JP2003306219A - コンベヤ装置 - Google Patents

コンベヤ装置

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JP2003306219A
JP2003306219A JP2002113534A JP2002113534A JP2003306219A JP 2003306219 A JP2003306219 A JP 2003306219A JP 2002113534 A JP2002113534 A JP 2002113534A JP 2002113534 A JP2002113534 A JP 2002113534A JP 2003306219 A JP2003306219 A JP 2003306219A
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leg
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JP2002113534A
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English (en)
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Ryoichi Okura
良一 大庫
Yutaka Saeki
豊 佐伯
Hirokazu Fujiwara
博和 藤原
Mitsuhiro Tono
光宏 東野
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Okura Yusoki KK
Original Assignee
Okura Yusoki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな保管スペースで保管できるコンベヤ装
置を提供する。 【解決手段】 コンベヤ装置1は、被搬送物Wを搬送方
向Xに搬送するコンベヤ本体2とこのコンベヤ本体2に
回動可能に設けた脚体3とを備える。この脚体3は、回
動により使用状態および不使用状態に切り換えることが
できる。第1固定手段5によって使用状態の脚体3をコ
ンベヤ本体2に対して固定できる。第2固定手段6によ
って不使用状態の脚体3をコンベヤ本体2に対して固定
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小さな保管スペー
スで保管できるコンベヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンベヤ装置は、例えば被搬送物
を搬送するコンベヤ本体とこのコンベヤ本体に固定的に
設けられた脚体とを備えた構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコンベヤ装置では、例えば不使用時に脚体が邪魔に
なり、大きな保管スペースが必要となるおそれがある。
一方、例えば不使用時に脚体を取り外すようにしたので
は、その取外し作業が煩雑となりがちである。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、不使用時には簡単な操作により小さな保管スペー
スで保管できるコンベヤ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコンベヤ
装置は、被搬送物を搬送するコンベヤ本体と、このコン
ベヤ本体に設けられ、使用状態および不使用状態に切り
換えられる脚体とを備えるものである。
【0006】そして、脚体を使用状態および不使用状態
に切り換えることができるので、不使用時には簡単な操
作により小さな保管スペースで保管することが可能にな
る。
【0007】請求項2記載のコンベヤ装置は、被搬送物
を搬送するコンベヤ本体と、このコンベヤ本体に回動可
能に設けられ、回動により使用状態および不使用状態に
切り換えられる脚体と、使用状態の前記脚体を前記コン
ベヤ本体に対して固定する第1固定手段と、不使用状態
の前記脚体を前記コンベヤ本体に対して固定する第2固
定手段とを備えるものである。
【0008】そして、脚体を使用状態および不使用状態
に切り換えることができるので、不使用時には簡単な操
作により小さな保管スペースで保管することが可能にな
り、また、第1固定手段によって使用状態の脚体をコン
ベヤ本体に対して固定することが可能になり、第2固定
手段によって不使用状態の脚体をコンベヤ本体に対して
固定することが可能になる。
【0009】請求項3記載のコンベヤ装置は、請求項2
記載のコンベヤ装置において、第1固定手段は、コンベ
