JP6678972B1 - 情報管理装置とそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】物品の真正性を装った偽物を的確に判別できる情報管理装置を提供する。【解決手段】情報管理装置1は、物品3の管理情報の登録を求める登録要求に応じて、物品3の識別情報と管理情報とを関連付けてデータベース2に登録する登録部62と、データベース2に登録される識別情報を含んだ物品情報であって、光学コード4に含まれる物品情報を生成する物品情報生成部63と、光学コード4から読み取られた物品情報の真正性を判定する判定部65と、読み取られた物品情報に基づくアクセス要求を受けるアクセス要求処理部64とを有する。アクセス要求処理部64は、読み取られた物品情報に基づくアクセス要求に応じて、この物品情報に含まれる識別情報をデータベース2において検索する。判定部65、アクセス要求に応じた検索の結果、検索対象の識別情報がデータベース2に登録されていない場合、読み取られた物品情報の真正性を否定する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の物品の情報を管理する情報管理装置とそのプログラムに係り、例えば、市場に流通する多数の商品の情報を管理する情報管理装置に関するものである。
商品に付したバーコードや二次元コード、RFIDなどに記録される情報(製造元、ロット番号等)を流通の各段階で読み取り、流通履歴を追跡できるようにしたトレーサビリティシステムが知られている(例えば下記の特許文献1を参照)。市場に流通する商品の流通履歴を追跡できるようにすることで、商品の不具合が発覚した場合の商品の回収や原因の究明を的確に行うことが可能なる。
特開2000−233808号公報
ところで、近年の市場のグローバル化に伴って、大量生産された模倣品による被害が深刻化しており、模倣品を早期に発見して市場から排除することが重要な課題となっている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、物品の真正性を装った偽物を的確に判別できる情報管理装置とそのプログラムを提供することにある。
本発明の第1の観点に係る情報管理装置は、 複数の物品の情報を管理する情報管理装置であって、1つの前記物品に関する管理情報の登録を求める登録要求に応じて、前記1つの物品を一意に識別するための識別情報と前記管理情報とを関連付けてデータベースに登録する登録部と、前記データベースに登録される前記識別情報を含んだ物品情報であって、前記物品又は前記物品に添付される物に対して物理的に記録するための物品情報を生成する物品情報生成部と、前記物品又は前記物品に添付される物から読み出された前記物品情報の真正性を判定する判定部と、前記読み出された物品情報に基づいて前記管理情報へのアクセスを求めるアクセス要求を受けると、前記アクセス要求に従って前記データベースを操作するアクセス要求処理部とを有し、前記アクセス要求処理部は、前記読み出された物品情報に基づく前記アクセス要求に応じて、前記読み出された物品情報に含まれる前記識別情報を前記データベースにおいて検索し、前記判定部は、前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、検索対象の前記識別情報が前記データベースに登録されていない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定し、前記物品は、一連の複数の流通段階を経て前記物品の利用者に届けられ、前記管理情報は、前記物品が経た前記流通段階に関する流通履歴情報を含んでおり、前記管理情報への前記アクセス要求は、現在の前記流通段階と直前若しくは直後の前記流通段階との連続性を示す情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、前記判定部は、前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、前記データベースに登録された1つの前記識別情報が見つかった場合、前記1つの識別情報と関連付けられた前記管理情報に含まれる前記流通履歴情報を取得し、前記アクセス要求における前記連続性を示す情報と、前記取得した流通履歴情報に含まれる最後の前記流通段階の前記連続性を示す情報との少なくとも一方に基づいて、前記アクセス要求が示す前記現在の流通段階と前記最後の流通段階とが連続しているか判定し、前記現在の流通段階と前記最後の流通段階とが連続していない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定する。
本発明の第2の観点に係るプログラムは、1以上のコンピュータを、上記第1の観点に係る情報管理装置における前記登録部、前記品情報生成部、前記判定部及び前記アクセス要求処理部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、物品の真正性を装った偽物を的確に判別できる情報管理装置とそのプログラムを提供できる。
図1は、本実施形態に係る情報管理装置を含んだシステムの一例を示す図である。 図2A及び図2Bは、光学コードの一例を示す図である。 図3A〜図3Eは、光学コードにおけるモジュールの構成例を示す図である。 図4は、光学コードにおける情報の階層構造の一例を示す図である。 図5は、光学コードにおいて各階層に含まれる情報の例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る情報管理装置の構成の一例を示す図である。 図7A〜図7Fは、データベースに記録される管理情報の一例を示す図である。 図8は、物品の各流通段階において流通履歴情報を記録する処理の一例を説明するための図である。 図9は、データベースへ新規に管理情報を登録する場合における情報管理装置の処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図10は、アクセス要求を受けた場合における情報管理装置の処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図11は、データベースへ新規に管理情報を登録する場合における情報管理装置の処理の一変形例を説明するためのフローチャートである。 図12は、アクセス要求を受けた場合における情報管理装置の処理の一変形例を説明するためのフローチャートである。 図13は、物品の購入者が代金の支払いを行う場合の処理の一例を説明するための図である。 図14は、物品の購入者からアクセス要求を受けた場合における情報管理装置の処理の例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る情報管理装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る情報管理装置1を含んだシステムの一例を示す図である。情報管理装置1は、複数の物品3の情報を管理する装置であり、管理対象とされる物品3は、例えば市場において流通する商品である。物品3は、一連の複数の流通段階(図1の例では製造業者、卸業者、小売店)を経て、物品3の利用者(図1の例では消費者)に届けられる。なお物品3は、一般的な商品とは異なる態様で流通する物(配給品、廃棄物、試験用サンプルなど)であってもよい。また物品3は、そのまま消費者に販売されるものでもよいし、部品として製品に組み込まれるものや、材料として製造に使用されるものでもよい。
