JP2003288152A - キーボードおよび電子機器 - Google Patents

キーボードおよび電子機器

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JP2003288152A
JP2003288152A JP2002092362A JP2002092362A JP2003288152A JP 2003288152 A JP2003288152 A JP 2003288152A JP 2002092362 A JP2002092362 A JP 2002092362A JP 2002092362 A JP2002092362 A JP 2002092362A JP 2003288152 A JP2003288152 A JP 2003288152A
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啓喜 大平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト化が可能であるとともに入力操作
が容易なキーボードと、コンパクトで携帯性に優れると
ともに入力操作が容易で使い勝手がよい電子機器と、を
提供する。 【解決手段】 略平行する複数のキー列40A、40
B、40Cを備えるキーボード30であって、キー列4
0A、40B、40C毎にキー41(41A、41B、
41C)を共通に支持する複数の支持軸42A、42
B、42Cと、これら複数の支持軸42A、42B、4
2Cを略平行に保持するキー保持部50をなす互いにス
ライド可能に連結した第1部材51および第2部材52
と、を備え、これら第1部材51および第2部材52の
スライド動作で複数のキー列40A、40B、40Cの
間隔を変化させるキー列間隔可変機構を構成した。電子
機器1のヒンジ60を介して連結した上ケース10およ
び下ケース20の間に、キーボード30が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーボードおよび
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PDA、携帯電話、電子手帳など
の各種携帯用電子機器が提案され、実用化されている。
最近では、このような携帯用電子機器に電子メール機能
などが搭載され、文字入力の機会が多くなっているた
め、文字入力を行うための入力装置が多く提案されてい
る。
【0003】従来の入力装置としては、例えば、折畳式
の横長の携帯用電子機器であって、上ケースに表示を有
し下ケースに横長のキーボードが設けられたものがあっ
た。このような携帯用電子機器では、使用時は上ケース
と下ケースを開いて用い、携帯時は、上ケースと下ケー
スを閉じてコンパクトに携帯する。しかしながら携帯時
に、十分な携帯性を実現するためには、下ケースのキー
ボードのサイズを小さくする必要があり、キーピッチや
キー数が制限されるため、文字入力操作を行い難かっ
た。
【0004】また、従来の入力装置の他の例としては、
板状の携帯用電子機器の下端に取り付け・取り外し自在
な別体のキーボードが挙げられる。このような別体のキ
ーボードは、キーピッチを広くとることができるので、
文字入力操作が比較的容易となるが、携帯用電子機器と
別に携帯する必要があって取り扱い難かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、コン
パクト化が可能であるとともに入力操作が容易なキーボ
ードを提供することである。
【0006】また、本発明の課題は、コンパクトで携帯
性に優れるとともに、入力操作が容易で使い勝手がよい
電子機器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば図1及び図5に示す
ように、略平行する複数のキー列(40A、40B、4
0C)を備えるキーボード30であって、キー列(40
A、40B、40C)毎にキー41(41A、41B、
41C)を共通に支持する複数の支持軸(42A、42
B、42C)と、これら複数の支持軸(42A、42
B、42C)を略平行に保持するキー保持部50をなす
互いにスライド可能に連結した第1部材51および第2
部材52とを備え、これら第1部材51および第2部材
52のスライド動作で複数のキー列40の間隔を変化さ
せるキー列間隔可変機構を構成したことを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明によれば、キー列毎に
設けた複数の支持軸を略平行に保持するキー保持部の第
1部材および第2部材をスライド動作すると、キー列間
隔可変機構によって複数のキー列の間隔が変化するの
で、キーボードとして、キー列の間隔を狭くして携帯時
にコンパクトなものとしながら、使用時にはキー列の間
隔を広げて入力操作性を良くできる。
【0009】例えば、第2部材を第1部材から遠ざける
方向へスライドさせる動作に伴い、複数のキー列の間隔
を広げることができる。従って、キーピッチを大きくす
ることができるので、文字入力操作がきわめて容易とな
る。また、第2部材を第1部材に近づける方向へスライ
