JP2003284779A - 注射器 - Google Patents

注射器

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JP2003284779A
JP2003284779A JP2002089085A JP2002089085A JP2003284779A JP 2003284779 A JP2003284779 A JP 2003284779A JP 2002089085 A JP2002089085 A JP 2002089085A JP 2002089085 A JP2002089085 A JP 2002089085A JP 2003284779 A JP2003284779 A JP 2003284779A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注射針を安全かつ簡単に廃棄できる注射器を
提供する。 【解決手段】 本発明に係る注射器100は、注射針110に
設けたロック用チップ120と、このチップ120を介して注
射針110が取り付けられる外筒130と、この外筒130内に
プランジャ140を備える注射器において、この注射器100
は、注射針用カバー150を備え、このカバー150は、外筒
130に取り付け可能な基部151と、この基部151に一端を
連結し注射針110に沿って引き伸ばし可能な折畳式の腕
部152と、この腕部152の他端に連結され該腕部152と共
に注射針110に沿ってスライドして該注射針110の先端部
111を格納するスライダ153と、スライダ153を基部151に
着座させて腕部152を折り畳んだ状態でスライダ153およ
び腕部152を固定する第1の固定手段154と、スライダ15
3をスライドさせて腕部152を引き伸ばした状態でスライ
ダ153および腕部152を固定する第2の固定手段155とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注射針に設けた連
結部材と、この連結部材を介して注射針が取り付けられ
る外筒と、この外筒内にプランジャを備える注射器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】こうした注射器は、注射針に設けた連結
部材であるロック用チップと、このロック用チップを介
して注射針が取り付けられる外筒と、この外筒内にプラ
ンジャを備えることを基本構成とし、例えば、採血や投
薬などに用いられている。このため、注射器の注射針、
特に使用後の注射針による事故を防ぐための技術として
従来から、注射針をカバーするキャップが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たキャップは単に針先に被せるものであるため、キャッ
プの取り付け作業を慎重に行わなくてならない。このた
め、従来技術では、注射器の廃棄が繁雑になるという不
都合があった。
【0004】本発明は、上述した事実に鑑みてなされた
ものであり、注射針を安全かつ簡単に廃棄できる注射器
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る注射器
は、注射針に設けた連結部材と、この連結部材を介して
注射針が取り付けられる外筒と、この外筒内にプランジ
ャを備える注射器において、注射器は、注射針用カバー
を備え、この注射針用カバーは、連結部材または外筒に
取り付け可能な基部と、この基部に一端を連結し注射針
に沿って引き伸ばし可能な折畳式の腕部と、この腕部の
他端に連結され該腕部と共に注射針に沿ってスライドし
て該注射針の先端部を格納するスライダと、スライダを
連結部材または基部の少なくとも一方に着座させて腕部
を折り畳んだ状態でスライダおよび腕部を固定する第1
の固定手段と、スライダをスライドさせて腕部を引き伸
ばした状態でスライダおよび腕部を固定する第2の固定
手段とを有するものであることを特徴とするものであ
る。
【0006】第2発明に係る注射器は、上記第1発明に
おいて、第2の固定手段は、注射針の先端と接触可能な
ストッパによってスライダのスライドおよび腕部の折り
畳みを規制するものであることが好ましい。
【0007】第3発明に係る注射器は、上記第1または
第2発明において、第2の固定手段は、腕部に設けたフ
ック部を注射針に引っ掛けることによってスライダのス
ライドおよび腕部の折り畳みを規制するものであること
が好ましい。
【0008】第4発明に係る注射器は、上記第1乃至第
3発明のいずれか一発明において、第2の固定手段は、