ヤ本体に設けられた一方の係合体と、脚体に設けられ前
記一方の係合体に対して係脱する他方の係合体とを有
し、前記一方の係合体と前記他方の係合体との係合によ
り使用状態の前記脚体が前記コンベヤ本体に対して固定
され、前記一方の係合体と前記他方の係合体との係合の
解除により使用状態の前記脚体の前記コンベヤ本体に対
する固定が解除されるものである。
【0010】そして、第1固定手段の一方の係合体と他
方の係合体との係合により使用状態の脚体をコンベヤ本
体に対して適切に固定することが可能になり、その一方
の係合体と他方の係合体との係合の解除により使用状態
の脚体の固定を適切に解除することが可能になる。
【0011】請求項4記載のコンベヤ装置は、請求項2
または3記載のコンベヤ装置において、第2固定手段
は、コンベヤ本体に設けられ固定位置および固定解除位
置に切り換えられる操作ハンドルを有し、前記操作ハン
ドルの固定位置への切換えにより不使用状態の前記脚体
が前記コンベヤ本体に対して固定され、前記操作ハンド
ルの固定解除位置への切換えにより不使用状態の前記脚
体の前記コンベヤ本体に対する固定が解除されるもので
ある。
【0012】そして、第2固定手段の操作ハンドルの固
定位置への切換えにより不使用状態の脚体をコンベヤ本
体に対して適切に固定することが可能になり、その操作
ハンドルの固定解除位置への切換えにより不使用状態の
脚体の固定を適切に解除することが可能になる。
【0013】請求項5記載のコンベヤ装置は、請求項1
ないし4のいずれかに記載のコンベヤ装置において、被
搬送物の搬送方向に対する使用状態の脚体の角度を任意
に調節可能であるものである。
【0014】そして、被搬送物の搬送方向に対する使用
状態の脚体の角度を調節することで、コンベヤ本体を水
平型にしたり傾斜型にしたりすることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンベヤ装置の第
1の実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0016】図1および図2において、1はベルトコン
ベヤ等のコンベヤ装置で、このコンベヤ装置1は、例え
ば被搬送物Wを水平な搬送方向Xに載置搬送する水平型
のコンベヤ本体2を備えている。
【0017】また、このコンベヤ装置1は、搬送方向X
に細長状のコンベヤ本体2の長手方向両端側に上下方向
に回動可能に設けられ、下方(図示イ方向)への回動に
より使用状態(使用立ち状態)に切り換えられ、上方
(図示ロ方向)への回動により不使用状態(収納状態で
ある不使用折畳み状態)に切り換えられる一対のコンベ
ヤ支持脚である脚体3を備えている。
【0018】そして、コンベヤ本体2に対して交差状の
使用状態に切り換えられた各脚体3は、工具レスで操作
可能な第1固定手段5によってコンベヤ本体2に対して
固定および固定解除可能になっている。
【0019】また、コンベヤ本体2に対して平行状の不
使用状態に切り換えられた各脚体3は、工具レスで操作
可能な第2固定手段6によってコンベヤ本体2に対して
固定および固定解除可能になっている。
【0020】ここで、コンベヤ本体2は、図1および図
2に示すように、例えば搬送方向Xに細長状のコンベヤ
フレーム11を有している。このコンベヤフレーム11には
駆動ローラ12および従動ローラ13が回転可能に取り付け
られ、これら駆動ローラ12および従動ローラ13には無端
状の平ベルト等の搬送ベルト14が回行可能に巻き掛けら
れている。
【0021】この搬送ベルト14は、モータ15からの動力
による駆動ローラ12の回転に応じて回行し、この搬送ベ
ルト14の上面の搬送面14aにて被搬送物Wが水平な搬送
方向Xに載置搬送される。
【0022】また、コンベヤフレーム11の長手方向各端
部からは、略矩形板状の突出板21が下方に向って一体に
突出している。この突出板21の上部には、略円弧状の長
孔22が形成されている。
【0023】そして、互いに離間対向した突出板21に
は、相対する垂直部24および両垂直部24の下端を連結し
た水平部25を有して略コ字状をなす脚取付部材26が、水
平方向の支軸27を介して回動調節可能に取り付けられて
いる。
【0024】また、この脚取付部材26は、垂直部24の挿
通孔28および突出板21の長孔22に挿通されたボルト29に
ナット30が螺着されることにより、突出板21に対して固
定されている。
【0025】そして、この脚取付部材26に脚体3が取り
付けられ、この脚取付部材26の突出板21に対する回動調
節により、被搬送物Wの搬送方向Xに対する使用状態の
脚体3の角度が任意に調節可能となっている。すなわ
