JP2003303679A - 有機発光素子パッケージ - Google Patents

有機発光素子パッケージ

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JP2003303679A
JP2003303679A JP2002106903A JP2002106903A JP2003303679A JP 2003303679 A JP2003303679 A JP 2003303679A JP 2002106903 A JP2002106903 A JP 2002106903A JP 2002106903 A JP2002106903 A JP 2002106903A JP 2003303679 A JP2003303679 A JP 2003303679A
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emitting device
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JP2002106903A
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Toshinori Hasegawa
利則 長谷川
Hikari Hoshi
光 星
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率のよい有機発光素子パッケージを提供す
る。 【解決手段】 有機発光素子を覆う筐体の収容空間を形
成する面のうち、光取り出し面に反射防止手段を有する
有機発光素子を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陽極と陰極間に少
なくとも一層の有機化合物層を備える有機発光素子と筐
体とを有する有機発光素子パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】有機発光素子とは、陰極と陽極との間に
流れる電流によって、両電極間に在る有機化合物が発光
する、いわゆる有機エレクトロルミネッセンス素子のこ
とである。
【0003】有機発光素子およびそのパッケージの一般
的な断面構造を、図1に示す。図中、1は基板、2は電
極、3は正孔輸送層、4は発光層、5は電子注入層、6
は透明電極、7は有機発光素子を収容する筐体をそれぞ
れ表している。
【0004】この有機発光素子においては、透明電極6
から、電子注入層5、を通して、発光層4に注入された
電子と、電極2から正孔輸送層3を通して発光層4へ注
入された正孔との再結合によって励起子が生成される。
この励起子が基底状態にもどる際に放射される光を利用
する素子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら有機発光素子の
パッケージにおいて、発光層4から生じた発光は、透明
電極6を透過し、図中示されていない雰囲気ガス、例え
ば空気や窒素を透して、筐体7の光取り出し面に入射す
る。一般に筐体7は、ガラスや樹脂等の材料で構成され
ており、それらガラスや樹脂材料の屈折率は、有機発光
素子と筐体の間に存在する雰囲気ガスに比して大きい。
発光層4から生じた発光は、雰囲気ガスと筐体7への光
入射面との界面において、その一部が反射する。そのた
め、このような有機発光素子のパッケージにおいて、発
光の外部取り出し効率は低かった。
【0006】また、同様に透明電極6も、図中示されな
い雰囲気ガスに比して、その屈折率は大きい。そのた
め、発光層4から生じた発光は、透明電極6と雰囲気ガ
スの界面において、その一部が反射し、このような有機
発光素子のパッケージにおいて、発光の外部取り出し効
率は低かった。
【0007】さらに、同様に筐体7において、筐体7を
構成する材料の屈折率が、パッケージ外部環境である空
気の屈折率に比して大きく、筐体7から発光が出射する
面では、外部環境の光(外光)が反射する。そのため、
素子の発光が、外部環境と筐体7の界面で生じる外光と
混ざり、有機発光パッケージ自身のコントラストは、低
かった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光の外部取
り出し効率が高い有機発光素子パッケージを提供する。
【0009】より具体的には、基材上で対向する一対の
電極と、前記一対の電極の間に有機層が設けられた有機
発光素子と、前記有機発光素子を内部の収容空間に収容
する筐体とを有し、前記有機発光素子から出光された光
が前記筐体の光取り出し側を通過して外部へ出光する有
機発光素子パッケージであって、前記筐体の前記内部の
収容空間を形成する面のうち前記光取り出し側の光取り
出し面に反射防止手段を有することを特徴とする有機発
光素子パッケージを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】具体的に本発明の実施の形態は、
