JP2003281518A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2003281518A JP2002078250A JP2002078250A JP2003281518A JP 2003281518 A JP2003281518 A JP 2003281518A JP 2002078250 A JP2002078250 A JP 2002078250A JP 2002078250 A JP2002078250 A JP 2002078250A JP 2003281518 A JP2003281518 A JP 2003281518A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐モジュールに至るまでの中間処理結果の
画像全体をバッファリングするようにした場合、メモリ
を大量に必要とし、またパイプライン型処理の利点を打
ち消す要因の一つとなる。 【解決手段】 処理モジュールの一つとして分岐処理部
25を含むパイプライン処理において、当該分岐処理部
25に対して、入力状態を管理する入力管理部251、
分岐先の情報を管理する分岐情報管理部252、容量の
上限を指定することが可能なバッファ部253および分
岐処理全体を制御する分岐制御部254を持たせ、分岐
処理部25は画像全面分のバッファを持つこと無しに任
意の数の分岐処理に対応できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル化された
画像データを処理する画像処理装置および画像処理方法
に関し、特に複数の要素機能的な画像処理モジュールを
用意して、その組み合わせにより多種多様な画像処理機
能を実現するような画像処理装置および画像処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の要素機能的な画像処理モジュール
を用意して、その組み合わせにより多種多様な画像処理
機能を提供する技術は、例えば文書エディタや描画ツー
ル、あるいは画像伝送装置やプリンタ等、デジタル画像
を取り扱う様々なシステムにおいて利用される。そし
て、このような画像処理機能は、しばしば画像処理ライ
ブラリファイルとして提供され、その場合には画像処理
機能を利用したいアプリケーションプログラムとリンク
することによりその機能が利用される。
【0003】画像を入力可能なDTP(デスクトップ・
パブリッシング)システム、画像を出力可能なプリント
システムなどでは、処理対象となる画像に対して、例え
ば拡大・縮小、回転、アフィン変換、色変換、フィル
タ、合成などの各種の画像処理が行われる。これらの処
理を行う際には、入力画像の属性や処理内容、手順、パ
ラメータなどが固定されている場合には専用のハードウ
ェアを用いて処理を行う場合もあるが、例えば色空間や
画素当たりのビット数が異なる様々な画像が入力された
り、処理内容や手順、パラメータなどが様々に変更され
る場合には、より柔軟性のある構成で対応することが必
要となる。
【0004】このような要求を満たす手段としては、従
来、プログラマブルなモジュールをパイプライン形態や
DAG(Directed Acyclic Graph:有向非循環グラフ)
形態に接続して、柔軟に所望の処理を行う技術が提案さ
れている(例えば、特開平5−260373号公報や特
開平7−105020号公報を参照)。
【0005】特開平5−260373号公報には、複数
のプログラマブル演算処理部の各演算処理内容と、ネッ
トワーク部による各プログラマブル演算処理部の接続形
態とを、ホストコントロール手段を通じて外部から自在
に設定できるように構成することにより、高速かつ高度
な演算処理が可能で、機能変更、系統変更に対する自由
度が高いデジタル映像信号処理装置が記載されている。
【0006】また、特開平7−105020号公報に
は、必要な機能モジュールを所望の順番でパイプライン
状に接続/初期化し、処理を行うことで柔軟に画像処理
を行うパイプライン化画像処理システムが記載されてい
る。当該パイプライン化画像処理システムでの動作は次
の通りである。
【0007】すなわち、接続が終了すると、最後尾のモ
ジュールに対して必要に応じてヘッダの取得を要求し、
この要求は接続されたモジュールを順次遡って先頭の画
像入力モジュールに達して読み込まれる画像のヘッダ情
報を返し、各モジュールは自身が変更する部分の情報を
書き換えた後に後段のモジュールに渡す。例えば入力画
像のサイズが1000×1000画素であり、処理パイ
プラインの中に500×500画素への縮小処理モジュ
ールが含まれていた場合には、当該縮小モジュールは前
段から渡されたヘッダ情報のうちのサイズ情報を100
0×1000から500×500に変更して後段に渡
す。
【0008】このような処理を順次繰り返して、最終的
に最後尾のモジュールは外部に対して当該画像処理パイ
プラインが出力する画像のヘッダ情報を出力する。次
に、得られたヘッダ情報などをもとにデータの処理を行
う。データの処理もヘッダの処理と同様に、最後尾のモ
ジュールに対して一定量のデータ出力を要求すると、最
後尾のモジュールは前段のモジュールに対してそれに必
要な画像データの入力を要求する。この要求は同様によ
り前段に対して遡って伝えられて画像入力モジュールに
伝えられ、必要な画像データが読み出されて後段に渡さ
れ、順次処理をされながら最終的に最後尾の処理モジュ
ールから出力される。
【0009】上記の処理が画像の最後まで、または必要
な部分に対して行われると、処理パイプラインは不要と
なるので、最後尾のモジュールに対して終了を要求す
る。この終了要求もヘッダ情報取得や上記処理と同様に
モジュールの接続を遡って最前部の画像入力モジュール
に達し、画像入力モジュールは処理に用いたリソースを
解放するとともに自身を解放して後段に制御を返す。制
御が戻された後段も同様にリソースや自身を解放する処
理を行ってさらに後段に返し、最終的に最後尾のモジュ
ールのリソース/自身の解放が終了した時点で全ての操
作が終了する。
【0010】特開平7−105020号公報に記載の上
記技術は、例えばUNIX(登録商標)などのオペレー
ティングシステムで用いられている単一プロセッサによ
