JP2003294785A - 加速度センサの動的線形性計測方法及び装置 - Google Patents
加速度センサの動的線形性計測方法及び装置Info
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Abstract
加速度センサについて、一般的に産業分野で利用されて
いる加速度値から、さらに特殊な分野で必要な10 6m/s2
程度迄の広い加速度範囲において、動的線形性を正確且
つ容易に計測し、校正できるようにする。 【解決手段】 金属棒の一端部に二重発射管から同心円
上の2個の飛翔体を単独に、及び同時に又は所定時間間
隔で衝突させて金属棒内に弾性波パルスを発生させる。
各飛翔体の衝突で発生した弾性波パルスが金属棒の他端
部に到達したときに生じる端面の運動加速度を、加速度
センサで計測し、また、前記端面の運動をレーザ干渉計
で計測し、或いは金属棒側面に設けた歪ゲージで計測
し、計測信号を演算し、また適宜補正を行う。その演算
結果と加速度センサの計測値とを時間領域及び周波数領
域で比較することにより加速度センサの動的線形性を求
める。
Description
安全、ロボット、輸送機器、原子力発電関連諸機器、船
舶、宇宙航空機器、マイクロ運動デバイス等の、運動の
計測が必要不可欠な分野において用いる、加速度を計測
する方法及び装置に関する。
ト、輸送機器、原子力発電関連諸機器、船舶、宇宙航空
機器、マイクロ運動デバイス等の、運動の計測が必要不
可欠な分野においては加速度センサが用いられている。
このような加速度センサによる正確な計測を維持するた
めにはその加速度センサの定期的な校正が必要となる。
その校正に際して、従来最も信頼性が高い方法として、
振動台に加速度センサを固定し、該振動台の運動をレー
ザ干渉計で計測し、その計測値と該振動台に固定した加
速度センサの出力値とを比較することが行われている。
うな従来の加速度の校正技術においては、産業界が必要
とする加速度レベル、周波数範囲における動的線形性の
測定に関しては未だその技術が確立されておらず、した
がってその技術の国際規格は未だに定められていないの
が実状である。
度センサが存在する。この圧電加速度センサにおいて
は、非常に高い衝撃加速度まで計測できる特徴があり、
その製品が市場に出て利用されている。しかしながら、
このような圧電加速度センサにおいても、動的計測で非
常に重要な要素である動的線形性を計測する手法は提案
すらされておらず、したがって106m/s2程度の高い
加速度レベル迄、実際に動的線形性が成立するのかは全
く知られておらず、その点でこのセンサの信頼性が不十
分である。
在するが、地震の計測のような低周波数での加速度計測
では、振動台の寄生横揺れ振動の影響を評価する必要が
あるにもかかわらず、その評価が困難であり、同時に直
線性の高い低周波数振動を実現することも困難であるこ
とから、直流分から加速度を計測できる加速度センサ
は、いまだに静的な校正しかなされていない。
な分野で利用されている加速度センサについて、その分
野で一般的に利用されている加速度値から、更に106
m/s 2程度迄の広い加速度範囲において、この加速度セ
ンサの動的線形性を正確且つ容易に計測し、加速度セン
サの校正を容易に行うことができるようにした加速度セ
ンサの校正方法及びその方法を実施する装置を提供する
ことを目的とする。
に記載する基本的な考え方により解決したものである。
即ち、一般に計測技術分野においては線形性が成り立た
なければ、正確な計測は成り立たない。動的計測におい
ても線形性は重要であるが、ゲインおよび位相に関して
動的線形性を確かめることは一般に容易ではない。しか
し、一般的定義としては、動的線形性は、入力信号x
(t)に対する出力信号をX(t)をとして、入力信号y(t)
に対する出力信号をY(t)とするとき、任意定数a、b
を用いて、入力信号a・x(t)+b・y(t)に対する出力
信号がa・X(t)+b・Y(t)となれば、動的線形性が成
立する。
り付け、棒の端面に内側発射管から発射される内側飛翔
体を衝突させることによって発生した弾性波パルスがも
う一方の端面に到達したときに生じる端面の運動加速度
即ち加速度センサへの入力加速度信号ain,1(t)と加速
度センサの出力aout・1(t)を求める。次に、棒の端面
に外側発射管から発射される外側飛翔体を衝突させるこ
とによって発生した弾性波パルスがもう一方の端面に到
達したときに生じる端面の運動加速度すなわち加速度セ
ンサへの入力加速度信号ain,2(t)と加速度センサの出
力aout・2(t)を求める。
属棒に衝突させた時に、加速度センサへの入力信号とし
て作用する加速度信号は、弾性波の線形性から、a
in,1(t)+ain,2(t)となる。この時に加速度センサの
出力信号をaout(t)とする。線形性が成立するとすれ
ば、出力信号は、aout・1(t)+aout・2(t)となるか
ら、この信号と、aout(t)を周波数領域あるいは時間領
域で比較することによって、加速度センサの動的線形性
をゲイン、位相に関して計測するという方法及びその方
法を実施する装置とする。上記飛翔体が同時に発射され
る時の内側発射管からの飛翔体および外側発射管からの
飛翔体は、それぞれ単独で発射される場合と同一形状で
あり、かつ発射圧力、発射管の内部での初期位置などが
同一条件でなければならない。
請求の範囲に記載した構成を備えるものであり、請求項
1に係る発明は、金属棒の一端部に二重の発射管から同
心円上に配置した2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛
翔体を同時に或いは所定時間間隔で衝突させて該金属棒
内に弾性波パルスを発生させ、前記各飛翔体の衝突によ
って発生した弾性波パルスが前記金属棒の他端部に到達
したときに生じる端面の運動加速度を、該他端部に設け
た加速度センサで前記端面の運動加速度を計測し、前記
端面の運動加速度を、該端面の運動速度を計測する光学
測定器の信号を演算して求め、前記加速度センサの加速
度出力信号と、前記光学測定器で計測し演算した運動加
速度とを時間領域及び周波数領域で比較することにより
加速度センサの動的線形性を求めることを特徴とする加
速度センサの動的線形性計測方法としたものである。
端部に二重の発射管から同心円上に配置した2個の飛翔
体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間
間隔で衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生さ
せ、前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルス
が前記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運
動加速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面
の運動加速度を各々計測し、前記金属棒側面に設けた歪
ゲージによって前記飛翔体の衝突により生じた弾性波パ
ルスの歪みを各々計測し、前記加速度センサの出力信号
と、前記歪ゲージの計測信号とを時間領域及び周波数領
域で比較することにより加速度センサの動的線形性を求
めることを特徴とする加速度センサの動的線形性計測方
法としたものである。
端部に二重の発射管から同心円上に配置した2個の飛翔
体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間
間隔で衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生さ
せ、前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルス
が前記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運
動加速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面
の運動加速度を計測し、前記金属棒側面に軸線方向複数
箇所に設けた歪ゲージの信号によって各歪ゲージの代表
位置における前記飛翔体の衝突により生じた弾性波パル
スの歪みを各々計測し、前記加速度センサの出力信号
と、前記歪ゲージの出力信号とを時間領域及び周波数領
