JP2003272338A - 記録テープカセット - Google Patents

記録テープカセット

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JP2003272338A
JP2003272338A JP2002069837A JP2002069837A JP2003272338A JP 2003272338 A JP2003272338 A JP 2003272338A JP 2002069837 A JP2002069837 A JP 2002069837A JP 2002069837 A JP2002069837 A JP 2002069837A JP 2003272338 A JP2003272338 A JP 2003272338A
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case
magnetic tape
shaft
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guide roller
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Teruo Ashikawa
輝男 芦川
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08757Guiding means

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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドローラーに巻回された記録テープの走
行安定性を確保できる記録テープカセットの提供を課題
とする。 【解決手段】 記録テープを巻装したリールが収容され
る上ケースと下ケースとからなるケースと、下ケースに
立設されたシャフトと、シャフトに遊嵌させるガイドロ
ーラーと、上ケースに設けられ、シャフトの先端が遊挿
される保持穴と、を備えた記録テープカセットであっ
て、その保持穴が、ケースが変形したときに、シャフト
の先端を所定方向へ移動させるガイド面を有する構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ等の記
録テープが巻装されたリールをケース内に収容し、記録
テープの走行をガイドするガイドローラーを備えた記録
テープカセットに関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、記録再生装置であるオーディオ
機器やビデオ機器等では、記録テープとしての磁気テー
プを備えた磁気テープカセットが多用されている。例え
ば、放送局等で業務用として使用する磁気テープカセッ
トは、合成樹脂製の上ケースと下ケースとを接合するこ
とによって構成されるケース内に、一対のリールが回転
可能に収容されており、通常、一方のリールに磁気テー
プが巻装され、他方のリールにはその磁気テープの先端
が取り付けられて、一方のリールから他方のリールへ磁
気テープを繰り出すことにより、その磁気テープへの情
報の記録、又はその磁気テープに記録されている情報の
再生が行われる。 【0003】磁気テープが巻回される各リールは、下フ
ランジと、下フランジの上側に一体的に固定されたハブ
と、ハブの上側に取り付けられた上フランジとで構成さ
れており、磁気テープはその先端がハブに取り付けられ
るとともに、そのハブの外周面に巻回されるようになっ
ている。 【0004】また、ケースの前壁の中央には、記録再生
装置の記録再生ヘッドが摺接可能なように磁気テープが
露出されており、不使用時(記録再生装置に装填しない
とき)には、ケースの前壁がカバーによって被覆される
ようになっている。このカバーは上方に向かって回動可
能に構成されており、使用時(記録再生装置に装填した
とき)には、ケースの上部に待避して、磁気テープを露
出させるようになっている。 【0005】また、図5(A)で示すように、下ケース
54の前部内面には、細長い円柱状の金属製のシャフト
56が下ケース54に対して垂直に立設されており、そ
のシャフト56に合成樹脂製のガイドローラー58が遊
