JP2003285652A - 燃料電池電気自動車における圧縮モジュールのマウント構造 - Google Patents

燃料電池電気自動車における圧縮モジュールのマウント構造

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JP2003285652A JP2002094116A JP2002094116A JP2003285652A JP 2003285652 A JP2003285652 A JP 2003285652A JP 2002094116 A JP2002094116 A JP 2002094116A JP 2002094116 A JP2002094116 A JP 2002094116A JP 2003285652 A JP2003285652 A JP 2003285652A
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成裕 ▲高▼木
Shigehiro Takagi
Takuma Kanazawa
卓磨 金沢
Goji Katano
剛司 片野
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Honda Motor Co Ltd
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の荷重移動に際しても、圧縮モジュール
を駆動モジュールにマウントする弾性部材のばね定数を
小さく設定することができ、マウント性を向上すること
ができること。 【解決手段】 駆動モジュール1のほぼ上部に圧縮モジ
ュール2を燃料電池電気自動車の左右側から副マウント
部材24、25、26、27を介して配置した圧縮モジ
ュール2のマウント構造において、副マウント部材は圧
縮モジュール2に接合された第1の部材19と、駆動モ
ジュール1に接合された第2の部材20からなり、第1
の部材19が第2の部材20に左右方向から挟まれるよ
うに、または第2の部材20が第1の幅方向から挟まれ
て配置し、第1の部材19および第2の部材20を左右
方向から係合する係合部材を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池システム
を搭載する燃料電池電気自動車において、トランスミッ
ションと駆動モータを有する駆動モジュールの上部に、
圧縮機と駆動装置を有する圧縮モジュールを燃料電池電
気自動車の左右側から副マウント部材を介して配置した
マウント構造に関し、特に、副マウント部材は、圧縮モ
ジュールの振動を吸収する弾性部材を有する燃料電池電
気自動車における圧縮モジュールのマウント構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年においては、燃料電池システムを搭
載する車両、たとえば、燃料電池電気自動車の開発が盛
んになってきている。この燃料電池電気自動車に使用さ
れる燃料電池システムは、燃料ガスとして燃料電池のア
ノード電極に水素を供給するとともに、燃料電池のカソ
ード電極に空気などの酸素を含む酸化ガスを供給して発
電を行う燃料電池を中核とした発電システムである。
【0003】この燃料電池システムにおいては、酸化ガ
スを燃料電池に供給するための圧縮機を有しているとと
もに、この圧縮機を駆動するためのモータやエクスパン
ダーなどの駆動装置を必要としている。
【0004】このような燃料電池システムを搭載した燃
料電池電気自動車は、燃料電池の発電電力を動力源とす
る駆動モータによって駆動される。
【0005】このような燃料電池システムを搭載した燃
料電池電気自動車としては、特開2000−31323
9号公報などが知られている。この燃料電池電気自動車
は、駆動モータと、この駆動モータに接続したトランス
ミッションとからなる駆動モジュールが振動を吸収する
ための弾性部材を介して車体に搭載され、燃料電池の空
気供給源である圧縮機を有する圧縮モジュールを、この
駆動モジュールの上部に搭載するものである。圧縮モジ
ュールを駆動モジュールの上部に搭載することでマウン
トを共用化することができ、圧縮機の振動を車体に吸収
させている。さらに、限られた車両のスペースを有効に
利用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧縮機と駆
動装置を有する圧縮モジュールは重量物であり、この圧
縮モジュールは、駆動モジュールの上部に搭載されてい
るため、燃料電池電気自動車の急激な荷重移動などのと
きには、マウント構造にさらなる向上が求められてい
る。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、車両の急激な荷重移動に対して、マウ
