JP2003304114A - 広帯域アンテナ装置 - Google Patents

広帯域アンテナ装置

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JP2003304114A
JP2003304114A JP2002106418A JP2002106418A JP2003304114A JP 2003304114 A JP2003304114 A JP 2003304114A JP 2002106418 A JP2002106418 A JP 2002106418A JP 2002106418 A JP2002106418 A JP 2002106418A JP 2003304114 A JP2003304114 A JP 2003304114A
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conductor
plane
antenna device
flat plate
ground plane
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Shinichi Kuroda
慎一 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射導体として平板状放射導体を用いた広帯
域アンテナ装置であって、より小型化が可能な広帯域ア
ンテナ装置を提供する。 【解決手段】 半円放射導体2aと半円放射導体2bと
の間を導電率が概ね0.1以上10.0以下の低導率電部
材3によって接続したり、また、複数の抵抗を並列的に
配置して多点接続したりすることにより円形平板状の放
射導体2を形成し、この放射導体2と導体地板1とを用
いて、低域周波数における給電部(給電点)への反射を
抑制し、良好な整合を維持できるようにして動作可能帯
域を広げた広帯域アンテナ装置を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、UWB
(Ultra Wide Band)技術を利用したBroadban
d−PAN(Personal Area Network)などの超広帯
域、かつ、小型なアンテナ装置が必要とされる通信シス
テムに用いられる広帯域アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】UWB技術を利用したBroadban
d−PANを実現するには、「超広帯域」かつ「小型」
なアンテナが必要とされる。この課題に対し、一つの解
を与えるものとして、「円形平板型モノポールアンテ
ナ」がある。
【0003】モノポールアンテナの極一般的な構成法
は、使用波長程度の大きさを持つ平板導体をグラウンド
とし、このグラウンドの上に1/4波長程度の長さを持
つ線状導体を垂直に立て、これを放射素子とするもので
ある。グラウンドと放射素子の間には任意の空隙が設け
られ、この空隙間に給電する。このモノポールアンテナ
の動作可能帯域は、中心周波数に対して、せいぜい十数
%であって、このままではUWBには不適である。
【0004】そこで、放射導体として、円形平板を用い
ることが提案されている。放射導体の形状を円形平板に
すると、非常な広帯域特性を呈すためである。円形平板
を放射導体として用いたアンテナには、図5に示す円形
平板型モノポールアンテナがある。
【0005】図5において、図5Aは、円形平板型モノ
ポールアンテナの側面図であり、図5Bは、円形平板型
モノポールアンテナの上面図である。図5から分かるよ
うに、円形平板型モノポールアンテナは、円形平板であ
る放射導体200を導体地板100上に、空隙dを設け
るようにして、ほぼ垂直に配置して形成したものであ
る。図5において、符号100fはグラウンド給電点、
符号200fは、信号給電点を示している。
【0006】この図5に示した円形平板型モノポールア
ンテナの動作可能帯域の下限は、直径が約1/4波長と
なる周波数で、上限はその数倍にまで達する。図6に、
放射導体200の直径hが25mm、導体地板100と
放射導体200との間の空隙dが1.3mm、正方形の
導体地板100の一辺が55mmである図5に示した円
形平板型モノポールアンテナのVSWR(Voltage Stan
ding Wave Ratio:電圧定在波比)特性の電磁界シミュ
レーション結果を示す。
【0007】図6のVSWR特性図から分かるように、
ほぼ3GHzから8GHz以上の広範囲に渡って安定し
た特性を示しており、この広範囲な帯域で円形平板型モ
ノポールアンテナの使用が可能であることが確認でき
