JP2003272008A - ドアミラーベース - Google Patents

ドアミラーベース

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JP2003272008A
JP2003272008A JP2002073414A JP2002073414A JP2003272008A JP 2003272008 A JP2003272008 A JP 2003272008A JP 2002073414 A JP2002073414 A JP 2002073414A JP 2002073414 A JP2002073414 A JP 2002073414A JP 2003272008 A JP2003272008 A JP 2003272008A
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door mirror
unit
mirror base
vehicle
antenna
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Masaaki Matsuura
正明 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線やアンテナケーブルの配線が容易で、見
栄えが良く、誤った接触を受けることなく、車外から目
立たず、また、アンテナとETC車載器間とのアンテナ
ケーブルの長さが短くして、ノイズを拾いにくくし、安
定した送受信ができる、さらに、ETC車載器の各ユニ
ットを内蔵したドアミラーベースを提供する。 【解決手段】 車両側の無線通信装置と料金所側の通信
設備との間で通信を行って料金の精算を行うようにした
料金自動支払いシステムに使用されるETC車載器のア
ンテナユニット11を取り付けたことを特徴とするドア
ミラーベース6である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、料金自動支払いシ
ステム(ETC)に使用されるETC車載器の各ユニッ
トを取り付けたドアミラーベースに関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路の料金所で停車することなく、
通行料金の支払いを自動的に行うことができる料金自動
支払いシステム(以下、ETCという)が平成13年1
1月より実施されている。このETC(Electric Toll
Collection System)は、従来の現金、ハイウェイ・
カード、回数券などの支払い手段の代わりに、ETCカ
ードのクレジット契約口座から引き落とされる新システ
ムである。ETCは、料金所にETC専用レーンが設け
られており、ETC専用レーンの料金所側の通信設備
と、車両側に装着した「ETC車載器」との間で、通行
料金に関する情報等が無線で交信され、支払いが自動的
に行えるようにしたもので、料金所での停止が不要であ
り、車両は所定の安全速度にて料金所を通過できるた
め、料金所付近の渋滞が緩和される。
【0003】図8は、従来のETC車載器50を車両に
搭載した様子を示す配置図である。図8に示すように、
従来のETC車載器50は、車両の運転席の正面に配置
されたインストルメントパネル(計器板)55の上部に
固定されている。ETC車載器50は、ボディケース5
1に格納された液晶ディスプレイ52とETCカード挿
入口53と、インストルメントパネル(以下、インパネ
という)55の上部に固定するレッグ54と、ボディケ
ース51に収容された図示しないETC車載器用のユニ
ットから構成されている。また、アンテナユニット56
は、フロントガラス57の左下隅に接着され、アンテナ
ケーブル58が接続されている。ETC車載器50は、
手が届く範囲の前方に設置されているため、ETCカー
ドの挿脱操作が可能であり、液晶ディスプレイ52の画
面表示の読み取りができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ETC車載器50は、インパネ55の上部に設置する
と、アンテナケーブル58やETC車載器50からの電
線59が露出するため見栄えが悪く、また誤った接触や
打撃により、根元から簡単に取れてしまうという問題が
あった。また、車外から目立つ位置にあるため、盗難に
遭う恐れが高いという問題があった。さらに、インパネ
