−1段のD型フリップフ
ロップ112のクロック端子は、ルックアップテーブル
111のクロック端子CLKに共通に接続されており、
2m−1段のD型フリップフロップ112のデータ出力
端子Qは、セレクタ回路114に入力されている。
ブル111の入力ポートA0〜m−1に入力されるm本
のアドレスA0〜Am−1を入力してデコードするデコ
ーダ113の出力を選択制御信号として入力し、選択さ
れたD型フリップフロップ112のデータ出力端子Qか
らの出力が、出力信号Dとして出力される。かかる構成
のルックアップテーブルにおいて、2m−1段のD型フ
リップフロップ112にそれぞれ保持されるデータを変
更することで、同一のアドレス入力に対する出力信号の
値が可変させる。
は、図8(A)に示したルックアップテーブル回路11
1(ただし、入力ポートはA0、A1の2つ)を1つ備
え、2ビットのアドレス入力、1ビット出力の構成とし
たものである。
説明する。図9は、本発明の別の実施例の機能可変セル
の構成の一例を示す図である。図9において、311、
312は入力信号線であり、316は出力信号線であ
る。入力信号線311、312は、2入力NAND回路
302(標準セルよりなる論理回路)に入力されるとと
もに、機能可変型の回路ブロック301にも入力され、
NAND回路302の出力信号と回路ブロック301の
出力信号は2入力1出力のセレクタ回路303に入力さ
れ、セレクタ回路303で選択された信号が出力信号と
して出力信号線316に出力される。機能可変型の回路
ブロック301は、入力信号線311、312をそれぞ
れ入力とする、2入力NAND回路304、2入力NO
R回路305、2入力排他的否定論理和(EXNOR)
回路306を備え、NAND回路304、NOR回路3
05、EXNOR回路306の出力は3入力1出力のセ
レクタ回路307に入力され、セレクタ回路307は、
選択制御信号318に基づきいずれか1つを選択して出
力する。
出力信号314をインバータ308で反転した信号とが
2入力1出力のセレクタ回路309に入力され、セレク
タ回路309は、選択制御信号319に基づき、入力さ
れた2つの信号のいずれか一方を選択して出力する。
303が、回路ブロック301の出力を選択し、回路ブ
ロック301の出力信号線316に出力することで、機
能可変型の回路ブロック301を活性化させる制御が行
われる。さらに、制御信号318により、セレクタ回路
307において、NAND、NOR、EXNORのいず
れか一が選択され、制御信号319により、セレクタ回
路309において、セレクタ回路307の出力又はその
反転信号が選択され、NAND、NOR、EXNOR、
又は、AND、OR、EXORのいずれか一が選択さ
れ、機能の変更が行われる。
変更を制御し、機能の停止、活性化は、制御信号317
で行う。
能可変セルの構成を示す図である。図10において、4
11、412は第1組の入力信号線、413、414は
第2組の入力信号線、415は、出力信号線である。4
ビットの入力信号411、412を端子A、Bから入力
して加算し出力端子Oから4ビットの信号を出力する加
算器406(キャリー端子Cは論理0に固定)を備えて
いる。機能可変型の回路ブロック401は、第1組の入
力信号411と第2組の入力信号413とを入力するセ
レクタ回路402と、第1組の入力信号412と第2組
の入力信号414とを入力するセレクタ回路403と、
セレクタ回路403の出力(4ビット)と信号419の
排他的論理和をとった結果の4ビットを出力するEXO
R回路404と、セレクタ402の出力とEXOR回路
404の出力を端子A、Bから入力して加算し出力端子
Oから4ビットの信号を出力する加算器405を備えて
いる。
は、それぞれ、選択制御信号417、418に基づき、
2つの入力の一方を出力する。
が、論理0のとき、セレクタ回路403の出力(4ビッ
ト)をそのまま加算器405のB端子に供給し、制御信
号419が、論理1のとき、セレクタ回路403の出力
の反転信号を加算器405のB端子に供給する。
はセレクタ回路407に入力され、セレクタ回路407
は制御信号416の値に基づき一方を選択出力する。
07が加算器406の出力を選択時)のほか、回路ブロ
ック401により、 ・第1組の入力信号の減算器、 ・第2組の入力信号の加算器、 ・第2組の入力信号の減算器、 ・第1、第2組の入力信号の加算器、 ・第1、第2組の入力信号の減算器 に変更できる。
回路ブロック401の出力信号を選択した状態で、回路
ブロック401において、セレクタ回路402、403
で、第1組の入力信号411、412を選択し、制御信
