JP2003300173A - レンチ - Google Patents

レンチ

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JP2003300173A
JP2003300173A JP2002105925A JP2002105925A JP2003300173A JP 2003300173 A JP2003300173 A JP 2003300173A JP 2002105925 A JP2002105925 A JP 2002105925A JP 2002105925 A JP2002105925 A JP 2002105925A JP 2003300173 A JP2003300173 A JP 2003300173A
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socket
wrench
shaft
gear
fastening member
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Manabu Yamada
学 山田
Takao Minegishi
孝雄 峯岸
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて狭い部分に装着される締結部材を短時
間に締め付けられるようにする。 【解決手段】 レンチ10は、レンチ本体12のボディ
24に形成した収納空間32にソケット回転駆動機構3
4が収納してある。ソケット回転駆動機構34は、操作
レバー20の揺動によって回転する駆動軸36と、ソケ
ット14(14a、14b)を取り付けたソケット軸3
8と、ソケット軸38と駆動軸36との間に介在させた
速度変換機構40とを有する。速度変換機構40は、増
速歯車列として形成してあって、駆動軸36の回転を増
速してソケット軸38に伝達する。ソケット軸軸38
は、ソケット軸38に固定したラチェット歯車46に係
合しているラチェット爪62によって逆回転が阻止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトやナットな
どの締結部材を締めたり緩めたりするレンチに係り、狭
い部分に装着する締結部材を締め付けたり緩めたりする
のに好適なレンチに関する。
【0002】
【従来の技術】ボルトやナットなどの締結部材を締め付
けたり緩めたりするレンチは、さまざまな製造工場や建
設現場などにおいて広く使用されている。これらのレン
チは、例えば六角形に形成したボルト頭部を挟み込む口
の開きを調節できるモンキレンチ、ボルト頭部に外嵌さ
せてボルト頭部を拘束する受け口(ソケット)を有する
メガネレンチやソケットレンチなどがある。そして、メ
ガネレンチ、ソケットレンチは、ボルトやナットなどの
締結部材の全周を囲うために締結部材から外れにくいと
ころから、安全性も高く使いやすい。
【0003】メガネレンチ、ソケットレンチによってボ
ルトを締め付ける場合、通常、いずれもレンチ頭部に設
けたソケットに嵌合させたボルト頭部を中心として、レ
ンチの柄を適宜の角度回動させ、さらにソケットとボル
ト頭部との係合を解除してレンチの柄をぼぼ元も位置に
戻し、再度ソケットをボルト頭部に嵌めなおして柄を回
転させる動作を複数回繰り返す必要があり、ボルトやナ
ットによる締結や締結の解除を行なう場合に、何度もレ
ンチソケットの嵌め替えを行なわなければならない。
【0004】一方、このようなソケットの嵌め替えを行
なわずに締結部材を締め付けることができるラチェット
レンチがある。このラチェットレンチは、レンチの柄に
ラチェット機構を設け、柄の一方向の回動時にのみソケ
ットが回転するようにし、ソケットを嵌め替えずにボル
ト頭部やナットと嵌合させたまま、レンチの柄を左右に
往復回動操作することにより、ボルトやナットを連続的
に回転させて締め付けたり緩めたりできるようにしたも
のである。
【0005】しかし、ボルトやナットなどの締結部材を
装着する部分が狭く、周囲にレンチの柄の回動を阻害す
るようなものが存在する場合、レンチの柄をわずかな角
度しか回動させる(振る)ことができないため、従来の
ソケットレンチなどでは、レンチ頭部を何度も嵌め替え
る必要があり、締結部材の締め付けなどが容易でなく、
多くの時間を必要とする。そして、このような場合にラ
チェットレンチを使用すると、レンチの柄をわずかの角
度しか振ることができないために、ボルトやナットなど
の締結部材を最終締め付け状態まで締め付けることがで
きないことがあった。
【0006】そこで、このような狭い部分に装着する締