図1に示すシステムでは、情報管理装置1で管理する情報と個々の物品3とを結びつけるため、個々の物品3には物理的に情報が記録される。すなわち、物品3自体や、物品3に添付される物(シール、包装材、ケースなど)に対して、物理的に情報が記録される。この物理的に情報を記録する手段には、例えば、光学的に読み取り可能な情報を表す光学コード(バーコード、二次元コードなど)や、RFID、電子透かしなどを用いることができる。図1に示すシステムでは、光学コード4を印刷したシールが物品3に貼り付けられる。
図1に示すシステムは、インターネットなどのネットワーク9を介して情報管理装置1と通信を行うリーダ装置7A〜7D(以下、区別せずに「リーダ装置7」と記す場合がある。)を有する。各リーダ装置7は、各流通段階において物品3の光学コード4を読み取るために使用される。図1の例において、リーダ装置7Aは製造業者に使用され、リーダ装置7Bは卸業者に使用され、リーダ装置7Cは小売店に使用され、リーダ装置7Dは消費者に使用される。リーダ装置7は、例えば光学コード4の撮像に用いられるカメラを備えたスマートホンやタブレットである。スマートホン等において所定のアプリを実行させることにより、スマートホン等をリーダ装置7として機能させることができる。なお、リーダ装置7は、光学コード4の読み取りに特化した専用の装置であってもよい。
また、図1に示すシステムは、ネットワーク9を介してそれぞれ情報管理装置1と通信を行う端末装置5及び印刷装置6を有する。端末装置5は、最初の流通段階(図1の例では製造業者)において、物品に関する管理情報をデータベース2に新規登録する際に使用される。すなわち、端末装置5は、製造業者において製造された物品3の商品名や商品コード、ロット番号などの情報を情報管理装置1へ送信し、情報管理装置1がそれらの情報を管理情報としてデータベース2に登録する。
印刷装置6は、情報管理装置1から受信した物品情報に基づいて、物品3と一対一に対応した光学コード4をシール上に印刷する。物品情報は、光学コード4を構成する情報であり、データベース2に登録される物品3毎に生成される。印刷装置6によって1つの光学コード4を印刷されたシールは、この1つの光学コード4に対応した1つの物品3に貼り付けられる。なお、印刷装置6は、物品3の表面に光学コード4を直接印刷してもよい。
図2Aは、光学コード4の一例を示す図である。光学コード4は、規則的に配置された複数のモジュールUによって光学的に読み取り可能な情報を表している。図2Aに示すモジュールUの配置パターンは、既存の二次元コードの1つであるQRコード(登録商標)と同じである。なお図2Aの例において、各モジュールUは黒又は白の四角い領域で表されているが、後述するように、各モジュールUは黒と白の他に複数の色で着色されている。
図2Bは、図2Aに示す光学コードにおいて各モジュールUの位置を特定する際に使用される機能パターンを抜き出して示したものである。図2Bの例における機能パターンは、3つの位置検出要素P1からなるファインダーパターンと、アライメントパターンP2と、タイミングパターンP3を含む。これらの機能パターンは、光学コードに記録される情報に依らない一定の形状と色を持つように構成される。なお、図2Bの“F”で示した領域には、誤り訂正レベルやマスク処理パターンなどに関する形式情報が記録される。
図3A〜図3Dは、本実施形態に係る光学コードにおけるモジュールUの光学的な構成の例を示す図である。1つのモジュールUは、光学的に読み取り可能な複数ビットの情報を表すように構成される。図3A〜図3Dの例において、1つのモジュールUは複数の領域に区分される。モジュールUを区分する各領域には、複数種類の色の中から選択された1つの色が着色される。図3Aに示すモジュールは2つの領域に区分され、図3Bに示すモジュールUは3つの領域に区分され、図3Cに示すモジュールUは5つの領域に区分され、図3Dに示すモジュールUは9つの領域に区分される。
モジュールUを区分する複数の領域における中央の正方形の領域は、既存のQRコード(登録商標)として読み取ることができるように、白又は黒のいずれかに着色される。この中央の領域を囲む周囲の領域は、図3Eに示すように、4種類の色の中から選択された1つの色に着色される。中央の領域が「白」の場合、周囲の領域はそれぞれ「白」「緑」「黄」「淡い青」のいずれか1つに着色される。中央の領域が「黒」の場合、周囲の領域はそれぞれ「ピンク」「赤」「藍」「黒」のいずれか1つに着色される。
モジュールUを区分する各領域に対して選択的に与えられる色の数は、各領域が表す情報の大きさに相当する。すなわち、「白」又は「黒」に着色される中央の領域は1ビットの情報を表し、4種類の色の中から選択された1つの色に着色される周囲の領域は2ビットの情報を表す。従って、図3Aに示すモジュールUは3ビットの情報を表し、図3Bに示すモジュールUは5ビットの情報を表し、図3Cに示すモジュールUは9ビットの情報を表し、図3Dに示すモジュールUは17ビットの情報を表す。
個々のモジュールUがNビットの情報を表すものとした場合、複数のモジュールUが表す全体の情報は、N個の階層に分かれる。この場合、1つのモジュールUが表すNビットの情報は、N個の階層の各々に1ビットずつ含まれる。すなわち、1つのモジュールUが表すN個のビットデータは、互いに異なる階層に含まれる。
図4は、光学コード4における情報の階層構造の一例を示す図である。各モジュールUが図3Dに示すような構成によって17ビットの情報を表す場合、光学コードに含まれる情報は、図4に示すような17個の階層(L0〜L16)に分かれる。図4の例において、階層L0が互換層であり、階層L1が共通層であり、階層L2〜L5がユーザ層であり、階層L6〜L16が暗号化層である。
互換層(L0)は、既存のQRコード(登録商標)として読み取ることが可能な情報を含む。互換層(L0)は、例えば図3A〜図3Dに示すモジュールUの中央の領域(白又は黒)が表す1ビットの情報の集合である。
共通層(L1)は、互換層(L0)以外の各階層(以下、「追加層」と記す場合がある。)における情報の記録形式に関する情報が格納された共通ヘッダを含む。共通ヘッダには、例えば、情報の記録形式を指定する識別子や、情報へのアクセス権限を持ったユーザの数、暗号方式を指定する情報、圧縮方式を指定する情報などが格納される。
ユーザ層(L2〜L5)は、暗号化層(層L6〜L16)に含まれる秘匿情報へのアクセス権限が与えられたユーザと一対一に対応する階層であり、図4の例では、4名のユーザに対して4つのユーザ層L2〜L5が一対一に対応する。すなわち、秘匿情報へのアクセス権限が与えられたユーザ毎に1つのユーザ層が割り当てられる。
図5は、第1の実施形態に係る光学コードにおいて追加層に含まれる情報の例を示す図である。図5に示すように、1名のユーザに対応する1つのユーザ層は、その1名のユーザを識別するためのユーザIDと、その1名のユーザが所有する暗号鍵により暗号化された少なくとも1つ階層情報を含む。図5の例では、ユーザID「Alice」のユーザに対応するユーザ層(L2)には、当該ユーザが所有する暗号鍵により暗号化された2つの階層情報が含まれている。また、ユーザID「Bob」のユーザに対応するユーザ層(L3)には、当該ユーザが所有する暗号鍵により暗号化された1つの階層情報が含まれている。
1つの階層情報は、1つの暗号化層を識別するための階層IDと、その1つの暗号化層に含まれる暗号化された秘匿情報を復号するための復号情報とを含む。例えばユーザID「Alice」のユーザに対応するユーザ層(L2)に含まれる一方の階層情報は、暗号化層(L6)を示す階層IDと、暗号化層(L6)に含まれる秘匿情報を復号するための復号情報を含む。また、ユーザ情報(L2)に含まれる他方の階層情報は、暗号化層(L8)を示す階層IDと、暗号化層(L8)に含まれる秘匿情報を復号するための復号情報を含む。従って、ユーザID「Alice」のユーザは、ユーザ層(L2)に含まれる2つの階層情報をそれぞれ自身の暗号鍵で復号することにより、暗号化層(L6)に含まれる秘匿情報と暗号化層(L8)に含まれる秘匿情報とをそれぞれ読み出すことが可能となる。
