JP2003270635A - 小型表示パネル用照明装置及びその線状光源 - Google Patents

小型表示パネル用照明装置及びその線状光源

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JP2003270635A
JP2003270635A JP2002072416A JP2002072416A JP2003270635A JP 2003270635 A JP2003270635 A JP 2003270635A JP 2002072416 A JP2002072416 A JP 2002072416A JP 2002072416 A JP2002072416 A JP 2002072416A JP 2003270635 A JP2003270635 A JP 2003270635A
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Hiroyuki Hirata
弘之 平田
Takayuki Goto
隆行 後藤
Hidetaka Matsumuro
秀隆 松室
Haruo Arai
治夫 荒井
Masahide Yagi
正秀 八木
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Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 表示パネル用導光板の側面や表面縁部などに
拡散テープや拡散性の印刷を行なうことなく、映り込み
を防止することができるようにしたフロントライト型小
型液晶表示パネル用照明装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示器(図示せず)とほぼ同じ大き
さに形成された合成樹脂からなる平板状の表示パネル用
導光板1を備え、この表示パネル用導光板1の1つの側
面3aを受光面3aとしている。この受光面3aに光源
10が対向しており、この光源10からの光が受光面3
aから表示パネル用導光板1内に入光される。表示パネ
ル用導光板1での少なくとも受光面3aに対向する側面
3cと表面2の縁部2aでのこの側面3c側の部分6と
が梨地粗面とされており、これら側面3cと部分6とで
反射された光は、梨地粗面6,7により、散乱光とな
る。これにより、側面3cや表面縁部2aの部分6の画
面への映り込みを少なくするようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、液晶表示
パネルに用いられる照明装置などに係り、特に、液晶表
示器をその前面側から光照射するフロントライト型の反
射型液晶表示パネル用照明装置とこれに用いることがで
きる表示パネル用導光板,線状光源に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信の高速化やIT化に伴
い、比較的小型の携帯情報端末が民生向け商品として急
速に市場に浸透しつつある。その代表的なものに携帯電
話やPDA(Personal Digital Assistant)があり、これ
ら携帯情報端末の基幹デバイスとして液晶表示装置が使
われる。中でも、カラー表示可能なSTN(Super Twist
edNematic)型液晶、TFT(Thin Film Transistor)型液
晶が従来の主流であったモノクロ液晶に急速に置き換わ
りつつあり、より高精細で小型,省電力,低コストなも
のが求められている。液晶表示装置は、自ら発光性がな
いため、バックライト或いはフロントライトと呼ばれる
照明ユニットが付属される。これらバックライトやフロ
ントライトは、導光板と呼ばれる透明プラスチック製の
面状発光体を冷陰極蛍光管やLED(発光ダイオード)な
どを用いて照射する構造をなしている。
【0003】例えば、液晶表示装置の反射型液晶表示パ
ネルにおいては、液晶表示器の前面に照明装置が配置さ
れている。かかる照明装置を、以下、フロントライトと
いうことにするが、図4は縦長のかかる反射型液晶表示
パネルの構成を概略的に示すものであって、液晶表示器
30の前面側に、偏光板50を介して、表示パネル用導
光板1と光源10とからなる照明装置が配置される。
【0004】かかる構成において、光源10からの光は
表示パネル用導光板1に入光され、この表示パネル用導
光板1では、入射された光が屈折、反射されるととも
に、表示パネル用導光板1の出光面から液晶表示器30
側に出光される。このようにして表示パネル用導光板1
から出光される光は、液晶表示器30の全面にわたって
均一な強度の光で照射され、これにより、液晶表示器3
0の表示情報を明るく照らして見ることができる。
【0005】ところで、かかるフロントライトには、図
5(a)に示すように、表示パネル用導光板1の側面に
光源10を配置する、いわゆる側面式のサイドライト型
と、図5(b)に示すように、表示パネル用導光板1の
1つの側面である最下端面に光源10を配置したりす
る、いわゆる最下端式のサイドライト型とが一般的であ
る。
【0006】ここで、図5(a)に示す側面式のサイド
ライト型を例にして説明すると、かかるフロントライト
は、液晶表示器30(図4)とほぼ同じ大きさに形成さ
れた合成樹脂からなる平板状の表示パネル用導光板1を
備え、この表示パネル用導光板1の1つの側面3aを光
源10からの光を入光する受光面とする。図5(b)に
示す最下端式のサイドライト型フロントライトでは、図