対向する一対の電極と、前記一対の電極間に備えられて
いる有機化合物層とから少なくとも構成されている有機
発光素子を筐体によりパッケージとし、外部環境の水分
や雰囲気から有機発光層を保護した有機発光層パッケー
ジに関する。
【0011】そして上記筐体において、有機発光層から
の発光の入射面(つまり筐体の内部収容空間を形成する
面のうち、発光素子と対向する光取り出し側の面であ
る。筐体は少なからず肉厚があるが、この光取り出し側
の面を肉厚ゆえに裏面となるパッケージ外部に面する面
と区別するため説明した。)に反射防止膜を設けている
ことを特徴とする有機発光素子パッケージを提供する。
【0012】また本実施形態ではさらに有機発光層から
の発光の入射面および、上記有機発光層の透明電極の上
に、反射防止層を有することを特徴とする有機発光素子
パッケージも提供する。
【0013】また本実施形態ではさらに前記筐体が収容
する空間において、有機発光素子以外の部分に光透過性
樹脂が充填されている有機発光素子パッケージも提供す
る。
【0014】また本実施形態ではさらに上記筐体におい
て、有機発光層からの発光の入射面及び、上記有機発光
層の透明電極の上、さらに、上記筐体において、有機発
光層からの発光が入射する面に対向し、発光が外部環境
へ出射する面にも、反射防止層を有する有機発光素子パ
ッケージを提供する。
【0015】(第一の実施の形態)本発明の第一の実施
の形態は、発光取り出し電極となる透明電極7の上に反
射防止層を設けた。図2は、本発明の第一の実施の形態
に係る有機発光素子パッケージの層構成を模式的に図示
したものである。図中、1は基板(いわゆる基材、すな
わちPET等のフレキシブルな部材でもよいし、ガラス
のような変形しない部材でもよい。また可視光に対して
不透過でもよいし、透過でもよい。)であり、2は電極
を示し、3は正孔輸送層、4は発光層、5は電子注入
層、6は透明電極、7は筐体、8は、反射防止層であ
り、いわゆるトップエミッション型有機発光素子であ
る。
【0016】有機発光素子は電極2と有機層すなわち正
孔輸送層3、発光層4、電子注入層5と透明電極6とか
ら構成されている。
【0017】有機発光素子は基板上に設けられており、
筐体7が基板上から有機発光素子を覆っており、筐体7
の収容空間に収容されている。
【0018】光は有機発光素子から紙面上側の透明部材
である筐体7を介して有機発光素子パッケージ外部へ出
て行く。
【0019】筐体のうち、光が外部へ出て行く側が光取
り出し側である。図示するように筐体は光取り出し側と
それを基板から支える柱側とから構成されている。
【0020】光取り出し側のうち、有機発光素子に近い
側の面が光取り出し面であり、これが有機発光素子を収
容する収容空間を形成する面である。これに対して筐体
7の光取り出し側のうち有機発光素子パッケージの外側
にあたる面は光取り出し面の裏面ということができる。
【0021】この収容空間内に設けられている反射防止
層8により、発光層4から生じた発光が、図示されない
パッケージ内(収容空間内)の雰囲気ガスと筐体7の入
射側の面(光取り出し面)との界面で反射することが回
避されるため、素子の発光取り出し効率が向上する。
【0022】本実施形態において、反射防止層として
は、単層、多層のいずれも好ましく用いることができ
る。なお、有機化合物は公知のものでもよく、例えばA
lq3、α−NPD等を挙げることができる。
【0023】本実施形態において電極間の有機層は他に
も単層でもよいし、上記以外に機能的に3層やあるいは
5層の素子のような複数層であってもよい。また本実施
形態に係る有機発光素子は、例えばRGBの3色発光素
子から構成されるフルカラー表示可能な表示装置にも適
用してよい。より具体的にはディスプレイの表示部に用
いてもよい。表示装置のなかでも特にTFTを有するい
わゆるアクティブマトリクス駆動の表示パネルの画素部
(発光部)として本実施の形態の有機発光素子を用いて
もよい。
【0024】(第二の実施の形態)本発明の第二の実施
の形態に係る有機発光素子パッケージは、光取り出し側
面と有機発光素子の透明電極の上の2箇所に反射防止膜
を設けたことを特徴とする。それ以外は第一の実施の形
態と同じである。
【0025】より具体的には、対向する一対の電極と、
前記一対の電極間に備えられている有機化合物層とから
少なくとも構成されている有機発光素子を筐体によりパ
ッケージとし、外部環境の水分や雰囲気から有機発光層
を保護した有機発光層パッケージにおいて、上記筐体
の、有機発光層からの発光の入射面および、上記有機発
光層の透明電極の上の2ヶ所に、反射防止層を設けた。
【0026】図3は、本発明の第二の実施の形態に係る
有機発光素子パッケージの層構成を模式的に示す図であ
る。図中、1は基板であり、2は電極を示し、3は正孔