結部材を締め付けることができるように、特開2001
−62740号公報には、レンチの柄に回転自在に挿入
したシャフトの先端に、ソケットに形成した歯部と噛み
合わせる歯車またはウォームを設けるとともに、トレン
チの柄の後端から突出させたシャフトの後端部に係合部
に形成して動力源を接続し、シャフトを介してソケット
を回転させるレンチが提案されている。
【0007】また、特開平7−276254号公報に
は、ソケットの歯部と噛み合うウォームをシャフトの先
端部に設け、レンチの柄の後端から突出させたシャフト
の後端部にハンドルを取り付けて、ハンドルを回転させ
ることにより、シャフトを介してソケットを回転させる
ことができるレンチが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開200
1−62740号公報(以下、第1公報という)に記載
されているレンチは、動力源を必要とし、工事現場など
の動力源のない場所においては、従来からある通常のレ
ンチとして使用せざるを得ず、狭い部分にボルトやナッ
トなどを装着する場合に多くの労力と時間とを必要とす
る。また、第1公報および特開平7−276254号公
報(以下、第2公報という)に記載のレンチは、レンチ
の柄の後端から突出させたシャフトの後端部に駆動源や
ハンドルを接続し、シャフトを介してソケットを回転さ
せるようになっているため、ソケットを締結部材と嵌合
させてレンチの柄を左右に回動(揺動)させて締結を行
なう一連の操作を行なう中で、シャフトを介してソケッ
トを回転させる操作ができず、使い勝手が悪いといった
問題がある。
【0009】さらに、第1公報、第2公報に記載されて
いるレンチのソケット回転機構は、シャフトの1回転あ
たりのソケットの回転角度が極めて小さいため、締結部
材を最終締め付け状態まで締め付けるのに多くの労力と
時間とを必要とする。しかも、これらの公報に記載され
たソケット回転機構は、シャフトの1回転あたりのソケ
ットの回転角度が極めて小さいため、ソケットを回転さ
せるためのトルクが大きくなり、締結部材を強く締め付
けたときに、把持しているレンチの柄が回転してしま
い、締結部材を充分に締め付けることができない。ま
た、第1公報、第2公報に記載されているレンチは、ラ
チェット機構を有していないために、レンチの柄を回動
させて締結部材を締め付けるときに、何度もソケットを
嵌め替える必要がある。
【0010】そして、従来から存在している通常のラチ
ェットレンチにおいては、ボルトやナットなどの締結部
材が被締結部材と接触するまでのほとんどトルクを必要
としない状態の場合、締付部材を中心にレンチの柄を回
動させると、締結部材がレンチのソケットといっしょに
回転してしまい、締結部材が最終締付状態に到達しない
場合が生ずる問題がある。
【0011】本発明は、前記従来技術の問題点を解消す
るためになされたもので、極めて狭い部分に装着される
締結部材を短時間に締め付けることができるようにする
ことを目的としている。また、本発明は、締結部材を回
転させるのにトルクをほとんど必要としない状態であっ
ても、ソケットを嵌め替えずに締付部材を確実に一方向
に回転させることができるようにすることを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレンチは、
レンチ本体に回転自在に取り付けられて、締結部材に嵌
合させるソケットと、前記レンチ本体に揺動自在に設け
たレバーと、このレバーの揺動により回転する駆動軸
と、この駆動軸の回転速度を増速して前記ソケットに伝
達し、ソケットを回転させる速度変換機構と、前記ソケ
ットの逆回転を阻止する逆転防止機構とを有することを
特徴としている。速度変換機構は、レンチ本体に着脱自
在、かつ入力側と出力側とを入替え装着可能に形成する
とよい。また、速度変換機構は、歯車列によって形成
し、中間の少なくとも1つの歯車の回転軸に、ソケット
を着脱自在に装着可能なソケット連結部が設けることが
できる。
【0013】
【作用】上記のごとくなっている本発明に係るレンチ
は、レバーを揺動させることにより駆動軸が回転し、そ
の回転速度が増速されてソケットに伝達される。このた
め、レンチの柄を回動させずにソケットを回転させるこ
とができるため、レンチの柄を回動させることができる
角度が極めて小さい箇所であっても、容易、迅速に締結
部材を装着することができる。そして、最終的な締め付
けにさらに大きなトルクを必要とする場合には、レンチ
の柄を回動させることにより、大きな締付トルクで締結
部材を締め付けることができる。また、ソケットの逆転
