JP2003281362A - 将来債権一括譲渡システム - Google Patents
将来債権一括譲渡システムInfo
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- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
譲渡代金の支払を効率的に行う。 【解決手段】 売主1のコンピュータは、取引上限を設
定する取引上限設定手段12と、取引明細記憶手段1
3、売掛債権の支払をSPC3に要請する支払希望明細
書作成手段14として機能する。原債務者2のコンピュ
ータは、取引上限設定手段22、取引明細記憶手段2
3、債務をSPC3に弁済したことを通知する支払通知
書作成手段24として機能する。SPC3のコンピュー
タは、売主1と原債務者2との間の取引上限を管理する
取引明細データベース32、売主1と原債務者2とが設
定した取引上限の合致を判定する取引明細照合手段3
3、債務内容と債権内容を照合する債権債務照合手段3
5、毎月所定日に取引金額の締めを行う譲受債権金額集
計手段36として機能する。
Description
システムに関し、特に、売主のコンピュータと、原債務
者のコンピュータと、特別目的会社のコンピュータを通
信網で接続し、前記売主と前記特別目的会社との間で締
結され前記原債務者によりその譲渡につき承諾された売
掛債権譲渡契約に基づいて、売主が前記原債務者に対し
て有する売掛債権及び将来において取得する売掛債権を
前記特別目的会社に譲渡し、原債務者がその売掛債権の
譲渡につき承諾し、特別目的会社は売掛債権の譲渡代金
を売主に支払い、原債務者は買掛債務を特別目的会社に
対して弁済期日に弁済するための将来債権一括譲渡シス
テムに関する。
権譲渡に係る対抗要件の具備については、売掛債権の譲
渡の都度、原債務者から承諾を得るか、もしくは原債務
者に対して内容証明郵便で通知しなければならなかっ
た。そこで、その承諾や通知にかかる手間を省略するた
め、売主は原債務者から将来発生する債権についての一
括譲渡承諾書をもらうだけで債権を効率よく現金化する
売掛債権の譲渡代金の支払を受けることができる将来債
権一括譲渡システムが考えられている。
ムにおいては、原債務者は、毎月の取引により発生した
売掛代金を集計し、毎月一定期日に支払通知書にて売主
及び特別目的会社(SPC)に書面で報告し、特別目的
会社は、この支払通知書記載の売掛債権金額につき、売
主に対して支払義務を負う。具体的には、売主が特別目
的会社に対して書面で支払請求を行うと、特別目的会社
は電子バンキング(EB)又は振り込み依頼書を起票し
て売掛債権金額を振り込んでいる。また、売掛債権金額
の支払極度額は、基本的に特別目的会社が自前のシステ
ムにて管理するが、売主(債権者)・原債務者とのシス
テム連携は行われていない。
は、将来の一定期間の間に売主と原債務者との間で発生
する売掛債権全てを買取らなければならなかった(売掛
債権の一部を買取ることとすると、真正な譲渡とはみな
されず、売掛債権譲渡の本来の目的であるオフバランス
化が不可能となる)。ここにおいて、本来、売掛債権の
買主としては、与信上のリスクの観点から、買取対象債
権につき一定額の制限を設けるべきであるが、それが困
難であった。
の都度の事務費用がかかり、事務処理も迅速に行うこと
は出来ない。また、買取対象債権額に制限を設けること
ができず、買主において、与信上のリスクのコントロー
ルも出来ない。そこで、本発明は、現存債権及び将来債
権の一括譲渡承諾に基づいて、コンピュータネットワー
クを使用して、売主が前記原債務者に対して有する売掛
債権及び将来において取得する売掛債権を特別目的会社
に譲渡し、原債務者がその売掛債権の譲渡につき承諾
し、特別目的会社は前記売掛債権の譲渡代金を売主に支
払い、原債務者は買掛債務を特別目的会社に対して弁済
期日に弁済し、以て、売主に対して資金効率を悪化させ
ることなく機動的に資金調達を行わせる将来債権一括譲
渡システムを提供することを課題としている。また、本
発明は、売主と原債務者とが、特別目的会社が譲り受け
未だ弁済期日の到来していない債権金額につき、ある一
定の金額以上発生させないとような手当てを行うことを
課題としている。
めの本発明の将来債権一括譲渡システムは、売主のコン