55の上部に設置されるタイプまたはインパネ55内に
組み込まれたインパネ組込タイプでは、フロントガラス
57の左下隅に設けられたアンテナユニット56とET
C車載器50との間のアンテナケーブル58が長いた
め、ETC車載器50は、ノイズを拾いやすく、安定し
た送受信が出来ないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の問題
を解決するために創案されたものであり、電線やアンテ
ナケーブルの配線が容易で、見栄えが良く、誤った接触
を受けることなく、車外から目立たず、また、アンテナ
ユニットとETC車載器間とのアンテナケーブルの長さ
が短くて、ノイズを拾いにくくし、安定した送受信がで
きる、さらに、ETC車載器の各ユニットを内蔵したド
アミラーベースを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明に係るドアミラーベースは、
車両側の無線通信装置と料金所側の通信設備との間で通
信を行って料金の精算を行うようにした料金自動支払い
システムに使用されるETC車載器のアンテナユニット
を取り付けたことを特徴とする。
【0007】請求項1に記載された発明によれば、ドア
ミラーベースにアンテナユニットを取り付けたことによ
り、アンテナユニットが室外に設置できるため、電波の
送受信が容易である。また、インパネの上部に設置しな
いため、アンテナケーブルの露出がなく、アンテナケー
ブルを短くしてノイズを拾いにくくしたため、安定した
送受信ができる。
【0008】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載のドアミラーベースであって、前記ETC車載器の
カードリーダー(制御)ユニットを内蔵し、前記室内側
の外周面に、前記カードリーダー(制御)ユニットへE
TCカードを装着するための挿入口を設けたことを特徴
とする。
【0009】請求項2に記載された発明によれば、運転
手の右手近傍となるドアミラーベースの室内側の外周面
に、ETCカードを挿入する挿入口を設けたことによ
り、カードリーダー(制御)ユニットへのETCカード
の挿脱操作が容易にできる。
【0010】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載のドアミラーベースであって、前記
ETC車載器の表示ユニットを、室内側の外周面に臨ま
せて設けたことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載された発明によれば、運転
手の右手近傍となるドアミラーベースの室内側の外周面
に穴を設け、通行料金に関する情報を表示する表示ユニ
ットを上記穴に臨ませて設けたことにより、通行料金の
確認が容易にできる。
【0012】請求項4に記載された発明は、請求項1か
ら請求項3に記載のドアミラーベースであって、前記E
TC車載器の音響ユニットを内蔵し、前記音響ユニット
のスピーカーを室内側外周面の裏側に配置して、室内側
の外周面に前記スピーカーと連通する小穴を形成したこ
とを特徴とする。
【0013】請求項4に記載された発明によれば、ドア
ミラーベースに音響ユニットを内蔵し、運転手の右手近
傍となるドアミラーベースの室内側外周面の裏面にスピ
ーカーを取り付けて、スピーカーからの音響が通るよう
に外周面に小穴を形成したことにより、スピーカーから
の通行料金に関する情報が容易に確認できる。
【0014】請求項5に記載された発明は、請求項1か
ら請求項4に記載のドアミラーベースであって、前記E
TC車載器の発信ユニットと電源ユニットとを内蔵する
ことを特徴とする。
【0015】請求項5に記載された発明によれば、ドア
ミラーベースに、発信ユニットと電源ユニットを内蔵す
ることにより、電線処理が容易になり、電線用ハーネス
の露出がなく、見栄えが良くできる。
【0016】請求項6に記載された発明は、請求項1か
ら請求項5に記載のドアミラーベースであって、前記ア
ンテナユニットの取付部には、前記アンテナユニットの
取付角度を調整する角度調整機構が設けられていること
を特徴とする。
【0017】請求項6に記載された発明によれば、アン
テナユニットの取付部に、角度調節機構を設けたため、
指向性が良くなる方向に、取付角度を容易に調節し、最
適な取付角度でアンテナユニットの取り付けができる。
【0018】請求項7に記載された発明は、請求項1か
