JP2003296472A - 材料情報提供方法および材料情報提供システム - Google Patents

材料情報提供方法および材料情報提供システム

Info

Publication number
JP2003296472A
JP2003296472A JP2002098888A JP2002098888A JP2003296472A JP 2003296472 A JP2003296472 A JP 2003296472A JP 2002098888 A JP2002098888 A JP 2002098888A JP 2002098888 A JP2002098888 A JP 2002098888A JP 2003296472 A JP2003296472 A JP 2003296472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
user
network
server
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002098888A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Fukui
眞彌 福井
Junji Ikeda
順治 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002098888A priority Critical patent/JP2003296472A/ja
Publication of JP2003296472A publication Critical patent/JP2003296472A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料や製品の分別、真偽判別、あるいは追跡
調査などの処理操作を簡単かつ確実に行うことが可能な
材料情報提供方法および材料情報提供システムの提供を
目的とする。 【解決手段】 情報提示物質が含有される材料を作製す
るに際して、該材料に含有される情報提示物質の情報と
材料情報とを互いに関連付けてサーバ1の記憶部13に
データベースとして登録する。材料に含有される情報提
示物質をユーザの端末4に設けたスキャナ5により検出
し、その検出結果をユーザの端末2からネットワークを
介して前記サーバ1に送信する。サーバ1において、そ
の情報提示物質の検出結果を前記データベースと照合す
ることにより材料に関する情報を特定し、その特定した
材料に関する情報をネットワークを介してユーザの端末
4に送信する。ユーザの端末4において、その材料に関
する情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種プラスチッ
ク、塗料、インク、繊維、紙、あるいは金属などの材料
に関する情報をユーザに提供する材料情報提供方法およ
び材料情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】最
近、様々な業界において、材料や製品の分別、真偽判
別、あるいは追跡調査などが要請されている。例えば、
食品容器、家電部品、あるいは自動車部品等について
は、それらの分別(プラスチック・リサイクル)が要請
されている。また、特許製品、純正部品、自動車部品、
ブランド品、紙幣・貨幣・有価証券等については、それ
らの真偽判別や偽造防止が要請されている。あるいはま
た、IDカード、パスポート、あるいは朱肉やインキ等
については、それらのセキュリティのための固体識別が
要請されている。さらにまた、樹脂製品やロット管理に
ついては、それらの追跡調査が要請されている。
【0003】ところで、このように材料や製品の分別、
追跡調査、あるいは真偽判別を行うためには、まず材料
の種類情報、製造元情報、製造履歴情報、組成情報な
ど、材料に関する情報(製品に関する情報も含む。以
下、材料情報という)を把握する必要がある。
【0004】そして、従来、上述のような材料情報の分
析方法として、材料の比重、硬度、融点、誘電率や色調
などを分析する物理的分析や、赤外分光分析あるいは熱
分析などの化学的分析や、材料の表面に刻印された情報
を分析する方法が知られている。
【0005】しかしながら、上述のいずれの分析方法に
おいても、分析から得られる材料情報は数少なく限定さ
れたものであり、上述の材料や製品の分別、真偽判別、
あるいは追跡調査を十分に行うことができないという問
題があった。
【0006】また、上述の分析方法により分析される情
報は公知の分析装置により簡単に把握されるため、材料
に関する情報の秘匿性を保持することは困難であるとい
う問題があった。
【0007】さらに、各材料や製品の種類によって分析
方法が異なっており、その分析も各業者ごとに個別に行
われていたため、材料や製品に関する情報を一元管理す
ることが困難であるという問題もあった。
【0008】この発明は、上述の問題に鑑みてなされた
ものであって、材料に関する多種多様な情報を材料に内
有させることができ、かつ材料に内有させた材料に関す
る情報の秘匿性を保持することができるとともに、その
材料に関する情報を一元管理することができ、ひいては
材料や製品の分別、真偽判別、あるいは追跡調査などの
処理操作を簡単かつ確実に行うことが可能な材料情報提
供方法および材料情報提供システムの提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、サーバとユ
ーザの端末とがそれぞれネットワークに接続されたコン
ピュータシステムを利用して材料に関する情報をユーザ
に提供する材料情報提供方法であって、一種ないし二種
以上の元素またはそれらの化合物からなり、かつ材料に
関する情報が関連付けられた情報提示物質が含有される
材料を作製するに際して、該材料に含有される情報提示
物質に関する情報と材料に関する情報とを互いに関連付
けてサーバ側の記憶手段にデータベースとして登録し、
前記材料に含有される情報提示物質をユーザの端末側に
設けた検出手段により検出し、前記検出手段による情報
提示物質の検出結果をユーザの端末側からネットワーク
を介して前記サーバ側に送信し、前記サーバにおいて、
ユーザの端末側からネットワークを介して送信されてき
た前記情報提示物質の検出結果を前記データベースと照
合することにより材料に関する情報を特定し、その特定
した材料に関する情報を前記サーバ側からネットワーク
を介してユーザの端末側に送信し、ユーザの端末におい
て、前記サーバ側からネットワークを介して送信されて
きた材料に関する情報を出力することを特徴とする。
【0010】なお、前記材料に関する情報は、材料の製
造履歴情報、種類情報、材料メーカ情報、あるいは組成
情報等からなる材料そのものに関する情報(狭義の材料
情報)のほか、該材料が用いられる製品の製造履歴情
報、種類情報、出荷情報、あるいは製品メーカ情報等か
らなる製品に関する情報などが挙げられる。また、情報
提示物質に関する情報は、情報提示物質の種類、含有
量、あるいはスペクトルデータ等が挙げられる。
【0011】これによれば、当該材料情報提供方法に用
いられる材料は、一種ないし二種以上の元素またはそれ
らの化合物からなり、かつ材料に関する情報が関連付け
られた情報提示物質が含有されるので、材料に関する多
種多様な情報を材料に内有させることができる。また、
情報提示物質に関する情報と材料に関する情報との関連
付けは設定者のみに知られたものであるので、材料に内
有させた材料に関する情報の秘匿性を保持することがで
きる。さらに、ネットワークに接続されたサーバ側にお
いて、材料に関する情報の登録、照合、およびユーザへ
の提供を一括して行うので、材料に関する情報を一元管
理することができる。
【0012】また、さらに材料メーカの端末がネットワ
ークを介して接続されたコンピュータシステムを利用し
て材料に関する情報をユーザに提供する材料情報提供方
法であって、一種ないし二種以上の元素またはそれらの
化合物からなり、かつ材料に関する情報が関連付けられ
た情報提示物質が含有される材料を作製するに際して、
該材料に関する情報を材料メーカの端末側からネットワ
ークを介してサーバ側に送信し、サーバにおいて、前記
材料に関する情報に対応する情報提示物質に関する情報
を算出し、該情報提示物質に関する情報と材料に関する
情報とを互いに関連付けてサーバ側の記憶手段にデータ
ベースとして登録し、前記情報提示物質に関する情報を
サーバ側からネットワークを介して材料メーカの端末側
