JP2003283075A - 光電気バックプレーンボード及び情報処理装置 - Google Patents

光電気バックプレーンボード及び情報処理装置

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JP2003283075A
JP2003283075A JP2002085787A JP2002085787A JP2003283075A JP 2003283075 A JP2003283075 A JP 2003283075A JP 2002085787 A JP2002085787 A JP 2002085787A JP 2002085787 A JP2002085787 A JP 2002085787A JP 2003283075 A JP2003283075 A JP 2003283075A
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data bus
board
optical
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JP2002085787A
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Akihiro Tanaka
顕裕 田中
Kenichi Higashiura
健一 東浦
Naoki Kamiya
直樹 神谷
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Aica Kogyo Co Ltd
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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Aica Kogyo Co Ltd
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光データバスと発光・受光装置との相対位置
の位置決めに加え、光通信を行う回路基板と各素子との
接続及び回路基板への信号入出力や給電をも簡単に行う
ことのできる光電気バックプレーンボードを提供する。 【解決手段】 光データバス30を光データバス固定基
板10の凹部14に挿入固定し、発光・受光素子を保持
した光コネクタ50を固定基板10に穿設された貫通孔
Hを介して固定基板10に位置決めすることにより、信
号光入出射部32と発光・受光素子との相対位置を簡単
に位置決めできるようにする。また、固定基板10は、
ブッシュ46及びピン48とガイドレール44とを用い
て、電気コネクタ42が設けられたプリント配線基板4
0上に伸縮可能に載置することにより、回路基板PKと
配線基板40との接続を簡単に行い、且つ、固定基板1
0と配線基板40との熱膨張率の違いにより生じる通信
不良を防止できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺で板状の光透
過性材料の一辺を階段状に形成すると共にその端面を板
面に対して略45度傾斜させることにより信号光入出射
部を形成してなる光データバスを備えた光電気バックプ
レーンボード、及び、この光電気バックプレーンボード
を利用した情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、バックプレーンボード(マザ
ーボード)と複数のノード(ドーターボード)とから成
る、並列アーキテクチャーを採用した信号処理装置につ
いて、処理能力を向上させるため、バスの高速化、多ビ
ット化によるバンド幅の向上が図られている。このよう
な並列アーキテクチャーを採用した信号処理装置につい
ては、さらなる高速化が求められているが、従来の電気
配線で高速化を実現するためには、マザーボードとドー
ターボードについて、ノイズと遅延を考慮した回路基板
の設計が求められる。また、配線は複雑化するが、高速
化のために光ファイバ接続が導入されている。
【0003】このように、電気配線による信号処理装置
の高速化が図られる一方、光インターコネクションと呼
ばれるシステム内光接続技術による信号処理装置の高速
化が検討されている。この光インターコネクション技術
に関する概要は、電子情報通信学会誌、Vol.79(No.9)、
pp.907-909、1996年9月、「光インターコネクション技
術とその応用」(和田修)や、エレクトロニクス実装学
会誌、Vol.1、No.3(1998)、176頁〜179頁、「光インタ
ーコネクションで変わるコンピューターの世界」(石川
正俊)に記載されているように、システムの構成内容に
より様々な形態が提案されている。
【0004】しかし、産業用のみならずオフィスや家庭
内で広く使われる装置内部に、光ファイバーを信号伝送
媒体とする光インターコネクションを導入する際には、
光結合部の高精度な位置決めが必要で実装コストが高
い、および、多ノードの相互接続をシンプルな構成で実
現することが難しい、といった問題があった。
【0005】一方、こうした問題を解決する技術とし
て、2000年、第25回光学シンポジウム、講演番号
8、「バックプレーン光学系の検討と光データバスへの
適用」(岡田純二他)によって、図6に示すような光デ
ータバス80が提案された。この光データバス80は、
長尺で板状の光透過性材料(例えば、屈折率1.49の
アクリル、屈折率1.525のオレフィン系ポリマー等
からなる光透過性樹脂)からなり、内部反射の繰り返し
によって信号光を長手方向に伝送する透光性伝送媒体で
ある。
【0006】即ち、この光データバス80は、図6
(a),(b)に示すように、光透過性樹脂からなる矩
形の樹脂基板の長手方向に沿った一辺を、長手方向の一
端側から他端に向かって発光素子(例えばレーザダイオ
ードLD)又は受光素子(フォトダイオードPD)を配
置可能な間隔で階段状に形成した形状をしており、その
階段状に形成された長手方向一端側の各端面を板面に対
して45度傾斜させることにより、信号光入出射部82
を形成したものである。尚、図6において、(a)は光
データバス80の平面図、(b)はその側面図である。
【0007】また、この光データバス80を利用して光
伝送を行う際には、図6(c)に例示するように、光デ
ータバス80の信号光入出射部82とは反対側端面に、
例えば、光データバス80の厚さ方向の拡散角が0.2
度、幅方向の拡散角が40度となる反射拡散部(例えば
光拡散フィルム等)84を設け、更に、各信号光入出射
部82の上部に、光軸が光データバスの板面に直交する
ようレーザダイオードLD又はフォトダイオードPDを
配置する。
【0008】そして、この状態で、任意の信号光入出射
部82に配置されたレーザダイオードLDを駆動し、光
データバス80の上方からレーザ光を入射させると、そ
の入射光が、光データバス80の板面に対して45度傾
斜した端面で全反射されて、反射拡散部84に向けて伝
送され、その後、反射拡散部84で反射拡散される。す
ると、その反射光は、各信号光入出射部82の端面で全
反射されて、光データバス80の上面から出射される。
このため、信号光入出射部82の上方に配置されたフォ
トダイオードPDには、レーザダイオードLDが出射し
た信号光が伝達され、フォトダイオードPDに流れる電
流から、レーザダイオードLD及び光データバス80を
介して伝送されてきた信号を得ることができる。
【0009】従って、上記のような光データバスを信号
伝送媒体としたバックプレーンボードを実用化すれば、
