JP2003273959A - Cnr/snr計測方法、制御装置および通信装置 - Google Patents

Cnr/snr計測方法、制御装置および通信装置

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JP2003273959A
JP2003273959A JP2002070471A JP2002070471A JP2003273959A JP 2003273959 A JP2003273959 A JP 2003273959A JP 2002070471 A JP2002070471 A JP 2002070471A JP 2002070471 A JP2002070471 A JP 2002070471A JP 2003273959 A JP2003273959 A JP 2003273959A
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cnr
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Hidenobu Fukushima
秀信 福島
Yoshinori Mizutani
良則 水谷
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確なCNR/SNRを短時間で計測可能な
CNR/SNR計測方法を得ること。 【解決手段】 本発明のCNR/SNR計測方法におい
ては、まず、制御装置1が、出力レベル情報と変調方式
情報と特定の診断データとを含む診断フレームを、出力
レベルを変更しながら通信装置2を介して送信し、つぎ
に、通信装置3を介して診断フレームを受け取った制御
装置4が、出力レベル毎に診断データとエラー率算出用
の既知のデータとを比較し、当該比較結果に基づいてエ
ラー率を算出し、さらに、出力レベル毎にエラー率と前
記出力レベル情報および前記変調方式情報とを含む診断
レポートフレームを返信し、最後に、通信装置2を介し
て診断レポートフレームを受け取った制御装置1が、当
該フレームに含まれる出力レベル情報とエラー率とを関
連付けて記憶し、当該関連付けられた情報に基づいてC
NRまたはSNRを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定フレームの送
受信によりCNR(Carrier to Noise Ratio:C/N
比)またはSNR(Signal to Noise Ratio:S/N
比)を計測するCNR/SNR計測方法に関するもので
あり、特に、CNRまたはSNRを計測する機能を備え
ていない通信装置に対して当該機能を提供する制御装
置、および当該制御装置を実装する通信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のCNR/SNR計測方法に
ついて説明する。従来のCNR/SNR計測方法を説明
するための装置としては、たとえば、特開平5−377
59号公報に記載の装置がある。ここでは、図5に示す
グラフに示すとおり、BER(Bit Error Rate)と変調
方式(Vシリーズ勧告)から、SNRを推定していた。
【0003】具体的にいうと、ITU−T規定されたト
レーニングで通信エラーをカウントし、たとえば、BE
R>10-3のときにはV.27ter/4.8kbps
に移行すべきSNRであると推定し、10-3≧BER>
10-4のときにはV.29/7.2kbpsに移行すべ
きSNRであると推定し、BER≦10-4のときには
V.17/14.4kbpsに移行すべきSNRである
と推定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のCNR/SNR計測方法においては、たとえば、
BERの計測結果が0であった場合、SNRが「**d
B以上」であるという情報しか得られないため、正確な
SNRを知ることができない、という問題があった。
【0005】また、従来のCNR/SNR計測方法で
は、モデムが、たとえば、BER=1×10-7という状
態、すなわち、BERが非常に低い状態で、SNRを推
定する場合、エラーを検出するために少なくとも10万
ビットという膨大なデータを送信する必要があるため、
当該推定処理に時間がかかる、という問題があった。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、正確なCNR/SNRを短時間で推定することが
可能なCNR/SNR計測方法、CNR/SNRの計測
を制御する制御装置および通信装置を得ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるCNR/SNR
計測方法にあっては、CNRまたはSNRを算出するた
めの第1の制御装置が、出力レベル情報と変調方式情報
