JP2003296169A - バックアップ取得装置、および、バックアップ管理方法 - Google Patents

バックアップ取得装置、および、バックアップ管理方法

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JP2003296169A
JP2003296169A JP2002100732A JP2002100732A JP2003296169A JP 2003296169 A JP2003296169 A JP 2003296169A JP 2002100732 A JP2002100732 A JP 2002100732A JP 2002100732 A JP2002100732 A JP 2002100732A JP 2003296169 A JP2003296169 A JP 2003296169A
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JP
Japan
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backup
data
nas
ndmp
acquisition
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JP2002100732A
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English (en)
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Tsukasa Ono
司 小野
Naoto Matsunami
直人 松並
Jun Matsumoto
純 松本
Toshiaki Tsuboi
俊明 坪井
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つ以上のNAS(3)が存在するネットワークシス
テムにおいて、NAS(3)のバックアップをローカルで行う
場合、各NAS(3)配下のバックアップ装置にとったバック
アップデータの集中管理が困難であるという問題があっ
た。また、NAS(3)のバックアップをリモートで行う場
合、バックアップ対象NAS(3)の増加によるバックアップ
取得NAS(3)のI/O性能の劣化、バックアップデータ転送
の負荷、バックアップデータ格納先の関連付け方法の問
題があった。 【解決手段】バックアップ制御プログラム(12)、およ
び、NDMPデータ受信プログラム(11)をバックアップ取得
装置(5)に置き、データアクセス用ネットワーク(181)と
データバックアップ用ネットワーク(182)を分離した
り、ディスク装置(111)に対してテープエミュレーショ
ンソフトウェア(151)、バックアップ装置仮想処理(191)
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークで接
続したホストからデータにファイルレベルでのアクセス
を可能にするNAS(Network Attached Storage)が1つ以上
存在するネットワークシステムにおいて、1つ以上のNAS
のバックアップを取得し、そのデータの管理を行うバッ
クアップ取得装置、および、バックアップ管理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】NASのバックアップを取得する方法とし
て、NASのバックアップを当該NAS配下のバックアップ装
置にとるローカルバックアップ、および、NASのバック
アップをネットワーク経由でバックアップ装置にとるリ
モートバックアップがある。
【0003】ローカルバックアップには、オペレータに
よる手動のバックアップ操作でNASのバックアップをNAS
配下のバックアップ装置にとるオペレータローカルバッ
クアップ方式、および、データ転送等について定義した
バックアップ用プロトコルであるNDMP(Network Data Ma
nagement Protocol)を用いてNASのバックアップをNAS配
下のバックアップ装置にとるNDMPローカルバックアップ
方式がある。
【0004】オペレータローカルバックアップ方式は、
オペレータがバックアップ対象NASに対してバックアッ
プ用コマンドを実行し、当該NAS配下のバックアップ装
置にバックアップをとる方式である。
【0005】NDMPローカルバックアップ方式は、ネット
ワーク上のバックアップ対象NASのバックアップスケジ
ュール、および、データ転送の管理等を行うバックアッ
プ管理ソフトウェアを置いたバックアップ管理装置から
バックアップ対象NASに対してNDMPプロトコルを用いて
バックアップ要求を行い、これを受けた当該NASが配下
のバックアップ装置にデータを送信することでバックア
ップをとる方式である。
【0006】リモートバックアップには、NDMPプロトコ
ルを用いたバックアップ管理装置の指示によりNASのバ
ックアップをネットワーク経由で特定のNAS配下のバッ
クアップ装置にとるNDMPリモートバックアップ方式とUN
IX(登録商標)向けリモートファイルシステムアクセス
用プロトコルであるNFS(Network File System)、Window
s(登録商標)向けリモートファイルシステムアクセス
用プロトコルであるCIFS(Common Internet File Syste
m)等を用いてバックアップ対象NASのデータをPC(Person
al Computer)、WS(Work Station)等が取得し、そのデー
タをネットワーク経由でバックアップ装置にとるNFS/CI
FSリモートバックアップ方式がある。
【0007】NDMPリモートバックアップは、バックアッ
プ管理装置からバックアップ対象NASに対してNDMPプロ
トコルを用いてバックアップ要求を行い、これを受けた
当該NASがバックアップ装置を配下に持つバックアップ
取得NASにデータを送信し、バックアップ取得NASがデー
タを受信して配下のバックアップ装置にデータを格納す
ることでバックアップをとる方式である。
【0008】例えば、バックアップ対象NASのNAS1とバ
ックアップ取得NASのNAS2がバックアップ取得装置管理
下にある場合、NAS1のバックアップをNAS2配下のバック