に送信し、材料メーカの端末において、前記サーバ側か
らネットワークを介して送信されてきた情報提示物質に
関する情報を出力するのが好ましい。
【0013】これによれば、各材料メーカは、自己の端
末から材料に関する情報をサーバに登録し得るので、材
料あるいは該材料を用いた製品を購入したユーザに対し
て材料に関する情報を簡単かつ確実に提供することがで
きる。また、各材料メーカは、材料に含有させる情報提
示物質に関する情報をサーバから入手し得るので、その
情報提示物質に関する情報に基づいて情報提示物質が含
有された材料を簡単かつ確実に作製することができる。
【0014】また、さらに製品メーカの端末がネットワ
ークを介して接続されたコンピュータシステムを利用し
て材料に関する情報をユーザに提供する材料情報提供方
法であって、前記材料が用いられる製品について、該製
品に関する情報を製品メーカの端末側からネットワーク
を介してサーバ側の記憶手段にデータベースとして登録
するのが好ましい。
【0015】これによれば、各製品メーカは、自己の端
末から製品に関する情報をサーバに登録し得るので、製
品を購入したユーザに対して製品に関する情報を簡単か
つ確実に提供することができる。
【0016】また、ユーザの識別情報を前記サーバ側の
記憶手段に予め登録し、前記検出手段による情報提示物
質の検出結果をユーザの端末側からネットワークを介し
て前記サーバ側に送信する際に、ユーザの識別情報をユ
ーザの端末側からネットワークを介して前記サーバ側に
送信し、前記サーバにおいて、ユーザの端末側から送信
されてきたユーザの識別情報を予め登録したユーザの識
別情報と照合し、照合の結果、ユーザの識別情報が予め
登録されている場合にのみ、材料に関する情報をサーバ
側からネットワークを介してユーザの端末側に送信する
のが好ましい。
【0017】これによれば、予め会員等として登録した
ユーザに対してのみ、材料に関する情報を提供すること
ができる。
【0018】また、前記検出手段の識別情報を前記サー
バ側の記憶手段に予め登録し、前記検出手段による情報
提示物質の検出結果をユーザの端末側からネットワーク
を介して前記サーバ側に送信する際に、前記検出手段の
識別情報をユーザの端末側からネットワークを介して前
記サーバ側に送信し、前記サーバにおいて、ユーザの端
末側から送信されてきた検出手段の識別情報を予め登録
した検出手段の識別情報と照合し、照合の結果、検出手
段の識別情報が予め登録されている場合にのみ、材料に
関する情報をサーバ側からネットワークを介してユーザ
の端末側に送信するのが好ましい。
【0019】これによれば、ユーザが予め貸与または販
売された所定の検出手段を用いた場合にのみ、ユーザに
対して材料に関する情報を提供することができる。
【0020】また、前記サーバ側からネットワークを介
してユーザの端末側に送信される材料に関する情報に
は、材料の真偽判別に関する情報が含まれるのが好まし
い。
【0021】これによれば、ユーザは材料が真正なもの
であるか否かを簡単かつ確実に判断することができる。
【0022】また、前記サーバ側からネットワークを介
してユーザの端末側に送信される材料に関する情報に
は、照合が所定の権威付けられた機関によって行われた
ことを示す認証情報が付加されているのが好ましい。
【0023】これによれば、提供される材料に関する情
報に対するユーザの信頼性を向上させることができる。
【0024】また、ユーザの端末は、ユーザに対して、
ユーザが照合を希望する材料に関する情報の項目を選択
させるとともに、選択された項目をサーバ側に通知し、
サーバにおいて、ユーザの端末から通知された項目につ
いてのみ、材料に関する情報をデータベースと照合する
のが好ましい。
【0025】これによれば、ユーザは、情報提示物質が
含有された材料について、自己が希望する材料に関する
情報のみを入手することができる。
【0026】また、この発明は、サーバおよびユーザの
端末がそれぞれネットワークに接続されたコンピュータ
システムを利用して材料に関する情報をユーザに提供す
る材料情報提供方法であって、一種ないし二種以上の元
素またはそれらの化合物からなり、かつ材料に関する情
報が関連付けられた情報提示物質が含有される材料を作
製するに際して、該材料に含有される情報提示物質に関
する情報と材料に関する情報とを互いに関連付けてサー
バ側の記憶手段にデータベースとして登録し、前記サー
バにおいて、ユーザの端末側からネットワークを介して
送信されてきた前記情報提示物質の検出結果を前記デー
タベースと照合することにより材料に関する情報を特定
し、その特定した材料に関する情報を前記サーバ側から
ネットワークを介してユーザの端末側に送信することを
特徴とする。
【0027】これによれば、サーバ側においてこの方法
を実施することによって、上記材料情報提供方法を簡単
かつ確実に実現することができる。
【0028】また、この発明は、サーバおよびユーザの
端末がそれぞれネットワークに接続されたコンピュータ
システムを利用して材料に関する情報をユーザに提供す
る材料情報提供方法であって、一種ないし二種以上の元
素またはそれらの化合物からなり、かつ材料に関する情
報が関連付けられた情報提示物質が含有される材料につ
いて、該材料に含有される情報提示物質をユーザの端末
側に設けた検出手段により検出し、該検出手段による情
報提示物質の検出結果をユーザの端末側からネットワー
クを介して前記サーバ側に送信し、ユーザの端末側にお
いて、前記サーバ側からネットワークを介して送信され
てきた材料に関する情報を出力することを特徴とする。
【0029】これによれば、ユーザの端末側においてこ
の方法を実施することによって、上記材料情報提供方法
を簡単かつ確実に実現することができる。
【0030】また、この発明は、サーバおよびユーザの
端末がそれぞれネットワークに接続され、材料に関する
情報をユーザに提供する材料情報提供システムであっ
て、一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物か
らなり、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提
示物質が含有された材料が作製されるに際して、情報提
示物質に関する情報と材料に関する情報とを関連付けて
データベースとして登録するサーバ側の記憶手段と、前
記材料に含有される情報提示物質を検出するユーザの端
末側の検出手段と、該検出手段による情報提示物質の検
出結果を前記端末側からネットワークを介して前記サー
バ側に送信するユーザの端末側の送信手段と、該ユーザ
側の端末側からネットワークを介して送信されてきた情
報提示物質の検出結果を前記データベースと照合するこ
とにより材料に関する情報を特定するサーバ側の照合手
段と、該照合手段により特定された材料に関する情報を
前記サーバ側からネットワークを介してユーザの端末側
に送信するサーバ側の送信手段と、該サーバ側の送信手
段により送信されてきた材料に関する情報を出力するユ
ーザの端末側の出力手段と、を備えてなることを特徴と
する。
【0031】これによれば、上記材料情報提供方法を簡
単かつ確実に実現することができる。 また、この発明
は、ユーザの端末が接続されたネットワークに接続さ
れ、材料に関する情報をユーザに提供するためのサーバ
側サブシステムであって一種ないし二種以上の元素また
はそれらの化合物からなり、かつ材料に関する情報が関
連付けられた情報提示物質が含有された材料が作製され
るに際して、情報提示物質に関する情報と材料に関する
とを関連で付けてデータベースとして登録する記憶手段
と、ユーザの端末側からネットワークを介して送信され
てきたユーザの端末側の検出手段による情報提示物質の
検出結果を、前記データベースと照合することにより材
料に関する情報を特定する照合手段と、該照合手段によ
り特定された材料に関する情報をネットワークを介して
ユーザの端末側に送信する送信手段と、を備えてなるこ
とを特徴とする。
【0032】これによれば、このサーバ側サブシステム
を所定箇所に設置することによって、上記材料情報提供
方法を簡単かつ確実に実現することができる。
【0033】また、この発明は、サーバが接続されたネ
ットワークに接続され、材料に関する情報をユーザに提
供するためのユーザ端末側サブシステムであって、一種
ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からなり、
かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物質が
含有された材料について、該材料に含有される情報提示
物質を検出する検出手段と、該検出手段による情報提示
物質の検出結果をネットワークを介して前記サーバ側に
送信する送信手段と、前記サーバ側からネットワークを
介して送信されてきた材料に関する情報を出力する出力
手段と、を備えてなることを特徴とする。
【0034】これによれば、この端末側サブシステムを
所定箇所に設置することによって、上記材料情報提供方
法を簡単かつ確実に実現することができる。
【0035】また、この発明は、サーバ側のプログラム
であって、コンピュータを、一種ないし二種以上の元素
またはそれらの化合物からなり、かつ材料に関する情報
が関連付けられた情報提示物質が含有された材料が作製
されるに際して、情報提示物質に関する情報と材料に関
するとを関連付けてデータベースとして登録する記憶手
段、ユーザの端末側からネットワークを介して送信され
てきたユーザの端末側の検出手段による情報提示物質の
検出結果を、前記データベースと照合することにより材
料に関する情報を特定する照合手段、該照合手段により
特定された材料に関する情報をネットワークを介してユ
ーザの端末側に送信する送信手段、として機能させる。
【0036】これによれば、サーバ側のコンピュータに
このプログラムをダウンロードすることによって、上記
材料情報提供方法を簡単かつ確実に実現することができ
る。
【0037】また、この発明は、サーバ側のプログラム
が記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、コンピュータを、一種ないし二種以上の元素また
はそれらの化合物からなり、かつ材料に関する情報が関
連付けられた情報提示物質が含有された材料が作製され
るに際して、情報提示物質に関する情報と材料に関する
とを関連付けてデータベースとして登録する記憶手段、
ユーザの端末側からネットワークを介して送信されてき
たユーザの端末側の検出手段による情報提示物質の検出
結果を、前記データベースと照合することにより材料に
関する情報を特定する照合手段、該照合手段により特定
された材料に関する情報をネットワークを介してユーザ
の端末側に送信する送信手段、として機能させるための
プログラムが記憶されている。
【0038】これによれば、サーバ側のコンピュータに
この記録媒体に記録されたプログラムをインストールす
ることによって、上記材料情報提供方法を簡単かつ確実
に実現することができる。
【0039】また、この発明は、ユーザの端末側のプロ
グラムであって、コンピュータを、一種ないし二種以上
の元素またはそれらの化合物からなり、かつ材料に関す
る情報が関連付けられた情報提示物質が含有された材料
について、該材料に含有される情報提示物質を検出する
検出手段、該検出手段による情報提示物質の検出結果を
ネットワークを介して前記サーバ側に送信する送信手
段、前記サーバ側からネットワークを介して送信されて
きた材料に関する情報を出力する出力手段、として機能
させる。
【0040】これによれば、ユーザの端末側のコンピュ
ータにこのプログラムをダウンロードすることによっ
て、上記材料情報提供方法を簡単かつ確実に実現するこ
とができる。
【0041】また、この発明は、ユーザの端末側のプロ
グラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒
体であって、コンピュータを、一種ないし二種以上の元
素またはそれらの化合物からなり、かつ材料に関する情
報が関連付けられた情報提示物質が含有された材料につ
いて、該材料に含有される情報提示物質を検出する検出
手段、該検出手段による情報提示物質の検出結果をネッ
トワークを介して前記サーバ側に送信する送信手段、前
記サーバ側からネットワークを介して送信されてきた材
料に関する情報を出力する出力手段、として機能させる
ためのプログラムが記録されている。
【0042】これによれば、ユーザの端末側のコンピュ
ータにこの記録媒体に記録されたプログラムをインスト
ールすることによって、上記材料情報提供方法を簡単か
つ確実に実現することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】次にこの発明の一実施形態につい
て図面を参照しつつ説明する。
【0044】まず、この実施形態に係る材料情報提供方
法および材料情報提供システムに用いられる材料につい
て説明する。
【0045】この材料は、一種ないし二種以上の元素ま
たはそれらの化合物からなり、かつ材料に関する情報
(以下、材料情報という)が関連付けられた情報提示物
質が含有されてなる。
【0046】前記材料としては、各種プラスチック材料
のほか、塗料、インク、繊維あるいは金属などが挙げら
れ、当該材料中に情報提示物質が添加されたもののほ
か、当該材料中に情報提示物質が重合、架橋、イオン結
合等の化学結合をもって導入されたものや、当該材料の
表面に情報提示物質が塗布されたものであってもよい。
【0047】また、前記情報提示物質としては、汎用の
各種材料に対して一般に含有されることのない一種ない
し二種以上の元素、またはそれらの化合物(酸化物、硫
化物、有機酸化物など)が好ましい。
【0048】このように汎用の各種材料に対して一般に
含有されることのない元素としては、元素番号31から
元素番号88までの元素、好ましくはランタノイド系元
素、さらに好ましくはネオジム(Nd)、プロメチウム
(Pm)、サマリウム(Sm)、ユーロビウム(Eu)、ガド
リニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ホルミウム(Ho)
を一種または二種以上の組合せにおいて用いること好ま
しい。
【0049】これらの元素は、各種プラスチック、塗
料、インク、繊維、金属中にほとんど含有されることが
なく、またスペクトル分析による測定が容易であり、さ
らに経済的かつ衛生的で、素材物性への影響が無く、酸
化物等の化合物としての入手も容易である点で好まし
い。なお、情報提示物質は10μ以下の微粒子状のもの
を用いるのが好ましい。
【0050】さらに、好ましくは、3d軌道を有する遷
移元素、または/および4f軌道を有する希土類元素が
添加された単結晶や、3d軌道を有する遷移元素、また
は/および4f軌道を有する希土類元素が添加されたガ
ラスや、4f軌道を有する希土類元素や、3d軌道を有
する遷移元素、または/および4f軌道を有する希土類
元素を中心とした錯体などが挙げられる。これらの情報
提示物質は、汎用的な材料中に存在することがなく、線
スペクトルのバックグランドを低く抑えることが可能で
あり、線スペクトルの検出が諸条件により発生するノイ
ズ中でも容易となるものである。
【0051】例えば、酸化アルミニウム(Al23
にクロムイオン(Cr3+)を添加したもの(ルビー結
晶)、タングステン酸カルシウム(CaWO3)やY
AG結晶(Y3Al512)にネオジウムイオン(N
3+)またはジスプロシウム(Dy 2+)を添加したも
の、弗化マグネシウム(MgF2)や弗化亜鉛(Zn
2)に弗化カルシウム(CaF2)、弗化バリウム(B
aF2)、ニッケルイオン(Ni 2+)、あるいはコバル
トイオン(Co2+)を添加したもの、ガラスにネオジ
ムイオン(Nd3+)、イッテルビウムイオン(Y
3+)、ホロミウムイオン(Ho 3+)、あるいはエルビ
ウムイオン(Er3+)を添加したもの、酸化マグネシ
ウムにマンガンあるいはリチウムを添加したもの、希
土類元素等を含む錯体、ハイブリッドガラスなどが挙
げられる。
【0052】これら情報提示物質は、所定の波長領域の
電磁波、好ましくは紫外線から赤外線までの波長領域の
電磁波、さらに好ましくは可視光線から近赤外線までの
波長領域の電磁波が照射されると、その電磁波の照射に
伴ってエネルギー幅が非常に狭く、かつエネルギー値が
非常に高い線スペクトルを放射するため、該線スペクト
ルに基づいて情報提示物質を精度良く検出することがで
きる。
【0053】また、前記情報提示物質は、材料の外観や
物性への影響を抑えるために、前記材料の固有の性質に
影響を与えない微量の範囲で含有されるのが好ましい。
【0054】前記材料の固有の性質に影響を与えない微
量の範囲としては、材料の種類などにより様々に変動し
得るが、好ましくは材料に対して0.1ppmから100
0ppmまでの範囲(0.1ppmおよび1000ppmを含
む)、さらに好ましくは0.5ppmから200ppm(0.
