JP2003285724A - 移動体向けリモートメンテナンスサービスシステム、統合サービス提供者サイト、移動体、及びメンテナンスサービス方法 - Google Patents
移動体向けリモートメンテナンスサービスシステム、統合サービス提供者サイト、移動体、及びメンテナンスサービス方法Info
- Publication number
- JP2003285724A JP2003285724A JP2002092698A JP2002092698A JP2003285724A JP 2003285724 A JP2003285724 A JP 2003285724A JP 2002092698 A JP2002092698 A JP 2002092698A JP 2002092698 A JP2002092698 A JP 2002092698A JP 2003285724 A JP2003285724 A JP 2003285724A
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- mobile
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- Debugging And Monitoring (AREA)
- Multi Processors (AREA)
- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の車などのメンテナンスについては、予
め車に診断ロジックを組み込み、車内のコンソールなど
に結果を通知する方法があるが、追加修正が困難な固定
的なサービスとなる。また、車にセンサを設備し、サー
ビス提供側から通信により診断を行う方法があるが、診
断処理中は車側との通信を維持する必要があり、通信切
断の確率が高くなり問題が生じる。 【解決手段】 ポータルサイト101は、車両10のメ
ンテナンスを実行するためのモバイルエージェント1を
生成し、車両10に送信する。車両10では、ポータル
サイト101から受信したモバイルエージェント1を起
動し、各種センサ15などからのデータを基に、モバイ
ルエージェント1に車両10の状態を診断させる。
め車に診断ロジックを組み込み、車内のコンソールなど
に結果を通知する方法があるが、追加修正が困難な固定
的なサービスとなる。また、車にセンサを設備し、サー
ビス提供側から通信により診断を行う方法があるが、診
断処理中は車側との通信を維持する必要があり、通信切
断の確率が高くなり問題が生じる。 【解決手段】 ポータルサイト101は、車両10のメ
ンテナンスを実行するためのモバイルエージェント1を
生成し、車両10に送信する。車両10では、ポータル
サイト101から受信したモバイルエージェント1を起
動し、各種センサ15などからのデータを基に、モバイ
ルエージェント1に車両10の状態を診断させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体向けリモー
トメンテナンスサービスシステム、統合サービス提供者
サイト、移動体、及びメンテナンスサービス方法に関
し、特にモバイルエージェントを利用して移動体のメン
テナンスサービスを行う、移動体向けリモートメンテナ
ンスサービスシステム、統合サービス提供者サイト、移
動体、及びメンテナンスサービス方法に関するものであ
る。
トメンテナンスサービスシステム、統合サービス提供者
サイト、移動体、及びメンテナンスサービス方法に関
し、特にモバイルエージェントを利用して移動体のメン
テナンスサービスを行う、移動体向けリモートメンテナ
ンスサービスシステム、統合サービス提供者サイト、移
動体、及びメンテナンスサービス方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体、例えば車両などのメンテ
ナンス(保守点検)については以下のような方法が用い
られている。
ナンス(保守点検)については以下のような方法が用い
られている。
【0003】(1)カー用品店の会員サービスの一環と
して、消耗品(例えば、オイル、タイヤなど)の交換時
期を予測し、ハガキやeメール等で会員に注意を促し、
会員自身に以降の処理を行わせる。しかし、この方法で
は、ユーザは、ハガキやeメール等で通知をくれたカー
用品店などに行くために、カーナビを設定したり、交通
情報を加味して運転したりするなど面倒なことが多い。
して、消耗品(例えば、オイル、タイヤなど)の交換時
期を予測し、ハガキやeメール等で会員に注意を促し、
会員自身に以降の処理を行わせる。しかし、この方法で
は、ユーザは、ハガキやeメール等で通知をくれたカー
用品店などに行くために、カーナビを設定したり、交通
情報を加味して運転したりするなど面倒なことが多い。
【0004】(2)予め車側に診断ロジック(診断手
順)を実行するツールを組み込んでおき、一定の条件を
満たしたとき、例えば、バッテリー容量の低下、タイヤ
空気圧異常などが検出された場合に、ネットワーク側に
あるポータルサイトに通知し、あるいは車内のコンソー
ルに表示し、対応するサービスを受けるようにする。し
かし、この方法では、メンテナンスロジック(メンテナ
ンス手順)は予め車載ボードのROM等に焼き付けてお
く必要があり(メンテナンス内容の固定化)、その追加
修正は容易ではない。また、車載ボードの搭載にあたっ
ては、その設計はボード搭載の数年前に設計を完了して
いる必要があり、迅速性、柔軟性に欠けている。また、
バックエンド側(ポータルサイトと個別サービス提供者
サイト)では、柔軟にサービスを組むことができるが、
フロントエンド側(車載機とポータルサイト)では、固
定的なサービスとなる。
順)を実行するツールを組み込んでおき、一定の条件を
満たしたとき、例えば、バッテリー容量の低下、タイヤ
空気圧異常などが検出された場合に、ネットワーク側に
あるポータルサイトに通知し、あるいは車内のコンソー
ルに表示し、対応するサービスを受けるようにする。し
かし、この方法では、メンテナンスロジック(メンテナ
ンス手順)は予め車載ボードのROM等に焼き付けてお
く必要があり(メンテナンス内容の固定化)、その追加
修正は容易ではない。また、車載ボードの搭載にあたっ
ては、その設計はボード搭載の数年前に設計を完了して
いる必要があり、迅速性、柔軟性に欠けている。また、
バックエンド側(ポータルサイトと個別サービス提供者
サイト)では、柔軟にサービスを組むことができるが、
フロントエンド側(車載機とポータルサイト)では、固
定的なサービスとなる。
【0005】(3)車側にはセンサなどのデータ取得機
能を持つツールを多数用意しておき、診断ロジックはネ
ットワーク側のポータルサイトで用意し、サービス提供
側から通信により、車側のセンシングデータを取得す
る。しかし、この方法では、車側との診断処理中は通信
回線を保留し続ける必要があるが、移動体通信において
は通信保留時間が長くなるほど切断確率が高くなり、あ
る程度長い時間に渡り車の運行状態を監視する場合に問
題が生じる。このため、車内のメモリに車の運行状態を
記憶しておき、メモリに記憶した情報を後から読み出し
診断を行うようにすることもできるが、この場合にはリ
アルタイム性に欠けることになる。
能を持つツールを多数用意しておき、診断ロジックはネ
ットワーク側のポータルサイトで用意し、サービス提供
側から通信により、車側のセンシングデータを取得す
る。しかし、この方法では、車側との診断処理中は通信
回線を保留し続ける必要があるが、移動体通信において
は通信保留時間が長くなるほど切断確率が高くなり、あ
る程度長い時間に渡り車の運行状態を監視する場合に問
題が生じる。このため、車内のメモリに車の運行状態を
記憶しておき、メモリに記憶した情報を後から読み出し
診断を行うようにすることもできるが、この場合にはリ
アルタイム性に欠けることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決するためになされたもので、その目的は、利用
者に応じた柔軟なメンテナンス対応を可能にするととも
に、サービス提供者側の営業戦略も動的に盛り込んだメ
ンテナンス対応を可能にする、移動体向けリモートメン
テナンスサービスシステム、統合サービス提供者サイ
ト、移動体、及びメンテナンスサービス方法を提供する
ことにある。
題を解決するためになされたもので、その目的は、利用
者に応じた柔軟なメンテナンス対応を可能にするととも
に、サービス提供者側の営業戦略も動的に盛り込んだメ
ンテナンス対応を可能にする、移動体向けリモートメン
テナンスサービスシステム、統合サービス提供者サイ
ト、移動体、及びメンテナンスサービス方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、本発明の移動体向けリ
モートメンテナンスサービスシステムは、移動体と該移
動体にメンテナンスサービスと情報提供サービスを行う
統合サービス提供者サイトとが通信回線で接続され、前
記移動体及び前記統合サービス提供者サイトのそれぞれ
にモバイルエージェントの実行環境となるエージェント
基盤を有する移動体向けリモートメンテナンスサービス
システムであって、前記統合サービス提供者サイトに
は、利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナンス
サービスの内容を記録するためのユーザデータベース
と、前記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容と
を基に決められたメンテナンス手順を保持するロジック
データベースと、前記利用者に応じてメンテナンス手順
を決定すると共に、該メンテナンス手順を実行するため
のモバイルエージェントを生成するモバイルエージェン
ト生成手段と、前記生成したモバイルエージェント及び
その他の所要の情報を、前記移動体との間で送受信する
手段とを具備し、前記移動体には、前記モバイルエージ
ェント及びその他の所要の情報を、前記統合サービス提
供者サイトとの間で送受信する手段と、移動体の状態を
センスするための移動体状態センス手段と、前記統合サ
ービス提供者サイトから受信したモバイルエージェント
を起動し、前記移動体状態センス手段により得られた状
態データを基に、前記モバイルエージェントに当該移動
体の状態を診断させるための手段とを具備することを特
徴とする。これにより、従来のように予め診断ロジック
と診断ロジックの結果に応じた処理ロジックを移動体側
に持たせておく必要ない。また、モバイルエージェント
の移動後は、移動先の状態に基づき自律的に処理を行う
ため、非同期処理が可能になる。すなわち、通信回線を
切断することができるため、車のような移動体で通信状
態が悪い場合でも適用することができる。また、リアル
タイムで診断を行うことができる。またさらに、イベン
トドリブン(車両の状態に変化が発生してから処理を実
行する)ではなく、スケジュールドリブン(利用者ごと
に管理されているメンテナンス履歴やメンテナンスサー
ビスの提供者の販売戦略に基づいて処理を実行する)の
メンテナンスサービスを行える。
するためになされたものであり、本発明の移動体向けリ
モートメンテナンスサービスシステムは、移動体と該移
動体にメンテナンスサービスと情報提供サービスを行う
統合サービス提供者サイトとが通信回線で接続され、前
記移動体及び前記統合サービス提供者サイトのそれぞれ
にモバイルエージェントの実行環境となるエージェント
基盤を有する移動体向けリモートメンテナンスサービス
システムであって、前記統合サービス提供者サイトに
は、利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナンス
サービスの内容を記録するためのユーザデータベース
と、前記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容と
を基に決められたメンテナンス手順を保持するロジック
データベースと、前記利用者に応じてメンテナンス手順
を決定すると共に、該メンテナンス手順を実行するため
のモバイルエージェントを生成するモバイルエージェン
ト生成手段と、前記生成したモバイルエージェント及び
その他の所要の情報を、前記移動体との間で送受信する
手段とを具備し、前記移動体には、前記モバイルエージ
ェント及びその他の所要の情報を、前記統合サービス提
供者サイトとの間で送受信する手段と、移動体の状態を
センスするための移動体状態センス手段と、前記統合サ
ービス提供者サイトから受信したモバイルエージェント
を起動し、前記移動体状態センス手段により得られた状
態データを基に、前記モバイルエージェントに当該移動
体の状態を診断させるための手段とを具備することを特
徴とする。これにより、従来のように予め診断ロジック
と診断ロジックの結果に応じた処理ロジックを移動体側
に持たせておく必要ない。また、モバイルエージェント
の移動後は、移動先の状態に基づき自律的に処理を行う
ため、非同期処理が可能になる。すなわち、通信回線を
切断することができるため、車のような移動体で通信状
態が悪い場合でも適用することができる。また、リアル
タイムで診断を行うことができる。またさらに、イベン
トドリブン(車両の状態に変化が発生してから処理を実
行する)ではなく、スケジュールドリブン(利用者ごと
に管理されているメンテナンス履歴やメンテナンスサー
ビスの提供者の販売戦略に基づいて処理を実行する)の
メンテナンスサービスを行える。
【0008】また、本発明の移動体向けリモートメンテ
ナンスサービスシステムは、前記モバイルエージェント
が、前記移動体及び前記統合サービス提供者サイト間を
移動するのに加えて、他の個別のサービスを提供するサ
イトであってエージェント基盤を有する個別サービス提
供者サイトにも移動することを特徴とする。これによ
り、メンテナンスサービスだけではなく、ナビゲイショ
ンや交通情報などのサービスを統合して提供することが
できる。
ナンスサービスシステムは、前記モバイルエージェント
が、前記移動体及び前記統合サービス提供者サイト間を
移動するのに加えて、他の個別のサービスを提供するサ
イトであってエージェント基盤を有する個別サービス提
供者サイトにも移動することを特徴とする。これによ
り、メンテナンスサービスだけではなく、ナビゲイショ
ンや交通情報などのサービスを統合して提供することが
できる。
【0009】また、本発明の統合サービス提供サイト
は、モバイルエージェントの実行環境となるエージェン
ト基盤を有する移動体と通信回線で接続され、前記移動
体にモバイルエージェントによるメンテナンスサービス
と情報提供サービスを行う、エージェント基盤を有する
統合サービス提供者サイトであって、利用者の個人情報
と利用者に提供するメンテナンスサービスの内容を記録
するためのユーザデータベースと、前記移動体の属性と
メンテナンスサービスの内容とを基に決められたメンテ
ナンス手順を保持するロジックデータベースと、前記利
用者に応じてメンテナンス手順を決定すると共に、該メ
ンテナンス手順を実行するためのモバイルエージェント
を生成するモバイルエージェント生成手段と、前記生成
したモバイルエージェント及びその他の所要の情報を、
前記移動体との間で送受信する手段とを具備することを
特徴とする。これにより、従来のように予め診断ロジッ
クと診断ロジックの結果に応じた処理ロジックを移動体
側に持たせておく必要ない。また、モバイルエージェン
トの移動後は、移動先の状態に基づき自律的に処理を行
うため、非同期処理が可能になる。すなわち、通信回線
を切断することができるため、車のような移動体で通信
状態が悪い場合でも適用することができる。また、リア
ルタイムで診断を行うことができる。
は、モバイルエージェントの実行環境となるエージェン
ト基盤を有する移動体と通信回線で接続され、前記移動
体にモバイルエージェントによるメンテナンスサービス
と情報提供サービスを行う、エージェント基盤を有する
統合サービス提供者サイトであって、利用者の個人情報
と利用者に提供するメンテナンスサービスの内容を記録
するためのユーザデータベースと、前記移動体の属性と
メンテナンスサービスの内容とを基に決められたメンテ
ナンス手順を保持するロジックデータベースと、前記利
用者に応じてメンテナンス手順を決定すると共に、該メ
ンテナンス手順を実行するためのモバイルエージェント
を生成するモバイルエージェント生成手段と、前記生成
したモバイルエージェント及びその他の所要の情報を、
前記移動体との間で送受信する手段とを具備することを
特徴とする。これにより、従来のように予め診断ロジッ
クと診断ロジックの結果に応じた処理ロジックを移動体
側に持たせておく必要ない。また、モバイルエージェン
トの移動後は、移動先の状態に基づき自律的に処理を行
うため、非同期処理が可能になる。すなわち、通信回線
を切断することができるため、車のような移動体で通信
状態が悪い場合でも適用することができる。また、リア
ルタイムで診断を行うことができる。
【0010】また、本発明の移動体は、移動体に対して
モバイルエージェントによるメンテナンスサービスと情
報提供サービスを行う統合サービス提供サイトと通信回
線で接続される移動体であって、移動体の状態を診断す
るためのモバイルエージェント及びその他の所要の情報
を、前記統合サービス提供者サイトとの間で送受信する
ための手段と、移動体の状態をセンスするための移動体
状態センス手段と、前記統合サービス提供者サイトから
受信したモバイルエージェントを起動し、前記移動体状
態センス手段により得られた状態データを基に、前記モ
バイルエージェントに当該移動体の状態を診断させるた
めの手段とを具備することを特徴とする。これにより、
従来のように予め診断ロジックと診断ロジックの結果に
応じた処理ロジックを移動体側に持たせておく必要な
い。また、モバイルエージェントの移動後は、移動先の
状態に基づき自律的に処理を行うため、非同期処理が可
能になる。すなわち、通信回線を切断することができる
ため、車のような移動体で通信状態が悪い場合でも適用
することができる。
モバイルエージェントによるメンテナンスサービスと情
報提供サービスを行う統合サービス提供サイトと通信回
線で接続される移動体であって、移動体の状態を診断す
るためのモバイルエージェント及びその他の所要の情報
を、前記統合サービス提供者サイトとの間で送受信する
ための手段と、移動体の状態をセンスするための移動体
状態センス手段と、前記統合サービス提供者サイトから
受信したモバイルエージェントを起動し、前記移動体状
態センス手段により得られた状態データを基に、前記モ
バイルエージェントに当該移動体の状態を診断させるた
めの手段とを具備することを特徴とする。これにより、
従来のように予め診断ロジックと診断ロジックの結果に
応じた処理ロジックを移動体側に持たせておく必要な
い。また、モバイルエージェントの移動後は、移動先の
状態に基づき自律的に処理を行うため、非同期処理が可
能になる。すなわち、通信回線を切断することができる
ため、車のような移動体で通信状態が悪い場合でも適用
することができる。
【0011】また、本発明のメンテナンスサービス方法
は、移動体と該移動体にメンテナンスサービスと情報提
供サービスを行う統合サービス提供者サイトとが通信回
線で接続され、前記移動体及び前記統合サービス提供者
サイトのそれぞれにモバイルエージェントの実行環境と
なるエージェント基盤を有する移動体向けリモートメン
テナンスサービスシステムにおけるメンテナンスサービ
ス方法あって、前記統合サービス提供者サイトにより、
利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナンスサー
ビスの内容をユーザデータベースに記録するための手順
と、前記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容と
を基に決められたメンテナンス手順をロジックデータベ
ースに保持するための手順と、前記利用者に応じてメン
テナンス手順を決定すると共に、該メンテナンス手順を
実行するためのモバイルエージェントを生成するモバイ
ルエージェント生成手順と、前記生成したモバイルエー
ジェント及びその他の所要の情報を、前記移動体との間
で送受信する手順とが行われ、前記移動体により、前記
モバイルエージェント及びその他の所要の情報を、前記
統合サービス提供者サイトとの間で送受信する手順と、
移動体の状態をセンスするための移動体状態センス手順
と、前記統合サービス提供者サイトから受信したモバイ
ルエージェントを起動し、前記移動体状態センス手順に
より得られた状態データを基に、前記モバイルエージェ
ントに当該移動体の状態を診断させるための手順とが行
われることを特徴とする。これにより、従来のように予
め診断ロジックと診断ロジックの結果に応じた処理ロジ
ックを移動体側に持たせておく必要ない。また、モバイ
ルエージェントの移動後は、移動先の状態に基づき自律
的に処理を行うため、非同期処理が可能になる。すなわ
ち、通信回線を切断することができるため、車のような
移動体で通信状態が悪い場合でも適用することができ
る。また、リアルタイムで診断を行うことができる。ま
たさらに、イベントドリブン(車両の状態に変化が発生
してから処理を実行する)ではなく、スケジュールドリ
ブン(利用者ごとに管理されているメンテナンス履歴や
メンテナンスサービスの提供者の販売戦略に基づいて処
理を実行する)のメンテナンスサービスを行える。
は、移動体と該移動体にメンテナンスサービスと情報提
供サービスを行う統合サービス提供者サイトとが通信回
線で接続され、前記移動体及び前記統合サービス提供者
サイトのそれぞれにモバイルエージェントの実行環境と
なるエージェント基盤を有する移動体向けリモートメン
テナンスサービスシステムにおけるメンテナンスサービ
ス方法あって、前記統合サービス提供者サイトにより、
利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナンスサー
ビスの内容をユーザデータベースに記録するための手順
と、前記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容と
を基に決められたメンテナンス手順をロジックデータベ
ースに保持するための手順と、前記利用者に応じてメン
テナンス手順を決定すると共に、該メンテナンス手順を
実行するためのモバイルエージェントを生成するモバイ
ルエージェント生成手順と、前記生成したモバイルエー
ジェント及びその他の所要の情報を、前記移動体との間
で送受信する手順とが行われ、前記移動体により、前記
モバイルエージェント及びその他の所要の情報を、前記
統合サービス提供者サイトとの間で送受信する手順と、
移動体の状態をセンスするための移動体状態センス手順
と、前記統合サービス提供者サイトから受信したモバイ
ルエージェントを起動し、前記移動体状態センス手順に
より得られた状態データを基に、前記モバイルエージェ
ントに当該移動体の状態を診断させるための手順とが行
われることを特徴とする。これにより、従来のように予
め診断ロジックと診断ロジックの結果に応じた処理ロジ
ックを移動体側に持たせておく必要ない。また、モバイ
ルエージェントの移動後は、移動先の状態に基づき自律
的に処理を行うため、非同期処理が可能になる。すなわ
