JP2003283322A - インターフェイス回路および半導体装置 - Google Patents

インターフェイス回路および半導体装置

Info

Publication number
JP2003283322A
JP2003283322A JP2002087672A JP2002087672A JP2003283322A JP 2003283322 A JP2003283322 A JP 2003283322A JP 2002087672 A JP2002087672 A JP 2002087672A JP 2002087672 A JP2002087672 A JP 2002087672A JP 2003283322 A JP2003283322 A JP 2003283322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
data
circuit
transistor
interface circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002087672A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Hisaie
重博 久家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002087672A priority Critical patent/JP2003283322A/ja
Priority to US10/245,671 priority patent/US6777976B2/en
Publication of JP2003283322A publication Critical patent/JP2003283322A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018592Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only with a bidirectional operation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブ・ターミネーション方式に従っ
て、高速かつ低消費電流で信号/データを転送しかつ出
力ドライブ回路の占有面積を低減する。 【解決手段】 出力ドライブ回路(1)を、内部読出デ
ータ(/RD)に従って出力ノード(14)を駆動する
MOSトランジスタ(13)と、この出力ドライブ用M
OSトランジスタの非導通時内部読出データに従って選
択的に導通状態とされる終端制御用PチャネルMOSト
ランジスタ(11)と、少なくとも出力ドライブ回路
(1)の非活性化時に導通状態とされて出力ノードを電
源電圧レベルにプルアップするPチャネルMOSトラン
ジスタ(12)とで構成する。データ転送をオープンド
レイン方式で実行し、PチャネルMOSトランジスタ
は、終端用トランジスタとして利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、信号/データを
転送するインターフェイス回路に関し、特に、アクティ
ブ・ターミネーション方式に従って終端される信号/デ
ータバス線を駆動するためのインターフェイス回路に関
する。より特定的には、この発明は、半導体記憶装置の
データを高速で転送するためのインターフェイス回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体技術の進歩に従って、半導
体チップ内の動作周波数は著しく改善されている。現在
では、GHz(ギガヘルツ)クラスで動作するCPU
(中央演算処理装置)も存在する。システムを構築する
場合には、CPUおよび半導体記憶装置などの種々の半
導体装置を、マザーボード上に実装して、ボード上配線
でこれらの半導体記憶装置を相互接続する必要がある。
ボード上配線は、チップ内配線に比べて配線幅が広く、
寄生容量が大きい。また、ボード上での寄生容量なども
存在し、高速で信号/データを転送するのが困難であ
る。したがって、このマザーボードレベルでは、100
MHz程度の速度での信号/データの転送が実現されて
いるだけである。このため、転送クロック信号の立上が
りエッジおよび立下がりエッジ両者に同期してデータ/
信号を転送することにより、転送クロック信号の2倍の
速度で信号/データを転送するDDR(ダブル・データ
・レート)モードが、一般的に広く用いられてきてい
る。
【0003】このようなDDRモードの信号/データ転
送方式においても、より高速な信号/データの転送を実
現するために、転送周波数をより高くして、より高速の
データ/信号転送を実現することが試みられている。
【0004】図44は、従来のメモリシステムの構成の
一例を示す図である。図44において、メモリシステム
は、データバスDBに並列に結合されるメモリユニット
MU1およびMU2と、これらのメモリユニットMU1
およびMU2に対するデータアクセスを行なうチップセ
ットCHを含む。データバスDBは、64ビットのデー
タDQ0−DQ63を伝達するためのデータバス線DD
BLと、このチップセットCHにおいてデータのストロ
ーブ(取込)タイミングを示すデータストローブ信号D
QSを転送するストローブ信号線SDBLを含む。
【0005】メモリユニットMU1およびMU2は、択
一的に活性化され、活性化時、4ビットのデータを転送
する。したがって、このメモリシステムにおいては、さ
らにメモリユニットが、60ビットのデータを転送する
ためにデータバスDBに接続される。図44においては
図面を簡略化するために、4ビットデータDQ0−DQ
3を転送するメモリユニットMU1およびMU2を代表
的に示す。
【0006】これらのメモリユニットMU1およびMU
2の各々は、DIMM(デュアル・インライン・メモリ
・モジュール)で構成され、そのモジュール基板の表面
および裏面にメモリチップが実装される。図44におい
ては、このモジュール基板の両面を、左サイドLおよび
右サイドRで示す。メモリユニットMU1は、左サイド
L1に実装されるメモリユニットML1−MLnと、右
サイドR1に実装されるメモリユニットMR1−MRn
を含む。同様、メモリユニットMU2は、左サイドL2
に実装されるメモリユニットML1−MLnと、右サイ
ドR2に実装されるメモリユニットMR1−MRnを含
む。これらのメモリチップML1−MLnおよびMR1
−MRnの各々は、選択時、4ビットデータDQ0−D
Q3を転送し、またデータストローブ信号DQSを転送
する。
【0007】データストローブ信号DQSは、メモリユ
ニットMU1またはMU2からチップセットCHへデー
タを転送する場合に、データを転送するメモリチップか
らチップセットCHへデータと同期して転送される。
【0008】データバスDBのバス線DDBLおよびS
DBLは、それぞれ終端電圧Vttに終端される。この
終端電圧は、電源電圧VDDQと接地電圧の中間の電圧
VDDQ/2の電圧レベルである。この終端電圧Vtt
は、マザーボード上で、専用の電源回路から供給され
る。
【0009】図45は、この図44に示すメモリシステ
ムのメモリユニットからチップセットへのデータ転送動
作を示す信号波形図である。このメモリユニットMU1
およびMU2は、選択時、クロック信号CLKの立上が
りエッジおよび立下がりエッジに同期してデータDQを
転送する。クロック信号の立上がりエッジおよび立下が
りエッジを検出するために、相補クロック信号CLKお
よび/CLKが用いられ、これらの相補クロック信号C
LKおよび/CLKの交差部に基づいてクロック信号の
エッジ検出が、メモリユニットMU1およびMU2内に
おいて行なわれる。
【0010】データバスDBの各バス線DDBLおよび
SDBLは、スタンバイ状態時においては、終端抵抗を
介して終端電圧Vttに維持される。クロック信号CL
Kの立上がりエッジおよび立下がりエッジに同期してデ
ータDQを転送することにより、クロック信号の一方の
エッジにのみ同期してデータを転送するシングル・デー
タ・レート(SDR)方式のデータ転送比べて2倍の速
度でデータ転送を行なうことができる。このような高速
のデータ転送により、データのセットアップ/ホールド
時間の条件が厳しくなる。データを正確にチップセット
CHでサンプリングするために、データストローブ信号
DQSが用いられる。
【0011】このデータストローブ信号DQSは、どの
クロック信号の位置からデータが転送されるかを示す。
転送メモリユニットは、データ転送前に、このデータス
トローブ信号DQSを一旦Lレベルに設定し、その後、
クロック信号に同期してHレベルおよびLレベルの間で
トグルし、データストローブ信号DQSに同期して、デ
ータDQを転送する。データバスDBは、終端電圧Vt
tに終端されているため、データ転送チップ(メモリチ
ップまたはチップセット)によりデータバスがHレベル
およびLレベルにドライブされる。
【0012】この図44に示すバス配置(トポロジ)
が、DDR−SDRAM(ダブル・データ・レート−シ
ンクロナスDRAM)を用いたメモリシステムにおいて
一般的に用いられてきている。しかしながら、この終端
電圧Vttを給電するために、終端電圧を生成するため
の専用のチップをマザーボード上に設ける必要がある。
また、データバスDBのバス線DDBLおよびSDBL
それぞれに対し終端電圧Vttを供給するための終端抵
抗を設ける必要がある。この終端抵抗は、高抵抗の純抵
抗で構成され、その配置のために、マザーボードのかな
りの面積を必要とする。
【0013】上述のような、バス終端方式の問題点を解
消するために、アクティブ・ターミネーション方式が提
案されている。
【0014】図46は、従来のアクティブターミネーシ
ョン方式のシステム構成を概略的に示す図である。図4
6においては、1ビットのデータバス線DDBLに関連
する部分の構成を代表的に示す。
【0015】メモリユニットMU1およびMU2それぞ
れにおいて、内部のメモリチップは、出力ドライブ回路
ODKを含む。この出力ドライブ回路ODKが、メモリ
チップそれぞれにおいて最終出力段として設けられる。
データバス線DDBLには、終端抵抗は接続されない。
【0016】チップセットCHは、このデータバス線D
DBLを出力データ転送時、駆動する出力ドライブ回路
ODKと、データ入力時、データバス線DDBLの信号
と基準電圧Vrefの差を増幅する差動増幅回路AMP
1と、ストローブ信号STRと基準電圧Vrefとの差
を増幅する差動増幅回路AMP2と、差動増幅回路AM
P2の出力信号に応答して、差動増幅回路AMP1の出
力信号をラッチするラッチ回路LKTを含む。
【0017】ラッチ回路LKTは、差動増幅回路AMP
2の出力信号がHレベルのときにラッチ状態となる第1
のラッチと、この差動増幅回路AMP2の出力信号がL
レベルのときにラッチ状態となる第2のラッチとを含
む。これらの第1および第2のラッチは、共通に、差動
増幅回路AMP1の出力信号を受ける。これらの第1お
よび第2のラッチにより、データストローブ信号DQS
の立上がりおよび立下がりに同期して転送されるデータ
を交互に取込みラッチする。第1および第2のラッチの
動作制御のために、それぞれに対応して、差動増幅回路
(AMP2)が設けられてもよい。図46においては、
いずれの構成が用いられてもよいことを示すために、信
号STRを示す。このストローブ信号STRは、データ
ストローブ信号DQSに対応する。
【0018】図47は、図46に示す出力ドライブ回路
ODKの構成を概略的に示す図である。図47におい
て、出力ドライブ回路ODKは、電源ノードと出力ノー
ドNDの間に接続されかつそのゲートにプルアップ制御
信号/DPUを受けるPチャネルMOSトランジスタD
T1と、出力ノードNDと接地ノードの間に接続されか
つそのゲートにプルダウン制御信号DPDを受けるNチ
ャネルMOSトランジスタDT2と、出力ノードNDに
それぞれの一端が接続される高抵抗の抵抗素子ZPおよ
びZNと、電源ノードと抵抗素子ZPの間に接続されか
つそのゲートに終端制御信号/TRMを受けるPチャネ
ルMOSトランジスタTT1と、抵抗素子ZNと接地ノ
ードの間に接続されかつそのゲートに終端制御信号TR
Mを受けるNチャネルMOSトランジスタTT2を含
む。
【0019】制御信号/DPUおよびDPDは、データ
出力動作時内部読出データに従って生成される信号であ
る。終端制御信号/TRMおよびTRMは、メモリユニ
ット単位で制御され、対応のメモリユニットが選択され
たときに、この終端制御信号TRMおよび/TRMは非
活性状態となり、MOSトランジスタTT1およびTT
2は、ともに非導通状態を維持する。一方、対応のメモ
リユニットが非選択状態のときには、終端制御信号/T
RMおよびTRMは活性化され、これらのMOSトラン
ジスタTT1およびTT2は導通状態に維持される。
【0020】このアクティブ・ターミネーション方式に
おいては、バスの終端をマザーボード上で実行するので
はなく、チップ内部でバス信号線の終端を行なう。この
チップ内部で終端を行なうために、終端用抵抗(純抵
抗)ZPおよびZNがチップ内部に形成され、これらの
終端用抵抗ZPおよびZNの使用/非使用を制御するた
めに、終端制御トランジスタTT1およびTT2が設け
られる。
【0021】図48は、この図46に示すメモリシステ
ムのデータ転送時の出力ドライブ回路のトランジスタの
オン/オフ状態を一覧して示す図である。図48におい
ては、メモリユニットMU2の右サイドR2に配置され
るメモリチップの出力ドライブ回路ODKが、データを
チップセットCHに転送する場合の各トランジスタの状
態を示す。
【0022】メモリユニットMU2の右サイドR2のメ
モリチップからチップセットCHにデータを転送する場
合、このメモリユニットMU2の右サイドR2のデータ
を転送する出力ドライブ回路ODKを除く出力ドライブ
回路ODKの出力トランジスタDT1およびDT2は、
すべてオフ状態に設定される。メモリユニットMU2に
おいて、活性化される出力ドライブ回路ODKにおいて
は、その出力トランジスタDT1およびDT2が、プル
アップ制御信号/DPUおよびプルダウン制御信号DP
Dに従って選択的にオン状態へ駆動される。このデータ
出力時において、この出力制御信号/DPUおよびDP
Dが、内部読出データに基づいて生成され、データ出力
時、出力トランジスタDT1およびDT2の一方がオン
状態、他方がオフ状態に維持される。
【0023】終端制御については、選択メモリユニット
MU2において、終端制御用トランジスタTT1および
TT2はすべてオフ状態に設定され、メモリユニットM
U2以外のメモリユニットMU1およびチップセットC
Hにおいては、この終端制御トランジスタTT1および
TT2がすべてオン状態に設定される。
【0024】すなわち、このアクティブ・ターミネーシ
ョン方式の終端制御の場合、データ送信側においては、
終端動作が停止され、送信側を除くメモリユニット/チ
ップセットにおいて終端制御トランジスタTT1および
TT2をオン状態として終端制御を行なう。
【0025】チップセットCHからたとえばメモリユニ
ットMU2へデータを送信する場合には、チップセット
CHにおいて、出力トランジスタDT1およびDT2が
送信データに応じてオン状態/オフ状態に設定され、終
端制御用トランジスタTT1およびTT2はともにオフ
状態に設定される。メモリユニットMU1およびMU2
においては、この出力ドライブ回路の終端制御トランジ
スタTT1およびTT2はすべてオン状態に設定され、
また、出力トランジスタDT1およびDT2はオフ状態
に維持される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、このア
クティブ・ターミネーション方式でバスの終端を実行す
る場合、マザーボード上の終端抵抗が不要となり、マザ
ーボードの面積を低減することができる。しかしなが
ら、この終端制御用トランジスタTT1およびTT2が
チップ内において出力最終段に設けられるため、以下に
説明するように、このデータ入出力ノードの入力容量が
増加するという問題が生じる。
【0027】すなわち、終端用抵抗ZPおよびZNは、
受動素子であり、終端動作をアクティブに制御するため
に、この終端用抵抗に対して終端制御用トランジスタを
接続する必要がある。終端制御トランジスタのオン抵抗
(チャネル抵抗)は、非線形的に変化するため、この終
端用抵抗の供給電流および合成抵抗値が線形的に変化す
るのは困難である。終端時においては、MOSトランジ
スタTT1およびTT2がオン状態となり、抵抗分割に
より終端電圧が生成されるため、線形性がない場合、終
端電圧Vttが中間電圧レベルからずれる。このため、
十分大きなサイズを有するトランジスタを終端制御用ト
ランジスタTT1およびTT2として用い、そのオン抵
抗を十分下げることにより、終端用抵抗ZPおよびZN
の合成抵抗値の線形性を高くし、その出力電圧を正確
に、中間電圧レベルに設定する必要がある。
【0028】この終端制御用トランジスタTT1および
TT2のオン抵抗を十分下げるために、これらの終端制
御トランジスタTT1およびTT2のサイズが出力トラ
ンジスタDT1およびDT2と同程度のサイズが必要と
なり、このデータ入出力ノード当り約1pF程度その寄
生容量が増加する。従来の出力ドライブ回路のように、
単に出力トランジスタD1およびD2が配置される構成
において、データ入出力ノードの容量が5pF程度の場
合、終端制御トランジスタTT1およびTT2を利用す
る場合、データ入出力ノードの容量が6pF程度にまで
増加する。このように、データ入出力ノードの容量が増
加した場合、バス信号線の寄生容量が大きくなり、高速
でバスの信号線を充放電することができなくなる。この
ため、転送周波数を高くして伝送速度を速くすることが
できなくなる。
【0029】図49は、この入力容量と動作周波数の関
係を概念的に示す図である。図49においては、横軸に
入力容量の大きさを示し、縦軸に動作周波数を示す。曲
線は、動作領域と非動作領域の境界領域を示す。図49
に示すように、入力容量が大きくなると、動作可能周波
数が低下し、一方、入力容量が小さい場合には、動作可
能周波数が高くなる。
【0030】すなわち、入力容量の増大につれて、正常
に動作する周波数領域が低下し、高速でデータ転送を行
なうことができなくなる。さらに、バス信号線(データ
バス線)の寄生容量が増大し、応じて充放電電流が増加
されるため、消費電流が増加するという問題が生じる。
【0031】また、チップ内に、出力ドライブトランジ
スタと同程度のサイズの終端制御トランジスタを配置す
る場合、このチップ出力段の占有面積が増大するという
問題が生じる。
【0032】それゆえ、この発明の目的は、消費電流を
増加させることなく高速でデータを転送することのでき
るインターフェイス回路および半導体装置を提供するこ
とである。
【0033】この発明の他の目的は、チップサイズの増
加を抑制しつつ高速でデータを転送することのできるイ
ンターフェイス回路および半導体装置を提供することで
ある。
【0034】この発明のさらに他の目的は、アクティブ
・ターミネーション方式でデータを高速で転送すること
のできるシステムを構築することのできるインターフェ
イス回路を提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の観点に
係るインターフェイス回路は、このインターフェイス回
路の活性化時、出力ノードを内部信号に従って第1の電
圧レベルに駆動しかつこのインターフェイス回路の非活
性化時非導通状態に設定される第1のトランジスタと、
インターフェイス回路の活性化時、第1のトランジスタ
の導通時非導通状態とされインターフェイス回路の非活
性化時選択的に導通状態とされ、導通時、第1の電圧と
異なる極性の第2の電圧レベルへ出力ノードを駆動する
少なくとも1個の第2のトランジスタとを含む。
【0036】好ましくは、このインターフェイス回路の
活性化時、内部信号に従って第2のトランジスタの導通
/非導通を制御する制御回路が設けられる。
【0037】これに代えて、好ましくは、少なくとも1
個の第2のトランジスタは、互いに出力ノードに共通に
結合されかつ互いに駆動力の異なる複数のトランジスタ
を含む。これら複数のトランジスタは、インターフェイ
ス回路の活性化時内部信号に従って選択的に導通状態と
される第1の終端トランジスタと、インターフェイス回
路の非活性化時導通状態とされる第2の終端トランジス
タとを含む。
【0038】また、これに代えて、好ましくは、少なく
とも1個の第2のトランジスタは、このインターフェイ
ス回路の活性化時、内部信号に従って選択的に第1のト
ランジスタと相補的に導通状態に設定されかつこのイン
ターフェイス回路の非活性化時非導通状態に維持される
第1の終端トランジスタと、このインターフェイス回路
の活性化時非導通状態に設定されかつこのインターフェ
イス回路を含む半導体装置の非活性化時導通状態に設定
される第2の終端トランジスタとを含む。
