JP2003291153A - 照射装置 - Google Patents

照射装置

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JP2003291153A
JP2003291153A JP2002101739A JP2002101739A JP2003291153A JP 2003291153 A JP2003291153 A JP 2003291153A JP 2002101739 A JP2002101739 A JP 2002101739A JP 2002101739 A JP2002101739 A JP 2002101739A JP 2003291153 A JP2003291153 A JP 2003291153A
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light source
emitted
semiconductor
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JP2002101739A
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Katsuya Yagi
克哉 八木
尚 ▲吉▼田
Takashi Yoshida
Yuichi Shin
勇一 新
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体光源を効率的に利用して均一な処理が
可能な照射装置を提供すること。 【解決手段】 半導体レーザ12から出射されたレーザ
光は、コリメータレンズ21を経て平行光束され、ビー
ム整形部30を経て所望のビーム断面にされた後、ビー
ムスプリッタ41を通過して2次光源形成部50の集光
レンズ51に平行光束として入射する。集光レンズ51
に入射したレーザ光は、集光されてピンホール板52に
入射する。ピンホール板52の位置には、点状の2次光
源が形成され、対物レンズ60には、波面の乱れのない
均一なエネルギ分布のレーザ光が入射する。ピンホール
板52の点状光源から出射したレーザ光は、対物レンズ
60に入射して均一な平行光束に変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体光源からの
光束を所望の状態に制御して出射させる照射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】接着剤や表面保護に用いる樹脂に対し紫
外線等の光線を照射してこれを硬化させる技術が知られ
ている。このような硬化方法は、例えばFPD(flat p
anel display)の封止や半導体の製造工程等の分野で用
いられており、光源として水銀キセノンランプ等が使用
される。具体的には、紫外から青色にかけての輝線スペ
クトルを有する水銀キセノンランプと、このランプから
の光束を収束するミラーと、このミラーの焦点に入射端
を有するライトガイドとからなる照射装置が用いられ
る。この種の照射装置では、紫外又は青色の光束を所望
の径を有するスポットにして対象に照射することで、目
的とする部分又は領域の樹脂を全体に亘って硬化させる
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
光源を用いた場合、目的とする波長のみの光をある程度
の任意性をもって選択して、狭帯域で高いエネルギの光
束にして対象に照射することができない。
【0004】また、上記のような光源を用いた場合、光
源光束を狭い領域に集光することができずブロードな照
射になるので、例えばCCD、C−MOSセンサ等の撮
像素子にカバーガラス等を取り付ける場合には、撮像部
分にマスクを設ける等の工夫が必要となる。
【0005】また、上記のような光源を用いた場合、均
一な硬化処理が困難である。つまり、ライトガイドの出
射端から出射した光束をただ対象に照射しているだけで
あるので、照射領域内で光強度の不均一が生じる。この
ため、硬化処理の精密な制御が困難となって、部分的に
硬化不全が生じたり、光源を効率的に利用することがで
きなくなる。
【0006】ここで、照射装置に組み込む光源として水
銀キセノンランプの代わりに半導体レーザを用いること
が考えられるかもしれない。
【0007】しかし、半導体レーザからのレーザ光束を
ただ集光若しくはコリメートして対象に照射ただけで
は、均一な硬化処理が困難である。つまり、半導体レー
ザの発光面に存在する輝度分布が処理対象にそのまま投
影され、或いは光路上にゴミ等が入り込んで照射ムラが
生じ、照射領域内で光強度の不均一が生じる。このた
め、部分的に硬化不全が生じ、或いは光源を効率的に利
用することができなくなる。
【0008】また、半導体レーザを用いた場合、出力の
制御等は比較的簡単に行えるものの、用途によっては光
強度が不十分となる場合が生じ、この場合、処理のスル
ープットが低下し、硬化処理等の迅速性を確保すること
ができない。
【0009】また、半導体レーザを用いた場合、単一波
長の光のみを対象に照射することになるので、対象に照
射する光の多様性(光の波長分布など)が限定される。
具体的に説明すると、異なる波長の一対の処理光を同時
或いは切り換えて硬化対象に照射することができれば、