ち、通信回線を切断することができるため、車のような
移動体で通信状態が悪い場合でも適用することができ
る。また、リアルタイムで診断を行うことができる。ま
たさらに、イベントドリブン(車両の状態に変化が発生
してから処理を実行する)ではなく、スケジュールドリ
ブン(利用者ごとに管理されているメンテナンス履歴や
メンテナンスサービスの提供者の販売戦略に基づいて処
理を実行する)のメンテナンスサービスを行える。
【0012】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、モバイルエージェントの実行環境となる
エージェント基盤を有する移動体と通信回線で接続さ
れ、前記移動体にモバイルエージェントによるメンテナ
ンスサービスと情報提供サービスを行う、エージェント
基盤を有する統合サービス提供者サイト内のコンピュー
タに、利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナン
スサービスの内容をユーザデータベースに記録するため
の手順と、前記移動体の属性とメンテナンスサービスの
内容とを基に決められたメンテナンス手順をロジックデ
ータベースに保持するための手順と、前記利用者に応じ
てメンテナンス手順を決定すると共に、該メンテナンス
手順を実行するためのモバイルエージェントを生成する
モバイルエージェント生成手順と、前記生成したモバイ
ルエージェント及びその他の所要の情報を、前記移動体
との間で送受信する手順とを実行させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
な記録媒体は、モバイルエージェントの実行環境となる
エージェント基盤を有する移動体と通信回線で接続さ
れ、前記移動体にモバイルエージェントによるメンテナ
ンスサービスと情報提供サービスを行う、エージェント
基盤を有する統合サービス提供者サイト内のコンピュー
タに、利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナン
スサービスの内容をユーザデータベースに記録するため
の手順と、前記移動体の属性とメンテナンスサービスの
内容とを基に決められたメンテナンス手順をロジックデ
ータベースに保持するための手順と、前記利用者に応じ
てメンテナンス手順を決定すると共に、該メンテナンス
手順を実行するためのモバイルエージェントを生成する
モバイルエージェント生成手順と、前記生成したモバイ
ルエージェント及びその他の所要の情報を、前記移動体
との間で送受信する手順とを実行させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0013】また、本発明のコンピュータプログラム
は、モバイルエージェントの実行環境となるエージェン
ト基盤を有する移動体と通信回線で接続され、前記移動
体にモバイルエージェントによるメンテナンスサービス
と情報提供サービスを行う、エージェント基盤を有する
統合サービス提供者サイト内のコンピュータに、利用者
の個人情報と利用者に提供するメンテナンスサービスの
内容をユーザデータベースに記録するための手順と、前
記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容とを基に
決められたメンテナンス手順をロジックデータベースに
保持するための手順と、前記利用者に応じてメンテナン
ス手順を決定すると共に、該メンテナンス手順を実行す
るためのモバイルエージェントを生成するモバイルエー
ジェント生成手順と、前記生成したモバイルエージェン
ト及びその他の所要の情報を、前記移動体との間で送受
信する手順とを実行させるためのプログラムである。
は、モバイルエージェントの実行環境となるエージェン
ト基盤を有する移動体と通信回線で接続され、前記移動
体にモバイルエージェントによるメンテナンスサービス
と情報提供サービスを行う、エージェント基盤を有する
統合サービス提供者サイト内のコンピュータに、利用者
の個人情報と利用者に提供するメンテナンスサービスの
内容をユーザデータベースに記録するための手順と、前
記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容とを基に
決められたメンテナンス手順をロジックデータベースに
保持するための手順と、前記利用者に応じてメンテナン
ス手順を決定すると共に、該メンテナンス手順を実行す
るためのモバイルエージェントを生成するモバイルエー
ジェント生成手順と、前記生成したモバイルエージェン
ト及びその他の所要の情報を、前記移動体との間で送受
信する手順とを実行させるためのプログラムである。
【0014】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、移動体に対してモバイルエージェントに
よるメンテナンスサービスと情報提供サービスを行う統
合サービス提供サイトと通信回線で接続される移動体内
のコンピュータに、前記モバイルエージェント及びその
他の所要の情報を、前記統合サービス提供者サイトとの
間で送受信する手順と、移動体の状態をセンスするため
の移動体状態センス手順と、前記統合サービス提供者サ
イトから受信したモバイルエージェントを起動し、前記
移動体状態センス手順により得られた状態データを基
に、前記モバイルエージェントに当該移動体の状態を診
断させるための手順とを実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
な記録媒体は、移動体に対してモバイルエージェントに
よるメンテナンスサービスと情報提供サービスを行う統
合サービス提供サイトと通信回線で接続される移動体内
のコンピュータに、前記モバイルエージェント及びその
他の所要の情報を、前記統合サービス提供者サイトとの
間で送受信する手順と、移動体の状態をセンスするため
の移動体状態センス手順と、前記統合サービス提供者サ
イトから受信したモバイルエージェントを起動し、前記
移動体状態センス手順により得られた状態データを基
に、前記モバイルエージェントに当該移動体の状態を診
断させるための手順とを実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0015】また、本発明のコンピュータプログラム
は、移動体に対してモバイルエージェントによるメンテ
ナンスサービスと情報提供サービスを行う統合サービス
提供サイトと通信回線で接続される移動体内のコンピュ
ータに、前記モバイルエージェント及びその他の所要の
情報を、前記統合サービス提供者サイトとの間で送受信
する手順と、移動体の状態をセンスするための移動体状
態センス手順と、前記統合サービス提供者サイトから受
信したモバイルエージェントを起動し、前記移動体状態
センス手順により得られた状態データを基に、前記モバ
イルエージェントに当該移動体の状態を診断させるため
の手順とを実行させるためのプログラムである。
は、移動体に対してモバイルエージェントによるメンテ
ナンスサービスと情報提供サービスを行う統合サービス
提供サイトと通信回線で接続される移動体内のコンピュ
ータに、前記モバイルエージェント及びその他の所要の
情報を、前記統合サービス提供者サイトとの間で送受信
する手順と、移動体の状態をセンスするための移動体状
態センス手順と、前記統合サービス提供者サイトから受
信したモバイルエージェントを起動し、前記移動体状態
センス手順により得られた状態データを基に、前記モバ
イルエージェントに当該移動体の状態を診断させるため
の手順とを実行させるためのプログラムである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の移動体向けリモートメン
テナンスサービスシステムのシステム構成を示す図であ
り、本システムは、移動体としての車両10に搭載され
た車載機11、車両10にメンテナンスサービスを提供
するポータルサイト(統合サービス提供サイト)10
1、及び個別サービス提供者サイト201を主な構成要
素としている。
テナンスサービスシステムのシステム構成を示す図であ
り、本システムは、移動体としての車両10に搭載され
た車載機11、車両10にメンテナンスサービスを提供
するポータルサイト(統合サービス提供サイト)10
1、及び個別サービス提供者サイト201を主な構成要
素としている。
【0018】(1)車載機側
車載機11に搭載されたコンピュータのOS上には、以
下のソフトウェアコンポーネントが配備される。 ・エージェント基盤12は、モバイルエージェント(単
に、「エージェント」ともいう)1の送受信と、モバイ
ルエージェント1へのサービス提供を行う。サービスと
は、HMI14や、各種センサ15や、カーナビゲーシ
ョンシステム(単に「カーナビ」ともいう)16や、G
PSなどの車に内蔵されているコンポーネントからのデ
ータの提供などを指す。また、モバイルエージェント1
の送信時には、送信先の検索と通信処理を行い、受信時
には、認証などを行った後、モバイルエージェント1を
復元して再起動する。 ・通信機能13は、モバイルエージェント1を統合サー
ビス提供サイト(ポータルサイト)101との間で送受
するための通信処理を行う。 ・HMI(Human Machine Interface)14は、音声入
出力や、リモコン、ボタン押下、画面表示などによる入
出力系を指す。
下のソフトウェアコンポーネントが配備される。 ・エージェント基盤12は、モバイルエージェント(単
に、「エージェント」ともいう)1の送受信と、モバイ
ルエージェント1へのサービス提供を行う。サービスと
は、HMI14や、各種センサ15や、カーナビゲーシ
ョンシステム(単に「カーナビ」ともいう)16や、G
PSなどの車に内蔵されているコンポーネントからのデ
ータの提供などを指す。また、モバイルエージェント1
の送信時には、送信先の検索と通信処理を行い、受信時
には、認証などを行った後、モバイルエージェント1を
復元して再起動する。 ・通信機能13は、モバイルエージェント1を統合サー
ビス提供サイト(ポータルサイト)101との間で送受
するための通信処理を行う。 ・HMI(Human Machine Interface)14は、音声入
出力や、リモコン、ボタン押下、画面表示などによる入
出力系を指す。
【0019】また、車載機11には以下の装置類が設備
される。 ・各種センサ15は、油圧計、バッテリー容量、ガス残
量等の測定のために車内に配備されているセンサ類を指
す。 ・カーナビ16は、カーナビゲーションシステムを指
し、複数地点間のルートを検索する機能を有する。 ・GPS(Global Positioning System)は、衛星から
の電波を受信し、移動体の位置を測位するためのシステ
ムを指す。
される。 ・各種センサ15は、油圧計、バッテリー容量、ガス残
量等の測定のために車内に配備されているセンサ類を指
す。 ・カーナビ16は、カーナビゲーションシステムを指
し、複数地点間のルートを検索する機能を有する。 ・GPS(Global Positioning System)は、衛星から
の電波を受信し、移動体の位置を測位するためのシステ
ムを指す。
【0020】(2)ポータルサイト(統合サービス提供
サイト)側 自動車販売店やカー用品店などが運営するポータルサイ
ト101内のコンピュータのOS上に以下のソフトウェ
アコンポーネントが配備される。 ・エージェント基盤102は、前述したエージェント基
盤12と同様な機能である。 ・通信機能103、前述した通信機能13と同様な機能
である。
サイト)側 自動車販売店やカー用品店などが運営するポータルサイ