ピュータと、原債務者のコンピュータと、特別目的会社
のコンピュータを通信網で接続し、前記売主と前記特別
目的会社との間で締結され前記原債務者によりその譲渡
につき承諾された売掛債権譲渡契約に基づいて、前記売
主が前記原債務者に対して有する売掛債権及び将来にお
いて取得する売掛債権を前記特別目的会社に譲渡し、前
記原債務者がその売掛債権の譲渡につき承諾し、前記特
別目的会社は前記売掛債権の譲渡代金を前記売主に支払
い、前記原債務者は買掛債務を弁済期日に前記特別目的
会社に弁済するための将来債権一括譲渡システムであっ
て、前記売主のコンピュータは、売掛債権の支払希望内
容を記載した支払希望明細書を作成するための支払希望
明細書作成手段を含み、前記原債務者のコンピュータ
は、前記売主及び前記特別目的会社に対して、前記原債
務者と前記売主との間の取引により発生した買掛債務の
金額につき集計し、かつその明細を通知するための支払
通知書作成手段を含み、前記特別目的会社のコンピュー
タは、前記売主と前記原債務者とからそれぞれ受信した
取引明細を照合するための取引明細照合手段と、前記特
別目的会社が譲り受け、未だ弁済期日の到来していない
債権金額の累計について集計を行うための譲受債権金額
集計手段とを含み、前記支払希望明細書作成手段から前
記取引明細照合手段に対して随時送信される前記支払希
望明細書に基づいて、譲受債権金額集計手段は前記特別
目的会社が前記売主より譲り受けた売掛債権金額を集計
し、その結果を譲受債権金額集計手段の入出力画面に表
示する。このように、売主と原債務者とが、譲受債権金
額集計手段にアクセスすることで、特別目的会社が譲り
受け未だ弁済期日の到来していない債権金額を把握し、
予め売主と原債務者と間で取り決められた金額(以下
「極度額」)を超えることとなる取引を行わないように
し、買取対象債権につき一定額の制限を設けることで、
買主における与信上のリスクにかかる問題を解決してい
る。なお、ここにおいて、極度額とは、あくまでも売主
と原債務者との間の取引契約に付随して締結される覚書
にて取り決められるものであり、買主がその覚書の当事
者として関与するものではなく、「売掛債権の一部を買
取っている」とみなされることを回避している。但し、
極度額は、予め買主により与信判断が行われ、買取可能
と判断された金額と同額となる。
ラムは上記の将来債権一括譲渡システムを動作させ、本
発明の保証料算定方法は上記の将来債権一括譲渡システ
ムを使用する。
的会社に一括譲渡することについて原債務者から異議な
き承諾を、売主が原債務者より当初契約時で徴求してお
けば、その後の売掛債権譲渡代金の支払は、特別目的会
社、売主、原債務者間のコンピュータネットワークシス
テムによって自動的に行われる。
施の形態について説明する。なお、本明細書において、
「支払」とは、特別目的会社(SPC)が売主に対して
行う売掛債権の譲渡代金の支払をいい、「弁済」とは、
原債務者がSPCに対して行う買掛債務の弁済をいう。
図1は、本発明の将来債権一括譲渡システムのブロック
図である。このシステムは、原債務者2に対して商品を
売り売掛債権を保有する売主1が、売掛債権をSPC3
に一括譲渡することについて原債務者2から異議なき承
諾を当初契約時で徴求したことに基づいて、SPC3が
売主1に対する売掛債権譲渡代金の支払を効率的に行う
システムである。
って、現存する売掛債権及び将来の一定期間内に発生す
る売掛債権を、現時点で一括して売主1がSPC3に譲
渡することを承諾することが前提となる。
的に売掛債権の譲渡代金の支払を受ける現金化すること
ができる。
弁済期日前であっても、SPC3に対して売掛債権の譲
渡代金を支払うよう通信回線を介して依頼することがで
きる。取引明細照合手段33は、取引明細データベース
に格納された原債務者2の取引明細及び売主1の取引明
細と、支払通知書との間に矛盾はないか判定し、矛盾が
なければ支払通知書の内容で原債務者2の取引明細を更
新する。矛盾があれば、適宜の手段で原債務者2に問い
合わせる。
売掛債権の譲渡代金支払依頼がなされなかった場合に
は、SPC3は、弁済期日に、原債務者2より弁済金を
受領したのち、譲渡代金を売主1に振り込む。
PC3は、商業手形(CP)を発行してCP投資家か
ら、売掛債権買い取り資金を調達する。さらに、CPが
