JP2003308026A - 平面型表示装置用電極付き基板とその製造方法 - Google Patents

平面型表示装置用電極付き基板とその製造方法

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JP2003308026A
JP2003308026A JP2002114751A JP2002114751A JP2003308026A JP 2003308026 A JP2003308026 A JP 2003308026A JP 2002114751 A JP2002114751 A JP 2002114751A JP 2002114751 A JP2002114751 A JP 2002114751A JP 2003308026 A JP2003308026 A JP 2003308026A
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Ryohei Koyama
亮平 小山
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 開口率を高く維持したまま配線の抵抗を下
げ、しかもその配線の上に形成する絶縁層への影響のな
い平坦性が得られる平面型表示装置用電極付き基板とそ
の製造方法の提供。 【解決手段】 基板1−aに予め配線4を形成し、それ
を耐熱性と光透過性の高い熱可塑性を有する樹脂基板5
に加熱加圧して転写し基板1−aを除去することで、配
線4が樹脂基板5に埋め込まれていて表面が平坦な基板
を得る。この得られた基板は表面が平坦なためその上に
形成される層の厚みばらつきやピンホールの発生がな
く、平面型表示装置用電極付き基板として優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低消費電力であり
かつ開口率の高い平面型表示装置用電極付き基板とその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、平面型表示機器は目覚しい発展を
遂げており真空を使ったCRTのかなりの部分を代替し
て来ている。特に家庭用のテレビの分野にも進出して来
ておりしかも30型程度の中型から大型の物も使われる
ようになった。しかしながらこうした大型の平面型表示
機器は液晶型でもプラズマディスプレー型でも極めて高
価にならざるを得ない。液晶型においては基本的に白色
光源の光のうち所望の波長の光のみ透過させるため光の
活用効率が低く大型になればなるほど明るさを確保する
ことは困難になる。当然光の利用効率を上げるため電極
の付いた基板の電極線が遮る面積を小さくする工夫(開
口率を大きくする工夫)は行われているが、逆に電極線
の幅を縮めるため信号を運ぶ回路として電気抵抗が高く
なり液晶のシャッターとしての諧調性が取れなくなり画
質が低下してしまう。勿論電極線の幅を縮めた分、電極
線の厚みを増やせば電気抵抗は抑えられるが電極線の上
に形成される絶縁層の電極線による段差での絶縁不良や
その表層の回路形成における平坦性が下がることによる
収率低下が避けられず、実質的には電極線の厚みは0.
3μm以下に抑えられている。
【0003】日経BP社発行“日経マイクロデバイス別
冊フラット・ディスプレイ2002実務編”P.185
の記載によれば、通常製造方法による構造では平坦なガ
ラスの上に配線を形成するため回路の厚み分だけ凸にな
り、逆に絶縁の歩留まりを確保するため回路の厚みを
0.3μm以下に制限せざるを得なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記に記載した如く、
これらの現行の方法では、開口率を確保するため電極線
の幅を抑えてなおかつ電極線の抵抗を抑え、更に表面の
平坦性を確保することは原理的に不可能である。本発明
は、かかる状況を鑑みてなされたものであり、平坦性の
確保と電極線の低電気抵抗を維持しつつ、電極線の幅を
狭くすることで開口率を高くした平面型表示装置用電極
付き基板とその製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 1.ガラス転移温度が130℃以上、全光線透過率が8
5%以上を有する樹脂基板に導電体からなる配線が形成
されている基板において、該配線が該樹脂基板に埋め込
まれていて該配線の該樹脂基板表面からの突出高さが
0.1μm以下であることを特徴とする平面型表示装置
用電極付き基板。
【0006】2.配線の幅が10μm以下で、かつ配線
の厚みが0.5μm以上であることを特徴とする項1の
平面型表示装置用電極付き基板。 3.配線幅を配線間隔で割った値が2%以下0.1%以
上であることを特徴とする項1または2に記載の平面型
表示装置用電極付き基板。 4.配線厚みを配線幅で割った値が0.02以上2以下
であることを特徴とする項1〜3に記載の平面型表示装
置用電極付き基板。
【0007】5.配線を構成する導電体の表面の内樹脂
と接触している面の中心線平均粗さ(Ra)が100n
m以上5nm以下であることを特徴とする項1〜4に記
