JP2003288744A - ハードディスクドライブ装置 - Google Patents
ハードディスクドライブ装置Info
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- JP2003288744A JP2003288744A JP2003032122A JP2003032122A JP2003288744A JP 2003288744 A JP2003288744 A JP 2003288744A JP 2003032122 A JP2003032122 A JP 2003032122A JP 2003032122 A JP2003032122 A JP 2003032122A JP 2003288744 A JP2003288744 A JP 2003288744A
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】軸受部材にサイズが大で十分な強度を有するも
のを使用することができ、耐衝撃性に優れ、しかも磁気
ディスクの回転精度が従来のものよりも高く、信頼性の
高いハードディスクドライブ装置を提供する。 【解決手段】ハブ29外周に設けた下向きフランジ15
の外径D1を磁気ディスク20の中央孔20aの内径D
4よりも大にするとともにハブの上部に磁気ディスクの
中央の孔が嵌合される小径段部19を形成し、前記下向
きフランジに囲まれるマグネット16の外径を前記小径
段部の外径よりも大ならしめ、しかもマグネットの内径
およびステータ17の外径と内径も大にして前記軸受部
材の外径を大なるものとし、また、前記ハブの外周部に
おける小径段部の外側に、同小径段部よりも大径で、か
つ前記下向きフランジよりも小径な中径段部22を形成
した。
のを使用することができ、耐衝撃性に優れ、しかも磁気
ディスクの回転精度が従来のものよりも高く、信頼性の
高いハードディスクドライブ装置を提供する。 【解決手段】ハブ29外周に設けた下向きフランジ15
の外径D1を磁気ディスク20の中央孔20aの内径D
4よりも大にするとともにハブの上部に磁気ディスクの
中央の孔が嵌合される小径段部19を形成し、前記下向
きフランジに囲まれるマグネット16の外径を前記小径
段部の外径よりも大ならしめ、しかもマグネットの内径
およびステータ17の外径と内径も大にして前記軸受部
材の外径を大なるものとし、また、前記ハブの外周部に
おける小径段部の外側に、同小径段部よりも大径で、か
つ前記下向きフランジよりも小径な中径段部22を形成
した。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ等の磁
気記憶装置たるハードディスクドライブ装置に関する。 【0002】 【従来の技術とその問題点】従来のハードディスクドラ
イブ装置は、例えば図5に示すように、ベース41上に
軸受部材42によって軸43が回転可能に支承され、こ
の軸43にロータたるハブ44が固嵌され、ハブの外周
部に形成された下向きフランジ45の内側にマグネット
46が設けられていて、同マグネットの内側には、ベー
ス上に固定され、通電用のコイル51が捲装されたステ
ータ47を備えている。 【0003】前記ハブ44の外周部には磁気ディスク4
8が搭載されていて、ディスク押えプレート52により
揺動しないようになっており、ヘッドアーム49の先端
に設けられた磁気ヘッド50により磁気ディスク48上
の所要の位置に磁気データが読み書きされる。近年、磁
気記憶装置、特にハードディスクドライブ装置は小型
化、薄型化および軽量化に加え、耐衝撃性の向上も要望
項目となっている。 【0004】ハードディスクドライブ装置は外部から衝
撃を受けると、その衝撃は磁気ディスク駆動用モータの
ロータたるハブ44を支承する軸受部材42に集中し、
この軸受部材が最も損傷を受けやすい。軸受部材42が
損傷すると、磁気ディスク48の回転精度が低下して磁
気データの読み書きを正確に行うことができなくなるお
それがあり、また、騒音や振動を生じたりするという問
題がある。 【0005】軸受部材の損傷を防止するには軸受部材4
2自体を強度の大なるものにすればよいが、従来のハー
ドディスク装置においては磁気ディスク48の外径が例
えば2.5インチや3.5インチというように規格化さ
れていて、ハブに嵌合せしめる中央の孔の直径D0 も例
えば2.5インチの磁気ディスクの場合で20.0mm
程度、3.5インチの磁気ディスクの場合で25.0m
