JP2003308273A - ネットワーク上に存在するコンテンツを自動収集するシステム - Google Patents

ネットワーク上に存在するコンテンツを自動収集するシステム

Info

Publication number
JP2003308273A
JP2003308273A JP2003032084A JP2003032084A JP2003308273A JP 2003308273 A JP2003308273 A JP 2003308273A JP 2003032084 A JP2003032084 A JP 2003032084A JP 2003032084 A JP2003032084 A JP 2003032084A JP 2003308273 A JP2003308273 A JP 2003308273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attribute information
driver
information
location
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003032084A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Gunji
信博 郡司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2003032084A priority Critical patent/JP2003308273A/ja
Publication of JP2003308273A publication Critical patent/JP2003308273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上に存在するコンテンツの収集
の容易化を図る 【解決手段】 デバイスのドライバを提供するサーバに
おいて、ドメイン下の所定の位置に属性情報を保存す
る。属性情報は、そのサーバで提供されるドライバにつ
いてサーバ上での所在、対応機種、バージョン、インス
トール方法、プラットフォームなどの属性をXML形式
で提供する。ドライバの利用者は、ネットワークに接続
されたコンピュータから、この属性情報を取得し、内容
を解析すれば、サーバ内がどのように構成されていて
も、ドライバの所在を容易に特定することができる。ま
た、ドライバの更新がされているか否かについても属性
情報から確認することができる。この結果、更新された
ドライバの自動取得を容易に実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続されたサーバから電子化された種々のコンテンツを収
集するシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、LAN(Local Area Network)の
普及により、プリンタをネットワークに接続し、同じネ
ットワークに接続された複数のコンピュータで共有する
態様が広まりつつある。プリンタのユーザはネットワー
クに接続されたコンピュータから出力先となるプリンタ
を選択した上で、印刷ジョブを投入してネットワークを
介して印刷を行う。 【0003】印刷を行う際には、各クライアントコンピ
ュータに出力先のプリンタに対応したプリンタドライバ
がインストールされている必要がある。従来、各クライ
アントのユーザ、フレキシブルディスク、CD−ROM
などのメディアからプリンタドライバのインストールを
行ったり、ネットワーク上に接続された所定の管理シス
テム内に保存されたプリンタドライバをダウンロードし
てインストールを行ったりしていた。 【0004】プリンタドライバは、プリンタの機種、使
用するオペレーティングシステムの種類、言語、バージ
ョンなどに応じて多数のプログラムが存在するため、ユ
ーザが適切なプリンタドライバを選択してインストール
する必要がある。プリンタドライバは、本体に同梱され
てきたメディアに格納されたプログラムよりもバージョ
ンアップされたプログラムがインターネット上の所定の
Webサイトで供給されることが多いため、ドライバの
更新情報を収集し、最新のドライバを入手しておくこと
が望ましい。一般ユーザが、これらの点を考慮して、プ
リンタドライバの適切なインストールを実行することが
困難である。従って、多数のクライアントが接続される
ネットワークでは、所定の管理者が、管理システム内に
最適なプリンタドライバを保存し、ユーザは、管理シス
テムからのダウンロードによりプリンタドライバのイン
ストールを行う態様が行われつつある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】所定の管理システム内
にクライアントの使用環境、プリンタ機種に適したプリ
ンタドライバを保存する態様では、ネットワークを管理
する管理者が、保存されるプリンタドライバを最新のバ
ージョンに更新する。一般ユーザは、プリンタドライバ
が更新前のバージョンであるか否かを気にすることな
く、インストールができる点で利便性が高い。しかしな
がら、管理者にとっては、プリンタドライバの更新状況
を監視しておく必要が生じ、管理負担が増大することに
なる。 【0006】プリンタドライバは、一般にプリンタを提
供しているメーカ上のサイトで供給される。プリンタド
ライバを供給するためのWebページの構成は、統一的
な基準は存在せず、各メーカでまちまちである。しか
も、時間が経つとWebページの構成が変更される場合
もある。さらには、プリンタドライバを供給しているサ
ーバのネットワーク上での所在、いわゆるURL(Unif
orm Resource Locator)が移転することもある。かかる
状況下で、管理者が、各メーカのプリンタドライバの更
新状況を監視するのは、大きな負担であった。また、プ
リンタドライバを供給する側にとっても、ドライバの更
新情報を適切にユーザに供給できない可能性があった。 【0007】ここでは、プリンタドライバの更新を例に
とって説明したが、類似の課題はネットワークを介して
供給されるプログラム、データ等の電子化されたコンテ
ンツを収集する際に同様に生じていた。インターネット
に限らず、社内的に構築されたイントラネット上でコン
テンツの収集を行う場合も同様であった。本発明は、か
かる課題を解決するためになされたものであり、ネット
ワークを介して電子化されたコンテンツの収集および供
給の効率化を図る技術を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するために本発明は次の構成を適用した。
本発明では、ネットワークに接続されたクライアント
が、該ネットワークを介して所定のコンテンツを収集す
ることを支援する支援システムにおいて、前記ネットワ
ーク上で前記クライアントにとって既知の所在に設けら
れ、前記コンテンツに関してネットワーク上の所在、お
よび該コンテンツの利用方法に関する情報を含む属性情
