JP2003294895A - 電子線照射装置 - Google Patents

電子線照射装置

Info

Publication number
JP2003294895A
JP2003294895A JP2002093703A JP2002093703A JP2003294895A JP 2003294895 A JP2003294895 A JP 2003294895A JP 2002093703 A JP2002093703 A JP 2002093703A JP 2002093703 A JP2002093703 A JP 2002093703A JP 2003294895 A JP2003294895 A JP 2003294895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
foil
electron beam
irradiation
window foil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002093703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3922067B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Katayama
善裕 片山
Mutsumi Mizutani
睦 水谷
Shuichi Taniguchi
周一 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin High Voltage Co Ltd
Original Assignee
Nissin High Voltage Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin High Voltage Co Ltd filed Critical Nissin High Voltage Co Ltd
Priority to JP2002093703A priority Critical patent/JP3922067B2/ja
Publication of JP2003294895A publication Critical patent/JP2003294895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3922067B2 publication Critical patent/JP3922067B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の被処理物を効率よく電子線処理するた
め照射物に二つの開口部をもつ2ウインドウ型の装置が
作られるが、開口部を覆う幅広の金属箔が入手しにく
く、しかもピンホール検査が充分でないことがある。よ
り狭い幅の金属箔を窓箔とすることができる電子線照射
装置を与えること。 【解決手段】 1枚の窓箔によって二つの開口部を共通
に覆うのではなくて、2枚の窓箔を使い、一つの開口部
には1枚の窓箔を貼り、他の開口部には他の窓箔を貼付
け、開口部ごと独立に窓箔を取り付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は電子線照射装置の
照射窓の構造に関する。電子線照射装置は真空中で熱電
子を発生させ加速して照射窓を経て大気中へ取り出し、
搬送されてきた被処理物に電子線を照射し高分子架橋、
殺菌、塗膜硬化などの処理をするようにした装置であ
る。熱電子を発生するためにフィラメントがある。これ
はカソードになっており接地電位との間に高電圧をかけ
る高圧電源がある。高圧電源によって電子が加速されて
電子線となる。被処理物や処理の目的、用途によって加
速電圧やビーム電流が異なる。 【0002】加速電圧が5MeV〜500keVの高い
電圧の場合は加速管が長くて電子が多段の加速電極を通
過して加速されるようになっている。その場合は電子ビ
ームを細く絞りそれを左右前後に走査するようにしてい
る。そのような高圧を掛ける電子線照射装置は大型であ
って三角形の走査管をもつので走査型と呼ばれる。電子
ビームの走査は電磁コイルに交流電圧を印加して磁界を
周期的に変動させることによってビームを振ることによ
ってなされる。走査管の最下点の広い開口部が照射窓で
ある。照射窓には枠があって枠に窓箔が張ってありフラ
ンジで押さえるようになっている。窓箔の上は真空であ
り下は大気圧である。窓箔には大気圧が掛かるし電子線
が通過してゆきジュール熱が発生するからそのままでは
窓箔は過熱され破れる。それで枠や桟に冷却水を通し或
いは下から風を吹き付けて窓箔を冷却するようになって
いる。 【0003】加速電圧が100keV〜500keVの
低い電圧の場合は加速管は短くて良い。しかも一段加速
で充分である。その場合は走査をしない。それは非走査
型またはエリア型とよぶ。初めから広いビームをフィラ
メントから発生させて広がったまま照射窓まで加速して
照射窓から大気中へと取り出す。ビーム走査をしないの
で構造は簡単になる。初めから広がった電子ビームを発
生する必要があるのでカソードフィラメントに工夫があ
る。多数本の平行フィラメントに同時に通電し広い範囲
から電子ビームが直下へ向けて出るようになっている。