硬化状態や処理のスループットを向上させることができ
る。
【0010】そこで、本発明は、光源を効率的に利用し
て均一な処理を行うことができる照射装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】また、本発明は、目的とする領域を簡易な
手法で正確に照射することができる照射装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】また、本発明は、光源を効率的に利用して
多様な処理が可能な照射装置を提供することを目的とす
る。
【0013】また、本発明は、異なる波長の処理光を同
時或いは切り換えて適宜照射することができる照射装置
を提供することを目的とする。
【0014】さらに、本発明は、十分な強度の光束を用
いて処理のスループットを向上させることを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る第1の照射装置は、近紫外域から緑色
までのうち所定波長の光束を出射する半導体光源と、半
導体光源から出射される光束のうち所定の空間周波数成
分を抽出する光処理手段とを備える。ここで、近紫外域
とは、波長300nmから380nmの範囲を意味し、
緑色とは、波長500nmから550nmの範囲を意味
する。従って、近紫外域から緑色までのうち所定波長の
光束とは、波長300nmから550nmの範囲のうち
所定波長の光束を意味する。また、半導体光源とは、一
般に半導体レーザ(LD)を意味するが、発光ダイオー
ド(LED)を含む。半導体光源としては、半導体レー
ザによるコヒーレント光を用いることが特に好ましい。
【0016】上記照射装置では、光処理手段が半導体光
源から出射される光束のうち所定の空間周波数成分を抽
出するので、光源の特性を処理対象や処理目的に簡易に
適合させることができる。具体的に説明すると、例えば
樹脂を光硬化させる用途では、光源の発光面の不均一や
発光面からの光路中における波面の乱れ等の要因にかか
わらず、所望の強度分布で所望のビーム断面を有する光
源光を硬化対象に照射することができる。
【0017】また、上記照射装置の具体的な態様では、
半導体光源が、所定波長の光束として青色の光束を出射
する。ここで、青色とは、波長380nmから500n
mの範囲を意味する。この照射装置の場合、樹脂の光硬
化や光特性の検査等に適する青色光を発生する半導体光
源からの光束を所望の状態にして対象に照射することが
できる。
【0018】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、光処理手段が、半導体光源から出射される光束を収
束させる収束光学系と、収束光学系の焦点位置近傍に配
置される空間周波数フィルタとを有する。ここで、焦点
位置近傍とは、焦点位置そのものに配置される場合を含
むものとし、空間周波数フィルタの機能が損なわれない
限り、光軸方向にずれた位置に配置されることも許容さ
れる。この照射装置の場合、簡単な光学系を用いて空間
フィルタリングが可能になる。
【0019】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、光処理手段が、半導体光源から出射される光束を点
光源に変換する。この場合、半導体光源からの光束を用
いて点状の2次光源を形成して対象に点光源から得た理
想的な光束を照射することができるので、処理の均一性
や精密性を高めることができる。
【0020】また、本発明に係る第2の照射装置は、第
1及び第2の光束をそれぞれ出射する第1及び第2の半
導体光源と、第1及び第2の半導体光源からそれぞれ出
射される第1及び第2の光束を同一の光路に導く光結合
手段と、光結合手段から出射される第1及び第2の光束
のうち所定の空間周波数成分を抽出する光処理手段とを
備える。ここで、光結合手段は、第1及び第2の光束を
合波して同時に出射させるものに限らず、異なるタイミ
ングで入射する第1及び第2の光束をそれぞれ独立して
同一の光路に導く場合を含む。
【0021】上記照射装置では、光結合手段によって第
1及び第2の半導体光源からそれぞれ出射される第1及
び第2の光束を同一の光路に導くので、目的に応じた複
数の光束を同時或いは切り換えて対象に照射することが
できる。具体的に説明すると、例えば樹脂の光硬化の用
途では、硬化処理用のタイプの異なる複数の光束を同時
或いは切り換えて対象に照射することでき、硬化の程度
やスループットを向上させることができる。また、上記
照射装置では、光処理手段が光結合手段から出射された
第1及び第2の光束のうち所定の空間周波数成分を抽出
するので、複数の半導体光源から得た光源の特性を処理
対象や処理目的に簡易に適合させることができる。具体
的に説明すると、例えば樹脂の光硬化の用途では、各半
導体光源の発光面の不均一や発光面からの光路中におけ
る波面の乱れ等の要因にかかわらず、所望の強度分布で
所望のビーム断面を有する光源光を硬化対象に照射する
ことができる。
【0022】また、上記照射装置の具体的な態様では、
第1及び第2の光束が、同一波長を有する。ここで、同
一波長とは、正確に一致したものに限る必要はなく、集
光等の結像性能が劣化しない範囲でずれた波長になって
いる場合を含むものとする。この照射装置の場合、第1
及び第2の半導体光源からの光束を合成して出射する光