嵌されている。そして、シャフト56の上端(先端)が
上ケース52の円形状保持穴(図示省略)に嵌合されて
いる。したがって、ガイドローラー58は、シャフト5
6に回転自在に軸支され、磁気テープは、そのガイドロ
ーラー58に効率的にガイドされながら、繰り出し時あ
るいは巻き戻し時に、その走行安定性が確保されるよう
になっている。 【0006】また、下ケース54の前部下面で、ガイド
ローラー58よりも内方側(三角形で示した部分)に
は、記録再生装置に対する位置決め用の基準穴57が設
けられており、磁気テープカセット50が記録再生装置
に装填されると、その基準穴57にピン等の位置決め部
材(図示省略)が進入して、磁気テープカセット50の
記録再生装置内での位置が規制されるようになってい
る。 【0007】そして、上ケース52の上面で、ガイドロ
ーラー58よりも外方側には、ゴムローラー等の保持部
材60が当接されるようになっており、磁気テープカセ
ット50が記録再生装置に装填されると、その保持部材
60が磁気テープカセット50を上方から押圧し、記録
再生装置内において磁気テープカセット50を保持する
ようになっている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、基準穴57及びガイドローラー58よりも外方側
の磁気テープカセット50の上面(上ケース52の上
面)をゴムローラー等の保持部材60で押圧すると、図
5(B)で示すように、基準穴57を支点として磁気テ
ープカセット50の左右方向両端側が下方に向かって僅
かに撓み変形する場合があり、このような撓み変形が生
じると、シャフト56は上ケース52及び下ケース54
に固着されていることから、それに軸支されているガイ
ドローラー58がその撓み変形に追従して左右外方側へ
傾倒してしまい、磁気テープの走行が不安定になること
があった。 【0009】すなわち、磁気テープの走行を安定させる
ために、ガイドローラー58(シャフト56)を上ケー
ス52及び下ケース54に対して垂直に立設させていて
も、記録再生装置側の保持部材60によって、ガイドロ
ーラー58が左右外方側へ傾倒した状態で磁気テープを
ガイドしてしまうので、記録再生装置内において、ガイ
ドローラー58に巻回された磁気テープは、その高さ位
置を上下に変動させながら走行してしまい、結果的に走
行安定性が損なわれてしまっていた。このような現象が
起きると、磁気テープに情報の記録又は磁気テープに記
録された情報の再生ができなくなることがある。 【0010】そこで、本発明は、記録テープカセットが
記録再生装置に装填された際、その記録テープカセット
に撓み変形等が生じても、ガイドローラーに巻回された
記録テープの走行安定性を確保することができる記録テ
ープカセットを得ることを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る請求項1に記載の記録テープカセ
ットは、記録テープを巻装したリールが収容される上ケ
ースと下ケースとからなるケースと、前記下ケースに立
設されたシャフトと、前記シャフトに遊嵌させるガイド
ローラーと、前記上ケースに設けられ、前記シャフトの
先端が遊挿される保持穴と、を備え、前記保持穴が、前
記ケースが変形したときに、前記シャフトの先端を所定
方向へ移動させるガイド面を有することを特徴としてい
る。 【0012】これによれば、例えばケースの左右方向両
端側に、下方に向かう撓み変形が生じたとしても、シャ
フトの先端(上端)は保持穴に遊挿されているので、そ
のシャフトの先端(上端)が保持穴内を移動することに
より、上記撓み変形量をある程度許容することができ
る。また、そのシャフトの先端(上端)を所定の方向へ
移動させるガイド面が保持穴内に形成されているので、
シャフトに遊嵌されているガイドローラーは好適な姿勢
に支持される。したがって、記録テープの走行安定性が
確保される。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜
上、記録テープカセットの記録再生装置への装填方向を
前方向(FR)とし、それを基準に後方向(RE)、上
方向(UP)、下方向(LO)、左方向(LE)、右方
向(RI)とする。また、記録テープとして磁気テープ