ドさせる動作に伴い、複数のキー列の間隔を狭めること
ができる。このため、キーボードのコンパクト化が可能
となる。従って、例えば、このキーボードを所定の電子
機器の適所に収納する場合に、収納に要するスペースを
小さくすることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のキ
ーボードにおいて、例えば図9に示すように、前記第1
部材51および第2部材52には、前記複数の支持軸4
2をスライド可能に保持する溝部51d、52dをそれ
ぞれ設け、前記第1部材51および第2部材52の離間
する方向へのスライド動作で前記複数の支持軸42が一
方の部材52の前記溝部52dの端部に押されて前記一
方の部材52とともにスライド動作することにより、前
記複数のキー列42の間隔が広がることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載のキ
ーボードにおいて、例えば図6に示すように、キー列4
0Bは隣接する他のキー列に重なる部分41Baを有す
ることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明によれば、キー列の間
隔を狭めた際に、キー列を隣接する他のキー列に部分的
に重ねることができる。従って、キーボードのさらなる
コンパクト化が可能となる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載のキ
ーボードにおいて、例えば図10に示すように、個々の
キー41の入力操作を検知する入力検知手段92を設け
たことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明によれば、個々のキー
に設けた入力検知手段によって、キーの位置に関係な
く、キーへの入力操作を検知することができる。従っ
て、キー列をスライドさせてキーの位置を適宜変更した
状態で、文字入力を行うことができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載のキ
ーボードにおいて、例えば図11に示すように、前記複
数のキー列40の間隔を広げた状態での各キー41の位
置に対応して配置され、キー入力操作を検知する入力検
知基板94Aを備えることを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、例えば図1から図
4に示すように、請求項1から5の何れか記載のキーボ
ード30が、ヒンジ60を介して連結した上ケース10
および下ケース20の間に配置して備えられる電子機器
1であって、前記第1部材51を前記下ケース20に取
り付けて、前記第2部材52を前記上ケース10に取り
付け、前記下ケース20に前記上ケース10を重ねた状
態で、前記キーボード30が上ケース10と下ケース2
0との間に収納されるとともに、前記第2部材52が前
記第1部材51に近づく方向にスライド動作して前記複
数のキー列40の間隔が狭くなった状態に保持され、前
記下ケース20に対し前記上ケース10を開くと、前記
キーボード30が上ケース10側に引き上げられて下ケ
ース20上に傾斜した状態となるとともに、前記第2部
材52が前記第1部材51から遠ざかる方向にスライド
動作して前記複数のキー列40の間隔が広がった状態に
保持されることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明によれば、下ケースに
上ケースを重ねた状態で、キーボードが上ケースと下ケ
ースとの間に収納されるとともに、第2部材が第1部材
に近づく方向にスライド動作してキー列の間隔が狭めら
れる。従って、キーボードをコンパクトにした状態で収
納することができるので、キーボードの収納に要するス
ペースを小さくすることができる。この結果、電子機器
自体のコンパクト化が可能となり、携帯性が格段に向上
することとなる。
【0018】そして、下ケースに対し上ケースを開く
と、キーボードが上ケース側に引き上げて下ケース上に
傾斜した状態となるとともに、キー保持部の第2部材が
第1部材から遠ざかる方向にスライド動作してキー列の
間隔が広がった状態に保持される。従って、キーボード
のキーピッチを大きくした状態で入力操作を行うことが
できるので、きわめて使い勝手がよい。
【0019】また、下ケースに上ケースを重ねた状態
で、キー列を隣接する他のキー列に重ねるようにすれ
ば、キーボードの収納に要するスペースをさらに小さく
することができるので、電子機器の一層のコンパクト
化、ひいては、携帯性の一層の向上を図ることができ
る。
【0020】また、個々のキーに入力検知手段を設け
て、キー入力操作をキーの位置に関係なく検知するよう
にすれば、キー列をスライドさせてキーの位置を適宜変
更した状態で、文字入力を行うことができるので使い勝
手がよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0022】[第1の実施の形態]本実施の形態において
は、キーボード30を備えた折畳式の携帯用電子機器で
あるPDA1について説明することとする。図1は、本
実施の形態に係るPDA1の斜視図である。また、図2