載の平面型表示装置用電極付き基板。 6.基板上に銅製配線を形成する工程、樹脂基板または
樹脂層を表面に形成したガラスに該銅製配線を内側に基
板を外側にして加熱加圧し該銅製配線を樹脂基板または
樹脂層に埋め込む工程と該基板を除去する工程を含む平
面型表示装置用電極付き基板の製造方法。
【0008】7.基板の片面全面に銅層を形成する工
程、回路として必要な部分にレジストを形成する工程、
該レジストをマスクとして銅箔をエッチングで除去する
工程を含む製造方法によって基板上に銅製配線を形成す
ることを特徴とする項6の平面型表示装置用電極付き基
板の製造方法。 8.片面に銅と異なるエッチング性を持つ異種金属の薄
層がメッキで形成された銅箔からなる基板の該異種金属
薄層上に、電解メッキにより銅層を形成することで基板
の片面全面に銅層を形成することを特徴とする項7の平
面型表示装置用電極付き基板の製造方法。
【0009】9.アルミからなる基板の片面に電解メッ
キにより銅層を形成することで基板の片面全面に銅層を
形成することを特徴とする項7の平面型表示装置用電極
付き基板の製造方法。 10.フィルムからなる基板の片面に無電解メッキまた
は電解メッキまたはスパッターにより銅層を形成するこ
とを含む方法で基板の片面全面に銅層を形成することを
特徴とする項7の平面型表示装置用電極付き基板の製造
方法。
【0010】11.金属製の基板に薄い銅層を形成する
工程、その後回路として形成される予定の場所を除いた
部分にレジストを形成する工程、該レジストをマスクと
して基板をカソード電極として電解メッキにより銅製配
線を形成する工程、該レジストを剥離する工程、該薄い
銅層の内銅製配線部分以外を除去する工程を含む製造方
法によって基板上に銅製配線を形成することを特徴とす
る項6の平面型表示装置用電極付き基板の製造方法。
【0011】12.ステンレス製の基板に電解メッキで
薄い銅層を形成する工程により、金属製の基板に薄い銅
層を形成することを特徴とする項11の平面型表示装置
用電極付き基板の製造方法。 13.アルミニウム製の基板に電解メッキで薄い銅層を
形成する工程により、金属製の基板に薄い銅層を形成す
ることを特徴とする項11の平面型表示装置用電極付き
基板の製造方法。
【0012】14.銅製の基板に銅を溶解するエッチン
グ液に対して耐性をもつ金属を薄く形成後電解メッキで
薄い銅層を形成する工程により、金属製の基板に薄い銅
層を形成することを特徴とする項11の平面型表示装置
用電極付き基板の製造方法。 15.樹脂基板、または樹脂層を表面に形成したガラス
基板の樹脂層上に銅層を形成する工程、選択エッチング
法により銅製配線を形成する工程、銅製配線が形成され
た面に該樹脂が軟化する温度でも平坦性を維持できる板
を当て、該樹脂が軟化する温度まで加熱加圧し、該銅製
配線を樹脂層に埋め込み、樹脂が硬化するまで冷却した
後、板を外す工程を含むことを特徴とする平面型表示装
置用電極付き基板の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。本発明に使用される樹脂基板は、平面表示装置では
その面に駆動用トランジスタを形成したり、信号保持用
のコンデンサーを形成する工程で熱処理が発生するた
め、ガラス転移温度が少なくとも130℃以上である樹
脂を使用する。好ましくは150℃、さらに好ましくは
200℃である。また、本発明に使用される樹脂基板は
可視光の透過率が高いことも表示素子として重要な要素
である。フラットパネルディスプレイ材料として使用す
るためには、全光線透過率が85%以上あることが必須
である。好ましくは88%、さらに好ましくは90%で
ある。
【0014】このような条件を満たす樹脂の例として
は、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテル
スルホン、また環状オレフィン共重合体などがあげられ
る。これらの樹脂単独、または混合物であってもよい。
樹脂特性として、上記のガラス転移温度および全光透過
率を満たせばよい。樹脂の特性としては熱可塑性を有し
ていることが必要であるが上記条件を満たす範囲で熱硬
化成分を一部有していてもかまわない。また、樹脂改質
のため種々の添加剤等を含んでいてもよい。その含有量
は、最終的樹脂材料の材質のTgおよび全光透過率が規
定の範囲に入るよう、各樹脂および添加剤により、適宜
定めればよい。例えばポリカーボネートの例としては、
ジェネラルエレクトリック社の「レキサン(登録商
標)」、環状オレフィン共重合体の例としては日本ゼオ
ン株式会社の「ZEONEX(登録商標)」、JSR株
式会社の「ARTON(登録商標)」、三井化学株式会
社の「アペル(登録商標)」などが使用可能である。
【0015】該配線の該樹脂面からの突出高さは0.1
μm以下である。これより突出が大きいと、この面にト
ランジスタやコンデンサーを形成する場合、その上に形
成する絶縁体に段差部分(配線と樹脂)によりピンホー
ルなどの欠陥が発生しやすくなり絶縁不良による不良率
が急増する。この突出高さは表面形状測定器を用いて、
樹脂表面と配線の段差を測定することにより測定され
る。配線の幅は10μm以下で、かつ配線の厚みが0.