ント性を向上することができる燃料電池電気自動車にお
ける圧縮モジュールのマウント構造を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のうちの請求項1に記載の発明は、燃料電池へ空気を
供給する圧縮機と、この圧縮機を駆動する駆動装置とを
一体化した圧縮モジュールと、燃料電池の発電電力によ
って駆動する駆動モータと、この駆動モータによって駆
動するトランスミッションを一体化した駆動モジュール
とを有し、前記駆動モジュールを燃料電池電気自動車の
車体に主マウント部材を介して配置し、前記駆動モジュ
ールの上部に前記圧縮モジュールを前記燃料電池電気自
動車の左右側から副マウント部材を介して配置した燃料
電池電気自動車における圧縮モジュールのマウント構造
において、前記副マウント部材は前記圧縮モジュールに
取り付けられた第1の部材と、前記駆動モジュールに取
り付けられた第2の部材とを備え、前記第1の部材が前
記第2の部材によって左右方向から挟まれて配置し、前
記第1の部材が前記第2の部材によって左右方向から係
合される係合部材を設けたことを特徴とする。
【0009】この請求項1に記載の発明によれば、前記
第1の部材が前記第2の部材によって左右方向から挟ま
れて配置し、第1の部材が第2の部材によって左右方向
から係合する係合部材を備えたため、急激な左右への荷
重移動の際にも第1の部材および第2の部材に有するス
テイによって圧縮機および圧縮モジュールを支えること
ができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、燃料電池へ空気
を供給する圧縮機と、この圧縮機を駆動する駆動装置と
を一体化した圧縮モジュールと、燃料電池の発電電力に
よって駆動する駆動モータと、この駆動モータによって
駆動するトランスミッションを一体化した駆動モジュー
ルとを有し、前記駆動モジュールを燃料電池電気自動車
の車体に主マウント部材を介して配置し、前記駆動モジ
ュールの上部に前記圧縮モジュールを前記燃料電池電気
自動車の左右側から副マウント部材を介して配置した燃
料電池電気自動車における圧縮モジュールのマウント構
造において、前記副マウント部材は前記圧縮モジュール
に取り付けられた第1の部材と、前記駆動モジュールに
取り付けられた第2の部材とを備え、前記第2の部材が
前記第1の部材によって左右方向から挟まれて配置し、
前記第2の部材が前記第1の部材によって左右方向から
係合される係合部材を設けたことを特徴とする。
【0011】この請求項2に記載の発明によれば、前記
第2の部材が前記第1の部材によって左右方向から挟ま
れて配置し、第2の部材が第1の部材によって左右方向
から係合する係合部材を備えたため、急激な左右への荷
重移動に際にも第2の部材および第1の部材に有するス
テイによって圧縮機および圧縮モジュールを支えること
ができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記第1の部材および
前記第2の部材の少なくとも一つに貫通し、前記圧縮モ
ジュールの振動を吸収する弾性部材を備えたことを特徴
とする。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明による効果に加え、第1の
部材および第2の部材の少なくとも一つに弾性部材を備
えたため、圧縮機の振動・騒音を効果的に吸収すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の実施の形態を、図面を参照しながら、具体的に説明
する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る燃料電
池電気自動車における圧縮モジュールのマウント構造の
概略を示す平面図である。
【0015】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
燃料電池電気自動車における圧縮モジュールのマウント
構造の概略を示すため右側面図である。図1および図2
において、燃料電池電気自動車(以下、車両ともいう)
は、駆動モータ10を備えている。この駆動モータ10
は、トランスミッション11とで駆動モジュール1を構
成し、トランスミッション11は、駆動モータ10の回
転速度を増減して車軸12に動力を伝達している。駆動
モジュール1は、弾性体を備える主マウント部材21、
22、23を介して車体フレーム13に固定されてい
る。
【0016】また、主マウント部材21は、車体フレー
ム13の右フレーム14に駆動モータ10を固定する。
また、主マウント部材22は、車体フレーム13のクロ
スメンバ15にトランスミッション11を固定する。さ