このような構成を有する光学コード4を用いた場合、各流通段階のリーダ装置7に対して、図4及び図5に示すようなユーザ層(L2〜L5)を独自に割り当てることが可能である。これにより、暗号化層(L6〜L16)に格納された秘匿情報に対するアクセス権限を、流通段階毎に設定することが可能となる。例えば、ある暗号化層の秘匿情報について、製造業者により使用されるリーダ装置7Aの読み出しを許可する一方、消費者により使用されるリーダ装置7Dの読み出しを禁止することが可能となる。
図6は、本実施形態に係る情報管理装置1の構成の一例を示す図である。図6に示す情報管理装置1は、例えば1台若しくは複数台のコンピュータによって構成される装置であり、通信部10と、入力部20と、表示部30と、撮像部40と、記憶部50と、処理部60を有する。
通信部10は、ネットワーク9を介して他の装置(端末装置5、印刷装置6、リーダ装置7など)と通信を行うための装置であり、所定の通信規格に従って通信を行う通信回路を含む。
入力部20は、情報管理装置1に操作コマンドやデータを入力するための装置であり、例えばキーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネルなどのユーザインタフェースに関わる装置や、記録媒体(光ディスク、ICタグ、USBメモリなど)の読み取り装置を含む。
表示部30は、情報管理装置1のユーザに対して画像や文字などの情報を表示するための装置であり、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置を含む。
処理部60は、情報管理装置1の全体的な処理を司る装置であり、記憶部50に格納されたプログラム51の命令コードに従って処理を実行する1以上のコンピュータや、特定の処理を実行する専用のハードウェア(FPGA、ASICなど)を含む。
記憶部50は、処理部60における1以上のコンピュータに読み込まれて実行されるプログラム51や、処理部60の処理過程で一時的に保存されるデータを記憶する。記憶部50は、例えばハードディスク装置や、フラッシュメモリ、光記録媒体、DRAM、SRAMなどの記憶装置を含む。なお、プログラム51は、光ディスクなどの非一時的な記録媒体に記録されたものでもよく、その場合、入力部20の読み取り装置において読み取られたプログラム51を記憶部50に格納してもよい。
処理部60は、例えば図6に示すように、複数の物品3の情報を管理するための処理を実行する処理ブロックとして、認証処理部61と、登録部62と、物品情報生成部63と、判定部64と、アクセス要求処理部65を有する。
認証処理部61は、情報管理装置1へのログインを要求するユーザの認証処理を行う。認証処理部61は、例えば、事前に与えられた認証情報(ユーザIDとパスワードなど)と、ネットワーク9を介してログインを要求する装置から受信した認証情報とを照合することにより、ログインの要求の許可又は不許可を判定する。認証処理部61は、端末装置5や印刷装置6、リーダ装置7A〜7Dからのログイン要求に対する認証処理を行う。
登録部62は、個々の物品3に関する管理情報をデータベース2に登録する。すなわち登録部62は、1つの物品3に関する管理情報の登録を求める登録要求に応じて、この1つの物品を一意に識別するための識別情報と管理情報とを関連付けてデータベース2に登録する。図1の例では、製造業者の端末装置5が情報管理装置1に対して登録要求を送信する。登録部62は、登録要求に伴って端末装置5から送信される各物品3の識別情報及び管理情報を、データベース2に登録する。
図7Aは、データベース2に記録される識別情報及び管理情報の一例を示す図である。データベース2の各レコードは個々の物品3に対応しており、例えば図7Aに示すように、識別情報と管理情報を含む。識別情報は、例えば個々の物品3に付与されるシリアル番号である。管理情報は、例えば図7Aに示すように、基本情報と、流通履歴情報と、真正性情報とを含む。
図7Bは、基本情報の一例を示す図である。基本情報は、最初の流通段階(製造業者)において確定している物品3の基本的な情報であり、例えば図7Bに示すように、商品名、商品コード、ロット番号、製造年月日などの情報を含む。
また、基本情報は、末端の流通段階(消費者)において開示することが望ましい情報(原材料名、有効期限、アレルギー物質の表示、製造元の問い合わせ先、製造元のWEBページのURLなど)を含んでもよい。
ロット番号などの物品群識別情報(一群の物品3に対して一括して付与される識別情報)を基本情報として管理情報に含むことによって、個々の物品3の識別情報と物品群識別情報とを関連付けてデータベース2に記録することができる。これにより、個々の物品3と、一群の物品3(ロット)とを、それぞれ適切に管理することができる。例えば、特定の識別情報を持つ物品3や、特定の部品群識別情報(ロット番号など)を持つ一群の物品3(ロット)を、データベース2において検索し、管理情報を確認することができる。
また、管理情報が特定の条件を満たす物品3やロット(一群の物品3)を、データベース2において検索することも可能である。例えば、基本情報に有効期限(消費期限など)が含まれている場合、有効期限を過ぎた物品3やロットをデータベース2において検索し、特定することが可能である。また、基本情報に含まれる製造年月日や、後述する流通段階情報に含まれる入荷日・出荷日と、現在の日付との差(経過日数)を算出し、算出した経過日数が一定の日数を超えているものをデータベース2において検索することにより、有効期限を過ぎた物品3やロットを特定することも可能である。
図7Cは、流通履歴情報の構成の例を示す図である。物品3が経た流通段階に関する流通履歴情報は、例えば図7に示すように、複数の流通段階に対応した複数の流通段階情報を含む。1つの流通段階情報は、これに対応する1つの流通段階において記録される情報であり、物品3がその1つの流通段階に達するまではデータベース2に記録されない。
図7Dは、図1の製造業者の段階においてデータベース2に記録される流通段階情報の一例を示す図である。製造業者の流通段階情報は、例えば事業者名(製造業者名)、納入先(卸業者名)、発送日などを含む。
図7Eは、図1の卸業者の段階においてデータベース2に記録される流通段階情報の一例を示す図である。卸業者の流通段階情報は、例えば事業者名(卸業者名)、仕入先(製造業者名)、入荷日、納入先(小売店名)、発送日などを含む。
図7Fは、図1の小売店の段階においてデータベース2に記録される流通段階情報の一例を示す図である。小売店の流通段階情報は、例えば事業者名(小売店名)、仕入先(卸業者名)、入荷日、金額、販売日などを含む。
物品情報生成部63は、データベース2に登録される識別情報を含んだ物品情報を生成し、印刷装置6に送信する。物品情報は、物品3又は物品3に添付される物に対して物理的に記録するための情報であり、例えば上述した光学コード4を印刷装置6において印刷できるように、所定のフォーマットのデータに変換されている。物品情報生成部63が生成する物品情報は、物品3の識別情報の他に、例えば図7Bに示す基本情報の少なくとも一部を含む。すなわち、1つの物品3又は当該1つの物品3に添付される物に対して記録された物品情報の少なくとも一部は、当該1つの物品に関する管理情報(基本情報等)に含まれた情報である。これにより、リーダ装置7は、情報管理装置1にログインしてデータベース2の管理情報にアクセスしなくても、光学コード4から基本情報の一部若しくは全部(アクセス権限を有するもの)を直接読み出すことが可能となる。