る多重処理パイプラインのシミュレーション方式を画像
処理などの分野に応用したものである。そして、特に画
像処理においては、1回の処理単位を例えば画像の1ラ
インのように画像の一部に限定することにより、各処理
モジュールが処理用に保持するメモリ領域を極めて少な
くすることが可能となる。
【0011】その結果、少ないメモリ容量で複雑な処理
を実行できるコストの安い画像処理装置を提供すること
が可能となったり、あるいは仮想記憶をサポートするオ
ペレーティングシステム上で動作させる場合には、メモ
リ不足によるスワップアウトが最小限に抑えられるた
め、高速に処理を実行することが可能となる。
【0012】さらに、他の従来技術として、例えば90
度回転処理のように出力の1ラインを得るために入力画
像全体を必要とする処理や、入力画像を複数の処理モジ
ュールに対して出力する分岐モジュールなどの場合に
は、画像全体のバッファリングが終了したらそれよりも
前段のモジュールに対して終了処理を行うことで、必要
なメモリ資源を最小に抑えて高速に処理することを目指
した画像処理装置も提案されている(特開平8−272
981号公報参照)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】これまで述べたよう
な、要素機能的なモジュールを任意に組み合わせて所望
の複雑な処理を行わせることが可能な画像処理装置を構
成する場合に、非常に特殊かつ重要なモジュールとし
て、入力画像を複数の処理モジュールに対して出力する
分岐モジュールがある。入力から最後尾の処理まで、一
度も分岐を行わずに済む処理も多いが、次のようなパイ
プライン処理の場合には分岐モジュールが必要となる。
【0014】例えば、異なるカーネルサイズでフィルタ
処理を行った結果を比較し、その比較結果によって出力
を決定する適応的フィルタ処理などを行うパイプライン
処理のような場合である。具体的には、図12に示すよ
うに、画像入力部111、拡縮処理部112、色変換処
理部113、分岐処理部114、フィルタ処理部115
−1,115−2および出力選択部116を含み、画像
記憶部100に保持されている処理対象の画像データに
対して適応的フィルタ処理を行うようなパイプライン処
理である。
【0015】このようなパイプライン処理において、分
岐モジュールを使わなければ、図13に示すように、2
系統A,Bのパイプラインを別々に生成して処理を行
い、その結果を統合するモジュールを作って処理する方
法を採ることになる。しかし、2系統のパイプラインを
別々に生成する構成を採った場合には、図12の分岐モ
ジュールを使った場合と比較して、全く同じ画像入力処
理、拡縮処理、色変換処理が2度ずつ行われることにな
ってしまうため、リソース/処理速度の両面で大きな無
駄が発生してしまう。
【0016】このような理由から、図12に示すよう
に、分岐モジュールを用いてパイプラインを構築するの
が有効な手法となるのである。先述した特開平7−10
5020号公報には、パイプラインのブランチング(分
岐化)、または「ファンアウト(fan-out)」パイプライ
ン部分が存在する旨が記載されている。しかし、動作の
詳細については何ら記載されておらず、当該公報の記載
内容からは、画像全体をバッファリングして各分岐先に
要求された中間処理結果を出力するしか実現方法がな
い。
【0017】また、先述した特開平8−272981号
公報には、分岐モジュールよりも前段にあるモジュール
を解放することで既に無駄となったリソースを少しでも
解放し、また分岐した複数の出力先の全てで処理が終了
したかどうかをチェックするためのフラグまたはカウン
タを持ち、全てが終了したなら当該分岐モジュールが保
持していたバッファなどの解放と自身の解放を行う旨が
記載されている。しかし、この動作説明からも明らかな
ように、分岐モジュール中にはそこまでの中間処理結果
である画像全体をバッファリングする必要がある。
【0018】以上述べたように、分岐モジュールは任意
のモジュールを組み合わせて所望の複雑な処理を実現す
るために非常に重要であるにもかかわらず、従来技術で
は、分岐モジュールに至るまでの中間処理結果の画像全
体をバッファリングする必要があるためメモリを大量に
必要とし、その結果、DAG形式を含むパイプライン型
処理の利点、即ち少ないメモリで高速に処理できるとい
う利点を打ち消す要因の一つとなっていた。
【0019】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、分岐モジュールを含
むパイプライン処理において、分岐モジュールに入力さ
れる中間結果の一部分のみをバッファリングする、また
は全くバッファリングすることなしに任意の分岐先に対
して要求された画像データを高速に出力可能な画像処理
装置および画像処理方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、処理対象の画像データを入力する画像
入力処理モジュールおよび入力された画像データを複数
の出力先に出力可能な分岐処理モジュールを含む複数の
処理モジュール(処理手段)がパイプライン形態に接続
されてなるパイプライン処理において、複数の処理モジ
ュールの各々に処理対象の画像データの先頭から処理を
やり直す機能を持たせるとともに、分岐処理モジュール
に少なくとも任意数の分岐先を管理する機能を持たせる
ようにしている。
【0021】パイプライン処理において、複数の処理モ
ジュールの各々に処理対象の画像データの先頭から処理
をやり直す機能を持たせることで、処理対象の画像デー
タの再読み出しが可能となる。したがって、画像データ
を解析した結果を後段の処理で使用するような処理をコ
ンピュータ上のプログラムとして実現する場合に、従来
複数のパスで行っていた処理を1つのパスで実現でき
る。また、分岐処理モジュールに少なくとも任意数の分
岐先を管理する機能を持たせることで、画像全面分のバ
ッファを持つこと無しに任意の数の分岐処理に対応で
き、さらに後段に繋がる処理モジュールによっては全面
をバッファリングするのと同じ速度で分岐処理できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施形態に係る画像処
理装置(システム)の構成の一例を示すブロック図であ