5μm以上が好ましい。これは種々の平面型表示素子で
現状最小20μm程度の幅を持っているが10μm以下
になれば人間の目で認識できなくなる幅になり眼球疲労
を防止できるからである。配線の厚みが0.5μmより
薄くなると、回路抵抗が高くなり配線によるエネルギー
ロスが大きくなる。
【0016】配線幅を配線間隔で割った値は2%以下
0.1%以上であることが好ましい。それはこの値が小
さい場合背面照明のエネルギー効率に影響を与え配線に
よるエネルギーロスを大幅に低減できるが、0.1%程
度になると他のエネルギーロス(例えば液晶自体やガラ
スによる)と同等になるのでこれ以上に下げても効果は
確認できなくなるためである。また、配線厚みを配線幅
で割った値は0.02以上2以下であることが好まし
い。理論的には同じ断面積であれば配線の抵抗は同じに
なり、したがって液晶を駆動する性能は同等になるが、
配線が同じ断面積である場合、この値が大きければ、配
線回路の幅が狭くなり、配線によるエネルギーロスが低
くなる。しかし2より大きく取ると樹脂が配線を埋める
時に気泡を巻き込みその上に形成される絶縁層の欠陥が
増加して不良率が無視できなくなる。
【0017】配線を構成する導電体の表面の内、樹脂と
接触している面(図7、符号A、太線で表示された部
分)は中心線平均粗さRaが100nm以下5nm以上
であることが好ましい。配線は樹脂に埋め込まれている
が樹脂と配線の接着が不十分であるとその後の加工工程
での加熱による剥がれが発生しやはり不良率を大きくし
てしまう。そこで配線の表面に粗面化処理例えば黒化処
理(酸化によって微小な突起を形成し、その後酸化層の
み除去して凹凸を形成する処理)などを施し配線と樹脂
の密着力を上げる。ただしこの凹凸は5nm未満では密
着力が上がらず、逆に100nmを越えると光の散乱に
より画質が乱れる。
【0018】次に、配線の形成方法を説明する。製造方
法は大きく分けて2つある。 (1)基板に回路を形成後、それを樹脂層に加熱圧着
し、最後に基板を除去する方法。 (2)樹脂層に全面銅層を形成してそれをエッチングで
回路にした後、平坦な板で加熱加圧することで樹脂層に
凸になっている回路を樹脂層の中に押し込む方法。
【0019】(1)は基板に回路を形成する方法が更に
2つに分かれる。この基板に回路を形成する2つの方法
を説明する。まず第1の方法は、最終的には除去してし
まう基板の上に全面銅層を形成し、その銅層を回路上に
なる様フォトレジストによる部分的マスキングを施した
後銅層を溶解できるエッチング液で選択エッチングし、
レジストをその後除去して基板に回路が形成された物を
得る工程とその回路を樹脂層に加熱加圧することで押し
込み接着させる工程と最後に基板を除去して、樹脂層に
回路が埋め込まれた配線板を得る方法である。
【0020】基板上に銅層を形成する方法としては最後
に基板を除去する方法によりさまざまなバリエーション
が存在する。例えば、 (a)厚い銅箔の表面に銅と異なるエッチング性を持つ
バリア金属例えばニッケルの薄層とその上に最終的に回
路になる銅層を形成する。この場合形成方法は何でも良
いが電解メッキで層状に形成する方法が最も低コストで
ある。銅箔はプリント基板に使われる電解銅箔の70か
ら35μm厚み程度で良い。その平坦面に例えばスルフ
ァミン酸ニッケル浴でニッケル−リン(合金層)を0.
1から1μm程度析出させその後硫酸銅メッキで回路と
して必要な厚みだけ銅層を形成する。 (b)銅と異なる金属箔(例えばアルミ箔)で厚み80
〜200μm程度の物の上にピロリン酸銅メッキで最終
的に回路になる銅層を形成する。この場合アルミ箔の上
に銅メッキする前に亜鉛の置換メッキを施すと銅層のア
ルミに対する密着力が大きくなり途中工程での取り扱い
性が高まる。 (c)ポリイミド等の耐熱性の高いフィルムに銅をスパ
ッターで0.1〜0.3μm程度形成し、その後、硫酸
銅メッキ等で最終的に回路になる銅層を形成する。
【0021】上記記載の方法あるいはその他の方法によ
って得られた銅層にドライフィルムのようなレジスト層
を形成、選択露光するための回路予定個所が光を透過す
るマスクを当てて露光する。配線を形成するためのレジ
ストは液状でもフィルム状でも使えるが最低L/S=5
/5程度の解像力が必要であり、従ってレジスト厚みも
10μm以下のものが好ましい。なお露光に使うマスク
は寸法精度から最低ガラス基板を使ったエマルジョンマ
スク、好ましくはクロムマスクが良い。レジスト層を現
像して回路になるところ以外の銅層を露出させエッチン
グ液で銅層を除去する。最後にレジストを除去して基板
上に銅製配線を形成する。
【0022】最後に樹脂層を加熱加圧し、その後基板を
除去するが、それには上記(a)〜(c)の方法で基板
上に銅層を形成した場合に対応して下記のような方法が
ある。 (α)上記(a)の方法を用いて基板上に銅層を形成し
た場合、初めに基板とした銅箔を溶かし、バリア金属を
溶解しないエッチング液で銅箔を溶解する。その後逆に
バリア金属を溶解し、銅を溶解しない液でバリア金属を