スライダおよび腕部間のアンダカット嵌合によってスラ
イダのスライドおよび腕部の折り畳みを規制するもので
あることが好ましい。
【0009】第5発明に係る注射器は、上記第1乃至第
4発明のいずれか一発明において、上記スライダは、注
射器を使用するまで注射針を格納し該注射器の使用に際
して分離される使い捨てキャップを一体に備えるもので
あることが好ましい。
【0010】第6発明に係る注射器は、上記第1乃至第
5発明のいずれか一発明において、スライダは、このス
ライダをスライドさせるための把手を有するものである
ことが好ましい。
【0011】第7発明に係る注射器は、上記第1乃至第
6発明のいずれか一発明において、腕部は、基部に着座
したとき、その曲げ部分が外向きに張り出してスライダ
をスライドさせるための把持部を構成するものであるこ
とが好ましい。
【0012】第8発明に係る注射器は、上記第1乃至第
7発明のいずれか一発明において、第1の固定手段は、
スライダおよび基部間のアンダカット嵌合若しくは圧入
嵌合によってスライダのスライドおよび腕部の引き伸ば
しを規制するものであることが好ましい。
【0013】第9発明に係る注射器は、上記第1乃至第
8発明のいずれか一発明において、第1の固定手段は、
スライダおよび基部を切り離し可能な薄肉片によって連
結することにより、前記スライダのスライドおよび腕部
の引き伸ばしを規制するものであることが好ましい。
【0014】第10発明に係る注射器は、上記第1乃至
第9発明のいずれか一発明において、連結部材は、外筒
に対してねじ嵌合されるものであることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を詳細に説明する。
【0016】図1(a),(b)はそれぞれ、本発明の
第1の実施形態である注射器100を使用する前の状態
を示す断面図および、使用後の状態を示す一部断面図で
ある。また、図2は、注射器100を使用する前の後述
する注射針用カバー150を示す斜視図である。
【0017】注射器100は、図1(a)に示す如く、
注射針110に設けた連結部材であるロック用チップ1
20と、このロック用チップ120を介して注射針11
0が取り付けられる外筒130と、この外筒130の内
室130Rを摺動するプランジャ140とを備える。
【0018】本実施形態では、ロック用チップ120
は、図1(a)に示す如く、その底部にフランジ121
を有する。また外筒130は、その流通路r130周りに
環状溝131を有し、この環状溝131の側面には外筒
130の軸線方向に沿って3つの凸部132が形成され
ている。これにより、ロック用チップ120と外筒13
0とは、フランジ121および凸部132の相互間でな
されるアンダカット嵌合によって一体に固定される。
【0019】プランジャ140は、図1(a)に示す如
く、その先端に密閉用ゴム141を有し、この密閉用ゴ
ム141によって外筒130の内室130Rの気密性を
保持したまま摺動することができる。
【0020】注射器100は、合成樹脂から一体に形成
された注射針用カバー150を備える。この注射針用カ
バー150は、ロック用チップ120に取り付け可能な
基部151と、この基部151に一端を連結し注射針1
10に沿って引き伸ばし可能な折畳式の腕部152と、
この腕部152の他端に連結され該腕部152と共に注
射針110に沿ってスライドして該注射針110の先端
部111を格納するスライダ153と、スライダ153
を基部151に着座させて腕部152を折り畳んだ状態
でスライダ153および腕部152を固定する第1の固
定手段154と、スライダ153をスライドさせて腕部
152を引き伸ばした状態でスライダ153および腕部
152を固定する第2の固定手段155とを有する。
【0021】本実施形態では、ロック用チップ120
は、その上部にもフランジ122を有する。また基部1
51は、図1(b)に示す如く、ロック用チップ120
の上部が貫通する貫通穴151hを有し、この貫通穴1
51hの側面には環状溝151n1が形成されている。
これにより、ロック用チップ120と基部151とは、
フランジ122および環状溝151n1の相互間でなさ
れるアンダカット嵌合によって一体に固定される。
【0022】腕部152は、基部151およびスライダ
153と一体に成形されたものであって、図1(b)に
示す如く、基部151との連結部分を薄肉にしてヒンジ
H1を形成する一方、スライダ153との連結部分を薄
肉にしてヒンジH2を形成すると共に、ヒンジH1および
ヒンジH2の間を一部薄肉にしてヒンジH3を形成してい
