JP2003300059A - 遮光装置 - Google Patents

遮光装置

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JP2003300059A
JP2003300059A JP2002106988A JP2002106988A JP2003300059A JP 2003300059 A JP2003300059 A JP 2003300059A JP 2002106988 A JP2002106988 A JP 2002106988A JP 2002106988 A JP2002106988 A JP 2002106988A JP 2003300059 A JP2003300059 A JP 2003300059A
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light
shielding
water surface
water
light shielding
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Bunichi Suehiro
文一 末広
Isamu Inoue
勇 井上
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、水処理槽の水面を低コストで
且つ容易に観察できる遮光装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明は、水処理槽1の水面3を遮光す
る遮光装置5において、水処理槽1内の水面3付近に、
水面3に対して傾斜した複数の遮光板6が所定間隔で並
設されている。この遮光装置5によれば、遮光板6の下
部6bが上部6aよりも南側に配置されると、水処理槽
1内の水面3に達する太陽光が複数の遮光板6によって
十分に遮光され、水処理槽1内における藻類の発生を十
分に防止することが可能となる。また複数の遮光板6が
所定間隔で並設されているため、隣接する遮光板6同士
間に隙間が設けられている。従って、この隙間から水処
理槽1の水面を低いコストで且つ容易に観察できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沈殿槽等の水処理
槽の水面を遮光する遮光装置に関する。
【0002】
【従来技術】浄水施設の沈殿槽などの水処理槽は通常、
開放されており、太陽光が直接到達するため、水中や装
置表面上に藻類が発生する。この藻類は、増殖し、装置
表面から剥離すると沈殿障害の原因となり、後段のろ過
槽において目詰まりを起こすこともある。そこで、この
ような藻類の発生を防止すべく、水処理槽の水面を覆う
遮光装置が知られている。
【0003】このような遮光装置として、従来より種々
のものが知られている。例えば特開平9−94563号
公報に記載の遮光装置によれば、水処理槽の水面を遮光
する場合、展張装置から遮光カバーを繰り出して開口を
覆い、水処理槽の観察を行う場合には、展張装置により
遮光カバーを巻き取ることとしている。またこの遮光装
置では、遮光カバーで水面を覆う場合、その面積が大き
いと、遮光カバーが弛んで水処理槽の水面に付着するた
め、遮光カバーを上下から挟む複数対のガイド部材によ
って支持することとしている。
【0004】また特開2000−120115号公報に
記載の遮光装置は、貯水槽用テントであり、このテント
は、貯水槽の水面を覆う遮光シートを有し、遮光シート
は電動式開閉機構によって開閉可能とされている。また
遮光シートが多数のフレームで三次元的に構成され、更
に遮光シートには、雨等で遮光シート表面に溜まる水を
抜くための水抜きが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の公報に記載の遮光装置は、以下に示す課題を有
していた。
【0006】すなわち特開平9−94563号公報に記
載の遮光装置は、遮光シートを巻き取る展張装置が必要
であったり、遮光シートを複数のガイド部材によって支
持する必要があり、構造が複雑である。また、水処理槽
の水面の観察を行う場合に、遮光シートの巻取りと繰出
しが必要となり、観察に際して面倒な作業が必要であっ
た。
【0007】また特開2000−120115号公報に
記載の遮光装置においては、観察に際して、遮光シート
が開閉機構によって電動で開閉されるため、観察作業は
容易である反面、観察にかかるランニングコストが大き
くなる。また遮光シートが多数のフレームで三次元的に
構成され、遮光シートが電動式開閉機構によって開閉可
能とされている上に、遮光シートに水抜きが形成されて
いるため、遮光シートの構造が複雑となっている。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構造で、水処理槽の水面を低コスト且つ
容易に観察できる遮光装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、水処理槽の水面を遮光する遮光装置にお
いて、前記水処理槽内の前記水面付近に、前記水面に対
して傾斜した複数の遮光板が所定間隔で並設されている
ことを特徴とする。また本発明は、水処理槽の水面を遮
光する遮光装置において、前記水処理槽内の前記水面に
対して傾斜した複数の遮光板が所定間隔で並設され、前
記遮光板の少なくとも一部が前記水面の上方に設けられ