ら請求項6に記載のドアミラーベースであって、金属製
であり、前記アンテナユニットの電波の送受信経路に当
たる外周面に穴を設け、通信に用いられる使用電波を透
過するプラスチック又はガラスでこの穴を塞ぐことを特
徴とする。
【0019】請求項7に記載された発明によれば、金属
製ドアミラーベースの外周面の一部分を、通信に用いら
れる使用電波を通すことのできるプラスチックやガラス
等で形成することにより、電波の送受信に障害なく、安
定した送受信ができる。なお、通信に用いられる使用電
波とは、車両側の無線通信装置と料金所側の通信設備の
通信に用いられる使用電波をいう。
【0020】請求項8に記載された発明は、請求項5に
記載のドアミラーベースであって、前記電源ユニットの
電源は、前記ドアミラーから供給されることを特徴とす
る。
【0021】請求項8に記載された発明によれば、ET
C車載器の電源は、ドアミラーの電源を利用することが
できるので、新たな配線を追加することが不要であり、
電線処理が容易に、かつ見栄えが良くできる。ドアミラ
ーベースに各ユニットを内蔵した結果、誤った接触や打
撃により、根元から簡単に取れてしまうということもな
く、また、車外から全く目立たず、盗難に遭う危険性が
低い。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明
のドアミラーベース6を運転席から見た斜視図である。
図1に示すように、ドアミラーベース6は、フロントガ
ラス1の右側を支持する右フロントピラー2の近傍に位
置し、ドア3とドアサッシ3aとから形成する三角コー
ナー部にある。ドアミラーベース6は、ウインド4の開
閉には支障がなく、また、ドア3に固定されており、ド
アミラーケース5aを保持している。ドアミラーベース
6の三角カバー6aには、音響ユニットのスピーカーか
らの音を通す小穴6gが形成されており、その下部に
は、例えば、有料道路の料金を表示する表示ユニット8
が臨ませて配置されており、さらに、有料道路料金を自
動的に決済するETCカード9が挿入口6fから挿入さ
れている。つまり、ETC車載器の各ユニットが設けら
れたドアミラーベース6は、ドアミラーベース6本来の
機能の他に、ETC車載器の機能も合わせ持つドアミラ
ーベース6の形をしたETC車載器となっている。ドア
ミラーベース6は運転手席に近いため、小さなスピーカ
ーの音量であっても耳に届きやすく、また、表示ユニッ
トも近いため料金の表示が見やすく、さらに、ETCカ
ード9は、運転手の右手近傍にあるため、カードの挿脱
操作が容易にできる。
【0023】図2は、本発明のドアミラーベースを外側
から見た斜視図であり、図3は、図2に示すドアミラー
ベースの拡大図である。図3に示すように、ドアミラー
ベース6は、車外に少々突起した突起部を形成してお
り、その突起部の正面には外周面6bが形成されてい
る。しかし、この外周面6bは運転手席から見ると、ち
ょうど右フロントピラー2(図1参照)とドアサッシ3
aの陰になっており、突起部を設けたことにより視界を
遮ることはない。
【0024】また、プラスチック製のドアミラーベース
6の場合であれば、プラスチックは合成樹脂でできてい
るため、使用電波(例えば5.8GHz)を通すので、
図3に示すような穴(開口部)6cは設ける必要がない
が、金属製のドアミラーベース6の場合は、使用電波を
通さないため、電波の送受信経路に当たる外周面6bに
は、長方形をした穴(開口部)6cを設け、使用電波を
通すことができるプラスチック製のアンテナカバー6d
により蓋がされている。なお、使用電波は、5.8GH
zに限定されるものではなく、車両側の無線通信装置と
料金所側の通信設備の通信に用いられる使用電波であれ
ば、それ以外でもよい。
【0025】ドアミラーベース6に設ける穴(開口部)
6cは、料金所の外部アンテナとアンテナユニット11
の電波の交信経路に当たる外周面6bに設けるのがよ
い。穴(開口部)6cの形状は、長方形としているが、
円形、楕円形、多角形等適宜変更してもよい。また、開
口部を塞ぐアンテナカバー6dは、使用電波を通す材料
であるガラスに代えてもよいし、その他の材料であって
も構わない。このように、アンテナユニット11を車外
に突出したドアミラーベース6の外周面6bに設けたこ
とにより、電波の送受信の条件がよいため、安定した送
受信ができる。
【0026】さらに、アンテナカバー6dの表面を、ド