る。つまり、腕部152は、ヒンジH3を介して回動自
在に連結した第1腕部152aおよび第2腕部152b
を有し、その一端(第1腕部152aの一端)を基部1
51に対しヒンジH1を介して回動自在に連結すると共
に、その他端(第2腕部152bの一端)をスライダ1
53に対しヒンジH2を介して回動自在に連結すること
によって折り畳み可能となる。
【0023】スライダ153は、注射針110が貫通す
る穴153hを有し、図1(a)に示す如く、腕部15
2を折り畳んだ状態では基部151に着座している。第
1の固定手段154は、図1(b)に示す如く、スライ
ダ153に設けた突条(または突起)153fと、基部
151の貫通穴151hに設けた環状溝151n2との
相互間でなされるアンダカット嵌合によってスライダ1
53および腕部152を固定するものである。この場
合、注射器100の使用中または後述する使い捨てキャ
ップC1の取り外し時において、スライダ153が誤っ
て基部151から離脱してしまうことがない。
【0024】また本実施形態では、スライダ153の一
部が基部151内に収納されるため、注射針用カバー1
50全体の長さ寸法が短く済むという利点が得られる
が、勿論、本実施形態の如く、スライダ153が基部1
51の内部に嵌合するものに限らず、基部151に突条
(または突起)を設けると共に、スライダ153の貫通
穴153hに環状溝を設けることによって、スライダ1
53が基部151の外部に嵌合するものであっても同様
な効果が得られる。さらに、スライダ153は、アンダ
カット嵌合させることなく、基部151に対して圧入嵌
合させてもよい。
【0025】またスライダ153は、図1(a)に示す
如く、その上端部分に、注射針110を格納する使い捨
てキャップC1を一体に備える。この使い捨てキャップ
C1は、スライダ153との結合部分を薄肉とすること
によってスライダ153から引きちぎることができる。
これにより、使い捨てキャップC1は、注射器100を
使用するまで注射針110を格納し該注射器100の使
用に際して引きちぎって分離することができる。この場
合、使用者が使用前の注射針110に直接接触すること
なく、キャップを取り外すことができる。また、使い捨
てキャップC1を一体に成形しているので、部品点数を
削減することができるという利点が得られる。但し、使
い捨てキャップC1とスライダ153との結合部は、第
1の固定手段154のアンダカット嵌合を解除する力よ
りも小さい力で分離できるように設定する。
【0026】さらにスライダ153は、腕部152をヒ
ンジ結合する部分がスライダ153をスライドさせるた
めの把手153Gをなしている。この把手153Gは、
図2に示す如く、その一部が切り欠かれたフランジ形状
であって、この切り欠き部分には、第2の固定手段15
5であるストッパSを取り付けるための環状溝153n
が形成されている。この場合、スライダ153が把手1
53Gを有するから、把手153Gを引き上げるだけで
スライダ153を簡単にスライドさせることができると
共に、注射器100の持ち運びが容易である。
【0027】ストッパSは、環状溝153nに嵌り合っ
てスライダ153からずれることなく固定されるC字断
面の円筒形本体S1と、この本体S1と一体に形成された
弾性変形可能な舌片S2とからなる。このストッパSの
舌片S2は、図1(a)に示す如く、スライダ153が
基部151に着座している状態では注射針110の側面
に接しているが、図1(b)に示す如く、スライダ15
3が注射針110の先端部分を格納する状態になると、
注射針110の側面との接触が解除されてスライダ15
3の貫通穴153hを封鎖する。この場合、腕部152
が誤って折り畳まれる向きに戻ろうとしても、舌片S2
が注射針110の先端部分111と接触するため、注射
針110をカバー150内に収納した後も、カバー15
0が再び折り畳まれて注射針110を露出させてしまう
ことがない。なお、ストッパSは、円筒形本体S1を有
するため、予めスライダ153に取り付けても、スライ
ダ153をスライドさせた後に取り付けてもよい。また
本実施形態のストッパSは、スライダ153と別体に取
り付けたものであるが、ストッパSをスライダ153と
一体に成形してもよい。
【0028】ここで、本実施形態の作用を説明する。使
用前の注射器100は、図1(a)に示す如く、スライ
ダ153を基部151に着座させて腕部152を折り畳
んだ状態でスライダ153および基部151が固定され
注射針110が使い捨てキャップC1内に格納されてい
