JP2003304537A - 低ビットレートの適用のためのディジタル画像処理方法 - Google Patents

低ビットレートの適用のためのディジタル画像処理方法

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JP2003304537A
JP2003304537A JP2003007412A JP2003007412A JP2003304537A JP 2003304537 A JP2003304537 A JP 2003304537A JP 2003007412 A JP2003007412 A JP 2003007412A JP 2003007412 A JP2003007412 A JP 2003007412A JP 2003304537 A JP2003304537 A JP 2003304537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動端末に専用のリアルタイムの低いビット
レートの適用にも使用できるディジタル画像処理方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、画素ブロックを含むディジタ
ル画像を処理する方法であって、2つの隣接するブロッ
ク間のブロッキング・アーティファクトを検出する段階
と、一対の隣接するブロックをフィルタリングする段階
とを含む。本発明による方法は、2つの隣接するブロッ
クの画素の輝度値と、観察者に見える最小輝度値の差を
ブロック間の輝度の差が観察者に可視であるか否かを決
定するために画像の平均輝度領域に従って表わす参照関
数との間の比較に基づくフィルタ決定段階を更に含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素ブロックを含
むディジタル画像を処理する方法であって、2つの隣接
するブロック間のブロッキング・アーティファクトを検
出する段階と、一対の隣接するブロックをフィルタリン
グする段階とを含む方法に関する。
【0002】本発明はまた、かかる画像処理方法を実施
する処理装置に関する。
【0003】本発明は、特に、低いレートのビデオ符号
化の分野に適用される。符号化技術は、例えば、一連の
ディジタル画像をデータブロックの形でまず符号化し次
に復号化するH.26L標準又は同等の標準に基づくも
のであり、本発明はブロック・ベースの符号化技術によ
って生じた視覚的なアーティファクトを弱めるために復
号化されたデータブロックの補正を可能とする。このよ
うに、本発明は有利には移動電話機又は携帯情報端末と
いった携帯機器に組み込まれうる。
【0004】
【従来の技術】インターネット及び携帯機器の急速な発
展により、低いビットレートでリアルタイムの適用のた
めにビデオデータを移動網上で伝送する必要性が生じて
きた。この種類の適用のために、ブロック・ベースの離
散変換に基づく例えばMPEG−4やH.26L標準と
いった符号化技術が実施されている。同時に、これらの
ブロック・ベースの符号化技術によるブロッキング・ア
ーティファクトを補正するための特に低いレートに専用
のブロックの効果を補正するための補正技術が開発され
ている。
【0005】MPEG−4標準で実施される復号化され
たディジタル画像の後処理技術は、非特許文献1に記載
されている。これは、MPEG−4標準によって符号化
され復号化されるディジタル画像中に存在しうるブロッ
ク効果を補正することを目的とする。
【0006】図1は、この後処理技術を示すものであ
り、この技術は、以下の3つのステップを含む。 ・入力上にディジタル画像Imを受け取り、画像の劣化
測定値DMを与える、ディジタル画像Imの劣化評価ス
テップDEGR(11)。 ・入力上にディジタル画像Imの2つの隣接するブロッ
ク(Bj,bk)の画素の行又は列のセグメントS
(j,k)を受け取り、それに対して、2つの可能なク
ラス、即ち、均質クラスC1とテクスチャ付きクラスC
2の組のうちのクラスCiを割り当てる分類ステップC
LASS(12)。 ・入力上に画素の行又は列のセグメントS(j,k)を
受け取り、劣化測定値DMに従って、セグメントS
(j,k)がクラスC1であればフィルタF1を用い
て、セグメントS(j,k)がクラスC2であればフィ
ルタF2を用いて、フィルタリングされたセグメント
S’(j,k)を生じさせるか又は生じさせないフィル
タリングステップFILT(13)。
【0007】尚、分類ステップCLASS(12)とF
ILT(13)は2つの隣接するブロックの画素の行又