アミラーベース6の外周面の塗装と同様に、金属成分の
少ない塗料にて塗装を施して、外観上全く判別できない
ようにするとよい。また、電波が透過し、可視光は透過
しない薄膜を形成する塗装をアンテナカバー6dに施す
ことで、外観も損なわないようにできる。さらに、アン
テナユニット11の設置場所の外周面に電波が散乱しな
い塗装を施すことで、送受信の不具合の発生率を下げら
れるため、安定した受送信ができる。
【0027】図4は、ドアミラーベース6にETC車載
器の各ユニットの配置を内蔵した様子を示す分解斜視図
である。図4に示すように、アンテナユニット11は、
後述するアンテナユニット11の取付角度を調整する角
度調整機構(図5参照)によって固定されている。カー
ドリーダー(制御)ユニット12は、クレジット契約さ
れたETCカード9(図1参照)が挿入されて、ETC
カード9の情報が読み書きされる装置であり、制御(コ
ントロール)機能も合わせ持っている。ETCカード9
の情報により入口料金所での通過で車両番号等が確認さ
れ、出口料金所の通過で例えば、通行料金分が精算され
る。表示ユニット13は、液晶画面であり、通行料金に
関する情報が表示される。発信ユニット14は、ETC
カード9の情報を料金所側のアンテナに発信する。音響
ユニット15は、スピーカー等で構成され、ETC専用
ゲートの案内やカードの装着ミス等を音声や音響で知ら
せる。電源ユニット16は、これらの各ユニットを駆動
させる電源を供給する。電源ユニット16には、後述す
る図6に示すように、電源変換回路16aが付加されて
おり、ドアミラーベース6の下面に固定されている。
【0028】また、ドアミラーベース6の三角カバー6
aには、音響ユニット15を構成するスピーカー7と、
スピーカー7に連通した小穴6gは設けられている。ま
た、有料道路の料金を表示する表示ユニット13の表示
画面は、窓6eに遊嵌されており、運転席から直接表示
画面を読み取ることができる。さらに、その下方にはE
TCカード9の挿入口6fが設けられている。そして、
ETC車載器の各ユニットからは、ハーネス18が引き
出されており、これらのハーネス18、18…がカード
リーダー(制御)ユニット12に接続されている。この
ように、ドアミラーベース6にETC車載器の各ユニッ
トを一体として内蔵したことにより、外観上はどこに内
蔵されているか、全く判らないようになっている。
【0029】図5は、アンテナユニット11の取付角度
を調整する角度調整機構を説明する説明図であり、図5
(a)は、アンテナカバー6dを取り外した状態の正面
図、図5(b)は、一部破断した側面図である。なお、
図5(b)は、図4の分解斜視図に示すB矢視図に相当
する。図5(a)に示すように、穴(開口部)6cの形
状は長方形であり、穴(開口部)6cの中央に、アンテ
ナユニット11のアンテナ11aが配置されている。ま
た、図5(b)に示すように、アンテナユニット11の
角度調整機構は、1個の小穴を通して固定した小ネジ1
1bを回動中心とし、アンテナユニット11の穴ピッチ
p寸法に合わせて、同じ半径p寸法で等距離になるよう
に湾曲させた長穴11dに、もう1個の小ネジ11cを
通すことにより、アンテナユニット11を回動して、1
番感度のよい取付角度で取り付けを可能にした機構であ
る。
【0030】図6は、ETC車載器用の各ユニットを内
蔵したドアミラーベース6と、ドアミラー5との関係を
示す概念図である。図6に示すように、アンテナユニッ
ト11、カードリーダー(制御)ユニット12、表示ユ
ニット13、発信ユニット14、音響ユニット15、電
源ユニット16等の各ユニットは、ドアミラーベース6
に内蔵されており、カードリーダー(制御)ユニット1
2には、各ユニット(アンテナユニット11、表示ユニ
ット13、発信ユニット14、音響ユニット15、電源
ユニット16)からのハーネス18、18…(図4参
照、一部記載せず)が接続されている。また、車両から
ドアミラー5の電動格納ユニット17aに供給されてい
る電源17(図4参照)は、電源変換回路16aを通し
て供給されるため、新たな配線が不要となり、少ない工
数で配線工事が可能である。
【0031】図7は、ETC車載器の電源ユニット16
に設けられた電源変換回路16aを示す回路図である。
ドアミラー5の電動格納ユニット17aに供給される電
源17は、車両の電動格納スイッチSW(図示せず)