域で比較することにより加速度センサの動的線形性を求
めることを特徴とする加速度センサの動的線形性計測方
法としたものである。
端部に二重の発射管から同心円上に配置した2個の飛翔
体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間
間隔で衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生さ
せ、前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルス
が前記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運
動加速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面
の運動加速度を計測し、前記金属棒側面に設けた歪ゲー
ジによって前記飛翔体の衝突により生じた弾性波パルス
の歪みを各々計測し、前記歪ゲージの計測信号に対して
弾性波パルスの伝播理論によって波動の分散、減衰に応
じた補正演算を行い、前記加速度センサの出力信号と、
前記歪ゲージからの前記補正演算した加速度信号とを時
間領域及び周波数領域で比較することにより加速度セン
サの動的線形性を求めることを特徴とする加速度センサ
の動的線形性計測方法としたものである。
端部に二重の発射管から同心円上に配置した2個の飛翔
体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間
間隔で衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生さ
せ、前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルス
が前記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運
動加速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面
の運動加速度を計測し、前記金属棒側面に軸線方向複数
箇所に設けた歪ゲージの信号によって各歪ゲージの代表
位置における前記飛翔体の衝突により生じた弾性波パル
スの歪みを各々計測し、前記歪ゲージの計測信号に対し
て弾性波パルスの伝播理論によって波動の分散、減衰に
応じた補正演算を行い、前記加速度センサの出力信号
と、前記歪ゲージからの前記補正演算した信号とを時間
領域及び周波数領域で比較することにより加速度センサ
の動的線形性を求めることを特徴とする加速度センサの
動的線形性計測方法としたものである。
端部に二重の発射管から同心円上に配置した2個の飛翔
体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間
間隔で衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生さ
せ、前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルス
が前記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運
動加速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面
の運動加速度を各々計測し、前記金属棒側面に設けた歪
ゲージによって前記飛翔体の衝突により生じた弾性波パ
ルスの歪みを各々計測し、前記端面の運動を計測する光
学測定器の信号により、前記歪ゲージの計測信号に対し
て弾性波パルスの伝播理論によって波動の分散、減衰に
応じた補正演算を行い、前記加速度センサの出力信号
と、前記歪ゲージからの前記補正演算した加速度信号と
を時間領域及び周波数領域で比較することにより加速度
センサの動的線形性を求めることを特徴とする加速度セ
ンサの動的線形性計測方法としたものである。
端部に二重の発射管から同心円上に配置した2個の飛翔
体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間
間隔で衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生さ
せ、前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルス
が前記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運
動加速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面
の運動加速度を計測し、前記金属棒側面に軸線方向複数
箇所に設けた歪ゲージの信号によって各歪ゲージの代表
位置における前記飛翔体の衝突により生じた弾性波パル
スの歪みを各々計測し、前記端面の運動を計測する光学
測定器の信号により、前記歪ゲージの計測信号に対して
弾性波パルスの伝播理論によって波動の分散、減衰に応
じた補正演算を行い、前記加速度センサの出力信号と、
前記歪ゲージからの前記補正演算した信号とを時間領域
及び周波数領域で比較することにより加速度センサの動
的線形性を求めることを特徴とする加速度センサの動的
線形性計測方法としたものである。
ジを前記金属棒の一端面から同一距離の円周上に複数設
け、各歪ゲージの出力信号を用いることを特徴とする請
求項2乃至7のいずれか一つに記載の加速度センサの動
的線形性計測方法としたものである。
向複数箇所に設けた歪ゲージを、各箇所において前記金
属棒の一端面から同一距離の円周上に各々複数設け、各
歪ゲージの出力信号を用いることを特徴とする請求項3
または請求項7記載の加速度センサの動的線形性計測方
法としたものである。
機器はレーザ干渉計であることを特徴とする請求項1、
6、7のいずれか一つに記載の加速度センサの動的線形
性計測方法としたものである。
射管から同心円上に配置した2個の飛翔体を各々単独
に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間間隔で金属棒
の一端部に衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生
させる発射装置と、前記各飛翔体の衝突によって発生し
た弾性波パルスが前記金属棒の他端部に到達したときに
生じる端面の運動加速度を計測する加速度センサと、前
記端面の運動速度を計測し運動加速度として演算する光
学測定器と、前記加速度センサの出力信号と、前記光学
測定器で計測し演算した運動加速度とを時間領域及び周
波数領域で比較する比較手段とを備えたことを特徴とす
る加速度センサの動的線形性計測装置としたものであ
る。
射管から同心円上に配置した2個の飛翔体を各々単独
に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間間隔で金属棒
の一端部に衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生
させる発射装置と、前記各飛翔体の衝突によって発生し
た弾性波パルスが前記金属棒の他端部に到達したときに
生じる端面の運動加速度を計測する加速度センサと、前
記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に設け
た歪ゲージと、前記加速度センサの出力信号と、前記歪
ゲージの計測信号とを時間領域及び周波数領域で比較す
る比較手段とを備えたことを特徴とする加速度センサの
動的線形性計測装置としたものである。
射管から同心円上に配置した2個の飛翔体を各々単独
に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間間隔で金属棒
の一端部に衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生
させる発射装置と、前記各飛翔体の衝突によって発生し
た弾性波パルスが前記金属棒の他端部に到達したときに
生じる端面の運動加速度を計測する加速度センサと、前
記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に対し
軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージと、前記加速度セン