は列のセグメントに適用され、従ってこれらの段階はデ
ィジタル画像Imの行又は列のセグメントをスキャンす
るループ(14)内で行われる。いったんスキャンが行
われると、フィルタリングされたディジタル画像ImF
が得られる。
【0008】
【非特許文献1】国際標準化機構ISO/IEC JTC 1/SC 29/
WG 11「情報技術−オーディオビジュアルオブジェクト
の符号化−第2部:ビジュアル(Technologie de l'inf
ormation − Codage des objets audiovisuels − Part
ie 2: Visuel)」、N3056、第454−456頁、
2000年1月31日発行
【発明が解決しようとする課題】この画像処理方法の主
な不利な点は、他の競争相手の技術と同じ程度の複雑性
でありながら、例えば移動端末に専用のリアルタイムの
低いビットレートの専用の適用では使用できないことで
ある。
【0009】本発明は、等しい効率に対して複雑性の低
いディジタル画像の処理方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるディジタル画像処理方法は、前記フィ
ルタステップは、2つの隣接するブロックの画素の輝度
値と画像領域の平均輝度に従って観察者に可視の最小輝
度値の差を表わす参照関数の間の比較に従って適用され
ることを特徴とする。
【0011】このように、2つの隣接するブロックの輝
度値と参照関数の比較は、2つのブロック間の輝度の差
が観察者によって可視であるか否かを決定するという効
果を有する。可視でない場合は、一対の隣接するブロッ
クをフィルタリングすることは有用でない。本発明は、
このように、先験的に可視であるブロッキング・アーテ
ィファクトのみがフィルタリングされて実行されるべき
フィルタリング操作の回数が減少されるため、従来技術
の方法と比較してディジタル画像処理方法の複雑性を低
下させることを可能とする。しかしながら、本発明は、
従来技術の方法と等しい効率を維持し、使用される参照
関数は特に正確である。
【0012】本発明はまた、かかるディジタル画像処理
方法を含む復号化方法及びこの方法を実施するビデオ復
号化器に関する。
【0013】本発明はまたかかるディジタル画像処理方
法を含む符号化方法及びかかる方法を実施するビデオ符
号化器に関する。
【0014】本発明はまた、本発明によるディジタル画
像処理方法を実施するコンピュータプログラム及びこれ
を搬送するための信号に関する。
【0015】本発明による処理方法は複雑性が低下され
ることにより、本発明の処理方法は例えば携帯電話機又
は携帯情報端末といった低い計算資源を有する携帯型機
器において実施されることが可能である。かかる適用で
は、従来技術で提案される処理方法は、ディジタル画像
シーケンスが表示される場合は最大で計算資源の約50
%を消費する。本発明によるディジタル画像の処理方法
では、この部分はかなり減少され、より少ない電力消費
の携帯型機器を実現することを可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の上述の面及び更なる詳細
については、発明を制限するものではない例として与え
られる本発明の幾つかの実施例についての以下の説明及
び添付の図面より明らかとなろう。
【0017】本発明は、低ビットレートでリアルタイム
の適用のための、ブロック符号化技術によって符号化及
び復号化されたディジタル画像を処理する方法に関す
る。実施される符号化技術は、本願の例ではH.26L
標準であるが、MPEG−4標準や任意の他の同等な標
準もまた使用されうる。尚、本発明の方法は、例えばJ
PEG標準によって符号化された静止画像にも適用され
うる。
【0018】かかるブロック符号化技術は、ディジタル
画像をブロックへ分割する。H.26L標準の場合、ブ
ロックは4つの画素の4つの行である。符号化中、これ
らのブロックは周波数変換を受ける。H.26L標準及
び殆どの標準技術の場合、これは離散コサイン変換(D
CT)である。復号化中、ブロックの効果はブロックの
境界に沿って現れうる。ブロック効果はエッジに似てい
るが、画像自体の内容に実際に存在するものではない。
本発明は、特に、ブロックの境界に位置する「偽」のエ
ッジをできるかぎり有効にしかし従来の方法よりも遙か
に複雑でない方法で除去することを目的とする。
【0019】本発明は、図2に示す図に示される参照関
数に基づくものである。この関数fは、1997年11
月のIEEE Signal Processing Letters, vol. 4, no. 1
