JP2003291448A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2003291448A
JP2003291448A JP2002099911A JP2002099911A JP2003291448A JP 2003291448 A JP2003291448 A JP 2003291448A JP 2002099911 A JP2002099911 A JP 2002099911A JP 2002099911 A JP2002099911 A JP 2002099911A JP 2003291448 A JP2003291448 A JP 2003291448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジを変位させてPG調整を行って
も、主走査方向における移動位置の検出精度を低下せ
ず、キャリッジガイド軸の接地を部品点数を増加するこ
となく効率的に行える記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録ヘッド部を備えたキャリッジを支持
し、主走査方向への移動を案内するキャリッジガイド軸
2と、該ガイド軸2を軸支するサイドフレーム1と、前
記キャリッジの主走査方向における移動位置検出手段で
あるリニアスケール4とを備え、前記ガイド軸2を変位
させる機構を有する記録装置であって、前記ガイド軸2
と一体的に変位可能な保持具10を設け、保持具にリニ
アスケールを取り付けることにより、リニアスケール4
を前記ガイド軸2の変位に連動して変位可能に構成し、
保持具10は前記ガイド軸2とサイドフレーム1とをア
ースする接地機能を兼ね備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジガイド
軸とリニアスケールとが連動して上下に変位可能な構造
を備えたインクジェット式プリンタ等に代表される記録
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式プリンタ等の記録装置
では、インクを吐出するノズルアレイを備えた記録ヘッ
ド部がキャリッジに搭載され、このキャリッジが支持部
材であるキャリッジガイド軸に沿って主走査方向へ往復
移動することにより、被記録材への印刷が行われる。こ
のキャリッジの主走査方向における動作は、前記キャリ
ッジガイド軸と平行に(すなわち、主走査方向に)主走
査方向にテープ状に設けられたキャリッジの位置検出手
段であるリニアスケールを基準にして制御される。すな
わち、リニアスケールにはスリットが等間隔で形成され
ており、通過スリット数を光学的に検出する光学検出部
とからなるリニヤエンコーダユニットにより行われる。
【0003】ところで、キャリッジに搭載された前記記
録ヘッド部(より具体的にはノズルアレイ)と被記録材
との間隔(いわゆるペーパーギャップ、以下「PG」と
記す)は、被記録材である印刷用紙の厚みによって微小
ではあるが変化するため、精度の高い印刷を行うために
は、被記録材の厚みに応じてPGを調整する必要があ
る。ここで、PGは、前記記録ヘッドと、この記録ヘッ
ドに対向して設けられた用紙位置規制部材であるプラテ
ンとの間の距離によって規定されるため、通常、PGの
調整は前記プラテンに対する記録ヘッドの位置を変化さ
せることにより行われている。
【0004】通常、キャリッジガイド軸の支持部に偏心
軸や偏心ブッシュなどの偏心機構を採用し、キャリッジ
ガイド軸の軸芯線周りの回動を前記偏心機構を介してキ
ャリッジガイド軸の上下方向(PG調整方向)の変位に
変えている。すなわち、前記偏心機構を利用して、水平
に延びるキャリッジガイド軸の高さ方向の位置を変え、
このようにしてキャリッジを上下に移動させることによ
り、記録ヘッドの位置を調節してPGの調整を図ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の記録装
置では、キャリッジを上下に移動させたとき、該キャリ
ッジの主走査方向の移動位置を検出するためのリニアス
ケールが固定されているため、PGを調整した場合に主
走査方向での位置検出精度を損なうことが考えられる。
特にインクジェット式プリンタにおいては、最近では、