束の光強度を高め、処理等のスループットを高めること
ができる。
【0023】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、第1及び第2の光束が、互いに異なる波長を有す
る。この場合、異なる波長の光を同時に或いは切り換え
て照射することができ、処理等の多様性や効率を高める
ことができる。
【0024】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、光結合手段が、偏光ビームスプリッタを含む。この
場合、簡易かつ低損失で第1及び第2の光束を同一の光
路に導くことができる。
【0025】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、光処理手段が、第1及び第2の半導体光源から出射
され光結合手段を経た第1及び第2の光束をそれぞれ収
束させる収束光学系と、収束光学系の焦点位置近傍に配
置される空間周波数フィルタとを有する。この場合、簡
単な光学系を用いて空間フィルタリングが可能になる。
【0026】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、光処理手段が、光結合手段から出射される第1及び
第2の光束をそれぞれ点光源に変換する。この場合、各
光束に対応する点光源から得た光束を対象にそれぞれ照
射することができるので、処理の均一性や精密性を高め
ることができる。
【0027】また、上記第1及び第2の照射装置におけ
る別の具体的な態様では、空間周波数フィルタが、光学
的ローパスフィルタである。この場合、ムラのない状態
の光束を選択して外部に取り出すことができる。
【0028】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、光学的ローパスフィルタは、ピンホール板である。
この場合、点光源から得たムラのない状態の光束を選択
して外部に取り出すことができ、処理の均一性や精度を
高めることができる。
【0029】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、光処理手段の後段に対物レンズをさらに備える。こ
の場合、実用上有利となる。
【0030】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、対物レンズが、光処理手段を経た光束を平行光束に
する。この場合、対物レンズの後段にミラーやレンズ等
の要素を配置しやすくなり、使い勝手が良く、広範な用
途に適用することができる。
【0031】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、対物レンズが、光処理手段を経た光束を直接集光す
る。この場合、簡単でコンパクトな構成によってスポッ
ト光を形成することができる。
【0032】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、半導体光源と光処理手段との間に、半導体光源から
出射される光束の断面形状を調節する一対のプリズムか
らなるビーム整形部を備える。この場合、一対のプリズ
ムの設置誤差が光路に影響する設置誤差感度が低くな
る。また、入射・出射の光軸を調節しやすくなり、さら
に、半導体光源の波長分散の補正も簡単になる。
【0033】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、半導体光源から出射される光束の強度を検出する光
センサをさらに備える。この場合、半導体光源を長期に
わたって安定して動作させることができ、半導体光源か
ら出射する光束に変調をかける場合、その動作を簡易に
安定化させることができる。
【0034】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、対物レンズを切り換えるための切換手段をさらに備
える。この場合、半導体光源から出射する光束の照射状
態を処理目的に応じて適宜変更することができる。
【0035】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、切換手段が、異なる種類の複数の対物レンズを配置
した回転部材である。この場合、対物レンズに入射され
る光束の発散角(ここで、発散角とは、対物レンズから
出射される光束が発散光束である場合に限るものではな
く、収束光束や平行光束である場合を含む)、変倍、照
射領域の広狭切り換え等が可能になり、照射装置を広い
用途に使用することができる。尚、対物レンズを構成す
るレンズの形状やその枚数等は、必要に応じて適宜設計
し設定することができる。
【0036】また、上記照射装置の別の具体的な態様で
は、空間周波数フィルタは、焦点位置から光軸方向に所
定距離だけずれた位置に配置される。この場合、空間周
波数フィルタからの戻り光が半導体光源の発光面に集中
して入射するといった事態が生じにくいので、干渉縞が
生じたり、発振波長が不安定になったりすることを防止
できる。
【0037】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
に係る第1実施形態の照射装置の構造を説明する側面図
である。この照射装置は、青色の光束を出射する光源装