1, pp. 317-320で発表されたH.R.Wu及びM.Yuenによる
「A generalized block-edge impairments metric for
video coding」と題された文献に更に詳細に記載されて
いる。その中で、画像領域の平均輝度AvgLに従って
観察者に可視の最小輝度値の差ΔLは、一対の隣接する
ブロックによって覆われる面に略等しいことが示されて
いる。この関数は、輝度が0とLmax=255の間で
符号化される場合は、平均輝度値L0(約70)に対し
て最小ΔL0(約1又は2単位)を通る。画像領域の平
均輝度値が所定の閾値T1よりも低い場合、この領域中
で可視の輝度値の差はおそらく自然の輪郭に対応する。
同様に、平均輝度が第2の所定の閾値T2よりも高けれ
ば、可視の輝度値の差はおそらく自然の輪郭に対応す
る。
【0020】図2中の斜線領域は、観察者に開始の輝度
の差を表わす。画素の一対の隣接するブロックBj及び
Bkは、所定の平均輝度値avgBjBkと、図3に示
すような輝度値の差hを有するものとする。座標avg
BjBkとhが、斜線の領域中の一対の隣接するブロッ
クの位置を決める場合、輝度値の差hに対応するブロッ
キング・アーティファクトが可視である。逆の場合、ブ
ロッキング・アーティファクトは可視ではない。尚、輝
度の差は、2つのブロックの夫々が均質である場合、又
は隣接するセグメント及び隣接しないセグメントに対し
て操作が行われた場合は、丁度の値となる。これは、計
算資源を節約しようとするときは、2つのブロック間の
輝度の差又は、最初又は最大の差でありうる。
【0021】図4は、本発明によるディジタル画像処理
方法を示す図である。この方法は以下のステップを含
む。 ・画像Imの2つの隣接するブロック(Bj,bk)間
のブロッキング・アーティファクトを検出するステップ
BAD(41)。このステップは、2つの隣接するブロ
ックの間でブロッキング・アーティファクトが検出され
れば(y)フィルタ決定ステップへ、又は、そうでない
場合は(n)方法の終わりへ直接的に、一対のブロック
を与える。 ・上述の原理に基づくフィルタ決定ステップMASK
(42)。このステップは、2つの隣接するブロックの
間でブロッキング・アーティファクトが検出されれば
(y)フィルタステップへ、そうでない場合は(n)方
法の終わりへ直接的に、一対のブロックを与える。 ・一対の隣接するブロックのフィルタステップFILT
(43)。このステップは、一対の隣接するブロックを
与え(B’j,B’k)、全てのブロックは最終画像I
mFを与える方法によって処理される。
【0022】本発明が図2を用いるのは、ブロッキング
・アーティファクトの検出及びフィルタリングのために
何れの方法が用いられる場合でも、フィルタステップは
2つの隣接するブロックの輝度値と参照関数fの比較に
従って適用されるためである。
【0023】望ましい実施例では、フィルタステップ
は、各ブロックの画素の輝度値の最小値MinP及びM
inQが所定の第1の閾値T1よりも高い場合、及び、
各ブロックの画素の輝度値の最大値MaxP及びMax
Qが第1の閾値よりも低い所定の第2の閾値T2よりも
低い場合、一対の隣接するブロックに対して適用されな
い。換言すれば、 ・MinP>T1、且つ、MinQ>T1、即ち、全ての画素が画像の
明るい領域に属する、又は、 ・MaxP<T2、且つ、MaxQ<T2、即ち全ての画素が画像の暗
い領域に属する、場合にフィルタリングは行われない。
【0024】従って、平均値は計算されず、方法は、最
小値又は最大値が決定される前の画素の輝度値の間と、
輝度値の最小値及び最大値と2つの所定の閾値との間の
比較のみを用いる。方法は、このように、限られた計算
資源があればよく、複雑性は減少される。
【0025】有利には、第1の閾値T1及び第2の閾値
T2は、以下のようにして量子化ステップQPの値に従
って予め決められる。 QP∈[1−4]であれば、T1=210及びT2=4
5、 QP∈[5−26]であれば、T1=215及びT2=
40、 QP∈[27−31]であれば、T1=220及びT2
=35。
【0026】有利には、フィルタステップは、2つの隣
接するブロックの間の輝度値の差hが一対のブロックの
平均輝度値avgBjBkについて計算された参照関数
fの値に等しい参照値よりも小さい場合、即ち、h<f
(avgBjBk)である場合には適用されない。
【0027】このように、より多くの数のブロック対が
フィルタリングされなければ、条件は2つの前の条件を
用いてより一般的及び累積的となる。しかしながら、平
