JP2003278098A - Pseud-bondable recording paper - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートロール方式
のノンインパクト高速レーザービームプリンター(NI
P)による印字適性に優れた、通常の状態では接着せ
ず、一定の条件で圧着させた際に再剥離可能に接着す
る、疑似接着可能な記録表面を有する記録用紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、疑似接着性能を有する感圧接
着剤組成物層を設けた基材シートの疑似接着性能を有す
る層の表面に、各種の隠蔽あるいは秘匿する必要のある
情報等を印刷・印字した後、該層同士を対向させて加圧
し疑似接着させることによって、必要なときに再剥離可
能な情報隠蔽シートとすることが行われており、親展は
がき等に利用されている。通常、これらの疑似接着可能
な記録用紙は、疑似接着層上にオフセット印刷等によっ
て固定情報を印刷した後フォーム加工され、更に、可変
情報が種々のプリンターで印字される。これらのプリン
ターとしては、ヒートロール方式のNIP、フラッシュ
方式のNIP、インクジェットプリンター等が利用され
ているが、中でもヒートロール方式のNIPで印字され
ることが多い。
【0003】ヒートロール方式のNIPでは、用紙は通
常折り畳み加工された状態で導入され、搬送経路を通っ
て、再度折り畳まれた状態へとセットされる。この間
に、トナーの転写、及び、熱と圧力による用紙上へのト
ナーの定着が成されるが、用紙の種類によっては、再度
折り畳まれた際にトナーが反対面とも接着する現象(ト
ナーブロッキング)が生じることがあった。トナーブロ
ッキングが生じると、折り畳みを開放した際に反対面に
情報が転写したり、最悪の場合には、用紙表面が破壊さ
れることがあるので、NIP適性の一つとしてトナーブ
ロッキングを生じないことが、用紙に求められている。
【0004】上記のトナーブロキッングのトラブルは、
上質紙系の記録用紙に比較して、親展はがき等に利用さ
れる疑似接着可能な記録用紙で生じることが多い。しか
しながら、従来の技術では、トナーブロッキングについ
ては実際にNIPで処理して判断するしかなく煩雑であ
る為、簡便に評価することのできる方法が求められてい
た。また、トナーブロッキングの生じない疑似接着可能
な記録用紙が必要とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者等はト
ナーブロッキングの発生原因について調査した結果、ト
ナーブロッキングは、NIP処理によってトナーが用紙
上に定着された際に用紙温度が上昇し、再度折り畳まれ
るまでの時間内に、トナーの融着温度よりも用紙温度が
十分に下がらない場合に生じることが判明した。そこ
で、用紙の温度の下がりやすさ、又は、放熱性を評価す
る手法について更に鋭意検討を進めた結果、加熱可能な
非弾性ロールと弾性ロールよりなる加圧可能な一対のロ
ール間を、加熱及び加圧した一定条件で記録用紙を通紙
した際の、通過後の記録用紙の表面温度の変化を測定
し、一定の近似式における定数Aを求めることにより、
記録用紙の放熱性を評価することが可能であることを解
明すると共に、該式のAが1.20以上であれば、NI
P適性に優れた疑似接着可能な記録用紙であると評価す
ることが出来ることを見出し、本発明に到達した。従っ
て本発明の目的は、上述したトナーブロッキングを生じ
ない、NIP適性に優れた疑似接着可能な記録用紙を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
基材シートの少なくとも片面に感圧接着剤層を設けた記
録用紙であって、基材シートの密度が0.7g/cm3
以下であると共に、加熱可能な非弾性ロールと弾性ロー
ルよりなる加圧可能な一対のロール間を、23℃、50
%RHの環境下、180℃、2kg/cm2の加熱及び
加圧条件下で、5m/分の速度で前記記録用紙を通紙し
た際の、通過後の記録用紙の表面温度の変化を非接触型
赤外線式表面温度測定装置を用いて測定し、下記(1)
式に近似して求められる定数Aが、1.20以上である
ことを特徴とする疑似接着可能な記録用紙によって達成
された。
T=Ta+(T0−Ta)e−At (1)
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳しく
説明する。本発明で利用する下記(1)式は、加熱され