はPDA1の正面図である。PDA1は、これら図1お
よび図2に示すように、上ケース10と、上ケース10
に連結された下ケース20と、上ケース10と下ケース
20との間に挟まれて重なり合うように配置されたキー
ボード30とを備えている。
【0023】図3に、図2のIII−III部分の断面図を示
した。図1から図3に示すように、上ケース10は、下
ケース20との対向面に表示画面11を有する平板状の
構成部分である。この表示画面11はタッチパネルを兼
ねており、ペンタッチにより所望の情報を入力すること
ができる。下ケース20は、後述するキーボード30を
収納する収納部21を備えた平たい筐体状の構成部分で
ある。
【0024】上ケース10と下ケース20とは、図3に
示すように第1ヒンジ部60を介して回動自在に連結さ
れている。このため、下ケース20に対して上ケース1
0を最大限に開いた状態(以下、「全開状態」という)
から、第1ヒンジ部60を中心に上ケース10を回動さ
せて折り畳むことができる。
【0025】図4は、図3に示した全開状態から上ケー
ス10を回動させ、下ケース20の上面に重ね合せて折
り畳んだ状態(以下、「全閉状態」という)の断面図で
ある。上ケース10は、図4に示すように下ケース20
およびキーボード30に重ねられることにより、キーボ
ード30を保護するハードカバーとしての機能をも果た
す。
【0026】キーボード30は、本実施の形態に係るP
DA1の主要部であり、図1から図3に示すように、複
数のキー列40(40A、40B、40C)と、これら
複数のキー列40を平行に保持するキー保持部50とを
備えるものである。このキーボード30は、図1に示す
ように下ケース20に対して上ケース10を開くと、下
ケース20の上方に配置され、文字入力装置として使用
することができる。また、キーボード30は、図4に示
すように下ケース20に対して上ケース10を閉じる
と、上ケース10と下ケース20との間に収納すること
ができる。
【0027】以下、本実施の形態に係るPDA1の主要
部であるキーボード30の構成について、詳細に説明す
る。
【0028】<キー列40について>キー列40(40
A、40B、40C)は、平面形状が矩形状を呈する複
数のキー41(41A、41B、41C)と、一列に並
べたキー41を共通に支持する支持軸42(42A、4
2B、42C)と、から構成される。図5は、このよう
にして形成した3つのキー列40(40A、40B、4
0C)を拡大して示したものである。キー列40Aは、
図1および図2に示すように、後述するキー保持部50
の第2部材52の上方部52a近傍に固定される。ま
た、キー列40B、40Cは、図1および図2に示すよ
うに、後述するキー保持部50によってスライド可能に
保持される。
【0029】キー列40のキー41の構造について、図
6を用いて説明する。図6(A)は、PDA1が図3の
全開状態にある場合のキーボード30の側断面図であ
り、キー列40の間隔が広げられた状態を示している。
図6(B)は、PDA1が図4の全閉状態にある場合の
キーボード30の側断面図であり、キー列40の間隔が
狭められた状態を示している。
【0030】3つのキー列40A、40B、40Cのう
ち中央に配置されたキー列40Bのキー41Bは、図6
(A)に示すように、扁平な直方体形状を呈する基部4
1Baと、この基部41Baの表面から紙面左側に延在
するように設けられた延在部41Bbとを備えている。
キー41A、41Cも、キー41Bと同一の構造を有す
る。
【0031】キー列40の間隔を狭めると、キー41B
の基部41Baの紙面右側の端部は、図6(B)に示す
ように、キー41Aの延在部41Abの下側の空間に嵌
まり込む。すなわち、キー41Aの延在部41Aaは、
隣接するキー41Bに重なる部分である。また、キー4
1Bの延在部41Bbは、図6(B)に示すように、キ
ー41Cの基部41Caの紙面右側の端部上方に重な
る。すなわち、キー41Bの延在部41Bbは、隣接す
るキー41Cに重なる部分である。なお、キー41Cの
延在部41Caも、後述するキー保持部50の操作キー
部51cに重なる部分とされている。
【0032】すなわち、本実施の形態においては、キー
列40の間隔を狭めると、一のキー列40A(40B)
のキー41A(41B)を、隣接する他のキー列40B
(40C)のキー41B(41C)に部分的に重ねるこ
とができる。
【0033】<キー保持部50について>キー保持部5
0は、第1部材51と、この第1部材51にスライド可
能に取り付けられた第2部材52とから構成される。キ
ー保持部50の第1部材51は、この図7に示されるよ
うに、平板部51aと、平板部51aの左右端に設けら
れた第1連結部51bと、平板部51aの下端に設けら
れた第2キー部51cとから構成される略平板状の構成
部分である。平板部51aの表面には、図1に示したよ
うにキー列40(40A、40B、40C)が配置され
る。また、第2キー部51cの上面には、各種キー群5
1cKが設けられている。この第2キー部51cの下端
は、図3に示すように、下ケース20に第2ヒンジ部7
0を介して回動可能に取り付けられている。
【0034】第1連結部51bは、下側が開口した断面