防止機構を有しているため、締結部材を回転させるのに
トルクをほとんど必要としない状態であっても、ソケッ
トを嵌め替えずに締付部材を確実に一方向に回転させる
ことができ、締付部材を確実に締め付けたり、取り外し
たりすることができる。
【0014】速度変換機構を着脱自在、かつ入力側と出
力側とを入れ替えて装着可能に形成すると、例えば締結
部材を締め付けるときに、最初は駆動軸の回転を増速し
てソケットに伝達し、最終締付段階において駆動軸の回
転を減速してソケットに伝達し、大きな締付トルクを与
えるようにすることができる。また、速度変換機構を歯
車列によって構成し、途中の歯車の回転軸(歯車軸)に
ソケットを着脱可能に装着できる連結部を設けることに
より、ソケットを所望の回転速度によって回転させるこ
とができ、レンチの使い勝手が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るレンチの好ましい実
施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。図2
は、本発明の第1実施の形態に係るレンチの概観を示す
斜視図である。図2において、レンチ10は、レンチ本
体12の先端部(図2の右側端部)に、図示しないボル
トやナットなどの締結部材と嵌合させ、締結部材を拘束
するソケット14(14a、14b)が取り付けてあ
る。ソケット14a、14bは、実施形態の場合、同じ
寸法形状のものとなっていて、レンチ本体12に対して
回転自在となっており、レンチ本体12の両側面に突設
してある。そして、レンチ本体12は、後端側が作業者
の把持する把持部16となっている。
【0016】レンチ本体12は、長手方向中間部の両面
に一対のブラケット18が揺動自在に取り付けてある。
そして、これらのブラケット18の間に形成された間隙
には、操作レバー20の基端部が挿入され、この基端部
がブラケット18に取り付けてある。また、レンチ本体
12と操作レバー20との間には、戻しばね22が介装
してあって、操作レバー20の自由端側を図2の反時計
方向に付勢している。
【0017】レンチ本体12は、図1に示したように、
ボディ24と第1カバー26、第2カバー28とから構
成してある。そして、ボディ24には、把持部16より
先端側の広幅部30に収納空間32が形成してあって、
この収納空間32に、ソケット14を回転させるための
ソケット回転駆動機構部34を収納するようになってい
る。ソケット回転駆動機構部34は、操作レバー20の
回動操作によって回転する駆動軸36と、ソケット14
を取り付けるソケット軸38と、このソケット軸38と
駆動軸36との間に介在させた歯車列からなる速度変換
機構40とを有する。
【0018】駆動軸36は、中間部に駆動歯車42が固
定してあり、上下の端部がレンチ本体12から突出する
ようになっている。そして、駆動軸36は、レンチ本体
12から突出した部分に一方向クラッチ44が外嵌さ
れ、この一方向クラッチ44を介してブラケット18の
挿入孔46に回転可能に支持される。
【0019】速度変換機構40は、実施形態の場合、増
速歯車列として構成してあって、入力側の歯車48が駆
動歯車42と噛み合っている。また、歯車48は、小歯
車50と間に合っている。そして、小歯車50を固定し
た歯車軸(回転軸)には、小歯車50より大径の歯車5
2が同軸に固定してあって、この歯車52が小歯車54
とか見合っている。さらに、小歯車54を固定した歯車
軸には、小歯車54より大径の歯車56が固定してあ
り、この歯車56が歯車58に噛み合っている。
【0020】歯車58は、速度変換機構40の出力部と
なっていて、ソケット軸38に固定してある小径の従動
歯車60と噛み合っている。そして、速度変換機構40
を構成している歯車58を固定した歯車軸には、逆転防
止機構を構成しているラチェット爪62が設けてある。
このラチェット爪62は、ソケット軸38に固定したラ
チェット歯車64に係合しているとともに、図示しない
捩じりばねなどによってラチェット歯車64との係合方
向に付勢され、ラチェット歯車64を介してソケット軸
38、すなわちソケット14が逆回転するのを阻止して
いる。
【0021】ソケット軸38は、上下の端部がレンチ本
体12から突出するようになっている。そして、ソケッ
ト14は、ソケット軸38のレンチ本体12から突出し
た部分に取り付けられ、ソケット軸38と一体に回転す
る。また、速度変換機構40を構成している歯車48〜
58を固定した各歯車軸の上下端部は、レンチ本体12
を構成している第1カバー26、第2カバー28に形成
した軸孔66に挿入され、回転自在に支持される。