らに、主マウント部材23は、車体フレーム13の左フ
レーム16にトランスミッション11を固定する。これ
らの主マウント部材21、22、23によって、駆動モ
ータ10およびトランスミッション11を有する駆動モ
ジュール1が、車体フレーム13に固定されるととも
に、駆動モジュール1の振動が吸収される。
【0017】さらに、燃料電池システムの一部を構成す
る圧縮機17および駆動装置18などによって圧縮モジ
ュール2が構成されている。この圧縮モジュール2は、
駆動モジュール1に取り付けられている。また、この圧
縮モジュール2は、副マウント部材24、25、26、
27を介して駆動モジュール1に固定されている。
【0018】図3は、本発明の第1の実施の形態に係る
副マウント部材の係合部の概略を示す正面図であり、図
3(a)は、車両の後方から見た図であり、図3(b)
は、A部拡大断面図である。図3において、副マウント
部材26、24は、第1の部材19、第2の部材20及
び係合部材36を有している。第1の部材19は、圧縮
モジュール側ステイ31を有し、第2の部材20は、駆
動モジュール側ステイ32、マウントブッシュ外管3
3、マウントブッシュゴム部34、マウントブッシュ内
管35および係合部材36を有しており、これらが図示
しないボルト、ナット、ワッシャなどの締結具によって
駆動モジュール1と圧縮モジュール2とに締結されて構
成されている。なお、副マウント部材27(25)は、
副マウント部材26(24)と車両の左右方向に左右対
称に構成されている。
【0019】なお、燃料電池システムとして、図示しな
い燃料電池である固体高分子型燃料電池スタックを、た
とえば、乗客室の下方に備え、水素供給源としては図示
しない水素タンクが車両の後方部に備えられている。こ
の燃料電池は、圧縮機17によって圧縮された圧縮空気
と、水素タンクから供給される圧縮水素とを供給するこ
とで電気化学反応によって発電する。その発電電力は、
駆動モータ10に供給され、燃料電池電気自動車を駆動
する。
【0020】図3に示すように、副マウント部材24、
25、26、27は、副マウント部材24と副マウント
部材25、および副マウント部材26と副マウント部材
27が、それぞれ車両の左右方向に一対となって圧縮モ
ジュール2を支えている。これらの副マウント部材2
4、25、26、27は、圧縮モジュール2側に接合さ
れる第1の部材19と、駆動モジュール1側に接合され
る第2の部材20とを備えている。この場合、第1の部
材19は、圧縮モジュール側ステイ31のみで構成され
るが、第2の部材20は、駆動モジュール側ステイ3
2、マウントブッシュ外管33、マウントブッシュゴム
部34、マウントブッシュ内管35から構成される。こ
こで、副マウント部材24、26は、圧縮モジュール2
の重心線gに対して両側にくるように配置している。ま
た、同様に、副マウント部材25、27は、圧縮モジュ
ール2の重心線gに対して両側にくるように配置してい
る。このように構成することによって、バランス良く圧
縮モジュール2を固定でき、圧縮モジュール2の安定性
を向上させることができる。
【0021】圧縮モジュール側ステイ31を有する第1
の部材19は、左右方向に対して駆動モジュール側ステ
イ32を有する第2の部材20の内側に配置している。
また、駆動モジュール側ステイ32には、マウントブッ
シュゴム部34がマウントブッシュ外管33とマウント
ブッシュ内管35の間に挟まれて円筒状に設けられてい
る。これらの圧縮モジュール側ステイ31を有する第1
の部材19は、駆動モジュール側ステイ32を有する第
2の部材20に、ボルトなどの係合部材36によって係
合されている。このように、第1の部材19と第2の部
材20との間にはゴムなどの弾性部材(マウントブッシ
ュゴム部34)が介在するため、圧縮モジュール2が発
する振動を吸収することができる。
【0022】さらに、図3(a)に示すように、左右方
向への燃料電池電気自動車の荷重移動において、たとえ
ば、車両の右側面から荷重αが加わったとき、駆動モジ
ュール1は車体フレーム13(図1参照)に固定されて
いるため、荷重αの方向と同方向の左側方向へ動こうと
する。このとき、駆動モジュール1に固定されている圧
縮モジュール2には、駆動モジュール1とは逆の右方向
へ慣性力が働く。しかし、圧縮モジュール側ステイ31
と駆動モジュール側ステイ32とは、相互に支えるた
め、重量物である圧縮モジュール2から受ける負荷を吸
収することができる。
【0023】また、圧縮モジュール2は、ボルトなどの
係合部材36によって、駆動モジュール1に係合され、
さらに、マウントブッシュゴム部34は、位置がずれな
いように、係合部材36によって挟まれているため、弾
性部材としての性能を強化することができ、ゴム材の種