る。図1から明らかなように、本実施形態に係る画像処
理装置は、画像記憶部11、メモリ部12、処理格納部
13、画像出力部14および制御部15を有し、これら
構成要素がバスライン16を介して相互に接続された構
成となっている。
【0024】図1において、画像記憶部11は、処理対
象であるデジタル化された画像データを保持する。メモ
リ部12は、画像記憶部11に保持された画像データ
や、各種処理を行うために必要な処理領域や各種の演算
途中結果、処理パラメータ等を保持する。なお、画像記
憶部11についてはメモリ部12と兼用するようにして
も良い。
【0025】処理格納部13は、画像記憶部11に保持
された処理対象の画像データに対して所定の処理を実行
する各種の処理手段、例えば画像入力手段131、分岐
処理手段132、拡縮処理手段133、色変換処理手段
134、フィルタ処理手段135および出力選択処理手
段136を有している。この処理格納部13内の各処理
手段や制御部15などは、プログラムモジュールとして
メモリ部12の中に展開されて動作しても良いし、コン
ピュータ上の処理プログラムモジュールとして存在して
も良いし、一部または全部が専用のハードウェアで構成
されていても良い。処理格納部13内の各種の処理手段
の詳細については後述する。
【0026】画像出力部14は、画像記憶部11に保持
された画像データが処理格納部13内の各種の処理手段
によって処理された処理結果を、バスライン16を通し
て図示したシステムの外部に出力する。制御部15はC
PUなどによって構成され、画像記憶部11、メモリ部
12、処理格納部13および画像出力部14の各処理の
制御を司っている。
【0027】次に、処理格納部3に格納される各種の処
理手段について、幾つかの処理を例にとってその概要に
ついて説明する。
【0028】先述したように、各種の処理手段はコンピ
ュータ上の処理プログラムモジュールとして存在しても
良いし、一部または全部が専用のハードウェアで構成さ
れていても良いが、以下では説明を簡単にするために、
コンピュータ上の処理プログラムモジュールとして実現
されている場合を例に挙げて説明する。
【0029】図2は、処理モジュールの一つである拡縮
処理部21の内部構成の一例を示すブロック図である。
この拡縮処理部21は、図1の拡縮処理手段133に対
応している。図2から明らかなように、拡縮処理部21
は、前段のモジュールから入力される画像を保持するた
めの入力バッファ211と、処理結果を後段のモジュー
ルに出力するための出力バッファ212と、拡縮処理を
制御する拡縮制御部213とを有する構成となってい
る。
【0030】拡縮処理部21は、図1において、モジュ
ール生成時に制御部15から拡縮の倍率を指示され、必
要な情報などを処理格納部13から取り出されて、メモ
リ部12上にプログラムモジュールとして生成される。
その生成時に、拡縮制御部213は制御部15から前段
のモジュールへの接続情報を与えられ、その情報に基づ
いて前段のモジュールに対して入力される画像情報の取
得要求を出して画像サイズやビット数などの情報を取得
し、メモリ部12上に処理に必要な入力バッファ211
を生成する。
【0031】次に、制御部15から与えられた倍率情報
から出力画像情報を計算し、メモリ部12上に後段のモ
ジュールに拡縮後の画像を出力するための出力バッファ
212を生成する。一例として、入力画像が1000×
1000画素の1画素当り8ビットの画像であり、拡縮
倍率が(0.6,1.0)であり、1回の出力単位が1
ラインである場合を想定すると、拡縮制御部213はメ
モリ部12上に1000バイト分の入力バッファ211
と、600バイト(=1000×0.6)分の出力バッ
ファ212とを生成することになる。
【0032】このようにして生成された拡縮処理部21
において、後段のモジュールから出力要求を受けると、
その出力要求が拡縮制御部213に伝えられる。する
と、拡縮制御部213は、前段のモジュールに対して画
像の出力要求を出す。前段のモジュールはその要求に従
って1ライン(=1000バイト)分の画像データを自
身の出力バッファに書き込んで返す。このとき、拡縮制
御部213はその結果を入力バッファ211にコピーす
る。
【0033】拡縮制御部213は次に、拡縮倍率に従っ
て出力バッファ212に入力バッファ211のデータを
0.6倍に縮小した画像データを書き込んで、その結果
を後段のモジュールに渡す。後段のモジュールは渡され
た出力データを自身の入力バッファにコピーする。な
お、縮小処理の技術は周知であるので、ここではその詳
細については説明を省略する。このような処理を画像の
ライン数分の回数(本例では、1000回)繰り返すこ
とで、入力画像を(0.6,1.0)倍に縮小した画像
を出力する処理を実行する。
【0034】ここでは説明の都合上、拡縮処理部21が
入力バッファ211と出力バッファ212の両方を生成
/保持するように説明したが、出力バッファ212につ
いては後段のモジュールが生成して出力要求と共に拡縮
処理部21に渡して書き込んでもらうように構成しても
良い。そのようにすれば、拡縮処理部21の出力バッフ
ァ212は不要となり、また同様に前段のモジュールに
対して出力要求時に拡縮処理部21の入力バッファ21
1を渡せば前段のモジュールにも出力バッファは不要と
なり、入力時/出力時のバッファ間コピーも不要となる
ため処理速度を向上させることができる。
【0035】以下の各処理モジュールの説明において
は、ブロック図上では出力バッファを図示するが、これ
は後段のモジュールから渡されるものとして説明する。
【0036】図3は、ルックアップテーブル(LUT)
や色変換マトリクスを使って入力画像の色変換処理を行
う色変換処理部22の内部構成の一例を示すブロック図
である。この色変換処理部22は、図1の色変換処理手
段134に対応している。色変換処理部22も拡縮処理
部21と同様に、前段のモジュールから入力される画像
を保持するための入力バッファ221と、処理結果を後
段のモジュールに出力するための出力バッファ222
と、色変換処理を制御する色変換制御部223とを有す
る構成となっている。
【0037】色変換処理部22は、図1において、モジ
ュール生成時に制御部15から、例えばLUTやマトリ
クスなどの処理パラメータを指示され、それを処理する