る。また、図5に示した円形平板型モノポールアンテナ
の放射指向性については、通常のモノポールアンテナと
同様に、水平面内無指向性となる。この円形平板型モノ
ポールアンテナは、ディスクモノポールアンテナとも呼
ばれている。
【0008】図5に示した円形平板モノポールアンテナ
を低姿勢化したものに、図7に示す折り曲げ円形平板型
モノポールアンテナがある。図7において、図7Aは、
この折り曲げ円形平板型モノポールアンテナのx−z平
面側の側面図であり、図7Bは、この折り曲げ円形平板
型モノポールアンテナのy−z平面側の側面図である。
また、図7Cは、この折り曲げ円形平板型モノポールア
ンテナの上面図である。
【0009】図7から分かるように、折り曲げ円形平板
型モノポールアンテナは、円形平板の放射導体200を
導体地板100上に、空隙dを設けるようにして、ほぼ
垂直に配置し、その放射導体200を半分に折り曲げる
ようにして形成したものである。これにより、図5に示
した円形平板モノポールアンテナよりも、放射導体の高
さを半分にしたアンテナが実現されている。なお、図7
において、符号100fはグラウンド給電点、符号20
0fは、信号給電点を示している。
【0010】そして、この図7に示した折り曲げ円形平
板型モノポールアンテナのVSWR特性は、依然として
通常のモノポールアンテナよりは広帯域であり、低姿勢
(低背位)な広帯域アンテナとして利用できるものであ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した円
形平板型モノポールアンテナ、折り曲げ円形平板型モノ
ポールアンテナは、UWB技術を利用したBroadb
and−PANシステムなどに利用可能な広帯域アンテ
ナ装置である。しかし、機器への実装を考えた場合に、
そのサイズがまだ大きい場合がある。
【0012】このため、上述した従来の円形平板型モノ
ポールアンテナ、折り曲げ円形平板型モノポールアンテ
ナが持つ動作可能帯域を狭めることなく、さらに小型化
した広帯域アンテナ装置の提供が望まれている。
【0013】以上のことにかんがみ、この発明は、放射
導体として平板状放射導体を用いた広帯域アンテナ装置
であって、より小型化が可能な広帯域アンテナ装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の広帯域アンテナ装置は、平
面導体地板と、前記平面導体地板の面上に当該平面導体
地板と交差する方向に立てるように配置される平面放射
導体とを有する広帯域アンテナ装置であって、前記平面
放射導体は、前記平面導体地板の面上に立てられた状態
にあるときに、前記平面導体地板と交差する方向に並べ
て配置するようにされる複数の導体部分を有し、導電率
が概ね0.1以上10.0以下となる低導電率部材によっ
て、前記複数の導体部分の間を接続して形成したもので
あることを特徴とする。
【0015】この請求項1に記載の広帯域アンテナ装置
によれば、平面放射導体は複数の導体部分に分割するよ
うにされ、各導体部分間を導電率が概ね0.1以上10.
0以下の低導率電部材によって接続することにより形成
される。この場合、平面放射導体の各導体部分は、平面
導体地板と交差する方向に並べて配置するようにされ
る。
【0016】このように、平面放射導体を複数の導体部
分に分割するようにし、各導体部分間を低導電率部材に
よって接続した構成とすることにより、低域周波数にお
ける給電部(給電点)への反射を抑制し、良好な整合を
維持できるようにして動作可能帯域を広げることができ
るようにされる。これにより、同一周波数の使用を前提
とした場合に、さらに小型化した広帯域アンテナ装置を
実現することができるようにされる。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、平面導体
地板と、前記平面導体地板の面上に当該平面導体地板と
交差する方向に立てるように配置される平面放射導体と
を有する広帯域アンテナ装置であって、前記平面放射導
体は、前記平面導体地板の面上に立てられた状態にある
ときに、前記平面導体地板と交差する方向に並べて配置
するようにされる複数の導体部分を有し、前記複数の導
体部分の間を並列に設ける複数の抵抗によって多点接続
して形成したものであることを特徴とする。
【0018】この請求項2に記載の広帯域アンテナ装置
によれば、平面放射導体は、複数の導体部分に分割する
ようにされ、各導体部分間を複数の抵抗素子を並列に並
べて多点接続することにより形成される。この場合、放
射導体の各導体部分は、平面導体地板と交差する方向に
並べて配置するようにされる。