【0039】好ましくは、インターフェイス回路は、半
導体装置内に並列に配置される複数の半導体チップそれ
ぞれに配置される。第2の終端トランジスタは、少なく
とも半導体装置を特定するモジュール選択信号に従っ
て、インターフェイス回路の非活性化時の導通/非導通
状態が設定される。
【0040】また、これに代えて、好ましくは、少なく
とも1個の第2のトランジスタは、このインターフェイ
ス回路装置の非活性化時に導通状態および非導通状態の
いずれかの状態に設定されかつインターフェイス回路装
置の活性化時非導通状態に維持される終端トランジスタ
を含む。
【0041】好ましくは、このインターフェイス回路
は、モジュール内に並列に配置される複数の半導体チッ
プそれぞれに配置され、この終端トランジスタは、少な
くともモジュール選択信号に従ってインターフェイス回
路が非活性状態のときの導通/非導通状態が決定され
る。
【0042】また、これに代えて、好ましくは、少なく
とも1個の第2のトランジスタは、このインターフェイ
ス回路装置の信号出力動作時、内部信号に従って第1の
トランジスタと相補的に導通/非導通が制御されかつこ
のインターフェイス回路の非活性化時において非導通状
態に設定される終端トランジスタを含む。
【0043】また、これに代えて、好ましくは、少なく
とも1個の第2のトランジスタは、並列に配置される複
数の終端トランジスタを含み、このインターフェイス回
路は、さらに、これら複数の終端トランジスタのうちの
動作可能状態に設定する終端トランジスタを指定するた
めの情報を格納する回路を含む。
【0044】好ましくは、第1のトランジスタは導通時
出力ノードを接地電圧レベルに駆動するNチャネルトラ
ンジスタであり、第2のトランジスタは、導通時出力ノ
ードを電源電圧レベルに駆動するPチャネルトランジス
タである。
【0045】この発明の第2の観点に係るインターフェ
イス回路は、入力ノードに結合され、この入力ノードへ
の信号の印加時導通状態とされ、導通時入力ノードを第
1の電源電圧レベルに駆動する終端トランジスタと、こ
の入力ノードに与えられる信号に従って内部信号を生成
する内部信号生成回路を含む。この入力ノードの第2の
電源電圧レベルへの駆動は、この入力ノードに与えられ
る信号に従って行なわれる。
【0046】好ましくは、内部信号生成回路は、この入
力ノードに与えられる信号と基準電圧とを比較しその比
較結果に従ってプリ内部信号を生成する入力回路と、こ
の入力ノードの信号の変化点を検出し、該検出結果に従
ってこのノードの信号の有効期間を示す有効ウィンド信
号を生成する有効ウィンド検出回路と、この有効ウィン
ド検出回路により検出された有効ウィンド信号の時間幅
を検出して記憶する有効ウィンド幅検出回路と、有効ウ
ィンド幅検出回路により検出された時間幅に従ってこの
入力ノードの信号に対するストローブタイミングを決定
し、該決定されたストローブタイミングを記憶するスト
ローブタイミング検出回路と、このストローブタイミン
グ検出回路の記憶するストローブタイミングに従って、
この信号に対するストローブ信号を生成するストローブ
信号生成回路と、このストローブ信号に従って入力回路
の出力するプリ内部信号をラッチして内部信号を生成す
るラッチ回路を含む。
【0047】好ましくは、入力ノードには、複数のメモ
リ装置が共通に結合され、有効ウィンド信号は各メモリ
装置に対して生成され、またストローブ信号は各メモリ
装置に対して個々に生成される。
【0048】この発明の第3の観点に係る半導体装装置
は、出力ノードに共通に結合され、各々が活性化時前記
出力ノードを対応の内部信号に従って選択的に第1の電
源電圧レベルに駆動する複数のインターフェイス回路を
含む。これら複数のインターフェイス回路は、半導体装
置の選択時に択一的に活性化される。各インターフェイ
ス回路は、このインターフェイス回路の活性化時対応の
内部信号に従って出力ノードを第1の電源電圧レベルに
駆動する出力駆動トランジスタと、該インターフェイス
回路の非活性化時選択的に導通状態とされ、導通時、出
力ノードを第1の電源電圧と極性の異なる第2の電源電
圧レベルに駆動する少なくとも1個の終端トランジスタ
を含む。
【0049】インターフェイス回路において、データ転
送側においては、オープンドレイン方式に従ってデータ
を転送し、少なくとも受信側においては、終端トランジ
スタによりバス信号線を終端することにより、半導体チ
ップ内において終端用の抵抗を配置する必要がなく、チ
ップ面積を低減することができる。
【0050】また、終端抵抗を用いずに終端用トランジ
スタにより直接出力ノードをドライブしているため、終
端用トランジスタのサイズを小さくすることができ、出
力ノードの寄生容量を低減することができる。これによ
り、低消費電流で高速でデータを転送することができ
る。また、出力回路の占有面積も低減することができ
る。
【0051】また、終端電圧として電源電圧を用いてお
り、終端用の中間電圧を生成する必要がなく、非線形動
作特性を有する終端用トランジスタを用いても、正確に
所望の電圧レベルの終端電圧を安定に生成することがで
きる。また、オン抵抗値に対して線形性が要求されない
ため、サイズの小さなトランジスタを用いてバスの信号
線の終端を行うことができる。
【0052】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明に従うインターフェイス回路のデータ転送時の信号波
形を示す図である。図1に示すように、データバス線の
終端電圧は、中間電圧ではなく、電源電圧VDDQレベ
ルに設定される。データ転送時において、電源電圧VD
DQレベルの信号は、Hレベルの信号であり、Lレベル
の信号は接地電圧レベルの信号である。データバス線
は、終端電圧が電源電圧VDDQレベルであるため、デ
ータ転送時、Hレベルデータが最初に転送されるとき、
その最初のデータがHレベルのデータであるのかLレベ
ルのデータであるのかを、受信側(チップセット)では
識別することができない。このため、データストローブ
信号DQSをデータ転送前のサイクルにおいて、接地電
圧レベルに低下させて、ついで、この接地電圧レベルか
ら、データ転送に同期してデータストローブ信号DQS
をトグルする(LレベルとHレベルの間で変化させ
る)。
【0053】このバスの信号線の終端電圧を電源電圧V
DDQに設定することにより、中間電圧を発生するため
の専用の終端電圧発生回路が不要となり、マザーボード
上の占有面積を低減でき、また消費電流も低減できる。
【0054】また、終端用のトランジスタとしては、中
間電圧に終端電圧を設定する必要がないため、そのオン
抵抗値に対して線形性が要求されない。従って、データ
転送クロック信号の半サイクルにおいて、ある程度出力
ノードへ電荷を供給することが要求されるだけであり、
十分にサイズを小さくすることができる。
【0055】図2は、この発明の実施の形態1に従う出
力ドライブ回路の構成を示す図である。この図2に示す
出力ドライブ回路は、メモリチップそれぞれにおいて、
出力ノードそれぞれに対応して配置される。図2におい
て、出力ドライブ回路1は、電源ノードと出力ノード4
の間に接続されかつそのゲートにプルアップ制御信号/
PUP1を受けるPチャネルMOSトランジスタ(絶縁
ゲート型電界効果トランジスタ)11と、電源ノードと
出力ノード14の間に接続されかつそのゲートに終端制
御信号/PUP2を受けるPチャネルMOSトランジス
タ12と、出力ノード14と接地ノードの間に接続され
かつそのゲートに補の内部読出データ/RDを受けるN
チャネルMOSトランジスタ13を含む。
【0056】MOSトランジスタ12はMOSトランジ
スタ11に較べてそのサイズが小さくされる。すなわ
ち、これらのMOSトランジスタ11および12は、そ
のチャネル幅(W)が異なっており、MOSトランジス
タ11のチャネル幅はMOSトランジスタ12のチャネ
ル幅よりも大きく設定される。
【0057】この図2に示す出力ドライブ回路1の構成
において、出力ドライブ回路1が活性化され、内部読出
データ/RDに従って出力ノード14を駆動する場合に
は、終端用のMOSトランジスタ12はオフ状態(非導
通状態)に設定され、一方終端用のMOSトランジスタ
11が選択的に内部読出データに従ってオン状態(導通
状態)に設定される。MOSトランジスタ13が出力ノ
ード14を接地電圧レベルに駆動する場合には、MOS
トランジスタ11が非導通状態とされ、いわゆるオープ
ンドレイン方式で出力ノード14が駆動され、高速で出
力ノード14が接地電圧レベルに駆動される。
【0058】データ出力時、このMOSトランジスタ1
3が内部読出データ/RDに従ってオフ状態(非導通状
態)に設定される場合には、MOSトランジスタ11が
オン状態に設定される。MOSトランジスタ12は、選
択出力ドライブ回路においては非導通状態を維持する。
すなわち、MOSトランジスタ12が、別のメモリユニ
ットまたはチップセットがデータを転送するときに、終
端電圧を供給する補助トランジスタとなり、オン状態に
設定される。また、受信側においては,MOSトランジ
スタ11がオン状態に設定される。
【0059】図3は、この発明の実施の形態1における
メモリシステムのバス配置の一例を示す図である。図3
においては、1ビットのデータを転送するデータバス線
DDBLに関連する部分の構成を示す。
【0060】図3において、メモリユニットMU1−M
U4が、共通にデータバス線DDBLに結合される。こ
れらのメモリユニットMU1−MU4の1つが択一的に
選択されてデータアクセスが行なわれる。これのメモリ
ユニットMU1−MU4は、それぞれ、DIMMで構成
され、内部の基板両面に、メモリチップが配置される。
図3においては、このモジュールボード(基板)の両面
を、左サイドLおよび右サイドRで示す。メモリチップ
それぞれにおいて出力ドライブ回路1が各データ出力ノ
ードに対応して配置される。図3においては、メモリユ
ニットMU1−MU4それぞれにおいて、左サイドLお
よび(L1−L4)に配置されるメモリチップの1つの
出力ドライブ回路と右サイドR(R1−R4)に配置さ
れる複数のメモリチップのうちの1つのメモリチップの
出力ドライブ回路1を代表的に示す。
【0061】チップセットCHは、データバス線DDB
L上の信号と基準電圧Vrefに従ってプリ内部信号を
生成する差動増幅回路AMP1と、データストローブ信
号DQSと基準電圧Vrefとに従ってラッチタイミン
グ信号を生成する差動増幅回路AMP2と、差動増幅回
路AMP2の出力信号に従って差動増幅回路回路AMP
の出力信号をラッチするラッチ回路LKTを含む。
【0062】このメモリシステムにおいては、データ
は、DDR方式で転送され、データストローブ信号DQ
Sの立上がりおよび立下がりに従ってラッチ回路LKT
がラッチ動作を行なう。したがって、ラッチ回路LKT
は、データストローブ信号DQSの立上がりに応答して
与えられたデータを取込むラッチと、このデータストロ
ーブ信号DQSの立下がりに応答して与えられたデータ
を取込むラッチとを含む。このデータストローブ信号D
QSの立上がりおよび立下がりに同期して与えられたデ
ータすなわち差動増幅回路AMP1の出力信号(プリ内
部信号)を交互にラッチする構成においては、単に、差
動増幅回路AMP2の出力信号がHレベルのときにラッ
チ状態となるラッチと、この差動増幅回路AMP2の出
力信号がLレベルのときにラッチ状態となるラッチとを
並列に設け、これらのラッチに、差動増幅回路AMP1
の出力信号を共通に与える。
【0063】このチップセットCHにおいて、さらに、
データバス線DDBLに対して出力データを転送するた
めの出力ドライブ回路1が設けられる。このデータバス
線DDBLは、したがって、メモリユニットに対する書
込データとメモリユニットから読出されたデータ両者を
転送する。
【0064】図4は、メモリユニットMU4の右サイド
R4のメモリチップからチップセットCHへのLレベル
データ転送時の各出力ドライブ回路1のトランジスタの
状態を示す図である。
【0065】図4において、非選択メモリユニットMU
1−MU3は、メモリユニット全体が非選択状態である
ため、それぞれの出力ドライブ回路1においては、MO
Sトランジスタ11および13がオフ状態、MOSトラ
ンジスタ12がオン状態に設定される。MOSトランジ
スタ12は、サイズ(チャネル幅)は小さく、電流駆動
力は比較的小さく設定される。一方、選択メモリユニッ
トMU4においては、左サイドL4のメモリチップの出
力ドライブ回路1において、MOSトランジスタ11−
13が、すべてオフ状態に設定される。メモリユニット
MU1の右サイドRUの選択メモリチップにおいては、
Lレベルデータを必要とするために、MOSトランジス
タ13がオン状態、MOSトランジスタ11および12
はオフ状態に設定される。また、メモリユニットMU4
において、MOSトランジスタ12が、オフ状態に設定
される。
【0066】チップセットCHにおいては、データ受信
側であり、出力ドライブ回路1のMOSトランジスタ1
1および13はオフ状態、MOSトランジスタ12がオ
ン状態に設定される。メモリユニットMU1−MU3に
おいてMOSトランジスタ12をオン状態とし、またチ
ップセットCHにおいて、出力ドライブ回路1のMOS
トランジスタ12をオン状態に設定する。したがって、
この状態においては、図5に示すように、メモリユニッ
トMU1−MU3においては、左サイドLおよび右サイ
ドRそれぞれにおいて、終端制御用のサイズの小さなM
OSトランジスタ12がオン状態となり、プルアップ素
子(終端素子)として機能する。
【0067】メモリユニットMU4の右サイドR4にお
いては、出力ドライブ回路1のMOSトランジスタ13
がオン状態となり、大きな電流駆動力でデータバス線D
DBLを放電する。チップセットCHにおいては、出力
ドライブ回路1のMOSトランジスタ12がオン状態と
なっている。これらのMOSトランジスタ12が、デー
タバス信号線DDBLに対するプルアップ(終端)素子
として機能する。これらのMOSトランジスタ12は、
プルアップ素子として機能することが要求されるだけで
あり、正確に中間電圧レベルの終端電圧を生成する必要
がなく、その供給電流および抵抗値に線形性は要求され
ない。したがって、DDRモードでデータを転送する場
合、これらのMOSトランジスタ12全体で、半クロッ
クサイクル内で接地電圧レベルのデータバス信号線DD
BLを、基準電圧Vref以上に上昇させる能力が要求
されるだけである。したがって、このMOSトランジス
タ12は、そのサイズを十分小さくすることができる。
【0068】図6は、メモリユニットMU4の右サイド
R4のメモリチップからチップセットCHへのHレベル
データ転送時の各出力ドライブ回路のトランジスタの状
態を示す図である。このHレベルデータ転送時において
は、送信側の、メモリユニットMU4の右サイドR4の
メモリチップの出力ドライブ回路1において、MOSト
ランジスタ11がオン状態、MOSトランジスタ13お
よび12がオフ状態となる。メモリユニットMU1−M
U3およびチップセットCHにおいて、出力ドライブ回
路1のMOSトランジスタ11−13のオン/オフ状態
は、Lレベルデータ転送時と同じである。
【0069】このHレベルデータ転送時において、図7
において示すように、メモリユニットMU4の右サイド
R4において出力ドライブ回路1のMOSトランジスタ
11がオン状態となる。このMOSトランジスタ11
は、データバス信号線DDBLに対し、MOSトランジ
スタ13よりも小さな電流駆動力で電流を供給する。こ
のMOSトランジスタ11は、したがって、ドライブト
ランジスタ13よりも十分にサイズを小さくすることが
できる。特に、このデータバス信号線DDBLのプルア
ップ動作時においては、メモリユニットMU1−MU3
およびチップセットCHの出力ドライブ回路1における
MOSトランジスタ12がオン状態となっており、これ
らのMOSトランジスタ12と協同して、データバス信
号線DDBLを、Hレベルへ駆動することができる。し
たがってMOSトランジスタ11を、出力ドライブトラ
ンジスタ13のサイズよりも十分小さくすることがで
き、その出力ドライブ回路の入力容量を十分小さくする
ことができる。
【0070】スタンバイ時においては、この出力ドライ
ブ回路のMOSトランジスタ12がすべてオン状態とさ
れ、MOSトランジスタ11および13は、オフ状態に
設定される。
【0071】なお、チップセットCHからメモリユニッ
トMUにデータを転送する場合には、先の図4および6
のトランジスタの状態を送信側と受信側とで入れ替える
ことにより各出力ドライブ回路の終端制御が得られる。
【0072】図8は、この発明の実施の形態1における
終端制御信号発生部の構成を概略的に示す図である。図
8において、1つのメモリチップにおける終端制御信号
を発生する部分の構成を示す。メモリチップMCは、複
数のメモリセルを有するメモリセルアレイ20と、この
メモリセルアレイ20からデータを取出して内部読出デ
ータRDを生成する内部読出回路22を含む。メモリセ
ルアレイ20においては、メモリセルが行列状に配列さ
れている。内部読出回路22は、このメモリセルアレイ
20の列選択に関連する回路、選択メモリセルから読出
されたデータの増幅、およびDDRモード出力時におけ
る並列/直列変換を行なう並列/直列変換回路を含む。
すなわち、内部読出回路22は、1つのデータ出力ノー
ドについて、2ビットのデータを、1クロックサイクル
当り並列に読出し、これらの2ビットデータを、直列デ
ータに変換してクロック信号の立上がりエッジおよび立
下がりエッジに同期して転送する。
【0073】出力ドライブ回路1は、この出力ノードを
駆動する最終出力段であり、並列/直列変換されたデー
タに従って出力ノードを駆動する。
【0074】データ制御信号発生部は、メモリユニット
を特定するメモリモジュール選択信号MUSELとメモ
リチップを特定するメモリチップ選択信号MCSELを
受けるゲート回路24と、ゲート回路24の出力信号が
活性状態のとき、内部クロック信号CLKIに同期し
て、与えられたコマンドCMをデコードするデコーダ2
6と、デコーダ26からの読出動作モード指示信号を受
けると、内部クロック信号CLKIに同期して、各種内
部データ読出および出力に必要な制御信号を生成する読
出/出力制御回路28を含む。図8において、この読出
/出力制御回路28から、外部データ読出期間を決定す
る読出活性化信号READを代表的に示す。この読出/
出力制御回路28の制御の下に、内部読出回路22が、
メモリセルの選択、内部メモリセルデータの転送、増幅
および並列/直列変換を実行する。
【0075】メモリチップ選択信号MCSELは、メモ
リユニット内の右サイドおよび左サイドのメモリチップ
を特定する。メモリチップMC単体を特定する場合に
は、メモリチップがバンク構成の場合には、バンクアド
レスが用いられれてもよくまた、さらにチップイネーブ
ル信号が半導体チップ単体を特定するために利用されて
もよい。
【0076】データ制御信号発生部は、さらに、モジュ
ール選択信号MUSELをバッファ処理して終端制御信
号/PUP2を生成するバッファ回路30と、内部読出
回路22からの内部読出データRDと読出活性化信号R
EADとを受けて終端制御信号/PUP1を生成するN
AND回路32と、読出活性化信号READを反転する
インバータ34と、インバータ34の出力信号と内部読
出データRDとを受けて最終内部読出データ/RDを生
成するNOR回路36を含む。
【0077】モジュール選択信号MUSELは、モジュ
ールが選択されてアクセスされている間活性状態に維持
される。このモジュール選択信号MUSELは、図47
に示す構成における終端制御信号/TRMに相当する。
モジュール単位で、終端制御トランジスタ12の導通/
非導通が制御される。メモリチップレベルで、終端制御
トランジスタ12を制御する場合には、読出活性化信号
READともモジュール選択信号MUSELの論理積の
信号を利用する。
【0078】読出活性化信号READは、活性化時Hレ
ベルであり、NAND回路32は、この読出活性化信号
READが活性状態のときにはインバータとして動作
し、内部読出データRDは反転して終端制御信号/PU
P1を生成する。NOR回路36は、読出活性化信号R
EADが活性状態のときにインバータとして動作し、内
部読出データRDに従って最終内部読出データ/RDを
生成する。
【0079】このメモリチップMCは、さらに、読出/
出力制御回路28の制御の下に、データ読出時、内部ク
ロック信号CLKIに従ってデータストローブ信号DQ
Sを生成するDQSバッファ38を含む。このDQSバ
ッファ38は、外部データが出力されるクロックサイク
ルの前のクロックサイクルにおいて内部クロック信号C
LKIに同期してデータストローブ信号DQSをLレベ
ルに立下げ、以降、外部データが出力される間、この内
部クロック信号CLKIに同期してデータストローブ信
号DQSを生成する。データDQは、内部クロック信号