ていることを特徴とする。
【0010】これらの遮光装置によれば、傾斜した遮光
板の下部が上部よりも南側に配置されると、水処理槽内
の水面に達する太陽光が複数の遮光板によって十分に遮
光され、水処理槽内における藻類の発生を十分に防止す
ることが可能となる。また複数の遮光板が所定間隔で並
設されているため、隣接する遮光板同士間に隙間が設け
られている。従って、この隙間から水処理槽の観察が可
能となる。更に複数の遮光板が、前記水面より上方に並
設されている場合、太陽光による遮光板の下部への藻類
の付着が十分に防止される。
【0011】上記遮光板の最下部及びこの遮光板に隣接
する遮光板の最上部とを結ぶ第1面と、前記水面とのな
す角βが年間最大南中高度以上であることが好ましい。
この場合、太陽光が水処理槽の水面に直接到達すること
が確実に防止され、水処理槽内の藻類の発生が十分に防
止される。
【0012】上記遮光装置が、前記複数の遮光板の上部
を回転可能に支持する第1支持部材と、前記複数の遮光
板が水面に対して傾斜した状態を保持するように前記複
数の遮光板の下部を支持する第2支持部材とを有し、前
記遮光板の下部は自由端となっていることが好ましい。
この場合、第1支持部材と第2支持部材とにより、遮光
板が傾斜した状態に保持される。このため、遮光板の下
部が上部よりも南側に配置される場合に、南側から風が
吹いても、その風を複数の遮光板により容易に北側に逃
がすことができる。また北側から風が吹く場合、遮光板
の下部が自由端となっているため、遮光板は第1支持部
材を中心として回転する。このため、遮光板への風力が
遮光板の回転力に変換され、遮光板により風力を緩和す
ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の遮光装置の第1実施形態
を示す概略図であり、水処理槽としての沈殿槽に遮光装
置を適用した例を示している。
【0015】図1に示す沈殿槽1には、被処理水が収容
されており、また、開口10が形成されている。従っ
て、被処理水の水面3は、開口10により露出してい
る。
【0016】被処理水中には、沈殿槽1の深さ方向に沿
って浅い方から順次、傾斜板収容領域2a,2b,2c
が設けられている。傾斜板収容領域2aには、複数枚の
傾斜板4aが一定間隔で並設され、傾斜板収容領域2b
には、複数枚の傾斜板4bが一定間隔で並設され、傾斜
板収容領域2cには、複数枚の傾斜板4cが一定間隔で
並設されている。傾斜板4a及び傾斜板4cは、傾斜板
上部が沈殿槽1の内壁面1a側に傾斜しており、傾斜板
4bは、傾斜板上部が内壁面1aに対向する内壁面1b
側に傾斜している。これら傾斜板4a〜4cは、被処理
水中の固形分の沈殿効率を促進するためのものである。
傾斜板4a〜4cの並設方向は、その地点における南北
方向と一致することが好ましい。
【0017】本実施形態の遮光装置5は、沈殿槽1内の
被処理水の水面3の付近に、水面3に対して傾斜した複
数枚の遮光板6が一定間隔で並設されている。遮光板6
は、その上部が沈殿槽1の内壁面1b側に向けて傾斜し
ている。すなわち遮光板6は、1段目の傾斜板4aとは
反対側に傾斜している。また遮光板6の下縁部6bは上
縁部6aより南側に向けられている。従って、複数の遮
光板6により太陽光が遮光され、太陽光が被処理水に直
接到達することが十分に防止される。すなわち遮光装置
5により、簡単な構造で、水中での藻類の発生を十分に
防止することができる。また複数の遮光板6が一定間隔
で並設され、隣接する遮光板6同士間に隙間が設けられ
ており、水面3の全体が複数の遮光板6によって覆われ
ていない。従って、観察者は、この隙間から沈殿槽1の
水面を、容易に且つ低いランニングコストで観察するこ
とができる。
【0018】複数の遮光板6の並設方向は、南北方向、
すなわち傾斜板4aの並設方向と一致することが好まし
い。このようにすると、傾斜板4aと遮光板6とが交差
しないため、水面における傾斜板間の部分の観察をより
容易に行うことができる。
【0019】水面3に対する遮光板6の傾斜角度αは、
主として太陽からの直達光を遮断するためである場合に
は0°より大きく90°未満であればよいが、散乱光を
も十分に遮光し、且つ沈殿槽1の保守、点検等による視
野性を確保するためには、30〜60°程度とすること
が好ましい。また遮光板6は、傾斜板4a同士の間隔を
l、遮光板6の側辺の水平面への垂直投影距離をL(L
=Acosα、Aは遮光板6の側辺の長さ)とした場合
に、2l≦L≦5lとなるように配置されることが好ま
しい。Lが上記範囲を外れると、水面の観察が困難とな
る傾向がある。
【0020】また遮光板6の下縁部(最下部)6b及び
これに隣接する遮光板6の上縁部(最上部)6aを通る
平面9と、水面3とのなす角βが年間最大南中高度以上
であることが好ましい。言い換えるならば、複数の遮光
板6は、太陽が年間最大南中高度にあるときに、遮光板
6同士間の水面が遮光板6の影に覆われるように並設さ
れていることが好ましい。ここで、南中高度は、ある地
点において太陽が真南にきたときの太陽の角度を言い、
年間最大南中高度とは、1年間の中で最大となる南中高
度、すなわち夏至の南中高度を言う。南中高度は、例え
ば夏至においては、下記式で計算できる。 夏至の南中高度=(90°+23.5°−緯度) ここで、23.5°は自転軸の傾きを表す。例えば緯度