報を提供する属性情報提供手段を備えるものとした。 【0009】上記支援システムによれば、クライアント
は、既知の所在にある属性情報提供手段にアクセスする
ことにより、必要とするコンテンツについてネットワー
ク上の所在を知ることができる。該コンテンツがWeb
サイトで提供される場合、そのWebサイトの構成が未
知であっても、容易に所望のコンテンツを入手すること
ができる。コンテンツを提供するWebサイトの構成が
変更された場合、コンテンツの追加、削除などの変更が
あった場合にも、それらの変更に関する情報が属性情報
により一元的に得られるため、容易に所望のコンテンツ
を入手することができる。また、コンテンツの提供者に
とっても、Webサイトを更新したときに併せて属性情
報を更新しさえすれば、従来通りの利用を確保できると
いう利点もある。即ち、上記支援システムの利用は、コ
ンテンツの利用促進を図ることができる点で、供給者、
利用者の双方にとって利益がある。 【0010】コンテンツの所在を示す情報を提供すると
いう点では、Webサイト上で種々のコンテンツの所在
に関連づけられたいわゆるリンクページと共通の機能を
奏するが、前記属性情報には、所在のみならず更に多く
の情報が含まれる点で、これらのリンクページとは相違
する。つまり、属性情報には、コンテンツの利用方法に
関する情報も含まれているため、コンテンツ自体の形式
がまちまちであっても、クライアントは容易にそのコン
テンツを利用することが可能となる。属性情報として更
に多くの情報を提供すれば、更にクライアントのコンテ
ンツ収集の利便性を向上することができる。もちろん、
本発明は、Webサイトに限らず、ネットワークを介し
てコンテンツを提供する種々のシステムに適用可能であ
る。 【0011】ここで、前記属性情報は、種々の態様で提
供可能であるが、SGML(Standard Generalized Mar
kup Language)系のタグ付き言語で記述されているもの
とすることが望ましい。こうすることにより、クライア
ントは、提供される属性情報を解読しやすくなる利点が
ある。かかる言語としては、例えば、HTML(Hyper
Text Markup Language)やXML(eXtensible Markup
Language)とすることができる。属性情報を提供する記
述の柔軟性という観点から、特に、XMLを適用するこ
とが望ましい。 【0012】前記属性情報は、前記タグを用いて属性を
記述する属性記述データと、該記述に用いられるタグの
内容を定義するタグ定義データとを含む情報とすること
ができる。例えば、XMLを用いる場合には、属性情報
を直接記述したXMLファイルと、該XMLファイルで
使用されるタグの定義を記述したDTD(Document Typ
e Definition)とが属性情報として提供される。 【0013】本発明は、種々のコンテンツを対象とする
ことができる。一例として、前記コンテンツは、デバイ
スのドライバプログラムであるものとすることができ
る。デバイスのドライバプログラムは、比較的頻繁に更
新されるため、かかる支援システムによれば、その更新
状況の監視および最新のバージョンのドライバプログラ
ムの取得を容易に行うことが可能となる。コンテンツと
しては、ドライバプログラムの他、種々のデバイスのフ
ァームウェアを対象とすることもできる。種々のアプリ
ケーションを対象としてもよい。ソフトウェアに限ら
ず、文字および画像のデータをコンテンツとしてもよ
い。例えば、いわゆるヘルプファイルをコンテンツとす
る態様も好適である。また、社内的に構築されたネット
ワーク、いわゆるイントラネット上に上記支援システム
を設ける場合には、社内で開発された種々のソフトウェ
アパッケージ、技術文書、マニュアルをコンテンツとす
ることもできる。 【0014】本発明において、属性情報提供手段は、コ
ンテンツを提供する主体が、自ら属性情報提供手段を設
けるのが通常であるため、ネットワーク上に複数存在す
ることが多い。このように複数の属性情報提供手段が存
在する場合、それぞれの所在は、ネットワーク上で絶対
的な所在、例えばURLで与えられるものとしてもよい
が、前記既知の所在は、前記コンテンツの提供者が供給
するWebページ群の最上位に位置するページに対する
相対的なパスで定義されているものとすることが望まし
い。つまり、コンテンツの提供者ごとに相違するのは、
属性情報提供手段の所在を最上位の階層で特定するディ
レクトリ名、Webサイトにおけるドメイン名に相当す
る部分の情報であり、その下位で所在を特定する情報は
一定となる。このように所在を定義することにより、ク
ライアントはコンテンツの提供者ごとに属性情報提供手
段の所在を容易に知ることができ利便性が向上する。 【0015】本発明の支援システムは、前記属性情報
は、前記属性情報提供手段の移転後の所在を特定する移
転後所在情報と、属性情報提供手段の所在に関する前記
クライアント側のデータを該移転後所在情報に置換する
ことを指示する指示情報とを含むものとすることも望ま
しい。 【0016】かかる構成によれば、属性情報提供手段に
アクセスしたクライアントは、その所在として記憶して
いたデータを移転後所在情報に自動的に更新することが
でき、更新後は移転後の属性情報提供手段にアクセスす
るようになる。従って、移転後の所在を全てのクライア
ントに改めて通知しなくても、移転後の属性情報提供手
段へのアクセスが確保される。従って、属性情報提供手
段の移転を容易に実現することができる。 【0017】本発明は、上述した支援システムの他、コ
ンテンツを収集する側のシステムの態様で構成すること
もできる。この態様は、上述の支援システムを利用する
クライアントに相当し、該支援システムとサブコンビネ
ーションの関係に相当する。本発明は、ネットワークに
接続されたサーバから電子化された所定のコンテンツを
収集する情報収集システムにおいて、ネットワーク上の
所在が既知であり、前記所定のコンテンツに関してネッ
トワーク上の所在および該コンテンツの利用方法に関す
る情報を含む属性情報を保持する属性情報サーバから、
該属性情報を取得する属性情報取得手段と、該属性情報
を解析して、前記コンテンツの所在を特定する所在特定
手段と、該特定された所在にアクセスして、前記コンテ
ンツを収集する収集手段とを備えるものとした。 【0018】かかる情報収集システムによれば、属性情
報に基づいてコンテンツの収集を自動的に行うことがで
きる。従って、コンテンツの所在が明確に特定できない
場合、コンテンツの提供者によってコンテンツの所在が
変更される可能性がある場合などにも、容易にコンテン
ツを収集することが可能となる。 【0019】本発明の情報収集システムによれば、コン
テンツの更新を比較的容易に監視することができる利点
がある。かかる監視を行う場合には、該情報収集システ
ムの利用者が、定期的に前記サーバにアクセスして、コ
ンテンツの更新状況を監視することも可能ではあるが、
本発明の情報収集システムが、前記コンテンツを提供す