溶解する。例えばバリア金属がニッケルの場合にニッケ
ルが表面に出る直前までは銅を溶かす液で速度の速いも
の、例えば塩化第2鉄で溶解し途中で濃硝酸に切り替え
ニッケル層が出るまで銅をエッチングする。最後に銅を
溶かさずニッケルを溶かす希硫酸でエッチングして回路
を露出させる。 (β)上記(b)の方法を用いて基板上に銅層を形成し
た場合、初めに基板としてアルミを使い、アルカリ(例
えば水酸化ナトリウム)あるいは酸(例えば希塩酸)
で、アルミを溶解する。この場合、酸またはアルカリが
銅層に達しても銅はほとんど溶けず、層として残る。 (γ)上記(c)の方法を用いて基板上に銅層を形成し
た場合、150℃〜180℃程度の温度で数時間加熱す
る。すると、銅層とポリイミド同士の密着力が無くなる
ので、ポリイミドフィルムを機械的に剥離する。
【0023】最後に除去する基板に回路を形成する第2
の方法は基板を金属板としその上に非常に薄い銅層を電
解メッキで形成後回路とする予定の場所を除いてレジス
トを形成し、薄い銅層を電極として回路予定個所に銅製
回路を形成させる、最後にレジストを除去する方法であ
る。なお樹脂層に加熱加圧後基板除去後されに薄い銅層
を除去する。
【0024】基板上に薄い銅層を形成する方法としては
最後に基板を除去する方法によりさまざまなバリエーシ
ョンが存在する。 (イ)基板として耐食性の高いステンレス板に電解メッ
キ(硫酸銅メッキでもピロリン酸銅メッキでも)で薄い
銅層を形成する。この場合樹脂層に加熱加圧後ステンレ
ス板は力を加えることで容易に薄い銅層との間で剥離を
起こし最後に薄い銅層のみエッチング速度の低い液で除
去する。 (ロ)基板としてアルミ箔を使用し、電解ピロリン酸銅
メッキで薄い銅層を形成する。この場合回路を形成した
基板を樹脂層に加熱加圧後銅を溶解しないアルミエッチ
ング液、例えば水酸化ナトリウムや希塩酸でアルミ基板
を除去し最後に薄い銅層のみエッチング速度の低い液で
除去する。 (ハ)基板として銅箔を用いニッケル等の銅を溶解する
エッチング液に対して耐性をもつ金属を薄く形成後電解
メッキで薄い銅層を形成する。この場合回路を形成した
基板を樹脂層に加熱加圧後ニッケルを溶解しない銅エッ
チング液で銅箔を溶解し、ニッケル層を露出させる。次
にニッケルを溶解し銅を溶解しないエッチング液でニッ
ケル層を除去し最後に薄い銅層のみエッチング速度の低
い液で除去する。
【0025】最後に回路を予め形成した基板を最後に除
去するのではなく初めから樹脂基板に回路を形成する方
法を説明する。この方法は樹脂層に予め回路を構成する
銅箔層を全面に接着する。レジストを用いてその銅薄層
を所望の回路にエッチングで加工した後銅製配線が形成
された面に、該樹脂が軟化する温度でも平坦性を維持で
きる板を当て、該樹脂が軟化する温度まで加熱加圧し該
銅製配線を樹脂層に埋め込み、樹脂が硬化するまで冷却
した後、板を外す方法である。平坦な板の材質は、金
属、ガラス、PTFE樹脂等が使用できるが、樹脂表面
と直接接触するため、平坦かつ剥離しやすい素材が好ま
しい。樹脂の軟化温度および圧については、樹脂材料に
より適宜選択される。樹脂の軟化状態は、配線を埋め込
むことができるが樹脂自身が流動してしまわない程度が
好ましい。
【0026】以下、本発明を実施例に基づいて説明す
る。
【実施例1】本実施例を図1に従って説明する。三井金
属鉱業株式会社製の35μm銅箔(図1中符号1−a)
の光沢面側にニッケル層(図1中符号11)を電解メッ
キで5μm形成した。その上に硫酸銅メッキで銅を3μ
m形成した(図1中符号2)。この状態は図1−(a)
で表される。その上にドライフィルムレジスト(旭化成
株式会社製「サンフォート」(登録商標))AX124
の10μm厚みの物を標準の条件でラミネートした。更
に配線幅12μmで配線のピッチが300μmのガラス
エマルジョンマスク(配線部分は透明)を当てて露光
し、続いて現像した。こうして回路として残す部分にレ
ジストパターン(図1中符号3)を形成した。この状態
は図1−(b)で表される。次に濃硝酸で銅箔をエッチ
ングした。ニッケルはエッチングされず残った。この状
態は図1−(c)で表される。その後3%水酸化ナトリ
ウムでドライフィルムレジストを剥離した。得られた銅
配線は厚みが3μm、幅が平均5μm、配線ピッチが3
00μmであった。配線を構成する導電体の表面の内、
最終工程で樹脂と接触する面の中心線平均粗さ(Ra)
は95nmであった。
【0027】次に厚さ1mmのポリカーボネート板(図
1中符号5)に前記キャリアー付き極薄銅箔の前述で形
成した銅配線がポリカーボネート製板と接し(この状態
は図1−(d)で表される)、35μm銅箔が外側にな
る様重ねて真空プレスに挿入した。真空にした後熱板を
200℃まで上昇させた後20kg/cm2で30分間
加圧後加圧したまま熱板を冷却し熱板が40℃になった
ら加圧をやめ真空を開放した。この状態は図1−(e)
で表される。
【0028】次に前記加圧成型した基板の35μm厚銅