5ppmおよび1000ppmを含む)までの範囲がよい。
【0055】このように0.1ppm以上とするのは、主
として一般に現在の使用に供されている検出の精度との
関係のためであり、1000ppm以下とするのは、多く
の材料の外観や物性に影響を与えないためである。ま
た、その範囲の中でも0.5ppmから200ppmとするの
は、測定の信頼性を十分に確保しつつ、また経済的負担
も低く抑え、さらに材料の固有の性質に与える影響も極
めて低いものとなし得るためである。
【0056】また、前記材料情報は、特に限定されるも
のではなく、当該材料の組成情報、製造履歴情報、材料
メーカ情報などの材料そのものに関する情報(狭義の材
料情報)のほか、当該材料が用いられる製品の種類情
報、製造履歴情報、製品メーカ情報などの製品に関する
情報であってもよい。
【0057】例えば、下表1に示すように、材料に関す
る情報が材料の種類(a、b、c)で、それら材料の種
類(a、b、c)と情報提示物質の種類(X、Y、Z)
とが対応する場合、情報提示物質X、Y、またはZが測
定されれば、材料の種類a、b、またはcを特定するこ
とができる。
【0058】
【表1】
【0059】また、下表2に示すように、材料に関する
情報が材料の製造メーカ(A、B、C)で、それら材料
の製造メーカ(A、B、C)と情報提示物質の含有量
(α、β、γ)とが対応する場合、情報提示物質の含有
量α、β、またはγ程度が測定されれば、製造メーカ
A、B、またはCを特定することができる。
【0060】
【表2】
【0061】また、前記材料に関する情報は、前記情報
提示物質の種類および/または含有量に対応した一桁な
いし複数桁の数値データとして表現されるものであって
もよい。
【0062】例えば、下表3に示すように、材料に関す
る情報が複数桁の数値データとなされ、各桁が情報提示
物質の種類(X、Y、Z)に対応し、かつ各桁の数値が
情報提示物質の含有量に対応する場合、情報提示物質の
種類X、YおよびZと各含有量(ピーク値)が測定され
れば、材料に関する情報の数値データを特定することが
できる。
【0063】これによれば、数値データがバーコード的
な情報を有することなり、様々な情報を材料に簡単に含
ませることができる。特に数値データを複数桁にすれ
ば、より多くの情報を材料に簡単に含ませることができ
る。また、数値データをID番号とすれば、偽造防止に
も極めて有効なIDカードを作ることができる。
【0064】なお、下表3の例では、情報提示物質の含
有量(ピーク値)を10倍して四捨五入したものを数値
データとして用いている。
【0065】
【表3】
【0066】前記材料の情報提示物質の含有方法として
は、特に限定されるものでなく、材料または情報提示物
質の種類に応じた方法でよい。例えば、材料がプラスチ
ックの場合、ドラムタンブラー等によりドライブレンド
した後に直接成形する方法や、エクストルーダーにより
コンパウンド加工する方法や、インターナルミキサーあ
るいは加熱ロールによるコンパウンドあるいは成形を実
施する方法などが挙げられる。また、マスターバッチ化
した上での使用を実施してもよい。
【0067】また、材料に情報提示物質の含有させる
際、均一な分布と分散を確保するために、脂肪酸アマイ
ド、脂肪酸金属塩、あるいは脂肪酸エステルを滑剤とし
て使用してもよい。
【0068】また、複数の情報提示物質を材料に含有さ
せる場合、各情報提示物質を材料に別々に含有させるも
のとしてもよいし、各情報提示物質を材料に同時に含有
させるものとしてもよい。
【0069】次にこの実施形態に係る材料情報提供シス
テムの構成について説明する。
【0070】図1は、この材料情報提供システムの全体
構成図である。
【0071】図1において、(1)は材料に関する情報
を提供するサーバ、(2)は材料メーカ側に設けられた
端末装置、(3)は製品メーカ側に設けられた端末装
置、(4)はユーザ側に設けられた端末装置、(5)は
ユーザ側の端末装置(4)に設けられたスキャナであ
る。なお、図1には、一の材料メーカと製品メーカのみ
を図示しているが、それぞれ複数の材料メーカと製品メ
ーカが存在してもよい。
【0072】次に、前記材料情報提供システムにおける
材料情報提供方法の概要を会員登録処理、材料情報登録
処理、製品情報登録処理、および材料照合処理に分けて
説明する。 [会員登録処理]会員登録処理では、当該システムの利
用を希望する材料メーカは、法人名等の材料メーカに関
する情報(以下、材料メーカ情報という)を端末(2)
からネットワークを介してサーバ(1)に登録し、サー
バ(1)からネットワークを介して当該材料メーカにつ
いてのID(以下、材料メーカIDという)を取得する
ことにより会員登録を行う。なお、これら材料メーカI
Dと材料メーカ情報は、図4に示すように、各材料メー
カごとに互いに関連付けられた状態でサーバ(1)に登
録される。
【0073】また、当該システムの利用を希望する製品
メーカは、法人名等の製品メーカに関する情報(以下、
製品メーカ情報という)を端末(3)からネットワーク
を介してサーバ(1)に登録し、サーバ(1)からネッ
トワークを介して当該製品メーカについてのID(以
下、製品メーカID)を取得することにより会員登録を
行う。なお、これら製品メーカIDと製品メーカ情報
は、図5に示すように、各製品メーカごとに互いに関連
付けられた状態でサーバ(1)に登録される。
【0074】また、当該システムの利用を希望するユー
ザは、法人名等のユーザに関する情報(以下、ユーザ情
報という)を端末(4)からネットワークを介してサー
バ(1)に登録し、サーバ(1)からネットワークを介
して当該ユーザについてのID(以下、ユーザIDとい
う)を取得することにより会員登録を行う。なお、これ
らユーザIDとユーザ情報は、図6に示すように、各ユ
ーザごとに互いに関連付けられた状態でサーバ(1)に
登録される。
【0075】さらにまた、当該システムを管理するシス
テム管理者は、前記会員登録を完了したユーザに対し
て、ID(スキャナID)が付されたスキャナ(5)を
貸与する。なお、このスキャナIDは、図7に示すよう
に、各スキャナ(5)ごとに当該スキャナ(5)に関す
る情報(以下、スキャナ情報)に関連付けられた状態で
システム管理者によりサーバ(1)に予め登録される。 [材料情報登録処理]材料情報登録処理では、材料メー
カは、情報提示物質を含有させる材料について、その材
料情報を端末(2)からネットワークを介してサーバ
(1)に登録し、サーバ(1)からネットワークを介し
て前記材料についてのID(以下、材料IDという)を
取得する。これら材料IDおよび材料情報は、図8に示
すように、それぞれ材料メーカごとに互いに関連付られ
た状態でサーバ(1)に登録される。なお、材料情報に
は、材料の製造履歴情報、材料メーカ情報、あるいは組
成情報などが挙げられる。
【0076】また、材料メーカは、前記材料情報をサー
バ(1)に登録する際に、前記材料に含有させる情報提
示物質に関する情報(以下、情報提示物質情報という)
の提供を端末(2)からネットワークを介してサーバ
(1)に要求し、サーバ(1)からネットワークを介し
て情報提示物質情報を取得する。この情報提示物質情報
は、図8に示すように、それに対応する材料IDおよび
材料情報に関連付けられた状態でサーバ(1)に登録さ
れる。なお、情報提示物質情報には、情報提示物質の種
類、含有量、あるいはスペクトルデータなどが挙げられ
る。
【0077】そして、材料メーカは、サーバ(1)から
取得した情報提示物質情報に基づいて、所定の方法に従
って一種ないし複数種の情報提示物質を前記材料に含有
させる。この情報提示物質が含有された材料は、前記材
料メーカから前記製品メーカに出荷される。
【0078】なお、材料メーカは、前記情報提示物質材
料の出荷情報を材料情報の一つとして端末からネットワ
ークを介してサーバ(1)に登録するとともに、実際に
用いた情報提示物質についての情報(情報提示物質情
報)を端末(2)からネットワークを介してサーバ
(1)に通知するものとしてもよい。 [製品情報登録処理]製品情報登録処理では、製品メー
カは、前記材料メーカから出荷された前記材料を用いた
製品について、該製品に関する情報(以下、製品情報と
いう)を端末(3)からネットワークを介してサーバ
(1)に登録し、前記製品に対応するID(以下、製品
IDという)をサーバ(1)からネットワークを介して
取得する。これら製品IDおよび製品情報は、図9に示
すように、各製品メーカごとに互いに関連付けられた状
態でサーバ(1)に記憶される。製品は、製品メーカか
ら各ユーザに対して販売される。
【0079】なお、製品情報には、材料ID、製品メー
カ情報、あるりは製品履歴情報などが挙げられる。特に
製品情報に材料IDを含むものとすれば、図8に示す材
料情報のデータベースと図9に示す製品情報のデータベ
ースをリンクさせることができる。
【0080】また、製品メーカは、前記製品の販売情報
や出荷情報を製品情報の一つとして端末(3)からネッ
トワークを介してサーバ(1)に登録するものとしても
よい。 [製品照合処理]製品照合処理では、ユーザは、前記製
品メーカから購入した製品について、前記スキャナ
(5)を用いて該製品の材料に含有されている情報提示
物質を検出し、その情報提示物質の検出結果をユーザI
DおよびスキャナIDと共に端末(4)からネットワー
クを介してサーバ(1)に送信する。なお、情報提示物
質の検出結果には、情報提示物質の種類、含有量、ある
いはスペクトルデータなどが挙げられる。
【0081】そして、サーバ(1)は、ユーザの端末
(4)からネットワークを介して送信されてきたユーザ
ID、スキャナID、および情報提示物質の検出結果を
前記データベースと照合し、照合の結果、ユーザID、
スキャナID、および情報提示物質の検出結果いずれも
がデータベースと一致する場合には、その情報提示物質
情報に対応する材料情報(製品情報含む)を特定し、そ
の材料情報(製品情報含む)をネットワークを介してユ
ーザの端末(4)に送信する。