る。注射器100を使用するときは、キャップC1を矢
印の向きに回してスライダ153からちぎり取り、注射
針110を露出させる。これにより、採血や投薬が可能
となる。
【0029】注射器100を使用した後は、図1(b)
に示す如く、把手153Gを指に引っ掛けるなどしてス
ライダ153を引っ張って第1の固定手段154による
基部151およびスライダ153間のアンダカット嵌合
を解除すると共にスライダ153をスライドさせて折り
畳まれた腕部152を引き伸ばす。そしてスライダ15
3が注射針110の先端部分111を貫通穴153h内
に格納する位置までスライドすると、ストッパSの舌片
S2は、注射針110の側面との接触が解除されてスラ
イダ153の貫通穴153hを封鎖する。これにより、
腕部152およびスライダ153は、舌片S2が注射針
110の先端部111に接触する位置、即ち、第2の固
定手段155によってスライダ153が注射針110の
先端部111を貫通穴153h内に格納する位置で固定
され、注射器110は、基部151、腕部152および
スライダ153とで形成された収納空間R1に収納され
る。
【0030】従って本実施形態によれば、人が使用後の
注射針110に直接接触することなく、この注射針11
0を安全かつ簡単にカバーすることができるため、使用
済みの注射器100の廃棄も安全かつ簡単にできる。
【0031】図3(a),(b)はそれぞれ、本発明の
第2実施形態である注射器200を使用する前の状態を
示す断面図および、使用後の状態を示す断面図である。
また、図4(a),(b)はそれぞれ、後述する注射針
用カバー250に設けたフック部の作用を説明する斜視
図である。
【0032】注射器200は、注射針210に設けた連
結部材であるロック用チップ220と、このロック用チ
ップ220を介して注射針210が取り付けられる外筒
230と、この外筒230の内室230Rを摺動するプ
ランジャ240とを備える。
【0033】本実施形態では、ロック用チップ220
は、その底部付近におねじ部221を有し、また外筒2
30は、その流通路r230周りにおねじ部221がねじ
止めされるめねじ部231を有する。これにより、ロッ
ク用チップ220と外筒230とは、おねじ部221お
よびめねじ部231の相互間でなされるねじ嵌合によっ
て一体に固定される。この場合、ロック用チップ220
は、外筒230に対してねじ嵌合されるため、使用者が
注射針210に直接接触することなく、外筒230と分
別廃棄することができる。
【0034】プランジャ240は、その先端に密閉用ゴ
ム241を有し、この密閉用ゴム241によって外筒2
30の内室230Rの気密性を保持したまま摺動するこ
とができる。
【0035】注射器200は、合成樹脂から一体に形成
された注射針用カバー250を備える。この注射針用カ
バー250は、ロック用チップ220に取り付け可能な
基部251と、この基部151に一端を連結し注射針2
10に沿って引き伸ばし可能な折畳式の腕部252と、
この腕部252の他端に連結され該腕部252と共に注
射針210に沿ってスライドして該注射針210の先端
部211を格納するスライダ253と、スライダ253
を基部251に着座させて腕部252を折り畳んだ状態
でスライダ253および腕部252を固定する第1の固
定手段254と、スライダ253をスライドさせて腕部
252を引き伸ばした状態でスライダ253および腕部
252を固定する第2の固定手段255とを有する。
【0036】本実施形態では、ロック用チップ220
は、図3(b)に示す如く、その上部に軸線方向に沿っ
て末広がりの拡張部222を有する。また基部251
は、図3(b)に示す如く、ロック用チップ220の上
部が貫通する貫通穴251hを有し、この貫通穴251
hの底面付近には貫通穴251hの内側に環状溝251
nが形成されている。これにより、ロック用チップ22
0と基部251とは、拡張部222および環状溝251
nの相互間でなされるアンダカット嵌合によって一体に
固定される。
【0037】腕部252は、基部251およびスライダ
253と一体に成形されたものであって、図3(b)に
示す如く、基部251との連結部分を薄肉にしてヒンジ
H1を形成する一方、スライダ253との連結部分を薄
肉にしてヒンジH2を形成すると共に、ヒンジH1および
ヒンジH2の間を一部薄肉にしてヒンジH3を形成してい
る。つまり、腕部152は、ヒンジH3を介して回動自
在に連結した第1腕部252aおよび第2腕部252b
を有し、その一端(第1腕部252aの一端)を基部2
51に対しヒンジH1を介して回動自在に連結すると共