た用紙の温度変化は、雰囲気温度との温度差に比例する
ことより求められる一般式であり、定数Aは用紙に固有
の値をとる。
T=Ta+(T0−Ta)e−At (1)
A=定数
T=表面温度(℃)
Ta=雰囲気温度(23℃)
T0=ロール通過直後の温度(℃)
t=経過時間(秒)
e=自然対数の底
(1)式で求められる定数Aはその値が大きいほど用紙
の温度変化が大きいこと、すなわち、放熱性が良好で用
紙が冷めやすいことを意味している。
【0008】本発明に使用される基材シートは特に限定
されるものではないが、特に、木材パルプを主体とし、
合成繊維や無機質繊維を必要に応じて配合し、填料、紙
力増強剤、サイズ剤、歩留り向上剤等を適宜添加して、
長網抄紙機あるいはツインワイヤー抄紙機で抄紙し、サ
イズプレスにてサイズ剤や表面強度向上剤を付与した後
乾燥し、カレンダーにて平滑処理して得られた基材シー
トを用いることが好ましい。基材シートの密度は、パル
プの種類及び叩解度、内添填量、内添薬品等の原材料、
及び、ウェットプレス、カレンダー等の抄紙条件を適宜
調整し、0.7g/cm3以下に調整される。このよう
に基材シートの密度を0.7g/cm3以下にすること
により、上記定数が大きくなり、トナーブロッキング性
が改善される。
【0009】本発明においては、疑似接着可能な感圧接
着剤組成物に用いられるベースエマルジョンとして、メ
チルメタクリレート等のアクリル系モノマーを重合した
天然ゴムラテックス、スチレン−ブタジエン共重合ラテ
ックス、エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョン、アク
リル樹脂エマルジョン等の公知のエマルジョンを単独
で、若しくは、併用して利用することができる。
【0010】本発明では、上記樹脂エマルジョン100
重量部(乾燥重量部、以下同じ)に対して、圧着時の接
着力の調整、及び、用紙巻取り時や積み重ね時のブロッ
キング対策として、平均粒子径が1〜30μmの微小粒
子を50〜350重量部添加することが好ましく、特に
100〜250重量部添加することが好ましい。平均粒
子径が1μmに満たない微小粒子の場合にはブロッキン
グし易くなり、30μmを超える場合には塗工層からの
脱落がし易くなる等の問題がある。尚、ここでいう平均
粒子径とは、通常1個の粒子の大きさの平均値を意味す
るが、例えばシリカのような微細な粒子が集団を形成
し、あたかも1個の粒子のような挙動を示す場合には、
この集団(2次粒子)の平均の大きさを意味する。ま
た、1〜30μmの微小粒子が、樹脂エマルジョン10
0重量部に対して50重量部未満である場合には再剥離
性能が劣る。一方、350重量部を超えると圧着時の接
着力が得にくくなり、親展はがき等に加工した際に剥が
れやすく、はがき郵送途中等に剥離する懸念がある。
【0011】本発明の感圧接着剤組成物に用いられる微
小粒子としては、有機物、無機物いずれの粒子でも良
い。例えば、有機物粒子は、デンプン粒子、セルロース
微粉末、メラミン系樹脂粒子、尿素系樹脂粒子、スチレ
ン系樹脂粒子、アクリル系樹脂粒子等の公知の微小粒子
の中から、また、無機物粒子は、シリカ、カオリン、タ
ルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、酸化チタン等の公知の微小粒子の中から適宜選択し
て使用することができる。また、感圧接着剤組成物に
は、印刷加工時やNIP処理の際の感圧接着剤層の脱落
を防止するために、スチレンブタジエンラテックス、ア
クリル樹脂系エマルジョン、酢酸ビニル樹脂系エマルジ
ョン、ウレタン樹脂系エマルジョン等のバインダー成分
を、5〜30重量部添加することが好ましい。
【0012】本発明における感圧接着剤組成物には、必
要に応じて、帯電防止剤、界面活性剤、消泡剤、分散
剤、粘度調整剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、各種染料
等の助剤を添加することができる。本発明の疑似接着可
能な記録用紙において、感圧接着剤組成物の塗布量は、
通常、2〜10g/m2(乾燥重量)であり、より好ま
しくは3〜8g/m2である。塗布量が2g/m2未満
では接着性が十分に発揮できない。また、10g/m2
を超えると接着力が高くなり過ぎる他、不経済である。
【0013】基材シートへの感圧接着剤組成物の塗布
は、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコ
ーター、キスコーター、バーコーター、カーテンコータ
ー、グラビアコーター又はコンマコーターなどの従来公
知の塗工装置の中から適宜選択して行うことができる
が、特にエアナイフコーター、カーテンコーター、コン
マコーター等を用いる輪郭塗工方式が好ましい。
【0014】
【発明の効果】本発明の記録用紙は放熱性能に優れるの
で、NIP処理した場合でも速やかにトナーの融着温度
よりも十分低い温度に低下する。これによってトナーブ
ロッキングの発生が防止されるので、ダイレクトメール
など、特に生産効率が重視される大量使用の密書葉書等
に好適である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって更
に詳述するが、本発明はこれによって限定されるもので
はない。
<放熱性評価試験>23℃、50%RHの環境下で、加
熱可能な非弾性ロールと弾性ロールよりなる加圧可能な
一対のロール間を、180℃で2kg/cm2の加圧条
件下、5m/分の速度でA4サイズの記録用紙を通過さ
せた際の、通過後の記録用紙の表面温度の変化を非接触
型赤外線式表面温度測定装置(ハンディサーモTVS−
110、日本アビオニクス(株))を用いて測定し、そ
の温度変化を下式(1)に近似して定数Aを求め、記録
用紙の放熱性を評価した。
T=Ta+(T0−Ta)e−At (1)
A=定数
T=表面温度(℃)
Ta=雰囲気温度(23℃)
T0=ロール通過直後の温度(℃)
t=経過時間(秒)
e=自然対数の底
<トナーブロッキング>記録用紙を、ヒートロール方式
の高速NIP(日本アイ・ビー・エム(株)製のInf
o Print3900)で連続処理した際のトナーブ
ロッキングの有無について評価した。
【0016】実施例1.広葉樹晒しクラフトパルプ(ろ
水度450mlc.s.f.)90重量部、針葉樹晒し
クラフトパルプ(ろ水度500mlc.s.f.)10
重量部及びタルク5重量部を混合し、更に、内添ザイズ
剤0.4重量部、硫酸アルミニウム1.0重量部、歩留
まり向上剤50ppmを加えたスラリーを調整し、ツイ
ンワイヤータイプの抄紙機により抄紙して、サイズプレ
スを用いて、酸化デンプン10重量%に表面サイズ剤
0.6重量%を加えた液を片面当たり2.5g/m2と
なるように塗布し、90g/m2の基材シートを得た。
尚、このシートの密度は、ウェットプレス及びカレンダ
ー条件を調整して、0.66g/cm3に調整した。
【0017】一方、アクリル変性天然ゴムラテックス1
00重量部、平均粒子径が14μmのデンプン粒子12
0重量部、見かけの平均粒子径が1.4μmの合成シリ
カ120重量部、スチレンブタジエンラテックス20重
量部、その他助剤10重量部を混合して疑似接着可能な
感圧接着剤組成物を得た。この感圧接着剤組成物を上述
した基材シート上に、輪郭塗工方式であるエアナイフコ
ーターで7g/m2となるように塗工し、疑似接着可能
な記録用紙を得た。次に、この記録用紙の放熱性の指標
である定数Aを、前記した方法により測定した。また、
この記録用紙を、23℃、50%RHの環境下に24時
間以上放置した後、ローラータイプのプレス機を用い
て、線圧49kN/mの圧力及び10m/分の速度で記
録面同士を加圧接着させ、2時間後に、引張り速度30
0m/分の条件でT型剥離試験を行い、接着力を測定し
た。
【0018】実施例2.基材シートの密度を0.68g
/cm3に調整すると共に、感圧接着剤組成物の塗工方
式を非輪郭塗工方式のロッドコーターとしたこと以外
は、実施例1と同様にして、疑似接着可能な記録用紙を
得た。また、実施例1と同様の試験を行った。
【0019】比較例1.基材シートの密度を0.75g
/cm3に調整すると共に、感圧接着剤組成物の塗工方
式を非輪郭塗工方式のロッドコーターとしたこと以外
は、実施例1と同様にして、疑似接着可能な記録用紙を
得た。また、実施例1と同様の試験を行った。
【0020】実施例及び比較例で作製した疑似接着シー
トの試験結果を表1に示した。尚、接着力は10〜10
0N/mが、疑似接着用紙として好ましい範囲である。
【表1】
表1の結果から明らかなように、本発明で得られた疑似
接着可能な記録用紙は、放熱性が良好であるだけでな
く、NIP処理の際にトナーブロッキングを生じること
の無いことが実証された。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a heat-roll type non-impact high-speed laser beam printer (NI).