輸送層、4は発光層、5は電子注入層、6は透明電極、
7は筐体、8は筐体の発光入射面に設けた反射防止層、
9は、有機発光素子の透明電極の上に設けた反射防止層
であり、いわゆるトップエミッション型有機発光素子で
ある。
【0027】これら2ヶ所の反射防止層により、発光層
4から生じた発光が、パッケージ内の雰囲気ガスと筐体
7の入射側の面との界面で反射すること及び、パッケー
ジ内の雰囲気ガスと透明電極6の界面で反射することが
回避されるため、素子の発光取り出し効率が向上する。
【0028】本実施形態において、反射防止層として
は、単層、多層のいずれも好ましく用いることができ
る。筐体7に設ける反射防止層と、透明電極の上に設け
る反射防止層の材料は、同一であっても、同一でなくて
も構わない。
【0029】(第三の実施の形態)本発明の第三の実施
の形態に係る有機発光素子パッケージは、筐体の収容空
間を光透過性の樹脂で充填し、さらにその光透過性樹脂
の材料の屈折率が筐体を構成する材料と透明電極の屈折
率との間の値であることを特徴とする。それ以外は第一
あるいは第二の実施の形態と同じである。
【0030】より具体的には、対向する一対の電極と、
前記一対の電極間に備えられている有機化合物層とから
少なくとも構成されている有機発光素子を筐体によりパ
ッケージとし、外部環境の水分や雰囲気から有機発光層
を保護した有機発光層パッケージにおいて、前記筐体が
収容する空間で、有機発光素子以外の部分に、光透過性
樹脂を充填し、かつその光透過性樹脂は、前記筐体を構
成する材料と、前記透明電極との間の屈折率を有する材
料から選択されている。
【0031】図4は、本発明の第三の実施の形態に係る
有機発光素子パッケージの層構成を模式的に表す図であ
る。図中、1は基板であり、2は電極を示し、3は正孔
輸送層、4は発光層、5は電子注入層、6は透明電極、
7は筐体、10は筐体の収容空間の内、有機発光素子以
外の部分に充填された光透過性樹脂であり、いわゆるト
ップエミッション型有機発光素子である。
【0032】このように、筐体の収容空間の内、有機発
光素子以外の空間が、前記筐体を構成する材料と、透明
電極との間の屈折率を有する光透過性樹脂で充填されて
いることから、発光層4から生じた発光が、透明電極6
から出射する際と、筐体7に入射する際に生じる界面で
の反射が低減され、素子の発光取り出し効率が向上す
る。
【0033】本実施形態において、光透過成樹脂は、公
知のものでよく、例えばエポキシ系、アクリル系の光透
過性樹脂などを挙げることができる。
【0034】(第四の実施の形態)本発明の第四の実施
の形態に係る有機発光素子パッケージは、筐体の光取り
出し面と有機発光素子の透明電極の上と筐体の光取り出
し側の光取り出し面の裏面の3箇所に反射防止層を設け
たことを特徴とする。それ以外は第一ないし三の実施の
形態と同じである。
【0035】より具体的には対向する一対の電極と、前
記一対の電極間に備えられている有機化合物層とから少
なくとも構成されている有機発光素子を筐体によりパッ
ケージとし、外部環境の水分や雰囲気から有機発光層を
保護した有機発光層パッケージにおいて、上記筐体の、
有機発光層からの発光の入射面および、上記有機発光層
の透明電極の上、さらに前記筐体の、発光が外部環境へ
出射面の3ヶ所に反射防止層を設けた。
【0036】図5は、本発明の第二の実施の形態を示
す。図中、1は基板であり、2は電極を示し、3は正孔
輸送層、4は発光層、5は電子注入層、6は透明電極、
7は筐体、8は筐体の発光入射面に設けた反射防止層、
9は、有機発光素子の透明電極の上に設けた反射防止
層、11は筐体7の発光が外部環境へ出射する面に設け
た反射防止層であり、いわゆるトップエミッション型有
機発光素子である。
【0037】これら3ヶ所の反射防止層により、発光層
4から生じた発光が、パッケージ内の雰囲気ガスと筐体
7の入射側の面との界面で反射すること及び、パッケー
ジ内の雰囲気ガスと透明電極6の界面で反射すること、
さらに、外部環境からパッケージに照射される光(外
光)が筐体7の発光出射面で反射することが回避される
ため、素子の発光取り出し効率および、発光のコントラ
ストが向上する。
【0038】筐体7に設けるこれら2ヶ所の反射防止層
と、透明電極の上に設ける反射防止層とのすなわち3層
の材料は、それぞれ同一であっても、同一でなくても構
わない。
【0039】上記の実施形態での素子の発光取り出し効
率の現状は、図2〜図4の構成で見積もると次のように
なる。
【0040】構成材料の屈折率の差が大きい界面で反射
が大きくなり、透過率が低下する。具体的には透明電極
6と筐体収容空間の界面で、透明電極がITOで屈折率
n6=2.0、空間が窒素、あるいは空気で屈折率nk
=1とすれば界面反射率=(n6−nk)/(n6+
nk)で約11%の反射損失がある、また筐体7の上
下面と空間の界面でそれぞれ筐体7が屈折率n7=1.