電気信号を生成する電子回路及びその電気信号を信号光
に変換する発光素子を備えた発光手段と、信号光を電気
信号に変換する受光素子及びその変換された電気信号を
処理する電子回路を備えた受光手段との少なくとも一方
を具備した複数の回路基板の相互接続を、シンプルな構
成で実現できることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な光データバスを信号伝送媒体として利用するには、そ
の固定をどのようにするかが問題となる。即ち、光デー
タバスは透光性伝送媒体であり、内部反射の繰り返しに
よって信号光を伝送するため、信号光入出射部で光が全
反射するように光データバスと発光素子及び受光素子と
を相対的に位置決めすることが必要である。また、光デ
ータバスにおける光伝送は、屈折率が1の空気をクラッ
ド層として利用しているため、光データバスを固定する
際に、接着剤を用いないことが望ましい。しかし、図6
に示したような階段形状の光データバスを信号伝送媒体
として利用するのに適した固定手段は未だ確立されてい
ないことから、従来より、こうした光データバスを使っ
て信号光を効率良く伝送し得る光データバスの固定装置
が望まれていた。
【0011】そこで、本願発明者らは、こうした光デー
タバスの固定方法として、平板の板面に、光データバス
の板面形状に対応して開口した光データバス挿入用凹部
を形成し、更に、その光データバス挿入用凹部に挿入さ
れた光データバスの各信号光入出射部の上方に発光素子
や受光素子を位置決め固定するための位置決め部を形成
した固定基板を用いることを考えた。
【0012】つまり、光データバスを、固定基板に形成
された光データバス挿入用凹部に挿入して、所定の保持
部材を用いて固定し、更に、固定基板に形成された位置
決め部を利用して、光データバス挿入用凹部に挿入され
た光データバスの各信号光入出射部の上方に発光素子及
び受光素子を位置決め固定できるようにするのである。
【0013】そして、このような固定基板を用いれば、
光データバスの信号光入出射部と発光素子及び受光素子
との相対位置を極めて簡単に位置決めすることができ、
しかも、光データバスを接着剤を用いることなく固定で
きるので、上述した要求を充分満足できることになる。
【0014】しかしながら、この固定基板に固定された
光データバスを用いて実際に光通信を行うには、光デー
タバスとの相対位置が位置決めされた発光素子及び受光
素子を複数の回路基板(上述のドータボード)に接続
し、各回路基板毎に、発光素子の駆動処理や受光信号処
理を行う必要がある。
【0015】このため、今度は、上述した固定基板を用
いて光データバスと発光素子及び受光素子との相対位置
を位置決めした場合に、その位置決めされた発光素子及
び受光素子とこれを用いて実際に光通信を行う各回路基
板との接続をどのようにし、各回路基板で実行される信
号処理をどのように制御すればよいか、といった新たな
問題が生じてきた。
【0016】つまり、上述した固定基板を介して光デー
タバスとの相対位置が位置決めされた発光素子及び受光
素子を用いて複数の回路基板間で光通信を行うには、各
回路基板で実行される発光素子の駆動処理や受光信号処
理を各回路基板間で同期等の調整を行う必要があり、そ
のためには同期信号等の各種制御信号を各回路基板に分
配する必要があるが、こうした各回路基板への信号供給
を簡単に行えるようにするには、固定基板に位置決め固
定された発光素子及び受光素子と各回路基板との接続を
どのようにすればよいか、といった新たな問題が生じて
きたのである。
【0017】また、各回路基板には電源供給を行う必要
がある。そして、この電源供給に専用の電源線を用いる
ようにすると、その配線作業が面倒であることから、固
定基板に各回路基板への給電機能を付与し、固定基板に
各回路基板を装着した際に、固定基板から各回路基板へ
給電できるようにすることも考えられるが、こうした給
電を行う際にも、固定基板と各回路基板との接続をどの
ようにすればよいか、という問題が生じている。
【0018】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、上述した階段状の光データバスと発光素子及び受
光装置との相対位置の位置決めに加えて、光通信を行う
回路基板と発光素子及び受光素子との接続及び回路基板
への信号入出力や給電をも簡単に行うことのできる光電
気バックプレーンボード、及び、この光電気バックプレ
ーンボードを用いた情報処理装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1記載の光電気バッ
クプレーンボードでは、光データバス固定基板に形成さ
れた複数の光データバス挿入用凹部に、夫々、光データ
バスを挿入固定し、これを、プリント配線基板に載置す
ることにより、光データバスがプリント配線基板上に固
定されており、しかも、光データバス固定基板には、光
データバスの信号光入出射部に光信号の入出力を行う複
数の発光素子及び受光素子を保持した複数の光コネクタ
を位置決め固定するための貫通孔が穿設されている。
【0020】また、光データバス固定基板には、各光デ
ータバス挿入用凹部に光データバスを挿入した際、各光
データバスの互いに対応する信号光入出射部が夫々略直
線上に配置されるように、複数の光データバス挿入用凹
部が略等間隔で形成されている。これは、光コネクタに
光通信用の回路基板を装着した際に、その回路基板の板
面に沿って発光素子及び受光素子を略直線上に配置でき
るようにするためである。
【0021】つまり、各光データバスにおいて互いに対
応する信号光入出射部が略直線上に配置されていれば、
光コネクタ側では、これら各光データバスの信号光入出
射部に対して信号光を入出力する発光素子や受光素子を
一列に並べ、その配列方向に沿って回路基板を配置でき
るようになるのである。
【0022】そして、本発明の光電気バックブレーンボ
ードでは、プリント配線基板上で略直線上に配置される
各光データバスの信号光入出射部をグループとして、1
又は複数グループの信号光入出射部に対して一つの光コ
ネクタ(換言すれば回路基板)が割り当てられ、各光コ
ネクタ及び各光コネクタに装着された回路基板は、プリ
ント配線基板上で、各光データバスを跨ぐ(換言すれば
横切る)ように配置される。
【0023】尚、このように光データバス挿入用凹部を
形成した場合、光コネクタ及び回路基板は、光データバ
スにおいて長手方向に配置される信号光入出射部の1個
又は隣接する所定個に一つの割で配置されることになる
ので、発光素子及び受光素子を保持した複数の光コネク
タを、全て共通にすることもできる。また特に、後述す
る実施例に記載のように、全ての光データバスの信号光
入出射部の各々が直交格子上に配置されるように光デー
タバス挿入用凹部を形成すれば、光コネクタ及びこれに
装着される回路基板を、光データバス固定基板の外形に
沿って整列させることができるようになる。
【0024】そして、プリント配線基板には、このよう
に配置された各回路基板に対して給電若しくは信号入出
力を行うための複数の電気コネクタが固定されており、
プリント配線基板は、この電気コネクタを介して、各回
路基板への給電若しくは信号入出力を行う。
【0025】このように、本発明の光電気バックプレー
ンボードによれば、光データバス固定基板に穿設された
貫通孔を利用することにより、光データバスと光コネク
タに保持された発光素子及び受光素子との相対位置を簡
単に位置決めできるだけでなく、光コネクタに装着され