アップ装置に取得するには、バックアップ管理装置がND
MPプロトコルのバックアップ要求を行い、NAS1が受けて
データをNAS2に送信する。NAS2は、上記データを受信し
て配下のバックアップ装置にデータを格納する。
【0009】NFS/CIFSリモートバックアップは、NASの
バックアップデータを取得し、そのデータを対象のバッ
クアップ装置に格納する機能を要するバックアップクラ
イアントソフトウェアを置いたホスト(PC、WS等)に対し
てバックアップ管理装置がバックアップ要求を行うこと
で当該ホストがバックアップ対象NASのデータ、およ
び、NASのデータに関する情報を記述したメタデータを
各々の環境に応じたNFS、CIFS等のプロトコルで取得
し、そのデータをネットワーク経由でバックアップ装置
に送信することでバックアップをとる方式である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】複数のNASが存在する
ネットワークにおいてローカルバックアップを行う場
合、オペレータローカルバックアップ方式は、NASのプ
ラットフォーム毎にバックアップ制御用のインタフェー
ス等が異なるため、プラットフォーム毎にバックアップ
のデータ転送管理を行い、オペレータがそれぞれのNAS
に対してバックアップ指示やバックアップ取得を行う必
要があり、それぞれのNAS配下のバックアップ装置にバ
ックアップをとるため、複数のNASのデータの集中管理
を実現するには、管理コストがかかるという問題があっ
た。また、NDMPローカルバックアップ方式は、複数のNA
Sに対してバックアップ制御を行うことができるが、そ
れぞれのNAS配下のバックアップ装置にバックアップを
とるため、複数のNASのデータの集中管理を実現するに
は、管理コストがかかるという問題があった。
【0011】リモートバックアップを行う際、ネットワ
ーク上に複数のNASが存在する場合、それぞれのNASから
バックアップ装置を配下に置いたNASにデータを送信
し、そのデータをバックアップ装置に格納する。このた
め、バックアップ装置を配下に持つNASにおいては、他
のバックアップ対象NASのバックアップ処理を行う必要
があり、当該NASへのNASクライアント(NASのデータにア
クセスするホスト)からのI/O性能が劣化するという問題
があり、また、複数のNASがバックアップ装置内の同一
のテープ装置を使用しないように排他制御を行う必要が
あり、さらに、1つのバックアップ装置に複数のNASバッ
クアップを同時に実行することができないという問題が
あった。
【0012】さらに、NASクライアントからNASへのアク
セスが少ない時間帯をバックアップ動作時間として設定
し、その時間内にバックアップを完了する要求がある場
合、バックアップ対象のNASが増加するにつれ、バック
アップを取りたいNASの全データをバックアップ動作時
間内に取りきれないという問題やNASからバックアップ
装置を配下に持つNASへのデータ転送がボトルネックに
なるという問題があった。
【0013】また、バックアップ装置においては、バッ
クアップ対象のNASが増加するにつれ、各NASとバックア
ップ装置の対象NASのデータ格納先の関連付けが困難に
なるという問題があった。
【0014】ここで、NASは、1つのデータをUNIX(登録
商標)、Windows(登録商標)で共用することが可能で
ある。NFS、CIFS等でリモートバックアップを行う際、U
NIX(登録商標)、Windows(登録商標)等の複数のプラ
ットフォームからアクセス可能な共用ファイルは、それ
ぞれのプロトコルでデータをバックアップすることがで
きるが、データに関する情報を記述したメタデータをバ
ックアップしてリストアすることが困難であるという問
題があった。
【0015】ここで、NDMPによるバックアップの場合
は、共用ファイルにおいてもバックアップ時にメタデー
タをバックアップしてリストアすることが可能である。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、バックアップ取得装置を設け、NASのバックアップ
データ管理を図る。
【0017】バックアップ取得装置は、1つ以上のNASの
データのバックアップを取得するNASバックアップデー
タ取得機能、および、取得したデータを管理するNASバ
ックアップデータ管理機能を含んだPC(Personal Comput
er)、あるいは、WS(Work Station)である。バックアッ
プ取得装置配下には、取得したNASのバックアップデー
タを保存するバックアップ装置がSCSI(Small Computer
System Interface)、FC(Fibre Channel)等のインタフェ
ースで接続してある。
【0018】ここで、NFS/CIFSを用いたバックアップ
は、共用ファイルの復元が困難であるためNDMPによるバ
ックアップを採用する。NDMPを用いてバックアップを実
行するため、NDMPプロトコルによるバックアップの要求
を行うNDMPデータ制御プログラムをバックアップ管理装
置、または、バックアップ取得装置に置き、NDMPデータ
送信プログラムをNASに、NDMPデータ受信プログラムを
バックアップ取得装置に置く。さらに、NASからのNDMP
方式のバックアップデータを受け取り、バックアップ装
置にバックアップデータを格納するバックアップ制御プ
ログラムをバックアップ取得装置に置く。バックアップ
管理装置は、NASに対してNDMPプロトコルによるバック
アップ要求を行い、ネットワーク経由でNASのデータに
関する情報を記述したメタデータの受信やバックアップ
の制御を行う。NASは、バックアップ要求を受けてNDMP
方式でバックアップ対象データをネットワーク経由でバ
ックアップ取得装置へ送信する。バックアップ取得装置
内でバックアップ制御プログラムが取得したNDMP方式の
データをSCSI、FC等経由でバックアップ装置に送信し、
バックアップをとる。
【0019】また、バックアップ管理装置がバックアッ
プ取得装置にNDMPプロトコルによりリストア要求を行
い、バックアップ取得装置が指定のデータをバックアッ
プ装置から取得し、対象のNASへデータを戻すことでリ
ストアを実行する。
【0020】以上のように、バックアップ取得装置を設
置し、バックアップ処理を行うことにより、NAS配下の