【0082】なお、ユーザID、スキャナID、および
情報提示物質の検出結果のいずれかがデータベースと一
致しない場合には、一致しない旨等の警告画面をネット
ワークを介して端末に送信する。
【0083】そして、前記ユーザの端末(4)は、サー
バ(1)から送信されてきた材料情報または警告画面を
付属のディスプレイに出力せしめ、ユーザの閲覧に供す
る。
【0084】しかして、当該材料情報提供方法に用いら
れる材料は、一種ないし二種以上の元素またはそれらの
化合物からなり、かつ材料に関する情報が関連付けられ
た情報提示物質が含有されるので、材料に関する多種多
様な情報を材料に内有させることができる。
【0085】また、情報提示物質に関する情報と材料に
関する情報との関連付けは設定者のみに知られたもので
あるので、材料に内有させた材料に関する情報の秘匿性
を保持することができる。
【0086】さらに、ネットワークに接続されたサーバ
(1)側において、材料に関する情報の登録、照合、お
よびユーザへの提供を一括して行うので、材料に関する
情報を一元管理することができる。
【0087】次に、この実施形態に係る材料情報提供シ
ステムに用いられるサーバ(1)、端末(2)(3)
(4)、スキャナ(5)について説明する。
【0088】図2は、サーバ(1)の電気的構成を示す
ハードウェア構成図である。
【0089】このサーバ(1)は、情報(データ)を一
時的に格納するRAM(11)と、OS(Operating Sy
stems)や種々のプログラムを記憶するハードディスク
(12)と、上述の各情報をデータベースとして記憶す
るデータベース記憶部(13)と、情報(データ)の送
受信を行う通信回路(14)と、各部を統括的に制御す
る中央演算処理装置(以下、CPUという)(15)と
を備えてなる。
【0090】前記CPU(15)は、上述のように各部
を統括的に制御し、データの転送や種々の演算等を行う
もので、この実施形態では、会員登録処理、材料情報登
録処理、製品情報登録処理、および製品照合処理の各処
理を行うための機能を有する。これらの機能は、前記ハ
ードディスク(12)に記憶されているプログラムによ
り実行されるが、このプログラムはネットワークからダ
ウンロードされるものであってもよいし、あるいはCD
−ROM等の記録媒体からインストールされるものであ
ってもよい。
【0091】前記データベース記憶部(13)は、図4
〜図9に示すように、上述の材料メーカID、材料メー
カ情報、製品メーカID、製品メーカ情報、ユーザI
D、ユーザ情報、スキャナID、スキャナ情報、材料I
D、材料情報、情報提示物質情報、製品ID、製品情報
等の各種情報をデータベースとして記憶するものであ
る。
【0092】図3は、各端末(2)(3)(4)のハー
ドウェア構成図である。
【0093】この端末(2)(3)(4)は、情報(デ
ータ)を一時的に格納するRAM(21)と、OS(Op
erating Systems)や種々のプログラムを記憶するハー
ドディスク(22)と、情報(データ)の送受信を行う
通信回路(23)と、種々の情報を出力するディスプレ
イ(24)と、当該端末を操作するためのキーボードお
よびマウス(25)と、記録媒体CD−ROMを起動す
るCD−ROMドライブ(26)と、各部を統括的に制
御する中央演算処理装置(以下、CPUという)(2
7)とを備えてなる。
【0094】前記CPU(27)は、上述のように各部
を統括的に制御し、データ転送や種々の演算等を行うも
のである。この実施形態では、前記CPU(27)は、
会員登録処理を行うための機能のほか、材料メーカの端
末(2)では材料情報登録処理、製品メーカの端末
(3)では製品情報登録処理、ユーザの端末(4)では
製品照合処理を行うための機能をそれぞれ有する。これ
らの機能は、前記ハードディスク(22)に記憶されて
いるプログラムにより実行されるが、このプログラムは
ネットワークからダウンロードされるものであってもよ
いし、あるいはCD−ROM等の記録媒体からインスト
ールされるものであってもよい。
【0095】前記スキャナ(5)は、情報提示物質が含
有された材料に対して所定の波長領域の電磁波、好まし
くは紫外線から赤外線までの波長領域の電磁波、さらに
好ましくは可視光線から近赤外線までの波長領域の電磁
波を照射し、その照射に伴って情報提示物質から放射さ
れるスペクトルに基づいて情報提示物質を検出するもの
である。この情報提示物質の検出結果は、ユーザの端末
(4)からネットワークを介してサーバ(1)に送信さ
れる。この情報提示物質の検出結果には、情報提示物質
の種類、含有量、あるいはスペクトルデータなどが挙げ
られる。
【0096】次に、この実施形態に係る材料情報提供シ
ステムの動作について、図10〜13に示すフローチャ
ートを用いて説明する。なお、以下の説明および図面に
おいて「ステップ」を「S」と略記する。
【0097】図10は、材料メーカの会員登録処理を示
すフローチャートである。なお、製品メーカおよびユー
ザの会員登録処理は、いずれも材料メーカの会員登録処
理と同一なのでその説明を省略する。
【0098】まず、材料メーカの端末(2)は、会員登
録を行うための画面(以下、会員登録画面という)をネ
ットワークを介してサーバ(1)に要求する(S10
1)。
【0099】サーバ(1)は、材料メーカの端末(2)
からの要求に応じて会員登録画面をネットワークを介し
て材料メーカの端末(2)に送信する(S102)。
【0100】材料メーカの端末(2)は、材料メーカの
端末操作者により法人名等の材料メーカ情報が会員登録
画面に入力されたあと(S103)、その材料メーカ情
報をネットワークを介してサーバ(1)に送信する(S
104)。
【0101】サーバ(1)は、材料メーカから送信され
てきた材料メーカ情報に対応する材料メーカIDを発行
する(S105)。
【0102】そして、サーバ(1)は、図4に示すよう
に、材料メーカIDを対応する材料メーカ情報に関連付
けてデータベース記憶部(13)に記憶せしめたあと
(S106)、その材料メーカIDをネットワークを介
して材料メーカの端末(2)に送信する(S107)。
【0103】このように、材料メーカは、材料メーカ情
報をサーバ(1)に登録して、サーバ(1)から材料メ
ーカIDを取得することにより、この材料情報提供シス
テムの会員登録を行うことができる。また、製品メーカ
またはユーザも、上述の処理と同様にして製品メーカ情
報またはユーザ情報をサーバ(1)に登録して、サーバ
(1)から製品メーカIDまたはユーザIDを取得する
ことにより、それぞれこの材料情報提供システムの会員
登録を行うことができる。
【0104】図11は、材料情報登録処理を示すフロー
チャートである。
【0105】まず、材料メーカの端末(2)は、材料情
報を入力するため画面(以下、材料情報入力画面とい
う)をネットワークを介して前記サーバ(1)に要求す
る(S201)。
【0106】サーバ(1)は、材料メーカの端末(2)
からの要求に応じて材料情報入力画面をネットワークを
介して材料メーカの端末(2)に送信する(S20
2)。
【0107】材料メーカの端末(2)は、情報提示物質
が含有される材料について、材料メーカの端末操作者に
より材料情報入力画面に材料情報が入力される(S20
3)。
【0108】そして、材料メーカの端末(2)は、その
入力された材料情報をネットワークを介してサーバ
(1)に送信するとともに、情報提示物質情報の提供を
要求する(S204)。
【0109】サーバ(1)は、材料メーカの端末(2)
から送信されてきた材料情報に対応する材料IDを発行
して(S205)、図8に示すように、材料メーカID
をそれに対応する材料情報に関連付けてデータベース記
憶部(13)に記憶せしめる(S206)。
【0110】また、サーバ(1)は、ユーザの情報提示
物質の提供の要求に応じて、所定の規則に基づいて情報
提示物質情報を算出し(S207)、図8に示すよう
に、情報提示物質情報をそれに対応する材料IDおよび
材料情報に関連付けてデータベース記憶部(13)に記
憶せしめる(S208)。
【0111】そして、サーバ(1)は、前記材料IDと
前記情報提示物質情報をネットワークを介して材料メー
カの端末(2)に送信する(S209)端末は、サーバ
(1)から送信されてきた材料IDと情報提示物質情報
を付属のディスプレイ(24)に出力する(S21
0)。
【0112】これによれば、各材料メーカは、自己の端
末(2)から材料情報をサーバ(1)に登録し得るの
で、後述の製品照合処理において、該材料を用いた製品
を購入したユーザに対して材料情報を簡単かつ確実に提
供することができる。また、各材料メーカは、材料に含
有させる情報提示物質情報をサーバ(1)から入手し得
るので、その情報提示物質に関する情報に基づいて情報
提示物質が含有された材料を簡単かつ確実に作製するこ
とができる。この情報提示物質が含有された材料は、材
料メーカから製品メーカに出荷される。
【0113】図12は、製品情報登録処理を示すフロー
チャートである。
【0114】まず、製品メーカの端末(3)は、製品情
報を入力するための画面(以下、製品情報入力画面とい
う)をネットワークを介して前記サーバ(1)に要求す
る(S301)。
【0115】サーバ(1)は、製品メーカの端末(3)
からの要求に応じて製品情報入力画面をネットワークを
介して製品メーカに端末(3)に送信する(S30
2)。
【0116】製品メーカの端末(3)は、前記材料が用
いられる製品について、製品メーカの操作者により製品
情報入力画面に製品情報が入力されたあと(S30
3)、その製品情報をネットワークを介してサーバ
(1)に送信する(S304)。
【0117】サーバ(1)は、製品メーカの端末(3)
から送信されてきた製品情報に対応する製品IDを発行
して(S205)、図9に示すように、該製品IDをそ
れに対応する製品情報に関連付けてデータベース記憶部
(13)に記憶せしめる(S306)。
【0118】そして、サーバ(1)は、前記製品IDを