償還不能になれば、銀行がバックアップする。
SPC3の間の情報・意思伝達に係る手続きを電子化し
ている。
よって構成されるコンピュータネットワークのブロック
図である。
憶装置、制御装置、演算装置の他、原債務者2及びSP
C3と電子データを送受信するための通信手段11を備
え、コンピュータプログラムによって、売主1と原債務
者2との間の取引上限(極度額)を設定するための取引
上限設定手段12として、また取引明細(対象商品、発
生期間、金額、弁済期日)を記憶するための取引明細記
憶手段13として、また売掛債権の支払希望内容を記載
した支払希望明細書を作成するための支払希望明細書作
成手段14として機能する。
力装置、記憶装置、制御装置、演算装置の他、売主1及
びSPC3と電子データを送受信するための通信手段2
1を備え、コンピュータプログラムによって、売主1と
原債務者2との間の取引上限(極度額)を設定するため
の取引上限設定手段22として、また取引明細(対象商
品、発生期間、金額、弁済期日)を記憶するための取引
明細記憶手段23として、またSPC3に対して支払通
知書作成の前月1ヶ月間(ここでは前月1ヶ月間とする
が、これに限らない)に原債務者2が発生を認識した買
掛債務の明細を通知するための支払通知書作成手段24
として機能する。
装置、記憶装置、制御装置、演算装置の他、売主1及び
原債務者2と電子データを送受信するための通信手段3
1と、売主1と原債務者2との間の取引上限(極度額)
を管理するための取引明細データベース32とを備え、
コンピュータプログラムによって、売主1と原債務者2
とがそれぞれ設定した取引上限(極度額)が合致するか
否かを判定するための取引明細照合手段33として、ま
た、弁済すべき債務内容と現金化譲渡代金の支払を行う
すべき債権内容を比較して矛盾がないか否かを判定する
債権債務照合手段35として、また、毎月所定日に取引
金額の締めを行うための譲受債権金額集計手段36とし
て機能する。
ターネットや高速専用回線等の通信網100によって相
互に接続されている。
作について説明する。まず、売主1、原債務者2のそれ
ぞれの取引上限設定手段12,22は売買取引の上限金
額、対象商品、取引期間、譲渡代金支払期日等を設定し
て、それぞれSPC3に通信網100を介して送信して
おく。
が合致すること(取引上限が合致することを含む)を、
取引明細照合手段33を使用して確認する。そして、そ
の合致した取引内容を、取引明細データベース32に格
納しておく。ここに、取引上限(極度額)は、売主1・
原債務者2及びSPC3の合意により変更されてもよ
い。但し、書面による合意の場合、SPC3は売主1・
原債務者2との取引契約には直接関与しないため、その
当事者は売主1・原債務者2のみである。
は、売主1、原債務者2は、それぞれ、取引明細記憶手
段13、23に取引明細を記憶させておく。
間における売主1との取引内容を、取引明細記憶手段2
3から読み出して、支払通知書作成手段24を使用して
支払通知書を作成し、その支払通知書を売主1及びSP
C3に通信網100を介して送信しておく。この支払通
知書は、所定日時に電子メールで自動送信されるようプ
ログラムされていると好適である。
行う場合には、支払希望明細作成手段14を使用して、
支払を希望する取引を指定した支払希望明細書を作成し
て、通信網100を介してSPC3の取引明細照合手段
33に送信する。取引明細照合手段33は、取引明細デ
ータベース32に格納された原債務者2の取引明細及び
売主1の取引明細と、支払希望明細書との間に矛盾がな
いか判定し、矛盾がなければ、支払希望明細書の内容で
売主1の取引明細を更新する。矛盾があれば、売主1
に、適宜の手段で問い合わせる。
た支払通知書と、売主1から送信されてきた支払希望明
細書とを照合する。その際には、取引明細データベース
32を使用して、取引上限金額、取引種類、取引期間、
弁済期日等の内容が矛盾せず合致するか否かを、債権債
務照合手段35によって照合する。
が合致するときは、該当する取引について、当該取引に
より発生した売掛債権額面より金利相当分を割り引いた
金額につき、SPC3から売主1に対して送金が行われ
る。
払の依頼がない場合には、SPC3は売掛債権の弁済期
日に原債務者2より弁済金を受領したのち、当該金額を