号419を論理1とし、キャリ信号420を論理1とす
ることで、第1組の入力信号の減算器となる。
路402、403で、第2組の入力信号413、414
を選択し、制御信号419を論理1とし、キャリ信号4
20を論理1とすることで、第2組の入力信号の減算器
となり、制御信号419を論理0とし、キャリ信号42
0を論理0とすることで、第2組の入力信号の加算器と
なる。
路402、403で、入力信号411、414を選択す
るか、セレクタ回路402、403で、入力信号41
2、413を選択し、制御信号419を論理0とし、キ
ャリ信号420を論理0とすることで、第1、第2組の
2つの入力信号の加算器となり、制御信号419を論理
1とし、キャリ信号420を論理1とすることで、第
1、第2組の2つの入力信号の減算器となる。
ロック401は、例えばIPマクロを用いて構成されて
いる。
420は、機能可変型セルの機能の変更を制御し、機能
可変型セルの機能の停止、活性化は、制御信号416で
行う。制御信号416が、セレクタ回路407を制御し
て、加算器406を選択している場合、機能可変型の回
路ブロック401は非活性化されている。
能可変セルの構成を示す図である。図11を参照する
と、この実施例の機能可変セルは、複数本の出力信号線
を有している。511、512は入力信号線、515、
516は出力信号線である。501は、図7の103と
同様のルックアップテーブルであり、制御信号入力端子
DSとクロック端子DCに入力される制御信号519、
クロック信号520により、入力ポートA0、A1に入
力される信号511、512に対する出力信号の値が可
変とさせる。標準セルよりなる基本ゲートのNAND回
路503の出力信号513と、ルックアップテーブル5
01の出力信号514とが、2つのセレクタ504とセ
レクタ505にそれぞれ入力され、セレクタ504、5
05の出力は出力信号線515、516に接続されてい
る。
れば、出力信号線515、516にそれぞれ接続される
下流の回路(図示されない)のうち、ある回路は機能可
変セルの出力を期待しており、別のある回路は、標準セ
ルの出力(NAND回路503の出力信号513)を期
待している場合に対応できる。一方、機能可変回路ブロ
ックの出力信号を用いるか、標準セルの出力信号を用い
るかが選択自在な構成とされていない場合には、出力信
号線に接続する下流の回路は、標準セルから機能可変セ
ルへの切替えが行われた場合、当該下流の回路側でも、
機能変更に対応して、その機能・構成を変える必要が生
じる場合がある。すなわち、例えば上流の機能可変セル
の1箇所の機能変更の影響が、該変更箇所の下流に配置
される回路に波及することになる。
01と標準セルからなる論理回路503の出力を選択す
るためのセレクタ回路を複数の出力信号線に対応して備
え、複数の出力信号線にそれぞれ接続される各下流の回
路では、その機能・構成を変えることなく、上流の機能
可変セルの機能変更に対応できる。
能変更を制御し、機能の停止、活性化は、制御信号51
7、518で行う。
能可変セルの構成を示す図である。図12を参照する
と、入力信号線611から並列に伝送される複数ビット
の信号(nビット)を入力するロジック回路602(フ
リップフロップを含む)と、入力信号と出力信号との対
応が可変させるルックアップテーブル601と、ロジッ
ク回路602の出力信号614(Kビット)とルックア
ップテーブル601の出力信号615(Kビット)とを
入力し、l本の選択制御信号616のそれぞれ値に基づ
き、1方を選択して出力するセレクタ604を複数組
(l組)備え、各セレクタ604からは、Kビットの出
力信号が出力される。
では、2入力の1方を対応する選択制御信号に基づき独
立に選択することができる。
バイス602の入力ポートA0〜An−1には、nビッ
トの入力信号611が入力され、mビットの入力信号6
13が入力ポートAnからAm+n−1に入力される。
ルックアップテーブル601を構成するデバイス602
は、図8(A)に示す構成において、各ルックアップテ
ーブル111の入力ポートの数をm+nとして構成され
る。
01と標準セルからなる論理回路602の出力を選択す
るためのセレクタ回路604を複数の出力信号線に対応
して備え、複数の出力信号線にそれぞれ接続される各下
流の回路では、その機能・構成を変えることなく、上流
の機能可変セルの機能変更に対応できる。
す図である。図13において、701は機能可変の回路
ブロックであり、図3に示した機能可変セルに対応して
いる。すなわち、図13を参照すると、回路ブロック7
01は、ルックアップテーブル702(図3の103に
対応)と、フリップフロップ703(図3の104に対