CLKIに同期して転送され、従って、外部においては
データDQは、データストローブ信号と同期して転送さ
れる。
【0080】対応のメモリユニットが選択されかつメモ
リチップが選択されたときには、モジュール選択信号M
USELは活性化され、バッファ回路30からの終端制
御信号/PUP2がHレベルとなり、終端制御トランジ
スタ12が非導通状態となる。
【0081】また、ゲート回路26の出力信号がHレベ
ルの活性状態となり、デコーダ26が、コマンドをデコ
ードする。データ読出モードが指定されているときに
は、読出/出力制御回路28の制御の下に、内部読出回
路22がメモリセルアレイ20からメモリセルを選択し
て内部読出データRDを内部クロック信号CLKIに同
期して生成する。
【0082】出力ドライブ回路1においてMOSトラン
ジスタ12がオフ状態である。読出/出力制御回路28
からの読出活性化信号READが非活性状態のときは、
NAND回路32の出力する終端制御信号/PUP1
は、Hレベルであり、またNOR回路36の出力する最
終内部読出データ/RDはLレベルである。したがっ
て、データ読出前においては、ドライブ回路1におい
て、MOSトランジスタ11−13は全てオフ状態にあ
る。
【0083】読出活性化信号READが活性化される
と、終端制御信号/PUP1および最終内部読出データ
/RBが内部読出データRDに従って変化する。
【0084】非選択メモリユニットにおいては、読出活
性化信号READは非活性状態にあるため、終端制御信
号PUP2がLレベルであり、終端制御信号/PUP1
がHレベルであり、かつ最終内部読出データ/RDがL
レベルである。したがって、非選択メモリユニットのメ
モリチップにおいては、出力ドライブ回路1において、
MOSトランジスタ12がオン状態を維持する。
【0085】このメモリチップ選択信号SCSELが、
メモリモジュール内の右サイドおよび左サイド単位でメ
モリセルを選択する場合には、メモリチップ単体の活性
/非活性は、これらのメモリチップ単体をバンクとして
利用し、バンクアドレスにより設定される。このメモリ
チップ選択信号MCSELは、また、対応のチップ単体
を特定する信号であってもよい。すなわち、このメモリ
チップ選択信号MCSELは、メモリモジュール内の右
サイド/左サイドを指定する信号であってもよく、メモ
リチップ単体を指定する信号であってもよい。モジュー
ル選択信号MUSELと読出活性化信号READとの論
理積を終端制御信号として利用することにより、選択メ
モリユニット内において、メモリチップ単位で終端制御
トランジスタの導通/非導通を制御することができる。
また、バッファ回路30は、デコーダ26の出力信号を
ラッチするように構成されてもよい。モジュール選択信
号MUSELにしたがってデコーダ26の出力信号をラ
ッチすることにより、メモリチップ単位で終端制御信号
/PUP2を制御することができる。
【0086】チップセットCHにおいては、メモリユニ
ットからのデータを受ける場合には、入力モードである
ため、終端制御信号/PUP2がLレベルの活性状態に
維持され、また終端制御信号/PUP1および終端制御
信号/PUP2がHレベル、最終内部読出データ/RD
がLレベルに固定される。このチップセットCHのデー
タ出力時においては、転送先のメモリチップおよびメモ
リモジュールにかかわらず、終端制御信号/PUP2が
Hレベルに設定され、終端制御信号/PUP1および最
終内部読出データ/RDがそれぞれ内部読出データRD
に応じた論理レベルに設定される。したがってこの場
合、チップセットCHにおいては、読出/出力制御部に
おいて、単に、デコーダ26が、動作モードを指定する
コマンドCOMに従って終端制御信号/PUP1および
/PUP2を生成する。
【0087】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、データ転送時オープンドレイン方式で外部デー
タを転送し、少なくとも受信側で、このデータバス信号
線を終端するように構成しており、終端抵抗が不要とな
り、また終端制御トランジスタも不要となり、小占有面
積で高速でデータを転送することができる。
【0088】なお、チップセットCHからメモリユニッ
トMU1−MU4へ制御信号およびアドレス信号を転送
する場合、制御信号バス線およびアドレスバス信号線に
対して、終端制御トランジスタ11および12を設け
る。これらのアドレス/制御信号線に対して設けられる
終端制御トランジスタの制御は、単に、メモリモジュー
ル選択信号MUSELおよびメモリチップ選択信号MC
SELがともに選択状態のときに、終端制御信号/PU
P2を非活性状態とし、またメモリモジュール選択信号
MUSELおよびメモリチップ選択信号MCSELの少
なくとも一方が非選択状態のときには、終端制御信号/
PUP2を活性状態に維持する。メモリモジュール選択
信号MUSELおよびメモリチップ選択信号MCSEL
がともに選択状態のときには、終端制御信号/PUP1
を活性状態に設定する。これにより、メモリチップの入
力信号に対しても、チップセットからオープンドレイン
方式で制御信号/アドレス信号を転送して、高速で信号
を転送することができる。
【0089】[実施の形態2]図9(A)および(B)
は、この発明の実施の形態2に従う第1の終端制制御モ
ードでのデータ転送時のメモリユニットおよびチップセ
ットの各出力ドライブ回路のトランジスタの状態を示す
図である。この実施の形態2におけるメモリシステムの
構成は、実施の形態1と同様、4つのメモリユニットM
U1−MU4と1つのチップセットCHを含む。これら
のメモリユニットMU1−MU4が、共通にデータバス
線DDBLに結合される。メモリユニットMU1−MU
4およびチップセットCHの出力ドライブ回路の構成
は、図2に示す構成と同じであり、終端制御用トランジ
スタ11および12と、出力ドライブ用トランジスタ1
3を含む。
【0090】図9(A)においては、Lレベルデータ
を、メモリユニットMU4の右サイドR4のメモリチッ
プからチップセットCHを転送する際の各出力ドライブ
回路のトランジスタの状態を示す。この第1の終端制御
モードに従うLレベルデータ転送時においては、非選択
メモリモジュールMU1−MU3においては、出力ドラ
イブ回路のトランジスタ11−13はすべてオフ状態に
維持される。選択メモリモジュールMU4において、非
選択の左サイドL4においてメモリチップの出力ドライ
ブトランジスタ11−13もすべてオフ状態に設定され
る。
【0091】選択メモリモジュールMC4において選択
された右サイドR4において、選択メモリチップの出力
ドライブトランジスタのMOSトランジスタ13が、内
部読出データに従ってオン状態となる。この選択メモリ
チップの出力ドライブ回路において終端制御用MOSト
ランジスタ11および12はオフ状態に維持される。
【0092】受信側のチップセットCHにおいては、出
力ドライブ回路において終端制御用MOSトランジスタ
11がオン状態に設定され、残りのMOSトランジスタ
12および13はオフ状態に維持される。したがって、
この場合には、選択メモリチップ(R4)において、M
OSトランジスタ13により、データバス線がLレベル
に駆動され、チップセットCHにおける終端制御用MO
Sトランジスタ11が、データバス線を終端する。
【0093】一方、メモリモジュールMU4の右サイド
R4の選択メモリチップからHレベルデータをチップセ
ットCHへ転送する場合には、図9(B)に示すよう
に、メモリユニットMU4の右サイドR4の選択メモリ
チップにおいて出力ドライブ回路においては、終端制御
用トランジスタ11が、内部読出データに従ってオン状
態に設定され、トランジスタ12および13はオフ状態
に設定される。チップセットCHにおいては、Lレベル
データ転送時と同様にして、出力ドライブ回路の終端制
御用MOSトランジスタ11がオン状態に設定される。
残りのトランジスタは、すべてオフ状態に維持される。
したがって、この場合には、データバス線は、データ送
信側および受信側の出力ドライブ回路の終端制御用MO
Sトランジスタ11によりプルアップされる。この場合
は、選択メモリチップの出力ドライブ回路の終端制御用
MOSトランジスタ11は、チップセットCHの出力ド
ライブ回路の終端制御用MOSトランジスタ11ととも
に、データバス線をHレベルへ駆動する。したがって、
この終端制御用MOSトランジスタ11のサイズを小さ
くしても、データバス線を基準電圧Vref以上に接地
電圧レベルから駆動することができれば、正確に受信側
で、Hレベルデータをサンプリングすることができる。
また、送信側および受信側の終端制御用MOSトランジ
スタ11により、データバス線をプルアップしているた
め、大きな駆動力は、この終端制御用MOSトランジス
タ11に要求されない。したがって、十分に、この終端
制御用MOSトランジスタ11のサイズを低減でき、出
力ノードの寄生容量を低減することができる。
【0094】図10(A)および(B)は、この発明の
実施の形態2における第2の終端制御モード時の出力ド
ライブ回路のトランジスタの状態を示す図である。この
図10(A)および(B)においても、4つのメモリユ
ニットMU1−MU4とチップセットCHが用いられ
る。出力ドライブ回路の構成は、図2に示す出力ドライ
ブ回路の構成と同じである。図10(A)においては、
メモリユニットMU4の右サイドR4の選択メモリチッ
プからチップセットCHへのLレベルデータ転送時の各
出力ドライブ回路のトランジスタの状態を示す。この第
2の終端制御モードにおいて、非選択メモリモジュール
MU1−MU3においては、終端制御用MOSトランジ
スタ12がオン状態に維持され、終端制御用MOSトラ
ンジスタ11および13はオフ状態に維持される。選択
メモリモジュールMU4において非選択の左側のL4の
メモリチップにおいては出力ドライブ回路のMOSトラ
ンジスタはすべてオフ状態に設定される。
【0095】Lレベルデータを、ユニットMU4の右サ
イドR4の選択メモリチップから転送する場合には、こ
の右サイドR4のメモリチップの出力ドライブ回路にお
いてNチャネルMOSトランジスタ13がオン状態とな
る。メモリユニットMU4においては、残りのトランジ
スタはすべてオフ状態に維持される。
【0096】チップセットCHにおいては、出力ドライ
ブ回路において、終端制御用MOSトランジスタ11が
オフ状態、終端制御用MOSトランジスタ12がオン状
態に設定され、また出力ドライブ用MOSトランジスタ
13はオフ状態に設定される。この場合データバス線の
終端(プルアップ)は、非選択メモリモジュールの終端
制御用MOSトランジスタ12とチップセットCHの出
力ドライブ回路のMOSトランジスタ12により実行さ
れる。
【0097】図10(B)は、この第2の終端制御モー
ドにおけるHレベルデータを、メモリユニットMU4の
右サイドR4の選択チップからチップセットCHへ転送
する場合の各トランジスタの状態を示す図である。この
HレベルデータをチップセットCHに転送する場合、メ
モリユニットMU4において出力ドライブのMOSトラ
ンジスタ11−13はすべてオフ状態に維持される。非
選択メモリユニットMU1−MU3においては、終端制
御用MOSトランジスタ12のみがオン状態に維持され
る。
【0098】チップセットCHにおいても、終端制御用
MOSトランジスタ12がオン状態に維持される。この
Hレベルデータ転送時においては、したがってデータバ
ス線のプルアップは、チップセットCHおよび非選択メ
モリユニットMU1−MU3の終端制御用MOSトラン
ジスタ12により実行される。この場合、大きな駆動力
を有する終端制御用MOSトランジスタ11が、たとえ
ば6個のMOSトランジスタ12の電流駆動力の合計と
同程度であれば、十分に高速でデータバス線をHレベル
にプルアップすることができる。
【0099】図11(A)および(B)は、この発明の
実施の形態2における第3の終端制御モード時の各出力
ドライブ回路のトランジスタの状態を示す図である。こ
の第3の終端制御モードにおいては、Hレベルデータ転
送時において、選択メモリチップにおいて、終端制御用
MOSトランジスタ11がオン状態とされることを除い
て、図10(A)および(B)に示す第2の終端制御モ
ードのトランジスタの状態と同じである。
【0100】この第3の終端制御モード時においては、
データバス線のプルアップは、非選択メモリユニットお
よびチップセットの終端制御用MOSトランジスタ12
と、選択メモリチップの終端制御用MOSトランジスタ
11とにより行なわれる。この場合、比較的駆動力の大
きな終端制御用MOSトランジスタ11を用いてHレベ
ルデータ転送を行なっているため、確実に、Hレベルデ
ータを転送することができる。
【0101】図12は、この発明の実施の形態2に従う
チップの終端制御用信号発生部の構成の一例を示す図で
ある。この図12に示す終端制御信号発生部の構成は、
図8に示す終端制御信号発生部の構成と以下の点におい
て異なっている。すなわち、終端制御モードに併せて終
端制御信号の発生態様を制御するために、バッファ回路
30の出力信号と終端モード指示信号TRC1とを受け
て終端制御信号/PUP2を出力するORゲート41
と、NANDゲート32の出力信号と終端制御モード指
示信号TRC2とを受け、終端制御信号/PUP1を生
成するORゲート42とが設けられる。
【0102】終端制御信号TRC1は、活性化時、第1
の終端制御モードを指定し、第2の終端制御モード指示
信号TRC2は、活性化時、第2の終端制御モードを、
指定する。これらの終端制御モード指示信号TRC1お
よびTRC2がともに非活性状態のLレベルのときに
は、第3の終端制御モードが指定される。
【0103】第1の終端制御モード時においては、終端
制御モード指示信号TRC1がHレベルに設定され、終
端制御モード指示信号TRC2はLレベルに設定され
る。この状態においては、終端制御信号/PUP2はH
レベルに固定され、終端制御用MOSトランジスタ12
が非導通状態を維持する。終端制御信号/PUP1は、
NAND回路32の出力信号に従って生成される。
【0104】第2の終端制御モード時には、終端制御モ
ード指示信号TRC1がLレベル、終端制御モード指示
信号TRC2がHレベルに設定される。この場合、転送
制御信号/PUP1がHレベルに固定され、終端制御用
MOSトランジスタ11がオフ状態に固定される。終端
制御信号/PUP2は、バッファ回路30のラッチ信号
に基づいて生成され、非選択メモリユニットに対して
は、終端制御信号/PUP2はLレベルとなり、選択メ
モリユニットにおいては、終端制御信号/PUP2はH
レベルとなる。
【0105】第3の終端制御モード時においては、終端
制御モード指示信号TRC1およびTRC2がともにL
レベルである。したがって、終端制御信号/PUP1
は、NAND回路32の出力信号に従って生成され、ま
た終端制御信号/PUP2が、バッファ回路30の出力
信号に従って生成される。
【0106】終端制御モード指示信号TRC1およびT
RC2は、ボンディングワイヤにより所定のボンディン
グパッドを電源電圧レベルまたは接地電圧レベルに固定
する、ヒューズプログラム回路を用いて生成する、およ
びコマンドレジスタに格納する、のいずれかの方法を用
いて生成される。
【0107】チップセットCHにおいては、リードコマ
ンドを発行し、データ受信側となった場合に、設定され
る転送制御モードに応じて、終端制御信号/PUP1お
よび/PUP2が生成される。すなわち、チップセット
CHにおいては、図9(A)および(B)に示す第1の
終端制御モードが指定された場合には、終端制御信号/
PUP1をLレベル、終端制御信号/PUP2をHレベ
ルに設定する。第2および第3の終端制御モードが指定
された場合には、このチップセットCHは、データ読出
を指示するリードコマンド発行時において、終端制御信
号/PUP1をHレベル、終端制御信号/PUP2をH
レベルに設定する。
【0108】すなわち、図13に示すように、チップセ
ットCHにおいては、終端制御モード指示信号TRC1
およびTRC2とデータの書込/読出を指示するコマン
ドCMDと転送データTRDを受けて、指定された動作
モードに従って終端制御信号/PUP1および/PUP
2および出力ドライブ制御信号/RDを生成して、この
チップセットCH内に設けられた出力ドライブ回路1へ
与える。
【0109】なお、チップセットCHの終端制御態様が
一意的に定められている場合には、このメモリユニット
MU1−MU4の終端制御態様は、このチップセットC
Hの終端制御方法に応じて、終端制御モード指示信号T
RC1およびTRC2により設定されてもよい。すなわ
ち、チップセットCHにおいて、終端制御モード指示信
号TRC1およびTRC2が用いられずに、終端制御態
様が固定的に定められている場合には、メモリユニット
において使用される終端制御モードに従って終端制御モ
ードを設定する。これにより、共通のチップを複数の終
端制御モードに使用することができる。
【0110】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、1つの出力ドライブ回路を用いて複数の終端制
御態様に対応するように構成しており、システムバス構
成に応じて最適な終端制御方法を、共通のチップ構成で
実現することができる。
【0111】[実施の形態3]図14は、この発明の実
施の形態3に従う出力ドライブ回路1の構成を示す図で
ある。図14において、出力ドライブ回路1は、電源ノ
ードと出力ノード14の間に接続されかつそのゲートに
終端制御信号/PUP1を受けるPチャネルMOSトラ
ンジスタ11と、出力ノード14と接地ノードの間に接
続されかつそのゲートに最終内部読出データに対応する
出力制御信号/RTを受けるNチャネルMOSトランジ
スタ13を含む。
【0112】すなわち、この図14に示す出力ドライブ
回路1の構成においては、小さな電流駆動力を有する終
端制御用MOSトランジスタ12は設けられていない。
したがって、この図14に示す出力ドライブ回路1にお
いては、図9(A)および(B)に示す終端制御方法に
従って、終端制御を行なってデータ転送を実行する。こ
の場合においても、バス線の終端が、少なくとも受信側
のチップセットまたはメモリユニットにおいて実行され
ており、正確に、データを転送することができる。
【0113】[変更例]図15は、この発明の実施の形
態3に従う出力ドライブ回路1の変更例の構成を示す図
である。この図15に示す出力ドライブ回路1において
は、終端制御トランジスタとして、終端制御信号/PU
P2をゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタ1
2が設けられる。終端制御信号/PUP1をゲートに受
けるPチャネルMOSトランジスタ11は設けられてい
ない。
【0114】図15に示す出力ドライブ回路の構成の場
合、図10(A)および(B)に示す第2の終端制御方
法に従って終端制御を行なってデータ転送を実行する。
この場合においても、複数の終端制御用MOSトランジ
スタが、同時に導通状態となってバスの信号線の終端を
等価的に行なっており、正確に、データの転送を行なう
ことができる。送信側のメモリユニットまたはチップセ
ットにおいては、図14および図15に示す構成のいず
れにおいても、Lレベルデータ転送時、オープンドレイ
ン方式でデータの転送が行なわれており、高速で正確に
データの転送を行なうことができる。
【0115】MOSトランジスタ11および12は、単
に、プルアップトランジスタであり、1つの終端制御用
トランジスタが出力ドライブ回路に設けられる構成にお
いても、バス終端電圧を中間電圧に設定する必要がな
く、終端制御トランジスタは、その動作特性またはチャ
ネル抵抗に線形性は要求されないため、正確に、データ
の転送を行なうことができる。
【0116】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、出力ドライブ回路において終端制御用トランジ
スタとして1個のMOSトランジスタを配置しているだ
けであり、回路占有面積および消費電流を低減すること
ができる。
【0117】[実施の形態4]図16は、この発明の実
施の形態4に従う出力ドライブ回路の構成を概略的に示
す図である。図16においては、出力モード14に対
し、共通に複数の制御用PチャネルMOSトランジスタ
11a−11nが結合される。終端制御用MOSトラン
ジスタ11a−11nは同一サイズであってもよく、ま
たそのサイズ(チャネル幅)が、1:2:4:…のよう
に、2倍ずつ大きくなるように設定されてもよい。
【0118】これらのMOSトランジスタ11a−11
nそれぞれに対応して、NANDゲートGa−Gnが設
けられる。これらのNANDゲートGa−Gnは、それ
ぞれ、レジスタ回路60の対応のレジスタの格納値Sa
−Snと終端制御信号PUP1とを受ける。
【0119】このレジスタ回路60は、たとえばコマン
ドレジスタであり、モードレジスタセットコマンドに従
ってその格納内容が設定される。これに代えてレジスタ