ために必要な情報などが処理格納部13から取り出さ
れ、メモリ部12上にプログラムモジュールとして生成
される。その生成時に、色変換制御部223は制御部1
5から前段のモジュールへの接続情報を与えられ、その
情報に基づいて前段のモジュールに対して入力される画
像情報の取得要求を出して画像サイズやビット数などの
情報を取得し、メモリ部12上に処理に必要な入力バッ
ファ221を生成する。
【0038】この色変換処理部22において、後段のモ
ジュールから出力バッファ222を渡されて出力要求を
受けると、色変換制御部223は前段のモジュールに対
して入力バッファ221を渡して出力要求を行い、その
後に入力バッファ221に格納された画像データに対し
てLUTやマトリクス処理を行ってその結果を出力バッ
ファ222に書き出して後段のモジュールに返す。
【0039】図4は、畳み込みフィルタ処理を行うフィ
ルタ処理部23の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。フィルタ処理部23は、図1のフィルタ処理手段1
35に対応している。図4から明らかなように、フィル
タ処理部23は、フィルタ係数サイズに対応した複数の
入力バッファ231と、処理結果を後段のモジュールに
出力するための出力バッファ232と、フィルタ処理を
制御するフィルタ制御部233とを有する構成となって
いる。
【0040】図4には、例えば3×3サイズのフィルタ
処理を行う場合を想定した構成が示されている。図1に
おいて、制御部15がモジュール生成時に3×3のフィ
ルタ係数を指示してフィルタ処理部23を生成すると、
フィルタ制御部233は、入力バッファ231として入
力画像データの3ライン分を保持できるだけの容量をメ
モリ部12上などに確保し、制御部15から生成時に渡
された前段モジュールへの接続情報から前段を呼び出し
て最初の1ライン目を入力バッファ231の2番目に書
き込ませ、それを入力バッファ231の1番目にコピー
する。
【0041】後段のモジュールから出力バッファ232
を渡されて出力要求を受けると、フィルタ制御部233
は前段のモジュールに入力バッファ231の3番目を渡
して2ライン目の画像データを書き込ませ、これら入力
バッファ231の1〜3番目の3ライン分のデータと、
3×3のフィルタ係数を順々に畳み込んで出力データを
計算し、出力バッファ232に書き出す。
【0042】この処理を1ライン分について行うと、1
ライン分の出力結果が出力バッファ232に蓄えられる
ので、それを後段のモジュールに返す。その後、入力バ
ッファ231は2番目のデータを1番目に、3番目のデ
ータを2番目にコピーして、次のラインの処理に備え
る。
【0043】図5は、2つの入力画像を受け取ってある
条件によりどちらかの画素値を選択して出力する出力選
択処理部24の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。この出力選択処理部24は、図1の出力選択処理手
段136に対応している。図5から明らかなように、出
力選択処理部24は、2つの入力画像のそれぞれに対応
した2つの入力バッファ241−1,241−2と、処
理結果を後段のモジュールに出力するための出力バッフ
ァ242と、出力選択処理を制御する出力選択制御部2
43とを有する構成となっている。
【0044】出力選択処理部24は、図1において、モ
ジュール生成時に制御部15から選択条件などの処理パ
ラメータを指示され、それを処理するために必要な情報
などが処理格納部13から取り出され、メモリ部12上
にプログラムモジュールとして生成される。その生成時
に、出力選択制御部243は制御部15から2つの前段
モジュールへの接続情報を与えられ、その情報に基づい
て前段のモジュールに対して入力される画像情報の取得
要求を出して画像サイズやビット数などの情報を取得
し、メモリ部12上に処理に必要な入力バッファ241
−1,241−2を生成する。
【0045】この出力選択処理部24において、後段の
モジュールから出力バッファ242を渡されて出力要求
を受けると、2つの前段のモジュールそれぞれに対して
入力バッファ241の1番目(241−1)と2番目
(241−2)とを渡して出力要求を行い、入力バッフ
ァに画像データを書き込んでもらう。その後、制御部1
5から指示された選択条件をもとに2つの入力バッファ
241−1,241−2に格納された画像データから画
素値を順次選択して出力バッファ242に書き出して後
段のモジュールに返す。
【0046】以上、各種の処理モジュールについて通常
の処理動作の概要を説明した。これら各処理モジュール
には、これ以外に、それまでの処理を破棄して画像の先
頭から処理をやり直すリセット(再度初期化)動作や、
不要なデータの処理を省略するために処理を行わずに内
部状態のみ変更するスキップ(読み飛ばし)動作などの
機能が備わっていても良い。
【0047】例えば、図4のフィルタ処理部23に対し
て後段からリセット指示が与えられると、フィルタ制御
部233は、前段のモジュールに対して同様にリセット
指示を行い、その後に内部に保持している処理ライン数
カウンタを0にリセットするとともに、前段を呼び出し
て最初の1ライン目を入力バッファ231の2番目に書
き込ませ、それを入力バッファ231の1番目にコピー
する。このように動作することで、フィルタ処理部23
は制御部15によって生成されたのと同じ状態に復帰す
ることができる。
【0048】また、例えば図3の色変換処理部22に対
して後段からKライン分の処理をスキップするよう指示
が与えられると、色変換制御部223は、前段のモジュ
ールに対して同様にKライン分のスキップ指示を行い、
その後に内部に保持している処理ライン数カウンタにK
を加算する。
【0049】上記のリセット/スキップ機能は、要求さ
れる処理の組み合わせや、分岐モジュールに保持可能な
バッファ部の容量などにより必要であったり不要であっ
たりする。以下の説明では、各具体例によってその要/
不要が異なるが、各モジュールはこのような機能を持っ
ていることを前提として、特に注釈なしに説明を行うも
のとする。
【0050】以上、各種の処理モジュールについてその
概要を説明したが、本発明は、画像記憶部11から画像