【0022】上記のごとくなっている第1実施形態のレ
ンチ10の作用は、次のとおりである。図示しない締結
部材であるナットまたはボルトを締め付ける場合、例え
ばレンチ10のソケット14bを、締め付けようとする
ナットまたはボルトの頭部に嵌合させる。その後、レン
チ本体12の把持部16と操作レバー20とに指を掛け
て握り締め、図2の矢印70に示したように、操作レバ
ー20の自由端側を戻しばね22の付勢力に抗して把持
部16側に引き寄せる。これにより、ブラケット18が
矢印72のように、駆動軸36を中心として図2の時計
方向に回動し、一方向クラッチ44を介して駆動軸36
を回転させる。
【0023】駆動軸36の回転は、駆動軸36に固着し
た駆動歯車42を介して速度変換機構40の歯車48を
回転させる。そして、速度変換機構40は、駆動歯車4
2の回転を増速して従動歯車60に伝達し、ソケット軸
38を駆動軸36より高速に回転させる。このため、ソ
ケット軸38に取り付けたソケット14が高速に回転す
る。
【0024】把持部16と操作レバー20とを開放する
と、操作レバー20は、戻しばね22の付勢力によって
図2の反時計方向に回動し、ブラケット18を反時計方
向に回動させる。しかし、ブラケット18は一方向クラ
ッチ44を介して駆動軸36に係合させてあるととも
に、ソケット軸38に設けたラチェット歯車64がラチ
ェット爪62と係合して逆回転を阻止されているため、
駆動軸36は回転しない。そして、把持部16と操作レ
バー20とを握り締める操作と開放する操作とを繰り返
すことにより、締結部材に嵌合させたソケット14bを
締結部材の締付方向に回転させることができる。また、
さらに強い締付力を必要とする場合には、レンチ本体1
2を図2の時計方向に回動することにより、所望の締付
力を容易に得ることができ、締付部材を確実に締め付け
ることができる。
【0025】一方、締結部材を緩める場合、締付用のソ
ケット14bと反対側のソケット14aを締付部材に嵌
合させる。そして、レンチ本体12を締結部材を緩める
方向に回動させたのち、前記した締付部材の締付時と同
様に、把持部16と操作レバー20とを握り締める動作
と開放する動作とを繰り返すことにより、ソケット14
aを締付部材が緩む方向に回転させることができる。
【0026】このように、実施の形態のレンチ10は、
把持部16と操作レバー20とを握り締める動作と開放
する動作とを繰り返すだけで、締結部材に嵌合させたソ
ケット14を締結部材の締付け方向、または緩める方向
に回転させることができるため、レンチ本体12を回動
させることができる角度が極めて小さい狭い部分に締結
部材を装着したり、その部分の締結部材を緩めたりする
ことを容易に行なうことができる。しかも、実施の形態
に係るレンチ10は、操作レバー20によって回転する
駆動軸36の回転を、速度変換機構40によって増速し
てソケット14を取り付けたソケット軸38に伝達する
ようになっているため、ソケット14を高速回転するこ
とができ、締付部材を締め付けたたり緩めたりすること
を迅速に行なうことができ、作業時間を短縮することが
できる。
【0027】また、レンチ10は、ラチェット爪62と
ラチェット歯車64とによりソケット軸38の逆回転を
阻止しているため、締付部材を回転させるのにほとんど
トルクを必要としない状態であっても、締付部材が逆回
転するようなことがなく、締付部材を確実に締め付けた
り取り外したりすることができる。
【0028】なお、前記実施形態においては、締付部材
を締め付ける際に、ある程度までの締め付けを、把持部
16と操作レバー20とを握り締める動作と開放する動
作とによって行ない、その後、レンチ本体12を回動さ
せて最後の締付力を得る場合について説明したが、把持
部16と操作レバー20とを握り締める動作と開放する
動作と、レンチ本体12を回動させる動作とを同時に行
なって締付部材を締め付けたり、緩めたりしてもよい。
【0029】図3は、本発明の第2実施形態に係るレン
チの概観を示す斜視図である。この第2実施形態のレン
チ80は、ボルトやナットなどの締結部材が作業者の操
作できる位置から遠い箇所にある場合に対応できるよう
に、レンチ本体82の長さが長くしてある。また、レン
チ80は、レンチ本体82に内蔵したソケット回転駆動
機構がベルト伝達方式となっており、操作レバー20に
よって回転させる駆動軸と、ソケット14を取り付けた
出力軸とにプーリー(図示せず)が固定してあって、こ
れらのプーリーの間に図示しないベルトが掛け渡してあ
る。なお、出力軸側のプーリーを駆動軸側のプーリーよ
り小径にして増速できるようにしてもよいし、駆動軸と