ト101内のコンピュータのOS上に以下のソフトウェ
アコンポーネントが配備される。 ・エージェント基盤102は、前述したエージェント基
盤12と同様な機能である。 ・通信機能103、前述した通信機能13と同様な機能
である。
【0021】・ユーザ管理機能104は、ユーザデータ
ベース(ユーザDB)120に蓄積されているユーザ情
報を利用してユーザ認証を行う他、「リモートメンテナ
ンスサービス統合ロジック部105」で使用するメンテ
ナンス履歴の情報や、利用者が契約しているメンテナン
スコースの情報や、車種などのユーザ情報を管理する。
また、ここに蓄積されているユーザ情報を分析して販売
戦略を立て、リモートメンテナンスサービス統合ロジッ
ク部105に反映することもできる。 ・リモートメンテナンスサービス統合ロジック部105
は、利用者のメンテナンス履歴や車種の情報、サービス
提供者の販売戦略などから、利用者に応じたリモートメ
ンテナンスの内容を決定する。リモートメンテナンスに
は、ポータルサイト101と車両10の間だけでなく、
他社の提供するサービスも取り込むことができる。
ベース(ユーザDB)120に蓄積されているユーザ情
報を利用してユーザ認証を行う他、「リモートメンテナ
ンスサービス統合ロジック部105」で使用するメンテ
ナンス履歴の情報や、利用者が契約しているメンテナン
スコースの情報や、車種などのユーザ情報を管理する。
また、ここに蓄積されているユーザ情報を分析して販売
戦略を立て、リモートメンテナンスサービス統合ロジッ
ク部105に反映することもできる。 ・リモートメンテナンスサービス統合ロジック部105
は、利用者のメンテナンス履歴や車種の情報、サービス
提供者の販売戦略などから、利用者に応じたリモートメ
ンテナンスの内容を決定する。リモートメンテナンスに
は、ポータルサイト101と車両10の間だけでなく、
他社の提供するサービスも取り込むことができる。
【0022】・ユーザデータベース(ユーザDB)12
0は、ユーザ情報を保管するデータベースである。ユー
ザ情報には、ユーザ名、車種、年式、メンテナンス履歴
などがある。ロジックデータベース(ロジックDB)1
30は、車種や年式などの移動体(本例では車両)の属
性情報とメンテナンス内容とに応じて決められたメンテ
ナンス手順(メンテナンスロジック)を管理するデータ
ベースである。メンテナンスロジックの表現形式は特に
限定されることはないが、XMLファイル形式や、Ja
va(登録商標)オブジェクト形式を使用することがで
きる。
0は、ユーザ情報を保管するデータベースである。ユー
ザ情報には、ユーザ名、車種、年式、メンテナンス履歴
などがある。ロジックデータベース(ロジックDB)1
30は、車種や年式などの移動体(本例では車両)の属
性情報とメンテナンス内容とに応じて決められたメンテ
ナンス手順(メンテナンスロジック)を管理するデータ
ベースである。メンテナンスロジックの表現形式は特に
限定されることはないが、XMLファイル形式や、Ja
va(登録商標)オブジェクト形式を使用することがで
きる。
【0023】メンテナンスロジックは、車種や年式など
の移動体の属性情報や、メンテナンス内容に応じて決め
られたメンテナンス手順であり、以下の内容で構成され
る(図3参照)。 機能モジュール名(センサからの情報取得メソッド、
データ設定メソッド等) 機能モジュール実行条件(モバイルエージェントが指
定された機能モジュールをコールする条件であり、例え
ば、停止時(速度=0)、バック時(ギヤ位置=
「R」)などの条件である。 機能モジュールの実施結果の正常値範囲(または異常
判定条件) 正常時アクション 異常時アクション
の移動体の属性情報や、メンテナンス内容に応じて決め
られたメンテナンス手順であり、以下の内容で構成され
る(図3参照)。 機能モジュール名(センサからの情報取得メソッド、
データ設定メソッド等) 機能モジュール実行条件(モバイルエージェントが指
定された機能モジュールをコールする条件であり、例え
ば、停止時(速度=0)、バック時(ギヤ位置=
「R」)などの条件である。 機能モジュールの実施結果の正常値範囲(または異常
判定条件) 正常時アクション 異常時アクション
【0024】また、アクションロジックは以下の内容の
いずれかで構成される(図3参照)。 次の処理項目を表す「メンテナンスロジック」(入れ
子構造) 他の個別サービス提供者サイト201での移動処理内
容(サービスの検索条件、処理メソッド名、必要情報の
パラメータ名、移動先での処理完了後のアクションな
ど)。但し、モバイルエージェントが他の個別サービス
提供者サイト201に移動可能な場合に限る。 他の個別サービス提供者サイト201への通信内容
(サービス検索条件、処理メソッド名、必要情報のパラ
メータ名、通信後のアクションなど)。 処理終了(モバイルエージェントは消滅)
いずれかで構成される(図3参照)。 次の処理項目を表す「メンテナンスロジック」(入れ
子構造) 他の個別サービス提供者サイト201での移動処理内
容(サービスの検索条件、処理メソッド名、必要情報の
パラメータ名、移動先での処理完了後のアクションな
ど)。但し、モバイルエージェントが他の個別サービス
提供者サイト201に移動可能な場合に限る。 他の個別サービス提供者サイト201への通信内容
(サービス検索条件、処理メソッド名、必要情報のパラ
メータ名、通信後のアクションなど)。 処理終了(モバイルエージェントは消滅)
【0025】(3)個別サービス提供者サイト側
個別のサービス提供者が運営する個別サービス提供者サ
イト201内のコンピュータのOS上に次のようなソフ
トウェアコンポーネントを配備する。 ・エージェント基盤202は、前述したエージェント基
盤12と同様な機能である。 ・通信機能203は、前述した通信機能13と同様な機
能である。 ・サービス固有ロジック部204は、地点名から座標へ
の変換や、交通情報提供など個別のサービス機能であ
る。
イト201内のコンピュータのOS上に次のようなソフ
トウェアコンポーネントを配備する。 ・エージェント基盤202は、前述したエージェント基
盤12と同様な機能である。 ・通信機能203は、前述した通信機能13と同様な機
能である。 ・サービス固有ロジック部204は、地点名から座標へ
の変換や、交通情報提供など個別のサービス機能であ
る。
【0026】(4)モバイルエージェント
モバイルエージェント1は、車載機11側とポータルサ
イト101側の通信路上を移動するソフトウェアコンポ
ーネントである。モバイルエージェントは、以下のコン
ポーネントで構成されている(図7参照)。 ・ロジックエンジン:ポータルサイト101によりセッ
トされたメンテナンスロジックを解釈して、モバイルエ
ージェント1が自律的に振る舞うための汎用機能であ
り、該ロジックエンジンが起動されているエージェント
基盤と連携して、エージェント基盤で提供されるサービ
スを利用し、また必要に応じて他のサービス提供者サイ
トへの移動を決定する。 ・移動機能:ロジックエンジンからの移動指示を受け、
エージェント基盤を通して移動先を検索し、移動を実施
する。なお、モバイルエージェントが移動したり通信し
たりすることができるノードをサービスと総称する。こ
れには、ポータルサイト101、個別サービス提供者サ
イト201、車載機11が含まれる。
イト101側の通信路上を移動するソフトウェアコンポ
ーネントである。モバイルエージェントは、以下のコン
ポーネントで構成されている(図7参照)。 ・ロジックエンジン:ポータルサイト101によりセッ
トされたメンテナンスロジックを解釈して、モバイルエ
ージェント1が自律的に振る舞うための汎用機能であ
り、該ロジックエンジンが起動されているエージェント
基盤と連携して、エージェント基盤で提供されるサービ
スを利用し、また必要に応じて他のサービス提供者サイ
トへの移動を決定する。 ・移動機能:ロジックエンジンからの移動指示を受け、
エージェント基盤を通して移動先を検索し、移動を実施
する。なお、モバイルエージェントが移動したり通信し
たりすることができるノードをサービスと総称する。こ
れには、ポータルサイト101、個別サービス提供者サ
イト201、車載機11が含まれる。
【0027】なお、図1に示したシステム構成では、移
動体として車両10を例示したが、本発明の移動体向け
リモートメンテナンスサービスシステムは、車両に限ら
ず、船舶、航空機などにも適用できる。また、移動体と
ポータルサイト101との間の通信方法は、無線通信を
基本としているが、必要な場合には有線通信により行う
こともできる。またさらに、高度道路交通システム(I
TS)に使用されるDSRC(Dedicated Short Range
Communication)に適用することもできる。
動体として車両10を例示したが、本発明の移動体向け
リモートメンテナンスサービスシステムは、車両に限ら
ず、船舶、航空機などにも適用できる。また、移動体と
ポータルサイト101との間の通信方法は、無線通信を
基本としているが、必要な場合には有線通信により行う
こともできる。またさらに、高度道路交通システム(I
TS)に使用されるDSRC(Dedicated Short Range
Communication)に適用することもできる。
【0028】また、図2は、本発明の移動体向けリモー
トメンテナンスサービスシステムにおける処理の流れを
説明するための図であり、以下、図2を基に、その処理
の流れについて説明する。 (1)予め利用者はポータルサイト101にユーザ登録
する。また、ユーザ登録の契約時に、メンテナンスコー
スの内容の登録とともに、車両10の車種、年式などの
情報(車両の属性情報)を登録する。これらの情報はユ
ーザDB120にユーザ情報として記録される。また、
「メンテナンスコース」は、「3ヶ月点検・6ヶ月点検
のみ」、「日常点検を含む」、「エンジン始動時の点検
のみ」、「エンジン始動後の走向中の点検も含む」とい
った内容である。
トメンテナンスサービスシステムにおける処理の流れを
説明するための図であり、以下、図2を基に、その処理
の流れについて説明する。 (1)予め利用者はポータルサイト101にユーザ登録
する。また、ユーザ登録の契約時に、メンテナンスコー
スの内容の登録とともに、車両10の車種、年式などの
情報(車両の属性情報)を登録する。これらの情報はユ
ーザDB120にユーザ情報として記録される。また、
「メンテナンスコース」は、「3ヶ月点検・6ヶ月点検
のみ」、「日常点検を含む」、「エンジン始動時の点検
のみ」、「エンジン始動後の走向中の点検も含む」とい
った内容である。
【0029】(2)利用者はユーザ登録後に、車両10
のエンジンを始動する際に、通信により、ポータルサイ
ト101に「エンジン始動」を通知する。この際、ユー
ザID及び車種IDも送信する(ステップS1)。な
お、車種IDは同一の利用者が複数の車両を所有してい
る場合があるため、所有する車両ごとに車種IDを発行
する。
のエンジンを始動する際に、通信により、ポータルサイ
ト101に「エンジン始動」を通知する。この際、ユー
ザID及び車種IDも送信する(ステップS1)。な
お、車種IDは同一の利用者が複数の車両を所有してい
る場合があるため、所有する車両ごとに車種IDを発行
する。
【0030】(3)ポータルサイト101では、利用者
から送信されたユーザID及び車種IDにより、利用者
の認証を行う(ステップS2)。
から送信されたユーザID及び車種IDにより、利用者
の認証を行う(ステップS2)。
【0031】(4)利用者の認証が正常に行われると、
ポータルサイト101内のリモートメンテナンスサービ
ス統合ロジック部105では、ユーザID及び車種ID
を基にユーザDB120を検索し、当該車両のメンテナ