アクセス要求処理部64は、リーダ装置7からのアクセス要求に応じた処理を実行する。このアクセス要求は、光学コード4から読み出した物品情報に基づいて、リーダ装置7が管理情報(図7A〜図F)へのアクセスを求めるものである。
この管理情報へのアクセス要求は、現在の流通段階と直前若しくは直後の流通段階との連続性を示す情報を流通履歴情報に追加するアクセス要求を含む。
例えば、管理情報へのアクセス要求は、物品3を次の流通段階に向けて出荷する場合において、次の流通段階に関する情報(物品3の納入先)や、物品3の発送日などを流通履歴情報の流通段階情報(図7C〜図7F)に追加するアクセス要求を含む。
また、管理情報へのアクセス要求は、前の流通段階から物品3を入荷した場合に、前の流通段階に関する情報(物品3の仕入先)や、現在の流通段階に関する情報(物品3を入荷した事業者名)、物品3の入荷日などを流通履歴情報の流通段階情報(図7C〜図7F)に追加するアクセス要求を含む。
更に、小売店におけるアクセス要求は、入荷した物品3の販売価格を流通段階情報(図7F)に追加するアクセス要求や、物品3の販売(引き渡し)に関する販売情報(販売日など)を流通段階情報(図7F)に追加するアクセス要求を含む。
アクセス要求処理部64は、これらのアクセス要求をリーダ装置7から受信すると、アクセス要求に従ってデータベース2の操作や他の処理を実行し、その処理結果を要求元のリーダ装置7に通知する。
まずアクセス要求処理部64は、光学コード4から読み出された物品情報に基づいてリーダ装置7からアクセス要求を受けると、この読み出された物品情報に含まれる識別情報をデータベース2において検索する。次にアクセス要求処理部64は、検索により見つかった識別情報に関連付けられた管理情報に対して、アクセス要求に応じた処理(読み出し、変更、追加など)を行う。
判定部65は、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を判定する。例えば判定部65は、アクセス要求に応じてアクセス要求処理部64が識別情報の検索を行った結果、検索対象の識別情報がデータベース2に登録されていなかった場合、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定する。
また、判定部65は、アクセス要求に応じた識別情報の検索の結果、データベース2に登録された1つの識別情報が見つかった場合、この1つの識別情報と関連付けられた管理情報に含まれる流通履歴情報を取得する。判定部65は、アクセス要求における連続性を示す情報(納入先、仕入先など)と、取得した流通履歴情報に含まれる最後の流通段階の連続性を示す情報(納入先、仕入先など)との少なくとも一方に基づいて、アクセス要求が示す現在の流通段階と、取得した流通履歴情報における最後の流通段階とが連続しているか判定する。そして判定部65は、この現在の流通段階と最後の流通段階とが連続していない場合、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定する。
例えば、判定部65は、アクセス要求が示す現在の流通段階と、データベース2から取得した流通履歴情報が示す最後の次の流通段階(最後の納入先)とが一致しない場合、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定する。
また、判定部65は、アクセス要求が示す前の流通段階(仕入先)と、データベース2から取得した流通履歴情報が示す最後の流通段階とが一致しない場合、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定してもよい。
更に、判定部65は、小売店から物品を購入した消費者によるアクセス要求を受けた場合において、データベース2から取得した流通履歴情報に販売情報(販売日など)が含まれていないならば、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定する。
また、判定部65は、アクセス要求に応じた識別情報の検索の結果、データベース2に登録された1つの識別情報が見つかった場合に、この1つの識別情報に関連付けられた管理情報と、光学コード4から読み出された物品情報との間において一致するべき情報が不一致ならば、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定する。例えば、管理情報に含まれるロット番号と物品情報に含まれるロット番号とが相違する場合、判定部65は物品情報の真正性を否定する。
判定部65は、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定する判定を行った場合、この判定の結果を示す真正性情報(図7A)と、光学コード4から読み出された物品情報に含まれる識別情報とを関連付けてデータベース2に記録する。例えば判定部65は、物品情報の真正性を否定する判定を行った日付や、その判定の要因となったアクセス要求に関する情報を真正性情報に含めてもよい。
次に、上述した構成を有する本実施形態に係る情報管理装置1の動作について、図8〜図10を参照して説明する。
図8は、物品3の各流通段階において流通履歴情報を記録する処理の一例を説明するための図である。
製造業者の端末装置5は、物品3に関する管理情報の登録を求める登録要求を情報管理装置1に送信する(ST1)。登録部62は、この登録要求を受信すると、物品3を一意に識別するための識別情報と管理情報(図7A〜図7B)とを関連付けてデータベース2に登録し(ST3)、登録の完了を端末装置5に通知する(ST5)。また物品情報生成部63は、データベース2に登録した物品3の識別情報を含む物品情報を生成し(ST7)、印刷装置6に送信する。印刷装置6は、情報管理装置1から受信した物品情報に基づいて、シール上に光学コード4を印刷する(ST9)。製造業者は、印刷装置6によって光学コード4が印刷されたシールを、この光学コード4に対応する物品3に貼り付ける。
製造業者のリーダ装置7Aは、物品3を卸業者へ出荷する場合、物品3の光学コード4を読み取り、出荷に関する情報の追加を求めるアクセス要求を情報管理装置1に送信する(ST11)。アクセス要求処理部64は、このアクセス要求を受信すると、納入先(卸業者名)や発送日を流通履歴情報の流通段階情報(図7D)に記録し(ST13)、記録の完了をリーダ装置7Aに通知する(ST15)。
卸業者のリーダ装置7Bは、製造業者から物品3を入荷した場合、物品3の光学コード4を読み取り、入荷に関する情報の追加を求めるアクセス要求を情報管理装置1に送信する(ST17)。アクセス要求処理部64は、このアクセス要求を受信すると、物品3を受領した事業者名(卸業者名)や、仕入先(製造者名)、入荷日を流通履歴情報の流通段階情報(図7E)に記録し(ST19)、記録の完了をリーダ装置7Bに通知する(ST21)。
卸業者のリーダ装置7Bは、物品3を小売店へ出荷する場合、物品3の光学コード4を読み取り、出荷に関する情報の追加を求めるアクセス要求を情報管理装置1に送信する(ST23)。アクセス要求処理部64は、このアクセス要求を受信すると、納入先(小売店名)や発送日を流通履歴情報の流通段階情報(図7E)に記録し(ST25)、記録の完了をリーダ装置7Bに通知する(ST27)。
小売店のリーダ装置7Cは、卸業者から物品3を入荷した場合、物品3の光学コード4を読み取り、入荷に関する情報の追加を求めるアクセス要求を情報管理装置1に送信する(ST29)。アクセス要求処理部64は、このアクセス要求を受信すると、物品3を受領した事業者名(小売店名)や、仕入先(卸業者名)、入荷日、金額を流通履歴情報の流通段階情報(図7F)に記録し(ST31)、記録の完了をリーダ装置7Cに通知する(ST33)。