を採用し、以下、磁気テープカセット10として説明を
する。 【0014】まず、磁気テープカセット10の概要につ
いて説明すると、図1で示すように、放送局等で業務用
に使用される磁気テープカセット(ベータカムLカセッ
ト)10は、左右方向が前後方向よりも長い略矩形箱状
のケース12を備えており、このケース12は、上ケー
ス14と下ケース16とが、下ケース16の下面から螺
合される複数本の取付ねじ15によって接合されて構成
されている。そして、ケース12の前壁12Aには、そ
の前壁12Aを被覆するカバー18が設けられている。 【0015】カバー18は、ケース12の両側壁12B
前端にその両端部が軸支され、上方に向けて回動可能に
設けられており、ケース12の前壁12Aの中央に露出
されている磁気テープTを被覆するようになっている。
すなわち、カバー18は、オーディオ機器やビデオ機器
等の記録再生装置に装填しないときには、磁気テープT
を被覆するようにケース12の前壁12Aの前方に配置
され、記録再生装置に装填したときには、記録再生ヘッ
ド(図示省略)が、ケース12の前壁12A中央に露出
されている磁気テープTに摺接可能なように、上ケース
14の上方側へ回動して待避するようになっている。 【0016】また、下ケース16の内面には、略円筒状
をなす一対の遊動規制壁28が立設されており、一対の
リール20がそれぞれ各遊動規制壁28内に回転可能に
収容されるようになっている。各リール20は、下フラ
ンジ24と、下フランジ24の上側に一体的に固定され
たハブ26と、ハブ26の上側に取り付けられた上フラ
ンジ22とで構成されており、磁気テープカセット10
の不使用時には、磁気テープTは、通常どちらか一方の
リール20のハブ26に一端が取り付けられて巻装さ
れ、他端が他方のリール20のハブ26に取り付けられ
ている。 【0017】また、上フランジ22の上面中央には凹部
22Aが形成されており、その凹部22A内に圧縮コイ
ルばね32が挿設されている。この圧縮コイルばね32
は、下端が凹部22Aの底面に支持され、上端が上ケー
ス14の内面に支持されて、各リール20を下ケース1
6側へ付勢するようになっている。そして、下ケース1
6には、各リール20の下面に設けられたリール回転用
ギア(図示省略)を現出させるための一対の開孔30が
穿設されている。 【0018】また、図2で示すように、下ケース16の
前部下面には、記録再生装置に対する位置決め用の基準
穴46、48が設けられている。この基準穴46、48
は一方(右側)の基準穴46が平面視円形状で、他方
(左側)の基準穴48は左右方向に長い平面視略楕円形
状になっている。したがって、磁気テープカセット10
が記録再生装置に装填されると、その基準穴46、48
にピン等の位置決め部材(図示省略)が進入して、磁気
テープカセット10の記録再生装置内での前後左右方向
の位置が規制される。 【0019】また、下ケース16の前部内面で、基準穴
46、48よりも外方側には、一対の細長い円柱状で金
属製のシャフト36が下ケース16に対して垂直に立設
されている。そして、このシャフト36には、平面視円
形状の貫通孔34Aが中心軸に沿って形成された合成樹
脂製のガイドローラー34がそれぞれ遊嵌されるように
なっており、上ケース14の前部内面には、シャフト3
6の上端(先端)がそれぞれ遊挿されて保持される一対
の保持穴38が設けられている。 【0020】しかして、ガイドローラー34はシャフト
36を軸として回転自在に支持されるとともに、下ケー
ス16及び上ケース14に対して垂直状態に保持され、
磁気テープTは、このガイドローラー34によってガイ
ドされながら、一方のリール20から他方のリール20
へ安定して走行(繰り出し又は巻き戻し)するようにな
っている。このため、ガイドローラー34は、滑性があ
り、かつ機械的強度が比較的強い合成樹脂、例えばPO
M等の樹脂にて成形されるのが望ましい。 【0021】また、上ケース14に設ける保持穴38
は、図2、図3(A)で示すように、所定高さに突設さ
れた円柱状の内部が前方側を頂点とする略正三角柱状に
穿設されて形成されるか、又は図3(B)で示すよう
に、前方側を頂点とする所定高さの略正三角筒状に形成
されている。 【0022】そして、シャフト36の上端(先端)があ