ンス履歴情報およびメンテナンスコース情報を取得する
(ステップS3、ステップS4)。
ポータルサイト101内のリモートメンテナンスサービ
ス統合ロジック部105では、ユーザID及び車種ID
を基にユーザDB120を検索し、当該車両のメンテナ
ンス履歴情報およびメンテナンスコース情報を取得する
(ステップS3、ステップS4)。
【0032】(5)メンテナンスコース情報及びメンテ
ナンス履歴情報を参照して、実施するメンテナンスの内
容を決定する(ステップS5)。なお、メンテナンス不
要と判断された場合には、以降の処理は実行しない。ま
た、メンテナンス内容は、契約したメンテナンスコース
やそのスケジュールごとに異なる内容となる。また、ポ
ータルサイト101の提供者が、販売戦略をも考慮した
きめ細かなメンテナンスサービスを自由に作成すること
ができ、顧客の囲い込みを図ることができる。
ナンス履歴情報を参照して、実施するメンテナンスの内
容を決定する(ステップS5)。なお、メンテナンス不
要と判断された場合には、以降の処理は実行しない。ま
た、メンテナンス内容は、契約したメンテナンスコース
やそのスケジュールごとに異なる内容となる。また、ポ
ータルサイト101の提供者が、販売戦略をも考慮した
きめ細かなメンテナンスサービスを自由に作成すること
ができ、顧客の囲い込みを図ることができる。
【0033】(6)ポータルサイト101では、ロジッ
クDB130より、メンテナンスを実施するのに必要な
メンテナンスロジックを取得する(ステップS6)。
クDB130より、メンテナンスを実施するのに必要な
メンテナンスロジックを取得する(ステップS6)。
【0034】(7)取得したメンテナンスロジックを解
釈し、自律的に動作可能なモバイルエージェント1を生
成し、車両10に送信する(ステップS7、S8)。な
お、送信手段はポータルサイト側からプッシュ(PUS
H)してもよいし、車側からのプル(PULL)で行っ
てもよい。
釈し、自律的に動作可能なモバイルエージェント1を生
成し、車両10に送信する(ステップS7、S8)。な
お、送信手段はポータルサイト側からプッシュ(PUS
H)してもよいし、車側からのプル(PULL)で行っ
てもよい。
【0035】(8)モバイルエージェント1は車載機1
1のエージェント基盤12に移動後、メンテナンスロジ
ックの内容を解釈し、アクションの内容を遂行する(ス
テップS9、S10)。なお、メンテナンスロジックの
解釈が不能であった場合には、一旦、ポータルサイト1
01に戻り、詳細な検査ロジックを取りに戻ることも可
能である。
1のエージェント基盤12に移動後、メンテナンスロジ
ックの内容を解釈し、アクションの内容を遂行する(ス
テップS9、S10)。なお、メンテナンスロジックの
解釈が不能であった場合には、一旦、ポータルサイト1
01に戻り、詳細な検査ロジックを取りに戻ることも可
能である。
【0036】(9)モバイルエージェント1はアクショ
ンの遂行を完了すると、ポータルサイト101に結果を
通知するか、または、ポータルサイト101に移動する
(ステップS11)。
ンの遂行を完了すると、ポータルサイト101に結果を
通知するか、または、ポータルサイト101に移動する
(ステップS11)。
【0037】(10)ポータルサイト101では、通知
された内容に応じた処理を行う(ステップS11)。
された内容に応じた処理を行う(ステップS11)。
【0038】(11)また、必要な場合には、ポータル
サイト101以外の個別サービス提供者サイト201に
移動し(ステップS12)、必要な情報を取得したり、
処理を行ったりすることが可能である(ステップS1
3)。但し、移動先にはエージェント基盤が必要であ
る。
サイト101以外の個別サービス提供者サイト201に
移動し(ステップS12)、必要な情報を取得したり、
処理を行ったりすることが可能である(ステップS1
3)。但し、移動先にはエージェント基盤が必要であ
る。
【0039】また、図3に、メンテナンスロジックの例
を示す。ここに示す例では、ポータルサイトのサービス
提供者が「ABCピットサービス」であり、自動車用品
店の経営も行っているものとする。
を示す。ここに示す例では、ポータルサイトのサービス
提供者が「ABCピットサービス」であり、自動車用品
店の経営も行っているものとする。
【0040】・図3に例示するメンテナンスロジックで
は、車両の停止時のアイドリング数をチェックし、基準
外であった場合には、「バッテリーチェック」というア
クションを実行する(矢付線a)。さらに、「バッテリ
ーチェック」の結果が基準以下であった場合には「バッ
テリー不良」とみなし、自社にナビゲート(誘導)する
(矢付線b)。この時、車両の位置をパラメータとし
て、最寄りの店舗の位置情報を検索し、その情報を再び
車両側に持ち帰り、カーナビに設定し、車両を誘導する
ことができる。
は、車両の停止時のアイドリング数をチェックし、基準
外であった場合には、「バッテリーチェック」というア
クションを実行する(矢付線a)。さらに、「バッテリ
ーチェック」の結果が基準以下であった場合には「バッ
テリー不良」とみなし、自社にナビゲート(誘導)する
(矢付線b)。この時、車両の位置をパラメータとし
て、最寄りの店舗の位置情報を検索し、その情報を再び
車両側に持ち帰り、カーナビに設定し、車両を誘導する
ことができる。
【0041】・また、バッテリー容量が基準以内である
場合には、問題の事象が特定できないので、より詳細な
診断をするためにポータルサイト101に情報を送信し
て診断を依頼する(矢付線c)。その後、ポータルサイ
ト101は必要に応じて、別のモバイルエージェントを
送り込んで新たな診断項目により診断を行うこともでき
る。
場合には、問題の事象が特定できないので、より詳細な
診断をするためにポータルサイト101に情報を送信し
て診断を依頼する(矢付線c)。その後、ポータルサイ
ト101は必要に応じて、別のモバイルエージェントを
送り込んで新たな診断項目により診断を行うこともでき
る。
【0042】以上説明したように、本発明の移動体向け
リモートメンテナンスサービスシステムにおいては、ど
のような項目をどのような基準で診断し、異常時にはど
のように処理するかのロジックは、従来は車載機側の診
断ボードのROMに焼きか込まれていることが多く、固
定的な診断しか行えなかったが、本発明の方式により、
柔軟な対応が可能になる。また、モバイルエージェント
の移動後は、移動先の状態に基づき自律的に処理を行う
ため、非同期処理が可能になる。すなわち、通信回線を
常時接続することなく切断することができるため、車の
ような移動体で通信状態が悪い場合でも適用することが
できる。また、移動中の車の状態をチェックし、リアル
タイムで診断を行うことができる。また、本発明によ
り、メンテナンスサービスだけではなく、ナビゲイショ
ンや交通情報などのサービスを統合した上で提供するこ
とができる。またさらに、イベントドリブン(車両の状
態に変化が発生してから処理を実行する)ではなく、ス
ケジュールドリブン(利用者ごとに管理されているメン
テナンス履歴やメンテナンスサービスの提供者の販売戦
略に基づいて処理を実行する)のメンテナンスサービス
を行えるため、サービス提供者側の営業戦略も動的に盛
り込んだ対応が可能になる。このため、利用者(車のド
ライバ)とサービス提供者(自動車会社、メンテナンス
サービス事業者等)の双方にメリットをもたらすことが
できる。
リモートメンテナンスサービスシステムにおいては、ど
のような項目をどのような基準で診断し、異常時にはど
のように処理するかのロジックは、従来は車載機側の診
断ボードのROMに焼きか込まれていることが多く、固
定的な診断しか行えなかったが、本発明の方式により、
柔軟な対応が可能になる。また、モバイルエージェント
の移動後は、移動先の状態に基づき自律的に処理を行う
ため、非同期処理が可能になる。すなわち、通信回線を
常時接続することなく切断することができるため、車の
ような移動体で通信状態が悪い場合でも適用することが
できる。また、移動中の車の状態をチェックし、リアル
タイムで診断を行うことができる。また、本発明によ
り、メンテナンスサービスだけではなく、ナビゲイショ
ンや交通情報などのサービスを統合した上で提供するこ
とができる。またさらに、イベントドリブン(車両の状
態に変化が発生してから処理を実行する)ではなく、ス
ケジュールドリブン(利用者ごとに管理されているメン
テナンス履歴やメンテナンスサービスの提供者の販売戦
略に基づいて処理を実行する)のメンテナンスサービス
を行えるため、サービス提供者側の営業戦略も動的に盛
り込んだ対応が可能になる。このため、利用者(車のド
ライバ)とサービス提供者(自動車会社、メンテナンス
サービス事業者等)の双方にメリットをもたらすことが
できる。
【0043】また、図4は、車載機のシステム構成例を
示す図であり、本発明に直接関係する部分についてのみ
示したものである。図4において、20は通信ネットワ
ーク2の基地局3と車載機11を接続する通信制御部、
21は車載機全体を統括制御する制御部、30は処理プ
ログラム部、40はメモリを示している。なお、HMI
14、各種センサ15、カーナビ16、GPS17は図
1の場合と同様である。
示す図であり、本発明に直接関係する部分についてのみ
示したものである。図4において、20は通信ネットワ
ーク2の基地局3と車載機11を接続する通信制御部、
21は車載機全体を統括制御する制御部、30は処理プ
ログラム部、40はメモリを示している。なお、HMI
14、各種センサ15、カーナビ16、GPS17は図
1の場合と同様である。
【0044】また、処理プログラム部30には、以下の
処理部が含まれている。 ・エージェント基盤処理部31は、モバイルエージェン
ト1の送受信と、モバイルエージェント1へのサービス
提供を行う処理部である。サービスとは、モバイルエー
ジェント1の送信時には、送信先の検索と通信処理を行
い、受信時には、認証などを行った後、モバイルエージ
ェント1を復元して再起動する。 ・通信処理部32は、モバイルエージェント1を、ポー
タルサイト101及び個別サービス提供者サイト201
との間で送受するための通信処理を行う。 ・センサ類インタフェース処理部33は、HMI14、
各種センサ15、カーナビ16、及びGPS17とのデ
ータ交換を行うためのインタフェース処理部である。 ・個別サイト検索処理部34は、個別サービス提供者サ
イト201のサービス名やサービス内容を検索するため
の処理部である。
処理部が含まれている。 ・エージェント基盤処理部31は、モバイルエージェン
ト1の送受信と、モバイルエージェント1へのサービス
提供を行う処理部である。サービスとは、モバイルエー
ジェント1の送信時には、送信先の検索と通信処理を行
い、受信時には、認証などを行った後、モバイルエージ
ェント1を復元して再起動する。 ・通信処理部32は、モバイルエージェント1を、ポー
タルサイト101及び個別サービス提供者サイト201
との間で送受するための通信処理を行う。 ・センサ類インタフェース処理部33は、HMI14、
各種センサ15、カーナビ16、及びGPS17とのデ
ータ交換を行うためのインタフェース処理部である。 ・個別サイト検索処理部34は、個別サービス提供者サ
イト201のサービス名やサービス内容を検索するため
の処理部である。
【0045】また、メモリ40には、ポータルサイト1
01で認証を受けるためのユーザ情報(ユーザID、車
種ID)41、各種センサ15などで測定したデータを
記録した状態測定データ42、及び個別サービス提供者
サイト201についての情報を記録した個別サービス提