【0019】このように、平面放射導体を複数の導体部
分に分割するようにし、各導体部分間を複数の抵抗を並
列に用いて接続した構成とすることにより、低域周波数
における給電部(給電点)への反射を抑制し、良好な整
合を維持できるようにして動作可能帯域を広げることが
できるようにされる。これにより、同一周波数の使用を
前提とした場合に、さらに小型化した広帯域アンテナ装
置を実現することができるようにされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による広帯域アンテナ装置の一実施の形態について説
明する。放射導体の形状を円形平板状にする場合を例に
して説明する。
【0021】[第1の実施の形態](請求項1、図1、
図3) まず、この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実施
の形態について説明する。図1は、この第1の実施の形
態の広帯域アンテナ装置の構成を説明するための図であ
る。図1において、図1Aは、この第1の実施の形態の
広帯域アンテナ装置の側面図であり、図1Bは、この第
1の実施の形態の広帯域アンテナ装置の上面図である。
【0022】図1Aに示すように、この第1の実施の形
態の広帯域アンテナ装置は、平板状の導体地板1に対し
て、所定の空隙dを空けるようにして、直径hの円形平
板状の放射導体2を垂直に立てるように配置して構成し
たものである。図1Aにおいて、符号1fはグラウンド
給電点、符号2fは信号給電点を示している。また、こ
の第1の実施の形態において、導体地板1は、図1Bに
示すように、1辺が長さwgである正方形の平板であ
る。
【0023】そして、この第1の実施の形態の広帯域ア
ンテナ装置の放射導体2は、単なる円形平板の放射導体
ではなく、円形平板をほぼ半分に分割するようにして、
半円放射導体2a、2bを形成し、これら半円放射導体
2a、2bをそれぞれの弦側に低導電率部材3を介在さ
せて接続して円形平板状に形成したものである。
【0024】そして、この放射導体2は、導体地板1上
に立てるように配置した場合に、半円放射導体2a、2
bが、導体地板1と交差する方向、図1の例の場合に
は、z軸方向に、並ぶように配置され、半円放射導体2
a、2bの弦とz軸とが交差するように配置される。
【0025】この実施の形態において、低導電率部材3
は、導電率σが、概ね0.1[/Ωm]以上10.0[/
Ωm]以下となる誘電体や磁性体である、低導電率部材
3は、図1Aに示したように、半円放射導体2aと半円
放射導体2bとの間にほぼ隙間なく介在させるようにし
ている。この様に構成することで、低域周波数における
給電部(給電点)への反射波を抑制し、良好な整合を維
持することができるようになる。
【0026】図3に、図1に示したこの第1の実施の形
態の広帯域アンテナ装置であって、放射導体2の直径h
=25mm、空隙d=1.3mm、導体地板1の一辺の
長さwg=55、低導電率部材3の導電率σ=2とした
場合のVSWR特性の電磁界シミュレーション結果を示
す。
【0027】この第1の実施の形態の広帯域アンテナ装
置の図3に示したVSWR特性と、この第1の実施の形
態の広帯域アンテナ装置と同じサイズの従来の円形平板
型アンテナの図6に示したVSWR特性とを比較すると
明らかなように、従来の円形平板型アンテナの低域限界
周波数(ここでは、VSWRが2以下となる最小周波数
として規定している)が2.78GHzであるのに対
し、この第1の実施の形態の広帯域アンテナ装置の低域
限界周波数は2.56GHzとなっており、動作可能帯
域が広がっていることが分かる。
【0028】したがって、同一周波数での使用を前提と
すれば、この第1の実施の形態の広帯域アンテナ装置の
放射導体2の面積は、図5に示した従来の円形平板型ア
ンテナの放射導体20の約85%に縮小することができ
る。つまり、従来の円形平板型モノポールアンテナより
も、さらに小型化した広帯域アンテナ装置を実現するこ
とができる。
【0029】なお、上述したように、この第1の実施の
形態においては、円形平板を概ね半分割とし、半円放射
導体2a、2bとしているが、基本的に他の比率で分割
しても良い。また、分割個数についても、2分割に限ら
ず、それ以上であっても良い。さらに、低導電率部材3
の導電率についても、2[/σm]に限るものではな
く、概ね0.1〜10.0の範囲内であれば、この発明の
効果を享受できる。
【0030】[第2の実施の形態](請求項2、3、図
2、図4) 次に、この発明による広帯域アンテナ装置の第2の実施
の形態について説明する。図2は、この第2の実施の形