ネットワークを介して製品メーカの端末(3)に送信す
る(S307)。
【0119】これによれば、製品メーカは、製品情報を
サーバ(1)に登録し得るので、後述の製品照合処理に
おいて、製品を購入したユーザに対して製品情報を提供
することができる。
【0120】図13は、製品照合処理を示すフローチャ
ートである。
【0121】まず、前記スキャナ(5)は、製品メーカ
から購入した製品について、ユーザの操作により該製品
の材料に含有されている情報提示物質を検出する(S4
01)。
【0122】ユーザの端末(4)は、前記スキャナ
(5)による情報提示物質の検出結果をユーザIDおよ
びスキャナIDとともにネットワークを介してサーバ
(1)に送信する(S402)。
【0123】サーバ(1)は、ユーザの端末(4)から
ネットワークを介して送信されてきたユーザIDを前記
データベースと照合する(S403)。これによれば、
予め会員等として登録したユーザに対してのみ、材料に
関する情報を提供することができる。
【0124】そして、サーバ(1)は、ユーザの端末
(4)からネットワークを介して送信されてきたスキャ
ナIDを前記データベースと照合する(S404)。こ
れによれば、ユーザが、予め貸与または販売された所定
のスキャナ(4)を用いた場合にのみ、サーバ(1)は
ユーザに対して材料に関する情報を提供することができ
る。
【0125】そして、サーバ(1)は、ユーザの端末
(4)からネットワークを介して送信されてきた情報提
示物質の検出結果を前記データベースと照合する(S4
05)。
【0126】そして、サーバ(1)は、照合の結果、ユ
ーザID、スキャナID、および情報提示物質の検出結
果のいずれもがデータベースと一致する場合、情報提示
物質情報に対応する材料情報および製品情報を特定し
(S406)、その材料情報および製品情報をネットワ
ークを介してユーザの端末(4)に送信する(S40
7)。
【0127】なお、サーバ(1)は、ユーザID、スキ
ャナID、および情報提示物質の検出結果いずれかがデ
ータベースと一致しない場合、それらが一致しない旨等
の警告画面をネットワークを介してユーザの端末(4)
に送信する。
【0128】ユーザの端末(4)は、サーバ(1)から
送信されてきた材料情報および製品情報または警告画面
を付属のディスプレイに出力せしめ(S408)、ユー
ザの閲覧に供する。
【0129】これによれば、ユーザが、製品メーカから
購入した製品について、該製品の材料に含有されている
情報提示物質をスキャナ(5)により検出し、その情報
提示物質の検出結果を端末(4)からサーバ(1)に送
信することによって、サーバ(1)から当該製品につい
ての材料情報および製品情報の提供を受けることができ
る。
【0130】なお、この実施形態では、材料メーカが、
材料情報を端末(2)からネットワークを介してサーバ
(1)に登録するものとしたが、材料メーカあるいはシ
ステム管理者が、材料情報をネットワークを介さずにサ
ーバ(1)に直接登録するものとしてもよい。
【0131】また、サーバ(1)が、材料メーカからの
要求に応じて情報提示物質情報を算出し、その情報提示
物質情報と材料メーカが送信してきた材料情報とを関連
付けて登録するものとしたが、材料メーカまたはシステ
ム管理者が情報提示物質情報を算出し、材料メーカまた
はシステム管理者がその情報提示物質情報と材料情報と
を関連付けてサーバ(1)に登録するものとしてもよ
い。
【0132】また、製品メーカは、製品情報を端末
(3)からネットワークを介してサーバ(1)に登録す
るものとしたが、製品メーカあるいはシステム管理者
が、製品情報をネットワークを介さずにサーバ(1)に
直接登録するものとしてもよい。
【0133】また、材料メーカが、材料そのものに関す
る情報を材料情報(狭義の材料情報)としてサーバに登
録するとともに、製品メーカが製品に関する情報を製品
情報としてサーバに登録するものとしたが、材料メー
カ、製品メーカ、あるいはシステム管理者のいずれか
が、材料情報および/または製品情報をサーバ(1)に
登録するものとしてもよい。
【0134】また、材料メーカ、製品メーカ、およびユ
ーザのいずれもが材料情報提供システムに会員登録する
ものとしたが、会員登録しないものとしてもよい。
【0135】また、サーバ(1)は、ユーザの識別情報
(ユーザID)やスキャナの識別情報(スキャナID)
をデータベースと照合するものとしたが、照合しないも
のとしてもよい。
【0136】また、ユーザの端末(4)とスキャナ
(5)を別体に構成するものとしたが、それらを一体に
構成するものとしてもよい。
【0137】また、サーバ(1)は、材料情報や製品情
報のみをユーザに提供するものとしたが、それらの情報
に材料の真偽判別に関する情報が含まれるものとしても
よい。これによれば、ユーザは材料が真正なものである
か否かを簡単かつ確実に判断することができる。
【0138】また、サーバ(1)は、材料情報や製品情
報に、照合が所定の権威付けられた機関によって行われ
たことを示す認証情報が付加されるものとしてもよい。
これによれば、これによれば、提供される材料に関する
情報に対するユーザの信頼性を向上させることができ
る。
【0139】また、ユーザの端末(4)は、ユーザに対
して、ユーザが照合を希望する材料に関する情報の項目
を選択させるとともに、選択された項目をサー(1)に
通知し、サーバ(1)において、ユーザの端末(4)か
ら通知された項目についてのみ材料に関する情報をデー
タベースと照合するものとしてもよい。これによれば、
ユーザは、情報提示物質が含有された材料について、自
己が希望する材料に関する情報のみを入手することがで
きる。
【0140】また、材料メーカと製品メーカにおいての
み、材料情報や製品情報をサーバ(1)に登録するもの
としたが、さらに材料メーカと製品メーカと間に介在す
る一ないし複数の業者や、製品メーカとユーザとの間に
介在する一ないし複数の業者も、材料情報や製品情報を
サーバ(1)に登録し、その材料情報や製品情報をユー
ザに提供するものとしてもよい。
【0141】また、各情報からなるデータベースは、前
記サーバ(1)内に設けられたデータベース記憶部(1
3)に登録されるものとしたが、その一部または全部が
サーバ(1)外の記憶手段に登録されるものであっても
よい。
【0142】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、当該材料
情報提供方法に用いられる材料は、一種ないし二種以上
の元素またはそれらの化合物からなり、かつ材料に関す
る情報が関連付けられた情報提示物質が含有されるの
で、材料に関する多種多様な情報を材料に内有させるこ
とができる。また、情報提示物質に関する情報と材料に
関する情報との関連付けは設定者のみに知られたもので
あるので、材料に内有させた材料に関する情報の秘匿性
を保持することができる。さらに、ネットワークに接続
されたサーバ側において、材料に関する情報の登録、照
合、およびユーザへの提供を一括して行うので、材料に
関する情報を一元管理することができる。
【0143】請求項2に係る発明によれば、各材料メー
カは、自己の端末から材料に関する情報をサーバに登録
し得るので、材料あるいは該材料を用いた製品を購入し
たユーザに対して材料に関する情報を簡単かつ確実に提
供することができる。また、各材料メーカは、材料に含
有させる情報提示物質に関する情報をサーバから入手し
得るので、その情報提示物質に関する情報に基づいて情
報提示物質が含有された材料を簡単かつ確実に作製する
ことができる。
【0144】請求項3に係る発明によれば、各製品メー
カは、自己の端末から製品に関する情報をサーバに登録
し得るので、製品を購入したユーザに対して製品に関す
る情報を簡単かつ確実に提供することができる。
【0145】請求項4に係る発明によれば、予め会員等
として登録したユーザに対してのみ、材料に関する情報
を提供することができる。
【0146】請求項5に係る発明によれば、ユーザが予
め貸与または販売された所定の検出手段を用いた場合に
のみ、ユーザに対して材料に関する情報を提供すること
ができる。
【0147】請求項6に係る発明によれば、ユーザは材
料が真正なものであるか否かを簡単かつ確実に判断する
ことができる。
【0148】請求項7に係る発明によれば、提供される
材料に関する情報に対するユーザの信頼性を向上させる
ことができる。
【0149】請求項8に係る発明によれば、ユーザは、
情報提示物質が含有された材料について、自己が希望す
る材料に関する情報のみを入手することができる。
【0150】請求項9に係る発明によれば、サーバ側に
おいてこの方法を実施することによって、上記材料情報
提供方法を簡単かつ確実に実現することができる。
【0151】請求項10に係る発明によれば、端末側に
おいてこの方法を実施することによって、上記材料情報
提供方法を簡単かつ確実に実現することができる。
【0152】請求項11に係る発明によれば、上記材料
情報提供方法を簡単かつ確実に実現することができる。
【0153】請求項12に係る発明によれば、このサー
バ側サブシステムを所定箇所に設置することによって、
上記材料情報提供方法を簡単かつ確実に実現することが
できる。
【0154】請求項13に係る発明によれば、この端末
側サブシステムを所定箇所に設置することによって、上
記材料情報提供方法を簡単かつ確実に実現することがで
きりる。
【0155】請求項14に係る発明によれば、サーバ側
のコンピュータにこのプログラムをダウンロードするこ
とによって、上記材料情報提供方法を簡単かつ確実に実
現することができる。
【0156】請求項15に係る発明によれば、サーバ側
のコンピュータにこの記録媒体に記録されたプログラム
をインストールすることによって、上記材料情報提供方
法を簡単かつ確実に実現することができる。
【0157】請求項16に係る発明によれば、ユーザの
端末側のコンピュータにこのプログラムをダウンロード
することによって、上記材料情報提供方法を簡単かつ確
実に実現することができる。