電子線はフィラメントから出て直進するので、フィラメ
ント電流が均一であれば電子ビームの空間密度分布が一
様になる。非走査型の場合は高い走査管が不要なので背
の低い小型の装置とすることができる。 【0004】照射窓の構造はいずれの型でも同様であり
開口部の枠に窓箔を貼付けフランジで抑えたものであ
る。窓箔はTiやAlの強靭な金属膜である。接地電位
にしなければならないから金属箔であるのは当然であ
る。厚みは12.5μmとか17.5μmとか50μm
以下の薄いものである。内部の真空を保持しなければな
らないから、窓箔と枠やフランジの間にはシール部材
(Oリング)を挟む。照射窓の枠にOリング、窓箔、窓
箔抑えフランジを重ねておきボルトをフランジから差し
込んで枠の雌螺穴にねじ込む。枠、フランジに多数のボ
ルトが規則正しく並ぶ。これを均等な力で締め付けて窓
箔を枠へ密着させる。 【0005】照射窓の下には筐体がありその内部を搬送
装置(例えば無端周回コンベヤ)が動いており、被処理
物を入口から照射窓の直下を通って出口まで自動搬送す
るようになっている。電子ビームの方向をz方向とし、
それに直交する平面をxy平面とする。搬送装置はy方
向に幅をもつコンベヤなどでありx方向に被処理物を運
ぶようにする。つまり搬送路の方向はx方向である。照
射窓はxy平面に平行である。それを電子ビームがz方
向に横切ってゆき搬送装置上の被処理物に当たる。 【0006】搬送装置は厚い金属壁(あるいはコンクリ
ート壁)をもつ筐体の内部にある。入口と出口以外は厚
く金属壁によって包囲されている。筐体の内部は大気圧
であるが、電子線がコンベヤや被処理物に当たるとX線
を発生する。X線は有害であるから金属壁をもつ筐体で
厚く囲むのである。X線は金属等に当たると二次X線を
発生し散乱される。単に照射窓直下でできた一次X線を
防げば良いというものでない。二次X線も大量に発生し
それを防ぐ必要がある。だからコンベヤの軌跡は上下に
複雑に折曲げてX線が入口や出口から外部へ出ないよう
になっている。 【0007】また空気雰囲気だとX線が酸素をオゾンに
する。オゾンは有害ガスであり外部へ漏洩してはならな
い。また被処理物に匂いが付いたりして好ましくない場
合もある。その場合はオゾンが発生しないように雰囲気
ガスを窒素ガスあるいはArガスとする。下流側から上
流側へと窒素ガスやArガス等雰囲気ガスを搬送方向と
逆方向に流すようにする。つまり下流側にガス供給口を
上流側にガス排出口を設ける。 【0008】 【従来の技術】電子線照射装置の照射窓はウインドウと
も呼ばれる。これはxy平面にある枠、窓箔、フランジ
などを含む機構であり、大気圧を真空を仕切る部分であ
る。枠を含めた横幅w(y方向)は被処理物の幅によっ
て適当なものを選ぶべきであり様々のものがある。小さ
いもので横幅wは600mm程度で良く使われる装置で
は1200mm〜1500mmが多い。大型のものは2
000mmのものもある。走査型でもエリア型でも同様
に小型のもの、大型のものがある。被処理物が大きけれ
ば大きい照射窓をもつ電子線照射装置が必要になる。 【0009】照射窓の長さuは搬送方向の寸法であるが
これは幅wよりも小さい。30mmのような狭いものも
あるし70mm〜80mmのものもある。だから幅wの
方が長さuよりも長いような矩形上の窓となる。短いほ
うの辺を長さと呼ぶのはすこしおかしいが、搬送方向を
窓の長さuということにし、それと直交する方向を幅と
よぶ。それは被処理物の幅に対応しそれにふさわしいか
らである。しかし長さと幅は混用、混同されることもあ
る。この明細書ではそのような定義を採用する。 【0010】長さuは搬送速度vと相補的な関係があ
る。搬送速度vが小さいと被処理物単位面積当たり電子
線照射量を増やせる。照射窓長さuを増やしても被処理
物単位面積当たり電子線照射量を増やすことができる。
だから搬送速度vを減らせば長さuが小さくても充分な
電子ビームを照射できる。 【0011】枠やフランジのマージンが少しあるが、開
口部の面積は大体wuということになる。窓箔の面積も
大体そのようなものでありこれに1気圧の差圧が掛か
る。広い窓箔の場合はそれは大きな張力を発生する。窓
箔には強い張力の他に電子線が通ることによる加熱もあ
る。電子線は窓箔の原子によって散乱され一部だけ透過
するが、残りの電子は窓箔に留まり運動を喪失しそのエ
ネルギーが熱になる。熱をそのままにすると窓箔は溶融
しすぐに破損する。それで前述のように水冷、風冷する
のである。 【0012】窓箔に掛かる張力は冷却しても変わらな
い。それは面積が大きい程に大きくなる。真空側には多
数の平行桟を設けて窓箔を支持し張力を緩和するように
している。桟にも冷却水を通して窓箔を冷却するように
している。 【0013】極めて大きい被処理物を効率よく処理する
にはウインドウが広い電子線照射装置を用いるべきであ
る。それでチャンバが大きくフィラメントも多数あり電
子ビーム電流が大きく照射窓が大きく搬送機構も広い電
子線照射装置が要望されることがある。幅wは被処理物
のサイズより大きい必要があり、それが2000mmと
いうものがある。販売数量は1機とかせいぜい2機とい
った程度である。その場合送り方向の寸法つまり長さu
は50mm〜70mmというのでは送り速度vを速くで
きない。そこで実効長さが100mm〜150mmとい