サの出力信号と、前記各歪ゲージの代表位置における前
記飛翔体の衝突により生じた弾性波パルスの歪計測信号
とを時間領域及び周波数領域で比較する比較手段とを備
えたことを特徴とする加速度センサの動的線形性計測装
置としたものである。
射管から同心円上に配置した2個の飛翔体を各々単独
に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間間隔で金属棒
の一端部に衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生
させる発射装置と、前記各飛翔体の衝突によって発生し
た弾性波パルスが前記金属棒の他端部に到達したときに
生じる端面の運動加速度を計測する加速度センサと、前
記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に設け
た歪ゲージと、前記歪ゲージの計測信号に対して弾性波
パルスの伝播理論によって波動の分散、減衰に応じた補
正演算を行う演算手段と、前記加速度センサの出力信号
と、前記歪ゲージからの前記補正演算した信号とを時間
領域及び周波数領域で比較する比較手段とを備えたこと
を特徴とする加速度センサの動的線形性計測装置とした
ものである。
射管から同心円上に配置した2個の飛翔体を各々単独
に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間間隔で金属棒
の一端部に衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生
させる発射装置と、前記各飛翔体の衝突によって発生し
た弾性波パルスが前記金属棒の他端部に到達したときに
生じる端面の運動加速度を計測する加速度センサと、前
記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に対し
軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージと、前記歪ゲージの
計測信号により代表位置の計測信号を求め、該代表位置
の計測信号に対して弾性波パルスの伝播理論によって波
動の分散、減衰に応じた補正演算を行う演算手段と、前
記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージの計測信号
に基づく前記補正演算した信号とを時間領域及び周波数
領域で比較する比較手段とを備えたことを特徴とする加
速度センサの動的線形性計測装置としたものである。
射管から同心円上に配置した2個の飛翔体を各々単独
に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間間隔で金属棒
の一端部に衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生
させる発射装置と、前記各飛翔体の衝突によって発生し
た弾性波パルスが前記金属棒の他端部に到達したときに
生じる端面の運動加速度を計測する加速度センサと、前
記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に設け
た歪ゲージと、前記端面の運動を計測する光学測定器
と、前記光学測定器の信号により前記歪ゲージの計測信
号に対して弾性波パルスの伝播理論によって波動の分
散、減衰に応じた補正演算を行う演算手段と、記加速度
センサの出力信号と、前記歪ゲージのからの前記補正演
算した信号とを時間領域及び周波数領域で比較する比較
手段とを備えたことを特徴とする加速度センサの動的線
形性計測装置としたものである。
ージを前記金属棒の一端面から同一距離の円周上に複数
設け、各歪ゲージの出力信号を用いることを特徴とする
請求項12、14、16のいずれか一つに記載の加速度
センサの動的線形性計測装置としたものである。
測定器の信号により前記歪ゲージの計測信号に対して弾
性波パルスの伝播理論によって波動の分散、減衰に応じ
た補正演算を行う際には、金属棒に前記加速度センサを
取り付けない状態で行うことを特徴とする請求項16ま
たは17記載の加速度センサの動的線形性計測装置とし
たものである。
射管から同心円上に配置した2個の飛翔体を各々単独
に、及び両飛翔体を同時に或いは所定時間間隔で金属棒
の一端部に衝突させて該金属棒内に弾性波パルスを発生
させる発射装置と、前記各飛翔体の衝突によって発生し
た弾性波パルスが前記金属棒の他端部に到達したときに
生じる端面の運動加速度を計測する加速度センサと、前
記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に対し
軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージと、前記端面の運動
を計測する光学測定器と、前記光学測定器の信号により
前記各歪ゲージの代表位置における前記飛翔体の衝突に
より生じた弾性波パルスの歪計測信号に対して弾性波パ
ルスの伝播理論によって波動の分散、減衰に応じた補正
演算を行う演算手段と、前記加速度センサの出力信号
と、前記歪ゲージからの前記補正演算した信号とを時間
領域及び周波数領域で比較する比較手段とを備えたこと
を特徴とする加速度センサの動的線形性計測装置とした
ものである。
方向複数箇所に設けた歪ゲージを、各箇所において前記
金属棒の一端面から同一距離の円周上に各々複数設けた
ことを特徴とする請求項13または請求項19記載の加
速度センサの動的線形性計測装置としたものである。
測定器はレーザ干渉計であることを特徴とする請求項1
1、16、19、20のいずれか一つに記載の加速度セ
ンサの動的線形性計測装置としたものである。
測定器の信号により前記各歪ゲージの代表位置における
前記運動加速度により生じた歪計測信号に対して弾性波
パルスの伝播理論によって波動の分散、減衰に応じた補
正演算を行う際には、前記金属棒に加速度センサを取り
付けて行うことを特徴とする請求項19乃至21のいず
れか一つに記載の加速度センサの動的線形性計測装置と
したものである。
体が異なる材料の積層構造をもつことを特徴とする請求
項11乃至22のいずれか一つに記載の加速度センサの
動的線形性計測装置としたものである。
装置は、内側発射管、外側発射管各々を多重発射管とす
ることにより、外側発射管、及び内側発射管から発射さ
れる飛翔体を多重化し、各々において飛翔体の発射の位
相を制御することによって、金属棒内部に発生する弾性
波の周波数帯域を狭帯域化することを特徴とする請求項
11乃至22のいずれか一つに記載の加速度センサの動
的線形性計測装置としたものである。
棒中の弾性波伝播の理論よって、歪ゲージ出力信号から
端面に入射する弾性波パルスの過渡歪信号を求める際
に、スカラクの解析解の少なくとも1次の項を用いるこ
とを特徴とする請求項12乃至22のいずれか一つに記
載の加速度センサの動的線形性計測装置としたものであ
る。
棒中の弾性波伝播の理論よって、歪ゲージ出力信号から
端面に入射する弾性波パルスの過渡歪信号を求める際
に、スカラクの解析解の高次の項迄を用いることを特徴
とする請求項12乃至22のいずれか一つに記載の加速
度センサの動的線形性計測装置としたものである。
面の運動加速度計測、運動速度計測結果或いは歪ゲージ
計測、波動伝播理論から導かれる加速度センサ入力加速
度信号と加速度センサの出力信号を、周波数領域で比較
することにより加速度センサの動的線形性を計測するこ
とを特徴とする請求項11乃至22のいずれか一つに記
載の加速度センサの動的線形性計測装置としたものであ
る。
の飛翔体の金属棒に対する衝突時刻の差を、第1の飛翔
体が金属棒に衝突したときに発生する加速度センサへの
入力過渡加速度信号と、第2の飛翔体が金属棒に衝突し
たときに発生する加速度センサへの入力過渡加速度信号
とが、両飛翔体を同時に発射したときに発生する加速度
センサへの入力過渡加速度信号を最も良く適合するパラ
メータとして求め、各飛翔体をそれぞれ単独で発射した
ときに得られる加速度センサの出力信号、両飛翔体を所
定時間差で発射した時に得られる加速度センサの出力信
号から加速度センサの動的線形性を計測する動的線形性
演算手段を備えたことを特徴とする請求項11乃至22
のいずれか一つに記載の加速度センサの動的線形性計測
装置としたものである。
棒軸を軸線方向への剛性運動を拘束しないような点接触
による支持手段により、水平に支持したことを特徴とす