m程度と規格化されている。 【0006】したがって磁気ディスクの中央の孔の直径
によってハブの外径が決められ、ハブの内側に軸心と同
心状に設けられているマグネット46やステータ47の
径も制約され、ために軸受部材42もサイズが大で十分
な強度を有するものを使用することができなかった。 【0007】なお、前記マグネット46の半径方向の厚
さを小にしたり、あるいはステータ47の半径方向の長
さを小にすれば、その分だけ軸受部材42のサイズを大
にすることができるが、このようにすると、例えば回転
トルクや回転速度等のモータの機能を損なうという問題
が生じ、採用することはできなかった。 【0008】 【発明の目的】本発明は軸受部材にサイズが大で十分な
強度を有するものを使用することができ、耐衝撃性に優
れ、しかも磁気ディスクの回転精度が従来のものよりも
高く、信頼性の高いハードディスクドライブ装置を提供
することを目的としている。 【0009】 【手段】上記目的を達成するために、本発明に係るハー
ドディスクドライブ装置は、外周部に下向きフランジを
有し、軸受部材によりベース上に回転可能に支承される
ロータたるハブの前記下向きフランジの内側にマグネッ
トが設けられ、通電用のコイルが捲装され、前記マグネ
ットと対峙するステータをベース上に備えるモータと、
前記ハブに嵌合する中央孔を有する磁気ディスクを備
え、前記ハブの下向きフランジの外径を磁気ディスクの
中央孔の内径よりも大にするとともにハブの上部に磁気
ディスクの中央の孔が嵌合される小径段部を形成し、前
記下向きフランジに囲まれる前記マグネットの外径を前
記小径段部の外径よりも大ならしめ、しかもマグネット
の内径およびステータの外径と内径も大にして前記軸受
部材の外径を大なるものとしたことを特徴としており、
また、前記ハブの外周部における小径段部の外側に、同
小径段部よりも大径で、かつ前記下向きフランジよりも
小径な中径段部を形成したものとしてある。 【0010】 【実施例】以下本発明に係るハードディスクドライブ装
置の第1実施例を添付図1〜3に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。図において符号1はモータを示し、フ
ランジ2aを有するベース2の中央に、上下が開口する
筒状のスリーブ3がベース2と同一部材にて一体に形成
されていて、同スリーブ3の内側には軸受部材4により
軸5が回転可能に支承されている。 【0011】前記軸受部材4は例えば複列玉軸受として
あって、内周面に2列の転動溝が直接形成されたスリー
ブ状外輪6と軸5との間に2列の転動体たるボール7
a、7bが配設され、軸5は大径軸部5aと小径軸部5
bを有する2段軸としてあり、上側のボール7aは大径
軸部5aの外周面に直接形成された転動溝8とスリーブ
状外輪6の内周面に直接形成された上側の転動溝9との
間に配設され、下側のボール7bは小径軸部5bに設け
られた内輪10の転動溝11とスリーブ状外輪6の内周
面に直接形成された下側の転動溝12との間に配設され
ており、スリーブ状外輪6の上下端部にはシール板13
が取り付けられている。 【0012】前記軸5の上端部5cにはロータたるハブ
14の中央孔14aが固嵌されていて、同ハブ14の外
周部には下向きフランジ15が形成されており、同下向
きフランジ15の内側にはマグネット16が取り付けら
れていて、同マグネットの内周面は、前記ベースのスリ
ーブ3の外側面に固定されたステータ17の外周面とわ
ずかな隙間をあけて対峙しており、ステータ17には通
電用のコイル18が捲装されている。 【0013】しかして本発明に係るハードディスクドラ
イブ装置においては、前記ハブ14の上面に、外径D4
が前記マグネット16の外径D2 よりも小径な小径段部
19を形成してあって、小径段部19の外径D4 は磁気
ディスク20の中央孔20aの内径と略同径にしてあ
り、磁気ディスク20はその中央孔20aが小径段部に
嵌められ、同小径段部19の水平面部と、ディスク押え
プレート21の間に取り付けられていて、ディスク押え
プレートはハブ14の上面にねじ21aにて固定されて
いる。 【0014】また、前記小径段部19のさらに外周側に
は、外径D3 が小径段部19の外径D4 よりも大で、か
つ下向きフランジ15の外径D1 よりも小なる中径段部
22を形成してあって、この中径段部22により、磁気
ディスク20と下向きフランジ15との間に隙間Sを形
成してあって、磁気ディスク20へ磁気データを書き込
んだり、読み出したりするための磁気ヘッド23と、同