うものが要求される。そうなると照射窓の実効的な面積
が1800mm×150mmというような大面積にな
る。そのような広い窓箔にかかる圧力は巨大である。そ
れでそのような圧力には耐えない。 【0014】そこで窓を前後2つに分割して二つ窓のも
のが作られる。2ウインドウ型とよぶ。長さ方向に二つ
のウインドウを設けると、中間に支持部ができるので窓
箔にかかる圧力は半分以下になる。中間の支持部の分だ
け電子線が遮られて損失となるが窓箔を防護するためや
むを得ないことである。それはまだまだ数は少なくて、
1機〜2機といった程度であるが、被処理物が巨大化す
れば2ウインド型の要求も増えてくるであろう。 【0015】図1はそのようなエリア型で2ウインドウ
タイプの電子線照射装置の照射窓の部分の分解縦断面図
である。図2は照射窓の部分の平面図である。円筒形の
真空チャンバ1の直下に矩形の照射窓2がある。照射窓
2の下に1枚のTi箔からなる窓箔3があり、それを下
から窓箔抑えフランジ4で抑えるようになっている。真
空チャンバ1の内部には多数の平行のフィラメント5が
あって広い面積に渡って熱電子を発生するようになって
いる。フィラメント5は陰極で照射窓は接地電位であり
窓箔も接地電位になっている。その間で電子が加速され
広い均一の電子ビームとなる。電子ビームは照射窓の窓
箔3を通って外部へ出る。窓箔3の直下には搬送機構が
ありその上に被処理物がのって運ばれる。ここでは外部
の被処理物や搬送機構などの図示を略している。 【0016】照射窓の枠体には下面に連続して溝6が穿
たれている。溝6にはシール部材としてOリング7がは
め込まれている。Oリング7と枠体面に広い矩形状の窓
箔3を押しつけて下からボルト8を、窓箔抑えフランジ
4の通し穴9に通し、枠体の雌螺穴10にねじ込み螺合
する。窓箔抑えフランジ4と照射窓枠体、Oリング7の
間に窓箔の周辺部が強く抑えられ気密状態になる。 【0017】照射窓2は2ウインドウ型なので平行な横
枠22、22の中間に横中間枠23がある。従来の1ウ
インドウ型の場合は横中間枠がないが本発明は2ウイン
ドウ型を対象にするから横中間枠23が存在する。それ
は広い面積にかかる圧力が大きいのでそれを緩和するた
めである。これら横枠22、横中間枠23と直交して縦
枠24がある。照射窓2は日の字を薄くしたような矩形
状の枠体よりなる。枠体22、23、24の内部には冷
却水通し穴25が穿たれており、ここへ冷却水が通され
て枠体、窓箔3を冷却する。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】図1、図2の電子線照
射装置は、大型の被処理物を対象にするから広い照射窓
をもっている。当然に窓箔も広いものである。一例を述
べる。照射窓の幅wが2000mmで長さが330mm
のものを製作した。枠体の幅は、横枠22、縦枠24が
それぞれ70mmで、横中間枠が50mmである。二つ
の開口部27、27において、その幅は1860mmで
あり、長さは70mmである。窓箔は2000mm×3
30mmのものが必要である。 【0019】チタン箔についていえば330mm幅の箔
は国内会社では販売されていない。外国の会社で販売さ
れている。金属箔はロールに巻いてあるから所望のサイ
ズ(幅wに等しく)で切ればよいが、ロールの幅は33
0mm以上のものでなければならない。金属箔にはとき
にピンホールがあり、それを照射窓の窓箔として用いる
と空気がもれ真空が破れてしまう。外国会社ではピンホ
ールがないという保証をしてくれない。現状ではそうで
ある。もしもピンホールがある窓箔を照射窓に取り付け
ると真空引きできず電子線を発生できない。その場合は
窓箔を取り外して新しく別の窓箔を貼り直す必要があ
る。 【0020】日本国内の会社の製品であるとピンホール
の検査を厳密に実施しピンホールがない事の保証をして
くれるのであるが、国内会社のものはロールの幅が33
0mmというような大きいものはない。大きくても10
0mm〜120mm程度である。そのようなピンホール
がないと保証されているチタン箔を窓箔として使用した
いものである。しかし前述のように大型被処理物用のも
のは330mmもの広い幅の窓箔を必要とする。 【0021】照射窓の長さuが大きいものであってもよ
り狭い幅の金属箔を張るようにしたいものである。本発
明は大型の電子線照射装置においても国産の狭い幅の金
属箔を利用できるようにすることが目的である。 【0022】 【課題を解決するための手段】本発明は、照射窓の開口
部を二つもつ2ウインドウ型の照射窓において、二つの
開口部を別々の窓箔2枚によって覆うようにした。横中
間枠にも溝とOリングを付加し、ボルトの雌螺穴を設
け、窓箔抑えフランジにも中間フランジを設けて中間フ
ランジを横中間枠へボルトで固定するようにした。その
ようにすると約半分の大きさの金属箔を窓箔として使用
できる。ボルト穴、ボルトの数、窓箔抑えフランジの中
間抑えフランジ、中間抑えフランジの通し穴などが新た
に必要になる。1枚でなく2枚の窓箔を使うので取付の
手数は少し増えるがそれは大したことではない。そのよ
うな螺穴、工程の付加は容易なことである。二つの開口
部があってもその一つ一つに独立の金属箔を窓箔として
固定しているから、半分の寸法の窓箔を使う事ができ
る。 【0023】それなら国産のピンホールフリーであるこ