と特定の診断データとを含む診断フレームを、順次出力
レベルを変更しながら第1の通信装置を介して伝送路上
に送信する診断フレーム送信ステップと、前記診断フレ
ームを第2の通信装置を介して受け取った第2の制御装
置が、出力レベル毎に前記診断データとエラー率算出用
の既知のデータとを比較し、当該比較結果に基づいてエ
ラー率を算出するエラー率算出ステップと、前記第2の
制御装置が、出力レベル毎に前記エラー率と前記出力レ
ベル情報および前記変調方式情報とを含む診断レポート
フレームを返信する診断レポートフレーム返信ステップ
と、前記診断レポートフレームを前記第1の通信装置を
介して受け取った前記第1の制御装置が、当該フレーム
に含まれる出力レベル情報とエラー率とを関連付けて記
憶し、当該関連付けられた情報に基づいてCNRまたは
SNRを算出するCNR/SNR算出ステップと、を含
むことを特徴とする。
【0008】つぎの発明にかかるCNR/SNR計測方
法において、前記CNR/SNR算出ステップでは、エ
ラー率が0となる最低出力レベルと、CNR算出または
SNR算出の対象となる出力レベルと、診断フレームの
通信に使用した変調方式に必要な最低のCNRまたはS
NRと(既知の値)、通信装置毎に規定された1出力レ
ベルの差と、を用いてCNRまたはSNRを算出するこ
とを特徴とする。
【0009】つぎの発明にかかる制御装置にあっては、
出力レベル情報と変調方式情報と特定の診断データとを
含む診断フレームを、順次出力レベルを変更しながら第
1の通信装置を介して伝送路上に送信する診断フレーム
送信手段と、第2の通信装置側で算出されたエラー率と
前記出力レベル情報および前記変調方式情報とを含む診
断レポートフレームを、前記第1の通信装置を介して出
力レベル毎に受け取り、当該フレームに含まれる出力レ
ベル情報とエラー率とを関連付けて記憶し、当該関連付
けられた情報に基づいてCNRまたはSNRを算出する
伝送路状況算出部と、を備えることを特徴とする。
【0010】つぎの発明にかかる制御装置にあっては、
第1の通信装置側から順次出力レベルを変更しながら送
信される、出力レベル情報と変調方式情報と特定の診断
データとを含む診断フレームを、前記第2の通信装置を
介して受け取り、出力レベル毎に前記診断データとエラ
ー率算出用の既知のデータとを比較し、当該比較結果に
基づいてエラー率を算出するエラー率算出手段と、前記
エラー率と前記出力レベル情報および前記変調方式情報
とを含む診断レポートフレームを、出力レベル毎に第2
の通信装置を介して返信する診断レポートフレーム返信
手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】つぎの発明にかかる通信装置にあっては、
出力レベル情報と変調方式情報と特定の診断データとを
含む診断フレームを、順次出力レベルを変更しながら伝
送路上に送信する診断フレーム送信手段と、通信相手側
で算出されたエラー率と前記出力レベル情報および前記
変調方式情報とを含む診断レポートフレームを出力レベ
ル毎に受け取り、当該フレームに含まれる出力レベル情
報とエラー率とを関連付けて記憶し、当該関連付けられ
た情報に基づいてCNRまたはSNRを算出する伝送路
状況算出部と、を備えた制御装置を実装することを特徴
とする。
【0012】つぎの発明にかかる通信装置にあっては、
通信相手側から順次出力レベルを変更しながら送信され
る、出力レベル情報と変調方式情報と特定の診断データ
とを含む診断フレームを受け取り、出力レベル毎に前記
診断データとエラー率算出用の既知のデータとを比較
し、当該比較結果に基づいてエラー率を算出するエラー
率算出手段と、前記エラー率と前記出力レベル情報およ
び前記変調方式情報とを含む診断レポートフレームを、
出力レベル毎に返信する診断レポートフレーム返信手段
と、を備えた制御装置を実装することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるCNR/
SNR計測方法、制御装置および通信装置の実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形
態によりこの発明が限定されるものではない。また、こ
こでいう「CNR/SNR」は、「CNRまたはSN
R」を意味する
【0014】実施の形態1.図1は、本発明にかかるC
NR/SNR計測方法を実現するための制御装置と通信
装置の構成を示す図である。1はCNR/SNRの計測
を制御する制御装置であり、2,3はモデムなどの通信
装置であり、4はBER(Bit Error Rate)の算出を制
御する制御装置であり、5は伝送路である。
【0015】また、制御装置1において、11はヘッダ
およびフッタ等の特定情報,フレームの出力レベル,フ
レームの変調方式,を含む診断フレームの送信を制御す
る送信制御部であり、12は受信フレームの中から診断