磁気ヘッドを先端に備えるヘッドアーム24が磁気ディ
スク下面の中心付近まで届くようにしてあり、また隙間
Sにより、マグネット16やステータ17からの漏洩磁
気が磁気ディスク20や磁気ヘッド23に影響が及びに
くいようにしてある。なお、図1において、符号25は
前記磁気ヘッド23を磁気ディスク20の半径方向の所
要の位置に移動および停止せしめるためのヘッド位置決
め機構を示している。 【0015】本発明に係るハードディスクドライブ装置
においては、上述したように下向きフランジ15の外径
D1 を、前記小径段部19の外径D4 すなわち磁気ディ
スク20の中央孔20aの内径よりも大なるものにして
あり、中央孔20aの内径寸法が規格化された磁気ディ
スクを使用した場合であっても下向きフランジ15の外
径を磁気ディスク20の中央孔20aの内径に制約され
ることなく大径のものとすることができる。 【0016】また、下向きフランジ15に囲まれるマグ
ネット16の外径D2 と内径、ステータ17の外径と内
径D5 およびスリーブ3の外径と内径も大にしてあっ
て、軸受部材4を外径D6 が大なるサイズのものにして
あり、軸受部材4に、それ自体が強度の大なるものを使
用することができ、しかもマグネット16の半径方向の
厚さを小にしたり、ステータ17の半径方向の長さを小
にする必要がなくて、これらマグネットやステータの磁
束密度を低下せしめることはなく、したがってモータの
性能を損なうことなく軸受部材の強度を向上せしめるこ
とができる。 【0017】さらに、軸5の外径D7 も大径のものとし
てあって、耐衝撃性をこれによっても向上せしめること
ができ、特に上述した実施例のものでは大径軸部5aを
有する軸5を使用しているので、軸の耐衝撃性をより大
なるものとすることができる。 【0018】上述した実施例においてはベース2とスリ
ーブ3を同一部材で一体に形成してあるが、これらは別
部材で構成するようにしてもよく、また、軸5とハブ1
4を別部材で構成してあるが、同一部材で一体に形成す
ることもできる。 【0019】また、軸受部材4を複列玉軸受で構成する
とともに軸5を2段軸としてあるが、2個の玉軸受を使
用したり、あるいは玉軸受の代わりに流体軸受や空圧利
用の軸受等の他の軸受を使用し、軸もストレートなもの
を使用することもできる。 【0020】さらに、上述した実施例においては磁気デ
ィスク駆動用モータをアウタロータタイプのものとして
あるが、インナロータタイプのもので構成することもで
きる。 【0021】図4は本発明に係るハードディスクドライ
ブ装置の第2実施例を示し、同図のものは上述した第1
実施例のものとはハブ29を支承する軸受部材26まわ
りの構造が異なり、ベース2の中央部に突設したボス2
7へ、孔28aを嵌めて固設された軸28に、軸受部材
26を介してロータたるハブ29を回転可能に支承して
ある。 【0022】前記軸受部材26は内周面に2列の転動溝
が直接形成されたスリーブ状外輪30と軸28との間に
2列の転動体たるボール31a、31bが配設されたも
のとしてあり、軸28は大径軸部と小径軸部を有する2
段軸で、第1の実施例とは上下を反対にしてあり、上側
のボール31aは小径軸部に設けられた内輪32とスリ
ーブ状外輪30の内周面に直接形成された上側の転動溝
との間に配設され、下側のボール31bは大径軸部に直
接形成された転動溝とスリーブ状外輪30の内周面に直
接形成された下側の転動溝との間に配設されており、ス
リーブ状外輪30の下端部にはシール板33が取り付け
られている。 【0023】前記スリーブ状外輪30はハブ29と同一
部材にて一体に形成されていて、スリーブ状外輪の開口
上部は蓋板34にて閉塞されている。また、ステータ1
7はベースと同一部材にて一体に形成されたステータホ
ルダ35に取り付けられている。 【0024】この実施例の装置においても、第1実施例
のものと同様にハブ29の上面に小径段部19および中
径段部22を形成してあって、下向きフランジ15の外
径D 1 を、前記小径段部19の外径D4 すなわち磁気デ
ィスク20の中央孔20aの内径よりも大なるものにし
てあり、中央孔20aの内径寸法が規格化された磁気デ
ィスクを使用しても下向きフランジ15の外径を磁気デ
ィスク20の中央孔20aの内径に制約されることなく
大径のものとすることができる。 【0025】また、下向きフランジ15に囲まれるマグ
ネット16の外径D2 と内径、ステータ17の外径と内
径D5 も大にしてあって、第1実施例のものと同様に軸
受部材26を大なるサイズのものにしてあり、軸受部材