を読み出す画像入力モジュールなども含めて、これら複
数の処理モジュールを複雑に組み合わせてパイプライン
処理を行う際に必要となる分岐処理に関するものであ
る。
【0051】以下では、本発明の特徴とする部分である
分岐処理部25の構成およびその動作について、具体例
をもって詳細に説明する。この分岐処理部25は、図1
の分岐処理手段132に対応している。
【0052】[第1具体例]図6は、本発明の第1具体
例に係る分岐処理部25の内部構成の一例を示すブロッ
ク図である。図6から明らかなように、分岐処理部25
は、前段のモジュールからの入力状態を管理する入力管
理部251と、複数の分岐先それぞれについて分岐先情
報を管理する分岐情報管理部252と、入力した画像デ
ータを一時格納するバッファ部253と、これら各部を
制御する分岐制御部254とを有する構成となってい
る。
【0053】図1において、制御部15は処理格納部1
3から分岐処理手段132を読み出して、前段モジュー
ルへの接続情報とバッファ部253の容量の上限値を引
数としてメモリ部12上に分岐処理部25のモジュール
を生成する。すると、分岐処理部25では、分岐制御部
254の制御に従って各部が次のように動作する。
【0054】入力管理部251は、前段への接続情報と
読み出したライン数のカウンタを保持して、ライン数カ
ウンタを0に初期化する。分岐情報管理部252は、分
岐先を判別するためのインデックスとその分岐先が読み
出したライン数のカウンタの組を複数保持できる分岐先
管理リストを生成し、この時点ではまだ分岐先が無いの
で空の状態に初期化する。バッファ部253は、容量の
上限値から計算されるバッファリング可能なライン数の
バッファを生成/管理するためにラインバッファのポイ
ンタのリストを生成し、この時点ではまだ何も入力され
ていないので空の状態に初期化する。
【0055】続いて制御部15が、分岐処理部25に対
して新たに分岐先を生成するよう指示すると、分岐制御
部254は、分岐情報管理部252を制御して分岐先毎
に異なる値を取るインデックスと0に初期化されたライ
ン数カウンタの組を生成させて前記分岐先管理リストに
登録させ、前記インデックスを制御部15に返す。この
動作は、必要な分岐の数だけ繰り返される。
【0056】このようにして分岐処理部25が生成さ
れ、さらにモジュールが接続されて処理全体が例えば図
12に示すパイプラインとして構築されたものとして、
以下、図7のフローチャートに従って後段のモジュール
から呼び出されたときの分岐処理部25の動作について
詳細に説明する。
【0057】ある分岐先から画像データの読み出し要求
があると、分岐制御部254は分岐先のインデックスを
取得して、その情報をもとに分岐情報管理部252の分
岐先管理リストを探索して同一のインデックスを持つ分
岐先情報を取得する(ステップS11)。次いで、この
取得した分岐先情報からライン数カウンタの値を読み出
すことで、当該分岐先が次に必要とするライン情報を取
得する(ステップS12)。例えば、ライン数カウンタ
の値が初期値の0であった場合には1ライン目を、10
であった場合には11ライン目をそれぞれ、当該分岐先
が要求していることが分る。
【0058】次いで、分岐制御部324は、バッファ部
253のラインバッファのリストを探索してステップS
12で判定した要求ラインが保持(バッファリング)さ
れているか否かをチェックし(ステップS13)、もし
保持されていたらステップS18に移行し、保持されて
いない場合には、入力管理部321から既に読み出した
ライン数のカウンタの値を取得する(ステップS1
4)。
【0059】次いで、その取得した入力ライン数のカウ
ンタの値から、要求ラインが既に読み出し済みか否かを
判断し(ステップS15)、既に読み出し済みならば、
バッファ部253にも保持されていない状態なので、入
力管理部251が保持している前段への接続情報をもと
に前段のモジュールをリセットして入力ライン数のカウ
ンタも0とし、画像の先頭ラインから読み出し直せるよ
うにする(ステップS16)。
【0060】まだ読み出していないならば、この時点で
(入力済みライン<要求ライン)となっているはずなの
で、入力管理部251経由で前段のモジュールを呼び出
し、要求ラインに到達するまで空読みするか、または前
段側に接続されているモジュールがスキップ機能を持っ
ている場合には不要なラインをスキップして、要求ライ
ンを読み出してバッファ部253に格納する(ステップ
S17)。この時点で要求ラインはバッファ部253に
格納されているので、呼出し分岐先から渡された出力バ
ッファにそのラインデータをコピーして返す(ステップ
S18)。これで当該分岐先からの読み出し要求は処理
されたことになるので、一連の処理を終了する。
【0061】なお、ここでは説明を簡単にするために詳
細を省略したが、ステップS17の処理において、要求
ラインを読み出してバッファ部253に格納する際に、
もしバッファ部253が既に予め指定された容量の上限
に達しており新たなラインを格納できない場合には、既
に格納されているラインをバッファ部253から削除す
ることとなる。その際に、どのラインを削除するかにつ
いては幾つかの方式が考えられる。例えば、バッファ部
253への格納順の古いデータから順に削除する方式
や、格納されているもののうちから画像の先頭に近くに
位置するデータから順に削除する方式などを用いること
ができる。
【0062】上述したように、処理モジュールの一つと
して分岐処理部25を含むパイプライン処理において、
当該分岐処理部25に対して、入力状態を管理する入力
管理部251、分岐先の情報を管理する分岐情報管理部
252、容量の上限を指定することが可能なバッファ部
253および分岐処理全体を制御する分岐制御部254
を持たせたことにより、分岐処理部25は画像全面分の
バッファを持つこと無しに任意の数の分岐処理に対応す
ることができるため、少ないメモリ消費で分岐処理を行
うことができる。
【0063】なお、後段に繋がる処理モジュールの種類
によっては全く前段のリセットを行わなくても分岐処理
を制御することが可能となるので、画像全面をバッファ
リングした場合とほぼ同じ処理速度で分岐を行うことが
可能となる。その例を、第2具体例として次に説明す
る。
【0064】[第2具体例]本具体例では、図12に示