回路60はヒューズプログラム回路であり、その記憶内
容が固定的にヒューズの溶断/非溶断により設定されて
もよい。
【0120】終端制御信号PUP1は、先の実施の形態
1から3において示した終端制御信号/PUP1の反転
信号である。レジスタ回路60に格納されるビットSa
−SnがHレベルのときには、ゲート回路Ga−Gn
は、インバータとして動作する。一方、このレジスタ回
路60の格納ビットSa−SnがLレベルに設定される
場合には、NANDゲートGa−Gnは、終端制御信号
PUP1の論理レベルにかかわらず、Hレベルの信号を
出力し、対応の終端制御用MOSトランジスタ11a−
11nを非導通状態に設定する。
【0121】したがって、このレジスタ回路60に格納
される導通制御ビットSa−Snの論理レベルを選択的
に“0”および“1”に設定することにより、この終端
制御用MOSトランジスタ11のサイズを等価的に調整
することができ、最適な駆動力で出力ノード14の終端
/プルアップを行なうことができる。
【0122】この出力ドライブ回路1において、さら
に、MOSトランジスタ12が、複数のMOSトランジ
スタで構成されている場合、この図16に示す構成と同
様の構成を利用して、複数のMOSトランジスタで構成
されるMOSトランジスタ12のサイズ調整用のMOS
トランジスタが、導通/非導通状態とされる構成が用い
られる。
【0123】この図16に示す出力ドライブ回路は、終
端制御用トランジスタとして、MOSトランジスタ11
および12両者を含んでもよく、MOSトランジスタ1
1のみを含んでもよく、またはMOSトランジスタ12
のみを含んでもよい。
【0124】[変更例]図17は、この発明の実施の形
態4に従う出力ドライブ回路の変更例を示す図である。
図17において、この出力ドライブ回路1は、電源線に
ソースが共通に接続されるPチャネルMOSトランジス
タ11a−11nと、これらのMOSトランジスタ11
a−11nそれぞれと出力ノード14の間に接続される
PチャネルMOSトランジスタ62a−62nと、出力
ノード14と接地ノードの間に接続される出力ドライブ
用NチャネルMOSトランジスタ13を含む。他にMO
Sトランジスタ11a−11nのゲートへは、終端制御
信号/PUP1が与えられる。MOSトランジスタ62
a−62nのゲートへは、レジスタ回路60の格納デー
タビットSa−Snがそれぞれ与えられる。
【0125】この図17に示す構成の場合、レジスタ回
路60の格納データビットSa−Snに従ってMOSト
ランジスタ62a−62nが選択的に導通/非導通状態
に設定される。したがって、このレジスタ回路60の格
納データビットに従って、比較的駆動力の大きい終端制
御PチャネルMOSトランジスタ11のサイズを等価的
に調整することができ、最適な駆動力で、出力ノード1
4の終端/プルアップ動作を行なうことができる。
【0126】なお、比較的駆動力に弱いMOSトランジ
スタ12に対しても、同様レジスタ回路60を設け、こ
のMOSトランジスタ12を、複数のMOSトランジス
タ12a−12nで形成する場合、図17に示すよう
に、それぞれレジスタ回路60の出力を格納データビッ
トに応じて選択的に導通/非導通状態に設定されるMO
Sトランジスタを直列に接続する。これにより、データ
バス線の負荷に応じて、最適な終端動作を実現すること
ができる。
【0127】この変更例の構成においても、出力ドライ
ブ回路は、MOSトランジスタ11および12両者を含
んでもよく、MOSトランジスタ11のみを含んでもよ
く、また、MOSトランジスタ12のみを含んでもよ
い。
【0128】なお、図16および図17に示す構成にお
いては、レジスタ回路60に格納されたデータビットに
従って、この終端制御用MOSトランジスタのサイズを
調整している。しかしながら、これらのMOSトランジ
スタ11a−11nと直列に溶断可能なリンク素子を設
け、このリンク素子の溶断/非溶断により、終端制御用
MOSトランジスタのサイズが固定的に設定されてもよ
い。
【0129】なお、MOSトランジタ11および12の
サイズを調整する場合、これらのトランジスタのサイズ
が共通に調整されてもよく、個々に調整されてもよい。
【0130】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、終端制御用トランジスタのサイズを変更可能に
しており、適用用途が動作環境に応じた最適な終端能力
を有するメモリシステムを実現することができる。
【0131】[実施の形態5]図18は、この発明の実
施の形態5に従うメモリシステムの構成を概略的に示す
図である。この図18においても、メモリユニットMU
1−MU4が、共通に、データバス線DDBLに結合さ
れる。これらのメモリユニットMU1−MU4は、先の
実施の形態1から4のいずれかの構成を有し、出力ドラ
イブ回路1をデータバス線DDBLの駆動および/また
は終端のために含む。
【0132】チップセットCHは、先の実施の形態1か
ら4のいずれかと同様の構成を有する出力ドライブ回路
1と、データバス線DDBL上のデータを基準電圧Vr
efと比較し、その比較結果に従ってプリ内部信号を生
成する差動増幅回路ANP1と、この差動増幅回路AM
P1の出力信号をラッチするラッチ回路LKTを含む。
このメモリユニットMU1−MU4は、データストロー
ブ信号DQSは出力しない。したがって、チップセット
CHにおいては、このデータストローブ信号DQSに代
えて、内部でデータストローブタイミングを生成する。
【0133】このデータストローブタイミングを生成す
るために、チップセットCHは、メモリユニットMU1
−MU4それぞれに対するデータ取込タイミング情報を
内部のレジスタ回路に記憶し、記憶したタイミング情報
に従ってデータ取込タイミングを制御するタイミング制
御回路105と、このタイミング制御回路105の制御
の下に、データ取込用のストローブクロック信号を生成
するストローブクロック発生回路106を含む。このス
トローブクロック発生回路106の出力するストローブ
クロック信号に従ってラッチ回路LKTがラッチ動作を
実行する。
【0134】すなわち、このタイミング制御回路105
は、メモリユニットMU1−MU4それぞれに対して、
データの有効ウィンドを検出し、検出した有効ウィンド
情報に基づいてセットアップ時間およびホールド時間が
最適となるようにストローブクロック信号をストローブ
クロック発生回路106により発生させる。
【0135】図19は、図18に示すタイミング制御回
路105の動作を概念的に示す図である。図19におい
て示すように、メモリユニットMU1−MU4は、DD
Rモードで動作する。しかしながら、このデータストロ
ーブタイミングをチップセットCH内部で生成する構成
は、メモリユニットが、SDR(シングル・データ・レ
ート)モードで動作して、クロック信号CLKの立上が
りに同期してデータを出力する構成に適用することがで
き、またEDO(エクステンデッド・データ・アウトプ
ット)モードまたはバーストEDOモードでデータを出
力する点においても適用可能である。EDOモードDR
AMの場合、その内部回路は、クロック信号と非同期で
動作する。しかしながら、その内部回路の動作モードが
指定する制御信号は、すなわちロウアドレスストローブ
信号/RASおよびコラムアドレスストローブ信号/C
ASは、チップセットCHからクロック信号CLKに同
期してメモリユニットMU1−MU4へ与えられてお
り、またチップセットCH2においては、このクロック
信号CLKに同期してデータのサンプリングが行なわれ
るため、このクロック信号に対するセットアップ/ホー
ルド時間を最適化する必要がある。以下、図19を参照
して、この発明の実施の形態5に従うチップセットCH
の動作について概念的に説明する。
【0136】今、メモリユニットMU1−MU4のうち
チップセットCHにより指定されたメモリユニットから
データがクロック信号CLKに同期して出力される。こ
のデータバス線DDBLを介してチップセットCHに伝
達される。
【0137】データバスDBにおいては、たとえば64
ビットのデータが転送される。メモリユニットMU1−
MU4は、選択時4ビットのデータを転送する。チップ
セットCHにおいては、64ビットのデータを用いてデ
ータ有効ウィンドを抽出する。従って、64ビットデー
タに対して共通にデータストローブタイミングが設定さ
れる。
【0138】チップセットCHに到達したデータDc
は、データビットの論理レベルに応じてHレベルおよび
Lレベルのパターンを有し、このクロック信号CLKの
立上がりおよび立下がりに同期して変化する一連のアイ
パターンを形成する。
【0139】チップセットCHにおいては、タイミング
制御回路105が、このクロック信号CLKの立上がり
に同期して伝達されるデータDcに対するウィンド期間
を規定する信号EDW_Rおよびクロック信号CLKの
立下がりに同期して伝達されるデータの有効期間を示す
信号EDW_Fを生成する。これらの有効ウィンド規定
信号EDW_RおよびEDW_Fを用いてセットアップ
時間およびホールド時間が最適となるように、クロック
信号CLKの立上がりタイミングおよび立下がりタイミ
ングを、それぞれ時間TarおよびTafだけ調整し
て、ストローブ用クロック信号を生成する。
【0140】有効データウィンドは、(1)データビット
間のスキュー、(2)HレベルおよびLレベルのデータ
ビット遷移時間の差、(3)データ線間の干渉ノイズ、
および(4)出力用クロック信号のジッタによって変動
する。しかしながら、メモリユニットMU1−MU4に
おいて、データ出力用DLL(ディレイド・ロックドル
ープ)が用いられず、クロック信号CLKに同期してデ
ータの出力が行なわれる場合、このクロック信号のジッ
タによる有効ウィンド幅の変動は生じない。
【0141】有効ウィンドを検出するために、データピ
ン番号(データバス線の番号)0、1、2、3、…にデ
ータビット1、0、1、0、…をそれぞれ出力する。こ
のデータパターンは、テストモードにおいてメモリユニ
ットMU1−MUnの出力データパターンを設定しても
よく、またメモリユニットMU1−MU4内に予めこの
ようなデータパターンを書込んだ後に、この書込んだデ
ータパターンを読出してもよい。このデータパターンの
変化点を検出して有効ウィンド指示信号EDW_Rおよ
びEDW_Fを生成し、これらの有効ウィンドに対し最
適なセットアップ/ホールド時間を与えるタイミングを
設定してレジスタに記憶する。以降、このレジスタに記
憶されたストローブタイミングに従って各メモリユニッ
トに対してストローブクロック信号を生成する。
【0142】図20は、有効データウィンド信号を抽出
する動作を概念的に示す図である。図20に示すよう
に、クロック信号CLKに同期して出力されるデータパ
ターンのうち偶数番号のピン端子(出力ノード)から出
力されるデータD0、D2、…は、クロック信号CLK
と同一論理レベルであり、一方、奇数番号のピン端子か
ら出力されるデータD1、D3、…は、クロック信号C
LKの論理レベルと逆の論理レベルのデータに設定す
る。DDRモードにおいて、クロック信号の立上がりエ
ッジをリーディングエッジとしてデータの読出が行なわ
れる。したがって、たとえば、テストモード時において
メモリチップ内に予めこのようなデータパターンを書込
み、次いでこの書込んだデータパターンを順次読出す。
または、これに代えてメモリチップの出力段に、レジス
タ回路などを設け、テストモード時、このレジスタ回路
に「0101…」または「1010…」のデータを記憶
し、テストモード時にこのレジスタ回路の記憶データを
メモリセルデータに代えて読出す。また、各データ出力
ピン端子に対し「01」または「10」を記憶するレジ
スタを設け、その内容をテストモード時順次交互に読出
してもよい。図20においては、4ビットのデータD0
−D3を代表的に示す。64ビットのデータが、共通デ
ータバスDBを介して転送される場合には、この4ビッ
ト単位で検出される有効データウィンド信号を順次圧縮
して、64ビットデータに対する有効データウィンド信
号を生成する。
【0143】図20において、クロック信号CLKがH
レベルに立上がったときに転送されるデータのパターン
は予めわかっている。このデータパターンを受けて、ま
ずデータビットD0−D3のうち、最も遅い変化時点を
検出し、次いで、データビットD0−D3の最も早い変
化点を検出する。クロック信号CLKの立上がり時に伝
達されるデータパターンに応じて最も遅い変化点と次の
最も早い変化点との間を、クロック信号CLKの立上が
りに同期して伝達されるデータ信号の有効データウィン
ドとして用い、この間、信号EDW_Rを活性化する。
【0144】クロック信号CLKの立下がり時において
は、また同様、伝達されるデータパターンは予めわかっ
ている。この場合においても、最も遅いデータビットの
変化点と次の最も早いデータビットの変化点とを抽出
し、その間を、クロック信号CLKの立下がりに同期し
て伝達されるデータの有効データウィンドとして抽出
し、この間活性状態となる有効データウィンド信号ED
W_Fを生成する。クロック信号CLKの立上がりエッ
ジおよび立下がりエッジに同期して伝達されるデータビ
ットパターンを予め定めておくことにより、容易に、ク
ロック信号CLKの立上がりエッジに同期して伝達され
るデータに対する有効ウィンド信号EDW_Rおよびク
ロック信号CLKの立下がりに同期して伝達されるデー
タに対する有効ウィンド信号EDW_Fを生成すること
ができる。
【0145】図21は、タイミング制御回路105の構
成を概略的に示す図である。図21において、タイミン
グ制御回路105は、共通データバスDBを介して与え
られるデータビットD0−Dm(たとえば64ビット)
を受け、クロック信号CLKの立上がりおよび立下がり
それぞれに対する有効ウィンドを検出し、該検出した有
効ウィンドを示す一致検出信号(最終有効データウィン
ド検出信号)MDC_RおよびMDC_Fを生成する有
効ウィンド検出回路105aと、この有効ウィンド検出
回路105aからの一致検出信号MDC_RおよびMD
C_Fとクロック信号CLKとに従ってクロック信号C
LKの立上がりエッジおよび立下がりエッジそれぞれに
同期して転送されるデータに対するストローブタイミン
グを検出するストローブタイミング検出回路105b
と、このストローブタイミング検出回路105bが検出
したストローブタイミングを記憶して、データストロー
ブトリガ信号TRSELを生成して、図18に示すスト
ローブクロック発生回路106へ与えるストローブタイ
ミング記憶回路105cを含む。
【0146】ストローブタイミング記憶回路105c
は、メモリユニットMU1−MU4それぞれに対し立上
がりエッジおよび立下がりエッジのストローブタイミン
グを記憶する。このメモリユニットMU1−MU4が、
先の実施の形態と同様、メモリモジュールで構成されて
複数のメモリチップを有する場合、各メモリチップごと
にストローブタイミングを、このストローブタイミング
記憶回路105cに記憶する。データストローブタイミ
ング記憶回路105cは、たとえばレジスタファイルで
構成され、この内容は、アドレス信号により読出しまた
は書込むことができる。
【0147】図22は、図21に示す有効ウィンド検出
回路105aの構成を概略的に示す図である。図22に
おいては、データバスDBを介して伝達されるデータと
して、64ビットのデータD0−D63を示す。図22
において、有効ウィンド検出回路105aは、2ビット
のデータの組それぞれに対応して設けられ、対応のデー
タビットの有効ウィンドを検出するプリミティブウィン
ド検出回路110−0〜110−31と、隣接する2つ
のプリミティブウィンド検出回路の対それぞれに対応し
て設けられ、対応のプリミティブウィンド検出回路から
のプリミティブウィンドの一致する期間を検出してロー
カルウィンドを抽出するローカルウィンド検出回路11
1−0〜111−15と、ローカルウィンド検出回路1
11−0〜111−15それぞれからのローカルウィン
ド抽出信号に従って64ビットのデータに対する最終有
効ウィンド検出信号(一致信号)MDC_RおよびMD
C_Fを生成する最終ウィンド検出回路112を含む。
【0148】プリミティブウィンド検出回路110−0
は、データビットD0およびD1を受け、プリミティブ
ウィンド検出回路110−1は、データビットD2およ
びD3を受ける。プリミティブウィンド検出回路110
−30は、データビットD60およびD61を受け、プ
リミティブウィンド検出回路110−31は、データビ
ットD62およびD63を受ける。これらのプリミティ
ブウィンド検出回路110−0〜110−31のそれぞ
れ与えられるデータビットの組は、互いに相補なデータ
ビットの組である。すなわち、偶数番号のデータビット
は、クロック信号CLKと同一の論理レベルを有し、一
方、奇数番号のデータビットは、クロック信号CLKの
論理レベルと反対の論理レベルを有する。
【0149】これらの相補データビット対を利用するこ
とにより、以下に詳細に示すように、有効ウィンドを検
出するのが容易となる。また、通常動作時においては、
データビットはランダムな方向に変化するため、相補デ
ータビット対を利用して有効ウィンドを検出することに
より、平均値として、最適なストローブタイミングを与
えるためのウィンドを検出することができる。
【0150】これらのプリミティブウィンド検出回路1
10−0〜110−31の各々は、クロック信号CLK
の立上がりエッジに同期して転送されるデータの有効ウ
ィンドおよびクロック信号CLKの立下がりエッジに同
期して転送されるデータの有効ウィンドをともに検出す
る。
【0151】ローカルウィンド検出回路111−0〜1
11−15の各々は、4ビットのデータに対する有効ウ
ィンドを検出する。すなわち、2ビットデータに対して
検出されたプリミティブウィンドの一致領域を検出する
ことにより、4ビットのデータに対する有効ウィンドを
検出する。これらのローカルウィンド検出回路111−
0〜111−15の各々を、クロック信号CLKの立上
がりエッジおよび立下がりエッジそれぞれに同期して転
送されるデータの有効ウィンドを検出する。
【0152】最終ウィンド検出回路112は、これらの
ローカルウィンド検出回路111−0〜111−15か
らのローカルウィンド検出信号に従ってクロック信号C
LKの立上がりエッジに対して転送されたデータに対す
る有効ウィンド検出信号(一致検出信号)MDC_Rお
よびクロック信号CLKの立下がりエッジに同期して転
送されるデータの有効ウィンド検出信号MDC_Fを生
成する。
【0153】図23は、図22に示すプリミティブウィ
ンド検出回路およびローカルウィンド検出回路の構成の
一例を示す図である。図23においては、データビット
D0およびD1に対して設けられるプリミティブウィン
ド検出回路110−0と、ローカルウィンド検出回路1
11−0の構成を代表的に示す。
【0154】図23において、プリミティブウィンド検
出回路110−0は、クロック信号CLKの立下がりに
同期して転送されるデータのビットの有効ウィンドを検
出するカレントミラー型回路110aと、クロック信号
CLKの立上がりエッジに同期して転送されるデータの
ビットの有効ウィンドを検出するためのカレントミラー
型回路110bを含む。
【0155】カレントミラー型回路110aは、電源ノ
ードにソースが結合されかつデータにデータビットD0
を受けるPチャネルMOSトランジスタQ1と、MOS
トランジスタQ1から電流を供給され、互いに同じ大き
さの電流を供給するカレントミラー段を構成するPチャ
ネルMOSトランジスタQ2およびQ3と、データビッ
トD1と基準電圧Vrefとを比較する差動段を構成す
るNチャネルMOSトランジスタQ4およびQ5を含
む。MOSトランジスタQ4のドレインがPチャネルM
OSトランジスタQ2のドレインおよびゲートに接続さ
れる。
【0156】MOSトランジスタQ3およびQ5の接続
ノードから、クロック信号CLKの立下がりに同期して
転送されるデータビットD0およびD1の有効ウィンド
領域を指定するプリミティブウィンド信号ZN01が出
力される。
【0157】カレントミラー型回路110bは、電源ノ
ードにソースが接続されかつゲートにデータビットD1
を受けるPチャネルMOSトランジスタQ6と、MOS
トランジスタQ6から電流を供給されてカレントミラー
段として動作するPチャネルMOSトランジスタQ7お
よびQ8と、MOSトランジスタQ7およびQ8と接地
ノードの間に結合されかつデータビットD1と基準電圧
Vrefとを比較する差動段を構成するNチャネルMO
SトランジスタQ9およびQ10を含む。MOSトラン
ジスタQ9は、そのドレインがMOSトランジスタQ7
のドレインおよびゲートに接続され、そのゲートにデー
タビットD0を受ける。MOSトランジスタQ10が、
そのゲートに基準電圧Vrefを受ける。MOSトラン
ジスタQ8およびQ10の接続ノードから、クロック信
号CLKの立上がりエッジに同期して転送されるデータ