るサーバの更新に関する所定の条件が満たされた場合
に、前記収集手段による前記コンテンツの収集を行う更
新手段を備えるものとすることが望ましい。 【0020】かかる構成によれば、更新されたコンテン
ツの情報を自動的に収集することができ、更新状況の監
視負担を大きく軽減することができる。更新に関する所
定の条件は、種々の設定が可能である。例えば、ある程
度定期的に更新されることが分かっているコンテンツに
ついては、一定期間の経過を条件とすることができる。
また、前記属性情報にコンテンツの更新に関する情報を
含め、これに基づいて更新が行われたか否かを判断する
ようにしてもよい。 【0021】先に支援システムについて、移転後所在情
報を提供する態様を説明した。これに対応するシステム
として、本発明の情報収集システムにおいて、前記属性
情報に、前記属性情報提供手段の移転後の所在を特定す
る移転後所在情報と、属性情報提供手段の所在に関する
前記クライアント側のデータを該移転後所在情報に置換
することを指示する指示情報とが含まれる場合には、該
属性情報に応じて、前記属性情報サーバの所在に関する
データを、前記移転後所在情報に置換する置換手段を備
えるものとすることも望ましい。こうすれば、属性情報
提供手段の移転があった場合に、その所在に関する情報
を移転後所在情報に自動的に更新することができる。従
って、移転後もコンテンツの収集を容易に行うことがで
きる。 【0022】本発明の情報収集システムにおいては、前
記収集したコンテンツを保存する保存手段と、前記ネッ
トワークに接続されたクライアントの要求を受け、該要
求に適合したコンテンツを該クライアントに配信する配
信手段とを備えることが望ましい。こうすれば、情報収
集システムにおいて、コンテンツを一元管理することが
できる。また、情報収集システムを含むLANに接続さ
れたクライアントが管理されたコンテンツを容易に活用
することが可能となる。 【0023】本発明の情報収集システムにおいて、前記
コンテンツは、所定のデバイスのドライバプログラムで
あり、前記属性情報は、該ドライバプログラムのインス
トール方法を含む情報であり、前記配信手段は、該イン
ストール方法に従って、前記ネットワークに接続された
クライアントに前記ドライバプログラムのインストール
を実行する手段であるものとすることが望ましい。通
常、デバイスのドライバは適合機種、バージョン、オペ
レーティングシステムの種類などを判断した上で、適合
したプログラムをインストールする必要があるが、かか
る構成によれば、使用環境に応じたドライバを容易にイ
ンストールすることができる。 【0024】本発明は、上述した態様に限らず、種々の
態様で構成可能である。例えば、前記クライアントから
該コンテンツへのアクセスを支援する支援方法として構
成してもよい。ネットワークに接続されたサーバから電
子化された所定のコンテンツを収集する情報収集方法と
して構成してもよい。特に、コンテンツがデバイスのド
ライバである場合には、クライアントへのインストール
も含めたインストール方法として構成してもよい。 【0025】本発明は、これらの機能を実現するプログ
ラム、該プログラムと同士し得る信号形態、該プログラ
ムを記録した記録媒体などの態様で構成してもよい。こ
こで、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD
−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカート
リッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷さ
れた印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやR
OMなどのメモリ)および外部記憶装置等、コンピュー
タが読取り可能な種々の媒体を利用できる。 【0026】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について以
下の順序で説明する。 A.システムの構成: B.管理システムの構成: C.Webサーバの構成: D.属性情報: E.ドライバ取得処理: F.ドライバ配信処理: G.第2実施例: H.変形例: 【0027】A.システムの構成:図1は実施例におけ
るシステムの概略構成を示す説明図である。本実施例で
は、管理システム10と、管理デバイス、クライアント
がネットワークLANを介して接続されている。管理デ
バイスとしては、プリンタPRT1,PRT2を例示し
た。クライアントとしては3台のコンピュータPC1,
PC2,PC3を例示した。更に多数の管理デバイス、
クライアントを備えるものとしてもよい。ネットワーク
LANは、ファイアウォール90を介して外部のインタ
ーネットおよびそれに接続されているWebサーバ10
0に接続されている。 【0028】各クライアントPC1〜PC3は、出力先
を特定してネットワークLANに印刷ジョブを投入する
ことにより、プリンタPRT1,PRT2を用いて印刷
を行うことができる。印刷を行うためには、クライアン
トにプリンタPRT1,PRT2に適合したプリンタド
ライバがインストールされる必要がある。プリンタドラ
イバは、管理システム10に保存されている。クライア
ントPC1〜PC3のユーザは、プリンタドライバが必
要な場合には、図中に破線の矢印で示した通り、管理シ
ステム10にアクセスして、プリンタドライバのインス
トールを行う。 【0029】管理システム10は、ネットワークLAN
上で必要となるプリンタドライバ一式を保存し、クライ
アントPC1〜PC3の要求に応じてプリンタドライバ
を供給する。本実施例では、プリンタドライバの供給と
ともにインストールも自動で実行する。 【0030】プリンタドライバは、プリンタPRT1,
PRT2のメーカによって提供されるが、繰り返しバー
ジョンアップが行われることが多い。バージョンアップ
されたプリンタドライバは、Webサーバ100によ
り、インターネットを介して供給される。管理システム
10は、Webサーバ100を定期的に監視し、最新の
バージョンのプリンタドライバを取得し、保持する。後
述する通り、Webサーバ100には、管理システム1
0がプリンタドライバによる取得を支援する情報が記憶
されている。管理システム10が、本発明における情報
収集システムに相当する。Webサーバ100が、本発
明における支援システムに相当する。 【0031】B.管理システムの構成:図2は管理シス
テム10の機能ブロックを示す説明図である。本実施例
では、管理システム10は、汎用のコンピュータを利用
してソフトウェア的に構成されている。図2に示した各
機能ブロックもソフトウェア的に構成されている。ここ
では、一台のコンピュータ内に構成される場合を例示し
たが、連携して動作する複数のコンピュータで実現する
ものとしてもよい。 【0032】図示する通り、管理システム10には、全
体の機能ブロックを制御する制御部12が設けられてい