置10と、光源装置10からの光束を平行光に変換する
コリメータ部20と、コリメータ部20を経た光束を所
望のビーム断面にするビーム整形部30と、ビーム整形
部30から出射された光束を部分的に分岐して強度を検
出するモニタ部40と、モニタ部40を通過した光束か
ら2次光源を形成する2次光源形成部50と、2次光源
形成部50を経た光束を平行光や収束光にして出射する
複数の対物レンズ60と、複数の対物レンズ60を交換
可能に保持する切換手段であるターレット70とを備え
る。以上において、2次光源形成部50は、光源装置1
0からの光束のうち所定の空間周波数成分(この場合低
周波成分のみ)を抽出する光処理手段を構成する。
【0038】ここで、光源装置10は、ケース11に収
納されており、青色のレーザ光を発生する窒化ガリウム
等の材料からなる半導体レーザ12と、半導体レーザ1
2を駆動する駆動回路13とを備える。半導体光源であ
る半導体レーザ12から出射される青色レーザ光は、こ
の場合405nmの波長を有する。駆動回路13は、ス
イッチ13aをオンにすることによって起動し、半導体
レーザ12を冷却しつつ安定して動作させる。また、駆
動回路13は、入力端子13bを介して入力される制御
信号に基づいて、半導体レーザ12を所望のタイミング
で必要期間だけ連続発光させる。なお、半導体レーザ1
2は、連続発光させるものに限らず、適当なタイミング
でパルス発光させるものとすることができる。
【0039】コリメータ部20は、鏡筒82内に収納さ
れており、光源装置10から出射された楕円断面の光束
を平行光束に変換するコリメータレンズ21からなる。
このコリメータレンズ21は、円筒状のホルダ23中に
固定されており、このホルダ23ごと、鏡筒82内部の
適所に半導体レーザ12とアライメントした状態で固定
される。なお、鏡筒82の周囲には、冷却装置83を設
けてあり、コリメータ部20等の加熱を防止している。
【0040】ビーム整形部30は、支持台81に固定さ
れた鏡筒82の内部に収納されており、コリメータ部2
0から出射された平行光束のビーム径を特定方向に拡張
する一対の角柱状のプリズム31、32を備える。これ
らのプリズム31、32は、鏡筒82内部の適所にコリ
メータ部20等とアライメントした状態で固定される。
ビーム整形部30を経た平行光束は、略円形の断面を有
する。
【0041】モニタ部40は、ビーム整形部30から出
射された平行光束のうち極わずかな部分を反射するハー
フミラーを有するビームスプリッタ41と、ビームスプ
リッタ41で反射された微弱なモニタ光の光量を検出す
る光センサ42とからなる。後者の光センサ42からの
出力信号を監視することにより、光源装置10にフィー
ドバック信号を送ることができ、光源装置10から出射
する光束の強度を所望の状態に制御することができる。
なお、ビームスプリッタ41は、偏光ビームスプリッタ
に置換することができる。この場合、2次光源形成部5
0に供給する光束の偏光度を高めることができる。
【0042】2次光源形成部50は、ビーム整形部30
及びモニタ部40を経た平行光束を集光するための収束
光学系である集光レンズ51と、集光レンズ51の焦点
面に配置されるピンホール板52とを備える。ピンホー
ル板52は、集光レンズ51の焦点以外の周辺に入射す
る光束を遮断して、中心の焦点近傍に入射する光のみを
通過させるので、2次光源形成部50によっていわゆる
2次光源が形成されることになる。
【0043】2次光源形成部50の光軸を延長した光路
上に配置された対物レンズ60は、ピンホール板52を
通過して発散する光束を再度平行光束に変換する。対物
レンズ60から出射された平行光束は、例えば接着剤や
パッシベーション膜等の光硬化樹脂に照射される。な
お、光路上から外れた位置に配置されている点線で示す
対物レンズ60は、ピンホール板52を通過して発散す
る光束を再度集光させる集光レンズとすることができ
る。また、点線で示す対物レンズ60は、ピンホール板
52を通過して発散する光束を実線で示す対物レンズ6
0の場合と異なるビーム径の平行光束に変換するものと
できる。
【0044】図2は、図1に示す2次光源形成部50及
び対物レンズ60の構成を説明する図である。2次光源
形成部50に設けた集光レンズ51は、両凸レンズ及び
凹平レンズからなる第1群51aと、両凸レンズからな
る第2群51bとから構成される。ピンホール板52
は、円板の中心に点状の円形開口52aを有する。この
円形開口52aは、集光レンズ51の焦点距離に対応す
る位置すなわち後側焦点に配置される。円形開口52a
の先に設けた対物レンズ60は、両凸レンズからなる第
1群60aと両凸レンズ及び凹平レンズからなる第2群
60bとで構成され、集光レンズ51と同一の構造でピ
ンホール板52を挟んで対称に配置されている。なお、
具体的な作製例では、集光レンズ51に入射するビーム
径を約5mm以下とし円形開口52aの直径を数μmと
したが、円形開口52aのサイズ等は、照射装置の使用
目的に応じて適宜変更することができる。
【0045】図1に戻って、ターレット70は、複数の
対物レンズ60を保持するターレット板71と、このタ
ーレット板71を支持台81上で回転可能に支持する軸
受部材72とからなる。ターレット70は、軸受部材7
2によって回転軸AXの回りに滑らかに回転するととも