箔1−a、を初め塩化第2鉄で途中から濃硝酸でエッチ
ング除去した。この状態は図1−(f)で表される。そ
の後銅を溶解せずニッケルのみエッチングする希硫酸で
ニッケルを除去した。この状態は図1−(g)で表され
る。この結果可視光透過率90%のポリカーボネート板
の表面に300μmピッチ、配線幅5μm厚み3μmの
銅配線が埋め込まれた平坦性の高い平面型表示装置用電
極付き基板が得られた。表面形状測定器を用い銅配線と
ポリカーボネート板の段差、すなわち配線の該樹脂基板
表面からの突出高さを測定したところ0.08μmであ
った。
【0029】
【実施例2】本実施例を図2に従って説明する。東洋ア
ルミニウム株式会社製アルミ箔(材質1N30、硬質
箔、厚み100μmで特艶タイプ、図2中符号1−b)
の表面をイソプロピルアルコールで脱脂した後0.9%
塩酸にNaHF2100g/Lとした溶液に30秒浸し
その後奥野製薬株式会社製ジンケート処理液“サブスタ
ーAZ”をメーカー標準条件で処理した。水洗後ピロリ
ン酸銅メッキ液で0.6A/dm2の電流密度で銅箔厚
み3μmになるまでメッキした(図2中符号2)。次に
株式会社荏原電産製ブラウンオキサイド499液の標準
条件で褐色化処理をし、更に5%硫酸で2分処理して銅
酸化物を除去して粗化面を形成した。この状態は図2−
(a)で表される。
【0030】粗化した銅箔側にドライフィルムレジスト
旭化成株式会社製“サンフォート(登録商標)”AX1
24の10μm厚みの物を標準の条件でラミネートし
た。更に配線幅12μmで配線のピッチが300μmの
ガラスエマルジョンマスク(配線部分は透明)を当てて
露光し、続いて現像した。こうして回路として残す部分
にレジストパターン(図2中符号3)を形成した。この
状態は図2−(b)で表される。次に塩化第1鉄エッチ
ング液でエッチングし(図2−(c))その後3%水酸
化ナトリウムでドライフィルムレジストを剥離した。得
られた銅配線(図2中符号4)は厚みが3μm、幅が平
均5μm、配線ピッチが300μmであった。
【0031】次に厚さ1mmのポリカーボネート板(図
2中符号5)に前記アルミ箔付き極薄銅配線板の前述で
形成した銅配線がポリカーボネート製板と接し(図2−
(d))、アルミニウムが外側になる様重ねて真空プレ
スに挿入した。真空にした後熱板を200℃まで上昇さ
せた後20kg/cm2で30分間加圧後加圧したまま
熱板を冷却し熱板が40℃になったら加圧をやめ真空を
開放した。この状態は図2−(e)で表される。
【0032】次に前記加圧成型した基板のアルミ箔10
0μmを15%塩酸でエッチング除去した。この状態は
図2−(f)で表される。この結果可視光透過率90%
のポリカーボネート板の表面に300μmピッチ、配線
幅5μm厚み3μmの銅配線が埋め込まれ、平坦性の高
い平面型表示装置用電極付き基板が得られた。表面形状
測定器を用い銅配線とポリカーボネート板の段差、すな
わち配線の該樹脂基板表面からの突出高さを測定したと
ころ0.06μmであった。
【0033】
【実施例3】厚さ50μmのポリイミドフィルム(東レ
・デュポン社製カプトンEN(登録商標))を酸素プラ
ズマでスパッターした後銅を0.2μmスパッターし
た。その上に硫酸銅メッキで銅を3μ形成した後銅表面
にドライフィルムレジスト旭化成株式会社製「サンフォ
ート(登録商標)」AX124の10μm厚みの物を標
準の条件でラミネートした。更に配線幅12μmで配線
のピッチが300μmのガラスエマルジョンマスク(配
線部分は透明)を当てて露光し、続いて現像した。こう
して回路として残す部分にレジストパターンを形成し
た。次に塩化第1鉄エッチング液でエッチングしその後
3%水酸化ナトリウムでドライフィルムレジストを剥離
した。得られた銅配線は厚みが3μm、幅が平均5μ
m、配線ピッチが300μmであった。
【0034】次に厚さ1mmのポリカーボネート製板に
前記スパッターで形成した銅層付きポリイミドフィルム
の前述で形成した銅配線がポリカーボネート製板と接
し、ポリイミドフィルムが外側になる様重ねて真空プレ
スに挿入した。真空にした後熱板を200℃まで上昇さ
せた後20kg/cm2で30分間加圧後加圧したまま
熱板を冷却し熱板が40℃になったら加圧をやめ真空を
開放した。次に前記加圧成型したポリカーボネート板か
らポリイミドフィルムを剥離した。
【0035】この結果可視光透過率90%のポリカーボ
ネート板の表面に300μmピッチ、配線幅5μm厚み
3μmの銅配線が埋め込まれ、平坦性の高い平面型表示
装置用電極付き基板が得られた。表面形状測定器を用い
銅配線とポリカーボネート板の段差、すなわち配線の該
樹脂基板表面からの突出高さを測定したところ0.07
μm以下であった。
【0036】
【実施例4】本実施例を図3に従って説明する。厚さ
0.5mmのステンレス板(材質316、図3中符号1
−b)の表面をイソプロピルアルコールで脱脂した後硫
酸銅めっきを使い2A/dm2の電流密度で銅層厚み
0.3μmになるまでメッキした(図3中符号2−