レポートフレームだけを選択して蓄積する診断結果蓄積
部であり、13は蓄積された情報に基づいてCNRまた
はSNRを算出する伝送路状況算出部であり、通信装置
2において、21は制御装置1と通信装置2のインタフ
ェース制御を行うAPI(Application Program Interf
ace)であり、22は送信フレーム内のデータを変調し
て送信信号を生成する機能と受信信号を復調して所定の
データを生成する機能とを持つ変調/復調部であり、2
3は送信フレーム内の出力レベル指示に従って送信ゲイ
ンを制御する送信ゲイン制御部であり、24は送信ゲイ
ンに従って送信信号を増幅する送信アンプであり、25
は送信信号/受信信号のインタフェース制御を行う送受
信部である。
【0016】また、通信装置3において、31は送信信
号/受信信号のインタフェース制御を行う送受信部であ
り、32は送信フレーム内のデータを変調して送信信号
を生成する機能と受信信号を復調して所定のデータを生
成する機能とを持つ変調/復調部であり、33は制御装
置1と通信装置2のインタフェース制御を行うAPIで
あり、制御装置4において、41は診断フレーム内の特
定データを既知のデータと比較してBERを算出するエ
ラー算出部であり、42は診断フレーム内の出力レベ
ル,変調方式,およびエラー算出部41の算出結果を含
む診断レポートフレームの送信を制御する送信制御部で
ある。
【0017】図2は、本発明にかかるCNR/SNR計
測方法において使用されるフレームの構成を示す図であ
る。詳細には、(a)は、通常通信時のフレーム、すな
わち、通常フレームを表し、この通常フレームは、フレ
ーム構造情報などを含むヘッダ情報と、伝送される情報
であるペイロードデータと、フレームの終わりを示す情
報やフレームのエラーチェックコードなどを含むフッタ
情報と、から構成される。また、(b)は、伝送路を診
断するための診断フレームを表し、上記同様のヘッダ情
報と、ペイロードデータとして構築される診断ヘッダ
(診断フレームであること,変調方式,送信出力情報な
ど)および診断データ(診断用の情報)と、上記同様の
フッタ情報と、から構成される。また、(c)は、伝送
路の診断結果を送信するための診断レポートフレームを
表し、上記同様のヘッダ情報と、ペイロードデータとし
て構築される診断レポートヘッダ(診断レポートフレー
ムであることを示す情報など)および診断レポートデー
タ(診断結果の情報)と、上記同様のフッタ情報と、か
ら構成される。
【0018】ここで、上記のように構成される各装置の
動作、すなわち、本実施の形態のCNR/SNR計測方
法について説明する。なお、本実施の形態においては、
説明の便宜上、出力レベルを0〜15(最大15,最小
0とする)で区切り、たとえば、通常通信時の出力レベ
ルを15とする。
【0019】まず、制御装置1では、送信制御部11
が、たとえば、出力レベル:15という情報(出力レベ
ル情報)と変調方式:BPSK(Binary Phase Shift k
eying)という情報(変調方式情報)を含む診断フレー
ムを生成し、当該診断フレームを通信装置2宛てに送信
する。診断フレームには、診断データとしてBER算出
用の特定の診断データが、診断ヘッダとして出力レベル
情報と変調方式情報が、それぞれ含まれる。
【0020】その後、上記診断フレームは、通信装置2
によって診断ヘッダの内容どおりに増幅/変調され、伝
送路5に送信される。一方、伝送路5を介して上記変調
後の信号を受信した通信装置3では、所定の方法で当該
信号を復調して上記診断フレームを再生し、当該診断フ
レームのペイロードデータ(診断ヘッダ,診断データ)
を、API33を介して制御装置4に送信する。
【0021】診断フレームのペイロードデータを受け取
った制御装置4では、エラー算出部41が、ペイロード
データ内の診断データと、BER算出用の既知のデータ
と、を比較することによりBERを算出する。
【0022】つぎに、送信制御部42では、エラー算出
部41にて算出したBERと、診断ヘッダに含まれる出
力レベル情報および変調方式情報と、を含む診断レポー
トフレームを生成し、当該診断レポートフレームを通信
装置3宛てに送信する。診断レポートフレームには、診
断レポートデータとしてBERの算出結果が、診断レポ
ートヘッダとして出力レベル情報と変調方式情報が、そ
れぞれ含まれる。
【0023】その後、上記診断レポートフレームは、通
信装置3によって所定の方法で変調され、伝送路5に送
信される。一方、伝送路5を介して上記変調後の信号を
受信した通信装置2では、所定の方法で当該信号を復調
して上記診断レポートフレームを再生し、当該診断レポ
ートフレームのペイロードデータ(診断ヘッダ,診断デ
ータ)を、API21を介して制御装置1に送信する。
【0024】診断レポートフレームのペイロードデータ