が35.5°であるとした場合、夏至の南中高度は78
°である。従って、緯度35.5°の地点では、年間最
大南中高度は78°になり、平面9と水面3とのなす角
βは78°以上にすればよい。このようにすることによ
り、太陽光が直接被処理水に達することが確実に防止さ
れ、被処理水中における藻類の発生をより十分に防止で
きる。
【0021】但し、遮光板6と水面3とのなす角度をα
とした場合、角βは、(180−α)°未満である。
【0022】また複数の遮光板6は、水面3より上方に
配置されていることが好ましい。複数の遮光板6が水面
3より上方に配置されることで、太陽光による遮光板6
の下端部6bへの藻類の付着が十分に防止される。
【0023】上記遮光板6は、遮光性を有する遮光性材
料から構成されるものであればよいが、遮光効果を向上
させるという観点からは、光反射率が高い遮光性材料
(例えば金属)よりも光吸収性の遮光性材料から構成さ
れることが好ましい。このような光吸収性の遮光性材料
としては、例えば黒色材料(例えば黒色プラスチック
板)を用いることが好適である。なお、遮光板6は、必
ずしもその全体が遮光性を有している必要はなく、その
表面部のみが遮光性を有していればよい。この場合、遮
光性を有しない板状部材の表面に上記遮光性材料をコー
ティングしたり、例えばツヤ消し黒ペイントを塗布すれ
ばよい。
【0024】複数の遮光板6のそれぞれの上縁部6a
は、上縁部支持棒(第1支持部材)7に回転可能に支持
され、下縁部6bは、複数の遮光板6が水面3に対して
傾斜した状態を保持するように下縁部支持棒(第2支持
部材)8に支持されている。遮光板6の下縁部6bは下
縁部支持棒8に固定されておらず、自由端となってい
る。
【0025】この場合、上縁部支持棒7と下縁部支持棒
8とにより、遮光板6が傾斜した状態に保持される。こ
のため、南側から強風が吹いても、その強風を複数の遮
光板6により容易に北側に逃がすことができる。また遮
光板6の下縁部6bが自由端となっているため、北側か
ら図2の実線矢印Aで示す強風が吹いてきた場合、図2
に示すように、遮光板6は上縁部支持棒7を中心として
回転して図2の一点鎖線で示す位置に移動する。このた
め、遮光板6への風力の一部が遮光板6の回転力に変換
され、遮光板6により風力を緩和することが可能とな
る。風は遮光板6に衝突した後は、図2の実線矢印Bに
示す方向に逃がされる。従って、強風があっても遮光装
置5の破損を十分に防止できる。
【0026】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではない。例えば上記実施形態では、遮光板6の下
縁部6bが下縁部支持棒8に固定されておらず、自由端
となっているが、図3に示すように、遮光板6の下縁部
6bは下縁部支持棒8に固定されてもよい。
【0027】また上記実施形態では、水処理槽として沈
殿槽1が用いられているが、水処理槽は、沈殿槽に限ら
ず、ろ過槽であってもよい。
【0028】更に上記下縁部支持棒8は、中空状であ
り、その長手方向に沿って複数の貫通孔を有すると共
に、下縁部支持棒8の一端が閉じられ、他端が、塩素試
薬(例えば次亜塩素酸ソーダ)を供給する塩素供給設備
に接続されてもよい。この場合、塩素供給設備から塩素
試薬が下縁部支持棒8に供給されると、貫通孔から塩素
試薬が水面3に滴下される。このとき、上述したよう
に、遮光装置5によって既に水中の藻類の発生が十分に
防止されている。このため、塩素試薬の供給量は十分に
少量でよく、従って、藻類の増殖又は付着を低コストで
確実に防止できる。
【0029】以下、実施例及び比較例を用いて本発明の
内容をより具体的に説明するが、本発明は、これら実施
例に限定されるものではない。
【0030】
【実施例】(実施例1)図1の遮光装置1を用いて以下
のようにして沈殿槽1の測定点S1〜S5における光強
度を測定した。遮光板は矩形であり、そのサイズは、短
辺(側辺)が0.3m、長辺(上縁部及び下縁部)が
1.2mとなるようにした。また遮光板の水面に対する
角度は45°、隣接する遮光板同士の間隔は0.28m
とした。また光強度の測定は、水中用光量子センサーを
用いて行った。なお、測定した地点の緯度は35°付近
であり、測定時期は4月10日14:00頃であり、天
気は晴天であった。
【0031】こうして測定した測定点S1〜S3におけ
る光強度は、80、10、4(μE/m2/s)であっ
た。S1、S2、S3の水深はそれぞれ傾斜板に沿って
0cm、40cm、80cmであった。また水面3上に
おいて測定点S1と異なる測定点S4,S5における光
強度はそれぞれ50、170(μE/m2/s)であっ
た。なお、測定点S4,S5は、同じ水面上の点ではあ
っても遮光板との位置関係が異なる点である。すなわち
ある遮光板に対して、測定点S4は、その遮光板の下縁
部に近い位置にあり、測定点S5は、その遮光板の下縁
部からS4よりも遠い位置にある。
【0032】(比較例1)図1において遮光装置1を設
けていない装置、すなわち図4に示す装置を用いた以外
は実施例1と同様にして測定点S1〜S3及びS6,S
7における光強度を測定した。なお、S1〜S3は、傾
斜板間の点であるのに対し、S6,S7は、傾斜板がな
いところにおける点である。その結果、測定点S1〜S
3における光強度はそれぞれ1040、680、390
(μE/m2/s)であった。また測定点S6,S7に