45とすれば界面反射率=(n7−nk)/(n7+
nk)で約4%の反射損失がある。ほかの界面の反射
損失を無視しても全部で約19%発光が取り出されない
ことになる。つまり取り出し効率の向上は反射損失を抑
え、発光層4から筐体7を通過して上部へ取り出される
光の透過率が向上させることである。
【0041】反射損失を抑えるには反射防止膜が有効で
ある。従来から用いられる反射防止膜は透明で屈折率の
大きい材料:ZnS,CeO2,TiO2などと屈折率
の小さい材料:LiF,CaF2、MgF2,SiO2
などを用いる、屈折率大の材料と屈折率小の材料(屈折
率の異なる)を、設計波長を(4×材料の屈折率)で割
った厚さに交互に積層して反射防止膜を形成する。この
とき界面の材料屈折率よりも屈折率の小さい材料を屈折
率小の反射防止膜の材料として用いる必要がある。たと
えばNaF、LiF(屈折率小)とTiO2(屈折率
大)の3対反射防止膜(例えば:筐体面/LiF/Ti
O2/LiF/TiO2/LiF/TiO2/)を用い
れば上記の界面反射損失を1/10以下にすることが可
能である。反射防止膜9が単層の場合には、この材料の
屈折率が、反射損失を抑えたい層の材料の屈折率より小
さいものを選ぶ。
【0042】図4の光透過性樹脂10(例えば屈折率n
10=1.65)を設けると、取り出される光の筐体7
での反射損失を軽減できる。反射率=(n10−n7)
2/(n10+n7)で約1%の反射となり、光透過
性樹脂10を設けない場合の約1/4に軽減される。ま
た取り出し光は透明電極6から筐体7の空間に出るとき
に、反射されて素子内へ戻る。この反射率は(n6−n
k)/(n6+nk)で表され、約11%の反射で
ある。この反射光は電極2で反射され再び取り出し光に
なるが、電極2面の反射率が高くないと、電極2へ吸収
され、損失になる。ここでも光透過性樹脂10(例えば
屈折率n10=1.65)を設けると、透明電極6との
界面反射は(n6−n10)/(n6+n10)
表され、約0.9%の反射に低減できる。このように光
透過性樹脂10を設けると界面反射が著しく軽減する。
【0043】素子のコントラストは、次のような式で評
価される。
【0044】C=1+B/(γ×A) ここでCはコントラストの評価値、Aは外光の明るさ
(ft−L),Bは素子の明るさ(ft−L),γは素
子全体の反射率(%)である。
【0045】つまりできるだけ暗いところ(A)で、反
射率を下げた素子を(γ)、なるべく明るくして見る
(B)ことが必要である。
【0046】実際は野外で使う場合が問題になる。外光
の明るさが素子の明るさの数倍から十数倍になることが
ある。
【0047】透過率を低下させる反射損失が同時にコン
トラストを低下させる。上記の反射防止膜を設けない場
合では同様に約19%の外光反射があるので、素子の明
るさ程度の外光があっても、コントラスト値は10以下
になる。しかし上記反射防止膜を設けて外光反射を1%
程度にしておけば100近い良好なコントラスト値が得
られる。(ただし電極2が高反射率(たとえば20%以
上)の場合は、電極2面からの外光反射の影響で十分な
コントラスト向上は得られない)
【0048】(第五の実施の形態)本発明の第五の実施
の形態に係る有機発光素子パッケージは、前記対向する
一対の電極において、基材側に設けられた一方の電極
は、外光を遮光し、外光の反射を防止する電極、他方の
電極を透明電極とすることを特徴とする。それ以外は、
第一ないし第四の実施の形態と同じである。
【0049】図6は、本発明の第5の実施の形態を示し
ており、一例として、本発明の第四の実施の形態に、本
発明の第五の実施の形態を適用した例を示す。本発明の
第5の実施の形態は、本発明の第一ないし第三のいずれ
かの実施の形態にも好適に適用することができる。
【0050】図中、1は基板であり、12は外光を遮光
し、外光の反射を防止する電極、3は正孔輸送層、4は
発光層、5は電子注入層、6は透明電極、7は筐体、8
は筐体7へ発光層4からの発光が入射する面に設けた反
射防止層、9は、透明電極6の上に設けた反射防止層、
11は、筐体7において発光が外部環境へ出射する面に
設けた反射防止層であり、いわゆるトップエミッション