被記録材の厚みに関わらず高い印刷品質(高画質)を維
持するために、PG調整の際のキャリッジの移動量が大
きくなる傾向にあるため、リニアスケールによる検出精
度を維持する重要性が高くなっている。
【0006】また、キャリッジ及び/又はキャリッジガ
イド軸に静電気がたまることは、当然さけなければなら
ないが、偏心機構にはプラスチック等の非導電性の材料
が用いられているため、キャリッジガイド軸の接地には
それ専用の接地部材が必要となり、部品点数及びコスト
低減の障害となっていた。
【0007】本発明の目的は、キャリッジを変位させて
PG調整を行っても、主走査方向における移動位置の検
出精度を低下せず、また、キャリッジ及び/又はキャリ
ッジガイド軸の接地を部品点数を増加することなく効率
的に行える記録装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明にかかる記録装置は、被記録
材への記録を行う記録ヘッド部を備え、主走査方向に往
復移動可能なキャリッジと、該キャリッジを支持し、か
つ主走査方向への移動を案内するキャリッジガイド軸
と、前記キャリッジガイド軸を軸支する構造部材である
サイドフレームと、前記キャリッジの主走査方向におけ
る移動位置検出手段であるリニアスケールとを備え、前
記キャリッジガイド軸を変位させる機構を有する記録装
置であって、前記キャリッジガイド軸と一体的に変位可
能な保持具を設け、該保持具に前記リニアスケールを取
り付けることにより、該リニアスケールを前記キャリッ
ジガイド軸の変位に連動して変位可能に構成し、前記保
持具は前記キャリッジガイド軸とサイドフレームとをア
ースする接地機能を兼ね備えていることを特徴とするも
のである。
【0009】この特徴によれば、前記リニアスケール
を、保持具を介して前記キャリッジガイド軸の変位に連
動して一体的に変位可能に取り付けたため、PG調整の
ためにキャリッジを上下移動させた場合には、リニアス
ケールもキャリッジと同調して一緒に上下に変位する。
従って、キャリッジに対するリニアスケールの相対的な
位置は変化しないため、キャリッジの主走査方向におけ
る位置検出の精度が損なわれることがない。
【0010】そして、前記保持具は前記キャリッジガイ
ド軸とサイドフレームとをアースする接地機能を兼ね備
えているので、キャリッジ及び/又はキャリッジガイド
軸の接地を部品点数を増加することなく効率的に行うこ
とができる。
【0011】また、本願請求項2に記載の発明に係る記
録装置は、請求項1に記載された記録装置において、前
記保持具のうち、少なくとも一方に板バネを設け、該板
バネに前記リニアスケールを取り付けたことを特徴とす
るものである。この特徴によれば、前記保持具に設けら
れた板バネにリニアスケールを取り付けたため、テープ
状のリニアスケールは板バネにより付勢され、張力が付
与された状態で保持され、主操作方向におけるキャリッ
ジの位置制御の正確性が確保できる。
【0012】また、本願請求項3に記載の発明に係る記
録装置は、請求項1または2に記載された記録装置にお
いて、前記保持具は、前記キャリッジガイド軸が係合す
る係合部が該保持具の外縁側から係入可能な一部開放の
略半円形状に形成され、前記キャリッジガイド軸は、前
記略半円形状の係合部に係入した後その軸芯線周りに所
定量回すことで前記開放側に対して抜け出し不能となる
断面形状に形成されていることを特徴とするものであ
る。この特徴によれば、簡単な構造でキャリッジガイド
軸の保持具に対する組付け作業を簡単化することがで
き、組み付け作業効率を向上することができる。
【0013】また、本願請求項4に記載の発明に係る記
録装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載された
記録装置において、前記保持具と前記キャリッジガイド
軸との間に付勢部材が設けられ、該付勢部材は前記保持
具を前記サイドフレームに押し付けるように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0014】本発明によれば、付勢部材が保持具を前記
サイドフレームに押し付けるように構成されているの
で、該保持具をフレームにしっかりと接触させることが