とが保証されている金属箔を利用することができる。そ
れによって高信頼性を得ることができる。国内の会社の
製品であるから入手容易である。そのような利益があ
る。 【0024】 【発明の実施の形態】図3は本発明の実施例にかかる電
子線照射装置の照射窓の断面図。図4は窓箔より下を見
た平面図である。円筒形真空チャンバ1の下部に照射窓
2があり窓箔3が張ってある。真空チャンバ1の中には
多数本平行なカソードフィラメント5が設けてある。照
射窓の枠が平行な長い横枠22、22、横中間枠23と
これらに直交する短い縦枠24よりなる。それらは従来
例と同様である。枠の内部に冷却水通し穴25があって
ここに冷却水が導かれる。 【0025】横中間枠23に新しい工夫がなされる。横
中間枠下面には2本の溝28が穿たれ両側の縦枠の溝6
と連続しており、2つの独立した周回溝となっている。
その二つの周回溝に二つのOリング29が充填されてい
る。また一連のボルトのための雌螺穴26が設けてあ
る。さらに窓箔抑えフランジ4は中間フランジ30をも
っている。中間フランジ30には通し穴31が穿ってあ
る。だから中間フランジ30をボルト32によって横中
間枠23に締結することができるようになっている。 【0026】窓箔は1枚でなくて、1つの開口部27を
覆うだけの細い窓箔33、34が2枚使われる。左窓箔
33はOリングを設けた左側の横枠22と横中間枠2
3、縦枠24に接触する。右窓箔34はOリングを設け
た右側の横枠22と横中間枠23、縦枠24に接触す
る。両者の窓箔33、34は共に窓箔抑えフランジ4に
よって四周が固定される。ボルト8によって窓箔33の
周辺部が固定される。ボルトは従来例のように外周部だ
けにあるのではなく、中間枠、中間フランジにも設けら
れる。それは窓箔が2枚になるからである。またOリン
グも従来例のように外周をめぐる一つのOリングではな
くて、2つのOリングが用いられる。Oリングを収容す
るための溝も増える。 【0027】つまり、横中間枠の溝、Oリング、ボルト
などが窓箔を2分割にしたことによって増加することに
なる。溝の穿設は容易なことである。Oリングも従来の
半分の寸法のものを使えるのでより入手しやすい。その
点はかえって有利になる。ただしボルトの数、ボルト通
し穴の数、ボルト雌螺穴の数が増えるし、そのための取
付の手間も増える。その点は不利な点である。 【0028】図5は照射窓の底面図である。窓箔抑えフ
ランジを照射窓枠体に固定するボルト列を示す。本発明
では独立の窓箔を2枚使っているから窓箔の中間部に近
い辺を抑えるために、中間フランジや中間枠へもボルト
を取り付ける必要がある。Oリングを潰すことによって
密封性を与えるが、外周部の横枠22、縦枠24ではO
リングが1重であるのに対して、横中間枠23ではOリ
ングが2重に設けられるからOリングを抑えるボルトの
単位長さ当たりの数を二倍にする必要がある。図5には
そのようなことを示した。ボルトの数は実際にはもっと
多いのであるがここでは分布が2倍であることを示せば
よいのだから数は少なくしてある。 【0029】幅が2000mmで、長さが330mmの
照射窓という前の例でいえば次のようになる。照射窓の
横枠22、22の幅が70mm、70mmで中間横枠の
幅が50mmで、縦枠24の幅が70mmとする。開口
部27、27の寸法は70mm×1860mm、70m
m×1860mmである。2枚窓箔にしてボルトを付け
るので横中間枠23を50mmでなく70mm程度に増
やしても良い。横枠、縦枠に窓箔のない部分(マージ
ン)を30mm、横中間枠に窓箔のない部分を中央に1
0mmとるとすれば、1枚の窓箔寸法は130mm×1
940mmとなる。そのような幅のチタン箔であれば国
内の会社でも製造しておりしかもピンホールの検査を厳
密に行っているから入手しやすく信頼性が高い。 【0030】そのための手間が増えるが、入手しやすい
国産の信頼性の高い金属箔を使用できるので本発明は大
型被処理物処理用の電子線照射装置をより利用し安くメ
ンテナンスの容易なものとすることができる。 【0031】 【発明の効果】広い面積をもつ被処理物を電子線処理す
るために、広い開口部を二つ有する電子線照射装置が用
いられる。広い二つのウインドウを覆うような幅の広い
チタン箔は国内会社では製造しておらず外国会社の製造
になる。本発明は広い開口部を有する2ウインド型の電
子線照射装置においてウインドウ毎に1枚の窓箔を使う
ようにしたので幅の狭い金属箔(チタン箔)を用いるこ
とができる。それなら国内会社の製造したピンホールフ
リーの金属箔を用いる事ができる。信頼性の高い金属箔
が入手しやすいのでより使用しやすくメンテナンスの容
易な装置となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】2つの開口部に1枚の広い窓箔を共通に張り付
けた照射窓をもつ従来例にかかる2ウインドウ型電子線
照射装置の照射窓の近傍の縦断面図。 【図2】2つの開口部に1枚の広い窓箔を張り付けた照
射窓をもつ従来例にかかる2ウインドウ型電子線照射装
置の照射窓の部分の窓箔より下を見た平面図。 【図3】2つの開口部に2枚の窓箔を独立に張り付けた
照射窓をもつ本発明にかかる2ウインドウ型電子線照射
装置の照射窓の近傍の縦断面図。 【図4】2つの開口部に2枚の窓箔を独立に張り付けた