均値avgBjBkを計算する必要があるため、方法は
より複雑である。
【0028】有利には、ブロッキング・アーティファク
トの長さLが2つの隣接するブロックの間の輝度値の差
hの関数である所定の値よりも小さい場合は、フィルタ
ステップは適用されない。
【0029】実際に、1又は2の輝度値の差hは、1又
は2の連続する画素中で生じた時は可視でないことがあ
るが、所与の平均輝度については16の連続する画素の
長さLに亘って可視となりうる。すると、前の条件は、 ・h<f(avgBjBk)/g(L)、但しgは変数
Lに依存する重み関数、である場合に、フィルタリング
は行われない、となる。
【0030】図5は、本発明の望ましい実施例における
ブロッキング・アーティファクト検出ステップ(41)
を示す図である。これについては、まだ公開されていな
い仏国特許出願第0200487号に詳述されている。
ブロッキング・アーティファクトを検出する段階は、以
下のサブステップを含む。
【0031】復号化されたディジタル画像Imは、まず
ディジタル画像Imの劣化測定値DMを与える劣化評価
サブステップDEGR(51)の入力に与えられる。劣
化測定値DMは、例えば、画像量子化ステップの値に対
応し、又は、使用される符号化技術より既知の特徴に従
って当該の量子化ステップの実質的に変更された値に対
応する。
【0032】次に、劣化測定値DMに基づくフィルタ決
定サブステップDEC(52)が続く。このサブステッ
プは、画像Imの一対の隣接するブロック(Bj,B
k)について、また、劣化測定値DMについて、フィル
タサブステップが必要か否かを決定する。フィルタリン
グを行う決定は、以下の基準に従ってなされる。 ・ブロックBjとBkの間の輝度の最大の差が劣化測定
値DMの1.5倍よりも低い場合、フィルタリングする
ための決定は肯定的(y)である。その場合、これは真
のエッジではないと考えられる。 ・そうでない場合、決定は否定的(n)である。このと
き、ブロック間の輝度の最大の差は、フィルタリングを
行う必要のない自然な輪郭に対応する真のエッジが存在
するのに十分に大きいと考えられる。
【0033】劣化評価サブステップDEGR(51)及
びフィルタ決定サブステップDEC(52)と並行に、
画像Imはブロック毎に分類サブステップCLASS
(53)へ与えられる。分類サブステップCLASS
(53)は、ブロックBに対して、本例ではクラスCl
1乃至Cl4の4つのクラスである一組の所定のクラス
から選択されるCliを関連付ける。
【0034】・ブロックBは以下の条件:|m1−m2
<S、但し、 m1=max{apqp=1...P-2, q=1...Q-2且つm2=m
in{apqp=1...P- 2, q=1...Q-2 即ち、m1は図6で定義するブロックBの外側セグメン
トを含まないサブブロックSBの係数apqの最大であ
り、ブロックBはP行及びQ画素からなり、m2はサブ
ブロックSBの係数apqの最小であり、Sは閾値であり
本例では例えば3である:を満たす場合は均質クラスC
l1に属するといえる。
【0035】・ブロックBは、サブブロックSBの任意
のラインp、p=1...P−2について、以下の条
件:|m1−m2|<S、但し、 m1=max{apqq=1...Q-2且つm2=min
{apqq=1...Q-2 即ち、m1はサブブロックSBの行pの係数apqの最大
であり、m2はサブブロックSBの行pの係数apqの最
小である:を満たす場合は行クラスCl2に属するとい
える。
【0036】・ブロックBは、サブブロックSBの任意
の列q、q=1...Q−2について、以下の条件:|
m1−m2|<S、但し、 m1=max{apqp=1...P-2且つm2=min
{apqp=1...P-2 即ち、m1はサブブロックSBの列qの係数apqの最大
であり、m2はサブブロックSBの列qの係数apqの最
小である:を満たす場合は列クラスCl3に属するとい
える。
【0037】・上述のいずれの条件も満たされない場
合、ブロックBはテクスチャ付きクラスCl4に属する
といえる。
【0038】この段階以降、個々のブロックについて考
えるのではなく、水平方向及び垂直方向に隣接したブロ
ックについて考える。一対のクラス(Clm,Cln)
に関連付けられる一対の隣接するブロック(Bj,B
k)は、フィルタ選択サブステップSEL(54)によ
って処理される。このフィルタ選択サブステップSEL
(54)は、一対の隣接するブロック(Bj,Bk)に
適用されるフィルタF1を与える。フィルタF1の選択
は、図7に示すようにクラス対をフィルタと関連付ける