小売店のリーダ装置7Cは、物品3を消費者へ販売する場合、物品3の光学コード4を読み取り、販売に関する情報の追加を求めるアクセス要求を情報管理装置1に送信する(ST35)。アクセス要求処理部64は、このアクセス要求を受信すると、物品3の販売日を流通段階情報(図7F)に記録し(ST37)、記録の完了をリーダ装置7Cに通知する(ST39)。
消費者のリーダ装置7Dは、購入した物品3に関する情報を閲覧する場合、物品3に関する情報の提供を求めるアクセス要求を情報管理装置1に送信する(ST41)。アクセス要求処理部64は、このアクセス要求を受信すると、光学コード4の物品情報には含まれていない情報(真正性情報など)をデータベース2の管理情報から取得し、消費者のリーダ装置7Dに送信する(ST43)。
図9は、データベース2へ新規に管理情報を登録する場合における情報管理装置1の処理の一例を説明するためのフローチャートである。
製造業者の端末装置5などから新規の管理情報の登録を求める登録要求を受信すると(ST100のYes)、登録部62は、物品3を一意に識別するための識別情報と管理情報とを関連付けてデータベース2に登録する(ST110)。また、物品情報生成部63は、ステップST110で登録した識別情報と、管理情報の一部(例えば図7Bの基本情報)とが含まれた物品情報を生成し(ST115)、光学コード4の印刷を行う印刷装置6へ送信する(ST120)。
図10は、管理情報へのアクセス要求を受けた場合における情報管理装置1の処理の一例を説明するためのフローチャートである。
リーダ装置7からのアクセス要求を受信した場合(ST200のYes)、アクセス要求処理部64は、リーダ装置7によって光学コード4から読み取られた物品情報に含まれる識別情報をデータベース2において検索する(ST210)。この検索の結果、該当する識別情報がデータベース2において登録されていなかった場合(ST215のNo)、判定部65は、光学コード4から読み取られた物品情報の真正性を否定し、その判定結果を真正性情報(図7A)に記録する(ST235)。
ステップST210の検索によって該当する識別情報がデータベース2から見つかった場合、判定部65は、この識別情報に関連付けられた管理情報と、光学コード4から読み取られた物品情報との間において共通する情報(例えば商品名、商品コード、ロット番号、製造年月日など)を比較する(ST220)。比較の結果、両者の間で一致するべき情報の少なくとも一部が不一致であった場合(ST220のNo)、判定部65は、光学コード4から読み取られた物品情報の真正性を否定し、その判定結果を真正性情報に記録する(ST235)。
ステップST215及びST220において共に「Yes」の場合、判定部65は、ステップST210で検索された識別情報に関連付けられた管理情報から流通履歴情報(図7C〜図7F)を取得する。判定部65は、この取得した流通履歴情報に含まれる最後の流通段階の連続性を示す情報(納入先、仕入先など)と、アクセス要求において連続性を示す情報(納入先、仕入先など)との少なくとも一方に基づいて、アクセス要求が示す現在の流通段階と、取得した流通履歴情報における最後の流通段階とが連続しているか判定する(ST225)。この判定の結果、現在の流通段階と最後の流通段階とが連続していない場合(ST225のNo)、判定部65は、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定し、その判定結果を真正性情報に記録する(ST235)。
例えば、判定部65は、アクセス要求が示す現在の流通段階と、取得した流通履歴情報が示す最後の流通段階の納入先とが一致しない場合(納入先の不一致)、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定する。また、判定部65は、アクセス要求が示す前の流通段階(仕入先)と、取得した流通履歴情報が示す最後の流通段階とが一致しない場合(仕入先の不一致)、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定してもよい。あるいは、判定部65は、納入先の不一致の有無と仕入先の不一致の有無とをそれぞれ判定し、少なくとも一方において不一致があった場合、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定してもよい。
また、判定部65は、小売店から物品を購入した消費者によるアクセス要求を受けた場合、データベース2から取得した流通履歴情報に販売日などの販売に関する情報が含まれているか判定する。そして、販売に関する情報が含まれていない場合、判定部65は、現在の流通段階と最後の流通段階とが連続していないと判定し(ST225のYes)、光学コード4から読み出された物品情報の真正性を否定する(ST235)。
ステップST215、ST220及びST225において全て「Yes」の場合、アクセス要求処理部64は、アクセス要求に応じた処理(データベース2に記録された管理情報の読み出し、変更、追記など)を行う(ST230)。
ステップST210〜ST235の処理を実行すると、情報管理装置1は、その処理結果をアクセス要求の要求元のリーダ装置7に通知する(ST240)。
以上説明したように、本実施形態に係る情報管理装置1によれば、光学コード4から読み出された物品情報に基づくアクセス要求に応じて、物品情報に含まれる識別情報がデータベース2において検索され、この検索の結果、検索対象の識別情報がデータベース2において登録されていない場合、光学コード4から読み出された物品情報の真正性が否定される。これにより、光学コード4の偽装を検出することが可能となり、物品3の真正性を装った偽物を的確に判別することができる。
また、本実施形態に係る情報管理装置1によれば、アクセス要求に応じた識別情報の検索の結果、データベース2に登録された1つの識別情報が見つかった場合、この1つの識別情報と関連付けられた管理情報に含まれる流通履歴情報が取得される。そして、アクセス要求における連続性を示す情報(納入先、仕入先など)と、取得された流通履歴情報に含まれる最後の流通段階の連続性を示す情報(納入先、仕入先など)との少なくとも一方に基づいて、アクセス要求が示す現在の流通段階と、取得された流通履歴情報における最後の流通段階とが連続しているか判定される。この判定の結果、現在の流通段階と最後の流通段階とが連続していない場合、光学コード4から読み出された物品情報の真正性が否定される。すなわち、データベース2に記録された流通履歴情報が示す流通段階の連続性と、アクセス要求によってもたらされる情報(現在の流通段階と直前若しくは直後の流通段階との連続性を示す情報)との整合性を調べることにより、光学コード4から読み出された物品情報の真正性が判定される。従って、物品3の真正性を装った偽物を更に的確に判別することができる。
次に、上述した情報管理装置1の幾つかの変形例について説明する。
(第1変形例)
図11は、データベース2へ新規に管理情報を登録する場合における情報管理装置1の処理の一変形例を説明するためのフローチャートである。図11に示すフローチャートは、図9に示すフローチャートにおけるステップST110の前にステップST105を挿入し、ステップST115をステップST115Aに置き換えたものであり、他のステップは図9に示すフローチャートと同じである。
第1変形例における物品情報生成部63は、図11に示すように、データベース2に登録される識別情報に対して暗号化した識別情報を生成する(ST105)。物品情報生成部63は、この暗号化した識別情報を含むように物品情報を生成する(ST115A)。