バックアップ装置にバックアップを取得する必要がなく
なるため、NASのI/O処理性能の劣化を防止することがで
きる。
【0021】さらに、バックアップ取得装置を介さずバ
ックアップ装置にバックアップ用コマンドを出し、バッ
クアップ装置内のデータを取得するイニシエータ機能を
備えたテープライブラリ装置をバックアップ装置配下に
設置し、バックアップ装置に保存したデータを2重化し
て一方をテープライブラリ装置のバックアップに用いる
ことでバックアップ取得装置からバックアップ装置のI/
Oに依存することなく、バックアップ装置のデータをテ
ープライブラリ装置にバックグラウンドでバックアップ
を実行できる。
【0022】また、テープエミュレーションソフトウェ
アを置き、ディスク装置を仮想的にNAS数以上のテープ
装置を含むテープライブラリ装置として外部に認識させ
てバックアップ管理装置からNDMPで制御することで、バ
ックアップ対象NASの数の増加に対する各NASとバックア
ップ装置の対象NASのデータ格納先の関連付けを行うこ
とができる。また、バックアップ装置仮想プログラムを
置き、ディスク装置を1つ以上のテープ装置として仮想
化して外部に認識させ、NAS1台につき1台の仮想テープ
装置を認識させることで、排他処理が不要となり、独立
でバックアップを行えるため、複数NASのバックアップ
を同時に実行することができる。
【0023】また、NASクライアントからNASのデータへ
アクセスするためのデータアクセス用ネットワークとNA
Sのデータバックアップ用ネットワークを分離する。こ
れにより、NASクライアントからのNASへのアクセスとNA
Sのバックアップデータをネットワーク上で分離するこ
とができるので、従来に比べてバックアップ時のネット
ワークの負荷を分散し、軽減することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】第1の実施例 図2は、本発明の第1の実施例のシステム構成を示した
ものである。
【0025】PC1、WS2、NAS3、バックアップ管理装置
4、バックアップ取得装置5がネットワーク7で接続され
る。さらに、バックアップ取得装置5、テープライブラ
リ装置6がFC9で接続される。
【0026】PC1、および、WS2からのNAS3へのアクセス
は、ネットワーク7を介して行う。また、NAS3のバック
アップデータは、ネットワーク7を経由し、バックアッ
プ取得装置5を介してFC9を経由し、テープライブラリ装
置6へ配信される。
【0027】図1は、本発明の第1の実施例のソフトウ
ェア構成を示したものである。
【0028】バックアップ取得装置5は、1つ以上のNAS3
のバックアップデータを管理するためのPC、あるいは、
WSであり、NDMPデータ受信プログラム11、バックアップ
制御プログラム12を有する。
【0029】NAS3は、NDMPデータ送信プログラム10を、
バックアップ管理装置4は、バックアップ管理ソフトウ
ェア14、NDMPデータ制御プログラム13を有する。
【0030】バックアップ管理ソフトウェア14は、ネッ
トワーク上のNAS3をバックアップ対象として登録し、バ
ックアップスケジュールやバックアップ時のデータ転送
を管理する。
【0031】NDMPデータ送信プログラム10、NDMPデータ
受信プログラム11、および、NDMPデータ制御プログラム
13は、NDMPプロトコルを用いたバックアップ実行用プロ
グラムであり、バックアップ管理ソフトウェア14からの
バックアップ要求により、NDMPデータ制御プログラム13
がNDMPデータ送信プログラム10に対し、NDMP方式のデー
タの送信を実行する。これを受け、NDMPデータ受信プロ
グラム11は、NAS3からのNDMP方式のデータを受信する。
【0032】バックアップ管理ソフトウェア14は、NAS
バックアップスケジュール処理20とバックアップ対象登
録テーブル21からなる。
【0033】NASバックアップスケジュール処理20は、
バックアップ対象とバックアップスケジュールの管理、
および、バックアップ実行指示をおこなう。
【0034】バックアップ対象登録テーブル21は、バッ
クアップ対象指定となるNAS装置名、および、バックア
ップ実行日時を設定したテーブルである。
【0035】バックアップ対象登録テーブル21に登録し
たバックアップ実行日時にNASバックアップスケジュー
ル処理20が発動し、バックアップ対象登録テーブル21に
登録したバックアップ対象のNAS装置名を認識し、NDMP
データ制御プログラム13にNAS装置名を通知する。
【0036】NDMPデータ制御プログラム13は、NDMPバッ
クアップ管理処理19を有する。
【0037】NDMPバックアップ管理処理19は、バックア
ップ対象のNAS装置名を認識し、NDMPプロトコルによ
り、バックアップ対象NAS3内のNDMPデータ送信プログラ
ム10にバックアップ要求を、バックアップ取得装置5内
のNDMPデータ受信プログラム11にバックアップ準備指示
を行う。
【0038】バックアップ取得装置5内のNDMPデータ受
信プログラム11は、NDMPデータ受信制御15を有する。ND
MPデータ受信制御15がNDMPバックアップ管理処理19から
受信したバックアップ要求を解析し、バックアップ制御
プログラム12に対し、NDMPデータ受信準備指示、およ
び、テープライブラリ装置6へのバックアップ準備指示
を行う。
【0039】バックアップ制御プログラム12は、NDMPデ
ータ制御16とバックアップ制御17とリストア制御8から
なる。
【0040】NDMPデータ制御16は、NDMPデータ受信制御
15で受信したNDMP方式のバックアップデータからテープ
ライブラリ装置6格納用バックアップデータを抽出す
る。バックアップ制御17は、テープライブラリ装置6へ
のバックアップデータの送信、および、テープライブラ
リ装置6の操作と管理を行う。リストア制御8は、テープ
ライブラリ装置6からのバックアップデータの取得、お
よび、対象NAS3へのデータの送信を行う。
【0041】NDMPデータ受信制御15からの指示で、NDMP
データ制御16は、NDMPデータ受信待機状態になり、NDMP
データバックアップ制御17は、テープライブラリ装置6
に対し、バックアップ対象NAS3のバックアップデータを
待機するよう指示を行う。これを受け、テープライブラ