る請求項11乃至22のいずれか一つに記載の加速度セ
ンサの動的線形性計測装置としたものである。
体の発射装置は、前記金属棒端面に金属球を接触させ、
前記二重の発射管から同心円上に配置した2個の飛翔体
を、該金属球に対して発射時期を精密に制御して発射さ
せ、金属棒内部に弾性波パルスを発生させることを特徴
とする請求項11乃至22のいずれか一つに記載の加速
度センサの動的線形性計測装置としたものである。
散、波動の減衰、音速値の不確かさ、加速度センサの質
量、ゲージの周波数応答などを補正する補正関数と、ゲ
ージが貼り付けられた金属棒とを、個別の加速度センサ
に対応するために必要不可欠な交換部品セットとするこ
とを特徴とする請求項12乃至22のいずれか一つに記
載の加速度センサの動的線形性計測装置としたものであ
る。
することができるが、図1に示す実施例においては、金
属棒1の第1端面2に後述するような飛翔体3を衝突さ
せて衝撃を加え、内部に弾性波パルスを発生させるもの
であり、中心発射管4、外側発射管5の二重の多重発射
管7を用い、この多重発射管7から内外2個の多重の飛
翔体3を発射させる。図示実施例では中心発射管4の内
部から略円筒状の内側飛翔体8を内側発射装置9によ
り、また中心発射管4と外側発射管5との間の環状空間
から環状の外側飛翔体10を外側発射装置11により各
々独立して発射できるようにしている。この発射の状態
はレーザ光源27からのレーザを金属棒1の前方におい
て、2本間隔を設けて照射し、このレーザ光を遮る状態
を受光素子28、28で検出し、その時間差をカウンタ
29によって計測し、そのデータをパソコン26に入力
して検出することができる。
御装置15により第1弁16を解放し、第1高圧空気源
17からの高圧空気を内側発射装置9に供給することに
より、内側発射管4内の内側飛翔体8を金属棒1の第1
端面2に向けて発射させる。内側飛翔体8が金属棒1の
第1端面2に衝突すると、金属棒1内には衝撃加速度の
弾性波が発生して金属棒1内を伝播する。また、弁開閉
制御装置15により前記第1弁16の解放後の所定時間
後に第2弁18を解放し、第2高圧空気源19からの高
圧空気を外側発射装置11に供給することにより、中心
発射管4と外側発射管5との間に配置した環状の外側飛
翔体10を金属棒1の第1端面2に向けて発射させる。
外側飛翔体10が金属棒1の第1端面2に衝突すると、
金属棒1内には前記と同様の衝撃加速度の弾性波が前記
第1飛翔体8の衝突による弾性波の発生に対して時間遅
れで発生し金属棒1内を伝播する。
撃加速度の弾性波により、金属棒1内には合成衝撃加速
度の波形が生じることとなり、この波形が金属棒1の第
2端面22に対して伝播する。このように、飛翔体を複
数用い、各飛翔体の発射時期を任意に設定することによ
り、重ね合わせの原理により全体として所定の継続時間
の衝撃加速度波形を発生することが可能となる。
との接触面、または各飛翔体の外周面には潤滑処理、或
いは低摩擦係数化する表面処理層を設けることが好まし
い。また、個々の飛翔体の発射により金属棒1内部に発
生する弾性波パルスの周波数帯域を狭くするために、飛
翔体先端部に高分子材料、プラスティックス、木材など
を取り付けても良い。その際には、飛翔体本体部が金
属、高分子材料、あるいはプラスティックス、木材など
異なる材料との積層構造をもつような多重飛翔体を用い
ても良い。
て発生した弾性波パルスは、金属棒1内部を伝播しても
う一方の第2端面22に到達して反射する。反射の過程
で発生する端面に垂直な方向の衝撃加速度が、その端面
に取りつけた校正対象である加速度センサ23への入力
となる。また、衝撃加速度の精密な測定は歪ゲージ2
5、またはレーザ干渉計24により、更には必要に応じ
て両方を用いることにより測定し、加速度センサ23の
計測値と比較を行う。
に貼り付けた歪ゲージ25を用いる際には、歪ゲージ2
5を単体で実施することができるが、金属棒の軸線方向
に一列に複数配置しても良く、この列を更に複数列配置
しても良い。図1に示す例においては、第1端面2から
1列に、L1、L2、LNずつ離れてN個配置し、これ
を3列配置した例を示している。複数個の歪ゲージを用
いる際には、各ゲージの出力信号を演算装置としてのパ
ソコン26に入れ、これを信号処理して代表位置でのゲ
ージ出力の周波数特性を求め、予め求めておいた補正関
数を用いてレーザ干渉計24で計測した結果と同等の結
果が得られるようにする。なお、上記実施例において
は、レーザ干渉計24と歪ゲージ25を用いた例を示し
ているが、いずれか片方のみでも本発明を実施すること
ができる。
実施することができるが、入力加速度をレーザ干渉計に
よる速度の計測から求めて、加速度センサの動的線形性
を計測する場合は、以下のような手法により、また以下
のような理論によって行われれる。即ち、発射管から発
射された飛翔体が、金属棒端面に衝突して発生した弾性
波パルスが加速度センサを取り付けた端面に到達して反
射するときに発生する時間(t)の関数としての衝撃的
加速度(a(t))は、金属棒内部の縦波弾性波速度
(C)と端面での入射弾性波パルスのひずみ(ε(t))
とによって、以下の式で表される。なお、・は時間に関
する微分を表す。
る場合に端面に発生する加速度と入射弾性波パルスのひ
ずみを、それぞれain,1(t)、εin,1(t)とする。外側発
射管から飛翔体が発射される場合に端面に発生する加速
度と入射弾性波パルスのひずみを、それぞれa
in,2(t)、εin,2(t)、とすると以下の式が成立する。
速度であるから、内側発射体と外側発射体によりそれぞ
れ発生する端面の運動速度をvin,1(t)、vin,2(t)とす
ると以下の数式が成立する。
場合、外側飛翔体を単独で発射した場合、また、内側飛
翔体と外側飛翔体を同時に、且つ前記単独で発射したと
きと同一の条件で発射した場合の各レーザ干渉計で計測
する端面の運動速度を、それぞれvin,L,1(t)、v
in,L,2(t)、vin,L,1+2(t)とすると以下の式が成立す
る。
れの場合で、aout,L,1(t)、aout, L,2(t)、a
out,L,1+2(t)とすると、下記の(1.9)式が成立する
範囲内で、(1.10) 式が成立する周波数範囲、加
速度範囲を明らかにすることにより加速度センサの動的
線形性を計測することができる。
時でない場合には、その時間差をΔtとすると、次の
(1.11)式が成立する周波数範囲、加速度範囲を明
らかにすることにより加速度センサの動的線形性を計測
することができる。
意の距離に1個設け、或いはそれと同じ距離の円周上に
複数設け、その計測信号をそのまま用いて、加速度セン
サの動的線形性を計測する場合は、以下のような手法に
より、また以下のような理論によって行われれる。即
ち、図1に示す装置の例において、飛翔体の衝突する端
面から距離L1に貼ってある歪ゲージの出力信号につい
て、内側飛翔体を単独で発射した場合、外側飛翔体を単
独で発射した場合、また、内側飛翔体と外側飛翔体を同
時に、且つ前記単独で発射したときと同一の条件で発射
した場合の各々について、εL1,out,1(t)、ε
L1,out,2(t)、εL1,out,1+2(t)とする。この場合、ひず
みゲージの周波数応答特性、弾性波の分散、減衰、音速
値の不確かさなどを考慮しないので、ゲージの出力信号
である歪みがそのまま加速度センサ取り付け面への入射
弾性波パルスの歪みになるとみなす。
L1,out,1+2(t)に対応する加速度センサの出力信号を、
aL1,out,1(t)、aL1,out,2(t)、aL1,out,1+2(t)とす
れば、(2.1)式が成立する範囲内で、(2.2)式
が成立する周波数範囲、加速度範囲を明らかにすること
により加速度センサの動的線形性の計測を行うことがで
きる。
時でない場合には、その時間差をΔtとすると、次の
(2.3)式が成立する周波数範囲、加速度範囲を明ら
かにすることにより加速度センサの動的線形性を計測す
ることができる。
軸線方向に沿って複数個設け、各歪ゲージの出力をその
まま用いて、加速度センサの動的線形性を計測する場合
は、以下のような手法により、また以下のような理論に
よって行われる。即ち、図1に示す装置の例において、
金属棒の軸方向に複数個設ける歪ゲージは、金属棒の衝
撃端面である第1端面から、Ln(n=1・・・N)だ
け離れた位置に貼られているとする。また、棒の軸方向
の複数位置に貼り付けたゲージの代表位置をL 1とす