ち、使用状態の脚体3の立ち方向である上下方向とコン
ベヤ本体2の搬送面14aによる被搬送物Wの搬送方向X
とがなす角度が調節可能となっている。
【0026】なお、脚取付部材26の水平部25は角パイプ
等にて構成され、この水平部25の下面が使用状態の脚体
と当接する当接面25aとなっている。
【0027】また一方、コンベヤフレーム11の長手方向
各端部の近傍には、ハンガーサポート等のハンドル取付
部材31の上端部が固着されている。
【0028】このハンドル取付部材31は、図4から明ら
かなように、矩形板材が複数箇所で折り曲げられて形成
されたもので、コンベヤフレーム11にボルト32で固着さ
れた固着板部33を有している。
【0029】この固着板部33からは突出板部34が下方に
向って一体に突出し、この突出板部34の下端からは第1
連絡板部35が側方に向って一体に突出している。この第
1連絡板部35の下面が、非使用折畳み姿勢の脚体3と当
接する当接面35aとなっている。
【0030】また、この第1連絡板部35の側端からは第
2連絡板部36が下方に向って一体に突出し、この第2連
絡板部36の下端からは取付板部37が側方に向って一体に
突出している。
【0031】各脚体3は、図2および図3に示されるよ
うに、例えば角パイプ等にて構成された水平方向に細長
状の回動連結部材41を有し、この回動連結部材41は、コ
ンベヤ本体2の脚取付部材26の水平部25に蝶番42を介し
て回動可能に取り付けられている。
【0032】そして、この回動連結部材41の長手方向各
端部には、互いに離間対向した細長状の一対の脚部材43
の各上端部が固着されている。各脚部材43は、アルミ脚
材およびアジャスト金具ユニット等にて構成され、脚長
さ調節可能となっている。
【0033】各第1固定手段5は、図3および図5に示
されるように、例えばコンベヤ本体2の脚取付部材26の
水平部25に設けられた一方の係合体51と、脚体3の回動
連結部材41に設けられ一方の係合体51に対して係脱つま
り係合および係合解除する他方の係合体52とを有してい
る。
【0034】一方の係合体51にはスリット状の係合孔53
が形成され、他方の係合体52には係合孔53に対して入出
して係脱する係合突起54が一体に形成されている。ま
た、一方の係合体51には、係合孔53と係合突起54とを係
脱させるための操作バー55が回動可能に設けられてい
る。
【0035】そして、操作バー55の上方回動操作に基づ
く、コンベヤ本体2側の一方の係合体51の係合孔53と脚
体3側の他方の係合体52の係合突起54との引掛り係合に
より、展開状の使用状態の脚体3が、コンベヤ本体2の
脚取付部材26の当接面25aに当接した状態となってコン
ベヤ本体2に対して固定される。
【0036】また、操作バー55の下方回動操作に基づ
く、コンベヤ本体2側の一方の係合体51の係合孔53と脚
体3側の他方の係合体52の係合突起54との係合の解除に
より、展開状の使用状態の脚体3のコンベヤ本体2に対
する固定が解除される。
【0037】各第2固定手段6は、図3ないし図5に示
されるように、例えばコンベヤ本体2に回動可能に設け
られ、回動により固定位置および固定解除位置に切り換
えられる操作ハンドル56を有している。
【0038】この操作ハンドル56は、例えばコンベヤ本
体2のハンドル取付部材31の取付板部37に回動保持具57
を介して回動可能に取り付けられている。また、この操
作ハンドル56は、先端側に脚支持部58を有し、一方向へ
の回動によりその脚支持部58が不使用状態の脚体3の脚
部材43の下方に進出した状態となる固定位置に切り換え
られ、他方向への回動によりその脚支持部58が不使用状
態の脚体3の脚部材43の下方から退避した状態になる固
定解除位置に切り換えられる。
【0039】そして、操作ハンドル56の固定解除位置か
ら固定位置への切換えにより、先端側の脚支持部58が不
使用状態の脚体3の下方に進出した状態となり、コンベ
ヤ本体2側に折畳まれた不使用状態の脚体3が、コンベ
ヤ本体2のハンドル取付部材31の当接面35aに当接した
状態となってコンベヤ本体2に対して固定される。
【0040】また、操作ハンドル56の固定位置から固定
解除位置への切換えにより、先端側の脚支持部58が不使
用状態の脚体3の下方から退避した状態となり、コンベ
ヤ本体2側に折畳まれた不使用状態の脚体3のコンベヤ
本体2に対する固定が解除される。
【0041】次に、上記第1の実施の形態の作用等を説
明する。
【0042】コンベヤ装置1の使用時には、第2固定手
段6の操作ハンドル56を固定位置から固定解除位置に回
動操作により切り換え、不使用状態の脚体3の固定を解
除してから、脚体3を下方に回動させ、使用状態に切り