a)。この状態は図3−(a)で表される。硫酸銅めっ
きで形成した銅表面にドライフィルムレジスト旭化成株
式会社製“サンフォート(登録商標)”AX124の1
0μm厚みの物を標準の条件でラミネートした。更に配
線幅8μmで配線のピッチが300μmのガラスエマル
ジョンマスク(配線部分は不透明)を当てて露光し、続
いて現像した。こうして回路とする部分に以外にレジス
トパターン(図3中符号3)を形成した。この状態は図
3−(b)で表される。再び硫酸銅めっきを使い2A/
dm2の電流密度でレジストでマスクされていない回路
部分の銅厚みが8μmになるまでめっきした。この状態
は図3−(c)で表される。その後3%水酸化ナトリウ
ムでドライフィルムレジストを剥離した。
【0037】次に厚さ1mmのポリカーボネート製板に
前記ステンレス板に銅配線が形成した基板の形成された
銅配線がポリカーボネート製板と接し、ステンレス板が
外側になる様重ねて真空プレスに挿入した。真空にした
後熱板を200℃まで上昇させた後20kg/cm2
30分間加圧後加圧したまま熱板を冷却し熱板が40℃
になったら加圧をやめ真空を開放した。次に前記加圧成
型したポリカーボネート板からステンレス板を剥離し
た。更に表面の0.3μmの銅層を過硫酸アンモニウム
100g/lでエッチング除去した。
【0038】この結果可視光透過率90%のポリカーボ
ネート板の表面に300μmピッチ、配線幅8μm厚み
7μmの銅配線が埋め込まれた平坦性の高い平面型表示
装置用電極付き基板が得られた。表面形状測定器を用い
銅配線とポリカーボネート板の段差、すなわち配線の該
樹脂基板表面からの突出高さを測定したところ0.08
μmであった。
【0039】
【実施例5】本実施例を図4に従って説明する。東洋ア
ルミニウム株式会社製アルミ箔(材質1N30、硬質
箔、厚み100μmで特艶タイプ、図4中符号1−b)
の表面をイソプロピルアルコールで脱脂した後0.9%
塩酸にNaHF2100g/Lとした溶液に30秒浸し
その後奥野製薬社製ジンケート処理液“サブスターA
Z”をメーカー標準条件で処理した。水洗後ピロリン酸
銅メッキ液で0.6A/dm2の電流密度で銅箔厚み
0.3μmになるまでメッキした。この状態は図4−
(a)で表される。
【0040】銅面(図4中符号2−a)にドライフィル
ムレジスト旭化成株式会社製“サンフォート(登録商
標)”AX124の10μm厚みの物を標準の条件でラ
ミネートした。更に配線幅8μmで配線のピッチが30
0μmのガラスエマルジョンマスク(配線部分は不透
明)を当てて露光し、続いて現像した。この状態は図4
−(b)で表される。次に硫酸銅めっきを使い2A/d
2の電流密度でレジストでマスクされているところ以
外の回路部分の銅厚みが8μmになるまでめっきした。
この状態は図4−(c)で表される。次に過硫酸アンモ
ニウム100g/Lの液でエッチングして不要な銅の薄
層を除去し、その後3%水酸化ナトリウムでドライフィ
ルムレジストを剥離した。
【0041】次に厚さ1mmのポリカーボネート製板
(図4中符号5)に前記アルミ箔に銅配線が形成された
基板の形成された銅配線がポリカーボネート製板と接し
(図4−(d))、アルミ箔が外側になる様重ねて真空
プレスに挿入した。真空にした後熱板を200℃まで上
昇させて20kg/cm2で30分間加圧後加圧したま
ま熱板を冷却し熱板が40℃になったら加圧をやめ真空
を開放した。この状態は図4−(e)で表される。
【0042】次に前記加圧成型したポリカーボネート板
に接着されたアルミ箔を15%塩酸でエッチング除去し
た。この状態は図4−(f)で表される。この結果可視
光透過率90%のポリカーボネート板の表面に300μ
mピッチ、配線幅8μm厚み7μmの銅配線が埋め込ま
れた平坦性の高い平面型表示装置用電極付き基板が得ら
れた。表面形状測定器を用い銅配線とポリカーボネート
板の段差、すなわち配線の該樹脂基板表面からの突出高
さを測定したところ0.08μmであった。
【0043】
【実施例6】本実施例を図5に従って説明する。三井金
属鉱業株式会社製の35μm銅箔(図5中符号1−a)
の表面にニッケルを電解メッキで3μm形成した(図5
中符号11)。その上に硫酸銅メッキで銅を0.3μm
形成した(図5中符号2)。この状態は図5−(a)で
表される。その上にドライフィルムレジスト旭化成株式
会社製“サンフォート(登録商標)”AX124の10
μm厚みの物を標準の条件でラミネートした。更に配線
幅12μmで配線のピッチが300μmのガラスエマル
ジョンマスク(配線部分は不透明)を当てて露光し、続
いて現像した。こうして回路として残す部分以外ににレ
ジストパターン(図5中符号3)を形成した。この状態
は図5−(b)で表される。次に硫酸銅めっきを使い2
A/dm2の電流密度でレジストでマスクされていると
ころ以外の回路部分の銅厚みが8μmになるまでめっき
した。この状態は図5−(c)で表される。その後3%
水酸化ナトリウムでドライフィルムレジストを剥離した