所定のモデルMOD(55)から、一対のクラス(Cl
m,Cln)とディジタル入力画像Imの劣化測定値D
Mに従って行われ、ただし、F0はブロックの対をフィ
ルタリングしないことに対応する。
【0039】フィルタF0とは異なるフィルタが選択さ
れた場合、上述のようなフィルタ決定ステップ(42)
は、2つの隣接するブロック(Bj,Bk)間で検出さ
れるブロッキング・アーティファクトが可視か否かを決
定する。
【0040】ブロッキング・アーティファクトが可視で
ある場合、一対の隣接するブロック(Bj,Bk)とそ
の関連付けられるフィルタF1は、一対のフィルタリン
グされた隣接するブロック(B’j,B’k)を与える
フィルタステップFILT(43)の入力に与えられ
る。本例では、4つのフィルタF1乃至F4が用いられ
る。これらは、垂直方向又は水平方向のいずれかに適用
される低域通過線形フィルタである。これらを、図8に
示す。
【0041】本発明による方法は、復号化されたディジ
タル画像Imのブロック及びブロック対を処理した後、
フィルタリングされ復号化されたディジタル画像ImF
を与える。
【0042】上述のように、フィルタ決定ステップは、
ブロッキング・アーティファクトを検出するステップ
が、それらの間にブロッキング・アーティファクトが検
出された一対の隣接するブロックをフィルタ決定ステッ
プに送ったときからブロッキング・アーティファクトを
検出するステップとは独立である。ブロッキング・アー
ティファクト検出ステップは、例えば国際特許出願第0
1/20912号に記載されるものでありうる。かかる
検出ステップは、以下のサブステップを含む。
【0043】最初は、復号化された画像中の自然の輪郭
に属する画素を検出するサブステップである。このため
に、検出サブステップは、望ましくはフィルタh1[−
11]を使用する傾斜フィルタリングに基づく。このフ
ィルタは、ディジタル画像又はシーケンスのディジタル
画像部分の輝度画素y(i,j)に対して水平及び垂直
に適用され、j及びjは画像中の画素の位置に対応す
る。このように、水平にフィルタリングされた画素テー
ブルxh(i,j)と垂直にフィルタリングされた画素
テーブルxv(i,j)が得られ、それらの絶対値をと
ってxah(i,j)及びxav(i,j)が得られ
る。次に、フィルタリングされた画素の2つのテーブル
xah(i,j)及びxav(i,j)に対して閾値が
適用される。フィルタリングされた輝度値xah[i,
j]及びxav[i,j]が所定の閾値よりも高い全て
の画素p(i,j)は、自然の輪郭画素として検出さ
れ、ブロッキング・アーティファクトとしては検出され
ない。0乃至255の範囲の輝度値に対しては、水平閾
値及び垂直閾値は、例えば夫々35及び50である。
【0044】垂直ブロッキング・アーティファクトは、
このように、自然の輪郭であるとは検出されないと同時
に、
【0045】
【数1】 である場合に検出される。
【0046】同様に、水平ブロッキング・アーティファ
クトは、このように、自然の輪郭であるとは検出されな
いと同時に、
【0047】
【数2】 である場合に検出される。ただし、
【0048】
【外1】 は、画像又は画像部分の、夫々、xah[i,j]及び
xav[i,j]の平均値である。
【0049】上述のように、フィルタ決定ステップ(4
2)は、2つの隣接するブロックの間で検出されるブロ
ッキング・アーティファクトが可視であるか否かを決定
する。
【0050】可視である場合は、フィルタステップ(4
3)は、例えば上述のうちのいずれかの線形フィルタリ
ングを用いて一対の隣接するブロックをフィルタリング
する。
【0051】図9は、ディジタル式に復号化されたデー
タを生成するのに適しており、本発明による処理方法を
用いる処理装置を含むビデオ復号化器の機能を示す図で
ある。
【0052】ビデオ復号化器は、量子化されたデータを
生成するのに適したディジタル市域に符号化されたデー
タESの可変長復号化手段VLD(91)と、変換され
たデータを生成するのに適した量子化されたデータの逆
量子化手段IQ(92)と、本例では上述のように、変
換されたデータを逆変換されたデータとする逆離散コサ
イン変換IDCT(93)である逆周波数変換装置と、
を含む。
【0053】伸長装置は更に、画像メモリMEM(9
5)による画像のデータブロック毎の再構成ステップR
EC(94)を含む。本発明による処理方法を実施する
処理装置COR(96)により、かかる装置は画面DI
S(97)上で表示されるために処理されたディジタル