応)と、セレクタ回路704(図3の105に対応)か
らなる。
変セル内において、入力信号を入力する端子と、セレク
タ回路の入力端子との間に、標準セル705と並置され
る機能可変型の回路ブロック701が機能可変セルで構
成されている。
て、ルックアップテーブル回路702の入力ポートA0
〜An−1には、nビットの入力信号711が入力さ
れ、mビットの入力信号713が入力ポートAnからA
m+n−1に入力される。ルックアップテーブル回路7
02は、図8(A)に示す構成において、各ルックアッ
プテーブル111の入力ポートの数をm+nとして構成
される。
ト出力は、K入力のレジスタ(クロック信号720を共
通に入力するK個のD型フリップフロップよりなる)に
入力され、ルックアップテーブル回路702の出力(K
ビット)とレジスタ703の出力(Kビット)とがセレ
クタ回路704に入力される。
制御信号721に基づき、ルックアップテーブル回路7
02の出力(Kビット)とレジスタ703の出力(Kビ
ット)の一方を選択して出力し、セレクタ回路704の
出力715は、複数組(l組)のセレクタ回路706に
供給される。この実施例では、ルックアップテーブル7
02と標準セルからなるロジック回路705(フリップ
フロップを含む)の出力を選択するためのセレクタ回路
706を複数の出力信号線712に対応して備えてい
る。
施例と同様、ロジック回路705の出力信号714と、
機能可変セルから構成される回路ブロック701の出力
信号715を入力し、選択制御信号717の値に基づ
き、入力した2系統の信号の1方を選択するセレクタ回
路706を、複数備え、下流の回路に対して、対応する
セレクタ回路706の出力がそれぞれ供給される。
20、721が、機能可変セルの機能変更を制御し、機
能可変セルの機能の停止、活性化は、制御信号717で
行う。
成を示す図である。図14を参照すると、機能可変セル
を2段縦続形態に接続してなるものであり、機能可変セ
ル8011、8012は、同一構成とされ、ともに、図
13に示した回路ブロック701の機能可変セルよりな
る。すなわち、機能可変セル8011、8012におい
て、端子In、Imに入力される信号811、813
(812、814)、端子Okから出力されるKビット
の信号812(815)は、図7の入力信号711、7
13、812にそれぞれ対応し、DS、DC、CLK、
SELは、図7のDS、DC、CLK、SELに対応し
ている。
セル8011の1つのセレクタ回路706の出力信号線
712(図13参照)を、入力信号端子Inより入力し
ている。この場合、図13のルックアップテーブル回路
702の入力ポートのA0〜Am+n−1における数n
は、Kとなる。このように、機能可変セルを、複数段用
いて論理回路を構成してもよい。
て、機能可変度の低い順から、図9、図7、図12、図
13となる。機能可変度の最も低い回路は、機能可変セ
ルを含まない通常の標準セルのみを含む回路で構成され
る。
変セルでは、機能可変型の回路の出力と、スタンダード
セルからなる論理回路の出力をセレクタ回路で選択して
出力する構成とされているが、上記実施例の変形とし
て、機能可変セルを、制御信号で機能が可変される機能
可変型の回路(図7の103、図9の301、図10の
401)のみで構成してもよいことは勿論である。かか
る構成において、機能可変型の回路(図7の103、図
9の301、図10の401)に入力する制御信号の値
を変えることで、機能可変型の回路における入力信号と
出力信号の対応が可変させることができ、半導体集積回
路の製造後の、半導体集積回路の仕様の変更、半導体集
積回路で見つかったバグの修正に対応することができ
る。また、図11乃至図13に示した構成の機能可変セ
ルにおいて、機能可変型の回路(図11の601、図1
2の701、図13の701)のみで構成し、機能可変
型の回路の出力信号を複数(l個)の出力信号線のそれ
ぞれに分配出力する構成としてもよい。さらに、図7、
図9、図10〜図13に示した機能可変セルの変形の一
例として、論理回路を機能可変型の回路で構成し、2つ
の並列配置された機能可変型の回路の出力をセレクタ回
路で選択して出力する構成としてもよい。
作製されるLSIを設計するEDAシステムについて説
明する。図15は、LSI設計システムの処理手順の一
例を示す流れ図である。本発明に係る機能可変セルを用
いて作製されるLSIを設計する場合、VHDL、Ve
rilog等のハードウェア記述言語により規定される
回路の記述(ハードウェア記述文)中に、明示的に、機
能可変度を指定しておく。例えば、図6の"//Special L