コの字型のフランジ状部分である。第1連結部51bに
は、図7に示すように、後述する第2部材52の第2連
結部52bが上方からスライド可能に嵌め込まれる。ま
た、第1連結部51bの内壁には、第1溝部51dが設
けられている。第1溝部51dは、後述する第2溝部5
2dとともに、キー列40B、40Cをスライド可能に
保持するためのものであり、後述するキー列間隔可変機
構を構成する。
【0035】キー保持部50の第2部材52は、図7に
示すように、上方部52aと、この上方部52aに一体
的に設けられた第2連結部52bとから構成される枠状
の構成部分である。上方部52aの上端は、図3に示す
ように、上ケース10に第3ヒンジ部80を介して連結
されている。このため、下ケース20に対して上ケース
10を開くと、この第2部材52が上ケース10側に引
き上げられ、第1ヒンジ部60よりも若干上方に離隔さ
せた位置に配置されることとなる。
【0036】第2連結部52bは、下側が開口した断面
コの字型のフランジ状部分であり、前記したように第1
部材51の第1連結部51bの上方にスライド可能に嵌
め込まれるものである。第2連結部52bの内壁には、
第2溝部52dが設けられている。第2溝部52dは、
第1溝部51dとともにキー列40B、40Cをスライ
ド可能に保持するためのものであり、後述するキー列間
隔可変機構を構成する。
【0037】以上の説明から明らかなように、キー保持
部50の第1部材51と第2部材52とは、第1連結部
51bおよび第2連結部52bを介して相互にスライド
可能に連結されている。
【0038】<キー列間隔可変機構について>キーボー
ド30は、キー列間隔可変機構を備える。キー列間隔可
変機構とは、キー保持部50の第2部材52を第1部材
51から遠ざける方向にスライドさせる動作に伴い、キ
ー列40の間隔を広げる一方、第2部材52を第1部材
51に近づける方向へスライドさせる動作に伴い、キー
列40の間隔を狭めるように機能するものである。
【0039】ここで、「キー列40の間隔」とは、キー
列40Aとキー列40Bとの間の距離、および、キー列
40Bとキー列40Cとの間の距離を意味する。なお、
本実施の形態では、キー列間隔可変機構によって、キー
列40Cと第1部材51の第2キー部51cとの間の距
離をも広げたり狭めたりすることができる。
【0040】まず、キー列間隔可変機構の構成につい
て、図7、図8および図9を用いて詳細に説明する。
【0041】キー列間隔可変機構は、キー保持部50の
第1部材51の第1連結部51bに設けられた第1溝部
51dと、第2部材52の第2連結部52bに設けられ
た第2溝部52dと、キー列50B、50Cの支持軸5
2B、52Cと、の組み合わせによって構成される。
【0042】図7は、図1に示したPDA1からキー列
50Bおよびキー列50Cを取り外して、第1溝部51
dおよび第2溝部52dを露出させた状態を示したもの
である。これら第1溝部51dおよび第2溝部52dの
位置関係を説明するために、第1部材51の第1連結部
51bに第2部材52の第2連結部52bを嵌め込んだ
部分(図7のIXA部分)の拡大図を、図9(A)に示し
た。
【0043】図9(A)に示すように、第1溝部51d
は、紙面右側に配置された第1右側溝51dRと、紙面
左側に配置された第1左側溝51dLと、から構成され
る。また、第2溝部52dは、紙面右側に配置された第
2右側溝52dRと、紙面左側に配置された第2左側溝
52dLと、から構成される。
【0044】そして、キー列40Bの支持軸42Bの端
部が、紙面手前側から、第2右側溝52dRおよび第1
右側溝51dRに順次挿入されることによって、キー列
40Bがキー保持部50に取り付けられる。同様に、キ
ー列40Cの支持軸42Cの端部が、紙面手前側から、
第2左側溝52dLおよび第1右側溝51dRに順次挿
入されることによって、キー列40Cがキー保持部50
に取り付けられる。
【0045】図7に示すようにPDA1が「全開状態」
にある場合には、図9(A)に示すように、第1右側溝
51dRの紙面右側の端部と、第2右側溝52dRの紙
面左側の端部とによって、キー列40Bの支持軸42B
が挟まれた状態で固定される。また、第1左側溝51d
Lの紙面右側の端部と、第2左側溝52dLの紙面左側
の端部とによって、キー列40Cの支持軸42Cが挟ま
れた状態で固定されることとなる。
【0046】図8は、図7の全開状態から、PDA1の
上ケース10を下ケース20側に約60°回動させた状
態を示したものである。この図8のIXB部分の拡大図を
図9(B)に示した。
【0047】PDA1が図8の状態にある場合には、図
9(B)に示すように、第2部材52が第1部材51側
に若干近接する。このため、第1右側溝51dRの紙面
右側の端部と、第2右側溝52dRの紙面左側の端部と
の間に、第1支持軸移動許容領域W1が形成される。従
って、キー列40Bの支持軸42Bは、この第1支持軸
移動許容領域W1内においてスライド可能となる。同時
に、第1左側溝51dLの紙面右側の端部と、第2左側
溝52dLの紙面左側の端部との間にも、第2支持軸移
動許容領域W2が形成される。従って、キー列40Cの
支持軸42Cは、この第2支持軸移動許容領域W2内に