に、その他端(第2腕部252bの一端)をスライダ2
53に対しヒンジH2を介して回動自在に連結すること
によって折り畳み可能となる。
【0038】また腕部252は、図3(a)の領域Xに
示す如く、基部251に着座したとき、第1腕部252
aおよび第2腕部252bがヒンジH3を介して外向き
に張り出すように設定されている。これにより、張り出
し部分Xは、スライダ253をスライドさせるための把
持部をなしている。この場合、張り出し部Xを指で挟ん
で押すだけでスライダ253を簡単にスライドさせるこ
とができる。また、張り出し部Xを把持部として用いる
ため、腕部252やスライダ253に把手などを設ける
必要がないので、注射針用カバー250の減量化を図る
ことができる。
【0039】スライダ253は、図3(b)に示す如
く、注射針210が貫通する貫通穴253hを有し、図
3(a)に示す如く、腕部252を折り畳んだ状態では
基部251に着座している。第1の固定手段254は、
図3(b)に示す如く、スライダ253の貫通穴253
hに環状溝253nと、基部251に設けた突条(また
は突起)251fとの相互間でなされるアンダカット嵌
合によってスライダ253および腕部252を固定する
ものである。この場合も、注射器200の使用中または
後述の使い捨てキャップC2の取り外し時において、ス
ライダ253が誤って基部251から離脱してしまうこ
とがない。
【0040】また本実施形態でも、基部251の一部が
スライダ253内に収納されるため、カバー250全体
の長さ寸法が短く済むという利点が得られるが、勿論、
スライダ253が基部251の外部に嵌合するものに限
らず、第1実施形態の如く、スライダ253に突条(ま
たは突起)を設けると共に、基部251の貫通穴251
hに環状溝を設けることによって、スライダ253が基
部251の内部に嵌合するものであっても同様な効果が
得られる。さらに、スライダ253は、第1実施形態と
同様、アンダカット嵌合させることによって基部251
に対して圧入嵌合させてもよい。
【0041】またスライダ253も、第1実施形態と同
様、図3(a)に示す如く、その上端部分に、注射針2
10を格納する使い捨てキャップC2を一体に備える。
この使い捨てキャップC2は、第1実施形態の使い捨て
キャップC1と同じものであって、スライダ253との
結合部分を薄肉とすることによって、注射器100を使
用するまで注射針210を格納し該注射器200の使用
に際して引きちぎって分離することができる。
【0042】第2の固定手段255は、腕部252に一
体に設けたフック部からなる。このフック部255は、
図3(a)に示す如く、スライダ253が基部251に
着座している状態では注射針210に関連付けられるこ
となく腕部252と共に折り畳まれているが、図3
(b)に示す如く、スライダ253が注射針210の先
端部分を格納する状態になると、図4(a),(b)に
示す如く、フック部255が注射針210を乗り越えた
のちに注射針210に引っ掛かる。この場合、腕部25
2が誤って折り畳まれる向きに戻ろうとしても、フック
255が注射針210に引っ掛ってヒンジH1〜H3の回
動を規制するため、注射針210をカバー250内に収
納した後も、カバー250が再び折り畳まれて注射針2
10を露出させてしまうことがない。なお、フック部2
25は、第2腕部252bではなく第1腕部252aに
設けてもよい。
【0043】ここで、本実施形態の作用を説明する。使
用前の注射器200は、図3(a)に示す如く、スライ
ダ253を基部251に着座させて腕部252を折り畳
んだ状態でスライダ253および基部251が固定され
注射針210が使い捨てキャップC2内に格納されてい
る。注射器200を使用するときは、キャップC2を回
してスライダ253からちぎり取り、注射針210を露
出させる。これにより、採血や投薬が可能となる。
【0044】注射器200を使用した後は、図3(b)
に示す如く、保持部Xを指で注射針側に押してスライダ
253を押し上げて第1の固定手段254による基部2
51およびスライダ253間のアンダカット嵌合を解除
すると共にスライダ253をスライドさせて折り畳まれ
た腕部252を引き伸ばす。そしてスライダ253が注
射針210の先端部分211を貫通穴253h内に格納
する位置までスライドすると、腕部252に設けたフッ
ク部255は、注射針210を乗り越えて注射針210
に引っ掛る。これにより、腕部252およびスライダ2
53は、第2の固定手段255によってスライダ253
が注射針210の先端部を格納する位置で固定され、注