類を選択する自由度を広げることができる。
【0024】このように、圧縮機17および駆動装置1
8を有する圧縮モジュール2は、駆動モータ10とトラ
ンスミッション11を有する駆動モジュール1によって
支えられており、車体フレーム13には接触しないよう
に配置されている。また、圧縮機17および駆動装置1
8により発生する振動などは比較的大きいものの、副マ
ウント部材24、25、26、27によって吸収される
ため、駆動モジュール1に伝わる量は大きく軽減され
る。このように、圧縮機17および駆動装置18により
生じる振動などを効果的に抑制することができる。
【0025】さらに、圧縮モジュール側のステイ31を
駆動モジュール側のステイ32によって挟み込むように
固定しているので、急激な荷重が車の左右方向からかか
った場合にも、圧縮モジュール2に対する負荷を減少さ
せることができる。
【0026】さらに、圧縮モジュール2は、前後方向に
加わる加速度に対しても、副マウント部材24〜27に
よって4点で固定され、さらに、副マウント部材によっ
て圧縮モジュール2の重心線gを挟むように固定されて
いるので、高い安定性で固定することができる。
【0027】[第2の実施の形態]図4は、本発明の第
2の実施の形態に係る副マウント部材の係合部の概略を
示す正面図であり、図4(a)は、車両の後方から見た
図であり、図4(b)は、B部拡大断面図である。図4
に示す第2の実施の形態が、図3に示す第1の実施の形
態と異なるところは、駆動モジュール側ステイ32を有
する第2の部材20が圧縮モジュール側ステイ31を有
する第1の部材19に左右方向から挟まれるように配置
したところである。したがって、図1および図2におけ
る駆動モジュール1および圧縮モジュール2は同一の構
成であるため、重複する説明は、同符合を付して省略す
る。
【0028】図4において、副マウント部材24、2
5、26、27は、副マウント部材24と副マウント部
材25、および副マウント部材26と副マウント部材2
7が、それぞれ左右方向に一対となって圧縮モジュール
2を支えている。駆動モジュール側ステイ32を有する
第2の部材20は、圧縮モジュール側ステイ31を有す
る第1の部材19の内側に配置している。また、駆動モ
ジュール側ステイ32には、マウントブッシュゴム部3
4がマウントブッシュ外管33とマウントブッシュ内管
35の間に挟持されて円筒状に設けられている。これら
の圧縮モジュール側ステイ31を有する第1の部材19
と駆動モジュール側ステイ32を有する第2の部材は、
ボルトなどの係合部材36によって係合されている。こ
のように、圧縮モジュール側ステイ31と駆動モジュー
ル側ステイ32との間にはゴムなどの弾性部材が介在す
るため、圧縮モジュール2が発する振動を吸収すること
ができる。
【0029】さらに、左右方向への燃料電池電気自動車
の荷重移動において、たとえば、車両の右側面から荷重
αが加わったとき、駆動モジュール1は車体フレーム1
3に固定されているため、荷重αの方向と同方向の左側
方向へ動こうとする。このとき、駆動モジュール1に固
定されている圧縮モジュール2は、駆動モジュール1と
は逆の右方向へ慣性力が働く。しかし、圧縮モジュール
側ステイ31、駆動モジュール側ステイ32で相互に支
えるため、重量物である圧縮モジュール2から受ける負
荷を吸収することができる。
【0030】また、圧縮モジュール2は、ボルトなどの
係合部材36によって、駆動モジュール1に係合され、
さらに、マウントブッシュゴム部34は、位置がずれな
いように、係合部材36によって挟まれているため、弾
性部材としての性能を強化することができ、ゴム材の種
類を選択する自由度を広げることができる。
【0031】このように、圧縮機17および駆動装置1
8を有する圧縮モジュール2は、駆動モータ10とトラ
ンスミッション11を有する駆動モジュール1によって
支えられており、車体フレーム13には接触しないよう
に配置されている。また、圧縮機17および駆動装置1
8により発生する振動などは比較的大きいものの、副マ
ウント部材24、25、26、27によって吸収され
て、駆動モジュール1に伝わる量は大きく軽減される。
このように、圧縮機17および駆動装置18により生じ
る振動などを効果的に抑制することができる。
【0032】さらに、圧縮モジュール2は、前後方向に
加わる加速度に対しても、副マウント部材24〜27に
よって4点で固定され、さらに、副マウント部材によっ
て圧縮モジュールの重心線gを挟むように固定されてい
るので、高い安定性で固定することができる。
【0033】[第3の実施の形態]図5は、本発明の第
3の実施の形態に係る副マウント部材の係合部の概略を
示す正面図であり、図5(a)は、車両の後方から見た
図であり、図5(b)は、C部拡大断面図である。図5