ine"("//"はコメントを示す記号)のあとに、例え
ば、"Level=0"、"Level=1"等の指定が行われる。なお、
そのシンタックスは、"//Special Line Level=1"等に
限定されるものでなく、論理合成ツールに対する機能可
変度の指示が行えるものでありさえすればよく、任意で
ある。
として、通常のスタンダードセルライブラリ11に加え
て、本発明の機能可変セルを含む機能可変ライブラリ1
2を用意しておく。
解析し(ステップS11)、例えばコメント記号のあと
に指定されている機能可変度が「0」の場合、スタンダ
ードセルライブラリ11の中から該当セルを検索して論
理合成し(ステップS12)、機能可変度が0でない場
合、スタンダードセルライブラリ11からのセルに加え
て、機能可変セルを格納した機能可変セルライブラリ1
2から、機能可変度のレベルに応じた機能可変セルを選
択し、それぞれのセル間の接続を決定し(ステップS1
3)、その後、通常のセル配置、配線ツールを実行する
(ステップS14)。かかる構成により、既存のハード
ウェア記述言語、論理合成ツール、自動レイアウトツー
ルを用いて、機能可変セルを備えたLSIを設計するこ
とができる。自動レイアウトツールにおいて、機能可変
セルは、スタンダードセルと同じ条件で配置及び配線が
行われる。また、機能可変セルの入力信号線と出力信号
線間信号の伝搬遅延時間が、半導体集積回路の製造後の
機能の変更に適合するように、配置・配線が行われる。
が、本発明は、上記実施例にのみ限定されるものでな
く、特許請求の範囲の各請求項の本発明の範囲内で、当
業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むこ
とは勿論である。
下記記載の効果を奏する。
製造した後で、半導体集積回路の仕様を変更をしたり、
半導体集積回路で見つかったバグを修正することができ
る半導体集積回路を提供することができる、ということ
である。
得るために、半導体集積回路を製造した後で、半導体集
積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つか
ったバグを修正することができる機能可変セルを用いて
も、チップ面積増加の割合を抑えることができる、とい
うことである。
得るために、半導体集積回路を製造した後で、半導体集
積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つか
ったバグを修正することができる機能可変セルを用いて
も、消費電力増加の割合を低く抑えることができる、と
いうことである。
得るために、半導体集積回路を製造した後で、半導体集
積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つか
ったバグを修正することができる機能可変セルを用いて
も、動作速度低下の割合を低く抑えることができる、と
いうことである。
得るために、半導体集積回路を製造した後で、半導体集
積回路の仕様を変更をしたり、半導体集積回路で見つか
ったバグを修正することができる機能可変セルを用いて
も、機能可変セルのセル使用率を高くすることができ
る、ということである。
りである。
セルベースICで用いられるスタンダードセルと機能可
変セルが同時に集積され、この機能可変セルは、半導体
集積回路の内部の制御信号、あるいは外部から与えられ
た制御信号で、その機能を変更したり、あるいはその機
能を停止したり、あるいはその機能を活性化することが
できる。このため、上記第1の効果が得られる。
上に、セルベースICで用いられるスタンダードセルと
機能可変セルが混在して配置、配線される。このため従
来の技術とは異なり、半導体集積回路の適材適所に機能
可変セルを用いることができる。つまり、機能可変セル
は、半導体集積回路を製造した後に、半導体集積回路の
仕様を変更したり、半導体集積回路で見つかったバグを
修正する部分(回路)だけ、必要最小限だけ使用できる。
このため、上記第5の効果が得られる。
よりも面積は大きいが、本発明においては、機能可変セ
ルがスタンダードセルと混在して配置、配線されること
と、必要最小限だけ使用されることから、上記第2の効
果が得られる。
ードセルよりも大きい機能可変セルの使用数を減らすこ
とができるため、セル間の平均配線長が小さくでき、上
記第3の効果と第4の効果が得られる。
と活性化した機能可変セルの出力を選択するセレクタを
複数備え、機能可変セルの活性化に対して、機能可変セ
ルの下流の回路を機能変更することなく対応可能として
いる。
式的に示す図である。
図である。
す図である。
タンダードセルの接続例を示す図である。