The present invention relates to a recording sheet having a pseudo-adhesive recording surface, which is excellent in printability by P), does not adhere in a normal state, and removably adheres when pressed under certain conditions. [0002] Conventionally, various kinds of information that need to be concealed or concealed on the surface of a layer having pseudo-adhesive performance of a base sheet provided with a pressure-sensitive adhesive composition layer having pseudo-adhesive performance. After printing / printing, etc., the layers are opposed to each other and pressurized and pseudo-adhered to form an information concealable sheet that can be peeled off when necessary, and is used for confidential postcards and the like. I have. Usually, these pseudo-adhesive recording papers are printed with fixed information by offset printing or the like on the pseudo-adhesive layer and then subjected to form processing, and variable information is printed by various printers. As these printers, a heat roll type NIP, a flash type NIP, an ink jet printer, and the like are used. Among them, printing is often performed by a heat roll type NIP. In the heat roll type NIP, a sheet is usually introduced in a folded state, passed through a transport path, and set again in a folded state. During this time, the toner is transferred and the toner is fixed on the sheet by heat and pressure. However, depending on the type of the sheet, the toner adheres to the opposite surface when the sheet is folded again (toner blocking). Sometimes occurred. If toner blocking occurs, information may be transferred to the opposite side when the fold is released, or in the worst case, the paper surface may be damaged. Is required for paper. [0004] The above-mentioned trouble of toner blocking is caused by
Compared to high-quality recording paper, it often occurs with pseudo-adhesive recording paper used for confidential postcards and the like. However, in the related art, since the toner blocking has to be determined by actually processing with NIP, the method is complicated. Therefore, a method capable of easily evaluating the toner blocking has been required. Further, there has been a need for a recording paper which can be pseudo-adhered without causing toner blocking. The inventors of the present invention have investigated the cause of toner blocking. As a result, the toner blocking increases the paper temperature when the toner is fixed on the paper by the NIP process. It has been found that this occurs when the sheet temperature does not sufficiently fall below the fusion temperature of the toner within the time until the sheet is folded again. Therefore, as a result of further intensive studies on the method of evaluating the temperature of the sheet, or the method of evaluating the heat radiation, a pair of pressurizable rolls consisting of a heatable inelastic roll and an elastic roll were heated and heated. By measuring the change in the surface temperature of the recording paper after passing when the recording paper is passed under a constant pressurized condition, and obtaining a constant A in a constant approximate expression,
In addition to elucidating that it is possible to evaluate the heat radiation property of the recording paper, if A in the formula is 1.20 or more, NI
The present inventors have found that the recording paper can be evaluated as a pseudo-adhesive recording sheet excellent in P suitability, and arrived at the present invention. Accordingly, an object of the present invention is to provide a pseudo-adhesive recording sheet excellent in NIP suitability, which does not cause the toner blocking described above. [0006] The above objects of the present invention are as follows.