すように、複数の処理モジュールが接続されてなるパイ
プラインを例に採って、前段側に接続されたモジュール
がリセット/スキップ機能を持たなくても限定された容
量のバッファのみで分岐処理を行う場合について説明す
る。
【0065】図5において説明したように、出力選択処
理部24は2つの前段のモジュールから画像を1ライン
単位で取得し、その入力を特定の条件で選択して1ライ
ンを出力するものであり、図12のパイプライン処理で
は、その前段モジュールとして3×3フィルタ処理を行
うフィルタ処理部1(115−1)と、7×7フィルタ
処理を行うフィルタ処理部2(115−2)とが接続さ
れている。
【0066】図4のフィルタ処理部23での動作説明の
ように、3×3フィルタ処理の場合には出力の1ライン
先までを読み込んでおくことが必要であり、また同様
に、7×7フィルタ処理の場合には出力の3ライン先ま
でを読み込んでおくことが必要である。
【0067】つまり、出力選択処理部24が1ライン毎
に処理を行い、さらにフィルタ処理部1(115−1)
を先に呼び出すとすると、分岐処理部25はフィルタ処
理部2(115−2)が先読みする3ライン分とフィル
タ処理部1(115−1)が先読みする1ライン分との
重複部分である3ライン分の範囲でのみ出力要求を受け
ることになる。そのため、分岐処理部25中のバッファ
部253は、3ライン分をバッファリングするだけで前
段に対してリセットを行う必要が無くなり、画像全面を
バッファリングするのと同じ速度で分岐処理を行うこと
ができる。
【0068】また、例えば図8に示したように、フィル
タ処理の代わりに異なる色変換処理を行ってその結果を
選択するような処理手順が必要なパイプライン処理の場
合を考える。図8中、図12と同等部分には同一符号を
付して示している。
【0069】図3において説明したように、色変換処理
部22の動作は出力ラインと同じ入力ラインを必要とす
るだけなので、色変換処理部1(113−1)と色変換
処理部2(113−2)が要求するラインは全く同じラ
インとなる。そのため、分岐処理部25(図8では、分
岐処理部114)は1ライン分をバッファリングするだ
けで前段に対してリセットを行う必要が無くなり、画像
全面をバッファリングするのと同じ速度で分岐処理を行
うことができる。
【0070】以下に、本具体例における分岐処理部25
での分岐処理の動作について、図9に示すフローチャー
トに従って説明する。
【0071】ある分岐先から画像データの読み出し要求
があると、分岐制御部254は分岐先のインデックスを
取得して、その情報をもとに分岐情報管理部252の分
岐先管理リストを探索して同一のインデックスを持つ分
岐先情報を取得する(ステップS21)。次いで、この
取得した分岐先情報からライン数カウンタの値を読み出
すことで、当該分岐先が次に必要とするライン情報を取
得する(ステップS22)。例えば、ライン数カウンタ
の値が初期値の0であった場合には1ライン目を、10
であった場合には11ライン目をそれぞれ、当該分岐先
が要求していることが分る。
【0072】次いで、分岐制御部254は、バッファ部
253のラインバッファのリストを探索してステップS
22で判定した要求ラインが保持(バッファリング)さ
れている否かをチェックし(ステップS23)、もし保
持されていたらステップS26に移行し、保持されてい
ない場合には、入力管理部251から既に読み出したラ
イン数のカウンタの値を取得する(ステップS24)。
【0073】次いで、この取得した入力ライン数カウン
タの値をもとに、入力管理部251経由で前段のモジュ
ールを呼び出し、要求ラインに到達するまで空読みする
か、または前段側に接続されているモジュールがスキッ
プ機能を持っている場合には不要なラインをスキップし
て、要求ラインを読み出してバッファ部253に格納す
る(ステップS25)。
【0074】なお、後段にフィルタ処理や色変換処理を
接続した場合では空読み処理やスキップ処理は不要で、
入力管理部251経由で前段から順に次のラインを読み
出すだけで良い。また、ステップS25の処理での最初
の時点では、(入力済みライン<要求ライン)となって
いるはずなのでリセットが不要なのは前述した通りであ
る。
【0075】ステップS25の処理終了時点で、要求ラ
インはバッファ部253に格納されているので、呼出し
分岐先から渡された出力バッファにそのラインデータを
コピーして返す(ステップS26)。これで当該分岐先
からの読み出し要求は処理されたことになるので、一連
の処理を終了する。
【0076】なお、ここでは説明を簡単にするために詳
細を省略したが、ステップS25の処理において、要求
ラインを読み出してバッファ部253に格納する際に、
もしバッファ部253が既に上限容量に達しており新た
なラインを格納できない場合のバッファの削除方法につ
いては、第1具体例の場合と同じ方法を用いる。
【0077】上述したように、分岐処理部25の後段に
繋がる処理モジュールによっては、必要十分なバッファ
を持つことでリセットやスキップを行わずに処理が可能
であり、これは処理モジュールを接続する制御部15に
よって判定することが可能であるので、制御部15が分
岐モジュールを生成する際に、後段に接続する処理モジ
ュールの種類を分析して分岐処理部25のバッファ容量
の上限値を指示することにより実現することができる。
【0078】ここでは、少ないメモリで画像全面をバッ
ファリングするのと同じ処理速度を得る方法を示した
が、例えば組み込み系システムのように処理速度よりも
メモリの制約が厳しい場合には、分岐処理部25で全く
バッファを持たずに分岐処理を行うことが可能である。
その例を、第3具体例として次に説明する。
【0079】[第3具体例]図10は、本発明の第3具
体例に係る分岐処理部25Aの内部構成を示すブロック
図であり、図中、図6と同等部分には同一符号を付して
示している。図10から明らかなように、本具体例に係
る分岐処理部25Aは、第1,第2具体例に係る分岐処
理部25の構成に対してバッファ部253が無くなった
構成となっている。そのため、分岐処理部25Aの生成
時には、図1において、制御部15は処理格納部13か
ら分岐処理手段132を読み出して、前段モジュールへ
の接続情報だけを引数としてメモリ部12上に分岐処理