型有機発光素子である。
【0051】前記有機発光素子において、基板側に設け
る電極を、外光を遮光し、外光の反射を防止する電極と
することで、基板側に備える電極部での外光の反射が防
止されるため、発光のコントラストが向上する。
【0052】基板側に設ける電極の、外光を遮光し、外
光の反射を防止する手法としては、光吸収方式、光干渉
方式のいずれでもよい。
【0053】筐体7に設ける2ヶ所の反射防止層と、透
明電極の上に設ける反射防止層とのすなわち3層の材料
は、それぞれ同一であっても、同一でなくても構わな
い。
【0054】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基
づいて説明するが、本発明は本実施形態に限られない。
【0055】(実施例1)図2は、第一の実施例を示
す。図中、1は基板であり、2は電極を示し、3は正孔
輸送層、4は発光層、5は電子注入層、6は透明電極、
7は筐体、8は反射防止層である。
【0056】基板1上にクロムをスパッタ法にて成膜
し、電極2を得た。その後、該基板をアセトン、イソプ
ロピルアルコール(IPA)で順次超音波洗浄し、次い
でIPAで煮沸洗浄後乾燥した。さらに、UV/オゾン
洗浄した。
【0057】次いで、真空蒸着装置[真空機工社製]を
用いて、洗浄後の該基板を上に正孔輸送性を有する下記
化学式1:
【0058】
【化1】
【0059】で表されるαNPDを真空蒸着法により成
膜し正孔輸送層3を形成した。蒸着時の真空度は、1.
0×10−6Torr、成膜速度は、成膜速度は0.2
〜0.3nm/secの条件で成膜した。次に、前記正
孔輸送層3の上に、下記化学式2:
【0060】
【化2】
【0061】で表される、アルミキレート錯体(以下A
lq3という)を真空着法により成膜し発光層4を、正
孔輸送層3を成膜するときと同じ条件で形成した。次
に、前記発光層4の上に、電子注入層5として、正孔輸
送層3を成膜するときと同じ条件で、アルミリチウムを
真空蒸着法により成膜した。その後、前記電子注入層5
の上に、酸化錫インジウム(ITO)をスパッタ法にて
成膜し、透明電極6を得た。このようにして、基板1上
に、電極2、正孔輸送層3、発光層4、電子注入層5、
透明電極6および反射防止層7を設け、有機発光素子を
得た。
【0062】次に、ガラス製の筐体7の、発光層4から
の発光が入射する面に、スパッタ法によりSiO2、T
iO2薄膜を交互に積層し、反射防止層8を設けた。
【0063】そして、この反射防止層8を有した筐体
を、基板上面より、この有機発光素子を収容するように
かぶせ、有機発光素子パッケージを得た。
【0064】続いて、この有機発光素子パッケージにお
いて、直流電圧を印加し、発光特性を調べた。その結
果、この有機発光素子パッケージは、反射防止層8を設
けていない比較用の有機発光素子パッケージに比して、
発光の取り出し効率が向上することを確認した。
【0065】(実施例2)図3は、第二の実施例を示
す。図中、1は基板であり、2は電極を示し、3は正孔
輸送層、4は発光層、5は電子注入層、6は透明電極、
7は筐体、8は反射防止層、9は、有機発光素子の透明
電極6の上に設けられた反射防止層である。
【0066】実施例1と同様な条件にて、スパッタ法に
より電極2であるクロムを成膜し、次に、正孔輸送層3
としてα―NPDを成膜、その上に、発光層4としてA
lq3を成膜した。次に、電子注入層5としてアルミリ
チウムを成膜した。その後、前記電子注入層5の上に、
酸化錫インジウム(ITO)をスパッタ法にて成膜し、
透明電極6を得た。そして、前記透明電極6の上に、ス
パッタ法にて、SiO2・TiO2薄膜を交互に積層し
て反射防止層を成膜し、有機発光素子を得た。
【0067】次に、発光層4からの発光が入射する面に
反射防止層8を有したガラス製の筐体を、基板上面よ
り、この有機発光素子を収容するようにかぶせ、有機発
光素子パッケージを得た。
【0068】続いて、この有機発光素子パッケージにお
いて、直流電圧を印加し、発光特性を調べた。その結
果、この有機発光素子パッケージは、反射防止層8及び
9を設けていない比較用の有機発光素子パッケージに比