に示す第3の実施の形態が、図3に示す第1の実施の形
態と異なるところは、圧縮モジュール側ステイ31を有
する第1の部材19、および、駆動モジュール側ステイ
32を有する第2の部材20の両方に弾性部材を設けた
ところである。したがって、図1および図2における駆
動モジュール1および圧縮モジュール2は同一の構成で
あるため、重複する説明は、同符合を付して省略する。
【0034】図5において、圧縮モジュール側ステイ3
1および駆動モジュール側ステイ32には、マウントブ
ッシュゴム部34が、マウントブッシュ外管33とマウ
ントブッシュ内管35の間に挟持されて円筒状に設けら
れている。これらの圧縮モジュール側ステイ31は、駆
動モジュール側ステイ32にボルトおよびナットなどの
係合部材36によって係合されている。このように、圧
縮モジュール側ステイ31と駆動モジュール側ステイ3
2との間にはゴムなどの弾性部材が介在するため、圧縮
モジュール2が発する振動をさらに効果的に吸収するこ
とができる。
【0035】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変更
が可能である。たとえば、第1の部材および第2の部材
の少なくとも一つに設けられた弾性部材は、係合部材に
嵌合する内管とステイ側に挿入される外管との間に円筒
状に設けられている態様としたが、この内管と外管を設
けずにマウントブッシュゴム部をステイに挿入して構成
しても良い。また、駆動モジュール側ステイに、マウン
トブッシュゴム部を設けた例で説明したが、圧縮モジュ
ール側ステイに、マウントブッシュゴム部に設けても良
い。
【0036】また、弾性部材が、第1の部材および第2
の部材の両方に設けられた場合には、これらを係合する
ボルトやナットなどの係合部材の固定方向は、左右方向
の左右どちらからでも良し、第1の部材および第2の部
材の配置は、どちらを左右方向の外側に設けても良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、第1の部材が第2の部材によって左右方
向から挟まれて配置し、第1の部材が第2の部材によっ
て左右方向から係合する係合部材を備えたため、急激な
左右への荷重移動の際にも第1の部材および第2の部材
が有するステイによって圧縮機および圧縮モジュールを
容易に支えることができる。
【0038】この請求項2に記載の発明によれば、第2
の部材が第1の部材によって左右方向から挟まれて配置
し、第2の部材が第1の部材によって左右方向から係合
する係合部材を備えたため、急激な左右への荷重移動に
際にも第2の部材および第1の部材が有するステイによ
って圧縮機および圧縮モジュールを支えることができ、
これによって、車両の荷重に対して、マウント性を向上
することができる。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明による効果に加え、第1の
部材および第2の部材の少なくとも一つに弾性部材を備
えたため、圧縮機の振動・騒音を効果的に吸収すること
ができる。これによって、車両の荷重移動に際して、マ
ウント部材のステイにて荷重を受けることができるた
め、圧縮モジュールを駆動モジュールにマウントする弾
性部材のばね定数を小さく設定することができ、マウン
ト性をさらに向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池電気
自動車における圧縮モジュールのマウント構造の概略を
示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池電気
自動車における圧縮モジュールのマウント構造の概略を
示す右側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る副マウント部
材の係合部の概略を示す正面図であり、(a)は車両の
後方から見た図、(b)は(a)に示すA部拡大断面図
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る副マウント部
材の係合部の概略を示す正面図であり、(a)は車両の
後方から見た図、(b)は(a)に示すB部拡大断面図
である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る副マウント部
材の係合部の概略を示す正面図であり、(a)は車両の