た回路基板に対して、プリント配線基板から電気コネク
タを介して給電若しくは信号入出力を行うことができ
る。
【0026】このため本発明の光電気バックプレーンボ
ードによれば、光データバスを利用して複数の回路基板
(上述のドータボード)間で高速なデータ通信を行うこ
とのできる情報処理装置を極めて簡単に構築することが
可能となる。また、本発明の光電気バックプレーンボー
ドにおいて、光データバス固定基板は、光データバスの
長手方向に略直交する直線上の一カ所若しくは複数箇所
にて、位置決め部材を介してプリント配線基板上に位置
決めされ、更に、その位置決め部材による光データバス
固定基板の位置決め位置から離れた位置で、光データバ
ス固定基板を上方から被うガイドレールによってプリン
ト配線基板上に押圧されることにより、プリント配線基
板上に固定される。
【0027】これは、光データバス固定基板が、温度変
化に伴い、プリント配線基板上で伸縮するのを許容する
ためである。つまり、光データバス固定基板をプリント
配線基板上にしっかりと固定するために、例えば、光デ
ータバス固定基板の周囲をプリント配線基板にビス止め
すると、周囲温度が変化した際に、光データバス固定基
板とプリント配線基板との熱膨張率の違いによって、光
データバス固定基板とプリント配線基板との接合部分
(ビス止め部分)に応力が加わり、これら各部が変形し
たり、亀裂が入るといった問題が生じる。そして、この
ように、光データバス固定基板が変形したり、光データ
バス固定基板に亀裂が入ると、光データバス挿入用凹部
に挿入された光データバスによる光信号の伝送特性が劣
化し、光電気バックプレーンボードによる通信性能が低
下してしまう。
【0028】そこで、本発明では、光データバス固定基
板をプリント配線基板上に固定する際には、これら各部
の接合箇所を、位置決め部材による位置決め位置(つま
り、光データバスの長手方向に略直交する直線上の一カ
所若しくは複数箇所)に制限し、周囲温度が変化した際
には、その接合部分を中心として、光データバス固定基
板がプリント配線基板上で自由に伸縮できるようにして
いるのである。
【0029】この結果、本発明の光電気バックプレーン
ボードによれば、周囲温度の変化によって、光データバ
ス固定基板が変形したり、光データバス固定基板に亀裂
が入るのを防止し、延いては、光電気バックプレーンボ
ードによる通信性能が低下するのを防止できる。
【0030】また、光データバス固定基板は、位置決め
部材とガイドレールとを用いてプリント配線基板に固定
されることから、プリント配線基板に対して光データバ
ス固定基板を容易に着脱できる。このため、光データバ
スの交換等は、光データバス固定基板に光データバスを
装着した状態で、光データバスに触ることなく行うこと
ができることになり、光データバスの交換時等に光デー
タバスが汚れたり、傷付いたりするのを防止でき、延い
ては、メンテナンス時の作業性を向上できる。
【0031】ここで、位置決め部材としては、例えば、
ボルトとナットのような一対のねじを用いるようにして
もよいが、位置決め部材は、光データバス固定基板とプ
リント配線基板との相対位置を設定できればよく、その
位置決め位置でこれら各部を結合させる必要はないの
で、請求項2に記載のように、位置決め部材を、ピンと
これを嵌入可能なブッシュとから構成し、ピンとブッシ
ュとの嵌め合わせにより光データバス固定基板をプリン
ト配線基板に位置決めするようにすればよい。
【0032】つまり、このように位置決め部材をピンと
ブッシュとから構成すれば、光データバス固定基板及び
プリント配線基板にこれら各部を予め固定しておくだけ
で位置決め作業を行うことができ、光データバス固定基
板とプリント配線基板との位置決めの際に工具を用いる
必要がないので、これら各部の位置決め作業を極めて簡
単に行うことができる。
【0033】一方、ガイドレールは、光データバス固定
基板を上方から被ってプリント配線基板上に押圧できれ
ばよく、光データバス固定基板の伸縮の妨げにならなけ
れば、個数や配置位置が制限されるものではないが、よ
り好ましくは、請求項3に記載のように、光データバス
の長手方向両端側の端部位置にて光データバス固定基板
をプリント配線基板上に押圧固定するよう、光データバ
ス固定基板に対して一対設けるようにするとよい。
【0034】つまり、このようにすれば、ガイドレール
によって、プリント配線基板上での光データバス固定基
板の長手方向への伸縮を許容しつつ、光データバス固定
基板を、その長手方向両端側でプリント配線基板にしっ
かりと固定できることになる。
【0035】ところで、本発明では、光データバス固定
基板を、周囲の温度変化によって自由に伸縮できるよう
に(換言すれば変形等を生じることのないように)、プ
リント配線基板上に固定するようにしているのである
が、光データバス固定基板が温度変化によってプリント
配線基板上で伸縮した際には、貫通孔を介して光データ
バス固定基板上に位置決めされる光コネクタのプリント
配線基板との相対位置も変化することになる。
【0036】そして、このように、光コネクタとプリン
ト配線基板との相対位置が変化すると、光コネクタに固
定された回路基板とプリント配線基板上の電気コネクタ
との相対位置も変化することになり、例えば、この回路
基板と電気コネクタとを、回路基板に形成された配線パ
ターン若しくは電気コネクタを介して、直接接続するよ
うにしている場合には、回路基板とプリント配線基板上
の電気コネクタとの相対位置の変化によって、その接続
部分に応力が発生し、光コネクタに固定された回路基板
が変形するとか、この回路基板とプリント配線基板との
電気的接続不良が発生する、といった問題が生じる。
【0037】そこで、こうした問題を防止するには、請
求項4に記載のように、プリント配線基板上の電気コネ
クタを、接続部分に発生する応力を吸収可能なフローテ
ィング構造を有するコネクタにて構成するか、或いは、
回路基板上に固定されたフローティング構造を有する電
気コネクタに接続可能なコネクタにて構成するか、或い
は、フローティング性を有する電気接続機構(例えば、
フレキシブルケーブル等)を介して回路基板と接続する
ように構成するとよい。
【0038】つまり、プリント配線基板に固定される電
気コネクタをこのように構成すれば、電気コネクタが光
コネクタに装着された回路基板と接続された状態で、光
データバス固定基板がプリント配線基板上で伸縮して、
電気コネクタと回路基板との相対位置が変化しても、そ
の接続部分に発生した応力が、プリント配線基板側の電
気コネクタ、或いは、これに固定される回路基板側の電
気コネクタ若しくは電気接続機構が有するフローティン
グ性(換言すれば、応力吸収特性)によって吸収される
ことになり、光コネクタに固定された回路基板が変形し
たり、この回路基板とプリント配線基板との電気的接続
不良が発生するのを防止できる。
【0039】また次に、本発明の光電気バックプレーン
ボードでは、光データバス固定基板に、光データバスと
光コネクタとを夫々固定するようにされているので、光
コネクタに装着された発光素子及び受光素子と光データ
バスの信号光入出射部との位置あわせを、極めて簡単に
行うことができるが、光データバス固定基板の熱膨張率
と光データバスの熱膨張率とが大きく異なるような場合
には、周囲温度の変化によって、光コネクタ内の発光素
子及び受光素子と光データバスの信号光入出射部との相
対位置がずれて、通信性能が低下する、といった問題が
生じる。
【0040】そこで、こうした問題を防止するには、請