る程度の余裕をもった状態、例えば図4(A)で示すよ
うに、シャフト36の中心が平面視略正三角形状をなす
保持穴38の内心に配置された場合、保持穴38を構成
する外方側の斜辺38A、後方側の底辺38B、内方側
の斜辺38Cからシャフト36の外周面までのそれぞれ
の最短距離Lが、平面視で約0.3mm程度の隙間をも
った状態に遊挿されるようになっている。 【0023】したがって、磁気テープカセット10が記
録再生装置に装填された際、その上ケース14の左右方
向両端側上面が、ゴムローラー等の保持部材60(図5
参照)によって上方から押圧され、ケース12の左右方
向両端側が基準穴46、48部分を支点として下方に向
かって僅かに撓み変形しても、図4(B)で示すよう
に、シャフト36の上端(先端)は、平面視略正三角形
状保持穴38の外方側の斜辺38Aと後方側の底辺38
Bの両方に内接する位置まで移動可能であるため、その
撓み変形量はある程度許容される。 【0024】ところで、下ケース16に対して垂直に支
持されたガイドローラー34に、所定のテンションで、
かつ半巻き程度に巻回される磁気テープTは、その磁気
テープTが巻回されているガイドローラー34の外周面
側を前側とした場合、その高さ位置(走行位置)は、ガ
イドローラー34が鉛直状態から前側に傾倒した場合に
下方に下がりやすく、後側に傾倒した場合に上方に上が
りやすい。したがって、ガイドローラー34は、若干後
傾状態で磁気テープTをガイドした方が、前傾状態でガ
イドするよりもバランスよく好適にガイドすることがで
きる。 【0025】つまり、この場合には、シャフト36の上
端(先端)は、保持穴38の中心(内心)位置よりも若
干後方側に変位しながら外方側へ移動し、斜辺38A及
び底辺38Bに内接した状態で保持されているので、ガ
イドローラー34は、後方へ向かって僅かに傾倒された
状態で保持される。したがって、ガイドローラー34に
巻回される磁気テープTは、その高さ位置(走行位置)
が若干上方に向かって変位されるようにガイドされるの
で、バランスよく好適にガイドされ、ガイドローラー3
4を垂直状態に保持したときと同様に、その走行安定性
が確保される。 【0026】しかして、保持穴38は、平面視で前方側
が頂点となり、後方側がそれと対向する底辺となるよう
な平面視略三角形状、特に平面視略正三角形状に形成さ
れるのが最適であるが、保持穴38の形状は、図示の形
状に限定されるものではなく、例えば平面視略二等辺三
角形状、平面視略平行四辺形状、平面視略台形状等であ
ってもよい。 【0027】つまり、ケース12の撓み変形により、シ
ャフト36の上端(先端)が保持穴38内を移動する
が、このとき、そのシャフト36の上端(先端)が所定
の方向(所定の部位)へ移動するように案内できる、平
面視で鋭角をなすガイド壁面が、その保持穴38内に設
けられていればよく、図示したように、後方側にケース
12の前壁12A及び後壁12Cと平行な壁面(底辺3
8B)を有し、左方側及び/又は右方側に、その壁面
(底辺38B)と平面視で鋭角を形成する壁面(斜辺3
8A)を有する保持穴38であればよい。 【0028】その他、ガイドローラー34の近傍には、
磁気テープTの裏面側に摺接するとともに、その裏面側
から磁気テープTを押圧して、磁気テープTの弛みを防
止するテープパッド40がそれぞれ設けられており、磁
気テープTはテープパッド40によって適度な付勢力で
押圧されながら走行するようになっている。したがっ
て、磁気テープTが噛み込まれたり、傷つくような不具
合は起きない。 【0029】また、そのテープパッド40よりも前方側
で、かつガイドローラー34と基準穴46、48との間
の下ケース16内面には、金属製の筒状シャフト42が
立設されており、上ケース14に突設された突起44が
その筒状シャフト42内に嵌入されるようになってい
る。 【0030】以上のような構成の磁気テープカセット1
0において、次にその作用を説明する。磁気テープカセ
ット10は、不使用時(記録再生装置に装填しないと
き)には、一方のリール20に磁気テープTが巻装さ
れ、他方のリール20に磁気テープTの先端のみが取り
付けられた状態で保管されており、ケース12の前壁1
2Aがカバー18によって被覆されている。 【0031】このとき、ガイドローラー34は、上ケー