で、+・−が入れ替わるため、そのままでは供給できな
いので、ETC車載器の電源ユニット16は、一定方向
の電源として供給するために、図7に示すようなダイオ
ードブリッジの電源変換回路16aを使用する。その結
果、ドアミラー5に供給されている電源17を使用する
ことができる。
【0032】ここで、例えば、有料道路に入る際の動作
について説明する。目的地に向かって出発する際、カー
ドリーダー(制御)ユニット12にETCカード9を挿
入する。有料道路の案内表示板や標識にしたがって、E
TC専用レーンを確保しながら入口料金所のETC専用
ゲートが開き、ゲートを安全速度にて通過する。その通
過時に、入口料金所に設置されたアンテナとの間で無線
通信が行われ、従来の通行券を受け取ったことになる。
そして、目的地に近づいて出口料金所のETC専用ゲー
トを安全速度にて通過する。このとき、表示ユニット1
3の液晶画面に、通行料金が例えば1900円であれ
ば、1900と表示される。通行料金1900円は、後
にETCカードのクレジット契約口座から引き落とされ
る。
【0033】本発明は、この一実施形態のみに限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に基づく限りにお
いて、適宜に変更することが可能である。また、アンテ
ナユニット11の取り付けは、ドアミラーベース6の内
部への取り付けとしたが、ドアミラーベース6の外部へ
の取り付けであっても構わない。また、ドアミラーベー
ス6にのみETC車載器用の各ユニットを内蔵したが、
ドアミラーベース6以外に分散させても構わない。さら
に、左ハンドル車の場合は、左ドアに固定されたドアミ
ラーベースに、移し替えても構わない。
【0034】さらに、情報技術(IT)を活用して自動
車を高度化する仕組みの総称である、高度道路交通シス
テムITS(インテリジェント・トランスポート・シス
テム)の構築が行われている。本願発明は、ETCカー
ドによる有料道路の料金支払いの他に、運転席から降り
なくても買い物ができる、例えば、ガソリンスタンドや
駐車場、映画館、ファーストフード店、スーパーなどの
料金の支払いにも対応できるものである。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、ド
アミラーを構成するドアミラーベースに、アンテナユニ
ットを取り付けたことにより、アンテナユニットが室外
に設置できるため、電波の送受信が容易である。また、
インパネ上に設置しないため、アンテナケーブルの露出
がなく、アンテナケーブルを短くしてノイズを拾いにく
くしたため、安定した送受信ができる。
【0036】請求項2に記載された発明によれば、運転
手の右手近傍となるドアミラーベースの室内側の外周面
に、ETCカードを挿入する挿入口を設けたことによ
り、カードリーダー(制御)ユニットへのETCカード
の挿脱操作が容易にできる。
【0037】請求項3に記載された発明によれば、運転
手の右手近傍となるドアミラーベースの室内側の外周面
に穴を設け、通行料金に関する情報を表示する表示ユニ
ットを上記穴に臨ませて設けたことにより、通行料金の
確認が容易にできる。
【0038】請求項4に記載された発明によれば、ドア
ミラーベースに音響ユニットを内蔵し、運転手の右手近
傍となるドアミラーベースの室内側外周面の裏面にスピ
ーカーを取り付けて、スピーカーからの音響が通るよう
に外周面に小穴を形成したことにより、スピーカーから
の通行料金に関する情報が容易に確認できる。
【0039】請求項5に記載された発明によれば、ドア
ミラーベースに、発信ユニットと電源ユニットが内蔵す
ることにより、電線処理が容易になり、電線用ハーネス
の露出がなく、見栄えが良くできる。
【0040】請求項6に記載された発明によれば、アン
テナユニットの取付部に、角度調節機構を設けたため、
指向性が良くなる方向に、取付角度を容易に調節し、最
適な取付角度でアンテナユニットの取り付けができる。
【0041】請求項7に記載された発明によれば、金属
製ドアミラーベースの外周面の一部分を、通信に用いら
れる使用電波を通すことのできるプラスチックやガラス
等で形成することにより、電波の送受信に障害なく、安
定した送受信ができる。
【0042】請求項8に記載された発明によれば、ET
C車載器の電源は、ドアミラーの電源を利用することが
できるので、新たな配線を追加することが不要であり、