おいてスライド可能となる。
【0048】図9(C)は、図8の状態から、PDA1
の上ケース10を下ケース20側にさらに回動させ、図
4の全閉状態に移行させた場合における第1溝部51c
および第2溝部52cの拡大図である。このようにPD
A1が図4の状態にある場合には、図9(C)に示すよ
うに、第1支持軸移動許容領域W1および第2支持軸移
動許容領域W2がさらに拡大する。
【0049】なお、図7、図8および図9を用いて説明
したのは、PDA1を図2に示すように下ケース20を
手前側にして配置した場合における、一方(紙面左側)
のキー列間隔可変機構の構造である。他方(紙面右側)
のキー列間隔可変機構の構造については、前記した構造
と左右対称となるのみで実質的に同一であるため、説明
を省略する。
【0050】次に、キー列間隔可変機構の動作説明を行
う。
【0051】PDA1を図7の全開状態から、図8の状
態へと移行させ、さらに図4の全閉状態に移行させる
と、キー列間隔可変機構によって、キー列40の間隔は
漸次狭められる。この場合のキー列間隔可変機構の動作
について説明する。
【0052】図7の全開状態から上ケース10を回動さ
せて図8の状態へと移行させると、第2部材52が上ケ
ース10に連動して第1部材51に近づく方向にスライ
ドする。すると、図9(B)に示したように、第1支持
軸移動許容領域W1および第2支持軸移動許容領域W2
が形成されてキー列40B、40Cはスライド可能にな
る。このとき、第2部材52のスライド動作に伴う摩擦
により、キー列40B、40Cに、第1部材51側に移
動させるような力が作用する。この結果、キー列40
B、40Cが第2部材52と連動して第1部材51側へ
とスライドする。なお、この際、第2部材52に固定さ
れているキー列40Aも一緒に移動する。
【0053】第2部材52のスライド動作に伴う摩擦力
によって、キー列40B、40Cは第2部材52ととも
にスライドするが、キー列40Cは、所定の距離だけス
ライドすると第1部材50の第2キー部51cに当接し
て停止する。この停止したキー列40Cに対し、第2部
材52とともにスライドするキー列40Bが近づくた
め、キー列40Bおよびキー列40Cの間隔は漸次狭め
られる。次いで、キー列40Bは、さらに所定の距離だ
けスライドすると停止しているキー列50Cに当接して
停止する。この停止したキー列40Bに対し、第2部材
52とともに移動するキー列40Aが近づくため、キー
列40Bとキー列40Aとの間隔が漸次狭められること
となる。
【0054】このようにPDA1を図7の全開状態から
図8の状態に移行させてキー列40の間隔を漸次狭めて
ゆき、さらに、図4の全閉状態へと移行させると、キー
列40は相互に当接した状態とされる。すでに説明した
図6(B)は、この全閉状態における3つのキー列40
A、40B、40Cの位置関係を示したものである。
【0055】なお、図4の全閉状態においては、図9
(C)に示すように、第1支持軸移動許容領域W1およ
び第2支持軸移動許容領域W2が形成されて、支持軸4
2B、42Cはスライド可能な状態にあるが、実際に
は、キー列40A、40B、40Cが、相互に当接した
状態となるため、動くことはない(図6(B)参照)。
【0056】逆に、PDA1を図4の全閉状態から、図
8の状態へと移行させ、さらに図7の全開状態に移行さ
せる場合には、キー列間隔可変機構によって、キー列4
0の間隔は漸次広げられる。この場合のキー列間隔可変
機構の動作について説明する。
【0057】図4の全閉状態から上ケース10を回動さ
せて図8の状態へと移行させると、第2部材52が上ケ
ース10に連動して第1部材51から遠ざかる方向にス
ライドする。すると、第2部材52に固定されているキ
ー列40Aは第2部材52とともにスライドするが、キ
ー列40B、40Cは停止しているため、キー列40A
とキー列40Bとの間の距離が広げられる。
【0058】次いで、第2部材52が所定の距離だけス
ライドすると、第2右側溝52dRの紙面左側の端部
が、キー列40Bの支持軸42Bに当接する。そして、
キー列40Bの支持軸42Bが、第2右側溝52dRの
紙面左側の端部に押されることにより、キー列40Bが
第2部材52とともにスライドする。このとき、キー列
40Cは停止しているため、キー列40Bとキー列40
Cとの間の距離が広げられる。
【0059】続いて、第2部材52がさらに所定の距離
だけスライドすると、第2左側溝52dLの紙面左側の
端部が、キー列40Cの支持軸42Cに当接する。そし
て、キー列40Cの支持軸42Cが、第2左側溝52d
Lの紙面左側の端部に押されることにより、キー列40
Cが第2部材52とともにスライドする。このキー列4
0Cのスライドにより、キー列40Cと第1部材51の
第2キー部51cとの間の距離が広げられる。
【0060】第2部材52をスライドさせて第1部材5
1から最も遠ざけ、PDA1を図7の全開状態にする
と、第1溝部51dおよび第2溝部52dによって、キ
ー列40Bおよびキー列40Cが固定される。すなわ
ち、第1右側溝51dRの紙面右側の端部と、第2右側
溝52dRの紙面左側の端部とによって、キー列40B
の支持軸42Bが挟まれた状態で固定される。また、第