供者サイト情報43が含まれる。
01で認証を受けるためのユーザ情報(ユーザID、車
種ID)41、各種センサ15などで測定したデータを
記録した状態測定データ42、及び個別サービス提供者
サイト201についての情報を記録した個別サービス提
供者サイト情報43が含まれる。
【0046】また、図5は、ポータルサイトのサーバの
構成例を示す図であり、本発明に直接関係する部分につ
いてのみ示したものである。図5において、150はポ
ータルサイト(統合サービス提供サイト)のサーバ、1
51は通信ネットワーク2とサーバ150を接続する通
信制御部、152はサーバ全体を統括制御する制御部、
120はユーザデータベース、130はロジックデータ
ベース、140は個別サービス提供者サイトデータベー
ス、160は処理プログラム部を示している。
構成例を示す図であり、本発明に直接関係する部分につ
いてのみ示したものである。図5において、150はポ
ータルサイト(統合サービス提供サイト)のサーバ、1
51は通信ネットワーク2とサーバ150を接続する通
信制御部、152はサーバ全体を統括制御する制御部、
120はユーザデータベース、130はロジックデータ
ベース、140は個別サービス提供者サイトデータベー
ス、160は処理プログラム部を示している。
【0047】また、処理プログラム部160には、以下
の処理部が含まれている。 ・エージェント基盤処理部161は、モバイルエージェ
ント1の送受信と、モバイルエージェント1へのサービ
ス提供を行う処理部である。サービスとは、モバイルエ
ージェント1の送信時には、送信先の検索と通信処理を
行い、受信時には、認証などを行った後、モバイルエー
ジェント1を復元して再起動する。 ・通信処理部162は、モバイルエージェント1を、車
載機11及び個別サービス提供者サイト201との間で
送受するための通信処理を行う。 ・リモートメンテナンスサービス統合ロジック処理部1
63は、利用者(ユーザ)のメンテナンス履歴や車種の
情報、サービス提供者の販売戦略などから、リモートメ
ンテナンスの内容を決定するとともに、モバイルエージ
ェントを生成する処理部である。 ・ユーザ管理処理部164は、ユーザデータベース(ユ
ーザDB)120に蓄積されているユーザ情報121を
利用してユーザ認証を行う他、「リモートメンテナンス
サービス統合ロジック処理部163」で使用するメンテ
ナンス履歴の情報や、利用者が契約しているメンテナン
スコースの情報や、車種などのユーザ情報を管理するた
めの処理部である。
の処理部が含まれている。 ・エージェント基盤処理部161は、モバイルエージェ
ント1の送受信と、モバイルエージェント1へのサービ
ス提供を行う処理部である。サービスとは、モバイルエ
ージェント1の送信時には、送信先の検索と通信処理を
行い、受信時には、認証などを行った後、モバイルエー
ジェント1を復元して再起動する。 ・通信処理部162は、モバイルエージェント1を、車
載機11及び個別サービス提供者サイト201との間で
送受するための通信処理を行う。 ・リモートメンテナンスサービス統合ロジック処理部1
63は、利用者(ユーザ)のメンテナンス履歴や車種の
情報、サービス提供者の販売戦略などから、リモートメ
ンテナンスの内容を決定するとともに、モバイルエージ
ェントを生成する処理部である。 ・ユーザ管理処理部164は、ユーザデータベース(ユ
ーザDB)120に蓄積されているユーザ情報121を
利用してユーザ認証を行う他、「リモートメンテナンス
サービス統合ロジック処理部163」で使用するメンテ
ナンス履歴の情報や、利用者が契約しているメンテナン
スコースの情報や、車種などのユーザ情報を管理するた
めの処理部である。
【0048】また、ユーザデータベース(ユーザDB)
120は、ユーザ情報121を保管するデータベースで
ある。ユーザ情報121には、ユーザ名、車種、年式、
メンテナンス履歴などの情報が記録される。
120は、ユーザ情報121を保管するデータベースで
ある。ユーザ情報121には、ユーザ名、車種、年式、
メンテナンス履歴などの情報が記録される。
【0049】また、ロジックデータベース(ロジックD
B)130は、車両10の車種や年式、メンテナンス内
容に応じて決められたメンテナンス手順(メンテナンス
ロジック)を管理するデータベースである。メンテナン
スロジック131には、機能モジュール132及びアク
ションロジック133などが含まれる。
B)130は、車両10の車種や年式、メンテナンス内
容に応じて決められたメンテナンス手順(メンテナンス
ロジック)を管理するデータベースである。メンテナン
スロジック131には、機能モジュール132及びアク
ションロジック133などが含まれる。
【0050】また、個別サービス提供者サイトデータベ
ース140は、個別サービス提供者サイト201が提供
するサービス名とサイトアドレスを登録したテーブルで
ある。
ース140は、個別サービス提供者サイト201が提供
するサービス名とサイトアドレスを登録したテーブルで
ある。
【0051】また、図6は、個別サービス提供者サイト
のサーバの構成例を示す図であり、本発明に直接関係す
る部分についてのみ示したものである。図6において、
211は通信ネットワーク2と個別サービス提供者サイ
トのサーバ210とを接続する通信制御部、212はサ
ーバ全体を統括制御する制御部、220は処理プログラ
ム部、230は個別サービス情報データベースを示して
いる。
のサーバの構成例を示す図であり、本発明に直接関係す
る部分についてのみ示したものである。図6において、
211は通信ネットワーク2と個別サービス提供者サイ
トのサーバ210とを接続する通信制御部、212はサ
ーバ全体を統括制御する制御部、220は処理プログラ
ム部、230は個別サービス情報データベースを示して
いる。
【0052】また、処理プログラム部220には、以下
の処理部が含まれている。 ・エージェント基盤処理部221は、モバイルエージェ
ント1の送受信と、モバイルエージェント1へのサービ
ス提供を行う処理部である。サービスとは、モバイルエ
ージェント1の送信時には、送信先の検索と通信処理を
行い、受信時には、認証などを行った後、モバイルエー
ジェント1を復元して再起動する。 ・通信処理部222は、モバイルエージェント1を、ポ
ータルサイト101及び車載機11との間で送受するた
めの通信処理を行う。 ・サービス固有ロジック処理部223は、例えば、地点
名から座標への変換や、交通情報提供など個別のサービ
ス処理を行う処理部である。また、個別サービス情報デ
ータベース230は、個別サービスを提供するために必
要な情報を記録するためのデータベースである。
の処理部が含まれている。 ・エージェント基盤処理部221は、モバイルエージェ
ント1の送受信と、モバイルエージェント1へのサービ
ス提供を行う処理部である。サービスとは、モバイルエ
ージェント1の送信時には、送信先の検索と通信処理を
行い、受信時には、認証などを行った後、モバイルエー
ジェント1を復元して再起動する。 ・通信処理部222は、モバイルエージェント1を、ポ
ータルサイト101及び車載機11との間で送受するた
めの通信処理を行う。 ・サービス固有ロジック処理部223は、例えば、地点
名から座標への変換や、交通情報提供など個別のサービ
ス処理を行う処理部である。また、個別サービス情報デ
ータベース230は、個別サービスを提供するために必
要な情報を記録するためのデータベースである。
【0053】なお、図4に示す車載機11内の処理プロ
グラム部30及び図5に示すポータルサイトのサーバ1
50内の処理プログラム部160は専用のハードウェア
により実現されるものであってもよく、またこの処理プ
ログラム部はメモリおよびCPU(中央処理装置)等の
汎用の情報処理装置により構成され、この処理部の機能
を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリにロ
ードして実行することによりその機能を実現させるもの
であってもよい。
グラム部30及び図5に示すポータルサイトのサーバ1
50内の処理プログラム部160は専用のハードウェア
により実現されるものであってもよく、またこの処理プ
ログラム部はメモリおよびCPU(中央処理装置)等の
汎用の情報処理装置により構成され、この処理部の機能
を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリにロ
ードして実行することによりその機能を実現させるもの
であってもよい。
【0054】また、図4に示す車載機11内の処理プロ
グラム部30、及び図5に示すポータルサイトのサーバ
150内の処理プログラム部160の機能を実現するた
めのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより
車載機11及びポータルサイトのサーバ150に必要な
処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータ
システム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含
むものとする。
グラム部30、及び図5に示すポータルサイトのサーバ
150内の処理プログラム部160の機能を実現するた
めのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより
車載機11及びポータルサイトのサーバ150に必要な
処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータ
システム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含
むものとする。
【0055】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、CD−ROM等の可般媒体、コンピュータシス
テムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを
いう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の
通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線の
ように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの
(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバやクライ
アントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ
のように、一定時間プログラムを保持しているものも含
むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の
一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述
した機能をコンピュータシステムにすでに記録されてい
るプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆ
る差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、CD−ROM等の可般媒体、コンピュータシス
テムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを
いう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の