売主1に支払う。
ワークの動作を表すシーケンス図である。
するステップであり、法律上の当事者は売主1とSPC
3であるが、原債務者2にも周知をはかってもよい。売
掛債権譲渡契約書は、紙ベースで作成され、記名捺印を
必要とする。ただし、もし制度上許容されるならば、当
事者の合意に基づいて作成され電子署名された電子デー
タによる契約書であってもかまわない。その場合には、
そのような電子化システムが本発明のシステムに組み込
まれてもよい。
者2に対して有する売掛債権及び将来において取得する
売掛債権についても一括して譲渡し、この譲渡につき債
務者対抗要件及び第3者対抗要件を具備するための承諾
を行うステップであり、当事者は売主1と原債務者2で
あるが、SPC3にも当該承諾がなされた旨を周知させ
るものとする。この承諾は、売主1から原債務者2に対
して当初契約時に徴求するだけでよい。承諾書は、紙ベ
ースで作成され、記名捺印及び公証人による確定日付を
伴うものである。
ータネットワークを動作させる前提となるステップであ
り、紙ベースで処理が行われる。
のコンピュータネットワークシステムを使用して処理さ
れるステップである。
・累計金額の確認を行う。当事者は売主1と原債務者2
である。
売主1及びSPC3に対して、支払通知書作成の前のた
とえば月1ヶ月間に原債務者2が発生を認識した買掛債
務の内容を記載した支払通知書を毎月送信する。この送
信はコンピュータプログラムにより所定日時に自動的に
行われてもよい。
管理を随時行う。当事者は売主1、原債務者2、SPC
3である。
C3に対して、売掛債権譲渡代金の支払依頼を行う。
システム・方法で処理されるステップであり、図2記載
のコンピュータネットワークは使用されない。
で行われる売掛債権譲渡代金の支払準備ステップであ
り、資金枠確認・ファンディングが行われる。
で行われる売掛債権譲渡代金の支払ステップであり、代
金が売主1に振り込まれる。
プであり、当事者は原債務者2とSPC3である。
支払ステップであり、SPC3の内部で行われる売掛債
権譲渡代金の支払ステップであり、当事者は売主1とS
PC3である。ここでは、ステップ8で支払われなかっ
た分が売主1に振り込まれる。ここに、確定譲渡代金支
払とは、売掛債権の弁済期日まで、売主1よりSPC3
に対して、売掛債権の譲渡代金支払依頼がなされなかっ
た場合に、原債務者2がSPC3が原債務者2よりに対
して、売掛債権の弁済金を直接に振り込むことをいう受
領したのち、SPC3が売主1に対して売掛債権の譲渡
代金の支払を行うことをいう。
示したステップS3乃至S6)のシーケンス図である。
の取引が行われたことによって開始される。
の取引明細照合手段33を使用して、未弁済売掛債権の
合計額が極度額の範囲内であるか否かが判定される。
ではない(No)と判定された場合には、ステップS4
3において、弁済期日が到来し、未弁済売掛債権が減少
するまで、売主1・原債務者2間の商品取引は停止され
る。
範囲内である(Yes)と判定された場合には、ステッ
プS44において、売主1・原債務者2間の商品取引は
継続される。
の譲受債権金額集計手段36を使用して、この時点で既
に受信した支払通知書、支払希望明細書に基づいて、取
引金額の締めを毎月所定日に実施する。
2は、SPC3の取引明細照合手段33の入出力画面
(ウェッブページ;ホームページ(HTML文書ファイ
ル;ただし文書作成言語はHTMLに限定されない。以
下同じ。ホームページはプロバイダの図示しないサーバ
にて公開される。)をダウンロードし、取引金額・発生
期間・弁済期日等を入力する。ここで、SPC3のホー
ムページへのデータ入力の際には、アクセスの制限のた
め、決裁権限者のパスワード等を使用することが好まし
い。また、売主1、原債務者2による、このホームペー
ジへのアクセスも、同様に、売主1、原債務者2のそれ
ぞれのパスワード等を入力することが好ましい。
ージ(入出力画面)に未弁済売掛債権の合計額が表示さ
れる。これによって、売主1・原債務者2・SPC3と
もに極度額管理を行う。また、このホームページにおけ
る表示は原債務者2がSPC3に送信した支払通知書の
表示と同等の効果を持つ。
掛債権の譲渡代金につき、弁済期日以前の支払をSPC
3に対して依頼するか否かを判断する。
と判断した場合には、ステップS9において、売主1