に、図示を省略するラッチ部材によって適当な回転角で
係止・固定され、2次光源形成部50の光軸と複数の対
物レンズ60のいずれかの光軸とを精密にアライメント
する。
【0046】以下、図1及び図2に示す照射装置の動作
について説明する。半導体レーザ12から出射して発散
するレーザ光は、コリメータレンズ21を経て平行光束
とされる。このように平行光束とされたレーザ光は、ビ
ーム整形部30を経て所望のビーム断面に整形された
後、ビームスプリッタ41を通過して2次光源形成部5
0の集光レンズ51に平行光束として入射する。集光レ
ンズ51に入射したレーザ光は、一旦集光されてピンホ
ール板52の円形開口52aに入射する。この円形開口
52aの周辺に入射した光束は、ピンホール板52の本
体部分に遮断されて後段の対物レンズ60に入射しない
ので、円形開口52aの位置に2次光源が形成されたこ
とになる。例えば、半導体レーザ12の発光面に周期的
なパターンがある場合、或いはコリメータレンズ21や
ビームスプリッタ41にゴミ等が付着したり光学面の面
精度に起因して伝搬光の波面が乱されている場合、これ
らの不均一性を引き起こしている光束は、ピンホール板
52の円形開口52aの周辺に入射してその後の結像状
態に影響を与えない。この結果、対物レンズ60には、
理想的な点光源からの、波面の乱れのない均一なエネル
ギ分布のレーザ光が入射する。円形開口52aに対応す
る点光源から出射したレーザ光は、対物レンズ60に入
射して均一な平行光束に変換され、不図示のワーク上に
設けた光硬化樹脂に照射される。
【0047】図3は、図1に示す照射装置を用いた光硬
化処理装置の構造を説明するブロック図である。この光
硬化処理装置90は、樹脂硬化用の青色レーザ光をワー
クW上の所望位置に入射させる照射装置91と、照射装
置91からの青色レーザ光で処理すべきワークWを支持
するステージSTをXY面内で2次元的に移動させるス
テージ駆動装置92と、ステージ駆動装置92上のステ
ージSTの位置を光学的に検出する位置検出装置93
と、照射装置91、ステージ駆動装置92及び位置検出
装置93の動作を統括的に制御する処理制御装置94と
を備える。ここで、照射装置91は図1に示す構造を有
し、対物レンズ60を保持するターレット板71を適当
な回転位置に移動させることで、ワークW上に所望のス
ポット径の青色レーザ光を入射させることができる。
【0048】以下、図3に示す装置の動作について説明
する。まず、ステージST上にワークWを載置して固定
する。次に、処理制御装置94からの制御信号に基づい
てステージ駆動装置92を動作させてステージSTを移
動させる。この際、処理制御装置94は、位置検出装置
93からの検出信号を監視しつつステージSTの位置を
調節するので、ワークW上の照射目標位置を照射装置9
1の光軸OA上に正確に移動させることができる。次
に、処理制御装置94からの制御信号に基づいて照射装
置91を動作させてワークW上の照射目標位置に青色レ
ーザ光を所望時間だけ入射させる。ワークW上における
青色レーザ光の入射位置では、樹脂が硬化して接着等の
処理が達成される。次に、照射装置91からの青色レー
ザ光の照射が完了した段階で、処理制御装置94は、位
置検出装置93を利用してステージSTの位置を調節
し、ワークW上の次の照射目標位置を照射装置91の光
軸OA上に移動させる。次に、処理制御装置94は、照
射装置91を適宜動作させてワークW上に青色レーザ光
を所望時間だけ入射させる。以上のような動作を繰り返
すことにより、ワークW上の所望位置の光硬化樹脂を正
確かつ迅速に硬化させることができ、不要な位置に青色
レーザ光を入射させる必要がない。 〔第2実施形態〕図4は、第2実施形態の照射装置の構
造を説明する側面図である。なお、第2実施形態の照射
装置は、第1実施形態の照射装置を変形して2光源の装
置にしたものであり、同一部分には同一の符号を付して
重複説明を省略する。
【0049】この照射装置は、それぞれ青色の光束を出
射する第1及び第2光源装置110A、110Bと、両
光源装置110A、110Bからの光束をそれぞれ平行
光に変換するコリメータ部120A、120Bと、両コ
リメータ部120A、120Bを経た光束をそれぞれ所
望のビーム断面に整形する第1及び第2ビーム整形部1
30A、130Bと、両ビーム整形部130A、130
Bを通過する光束の強度を検出する第1及び第2モニタ
部140A、140Bとを備える。さらに、この照射装
置は、両ビーム整形部130A、130Bからそれぞれ
出射される一対の光束を同一の光路に導く光結合装置1
00と、光結合装置100を経て合波された光束から2
次光源を形成する2次光源形成部50と、2次光源形成
部50を経た光束を平行光等にして出射する対物レンズ
60とを備える。なお、図面では省略しているが、この
照射装置は、第1実施形態の場合と同様に、ターレット
70や他の対物レンズを備える。
【0050】ここで、各光源装置110A、110B
は、第1実施形態の場合と同様に、波長405nmの青
色のレーザ光を発生する半導体レーザ12や駆動回路
(不図示)等を備える。両半導体レーザ12から発生す
るレーザ光の波長はともに405nmになっている。各
コリメータ部120A、120Bを構成するコリメータ
レンズは、第1実施形態の場合と異なり、両凸レンズか