を受け取った制御装置1では、診断レポートデータに含
まれる内容(出力レベル,BER)を関連付けて、診断
結果蓄積部12内のテーブルにまとめる。
【0025】その後、図1に示す各装置では、出力レベ
ル:14で上記処理を実行し、さらに、順次、出力レベ
ル:13〜出力レベル:0まで、上記と同様の処理を繰
り返し実行する。図3は、出力レベル:15〜出力レベ
ル:0まで上記処理を繰り返し実施した場合の診断結果
蓄積部12内のテーブルを示す図である。
【0026】なお、制御装置1では、タイムアウト検出
機構(図示せず)を備え、診断フレームを送信後、一定
時間内に診断レポートフレームを受信できなければ、テ
ーブルにBERを記録せず、その時点で上記繰り返し処
理を終了する。図3の例では、出力レベル:3で診断レ
ポートフレームを受信できなかったため、以降の出力レ
ベル:2〜出力レベル:0における処理は行われていな
い。
【0027】つぎに、制御装置1の伝送路状況算出部1
3では、図3のテーブルを用いて所望のCNRまたはS
NRを算出する。
【0028】ここで、伝送路状況算出部13におけるC
NRまたはSNRの算出手順について説明する。まず、
図3の例からは、出力レベル:15〜出力レベル8でB
ERが0となっていることがわかる。また、BPSK変
復調においてBERが0となる通信を行うためには、図
4に示す既知のデータから7.3dBのCNR/SNR
が必要となる。すなわち、出力レベル:8で通信を行っ
た場合には、CNR/SNRが7.3dBとなることが
わかる。
【0029】伝送路状況算出部13では、出力レベル:
8で通信を行った場合のCNR/SNRが7.3dBで
あることと、予め規定された1出力レベルの差(通信装
置固有)と、を用いて、出力レベル:8で通信を行った
場合のCNR/SNRと出力レベル:15(通常通信
時)で通信を行った場合のCNR/SNRとの差を、
(1)式のように求める。なお、ここでは、1出力レベ
ルの差を、たとえば、0.9dBと規定する。 CNR/SNRの差=(15−8)×0.9=6.3dB (1)
【0030】したがって、伝送路状況算出部13では、
たとえば、通常通信時(出力レベル:15)のCNR/
SNRを、(2)式のように求めることができる。 7.3dB+6.3dB=13.6dB (2)
【0031】上記伝送路状況算出部13におけるCNR
/SNRの算出手順は、一般的に(3)式のように表現
できる。なお、ここでは、BERが0となる最低の出力
レベルをαとし、CNR/SNR算出の対象となる出力
レベル(上記では通常通信時を一例とした)をβとし、
診断フレームの通信に使用した変調方式に必要なCNR
/SNR(BERが0となるために必要な最低のCNR
/SNR)をγ[dB]とし、1出力レベルの差をδ
[dB]とし、エラー訂正回路のコーディングゲインを
ε[dB]とする。 CNRまたはSNR[dB]=(β−α)×δ+γ−ε (3) ただし、エラー訂正回路を使用していなければエラー訂
正回路のコーディングゲインはε=0となる。
【0032】このように、本実施の形態においては、出
力レベルを順次変化させながら診断フレームを送信し、
その応答として出力レベル毎に順次返信されてくる診断
レポートフレームの内容に基づいて、所望の出力レベル
のCNR/SNRを算出することとした。これにより、
通信装置のハードウェアやファームウェアを変更するこ
となく、正確に、出力レベル単位に一意のCNR/SN
Rを算出することができる。また、出力レベルを順次変
化させながら診断フレームを送信することによって、エ
ラーが発生するような通信状況を積極的に作り出すこと
としたため、従来と比較して短時間でBERの算出およ
びCNR/SNRの計測を実現できる。
【0033】なお、本実施の形態では、通信装置2に制
御装置1を接続し、通信装置3に制御装置4を接続した
状態で、CNRまたはSNRを計測したが、これに限ら
ず、たとえば、制御装置1を内蔵する通信装置2と制御
装置4を内蔵する通信装置3を用いて、CNRまたはS
NRを計測することとしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、出力レベルを順次変化させながら診断フレームを送
信し、その応答として出力レベル毎に順次返信されてく
る診断レポートフレームの内容に基づいて、所望の出力
レベルのCNRまたはSNRを算出することとした。こ
れにより、通信装置のハードウェアやファームウェアを
変更することなく、正確に、出力レベル単位に一意のC
NRまたはSNRを算出することができる、という効果
を奏する。また、出力レベルを順次変化させながら診断
フレームを送信することによって、エラーが発生するよ
うな通信状況を積極的に作り出すこととしたため、従来
と比較して短時間でエラー率の算出およびCNRまたは
SNRの計測を実現できる、という効果を奏する。
【0035】つぎの発明によれば、たとえば、エラー率