は、売主1の入出力画面(ホームページ)に支払希望金
額・支払希望日を入力して支払希望明細書を作成すると
ともに、支払依頼の意思を通信回線100を介してSP
C3に伝達する。支払希望明細書は、たとえば、SPC
3の取引明細照合手段33に送信し、以前の記録との照
合を容易にするとよい。これによって、SPC3は、振
り込みの準備を行う。
弁済を依頼しない(No)と判断した場合には、ステッ
プS52において、SPC3は、確定譲渡代金支払日に
確定譲渡代金を電子バンキング(EB)を使用して振り
込む。ただし、このステップS12は、本発明における
電子手続には含まれない。
において、SPC3は、売主1が指定する日に売掛債権
の譲渡代金を電子バンキング(EB)を使用して振り込
む。ただし、このステップS52は、本発明における電
子手続には含まれない。
2は、SPC3に対して、弁済期日に弁済金を電子バン
キング(EB)を使用して振り込む。ただし、このステ
ップS51は、本発明における電子手続には含まれな
い。この振り込みとともに、支払通知書作成手段24を
使用して支払通知書を作成し、通信回線100を介して
支払通知書をSPC3に送信する。支払通知書は、たと
えば、SPC3の取引明細照合手段33に送信し、以前
の記録との照合を容易にするとよい。
の締め(図4に示したステップS45)を行うための、
SPC3の譲受債権金額集計手段36の入出力画面(ホ
ームページ)の一例である。この入出力画面には、前月
の取引累計額、発生期間、締め日、未弁済売掛債権(債
権債権1、債権2、債権3、…、これらの累計)の金額
・発生期間・弁済予定日・売掛債権の譲渡代金支払依頼
の済又は未済・済の場合の売掛債権譲渡代金支払日が入
力される。また、この例では、売主1は、この入出力画
面(ホームページ)にアクセスして売掛債権譲渡代金の
支払依頼の意思表示を行うことができるようになってい
る。すなわち、たとえば、入出力画面の右下に「売掛債
権譲渡代金の支払依頼を行う」のような第1の表示を設
け、さらに「譲渡代金の支払依頼を行う場合、クリック
(次の画面へ)」のような第2の表示を設けておく。こ
うしておけば、売主1は、第1の表示部分をクリックす
れば、次の画面に移行し、依頼手続きを行うことができ
る。
の入出力画面(ホームページ)に入力されるデータ(図
4のステップS46)の一例である。このデータには、
取引当事者名、パスワード、取引期間、集計日、購入品
目、発生売掛債権金額、弁済予定日、確定譲渡代金支払
日、割引譲渡代金支払日、未弁済売掛債権累計額、極度
額が含まれている。
望する場合に、その希望内容を表示するための売主1の
支払希望明細書作成手段14の入出力画面(ホームペー
ジ)の一例である。この画面には、売主1の決裁責任者
のパスワード、対象債権番号、売掛債権譲渡代金支払
日、金額が入力される。
れるものではない。たとえば、本発明は、商品のみなら
ず、役務(サービス)の提供についても適用される。
譲受債権金額集計手段36の入出力画面(ホームペー
ジ)をダウンロードして、該当債権をクリックし、支払
金額、支払期日等を入力して譲渡代金支払を要請するよ
うにすれば、売主1のコンピュータを支払希望明細書作
成手段14として機能させる必要は必ずしもなく、この
場合には、支払希望明細書作成手段14は、譲受債権金
額集計手段36の入出力画面によって置換される。
タの取引明細照合手段33の入出力画面(ホームペー
ジ)をダウンロードして、該当債務をクリックし、弁済
金額、弁済日等を入力して既に弁済した債務を明らかに
すれば、売主1のコンピュータを支払通知書作成手段2
4として機能させる必要は必ずしもなく、この場合に
は、支払通知書作成手段24は、取引明細照合手段33
の入出力画面によって置換される。
の一括譲渡承諾書を当初に作成しておけば、その後は、
コンピュータネットワークシステムによって自動的に、
売掛債権譲渡代金の支払を行うことができる。
(既に発生し、弁済期日が未到来の売掛債権)の合計額
及び弁済期日を、売主、原債務者及び特別目的会社(S
PC)のコンピュータに表示する機能を持ち、3者とも
に極度額(取引上限)管理を行うを行うことができる。
具体的には、売主と原債務者とが、譲受債権金額集計手
段の表示装置にアクセスすることで、特別目的会社が譲
り受け未だ弁済期日の到来していない債権金額を把握