電線処理が容易に、かつ見栄えが良くできる。ドアミラ
ーベースに各ユニットを内蔵した結果、誤った接触や打
撃により、根元から簡単に取れてしまうということもな
く、また、車外から全く目立たず、盗難に遭う危険性が
低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドアミラーベースを運転席から見た
斜視図である。
【図2】 本発明のドアミラーベースを外側から見た斜
視図である。
【図3】 図2に示すドアミラーベースの拡大図であ
る。
【図4】 ドアミラーベースにETC車載器の各ユニッ
トを内蔵した様子を示す分解斜視図である。
【図5】 アンテナユニットの取付角度を調整する角度
調整機構を説明する説明図であり、(a)は、アンテナ
カバーを取り外した状態の平面図、(b)は、一部破断
した側面図である。
【図6】 ETC車載器用の各ユニットを内蔵したドア
ミラーベースと、ドアミラーとの関係を示す概念図であ
る。
【図7】 ETC車載器の電源ユニットに設けられた電
源変換回路を示す回路図である。
【図8】 従来のETC車載器を車両に搭載した様子を
示す配置図である。
【符号の説明】
1 フロントガラス 2 フロントピラー 3 ドア 3a ドアサッシ 4 ウインド 5 ドアミラー 5a ドアミラーケース 6 ドアミラーベース 6a 三角カバー 6b 外周面 6c 穴(開口部) 6d アンテナカバー 6e 窓 6f 挿入口 6g 小穴 7 スピーカー 9 ETCカード 11 アンテナユニット 11a アンテナ 11b、11c 小ネジ 11d 湾曲した長穴 12 カードリーダー(制御)ユニット 13 表示ユニット 14 発信ユニット 15 音響ユニット 16 電源ユニット 16a 電源変換回路 17 電源 17a 電動格納ユニット 18 ハーネス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両側の無線通信装置と料金所側の通信
    設備との間で通信を行って料金の精算を行うようにした
    料金自動支払いシステムに使用されるETC車載器のア
    ンテナユニットを取り付けたことを特徴とするドアミラ
    ーベース。
  2. 【請求項2】 前記ETC車載器のカードリーダー(制
    御)ユニットを内蔵し、前記室内側の外周面に、前記カ
    ードリーダー(制御)ユニットへETCカードを装着す
    るための挿入口を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載のドアミラーベース。
  3. 【請求項3】 前記ETC車載器の表示ユニットを、室
    内側の外周面に臨ませて設けたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のドアミラーベース。
  4. 【請求項4】 前記ETC車載器の音響ユニットを内蔵
    し、前記音響ユニットのスピーカーを室内側外周面の裏
    側に配置して、室内側の外周面に前記スピーカーと連通
    する小穴を形成したことを特徴とする請求項1から請求
    項3に記載のドアミラーベース。
  5. 【請求項5】 前記ETC車載器の発信ユニットと電源
    ユニットとを内蔵することを特徴とする請求項1から請
    求項4に記載のドアミラーベース。
  6. 【請求項6】 前記アンテナユニットの取付部には、前
    記アンテナユニットの取付角度を調整する角度調整機構
    が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項
    5に記載のドアミラーベース。
  7. 【請求項7】 金属製であり、前記アンテナユニットの
    電波の送受信経路に当たる外周面に穴を設け、通信に用
    いられる使用電波を透過するプラスチック又はガラスで
    この穴を塞ぐことを特徴とする請求項1から請求項6に
    記載のドアミラーベース。
  8. 【請求項8】 前記電源ユニットの電源は、前記ドアミ
    ラーから供給されることを特徴とする請求項5に記載の
    ドアミラーベース。
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Cited By (2)

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