26に、それ自体が強度の大なるものを使用することが
でき、しかもマグネット16の半径方向の厚さを小にし
たり、ステータ17の半径方向の長さを小にする必要が
なくて、これらマグネットやステータの磁束密度を低下
せしめることはなく、したがってモータの性能を損なう
ことなく軸受部材の強度を向上せしめることができる。 【0026】さらに、この実施例のものも軸28の外径
D7 を大径のものとしてあって、耐衝撃性をこれによっ
ても向上せしめることができる。 【0027】 【発明の効果】本発明に係るハードディスクドライブ装
置は上述した構造のものとしてあるので、磁気ディスク
の中央孔の内径に制約されることなく軸受部材を大なる
サイズで十分な強度のものとすることができ、外部から
の衝撃が軸受部材に集中しても軸受部材が損傷を受ける
おそれを極力防止することができ、しかも軸受部材の寿
命を延ばすことができる。したがって、耐衝撃性に優
れ、機械的信頼度が高く、しかも寿命の長いハードディ
スクドライブ装置を提供することができる。 【0028】また、軸受部材を大なるサイズのものとす
ることにより、軸受部材の回転精度を向上せしめること
ができ、しかも温度変化による回転精度の低下のおそれ
が小で磁気ディスク駆動用モータを正確に高速回転せし
めることができ、また回転時の騒音や振動も低減せしめ
ることができる。 【0029】さらに、磁気ディスクの回転精度が向上す
るので、磁気ディスクの記憶密度を大にすることが可能
となり、データ記憶容量を大ならしめることができる。
また、軸受部材を大なるサイズのものとすることにより
軸も大径のものにできるので、共振周波数による振動や
騒音も防止することができる。 【0030】さらに、小径段部の外側に中径段部を形成
してあるので、磁気ヘッドとヘッドアームが中径段部に
よって形成される磁気ディスクと下向きフランジ間の隙
間に入り込んで磁気ヘッドが磁気ディスク下面の中心付
近まで届くようになっていて、磁気ディスクの記憶面を
有効に使用することができ、しかも前記隙間によってマ
グネットやステータからの漏洩磁気による磁気ディスク
や磁気ヘッドへの影響を極力防止することができてハー
ドディスクドライブ装置の信頼性を向上できる。
気記憶装置たるハードディスクドライブ装置に関する。 【0002】 【従来の技術とその問題点】従来のハードディスクドラ
イブ装置は、例えば図5に示すように、ベース41上に
軸受部材42によって軸43が回転可能に支承され、こ
の軸43にロータたるハブ44が固嵌され、ハブの外周
部に形成された下向きフランジ45の内側にマグネット
46が設けられていて、同マグネットの内側には、ベー
ス上に固定され、通電用のコイル51が捲装されたステ
ータ47を備えている。 【0003】前記ハブ44の外周部には磁気ディスク4
8が搭載されていて、ディスク押えプレート52により
揺動しないようになっており、ヘッドアーム49の先端
に設けられた磁気ヘッド50により磁気ディスク48上
の所要の位置に磁気データが読み書きされる。近年、磁
気記憶装置、特にハードディスクドライブ装置は小型
化、薄型化および軽量化に加え、耐衝撃性の向上も要望
項目となっている。 【0004】ハードディスクドライブ装置は外部から衝
撃を受けると、その衝撃は磁気ディスク駆動用モータの
ロータたるハブ44を支承する軸受部材42に集中し、
この軸受部材が最も損傷を受けやすい。軸受部材42が
損傷すると、磁気ディスク48の回転精度が低下して磁
気データの読み書きを正確に行うことができなくなるお
それがあり、また、騒音や振動を生じたりするという問
題がある。 【0005】軸受部材の損傷を防止するには軸受部材4
2自体を強度の大なるものにすればよいが、従来のハー
ドディスク装置においては磁気ディスク48の外径が例
えば2.5インチや3.5インチというように規格化さ
れていて、ハブに嵌合せしめる中央の孔の直径D0 も例
えば2.5インチの磁気ディスクの場合で20.0mm
程度、3.5インチの磁気ディスクの場合で25.0m
m程度と規格化されている。 【0006】したがって磁気ディスクの中央の孔の直径
によってハブの外径が決められ、ハブの内側に軸心と同
心状に設けられているマグネット46やステータ47の
径も制約され、ために軸受部材42もサイズが大で十分
な強度を有するものを使用することができなかった。 【0007】なお、前記マグネット46の半径方向の厚
さを小にしたり、あるいはステータ47の半径方向の長
さを小にすれば、その分だけ軸受部材42のサイズを大