ス14及び下ケース16に対して垂直に立設されてい
る。つまり、シャフト36の下端は下ケース16に垂直
状態に固設され、上端(先端)はその中心が平面視略正
三角形状の保持穴38の中心(内心)に位置するように
遊挿されて保持されている。 【0032】そして、使用時には、磁気テープカセット
10を記録再生装置に装填するが、磁気テープカセット
10が記録再生装置に装填されると、図5で示したよう
なゴムローラー等の保持部材60が、磁気テープカセッ
ト10(上ケース14)の左右方向両端側を上方から押
圧するとともに、カバー18が上方に回動して待避し、
磁気テープTが露出される。 【0033】上ケース14の左右方向両端側が保持部材
60によって押圧されると、ケース12の左右方向両端
側は、基準穴46、48部分を支点として下方に向かっ
て僅かに撓み変形する。すると、シャフト36は、下端
が下ケース16に固着されて垂直に立設されているの
で、その撓み変形に追従して外方側に傾倒する。つま
り、シャフト36の上端(先端)が、保持穴38内を外
方側に向かって移動し、その撓み変形量がある程度許容
される。 【0034】このとき、保持穴38は、前方側(記録再
生装置への装填側)を頂点とし、後方側を底辺とする平
面視略正三角形状に穿設されているので、シャフト36
の上端(先端)は、若干後方側へ変位しつつ外方側に向
かって移動し、底辺38Bと外方側の斜辺38Aの両方
に内接する位置で保持される。 【0035】そして、これにより、ガイドローラー34
(シャフト36)は、後方側へ若干傾倒した状態で保持
されるので、磁気テープTは、バランスよく好適に、か
つ効率よくガイドされ、ガイドローラー34を垂直状態
で保持したときと同様に、その走行安定性が確保され
る。 【0036】こうして、磁気テープTは、一方のリール
20から他方のリール20へ繰り出されながら、ケース
12の前壁12Aの中央から露出し、その露出した部分
に記録再生装置の記録再生ヘッドが摺接して、情報の記
録又は再生が行われる。 【0037】なお、磁気テープカセット10を記録再生
装置から取り出す際には、ケース12の前壁12Aがカ
バー18により被覆されるとともに、保持部材60によ
る押圧が解除されるので、ケース12の撓み変形は解消
される。すなわち、シャフト36の上端(先端)は、保
持穴38の中心(内心)位置に復帰して、その位置で保
持され、ガイドローラー34が、上ケース14及び下ケ
ース16に対して垂直状態に保持される。 【0038】 【発明の効果】以上、本発明によれば、ケースに撓み変
形が生じても、ガイドローラーは好適に記録テープをガ
イドできるので、記録テープの走行安定性を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る磁気テープカセットを斜め上方か
ら見た概略分解斜視図 【図2】同上の前壁側要部を斜め下方から見た概略分解
斜視図 【図3】(A)同上の上ケースに設けた保持穴を示す概
略平面図 (B)同上の上ケースに設けた別実施例保持穴を示す概
略平面図 【図4】(A)記録再生装置に装填する前の保持穴の様
子を示す概略平面図 (B)記録再生装置に装填した後の保持穴の様子を示す
概略平面図 【図5】(A)従来の磁気テープカセットの概略正面図 (B)同上の記録再生装置に装填した後の様子を示す概
略正面図 【符号の説明】 10 磁気テープカセット 12 ケース 14 上ケース 16 下ケース 20 リール 34 ガイドローラー 36 シャフト 38 保持穴

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録テープを巻装したリールが収容され
    る上ケースと下ケースとからなるケースと、 前記下ケースに立設されたシャフトと、 前記シャフトに遊嵌させるガイドローラーと、 前記上ケースに設けられ、前記シャフトの先端が遊挿さ
    れる保持穴と、を備え、 前記保持穴が、前記ケースが変形したときに、前記シャ
    フトの先端を所定方向へ移動させるガイド面を有するこ
    とを特徴とする記録テープカセット。
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