部25Aのモジュールを生成する。
【0080】このときは、バッファ部が存在しないの
で、引数としてバッファ容量の上限値は不要となる。分
岐処理部25Aの生成時の各部の動作は、バッファ部が
無いためにそれに関する処理が無いことを除いて、第1
具体例で説明したものと同じであるので説明を省略す
る。
【0081】なお、本具体例においては、少なくとも分
岐処理部25Aの前段側に繋がっている入力を含む処理
モジュールの全てはリセット機能を持っているものとす
る。以下に、本具体例に係る分岐処理部25Aでの分岐
処理動作について、図11に示すフローチャートに従っ
て説明する。
【0082】ある分岐先から画像データの読み出し要求
があると、分岐制御部254は分岐先のインデックスを
取得して、その情報をもとに分岐情報管理部252の分
岐先管理リストを探索して同一のインデックスを持つ分
岐先情報を取得する(ステップS31)。次いで、この
取得した分岐先情報からライン数カウンタの値を読み出
すことで、当該分岐先が次に必要とするライン情報を取
得する(ステップS32)。例えば、ライン数カウンタ
の値が初期値の0であった場合には1ライン目を、10
であった場合には11ライン目をそれぞれ、当該分岐先
が要求していることが分る。
【0083】次いで、分岐制御部254は、入力管理部
251から既に読み出したライン数のカウンタの値を取
得する(ステップS33)。そして、この取得した入力
ライン数のカウンタの値から、要求ラインが既に読み出
し済みか否かを判断し(ステップS34)、まだ読み出
していないならば、ステップS36に移行する。既に読
み出し済みならば、入力管理部251が保持している前
段への接続情報をもとに前段のモジュールをリセットし
て入力ライン数カウンタも0とし、画像の先頭ラインか
ら読み出し直せるようにする(ステップS35)。
【0084】ステップS35の処理終了時点で(入力済
みライン<要求ライン)となっているはずなので、入力
管理部251経由で前段のモジュールを呼び出し、要求
ラインに到達するまで空読みするか、または前段側に接
続されているモジュールがスキップ機能を持っている場
合には不要なラインをスキップして、要求ラインを呼出
し分岐先から渡された出力バッファ上に読み出して返す
(ステップS36)。これで当該分岐先からの読み出し
要求は処理されたことになるので、一連の処理を終了す
る。
【0085】本具体例では、分岐処理部25Aからバッ
ファを削除することができるが、分岐先から同じライン
を要求されるとリセット機能を使って前段を画像の先頭
まで巻き戻して再処理することになるので、処理コスト
は他の具体例と比べて高いものとなる。ステップS36
の処理においても述べたように、少なくとも分岐処理部
25Aよりも前段側の処理モジュールがスキップ機能を
持っていれば、その処理コストの増加を最小限に抑える
ことが出来る。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の要素機能的な画像処理モジュールを用意して、そ
の組み合わせにより多種多様な画像処理機能を提供する
際に必要となる画像の分岐処理について、これまで必要
不可欠であった画像全面分のバッファを、全く持たない
場合を含む任意の容量に削減することが可能となり、さ
らに後段に繋がる処理モジュールによっては全面をバッ
ファリングするのと同じ速度で分岐処理することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構
成の一例を示すブロック図である。
【図2】 拡縮処理部の内部構成の一例を示すブロック
図である。
【図3】 色変換処理部の内部構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図4】 フィルタ処理部の内部構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図5】 出力選択処理部の内部構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図6】 本発明の第1具体例に係る分岐処理部の内部
構成の一例を示すブロック図である。
【図7】 第1具体例に係る分岐処理部の動作説明に供
するフローチャートである。
【図8】 本発明の第2具体例に係る処理モジュールの
組み合わせ例を示すブロック図である。
【図9】 第2具体例に係る処理モジュールの組み合わ
せでの動作説明に供するフローチャートである。
【図10】 本発明の第3具体例に係る分岐処理部の内
部構成の一例を示すブロック図である。
【図11】 第3具体例に係る分岐処理部の動作説明に
供するフローチャートである。
【図12】 分岐を使った処理モジュールの組み合わせ
の一例を示すブロック図である。
【図13】 分岐を使わないで図12と同じ処理を実現
する場合の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11…画像記憶部、12…メモリ部、13…処理格納
部、14…画像出力部、15…制御部、21…拡縮処理
部、22…色変換処理部、23…フィルタ処理部、24
…出力選択処理部、25,25A…分岐処理部、131
…画像入力手段、132…分岐処理手段、133…拡縮
処理手段、134…色変換処理手段、135…フィルタ
処理手段、136…出力選択処理手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像データを記憶する画像記憶
    手段と、 少なくとも前記画像記憶手段から要求された画像データ
    を順次読み出す機能を持つ画像入力手段と、 入力された画像データを複数の出力先に出力可能な分岐
    処理手段と、 少なくとも入力側に接続された前記画像入力手段または
    他の画像処理手段または前記分岐処理手段から処理に必
    要なデータ部分を取得して所定の処理を行う機能を持つ
    複数の画像処理手段とを具備し、 前記分岐処理手段は、少なくとも入力側に接続された前
    記画像入力手段または前記画像処理手段からの入力状況
    を管理する入力管理手段と、分岐先の情報を管理する分
    岐情報管理手段と、容量の上限を指定可能なバッファ手