にすることができるが、このようにすると、例えば回転
トルクや回転速度等のモータの機能を損なうという問題
が生じ、採用することはできなかった。 【0008】 【発明の目的】本発明は軸受部材にサイズが大で十分な
強度を有するものを使用することができ、耐衝撃性に優
れ、しかも磁気ディスクの回転精度が従来のものよりも
高く、信頼性の高いハードディスクドライブ装置を提供
することを目的としている。 【0009】 【手段】上記目的を達成するために、本発明に係るハー
ドディスクドライブ装置は、外周部に下向きフランジを
有し、軸受部材によりベース上に回転可能に支承される
ロータたるハブの前記下向きフランジの内側にマグネッ
トが設けられ、通電用のコイルが捲装され、前記マグネ
ットと対峙するステータをベース上に備えるモータと、
前記ハブに嵌合する中央孔を有する磁気ディスクを備
え、前記ハブの下向きフランジの外径を磁気ディスクの
中央孔の内径よりも大にするとともにハブの上部に磁気
ディスクの中央の孔が嵌合される小径段部を形成し、前
記下向きフランジに囲まれる前記マグネットの外径を前
記小径段部の外径よりも大ならしめ、しかもマグネット
の内径およびステータの外径と内径も大にして前記軸受
部材の外径を大なるものとしたことを特徴としており、
また、前記ハブの外周部における小径段部の外側に、同
小径段部よりも大径で、かつ前記下向きフランジよりも
小径な中径段部を形成したものとしてある。 【0010】 【実施例】以下本発明に係るハードディスクドライブ装
置の第1実施例を添付図1〜3に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。図において符号1はモータを示し、フ
ランジ2aを有するベース2の中央に、上下が開口する
筒状のスリーブ3がベース2と同一部材にて一体に形成
されていて、同スリーブ3の内側には軸受部材4により
軸5が回転可能に支承されている。 【0011】前記軸受部材4は例えば複列玉軸受として
あって、内周面に2列の転動溝が直接形成されたスリー
ブ状外輪6と軸5との間に2列の転動体たるボール7
a、7bが配設され、軸5は大径軸部5aと小径軸部5
bを有する2段軸としてあり、上側のボール7aは大径
軸部5aの外周面に直接形成された転動溝8とスリーブ
状外輪6の内周面に直接形成された上側の転動溝9との
間に配設され、下側のボール7bは小径軸部5bに設け
られた内輪10の転動溝11とスリーブ状外輪6の内周
面に直接形成された下側の転動溝12との間に配設され
ており、スリーブ状外輪6の上下端部にはシール板13
が取り付けられている。 【0012】前記軸5の上端部5cにはロータたるハブ
14の中央孔14aが固嵌されていて、同ハブ14の外
周部には下向きフランジ15が形成されており、同下向
きフランジ15の内側にはマグネット16が取り付けら
れていて、同マグネットの内周面は、前記ベースのスリ
ーブ3の外側面に固定されたステータ17の外周面とわ
ずかな隙間をあけて対峙しており、ステータ17には通
電用のコイル18が捲装されている。 【0013】しかして本発明に係るハードディスクドラ
イブ装置においては、前記ハブ14の上面に、外径D4
が前記マグネット16の外径D2 よりも小径な小径段部
19を形成してあって、小径段部19の外径D4 は磁気
ディスク20の中央孔20aの内径と略同径にしてあ
り、磁気ディスク20はその中央孔20aが小径段部に
嵌められ、同小径段部19の水平面部と、ディスク押え
プレート21の間に取り付けられていて、ディスク押え
プレートはハブ14の上面にねじ21aにて固定されて
いる。 【0014】また、前記小径段部19のさらに外周側に
は、外径D3 が小径段部19の外径D4 よりも大で、か
つ下向きフランジ15の外径D1 よりも小なる中径段部
22を形成してあって、この中径段部22により、磁気
ディスク20と下向きフランジ15との間に隙間Sを形
成してあって、磁気ディスク20へ磁気データを書き込
んだり、読み出したりするための磁気ヘッド23と、同
磁気ヘッドを先端に備えるヘッドアーム24が磁気ディ
スク下面の中心付近まで届くようにしてあり、また隙間
Sにより、マグネット16やステータ17からの漏洩磁
気が磁気ディスク20や磁気ヘッド23に影響が及びに
くいようにしてある。なお、図1において、符号25は
前記磁気ヘッド23を磁気ディスク20の半径方向の所
要の位置に移動および停止せしめるためのヘッド位置決
め機構を示している。 【0015】本発明に係るハードディスクドライブ装置