射針210は、基部251、腕部252およびスライダ
253とで形成された収納空間R2に収納される。
【0045】従って本実施形態によれば、人が使用後の
注射針210に直接接触することなく、この注射針21
0を安全かつ簡単にカバーすることができるため、使用
済みの注射器200の廃棄も安全かつ簡単にできる。
【0046】図5(a),(b)はそれぞれ、本発明の
第3実施形態である後述のロック用チップ320および
注射針用カバー350を示す分解斜視図および、注射器
を使用後の注射針用カバー350を示す斜視図である。
【0047】上記注射器は、注射針310に設けたロッ
ク用チップ320と、このロック用チップ320を介し
て注射針310が取り付けられる既存の外筒と、この外
筒内を摺動する同じく既存のプランジャ(図示せず)と
を備える。このため、ロック用チップ320は、既存の
方法によって前記外筒と一体に固定されるものである。
【0048】注射器に設けた注射針用カバー350は、
合成樹脂を一体に形成したものであって、ロック用チッ
プ320に取り付け可能な基部351と、この基部35
1に一端を連結し注射針310に沿って引き伸ばし可能
な折畳式の腕部352と、この腕部352の他端に連結
され該腕部352と共に注射針310に沿ってスライド
して該注射針310の先端部311を格納するスライダ
353と、スライダ353を基部351に着座させて腕
部352を折り畳んだ状態でスライダ353および腕部
352を固定する第1の固定手段354と、スライダ3
53をスライドさせて腕部352を引き伸ばした状態で
スライダ353および腕部352を固定する第2の固定
手段355とを有する。
【0049】本実施形態では、ロック用チップ320
は、図5(a)に示す如く、その胴体付近に3つのフラ
ンジ321を有する。また基部351は、ロック用チッ
プ320の上部が貫通するC字断面を形成する開放部3
51hを有し、この開放穴351hの側面にはフランジ
321が個々に嵌合する3つの環状溝351nが形成さ
れている。これにより、ロック用チップ320と基部3
51とは、フランジ321および環状溝351nの相互
間でなされるアンダカット嵌合によって一体に固定され
る。
【0050】腕部352は、基部351およびスライダ
353と一体に成形されたものであって、図5(b)に
示す如く、基部351との連結部分を薄肉にしてヒンジ
H1を形成する一方、スライダ353との連結部分を薄
肉にしてヒンジH2を形成すると共に、ヒンジH1および
ヒンジH2の間を一部薄肉にして隣接する2つのヒンジ
H3,H4を形成している。つまり、腕部352は、ヒン
ジH3,H4を介して回動自在に連結した第1腕部352
a、第2腕部352bおよび第3腕部352cを有し、
その一端(第1腕部352aの一端)を基部351に対
しヒンジH1を介して回動自在に連結すると共に、その
他端(第3腕部352cの一端)をスライダ353に対
しヒンジH2を介して回動自在に連結することによって
折り畳み可能となる。
【0051】スライダ353は、注射針310が貫通す
る開放部353hを有し、腕部352を折り畳んだ状態
ではロック用チップ320および基部351に着座して
いる。第1の固定手段354は、図5(a)に示す如
く、スライダ開放部353hの下端部353fと基部3
51の上端部とをつなぐ、切り離し可能な薄肉片Pを設
けて連結することによってスライダ153および腕部1
52を固定するものである。この場合、注射器の使用中
または後述の使い捨てキャップC3の取り外し時におい
て、薄肉片Pが切り離され、スライダ353が誤って基
部351から離脱してしまうことがない。
【0052】またスライダ353は、第1および第2実
施形態と同様、その上端部分に、スライダ353との結
合部分を薄肉としてスライダ353から引きちぎれる注
射針310を格納する使い捨てキャップC3(図示せ
ず)を一体に備える。さらにスライダ353は、第1実
施形態と同様、腕部352をヒンジ結合する部分が把手
353Gをなしており、この把手353Gも、図6に示
す如く、その一部が切り欠かれたフランジ形状である。
【0053】第2の固定手段355は、スライダ353
に設けたリベット形状部353pおよび腕部352に形
成した穴部352hからなり、リベット形状部353p
は、シャフト部と該シャフト部よりも大径のヘッド部と
で構成される。
【0054】これにより、腕部352に形成した穴部3
52hは、スライダ353が基部351に着座している
状態では注射針310に関連付けられることなく腕部3
52と共に折り畳まれているが、スライダ353が注射