    段と、分岐処理全体を制御する分岐制御手段とを有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記分岐処理手段は、分岐先から出力要
    求を受けると、前記分岐制御手段が前記分岐情報管理手
    段から画像データのどの部分が出力要求されているかの
    情報を取得し、また前記バッファ手段から要求部分のデ
    ータが格納されているか否かの情報を取得し、格納され
    ていれば当該データを出力要求があった分岐先に対して
    出力し、前記バッファ手段に格納されていない場合には
    前記入力管理手段から要求部分を読み出して出力要求が
    あった分岐先に対して出力するとともに前記バッファ手
    段に格納することを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記画像入力手段は、少なくとも前記画
    像記憶手段から要求された画像データを順次読み出す機
    能に加えて、画像データの読み出しを先頭からやり直す
    機能を持ち、 前記画像処理手段は、少なくとも入力側に接続された前
    記画像入力手段または他の画像処理手段または前記分岐
    処理手段から処理に必要なデータ部分を取得して所定の
    処理を行う機能に加えて、該所定の処理を画像の先頭か
    らやり直すように状態を初期化する機能を持つことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記分岐処理手段は、分岐先から出力要
    求を受けると、前記分岐制御手段が前記分岐情報管理手
    段から画像データのどの部分が出力要求されているかの
    情報を取得し、また前記バッファ手段から要求部分のデ
    ータが格納されているか否かの情報を取得し、格納され
    ていれば当該データを出力要求があった分岐先に対して
    出力し、前記バッファ手段に格納されていない場合には
    前記入力管理手段から要求部分が入力済みか否かの情報
    を取得し、要求部分がまだ入力側から入力されていない
    場合には入力側から要求部分を読み出して出力要求があ
    った分岐先に対して出力するとともに前記バッファ手段
    に格納し、既に入力側から入力済みである場合には入力
    側に対して処理を画像の先頭からやり直すように要求し
    て要求部分を読み出し直して出力要求があった分岐先に
    対して出力するとともに前記バッファ手段に格納するこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記分岐処理手段は、前記バッファ手段
    に対してデータを格納する際に、もし予め指定された容
    量を超える場合には、格納順の古いデータから順に前記
    バッファ手段から破棄することを特徴とする請求項3又
    は4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記分岐処理手段は、前記バッファ手段
    に対してデータを格納する際に、もし予め指定された容
    量を超える場合には、画像の先頭の近くに位置するデー
    タから順に前記バッファ手段から破棄することを特徴と
    する請求項3又は4記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 デジタル画像データを記憶する画像記憶
    手段と、 少なくとも前記画像記憶手段から要求された画像データ
    を順次読み出す機能と、画像データの読み出しを先頭か
    らやり直す機能とを持つ画像入力手段と、 入力された画像データを複数の出力先に出力可能な分岐
    処理手段と、 少なくとも入力側に接続された前記画像入力手段または
    他の画像処理手段または前記分岐処理手段から処理に必
    要なデータ部分を取得して所定の処理を行う機能と、該
    所定の処理を画像の先頭からやり直すように状態を初期
    化する機能とを持つ複数の画像処理手段とを具備し、 前記分岐処理手段は、少なくとも入力側に接続された前
    記画像入力手段または前記画像処理手段からの入力状況
    を管理する入力管理手段と、分岐先の情報を管理する分
    岐情報管理手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記分岐処理手段は、分岐先から出力要
    求を受けると、前記分岐制御手段が前記分岐情報管理手
    段から画像データのどの部分が出力要求されているかの
    情報を取得し、また前記入力管理手段から要求されたデ
    ータ部分が入力済みか否かの情報を取得し、まだ入力側
    から入力されていない場合には入力側から要求部分を読
    み出して出力要求があった分岐先に対して出力し、既に
    入力側から入力済みである場合には入力側に対して処理
    を画像の先頭からやり直すよう要求して要求部分を読み
    出し直して出力要求があった分岐先に対して出力するこ
    とを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像入力手段および前記画像処理手
    段は、要求に応じて指定された部分についての処理を行
    わずスキップする機能を持ち、 前記分岐処理手段は、必要なデータ部分を得るためにそ
    の手前までの部分の処理をスキップするように入力側に
    要求することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 処理対象の画像データを入力する画像
    入力処理モジュールおよび入力された画像データを複数
    の出力先に出力可能な分岐処理モジュールを含む複数の
    処理モジュールがパイプライン形態に接続されてなるパ
    イプライン処理において、 前記複数の処理モジュールの各々に処理対象の画像デー
    タの先頭から処理をやり直す機能を持たせるとともに、
    前記分岐処理モジュールに少なくとも任意数の分岐先を
    管理する機能を持たせたことを特徴とする画像処理方
    法。
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