画像を生成するために、再構成されたディジタル画像の
ブロックを処理するのに適している。
【0054】図10は、データブロックの形状のディジ
タル画像INを受信するのに適した、符号化ループ中
に、逆周波数変換手段と、それに続く本発明による処理
方法を使用する処理装置とを含むビデオ符号化器の動作
を示す図である。
【0055】ビデオ符号化器(100)は、本例では、
ディジタルビデオデータ及び上述のように変換されたデ
ータの直接的な離散コサイン変換DCT(101)のた
めの直接周波数変換装置と、量子化されたデータを生成
するのに適した、変換されたデータを量子化する量子化
手段Q(102)と、符号化されたデータESを生成す
るのに適した、量子化されたデータを符号化するための
可変長符号化手段VLC(103)と、を含む。
【0056】ビデオ符号化器(100)はまた、変換さ
れたデータを生成するのに適した、量子化されたデータ
を逆量子化するための逆量子化手段IQ(104)と、
上述のように、変換されたデータを逆変換されたデータ
へ変換するための逆離散コサイン変換装置IDCT(1
05)と、変換装置IDCT及び動き補償装置MC(1
06)から来るデータの加算器と、本発明による処理方
法を実施し、処理されたデータブロックを画像メモリM
EM(108)へ供給するよう加算器の出力から来る復
号化されたデータのブロックを処理するのに適した処理
装置COR(107)と、動き補償装置MC(106)
によって使用される画像、及び動き推定装置ME(10
9)から来る動きベクトルを格納するのに適した画像メ
モリMEM(108)と、動き補償装置から来るデータ
を入力INのディジタルビデオデータから差し引き、そ
の結果を変換装置DCTへ与えるのに適した減算器と、
を含む。
【0057】また、逆離散コサイン変換装置IDCT
(105)と加算器の間に処理装置COR(107)を
配置し、再構成された信号ではなく差信号に対して処理
を行うことも可能である。
【0058】本発明による処理方法を行う処理装置は、
特に符号化の質に関してビデオ符号化器の性能を高めう
るが、出力レートの点からも性能を高めうる。更に、図
10のビデオ符号化器と図9のビデオ復号化器がカスケ
ード接続される場合、規格ビデオ符号化器を図9のビデ
オ復号化器とカスケード接続した場合、又は、図10の
ビデオ符号化器を規格ビデオ復号化器とカスケード接続
した場合よりもはるかに高い画質を得ることが可能であ
る。
【0059】本発明による処理方法を、適当にプログラ
ムされたビデオ復号化回路又はビデオ符号化回路によっ
て実施することも可能である。プログラムメモリに含ま
れるコンピュータプログラムは、図4又は図5を参照し
て上述した様々な動作を回路に実行させうる。コンピュ
ータプログラムは、例えば当該のプログラムを含むディ
スクといったデータ媒体を読み込むことによりプログラ
ムメモリ中にロードされうる。読み込みは、例えばイン
ターネットといった通信網を介して行われても良い。そ
の場合、サービスプロバイダは、コンピュータプログラ
ムをダウンロード可能な信号の形式で関心をもつ人によ
り利用可能とする。
【0060】本願では、括弧内に記載された参照符号は
制限的なものと解されるべきではない。「含む」という
動詞とその活用形は、広く、即ち、その動詞の後に列挙
される要素又はステップ以外の存在だけでなく、その動
詞の後に既に列挙された複数の要素又はステップが単数
である場合を排除するものではないとして理解されるべ
きである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるディジタル画像後処理方法を示
すブロック図である。
【図2】観察者に可視である輝度値の最小差を画像領域
の平均輝度に従って表わす図である。
【図3】2つの隣接ブロック間の境界を表わす図であ
る。
【図4】本発明によるディジタル画像処理方法を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の望ましい実施例によるディジタル画像
処理方法を示すブロック図である。
【図6】分類ステップにおいてクラスを選択するための
ブロック中で考慮されるサブブロックを示す図である。
【図7】クラス対及びフィルタの組合せを劣化測定値に
従って表わす図である。
【図8】本発明によるディジタル画像処理方法によって
有利に使用されうる4つの平滑化フィルタを表わす図で
ある。
【図9】本発明によるディジタル画像処理方法を含む復
号化方法を示すブロック図である。
【図10】本発明によるディジタル画像処理方法を含む