針310の先端部分311を格納する状態になると、ス
ライダ353に設けたリベット形状部353pが腕部3
52に形成した穴部352hにアンダカット嵌合する。
この場合、腕部352が誤って折り畳まれる向きに戻ろ
うとしても、スライダ353に設けたリベット形状部3
53pが腕部352に形成した穴部352hに引っ掛っ
てヒンジH1〜H4の回動を規制するため、注射針310
をカバー350内に収納した後も、カバー350が再び
折り畳まれて注射針310を露出させてしまうことがな
い。なお、第2の固定手段355は、スライダ353に
穴部を形成すると共に腕部352にリベット形状部を設
けて、スライダ353を腕部352にアンダカット嵌合
させてもよい。
【0055】ここで、本実施形態の作用を説明する。使
用前の注射器は、スライダ353を基部351に着座さ
せて腕部352を折り畳んだ状態でスライダ153およ
びロック用チップ320が固定され注射針310が使い
捨てキャップC3内に格納されている。注射器を使用す
るときは、キャップC3を回してスライダ353からち
ぎり取り、注射針310を露出させる。これにより、採
血や投薬が可能となる。
【0056】注射器を使用した後は、把手353Gを指
に引っ掛けるなどしてスライダ353を引っ張って第1
の固定手段354であるスライダ353と基部351と
を連結する薄肉片Pを切り離すと共にスライダ353を
スライドさせて折り畳まれた腕部352を引き伸ばす。
そしてスライダ353が注射針310の先端部分311
を開放部353h内に格納する位置までスライドする
と、腕部352に形成した穴部352hがスライダ35
3に設けたリベット形状部353pにアンダカット嵌合
する。これにより、腕部352およびスライダ353
は、第2の固定手段355によってスライダ353が注
射針310の先端部311を開放部353h内に格納す
る位置で固定され、注射針310は、基部351、腕部
352およびスライダ353とで形成された収納空間R
3に収納される。
【0057】従って本実施形態によれば、人が使用後の
注射針310に直接接触することなく、この注射針31
0を安全かつ簡単にカバーすることができるため、使用
済みの注射器の廃棄も安全かつ簡単にできる。
【0058】上述したところは、本発明の好適な実施形
態を示したにすぎず、当業者によれば、請求の範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。例えば、第1
〜第3実施形態に開示した腕部は、部品点数の削減など
の見地から基部とスライダとに一体に成形されたものが
好ましいが、複数の腕部をピンによって回動自在に連結
したものであってもよい。さらに、腕部は、本実施形態
の如く、板や棒状のものに限らず、注射針全体を覆う蛇
腹状のものであってもよい。また第1〜第3実施形態
は、それぞれの要素を組み合わせてもよい。さらに、第
1〜第3実施形態は、使い捨てキャップC1〜C3を一体
に備えた注射針用カバーとして説明したが、使い捨てキ
ャップCを用いることなく、予め注射針用カバーを引き
上げて注射器を運搬してもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る注射器によれば、スライダ
を連結部材または基部の少なくとも一方に着座させて腕
部を折り畳んだ状態からスライダをスライドさせて折り
畳まれた腕部を引き伸ばすことにより、スライダで注射
針の先端部を格納すると共に、基部、腕部およびスライ
ダとで形成した空間に注射針を収納することができる。
従って本発明によれば、人が使用後の注射針に直接接触
することなく、この注射針を安全かつ簡単にカバーする
ことができるため、使用済みの注射器の廃棄も安全かつ
簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b)はそれぞれ、本発明の第1の
実施形態である注射器を使用する前の状態を示す断面図
および、使用後の状態を示す断面図である。
【図2】 同実施形態における注射器を使用する前の後
述する注射針用カバーを示す斜視図である。
【図3】 (a),(b)はそれぞれ、本発明の第2実
施形態である注射器を使用する前の状態を示す断面図お
よび、使用後の状態を示す断面図である。
【図4】 (a),(b)はそれぞれ、同実施形態にお
ける注射針用カバーに設けたフック部の作用を説明する
斜視図である。
【図5】 (a),(b)はそれぞれ、第3実施形態に
おけるロック用チップおよび注射針用カバーを示す分解
斜視図および、注射器を使用後の注射針用カバーを示す