においては、上述したように下向きフランジ15の外径
D1 を、前記小径段部19の外径D4 すなわち磁気ディ
スク20の中央孔20aの内径よりも大なるものにして
あり、中央孔20aの内径寸法が規格化された磁気ディ
スクを使用した場合であっても下向きフランジ15の外
径を磁気ディスク20の中央孔20aの内径に制約され
ることなく大径のものとすることができる。 【0016】また、下向きフランジ15に囲まれるマグ
ネット16の外径D2 と内径、ステータ17の外径と内
径D5 およびスリーブ3の外径と内径も大にしてあっ
て、軸受部材4を外径D6 が大なるサイズのものにして
あり、軸受部材4に、それ自体が強度の大なるものを使
用することができ、しかもマグネット16の半径方向の
厚さを小にしたり、ステータ17の半径方向の長さを小
にする必要がなくて、これらマグネットやステータの磁
束密度を低下せしめることはなく、したがってモータの
性能を損なうことなく軸受部材の強度を向上せしめるこ
とができる。 【0017】さらに、軸5の外径D7 も大径のものとし
てあって、耐衝撃性をこれによっても向上せしめること
ができ、特に上述した実施例のものでは大径軸部5aを
有する軸5を使用しているので、軸の耐衝撃性をより大
なるものとすることができる。 【0018】上述した実施例においてはベース2とスリ
ーブ3を同一部材で一体に形成してあるが、これらは別
部材で構成するようにしてもよく、また、軸5とハブ1
4を別部材で構成してあるが、同一部材で一体に形成す
ることもできる。 【0019】また、軸受部材4を複列玉軸受で構成する
とともに軸5を2段軸としてあるが、2個の玉軸受を使
用したり、あるいは玉軸受の代わりに流体軸受や空圧利
用の軸受等の他の軸受を使用し、軸もストレートなもの
を使用することもできる。 【0020】さらに、上述した実施例においては磁気デ
ィスク駆動用モータをアウタロータタイプのものとして
あるが、インナロータタイプのもので構成することもで
きる。 【0021】図4は本発明に係るハードディスクドライ
ブ装置の第2実施例を示し、同図のものは上述した第1
実施例のものとはハブ29を支承する軸受部材26まわ
りの構造が異なり、ベース2の中央部に突設したボス2
7へ、孔28aを嵌めて固設された軸28に、軸受部材
26を介してロータたるハブ29を回転可能に支承して
ある。 【0022】前記軸受部材26は内周面に2列の転動溝
が直接形成されたスリーブ状外輪30と軸28との間に
2列の転動体たるボール31a、31bが配設されたも
のとしてあり、軸28は大径軸部と小径軸部を有する2
段軸で、第1の実施例とは上下を反対にしてあり、上側
のボール31aは小径軸部に設けられた内輪32とスリ
ーブ状外輪30の内周面に直接形成された上側の転動溝
との間に配設され、下側のボール31bは大径軸部に直
接形成された転動溝とスリーブ状外輪30の内周面に直
接形成された下側の転動溝との間に配設されており、ス
リーブ状外輪30の下端部にはシール板33が取り付け
られている。 【0023】前記スリーブ状外輪30はハブ29と同一
部材にて一体に形成されていて、スリーブ状外輪の開口
上部は蓋板34にて閉塞されている。また、ステータ1
7はベースと同一部材にて一体に形成されたステータホ
ルダ35に取り付けられている。 【0024】この実施例の装置においても、第1実施例
のものと同様にハブ29の上面に小径段部19および中
径段部22を形成してあって、下向きフランジ15の外
径D 1 を、前記小径段部19の外径D4 すなわち磁気デ
ィスク20の中央孔20aの内径よりも大なるものにし
てあり、中央孔20aの内径寸法が規格化された磁気デ
ィスクを使用しても下向きフランジ15の外径を磁気デ
ィスク20の中央孔20aの内径に制約されることなく
大径のものとすることができる。 【0025】また、下向きフランジ15に囲まれるマグ
ネット16の外径D2 と内径、ステータ17の外径と内
径D5 も大にしてあって、第1実施例のものと同様に軸
受部材26を大なるサイズのものにしてあり、軸受部材
26に、それ自体が強度の大なるものを使用することが
でき、しかもマグネット16の半径方向の厚さを小にし
たり、ステータ17の半径方向の長さを小にする必要が
なくて、これらマグネットやステータの磁束密度を低下
せしめることはなく、したがってモータの性能を損なう
ことなく軸受部材の強度を向上せしめることができる。 【0026】さらに、この実施例のものも軸28の外径