リ装置6はバックアップデータ待機状態になる。
【0042】NAS3内のNDMPデータ送信プログラム10は、
NDMPデータ送信制御18を有する。
【0043】NDMPデータ送信制御18は、NDMPデータ制御
プログラム13から受信した要求に従ってNAS3のデータを
NDMP方式でバックアップ取得装置5内のNDMPデータ受信
プログラム11に送信する。
【0044】NDMPデータ受信プログラム11のNDMPデータ
受信制御15が上記データを受信し、NDMPデータ制御16
は、NDMPデータ受信制御15で受信したNDMPデータからテ
ープライブラリ装置6格納用バックアップデータを抽出
する。バックアップ制御17が上記データをテープライブ
ラリ装置6に送信して対象NAS3のバックアップをとる。
【0045】図3は、スケジュール処理が管理するバッ
クアップ設定用のバックアップ対象登録テーブル21を示
したものである。バックアップ対象登録テーブル21に
は、NAS装置名22、バックアップ実行日時23がある。NAS
装置名22には、バックアップ対象となるNAS3の装置名
を、バックアップ実行日時23には、バックアップ対象と
なるNAS3のバックアップの実行日時をそれぞれ登録す
る。
【0046】図4は、NASバックアップスケジュール処
理20の内容を示す。
【0047】バックアップ実行日時管理31は、バックア
ップ対象となっているNAS3のバックアップ対象登録テー
ブル21のバックアップ実行日時23を監視する。実行日時
である場合は、バックアップ対象NAS装置名取得処理32
に進み、実行日時でない場合、NASバックアップスケジ
ュール処理20を終了する。バックアップ対象NAS装置名
取得処理32では、バックアップ対象登録テーブル21から
バックアップ実行日時23に対応するNAS装置名22を取得
する。NAS装置名通知処理33は、取得したNAS装置名22を
NDMPバックアップ管理処理19に通知する。バックアップ
排他処理34は、他のNAS3とのバックアップ実行が同時に
なったり、バックアップ格納先のテープ装置が同一にな
らないよう制御をおこなう。NASバックアップスケジュ
ール処理20は、定期的に実行する。
【0048】図5は、NDMPバックアップ管理処理19の内
容を示す。
【0049】NDMPバックアップ要求41は、NASバックア
ップスケジュール処理20からのNAS装置名22通知を受領
し、バックアップ対象NAS3、および、バックアップ取得
装置に対してNDMPプロトコルによりバックアップ要求と
バックアップデータ用コネクション生成要求を行う。NA
S応答受理42は、NDMPバックアップ要求41でバックアッ
プ要求を行ったNAS3からのコネクション応答を待機す
る。対象NAS3からコネクション準備完了の応答が来た場
合、NDMPバックアップ準備指示43に進み、対象NAS3との
コネクションが生成できない場合、NDMPバックアップ管
理処理19を終了する。NDMPバックアップ準備処理43は、
バックアップ取得装置5にテープライブラリ装置6に対す
るバックアップ準備指示の実行を要求する。バックアッ
プ取得装置応答受理44は、NDMPバックアップ準備処理43
でバックアップ準備指示に対するバックアップ取得装置
5のコネクション応答を待機する。バックアップ取得装
置5のコネクション準備完了の応答が来た場合、NDMPデ
ータコネクション生成処理45に進み、バックアップ取得
装置とのコネクションが生成できない場合、NDMPバック
アップ管理処理19を終了する。NDMPデータコネクション
生成処理45は、NDMPバックアップ要求41を行ったNAS3内
のNDMPデータ送信プログラム10とバックアップ取得装置
内のNDMP受信プログラム11間のNDMPデータ用コネクショ
ンを生成する。
【0050】図6は、NDMPデータ送信制御18の内容を示
す。
【0051】バックアップ指示解析処理51は、NDMPバッ
クアップ管理処理19からのバックアップ要求の解析を行
い、NDMPデータコネクション生成処理45で生成したコネ
クションにおけるNDMPデータの送信先であるバックアッ
プ取得装置5を特定する。バックアップ管理装置応答受
理52は、バックアップ対象NAS3のメタデータを送信する
バックアップ管理装置4からのコネクション応答を待機
する。バックアップ管理装置4からコネクション準備完
了の応答が来た場合、NDMPメタデータ送信処理53に進
み、バックアップ管理装置4から応答がない場合、NDMP
データ送信処理を終了18する。NDMPメタデータ送信処理
53は、バックアップ管理装置4に対してバックアップ対
象NAS3のメタデータを送信する。NDMPデータ送信処理54
は、NAS3のデータをNDMP方式でバックアップ取得装置5
に送信する。NDMPコネクション終了処理55は、NDMPデー
タの送信が完了した時点でバックアップ取得装置5への
コネクションを終了する。
【0052】図7は、NDMPデータ受信制御15の内容を示
す。
【0053】バックアップ準備指示解析処理61は、NDMP
バックアップ管理処理19からのバックアップ準備指示の
解析を行う。NDMPデータ制御準備指示62は、バックアッ
プ制御プログラム12に対し、NDMPデータの制御準備を行
うよう指示する。バックアップ制御プログラム12からND
MP制御準備の正常終了の応答があった場合、バックアッ
プ待機指示63へ進み、NDMP制御準備ができない場合、ND
MPデータ受信制御15を終了する。バックアップ待機指示
63は、バックアップ制御プログラム12に対し、テープラ
イブラリ装置6へのデータ書き込みが行える状態になる
よう指示する。バックアップ制御プログラム12からテー
プライブラリ装置6書き込み準備の正常終了の応答があ
った場合、NDMPデータ受信処理64へ進み、書き込み準備
ができない場合、NDMPデータ受信制御15を終了する。ND
MPデータ受信処理64は、NDMPデータ送信制御18からのND
MP方式のデータを受信する。NDMPコネクション終了処理
55は、NDMPデータの受信が完了した時点でバックアップ
対象NAS3へのコネクションを終了する。
【0054】図8は、NDMPデータ制御16の内容を示す。
【0055】NDMPデータ待機処理71は、NDMPデータ受信
制御15からのNDMPデータ制御準備指示62を受け、NDMPデ