る。この制御部12の制御の下で機能するモジュールと
して、属性情報取得モジュール14、属性情報解析モジ
ュール18、ドライバデータ管理モジュール20、ドラ
イバ配信モジュール24、ネットワーク入出力モジュー
ル26が設けられている。また、これらの機能ブロック
が用いるデータベースとして、属性情報URLデータベ
ース16、およびドライバデータベース22が設けられ
ている。属性情報URLデータベース16は、属性情報
取得モジュール14が参照するデータベースである。ド
ライバデータベース22は、ドライバデータ管理モジュ
ール20およびドライバ配信モジュール24が、それぞ
れ読み書きするデータベースである。 【0033】各機能ブロックの機能について説明する。
属性情報取得モジュール14は、Webサーバ100に
アクセスして、Webサーバ100で供給されるプリン
タドライバに関する属性情報を取得する機能を奏する。
属性情報の所在は、属性情報URLデータベース16に
記憶されている。本実施例では、Webサーバ100が
一台であるため、属性情報URLデータベース16に
は、一つのURLが記憶されている。異なるメーカのプ
リンタが管理デバイスに含まれている場合など、複数の
Webサーバにアクセスする必要があるときは、属性情
報URLデータベース16には、アクセスすべきWeb
サーバの数だけURLが記憶される。本実施例では、W
ebサーバ100からは、XMLで記述された属性情報
が提供される。XMLはSGML系の言語であり、タグ
を用いて記述される。XMLで記述された属性情報の内
容を解析するためには、タグの内容を定義したDTDと
呼ばれる情報が必要となる。属性情報取得モジュール1
4は、Webサーバ100から、属性情報がXMLで記
述されたファイルおよびDTDの双方を取得する。 【0034】属性情報解析モジュール18は、属性情報
取得モジュール14によって取得された属性情報を解析
する機能を奏する。DTDによる定義を参照してXML
で記述された属性情報を解析する。属性情報には、プリ
ンタドライバのネットワーク上での所在を示す情報、プ
リンタドライバの適合機種、バージョンに関する情報、
利用方法すなわちプリンタドライバのインストール方法
に関する情報などが含まれる。 【0035】ドライバデータ管理モジュール20は、最
新のバージョンのプリンタドライバをWebサーバ10
0から取得する機能を奏する。ドライバデータ管理モジ
ュール20は、属性情報解析モジュール18からプリン
タドライバの属性情報を取得する。属性情報に基づき、
ドライバデータベース22に管理されているプリンタド
ライバよりも新しいバージョンのプリンタドライバが提
供されていると判断された場合には、属性情報に示され
ている所在にアクセスして最新のプリンタドライバをダ
ウンロードする。こうして取得されたプリンタドライバ
は、ドライバデータベース22に格納される。 【0036】ドライバ配信モジュール24は、クライア
ントPC1〜PC3にプリンタドライバを供給する機能
を奏する。つまり、これらのクライアントの要求を入力
し、その要求に適合したプリンタドライバをドライバデ
ータベース22から検索し、クライアントに送信するの
である。プリンタドライバ22がクライアントに供給さ
れると、ドライバ配信モジュール24は、属性情報に含
まれるインストール方法で指定された所定の実行形式フ
ァイルを実行させ、クライアントへのプリンタドライバ
のインストールを行う。 【0037】ネットワーク入出力モジュール26は、上
述した各機能ブロックがネットワークLANを介して外
部と情報の授受をやりとりするインタフェースの機能を
奏する。一般にネットワークLANで情報の授受は、種
々の通信プロトコルに従った形式で生成されたパケット
をやりとりすることによって行われる。ネットワーク入
出力モジュール26は、管理システム10から出力する
情報を、通信プロトコルに適合した形式のパケットに変
換して出力する。また、ネットワークLANから入力さ
れたパケットを解析して、やりとりされる情報の実体部
分を抽出する。 【0038】C.Webサーバの構成:次に、管理シス
テム10にプリンタドライバを供給するWebサーバ1
00の内部構成について説明する。図3はWebサーバ
100に保存されているデータ構成を示す説明図であ
る。一般にインターネット上のWebサーバ100は、
その所在がURLで特定される。以下の説明では、便宜
上、プリンタドライバを提供しているWebサーバ10
0のドメイン名が「abc.co.jp」であるものとして説明
する。このとき、このWebサーバ100で提供される
最上位階層のWebページ、いわゆるホームページのU
RLは、「http://www.abc.co.jp/」で与えられる。も
ちろん、これは一例に過ぎず、「http://www.」の部分
は、通信プロトコル、ホスト名によって定まる。 【0039】Webサーバ100には、Webページ表
示用のデータを供給するためのWebページデータブロ
ックに加え、プリンタドライバの実体を保存するドライ
バデータブロック、および提供されるプリンタドライバ
の属性情報を提供する属性情報ブロックが保存されてい
る。なお、これらのブロックは、説明の便宜上、Web
サーバ100に記憶されているデータを区分したもので
あり、必ずしもWebサーバ100内でまとまった記憶
領域に記憶されているものではない。 【0040】Webサーバ100内において、ドライバ
データブロック、Webページデータブロックは、We
bサーバ100の提供者、本実施例では、プリンタメー
カが自由なパス、構成で生成可能なデータである。属性
情報ブロックは、管理システム10との関係で予め設定
された所定のパスに所定の形式で生成されている。本実
施例では、属性情報ブロックのパスがドメイン名との相
対的な関係で予め設定されているものとした。図3で
は、属性情報ブロックは、ドメイン下の「/const」で特
定されるパスに存在する。従って、属性情報ブロックに
アクセスする際のURLは、「http://www.abc.co.jp/c
onst」となる。 【0041】本実施例では、単一のWebサーバ100
を例示した。ネットワーク上で使用されるプリンタが複
数のメーカにまたがっている場合には、プリンタドライ
バも複数のWebサーバからダウンロードする必要が生
じる。本実施例のように、属性情報をドメイン名との相
対的なパスが一定になる位置、換言すればホームページ
の下の階層の一定位置に備えることにより、異なるメー
カが提供するWebサーバであっても属性情報の所在を
容易に把握することができる利点がある。あるメーカが
提供するWebサーバのドメインが「xyz.co.jp」であ
る場合には、属性情報はドメイン下の「/const」で特定
されるパスに存在するから、属性情報にアクセスする際
のURLは、「http://www.xyz.co.jp/const」となる。
このように管理システム10は、それぞれドメイン名の
部分を入れ替えるだけで、各Webサーバの属性情報に
アクセスすることができるようになる。属性情報はプリ