1左側溝51dLの紙面右側の端部と、第2左側溝52
dLの紙面左側の端部とによって、キー列40Cの支持
軸42Cが挟まれた状態で固定される(図9(A)参
照)。
【0061】このようにPDA1が全開状態(図7参
照)にある場合には、キー列40Aとキー列40Bとの
間隔、および、キー列40Bとキー列40Cとの間隔が
最も広げられた状態となる。また、キー列40Cと第2
キー部51cとの間隔も、最も広げられた状態とされ
る。すでに説明した図6(A)は、この全開状態におけ
る3つのキー列40A、40B、40Cの位置関係を示
したものである。
【0062】次に、キーボード30のキー41への入力
操作を検知する入力検知手段について、図10を用いて
説明する。
【0063】入力検知手段は、図10に示すように、キ
ー41を支持する支持軸42に一体的に設けられた断面
L字型の台座91と、台座91の水平部の上面に設けら
れた端子部92と、端子部92にフレキシブルPCB9
3を介して接続されるメインPCB94とから構成され
ている。
【0064】台座91は、全てのキー41の下面側に配
置されており、その上面に設けられた端子部92は、キ
ー41の押下操作を検知するものである。キー41の押
下操作による入力信号は、この端子部92およびフレキ
シブルPCB93を介してメインPCB94に伝送され
る。なお、本実施の形態においては、メインPCB94
は下ケース20内に内装されている。
【0065】本実施の形態に係るPDA1においては、
下ケース20に対して上ケース10を開くと、キーボー
ド30のキー保持部50の第2部材52が上ケース10
側に引き上げられるとともに、キー保持部50の第1部
材51が下ケース20上に傾斜して配置される(図1参
照)。しかも、この際、第2部材52が第1部材51か
ら遠ざかる方向にスライドしてキー列40の間隔が広げ
られる(図6(A)参照)。従って、キーボード30の
キーピッチを大きくした状態で文字入力操作を行うこと
ができるので、きわめて使い勝手がよい。
【0066】また、本実施の形態に係るPDA1におい
ては、図1、図7の全開状態において、キー列間隔可変
機構を構成する第1溝部41dおよび第2溝部42dに
よってキー列40B、40Cをキー保持部50に固定す
ることができる(図9(A)参照)。従って、この全開
状態においては、文字入力操作の際にキー列40がぐら
つくことがなく、安定した状態で文字入力操作を行うこ
とができる。
【0067】さらに、本実施の形態に係るPDA1にお
いては、下ケース20に対して上ケース10を閉じる
と、キーボード30がこれら上ケース10と下ケース2
0との間に挟まれて重なり合った状態で収納される(図
4参照)。しかも、この際、第2部材52が第1部材5
1に近づく方向にスライドしてキー列40の間隔が狭め
られる(図9(B)参照)。従って、キーボード30を
コンパクトにした状態で収納することができるので、キ
ーボード30の収納に要するスペースを小さくすること
ができる。この結果、PDA1自体がコンパクトにな
り、きわめて良好な携帯性を有する。
【0068】さらにまた、本実施の形態に係るPDA1
においては、キー41が特定の構造を有するため、下ケ
ース20に対して上ケース10を閉じてキー列40の間
隔を狭めた際に、キー列40A(40B)のキー41A
(41B)を、隣接するキー列40B(40C)のキー
41B(41C)に重ねることができる(図6(B)参
照)。
【0069】また、本実施の形態に係るPDA1におい
ては、図7の全開状態から上ケース10を下ケース20
側へと回動させて図8の状態に移行させた場合に、第1
支持軸移動許容領域W1が形成されてキー列40Bの支
持軸42Bが拘束されずにスライド可能な状態となる
(図9(B)参照)。同時に、第2支持軸移動許容領域
W2が形成されてキー列40Cの支持軸42Cが拘束さ
れずにスライド可能な状態となる(図9(B)参照)。
【0070】また、本実施の形態に係るPDA1におい
ては、入力検知手段が、図10に示すように台座91、
端子部92、フレキシブルPCB93およびメインPC
B94から構成される。このため、キー列40をスライ
ドさせてキー41の位置を自在に変更した場合でも、キ
ー40の位置に関係なく、キー40への押下操作による
入力信号を常に検知することができる。
【0071】従って、本実施の形態に係るPDA1が、
図8のような状態にある場合に、キー列40B、40C
を使い易い位置にスライドさせてキーの位置を適宜変更
した上で、文字入力操作を行うことができる。この結
果、ユーザの好みに応じた使用態様で文字入力操作を行
うことができる。
【0072】[第2の実施の形態]本実施の形態に係る電
子機器は、第1の実施の形態に係る電子機器において、
入力検知手段のみを変更したものであり、その他の構成
については実質的に同一であるので、重複した構成につ
いては説明を省略する。
【0073】図11は、本実施の形態における入力検知
手段を示すものである。図11(A)は、PDA1が全
閉状態にあるときの入力検知手段の位置を示す説明図で
あり、図11(B)は、PDA1が全開状態にあるとき
の入力検知手段の位置を示す説明図である。
【0074】入力検知手段は、図11(A)に示すよう