し、予め売主と原債務者と間で取り決められた金額(以
下「極度額」)を超えることとなる取引を行わないよう
にし、買取対象債権につき一定額の制限を設けること
で、買主における与信上のリスクにかかる問題を解決し
ている。なお、ここにおいて、極度額とは、あくまでも
売主と原債務者との間の取引契約に付随して締結される
覚書にて取り決められるものであり、買主がその覚書の
当事者として関与するものではなく、「売掛債権の一部
を買取っている」とみなされることを回避している。但
し、極度額は、予め買主により与信判断が行われ、買取
可能と判断された金額と同額となる。このように、売主
・原債務者が取引状況・取引累計を管理し、残存債権の
極度額管理も併せて行うことで、極度額に近い状況に置
ける取引を控えさせることも可能となる。また、極度額
に近い状況において、売主からSPCに対して、極度額
の増額を申請することも容易・迅速にできるようにな
る。
の売主との間の取引明細書を電子データとして管理し、
月初めから月末までの取引総額を集計した後、所定日時
に売主及びSPCに支払通知書を自動送信するため、売
主・SPCに対して書面での報告を行う手間・費用を省
くことができる。
通知書で売主の売掛債権を確認し、必要であれば直ちに
ボタン一つの操作でSPCに対して売掛債権譲渡代金支
払依頼を行う意思を伝達することができる。これによっ
て、売主は、SPCに対して書面で売買代金支払請求を
行う手間・費用を省くことができる。また、支払希望明
細書を売主1からSPCに送信することによって、簡単
容易に支払を受ける金額を分割することもできるため、
売主は、資金効率を悪化させることなく、機動的に資金
調達を行うことができる。
た時点で売主に対して支払うべき金額を認識するため、
売主から譲渡代金支払依頼の意思を伝達された場合に
は、自動的に売主の口座への振り込み準備がなされる。
具体的には、振り込み金額は、譲渡代金支払日の2営業
日前のファンディング、及びSPCによるレートのシス
テム入力にて確定する。そして、譲渡代金支払日には予
めシステム入力された金額が売主の口座に振り込まれ
る。
図
れるコンピュータネットワークのブロック図
シーケンス図
ケンス図
ためのSPC3の入出力画面(ホームページ)の一例
(ホームページ)の一例
容を表示するための売主の支払希望明細書作成手段の入
出力画面(ホームページ)の一例
Claims (18)
- 【請求項1】 売主のコンピュータと、原債務者のコン
ピュータと、特別目的会社のコンピュータを通信網で接
続し、 前記売主と前記特別目的会社との間で締結され前記原債
務者によりその譲渡につき承諾された売掛債権譲渡契約
に基づいて、前記売主が前記原債務者に対して有する売
掛債権及び将来において取得する売掛債権を前記特別目
的会社に譲渡し、前記原債務者がその売掛債権の譲渡に
つき承諾し、 前記特別目的会社は前記売掛債権の譲渡代金を前記売主
に支払い、前記原債務者は買掛債務を弁済期日に前記特
別目的会社に弁済するための将来債権一括譲渡システム
であって、 前記売主のコンピュータは、売掛債権の支払希望内容を
記載した支払希望明細書を作成するための支払希望明細
書作成手段を含み、 前記原債務者のコンピュータは、前記売主及び前記特別
目的会社に対して、前記原債務者と前記売主との間の取
引により発生した買掛債務の金額につき集計し、かつそ
の明細を通知するための支払通知書作成手段を含み、 前記特別目的会社のコンピュータは、前記売主と前記原
債務者とからそれぞれ受信した取引明細を照合するため
の取引明細照合手段と、前記特別目的会社が譲り受け未
だ弁済期日の到来していない債権金額の累計について集
計を行うための譲受債権金額集計手段とを含んでおり、 前記支払希望明細書作成手段から前記取引明細照合手段
に対して随時送信される前記支払希望明細書に基づい
て、譲受債権金額集計手段は前記特別目的会社が前記売
主より譲り受けた売掛債権金額を集計し、その結果を譲
受債権金額集計手段の入出力画面に表示することを特徴
とする将来債権一括譲渡システム。 - 【請求項2】 前記原債務者のコンピュータは、前記売
り主のコンピュータ及び前記特別目的会社のコンピュー
タに対して、前記支払通知書を自動送信することを特徴