符号化方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
41 ブロッキング・アーティファクト検出ステップ 42 フィルタ決定ステップ 43 フィルタステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョエル ジャング フランス国,78280 ギュイヤンクール, リュ・デュ・カトルズ・ジュイエ・1789 6 Fターム(参考) 5C059 KK03 MA00 PP01 PP25 SS06 SS10 UA11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの隣接するブロック間のブロッキン
    グ・アーティファクトを検出する検出段階と、 隣接するブロックの対をフィルタリングするフィルタ段
    階とを含む、 画素ブロックを含むディジタル画像を処理する方法であ
    って、 前記フィルタ段階は、2つの隣接するブロックの画素の
    輝度値と画像領域の平均輝度に従って観察者に可視の最
    小輝度値の差を表わす参照関数との間の比較に従って適
    用されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ段階は、各ブロックの画素
    の輝度値の最小値が所定の第1の閾値を超えない場合、
    又は、各ブロックの画素の輝度値の最大値が前記第1の
    閾値よりも低い所定の第2の閾値よりも低い場合、一対
    の隣接するブロックには適用されない、請求項1記載の
    処理方法。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の閾値は、隣接するブ
    ロックに対応する量子化ステップの値の関数として予め
    決定される、請求項2記載の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ段階は、2つの隣接するブ
    ロック間の輝度値の差が、一対のブロックの平均輝度値
    について計算された基準関数の値に等しい基準値よりも
    小さい場合には適用されない、請求項1記載の処理方
    法。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ段階は、ブロッキング・ア
    ーティファクトの長さが2つの隣接するブロック間の輝
    度値の差の関数である所定の値よりも小さい場合には適
    用されない、請求項4記載の処理方法。
  6. 【請求項6】 復号化されたディジタル画像を生成する
    復号化方法であって、処理されたディジタル画像を生成
    するよう前記復号化されたディジタル画像を処理するた
    めに請求項1記載の処理方法を含む復号化方法。
  7. 【請求項7】 データブロックの形式のディジタル画像
    を符号化するための方法であって、逆周波数変換段階
    と、それに続く請求項1記載の処理段階とを含み、処理
    されたデータブロックを生成するよう前記逆周波数変換
    段階から来る復号化されたデータブロックを処理するの
    に適した方法。
  8. 【請求項8】 復号化されたディジタル画像を生成する
    ビデオ復号化器であって、請求項1記載の処理方法を実
    施する処理装置を含み、処理されたディジタル画像を生
    成するよう前記復号化されたディジタル画像を処理する
    のに適したビデオ復号化器。
  9. 【請求項9】 データブロックの形式のディジタル画像
    を受信するビデオ符号化器であって、逆周波数変換手段
    と、それに続く請求項1記載の処理方法を実施する処理
    装置とを含み、処理されたデータブロックを生成するよ
    う逆周波数変換手段から来る復号化されたデータブロッ
    クを処理するのに適したビデオ符号化器。
  10. 【請求項10】 処理されたディジタル画像を前記装置
    の画面上に表示するために、請求項8記載のビデオ復号
    化器を含む携帯装置。
  11. 【請求項11】 回路にロードされたときに、請求項1
    記載のディジタル画像の前処理方法を回路に実施させる
    一組の命令を含むコンピュータプログラム。
JP2003007412A 2002-03-29 2003-01-15 低ビットレートの適用のためのディジタル画像処理方法 Withdrawn JP2003304537A (ja)

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