能可変セルの指定を示す図である。
である。
す図である。
成を示す図である。
構成を示す図である。
構成を示す図である。
構成を示す図である。
構成を示す図である。
構成を示す図である。
るEDAツールの処理を説明するための流れ図である。
タンダードセルが混載して配線される様子を模式的に示
す図である。
08、209、210、211、212、213、21
4、220、221、222、223 信号線 301 機能可変の回路ブロック 302 論理回路 304 NAND 305 NOR 306 EXNOR 307 セレクタ回路 308 インバータ 309 セレクタ回路 311、312 入力信号線 313、314、315 信号線 316 出力信号線 317、318、319 選択制御信号 401 機能可変の回路ブロック 402 セレクタ 403 セレクタ 403 EXOR 405、406 加算器 407 セレクタ回路 411、412 入力信号線 415 出力信号線 416、417、418、419、420 制御信号 501 ルックアップテーブル 502 ルックアップテーブル回路 503 NAND 504、505 セレクタ回路 511、512 入力信号線 513、514 信号線 515、516 出力信号線 517、519、520 制御信号 601 ルックアップテーブル 602 ルックアップテーブル回路 603 ロジック回路 604 セレクタ回路 611、612 入力信号線 614、615 信号線 612 出力信号線 616、617、619 制御信号 701 機能可変の回路ブロック 702 ルックアップテーブル 703 フリップフロップ 705 ロジック回路 706 セレクタ回路 711、713 入力信号線 714、715 信号線 712 出力信号線 717、718、719、720、721 制御信号 801 機能可変セル 811、813、814 入力信号 812、815 出力信号 815〜822 制御信号
Claims (29)
- 【請求項1】標準セルと混在して配置及び配線が行わ
れ、与えられた制御信号により論理機能が可変とされる
機能可変型セルであって、 1つ又は複数の入力信号を対応する入力端子より入力
し、1つ又は複数の制御信号を対応する制御端子より入
力し、前記1つの入力信号の値又は複数の入力信号の値
の組合せに対応した出力信号を出力端子から出力し、前
記制御信号の値にしたがって、前記1つの入力信号の値
又は複数の入力信号の値の組合せと前記出力信号の値と
の論理の対応関係が可変される機能可変型の回路を備え
ている、ことを特徴とする機能可変型セル。 - 【請求項2】標準セルと混在して配置及び配線が行わ
れ、与えられた制御信号により論理機能が可変とされる
機能可変型セルであって、 1つ又は複数の入力信号を対応する入力端子より入力
し、1つ又は複数の制御信号を対応する制御端子より入
力し、前記1つの入力信号の値又は複数の入力信号の値
の組合せに対応した出力信号を出力端子から出力し、前
記制御信号の値にしたがって、前記1つの入力信号の値
又は複数の入力信号の値の組合せと前記出力信号の値と
の論理の対応関係が可変される機能可変型の回路と、 前記1つ又は複数の入力信号のうちの少なくとも1つ
と、前記機能可変型の回路の出力信号とを、第1及び第
2の入力端子よりそれぞれ入力し、選択制御用の制御信
号を制御端子より入力し、前記選択制御用の制御信号の
値に基づき、前記第1及び第2の入力端子より入力した
信号のうちの一方を、出力端子より出力するセレクタ回
路と、 を備えている、ことを特徴とする機能可変型セル。 - 【請求項3】標準セルと混在して配置及び配線が行わ
れ、与えられた制御信号により論理機能が可変とされる
機能可変型セルであって、 1つ又は複数の入力信号を対応する入力端子より入力
し、1つ又は複数の制御信号を対応する制御端子より入
力し、前記1つの入力信号の値又は複数の入力信号の値
の組合せに対応した出力信号を出力端子から出力し、前
記制御信号の値にしたがって、前記1つの入力信号の値
又は複数の入力信号の値の組合せと前記出力信号の値と
の論理の対応関係が可変される機能可変型の回路と、 前記機能可変型の回路の出力信号を、データ入力端子よ
り入力し、クロック入力端子に入力されるクロック信号
により、前記データ入力端子に入力される信号をサンプ
ルして出力端子から出力するフリップフロップと、 前記機能可変型の回路の出力信号と、前記フリップフロ
ップの出力信号とを、第1及び第2の入力端子よりそれ
ぞれ入力し、選択制御用の制御信号を制御端子より入力
し、前記選択制御用の制御信号の値に基づき、前記第1
及び第2の入力端子より入力した信号のうちの一方を出