とする請求項1記載の将来債権一括譲渡方法。 - 【請求項3】 前記売主のコンピュータ又は前記原債務
者のコンピュータは、前記特別目的会社のコンピュータ
の前記譲受債権金額集計手段の入出力画面にアクセスす
ることを特徴とする請求項1記載の将来債権一括譲渡シ
ステム。 - 【請求項4】 前記支払通知書が前記原債務者より前記
売主及び前記特別目的会社へと送信された後から売掛債
権の弁済期日までの間に、前記売主は前記支払希望明細
書を前記取引明細照合手段に送信する請求項1記載の将
来債権一括譲渡システム。 - 【請求項5】 前記支払希望明細書作成手段は、前記譲
受債権金額集計手段からダウンロードした入出力画面で
あることを特徴とする請求項1記載の将来債権一括譲渡
システム。 - 【請求項6】 前記支払通知書作成手段は、前記取引明
細照合手段からダウンロードした入出力画面であること
を特徴とする請求項1記載の将来債権一括譲渡システ
ム。 - 【請求項7】 売主のコンピュータと、原債務者のコン
ピュータと、特別目的会社のコンピュータを通信網で接
続し、 前記売主と前記特別目的会社との間で締結され前記原債
務者によりその譲渡につき承諾された売掛債権譲渡契約
に基づいて、前記売主が前記原債務者に対して有する売
掛債権及び将来において取得する売掛債権を前記特別目
的会社に譲渡し、前記原債務者がその売掛債権の譲渡に
つき承諾し、 前記特別目的会社は前記売掛債権の譲渡代金を前記売主
に支払い、前記原債務者は買掛債務を弁済期日に前記特
別目的会社に弁済するための将来債権一括譲渡システム
を動作させるコンピュータプログラムであって、 前記コンピュータプログラムは、 前記売主のコンピュータを、 売掛債権の支払希望内容を記載した支払希望明細書を作
成するための支払希望明細書作成手段として機能させ、 前記原債務者のコンピュータを、 前記売主及び前記特別目的会社に対して、前記原債務者
と前記売主との間の取引により発生した買掛債務の金額
につき集計し、かつその明細を通知するための支払通知
書作成手段として機能させ、 前記特別目的会社のコンピュータを、 前記売主と前記原債務者とからそれぞれ受信した取引明
細を照合するための取引明細照合手段と、前記特別目的
会社が譲り受け、未だ弁済期日の到来していない債権金
額の累計について集計を行うための譲受債権金額集計手
段として機能させることにより、 前記支払希望明細書作成手段から前記取引明細照合手段
に対して随時送信される前記支払希望明細書に基づい
て、譲受債権金額集計手段は前記特別目的会社が前記売
主より譲り受けた売掛債権金額を集計し、その結果を譲
受債権金額集計手段の入出力画面に表示することを特徴
とするコンピュータプログラム。 - 【請求項8】 前記原債務者のコンピュータは、前記売
り主のコンピュータ及び前記特別目的会社のコンピュー
タに対して、前記支払通知書を自動送信することを特徴
とする請求項7記載のコンピュータプログラム。 - 【請求項9】 前記売主のコンピュータ又は原債務者の
コンピュータは、前記特別目的会社のコンピュータの前
記譲受債権金額集計手段の入出力画面にアクセスするこ
とを特徴とする請求項7記載のコンピュータプログラ
ム。 - 【請求項10】 前記支払通知書が前記原債務者より前
記売主及び前記特別目的会社へと送信された後から売掛
債権の弁済期日までの間に、前記売主は前記支払希望明
細書を前記取引明細照合手段に送信する請求項7記載の
コンピュータプログラム。 - 【請求項11】 前記支払希望明細書作成手段は、前記
譲受債権金額集計手段からダウンロードした入出力画面
であることを特徴とする請求項7記載のコンピュータプ
ログラム。 - 【請求項12】 前記支払通知書作成手段は、前記譲受
債権金額集計取引明細照合手段からダウンロードした入
出力画面であることを特徴とする請求項7記載のコンピ
ュータプログラム。 - 【請求項13】 売主のコンピュータと、原債務者のコ
ンピュータと、特別目的会社のコンピュータを通信網で
接続し、 前記売主と前記特別目的会社との間で締結され前記原債
務者によりその譲渡につき承諾された売掛債権譲渡契約
に基づいて、前記売主が前記原債務者に対して有する売
掛債権及び将来において取得する売掛債権を前記特別目
的会社に譲渡し、前記原債務者がその売掛債権の譲渡に
つき承諾し、 前記特別目的会社は前記売掛債権の譲渡代金を前記売主