求項5に記載のように、光データバス固定基板の熱膨張
率を、光データバスの熱膨張率と略同じにすることが望
ましい。つまり、このようにすれば、温度変化時に生じ
る光データバス固定基板と光データバスとの伸縮度合い
を一致若しくは略一致させることができるので、温度変
化時に、光コネクタ内の発光素子及び受光素子と光デー
タバスの信号光入出射部との相対位置がずれて、通信性
能が低下するようなことはない。
【0041】一方、請求項6に記載の発明は、請求項1
〜請求項5何れか記載の光電気バックプレーンボードを
用いて構成される情報処理装置に関するものである。そ
して、この情報処理装置は、上述した本発明(請求項1
〜請求項5)の光電気バックプレーンボードと、コンピ
ュータを含む複数の情報機器と、情報機器の少なくとも
一つに信号線を介して接続されると共に、光電気バック
プレーンボードのプリント配線基板に固定された電気コ
ネクタを介してプリント配線基板と電気的に接続され、
信号線及び電気コネクタを介して情報機器及びプリント
配線基板から入出力される信号に従い、プリント配線基
板上に固定された光データバスを介して光通信を行う複
数の回路基板と、光電気バックプレーンボードのプリン
ト配線基板上で略直線上に配置された各光データバスの
信号光入出射部をグループとして、1又は複数グループ
の信号光入出射部に対して個々に光信号の入出力を行う
複数の発光素子及び受光素子を保持し、かつ、上記各回
路基板を、発光素子及び受光素子に対して電気信号を入
出力可能に支持する複数の光コネクタとから構成され
る。
【0042】このように構成された請求項6に記載の情
報処理装置によれば、コンピュータを含む複数の情報機
器間で信号を送受信するためのバックプレーンボード
に、信号光を効率よく伝送し得る本発明の光電気バック
プレーンボードを用い、各情報機器に入出力される電気
信号を回路基板で一旦信号光に変換して、信号を伝送す
ることから、電気配線を利用して各情報機器間で信号を
伝送する情報処理装置のような、電気配線で生じるクロ
ストークがなく、また、光伝送であるため、外部からの
電磁放射ノイズによる信号波形の乱れがないことから、
信号の安定伝送が可能になる。また、発光素子と受光素
子の高速化により、電気伝送では実現が困難なレベルの
高速なデータ伝送が可能になる。
【0043】また、光電気バックプレーンボードには、
これを構成するプリント配線基板に穿設された貫通孔を
介して光コネクタ及び回路基板を装着でき、しかも、回
路基板に対する給電若しくは各種制御信号の信号入出力
は、プリント配線基板に固定された電気コネクタを介し
てプリント配線基板から直接行うことができることか
ら、本発明の情報処理装置を組み立てる際の作業性を向
上できる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。尚、以下の説明において、図1は本
発明が適用された実施例の光電気バックプレーンボード
2の全体構成を表し、(a)は光電気バックプレーンボ
ードの斜視図、(b)は光電気バックプレーンボードを
(a)に示すb−b′線に沿って切断したときの状態を
表す端面図、(c)は同じくc−c′線に沿って切断し
たときの状態を表す端面図、(d)は同じくd−d′線
に沿って切断したときの状態を表す端面図、である。ま
た、図2(a)は光電気バックプレーンボード2を上方
から見た平面図、図2(c)は光電気バックプレーンボ
ードを図2(a)に示すa−a′線に沿って切断したと
きの状態を表す端面図であり、図3は光電気バックプレ
ーンボードを分解した状態を表す斜視図である。
【0045】図1〜図3に示すように、本実施例の光電
気バックプレーンボード2は、合成樹脂製の平板からな
る光データバス固定基板10と、光データバス固定基板
10の表面に形成された複数(本実施例では4個)の光
データバス挿入用凹部14(図1(c)参照)内に各々
固定された複数の光データバス30と、プリント配線基
板40とから構成されている。
【0046】そして、光データバス固定基板10は、後
述のブッシュ46及びピン48(図3参照)と一対のガ
イドレール44とを用いて、プリント配線基板40上
に、光データバス30の長手方向に伸縮可能に位置決め
固定されており、プリント配線基板40における光デー
タバス固定基板10の載置面上には、複数(本実施例で
は3個)の電気コネクタ42が組み付けられている。
【0047】尚、光データバス固定基板10には、光デ
ータバス固定基板10上に複数の光コネクタ50(後述
の図3参照)を位置決め固定するための貫通孔Hが穿設
されており、プリント配線基板40の貫通孔Hに対応し
た位置には、貫通孔Hよりも径の大きな貫通孔41hが
穿設されている。
【0048】また、電気コネクタ42は、この貫通孔H
を介してプリント配線基板40上に位置決め固定された
複数の光コネクタ50に装着された後述の回路基板PK
(図4参照)に対して給電及び信号入出力を行うための
ものである。そして、プリント配線基板40には、電気
コネクタ42を介して回路基板PKに電源供給を行うた
めの配線パターン及び同じく回路基板PKに同期信号等
の各種制御信号を入出力するための配線パターンが形成
されると共に、これら各配線パターンを介して供給する
電源電圧や各種制御信号を生成するための電子部品が実
装される。
【0049】ここで、まず、光データバス30は、基本
的には、図6に示した光データバス80と同様、光透過
性樹脂からなる矩形の樹脂基板の長手方向に沿った一辺
を階段状に形成し、且つ、その階段状に形成された長手
方向一端側の各端面を板面に対して45度傾斜させるこ
とにより、複数(本実施例では6個)の信号光入出射部
32を形成したものであるが、その長手方向に沿った側
壁には、光データバス挿入用凹部14内で光データバス
30を位置決めするための位置合わせ用突起部30aが
突設されている(図2(a)参照)。
【0050】これに対して、光データバス挿入用凹部1
4は、光データバス30の板面と略同形状で、その外形
は、光データバス30を挿入し易く、且つ、光データバ
ス30が熱膨張しても光データバス30と干渉すること
のないようにするために、光データバス30の外形より
も大きくなっている。また、光データバス挿入用凹部1
4の長手方向の長さは、光データバス30を挿入した
際、その後端側に第1保持部材22を配置できるよう
に、光データバス30よりも長くなっている。
【0051】そして、光データバス挿入用凹部14の各
々は、図2に点線で示すように、各光データバス挿入用
凹部14に光データバス30を挿入した際に、各光デー
タバス30の対応する信号光入出射部32が略直線上に
配置され、しかも、各光データバス30での信号光入出
射部32の配列方向がその直線に略直交するように(換
言すれば、全ての信号光入出射部32が光データバス固
定基板10の外形に沿った直交格子上に並ぶように)、
形成されている。つまり、各光データバス挿入用凹部1
4は、その長手方向の中心軸が互いに平行となり、しか
も、その中心軸が光データバス固定基板10の側端縁に
対して所定角度で傾斜するように、光データバス固定基
板10に形成されている。
【0052】また、光データバス挿入用凹部14の長手
方向に沿った側壁(本実施例では、光データバス30に
おいて階段状に形成された側の側壁)には、光データバ
ス30を光データバス挿入用凹部14に挿入した際に、
光データバス30の側壁から突出した位置合わせ用突起
部30aを挿通して、光データバス30の位置決めを行