力端子より出力するセレクタ回路と、 を備えている、ことを特徴とする機能可変型セル。 - 【請求項4】標準セルと混在して配置及び配線が行わ
れ、与えられた制御信号により論理機能が可変とされる
機能可変型セルであって、 第1の入力信号を一の入力端子より入力し、標準セルよ
り構成されている第1の回路網と、 前記第1の入力信号を一の入力端子より入力し、第2の
入力信号を他の入力端子より入力し、制御端子に入力さ
れる制御信号に基づき、機能が可変される機能可変セル
を含んで構成されている第2の回路網と、 前記第1の回路網と前記第2の回路網の出力信号とを第
1及び第2の入力端子よりそれぞれ入力し、選択制御用
の制御信号を制御端子より入力し、前記選択制御用の制
御信号の値に基づき、前記第1及び第2の入力端子より
入力した信号の一方を出力端子より出力するセレクタ回
路と、 を備えている、ことを特徴とする機能可変型セル。 - 【請求項5】標準セルと混在する形態にて配置及び配線
が行われ、与えられた制御信号により論理機能が可変と
される機能可変型セルであって、 1つ又は複数の入力信号を対応する入力端子より入力
し、1つ又は複数の制御信号を対応する制御端子より入
力し、前記1つの入力信号の値又は複数の入力信号の値
の組合せに対応した出力信号を出力端子から出力し、前
記制御信号の値にしたがって、前記1つの入力信号の値
又は複数の入力信号の値の組合せと前記出力信号の値と
の論理の対応関係が可変される機能可変型の回路と、 前記1つ又は複数の入力信号を対応する入力端子より入
力し、前記1つ又は複数の入力信号に関して予め定めら
れた所定の論理演算結果である出力信号を出力端子より
出力する論理回路と、 前記論理回路からの出力信号と、前記機能可変型の回路
からの出力信号とを、第1及び第2の入力端子よりそれ
ぞれ入力し、選択制御用の制御信号を制御端子より入力
し、前記選択制御用の制御信号の値に基づき、前記第1
及び第2の入力端子より入力した信号のうちの一方を出
力端子より出力するセレクタ回路と、 を備えている、ことを特徴とする機能可変型セル。 - 【請求項6】前記機能可変型の回路が、前記1つの入力
信号の値又は複数の入力信号の値の組合せに対応したア
ドレスに記憶されている信号を取り出し出力信号として
出力するルックアップテーブルよりなり、 前記ルックアップテーブルは、前記制御信号の値にした
がって、前記入力信号と出力信号との論理の対応関係が
可変に設定される、ことを特徴とする請求項1、2、
4、5のいずれか一に記載の機能可変型セル。 - 【請求項7】前記セレクタ回路を複数備え、前記論理回
路から出力される出力信号と前記機能可変型の回路から
出力される出力信号とが、複数の前記セレクタ回路の第
1、第2の入力端子にそれぞれ供給され、複数の前記セ
レクタ回路の出力端子にそれぞれ接続された複数の出力
信号線を有し、複数の前記セレクタ回路で選択された信
号が対応する前記出力信号線よりそれぞれ出力される、
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一に記載の
機能可変型セル。 - 【請求項8】前記機能可変型の回路が、複数段のフリッ
プフロップを縦続接続してなるシフトレジスタを備え、 前記シフトレジスタの初段の前記フリップフロップのデ
ータ入力端子には、1つの前記制御信号をなす制御デー
タ信号が入力され、複数段の前記フリップフロップは、
他の前記制御信号をなす制御クロック信号によって駆動
され、初段の前記フリップフロップに入力されたデータ
信号が、後段の前記フリップフロップに伝搬させる構成
とされており、 前記シフトレジスタのそれぞれの前記フリップフロップ
の出力信号を入力し、入力される選択制御信号に基づ
き、1つの前記フリップフロップの出力信号を選択して
出力するセレクタと、 前記機能可変型の回路に入力される前記入力信号をアド
レス信号として受け取り、前記アドレス信号をデコード
して前記選択制御信号を生成し前記セレクタに出力する
デコーダと、 を備えたルックアップテーブル回路を少なくとも1つ備
えている、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
一記載の機能可変型セル。 - 【請求項9】縦続形態に接続された複数段の前記ルック
アップテーブル回路を備え、 相隣る2つの段の前記ルックアップテーブル回路につい
て、前段の前記ルックアップテーブル回路の最終段のフ
リップフロップの出力信号が、後段の前記ルックアップ
テーブル回路の初段のフリップフロップのデータ入力端
子に入力され、 前記アドレス信号と前記制御クロック信号が、複数の前