後(図5−(d))過硫酸アンモニウム100g/Lの
液でドライフィルムが載っていた部分の0.3μm銅層
が無くなるまでエッチングした(図5−(e))。
【0044】次に厚さ1mmのポリカーボネート製板
(図5中符号5)に前記銅箔に銅配線が形成された基板
の形成された銅配線がポリカーボネート製板と接し、銅
箔が外側になる様重ねて真空プレスに挿入した。真空に
した後熱板を200℃まで上昇させて20kg/cm2
で30分間加圧後加圧したまま熱板を冷却し熱板が40
℃になったら加圧をやめ真空を開放した(図5−
(f))。次に前記加圧成型したポリカーボネート板に
接着された銅箔を濃硝酸でエッチング除去した(図5−
(g))。その後銅を溶解せずニッケルのみエッチング
する希硫酸でニッケルを除去した(図5−(h))。
【0045】この結果可視光透過率90%のポリカーボ
ネート板の表面に300μmピッチ、配線幅5μm厚み
7μmの銅配線が埋め込まれた平坦性の高い平面型表示
装置用電極付き基板が得られた。表面形状測定器を用い
銅配線とポリカーボネート板の段差、すなわち配線の該
樹脂基板表面からの突出高さを測定したところ0.08
μmであった。
【0046】
【実施例7】本実施例を図6に従って説明する。三井金
属鉱業株式会社製“MicroThin(登録商標)”
S(35μm銅箔の表面に3μm銅箔が形成された積層
体)の3μm銅箔側に、厚さ1mmのポリカーボネート
製板(図6中符号5)を重ねて真空プレスに挿入した。
真空にした後熱板を200℃まで上昇させて20kg/
cm2で30分間加圧後加圧したまま熱板を冷却し熱板
が40℃になったら加圧をやめ真空を開放した。次に3
5μm銅箔を引き剥がした。これにより、3μm銅箔
(図6中符号2)とポリカーボネート板の積層体を作成
した(図6−(a))。
【0047】3μm銅箔側にドライフィルムレジスト旭
化成株式会社製“サンフォート(登録商標)”AX12
4の10μm厚みの物を標準の条件でラミネートした。
更に配線幅12μmで配線のピッチが300μmのガラ
スエマルジョンマスク(配線部分は透明)を当てて露光
し、続いて現像した。こうして回路として残す部分にレ
ジストパターン(図6中符号3)を形成した(図6−
(b))。次に塩化第1鉄エッチング液でエッチングし
その後3%水酸化ナトリウムでドライフィルムレジスト
を剥離した。得られた銅配線は厚みが3μm、幅が平均
5μm、配線ピッチが300μmであった(図6−
(c))。
【0048】次に再び得られた配線が形成されたポリカ
ーボネート板を両側から平坦に研磨されたステンレス板
(図6中符号6)ではさみ(図6−(d))真空プレス
に挿入した。真空にした後熱板を200℃まで上昇させ
て20kg/cm2で30分間加圧後加圧したまま熱板
を冷却し熱板が40℃になったら加圧をやめ真空を開放
した。この結果可視光透過率90%のポリカーボネート
板の表面に300μmピッチ、配線幅5μm厚み3μm
の銅配線が埋め込まれた平坦性の高い平面型表示装置用
電極付き基板が得られた(図6−(e))。表面形状測
定器を用い銅配線とポリカーボネート板の段差を測定し
たところ0.08μm以下であった。
【0049】
【発明の効果】本願発明によれば開口率が高く、且つ配
線部分の電気抵抗が低い平面型表示装置用電極付き基板
を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の工程を説明する図。
【図2】実施例2,3の工程を説明する図。
【図3】実施例4の工程を説明する図。
【図4】実施例5の工程を説明する図。
【図5】実施例6の工程を説明する図。
【図6】実施例7の工程を説明する図。
【図7】樹脂に埋め込まれた配線を構成する導電体の表
面の内、樹脂と接触している面を説明する図。
【符号の説明】
1−a 基板 1−b 基板 2 銅層 2−a 薄い銅層 3 レジスト 4 銅製配線 4−b メッキで形成された銅製配線 5 樹脂基板 6 樹脂基板が軟化する温度でも平坦性を維持でき
る板 11 ニッケル層 A 配線を構成する導電体の表面の内、樹脂と接触
している面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H090 JA05 JB03 JC03 JC08 JD14 LA01 2H092 GA33 GA41 HA14 HA19 MA32 NA07 NA28 PA01 5C094 AA04 AA10 AA24 AA43 DA13 EB02 EB10 FA01 FA02 FB01 FB02 FB12 FB15 JA01 JA08 JA11 JA20 5G435 AA03 AA17 KK05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移温度が130℃以上、全光線
    透過率が85%以上を有する樹脂基板に導電体からなる
    配線が形成されている基板において、該配線が該樹脂基
    板に埋め込まれていて該配線の該樹脂基板表面からの突