でき、その接地機能を一層確実なものにすることができ
る。さらに、保持具ががたつき無く安定化し、キャリッ
ジガイド軸とリニアスケールとの一体性を強固なものに
することができ、もってPG調整を行っても、リニアス
ケールによる位置検出精度を高く維持することができ
る。
【0015】請求項5に記載の発明に係る記録装置は、
請求項1から4のいずれか1項に記載された記録装置に
おいて、前記保持具に、リニアスケールの高さ方向の位
置決め部を形成したことを特徴とする。
【0016】この特徴によれば、前記保持具にリニアス
ケールの高さ方向の位置決め部を形成したため、リニア
スケールの高さ方向の僅かなずれも防止でき、キャリッ
ジに対する相対的な位置の確保を高い精度で実現でき
る。
【0017】請求項6に記載の記録装置の発明は、請求
項1から5のいずれか1項に記載された記録装置におい
て、さらに、キャリッジガイド軸の変位軌跡と一致する
軌跡で保持具の移動を案内するガイド構造を設けたこと
を特徴とする。
【0018】この特徴によれば、ガイド構造は、キャリ
ッジガイド軸の変位軌跡と一致する軌跡で保持具の移動
を案内するため、キャリッジガイド軸の移動の軌跡と保
持具の移動の軌跡とが常に一致することになり、延いて
はキャリッジとリニアスケールの変位の軌跡も一致する
ことになる。従って、キャリッジに対するリニアスケー
ルの相対的位置を常に同じ状態に維持できる。
【0019】請求項7に記載の発明に係る記録装置は、
請求項6に記載された記録装置において、前記ガイド構
造は、前記保持具に形成した突起部と、該突起部を嵌め
込み可能に、かつ前記キャリッジガイド軸の変位軌跡と
一致する形状で前記サイドフレームに設けられたガイド
穴と、からなることを特徴とする。
【0020】この特徴によれば、ガイド構造として、保
持具に形成した突起部とキャリッジガイド軸の変位軌跡
と一致する形状のガイド穴との係合構造を採用したた
め、構造簡単にして装設が容易であるとともに、ガイド
穴はキャリッジガイド軸の変位軌跡と一致する形状であ
るため確実に同じ軌跡で突起を導くことができる。ま
た、ガイド穴を強度の高い構造部材であるサイドフレー
ムに設けたことにより、確実に保持具を案内できる。
【0021】また、請求項8に記載の発明に係る記録装
置は、請求項7に記載された記録装置において、前記突
起部に前記サイドフレームのガイド穴から抜けることを
防止するための抜け止め作用部を設けたことを特徴とす
る。
【0022】この特徴によれば、突起部に、前記サイド
フレームのガイド穴から抜けることを防止するための抜
け止め作用部を設けたことにより、突起部がガイド穴か
ら外れることを防止でき、保持具を確実に案内すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1から図7に基づいて、
本発明の実施の形態を説明する。図1は、保持具を装着
した本発明に係る記録装置の一実施態様の要部斜視図で
あり、図2は、図1の保持具周辺の要部断面図である。
【0024】キャリッジガイド軸2は、左右のサイドフ
レーム1に偏心機構30を介して上下方向に変位可能に
支持されている。偏心機構30としては、偏心軸を採用
することも可能であるが、ここでは、偏心機構30とし
て、偏心ブッシュが用いられている。この偏心ブッシュ
を用いることにより、キャリッジガイド軸2として、断
面同心円状の軸体を使用できるとともに、キャリッジガ
イド軸2自体の径を大きくすることなくキャリッジガイ
ド軸2の変位距離を長くすることができるので、キャリ
ッジの変位幅を広げることが可能になり、PG調整の自
由度が高くなる。
【0025】本発明において保持具10の形状は、キャ
リッジガイド軸2とリニアスケール4とを連動させるこ
とが可能な限り任意であるが、この態様では平板状の部
材を使用しており、やや幅広に形成した下部においてキ
ャリッジガイド軸2と係合し、上部にリニアスケール4
の取り付け部13を設け、両部位の中間は略垂直に下方
から上方へ立ち上がり、サイドフレーム1の壁面と面で
当接する立ち上がり部12を有している。
【0026】この保持具10は、図7(A)(B)に示
したように、キャリッジガイド軸2との係合部70にお
いて、キャリッジガイド軸2の小径軸3の外周に対応す
る略半円状の軸受形状部を有し、この軸受形状部(係合