図12は、アクセス要求を受けた場合における情報管理装置1の処理の一変形例を説明するためのフローチャートである。図12に示すフローチャートは、図10に示すフローチャートにおけるステップST210の前にステップST205を挿入したものであり、他のステップは図10に示すフローチャートと同じである。
第1変形例におけるアクセス要求処理部64は、図12に示すように、光学コード4から読み出された物品情報に含まれる暗号化された識別情報を復号し(ST205)、復号した識別情報をデータベース2において検索する(ST210)。
このように、第1変形例の情報管理装置1によれば、物品3や物品3に添付された物に対して物理的に記録される識別情報(上述の例では、光学コード4として記録される識別情報)が、元の識別情報に対して暗号化されている。
元の識別情報がシリアル番号などの規則性を持った情報である場合、1つの識別情報から他の有効な識別情報を比較的容易に類推できる。例えば識別情報「0001」が分かると、これに隣接する識別情報「0002」,「0003」,「0004」,…を容易に類推できる。そのため、既知の識別情報を含む真正な光学コード4に基づいて、既知の識別情報から類誌される他の識別情報を含んだ光学コード4を類推し易くなる。この結果、1つの真正な光学コード4から、多数の光学コード4を偽造し易くなる。これに対して、識別情報が暗号化されている場合、異なる識別情報「0001」,「0002」,「0003」,「0004」,…を含む光学コード4同士の相関性が非常に小さくなるため、1つの識別情報を含む真正な光学コード4を入手することができても、他の識別情報を含む光学コード4を偽造することは極めて困難である。従って、多数の光学コード4を偽造することを効果的に抑止できる。
(第2変形例)
第2変形例では、物品3を販売する際の支払い条件に関する情報が、物品3の購入者(消費者)のリーダ装置7Dや決済システムへ提供される。
第2変形例における管理情報へのアクセス要求は、購入者(消費者、物品3の利用者)への物品3の販売(引き渡し)に伴って購入者が代金を支払う場合の支払い条件に関する支払い条件情報を流通履歴情報に追加するアクセス要求を含む。支払い条件情報は、例えば、物品3の販売者(小売店)の銀行口座に関する情報や、仮想通貨の入金先のアドレスに関する情報である。
また、第2変形例における管理情報へのアクセス要求は、購入者へ物品3を販売する場合に、物品3の販売に関する販売情報(販売日、購入者のアカウントなど)を流通履歴情報に追加するアクセス要求を含む。
アクセス要求処理部64は、販売情報の追加を求めるアクセス要求に応じた識別情報の検索の結果、データベース2に登録された1つの識別情報が見つかった場合、この1つの識別情報と関連付けられた管理情報を取得する。そして、アクセス要求処理部64は、取得した管理情報の流通履歴情報に含まれる支払い条件情報(銀行口座情報など)を、アクセス要求の要求元(購入者のリーダ装置7D)へ送信する。その後、アクセス要求処理部64は、アクセス要求の要求元(購入者のリーダ装置7D)から決済の完了を知らせる通知を受信した場合、販売情報(販売日、購入者のアカウントなど)を流通履歴情報に追加する。
またアクセス要求処理部64は、アクセス要求の要求元(購入者のリーダ装置7D)へ支払い条件情報(銀行口座情報など)を送信する場合、光学コード4から読み出された物品情報についての判定部65の判定結果に関する情報(真正性情報)を、この支払い条件情報とともに送信する。
図13は、物品3の購入者(消費者)が代金の支払いを行う場合の処理の一例を説明するための図である。
小売店に物品3が入荷すると、小売店のリーダ装置7Cは物品3の光学コード4を読み取り、支払い条件情報(物品3の販売金額、銀行口座情報など)の追加を求めるアクセス要求を情報管理装置1に送信する(ST51)。アクセス要求処理部64は、このアクセス要求を受信すると、リーダ装置7Cから受信した支払い条件情報を流通履歴情報の流通段階情報(図7F)に記録し(ST53)、記録の完了をリーダ装置7Cに通知する(ST55)。
購入者(消費者)が物品3を購入する場合、購入者のリーダ装置7Dは物品3の光学コード4を読み取り、物品3の販売に関する販売情報(販売日、購入者のアカウントなど)の追加を求めるアクセス要求を情報管理装置1に送信する(ST57)。アクセス要求処理部64は、このアクセス要求を受信すると、物品3について事前に記録した支払い条件情報(銀行口座情報など)をデータベース2から読み出し、購入者のリーダ装置7Dに提供する(ST59)。購入者のリーダ装置7Dは、情報管理装置1から取得した支払い条件情報(銀行口座情報など)に基づいて、決済システム8に決済要求を送信する(ST61)。決済要求を受信した決済システム8は決済処理を実行し(ST63)、決済の完了を購入者のリーダ装置7Dに通知する(ST65)。この通知を受信した購入者のリーダ装置7Dは、情報管理装置1に対して決済の完了を通知する(ST67)。アクセス要求処理部64は、購入者のリーダ装置7Dから決済完了の通知を受信すると、ステップST57のアクセス要求に係る販売情報(販売日、購入者のアカウントなど)をデータベース2の流通履歴情報に記録し(ST69)、記録の完了を小売店のリーダ装置7Cに通知する(ST71)。
図14は、物品の購入者からアクセス要求を受けた場合における情報管理装置1の処理の例を説明するためのフローチャートである。図14のフローチャートは、図12のフローチャートにおけるステップST230をステップST231、ST232及びST233に置き換えたものであり、他のステップは図12に示すフローチャートと同じである。
ステップST215、ST220及びST225において全て「Yes」の場合、アクセス要求処理部64は、ステップST210で検索した識別情報に関連付けられた管理情報に含まれる支払い条件情報(銀行口座情報など)をデータベース2から読み出し、購入者のリーダ装置7Dに提供する(ST231)。その後、アクセス要求処理部64は、購入者のリーダ装置7Dから所定時間以内に決済完了の通知を受信すると(ST232のYes)、アクセス要求に係る販売情報(販売日、購入者のアカウントなど)をデータベース2の流通履歴情報に記録する(ST233)。
なお、上述した第2変形例では、購入者のリーダ装置7Dから決済システム8に対して支払い条件情報に基づく決済要求を送信し、決済システム8の決済完了通知を購入者のリーダ装置7Dが受信しているが、この決済要求の送信や決済完了通知の受信は、情報管理装置1において行ってもよい。
すなわち、アクセス要求処理部64は、データベース2から取得した管理情報の流通履歴情報に含まれる支払い条件情報(銀行口座情報など)に基づいた決済要求を決済システム8へ送信し、その後、決済の完了を知らせる通知を決済システム8から受信した場合、販売情報(販売日、購入者のアカウントなど)を流通履歴情報に追加してもよい。
このように、上述した第2変形例によれば、購入者のリーダ装置7において非常に簡単に代金の決済を行うことが可能であるとともに、販売情報として購入者の情報を取得することが可能となる。また、判定部65の判定結果の情報が物品3の購入者に提供されるため、物品3の偽物が販売されることを効果的に防止できる。
以下、本開示の技術に関連する付記を記載する。
[付記1]
複数の物品の情報を管理する情報管理装置であって、
1つの前記物品に関する管理情報の登録を求める登録要求に応じて、前記1つの物品を一意に識別するための識別情報と前記管理情報とを関連付けてデータベースに登録する登録部と、
前記データベースに登録される前記識別情報を含んだ物品情報であって、前記物品又は前記物品に添付される物に対して物理的に記録するための物品情報を生成する物品情報生成部と、