して、発光の取り出し効率が向上することを確認した。
【0069】(実施例3)図4に、第三の実施例を示
す。図中、1は基板であり、2は電極を示し、3は正孔
輸送層、4は発光層、5は電子注入層、6は透明電極、
7は筐体、10は、光透過性樹脂である。
【0070】実施例1と同様な条件にて、スパッタ法に
より電極2であるクロムを成膜し、次に、正孔輸送層3
としてα―NPDを成膜、その上に、発光層4としてA
lq3を成膜した。次に、電子注入層5としてアルミリ
チウムを成膜した。その後、前記電子注入層5の上に、
酸化錫インジウム(ITO)をスパッタ法にて成膜し、
透明電極6を得た。次に、発光層4からの発光が入射す
る面に反射防止層8を有したガラス製の筐体を、基板上
面より、この有機発光素子を収容するようにかぶせた。
続いて、前記筐体の収容空間の内、有機発光素子以外の
空間を屈折率1.65の光透過性樹脂で充填し、有機発
光素子パッケージを得た。
【0071】続いて、この有機発光素子パッケージにお
いて、直流電圧を印加し、発光特性を調べた。その結
果、この有機発光素子パッケージは、前記筐体の収容空
間の内、有機発光素子以外の空間に光透過性樹脂を充填
していない従来の有機発光素子パッケージに比して、発
光の取り出し効率が向上することを確認した。
【0072】(実施例4)図5に、第四の実施例を示
す。図中、1は基板であり、2は電極を示し、3は正孔
輸送層、4は発光層、5は電子注入層、6は透明電極、
7は筐体、8は筐体7へ発光層4からの発光が入射する
面に設けた反射防止層、9は、透明電極6の上に設けた
反射防止層、11は、筐体7において発光が外部環境へ
出射する面に設けた反射防止層である。
【0073】実施例1と同様な条件にて、スパッタ法に
より電極2であるクロムを成膜し、次に、正孔輸送層3
としてα―NPDを成膜、その上に、発光層4としてA
lq3を成膜した。次に、電子注入層5としてアルミリ
チウムを成膜した。その後、前記電子注入層5の上に、
酸化錫インジウム(ITO)をスパッタ法にて成膜し、
透明電極6を得た。そして、前記透明電極6の上に、ス
パッタ法にてSiO2・TiO2薄膜を交互に積層して
反射防止層を成膜し、有機発光素子を得た。
【0074】次に、発光層4からの発光が入射する面と
発光が筐体から外部環境へ出射する面に、スパッタ法に
よりSiO2・TiO2薄膜を交互に積層した反射防止
層8及び9を有したガラス製の筐体を、基板上面より、
この有機発光素子を収容するようにかぶせ、有機発光素
子パッケージを得た。
【0075】続いて、この有機発光素子パッケージにお
いて、直流電圧を印加し、発光特性を調べた。その結
果、この有機発光素子パッケージは、反射防止層8、
9、および10を設けていない比較用の有機発光素子パ
ッケージに比して、発光の取り出し効率および有機発光
素子のコントラストが大幅に向上することを確認した。
【0076】(実施例5)図6に、第五の実施例を示し
ており、一例として、本発明の第四の実施例に本発明の
第五の発明を適用した例を示している。本発明の第五の
発明は、本発明の第一ないし、第三のいずれかの発明に
好適に適用することができる。
【0077】図中、1は基板であり、12は外光を遮光
し、外光の反射を防止した電極、3は正孔輸送層、4は
発光層、5は電子注入層、6は透明電極、7は筐体、8
は筐体7へ発光層4からの発光が入射する面に設けた反
射防止層、9は、透明電極6の上に設けた反射防止層、
11は、筐体7において発光が外部環境へ出射する面に
設けた反射防止層である。
【0078】外光を遮光し、反射を防止した電極12
は、光の吸収もしくは、干渉により外部から素子に入射
した光が反射することを防止した電極である。例えば干
渉を利用した遮光電極として、Black Layer
と称される電極を用いてもよい。
【0079】実施例1と同様な条件にて、基板1上にス
パッタ法によりクロムを成膜し、その上に酸化錫インジ
ウム(ITO)を、その上に再びクロムを成膜後、所定
寸法にパターニングし、クロム−ITO−クロム三層か
らなるBlack Layerと称される光干渉を利用
した電極12を形成した。次に、該基板をUV/オゾン