出力軸との間に複数のプーリーを介在させ、タイミング
ベルトなどによって駆動軸の回転を増速するようにして
もよい。
【0030】また、上記に説明した実施形態は、本発明
の一態様であって、これに限定されるものではない。例
えば、速度変換機構40をレンチ本体12の外部から着
脱自在に装着できるとともに、入力側と出力側とを入れ
替えて装着できるカットに形成し、ある程度の締付力を
締結部材に与えるまで増速機として使用し、その後、入
力側と出力側とを入れ替えて減速器として使用し、締付
部材に大きな締付トルクを与えられるようにしてもよ
い。また、速度変換機構40の任意の歯車軸、または各
歯車軸をレンチ本体12から突出させ、この突出部にソ
ケット14を着脱自在に装着できる連結部を形成し、ソ
ケット14を所望の速度で回転できるようにしてもよ
い。これにより、レンチの使い勝手を向上することがで
きる。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、レバーを揺動させることにより駆動軸が回転し、そ
の回転速度が増速されてソケットに伝達される。このた
め、レンチの柄を回動させずにソケットを回転させるこ
とができるため、レンチの柄を回動させることができる
角度が極めて小さい箇所であっても、容易、迅速に締結
部材を装着することができる。また、ソケットの逆転防
止機構を有しているため、締結部材を回転させるのにト
ルクをほとんど必要としない状態であっても、ソケット
を嵌め替えずに締付部材を確実に一方向に回転させるこ
とができ、締付部材を確実に締め付けたり、取り外した
りすることができる。
【0032】また、本発明は、速度変換機構を着脱自
在、かつ入力側と出力側とを入れ替えて装着可能に形成
したことにより、例えば締結部材を締め付けるときに、
最初は駆動軸の回転を増速してソケットに伝達し、最終
締付段階において駆動軸の回転を減速してソケットに伝
達し、大きな締付トルクを与えるようにすることができ
る。また、速度変換機構を歯車列によって構成し、途中
の歯車の回転軸(歯車軸)にソケットを着脱可能に装着
できる連結部を設けたことにより、ソケットを所望の回
転速度によって回転させることができ、レンチの使い勝
手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るレンチの分解斜
視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の係るレンチの外嵌を
示す斜視図である。
【図3】 本発明の第2実施形態の係るレンチの外嵌を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10、80………レンチ、12………レンチ本体、14
a、14b………ソケット、18………ブラケット、2
0………レバー(操作レバー)、22………戻しばね、
34………ソケット回転駆動機構、36………駆動軸、
38………ソケット軸、40………速度変換機構、6
2、62………逆転防止機構(ラチェット爪、ラチェッ
ト歯車)、44………一方向クラッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンチ本体に回転自在に取り付けられ
    て、締結部材に嵌合させるソケットと、前記レンチ本体
    に揺動自在に設けたレバーと、このレバーの揺動により
    回転する駆動軸と、この駆動軸の回転速度を増速して前
    記ソケットに伝達し、ソケットを回転させる速度変換機
    構と、前記ソケットの逆回転を阻止する逆転防止機構と
    を有することを特徴とするレンチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレンチにおいて、前記
    速度変換機構は、前記レンチ本体に着脱自在、かつ入力
    側と出力側とを入替え装着可能に形成してあることを特
    徴とするレンチ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のレンチにおい
    て、前記速度変換機構は、歯車列によって形成され、中
    間の少なくとも1つの歯車の回転軸に、前記ソケットを
    着脱自在に装着可能なソケット連結部が設けてあること
    を特徴とするレンチ。
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Cited By (3)

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