うための係止部、複数(本実施例では3個)の第2保持
部材18を固定するための複数の第2保持部材固定部が
形成されている。
【0053】尚、第2保持部材18は、光データバス3
0の長手方向に沿った側壁の複数箇所を板ばねにて押圧
付勢することで、光データバス挿入用凹部14の対向す
る内壁との間で光データバス30を挟持し、光データバ
ス挿入用凹部14内に光データバス30を保持するため
のものである。
【0054】つまり、光データバス30は、複数の信号
光入出射部32を形成するために、樹脂基板の一辺を階
段状に形成したものであることから、各信号光入出射部
32が形成される階段部分の内、先端側ほど幅が狭くな
る。このため、光データバス30において、階段状に形
成される先端部分では、熱等の影響を受けて、信号光入
出射部32が形成された側へと反り易くなる。そして、
その先端部分が反ってしまうと、先端に位置する信号光
入出射部32に対する光の入出射を良好に行えなくな
る。そこで、本実施例では、板ばねからなる複数の第2
保持部材18によって、光データバス30の側壁を一方
向に押圧付勢することにより、光データバス30の先端
部分が反るのを防止しているのである。
【0055】一方、光データバス30の後端側に配置さ
れる第1保持部材22は、光データバス挿入用凹部14
の後端部分に挿入固定され、光データバス30の信号光
入出射部32とは反対側端面(後端面)を、信号光入出
射部32が形成された先端方向に押圧付勢することによ
り、光データバス30を光データバス挿入用凹部14内
に保持するためのものである。
【0056】つまり、第1保持部材22は、図2から明
らかなように、光データバス挿入用凹部14の後端部分
にねじで固定される合成樹脂製の本体部22aと、光拡
散フィルム(例えば、Physical Optics Corporation製
の反射拡散シート、型番「LORS0.2×40PCB-MB」)が光の
反射面を外側にして貼着された反射型拡散板22bと、
本体部と反射型拡散板との間に設けられて、反射型拡散
板(詳しくは光拡散フィルムの反射面)を光データバス
30の後端面に当接すると同時に、光データバス30を
後端側から先端側へと押圧付勢するコイルばね22cと
から構成されており、このコイルばね22cの付勢力に
より、光データバス30を光データバス挿入用凹部14
内に保持する。
【0057】また次に、光データバス固定基板10上に
光コネクタ50を位置決め固定するための貫通孔Hは、
上記各光データバス挿入用凹部14によって互いに平行
に配置される4個の光データバス30を挟むように、そ
の両側に形成されており、光コネクタ50は、この貫通
孔Hに位置決めされることにより、4個の光データバス
30を跨ぐように光データバス固定基板10に固定され
る。
【0058】即ち、光コネクタ50は、光データバス固
定基板10に固定されることにより、各光データバス3
0において互いに直線上に配置される4個の信号光入出
射部32をグループとして、光データバス30の長手方
向に隣接する2グループの信号光入出射部32を各々利
用して信号光を入出力できるように、各データバス30
の長手方向に2個、各データバス30の並設方向に4
個、合計8個の素子を保持している。
【0059】そして、本実施例では、この光コネクタ5
0を、貫通孔Hを利用して、4個の光データバス30を
跨ぐように光データバス固定基板10に固定することに
より、光コネクタ50に保持された8個の素子を、4個
の光データバス30において連続する2つの信号光入出
射部32の上方に同時に位置決めできるようにされてい
る。
【0060】そして、本実施例の光データバス30に
は、その長手方向に沿って略等間隔に6個の信号光入出
射部32が形成されていることから、貫通孔Hは、並設
された4個の光データバス30の両側に、夫々、3個形
成されており、各光データバス30の上方には、合計6
個の貫通孔Hを利用して、3個の光コネクタ50が配置
されることになる。
【0061】尚、プリント配線基板40には、これら各
貫通孔Hに挿通された後述の光コネクタ50のロッド5
6の先端部分を挿通できるように、貫通孔41hが形成
されるが、この貫通孔41hの径は、光データバス固定
基板10側の貫通孔Hよりも若干大きくなっている。こ
れは、光データバス固定基板10とプリント配線基板4
0の熱膨張率が異なり、ロッド56を光データバス固定
基板10側の貫通孔Hに挿通固定する場合には、熱変化
時におけるプリント配線基板40側の貫通孔41hの位
置がずれ、ロッド56の変位の妨げになるのを防ぐため
である。
【0062】一方、光データバス固定基板10のプリン
ト配線基板40への固定は、図3の位置決め部分拡大図
に示すように、予め、プリント配線基板40に穿設され
たブッシュ取り付け用の貫通孔41bに、中心に穴が穿
設されたブッシュ46を固定すると共に、光データバス
固定基板10側に、ピン48を固定しておき、このピン
48をブッシュ46の穴に挿通することにより、光デー
タバス固定基板10とプリント配線基板40とを位置決
めし、その後、光データバス固定基板10の長手方向両
端部(詳しくは光データバス30の長手方向両端側の両
端部)の上方にガイドレール44を被せ、このガイドレ
ール44を、プリント配線基板40に形成されたガイド
レール固定用のねじ孔41gを利用して、直接プリント
配線基板40に固定する、といった手順で行われる。
【0063】尚、プリント配線基板40には、ブッシュ
取り付け用の貫通孔41bが、光データバス30の長手
方向に略直交する直線上(換言すれば光データバス30
の配列方向に沿って)に2個穿設されており、プリント
配線基板40と光データバス固定基板10とは、この一
対の貫通孔41bに固定された一対のブッシュ46とこ
のブッシュ46に対応した一対のピン48とを用いて、
光データバス30の長手方向に略直交する直線上の2カ
所で位置決めされる。
【0064】このため、周囲温度が変化し、プリント配
線基板40と光データバス固定基板10との熱膨張率の
違いによって、光データバス固定基板10がプリント配
線基板40よりも大きく伸縮することになっても、光デ
ータバス固定基板10は、ブッシュ46及びピン48に
よる位置決め部分を中心として、プリント配線基板40
上で、その長手方向に沿って自由に伸縮できることにな
る。
【0065】また、ガイドレール44は、光データバス
固定基板10の長手方向両端部を上方から被って、光デ
ータバス固定基板10をプリント配線基板40上に押圧
することにより、光データバス固定基板10の長手方向
の伸縮を許容しつつ、光データバス固定基板10をプリ
ント配線基板40上に固定するものであるが、光データ
バス固定基板10の長手方向両端部は、このガイドレー
ル44を被せ易いように、ガイドレール44の形状に沿
って、板厚及び短手方向(換言すれば光データバス30
の配列方向)の幅が中央部分よりも小さくなるように形
成されている。そして、ガイドレール44は、光データ
バス固定基板10の短手方向に沿った両端側で、プリン
ト配線基板40に直接ねじ止めされている。
【0066】次に、光コネクタ50の構成を図4を用い
て説明する。尚、図4において、(a)は光コネクタ5
0を上方から見た平面図、(b)は、光コネクタ50を
側面から見た側面図、(c)は光コネクタ50を下方か
ら見た下面図、(d)は図3(b)に示すD−D線に沿
って光コネクタ50を切断した状態を表す断面図であ
る。
【0067】図4に示すように、光コネクタ50は、上
記8個の素子、具体的には4個の発光素子(本実施例で