る。この場合、各Ln(n=1・・・N)位置におい
て、加速度センサを取りつけた端面への入射波と、反射
波は分離して観察されなければならない。
れた丸棒断面での弾性波パルスの歪みは、平面波となる
ため衝撃端面からの距離zと時間t(t=0で飛翔体の
衝突が始まるとする)で解析的に表すことが可能であ
る。そこで、平面波としての丸棒内部のひずみ(ε(z,
t))を次式で表すことにする。
(スカラク(Skalak)の解、級数展開の第一項目)
ために、以下の手順を取る。位置L n(n=1・・・
N)における複数個のゲージ出力の断面での平均値を、
εLn(t)(t=0は衝突開始時間)とする。波動伝播
に時間がかかり、位置Ln(n=1・・・N)における
ひずみゲージの出力信号は同相ではないので、以下の手
順により前記(3.3)式を用いて代表位置L1に貼っ
てあるゲージの出力と等価な出力に変換することができ
る。
って、代表位置における弾性波パルスの歪みεr(L1,
t)は以下の式で表される。
号の加算平均を計算することにより、ノイズの影響を減
らし微小動的歪の計測が可能になる。上記の態様におい
ては、代表位置から加速度センサ取りつけ端面までの弾
性波パルスの伝播による弾性波動の分散、減衰などは考
慮しない。歪ゲージの動特性を考慮した補正も行わな
い。そこで、内側飛翔体を単独で発射した場合、外側飛
翔体を単独で発射した場合、また、内側飛翔体と外側飛
翔体を同時に、且つ前記単独で発射したときと同一の条
件で発射した場合の各々について、代表位置における代
表ひずみ信号を、εr,1(L1,t) 、εr,2(L1,t) 、ε
r,1+2(L1,t) とすると、複数個のひずみゲージの代表
位置から加速度センサ取りつけ端面までの距離は、L−
L1であるから、それぞれの場合に加速度センサ取りつ
け端面に発生する加速度a(t)は,次式で表される。
0)の入力加速度に対応する加速度センサの出力信号を
それぞれ、ar out,1(t)、ar out,2(t) 、ar out,1+2(t)
とすると、次の(3.11)式が成立する範囲内で
(3.12)式が成立する周波数範囲、加速度範囲を明
らかにすることことにより加速度センサの動的線形性を
計測することができる。
い場合には、その時間差をΔtとすると次の(3.1
3)式が成立する周波数範囲、加速度範囲を明らかにす
ることにより加速度センサの動的線形性を計測すること
ができる。が動的線形性の計測である。
意の距離に1個設け、或いはそれと同じ距離の円周上に
複数設け、その計測信号を理論的に補正して、金属棒の
端面への入射弾性波パルスの歪みを求め、加速度センサ
の動的線形性を計測する場合は、以下のような手法によ
り、また以下のような理論によって行われれる。即ち、
図1に示す装置の例において、軸方向の一箇所に貼り付
けた歪ゲージ出力を、弾性波理論で補正して端面への入
射弾性波パルスを求める。しかし、このときゲージの周
波数応答は無視される。前記(1.2)式、(1.3)
式で示される歪信号は、衝突端面から距離L1の位置に
貼られているとし、内側飛翔体のみの衝突で発生した歪
信号をεin,1(L1,t)、外側飛翔体のみの衝突で発生し
た歪信号をεin,2(L1,t)、内側飛翔体と外側飛翔体が
同時に衝突した時の歪信号をεin, 2(L1,t)とすると以
下の式が成立する。
飛翔体と外側飛翔体を同時に発射した時の、加速度セン
サを取り付けた端面への入射弾性波パルスのひずみ、衝
突端面から距離L1に貼られた歪ゲージの出力信号とす
る。前記(3.14)式から求まるεin,1(t) 、εin,2
(t) 、εin,1+2(t) 及び各々に対応する加速度センサの
出力信号、aout,1(t)、aout,2(t) 、aout,1+2(t)を
用いると、次の(4.2)式が成立する周波数、加速度
範囲内において、(4.3)式が成立する周波数範囲、
加速度範囲を明らかにすることにより加速度センサの動
的線形性を計測することができる。
い場合には、その時間差をΔtとすると次の(4.4)
式が成立する周波数範囲、加速度範囲を明らかにするこ
とにより加速度センサの動的線形性を計測することがで
きる。
軸線方向に沿って複数個設け、これらの歪ゲージから得
られる出力を理論的に補正して、端面への入射弾性波パ
ルスの歪みを求め、加速度センサの動的線形性を計測す
る場合は、以下のような手法により、また以下のような
理論によって行われる。即ち、図1に示す装置の例にお
いて、軸方向に複数個貼り付けたひずみゲージ出力から
代表値を計算する方法として前記(3.7)式に示す方
法を用い、衝撃端面からの所定距離の代表位置における
歪ゲージ出力信号を、内側飛翔体を単独で発射する場合
(εr,1(L1,t))、外側飛翔体を単独で発射する場合
(εr,2(L1,t))、内側飛翔体と外側飛翔体を同時に金
属棒に衝突させる場合(εr,1+2(L1,t))について求
める。
1,t)のそれぞれに対応する加速度センサの出力を、a
rc out,1(t)、arc out,2(t) 、arc out,1+2(t) とする。
このように決めれば、次の(5.2)式が成立する周波
数、加速度範囲内において、(5.3)式が成立する周
波数範囲、加速度範囲を明らかにすることにより加速度
センサの動的線形性を計測することができる。
い場合には、その時間差をΔtとすると次の(5.4)
式が成立する周波数範囲、加速度範囲を明らかにするこ
とにより加速度センサの動的線形性を計測することがで
きる。
意の距離に1個設け、或いはそれと同じ距離の円周上に
複数設け、その計測信号をレーザ干渉計で計測した結果
により補正して、金属棒の端面への入射弾性波パルスの
歪みを求め、加速度センサの動的線形性を計測する場合
は、以下のような手法により、また以下のような理論に
よって行われれる。即ち、図1に示す装置の例におい
て、干渉計により棒端面の運動速度(vL(t))が測定さ
れ、入射弾性波パルスの歪み(εiL(t))との関係は、
vL(t)=2CεiL(t) で表される。入力加速度の線形性
を検証するためにひずみゲージ出力から加速度センサへ
の入力加速度を推定するときに、ゲージの周波数応答を
補正し、弾性波動の伝播の分散、減衰、加速度センサの
質量の影響などを干渉計出力をもとに補正する。
ージの衝突端面からの位置を、L1とする。ゲージから
の出力信号について、内側飛翔体が単独で発射された場
合をεL1,out,1(t)、外側飛翔体が単独で発射された場
合をεL1,out,2(t) 、内側飛翔体と外側飛翔体が同時に
発射される場合をεL1,out,1+2(t) とする。このとき、
ゲージの出力信号を加速度センサ取り付け端面への入射
弾性波パルスのひずみに変換する以下の補正関数(GCL
(jω))を求める。
発射された場合の加速度センサ出力をaCL1 out,1(t)、
外側飛翔体が単独で発射された場合の加速度センサ出力
をaC L1 out,2(t)、内側飛翔体と外側飛翔体が同時に発
射される場合の加速度センサ出力をaCL1 out,1+2(t) と
して、次の(6.2)式が成立する周波数、加速度範囲
内において、(6.3)式が成立する周波数範囲、加速
度範囲を明らかにすることにより加速度センサの動的線
形性を計測することができる。
い場合には、その時間差をΔtとすると次の(6.4)
式が成立する周波数範囲、加速度範囲を明らかにするこ
とにより加速度センサの動的線形性を計測することがで
きる。
軸線方向に沿って複数個設け、これらの歪ゲージから得
られる出力をレーザ干渉計で計測した結果により補正し
て、端面への入射弾性波パルスの歪みを求め、加速度セ
ンサの動的線形性を計測する場合は、以下のような手法
により、また以下のような理論によって行われる。即
ち、図1に示す装置の例において、前記(3.7)式で
求められる代表位置におけるひずみゲージ出力信号に関
して、内側飛翔体が単独で発射された場合をε
N r ,1(L1,t)、外側飛翔体が単独で発射された場合をεN
r,2(L1,t)、内側飛翔体と外側飛翔体が同時に発射され
る場合をεN r,1+2(L1,t) とする。
度センサ出力をaCLN out,1(t)、外側飛翔体が単独で発
射された場合の加速度センサ出力をaCLN out,2(t)、内
側飛翔体と外側飛翔体が同時に発射される場合の加速度
センサ出力をaCLN out,1+2(t) として、次の(7.1)
式が成立する周波数、加速度範囲内において、(7.