おける光強度はそれぞれ1040、650(μE/m2
/s)であった。
【0033】以上の結果より、測定点S1〜S3におけ
る光強度は、実施例1の方が比較例1よりも著しく小さ
くなり、太陽光を十分に遮光できることが分かった。ま
た、実施例1において、測定点S4とS5の測定結果よ
り、同じ水深(0cm)においても遮光板との位置関係
によって光強度が異なるものの、光強度が最も強い測定
点S5においても、その光強度は170(μE/m2
s)であり、直達光の1040(μE/m2/s)より
もずっと小さいことが分かった。
【0034】従って、本発明の遮光装置により、太陽光
が十分に遮断されることが分かった。
【0035】(光強度と藻類の増殖速度との関係)図5
は、沈殿槽1における水面3の1日の平均光強度と、藻
類(クロレラ)の水温25℃における増殖速度との関係
を示すグラフである。図4の沈殿槽1においては、水面
3における日平均光強度が800μE/m2/sであ
り、そのときの藻類増殖速度は図5から約80g−ce
ll/m3/dであったのに対し、図1の沈殿槽1にお
いては、藻類増殖速度は、図5から約8g−cell/
3/dであった。
【0036】このことから、図1の沈殿槽1における藻
類増殖速度は、図4の沈殿槽1の藻類増殖速度の約1/
10となり、藻類の増殖を著しく低減できることが分か
った。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遮光装置に
よれば、遮光板の下部が上部よりも南側に配置される
と、水処理槽内の水面に達する太陽光が複数の遮光板に
よって十分に遮光され、水処理槽内における藻類の発生
を十分に防止できる。また、複数の遮光板が所定間隔で
並設され、隣接する遮光板同士間に隙間が設けられてい
るため、この隙間から水処理槽の水面を低コストで且つ
容易に観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮光装置の一実施形態を示す概略図で
ある。
【図2】図1の遮光板が風を受けた場合の遮光板の動き
を示す側面図である。
【図3】図1の遮光板の変形例を示す側面図である。
【図4】比較例1に係る水処理槽を示す概略図である。
【図5】沈殿槽の水面における日平均光強度と藻類増殖
速度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…沈殿槽(水処理槽)、3…水面、5…遮光装置、6
…遮光板、6a…上縁部(最上部)、6b…下縁部(最
下部)、7…上縁部支持棒(第1支持部材)、8…下縁
部支持棒(第2支持部材)、9…平面、10…開口、β
…平面と水面とがなす角。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水処理槽の水面を遮光する遮光装置にお
    いて、 前記水処理槽内の前記水面付近に、前記水面に対して傾
    斜した複数の遮光板が所定間隔で並設されていることを
    特徴とする遮光装置。
  2. 【請求項2】 水処理槽の水面を遮光する遮光装置にお
    いて、 前記水処理槽内の前記水面に対して傾斜した複数の遮光
    板が所定間隔で並設され、前記遮光板の少なくとも一部
    が前記水面の上方に設けられていることを特徴とする遮
    光装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光板の最下部及びこの遮光板に隣
    接する遮光板の最上部とを結ぶ平面と前記水面とのなす
    角が年間最大南中高度以上であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の遮光装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の遮光板のそれぞれの上部を回
    転可能に支持する第1支持部材と、前記複数の遮光板が
    前記水面に対して傾斜した状態を保持するように前記複
    数の遮光板の下部を支持する第2支持部材とを有し、前
    記遮光板の下部は自由端となっていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の遮光装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1626309A2 (en) 2004-03-25 2006-02-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Hologram recording material, hologram recording method and holographic optical element

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1626309A2 (en) 2004-03-25 2006-02-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Hologram recording material, hologram recording method and holographic optical element

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