はCANパッケージに収納されたレーザダイオードL
D)と4個の受光素子(本実施例ではCANパッケージ
に収納されたフォトダイオードPD)を、その信号光入
出射用先端部を下方に突出させた状態で収納するロアケ
ース52と、このロアケース52の上部開口を閉じるよ
うに、ロアケース52の上部に固定されるアッパケース
54とからなる。
【0068】ロアケース52は、上部を開口した長尺状
の箱体からなっており、その底部には、4個のレーザダ
イオードLD及び4個のフォトダイオードPDを夫々位
置決めするための8個の素子挿通孔が穿設されている。
この素子挿通孔は、ロアケースの長手方向に沿って2列
に並ぶように形成されており、4個のレーザダイオード
LD及び4個のフォトダイオードPDは、夫々、各列の
素子挿通孔に、その信号光入出射用先端部が外側を向く
ように挿通される。尚、これら各素子の後端側には鍔部
があるため、素子挿通孔に挿通しても、各素子が外に飛
び出すことはない。また、ロアケース52底部の長手方
向両側には、光データバス固定基板10に設けられた一
対の貫通孔Hに挿入するための一対のロッド56が突設
されている。
【0069】一方、アッパケース54は、ロアケース5
2の上部開口を閉じるためのものであるが、その内部に
は、ロアケース52の底部に位置決めされたレーザダイ
オードLD及びフォトダイオードPDを後端側より外方
向に付勢するコイルばね58が設けられている。このた
め、光コネクタ50に保持されたレーザダイオードLD
及びフォトダイオードPDは、光コネクタ50から突出
した先端面が外部の障害物に当たれば光コネクタ50内
に移動し、その先端面が開放されれば、再び光コネクタ
50から突出されることになる。
【0070】また次に、アッパケース54の上端面の長
手方向両側には、光コネクタ50に保持されたレーザダ
イオードLD及びフォトダイオードPDを利用してデー
タ通信を行う回路基板PKを立設するための一対の基板
固定部60が設けられている。この基板固定部60は、
回路基板PKの基板面を挟持する2つの部材から構成さ
れており、各部材の間に挿入された回路基板PKをねじ
で締め付けることにより、光コネクタ50の上に回路基
板PKを装着できるようになっている。
【0071】また、アッパケース54には、この回路基
板PKと内部のレーザダイオードLD及びフォトダイオ
ードPDとを電気的に接続するために、レーザダイオー
ドLD及びフォトダイオードPDのリードに接続された
信号線(例えばフラットケーブル)62を光コネクタ5
0の上方に引き出すための信号線挿通孔が穿設されてお
り、この孔から引き出された信号線62は、コネクタ6
4を介して、回路基板PKに形成された信号処理用の回
路に接続される。
【0072】そして、上述したプリント配線基板40側
の複数(3個)の電気コネクタ42は、貫通孔Hを介し
て光コネクタ50を光データバス固定基板10(換言す
ればプリント配線基板40)に位置決め固定し、更に、
その光コネクタ50に回路基板PKを装着した際、回路
基板PKに組み付けられた電気コネクタ43を介して回
路基板PKに接続できる位置に配置されている(図3参
照)。
【0073】尚、本実施例では、温度変化に伴いプリン
ト配線基板40上で光データバス固定基板10が伸縮し
た際、電気コネクタ42と回路基板PKとの接続部分に
応力が発生して、プリント配線基板40と回路基板PK
との接続不良や回路基板PKの変形等が生じることのな
いよう、プリント配線基板40側の電気コネクタ42に
は、こうした応力を吸収可能なフローティング構造のコ
ネクタが使用されている。
【0074】以上説明したように、本実施例の光電気バ
ックプレーンボード2では、光データバス固定基板10
の表面に形成された光データバス挿入用凹部14内に光
データバス30を挿入固定し、更に、光データバス固定
基板10に穿設された貫通孔Hを利用して、光データバ
ス30の上方に光コネクタ50を位置決め固定すること
で、光データバス30の信号光入出射部32とレーザダ
イオードLD或いはフォトダイオードPDとの相対位置
を簡単且つ確実に位置決めできるようにされている。
【0075】また、光データバス固定基板10は、ブッ
シュ46及びピン48と一対のガイドレール44とを用
いて、プリント配線基板40上に、伸縮可能に位置決め
固定され、プリント配線基板40には、光コネクタ50
に装着された回路基板PKに対して給電及び同期信号等
の各種制御信号の入出力を行うために、フローティング
構造を有する電気コネクタ42が固定されている。
【0076】このため、本実施例の光電気バックプレー
ンボード2によれば、光データバス30の信号光入出射
部32とレーザダイオードLD或いはフォトダイオード
PDとの相対位置を簡単に位置決めできるだけでなく、
光コネクタ50に装着された回路基板PKに対して、プ
リント配線基板40から電気コネクタ42を介して給電
及び信号入出力を行うことができる。また、プリント配
線基板40と光データバス固定基板10との熱膨張率の
違いによって、光データバス固定基板10がプリント配
線基板40上で伸縮しても、これら各部に応力が加わる
ことがなく、光データバス30を用いた通信を良好に行
うことができる。
【0077】従って、本実施例の光電気バックプレーン
ボード2を用いれば、光データバス30を利用して複数
の回路基板PK間で高速なデータ通信を行うことのでき
る情報処理装置を極めて簡単に構築することが可能とな
る。また、本実施例の光電気バックプレーンボード2に
おいて、光データバス固定基板10は、土台となるプリ
ント配線基板40に対して着脱自在に装着されることか
ら、光データバス30の交換等は、光データバス固定基
板10単位で、光データバスに触ることなく行うことが
できる。このため、光データバス30の交換時等に光デ
ータバスが汚れたり、傷付いたりするのを防止でき、延
いては、メンテナンス時の作業性を向上できる。
【0078】また、プリント配線基板40と光データバ
ス固定基板10とは別体で構成されることから、光デー
タバス固定基板10の材料を適宜選択することにより、
光データバス固定基板10の熱膨張率と光データバス3
0の熱膨張率とを容易に一致(或いは略一致)させるこ
とができる。
【0079】以上のように、本実施例の光電気バックプ
レーンボード2を用いれば、光データバス30を信号伝
送媒体として、複数の回路間を極めて簡単に且つ伝送損
失を招くことなく接続することが可能となり、延いて
は、高速化に対応し、且つ、多ノードの相互接続をシン
プルな構成で実現し得る並列アーキテクチャーの情報処
理装置を容易に実現できる。
【0080】そこで、次に、本実施例の光電気バックプ
レーンボード2を用いて構成される情報処理装置の一例
を図5に基づき説明する。図5に示す情報処理装置は、
光電気バックプレーンボード2を介して互いに接続され
る情報機器として、コンピュータ70とこれに接続され
る2台のハードディスク72、74を備える。そして、
コンピュータ70からは、内部のマザーボード(若しく
はマザーボードに接続された拡張ボード)のデータバス
から、SCSI、PCI等の規格に準拠してデータを入
出力するためのケーブルLが引き出されており、ハード
ディスク72、74からもこれを同じ規格に準拠してデ
ータを入出力するためのケーブルLが引き出されてい
る。
【0081】一方、光電気バックプレーンボード2に
は、3個の光コネクタ50が固定されており、各光コネ
クタ50の基板固定部60には、上記各情報機器(コン
ピュータ70及びハードディスク72、74)に対応し