後方から見た図、(b)は(a)に示すC部拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 駆動モジュール 2 圧縮モジュール 10 駆動モータ 11 トランスミッション 12 車軸 13 車体フレーム 14 右フレーム 15 クロスメンバ 16 左フレーム 17 圧縮機 18 駆動装置 19 第1の部材 20 第2の部材 21、22、23 主マウント部材 24、25、26、27 副マウント部材 31、32 ステイ 33 マウントブッシュ外管 34 マウントブッシュゴム部 35 マウントブッシュ内管 36 係合部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/04 H01M 8/04 Z (72)発明者 片野 剛司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D035 AA01 AA06 CA01 CA12 CA13 CA25 5H027 AA02 5H115 PA08 PC06 PG04 PI18 PU01 UI35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池へ空気を供給する圧縮機と、こ
    の圧縮機を駆動する駆動装置とを一体化した圧縮モジュ
    ールと、 燃料電池の発電電力によって駆動する駆動モータと、こ
    の駆動モータによって駆動するトランスミッションとを
    一体化した駆動モジュールと、 を有し、 前記駆動モジュールを燃料電池電気自動車の車体に主マ
    ウント部材を介して配置し、前記駆動モジュールの上部
    に前記圧縮モジュールを前記燃料電池電気自動車の左右
    側から副マウント部材を介して配置した燃料電池電気自
    動車における圧縮モジュールのマウント構造において、 前記副マウント部材は前記圧縮モジュールに取り付けら
    れた第1の部材と、 前記駆動モジュールに取り付けられた第2の部材と、 を備え、 前記第1の部材が前記第2の部材によって左右方向から
    挟まれて配置し、前記第1の部材が前記第2の部材によ
    って左右方向から係合される係合部材を設けたことを特
    徴とする燃料電池電気自動車における圧縮モジュールの
    マウント構造。
  2. 【請求項2】 燃料電池へ空気を供給する圧縮機と、こ
    の圧縮機を駆動する駆動装置とを一体化した圧縮モジュ
    ールと、 燃料電池の発電電力によって駆動する駆動モータと、こ
    の駆動モータによって駆動するトランスミッションとを
    一体化した駆動モジュールと、 を有し、 前記駆動モジュールを燃料電池電気自動車の車体に主マ
    ウント部材を介して配置し、前記駆動モジュールの上部
    に前記圧縮モジュールを前記燃料電池電気自動車の左右
    側から副マウント部材を介して配置した燃料電池電気自
    動車における圧縮モジュールのマウント構造において、 前記副マウント部材は前記圧縮モジュールに取り付けら
    れた第1の部材と、 前記駆動モジュールに取り付けられた第2の部材と、 を備え、 前記第2の部材が前記第1の部材によって左右方向から
    挟まれて配置し、前記第2の部材が前記第1の部材によ
    って左右方向から係合される係合部材を設けたことを特
    徴とする燃料電池電気自動車における圧縮モジュールの
    マウント構造。
  3. 【請求項3】 前記第1の部材および前記第2の部材の
    少なくとも一つに貫通し、前記圧縮モジュールの振動を
    吸収する弾性部材を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の燃料電池電気自動車における圧縮
    モジュールのマウント構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100946490B1 (ko) * 2007-12-13 2010-03-10 현대자동차주식회사 연료전지 차량의 열/물 관리 시스템 모듈
JP2011084198A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Suzuki Motor Corp ハイブリッド車におけるエアコン用コンプレッサの配置構造
JP2012206582A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Toyota Motor Corp 電気自動車
JP2014118040A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Suzuki Motor Corp ハイブリッド車両用動力機構
KR101550623B1 (ko) * 2013-12-10 2015-09-07 현대자동차 주식회사 차량용 구동장치의 마운팅 유닛

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