ンタドライバの提供者が作成し供給するものであるた
め、本実施例のシステムを適用する際には、予めプリン
タドライバの提供者に属性情報の所在について合意がな
されていることが必要である。 【0042】属性情報が保存されるドメイン下の相対的
なパスは、任意に設定可能である。上述の利点を鑑みな
ければ、属性情報をWebサーバごとに固有のパスで設
定しても構わない。属性情報の所在が管理システム10
に明示されてさえいればよい。ここでは、属性情報をW
ebサーバ100の内部に記憶する場合を例示したが、
管理システム10に属性情報の所在が明示されるのであ
れば、Webサーバ100以外のサーバに属性情報を記
憶するものとしても構わない。 【0043】本実施例では、属性情報ブロックには2種
類のデータが含まれている。一つは、属性情報をXML
で記述した属性XMLファイルである。もう一つは、X
MLの解析に利用される属性DTDと呼ばれるファイル
である。両者の関係については後述する。 【0044】図3に示す通り、属性XMLファイルに
は、Webサーバ100内でプリンタドライバの記憶先
を示す所在データが含まれる。ここでは、プリンタドラ
イバの所在が、ドメイン下の相対的なパス「/aaa」で与
えられる場合を例示した。先に説明した通り、ドライバ
データブロックとWebページデータブロックは、We
bサーバ100内で任意の位置、構成で多岐に亘って設
けられるものであり、基本的にWebサーバ100の一
利用者にすぎない管理システム10が十分に把握するこ
とはできない。これらの所在、構成はメーカごとに工夫
を凝らす部分でもあるから、統一的な基準を設けること
も困難である。 【0045】これに対し、属性情報ブロックは、予め管
理者が把握可能な一定の所在に設けられる。管理システ
ム10は、この属性情報にアクセスし、その内容を解析
することにより、Webサーバ100内のプリンタドラ
イバの所在を特定することができる。従って、Webサ
ーバ100の構成がメーカごとに異なる場合であって
も、プリンタドライバを容易にダウンロードすることが
可能となるのである。属性情報ブロックは、このように
プリンタドライバの提供側にはWebページの構成の柔
軟性を確保しつつ、供給を受ける側にはその所在その他
の属性情報を容易に把握することができる仲介機能を奏
する情報である。 【0046】なお、図3の例では、プリンタドライバの
所在を、ドメイン下の相対的なパス「/aaa」で与える場
合を例示した。所在をネットワーク上の絶対的な所在、
例えばURLで与えることもできる。かかる態様で所在
に関する情報を提供する場合には、属性情報ブロックは
ドライバデータブロックと異なるドメインに属している
ものとしてもよい。 【0047】D.属性情報:属性情報の詳細な構成につ
いて説明する。図4は属性情報ブロックの内容を示す説
明図である。先に説明した通り、属性情報には、属性X
MLファイルと、属性DTDファイルとが含まれる。属
性XMLファイルは、XML形式で属性情報を記述した
ファイルである。図4に模式的に示す通り、XMLファ
イルでは、「<」と「>」の記号で囲まれたタグと呼ばれ
る識別子を用いて属性情報を記述する。XMLファイル
で用いられるタグは、任意に設定可能であり、その内容
はDTDファイルで定義される。 【0048】例えば図4に模式的に示す通り、DTDで
は、「タグAはドライバの名称」、「タグBはドライバ
の所在」、「タグCはドライバのインストール方法」、
「タグDはドライバを使用するプラットフォーム、つま
りオペレーティングシステムの種類」というようにタグ
の内容を定義する。こうして定義されたタグを用いてX
MLファイルを作成することにより、プリンタドライバ
の属性情報を容易かつ確実に記述することができる。 【0049】なお、本実施例では、タグの柔軟性という
利点に鑑みて、XMLを用いて属性情報を記述する場合
を例示したが、属性情報は必ずしもかかる形式に限定さ
れるものではない。同じくタグを用いたHTMLで記述
することも可能である。また、タグを用いずに所定のフ
ォーマットで属性情報を列挙する方法を採用してもよ
い。 【0050】E.ドライバ取得処理:以上のシステム構
成において、管理システム10がWebサーバ100か
らプリンタドライバの取得、即ち、ダウンロードを行う
処理について説明する。図5はドライバ取得処理のフロ
ーチャートである。管理システム10が実行する処理で
ある。この処理では、管理システム10は、まず属性情
報を取得する(ステップS10)。既に説明した通り、
管理システム10にとって、Webサーバ100の属性
情報の所在は既知である。図3に示した通り、属性情報
のURLは、「http://www.abc.co.jp/const」で与えら
れる。管理システム10は、このURLにアクセスし
て、そこに保存されている属性XMLファイルと、属性
DTDファイルとをダウンロードする。 【0051】次に、管理システム10は、得られた属性
情報を解析する(ステップS20)。先に図4で説明し
た通り、DTDを参照してタグの意味を解析しつつ、属
性情報を取得する。この属性情報には、ドライバデータ
の所在を示す情報が含まれる。その他、プリンタドライ
バのバージョンを示す情報、インストール方法を示す情
報、プラットフォームを示す情報などが含まれる。管理
システム10は、属性情報を解析することにより、プリ
ンタドライバの所在を特定するとともに、プリンタドラ
イバの更新がされているか否か、即ち、管理システム1
0内に保存されているプリンタドライバよりも新しいバ
ージョンのドライバが供給されているか否かをチェック
する。 【0052】プリンタドライバの更新がなされていない
場合には(ステップS20)、改めてダウンロードを行
う必要がないため、管理システム10は、何も処理を行
うことなくドライバ取得処理を終了する。プリンタドラ
イバの更新がなされている場合には(ステップS2
0)、ステップS12の解析によって得られた所在にア
クセスして、プリンタドライバデータをダウンロードす
る(ステップS22)。図3の例によれば、プリンタド
ライバのURLは、「http://www.abc.co.jp/aaa」で与
えられることになるため、このURLにアクセスして、
プリンタドライバのダウンロードを行う。 【0053】F.ドライバ配信処理:管理システム10
は、保存してあるドライバを要求に応じて各クライアン
トに配信する。ドライバの配信は次の処理によって行わ
れる。図6はドライバ配信処理のフローチャートであ
る。管理システム10が実行する処理である。この処理
では、管理システム10は、まずクライアントからの要
求を入力する(ステップS30)。クライアントから
は、使用を望むプリンタ名を特定した要求がなされる。
図1の例では、プリンタを「PRT1」,「PRT2」
などの名前で特定した要求がなされる。管理システム1
0は、ネットワークLAN上のシステム全体を管理して
おり、クライアントが使用を望んだプリンタ名およびク
ライアント側のプラットフォームに適合したドライバを