ータ待機状態にする。NDMPデータ受信完了確認72は、ND
MPデータ受信処理64がNDMPデータ取得完了の確認を行
う。NDMPデータ受信処理64がNDMPデータ取得を完了して
いる場合、バックアップデータ取得処理73に進み、完了
していない場合、NDMPデータ待機処理71に戻る。バック
アップデータ取得処理73は、NDMPデータ受信処理64が取
得したNDMPデータからテープライブラリ装置6格納用バ
ックアップデータを抽出する。
【0056】図9は、バックアップ制御17の内容を示
す。
【0057】バックアップデータ待機指示81は、NDMPデ
ータ受信制御15から指示を受け、テープライブラリ装置
6に対し、データ書き込み待機指示を行う。バックアッ
プ応答受理82は、バックアップデータ待機指示81による
テープライブラリ装置6からの応答を受信する。テープ
ライブラリ装置6からの応答がバックアップデータ待機
状態の場合、バックアップデータ待機処理83へ進み、テ
ープライブラリ装置6が待機状態以外の場合、NDMPデー
タバックアップ制御17を終了する。バックアップデータ
待機処理83は、テープライブラリ装置6からの応答がバ
ックアップデータ待機状態の応答を受信後、バックアッ
プデータ待機状態になる。NDMPデータ取得完了確認84
は、NDMPデータ取得処理73がNDMPデータ取得完了の確認
を行う。バックアップデータ取得処理73がNDMPデータ取
得を完了している場合、バックアップデータ送信処理85
に進み、完了していない場合、バックアップデータ待機
処理83に戻る。バックアップデータ送信処理85は、バッ
クアップデータ取得処理73が取得したバックアップデー
タをテープライブラリ装置6に書き込む。
【0058】図10は、リストア制御8の内容を示す。
【0059】リストア要求処理91は、バックアップ管理
装置4からのリストア要求を受領する。リストアデータ
確認92は、リストア対象のデータをテープライブラリ装
置6から検出する。対象データを検出した場合、リスト
アデータ取得処理93へ進み、対象データが検出できなか
った場合、リストア処理8を終了する。リストアデータ
取得処理93は、テープライブラリ装置6からリストア対
象のデータを取得する。リストアデータ送信処理94は、
取得したデータをリストア対象のNAS3に送信する。
【0060】本発明の第1の実施例によれば、ネットワ
ーク上の1つ以上のNAS3のバックアップを実施する場
合、NASバックアップデータ受信、および、NASバックア
ップデータ管理を実行するバックアップ取得装置5を設
置することでバックアップ時の他のI/O要求による性能
の劣化を防ぐことができる。
【0061】また、全てのバックアップ対象のNASのデ
ータがバックアップ取得装置配下のバックアップ装置に
格納されるため、バックアップデータの集中管理が可能
となる。 第2の実施例 第2の実施例は、バックアップ取得装置配下のバックア
ップ装置としてディスク装置とイニシエータ機能を含む
テープライブラリ装置を用い、NASのデータをディスク
装置に取得し、ディスク装置内でバックアップデータを
2重化し、一方をテープライブラリ装置へのバックアッ
プに用いる点で実施例1と異なる。
【0062】図12は、本発明の第2の実施例のシステ
ム構成を示したものである。
【0063】PC1、WS2、NAS3、バックアップ管理装置
4、バックアップ取得装置5がネットワーク7で接続され
る。さらに、ディスク装置111とバックアップ取得装置
5、および、テープライブラリ装置6がそれぞれFC9で接
続される。
【0064】PC1、および、WS2からのNAS3へのアクセス
は、ネットワーク7を介して行う。また、NAS3のバック
アップデータはネットワーク7を経由し、バックアップ
取得装置5を介してFC9を経由し、ディスク装置111へ配
信される。さらに、ディスク装置111に格納したデータ
は、FC9を経由し、テープライブラリ装置6に配信され
る。
【0065】図11は、本発明の第2の実施例のソフト
ウェア構成を示したものである。
【0066】バックアップ取得装置5は、NDMPデータ受
信プログラム11、バックアップ制御プログラム12を有す
る。
【0067】NAS3はNDMPデータ送信プログラム10を、バ
ックアップ管理装置4はバックアップ管理ソフトウェア1
4、NDMPデータ制御プログラム13を有する。
【0068】テープライブラリ装置6は、イニシエータ
機能101を有する。
【0069】ディスク装置111に対して、NAS3からのバ
ックアップデータを2重化する設定を行う。一方をデー
タバックアップ用ボリューム103、他方をテープライブ
ラリ装置バックアップ用ボリューム104として用いる。
【0070】バックアップ管理ソフトウェア14、NDMPデ
ータ制御プログラム13、NDMPデータ送信プログラム10、
NDMPデータ受信プログラム11の処理手順や処理方式は、
第1の実施例と同等であるのでここでは説明しない。
【0071】バックアップ制御プログラム12は、NDMPデ
ータ制御16とバックアップ制御17とリストア制御8から
なる。
【0072】NDMPデータ制御16、および、リストア制御
8の処理手順や処理方式は、第1の実施例と同等である
のでここでは説明しない。
【0073】バックアップ制御17は、ディスク装置111
へのバックアップデータの送信、ディスク装置111の操
作と管理、および、テープライブラリ装置6のイニシエ
ータ機能101の起動を行う。
【0074】イニシエータ機能101は、イニシエータ処
理102を有する。
【0075】イニシエータ処理102は、バックアップ制
御17の起動要求を受け、ディスク装置111のデータを取
得する。
【0076】図13は、バックアップ制御17の内容を示
す。
【0077】バックアップデータ待機指示81、バックア
ップ応答受理82、バックアップデータ待機処理83、NDMP
データ取得完了確認84、および、バックアップデータ送
信処理85の処理手順や処理方式は、第1の実施例と同等
であるのでここでは説明しない。ここで、NAS3からディ
スク装置111へ配信されたバックアップデータは、全て2
重化されているものとする。
【0078】イニシエータ発動処理121は、NASのデータ
をディスク装置111に書き終えた時点でテープライブラ
リ装置6に対して当該NAS用テープの指定とイニシエータ
処理発動の指示を行う。