斜視図である。
【符号の説明】
100 注射器 110 注射針 111 針先端部 120 ロック用チップ 130 外筒 130R 内室 131 環状溝 132 凸部 140 プランジャ 141 密閉用ゴム 150 注射針用カバー 151 基部 151h 貫通穴 151n 環状溝 152 折畳式の腕部 152a 第1腕部 152b 第2腕部 153 スライダ 153f 突条(または突起) 153h 貫通穴 153G 把手 153n 環状溝 154 第1の固定手段 155 第2の固定手段 C1,C2,C3 使い捨てキャップ H1,H2,H3,H4 ヒンジ P 薄肉片 R1,R2,R3 収納空間 r130 流通路 S ストッパ S1 円筒形本体 S2 舌片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C066 AA09 BB01 CC01 DD08 EE14 FF05 GG12 JJ08 NN02 NN06 NN08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注射針に設けた連結部材と、この連結部
    材を介して前記注射針が取り付けられる外筒と、この外
    筒内にプランジャを備える注射器において、 前記注射器は、注射針用カバーを備え、 この注射針用カバーは、前記連結部材または前記外筒に
    取り付け可能な基部と、この基部に一端を連結し前記注
    射針に沿って引き伸ばし可能な折畳式の腕部と、この腕
    部の他端に連結され該腕部と共に前記注射針に沿ってス
    ライドして該注射針の先端部を格納するスライダと、 前記スライダを前記連結部材または前記基部の少なくと
    も一方に着座させて前記腕部を折り畳んだ状態で前記ス
    ライダおよび前記腕部を固定する第1の固定手段と、 前記スライダをスライドさせて前記腕部を引き伸ばした
    状態で前記スライダおよび前記腕部を固定する第2の固
    定手段とを有するものであることを特徴とする注射器。
  2. 【請求項2】 前記第2の固定手段は、前記注射針の先
    端と接触可能なストッパによって前記スライダのスライ
    ドおよび前記腕部の折り畳みを規制するものである、請
    求項1に記載の注射器。
  3. 【請求項3】 前記第2の固定手段は、前記腕部に設け
    たフック部を前記注射針に引っ掛けることによって前記
    スライダのスライドおよび前記腕部の折り畳みを規制す
    るものである、請求項1または2に記載の注射器。
  4. 【請求項4】 前記第2の固定手段は、前記スライダお
    よび前記腕部間のアンダカット嵌合によって前記スライ
    ダのスライドおよび前記腕部の折り畳みを規制するもの
    である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の注射
    器。
  5. 【請求項5】 前記スライダは、前記注射器を使用する
    まで前記注射針を格納し該注射器の使用に際して分離さ
    れる使い捨てキャップを一体に備えるものである、請求
    項1乃至4のいずれか一項に記載の注射器。
  6. 【請求項6】 前記スライダは、このスライダをスライ
    ドさせるための把手を有するものである、請求項1乃至
    5のいずれか一項に記載の注射器。
  7. 【請求項7】 前記腕部は、前記基部に着座したとき、
    その曲げ部分が外向きに張り出して前記スライダをスラ
    イドさせるための把持部を構成するものである、請求項
    1乃至6のいずれか一項に記載の注射器。
  8. 【請求項8】 前記第1の固定手段は、前記スライダお
    よび前記基部間のアンダカット嵌合若しくは圧入嵌合に
    よって前記スライダのスライドおよび前記腕部の引き伸
    ばしを規制するものである、請求項1乃至7のいずれか
    一項に記載の注射器。
  9. 【請求項9】 前記第1の固定手段は、前記スライダお
    よび前記基部とを切り離し可能な薄肉片によって連結す
    ることにより、前記スライダのスライドおよび前記腕部
    の引き伸ばしを規制するものである、請求項1乃至7の
    いずれか一項に記載の注射器。
  10. 【請求項10】 前記連結部材は、前記外筒に対してね
    じ嵌合されるものである、請求項1乃至9のいずれか一
    項に記載の注射器。
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