2)式が成立する周波数範囲、加速度範囲を明らかにす
ることにより加速度センサの動的線形性を計測すること
ができる。
い場合には、その時間差をΔtとすると次の(7.3)
式が成立する周波数範囲、加速度範囲を明らかにするこ
とにより加速度センサの動的線形性を計測することがで
きる。
線形性を計測する手段を基本とし、更に種々の態様で実
施することができ、前記のように飛翔体の先端部に高分
子材料、プラスチックスなどを取り付けて積層化し、或
いは飛翔体本体内部が金属、高分子材料、或いはプラス
チックスなどの異なる材料を適宜積層して全体として積
層構造をもつような飛翔体を用いることにより、金属棒
内部に発生する弾性波パルスの周波数帯域を任意に制御
してもよい。
二重にしたものにおいて、この発射管から同心円上に配
置した2個の飛翔体を発射させるに際し、内側発射管、
外側発射管各々を多重発射管とすることにより、外側発
射管、および内側発射管から発射される飛翔体を多重化
し、各々において飛翔体の発射の位相を制御することに
より、金属棒内部に発生する弾性波の周波数帯域を狭帯
域化する手法を採用しても良い。
歪ゲージ出力信号から端面に入射する弾性波パルスの過
渡ひずみ信号を求める際に、スカラクの解析解の少なく
とも1次の項を用いても良く、更に精度をあげるために
解析解の高次の項迄をも用いても良い。
速度計測結果あるいは歪ゲージ計測、波動伝播理論から
導かれる加速度センサ入力加速度信号と加速度センサの
出力信号を周波数領域で比較することにより、加速度セ
ンサの周波数応答特性を求めるための前提として必要不
可欠である加速度センサの動的線形性を計測することが
できるようになる。
慮するために、内側発射管からの第1飛翔体と外側発射
管からの第2飛翔体の金属棒に対する衝突時刻の差(Δ
t)を、第1飛翔体が金属棒に衝突したときに発生する
加速度センサへの入力過渡加速度信号と第2飛翔体が金
属棒に衝突したときに発生する加速度センサへの入力過
渡加速度信号が、両飛翔体を同時に発射したときに発生
する加速度センサへの入力過渡加速度信号を最も良く適
合するようなパラメータとして求め、第1飛翔体および
第2飛翔体をそれぞれ単独で発射した場合に得られる加
速度センサの出力信号、時間差があるが第1飛翔体と第
2飛翔体をほぼ同時に発射した時に得られる加速度セン
サの出力信号から加速度センサの動的線形性を計測する
ようにしても良い。
水平に維持し、軸方向への剛体運動を拘束しないよう
に、ボールベアリング、コロ軸受けなどを利用して点接
触によって支持し、弾性波の伝播への影響を最小限にす
るようにしても良い。
ように取り付け、その球に対して同心円状の多重の発射
管から、発射タイミングを精密に制御した飛翔体を発射
させて、金属棒内部に弾性波パルスを発生させるように
しても良い。
意の距離に1個設け、或いはそれと同じ距離の円周上に
複数設けるとき、歪ゲージの出力信号に対して、波動の
分散、減衰、音速値の不確かさ、を補正するための補正
関数をレーザ干渉計による計測結果から求める場合に、
弾性波パルスが伝播する金属棒端面に加速度センサを取
り付けないで求めるようにしても良い。
軸線方向に沿って複数個設け、或いは、前記軸線方向複
数箇所に設けた歪ゲージを、各箇所において前記金属棒
の一端面から同一距離の円周上に各々複数設け、各歪ゲ
ージの出力信号に対して、波動の分散、減衰、音速値の
不確かさ、加速度センサの質量、加速度センサの取り付
け部分の影響、を補正するための補正関数をレーザ干渉
計による計測結果から求める場合に、弾性波パルスが伝
播する金属棒端面に加速度センサを取り付けた状態で求
めるようにしても良い。
不確かさ、加速度センサの質量、ゲージの周波数応答な
どを補正する補正関数と、ゲージが貼り付けられた金属
棒を個別の加速度センサに対応するための必要不可欠な
交換部品セットとしても良い。
上において重要な分野で利用されている加速度センサに
ついて、その分野で一般的に利用されている加速度値か
ら、更に106m/s2程度迄の広い加速度範囲におい
て、この加速度センサの動的線形性を正確且つ容易に計
測し、加速度センサの校正を容易に行うことができる。
それにより加速度計測一次標準の確立に貢献できると共
に、加速度計測二次標準の確立にも貢献することがで
き、加速度センサによる計測の信頼性が向上し、高衝撃
加速度計測の信頼性が向上する。また、加速度センサの
周波数特性評価の信頼性が向上し、加速度センサの動的
線形性に関する国内規格が定められると共に、加速度セ
ンサの動的線形性に関する国際規格を定めることができ
る。
ある。
Claims (31)
- 【請求項1】 金属棒の一端部に二重の発射管から同心
円上に配置した2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔
体を同時に或いは所定時間間隔で衝突させて該金属棒内
に弾性波パルスを発生させ、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面の運
動加速度を計測し、 前記端面の運動加速度を、該端面の運動速度を計測する
光学測定器の信号を演算して求め、 前記加速度センサの加速度出力信号と、前記光学測定器
で計測し演算した運動加速度とを時間領域及び周波数領
域で比較することにより加速度センサの動的線形性を求
めることを特徴とする加速度センサの動的線形性計測方
法。 - 【請求項2】 金属棒の一端部に二重の発射管から同心
円上に配置した2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔
体を同時に或いは所定時間間隔で衝突させて該金属棒内
に弾性波パルスを発生させ、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面の運
動加速度を各々計測し、 前記金属棒側面に設けた歪ゲージによって、飛翔体の衝
突により生じた弾性波パルスの歪みを各々計測し、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージの計測信
号とを時間領域及び周波数領域で比較することにより加
速度センサの動的線形性を求めることを特徴とする加速
度センサの動的線形性計測方法。 - 【請求項3】 金属棒の一端部に二重の発射管から同心
円上に配置した2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔
体を同時に或いは所定時間間隔で衝突させて該金属棒内
に弾性波パルスを発生させ、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面の運
動加速度を計測し、 前記金属棒側面に軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージの
信号によって各歪ゲージの代表位置における前記飛翔体
の衝突により生じた弾性波パルスの歪みを各々計測し、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージの計測信
号とを時間領域及び周波数領域で比較することにより加
速度センサの動的線形性を求めることを特徴とする加速
度センサの動的線形性計測方法。 - 【請求項4】 金属棒の一端部に二重の発射管から同心
円上に配置した2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔
体を同時に或いは所定時間間隔で衝突させて該金属棒内
に弾性波パルスを発生させ、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面の運
動加速度を計測し、 前記金属棒側面に設けた歪ゲージによって前記飛翔体の
衝突により生じた弾性波パルスの歪みを各々計測し、 前記歪ゲージの計測信号に対して弾性波パルスの伝播理
論によって波動の分散、減衰に応じた補正演算を行い、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージからの前