部70)にキャリッジガイド軸2の断面略D形状の小径
軸3を嵌装するようにして該キャリッジガイド軸2と係
合している。図7(A)(B)は、図2の右方向から見
た側面図であり、説明を解りやすくするため偏心機構3
0とサイドフレーム1は図示を省略してある。保持具1
0の前記軸受形状部(係合部70)は、キャリッジガイ
ド軸2の回動を妨げない程度にキャリッジガイド軸2の
小径軸3の外周より大きく、かつキャリッジガイド軸2
の変位動作中に保持具10が外れることなくキャリッジ
ガイド軸2と同調して移動できるように形成されてい
る。
【0027】すなわち、保持具10は、キャリッジガイ
ド軸2が係合する係合部70が、該保持具10の外縁側
から係入可能な一部開放の略半円形状に形成され、前記
キャリッジガイド軸2は、前記略半円形状の係合部70
に係入した後、その軸芯線回りに所定量回す(図7の
(A)状態から(B)の状態まで回す)ことで前記開放
側に対して抜け出し不能となる断面形状に形成されてい
る。具体的には、キャリッジガイド軸2の断面略D形状
の小径軸3の中心を通る最小長さをh1、小径軸3の直
径をh2、係合部70への係入口の最小寸法をh3とし
て、それらの大小関係は以下のように設定されている。 h1<h3<h2 従って、簡単な構造でキャリッジガイド軸2の保持具1
0に対する組付け作業を簡単化することができ、組み付
け作業効率を向上することができる。
【0028】更に、前記保持具10は、導電性材料で形
成され、キャリッジガイド軸2と板金製のサイドフレー
ム1とをアースする接地機能を兼ね備えて構成されてい
る。この実施の形態では、図2に矢印60で示したよう
に、キャリッジガイド軸2から保持具10を経てサイド
フレーム1の静電気が放電されるように構成されてい
る。これにより、キャリッジ及び/又はキャリッジガイ
ド軸2の接地を専用接地部材を用いることなく、すなわ
ち部品点数を増加することなく効率的に行うことができ
る。
【0029】また、図2に示したように、保持具10の
係合部70とキャリッジガイド軸2との間には、皿バネ
51が挟持され、保持具10をサイドフレーム1に押し
付けるように付勢している。具体的には、キャリッジガ
イド軸2の小径軸3に縮径するその境界部分と保持具1
0との間に、付勢部材と成る皿バネ51が設けられ、キ
ャリッジガイド軸2の小径軸3がサイドフレーム1に軸
支された状態で、該皿バネ51はその弾性力によって前
記保持具10を前記サイドフレーム1に押し付けるよう
に構成されている。
【0030】このように皿バネ51が保持具10を前記
サイドフレーム1に押し付けるように構成されているの
で、該保持具10をサイドフレーム1にしっかりと接触
させることができ、当該保持具10の接地機能を一層確
実なものにすることができる。さらに、保持具10がが
たつき無く安定化し、キャリッジガイド軸2とリニアス
ケール4との一体性を強固なものにすることができ、も
ってPG調整を行っても、リニアスケール4による位置
検出精度を高く維持することができる。
【0031】また、キャリッジガイド軸2と係合する周
辺の保持具10の形状は、断面略逆コの字型に形成され
ており、当該逆コの字状の上側と下側はサイドフレーム
1に当接するが、該係合部分周囲の板状平面はサイドフ
レーム1の壁面から離間するように離間形状部11を形
成している。この離間形状部11により、サイドフレー
ム1に嵌合した偏心機構30を跨ぐような形でキャリッ
ジガイド軸2に係る負荷をサイドフレーム1に逃がし、
偏心機構30への負担を軽減するように構成されてい
る。
【0032】すなわち、キャリッジガイド軸2にはキャ
リッジの主走査方向への往復移動にともなう水平方向の
負荷と、キャリッジの自重および偏心機構30による上
下変位にともなう垂直方向の負荷がかかり、これらの負
荷はキャリッジガイド軸2を両端で軸支する偏心機構3
0に集中してしまうため、前記保持具10の離間形状部
11により負荷を構造部材であるサイドフレーム1に逃
がすことにより、偏心機構30にかかる負担を軽減して
いる。
【0033】リニアスケール4の取り付け部13は、下
方から立ち上がるように装着された保持具10の上部に
おいて、保持具10の平板面に対し略直角をなすように
(すなわち、テープ状のリニアスケール4と平行になる