選択することができる。こうして適合するドライバを選
択すると、管理システム10は、該当するドライバをク
ライアントに配信する(ステップS32)。各プリンタ
ドライバは属性情報にインストール方法が付されてい
る。従って、管理システム10は、このインストール方
法に従って、配信先のクライアントにドライバをインス
トールする処理を実行する(ステップS34)。インス
トール時に実行すべき「実行形式ファイル」が指定され
ている場合には、クライアント側に配信された実行形式
ファイルをリモートで実行させる。これにより、クライ
アントにはドライバがインストールされ、指定したプリ
ンタで印刷を行うことが可能となる。 【0054】以上で説明した実施例の管理システム10
によれば、プリンタドライバをWebサーバ100から
ダウンロードして、ドライバのバージョンを最新のもの
に更新することができる。特に、Webサーバ100で
提供される属性情報に基づき、プリンタドライバを供給
するWebページの構成が複雑であったり、メーカごと
に異なっていたりしても、容易に所望のプリンタドライ
バを取得することができる。ネットワークLANの管理
者の負担を軽減することができる。 【0055】Webサーバ100上に属性情報を設ける
ことにより、Webサーバ100側にはWebページの
柔軟な構成を確保しつつ、管理システム10には、プリ
ンタドライバのダウンロードの容易化を図ることができ
る。タグの定義について柔軟性の高いXMLを用いて属
性情報を記述することにより、多彩な属性情報を簡易に
記載することができる利点もある。 【0056】G.第2実施例:第1実施例では、Web
サーバ100のネットワーク上での所在が固定されてい
る場合についてプリンタドライバの取得を容易にするシ
ステムを例示した。第2実施例では、Webサーバ10
0が移転しても、プリンタドライバの取得を容易にする
システムについて説明する。 【0057】第2実施例について全体のシステム構成
は、第1実施例と同様である。また、管理システム10
の機能ブロック、Webサーバ100に保存されている
データについても、構成上は第1実施例と同様である。
第2実施例では、管理システム10の属性情報取得モジ
ュール14の機能が追加されている点で第1実施例と相
違する。また、Webサーバ100に記憶される属性情
報の内容が追加されている点で第1実施例と相違する。
これらの追加により、以下に示す通り、第2実施例では
Webサーバの移転時もプリンタドライバの取得を容易
に実現することができる。 【0058】図7は第2実施例においてサーバ移転時の
データの授受について示す説明図である。プリンタドラ
イバは、当初、「abc.co.jp」なるドメイン名のWeb
サーバ100Pで提供されており、その後、「pqr.co.j
p」なるドメイン名のWebサーバ100Mに移転した
とする。移転後、しばらくの期間は、双方のサーバ10
0P、100Mが併存しているものとする。 【0059】かかる状況下で、移転前のWebサーバ1
00Pには、属性情報として、「属性情報移転先」が保
存される。この情報は、第1実施例と同様、XMLファ
イルで記述されており、DTDによって、移転先の情報
であることが定義されている。図示した例では、移転先
の情報として、Webサーバ100Mの属性情報の所在
「pqr.co.jp/const」が記録されている。最上位階層の
Webページと属性情報の所在との相対的な関係、即ち
「/const」に相当する部分が一定である場合には、移転
先のドメイン名さえ分かれば属性情報の所在が特定でき
るから、移転先のWebサーバ100Mのドメイン名
「pqr.co.jp」のみを記録するものとしてもよい。 【0060】管理システム10には、属性情報URLデ
ータベース16が、最初にアクセスすべき属性情報のU
RLを保持している。管理システム10内の属性情報取
得モジュール14は、このURLに従って属性情報を取
得する。管理システム10がWebサーバの移転を認識
していない間は、URLには属性情報について移転前の
旧所在が記憶されている。従って、管理システム10
は、図中に矢印ST1で示す通り、移転前のWebサー
バ100Pの属性情報にアクセスする。 【0061】移転前のWebサーバ100Pには、先に
説明した通り、「属性情報移転先」に関するデータが記
述されている。管理システム10は、Webサーバ10
0Pの属性情報の解析に基づき、Webサーバの移転を
検知すると、属性情報URLデータベース16の情報
を、「属性情報移転先」に従って変更する(図中の矢印
ST2参照)。 【0062】次に、管理システム10は、属性情報UR
Lデータベース16に基づいて再度、属性情報へのアク
セスを行う。この時点では、属性情報URLデータベー
ス16には、移転後の属性情報の所在が記憶されている
から、図中の矢印ST3で示す通り、管理システム10
は、移転後のWebサーバ100M内の属性情報にアク
セスすることができる。この属性情報には、第1実施例
で説明した通り、ドライバデータの所在等を示すデータ
が含まれている。従って、管理システム10は、第1実
施例で説明したのと同じ処理(図5参照)により、プリ
ンタドライバをダウンロードすることができる。 【0063】管理システム10の属性情報URLデータ
ベース16は、以上の処理により更新されるため、その
後、管理システム10は、移転前のWebサーバ100
Pではなく、移転後のWebサーバ100Mに直接アク
セスするようになる。ある程度の期間が経過して、We
bサーバ100Pへのアクセスがなくなった時点で、W
ebサーバ100Pを閉鎖すれば、プリンタドライバの
供給を受ける側に何ら支障を与えることなくサーバを移
転することができる。 【0064】Webサーバの移転への追従は、次の処理
により実現される。図8は第2実施例におけるドライバ
取得処理のフローチャートである。管理システム10が
実行する処理である。管理システム10が、予め設定さ
れたWebサーバの属性情報を取得し(ステップS1
0)、その内容を解析する(ステップS12)点につい
ては第1実施例と同様である。この時点では、先に図7
で説明した通り、移転前のWebサーバ100にアクセ
スする。 【0065】次に、管理システム10は移転があったか
否かを判定する(ステップS14)。取得した属性情報
に「属性情報移転先」が含まれていれば、移転があった
ものと判断される。このデータが含まれていなければ、
移転がなかったものと判断される。 【0066】移転があった場合には、「属性情報移転
先」に基づいて、属性情報の所在を移転後の所在に更新
する(ステップS16)。こうして更新された属性情報
に基づいて、再び属性情報の取得、解析を行う(ステッ
プS10,S12)。さらに、移転ありと判断された場
合には、属性情報を再度更新して、同様の処理を実行す
る。このように「属性情報移転先」を用いることによ
り、頻繁に移転が行われても、追従することができる。 【0067】ステップS14において、移転なしと判断