ビットの有効ウィンド領域を指定するプリミティブウィ
ンド信号N01が出力される。
【0158】ローカルウィンド検出回路111−0は、
カレントミラー型回路110aからのプリミティブウィ
ンド信号ZN01と図22に示すプリミティブウィンド
検出回路110−1からのプリミティブウィンド信号Z
N23とを受けてローカルウィンド検出信号ZEDW_
F03を生成するNAND回路111aと、カレントミ
ラー型回路110bからのプリミティブウィンド信号N
01と図22に示すプリミティブウィンド検出回路11
0−1からのプリミティブウィンド信号N23とを受け
てローカルウィンド検出信号ZEDW_R03を生成す
るNAND回路111bを含む。
【0159】ローカルウィンド検出信号ZEDW_F0
3は、クロック信号CLKの立下がりエッジに同期して
転送されるデータビットD0−D3の有効ウィンド領域
を示す。ローカルウィンド検出信号ZEDW_R03
は、クロック信号CLKの立上がりエッジに同期して転
送される有効ウィンドを示す。図22に示す他のプリミ
ティブウィンド検出回路110−1〜110−31およ
びローカルウィンド検出回路111−1〜111−15
も、この図23に示す構成と同様の構成を備える。与え
られるデータビットおよびプリミティブウィンド検出信
号が異なるだけである。次に、この図23に示すプリミ
ティブウィンド検出回路110−0およびローカルウィ
ンド検出回路111−0の動作を、図24に示す信号波
形図を参照して説明する。
【0160】今、クロック信号CLKの立上がりに同期
してデータビットD0−D3が伝達された場合を考え
る。データ転送時、データビットD0およびD2は、ク
ロック信号CLKと同じ論理レベルに設定され、またデ
ータビットD1およびD3は、クロック信号CLKと論
理レベルが反対である。このデータパターンにより、ク
ロック信号CLKの立上がりエッジおよび立下がりエッ
ジのいずれで転送されたデータビットであるかを識別す
る。
【0161】今、データビットD0が立上がると、カレ
ントミラー型回路110aが非活性化され、データビッ
トD1の電圧レベルにかかわらず、プリミティブウィン
ド検出信号ZN01は、Lレベルを維持する。一方、デ
ータビットD1が、Hレベルの間、カレントミラー型回
路110bにおいては、電流源トランジスタQ6がオフ
状態であり、したがってこの間、プリミティブウィンド
検出信号N01は、Lレベルである。データビットD0
がHレベルに立上がり、またデータビットD1がLレベ
ルに立下がると、カレントミラー型回路110bにおい
て、電流源トランジスタQ6がオン状態となり、カレン
トミラー型回路110bが比較動作を行なう。データビ
ットD0は、基準電圧Vrefよりもその電圧レベルが
高いため、プリミティブウィンド検出信号N01は、H
レベルに立上がる。
【0162】データビットD2およびD3については、
図23に示すプリミティブウィンド検出回路110−0
においてデータビットD0およびD1をデータビットD
2およびD3で置換えることにより、プリミティブウィ
ンド検出信号の論理レベルが決定される。すなわち、デ
ータビットD3がLレベルとなると、カレントミラー型
回路110bの電流源トランジスタQ6がオン状態とな
り、データビットD2がHレベルに立上がると、プリミ
ティブウィンド検出信号N23がHレベルに立上がる。
一方、プリミティブウィンド検出信号Z23について
は、データビットD3がLレベルのときには、Lレベル
であり、また、データビットD2がHレベルに立上がる
と、電流源トランジスタQ1がオフ状態となり、この間
プリミティブウィンド検出信号Z23はLレベルを維持
する。
【0163】クロック信号CLKの立下がりエッジに同
期してデータが転送されて、データビットD0がLレベ
ルに立下がる場合、カレントミラー型回路110aにお
いては、その出力信号はLレベルであり、データビット
D1がLレベルからHレベルに立上がると、プリミティ
ブウィンド検出信号ZN01がHレベルに立上がる。一
方、データビットD1がLレベルのときにデータビット
D0がLレベルとなり、プリミティブウィンド検出信号
N01が、Lレベルに立下がる。データビットD0がL
レベルに立下がり、データビットD1がHレベルに立上
がると、カレントミラー型回路110bは、電流源トラ
ンジスタQ6がオフ状態となり、プリミティブウィンド
検出信号N01がLレベルを維持する。
【0164】同様、データビットD2およびD3につい
ても、プリミティブウィンド検出信号N23は、データ
ビットD3がLレベルに立下がると、電流源トランジス
タQ6がオフ状態となり、Lレベルに立下がる。一方、
カレントミラー型回路110aにおいては、データビッ
トD3がHレベルに立上がっても、データビットD2が
Hレベルのときには、依然電流源トランジスタQ1がオ
フ状態であり、プリミティブウィンド検出信号ZN23
はLレベルを維持する。データビットD2がLレベルに
立下がると、電流源トランジスタQ1がオン状態とな
り、データビットD3がHレベルであるため、プリミテ
ィブウィンド検出信号ZN23がHレベルに立上がる。
【0165】データビットD0がHレベルに立上がる
と、電流源トランジスタQ1がオフ状態となり、プリミ
ティブウィンド検出信号ZN01はLレベルに立下が
る。プリミティブウィンド検出信号ZN23について
も、データビットD3がLレベルとなると、カレントミ
ラー型回路110aにおいて差動増幅動作により、プリ
ミティブウィンド検出信号ZN23がLレベルに立下が
る。
【0166】ローカルウィンド検出信号ZEDW_R0
3は、プリミティブウィンド検出信号N01およびN2
3がともにHレベルのときにLレベルとなり、また、ロ
ーカルウィンド検出信号ZEDW_F03は、プリミテ
ィブウィンド検出信号ZN01およびZN23がともに
HレベルのときにLレベルとなる。
【0167】プリミティブウィンド検出信号は、最も遅
いデータビットの変化に応答して立上がり、最も早いデ
ータビットの変化に応答してLレベルに立下がる。同様
に、プリミティブウィンド検出信号ZN01およびZN
23も、最も遅いデータビットの変化に応答してHレベ
ルに立上がり、最も早いデータビットの変化に応答して
非活性状態のLレベルに立下がる。したがって、これら
のプリミティブウィンド検出信号を、NAND回路11
1aおよび111bを用いて合成することにより、4ビ
ットのデータD0−D3のすべてのビットが確定状態に
ある期間のみ、ウィンド検出信号ZEDW_F03およ
びZEDW_R03は活性状態のLレベルに保持するこ
とができる。
【0168】上述のローカルウィンド検出動作が、転送
データビットに対し、4ビットを単位とする回路部分に
おいて実行され、それぞれのローカル有効データウィン
ドが検出される。
【0169】図25は、図22に示す最終ウィンド検出
回路112のうちの、最終有効データウィンド検出信号
(一致検出信号)MDC_Rを発生する部分の構成を示
す図である。図25においては、データビットD0−D
63に対する有効データウィンド検出回路の構成を示
す。転送データは64ビットであり、16個のローカル
有効データウィンド検出信号ZEDW_R03〜ZED
W_R6063が生成される。4つのローカル有効デー
タウィンド検出信号を組として、各組に対しNORゲー
トGR0−GR3を設ける。すなわち、NORゲートG
R0は、データビットD0−D15に対するローカルウ
ィンド検出信号ZEDW_R03〜ZEDW_R15を
受ける。NORゲートGR3は、データビットD48−
D63に対するローカルウィンド検出信号ZEDW_R
4851〜ZEDW_R6063を受ける。
【0170】最終ウィンド検出回路112は、さらに、
これらのNORゲートGR0〜GR3の出力信号を受け
る4入力NANDゲートGDと、このNANDゲートG
Dの出力信号を反転するインバータGIを含む。NAN
DゲートGDから、最終ウィンド検出信号ZMDC_R
が生成され、インバータGIから、最終有効データウィ
ンド検出信号MDC_Rが生成される。
【0171】NORゲートGR0〜GR3の各々は、与
えられたローカルウィンド検出信号がすべてLレベルと
なると、Hレベルの信号を出力する。したがって、NO
RゲートGR0からは、データビットD0−D15の有
効ウィンド領域を示す信号が出力され、NORゲートG
R3からは、データビットD48−D63の有効ウィン
ド領域を示す信号が出力される。
【0172】NANDゲートGDは、与えられた信号が
すべてHレベルのときにLレベルの信号を出力する。し
たがって、このNANDゲートGDから出力される最終
有効データウィンド検出信号ZMDC_Rは、データビ
ットD0−D63の有効データウィンド領域を示す。
【0173】この図25に示す構成において、ローカル
ウィンド検出信号として、信号ZEDW_Fを用いれ
ば、クロック信号CLKの立下がりエッジに同期して転
送されるデータに対する最終有効データウィンドを示す
信号ZMDC_FおよびMDC_Fが生成される。この
最終有効データウィンド検出信号を用いて、与えられた
データビットの有効データウィンド領域を抽出すること
ができる。この抽出された有効データウィンド領域に対
し、クロック信号CLKの位相を調整して、受信データ
に対しセットアップ/ホールド時間を最適化するよう
に、ストローブ用クロック信号を生成する。
【0174】図26は、図21に示すストローブタイミ
ング検出回路105bの構成を概略的に示す図である。
図26において、ストローブタイミング検出回路105
bは、クロック信号CLKのタイミングを、有効ウィン
ド検出回路105aの信号伝搬遅延に応じて調整するた
めのタイミング調整回路120と、各々がたとえば20
0psの遅延時間を有する複数の遅延段122aがカス
ケード接続され、タイミング調整回路120からのクロ
ック信号を順次伝達する遅延線122と、遅延線122
の各遅延段122aそれぞれに対応して設けられるラッ
チ回路124bを含み、最終有効データウィンド検出信
号MDC_R(またはMDC_F)と遅延線122の対
応の遅延段122aの出力信号とに従って位相を比較
し、該比較結果をラッチする結果レジスタ回路124
と、ラッチ回路124aそれぞれに格納された信号に応
じてストローブタイミングを算出するストローブタイミ
ング算出回路126を含む。このストローブタイミング
算出回路126により算出されたストローブタイミング
が、ストローブタイミング記憶回路105cに記憶され
る。
【0175】図18に示すストローブクロック発生回路
106は、遅延線122の遅延段122aそれぞれに対
応して設けられる選択回路106aを含み、ストローブ
タイミング記憶回路105cに格納されたストローブタ
イミング情報に基づいて生成されるデータトリガ選択信
号TRSELに従って遅延線122の対応の遅延段12
2aの入力クロック信号を選択してストローブクロック
信号CKSTを生成する。
【0176】図27は、図26に示す遅延線122の遅
延段122a、ストローブクロック発生回路106に含
まれる選択回路106a、およびラッチ回路124のラ
ッチ段124aの構成の一例を示す図である。図27に
おいて、遅延段122aは、前段の遅延段から与えられ
るクロック信号を遅延する偶数段(図27においては2
段)の遅延インバータ回路122aaおよび122ab
を含む。遅延段122aは、たとえば200psの遅延
時間を有する。
【0177】ラッチ段124aは、ラッチ指示信号MC
0に応答して対応の遅延段122aの入力クロック信号
をラッチするラッチ124aaと、ラッチ124aaの
ラッチ出力を転送指示信号MDC1に応答してラッチし
てストローブタイミング算出回路26へ与えるラッチ1
24abを含む。このラッチ段124aにおいては、転
送指示信号MDC0およびMDC1を、最終有効データ
ウィンド検出信号MDC_R(またはMDC_F)に応
答して交互に生成し、ラッチ124aaにより、有効デ
ータウィンドの位置を検出し、次いで検出した有効ウィ
ンド位置を、ラッチ124abを用いて算出回路126
へ転送する。
【0178】選択回路106aは、ストローブタイミン
グ記憶回路105cからのデータトリガ選択信号TRS
ELに応答して対応の遅延段122aの入力クロック信
号を反転してストローブクロック信号CKSTを生成す
るトライステートインバータ回路106aaを含む。こ
のストローブクロック信号CKSTを、トライステート
インバータバッファ回路106aaにより生成している
のは、対応のサンプリング回路(ラッチ回路)が、クロ
ック信号(ストローブクロック信号)の立下がりに同期
してラッチ状態となるためである。選択回路106aa
の出力は、ワイヤード接続される。
【0179】図28は、図27に示すラッチ段124a
のラッチタイミングを規定する信号MDC0およびMD
C1の発生タイミングを示す図である。図28に示すよ
うに、ラッチ指示信号MDC0は、最終有効データウィ
ンド検出信号MDC_R(またはMDC_F)に応答し
て生成される。転送指示信号MDC1は、2つ目の最終
有効データウィンド検出信号MDC_R(またはMDC
_F)に従って生成される。このラッチ指示信号MDC
0により、遅延段124aにより前段の遅延段の出力信
号をラッチして、有効データウィンドの位置を検出し、
次いで、生成される転送指示信号MDC1に従ってラッ
チ124aaの出力信号をラッチ124abへ転送する
ことにより、ストローブタイミング算出回路126で最
適ストローブタイミングの算出を行なう。
【0180】図29(A)は、最終有効データウィンド
検出信号MDC_Fと遅延線入力クロック信号のタイミ
ング関係を示す波形図である。遅延段の入力信号CLK
da−CLKdwは、それぞれ、単位時間(たとえば2
00ps)ずつ位相がずれている。今、最終有効データ
ウィンド検出信号MDC_Fは、遅延クロック信号CL
KdaおよびCLKdbの立下がりの間で立上がった状
態を考える。このとき、図27に示すラッチ段124a
は、この最終有効データウィンド検出信号MDC_Fの
立上がりに同期してラッチ状態となり、対応の遅延クロ
ック信号を取込みラッチする。したがって、この遅延ク
ロック信号CLKdaに対応するラッチ段124aは、
“0”をラッチし、遅延クロック信号CLKdb−CL
Kdvに対応するラッチ段124aは、対応の遅延クロ
ック信号がHレベルであるため、“1”を格納する。
【0181】この“1”を格納するラッチ段の数は、図
29(B)に示すように、クロック信号CLK(CLK
d)のHレベルの期間の有効ウィンドに相当する。有効
データウィンド開始とクロック信号CLKとの位相のず
れを検出し、セットアップ時間tsuおよびホールド時
間thが最適となるように、ストローブタイミングを決
定する。この“1”を格納するラッチ段の数が、クロッ
ク信号CLKのHレベル期間、すなわちLレベル期間に
対応しており(クロック信号CLKのデューティが50
%とする)、有効データウィンド幅が、このクロック信
号のHレベル期間であると仮定し、“1”を格納するラ
ッチ段の中心位置のラッチ段に対応する選択回路を活性
状態とするようにストローブタイミングを決定する。こ
のストローブタイミング決定動作については後に詳細に
説明する。
【0182】図30(A)は、最終有効データウィンド
検出信号MDC_Rと遅延クロック信号とのタイミング
関係を示す図である。遅延線122からは、遅延クロッ
ク信号CLKd1〜CLKdzが出力される。最終有効
データウィンド検出信号MDC_Rが、遅延クロック信
号CLKd1と遅延クロック信号CLKd2の立上がり
の間の時点でHレベルに立上がった状態を考える。この
状態においては、遅延線122において遅延段を進むに
つれて、この遅延クロック信号の立上がりが遅れている
ため、遅延クロック信号CLKd1に対応して設けられ
るラッチ段122aには“1”が格納され、クロック信
号CLKd2−CLKdyに対するラッチ段124aに
は、“0”が格納される。クロック信号CLKdzに対
応して設けられるラッチ段124aには、“1”が格納
される。
【0183】したがって、この場合、“0”を格納する
ラッチ段の数は、図30(B)に示すように、遅延クロ
ック信号CLKdのLレベルの期間に対応する。この場
合においては、クロック信号CLKのLレベルの期間
は、ボード実装後のメモリシステムにおいては、一意的
に定められる。したがって、この期間を考慮してセット
アップ時間tsuおよびホールド時間thが最適となる
ように、データストローブタイミングを決定する。
【0184】図31は、図27に示すラッチ指示信号M
DC0および転送指示信号MDC1を発生する部分の構
成の一例を示す図である。図31において、指示信号発
生部は、最終有効データウィンド検出信号MDC_R
(またはMDC_F)の立下がりに応答してその出力状
態を変更するTフリップフロップ130と、Tフリップ
フロップ130の出力Qおよび/Qからの相補信号に従
って導通し、導通時最終有効データウィンド検出信号M
DC_R(またはMDC_F)から一致指示信号MDC
0を生成するトランスミッションゲート131と、Tフ
リップフロップ130からの相補出力信号に従ってトラ
ンスミッションゲート131と相補的に導通し、導通
時、最終有効データウィンド検出信号MDC_R(また
はMDC_F)を通過させて転送指示信号MDC1を生
成するトランスミッションゲート132を含む。
【0185】Tフリップフロップ130は、初期状態時
においてはリセット状態とされ、その出力Qからの信号
はLレベルである。したがって、最初は、最終有効デー
タウィンド検出信号MDC_R(またはMDC_F)に
従ってラッチ指示信号MDC0が生成され、この最終有
効データウィンド検出信号MDC_R(またはMDC_
F)が立下がると、Tフリップフロップ130の出力信
号の状態が変化し、転送指示信号MDC1が、最終有効
データウィンド検出信号MDC_R(またはMDC_
F)に従って生成される。これにより、ラッチ段122
aにおいて取込んだ位相情報を、順次転送することがで
きる。
【0186】なお、トランスミッションゲート131お
よび132は、非導通時出力ハイインピーダンス状態と
なる。この場合、確実な初期セットのために、指示信号
MDC0およびMDC1が、それぞれ対応のトランスミ
ッションゲート131および132の非導通状態時接地
電圧レベルにリセットされるリセット用MOSトランジ
スタが設けられる。
【0187】図32は、図26に示すストローブタイミ
ング算出回路126の算出動作を概念的に示す図であ
る。図32において、結果レジスタ回路124には、最
終有効データウィンド検出信号の前縁の位置が、クロッ
ク信号CLKが対応のエッジ(立上がりエッジまたは立
下がりエッジ)を基準として記憶されている。すなわ
ち、結果レジスタ124においては、“0”から“1”
に変化する位置が、有効データウィンドの前縁である。
結果レジスタ回路124に格納されたデータのうち、
“1”から“0”に変化する位置が、この有効データウ
ィンドに対応するクロック信号の後縁の位置を示す。
【0188】有効データウィンドが、ほぼクロック信号
CLKの半サイクルに等しい場合(DDRモードデータ
転送が行なわれる場合)、この“1”が連続する領域
は、確定データビットが転送されている期間に相当す
る。結果レジスタ回路124の“1”を格納するラッチ
段の中央位置を検出して、これをストローブタイミング
記憶回路105cに記憶する。有効データ領域が、クロ
ック信号CLKの半サイクルに実質的に等しい場合、そ
の中央領域を求めることにより、セットアップ時間およ
びホールド時間を等しくすることができ、セットアップ
時間およびホールド時間に対するマージンを最大にする
ことができる。
【0189】このストローブタイミング記憶回路105
cに記憶されたビット位置のレジスタから、データトリ
ガ選択信号TRSELを出力する。データトリガ選択信
号TRSELに従って、図27に示す選択回路106a
が導通状態となり、ストローブタイミング記憶回路10
5cに記憶されるレジスタ位置に対応する遅延クロック
信号が選択されてストローブクロック信号CKSTが生
成される。このストローブクロック信号CKSTは、有
効データウィンドのほぼ中央領域でそのエッジが変化
し、対応の有効データビットをサンプリングすることが
できる。
【0190】すなわち、図33に示すように、クロック
信号CLKに対し最終有効データウィンド検出信号MD
C(MDC_RまたはMDC_F)が位置ずれを生じて
いる場合、この最終有効データウィンド検出信号MDC
の前縁と同じ位置で変化するクロック信号の位置が検出
される。ただし、遅延段122aの有する遅延時間(た
とえば200ps)の誤差は存在する。このクロック信
号のウィンドをCLKDとする。このクロック信号ウィ
ンドCLKDの位置は、結果レジスタ回路124に格納
されている。このクロック信号ウィンドCLKDの中心
位置にエッジが存在するようにストローブタイミングを
算出して、データトリガ選択信号TRSELを生成す
る。ストローブクロック信号CKSTは、有効データウ