ように)折り曲げて形成した部分であり、当該折り曲げ
て設けた取り付け部の一部分をさらに略直角に2回折り
曲げることによって、いわゆるフック形状のリニアスケ
ール4係合用の鉤部14を形成している。この鉤部14
を、リニアスケール4端部の係合用穴に引っ掛けるよう
にして、リニアスケール4を取りつけている。
【0034】図3は同じ実施態様の記録装置における、
図1とは反対側のサイドフレーム1部分に装着した保持
具10の状態を示す要部斜視図である。この保持具10
の基本的な構成は、図3では簡略して示されているが、
保持具10の接地機能、略半円形状の係合部70及び皿
バネ51を含めて、図1および図2のものと同様であ
る。該保持具10も平板状の部材を用いて形成され、下
部にサイドフレーム1と離間する離間形状部11(こち
らの側では、断面略コの字形である)が設けられ、この
部分でキャリッジガイド軸2と係合している。図3では
図1と異なり、リニアスケール4は保持具10に直接取
りつけるのではなく、保持具10に装着した板バネ20
に取り付けている。すなわち、保持具10の中央付近に
は、開口穴が形成されており、この開口穴に板バネ20
が挿着されている。
【0035】この板バネ20は、下部において図示しな
い手段によって保持具10に係止されており、キャリッ
ジガイド軸2および保持具10と同じ軌跡で上下に変位
可能に取り付けられている。板バネ20の上部には、板
バネ20の平板面に対し略直角をなすように(すなわ
ち、テープ状のリニアスケール4と平行になるように)
折り曲げて形成したリニアスケール4の取り付け部が設
けてあり、図1のリニアスケール4の取り付け部13と
同様に、リニアスケール4取り付け用の鉤部を形成して
あり、この鉤部をリニアスケール4端部の係合用穴に引
っ掛けるようにして、リニアスケール4を取りつけてい
る。
【0036】このように保持具10に挿着した板バネ2
0にリニアスケール4の取り付け部を設け、この取り付
け部にリニアスケール4を取り付けることにより、板バ
ネ20の付勢力を利用して張力を付与したままリニアス
ケール4を保持できる。この態様では、板バネ20は保
持具10と別部品で形成したが、保持具10の一部分を
弾性変形可能に設けて、板バネ20と同じ付勢作用を得
ることも可能である。
【0037】図3の保持具10の上部は、保持具10の
平板面に対し略直角をなすように(すなわち、テープ状
のリニアスケール4と平行になるように)折り曲げるこ
とにより、リニアスケール4の高さ方向の位置決め部1
5を設けてある。当該折り曲げて設けた位置決め部15
には、その一部分をさらに略直角に折り曲げることによ
って突片16が形成され、この突片16をリニアスケー
ル4に設けた高さ位置決め用穴に挿入することにより、
上下位置がずれないようにリニアスケール4の高さを規
定できるようにしている。
【0038】図2および図4に示すように、保持具10
の、下方から略垂直に立ち上がる平板状の立ち上がり部
12には突起部21が設けてあり、この突起部21は、
サイドフレーム1に形成されたガイド穴41とともに、
保持具10を上下に移動させる際の軌跡を規定するガイ
ド構造を形成している。このガイド穴41の下半分の形
状はキャリッジガイド軸2の変位軌跡と同じ軌跡になる
ように形成されているため、ガイド穴41に嵌め込まれ
た突起部21は、変位動作時にガイド穴41内をキャリ
ッジガイド軸2と同じ軌跡で誘導される。従って、保持
具10に取りつけたリニアスケール4がキャリッジガイ
ド軸2、延いてはキャリッジと同じ軌跡で移動すること
になり、リニアスケール4とキャリッジとの相対的な位
置を確保した状態での変位を可能にする。
【0039】また、突起部21の先端側は断面T字型に
形成されており、ガイド穴41からの抜け止め作用部2
2として機能する。なお、ガイド穴41の上部は下部の
軌跡形状に比べて広く形成してあり、保持具10を装着
する時にこのガイド穴41上部より突起部21を挿入す
ることにより、突起部21のガイド穴41への嵌め込み
が容易にできるようになっている。さらに、突起部21
は、ガイド穴41内でのガタを防止するためのガタ防止
バネ52によってサイドフレーム1に連結してあり、安
定した状態でガイド穴41内を案内される。
【0040】以上を踏まえ、本実施形態における記録装