に支払い、前記原債務者は買掛債務を弁済期日に前記特
別目的会社に弁済するための将来債権一括譲渡システム
を使用する将来債権一括譲渡方法であって、 前記売主のコンピュータの支払希望明細書作成手段を使
用して、売掛債権の支払希望内容を記載した支払希望明
細書を作成するステップと、 前記原債務者のコンピュータの支払通知書作成手段を使
用して、前記売主及び前記特別目的会社に対して、前記
原債務者と前記売主との間の取引により発生した買掛債
務の金額につき集計し、かつその明細を通知するステッ
プと、 前記特別目的会社のコンピュータの取引明細照合手段を
使用して、前記売主と前記原債務者とからそれぞれ受信
した取引明細を照合し、前記特別目的会社のコンピュー
タの譲受債権金額集計手段を使用して、前記特別目的会
社が譲り受け、未だ弁済期日の到来していない債権金額
の累計について集計を行うステップとを含み、 前記支払希望明細書作成手段から前記取引明細照合手段
に対して随時送信される前記支払希望明細書に基づい
て、譲受債権金額集計手段は前記特別目的会社が前記売
主より譲り受けた売掛債権金額を集計し、その結果を譲
受債権金額集計手段の入出力画面に表示することを特徴
とする将来債権一括譲渡方法。 - 【請求項14】 前記原債務者のコンピュータは、前記
売り主のコンピュータ及び前記特別目的会社のコンピュ
ータに対して、前記支払通知書を自動送信することを特
徴とする請求項13記載の将来債権一括譲渡方法。 - 【請求項15】 前記売主のコンピュータ又は原債務者
のコンピュータは、前記特別目的会社のコンピュータの
前記譲受債権金額集計手段の入出力画面にアクセスする
ことを特徴とする請求項13記載の将来債権一括譲渡方
法。 - 【請求項16】 前記支払通知書が前記原債務者より前
記売主及び前記特別目的会社へと送信された後から売掛
債権の弁済期日までの間に、前記売主は前記支払希望明
細書を前記取引明細照合手段に送信する請求項13記載
の将来債権一括譲渡方法。 - 【請求項17】 前記支払希望明細書作成手段は、前記
譲受債権金額集計手段からダウンロードした入出力画面
であることを特徴とする請求項13記載の将来債権一括
譲渡方法。 - 【請求項18】 前記支払通知書作成手段は、前記取引
明細照合譲受債権金額集計手段からダウンロードした入
出力画面であることを特徴とする請求項13記載の将来
債権一括譲渡方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087690A JP2003281362A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 将来債権一括譲渡システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087690A JP2003281362A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 将来債権一括譲渡システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003281362A true JP2003281362A (ja) | 2003-10-03 |
JP2003281362A5 JP2003281362A5 (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=29233791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002087690A Pending JP2003281362A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 将来債権一括譲渡システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003281362A (ja) |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002087690A patent/JP2003281362A/ja active Pending
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