ィンド幅とほぼ実質的に等しい活性化期間(Hレベル)
を有しており、有効データウィンドのほぼ中央領域でデ
ータのストローブを行なうことができ、セットアップ時
間tsuおよびホールド時間thに対するマージンは最
大にとることができる。
【0191】図34に、具体的なストローブタイミング
算出手法を示す。今、結果レジスタ回路の各ラッチ段に
番号をつける。ラッチLAからラッチLBの間に、
“1”が格納されている場合を考える。この場合、レジ
スタAに、ラッチLAの番号LAを記憶し、またレジス
タBに、“1”を格納する最終のラッチの番号LBを記
憶する。ストローブタイミングは、このラッチ番号LA
およびLBから、平均値(LA+LB)/2により求め
ることができる。このストローブタイミングを使用する
レジスタ番号(すなわち選択回路)が、記憶回路105
cに記憶される。
【0192】これらのレジスタAおよびBに対し、
“1”の先頭位置および終端位置の格納は、以下に示す
ように、ハードウェア的に行なわれてもよい。すなわ
ち、結果レジスタ124の隣接ラッチの出力信号を検出
し、“01”の変化点を検出するとともに、“10”の
変化点を検出することにより、このレジスタAおよびB
に格納する記憶ウィンドの先頭位置および終端位置、す
なわち先頭ラッチ番号および終端ラッチ番号を検出する
ことができる。レジスタAおよびBは、結果レジスタ1
24のラッチ段と同数の段数のレジスタ回路を有するこ
とが要求される。また、“01”の組を検出するための
ゲート回路および“10”の組を検出するためのゲート
回路が必要となる。
【0193】回路点数を低減するために、図示しないコ
ントローラにより、結果レジスタ124の“1”を格納
するラッチ番号を求め、この検出されたラッチ番号をそ
れぞれレジスタAおよびBに記憶して、ストローブタイ
ミングを検出する構成が用いられてもよい。ストローブ
タイミング記憶回路105cに各メモリユニットの各バ
ンク(各メモリチップ)ごとにストローブタイミングを
記憶する必要があり、この格納の制御を行なう構成が、
このレジスタAおよびBへの格納値を算出する動作と併
せて実行してもよい。
【0194】図35(A)および(B)は、それぞれ、
レジスタAおよびレジスタBに対するデータ格納制御部
の構成を概略的に示す図である。
【0195】図35(A)において、結果レジスタ回路
124は、ラッチ段124apおよび124aqを含
む。これらのラッチ段124apおよび124aqは、
連続する遅延段に対応して配置される。ラッチ段124
apおよび124aqそれぞれに対応してゲート回路G
ApおよびGAqが設けられる。ゲート回路GApおよ
びGAqの出力信号は、レジスタAの対応のレジスタ回
路AapおよびAaqに与えられて格納される。
【0196】ゲート回路GApは、対応のラッチ段12
4apのラッチ信号と前段のラッチの出力信号の反転信
号とを受け、両者が“1”のときに、“1”の信号を出
力する。ゲート回路GAqは、ラッチ段124apの出
力信号の反転信号と対応のラッチ段124aqの出力信
号とを受ける。したがって、図35(A)に示すよう
に、ラッチ段124apおよび124aqにおいて、
“0”および“1”がそれぞれ格納されている場合、ゲ
ート回路GApの出力信号がLレベル(“0”)とな
り、ゲート回路GAqの出力信号のみが“1”となり、
最終有効データウィンド領域の前縁を検出してレジスタ
Aに、その前縁位置を格納することができる。
【0197】図35(B)において、レジスタ回路12
4のラッチ段124asおよび124atに対し、ゲー
ト回路GBsおよびGBtが設けられる。ゲート回路G
BsおよびGBtの出力信号をそれぞれ受けるように、
レジスタBにおけるレジスタ回路BasおよびBatが
設けられる。ゲート回路GBtは、対応のラッチ段12
4atの出力信号と次段のラッチ段の出力信号の反転信
号とを受ける。ゲート回路GBsは、対応のラッチ段1
24asの出力信号と次段のラッチ段124atの出力
信号の反転信号とを受ける。したがって、ゲート回路G
Bsは、ラッチ段124asおよび124atにそれぞ
れ“1”および“0”が格納されたときに、“1”の信
号を出力する。ゲート回路GBtは、ラッチ段124a
tの出力信号が“0”のときには“0”の信号を出力す
る。したがって、この図35(B)に示す構成を利用す
ることにより、最終有効データウィンド領域の後縁を検
出してレジスタBにその検出位置を格納することができ
る。
【0198】レジスタAおよびレジスタBにおいて、こ
の“1”が格納されたレジスタ番号(ラッチ番号)を図
示しない制御装置により検出し、そのレジスタ番号から
ストローブタイミングを検出してストローブタイミング
記憶回路105c内のレジスタに“1”を書込む。
【0199】図36は、ストローブタイミング算出回路
126およびストローブタイミング記憶回路105cの
構成の一例を示す図である。図36において、ストロー
ブタイミング算出回路126は、レジスタAに格納され
た前縁ラッチ番号とレジスタBに格納された後縁ラッチ
番号とを加算する加算器126aと、加算器126aの
出力加算値を1/2倍する乗算器126bと、乗算器1
26bの出力値を遅延線122の遅延段数に応じてビッ
ト展開するビット展開回路126cを含む。
【0200】レジスタAおよびレジスタBには、それぞ
れ最終有効データウィンド検出信号の前縁に一致するク
ロック信号のパルス幅の前縁位置および後縁位置に対応
するラッチの番号がそれぞれ格納されている。加算器1
26aは、これらのラッチの番号を加算し、該加算結果
に乗算器126bで係数1/2を乗算することにより、
有効ウィンドの前縁および後縁の中央位置でエッジを有
するクロック信号に対応するラッチ段の番号を検出す
る。
【0201】ビット展開回路126cは、この乗算器1
26bの出力するラッチ番号に対応するレジスタ回路に
“1”をセットし、残りのレジスタ回路はすべて“0”
を格納する。これにより、遅延線122の各遅延段に対
応して設けられるクロック選択回路それぞれに対応した
選択制御信号を生成することができる。
【0202】ストローブタイミング記憶回路105c
は、メモリユニットおよびバンク(メモリチップ)それ
ぞれに対応して設けられるレジスタ140a−140m
を含むレジスタ回路140と、このレジスタ回路140
からレジスタを選択するための選択回路142と、アド
レス信号ADに従って選択回路142の選択動作を制御
する制御回路141を含む。レジスタ140a−140
mのそれぞれのビット幅は、ビット展開回路126cが
出力するデータのビット幅と同じである。選択回路14
2により、1つのレジスタを選択して、ビット展開回路
126cから与えられたデータを書込む。これにより、
メモリユニットのバンク(メモリチップ)に対する遅延
クロック選択位置を示す信号が格納される。なお、メモ
リチップそれぞれがマルチバンク構成の場合、このメモ
リチップ内のバンク個々にストローブタイミング情報が
抽出されて格納される。
【0203】通常動作時においては、制御回路141
は、メモリユニットおよびバンク(メモリチップ)を特
定するアドレスADに従ってレジスタ回路140のうち
の対応のレジスタを選択回路142により選択する。こ
の選択回路142から、したがって1ビットのみが
“1”であり、残りのビットは“0”となるデータトリ
ガ選択信号TRSELが生成されて、図26に示すスト
ローブクロック発生回路106の選択回路106aへ並
列に与えられる。
【0204】なお、レジスタAおよびレジスタBには、
それぞれ、先の図34に示すレジスタAおよびレジスタ
Bに格納された“1”のレジスタ回路の位置において、
対応のラッチ段の番号が格納されている。
【0205】[ストローブタイミング記憶回路105c
の変更例]図37は、ストローブタイミング記憶回路1
05cの変更例を示す図である。図37において、スト
ローブタイミング記憶回路105cは、メモリユニット
およびメモリチップ(またはバンク)に対応してストロ
ーブタイミングを記憶するレジスタ回路145と、この
レジスタ回路145に対する書込/読出を制御する制御
回路146と、レジスタ回路145から読出されたスト
ローブタイミング情報をデコードするデコーダ147
と、デコーダ147からのデコード信号に従ってデータ
トリガ選択信号TRSELを生成する選択信号発生回路
148を含む。
【0206】レジスタ回路145は、メモリユニット名
145aaとメモリチップ名(またはバンク名)145
abとストローブタイミング情報145bをリンクして
格納する。
【0207】メモリユニット名145aaは、同じに選
択される複数のメモリユニットを指定し、メモリチップ
名145abは、同時に指定されるメモリチップ名を指
定する。メモリチップがバンク構成を有するときには、
メモリチップのバンク毎に、ストローブタイミング情報
が格納される。
【0208】このメモリユニット名145aaとメモリ
チップ名(バンク名)145abをアドレスとして、対
応のストローブタイミング(ラッチ段の番号)を格納し
てもよい。レジスタ回路145は、内容参照メモリ(C
AM)で構成し、メモリユニット名145aaおよびメ
モリチップ名(バンク名)145abを参照アドレスと
してストローブタイミング情報を読出すように構成され
てもよい。
【0209】図37においては、メモリユニット名MU
aのメモリチップ(バンク)B0にストローブタイミン
グ情報♯aが格納される。メモリユニット名MUnのメ
モリチップ(バンク)B0およびB1それぞれに対し、
ストローブタイミング♯bおよび♯cが格納される状態
を一例として示す。ストローブタイミング情報145b
は、単にラッチ段の番号(LA+LB)/2を格納して
いるだけである。
【0210】デコーダ147は、このレジスタ回路14
5から読出されたストローブタイミング情報をデコード
し、対応のクロック選択回路を特定する信号を生成す
る。選択信号発生回路148は、このデコーダ147の
出力信号をラッチし、データトリガ選択信号TRSEL
を生成する。
【0211】この図37に示す構成の場合、レジスタ回
路145およびデコーダ147は、メモリユニットへの
アクセス時に活性化される。連続して1つのメモリユニ
ットへアクセスする場合には、選択信号発生回路148
からデータトリガ選択信号TRSELが自動的に発生さ
れる。レジスタ回路145およびデコーダ147は、次
のアクセスに備えることができ、メモリユニット/メモ
リチップ切換時においても高速で対応することができ
る。
【0212】制御回路146は、メモリユニット名およ
びメモリチップ名を特定するアドレス信号ADに従って
レジスタ回路145へアクセスする。レジスタ回路14
5へのストローブ情報を格納するときには、この制御回
路146が書込モードとなり、レジスタ回路へストロー
ブタイミング情報を示す情報(LA+LB)/2をアド
レス信号に従って書込む。
【0213】図38は、クロック発生部の構成を概略的
に示す図である。図38において、クロック発生部は、
クロック信号CLKの立上がりエッジに同期して転送さ
れるデータに対するストローブクロック信号CKSTR
を生成する立上がりクロック発生回路106Rと、クロ
ック信号CLKの立下がりエッジに同期して転送される
データに対するストローブクロック信号CKSTFを生
成する立下がりクロック発生回路106Fと、この立上
がりクロック発生回路106Rに対するデータトリガ選
択信号TRSELRを生成する立上がり調整系105R
と、立下がりクロック発生回路106Fに対するデータ
トリガ選択信号TRSELFを生成する立下がり調整系
105Fを含む。
【0214】立上がり調整系105Rは、先の図26以
降において示した最終有効データ運動検出信号に従って
データトリガ選択信号TRSELRを生成する回路部分
を含む。したがって、この立上がり調整系105Rは、
クロック信号CLKを遅延する遅延線122Rと、この
遅延線122Rにおける一致部分を検出するとともに、
検出位置を記憶するレジスタ回路(図示せず)とを含
む。立下がり調整系105Fも同様、ストローブタイミ
ング検出回路105bおよびストローブタイミング記憶
回路105cと、クロック信号CLKを遅延する遅延線
122Fと、この遅延線122Fの遅延クロック信号に
従ってストローブタイミングを検出して記憶するラッチ
段およびレジスタ回路(図示せず)を含む。
【0215】立下がりクロック発生回路106Rは、こ
のデータトリガ選択信号TRSELRに従って遅延線1
22Rから伝達される遅延クロック信号を選択してスト
ローブクロック信号CKSTRを生成する。立下がりク
ロック発生回路106Fは、遅延線122Fの遅延クロ
ック信号を、データトリガ選択信号TRSELFに従っ
て選択してストローブクロック信号CKSTFを生成す
る。
【0216】図39は、ラッチ回路LKTの構成の一例
を示す図である。図39において、ラッチ回路LKT
は、ストローブクロック信号CKSTRの立上がりエッ
ジで選択メモリチップから転送されるデータビットD<
i>を取込むラッチ回路LKTRと、ストローブクロッ
ク信号CKSTFの立上がりエッジに同期してデータビ
ットD<i>を取込むラッチ回路KTFを含む。
【0217】データが64ビットD<63:0>の場
合、これらのラッチ回路LKTRおよびLKTFが、デ
ータビットそれぞれに対して設けられ、64ビットデー
タD<63:0>に対して共通に、これらのストローブ
クロック信号CKSTFおよびCKSTRに従ってラッ
チ動作が行われて、64ビット内部データDin<6
3:0>が生成される。
【0218】これらのラッチ回路LKTRおよびLKT
Fが生成される内部データビットは、このチップセット
の制御部の内部構成に合わせて、並列に順次内部に転送
されもよく、またシリアルに、同一の内部データバスを
介して順次転送されてもよい。
【0219】このラッチ回路LKTにおいて、ストロー
ブクロック信号CKSTRおよびCKSTFそれぞれに
対して、ラッチ回路LKTRおよびLKTFを設けるこ
とにより、クロック信号CLKの立上がりエッジおよび
立下がりエッジに同期して転送されるデータビットを低
速で動作するラッチ回路LKTRおよびLKTFを用い
てサンプリング(ラッチ)することができる。
【0220】なお、これらのストローブクロック信号C
KSTRおよびCKSTFの立上がりエッジでサンプリ
ングタイミングを決定している。しかしながら、先の構
成において、ストローブクロック信号の論理を逆転する
ことにより、これらのラッチ回路LKTにおけるデータ
サンプリングは、ストローブクロック信号CKSTRお
よびCKSTFの立下がりに同期してラッチ動作を行な
うように構成することもできる。
【0221】[変更例1]図40は、この発明の実施の
形態5の変更例に従うストローブタイミング検出回路お
よび結果レジスタの要部の構成を示す図である。この図
40に示す構成において、先の図27に示す構成と異な
り、レジスタ回路124aにおいて、ラッチ124aa
は、対応の遅延段122aaの入力クロック信号の立上
がりエッジで、与えられた有効データウィンド検出信号
(ラッチ指示信号)MDC0(MDC_R)をラッチす
る。他の構成は、先の図27に示す構成と同じであり、
対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は
省略する。
【0222】この図40に示す構成においては、クロッ
ク信号CLKの立上がりエッジに同期して転送されるデ
ータに対する有効データウィンドを検出する。クロック
信号CLKの立下がりエッジに同期して転送されるデー
タビットに対しては、ラッチ段124aaが、対応の遅
延段の入力クロック信号の立下がりに応答して最終の有
効データウィンド検出信号MDC_Fをラッチする。
【0223】この図40に示す構成の場合、図41
(A)に示すように、対応の遅延クロック信号CLKd
a等の立上がりエッジで、最終有効データウィンド検出
信号MDC_Rがラッチされる。したがって、遅延クロ
ック信号CLKdaと遅延クロック信号CLKdbの間
で、最終有効データウィンド検出信号MDC_Rが立上
がり、遅延クロック信号CLKduと遅延クロック信号
CLKdvの立上がりの間で、この最終有効データウィ
ンド検出信号MDC_Rが立下がる場合、この有効デー
タウィンド検出信号MDC_Rの領域に対応するラッチ
段に“1”が格納される。
【0224】“1”を格納するレジスタ回路124aの
段数は、最終有効データウィンドの時間幅に相当する。
したがって、図41(B)に示すように、クロック信号
CLKを有効データウィンドに切取った状態が得られ
る。したがって、この“1”を格納するラッチ段124
abのうち、中心位置のラッチ段に対応する遅延段の入
力クロック信号をストローブクロック信号CKSTRと
して選択することにより、有効データウィンドの中心で
ストローブするタイミングを与えるストローブクロック
信号CKSTRを得ることができる。この場合、有効デ
ータウィンドの幅がメモリユニットごとまたはメモリチ
ップ(バンク)ごとに異なり、クロック信号CLKの半
サイクルよりも小さい場合においても、正確にセットア
ップ時間およびホールド時間を等しくして、これらのセ
ットアップ時間およびホールド時間に対するマージンを
最大とするストローブタイミングを得ることができる。
【0225】図42(A)は、クロック信号CLKの立
下がりエッジに同期して転送されるデータに対するスト
ローブタイミング検出動作を示す図である。この図42
(A)に示すように、最終有効データウィンド検出信号
MDC_Fが活性状態となっている区間に対応するラッ
チ段が“1”を格納する。すなわち、図42(A)に示
すように、最終有効データウィンド検出信号MGD_F
がクロック信号CLKduおよびCLKdbの立下がり
の間に立上がり、かつクロック信号CLKdyおよびC
LKdzの立下がりの間に立下がる場合には、図42
(B)に示すように、遅延クロックCLKdbと遅延ク
ロックCLKdyを受けるラッチ段には“1”が格納さ
れ、それ以外のラッチ段には、“0”が格納される。し
たがって、このクロック信号CLKの立下がりに同期し
て転送されるデータに対しても、有効データウィンド幅
の中心位置でストローブタイミングを与えるストローブ
クロック信号CKSTFを生成することができる。
【0226】なお、この遅延線122における遅延時間
は、クロック信号CLKの1サイクル期間でよい。複数
の部分で同時に一致検出が生じるのを防止する。
【0227】この変更例1の構成における他の構成は、
先の図36から図37で説明したストローブタイミング
検出回路およびストローブタイミング記憶回路の構成を
利用することができる。
【0228】[変更例2]図43は、この発明の実施の
形態5の変更例2の構成を概略的に示す図である。この
図43において、データビットが64ビットD0−D6
3に対する構成を一例として示す。この変更例2の構成
において、4ビットデータごとにストローブタイミング
を調整する。すなわち、タイミング制御回路105にお
いて、4ビットのデータごとに、タイミング調整回路が
設けられる。タイミング調整回路105−0が、ローカ
ル有効データウィンド検出信号ZEDWR0およびXE
DWF0に従ってデータビットD0−D3に対する相互
タイミングを調整する。タイミング調整回路105−1
5は、ローカル有効データウィンド検出信号ZEDWR
15およびZEDWF15に従ってデータビットD60
−D63に対するストローブタイミングを調整する。一
般に、タイミング調整回路105−iは、ローカル有効
データ検出信号ZEDWRiおよびZEDWFiに従っ
て、データビットD<4a>−D<4a+3>に対する
ストローブタイミングを調整する。
【0229】タイミング調整回路105−0〜105−
15それぞれに対して、ストローブクロック信号を生成
するストローブクロック発生回路106−0〜106−
15が設けられる。ストローブクロック発生回路106
−0は、データビットD0−D3に対するストローブク
ロック信号CKSTF0およびCKSTR0を生成す
る。ストローブクロック発生回路106−15は、デー
タビットD60−D63に対するストローブクロック信
号CKSTF15およびCKSTR15を生成する。
【0230】タイミング調整回路105−0〜105−
15およびストローブクロック発生回路106−0〜1
06−15の構成は、先の構成において、最終有効デー
タウィンド検出信号MDC_RおよびMDC_Fに代え
て、ローカルウィンド検出信号ZEDWが用いられれば
よい。この図43に示す構成の場合、メモリユニット
が、4ビットデータを転送しており、各メモリユニット
単位でストローブタイミングを調整することにより、よ
り正確なデータの取込を行なうことができる。この場
合、メモリユニットにおいてメモリチップ毎にデータス
トローブタイミングを調整することができる。
【0231】また、データビットはバイト単位でストロ
ーブタイミングが調整されてもよく、また2バイト単位
でストローブタイミングが調整されてもよい。