D7 を大径のものとしてあって、耐衝撃性をこれによっ
ても向上せしめることができる。 【0027】 【発明の効果】本発明に係るハードディスクドライブ装
置は上述した構造のものとしてあるので、磁気ディスク
の中央孔の内径に制約されることなく軸受部材を大なる
サイズで十分な強度のものとすることができ、外部から
の衝撃が軸受部材に集中しても軸受部材が損傷を受ける
おそれを極力防止することができ、しかも軸受部材の寿
命を延ばすことができる。したがって、耐衝撃性に優
れ、機械的信頼度が高く、しかも寿命の長いハードディ
スクドライブ装置を提供することができる。 【0028】また、軸受部材を大なるサイズのものとす
ることにより、軸受部材の回転精度を向上せしめること
ができ、しかも温度変化による回転精度の低下のおそれ
が小で磁気ディスク駆動用モータを正確に高速回転せし
めることができ、また回転時の騒音や振動も低減せしめ
ることができる。 【0029】さらに、磁気ディスクの回転精度が向上す
るので、磁気ディスクの記憶密度を大にすることが可能
となり、データ記憶容量を大ならしめることができる。
また、軸受部材を大なるサイズのものとすることにより
軸も大径のものにできるので、共振周波数による振動や
騒音も防止することができる。 【0030】さらに、小径段部の外側に中径段部を形成
してあるので、磁気ヘッドとヘッドアームが中径段部に
よって形成される磁気ディスクと下向きフランジ間の隙
間に入り込んで磁気ヘッドが磁気ディスク下面の中心付
近まで届くようになっていて、磁気ディスクの記憶面を
有効に使用することができ、しかも前記隙間によってマ
グネットやステータからの漏洩磁気による磁気ディスク
や磁気ヘッドへの影響を極力防止することができてハー
ドディスクドライブ装置の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハードディスクドライブ装置の斜
視図。 【図2】本発明に係るハードディスクドライブ装置の第
1実施例を示す縦断面図。 【図3】同上の要部拡大縦断面図。 【図4】本発明に係るハードディスクドライブ装置の第
2実施例を示す縦断面図。 【図5】従来のハードディスクドライブ装置の一例を示
す縦断面図。 【符号の説明】 1 モータ 2 ベース 3 スリーブ 4 軸受部材 5 軸 6 スリーブ状外輪 7a、7b ボール 8、9 転動溝 10 内輪 11、12 転動溝 13 シール板 14 ハブ 15 下向きフランジ 16 マグネット 17 ステータ 18 通電用のコイル 19 小径段部 20 磁気ディスク 21 ディスク押えプレート 22 中径段部 23 磁気ヘッド 24 ヘッドアーム 25 ヘッド位置決め機構 26 軸受部材 27 ボス 28 軸 29 ハブ 30 スリーブ状外輪 31a、31b ボール 32 内輪 33 シール板 34 蓋板 35 ステータホルダ
視図。 【図2】本発明に係るハードディスクドライブ装置の第
1実施例を示す縦断面図。 【図3】同上の要部拡大縦断面図。 【図4】本発明に係るハードディスクドライブ装置の第
2実施例を示す縦断面図。 【図5】従来のハードディスクドライブ装置の一例を示
す縦断面図。 【符号の説明】 1 モータ 2 ベース 3 スリーブ 4 軸受部材 5 軸 6 スリーブ状外輪 7a、7b ボール 8、9 転動溝 10 内輪 11、12 転動溝 13 シール板 14 ハブ 15 下向きフランジ 16 マグネット 17 ステータ 18 通電用のコイル 19 小径段部 20 磁気ディスク 21 ディスク押えプレート 22 中径段部 23 磁気ヘッド 24 ヘッドアーム 25 ヘッド位置決め機構 26 軸受部材 27 ボス 28 軸 29 ハブ 30 スリーブ状外輪 31a、31b ボール 32 内輪 33 シール板 34 蓋板 35 ステータホルダ
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フロントページの続き
Fターム(参考) 3J101 AA02 AA43 AA54 AA62 AA71
FA41 GA53
5D109 BA06 BA14 BA17 BA18 BA20
BB12 BB13 BB16 BB21
5D138 UA03 UA17
5H605 AA04 BB05 BB19 CC04 DD01
DD05 EB10 EB16
5H621 BB07 GA01 GA04 JK13 JK19
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】外周部に下向きフランジを有し、軸受部材