照射窓をもつ本発明にかかる2ウインドウ型電子線照射
装置の照射窓の窓箔より下を見た平面図。 【図5】本発明において中間フランジ、横中間枠に設け
るボルトは、Oリングを等しい力で抑え潰すため、外周
部の縦枠や横枠の2倍の密度で設けることを示す照射窓
の底面図。 【符号の説明】 1 真空チャンバ 2 照射窓 3 窓箔 4 窓箔抑えフランジ 5 フィラメント 6 溝 7 Oリング 8 ボルト 9 通し穴 10 雌螺穴 22 横枠 23 横中間枠 24 縦枠 25 冷却水通し穴 27 開口部 28 溝 29 Oリング 30 中間フランジ 31 通し穴 32 ボルト 33 窓箔 34 窓箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 周一 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地日新 ハイボルテージ株式会社内 Fターム(参考) 4C058 AA01 BB06 KK01 KK50 4G075 AA01 AA30 AA32 BA10 CA39 DA02 EB01 EB31 EE12 EE31 FB02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 真空中で熱電子を発生させ加速して照射
    窓を通し大気中へ取り出し搬送されてきた被処理物に電
    子線を照射するようにした電子線照射装置において、照
    射窓が搬送方向に分割された二つの開口部を有する2ウ
    インドウ型であって、2つの開口部を1枚の窓箔で共通
    に覆うのではなくて、それぞれの開口部にほぼ開口部の
    寸法をもつ窓箔を独立に張り付けたことを特徴とする電
    子線照射装置。
JP2002093703A 2002-03-29 2002-03-29 電子線照射装置 Expired - Lifetime JP3922067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002093703A JP3922067B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 電子線照射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002093703A JP3922067B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 電子線照射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003294895A true JP2003294895A (ja) 2003-10-15
JP3922067B2 JP3922067B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=29238037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002093703A Expired - Lifetime JP3922067B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 電子線照射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3922067B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532899A (ja) * 2004-04-13 2007-11-15 テレダイン・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 高エネルギー電子用の改良型ソース
WO2007135811A1 (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Hamamatsu Photonics K.K. X線管及びそれを用いたx線照射装置
JP2008082919A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Japan Ae Power Systems Corp 電子線照射装置
JP2011027541A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Hamamatsu Photonics Kk 電子線照射装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532899A (ja) * 2004-04-13 2007-11-15 テレダイン・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 高エネルギー電子用の改良型ソース
WO2007135811A1 (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Hamamatsu Photonics K.K. X線管及びそれを用いたx線照射装置