【0232】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、有効データウィンドを検出し、その有効データ
ウィンドに応じてストローブクロック信号のタイミング
を調整しており、ボード実装時において信号伝搬遅延が
生じても、正確にデータを取込むことができる。また、
メモリユニットからはデータストローブ信号DQSが転
送されないため、このデータストローブ信号DQSを転
送するための信号線および消費電力を低減することがで
きる。また、この構成の場合、各メモリユニットにおい
て、出力データを、クロック信号CLKに同期して転送
する場合、この位相調整を行なうためのDLLを設ける
必要がなく、メモリユニットの価格および消費電流を低
減することができる。
【0233】[他の変更例]上述のメモリシステムにお
いては、64ビットデータを転送し、4ビットデータに
対し、4つのメモリユニットが配置されており、各メモ
リユニットをモジュールで構成している。しかしなが
ら、1つのメモリユニットが64ビットデータを転送
し、1つのメモリユニットが選択されてアクセスされる
構成であってもよい。また、メモリユニットは、メモリ
モジュールでなく、1つのメモリチップのみを含んでい
てもよい。
【0234】また、システムとしては、チップセットと
メモリユニットで構成されるメモリシステムに限定され
ず、クロック信号に同期してアクティブターミネーショ
ン方式で信号/データを転送するシステムであれば、そ
のインターフェイス回路として本発明は適用可能であ
る。
【0235】また、上述のシステムバス構成において
は、メモリユニットの書込データおよび読出データが共
通にデータバスDBを介して転送されている。しかしな
がら、データバスは、書込データを転送する書込データ
バスと読出データを転送する読出データバスとが別々に
設けられていてもよい。書込/読出バス分離構成の場
合、読出データバス線に対して先に説明した出力ドライ
ブ回路が配置される。
【0236】また、終端電圧として、電源電圧が用いら
れている。しかしながら、この終端電圧として、接地電
圧が用いられてもよい。この終端電圧を接地電圧として
用いる場合には、出力ドライブ回路において、先の実施
の形態1から4に示す出力ドライブ回路の構成におい
て、終端制御用トランジスタをNチャネルMOSトラン
ジスタで構成し、出力ドライブ用MOSトランジスタを
PチャネルMOSトランジスタで構成する。制御回路の
構成は、制御信号の論理レベルを反転することにより、
先に示した構成を利用することができる。
【0237】
【発明の効果】この発明に従えば、アクティブターミネ
ーション方式に従って信号/データを転送するメモリシ
ステムにおいて、終端電圧を中間電圧と異なる電源供給
電圧(電源電圧または接地電圧)に設定しており、また
データ/信号をオープンドレイン方式に従って転送して
おり、バス線を中間電圧に終端するための終端抵抗が不
要となり出力ドライブ回路の占有面積を低減することが
できる。また、チップ内終端抵抗および終端の有効/無
効を設定するためのトランジスタが不要となり、終端制
御用トランジスタのサイズを低減でき、出力ノードの寄
生容量を低減することができ、高速かつ低消費電流で信
号/データを転送することができる。
【0238】また、インターフェイス回路の活性化時出
力ノードを内部信号に従って第1の電圧レベルに駆動し
かつこのインターフェイス回路の非活性化時非導通状態
に設定される第1のトランジスタと、インターフェイス
回路の活性化時この第1のトランジスタの導通時に非導
通状態とされ、かつインターフェイス回路の非活性化時
選択的に導通状態とされ、導通時、第1の電圧と異なる
極性の第2の電圧レベルへ出力ノードを駆動する少なく
とも1個の第2のトランジスタとでインターフェイス回
路を構成することにより、アクティブターミネーション
方式に従って信号/データを転送しても、終端用の抵抗
が不要となり、占有面積を低減することができる。また
インターフェイス回路内に終端抵抗を配置する必要がな
く、終端制御用トランジスタの第2のトランジスタのサ
イズを低減することができ、その寄生容量を低減でき、
高速かつ低消費電流で信号/データを転送することがで
きる。また、終端抵抗を用いておらず終端電圧も中間電
圧と異なる電源電圧レベルであり、終端制御用トランジ
スタのサイズを低減することができる。
【0239】また、この第2のトランジスタを、インタ
ーフェイス回路装置の活性化時内部信号に従って導通/
非導通を制御することにより、高速で、信号/データ転
送時、終端電圧レベルの信号/データを転送することが
できる。
【0240】また、この第2のトランジスタ、互いに駆
動力の異なる複数のトランジスタで構成することによ
り、複数の異なる終端制御モードを実現でき、適用用途
に応じた終端制御を実現することができる。また、これ
らのトランジスタにおいて、1つをインターフェイス回
路の活性化時において内部信号に従って選択的に活性化
し、かつ別のトランジスタをインターフェイス回路の活
性化時に非導通状態に設定することにより、効率的に最
適な駆動力でバス終端を行うことができ、また終端用の
これらのトランジスタのサイズを低減することができ
る。
【0241】また、この少なくとも1個の第2のトラン
ジスタを、インターフェイス回路の活性化時内部信号に
従って選択的に第1のトランジスタと相補的に導通状態
に設定されかつインターフェイス回路装置の非活性化時
非導通状態に維持される第1の終端トランジスタと、イ
ンターフェイス回路の活性化時非導通状態に設定され、
かつインターフェイス回路を含む半導体装置の非活性化
時導通状態に維持される第2の終端トランジスタとで構
成することにより、信号/データの転送動作時におい
て、第1の終端トランジスタを用いて終端を行なって終
端電圧レベルのデータ/信号を転送し、また信号/デー
タの転送動作を行なわない場合には、第2の終端トラン
ジスタを用いてバス線の終端を行なうことにより、第2
の終端トランジスタを、終端補助用のトランジスタとし
て利用することができ、これら第1および第2の終端ト
ランジスタのサイズを低減でき、出力ノードの寄生容量
を低減でき、応じて高速かつ低消費電流で信号/データ
を転送することができる。
【0242】また、このインターフェイス回路が、半導
体装置内の並列に配置される複数の半導体チップそれぞ
れに設けられており、この第2の終端トランジスタが、
少なくともモジュール選択信号に従って導通/非導通状
態を設定することにより、このモジュール構成の場合の
バス線の終端をモジュール単位およびメモリチップ単位
で切換えることができ、処理用途に応じた終端制御を実
現することができる。
【0243】また、この第2のトランジスタを、インタ
ーフェイス回路の非活性化時選択的に導通状態とされか
つインターフェイス回路の活性化時非導通状態に設定す
る終端トランジスタで構成することにより、バス線の終
端を、非選択インターフェイス回路の第2のトランジス
タで行なうことができ、この終端トランジスタのサイズ
を、より低減することができる。
【0244】また、このインターフェイス回路が、モジ
ュール内に配置される複数の半導体チップそれぞれに対
応して配置される場合には、この終端トランジスタを、
少なくともモジュール選択信号に従ってその導通/非導
通状態を設定することにより、モジュール単位またはメ
モリチップ単位で終端トランジスタの導通/非導通を制
御することができ、少なくとも非選択モジュールの終端
トランジスタでバス線の終端を行なうことができ、終端
トランジスタのサイズを低減することができる。
【0245】また、この第2のトランジスタを、インタ
ーフェイス回路の信号出力動作時内部信号に従って第1
のトランジスタと相補的に導通/非導通が制御されかつ
このインターフェイス回路装置の非活性化時においては
非導通状態に設定される終端トランジスタで構成するこ
とにより、オープンドレイン方式で信号/データを転送
し、かつ終端をこの第2のトランジスタで行なうことが
でき、終端抵抗を不要として、このインターフェイス回
路の占有面積を低減でき、また出力ノードの寄生容量を
低減でき、高速かつ低消費電流で信号/データを転送す
ることができる。
【0246】また、この第2のトランジスタを複数の終
端トランジスタで構成し、この終端トランジスタの動作
可能状態に設定する情報を格納することにより、この終
端トランジスタのサイズを調整することができ、最適な
終端条件を使用用途に応じて設定することができる。
【0247】また、第1のトランジスタを、出力ノード
を接地電圧レベルに駆動するNチャネルトランジスタで
構成し、第2のトランジスタを、導通時この出力ノード
を電源電圧レベルに駆動するPチャネルトランジスタで
構成することにより、終端電圧を電源電圧レベルに設定
することができ、終端電圧を中間電圧レベルに設定する
ための終端電圧発生回路が不要となり、システム規模を
低減することができる。
【0248】また、入力ノードへの信号の印加時導通状
態とされ、導通時この入力ノードを第1の電源電圧レベ
ルに駆動する終端トランジスタと、この入力ノードに与
えられる信号に従って内部信号を生成する内部信号生成
回路を設け、この入力ノードの第2の電源電圧レベルの
駆動を、入力ノードに与えられる信号に従って行なうこ
とにより、送信側の回路は、オープンドレイン方式で信
号/データを転送することができ、またこの終端トラン
ジスタでバス線を終端でき、終端抵抗が不要となり、高
速かつ低消費電流でデータを転送することができる。
【0249】また、この内部信号生成回路を、ノードに
与えられる信号の有効運動幅を検出し、その有効運動幅
に基づいてストローブタイミングを決定し決定されたス
トローブタイミングで出力ノードに与えられた信号をラ
ッチすることにより、送信側において、ストローブ信号
を生成して転送する必要がなく、送信側装置のインター
フェイス部の占有面積を低減でき、また消費電流を低減
できる。また、システムにおけるストローブ信号伝達線
が不要なり、配線面積が低減される。
【0250】また、この内部信号発生回路において、入
力ノードの信号をラッチするためのラッチタイミングを
与えるストローブ信号を、送信側のメモリ装置個々に対
して生成することにより、正確なタイミングで、入力電
圧が与えられたデータを取込んで内部信号を生成するこ
とができる。
【0251】また、複数のインターフェイス回路を有す
る半導体装置において、インターフェイス回路それぞれ
を、出力駆動トランジスタと、インターフェイス回路の
非活性化時、選択的に導通状態とされ、導通時、出力ノ
ードを第1の電源電圧と極性の異なる第2の電源電圧レ
ベルに駆動する終端トランジスタとで構成することによ
り、終端抵抗を用いることなくアクティブターミネーシ
ョン方式に従って高速でかつ低消費電流で信号を転送す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従う終端制御方法に従うデータ転
送時の信号波形を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に従う出力ドライブ
回路の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に従うメモリシステ
ムの構成の一例を概略的に示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における出力ドライ
ブ回路の各トランジスタの状態を一覧にして示す図であ
る。
【図5】 図4に示すトランジスタの状態におけるバス
の終端状態を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における終端制御法
における出力ドライブ回路のトランジスタの状態を一覧
にして示す図である。
【図7】 図6に示す出力ドライブ回路のトランジスタ
の状態におけるバス線を終端するトランジスタを示す図
である。
【図8】 この発明の実施の形態1に従う終端制御信号
を発生する部分の構成の一例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に従う第1の終端制
御モード時における出力ドライブ回路の各トランジスタ
の状態を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2における第2の終
端制御モードにおける出力ドライブ回路の各トランジス
タの状態を一覧にして示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態2における第3の終
端制御モード時における出力ドライブ回路のトランジス
タの状態を一覧にして示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2に従う終端制御信
号を発生する部分の構成を概略的に示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態2におけるチップセ
ット内の終端制御信号発生部の構成を概略的に示す図で
ある。
【図14】 この発明の実施の形態3に従う出力ドライ
ブ回路の構成を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態3の変更例の出力ド
ライブ回路の構成を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態4に従う出力ドライ
ブ回路の構成の一例を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態4の変更例の出力ド
ライブ回路の構成を概略的に示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態5に従うメモリシス
テムの構成を概略的に示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態5におけるストロー
ブクロック信号を発生する動作の原理を示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態5における有効デー
タウィンド検出動作を示す信号波形図である。
【図21】 図18に示すタイミング制御回路の構成を
概略的に示す図である。
【図22】 図21に示す有効ウィンド検出回路の構成
を概略的に示す図である。
【図23】 図22に示すプリミティブウィンド検出回
路およびローカルウィンド検出回路の構成の一例を示す
図である。
【図24】 図23に示す回路の動作を示す信号波形図
である。
【図25】 図22に示す最終ウィンド検出回路の構成
を示す図である。
【図26】 図21に示すストローブタイミング検出回
路の構成を概略的に示す図である。
【図27】 図26に示す遅延線、クロック選択回路お
よびラッチ回路の1段の構成を示す図である。
【図28】 図27に示す回路の動作を示すタイミング
チャート図である。
【図29】 (A)および(B)は、図26に示すスト
ローブタイミング検出回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図30】 (A)および(B)は、図26に示すスト
ローブタイミング検出回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図31】 図27に示すラッチタイミング信号を発生
する部分の構成を概略的に示す図である。
【図32】 図27に示す結果レジスタおよびストロー
ブタイミング記憶回路の記憶内容の一例を示す図であ
る。
【図33】 有効データウィンドとストローブクロック
信号とのタイミング関係を示す図である。
【図34】 ストローブタイミング決定動作の原理を示
す図である。
【図35】 (A)は、レジスタAの記憶制御部の構成
の一例を示し、(B)は、レジスタBに対する記憶制御
部の構成の一例を示す図である。
【図36】 図26に示すストローブタイミング記憶回
路の構成を概略的に示す図である。
【図37】 図26に示すストローブタイミングの記憶
回路の他の構成を示す図である。
【図38】 図18に示すタイミング制御回路およびス
トローブクロック発生回路の構成をより具体的に示す図
である。
【図39】 図18に示すラッチ回路の構成を概略的に
示す図である。
【図40】 図26に示す遅延線および結果レジスタの
他の構成を概略的に示す図である。
【図41】 (A)および(B)は、図40に示す回路
の動作を示すタイミング図である。
【図42】 (A)および(B)は、図40に示す回路
の動作を示すタイミング図である。
【図43】 この発明の実施の形態5の変更例の構成を
概略的に示す図である。
【図44】 従来のメモリシステムの構成を概略的に示
す図である。
【図45】 図44に示す出力システムのデータ転送時
の信号波形を示す図である。
【図46】 従来のアクティブターミネーション方式に
従うメモリシステムのインターフェイス回路の構成を概
略的に示す図である。
【図47】 図46に示す出力ドライブ回路の構成を示
す図である。
【図48】 図46および図47に示す出力ドライブ回
路のデータ転送時のトランジスタの状態を示す図であ
る。
【図49】 出力ノードの容量と動作周波数との関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 出力ドライブ回路、11 終端制御用PチャネルM
OSトランジスタ、12 終端制御用PチャネルMOS
トランジスタ、13 出力ドライブ用NチャネルMOS
トランジスタ、CH チップセット、MU1−MU4
メモリユニット、AMP1,AMP2 差動増幅回路、
LKT ラッチ回路、DDBL データバス線、DB
データバス、60 レジスタ回路、11a−11n,6
2a−62n PチャネルMOSトランジスタ、105
タイミング制御回路、106ストローブクロック発生
回路、105a 有効ウィンド検出回路、105b ス
トローブタイミング検出回路、105c ストローブタ
イミング記憶回路、122 遅延線、124 結果レジ
スタ、126 ストローブタイミング算出回路、14
0,145 レジスタ回路。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性化時に出力ノードを内部信号に従っ
    て駆動するインターフェイス回路であって、 前記インターフェイス回路の活性化時、前記出力ノード
    を前記内部信号に従って第1の電圧レベルに駆動し、か
    つ前記インターフェイス回路の非活性化時非導通状態に
    設定される第1のトランジスタ、および前記出力ノード
    に結合され、前記インターフェイス回路の活性化時第1
    のトランジスタの導通時非導通状態とされ、かつ前記イ
    ンターフェイス回路の活性化時選択的に導通状態とさ
    れ、導通時前記第1の電圧と異なる極性の第2の電圧レ
    ベルへ前記出力ノードを駆動する少なくとも1個の第2
    のトランジスタを備える、インターフェイス回路。
  2. 【請求項2】 前記インターフェイス回路の活性化時、
    前記内部信号に従って前記第2のトランジスタの導通/
    非導通を制御する制御回路をさらに備える、請求項1記
    載のインターフェイス回路。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1個の第2のトランジス
    タは、前記出力ノードに共通に結合されかつ互いに駆動
    力の異なる複数のトランジスタを含み、前記複数の終端
    トランジスタは、前記インターフェイス回路の活性化時
    前記内部信号に従って選択的に導通状態とされる第1の
    終端トランジスタと、前記インターフェイス回路の活性
    化時非導通状態に維持される第2の終端トランジスタを
    含む、請求項1記載のインターフェイス回路。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1個の第2のトランジス
    タは、 前記インターフェイス回路の活性化時、前記内部信号に
    従って選択的に前記第1のトランジスタと相補的に導通
    状態に設定されかつ前記インターフェイス回路の非活性
    化時非導通状態に維持される第1の終端トランジスタ
    と、 前記インターフェイス回路の活性化時非導通状態に設定
    されかつ前記インターフェイス回路を含む半導体装置の
    非活性化時導通状態に維持される第2の終端トランジス
    タとを含む、請求項1記載のインターフェイス回路。
  5. 【請求項5】 前記インターフェイス回路は、前記半導
    体装置内に並列に配置される複数の半導体チップそれぞ
    れに配置され、 前記第2の終端トランジスタは、少なくとも前記半導体
    装置を特定するモジュール選択信号に従って前記インタ
    ーフェイス回路の非活性化時の導通/非導通状態が決定
    される、請求項4記載のインターフェイス回路。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1個の第2のトランジス