置の動作を説明する。リニアスケール4は、保持具10
(もしくは保持具10に装着された板バネ20)に取り
付けられており、この保持具10は偏心機構30を備え
たキャリッジガイド軸2の変位に同調して上下に変位す
るため、結果としてリニアスケール4はキャリッジガイ
ド軸2と連動して上下に変位する。従って、キャリッジ
に対するリニアスケール4の相対的な位置は変化しない
ため、キャリッジの主走査方向における位置検出の精度
が損なわれることがない。
【0041】そして、前記保持具10は前記キャリッジ
ガイド軸2とサイドフレーム1とをアースする接地機能
を兼ね備えているので、キャリッジ及び/又はキャリッ
ジガイド軸2の接地を実現するために部品点数を増加す
ることがない。
【0042】また、付勢部材である皿バネ51が保持具
10を前記サイドフレーム1に押し付けるように構成さ
れているので、該保持具10をサイドフレーム1にしっ
かりと接触させることができ、その接地機能を一層確実
なものとなる。さらに、該皿歯円51は保持具10をが
たつき無く安定化するので、キャリッジガイド軸2とリ
ニアスケール4との一体性は強固なものとなり、もって
PG調整を行っても、リニアスケール4による位置検出
精度を高く維持することができる。
【0043】次に、本発明に係る記録装置に使用した偏
心機構30は、図5および図6に示すように、キャリッ
ジガイド軸2(キャリッジ)の上下位置を変位させてP
G調整を行うためのPG調整ブッシュ31に加え、キャ
リッジの平行度を調整するための平行度調整ブッシュ3
2を備えている。サイドフレーム1には、平行度調整ブ
ッシュ32の装着用穴部42が設けられており、平行度
調整ブッシュ32がこの装着用穴部42に回転可能に嵌
合されている。また、平行度調整ブッシュ32の内部に
は、PG調整ブッシュ31が挿着されている。
【0044】内側のPG調整ブッシュ31は、キャリッ
ジガイド軸2の断面略D字形の小径軸3を軸支してお
り、外側の平行度調整ブッシュ32とは独立して回動可
能な状態で当接している。PG調整用の操作レバー(図
示せず)によって、PG調整ブッシュ31に軸支された
キャリッジガイド軸2は回転しつつ上下に変位する。す
なわち、前記軸支部はPG調整ブッシュ31の中心から
外れた位置に設けてあるため、PG調整ブッシュ31と
小径軸3との回転中心が相違する結果、外側の平行度調
整ブッシュ32を固定した状態で操作レバーを揺動する
と、PG調整ブッシュ31に軸支されたキャリッジガイ
ド軸2は回転しつつ変位し、キャリッジガイド軸2を上
下に移動させることが可能になる。また、平行度調整ブ
ッシュ32は、レバーを介してサイドフレーム1の他の
部位において係止手段43(ここではネジ)により係止
されており、PG調整ブッシュ31の操作レバーを固定
した状態で、この係止部33の係止手段であるネジ43
を緩めて平行度調整ブッシュ32を回転させることによ
り、キャリッジの平行度調整を行うことができる。
【0045】図5は、偏心機構30がサイドフレーム1
の装着用穴部42に嵌合した状態を詳細に示したもので
ある。偏心機構30は、平行度調整ブッシュ32の中心
と同心円上に設けられた3つのフレーム取付部121
と、縮径部124との計4つの部位が、それぞれ記録装
置の本体サイドフレーム1に設けられた矩形形状を有す
る装着用穴部42の4つの各辺に接し、回転可能な状態
で嵌合して、記録装置の本体サイドフレーム1に取り付
けられる。この3つのフレーム取付部121は、第1の
付勢手段122により符号aで示したように、装着用穴
部42に押しつけられるように付勢力が作用するように
なっている。これにより、第1の付勢手段122は、平
行度調整ブッシュ32のガタツキを防止するとともに、
PG調整ブッシュ31の第1の偏心孔123を符号bで
示した方向に押しつけている。
【0046】そして、第1の偏心孔123が符号bで示
した方向に押しつけられることで、薄い板状の壁構造で
ある縮径部124は、該縮径部124を含めた平行度調
整ブッシュ32がプラスチック等の柔らかい素材で形成
されていることから、符号dで示した方向に押しつぶさ
れて変形し、装着用穴部42の符号fで示した辺に沿っ
て撓んだ状態になり、第1の偏心孔123を縮径する。