た回路基板PKが固定されている。
【0082】これら各回路基板PKは、上述した電気コ
ネクタ42を介してプリント配線基板40から電源及び
各種制御信号の供給を受けて動作し、対応する情報機器
(コンピュータ70若しくはハードディスク72、7
4)からの出力データに従い光コネクタ50内のレーザ
ダイオードLDを駆動する信号を生成して、レーザダイ
オードLDを駆動すると共に、光コネクタ50内のフォ
トダイオードPDから出力される受光信号を、対応する
情報機器(コンピュータ70若しくはハードディスク7
2、74)が読み取り可能なデータに変換して、その情
報機器(コンピュータ70若しくはハードディスク7
2、74)に出力するためのものであり、その基板面に
は、信号処理用のIC66やその他の電子部品が実装さ
れている。
【0083】また、各回路基板PKの光コネクタ50と
は反対側端部には、上記各情報機器(コンピュータ70
及びハードディスク72、74)から引き出されたデー
タ伝送用のケーブルLを接続するためのコネクタ68が
設けられており、各回路基板PKと対応する情報機器
(コンピュータ70又はハードディスク72、74)と
は、このコネクタ68と信号線であるケーブルLとを介
して、互いにデータ伝送可能に接続されている。
【0084】尚、光コネクタ50内のレーザダイオード
LD及びフォトダイオードPDは、図4(d)に示した
前述の信号線62を介して対応する回路基板PKに接続
されている。このように構成された情報処理装置におい
ては、コンピュータ70若しくはハードディスク72、
74から回路基板PKにデータが出力されると、その出
力データが、対応する回路基板PKで信号処理され、そ
の回路基板PKが固定された光コネクタ50内のレーザ
ダイオードLDが、その出力データに応じて駆動され
る。この結果、その光コネクタ50に保持されたレーザ
ダイオードLDからは、その出力データに対応した信号
光が出射され、これが光データバス30の信号光入出射
部32に入射される。
【0085】また、このように光データバス30に入射
された信号光は、光データバス30内で後端方向に伝送
され、更に、第1保持部材22により光データバス30
の後端面に当接された反射型拡散板にて反射されて、光
データバス30の先端方向に戻される。そして、その戻
された信号光は、光データバス30の各光信号入出射部
32から光データバス30の上方に向けて出射され、各
光信号入出射部32の上方に配置されたフォトダイオー
ドPDに入射されて、電気信号に変換される。
【0086】そして、その電気信号は、各回路基板PK
で、対応する情報機器(コンピュータ70若しくはハー
ドディスク72、74)に送信すべきデータに変換され
た後、ケーブルLを介して情報機器(コンピュータ70
若しくはハードディスク72、74)に入力される。
【0087】つまり、図5に示した情報処理装置によれ
ば、コンピュータ70が、各ハードディスク72、74
に対してデータの保存若しくは読み出しを行うために、
対応する回路基板PKにデータを出力すると、その出力
データが、回路基板PK、光コネクタ50内のレーザダ
イオードLD、光電気バックプレーンボード2(詳しく
は光データバス30)、光コネクタ50内のフォトダイ
オードPD、回路基板PKを経由して、各ハードディス
ク72、74に伝送され、コンピュータ70からデータ
の要求を受けてハードディスク72からコンピュータ7
0には、これとは逆の経路で、データが伝送されること
になる。
【0088】そして、図5に示した情報処理装置では、
信号光を効率よく伝送し得る光電気バックプレーンボー
ド2を用いて、コンピュータ70とハードディスク7
2、74間(或いはハードディスク72、74同士)の
データ伝送を行うことができることから、電気配線で複
数の情報機器間を接続する情報処理装置に比べて、デー
タの伝送品質を向上できる。また、発光素子と受光素子
の高速化により、電気伝送では実現が困難なレベルの高
速なデータ伝送も可能になる。
【0089】また、回路基板PKは、光コネクタ50を
介して、光電気バックプレーンボード2に固定されるこ
とから、光電気バックプレーンボード2に回路基板PK
を固定したり、光電気バックプレーンボード2から回路
基板PKを取り外す際には、回路基板PKを光コネクタ
50に装着したまま、回路基板PKを光電気バックプレ
ーンボード2から着脱するようにすれば、その着脱作業
を極めて簡単に行うことができる。
【0090】また、回路基板PKは、光コネクタ50を
介して光電気バックプレーンボード2上に固定される
と、同時に、光電気バックプレーンボード2(詳しくは
プリント配線基板40上)に固定された電気コネクタ4
2を介してプリント配線基板40に接続され、このプリ
ント配線基板40から電源及び各種制御信号の供給を受
けることから、回路基板PKに対して電源供給や信号入
出力を行うための配線等も不要となり、これによっても
光電気バックプレーンボード2への回路基板PKの着脱
作業を簡単にすることができる。
【0091】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態
様を採ることができる。例えば、上記実施例では、光デ
ータバス固定基板10をプリント配線基板40上に固定
する際、ブッシュ46とピン48とからなる一対の位置
決め部材を用いて、光データバス固定基板10の長手方
向に直交する直線上の2カ所で、光データバス固定基板
10とプリント配線基板40とを位置決めするものとし
て説明したが、例えば、光データバス固定基板10の略
中心位置の一カ所で、光データバス固定基板10とプリ
ント配線基板40とを位置決めするようにしてもよい。
【0092】また、ガイドレール44についても、上記
実施例では、光データバス固定基板10の長手方向両端
部に配置するものとして説明したが、ガイドレールは、
光データバス固定基板10をプリント配線基板40に押
圧して位置決めできればよいため、こうしたことが可能
であれば、ガイドレールを1個だけ用いるようにしても
よい。
【0093】また、第1保持部材22のコイルばね22
cや、第2保持部材18を構成する板ばねは、ゴム等か
らなる緩衝材や、他のばね材に変更してもよい。また、
上記実施例において、光データバス30は、光データバ
ス固定基板10の光データバス挿入用凹部14に単に挿
入されるものとして説明したが、例えば、光データバス
挿入用凹部14に挿入された光データバス30の信号光
入出射部32以外の部分を外部から保護する蓋体を設け
て、この蓋体によって、光データバス30を保護すると
同時に光データバス30を固定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の光電気バックプレーンボードの全体
構成を表す説明図であり、(a)は斜視図、(b)〜
(d)は(a)に示す直線に沿った端面図である。
【図2】 実施例の光電気バックプレーンボードの全体
構成を表す説明図であり、(a)は平面図、(b)は
(a)に示す直線に沿った端面図である。
【図3】 実施例の光電気バックプレーンボードの分解
図である。
【図4】 実施例の光電気バックプレーンボードに装着
される光コネクタの構成を表す説明図である。
【図5】 実施例の光電気バックプレーンボードを用い
て構成される情報処理装置の一例を表す説明図である。
【図6】 従来の光データバスの構成及びその使用状態
を説明する説明図である。
【符号の説明】
2…光電気バックプレーンボード、10…光データバス