前記物品又は前記物品に添付される物から読み出された前記物品情報の真正性を判定する判定部と、
前記読み出された物品情報に基づいて前記管理情報へのアクセスを求めるアクセス要求を受けると、前記アクセス要求に従って前記データベースを操作するアクセス要求処理部とを有し、
前記アクセス要求処理部は、前記読み出された物品情報に基づく前記アクセス要求に応じて、前記読み出された物品情報に含まれる前記識別情報を前記データベースにおいて検索し、
前記判定部は、前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、検索対象の前記識別情報が前記データベースに登録されていない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
情報管理装置。
[付記2]
前記物品は、一連の複数の流通段階を経て前記物品の利用者に届けられ、
前記管理情報は、前記物品が経た前記流通段階に関する流通履歴情報を含んでおり、
前記管理情報への前記アクセス要求は、現在の前記流通段階と直前若しくは直後の前記流通段階との連続性を示す情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
前記判定部は、前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、前記データベースに登録された1つの前記識別情報が見つかった場合、前記1つの識別情報と関連付けられた前記管理情報に含まれる前記流通履歴情報を取得し、前記アクセス要求における前記連続性を示す情報と、前記取得した流通履歴情報に含まれる最後の前記流通段階の前記連続性を示す情報との少なくとも一方に基づいて、前記アクセス要求が示す前記現在の流通段階と前記最後の流通段階とが連続しているか判定し、前記現在の流通段階と前記最後の流通段階とが連続していない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
付記1に記載の情報管理装置。
[付記3]
前記管理情報への前記アクセス要求は、前記物品を次の前記流通段階に向けて出荷する場合に、前記次の流通段階に関する情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
前記判定部は、前記アクセス要求が示す前記現在の流通段階と、前記取得した流通履歴情報が示す最後の前記次の流通段階とが一致しない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
付記2に記載の情報管理装置。
[付記4]
前記管理情報への前記アクセス要求は、前の前記流通段階から前記物品を入荷した場合に、前記前の流通段階に関する情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
前記判定部は、前記アクセス要求が示す前記前の流通段階と、前記取得した流通履歴情報が示す前記最後の流通段階とが一致しない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
付記2に記載の情報管理装置。
[付記5]
前記管理情報への前記アクセス要求は、前記利用者へ前記物品を引き渡す場合に、前記物品の引き渡しに関する引き渡し情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
前記判定部は、前記物品を引き渡された前記利用者による前記アクセス要求を受けた場合、前記取得した流通履歴情報に前記引き渡し情報が含まれていないならば、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
付記2〜4のいずれか一項に記載の情報管理装置。
[付記6]
前記判定部は、前記読み出された物品情報の真正性を否定する判定を行った場合、前記判定の結果を示す真正性情報と、前記読み出された物品情報に含まれる前記識別情報とを関連付けて前記データベースに記録し、
前記管理情報へのアクセス要求は、前記管理情報に含まれる前記真正性情報を読み出すアクセス要求を含む、
付記2〜5のいずれか一項に記載の情報管理装置。
[付記7]
前記管理情報への前記アクセス要求は、
前記利用者への前記物品の引き渡しに伴って前記利用者が代金を支払う場合の支払い条件に関する支払い条件情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求、及び、
前記利用者へ前記物品を引き渡す場合に、前記物品の引き渡しに関する引き渡し情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
前記アクセス要求処理部は、前記引き渡し情報の追加を求める前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、前記データベースに登録された1つの前記識別情報が見つかった場合、前記1つの識別情報と関連付けられた前記管理情報を取得し、前記取得した管理情報の流通履歴情報に含まれる前記支払い条件情報を、前記利用者の代金の支払いに関わる決済処理を行う決済システム若しくは前記アクセス要求の要求元へ送信し、前記支払い条件情報の送信に応答した前記決済システム若しくは前記アクセス要求の要求元から決済の完了を知らせる通知を受信した場合、前記引き渡し情報を前記流通履歴情報に追加する、
付記2〜6のいずれか一項に記載の情報管理装置。
[付記8]
前記アクセス要求処理部は、前記決済システム若しくは前記アクセス要求の要求元へ前記支払い条件情報を送信する場合、前記読み出された物品情報についての前記判定部の判定結果に関する情報を前記支払い条件情報とともに送信する、
付記7に記載の情報管理装置。
[付記9]
1つの物品又は前記1つの物品に添付される物に対して記録された前記物品情報の少なくとも一部は、前記1つの物品に関する前記管理情報に含まれた情報であり、
前記判定部は、前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、前記データベースに登録された1つの前記識別情報が見つかった場合に、前記1つの識別情報に関連付けられた前記管理情報と前記読み出された物品情報との間において一致するべき情報が不一致ならば、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
付記2〜8のいずれか一項に記載の情報管理装置。
[付記10]
前記物品情報生成部は、前記データベースに登録される前記識別情報に対して暗号化された識別情報を含む前記物品情報を生成し、
前記アクセス要求処理部は、前記読み出された物品情報に含まれる前記暗号化された識別情報を復号し、復号した前記識別情報を前記データベースにおいて検索する、
付記1〜9のいずれか一項に記載の情報管理装置。
[付記11]
1以上のコンピュータを、付記1〜10のいずれか一項に記載の情報管理装置における前記登録部、前記部品情報生成部、前記判定部及び前記アクセス要求処理部として機能させるためのプログラム。
1…情報管理装置、2…データベース、3…物品、4…光学コード、5…端末装置、6…印刷装置、7…リーダ装置、8…決済システム、9…ネットワーク、10…通信部、20…入力部、30…表示部、50…記憶部、51…プログラム、60…処理部、61…認証処理部、62…登録部、63…物品情報生成部、64…アクセス要求処理部、65…判定部

Claims (10)

  1. 複数の物品の情報を管理する情報管理装置であって、