に、端子部92Aを備えるメインPCB94A(入力検
知基板)と、スペーサ95Aと、から構成されている。
メインPCB94Aおよびスペーサ95Aは、キー保持
部50の第2部材52に一体的に取り付けられており、
第2部材52とともにスライド可能とされている。メイ
ンPCB94A上の端子部92Aは、図11(B)に示
したように、キー列40の間隔が最も広げられた状態の
キー41の位置に対応するように配置されている。スペ
ーサ95Aは、メインPCB94A上の端子部92Aに
対応する位置以外の部分で、キー41が誤って押下操作
されるのを防ぐように機能する。
【0075】本実施の形態に係る入力検知手段は、この
ような構成とされているため、図11(B)に示したよ
うにキー列40の間隔が最も広げられた状態にある場合
にのみ、キー40の押下操作による入力信号がメインP
CB94Aに伝えられることとなる。この入力検知手段
は、フレキシブルPCBを用いていないため、比較的簡
易な構造で安価に製造することができる。
【0076】なお、以上の実施の形態においては、携帯
用電子機器としてPDA1を例示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、電子手帳、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータなどの他の電子機器であっ
てもよい。
【0077】また、以上の実施の形態におけるPDA1
では、キー40を横方向に一列に並べて構成したキー列
40を、縦方向に3つ並べて配置して、横長のキーボー
ド30を構成している。そして、キー列40を上ケース
10の開閉動作に連動させて縦方向にスライド可能にし
ているが、このような構成に限られるものではない。例
えば、キー40を縦方向に一列に並べて構成したキー列
を、横方向に複数並べて横長のキーボードを構成するこ
ともできる。この場合には、キー列を横方向にスライド
させることができる。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、キー列毎
に設けた複数の支持軸を略平行に保持するキー保持部の
第1部材および第2部材をスライド動作すると、キー列
間隔可変機構によって複数のキー列の間隔が変化するの
で、キーボードとして、キー列の間隔を狭くして携帯時
にコンパクトなものとしながら、使用時にはキー列の間
隔を広げて入力操作性を良くできる。
【0079】例えば、第2部材を第1部材から遠ざける
方向へスライドさせる動作に伴い、複数のキー列の間隔
を広げることができる。従って、キーピッチを大きくす
ることができるので、文字入力操作がきわめて容易とな
る。また、第2部材を第1部材に近づける方向へスライ
ドさせる動作に伴い、複数のキー列の間隔を狭めること
ができる。このため、キーボードのコンパクト化が可能
となる。従って、例えば、このキーボードを所定の電子
機器の適所に収納する場合に、収納に要するスペースを
小さくすることができる。
【0080】請求項3記載の発明によれば、キー列の間
隔を狭めた際に、キー列を隣接する他のキー列に部分的
に重ねることができる。従って、キーボードのさらなる
コンパクト化が可能となる。
【0081】請求項4記載の発明によれば、個々のキー
に設けた入力検知手段によって、キーの位置に関係な
く、キーへの入力操作を検知することができる。従っ
て、キー列をスライドさせてキーの位置を適宜変更した
状態で、文字入力を行うことができる。
【0082】請求項6記載の発明によれば、下ケースに
上ケースを重ねた状態で、キーボードが上ケースと下ケ
ースとの間に収納されるとともに、第2部材が第1部材
に近づく方向にスライド動作してキー列の間隔が狭めら
れる。従って、キーボードをコンパクトにした状態で収
納することができるので、キーボードの収納に要するス
ペースを小さくすることができる。この結果、電子機器
自体のコンパクト化が可能となり、携帯性が格段に向上
することとなる。
【0083】そして、下ケースに対し上ケースを開く
と、キーボードが上ケース側に引き上げて下ケース上に
傾斜した状態となるとともに、キー保持部の第2部材が
第1部材から遠ざかる方向にスライド動作してキー列の
間隔が広がった状態に保持される。従って、キーボード
のキーピッチを大きくした状態で入力操作を行うことが
できるので、きわめて使い勝手がよい。
【0084】また、下ケースに上ケースを重ねた状態
で、キー列を隣接する他のキー列に重ねるようにすれ
ば、キーボードの収納に要するスペースをさらに小さく
することができるので、電子機器の一層のコンパクト
化、ひいては、携帯性の一層の向上を図ることができ
る。
【0085】また、個々のキーに入力検知手段を設け
て、キー入力操作をキーの位置に関係なく検知するよう
にすれば、キー列をスライドさせてキーの位置を適宜変
更した状態で、文字入力を行うことができるので使い勝
手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るPDAを開い
た状態の斜視図である。
【図2】図1に示したPDAの正面図である。
【図3】図2に示したPDAのIII−III部分の断面図で
ある。