洗浄し、正孔輸送層3としてα―NPDを成膜、その上
に、発光層4としてAlq3を成膜した。次に、電子注
入層5としてアルミリチウムを成膜した。その後、前記
電子注入層5の上に、酸化錫インジウム(ITO)をス
パッタ法にて成膜し、透明電極6を設けた。そして、前
記透明電極6の上に、スパッタ法にてSiO2・TiO
2薄膜を交互に積層して反射防止層9を成膜し、有機発
光素子を得た。
【0080】次に、発光層4からの発光が筐体7へ入射
する面と発光が筐体7から外部環境へ出射する面に、ス
パッタ法によりSiO2・TiO2薄膜を交互に積層し
た反射防止層8及び9を有したガラス製の筐体を、基板
上面より、この有機発光素子を収容するようにかぶせ、
有機発光素子パッケージを得た。
【0081】続いて、この有機発光素子パッケージにお
いて、直流電圧を印加し、発光特性を調べた。その結
果、この有機発光素子パッケージは、反射防止層8、
9、および10、外光を遮光し、外光の反射を防止した
電極12を設けていない従来の有機発光素子パッケージ
に比して、発光の取り出し効率および有機発光素子のコ
ントラストが大幅に向上することを確認した。
【0082】
【発明の効果】本発明の反射防止層を設けることによ
り、高効率な有機発光素子を提供できる。また、コント
ラストのよい有機発光素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の有機発光素子の積層構造例を示す模式図
である。
【図2】本発明の有機発光素子の積層構造例を示す模式
図である。
【図3】本発明の有機発光素子の積層構造例を示す模式
図である。
【図4】本発明の有機発光素子の積層構造例を示す模式
図である。
【図5】本発明の有機発光素子の積層構造例を示す模式
図である。
【図6】本発明の有機発光素子の積層構造例を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 電極 3 正孔輸送層 4 発光層 5 電子注入層 6 透明電極 7 筐体 8 反射防止層 9 透明電極6の上に設けた反射防止層 10 光透過性樹脂 11 反射防止層 12 電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上で対向する一対の電極と、 前記一対の電極の間に有機層が設けられた有機発光素子
    と、 前記有機発光素子を内部の収容空間に収容する筐体とを
    有し、 前記有機発光素子から出光された光が前記筐体の光取り
    出し側を通過して外部へ出光する有機発光素子パッケー
    ジであって、 前記筐体の前記内部の収容空間を形成する面のうち前記
    光取り出し側の光取り出し面に反射防止手段を有するこ
    とを特徴とする有機発光素子パッケージ。
  2. 【請求項2】 前記反射防止手段は光干渉により反射防
    止する反射防止層であることを特徴とする請求項1に記
    載の有機発光素子パッケージ。
  3. 【請求項3】 前記反射防止手段は前記収容空間の前記
    有機発光素子と前記筐体の間に充填された透明な材料で
    あって、前記反射防止手段の屈折率が空気層に対して前
    記筐体の屈折率あるいは前記有機発光素子の最表面の部
    材の屈折率の少なくともいずれか一方に近い屈折率であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子パッ
    ケージ。
  4. 【請求項4】 前記筐体の前記光取り出し側のうち前記
    光取り出し面の反対の面にも反射防止層が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子パッ
    ケージ。
  5. 【請求項5】 前記一対の電極とは、一方が、基材側に
    設けられ外光を遮光し、外光の反射を防止する電極であ
    り、他方の電極は透明電極であることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載の有機発光素子パッケ
    ージ。
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