    タは、前記インターフェイス回路の非活性化時に選択的
    に導通状態とされかつ前記インターフェイス回路の活性
    化時非導通状態に維持される終端トランジスタを備え
    る、請求項1記載のインターフェイス回路。
  7. 【請求項7】 前記インターフェイス回路は、モジュー
    ル内に並列に配置される複数の半導体チップそれぞれに
    配置され、 前記終端トランジスタは、少なくともジュール選択信号
    に従って前記インターフェイス回路の非活性化時の導通
    /非導通状態が設定される、請求項6記載のインターフ
    ェイス回路。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1個の第2のトランジス
    タは、前記インターフェイス回路の信号出力動作時、前
    記内部信号に従って前記第1のトランジスタと相補的に
    導通/非導通が制御されかつ前記インターフェイス回路
    の非活性化時においては非導通状態に設定される終端ト
    ランジスタを備える、請求項1記載のインターフェイス
    回路。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも1個の第2のトランジス
    タは、前記出力ノードに共通に結合される複数の終端ト
    ランジスタを含み、 前記インターフェイス回路は、さらに、前記複数の終端
    トランジスタのうちの動作可能状態に設定する終端トラ
    ンジスタを指定するための情報を格納する回路を備え
    る、請求項1記載のインターフェイス回路。
  10. 【請求項10】 前記第1のトランジスタは、導通時前
    記出力ノードを接地電圧レベルに駆動するNチャネルト
    ランジスタであり、 前記少なくとも1個の第2のトランジスタは、導通時前
    記出力ノードを電源電圧レベルに駆動するPチャネルト
    ランジスタである、請求項1記載のインターフェイス回
    路。
  11. 【請求項11】 入力ノードに与えられた信号に従って
    内部信号を生成するインターフェイス回路であって、 前記入力ノードに結合され、前記入力ノードへの信号の
    印加時導通状態とされ、導通時前記入力ノードを第1の
    電源電圧レベルに駆動する終端トランジスタを備え、前
    記入力ノードの前記第1の電源電圧と極性の異なる第2
    の電源電圧レベルへの駆動は前記信号に従って行なわ
    れ、 前記入力ノードに与えられる信号に従って内部信号を生
    成する内部信号生成回路を備える、インターフェイス回
    路。
  12. 【請求項12】 前記内部信号生成回路は、 前記入力ノードに与えられる信号と基準電圧とを比較し
    てプリ内部信号を生成する入力回路と、 前記入力ノードの信号の変化点を検出し、該検出結果に
    従って前記信号の有効期間を示す有効ウィンド信号を生
    成する有効ウィンド検出回路と、 前記有効ウィンド検出回路により検出された有効ウィン
    ド信号の時間幅を検出して記憶する有効ウィンド幅検出
    回路と、 前記有効ウィンド幅検出回路により検出された時間幅に
    従って前記信号に対するストローブタイミングを決定し
    て該決定されたストローブタイミングを記憶するストロ
    ーブタイミング検出回路と、 前記ストローブタイミング検出回路の記憶するストロー
    ブタイミングに従って、前記信号に対するストローブ信
    号を生成するストローブ信号生成回路と、 前記ストローブ信号に従って前記入力回路の出力するプ
    リ内部信号をラッチして前記内部信号を生成するラッチ
    回路を備える、請求項11記載のインターフェイス回
    路。
  13. 【請求項13】 前記入力ノードには複数のメモリ装置
    が共通に結合され、 前記有効ウィンド信号は前記各前記メモリ装置に対して
    生成され、前記ストローブ信号は各前記メモリ装置に対
    して個々に生成される、請求項11記載のインターフェ
    イス回路。
  14. 【請求項14】 半導体装置であって、出力ノードに共
    通に結合され、各々が活性化時前記出力ノードを対応の
    内部信号に従って選択的に第1の電源電圧レベルに駆動
    する複数のインターフェイス回路を備え、前記複数のイ
    ンターフェイス回路は、前記半導体装置の選択時に択一
    的に活性化され、 各前記インターフェイス回路は、 前記インターフェイス回路の活性化時前記対応の内部信
    号に従って前記出力ノードを第1の電源電圧レベルに駆
    動する出力駆動トランジスタと、 前記インターフェイス回路の非活性化時選択的に導通状
    態とされ、導通時、前記出力ノードを前記第1の電源電
    圧と極性の異なる第2の電源電圧レベルに駆動する少な
    くとも1個の終端トランジスタを備える、半導体装置。
JP2002087672A 2002-03-27 2002-03-27 インターフェイス回路および半導体装置 Withdrawn JP2003283322A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002087672A JP2003283322A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 インターフェイス回路および半導体装置
US10/245,671 US6777976B2 (en) 2002-03-27 2002-09-18 Interface circuit and semiconductor device with the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002087672A JP2003283322A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 インターフェイス回路および半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003283322A true JP2003283322A (ja) 2003-10-03

Family

ID=28449394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002087672A Withdrawn JP2003283322A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 インターフェイス回路および半導体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6777976B2 (ja)
JP (1) JP2003283322A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7375545B2 (en) 2002-10-23 2008-05-20 Renesas Technology Corp. Semiconductor device with bus terminating function
JP2009540633A (ja) * 2006-06-02 2009-11-19 ラムバス・インコーポレーテッド 段階的オンダイターミネーションを備えた集積回路
US7847594B2 (en) 2008-08-08 2010-12-07 Hynix Semiconductor Inc. Data output circuit of a semiconductor integrated circuit
JP2011024150A (ja) * 2009-07-21 2011-02-03 Elpida Memory Inc 出力ドライバ、出力ドライバを含むメモリ、メモリコントローラ及びメモリシステム
US8588012B2 (en) 2010-06-17 2013-11-19 Rambus, Inc. Balanced on-die termination

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6819599B2 (en) * 2002-08-01 2004-11-16 Micron Technology, Inc. Programmable DQS preamble
US6885959B2 (en) * 2002-10-29 2005-04-26 Intel Corporation Circuit and method for calibrating DRAM pullup Ron to pulldown Ron
JP4368223B2 (ja) * 2003-03-26 2009-11-18 三洋電機株式会社 バイアス電圧生成回路および増幅回路
KR100743623B1 (ko) * 2004-12-22 2007-07-27 주식회사 하이닉스반도체 반도체 장치의 전류 구동 제어장치
KR100805696B1 (ko) 2005-09-29 2008-02-21 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 장치
US8121237B2 (en) 2006-03-16 2012-02-21 Rambus Inc. Signaling system with adaptive timing calibration
US8415972B2 (en) * 2010-11-17 2013-04-09 Advanced Micro Devices, Inc. Variable-width power gating module
US9201444B2 (en) 2010-11-29 2015-12-01 Rambus Inc. Clock generation for timing communications with ranks of memory devices
US8570063B2 (en) * 2011-10-25 2013-10-29 Micron Technology, Inc. Methods and apparatuses including an adjustable termination impedance ratio
US10726883B2 (en) 2018-01-31 2020-07-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Integrated circuit devices having strobe signal transmitters with enhanced drive characteristics
KR102503176B1 (ko) * 2018-03-13 2023-02-24 삼성디스플레이 주식회사 데이터 전송 시스템, 상기 데이터 전송 시스템을 포함하는 표시 장치 및 이를 이용한 데이터 전송 방법
CN114124066B (zh) * 2020-08-26 2024-07-02 浙江智识电子科技有限公司 环境缓变自适应电容感应检测系统

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6026456A (en) * 1995-12-15 2000-02-15 Intel Corporation System utilizing distributed on-chip termination
US5955894A (en) * 1997-06-25 1999-09-21 Sun Microsystems, Inc. Method for controlling the impedance of a driver circuit
JPH1185345A (ja) 1997-09-02 1999-03-30 Toshiba Corp 入出力インターフェース回路及び半導体システム

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7375545B2 (en) 2002-10-23 2008-05-20 Renesas Technology Corp. Semiconductor device with bus terminating function
US9306567B2 (en) 2006-06-02 2016-04-05 Rambus Inc. Memory device with programmed device address and on-die-termination
US11349478B2 (en) 2006-06-02 2022-05-31 Rambus Inc. Integrated circuit that applies different data interface terminations during and after write data reception
US9225328B2 (en) 2006-06-02 2015-12-29 Rambus Inc. Nonvolatile memory device with time-multiplexed, on-die-terminated signaling interface
US8188762B2 (en) 2006-06-02 2012-05-29 Rambus Inc. Controlling dynamic selection of on-die termination
JP2009540633A (ja) * 2006-06-02 2009-11-19 ラムバス・インコーポレーテッド 段階的オンダイターミネーションを備えた集積回路
US8610459B2 (en) 2006-06-02 2013-12-17 Rambus Inc. Controlling on-die termination in a dynamic random access memory device
US8610455B2 (en) 2006-06-02 2013-12-17 Rambus Inc. Dynamic on-die termination selection
US8981811B2 (en) 2006-06-02 2015-03-17 Rambus Inc. Multi-valued on-die termination
US9135206B2 (en) 2006-06-02 2015-09-15 Rambus Inc. Command-triggered on-die termination
US9306568B2 (en) 2006-06-02 2016-04-05 Rambus Inc. Controlling on-die termination in a nonvolatile memory
US10944400B2 (en) 2006-06-02 2021-03-09 Rambus Inc. On-die termination control
US10651849B2 (en) 2006-06-02 2020-05-12 Rambus Inc. Transaction-based on-die termination
US9166583B2 (en) 2006-06-02 2015-10-20 Rambus Inc. Buffered memory module having multi-valued on-die termination
US9306565B2 (en) 2006-06-02 2016-04-05 Rambus Inc. Nonvolatile memory with chip-select/device-address triggered on-die termination
US9306566B2 (en) 2006-06-02 2016-04-05 Rambus Inc. Nonvolatile memory with command-driven on-die termination
US9306564B2 (en) 2006-06-02 2016-04-05 Rambus Inc. Nonvolatile memory device with on-die control and data signal termination
US9337835B2 (en) 2006-06-02 2016-05-10 Rambus Inc. Controlling a flash device having time-multiplexed, on-die-terminated signaling interface
US9660648B2 (en) 2006-06-02 2017-05-23 Rambus Inc. On-die termination control
US10056902B2 (en) 2006-06-02 2018-08-21 Rambus Inc. On-die termination control
US10270442B2 (en) 2006-06-02 2019-04-23 Rambus Inc. Memory component with on-die termination
US7847594B2 (en) 2008-08-08 2010-12-07 Hynix Semiconductor Inc. Data output circuit of a semiconductor integrated circuit
JP2011024150A (ja) * 2009-07-21 2011-02-03 Elpida Memory Inc 出力ドライバ、出力ドライバを含むメモリ、メモリコントローラ及びメモリシステム
US8588012B2 (en) 2010-06-17 2013-11-19 Rambus, Inc. Balanced on-die termination

Also Published As

Publication number Publication date
US6777976B2 (en) 2004-08-17
US20030184343A1 (en) 2003-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6178133B1 (en) Method and system for accessing rows in multiple memory banks within an integrated circuit
EP1068619B1 (en) Semiconductor memory asynchronous pipeline
US6134180A (en) Synchronous burst semiconductor memory device
US7327613B2 (en) Input circuit for a memory device
KR100702982B1 (ko) 반도체 장치
JP4308461B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2003283322A (ja) インターフェイス回路および半導体装置
JP2000311485A (ja) 選択されるメモリモジュールのみをデータラインに連結するメモリモジュールシステム及びこれを利用したデータ入出力方法
US10535396B2 (en) Memory device write circuitry
JP2003249077A (ja) 半導体記憶装置及びその制御方法
EP1097455B1 (en) Method and apparatus for controlling the data rate of a clocking circuit
US8325537B2 (en) Mode register output circuit
WO2018160499A1 (en) Apparatuses and methods for providing internal memory commands and control signals in semiconductor memories
EP1012845B1 (en) Method and apparatus for local control signal generation in a memory device
JP3832947B2 (ja) データ転送メモリ装置
US20030043646A1 (en) Semiconductor memory device with detection circuit
US20020001254A1 (en) Synchronous semiconductor memory device
EP1420409B1 (en) Data output circuit and method in ddr synchronous semiconductor device
JP3625688B2 (ja) メモリデバイス
CN117476071A (zh) 用于训练操作的设备及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607