A recording sheet having a pressure-sensitive adhesive layer provided on at least one side of a substrate sheet, wherein the density of the substrate sheet is 0.7 g / cm 3.
In addition to the following, a pair of pressurizable rolls composed of a heatable non-elastic roll and an elastic roll,
When the recording paper is passed at a speed of 5 m / min under a heating and pressurizing condition of 180 ° C. and 2 kg / cm 2 in an environment of% RH, a change in the surface temperature of the recording paper after passing is not affected. Measured using a contact-type infrared surface temperature measuring device, the following (1)
This was achieved by a pseudo-adhesive recording sheet, wherein the constant A obtained by approximating the equation was 1.20 or more. T = T a + (T 0 −T a ) e− At (1) The present invention will be described in more detail below. The following equation (1) used in the present invention is a general equation that is determined by the fact that the temperature change of the heated sheet is proportional to the temperature difference from the ambient temperature, and the constant A takes a value specific to the sheet. T = T a + (T 0 -T a) e -At (1) A = Constant T = surface temperature (℃) T a = ambient temperature (23 ℃) T 0 = roll immediately after passing Temperature (° C.) t = Elapsed time (seconds) e = base of natural logarithm The larger the value of the constant A, the larger the value, the greater the temperature change of the paper, that is, the better the heat radiation property and the easier the paper cools. I have. [0008] The substrate sheet used in the present invention is not particularly limited, but is mainly made of wood pulp.
Synthetic fibers and inorganic fibers are blended as necessary, and fillers, paper strength agents, sizing agents, yield improvers, etc. are appropriately added,
It is preferable to use a base sheet obtained by papermaking with a fourdrinier or twin wire papermaking machine, applying a sizing agent or a surface strength improver by a size press, drying, and smoothing with a calender. The density of the base sheet depends on the type of pulp and the degree of beating, the amount of internal additives, raw materials such as internal additives,
The papermaking conditions such as wet pressing and calendering are appropriately adjusted, and adjusted to 0.7 g / cm 3 or less. By setting the density of the base sheet to 0.7 g / cm 3 or less as described above, the above constant increases, and the toner blocking property is improved. In the present invention, as a base emulsion used in the pseudo-adhesive pressure-sensitive adhesive composition, natural rubber latex obtained by polymerizing an acrylic monomer such as methyl methacrylate, styrene-butadiene copolymer latex, ethylene-vinyl acetate Known emulsions such as a resin emulsion and an acrylic resin emulsion can be used alone or in combination. In the present invention, the above resin emulsion 100
To adjust the adhesive strength at the time of press bonding to the parts by weight (dry parts by weight, hereinafter the same), and as a measure against blocking at the time of paper winding or stacking, fine particles having an average particle diameter of 1 to 30 μm are 50 to 350 μm. It is preferable to add 100 parts by weight, especially 100 to 250 parts by weight. When the average particle diameter is less than 1 μm, there is a problem that blocking becomes easy when the average particle diameter is less than 1 μm, and when the average particle diameter exceeds 30 μm, the particles easily fall off from the coating layer. Incidentally, the average particle diameter referred to here generally means the average value of the size of one particle. For example, fine particles such as silica form a group and behave as if they are one particle. If you indicate
It means the average size of this group (secondary particles). Further, fine particles of 1 to 30 μm are formed in the resin emulsion 10.