【0158】請求項17に係る発明によれば、ユーザの
端末側のコンピュータにこの記録媒体に記録されたプロ
グラムをインストールすることによって、上記材料情報
提供方法を簡単かつ確実に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る材料情報提供シス
テムの全体構成図である。
【図2】図1のサーバのハードウェア構成図である。
【図3】図1の端末のハードウェア構成図である。
【図4】材料メーカIDと材料メーカ情報のデータベー
ス図である。
【図5】製品メーカIDと製品メーカ情報のデータベー
ス図である。
【図6】ユーザIDとユーザ情報のデータベース図であ
る。
【図7】スキャナIDとスキャナ情報のデータベース図
である。
【図8】材料メーカID、材料ID、材料情報、情報提
示物質情報のデータベース図である。
【図9】製品メーカID、製品ID、製品情報のデータ
ベース図である。
【図10】会員登録処理を示すフローチャートである。
【図11】材料情報登録処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】製品情報登録処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】製品照合処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・サーバ 2・・・材料メーカの端末 3・・・製品メーカの端末 4・・・ユーザの端末 4・・・スキャナ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバとユーザの端末とがそれぞれネッ
    トワークに接続されたコンピュータシステムを利用して
    材料に関する情報をユーザに提供する材料情報提供方法
    であって、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有される材料を作製するに際して、該材料に含有
    される情報提示物質に関する情報と材料に関する情報と
    を互いに関連付けてサーバ側の記憶手段にデータベース
    として登録し、 前記材料に含有される情報提示物質をユーザの端末側に
    設けた検出手段により検出し、 前記検出手段による情報提示物質の検出結果をユーザの
    端末側からネットワークを介して前記サーバ側に送信
    し、 前記サーバにおいて、ユーザの端末側からネットワーク
    を介して送信されてきた前記情報提示物質の検出結果を
    前記データベースと照合することにより材料に関する情
    報を特定し、 その特定した材料に関する情報を前記サーバ側からネッ
    トワークを介してユーザの端末側に送信し、 ユーザの端末において、前記サーバ側からネットワーク
    を介して送信されてきた材料に関する情報を出力する、 ことを特徴とする材料情報提供方法。
  2. 【請求項2】 さらに材料メーカの端末がネットワーク
    を介して接続されたコンピュータシステムを利用して材
    料に関する情報をユーザに提供する材料情報提供方法で
    あって、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有される材料を作製するに際して、該材料に関す
    る情報を材料メーカの端末側からネットワークを介して
    サーバ側に送信し、 サーバにおいて、前記材料に関する情報に対応する情報
    提示物質に関する情報を算出し、該情報提示物質に関す
    る情報と材料に関する情報とを互いに関連付けてサーバ
    側の記憶手段にデータベースとして登録し、 前記情報提示物質に関する情報をサーバ側からネットワ
    ークを介して材料メーカの端末側に送信し、 材料メーカの端末において、前記サーバ側からネットワ
    ークを介して送信されてきた情報提示物質に関する情報
    を出力する請求項1に記載の材料情報提供方法。
  3. 【請求項3】 さらに製品メーカの端末がネットワーク
    を介して接続されたコンピュータシステムを利用して材
    料に関する情報をユーザに提供する材料情報提供方法で
    あって、 前記材料が用いられる製品について、該製品に関する情
    報を製品メーカの端末側からネットワークを介してサー
    バ側の記憶手段にデータベースとして登録する請求項1
    または請求項2に記載の材料情報提供方法。
  4. 【請求項4】 ユーザの識別情報を前記サーバ側の記憶
    手段に予め登録し、 前記検出手段による情報提示物質の検出結果をユーザの
    端末側からネットワークを介して前記サーバ側に送信す
    る際に、ユーザの識別情報をユーザの端末側からネット
    ワークを介して前記サーバ側に送信し、 前記サーバにおいて、ユーザの端末側から送信されてき
    たユーザの識別情報を予め登録したユーザの識別情報と
    照合し、照合の結果、ユーザの識別情報が予め登録され
    ている場合にのみ、材料に関する情報をサーバ側からネ
    ットワークを介してユーザの端末側に送信する請求項1
    ないし請求項3に記載の材料情報提供方法。
  5. 【請求項5】 前記検出手段の識別情報を前記サーバ側
    の記憶手段に予め登録し、 前記検出手段による情報提示物質の検出結果をユーザの
    端末側からネットワークを介して前記サーバ側に送信す
    る際に、前記検出手段の識別情報をユーザの端末側から
    ネットワークを介して前記サーバ側に送信し、 前記サーバにおいて、ユーザの端末側から送信されてき
    た検出手段の識別情報を予め登録した検出手段の識別情
    報と照合し、照合の結果、検出手段の識別情報が予め登
    録されている場合にのみ、材料に関する情報をサーバ側
    からネットワークを介してユーザの端末側に送信する請
    求項1ないし請求項4に記載の材料情報提供方法。
  6. 【請求項6】 前記サーバ側からネットワークを介して
    ユーザの端末側に送信される材料に関する情報には、材
    料の真偽判別に関する情報が含まれている請求項1ない
    し請求項5に記載の材料情報提供方法。
  7. 【請求項7】 前記サーバ側からネットワークを介して
    ユーザの端末側に送信される材料に関する情報には、照
    合が所定の権威付けられた機関によって行われたことを
    示す認証情報が付加されている請求項1ないし請求項6
    に記載の材料情報提供方法。
  8. 【請求項8】 ユーザの端末は、ユーザに対して、ユー
    ザが照合を希望する材料に関する情報の項目を選択させ
    るとともに、選択された項目をサーバ側に通知し、 サーバにおいて、ユーザの端末から通知された項目につ
    いてのみ、材料に関する情報をデータベースと照合する
    請求項1ないし請求項7に記載の材料情報提供方法。
  9. 【請求項9】 サーバおよびユーザの端末がそれぞれネ
    ットワークに接続されたコンピュータシステムを利用し
    て材料に関する情報をユーザに提供する材料情報提供方
    法であって、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有される材料を作製するに際して、該材料に含有
    される情報提示物質に関する情報と材料に関する情報と
    を互いに関連付けてサーバ側の記憶手段にデータベース
    として登録し、 前記サーバにおいて、ユーザの端末側からネットワーク
    を介して送信されてきた前記情報提示物質の検出結果を
    前記データベースと照合することにより材料に関する情
    報を特定し、 その特定した材料に関する情報を前記サーバ側からネッ
    トワークを介してユーザの端末側に送信する、 ことを特徴とする材料情報提供方法。
  10. 【請求項10】 サーバおよびユーザの端末がそれぞれ
    ネットワークに接続されたコンピュータシステムを利用
    して材料に関する情報をユーザに提供する材料情報提供
    方法であって、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有される材料について、該材料に含有される情報
    提示物質をユーザの端末側に設けた検出手段により検出
    し、 該検出手段による情報提示物質の検出結果をユーザの端
    末側からネットワークを介して前記サーバ側に送信し、 ユーザの端末側において、前記サーバ側からネットワー
    クを介して送信されてきた材料に関する情報を出力す
    る、 ことを特徴とする材料情報提供方法。
  11. 【請求項11】 サーバおよびユーザの端末がそれぞれ
    ネットワークに接続され、材料に関する情報をユーザに
    提供する材料情報提供システムであって、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有された材料が作製されるに際して、情報提示物
    質に関する情報と材料に関する情報とを関連付けてデー
    タベースとして登録するサーバ側の記憶手段と、 前記材料に含有される情報提示物質を検出するユーザの
    端末側の検出手段と、 該検出手段による情報提示物質の検出結果を前記端末側
    からネットワークを介して前記サーバ側に送信するユー
    ザの端末側の送信手段と、 該ユーザ側の端末側からネットワークを介して送信され
    てきた情報提示物質の検出結果を前記データベースと照
    合することにより材料に関する情報を特定するサーバ側
    の照合手段と、 該照合手段により特定された材料に関する情報を前記サ
    ーバ側からネットワークを介してユーザの端末側に送信
    するサーバ側の送信手段と、 該サーバ側の送信手段により送信されてきた材料に関す
    る情報を出力するユーザの端末側の出力手段と、 を備えてなることを特徴とする材料情報提供システム。