通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線の
ように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの
(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバやクライ
アントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ
のように、一定時間プログラムを保持しているものも含
むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の
一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述
した機能をコンピュータシステムにすでに記録されてい
るプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆ
る差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0056】以上、本発明の移動体向けリモートメンテ
ナンスサービスシステムの実施の形態について説明した
が、本発明は上述の図示例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
ナンスサービスシステムの実施の形態について説明した
が、本発明は上述の図示例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体向
けリモートメンテナンスサービスシステム、及びメンテ
ナンスサービス方法においては、統合サービス提供サイ
トは利用者に応じたメンテナンス手順を決定し、該メン
テナンス手順を実行するためのモバイルエージェントを
生成し、移動体に送信する。移動体は統合サービス提供
サイトからモバイルエージェントを受信し、受信したモ
バイルエージェントを起動し、移動体に設備されたセン
サから得られた状態データを基に、モバイルエージェン
トに移動体の状態を診断させる。これにより、従来のよ
うに予め診断ロジックと診断ロジックの結果に応じた処
理ロジックを移動体側に持たせておく必要ない。また、
モバイルエージェントの移動後は、移動先の状態に基づ
き自律的に処理を行うため、非同期処理が可能になる。
すなわち、通信回線を切断することができるため、車の
ような移動体で通信状態が悪い場合でも適用することが
できる。また、リアルタイムで診断を行うことができ
る。またさらに、イベントドリブン(車両の状態に変化
が発生してから処理を実行する)ではなく、スケジュー
ルドリブン(利用者ごとに管理されているメンテナンス
履歴やメンテナンスサービスの提供者の販売戦略に基づ
いて処理を実行する)のメンテナンスサービスを行え
る。
けリモートメンテナンスサービスシステム、及びメンテ
ナンスサービス方法においては、統合サービス提供サイ
トは利用者に応じたメンテナンス手順を決定し、該メン
テナンス手順を実行するためのモバイルエージェントを
生成し、移動体に送信する。移動体は統合サービス提供
サイトからモバイルエージェントを受信し、受信したモ
バイルエージェントを起動し、移動体に設備されたセン
サから得られた状態データを基に、モバイルエージェン
トに移動体の状態を診断させる。これにより、従来のよ
うに予め診断ロジックと診断ロジックの結果に応じた処
理ロジックを移動体側に持たせておく必要ない。また、
モバイルエージェントの移動後は、移動先の状態に基づ
き自律的に処理を行うため、非同期処理が可能になる。
すなわち、通信回線を切断することができるため、車の
ような移動体で通信状態が悪い場合でも適用することが
できる。また、リアルタイムで診断を行うことができ
る。またさらに、イベントドリブン(車両の状態に変化
が発生してから処理を実行する)ではなく、スケジュー
ルドリブン(利用者ごとに管理されているメンテナンス
履歴やメンテナンスサービスの提供者の販売戦略に基づ
いて処理を実行する)のメンテナンスサービスを行え
る。
【0058】また、本発明の移動体向けリモートメンテ
ナンスサービスシステムにおいては、モバイルエージェ
ントが、さらに、他の個別のサービスを提供するサイト
に移動できるようにする。これにより、メンテナンスサ
ービスだけではなく、ナビゲイションや交通情報などの
サービスを統合して提供することができる。
ナンスサービスシステムにおいては、モバイルエージェ
ントが、さらに、他の個別のサービスを提供するサイト
に移動できるようにする。これにより、メンテナンスサ
ービスだけではなく、ナビゲイションや交通情報などの
サービスを統合して提供することができる。
【0059】また、本発明の統合サービス提供サイトに
おいては、利用者に応じてメンテナンス手順を決定し、
該メンテナンス手順を実行するためのモバイルエージェ
ントを生成し、生成したモバイルエージェントを移動体
に送信して、移動体のメンテナンスサービスを行う。こ
れにより、従来のように予め診断ロジックと診断ロジッ
クの結果に応じた処理ロジックを移動体側に持たせてお
く必要ない。また、モバイルエージェントの移動後は、
移動先の状態に基づき自律的に処理を行うため、非同期
処理が可能になる。すなわち、通信回線を切断すること
ができるため、車のような移動体で通信状態が悪い場合
でも適用することができる。また、リアルタイムで診断
を行うことができる。
おいては、利用者に応じてメンテナンス手順を決定し、
該メンテナンス手順を実行するためのモバイルエージェ
ントを生成し、生成したモバイルエージェントを移動体
に送信して、移動体のメンテナンスサービスを行う。こ
れにより、従来のように予め診断ロジックと診断ロジッ
クの結果に応じた処理ロジックを移動体側に持たせてお
く必要ない。また、モバイルエージェントの移動後は、
移動先の状態に基づき自律的に処理を行うため、非同期
処理が可能になる。すなわち、通信回線を切断すること
ができるため、車のような移動体で通信状態が悪い場合
でも適用することができる。また、リアルタイムで診断
を行うことができる。
【0060】また、本発明の移動体は、モバイルエージ
ェントを統合サービス提供サイトから受信し、この受信
したモバイルエージェントを起動し、移動体に設備され
たセンサから得られた状態データを基に、モバイルエー
ジェントに当該移動体の状態を診断させる。これによ
り、従来のように予め診断ロジックと診断ロジックの結
果に応じた処理ロジックを移動体側に持たせておく必要
ない。また、モバイルエージェントの移動後は、移動先
の状態に基づき自律的に処理を行うため、非同期処理が
可能になる。すなわち、通信回線を切断することができ
るため、車のような移動体で通信状態が悪い場合でも適
用することができる。
ェントを統合サービス提供サイトから受信し、この受信
したモバイルエージェントを起動し、移動体に設備され
たセンサから得られた状態データを基に、モバイルエー
ジェントに当該移動体の状態を診断させる。これによ
り、従来のように予め診断ロジックと診断ロジックの結
果に応じた処理ロジックを移動体側に持たせておく必要
ない。また、モバイルエージェントの移動後は、移動先
の状態に基づき自律的に処理を行うため、非同期処理が
可能になる。すなわち、通信回線を切断することができ
るため、車のような移動体で通信状態が悪い場合でも適
用することができる。
【図1】 本発明の移動体向けリモートメンテナンスサ
ービスシステムのシステム構成を示す図である。
ービスシステムのシステム構成を示す図である。
【図2】 本発明の移動体向けリモートメンテナンスサ
ービスシステムにおける処理の流れを説明するための図
である。
ービスシステムにおける処理の流れを説明するための図
である。
【図3】 メンテナンスロジックの例を示す図である。
【図4】 車載機のシステム構成例を示す図である。
【図5】 ポータルサイトのサーバの構成例を示す図で
ある。
ある。
【図6】 個別サービス提供者サイトのサーバの構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図7】 モバイルエージェントの構成例を示す図であ
る。
る。
1 モバイルエージェント
2 通信ネットワーク
3 基地局
10 車両
11 車載機
12 エージェント基盤
13 通信機能
14 HMI
15 各種センサ
16 カーナビゲーションシステム
17 GPS
101 ポータルサイト(統合サービス提供サイト)
102 エージェント基盤
103 通信機能
104 ユーザ管理機能
105 リモートメンテナンスサービス統合ロジック部
120 ユーザDB
130 ロジックDB
201 個別サービス提供者サイト
202 エージェント基盤
203 通信機能
204 サービス固有ロジック部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G06F 15/177 678 G06F 15/177 678H
17/60 138 17/60 138
Fターム(参考) 3D026 BA01 BA21
5B042 GA12 GA19 GA39 GB08 GC10
JJ02
5B045 BB08 BB28 BB42 GG01 JJ02
5B048 AA14 CC15
5B089 GA25 GB08 HA11 JA35 JB07
JB16 MC16 MC17
Claims (9)
- 【請求項1】 移動体と該移動体にメンテナンスサービ
スと情報提供サービスを行う統合サービス提供者サイト
とが通信回線で接続され、前記移動体及び前記統合サー
ビス提供者サイトのそれぞれにモバイルエージェントの
実行環境となるエージェント基盤を有する移動体向けリ
モートメンテナンスサービスシステムであって、 前記統合サービス提供者サイトには、 利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナンスサー
ビスの内容を記録するためのユーザデータベースと、 前記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容とを基
に決められたメンテナンス手順を保持するロジックデー
タベースと、 前記利用者に応じてメンテナンス手順を決定すると共
に、該メンテナンス手順を実行するためのモバイルエー
ジェントを生成するモバイルエージェント生成手段と、 前記生成したモバイルエージェント及びその他の所要の
情報を、前記移動体との間で送受信する手段とを具備
し、 前記移動体には、 前記モバイルエージェント及びその他の所要の情報を、
前記統合サービス提供者サイトとの間で送受信する手段
と、 移動体の状態をセンスするための移動体状態センス手段
と、 前記統合サービス提供者サイトから受信したモバイルエ
ージェントを起動し、前記移動体状態センス手段により
得られた状態データを基に、前記モバイルエージェント
に当該移動体の状態を診断させるための手段とを具備す
ることを特徴とする移動体向けリモートメンテナンスサ
ービスシステム。 - 【請求項2】 前記モバイルエージェントが、前記移動
体及び前記統合サービス提供者サイト間を移動するのに
加えて、 他の個別のサービスを提供するサイトであってエージェ
ント基盤を有する個別サービス提供者サイトにも移動す
ることを特徴とする請求項1に記載の移動体向けリモー
トメンテナンスサービスシステム。 - 【請求項3】 モバイルエージェントの実行環境となる
エージェント基盤を有する移動体と通信回線で接続さ
れ、前記移動体にモバイルエージェントによるメンテナ
ンスサービスと情報提供サービスを行う、エージェント