固定基板、14…光データバス挿入用凹部、H…貫通
孔、18…第2保持部材、22…第1保持部材、22a
…本体部、22b…反射型拡散板、22c…コイルば
ね、30…光データバス、30a…位置合わせ用突起
部、32…信号光入出射部、40…プリント配線基板、
41b,41h…貫通孔、41g…ねじ孔、42,43
…電気コネクタ、44…ガイドレール、46…ブッシ
ュ、48…ピン、50…光コネクタ、52…ロアケー
ス、54…アッパケース、56…ロッド、60…基板固
定部、62…信号線、66…IC、68…コネクタ、L
…ケーブル、70…コンピュータ、72,74…ハード
ディスク、LD…レーザダイオード、PD…フォトダイ
オード、PK…回路基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H05K 1/14 (72)発明者 東浦 健一 愛知県西春日井郡新川町西堀江2288番地 アイカ工業株式会社内 (72)発明者 神谷 直樹 愛知県西春日井郡新川町西堀江2288番地 アイカ工業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 BA02 BA11 CA37 DA02 DA06 DA11 5E338 AA11 BB65 BB71 BB75 BB80 CC10 CD01 CD10 EE23 EE31 5E344 AA08 BB03 BB06 CD18 EE06 EE11 EE16 5K102 AA15 AB15 AL01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺で板状の光透過性材料からなり、長
    手方向に沿った一辺が、長手方向の一端側から他端に向
    かって発光素子又は受光素子を配置可能な間隔で階段状
    に形成されると共に、該階段状に形成された長手方向一
    端側の各端面を板面に対して略45度傾斜させることに
    より、信号光入出射部が形成された複数の光データバス
    と、 該各光データバスの板面形状に対応して開口した複数の
    光データバス挿入用凹部が、該光データバス挿入用凹部
    に前記各光データバスを挿入した際に各光データバスの
    互いに対応する信号光入出射部が夫々略直線上に配置さ
    れるように、略等間隔で形成された光データバス固定基
    板と、 前記各光データバス挿入用凹部内に前記各光データバス
    が挿入固定された前記光データバス固定基板が着脱自在
    に載置されると共に、該光データバス固定基板が載置さ
    れた板面上には、前記光データバス挿入用凹部に挿入固
    定された前記各光データバスを介して互いに光通信を行
    う複数の回路基板への給電若しくは信号入出力を行うた
    めの複数の電気コネクタが固定され、該各電気コネクタ
    を介して前記各回路基板への給電若しくは信号入出力を
    行うプリント配線基板と、 を備えると共に、前記光データバス固定基板には、 当該固定基板上で略直線上に配置される前記各光データ
    バスの信号光入出射部をグループとして、1又は複数グ
    ループの信号光入出射部に対して個々に光信号の入出力
    を行う複数の発光素子及び受光素子を保持し、かつ、該
    発光素子及び受光素子に電気信号の入出力を行うことに
    より前記各光データバスを介して光通信を行う前記回路
    基板を装着可能な複数の光コネクタ、 を位置決め固定するための貫通孔が穿設され、 しかも、前記光データバス固定基板は、 前記光データバスの長手方向に略直交する直線上の一カ
    所若しくは複数箇所にて、前記光データバス固定基板を
    前記プリント配線基板に位置決めする位置決め部材と、 該位置決め部材により前記光データバス固定基板が前記
    プリント配線基板に位置決めされる位置から離れた位置
    で、前記光データバス固定基板を上方から被って、前記
    プリント配線基板上に押圧するガイドレールと、 を用いて、前記プリント配線基板に固定されたことを特
    徴とする光電気バックプレーンボード。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部材は、前記光データバス
    固定基板及び前記プリント配線基板の一方に設けられた
    ピンと、前記光データバス固定基板及び前記プリント配
    線基板の他方に設けられ、前記ピンを嵌入可能なブッシ
    ュとからなり、 前記光データバス固定基板は、前記ピンとブッシュとの
    嵌め合わせにより、前記プリント配線基板に位置決めさ
    れることを特徴とする請求項1記載の光電気バックプレ
    ーンボード。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールは、前記光データバス
    の長手方向両端側の端部位置にて前記光データバス固定
    基板を前記プリント配線基板上に押圧固定するよう、前
    記光データバス固定基板に対して一対設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光電気バッ
    クプレーンボード。
  4. 【請求項4】 前記プリント配線基板上の電気コネクタ
    は、 前記光コネクタに装着された回路基板と接続した際、前
    記光データバス固定基板の伸縮により接続部分に応力が
    発生することのないよう、 フローティング構造を有するコネクタにて構成される
    か、或いは、前記回路基板上に固定されたフローティン
    グ構造を有する電気コネクタに接続可能なコネクタにて
    構成されるか、或いは、フローティング性を有する電気
    接続機構を介して前記回路基板と接続されることを特徴
    とする請求項1〜請求項3何れか記載の光電気バックプ
    レーンボード。
  5. 【請求項5】 前記光データバス固定基板の熱膨張率
    は、前記光データバスの熱膨張率と略同じであることを
    特徴とする請求項1〜請求項4何れか記載の光電気バッ
    クプレーンボード。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5何れか記載の光電気
    バックプレーンボードと、 コンピュータを含む複数の情報機器と、 該情報機器の少なくとも一つに信号線を介して接続され
    ると共に、該光電気バックプレーンボードのプリント配
    線基板に固定された電気コネクタを介して該プリント配
    線基板と電気的に接続され、前記信号線及び前記電気コ
    ネクタを介して前記情報機器及び前記プリント配線基板
    から入出力される信号に従い、前記プリント配線基板上
    に固定された光データバスを介して光通信を行う複数の
    回路基板と、 前記光電気バックプレーンボードのプリント配線基板上
    で略直線上に配置された前記各光データバスの信号光入
    出射部をグループとして、1又は複数グループの信号光
    入出射部に対して個々に光信号の入出力を行う複数の発
    光素子及び受光素子を保持し、かつ、前記各回路基板
    を、該発光素子及び受光素子に対して電気信号を入出力
    可能に支持する複数の光コネクタと、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
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