  12. 【請求項12】 ユーザの端末が接続されたネットワー
    クに接続され、材料に関する情報をユーザに提供するた
    めのサーバ側サブシステムであって一種ないし二種以上
    の元素またはそれらの化合物からなり、かつ材料に関す
    る情報が関連付けられた情報提示物質が含有された材料
    が作製されるに際して、情報提示物質に関する情報と材
    料に関するとを関連で付けてデータベースとして登録す
    る記憶手段と、 ユーザの端末側からネットワークを介して送信されてき
    たユーザの端末側の検出手段による情報提示物質の検出
    結果を前記データベースと照合することにより材料に関
    する情報を特定する照合手段と、 該照合手段により特定された材料に関する情報をネット
    ワークを介してユーザの端末側に送信する送信手段と、 を備えてなることを特徴とするサーバ側サブシステム。
  13. 【請求項13】 サーバが接続されたネットワークに接
    続され、材料に関する情報をユーザに提供するためのユ
    ーザ端末側サブシステムであって、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有された材料について、該材料に含有される情報
    提示物質を検出する検出手段と、 該検出手段による情報提示物質の検出結果をネットワー
    クを介して前記サーバ側に送信する送信手段と、 前記サーバ側からネットワークを介して送信されてきた
    材料に関する情報を出力する出力手段と、 を備えてなることを特徴とするユーザ端末側サブシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 コンピュータを、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有された材料が作製されるに際して、情報提示物
    質に関する情報と材料に関するとを関連付けてデータベ
    ースとして登録する記憶手段、 ユーザの端末側からネットワークを介して送信されてき
    たユーザの端末側の検出手段による情報提示物質の検出
    結果を、前記データベースと照合することにより材料に
    関する情報を特定する照合手段、 該照合手段により特定された材料に関する情報をネット
    ワークを介してユーザの端末側に送信する送信手段、 として機能させるためのプログラム。
  15. 【請求項15】 コンピュータを、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有された材料が作製されるに際して、情報提示物
    質に関する情報と材料に関するとを関連付けてデータベ
    ースとして登録する記憶手段、 ユーザの端末側からネットワークを介して送信されてき
    たユーザの端末側の検出手段による情報提示物質の検出
    結果を、前記データベースと照合することにより材料に
    関する情報を特定する照合手段、 該照合手段により特定された材料に関する情報をネット
    ワークを介してユーザの端末側に送信する送信手段、 として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 コンピュータを、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有された材料について、該材料に含有される情報
    提示物質を検出する検出手段、 該検出手段による情報提示物質の検出結果をネットワー
    クを介して前記サーバ側に送信する送信手段、 前記サーバ側からネットワークを介して送信されてきた
    材料に関する情報を出力する出力手段、 として機能させるためのプログラム。
  17. 【請求項17】 コンピュータを、 一種ないし二種以上の元素またはそれらの化合物からな
    り、かつ材料に関する情報が関連付けられた情報提示物
    質が含有された材料について、該材料に含有される情報
    提示物質を検出する検出手段、 該検出手段による情報提示物質の検出結果をネットワー
    クを介して前記サーバ側に送信する送信手段、 前記サーバ側からネットワークを介して送信されてきた
    材料に関する情報を出力する出力手段、 として機能させるためのプログラムが記録されたコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2002098888A 2002-04-01 2002-04-01 材料情報提供方法および材料情報提供システム Pending JP2003296472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002098888A JP2003296472A (ja) 2002-04-01 2002-04-01 材料情報提供方法および材料情報提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002098888A JP2003296472A (ja) 2002-04-01 2002-04-01 材料情報提供方法および材料情報提供システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003296472A true JP2003296472A (ja) 2003-10-17

Family

ID=29388028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002098888A Pending JP2003296472A (ja) 2002-04-01 2002-04-01 材料情報提供方法および材料情報提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003296472A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503521A (ja) * 2005-08-03 2009-01-29 トゥルー プロダクト アイディー テクノロジー(ベイジン)リミテッド 物品のラベル付けおよび検出の方法、およびその装置
WO2023053575A1 (ja) * 2021-09-29 2023-04-06 株式会社日立製作所 システムおよびプログラム記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503521A (ja) * 2005-08-03 2009-01-29 トゥルー プロダクト アイディー テクノロジー(ベイジン)リミテッド 物品のラベル付けおよび検出の方法、およびその装置
WO2023053575A1 (ja) * 2021-09-29 2023-04-06 株式会社日立製作所 システムおよびプログラム記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10721971B2 (en) Methods and systems for vaporizer security and traceability management
EP1936539A1 (en) Method of labelling and detectiion of goods and device thereof
EP2089811B1 (en) Item having a data tag
WO2019175878A1 (en) Systems and methods for supply chain management and integrity verification via blockchain
US20040125988A1 (en) System and method for authenticating the source of marked objects
CN110603543A (zh) 基于区块链架构和物理标记的虚拟货币系统
US20040172537A1 (en) System and method for tracking and authenticating items through an internet web site
JP7408895B2 (ja) 物品の材料-デジタル二重偽造防止保護のための方法及びシステム
EP2011040A1 (en) User-friendly authenticity investigation
CN109835084B (zh) 新型防伪材料在防伪支付及货币防伪、银行卡等上的应用
US10139342B2 (en) Photoluminescent authentication devices, systems, and methods
US20050236113A1 (en) Label issuing apparatus
KR101175378B1 (ko) 열가소성 플라스틱 및 그 제조방법
JP2003296472A (ja) 材料情報提供方法および材料情報提供システム
JPWO2004003839A1 (ja) 暗号情報内有材料、その識別方法および同識別システム
US20130185217A1 (en) Feature specification for authentication feature
WO2005033991A1 (ja) 材料情報提供方法および材料情報提供システム
US20090150402A1 (en) Security customization system and method
JP6678972B1 (ja) 情報管理装置とそのプログラム
MX2008001784A (en) Method of labelling and detectiion of goods and device thereof
JP2005196674A (ja) 品質管理監査システム及び品質管理監査プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051115