JP2007311185A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Hamamatsu Photonics Kk X線管及びそれを用いたx線照射装置
TWI416574B (zh) * 2006-05-18 2013-11-21 Hamamatsu Photonics Kk X-ray tube and the use of this X-ray irradiation device
KR101396026B1 (ko) 2006-05-18 2014-05-16 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 X선관 및 그것을 이용한 x선 조사장치
JP2008082919A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Japan Ae Power Systems Corp 電子線照射装置
JP2011027541A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Hamamatsu Photonics Kk 電子線照射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3922067B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5413760A (en) Plasma sterilizer and method
JP5571751B2 (ja) 大面積x線源を使用した汚染除去・滅菌システム
US5115166A (en) Plasma sterilizer and method
US6113851A (en) Apparatus and process for dry sterilization of medical and dental devices and materials
US5413758A (en) Apparatus for plasma sterilizing with pulsed antimicrobial agent treatment
Boudam et al. Bacterial spore inactivation by atmospheric-pressure plasmas in the presence or absence of UV photons as obtained with the same gas mixture
US5413759A (en) Plasma sterilizer and method
US4931261A (en) Apparatus for dry sterilization of medical devices and materials
US5650693A (en) Plasma sterilizer apparatus using a non-flammable mixture of hydrogen and oxygen
US4917586A (en) Process for dry sterilization of medical devices and materials
EP0885142B1 (en) Method for sterilizing flowable product packages
US20040045806A1 (en) Method and device for treating the surfaces of items
EP0547105A1 (en) PLASMA STERILIZATION PROCESS BY CYCLES.
AU1485388A (en) Process for dry sterilization of medical devices and materials
US5472664A (en) Plasma gas mixture for sterilizer and method
US5593649A (en) Canister with plasma gas mixture for sterilizer
KR100670714B1 (ko) 표면 화학 처리를 위한 전자빔 플라즈마 형성
CA2477546A1 (en) Method and apparatus for destroying microbial contamination of mail and paper currency
JP2003294895A (ja) 電子線照射装置
US2887583A (en) Electron accelerator for irradiation
US11901153B2 (en) X-ray machine
US4959550A (en) Automatic exchanger of an electron beam irradiator for window foil
JP2010008387A (ja) 電子線照射装置
JP5672696B2 (ja) 開口容器用電子線照射装置
JP4021875B2 (ja) 電離性放射線照射装置及び電離性放射線照射方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3922067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term