らなる第1群125と、両凸レンズ及び凹平レンズから
なる第2群126とによって構成される。各ビーム整形
部130A、130Bは、第1実施形態の場合と異な
り、単一の角柱状プリズムのみで構成される。各モニタ
部140A、140Bは、上記角柱状プリズムの入射面
からの微弱な反射光が入射する半導体光センサからな
り、各光源装置110A、110Bから出射されるレー
ザ光の強度を検出する。
【0051】光結合装置100は、光結合手段として、
各ビーム整形部130A、130Bから出射されたレー
ザ光を合波する偏光ビームスプリッタ101と、一方の
ビーム整形部130Bからの入射光の偏光方向を直交す
る方向に変更する1/2波長板102とを備える。とこ
ろで、両光源装置110A、110Bから出射されるレ
ーザ光は紙面に平行な方向の偏光成分からなっている。
したがって、第1光源装置110Aから偏光ビームスプ
リッタ101に入射するレーザ光の偏光方向は紙面に平
行なままであり、第2光源装置110Bから偏光ビーム
スプリッタ101に入射するレーザ光の偏光方向は紙面
に垂直になる。つまり、第1光源装置110Aからのレ
ーザ光は偏光ビームスプリッタ101を直進して通過
し、第2光源装置110Bからのレーザ光は偏光ビーム
スプリッタ101で反射されて直交方向に光路が折れ曲
がるので、両光源装置110A、110Bからのレーザ
光を効率よく結合することができる。
【0052】なお、ビーム整形部130A、130Bや
光結合装置100は、鏡筒182に収納されており、こ
の鏡筒182に取り付けた一対の光源ホルダ185の周
囲には、光源装置110A、110Bやコリメータ部1
20A、120Bを冷却して動作状態を安定に維持する
ための冷却装置183を設けている。
【0053】以下、図4に示す照射装置の動作について
説明する。第1光源装置110Aに設けた半導体レーザ
12から出射されたレーザ光は、コリメータ部120A
を経て平行光束とされる。コリメータ部120Aを経た
レーザ光は、ビーム整形部130Aに入射して所望のビ
ーム断面に整形された後、偏光ビームスプリッタ101
の一方の入射面に入射する。
【0054】一方、第2光源装置110Bに設けた半導
体レーザ12から出射されたレーザ光は、コリメータ部
120Bを経て平行光束とされる。コリメータ部120
Bから出射されたレーザ光は、ビーム整形部130Bを
経て所望のビーム断面整形にされた後、偏光方向を切り
換えて偏光ビームスプリッタ101の他方の入射面に入
射する。
【0055】偏光ビームスプリッタ101の一対の入射
面に入射した一対のレーザ光は、偏光ビームスプリッタ
101で合波されて、高いエネルギを有する平行光束の
状態で2次光源形成部50の集光レンズ51に入射す
る。集光レンズ51に入射したレーザ光は、集光されて
ピンホール板52の円形開口に入射し、この位置に点状
の2次光源を形成する。これにより、対物レンズ60に
は、波面の乱れのない均一なエネルギ分布のレーザ光が
入射する。ピンホール板52の円形開口から出射したレ
ーザ光は、対物レンズ60で均一な平行光束に変換さ
れ、不図示のワーク上に設けた光硬化樹脂に光エネルギ
のスポットとして照射される。
【0056】以上実施形態に即して本発明を説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記第1及び第2実施形態では、青色の半導体
レーザ12を用いたが、緑色や紫外域の光を発生する半
導体レーザや発光ダイオード等を用いることができ、こ
の場合にも上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0057】また、上記第2実施形態では、一対の光源
装置110A、110Bから同一波長の青色レーザ光を
発生させているが、本発明はこれに限るものではない。
例えば第1光源装置110Aから波長405nmの青色
光を発生させ、第2光源装置110Bから波長650n
mかそれ以上の赤色光を発生させることもできる。この
場合、コリメータ部120Bを構成するレンズを変更し
て赤色光もピンホール板52の円形開口52aに結像さ
せる設計とする。このような照射装置では、対象に赤色
光及び青色光を同時或いは切換えて照射することができ
るので、赤色レーザ光及び青色レーザ光をともに入射さ
せるタイプの光学系(例えば、DVD及びCD兼用ドラ
イブ等の光ピックアップ用光学系)の性能劣化や経時変
化を測定する目的に利用することができる。
【0058】また、例えば第1光源装置110Aから波
長365nmの紫外光を発生させ、第2光源装置110
Bから波長400nmかそれ以上の青色光を発生させる
こともできる。この場合も、コリメータ部120A、1
20Bを構成するレンズを変更して紫外光及び青色光と
もにピンホール板52の円形開口52aに結像させる設
計とする。このような照射装置では、対象に紫外光及び
青色光を照射することができるので、波長依存性を有す
る光効果樹脂等のワークの処理において、紫外レーザ光
と青色レーザ光とを同時或いは切り換えてワークに照射
することができ、処理の効率や確実性を高めることがで
きる。なお、このように変形した場合、例えば紫外レー
ザ光をピンポイント状に対象に照射し、青色レーザ光を
紫外レーザ光の入射ポイントを中心にして周囲に円形に
拡がるように重畳して照射することもできる。