【0079】図14は、イニシエータ処理102の内容を
示す。
【0080】イニシエータ発動指示解析処理131は、イ
ニシエータ発動処理121のテープ指定とイニシエータ発
動指示を受け、ディスク装置111から取得するデータに
対応するNAS用のテープを特定する。バックアップテー
プ準備指示132は、イニシエータ発動指示解析処理131で
特定したテープをバックアップ準備状態にする。準備完
了通知が来た場合、バックアップデータ取得処理133に
進み、バックアップ準備ができない場合、イニシエータ
処理102を終了する。バックアップデータ取得処理133
は、ディスク装置111内のテープライブラリ装置バック
アップ用ボリューム104から対象データを取得し、対応
するテープにバックアップをとる。
【0081】第2の実施例によれば、バックアップ装置
としてディスク装置111、および、イニシエータ機能を
備えたテープライブラリ装置6を用い、NASからのデータ
をディスク装置111に取得することでテープライブラリ
装置へのバックアップに比べて高速な書き込みを実行す
ることができる。
【0082】また、ディスク装置111に格納したNASのデ
ータを2重化し、バックアップ取得装置5からのバックア
ップデータ取得処理とテープライブラリ装置6へのバッ
クアップのプロセスを分け、テープライブラリ装置6に
バックアップをとることで、バックアップ取得装置5か
らディスク装置6のI/Oに依存することなく、ディスク装
置111のデータをテープライブラリ装置6にバックアップ
を実行できる。 第3の実施例 図15は、本発明の第3の実施例のシステム構成を示し
たものである。
【0083】PC1、WS2、NAS3がデータアクセス用ネット
ワーク141で接続される。また、NAS3、バックアップ管
理装置4、バックアップ取得装置5がデータバックアップ
用ネットワーク142で接続される。さらに、バックアッ
プ取得装置5、テープライブラリ装置6がFC9で接続され
る。PC1、および、WS2からのNAS3へのアクセスはデータ
アクセス用ネットワーク141を経由して行う。NAS3のバ
ックアップデータはデータバックアップ用ネットワーク
142を経由し、バックアップ取得装置5を介してFC9を経
由し、テープライブラリ装置6へ配信される。
【0084】本発明の第3の実施例は、バックアップデ
ータがデータバックアップ用ネットワーク142を経由す
る点で第1の実施例と異なるが、ソフトウェア構成、お
よび、処理方式は、第1の実施例と同等であるのでここ
では説明しない。
【0085】第3の実施例によれば、NASクライアント
からNAS3へのデータアクセス、および、NAS3のデータバ
ックアップで共用していたネットワーク7をデータアク
セス用ネットワーク141とデータバックアップ用ネット
ワーク142に分離することでバックアップ時のネットワ
ーク負荷を低減することができる。 第4の実施例 第4の実施例は、バックアップ装置としてディスク装置
を用い、バックアップ取得装置内にテープエミュレーシ
ョンソフトウェアを置き、ディスク装置を外部に対して
仮想的にテープライブラリ装置として認識させ、その制
御をバックアップ管理装置でNDMPにより行い、NASから
のバックアップデータをFC経由で取得する点で実施例1
と異なる。
【0086】図18は、本発明の第4の実施例のシステ
ム構成を示したものである。
【0087】PC1、WS2、NAS3、バックアップ管理装置
4、バックアップ取得装置5がネットワーク7で接続され
る。また、NAS3、バックアップ取得装置5、ディスク装
置111がFC9で接続される。PC1、および、WS2からのNAS3
へのアクセス、および、バックアップ管理装置4からの
バックアップ取得装置5とディスク装置111 (仮想化した
テープライブラリ装置)へのバックアップ準備は、ネッ
トワーク7を経由して行う。NAS3のバックアップデータ
はFC9を経由し、バックアップ取得装置5とディスク装置
111(仮想ライブラリ装置)へ配信される。
【0088】図16は、本発明の第4の実施例のソフト
ウェア構成を示したものである。
【0089】バックアップ取得装置5は、テープエミュ
レーションソフトウェア151を有する。
【0090】バックアップ管理装置4はバックアップ管
理ソフトウェア14、NDMPデータ制御プログラム13を有す
る。
【0091】テープエミュレーションソフトウェア151
は、ディスク装置111を外部に対して仮想的に1つ以上の
テープ装置を有するテープライブラリ装置として認識さ
せる。
【0092】図17は、本発明の第3の実施例のソフト
ウェア構成をテープエミュレーションを行い、バックア
ップ取得装置5とディスク装置111を仮想化したテープラ
イブラリ装置として示したものである。
【0093】スケジュール処理20の処理手順や処理方式
は、第1の実施例と同等であるのでここでは説明しな
い。
【0094】図19は、NDMPバックアップ管理処理19の
内容を示す。
【0095】テープハンドリング処理181は、バックア
ップを実行するNAS3に対応する仮想テープ装置を特定
し、バックアップ準備制御を行う。バックアップ要求18
2は、NASバックアップスケジュール処理20からのNAS装
置名22通知を受領し、バックアップ対象NAS3に対してND
MPプロトコルによりバックアップ要求を行う。
【0096】上記要求を受けて対象NASは、仮想テープ
ライブラリ装置へバックアップを実行する。ここで、NA
S3からのバックアップデータは、テープフォーマットで
書き込む点が第1の実施例と異なる。
【0097】第4の実施例によれば、テープエミュレー
ションソフトウェア151を用い、ディスク装置111を1つ
以上のテープライブラリ装置として仮想化して外部に認
識させ、NDMPにより制御することでバックアップ対象の
NAS3数がディスク装置数を上回った場合等でも、各NAS3
のデータとバックアップ格納先の関連付けを行い、NAS3
のデータのバックアップをディスク装置111に格納し
て、集中管理することができる。 第5の実施例 第5の実施例は、バックアップ装置としてディスク装置
を用い、バックアップ取得装置内にテープエミュレーシ
ョンソフトウェアとバックアップ装置仮想プログラムを
置き、ディスク装置を外部に対して仮想的に1つ以上の
テープ装置として認識させ、NAS1台につき1台のテープ