換える。
【0043】次いで、第1固定手段5の操作バー55を操
作し、一方の係合体51の係合孔53と他方の係合体52の係
合突起54とを互いに係合させることで、使用状態の脚体
3をコンベヤ本体2の脚取付部材26の水平部25に対して
固定する。
【0044】そして、この第1固定手段5によって固定
された使用状態の両脚体3の4本の脚部材43によってコ
ンベヤ本体2を水平状に安定支持した状態で、このコン
ベヤ本体2の搬送始端側に被搬送物Wが載せられると、
この被搬送物Wは、図1に示されるように、モータ15か
らの動力による駆動ローラ12の回転に応じて回行する搬
送ベルト14の搬送面14aにて水平な搬送方向Xに載置搬
送される。
【0045】一方、コンベヤ装置1の不使用時には、第
1固定手段5の操作バー55の操作により、一方の係合体
51の係合孔53と他方の係合体52の係合突起54との係合を
解いて、使用状態の脚体3の固定を解除してから、脚体
3を上方に回動させ、不使用状態に切り換える。
【0046】なお、脚体3を不使用状態に切り換えるた
めに上方に回動させる際には、操作ハンドル56を固定位
置から固定解除位置に回動させ、この操作ハンドル56の
脚支持部58を脚体3の移動領域から退避させておく必要
がある。
【0047】次いで、第2固定手段6の操作ハンドル56
を固定解除位置から固定位置に回動操作により切り換
え、操作ハンドル56の脚支持部58を不使用状態の脚体3
の下方に進出させ、ハンドル取付部材31の第1連絡板部
35と脚支持部58とでその脚体3の脚部材43を上下から挟
持させることで、不使用状態の脚体3をコンベヤ本体2
の第1連絡板部35に対して固定する。
【0048】この第2固定手段6によって固定された不
使用状態の脚体3は、その全体が突出板21の下端位置よ
り上方に位置し、コンベヤ本体2側に近接した折畳み状
態となっている。
【0049】このため、例えば、脚体3を不使用状態に
切り換えた一のコンベヤ装置1の突出板21を他のコンベ
ヤ装置1のコンベヤ本体2上に載せることにより、複数
のコンベヤ装置1を段積みして保管する。
【0050】そして、上記第1の実施の形態によれば、
コンベヤ本体2に回動可能に設けられ回動により使用状
態および不使用状態に切り換えられる脚体3と、使用状
態の脚体3をコンベヤ本体2に対して固定する第1固定
手段5と、不使用状態の脚体3をコンベヤ本体2に対し
て固定する第2固定手段6とを備える構成であるから、
不使用時に脚体3が邪魔になるようなことがなく、簡単
な操作により小さな保管スペースで保管でき、保管スペ
ースへの運搬も容易である。また、第1、2固定手段
5,6によって脚体3の固定および固定解除を簡単かつ
確実にできる。
【0051】また、不使用状態の脚体3を固定する第2
固定手段6が固定位置および固定解除位置間で回動操作
可能なクランクレバーである操作ハンドル56を有する構
成であるから、固定位置への切換えにより不使用状態の
脚体を簡単かつ適切に固定でき、その操作ハンドル56の
固定解除位置への切換えにより不使用状態の脚体の固定
を簡単かつ適切に解除できる。
【0052】さらに、脚体3が折り畳める構造のため、
コンベヤ装置1の輸送時には、脚体3を折り畳んだ状態
で複数のコンベヤ装置1を積み重ねることができるの
で、トラック等の輸送手段への積載効率を向上できる。
しかも、積載時には第2の固定手段6にて簡単に脚体3
を固定できる。
【0053】また、例えば脚体3の使用状態および不使
用状態への切換えの際にボルト、ナット等の固定具によ
って脚体3を固定するのでは所定の工具が必要となる
が、本実施の形態のコンベヤ装置1では、不使用時には
第2の固定手段6にて脚体3を固定するとともに使用時
には第1の固定手段5にて脚体3を固定するため、専用
の工具を必要とすることなく、使用状態および不使用状
態への切換えを、素早く、簡単に、工具レスで行うこと
ができる。
【0054】さらに、突出板21の長孔22に対するボルト
29の挿通位置の変更により、その突出板21に対して脚取
付部材26を回動調節することで、搬送方向Xに対する使
用状態の脚体3の角度を容易に変えることができる。
【0055】このため、例えば図6に示すように、例え
ばコンベヤ本体2を被搬送物Wを水平な搬送方向Xに載
置搬送する水平型のものから被搬送物Wを上向きに傾斜
した搬送方向Xに載置搬送する傾斜型のものに容易に変
更できる。
【0056】なお、図1のコンベヤ装置1は、同じ構成
の2つの脚体3を備えるものであるが、図6のコンベヤ
装置1は、脚部材43の長さに大きな差異を有する異なる
構成の2つの脚体3を備えるものである。
【0057】次に、本発明のコンベヤ装置の第2の実施