記ルックアップテーブル回路に、共通に入力される、こ
とを特徴とする請求項8記載の機能可変型セル。 - 【請求項10】請求項1乃至9のいずれか一に記載の機
能可変型セルを備え、 入力されるクロック信号により、入力信号をサンプリン
グするフリップフロップ回路を1つ又は複数段縦続形態
に備えており、 前記フリップフロップ回路の出力信号が対応する前記機
能可変型セルへ制御信号として入力される構成とされて
いる、半導体集積回路。 - 【請求項11】セルライブラリに予め登録されているセ
ルを予め定められた仕様に基づき配置及び配線して構成
される半導体集積回路において、 与えられた制御信号に基づき、機能の変更、機能の停
止、及び、機能の活性化のうちの少なくとも1つを制御
する手段を備えた機能可変型セルを有する、ことを特徴
とする半導体集積回路。 - 【請求項12】セルライブラリに予め登録されているセ
ルを予め定められた仕様に基づき配置及び配線して構成
される半導体集積回路において、 前記半導体集積回路の製造時点では、前記仕様には影響
を与えない機能に設定されている、1又は複数の機能可
変型セルを含み、 前記機能可変型セルは、与えられた制御信号に基づき、
機能の変更、機能の停止、及び、機能の活性化のうちの
少なくとも1つを制御する手段を備え、 前記半導体集積回路の製造後の仕様の変更、及び/又
は、バグの修正に対応可能とされてなる、ことを特徴と
する半導体集積回路。 - 【請求項13】半導体集積回路の製造後における前記半
導体集積回路の仕様変更、及び/又は、前記半導体集積
回路におけるバグの修正に応じて、前記半導体集積回路
内部で生成される制御信号、あるいは、前記半導体集積
回路の外部から与えられる制御信号の値によって、機能
の変更、機能の停止、及び、機能の活性化のうちの少な
くとも1つを制御する手段を備えた機能可変型セルを有
する、ことを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項14】前記機能可変型セルが、標準セルと混在
して配置及び配線が行われ、与えられた制御信号により
論理機能が可変とされ、1つ又は複数の入力信号を対応
する入力端子より入力し、1つ又は複数の制御信号を対
応する制御端子より入力し、前記1つの入力信号の値又
は複数の入力信号の値の組合せに対応した出力信号を出
力端子から出力し、前記制御信号の値にしたがって、前
記1つの入力信号の値又は複数の入力信号の値の組合せ
と前記出力信号の値との論理の対応関係が可変される機
能可変型の回路を備えている、ことを特徴とする請求項
11乃至13のいずれか一に記載の半導体集積回路。 - 【請求項15】前記機能可変セルが、前記制御信号の値
によって機能が可変とされる前記機能可変型の回路の出
力信号と、標準セルからなる論理回路の出力信号とを入
力し、一方を選択して出力するセレクタ回路を有し、前
記セレクタ回路に与える選択制御信号によって、前記機
能可変型セルの機能の停止、及び、機能の活性化が制御
される、ことを特徴とする請求項14に記載の半導体集
積回路。 - 【請求項16】前記機能可変型セルは、標準セルと同じ
条件で、配置、及び配線されている、ことを特徴とする
請求項11乃至15のいずれか一に記載の半導体集積回
路。 - 【請求項17】前記機能可変型のセルの入力信号線と出
力信号線に伝搬する信号の遅延時間が、製造後の仕様の
変更に適合するように、あらかじめ、前記機能可変型セ
ルが、配置、及び配線されている、ことを特徴とする請
求項11乃至16のいずれか一に記載の半導体集積回
路。 - 【請求項18】前記半導体集積回路に設けられる複数の
機能可変型セルにおいて、機能の変更、機能の停止、及
び、機能の活性化のうち少なくとも1つを制御する制御
信号が、1又は複数のグループに分割されており、 それぞれの前記グループ内にある複数の前記制御信号に
与えるデータ値が、シリアルに転送される、ことを特徴
とする請求項11乃至17のいずれか一に記載の半導体
集積回路。 - 【請求項19】前記機能可変型セルが、基本ゲートより
なる、論理演算回路、算術演算回路、クロック同期回
路、セレクタ回路、メモリ回路のうち、複数の機能のい
ずれかに、前記制御信号によって選択自在とされてい
る、ことを特徴とする請求項11乃至18のいずれか一
に記載の半導体集積回路。 - 【請求項20】前記機能可変セルが、複数の標準セルで
構成されている、ことを特徴とする請求項11乃至19
のいずれか一に記載の半導体集積回路。 - 【請求項21】前記機能可変セルが、マトリックス状ま
たはアレイ状に規則正しく配列されることを要さずに、
標準セルと混在する形態で、配置、及び配線されてい