態の広帯域アンテナ装置の構成を説明するための図であ
る。図2において、図2Aは、この第2の実施の形態の
広帯域アンテナ装置の側面図であり、図2Bは、この第
2の実施の形態の広帯域アンテナ装置の上面図である。
【0031】図2Aに示すように、この第2の実施の形
態の広帯域アンテナ装置もまた、その基本的な構成は、
前述した第1の実施の形態の広帯域アンテナ装置の場合
と同様に、平板の導体地板11に対して、所定の空隙d
を空けるようにして、直径hの円形平板状の放射導体1
2を垂直に立てるように配置して構成したものである。
【0032】図2Aにおいて、符号11fはグラウンド
給電点、符号12fは信号給電点を示している。また、
この第2の実施の形態において、導体地板11は、図2
Bに示すように、1辺が長さwgである正方形の平板で
ある。
【0033】そして、この第2の実施の形態の広帯域ア
ンテナ装置の放射導体12もまた、単なる円形平板の放
射導体ではなく、図2Aに示すように、円形平板をz軸
方向に3対1の割合で2分割することにより、部分円状
放射導体12a、12bを形成し、これら部分円状放射
導体12a、12bのそれぞれを、その弦側に抵抗13
a、13b、13cを並列的に配置して多点接続するこ
とにより、ほぼ円形平板状に形成したものである。
【0034】この第2の実施の形態においても、放射導
体12は、導体地板1上に立てるように配置した場合
に、部分円状放射導体12a、12bが、導体地板1と
交差する方向に、図2の例の場合には、z軸方向に、並
ぶように配置され、部分円状放射導体12a、12bの
弦とz軸とが交差するように配置される。
【0035】このように、分割した部分円状放射導体同
士を複数の抵抗を用いて多点接続することによって、前
述した第1の実施の形態の広帯域アンテナ装置の場合と
同様に、低域周波数における給電部(給電点)への反射
波を抑制し、良好な整合を維持することができる。
【0036】図4に、図2に示したこの第2の実施の形
態の広帯域アンテナ装置であって、放射導体2の直径h
=25mm、空隙d=1.3mm、導体地板1の一辺の
長さwg=55、中心部の抵抗13bの抵抗値=50
Ω、端部の抵抗13a、13cの抵抗値=100Ωとし
た場合のVSWR特性の電磁界シミュレーション結果を
示す。このように、中心部の抵抗の抵抗値を端部の抵抗
の抵抗値より小さく設定した方が、本発明の効果が顕著
となる。
【0037】この第2の実施の形態の広帯域アンテナ装
置の図4に示したVSWR特性と、この第2の実施の形
態の広帯域アンテナ装置と同じサイズの従来の円形平板
型アンテナの図6に示したVSWR特性とを比較すると
明らかなように、VSWRが2以下となる低域限界周波
数は、図5に示した従来の円形平板型モノポールアンテ
ナの2.78GHzに比べて、この第2の実施の形態の
広帯域アンテナ装置の場合には、2.32GHzまでに
低減している。
【0038】したがって、同一周波数での使用を前提と
すれば、この第2の実施の形態の広帯域アンテナ装置の
放射導体12の面積は、図5に示した従来の円形平板型
アンテナの放射導体20の約70%に縮小することがで
きる。つまり、従来の円形平板型モノポールアンテナよ
りも、さらに小型化した広帯域アンテナ装置を実現する
ことができる。
【0039】なお、この第2の実施の形態においては、
図2Aに示したように、放射導体12を導体地板11と
直交する方向(z軸方向)に概ね3:1の比率にて分割
しているが、基本的に他の比率で分割しても良い。ま
た、分割個数についても、2分割に限らず、それ以上で
あっても良い。
【0040】さらに、並列的に用いる抵抗の数も3つに
限るものではなく、2つ以上の適宜の数とすることがで
きる。また、抵抗値についても、上述した例の値に限る
ものではなく、例えば10Ω〜1000Ωの範囲で適宜
な値としても、この発明の効果を享受できる。また、並
列的に用いる複数の抵抗の抵抗値を全て同じにするよう
にしてもよい。
【0041】なお、上述した第1、第2の実施の形態に
おいては、放射導体はいずれも円形平板状のものを用い
る場合を例にして説明した。しかし、放射導体の形状
は、円形平板状に限るものではない。放射導体の形状
は、例えば、円形平板に代えて矩形平板としても、この
発明の効果は得られる。つまり、放射導体の形状はどの
ような形状であってもよい。
【0042】また、放射導体を折り曲げた構造にも、こ
の発明を適用することができる。この場合、低導電率部
材3、あるいは、並列的に用いる抵抗を設けるようにす
る位置は、特に限定するものではなく、どのような位置
に設けるようにしてもよい。