によりベース上に回転可能に支承されるロータたるハブ
の前記下向きフランジの内側にマグネットが設けられ、
通電用のコイルが捲装され、前記マグネットと対峙する
ステータをベース上に備え、前記軸受部材は、内周面に
2列の転動溝が直接形成されたスリーブ状外輪と、大径
軸部と小径軸部を有する軸と、前記大径軸部の転動溝と
前記スリーブ状外輪の一方の転動溝との間に下側のボー
ルが配設され、前記小径軸部に設けた内輪と前記スリー
ブ状外輪の他方の転動溝との間に上側のボールが配設さ
れたものとしてあり、前記スリーブ状外輪はハブと同一
材にて一体に形成され、かつ前記下向きフランジもハブ
と同一材にて一体に形成され、前記軸がその大径軸部側
の一端に開口する孔を前記ベースから突設したボスに嵌
合されて立設固定されたモータと、前記ハブに嵌合する
中央孔を有する磁気ディスクを備え、前記ハブの上部に
磁気ディスクの中央孔が嵌合される小径段部を設け、か
つ、前記小径段部の外側に、同小径段部よりも大径であ
って前記下向きフランジよりも小径な中径段部を設け、
さらに前記下向きフランジに囲まれる前記マグネットの
外径を前記小径段部の外径よりも大ならしめることによ
り、マグネットの内径、ステータの外径と内径、スリー
ブの外径と内径も大ならしめて、軸受部材の外径および
軸を強度の大なる大径のものとしてなるハードディスク
ドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003032122A JP2003288744A (ja) | 2003-02-10 | 2003-02-10 | ハードディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003032122A JP2003288744A (ja) | 2003-02-10 | 2003-02-10 | ハードディスクドライブ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5430798A Division JPH11238299A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | ハードディスクドライブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003288744A true JP2003288744A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29244419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003032122A Pending JP2003288744A (ja) | 2003-02-10 | 2003-02-10 | ハードディスクドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003288744A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007282374A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-25 | Nippon Densan Corp | ロータ部品、モータおよび記録ディスク駆動装置 |
WO2020166532A1 (ja) * | 2019-02-13 | 2020-08-20 | 日本電産株式会社 | モータユニット |
-
2003
- 2003-02-10 JP JP2003032122A patent/JP2003288744A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007282374A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-25 | Nippon Densan Corp | ロータ部品、モータおよび記録ディスク駆動装置 |
WO2020166532A1 (ja) * | 2019-02-13 | 2020-08-20 | 日本電産株式会社 | モータユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20050223 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050412 |