基盤を有する統合サービス提供者サイトであって、 利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナンスサー
ビスの内容を記録するためのユーザデータベースと、 前記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容とを基
に決められたメンテナンス手順を保持するロジックデー
タベースと、 前記利用者に応じてメンテナンス手順を決定すると共
に、該メンテナンス手順を実行するためのモバイルエー
ジェントを生成するモバイルエージェント生成手段と、 前記生成したモバイルエージェント及びその他の所要の
情報を、前記移動体との間で送受信する手段とを具備す
ることを特徴とする統合サービス提供者サイト。 - 【請求項4】 移動体に対してモバイルエージェントに
よるメンテナンスサービスと情報提供サービスを行う統
合サービス提供サイトと通信回線で接続される移動体で
あって、 移動体の状態を診断するためのモバイルエージェント及
びその他の所要の情報を、前記統合サービス提供者サイ
トとの間で送受信するための手段と、 移動体の状態をセンスするための移動体状態センス手段
と、 前記統合サービス提供者サイトから受信したモバイルエ
ージェントを起動し、前記移動体状態センス手段により
得られた状態データを基に、前記モバイルエージェント
に当該移動体の状態を診断させるための手段とを具備す
ることを特徴とする移動体。 - 【請求項5】 移動体と該移動体にメンテナンスサービ
スと情報提供サービスを行う統合サービス提供者サイト
とが通信回線で接続され、前記移動体及び前記統合サー
ビス提供者サイトのそれぞれにモバイルエージェントの
実行環境となるエージェント基盤を有する移動体向けリ
モートメンテナンスサービスシステムにおけるメンテナ
ンスサービス方法あって、 前記統合サービス提供者サイトにより、 利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナンスサー
ビスの内容をユーザデータベースに記録するための手順
と、 前記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容とを基
に決められたメンテナンス手順をロジックデータベース
に保持するための手順と、 前記利用者に応じてメンテナンス手順を決定すると共
に、該メンテナンス手順を実行するためのモバイルエー
ジェントを生成するモバイルエージェント生成手順と、 前記生成したモバイルエージェント及びその他の所要の
情報を、前記移動体との間で送受信する手順とが行わ
れ、 前記移動体により、 前記モバイルエージェント及びその他の所要の情報を、
前記統合サービス提供者サイトとの間で送受信する手順
と、 移動体の状態をセンスするための移動体状態センス手順
と、 前記統合サービス提供者サイトから受信したモバイルエ
ージェントを起動し、 前記移動体状態センス手順により得られた状態データを
基に、前記モバイルエージェントに当該移動体の状態を
診断させるための手順とが行われることを特徴とするメ
ンテナンスサービス方法。 - 【請求項6】 モバイルエージェントの実行環境となる
エージェント基盤を有する移動体と通信回線で接続さ
れ、前記移動体にモバイルエージェントによるメンテナ
ンスサービスと情報提供サービスを行う、エージェント
基盤を有する統合サービス提供者サイト内のコンピュー
タに、 利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナンスサー
ビスの内容をユーザデータベースに記録するための手順
と、 前記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容とを基
に決められたメンテナンス手順をロジックデータベース
に保持するための手順と、 前記利用者に応じてメンテナンス手順を決定すると共
に、該メンテナンス手順を実行するためのモバイルエー
ジェントを生成するモバイルエージェント生成手順と、 前記生成したモバイルエージェント及びその他の所要の
情報を、前記移動体との間で送受信する手順とを実行さ
せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体。 - 【請求項7】 モバイルエージェントの実行環境となる
エージェント基盤を有する移動体と通信回線で接続さ
れ、前記移動体にモバイルエージェントによるメンテナ
ンスサービスと情報提供サービスを行う、エージェント
基盤を有する統合サービス提供者サイト内のコンピュー
タに、 利用者の個人情報と利用者に提供するメンテナンスサー
ビスの内容をユーザデータベースに記録するための手順
と、 前記移動体の属性とメンテナンスサービスの内容とを基
に決められたメンテナンス手順をロジックデータベース
に保持するための手順と、 前記利用者に応じてメンテナンス手順を決定すると共
に、該メンテナンス手順を実行するためのモバイルエー
ジェントを生成するモバイルエージェント生成手順と、 前記生成したモバイルエージェント及びその他の所要の
情報を、前記移動体との間で送受信する手順とを実行さ
せるためのプログラム。 - 【請求項8】 移動体に対してモバイルエージェントに
よるメンテナンスサービスと情報提供サービスを行う統
合サービス提供サイトと通信回線で接続される移動体内
のコンピュータに、 前記モバイルエージェント及びその他の所要の情報を、
前記統合サービス提供者サイトとの間で送受信する手順
と、 移動体の状態をセンスするための移動体状態センス手順
と、 前記統合サービス提供者サイトから受信したモバイルエ
ージェントを起動し、前記移動体状態センス手順により
得られた状態データを基に、前記モバイルエージェント
に当該移動体の状態を診断させるための手順とを実行さ
せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体。 - 【請求項9】 移動体に対してモバイルエージェントに
よるメンテナンスサービスと情報提供サービスを行う統
合サービス提供サイトと通信回線で接続される移動体内
のコンピュータに、 前記モバイルエージェント及びその他の所要の情報を、
前記統合サービス提供者サイトとの間で送受信する手順
と、 移動体の状態をセンスするための移動体状態センス手順
と、 前記統合サービス提供者サイトから受信したモバイルエ
ージェントを起動し、前記移動体状態センス手順により
得られた状態データを基に、前記モバイルエージェント
に当該移動体の状態を診断させるための手順とを実行さ
せるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002092698A JP2003285724A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 移動体向けリモートメンテナンスサービスシステム、統合サービス提供者サイト、移動体、及びメンテナンスサービス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002092698A JP2003285724A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 移動体向けリモートメンテナンスサービスシステム、統合サービス提供者サイト、移動体、及びメンテナンスサービス方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003285724A true JP2003285724A (ja) | 2003-10-07 |
Family
ID=29237447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002092698A Pending JP2003285724A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 移動体向けリモートメンテナンスサービスシステム、統合サービス提供者サイト、移動体、及びメンテナンスサービス方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003285724A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007028037A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Nec Electronics Corp | 故障検知診断対処装置、故障検知診断対処システムおよび故障検知診断対処方法 |
JP2011065752A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Renesas Electronics Corp | データ処理システム、電気自動車及びメンテナンスサービスシステム |
WO2018179307A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 本田技研工業株式会社 | メンテナンス通知システムおよびその制御方法、並びにプログラム |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002092698A patent/JP2003285724A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007028037A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Nec Electronics Corp | 故障検知診断対処装置、故障検知診断対処システムおよび故障検知診断対処方法 |
JP2011065752A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Renesas Electronics Corp | データ処理システム、電気自動車及びメンテナンスサービスシステム |
WO2018179307A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 本田技研工業株式会社 | メンテナンス通知システムおよびその制御方法、並びにプログラム |
CN110520877A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-11-29 | 本田技研工业株式会社 | 维护通知系统及其控制方法以及程序 |
JPWO2018179307A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2019-12-26 | 本田技研工業株式会社 | メンテナンス通知システムおよびその制御方法、並びにプログラム |
US11222484B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-01-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Maintenance notification system and method for controlling same, and non-transitory computer readable medium |
CN110520877B (zh) * | 2017-03-31 | 2022-10-14 | 本田技研工业株式会社 | 维护通知系统及其控制方法以及介质 |
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