が0となる最低の出力レベルをαとし、CNR/SNR
算出の対象となる出力レベルをβとし、診断フレームの
通信に使用した変調方式に必要なCNR/SNRをγ
[dB]とし、1出力レベルの差をδ[dB]とした場
合、CNR/SNRを「(β−α)×δ+γ」で表現で
きる。これにより、出力レベル単位に一意のCNRまた
はSNRを算出できる、という効果を奏する。
【0036】つぎの発明によれば、通信装置に接続され
た制御装置の制御で、出力レベルを順次変化させながら
診断フレームを送信し、その応答として出力レベル毎に
順次返信されてくる診断レポートフレームの内容に基づ
いて、所望の出力レベルのCNRまたはSNRを算出す
る。これにより、通信装置のハードウェアやファームウ
ェアを変更することなく、正確に、出力レベル単位に一
意のCNRまたはSNRを算出することが可能な制御装
置を得ることができる、という効果を奏する。また、出
力レベルを順次変化させながら診断フレームを送信する
ことによって、エラーが発生するような通信状況を積極
的に作り出すこととしたため、従来と比較して短時間で
CNRまたはSNRを計測可能な制御装置を得ることが
できる、という効果を奏する。
【0037】つぎの発明によれば、出力レベルを順次変
化させながら診断フレームを送信することによって、エ
ラーが発生するような通信状況を積極的に作り出すこと
としたため、従来と比較して短時間でエラー率を算出可
能な制御装置を得ることができる、という効果を奏す
る。
【0038】つぎの発明によれば、通信装置に実装され
た制御装置の制御で、出力レベルを順次変化させながら
診断フレームを送信し、その応答として出力レベル毎に
順次返信されてくる診断レポートフレームの内容に基づ
いて、所望の出力レベルのCNRまたはSNRを算出す
る。これにより、正確に、出力レベル単位に一意のCN
RまたはSNRを算出することが可能な通信装置を得る
ことができる、という効果を奏する。また、出力レベル
を順次変化させながら診断フレームを送信することによ
って、エラーが発生するような通信状況を積極的に作り
出すこととしたため、従来と比較して短時間でCNRま
たはSNRを計測可能な通信装置を得ることができる、
という効果を奏する。
【0039】つぎの発明によれば、出力レベルを順次変
化させながら診断フレームを送信することによって、エ
ラーが発生するような通信状況を積極的に作り出すこと
としたため、従来と比較して短時間でエラー率を算出可
能な通信装置を得ることができる、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるCNR/SNR計測方法を実
現するための制御装置と通信装置の構成を示す図であ
る。
【図2】 本発明にかかるCNR/SNR計測方法にお
いて使用されるフレームの構成を示す図である。
【図3】 診断結果蓄積部12内のテーブルを示す図で
ある。
【図4】 エラーが0で通信を行うために必要なCNR
/SNRを示す図である。
【図5】 従来のCNR/SNR計測方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,4 制御装置、2,3 通信装置、5 伝送路、1
1,42 送信制御部、12 診断結果蓄積部、13
伝送路状況算出部、21,33 API、22,32
変調/復調部、23 送信ゲイン制御部、24 送信ア
ンプ、25,31 送受信部、41 エラー算出部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA30 AB38 AB41 AC41 AC55 AF00 5C075 CB02 CB90 CD09 CE04 FF04 5K014 AA01 DA02 GA02 5K034 HH10 MM01 TT02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の出力レベルで信号を送信可能な通
    信装置を用いてCNRまたはSNRを計測する場合のC
    NR(Carrier to Noise Ratio)/SNR(Signal to
    Noise Ratio)計測方法において、 CNRまたはSNRを算出するための第1の制御装置
    が、出力レベル情報と変調方式情報と特定の診断データ
    とを含む診断フレームを、順次出力レベルを変更しなが
    ら第1の通信装置を介して伝送路上に送信する診断フレ
    ーム送信ステップと、 前記診断フレームを第2の通信装置を介して受け取った
    第2の制御装置が、出力レベル毎に前記診断データとエ
    ラー率算出用の既知のデータとを比較し、当該比較結果
    に基づいてエラー率を算出するエラー率算出ステップ
    と、 前記第2の制御装置が、出力レベル毎に前記エラー率と
    前記出力レベル情報および前記変調方式情報とを含む診