された後は、第1実施例と同様である。即ち、取得した
属性情報に基づき、プリンタドライバの更新がなされて
いる場合には(ステップS20)、ドライバデータのダ
ウンロードを行う(ステップS22)。 【0068】以上で説明した第2実施例のシステムによ
れば、第1実施例と同様の利点に加えて、プリンタドラ
イバの供給に何ら支障を与えることなく、Webサーバ
の移転を行うことができる。 【0069】H.変形例:上記実施例では、プリンタド
ライバの取得および配信を行うシステムを例示した。本
発明は、プリンタドライバを含む電子化されたコンテン
ツの容易な取得を実現するシステムを提供するものであ
り、種々のコンテンツを対象とすることができる。例え
ば、プリンタに限らず、種々のデバイスのドライバプロ
グラム一般を対象とすることができる。必ずしもデバイ
スが一種類に限定される必要はない。例えば、プリンタ
のドライバとスキャナのドライバとを提供するWebサ
ーバからのダウンロードに適用することも可能である。
ドライバが対象とするデバイスの種類を属性情報に含め
ればよい。このように同じ形式で利用目的、内容が異な
るコンテンツが混在する場合でも、属性情報の活用によ
り、適切なコンテンツの取得を容易かつ確実に行うこと
ができる。コンテンツとしては、ドライバの他、種々の
デバイスのファームウェアを対象とすることもできる。
種々のアプリケーションを対象としてもよい。ソフトウ
ェアに限らず、文字および画像のデータをコンテンツと
してもよい。例えば、いわゆるヘルプファイルをコンテ
ンツとする態様も好適である。 【0070】上記実施例では、インターネット上のWe
bサーバからコンテンツをダウンロードする場合を例示
した。本発明は、必ずしもインターネット上で構築され
るシステムに限られない。いわゆるイントラネット上に
管理システム、Webサーバの双方を備えるシステム構
成としてもよい。例えば、Webサーバに、社内で開発
された種々のソフトウェアパッケージ、技術文書、マニ
ュアル等をコンテンツとして保存するものとしてもよ
い。特に、ソフトウェアパッケージをサーバに保存し、
その利用条件等をXMLファイルで記述するものとすれ
ば、社内のソフトウェア資源の有効活用を図ることがで
きるため、非常に有用性が高い。 【0071】以上、本発明の種々の実施例について説明
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。上述の実施例では、管理システム
10を一台の汎用コンピュータで構成する場合を例示し
たが、図2に示した機能ブロックを連携して稼働する複
数のコンピュータで分散して実現するものとしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例におけるシステムの概略構成を示す説明
図である。 【図2】管理システム10の機能ブロックを示す説明図
である。 【図3】Webサーバ100に保存されているデータ構
成を示す説明図である。 【図4】属性情報ブロックの内容を示す説明図である。 【図5】ドライバ取得処理のフローチャートである。 【図6】ドライバ配信処理のフローチャートである。 【図7】第2実施例においてサーバ移転時のデータの授
受について示す説明図である。 【図8】第2実施例におけるドライバ取得処理のフロー
チャートである。 【符号の説明】 10…管理システム 12…制御部 14…属性情報取得モジュール 18…属性情報解析モジュール 20…ドライバデータ管理モジュール 22…ドライバデータベース 24…ドライバ配信モジュール 26…ネットワーク入出力モジュール 90…ファイアウォール 100,100P,100M…Webサーバ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 110 G06F 9/06 640E

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ネットワークに接続されたクライアント
    が、該ネットワークを介して所定のコンテンツを収集す
    ることを支援する支援システムであって、 前記ネットワーク上で前記クライアントにとって既知の
    所在に設けられ、前記コンテンツに関してネットワーク
    上の所在に関する情報を含む属性情報を提供する属性情
    報提供手段を備える支援システム。
JP2003032084A 2003-02-10 2003-02-10 ネットワーク上に存在するコンテンツを自動収集するシステム Pending JP2003308273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003032084A JP2003308273A (ja) 2003-02-10 2003-02-10 ネットワーク上に存在するコンテンツを自動収集するシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003032084A JP2003308273A (ja) 2003-02-10 2003-02-10 ネットワーク上に存在するコンテンツを自動収集するシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000157562A Division JP3852269B2 (ja) 2000-05-29 2000-05-29 ネットワーク上に存在するコンテンツを自動収集するシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003308273A true JP2003308273A (ja) 2003-10-31

Family

ID=29398094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003032084A Pending JP2003308273A (ja) 2003-02-10 2003-02-10 ネットワーク上に存在するコンテンツを自動収集するシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003308273A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005259115A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Microsoft Corp 更新配信システム中で更新メタデータを配信するためのタグベースのスキーマ
JP2006251893A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Mitsubishi Electric Corp アプリケーション取得方式及びアプリケーション取得方法及び記憶装置
JP2006323610A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法とプログラム