    1つの前記物品に関する管理情報の登録を求める登録要求に応じて、前記1つの物品を一意に識別するための識別情報と前記管理情報とを関連付けてデータベースに登録する登録部と、
    前記データベースに登録される前記識別情報を含んだ物品情報であって、前記物品又は前記物品に添付される物に対して物理的に記録するための物品情報を生成する物品情報生成部と、
    前記物品又は前記物品に添付される物から読み出された前記物品情報の真正性を判定する判定部と、
    前記読み出された物品情報に基づいて前記管理情報へのアクセスを求めるアクセス要求を受けると、前記アクセス要求に従って前記データベースを操作するアクセス要求処理部とを有し、
    前記アクセス要求処理部は、前記読み出された物品情報に基づく前記アクセス要求に応じて、前記読み出された物品情報に含まれる前記識別情報を前記データベースにおいて検索し、
    前記判定部は、前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、検索対象の前記識別情報が前記データベースに登録されていない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定し、
    前記物品は、一連の複数の流通段階を経て前記物品の利用者に届けられ、
    前記管理情報は、前記物品が経た前記流通段階に関する流通履歴情報を含んでおり、
    前記管理情報への前記アクセス要求は、現在の前記流通段階と直前若しくは直後の前記流通段階との連続性を示す情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
    前記判定部は、前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、前記データベースに登録された1つの前記識別情報が見つかった場合、前記1つの識別情報と関連付けられた前記管理情報に含まれる前記流通履歴情報を取得し、前記アクセス要求における前記連続性を示す情報と、前記取得した流通履歴情報に含まれる最後の前記流通段階の前記連続性を示す情報との少なくとも一方に基づいて、前記アクセス要求が示す前記現在の流通段階と前記最後の流通段階とが連続しているか判定し、前記現在の流通段階と前記最後の流通段階とが連続していない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
    情報管理装置。
  2. 前記管理情報への前記アクセス要求は、前記物品を次の前記流通段階に向けて出荷する場合に、前記次の流通段階に関する情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
    前記判定部は、前記アクセス要求が示す前記現在の流通段階と、前記取得した流通履歴情報が示す最後の前記次の流通段階とが一致しない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
    請求項に記載の情報管理装置。
  3. 前記管理情報への前記アクセス要求は、前の前記流通段階から前記物品を入荷した場合に、前記前の流通段階に関する情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
    前記判定部は、前記アクセス要求が示す前記前の流通段階と、前記取得した流通履歴情報が示す前記最後の流通段階とが一致しない場合、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
    請求項に記載の情報管理装置。
  4. 前記管理情報への前記アクセス要求は、前記利用者へ前記物品を引き渡す場合に、前記物品の引き渡しに関する引き渡し情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
    前記判定部は、前記物品を引き渡された前記利用者による前記アクセス要求を受けた場合、前記取得した流通履歴情報に前記引き渡し情報が含まれていないならば、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報管理装置。
  5. 前記判定部は、前記読み出された物品情報の真正性を否定する判定を行った場合、前記判定の結果を示す真正性情報と、前記読み出された物品情報に含まれる前記識別情報とを関連付けて前記データベースに記録し、
    前記管理情報へのアクセス要求は、前記管理情報に含まれる前記真正性情報を読み出すアクセス要求を含む、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報管理装置。
  6. 前記管理情報への前記アクセス要求は、
    前記利用者への前記物品の引き渡しに伴って前記利用者が代金を支払う場合の支払い条件に関する支払い条件情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求、及び、
    前記利用者へ前記物品を引き渡す場合に、前記物品の引き渡しに関する引き渡し情報を前記流通履歴情報に追加するアクセス要求を含み、
    前記アクセス要求処理部は、前記引き渡し情報の追加を求める前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、前記データベースに登録された1つの前記識別情報が見つかった場合、前記1つの識別情報と関連付けられた前記管理情報を取得し、前記取得した管理情報の流通履歴情報に含まれる前記支払い条件情報を、前記利用者の代金の支払いに関わる決済処理を行う決済システム若しくは前記アクセス要求の要求元へ送信し、前記支払い条件情報の送信に応答した前記決済システム若しくは前記アクセス要求の要求元から決済の完了を知らせる通知を受信した場合、前記引き渡し情報を前記流通履歴情報に追加する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報管理装置。
  7. 前記アクセス要求処理部は、前記決済システム若しくは前記アクセス要求の要求元へ前記支払い条件情報を送信する場合、前記読み出された物品情報についての前記判定部の判定結果に関する情報を前記支払い条件情報とともに送信する、
    請求項に記載の情報管理装置。
  8. 1つの物品又は前記1つの物品に添付される物に対して記録された前記物品情報の少なくとも一部は、前記1つの物品に関する前記管理情報に含まれた情報であり、
    前記判定部は、前記アクセス要求に応じた前記検索の結果、前記データベースに登録された1つの前記識別情報が見つかった場合に、前記1つの識別情報に関連付けられた前記管理情報と前記読み出された物品情報との間において一致するべき情報が不一致ならば、前記読み出された物品情報の真正性を否定する、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報管理装置。
  9. 前記物品情報生成部は、前記データベースに登録される前記識別情報に対して暗号化された識別情報を含む前記物品情報を生成し、
    前記アクセス要求処理部は、前記読み出された物品情報に含まれる前記暗号化された識別情報を復号し、復号した前記識別情報を前記データベースにおいて検索する、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報管理装置。
  10. 1以上のコンピュータを、請求項1〜9のいずれか一項に記載の情報管理装置における前記登録部、前記品情報生成部、前記判定部及び前記アクセス要求処理部として機能させるためのプログラム。
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