【0059】また、上記実施形態では、2次光源形成部
50にて点状の2次光源を形成しているが、ピンホール
板52に形成する開口の形状を調節することにより、多
様な2次光源を形成することができる。例えば、半導体
レーザ12等の発光面がストライプ状である場合、ピン
ホール板52に形成する開口を発光面に対応させて細長
いスリット状のものとすることができる。
【0060】このようにピンホール板にスリット状の開
口を設ける場合、この開口部分に光路長を部分的に変更
する光路長調節部材を設けることもできる。図5は、図
1のピンホール板52を変形した開口板152の構造を
説明する図である。この開口板152は、矩形状の開口
部分152aを有し、開口部分152aには、光軸OX
の回りの4象限に対応する4領域A1〜A4を異なる適当
な厚さに形成した石英ガラス板152bを配置してい
る。この場合、各領域A1〜A4を通過する光束に異なる
位相差を付与することができるので、開口板152を通
過して対象に重畳して投影される光束を干渉の少ないも
のとすることができる。
【0061】また、上記第2実施形態では、一対の光源
装置110A、110Bを同一の半導体レーザ12で形
成しているが、両者を異なる発光面形状のレーザとする
こともできる。この場合、例えば第1光源装置110A
はストライプ状の発光面を有し、第2光源装置110B
は点状に近い発光面を有する。
【0062】また、上記第2実施形態では、一対の光源
装置110A、110Bから同時にレーザ光を出射させ
てパワーを確保しているが、照射パワーが十分な場合、
いずれか一方の光源装置110A、110Bのみを対象
に対して照射する構成とすることもできる。この場合、
他方の休止中の光源装置110B、110Aは、一方の
光源装置110A、110Bが破損した場合等における
予備光源となる。
【0063】また、上記実施形態の照射装置は、青色光
や紫外光等で照明するタイプの顕微鏡に適用することが
できる。この場合、試料を上記実施形態のような照射装
置でビーム径や波長を変えて均一に照明し、試料から出
射する蛍光等を別の光学系で結像させる。
【0064】また、上記第2実施形態の照射装置は、光
造形法にも用いることができる。この場合、樹脂に高い
エネルギの紫外光や青色光を加工位置にスポット状にし
て正確に照射することができるので、非常に短時間で目
標とする形状の精密な造形が可能になる。
【0065】また、上記実施形態の照射装置は、ハード
ディスクドライブに設けた磁気ヘッドのサスペンション
の製造に用いることができる。
【0066】また、上記実施形態の照射装置では、2次
光源形成部50において、ピンホール板52を集光レン
ズ51の焦点位置に配置しているが、ピンホール板52
を集光レンズ51の焦点位置から光軸方向にわずかに移
動させた位置に配置することもできる。この場合、空間
周波数フィルタからの戻り光が半導体光源の発光面に集
中して入射することを防止できる。このような戻り光
は、干渉縞や不安定な発振の原因となる可能性がある。
よって、ピンホール板52を焦点位置からわずかにオフ
セットさせることで、干渉縞の発生を確実に防止できる
とともに、発振の安定性を確保することができる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る第1の照射装置によれば、光処理手段が半導体光
源から出射される光束のうち所定の空間周波数成分を抽
出するので、光源の特性を処理対象や処理目的に簡易に
適合させることができる。
【0068】また、本発明に係る第2の照射装置によれ
ば、光結合手段によって第1及び第2の半導体光源から
それぞれ出射される第1及び第2の光束を同一の光路に
導くので、目的に応じた複数の光束を同時或いは切り換
えて対象に照射することができる。また、上記照射装置
では、光処理手段が光結合手段から出射される第1及び
第2の光束のうち所定の空間周波数成分を抽出するの
で、複数の半導体光源から得た光源の特性を処理対象や
処理目的に簡易に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の照射装置の構造を説明する側面
図である。
【図2】図1の照射装置の2次光源形成部及び対物レン
ズを説明する図である。
【図3】図1の照射装置を用いた光硬化処理装置の構成
を説明するブロック図である。
【図4】第2実施形態の照射装置の構造を説明する側面
図である。
【図5】第1及び第2実施形態の照射装置の変形例を説
明する図である。
【符号の説明】
10 光源装置 11 ケース 12 半導体レーザ 20 コリメータ部 30 ビーム整形部 40 モニタ部 50 2次光源形成部 51 集光レンズ 52 ピンホール板 52a 円形開口 60 対物レンズ 70 ターレット 81 支持台 82 鏡筒 100 光結合装置 101 偏光ビームスプリッタ 102 波長板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新 勇一 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 4F203 DA12 DC08 5F073 AB27 BA09

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】近紫外域から緑色までのうち所定波長の光