When the amount is less than 50 parts by weight with respect to 0 parts by weight, the re-peeling performance is inferior. On the other hand, if it exceeds 350 parts by weight, it becomes difficult to obtain an adhesive force at the time of press bonding, and it is easily peeled off when processed into a confidential postcard or the like. The fine particles used in the pressure-sensitive adhesive composition of the present invention may be either organic or inorganic particles. For example, organic particles are starch particles, cellulose fine powder, melamine-based resin particles, urea-based resin particles, styrene-based resin particles, among known fine particles such as acrylic resin particles, and inorganic particles, silica, It can be appropriately selected from known fine particles such as kaolin, talc, calcium carbonate, aluminum hydroxide, zinc oxide, and titanium oxide. In addition, the pressure-sensitive adhesive composition includes styrene-butadiene latex, an acrylic resin-based emulsion, a vinyl acetate resin-based emulsion, and a urethane resin in order to prevent the pressure-sensitive adhesive layer from falling off during printing or NIP processing. It is preferable to add 5 to 30 parts by weight of a binder component such as a system emulsion. The pressure-sensitive adhesive composition of the present invention may contain, if necessary, an antistatic agent, a surfactant, an antifoaming agent, a dispersant, a viscosity modifier, an ultraviolet absorber, an antioxidant, various dyes, etc. Can be added. In the pseudo-adhesive recording paper of the present invention, the coating amount of the pressure-sensitive adhesive composition,
Usually, it is 2 to 10 g / m 2 (dry weight), more preferably 3 to 8 g / m 2 . When the coating amount is less than 2 g / m 2 , the adhesiveness cannot be sufficiently exhibited. In addition, 10 g / m 2
If it exceeds, the adhesive strength becomes too high and it is uneconomical. The application of the pressure-sensitive adhesive composition to the substrate sheet is performed in a conventionally known coating apparatus such as a blade coater, an air knife coater, a roll coater, a kiss coater, a bar coater, a curtain coater, a gravure coater or a comma coater. The coating method can be appropriately selected from the above, but a contour coating method using an air knife coater, curtain coater, comma coater, or the like is particularly preferable. Since the recording paper of the present invention has excellent heat radiation performance, the recording paper quickly drops to a temperature sufficiently lower than the fusion temperature of the toner even when subjected to NIP processing. This prevents the occurrence of toner blocking, and is therefore suitable for mass mailing such as direct mail, especially for mass-use postcards where production efficiency is important. EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited thereto. <Heat dissipation evaluation test> Under an environment of 23 ° C. and 50% RH, a pair of pressurizable rolls composed of a heatable inelastic roll and an elastic roll were pressed at 180 ° C. under a pressure of 2 kg / cm 2. A non-contact type infrared surface temperature measuring device (Handy Thermo TVS-) is used to measure the change in the surface temperature of the recording paper after passing through the A4-size recording paper at a speed of 5 m / min.
110, Nippon Avionics Co., Ltd.), and the temperature change was approximated by the following equation (1) to obtain a constant A, and the heat radiation of the recording paper was evaluated. T = T a + (T 0 -T a) e -At (1) A = Constant T = surface temperature (℃) T a = ambient temperature (23 ℃) T 0 = roll immediately after passing Temperature (° C.) t = Elapsed time (seconds) e = base of natural logarithm <Toner blocking> The recording paper is transferred to a heat roll type high-speed NIP (Inf manufactured by IBM Japan, Ltd.).
o Print 3900) to evaluate the presence or absence of toner blocking during continuous processing. Embodiment 1 FIG. 90 parts by weight of hardwood bleached kraft pulp (freeness 450 mlc.sf), softwood bleached kraft pulp (freeness 500 mlc.sf) 10
Parts by weight and 5 parts by weight of talc, and a slurry containing 0.4 parts by weight of an internal zizing agent, 1.0 parts by weight of aluminum sulfate, and 50 ppm of a retention aid was adjusted. papermaking, using size press, a liquid obtained by adding a surface sizing agent 0.6 weight percent oxidized starch 10 wt% and coated to a per side 2.5g / m 2, 90g / m 2 groups A material sheet was obtained.