JP2008134967A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Sony Corp データ管理サーバ、データ管理システム、データ管理方法およびプログラム
JP2008301484A (ja) * 2008-05-19 2008-12-11 Canon Inc シンジケーションデータの構造
JP2010166603A (ja) * 2010-03-19 2010-07-29 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法とプログラム
JP2015032142A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社日立製作所 計算機システム、デバイスドライバインストール方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005259115A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Microsoft Corp 更新配信システム中で更新メタデータを配信するためのタグベースのスキーマ
JP2006251893A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Mitsubishi Electric Corp アプリケーション取得方式及びアプリケーション取得方法及び記憶装置
JP2006323610A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法とプログラム
JP4612863B2 (ja) * 2005-05-18 2011-01-12 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法とプログラム
JP2008134967A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Sony Corp データ管理サーバ、データ管理システム、データ管理方法およびプログラム
JP2008301484A (ja) * 2008-05-19 2008-12-11 Canon Inc シンジケーションデータの構造
JP2010166603A (ja) * 2010-03-19 2010-07-29 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法とプログラム
JP4653243B2 (ja) * 2010-03-19 2011-03-16 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法とプログラム
JP2015032142A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社日立製作所 計算機システム、デバイスドライバインストール方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7461133B2 (en) System of automatically fetching contents present on network
US7444370B2 (en) Device presenting information about resource location of device control software
JP3980596B2 (ja) サーバを遠隔かつ動的に構成する方法およびシステム
CN101605056B (zh) 一种j2ee服务器监控装置及采用该装置的监控方法
KR100421624B1 (ko) 플랫폼 독립적인 소프트웨어 자동 검색/배포/설치 장치 및그 방법
US9529578B2 (en) Automated service version upgrading
US8223365B2 (en) Apparatus and method for metering and monitoring print usage at non-network printers
US20030225894A1 (en) Image forming apparatus including web service functions
WO2013035348A1 (ja) OSGiプログラム、OSGiシステム
EP1816562A1 (en) System and method for extending a component-based application platform with custom services
JP2004005606A (ja) ウェブを用いたワークステーションへのプリンタインスタンスの生成
CN107463453B (zh) 同一终端不同应用间通信的方法、装置、设备和存储介质
EP1349062A2 (en) Download management system
US20070245039A1 (en) Method and apparatus for maintaining peripheral device support information
KR20070001973A (ko) 클라이언트 측 통신 프로토콜 스택 구성 방법, 프로세스 간통신 프로토콜 구성 시스템 및 머신 판독가능한 저장 장치
AU2007210261A1 (en) Download service for device drivers
US7937711B2 (en) Method and apparatus for providing a consolidated namespace to client applications in multi-tenant common information model (CIM) environments
JP2008269163A (ja) 障害解析支援装置、障害解析支援方法及び障害解析支援プログラム
US20090257085A1 (en) Generation of a web page including menu items for web pages
JP2003308273A (ja) ネットワーク上に存在するコンテンツを自動収集するシステム
JP2006517702A (ja) 周辺装置を管理するための方法並びにそれを用いたコンピュータ・システム
US8560701B2 (en) Method and apparatus for web service communication
JP2008294820A (ja) ネットワーク通信装置
US7450258B2 (en) Systems and methods for remote management of printing devices
US10291743B2 (en) Configuring service endpoints in native client applications