    出高さが0.1μm以下であることを特徴とする平面型
    表示装置用電極付き基板。
  2. 【請求項2】 配線の幅が10μm以下で、かつ配線の
    厚みが0.5μm以上であることを特徴とする請求項1
    の平面型表示装置用電極付き基板。
  3. 【請求項3】 配線幅を配線間隔で割った値が2%以下
    0.1%以上であることを特徴とする請求項1または2
    に記載の平面型表示装置用電極付き基板。
  4. 【請求項4】 配線厚みを配線幅で割った値が0.02
    以上2以下であることを特徴とする請求項1〜3に記載
    の平面型表示装置用電極付き基板。
  5. 【請求項5】 配線を構成する導電体の表面の内樹脂と
    接触している面の中心線平均粗さ(Ra)が100nm
    以上5nm以下であることを特徴とする特許請求項1〜
    4に記載の平面型表示装置用電極付き基板。
  6. 【請求項6】 基板上に銅製配線を形成する工程、樹脂
    基板または樹脂層を表面に形成したガラスに該銅製配線
    を内側に基板を外側にして加熱加圧し該銅製配線を樹脂
    基板または樹脂層に埋め込む工程と該基板を除去する工
    程を含む平面型表示装置用電極付き基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 基板の片面全面に銅層を形成する工程、
    回路として必要な部分にレジストを形成する工程、該レ
    ジストをマスクとして銅箔をエッチングで除去する工程
    を含む製造方法によって基板上に銅製配線を形成するこ
    とを特徴とする請求項6の平面型表示装置用電極付き基
    板の製造方法。
  8. 【請求項8】 片面に銅と異なるエッチング性を持つ異
    種金属の薄層がメッキで形成された銅箔からなる基板の
    該異種金属薄層上に、電解メッキにより銅層を形成する
    ことで基板の片面全面に銅層を形成することを特徴とす
    る請求項7の平面型表示装置用電極付き基板の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 アルミからなる基板の片面に電解メッキ
    により銅層を形成することで基板の片面全面に銅層を形
    成することを特徴とする請求項7の平面型表示装置用電
    極付き基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 フィルムからなる基板の片面に無電解
    メッキまたは電解メッキまたはスパッターにより銅層を
    形成することを含む方法で基板の片面全面に銅層を形成
    することを特徴とする請求項7の平面型表示装置用電極
    付き基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 金属製の基板に薄い銅層を形成する工
    程、その後回路として形成される予定の場所を除いた部
    分にレジストを形成する工程、該レジストをマスクとし
    て基板をカソード電極として電解メッキにより銅製配線
    を形成する工程、該レジストを剥離する工程、該薄い銅
    層の内銅製配線部分以外を除去する工程を含む製造方法
    によって基板上に銅製配線を形成することを特徴とする
    請求項6の平面型表示装置用電極付き基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 ステンレス製の基板に電解メッキで薄
    い銅層を形成する工程により、金属製の基板に薄い銅層
    を形成することを特徴とする請求項11の平面型表示装
    置用電極付き基板の製造方法。
  13. 【請求項13】 アルミニウム製の基板に電解メッキで
    薄い銅層を形成する工程により、金属製の基板に薄い銅
    層を形成することを特徴とする請求項11の平面型表示
    装置用電極付き基板の製造方法。
  14. 【請求項14】 銅製の基板に銅を溶解するエッチング
    液に対して耐性をもつ金属を薄く形成後電解メッキで薄
    い銅層を形成する工程により、金属製の基板に薄い銅層
    を形成することを特徴とする請求項11の平面型表示装
    置用電極付き基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 樹脂基板、または樹脂層を表面に形成
    したガラス基板の樹脂層上に銅層を形成する工程、選択
    エッチング法により銅製配線を形成する工程、銅製配線
    が形成された面に該樹脂が軟化する温度でも平坦性を維
    持できる板を当て、該樹脂が軟化する温度まで加熱加圧
    し、該銅製配線を樹脂層に埋め込み、樹脂が硬化するま
    で冷却した後、板を外す工程を含むことを特徴とする平
    面型表示装置用電極付き基板の製造方法。
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