In addition, the density of this sheet was adjusted to 0.66 g / cm 3 by adjusting wet press and calendar conditions. On the other hand, acrylic-modified natural rubber latex 1
00 parts by weight, starch particles 12 having an average particle size of 14 μm
0 parts by weight, 120 parts by weight of synthetic silica having an apparent average particle diameter of 1.4 μm, 20 parts by weight of styrene-butadiene latex, and 10 parts by weight of other auxiliaries were mixed to obtain a pseudo-adhesive pressure-sensitive adhesive composition. . This pressure-sensitive adhesive composition was applied onto the above-described base sheet at a concentration of 7 g / m 2 by an air knife coater of a contour coating method to obtain a pseudo-adherable recording paper. Next, the constant A, which is an index of the heat radiation property of the recording paper, was measured by the method described above. Also,
After leaving this recording paper in an environment of 23 ° C. and 50% RH for 24 hours or more, the recording surfaces are pressed together at a linear pressure of 49 kN / m and a speed of 10 m / min using a roller-type press. After 2 hours, a tensile speed of 30
A T-type peel test was performed under the condition of 0 m / min to measure the adhesive strength. Embodiment 2 FIG. 0.68 g of base sheet density
/ Cm 3 , and a pseudo-adhesive recording paper was obtained in the same manner as in Example 1 except that the application method of the pressure-sensitive adhesive composition was a non-contour coating type rod coater. . The same test as in Example 1 was performed. Comparative Example 1 0.75 g of base sheet density
/ Cm 3 , and a pseudo-adhesive recording paper was obtained in the same manner as in Example 1 except that the application method of the pressure-sensitive adhesive composition was a non-contour coating type rod coater. . The same test as in Example 1 was performed. Table 1 shows the test results of the pseudo adhesive sheets produced in the examples and comparative examples. The adhesive strength is 10 to 10
0 N / m is a preferable range for the pseudo adhesive paper. [Table 1] As is clear from the results in Table 1, it was demonstrated that the pseudo-adhesive recording paper obtained by the present invention not only has good heat radiation properties but also does not cause toner blocking during NIP processing. Was.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 裕司 東京都北区王子5−21−1 日本製紙株式 会社商品研究所内 (72)発明者 黒山 良弘 東京都北区王子5−21−1 日本製紙株式 会社商品研究所内 Fターム(参考) 4L055 AG18 AG47 AG52 AG63 AG71 AG76 AG89 AG92 AH02 AH37 AH50 AJ04 BE08 EA08 EA40 FA15 FA30 GA10 GA50 ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page (72) Inventor Yuji Ozawa 5-21-1 Oji, Kita-ku, Tokyo Nippon Paper Industries Inside the company product research institute (72) Inventor Yoshihiro Kuroyama 5-21-1 Oji, Kita-ku, Tokyo Nippon Paper Industries Inside the company product research institute F term (reference) 4L055 AG18 AG47 AG52 AG63 AG71 AG76 AG89 AG92 AH02 AH37 AH50 AJ04 BE08 EA08 EA40 FA15 FA30 GA10 GA50
Claims (1)
剤層を設けた記録用紙であって、基材シートの密度が
0.7g/cm3以下であると共に、加熱可能な非弾性
ロールと弾性ロールよりなる加圧可能な一対のロール間
を、180℃、2kg/cm2の加熱及び加圧条件下
で、5m/分の速度で前記記録用紙を通紙した際の、通
過後の記録用紙の表面温度の変化を非接触型赤外線式表
面温度測定装置を用いて測定し、下記(1)式に近似し
て求められる定数Aが、1.20以上であることを特徴
とする疑似接着可能な記録用紙。 T=Ta+(T0−Ta)e−At (1) A=定数 T=表面温度(℃) Ta=雰囲気温度(23℃) T0=ロール通過直後の温度(℃) t=経過時間(秒) e=自然対数の底Claims 1. A recording sheet having a pressure-sensitive adhesive layer provided on at least one surface of a substrate sheet, wherein the density of the substrate sheet is 0.7 g / cm 3 or less and heating is performed. When the recording paper is passed at a speed of 5 m / min between a pair of pressurizable rolls composed of a possible inelastic roll and an elastic roll at 180 ° C. under a heating and pressurizing condition of 2 kg / cm 2. Is measured using a non-contact infrared surface temperature measuring device, and the constant A obtained by approximating the following equation (1) is 1.20 or more. A pseudo-adhesive recording paper characterized by the following. T = T a + (T 0 -T a) e -At (1) A = Constant T = surface temperature (℃) T a = ambient temperature (23 ℃) T 0 = roll immediately after passing Temperature (° C.) t = Elapsed time (seconds) e = base of natural logarithm
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