これにより、PG調整ブッシュ31は、縮径部124に
押されて第1の偏心孔123に押しつけられ、PG調整
ブッシュ31のガタツキを防止することになる。
【0047】また、第2の偏心孔131に設けられた第
2の付勢手段132により、第2の偏心孔131に嵌合
される小径軸3は、符号eで示した方向に付勢され、第
2の偏心孔131の符号gで示した面に押しつけられ
る。これにより、キャリッジガイド軸2のガタツキが防
止される。
【0048】図6は、偏心機構30の正面図である。記
録装置には、偏心機構30が、キャリッジガイド軸2の
両端部にそれぞれ設けられている。また、偏心機構30
のPG調整ブッシュ31は、被記録材と記録ヘッドのヘ
ッド面との間のギャップを変更するためにPG調整ブッ
シュ31を回転させる回転力を伝達可能な形状を有して
いる。従って、偏心機構30は、図6に仮想線で示した
ように、PG調整ブッシュ31が回転することで、被記
録材と記録ヘッドのヘッド面との間のギャップが変更さ
れる。
【0049】このようにして、キャリッジガイド軸2に
小径軸3を設け、その小径軸3が嵌合するPG調整ブッ
シュ31と、PG調整ブッシュ31が嵌合する平行度調
整ブッシュ32による偏心機構30は、キャリッジガイ
ド軸2の太さに依存しない偏心量を得ることが可能であ
る。そして、さらに、この偏心機構30は、平行度の調
整を正確かつ容易に行うために、キャリッジガイド軸2
が垂直方向に上下動するような構造を有しつつ、PG調
整ブッシュ31の摩耗による記録品質の低下と、平行度
調整ブッシュ32とPG調整ブッシュ31との間のガタ
ツキによる記録品質の低下を防止するものである。
【0050】また、他の実施の形態としては、記録ヘッ
ドのヘッド面が垂直な面であり、被記録材が垂直方向に
搬送されるような記録装置である場合においては、平行
度調整ブッシュ32を回転させることで、キャリッジガ
イド軸2が左右水平方向に移動するような構成とするこ
とも可能である。さらに、他の実施の形態としては、キ
ャリッジガイド軸2の小径軸3を偏心させ、より大きな
偏心量が得られるように構成することも可能である。
【0051】以上説明したように、本発明では、偏心機
構30を採用したキャリッジガイド軸2に、リニアスケ
ール4の保持具10を同調可能に装着した結果、キャリ
ッジガイド軸2とリニアスケール4とが連動して変位す
ることになり、一つの切り換え操作のみで、PGの調整
とリニアスケール4の位置を変化させることが可能にな
る。偏心機構30としては、上記の偏心ブッシュに限ら
ず、偏心軸等の公知の機構を採用できる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、リニアスケールを、保
持具を介してキャリッジガイド軸の変位に連動して一体
的に変位可能に取り付けたため、PG調整のためにキャ
リッジを上下移動させた場合には、リニアスケールもキ
ャリッジと同調して一緒に上下に変位する。従って、キ
ャリッジに対するリニアスケールの相対的な位置は変化
しないため、キャリッジの主走査方向における位置検出
の精度が損なわれることがない。そして、前記保持具は
前記キャリッジガイド軸とサイドフレームとをアースす
る接地機能を兼ね備えているので、キャリッジ及び/又
はキャリッジガイド軸の接地を部品点数を増加すること
なく効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る記録装置の要部斜
視図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る記録装置の要部斜
視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る記録装置のサイド
フレーム外側の状態を示す側面図である。
【図5】偏心機構の詳細を示す説明図である。
【図6】偏心機構の平面図である。
【図7】図2の右方向から見た要部概略の側面図であ
り、(A)はキャリッジガイド軸を係入する前の状態、
(B)はキャリッジガイド軸を係入してそこから抜け出
し不能になっている前の状態を示し、説明を解りやすく
するため偏心機構とサイドフレームは図示を省略してあ
る。
【符号の説明】