装置を認識させる点で実施例1と異なる。
【0098】本発明の第5の実施例のシステム構成は、
NAS3、バックアップ取得装置5、ディスク装置111がFC9
で接続される点で第3の実施例と異なるが、それ以外は
同等であるのでここでは説明しない。
【0099】図20は、本発明の第5の実施例のソフト
ウェア構成を示したものである。
【0100】バックアップ取得装置5は、テープエミュ
レーションソフトウェア151、バックアップ装置仮想プ
ログラム191を有する。
【0101】バックアップ管理装置4は、バックアップ
管理ソフトウェア14、NDMPデータ制御プログラム13を有
する。
【0102】バックアップ装置仮想プログラム191は、
テープエミュレーションソフトウェア151で、仮想的に
生成したテープライブラリ装置をさらに仮想化し、内部
の仮想テープを独立のテープ装置に見立て外部に対し、
1つ以上のテープ装置として認識させる。また、NAS1台
につき専用の仮想テープ装置1台が見えるように仮想化
している。
【0103】図21は、本発明の第5の実施例のソフト
ウェア構成をテープエミュレーションソフトウェア151
とバックアップ装置仮想プログラム191を用い、バック
アップ取得装置5とディスク装置111を仮想化した1つ以
上のテープ装置として示したものである。
【0104】スケジュール処理20の処理手順や処理方式
は、第1の実施例と同等であるのでここでは説明しな
い。
【0105】ここで、各々の仮想テープ装置は、独立し
てNASと連携しているため、独立してバックアップを行
えることから、複数のNASのバックアップ要求を同時に
実行することができる。NASは、専用の仮想テープ装置
のみを認識しているため、NAS3とテープ装置に対する排
他処理を行う必要がなくなるため、バックアップ管理装
置がバックアップ要求をする際にバックアップ対象装置
を通知する必要がない。このため、NDMPバックアップ管
理処理19は、バックアップ要求182のみを実行する。
【0106】上記要求を受けて対象NASは、仮想テープ
ライブラリ装置へバックアップを実行する。ここで、NA
S3からのバックアップデータは、テープフォーマットで
書き込む点が第1の実施例と異なる。
【0107】第5の実施例によれば、テープエミュレー
ションソフトウェア151とバックアップ装置仮想プログ
ラム191を用い、ディスク装置111を1つ以上のテープ装
置として仮想化して外部に認識させ、NAS1台につき1台
の仮想テープ装置を認識させることで、排他処理が不要
となり、さらに、複数NASのバックアップを同時に実行
することができる。
【0108】
【発明の効果】本発明の第1の実施例によれば、ネット
ワーク上の1つ以上のNASのバックアップを実施する場
合、NASバックアップデータ受信、および、NASバックア
ップデータ管理を実行するバックアップ取得装置を設置
することでバックアップ時の他のI/O要求による性能の
劣化を防ぐことができる。また、全てのバックアップ対
象のNASのデータがバックアップ取得装置配下のバック
アップ装置に格納されるため、バックアップデータの集
中管理が可能となる。
【0109】第2の実施例によれば、バックアップ装置
としてディスク装置、および、イニシエータ機能を備え
たテープライブラリ装置を用い、NASからのデータをデ
ィスク装置に取得することでテープライブラリ装置への
バックアップに比べて高速な書き込みを実行することが
できる。また、ディスク装置に格納したNASのデータを2
重化し、バックアップ取得装置からのバックアップデー
タ取得処理とテープライブラリ装置へのバックアップの
プロセスを分け、テープライブラリ装置にバックアップ
をとることで、バックアップ取得装置からディスク装置
のI/Oに依存することなく、ディスク装置のデータをテ
ープライブラリ装置6にバックアップを実行できる。
【0110】第3の実施例によれば、NASクライアント
からNASへのデータアクセス、および、NASのデータバッ
クアップで共用していたネットワークをデータアクセス
用ネットワークとデータバックアップ用ネットワークに
分離することでバックアップ時のネットワーク負荷を低
減することができる。
【0111】第4の実施例によれば、テープエミュレー
ションソフトウェアを用い、ディスク装置を1つ以上の
テープライブラリ装置として仮想化して外部に認識させ
てNDMPにより制御することで、バックアップ対象のNAS
数がディスク装置数を上回った場合等でも、各NASのデ
ータとバックアップ格納先の関連付けを行い、NASのデ
ータのバックアップをディスク装置に格納して、集中管
理することができる。第5の実施例によれば、テープエ
ミュレーションソフトウェアとバックアップ装置仮想プ
ログラムを用い、ディスク装置を1つ以上のテープ装置
として仮想化して外部に認識させ、NAS1台につき1台の
仮想テープ装置を認識させることで、排他処理が不要と
なり、さらに、複数NASのバックアップを同時に実行す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のソフトウェア構成を示
したものである。
【図2】本発明の第1, 3の実施例のシステム構成を示
したものである。
【図3】バックアップ管理ソフトウェアが管理するバッ
クアップ対象登録テーブルを示したものである。
【図4】NASバックアップスケジュール処理の内容を示
したものである。
【図5】NDMPバックアップ管理処理の内容を示したもの
である。
【図6】NDMPデータ送信処理の内容を示したものであ
る。
【図7】NDMPデータ受信処理の内容を示したものであ
る。
【図8】NDMPデータ制御の内容を示したものである。
【図9】バックアップ制御の内容を示したものである。
【図10】リストア制御の内容を示したものである。
【図11】本発明の第2の実施例のソフトウェア構成を
示したものである。
【図12】本発明の第2の実施例のシステム構成を示し
たものである。
【図13】バックアップ制御の内容を示したものであ
る。
【図14】イニシエータ処理の内容を示したものであ
る。
【図15】本発明の第3の実施例のシステム構成を示し
たものである。
【図16】本発明の第4の実施例のソフトウェア構成を
示したものである。
【図17】本発明の第4の実施例の仮想ソフトウェア構
成を示したものである。