【図4】図3に示したPDAを折り畳んだ状態の断面図
である。
【図5】図1に示したPDAのキーボードを構成するキ
ー列の拡大平面図である。
【図6】(A)は図1から図3の状態(全開状態)にあ
るPDAのキー列の位置関係を示す説明図であり、
(B)は図4の状態(全閉状態)にあるPDAのキー列
の位置関係を示す説明図である。
【図7】図1に示したPDAのキー保持部からキー列の
一部を取り外して、第1溝部および第2溝部を露出させ
た状態を示す斜視図である。
【図8】図7に示したPDAの上ケースを下ケース側に
約60°回動させた状態を示す斜視図である。
【図9】(A)は図7の状態(全開状態)にあるPDA
の第1溝部および第2溝部の位置関係を示す説明図であ
り、(B)は図8の状態にあるPDAの第1溝部および
第2溝部の位置関係を示す説明図であり、(C)は図4
の状態(全閉状態)にあるPDAの第1溝部および第2
溝部の位置関係を示す説明図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係るPDAの入
力検知手段を説明するための説明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るPDAの入
力検知手段を説明するためのものであり、(A)は、P
DAが全閉状態にあるときの入力検知手段の位置を示す
説明図であり、(B)は、PDAが全開状態にあるとき
の入力検知手段の位置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 PDA 10 上ケース 11 表示画面 20 下ケース 21 収納部 30 キーボード 40A キー列 41A キー 41Aa 基部 41Ab 延在部 42A 支持軸 40B キー列 41B キー 41Ba 基部 41Bb 延在部 42B 支持軸 40C キー列 41C キー 41Ca 基部 41Cb 延在部 42C 支持軸 50 キー保持部 51 第1部材 51a 平板部 51b 第1連結部 51c 第2キー部 51cK キー群 51d 第1溝部 51dR 第1右側溝 51dL 第1左側溝 52 第2部材 52a 上方部 52b 第2連結部 52d 第2溝部 52dR 第2右側溝 52dL 第2左側溝 60 第1ヒンジ部 70 第2ヒンジ部 80 第3ヒンジ部 91 台座 92 端子部 92A 端子部 93 フレキシブルPCB 94 メインPCB 94A メインPCB 95A スペーサ W1 第1支持軸移動許容領域 W2 第2支持軸移動許容領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略平行する複数のキー列を備えるキーボー
    ドであって、 キー列毎にキーを共通に支持する複数の支持軸と、 これら複数の支持軸を略平行に保持するキー保持部をな
    す互いにスライド可能に連結した第1部材および第2部
    材とを備え、 これら第1部材および第2部材のスライド動作で複数の
    キー列の間隔を変化させるキー列間隔可変機構を構成し
    たことを特徴とするキーボード。
  2. 【請求項2】前記第1部材および第2部材には、前記複
    数の支持軸をスライド可能に保持する溝部をそれぞれ設
    け、 前記第1部材および第2部材の離間する方向へのスライ
    ド動作で前記複数の支持軸が一方の部材の前記溝部の端
    部に押されて前記一方の部材とともにスライド動作する
    ことにより、前記複数のキー列の間隔が広がることを特
    徴とする請求項1記載のキーボード。
  3. 【請求項3】キー列は隣接する他のキー列に重なる部分
    を有することを特徴とする請求項1記載のキーボード。
  4. 【請求項4】個々のキーの入力操作を検知する入力検知
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のキーボー
    ド。
  5. 【請求項5】前記複数のキー列の間隔を広げた状態での
    各キーの位置に対応して配置され、キー入力操作を検知
    する入力検知基板を備えることを特徴とする請求項1記
    載のキーボード。
  6. 【請求項6】請求項1から5の何れか記載のキーボード
    が、ヒンジを介して連結した上ケースおよび下ケースの
    間に配置して備えられる電子機器であって、 前記第1部材を前記下ケースに取り付けて、前記第2部
    材を前記上ケースに取り付け、 前記下ケースに前記上ケースを重ねた状態で、前記キー
    ボードが上ケースと下ケースとの間に収納されるととも
    に、前記第2部材が前記第1部材に近づく方向にスライ
    ド動作して前記複数のキー列の間隔が狭くなった状態に
    保持され、 前記下ケースに対し前記上ケースを開くと、前記キーボ
    ードが上ケース側に引き上げられて下ケース上に傾斜し
    た状態となるとともに、前記第2部材が前記第1部材か
    ら遠ざかる方向にスライド動作して前記複数のキー列の
    間隔が広がった状態に保持されることを特徴とする電子
    機器。
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