    束を出射する半導体光源と、 前記半導体光源から出射される光束のうち所定の空間周
    波数成分を抽出する光処理手段とを備える照射装置。
  2. 【請求項2】前記半導体光源は、前記所定波長の光束と
    して青色の光束を出射することを特徴とする請求項1記
    載の照射装置。
  3. 【請求項3】前記光処理手段は、前記半導体光源から出
    射される光束を収束させる収束光学系と、前記収束光学
    系の焦点位置近傍に配置される空間周波数フィルタとを
    有することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれ
    か記載の照射装置。
  4. 【請求項4】前記光処理手段は、前記半導体光源から出
    射される光束を点光源に変換することを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれか記載の照射装置。
  5. 【請求項5】第1及び第2の光束をそれぞれ出射する第
    1及び第2の半導体光源と、 前記第1及び第2の半導体光源からそれぞれ出射される
    前記第1及び第2の光束を同一の光路に導く光結合手段
    と、 前記光結合手段から出射される前記第1及び第2の光束
    のうち所定の空間周波数成分を抽出する光処理手段とを
    備える照射装置。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2の光束は、同一波長を有
    することを特徴とする請求項5記載の照射装置。
  7. 【請求項7】前記第1及び第2の光束は、互いに異なる
    波長を有することを特徴とする請求項5記載の照射装
    置。
  8. 【請求項8】前記光結合手段は、偏光ビームスプリッタ
    を含むことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれ
    か記載の照射装置。
  9. 【請求項9】前記光処理手段は、前記第1及び第2の半
    導体光源から出射され前記光結合手段を経た前記第1及
    び第2の光束をそれぞれ収束させる収束光学系と、前記
    収束光学系の焦点位置近傍に配置される空間周波数フィ
    ルタとを有することを特徴とする請求項5から請求項8
    のいずれか記載の照射装置。
  10. 【請求項10】前記光処理手段は、前記光結合手段から
    出射される前記第1及び第2の光束をそれぞれ点光源に
    変換することを特徴とする請求項5から請求項9のいず
    れか記載の照射装置。
  11. 【請求項11】前記空間周波数フィルタは、光学的ロー
    パスフィルタであることを特徴とする請求項3及び請求
    項9のいずれか記載の照射装置。
  12. 【請求項12】前記光学的ローパスフィルタは、ピンホ
    ール板であることを特徴とする請求項11記載の照射装
    置。
  13. 【請求項13】前記光処理手段の後段に対物レンズをさ
    らに備えることを特徴とする請求項1から12のいずれ
    か記載の照射装置。
  14. 【請求項14】前記対物レンズは、前記光処理手段を経
    た光束を平行光束にすることを特徴とする請求項13記
    載の照射装置。
  15. 【請求項15】前記対物レンズは、前記光処理手段を経
    た光束を直接集光することを特徴とする請求項13記載
    の照射装置。
  16. 【請求項16】前記半導体光源と前記光処理手段との間
    に、前記半導体光源から出射される光束の断面形状を調
    節する一対のプリズムからなるビーム整形部を備える請
    求項1から15のいずれか記載の照射装置。
  17. 【請求項17】前記半導体光源から出射される光束の強
    度を検出する光センサをさらに備える請求項1から16
    のいずれか記載の照射装置。
  18. 【請求項18】前記対物レンズを切り換えるための切換
    手段をさらに備える請求項13記載の照射装置。
  19. 【請求項19】前記切換手段は、異なる種類の複数の対
    物レンズを配置した回転部材であることを特徴とする請
    求項18記載の照射装置。
  20. 【請求項20】前記空間周波数フィルタは、前記焦点位
    置から光軸方向にずれた位置に配置されることを特徴と
    する請求項3及び請求項9のいずれか記載の照射装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262484A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Shinshu Univ プロピレン系ポリマーフィルムまたはシートの加熱方法および延伸フィルムの製法
JP2010098231A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Ulvac Japan Ltd 光照射装置
JP2010234729A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 U-Vix Corp 紫外線照射装置

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