    断レポートフレームを返信する診断レポートフレーム返
    信ステップと、 前記診断レポートフレームを前記第1の通信装置を介し
    て受け取った前記第1の制御装置が、当該フレームに含
    まれる出力レベル情報とエラー率とを関連付けて記憶
    し、当該関連付けられた情報に基づいてCNRまたはS
    NRを算出するCNR/SNR算出ステップと、 を含むことを特徴とするCNR/SNR計測方法。
  2. 【請求項2】 前記CNR/SNR算出ステップでは、 エラー率が0となる最低出力レベルと、CNR算出また
    はSNR算出の対象となる出力レベルと、診断フレーム
    の通信に使用した変調方式に必要な最低のCNRまたは
    SNRと(既知の値)、通信装置毎に規定された1出力
    レベルの差と、を用いてCNRまたはSNRを算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のCNR/SNR計測
    方法。
  3. 【請求項3】 複数の出力レベルで信号を送信可能な第
    1の通信装置に接続され、当該第1の通信装置を介して
    伝送路上の第2の通信装置側と通信を行う制御装置にお
    いて、 出力レベル情報と変調方式情報と特定の診断データとを
    含む診断フレームを、順次出力レベルを変更しながら前
    記第1の通信装置を介して伝送路上に送信する診断フレ
    ーム送信手段と、 前記第2の通信装置側で算出されたエラー率と前記出力
    レベル情報および前記変調方式情報とを含む診断レポー
    トフレームを、前記第1の通信装置を介して出力レベル
    毎に受け取り、当該フレームに含まれる出力レベル情報
    とエラー率とを関連付けて記憶し、当該関連付けられた
    情報に基づいてCNRまたはSNRを算出する伝送路状
    況算出部と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の出力レベルで信号を送信可能な第
    1の通信装置と通信を行う第2の通信装置に接続され、
    当該第2の通信装置を介して伝送路上の第1の通信装置
    側と通信を行う制御装置において、 前記第1の通信装置側から順次出力レベルを変更しなが
    ら送信される、出力レベル情報と変調方式情報と特定の
    診断データとを含む診断フレームを、前記第2の通信装
    置を介して受け取り、出力レベル毎に前記診断データと
    エラー率算出用の既知のデータとを比較し、当該比較結
    果に基づいてエラー率を算出するエラー率算出手段と、 前記エラー率と前記出力レベル情報および前記変調方式
    情報とを含む診断レポートフレームを、出力レベル毎に
    前記第2の通信装置を介して返信する診断レポートフレ
    ーム返信手段と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  5. 【請求項5】 出力レベル情報と変調方式情報と特定の
    診断データとを含む診断フレームを、順次出力レベルを
    変更しながら伝送路上に送信する診断フレーム送信手段
    と、 通信相手側で算出されたエラー率と前記出力レベル情報
    および前記変調方式情報とを含む診断レポートフレーム
    を出力レベル毎に受け取り、当該フレームに含まれる出
    力レベル情報とエラー率とを関連付けて記憶し、当該関
    連付けられた情報に基づいてCNRまたはSNRを算出
    する伝送路状況算出部と、 を備えた制御装置を実装することを特徴とする通信装
    置。
  6. 【請求項6】 通信相手側から順次出力レベルを変更し
    ながら送信される、出力レベル情報と変調方式情報と特
    定の診断データとを含む診断フレームを受け取り、出力
    レベル毎に前記診断データとエラー率算出用の既知のデ
    ータとを比較し、当該比較結果に基づいてエラー率を算
    出するエラー率算出手段と、 前記エラー率と前記出力レベル情報および前記変調方式
    情報とを含む診断レポートフレームを、出力レベル毎に
    返信する診断レポートフレーム返信手段と、 を備えた制御装置を実装することを特徴とする通信装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100650785B1 (ko) 2004-11-19 2006-11-27 주식회사 대우일렉트로닉스 디지털 텔레비전에서의 신호세기 표현 방법
CN105071855A (zh) * 2015-08-04 2015-11-18 北京奥普泰克科技有限责任公司 可见光通信系统及led非线性对其性能影响分析方法

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