る、ことを特徴とする請求項11乃至20のいずれか一
に記載の半導体集積回路。 - 【請求項22】半導体集積回路の仕様を規定する、ハー
ドウェア記述言語によるハードウェア記述に基づき、論
理合成手段にて論理合成を行う、半導体集積回路の設計
システムにおいて、 複数種の標準セルを標準セルライブラリとして記憶する
記憶手段と、 前記標準セルと混在する形態にて配置及び配線が行わ
れ、与えられた制御信号により、論理機能が可変とされ
る複数種の機能可変型のセルを予め登録した機能可変セ
ルライブラリを記憶する記憶手段と、 を備え、 前記論理合成手段は、半導体集積回路のハードウェア記
述を入力して解析し、前記ハードウェア記述に機能可変
型のセルが指定されている場合、前記機能可変セルライ
ブラリを参照して該当する機能可変型のセルを選択し論
理合成を行う、ことを特徴とする半導体集積回路の設計
システム。 - 【請求項23】前記機能可変セルライブラリに登録され
ている前記機能可変型のセルが、 1つ又は複数の入力信号を対応する入力端子より入力
し、1つ又は複数の制御信号を対応する制御端子より入
力し、前記1つの入力信号の値又は複数の入力信号の値
の組合せに対応した出力信号を出力端子から出力し、前
記制御信号の値にしたがって、前記1つの入力信号の値
又は複数の入力信号の値の組合せと前記出力信号の値と
の論理の対応関係が可変される機能可変型の回路を有す
る、ことを特徴とする請求項22記載の半導体集積回路
の設計システム。 - 【請求項24】前記機能可変型のセルが、前記1つ又は
複数の入力信号を対応する入力端子より入力し、前記1
つ又は複数の入力信号に関して予め定められた所定の論
理演算結果である出力信号を出力端子より出力する標準
セルよりなる論理回路と、 前記論理回路からの出力信号と、前記機能可変型の回路
からの出力信号とを、第1及び第2の入力端子よりそれ
ぞれ入力し、選択制御用の制御信号を制御端子より入力
し、前記選択制御用の制御信号の値に基づき、前記第1
及び第2の入力端子より入力した信号のうちの一方を出
力端子より出力するセレクタ回路と、を有する、ことを
特徴とする請求項23記載の半導体集積回路の設計シス
テム。 - 【請求項25】前記機能可変型のセルが、前記1つ又は
複数の入力信号のうちの少なくとも1つと、前記機能可
変型の回路の出力信号とを、第1及び第2の入力端子よ
りそれぞれ入力し、選択制御用の制御信号を制御端子よ
り入力し、前記選択制御用の制御信号の値に基づき、前
記第1及び第2の入力端子より入力した信号のうちの一
方を、出力端子より出力するセレクタ回路を有する、こ
とを特徴とする請求項23記載の半導体集積回路の設計
システム。 - 【請求項26】前記機能可変型のセルが、前記機能可変
型の回路の出力信号を、データ入力端子より入力し、ク
ロック入力端子に入力されるクロック信号により、前記
データ入力端子に入力される信号をサンプルして出力端
子から出力するフリップフロップと、 前記機能可変型の回路の出力信号と、前記フリップフロ
ップの出力信号とを、第1及び第2の入力端子よりそれ
ぞれ入力し、選択制御用の制御信号を制御端子より入力
し、前記選択制御用の制御信号の値に基づき、前記第1
及び第2の入力端子より入力した信号のうちの一方を出
力端子より出力するセレクタ回路と、 を有する、ことを特徴とする請求項23記載の半導体集
積回路の設計システム。 - 【請求項27】前記論理合成手段は、前記ハードウェア
記述を解析し、前記ハードウェア記述に指定される機能
可変度のレベル情報が0の場合には、前記標準セルライ
ブラリから標準セルを選択し、前記ハードウェア記述に
機能可変度のレベル情報が指定されている場合には、指
定された機能可変度のレベルに対応した機能可変型セル
を、前記機能可変セルライブラリから選択する手段を備
えている、ことを特徴とする請求項22乃至26のいず
れか一に記載の半導体集積回路の設計システム。 - 【請求項28】前記論理合成手段による論理合成結果に
基づき、回路の配置及び配線を行う手段が、前記機能可
変型セルを、標準セルと同じ条件で、配置、及び配線す
る、ことを特徴とする請求項22乃至26のいずれか一
に記載の半導体集積回路の設計システム。 - 【請求項29】前記配置及び配線を行う手段は、前記機
能可変型のセルの入力信号線と出力信号線に伝搬する信
号の遅延時間が、製造後の仕様の変更に適合するよう
に、前記機能可変型セルの配置、及び配線を行う、こと
を特徴とする請求項28記載の半導体集積回路の設計シ
ステム。
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