記補正演算した信号とを時間領域及び周波数領域で比較
することにより加速度センサの動的線形性を求めること
を特徴とする加速度センサの動的線形性計測方法。 - 【請求項5】 金属棒の一端部に二重の発射管から同心
円上に配置した2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔
体を同時に或いは所定時間間隔で衝突させて該金属棒内
に弾性波パルスを発生させ、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面の運
動加速度を計測し、 前記金属棒側面に軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージの
信号によって各歪ゲージの代表位置における前記飛翔体
の衝突により生じた弾性波パルスの歪みを各々計測し、 前記歪ゲージの計測信号に対して弾性波パルスの伝播理
論によって波動の分散、減衰に応じた補正演算を行い、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージからの前
記補正演算した信号とを時間領域及び周波数領域で比較
することにより加速度センサの動的線形性を求めること
を特徴とする加速度センサの動的線形性計測方法。 - 【請求項6】 金属棒の一端部に二重の発射管から同心
円上に配置した2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔
体を同時に或いは所定時間間隔で衝突させて該金属棒内
に弾性波パルスを発生させ、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面の運
動加速度を各々計測し、 前記金属棒側面に設けた歪ゲージによって前記飛翔体の
衝突により生じた弾性波パルスの歪みを各々計測し、 前記端面の運動を計測する光学測定器の信号により、前
記歪ゲージの計測信号に対して弾性波パルスの伝播理論
によって波動の分散、減衰に応じた補正演算を行い、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージからの前
記補正演算した信号とを時間領域及び周波数領域で比較
することにより加速度センサの動的線形性を求めること
を特徴とする加速度センサの動的線形性計測方法。 - 【請求項7】 金属棒の一端部に二重の発射管から同心
円上に配置した2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔
体を同時に或いは所定時間間隔で衝突させて該金属棒内
に弾性波パルスを発生させ、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を、該他端部に設けた加速度センサで前記端面の運
動加速度を計測し、 前記金属棒側面に軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージの
信号によって各歪ゲージの代表位置における前記飛翔体
の衝突により生じた弾性波パルスの歪みを各々計測し、 前記端面の運動を計測する光学測定器の信号により、前
記歪ゲージの計測信号に対して弾性波パルスの伝播理論
によって波動の分散、減衰に応じた補正演算を行い、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージからの前
記補正演算した信号とを時間領域及び周波数領域で比較
することにより加速度センサの動的線形性を求めること
を特徴とする加速度センサの動的線形性計測方法。 - 【請求項8】 前記歪ゲージを前記金属棒の一端面から
同一距離の円周上に複数設け、各歪ゲージの出力信号を
用いることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一つ
に記載の加速度センサの動的線形性計測方法。 - 【請求項9】 前記軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージ
を、各箇所において前記金属棒の一端面から同一距離の
円周上に各々複数設け、各歪ゲージの出力信号を用いる
ことを特徴とする請求項3または請求項7記載の加速度
センサの動的線形性計測方法。 - 【請求項10】 前記光学機器はレーザ干渉計であるこ
とを特徴とする請求項1、6、7のいずれか一つに記載
の加速度センサの動的線形性計測方法。 - 【請求項11】 二重の発射管から同心円上に配置した
2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或い
は所定時間間隔で金属棒の一端部に衝突させて該金属棒
内に弾性波パルスを発生させる発射装置と、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を計測する加速度センサと、 前記端面の運動速度を計測し運動加速度として演算する
光学測定器と、 前記加速度センサの出力信号と、前記光学測定器で計測
し演算した運動加速度とを時間領域及び周波数領域で比
較する比較手段とを備えたことを特徴とする加速度セン
サの動的線形性計測装置。 - 【請求項12】 二重の発射管から同心円上に配置した
2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或い
は所定時間間隔で金属棒の一端部に衝突させて該金属棒
内に弾性波パルスを発生させる発射装置と、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を計測する加速度センサと、 前記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に設
けた歪ゲージと、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージの計測信
号とを時間領域及び周波数領域で比較する比較手段とを
備えたことを特徴とする加速度センサの動的線形性計測
装置。 - 【請求項13】 二重の発射管から同心円上に配置した
2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或い
は所定時間間隔で金属棒の一端部に衝突させて該金属棒
内に弾性波パルスを発生させる発射装置と、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を計測する加速度センサと、 前記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に対
し軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージと、 前記加速度センサの出力信号と、前記各歪ゲージの代表
位置における前記運動加速度により生じた歪計測信号と
を時間領域及び周波数領域で比較する比較手段とを備え
たことを特徴とする加速度センサの動的線形性計測装
置。 - 【請求項14】 二重の発射管から同心円上に配置した
2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或い
は所定時間間隔で金属棒の一端部に衝突させて該金属棒
内に弾性波パルスを発生させる発射装置と、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を計測する加速度センサと、 前記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に設
けた歪ゲージと、 前記歪ゲージの計測信号に対して弾性波パルスの伝播理
論によって波動の分散、減衰に応じた補正演算を行う演
算手段と、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージからの前
記補正演算した信号とを時間領域及び周波数領域で比較
する比較手段とを備えたことを特徴とする加速度センサ
の動的線形性計測装置。 - 【請求項15】 二重の発射管から同心円上に配置した