1 サイドフレーム 2 キャリッジガイド軸 3 小径軸 4 リニアスケール 10 保持具 11 離間形状部 12 立ち上がり部 13 取り付け部 14 鉤部 15 位置決め部 16 突片 20 板バネ 21 突起部 22 抜け止め作用部 30 偏心機構 31 PG調整ブッシュ 32 平行度調整ブッシュ 33 係止部 41 ガイド穴 42 装着用穴部 43 係止手段 51 皿バネ 52 ガタ防止バネ 60 静電気の流れを示す矢印 70 係合部 121 フレーム取付部 122 第1の付勢手段 123 第1の偏心孔 124 縮径部 131 第2の偏心孔 132 第2の付勢手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2C064 DD13 DD15 2C480 CA01 CA47 CB28 CB31 CB35 DB02 DB13 DB14 DB17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材への記録を行う記録ヘッド部を
    備え、主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、 該キャリッジを支持し、かつ主走査方向への移動を案内
    するキャリッジガイド軸と、 前記キャリッジガイド軸を軸支する構造部材であるサイ
    ドフレームと、 前記キャリッジの主走査方向における移動位置検出手段
    であるリニアスケールとを備え、 前記キャリッジガイド軸を変位させる機構を有する記録
    装置であって、 前記キャリッジガイド軸と一体的に変位可能な保持具を
    設け、該保持具に前記リニアスケールを取り付けること
    により、該リニアスケールを前記キャリッジガイド軸の
    変位に連動して変位可能に構成し、 前記保持具は前記キャリッジガイド軸とサイドフレーム
    とをアースする接地機能を兼ね備えていることを特徴と
    する記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記保持具のうち、
    少なくとも一方に板バネを設け、該板バネに前記リニア
    スケールを取り付けたことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記保持具
    は、前記キャリッジガイド軸が係合する係合部が該保持
    具の外縁側から係入可能な一部開放の略半円形状に形成
    され、前記キャリッジガイド軸は、前記略半円形状の係
    合部に係入した後その軸芯線周りに所定量回すことで前
    記開放側に対して抜け出し不能となる断面形状に形成さ
    れていることを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項におい
    て、前記保持具と前記キャリッジガイド軸との間に付勢
    部材が設けられ、該付勢部材は前記保持具を前記サイド
    フレームに押し付けるように構成されていることを特徴
    とする記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項におい
    て、前記保持具に、リニアスケールの高さ方向の位置決
    め部を形成したことを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項におい
    て、さらに、キャリッジガイド軸の変位軌跡と一致する
    軌跡で保持具の移動を案内するガイド構造を設けたこと
    を特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ガイド構造は、
    前記保持具に形成した突起部と、該突起部を嵌め込み可
    能に、かつ前記キャリッジガイド軸の変位軌跡と一致す
    る形状で前記サイドフレームに設けられたガイド穴と、
    からなることを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記突起部に、前記
    サイドフレームのガイド穴から抜けることを防止するた
    めの抜け止め作用部を設けたことを特徴とする記録装
    置。
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