の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0058】図7ないし図10に示すコンベヤ装置1の
ハンドル取付部材31は、図1等に示すものとは異なり、
コンベヤフレーム11に取付枠61、ボルト62およびナット
63等を介して高さ位置調節可能に取り付けられている。
【0059】このハンドル取付部材31は、図10から明
らかなように、矩形板材が複数箇所で折り曲げられて形
成されたもので、ボルト62にナット63で固着された取付
板部64を有している。この取付板部64の側端からは立上
り板部65が上方に向って一体に立ち上がり、この立上り
板部65の上端からは当接板部66が側方に向って一体に突
出している。この当接板部66の下面が、非使用折畳み姿
勢の脚体3と当接する当接面66aとなっている。
【0060】また、図7等に示すコンベヤ装置1の第1
固定手段5は、図1等に示すものとは異なり、図8およ
び図9から明らかなように、一方の係合体51が上下方向
に回動操作可能な回動ハンドル71にて構成され、この回
動ハンドル71には係合凸部72が一体に形成されている。
また、他方の係合体52には、係合凸部72に対して係脱す
る係合凹部73が一体に形成されている。
【0061】そして、回動ハンドル71の下方回動操作に
基づく、コンベヤ本体2側の一方の係合体51の係合凸部
72と脚体3側の他方の係合体52の係合凹部73との係合に
より、展開状の使用状態の脚体3が、コンベヤ本体2の
脚取付部材26の当接面25aに当接した状態となってコン
ベヤ本体2に対して固定される。
【0062】また、回動ハンドル71の上方回動操作に基
づく、コンベヤ本体2側の一方の係合体51の係合凸部72
と脚体3側の他方の係合体52の係合凹部73との係合の解
除により、展開状の使用状態の脚体3のコンベヤ本体2
に対する固定が解除される。
【0063】なお、脚体3を使用状態に切り換えるため
に下方に回動させる際には、回動ハンドル71を固定位置
から固定解除位置に回動させ、回動ハンドル71の係合凸
部72を係合凹部73の移動領域から退避させておく必要が
ある。
【0064】さらに、図7等に示すコンベヤ装置1の第
2固定手段6は、図1等に示すものとは異なり、図10
から明らかなように、操作ハンドル56とこの操作ハンド
ル56が固定位置に位置した場合にこの操作ハンドル56の
突部75と係合する係合体76とを有している。
【0065】この操作ハンドル56は、コンベヤ本体2の
ハンドル取付部材31の取付板部64に回動保持具57を介し
て回動可能に取り付けられている。また、係合体76は、
ハンドル取付部材31の取付板部64に固着されている。
【0066】そして、操作ハンドル56の固定解除位置か
ら固定位置への切換えにより、先端側の脚支持部58が不
使用状態の脚体3の下方に進出した状態となりかつ突部
75と係合体76とが係合した状態となり、コンベヤ本体2
側に折畳まれた不使用状態の脚体3が、コンベヤ本体2
のハンドル取付部材31の当接面66aに当接した状態とな
ってコンベヤ本体2に対して固定される。
【0067】また、操作ハンドル56の固定位置から固定
解除位置への切換えにより、先端側の脚支持部58が不使
用状態の脚体3の下方から退避した状態となりかつ突部
75と係合体76との係合が解除された状態となり、コンベ
ヤ本体2側に折畳まれた不使用状態の脚体3のコンベヤ
本体2に対する固定が解除される。なお、その他の各構
成部材は図1等に示すコンベヤ装置1の各構成部材と基
本的に同一である。
【0068】そして、図7ないし図10に示す第2の実
施の形態のコンベヤ装置1でも、不使用時に脚体3が邪
魔になるようなことがなく、簡単な操作により小さな保
管スペースで保管でき、また、第1、2固定手段5,6
によって脚体3の固定および固定解除を簡単かつ確実に
できる等、図1等に示すものと同様の作用効果を奏する
ことができる。
【0069】なお、図示しないが、この第2の実施の形
態でも、例えばコンベヤ本体2を被搬送物Wを水平な搬
送方向Xに載置搬送する水平型のものから被搬送物Wを
上向きまたは下向きに傾斜した搬送方向Xに載置搬送す
る傾斜型のものに容易に変更できる。
【0070】また、コンベヤ装置1は、ベルトコンベヤ
には限定されず、例えばローラコンベヤ、チェーンコン
ベヤ或いはローラコンベヤ等でもよい。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、脚体を使用状
態および不使用状態に切り換えることができるので、不
使用時には簡単な操作により小さな保管スペースで保管
できる。
【0072】請求項2の発明によれば、脚体を使用状態