【0043】また、放射導体2、12は、導体地板1、
11に対して垂直に立てるようにしたが、これに限るも
のではなく、導体地板と放射導体とが任意の角度を有す
るように、つまり導体地板と交差する任意の方向に放射
導体を立てるように配置するようにしてもよい。
【0044】また、放射導体を導体地板と平行な方向で
分割するようにしたが、これに限るものではない。導体
地板と直交する方向と交差する任意の方向で分割するよ
うにしてもよいし、切断部分の形状が直線ではなく、曲
線や山型などの種々の形状となるように分割するように
してもよい。
【0045】また、前述の実施の形態においては、円形
平板の放射導体を複数の部分に分割し、各分割部分を低
導電率部材で接続して所定の形状の放射導体を形成する
ものとして説明した。しかし、換言すれば、所定の形状
で所定の大きさの複数の部分放射導体を個々に形成し、
これを低導電率部材で接続して、所定の形状の放射導体
を形成するようにしてももちろんよい。
【0046】また、平板放射導体を用いるモノポールア
ンテナとダイポールアンテナの双方に、この発明による
広帯域アンテナ装置を適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、平板放射導体を用
いた広帯域アンテナ装置の平板放射導体の面積を縮小す
ることができる。しいては、UWB技術を利用したBr
oadband−PANの実用化に際し、機器の小型化
を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実
施の形態の広帯域アンテナ装置を説明するための図であ
る。
【図2】この発明による広帯域アンテナ装置の第2の実
施の形態の広帯域アンテナ装置を説明するための図であ
る。
【図3】第1の実施の形態の広帯域アンテナ装置のVS
WR特性のシミュレーション結果を示す図である。
【図4】図2の実施の形態の広帯域アンテナ装置のVS
WR特性のシミュレーション結果を示す図である。
【図5】従来の広帯域アンテナ装置の一例の円形平板型
モノポールアンテナを説明するための図である。
【図6】図5に示した円形平板型モノポールアンテナの
VSWR特性のシミュレーション結果を示す図である。
【図7】従来の広帯域アンテナ装置の一例である折り曲
げ円形平板モノポールアンテナを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…導体地板、2…放射導体、2a、2b…半円放射導
体、3…低導電率部材、1f…グラウンド給電点、2f
…信号給電点、11…導体地板、12…放射導体、12
a、12b…部分円状放射導体、13a、13b、13
c…抵抗、11f…グラウンド給電点、12f…信号給
電点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面導体地板と、前記平面導体地板の面上
    に当該平面導体地板と交差する方向に立てるように配置
    される平面放射導体とを有する広帯域アンテナ装置であ
    って、 前記平面放射導体は、前記平面導体地板の面上に立てら
    れた状態にあるときに、前記平面導体地板と交差する方
    向に並べて配置するようにされる複数の導体部分を有
    し、導電率が概ね0.1以上10.0以下となる低導電率
    部材によって、前記複数の導体部分の間を接続して形成
    したものであることを特徴とする広帯域アンテナ装置。
  2. 【請求項2】平面導体地板と、前記平面導体地板の面上
    に当該平面導体地板と交差する方向に立てるように配置
    される平面放射導体とを有する広帯域アンテナ装置であ
    って、 前記平面放射導体は、前記平面導体地板の面上に立てら
    れた状態にあるときに、前記平面導体地板と交差する方
    向に並べて配置するようにされる複数の導体部分を有
    し、前記複数の導体部分の間を並列に設ける複数の抵抗
    によって多点接続して形成したものであることを特徴と
    する広帯域アンテナ装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の広帯域アンテナ装置であ
    って、 前記導体部分間に並列に設けられる複数の抵抗の抵抗値
    は、前記平面放射導体の外側から内側に向かって小さく
    することを特徴とする広帯域アンテナ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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