【図18】本発明の第4の実施例のシステム構成を示し
たものである。
【図19】NDMPバックアップ管理処理の内容を示したも
のである。
【図20】本発明の第5の実施例のソフトウェア構成を
示したものである。
【図21】本発明の第5の実施例の仮想ソフトウェア構
成を示したものである。
【符号の説明】 3…NAS、4…バックアップ管理装置、5…バックアップ取
得装置、6…ディスク装置、10…NDMPデータ送信プログ
ラム、11…NDMPデータ受信プログラム、12…バックアッ
プ制御プログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 司 東京都小平市上水本町五丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 松並 直人 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 松本 純 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 坪井 俊明 東京都小平市上水本町五丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5B065 BA01 BA07 CE21 EA33 5B082 DE04 FA07 HA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークステーションやパーソナルコンピュ
    ータなどのホストとホストからデータにファイルレベル
    でのアクセスを可能にするNAS(Network Attached Stora
    ge)とバックアップ管理装置とバックアップ装置からな
    り、前記ホストのいずれかが前記バックアップ装置を配
    下に持つバックアップ取得装置であるシステムにおい
    て、前記バックアップ取得装置が前記バックアップ管理
    装置からのバックアップ指示による1つ以上の前記NASの
    データを取得し、1つ以上の前記NASのバックアップを管
    理することを特徴とするバックアップ取得装置、およ
    び、バックアップ管理方法。
  2. 【請求項2】ワークステーションやパーソナルコンピュ
    ータなどのホストとNASとバックアップ管理装置とバッ
    クアップ装置からなり、前記ホストのいずれかが前記バ
    ックアップ装置を配下に持つバックアップ取得装置であ
    るシステムにおいて、前記バックアップ装置としてディ
    スク装置、および、テープ装置を用い、前記NASからの
    バックアップデータをディスク装置に格納し、2重化し
    てこの一方を用い、前記バックアップデータを前記ディ
    スク装置からテープ装置にコピーすることを特徴とする
    バックアップ取得装置、および、バックアップ管理方
    法。
  3. 【請求項3】ワークステーションやパーソナルコンピュ
    ータなどのホストとNASとバックアップ管理装置とバッ
    クアップ装置からなり、前記ホストのいずれかが前記バ
    ックアップ装置を配下に持つバックアップ取得装置であ
    るシステムにおいて、ワークステーションやパーソナル
    コンピュータなどのホストからのNASへのアクセス用ネ
    ットワークとNASからバックアップ取得装置へのデータ
    バックアップ用ネットワークを構築し、データアクセス
    とデータバックアップのデータフローを分離し、データ
    バックアップ用ネットワーク経由で前記NASのデータを
    取得し、前記NASのバックアップを管理することを特徴
    とするバックアップ取得装置、および、バックアップ管
    理方法。
  4. 【請求項4】ワークステーションやパーソナルコンピュ
    ータなどのホストとNASとバックアップ管理装置とバッ
    クアップ装置からなり、前記ホストのいずれかが前記バ
    ックアップ装置を配下に持つバックアップ取得装置であ
    るシステムにおいて、前記バックアップ取得装置にテー
    プエミュレーションソフトウェアを置き、前記バックア
    ップ取得装置と前記バックアップ装置を外部に対して仮
    想的にテープライブラリ装置として認識させて前記バッ
    クアップ管理装置からNASバックアップ用プロトコルに
    より前記テープライブラリ装置の制御、および、前記NA
    Sへのバックアップ要求を行い、前記NASからのバックア
    ップデータを取得することを特徴とするバックアップ取
    得装置、および、バックアップ管理方法。
  5. 【請求項5】ワークステーションやパーソナルコンピュ
    ータなどのホストとNASとバックアップ管理装置とバッ
    クアップ装置からなり、前記ホストのいずれかが前記バ
    ックアップ装置を配下に持つバックアップ取得装置であ
    るシステムにおいて、前記バックアップ取得装置にテー
    プエミュレーションソフトウェアとバックアップ装置仮
    想プログラムを置き、前記バックアップ取得装置と前記
    バックアップ装置を外部に対して仮想的に1つ以上のバ
    ックアップ装置として認識させて、前記NAS1台につき専
    用の1台のバックアップ装置を認識させ、同時に1つ以上
    のの前記NASのバックアップを取得することを特徴とす
    るバックアップ取得装置、および、バックアップ管理方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200089A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Hitachi Ltd バックアップシステム、ファイルサーバ、及びバックアップ方法
WO2007105444A1 (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 医用画像管理システム
JP2009230239A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Hitachi Ltd テープ装置のデータ移行方法およびテープ管理システム

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