および不使用状態に切り換えることができるので、不使
用時には簡単な操作により小さな保管スペースで保管で
き、また、第1固定手段によって使用状態の脚体をコン
ベヤ本体に対して固定でき、第2固定手段によって不使
用状態の脚体をコンベヤ本体に対して固定できる。
【0073】請求項3の発明によれば、第1固定手段の
一方の係合体と他方の係合体との係合により使用状態の
脚体をコンベヤ本体に対して適切に固定でき、その一方
の係合体と他方の係合体との係合の解除により使用状態
の脚体の固定を適切に解除できる。
【0074】請求項4の発明によれば、第2固定手段の
操作ハンドルの固定位置への切換えにより不使用状態の
脚体をコンベヤ本体に対して適切に固定でき、その操作
ハンドルの固定解除位置への切換えにより不使用状態の
脚体の固定を適切に解除できる。
【0075】請求項5の発明によれば、被搬送物の搬送
方向に対する使用状態の脚体の角度を調節することで、
コンベヤ本体を水平型にしたり傾斜型にしたりできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンベヤ装置の第1の実施の形態を示
す側面図である。
【図2】同上コンベヤ装置の端面図である。
【図3】同上コンベヤ装置の第1固定手段および第2固
定手段の側面図である。
【図4】同上コンベヤ装置の第2固定手段の操作ハンド
ルの図である。
【図5】同上コンベヤ装置の第1固定手段および第2固
定手段の下面図である。
【図6】同上コンベヤ装置を傾斜型に変更した側面図で
ある。
【図7】本発明のコンベヤ装置の第2の実施の形態を示
す側面図である。
【図8】同上コンベヤ装置の端面図である。
【図9】同上コンベヤ装置の第1固定手段および第2固
定手段の側面図である。
【図10】同上コンベヤ装置の第2固定手段の操作ハン
ドルの図である。
【符号の説明】
1 コンベヤ装置 2 コンベヤ本体 3 脚体 5 第1固定手段 6 第2固定手段 51 一方の係合体 52 他方の係合体 56 操作ハンドル W 被搬送物 X 搬送方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 博和 兵庫県加古川市野口町古大内900番地 オ ークラ輸送機株式会社内 (72)発明者 東野 光宏 兵庫県加古川市野口町古大内900番地 オ ークラ輸送機株式会社内 Fターム(参考) 3F025 AC03 AD11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物を搬送するコンベヤ本体と、 このコンベヤ本体に設けられ、使用状態および不使用状
    態に切り換えられる脚体とを備えることを特徴とするコ
    ンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 被搬送物を搬送するコンベヤ本体と、 このコンベヤ本体に回動可能に設けられ、回動により使
    用状態および不使用状態に切り換えられる脚体と、 使用状態の前記脚体を前記コンベヤ本体に対して固定す
    る第1固定手段と、 不使用状態の前記脚体を前記コンベヤ本体に対して固定
    する第2固定手段とを備えることを特徴とするコンベヤ
    装置。
  3. 【請求項3】 第1固定手段は、コンベヤ本体に設けら
    れた一方の係合体と、脚体に設けられ前記一方の係合体
    に対して係脱する他方の係合体とを有し、 前記一方の係合体と前記他方の係合体との係合により使
    用状態の前記脚体が前記コンベヤ本体に対して固定さ
    れ、 前記一方の係合体と前記他方の係合体との係合の解除に
    より使用状態の前記脚体の前記コンベヤ本体に対する固
    定が解除されることを特徴とする請求項2記載のコンベ
    ヤ装置。
  4. 【請求項4】 第2固定手段は、コンベヤ本体に設けら
    れ固定位置および固定解除位置に切り換えられる操作ハ
    ンドルを有し、 前記操作ハンドルの固定位置への切換えにより不使用状
    態の前記脚体が前記コンベヤ本体に対して固定され、 前記操作ハンドルの固定解除位置への切換えにより不使
    用状態の前記脚体の前記コンベヤ本体に対する固定が解
    除されることを特徴とする請求項2または3記載のコン
    ベヤ装置。
  5. 【請求項5】 被搬送物の搬送方向に対する使用状態の
    脚体の角度を任意に調節可能であることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載のコンベヤ装置。
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