2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或い
は所定時間間隔で金属棒の一端部に衝突させて該金属棒
内に弾性波パルスを発生させる発射装置と、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を計測する加速度センサと、 前記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に対
し軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージと、 前記歪ゲージの計測信号により代表位置の計測信号を求
め、該代表位置の計測信号に対して弾性波パルスの伝播
理論によって波動の分散、減衰に応じた補正演算を行う
演算手段と、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージの計測信
号に基づく前記補正演算した信号とを時間領域及び周波
数領域で比較する比較手段とを備えたことを特徴とする
加速度センサの動的線形性計測装置。 - 【請求項16】 二重の発射管から同心円上に配置した
2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或い
は所定時間間隔で金属棒の一端部に衝突させて該金属棒
内に弾性波パルスを発生させる発射装置と、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を計測する加速度センサと、 前記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に設
けた歪ゲージと、 前記端面の運動を計測する光学測定器と、 前記光学測定器の信号により前記歪ゲージの計測信号に
対して弾性波パルスの伝播理論によって波動の分散、減
衰に応じた補正演算を行う演算手段と、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージのからの
前記補正演算した信号とを時間領域及び周波数領域で比
較する比較手段とを備えたことを特徴とする加速度セン
サの動的線形性計測装置。 - 【請求項17】 前記歪ゲージを前記金属棒の一端面か
ら同一距離の円周上に複数設け、各歪ゲージの出力信号
を用いることを特徴とする請求項12乃至16のいずれ
か一つに記載の加速度センサの動的線形性計測装置。 - 【請求項18】 前記光学測定器の信号により前記歪ゲ
ージの計測信号に対して弾性波パルスの伝播理論によっ
て波動の分散、減衰に応じた補正演算を行う際には、金
属棒に前記加速度センサを取り付けない状態で行うこと
を特徴とする請求項16または17記載の加速度センサ
の動的線形性計測装置。 - 【請求項19】 二重の発射管から同心円上に配置した
2個の飛翔体を各々単独に、及び両飛翔体を同時に或い
は所定時間間隔で金属棒の一端部に衝突させて該金属棒
内に弾性波パルスを発生させる発射装置と、 前記各飛翔体の衝突によって発生した弾性波パルスが前
記金属棒の他端部に到達したときに生じる端面の運動加
速度を計測する加速度センサと、 前記弾性波パルスの歪みを計測する前記金属棒側面に対
し軸線方向複数箇所に設けた歪ゲージと、 前記端面の運動を計測する光学測定器と、 前記光学測定器の信号により前記各歪ゲージの代表位置
における前記運動加速度により生じた歪計測信号に対し
て弾性波パルスの伝播理論によって波動の分散、減衰に
応じた補正演算を行う演算手段と、 前記加速度センサの出力信号と、前記歪ゲージからの前
記補正演算した信号とを時間領域及び周波数領域で比較
する比較手段とを備えたことを特徴とする加速度センサ
の動的線形性計測装置。 - 【請求項20】 前記軸線方向複数箇所に設けた歪ゲー
ジを、各箇所において前記金属棒の一端面から同一距離
の円周上に各々複数設けたことを特徴とする請求項12
乃至19のいずれか一つに記載の加速度センサの動的線
形性計測装置。 - 【請求項21】 前記光学測定器はレーザ干渉計である
ことを特徴とする請求項11、16、19のいずれか一
つに記載の加速度センサの動的線形性計測装置。 - 【請求項22】 前記光学測定器の信号により前記各歪
ゲージの代表位置における前記飛翔体の衝突により生じ
た弾性波パルスの歪信号に対して弾性波パルスの伝播理
論によって波動の分散、減衰に応じた補正演算を行う際
には、前記金属棒に加速度センサを取り付けて行うこと
を特徴とする請求項19乃至21のいずれか一つに記載
の加速度センサの動的線形性計測装置。 - 【請求項23】 前記飛翔体が異なる材料の積層構造を
もつことを特徴とする請求項11乃至22のいずれか一
つに記載の加速度センサの動的線形性計測装置。 - 【請求項24】 前記発射装置は、内側発射管、外側発
射管各々を多重発射管とすることにより、外側発射管、
及び内側発射管から発射される飛翔体を多重化し、各々
において飛翔体の発射の位相を制御することによって、
金属棒内部に発生する弾性波の周波数帯域を狭帯域化す
ることを特徴とする請求項11乃至22のいずれか一つ
に記載の加速度センサの動的線形性計測装置。 - 【請求項25】 前記金属棒中の弾性波伝播の理論よっ
て、歪ゲージ出力信号から端面に入射する弾性波パルス
の過渡歪信号を求める際に、スカラクの解析解の少なく
とも1次の項を用いることを特徴とする請求項12乃至
22のいずれか一つに記載の加速度センサの動的線形性
計測装置。 - 【請求項26】 前記金属棒中の弾性波伝播の理論よっ
て、歪ゲージ出力信号から端面に入射する弾性波パルス
の過渡歪信号を求める際に、スカラクの解析解の高次の
項迄を用いることを特徴とする請求項12乃至22のい
ずれか一つに記載の加速度センサの動的線形性計測装
置。 - 【請求項27】 金属棒端面の運動加速度計測、運動速
度計測結果或いは歪ゲージ計測、波動伝播理論から導か
れる加速度センサ入力加速度信号と加速度センサの出力
信号を、周波数領域で比較することにより加速度センサ
の動的線形性を計測することを特徴とする請求項11乃
至22のいずれか一つに記載の加速度センサの動的線形
性計測装置。 - 【請求項28】 前記2個の飛翔体の金属棒に対する衝
突時刻の差を、第1の飛翔体が金属棒に衝突したときに
発生する加速度センサへの入力過渡加速度信号と、第2
の飛翔体が金属棒に衝突したときに発生する加速度セン
サへの入力過渡加速度信号とが、両飛翔体を同時に発射
したときに発生する加速度センサへの入力過渡加速度信
号を最も良く適合するパラメータとして求め、各飛翔体
をそれぞれ単独で発射したときに得られる加速度センサ
の出力信号、両飛翔体を所定時間差で発射した時に得ら
れる加速度センサの出力信号から加速度センサの動的線
形性を計測する動的線形性演算手段を備えたことを特徴
とする請求項11乃至22のいずれか一つに記載の加速
度センサの動的線形性計測装置。 - 【請求項29】 前記金属棒軸を軸線方向への剛性運動
を拘束しないような点接触による支持手段により、水平
に支持したことを特徴とする請求項11乃至22のいず
れか一つに記載の加速度センサの動的線形性計測装置。 - 【請求項30】 前記金属棒端面に金属球を接触させ、
前記飛翔体の発射装置は、前記二重の発射管から同心円
上に配置した2個の飛翔体を、該金属球に対して発射時
期を精密に制御して発射させ、金属棒内部に弾性波パル
スを発生させることを特徴とする請求項11乃至22の
いずれか一つに記載の加速度センサの動的線形性計測装
置。 - 【請求項31】 波動の分散、波動の減衰、音速値の不
確かさ、加速度センサの質量、ゲージの周波数応答など
を補正する補正関数と、ゲージが貼り付けられた金属棒
とを、個別の加速度センサに対応するために必要不可欠
な交換部品セットとすることを特徴とする請求項12乃
至22のいずれか一つに記載の加速度センサの動的線形
性計測装置。
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