面上上方を上部として、同様の表示パネル用導光板1の
最下端面となる底面3dを受光面として、この受光面3
dに対向して光源10が配置される。
【0007】図5(a)において、表示パネル用導光板
1の裏面4を出光面として、この出光面4には、屈折率
差に起因するフレネル反射を抑えるために、ARコート
(Anti-reflective coating)などの非反射手段(図示
されていない)が設けられ、その表面2には、光源10
から受光面3aを介して入射された光がより多くその出
光面4から液晶表示器30(図4)に向けて効率良く照
射されるように、プリズム形状などした反射構造5が形
成されており、この表面2の縁部(前面縁部)2aは平
面部をなしている。かかる構成は、図5(b)に示す最
下端式のサイドライト型フロントライトについても、同
様である。
【0008】このように、サイドライト型フロントライ
トは、表示パネル用導光板1の側面3aや底面3dに光
源10を配置する構成であるため、液晶表示器30の背
面側に配置されるバックライトに比べて薄型化が可能で
ある。
【0009】また、特に、携帯電話やPDAでは、低消
費電力化も然ることながら、通信時の電気ノイズの問題
からLEDが主として使われる。このLEDは、液晶カ
ラー表示の色演出性の表示品位を損ねないようにするた
めに、白色のものが使われる。従来、赤色,緑色,青色
の3原色LEDを組み合わせて白色を発光させていた
が、最近では、日亜化学工業社に代表されるGaN系青
色LED素子から発する青色光をパッケージに塗布した
YAG系蛍光体に照射させて、1つのチップから白色光
を得ることできる。
【0010】一般的に、携帯電話には、対角長が2イン
チ前後の液晶が搭載され、これに対応してバックライ
ト,フロントライトの表示パネル用導光板もほぼ同サイ
ズとなり、これに使われるLEDは2個から4個とな
る。また、PDAには、対角長が3〜4インチサイズの
液晶が搭載され、同様に、バックライト,フロントライ
トの表示パネル用導光板もほぼ同サイズとなり、これに
使われるLEDは2個から多いものでは6個となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来、小型液晶表示パ
ネル用照明装置を点灯させた場合には、その側面からの
光漏れは無視されていたが、光利用効率を向上させるた
めに、表示パネル用導光板1の上記受光面(図5(a)
の場合は側面3a、図5(b)の場合は側面3d)を除
く各側面に反射テープを貼ったり、反射性の印刷した
り、さらには、鏡面化したりして反射面を形成し、より
多くの光を表示パネル用導光板1内に戻し、液晶表示器
30を光照射する方法が採られているが、その場合に
は、以下のような問題があった。
【0012】即ち、光の効率を上げようとするために、
鏡面部や反射テープを設けると、反射したその光が表示
パネル用導光板1の内部に戻るが、表示パネル用導光板
1を上部から見ると、表示パネル用導光板1の内部にそ
の反射側面の反射が多重に映り込んで、縞模様のような
模様を浮かび上がらせ、液晶画面上にそれが重なって見
えるようになる。また、反射テープはそれを止める両面
性テープの貼りムラを、また、鏡面部は表示パネル用導
光板1を保持する部品や枠などを夫々映し出す場合があ
り、液晶画面の画質を著しく低下させるという問題があ
った。
【0013】この映り込みを防止しながら、光の効率を
上げようとするには、表示パネル用導光板1の側面や表
面縁部2a(図5)の鏡面部に拡散テープや拡散性の印
刷を行なう方法があるが、これは手作業もしくは自動機
によることになり、被施工面が小さいために、手作業で
は、時間がかかって効率的でなく、コストアップとな
る。また、自動機によるにしても、その設備コストが負
担になるため、これらの点について改善が望まれてい
た。
【0014】本発明の第1の目的は、かかる問題を解消
し、表示パネル用導光板の側面や表面縁部などに拡散テ
ープや拡散性の印刷を行なうことなく、映り込みを防止
することができるようにした表示パネル用導光板及び小
型液晶表示パネル用照明装置を提供することにある。
【0015】また、バックライトやフロントライトで
は、年々高輝度化が求められており、これに対応して、
表示パネル用導光板の表示面側のプリズム形状や光源配
置など様々な工夫が成されている。LEDから発する光
の表示パネル用導光板への入光方法はLEDの発光面を
表示パネル用導光板の端面に向けて配置し、直接表示パ
ネル用導光板へ入光する方法が多用されるが、構造がシ
ンプルである反面、表示パネル用導光板内での輝度むら
が発生し易いという問題を抱えている。
【0016】そこで、LEDから発する光を棒状の線状
導光体に一旦入光させて均一化したものを表示パネル用
導光板に入光させる提案がなされている。特に、フロン
トライトでは、反射型液晶の前面に表示パネル用導光板
が位置されることから、液晶の表示品質を阻害しない、
即ち、高い透明性が求められ、液晶の背面に位置するバ
ックライトなどで多用される光を拡散させるための拡散
シート等が使えないことから、この線状導光体は必須の
部品となる。
【0017】しかしながら、このLEDは、指向性が強
いことから、棒状の導光体との配置精度によっては、L
EDから発する光の全てを導光体に入光させることが困
難である。特に、昨今の液晶表示装置側では、狭額縁化
と呼ばれているが、画像表示エリアを除く部分を極力狭
く設計し、画面は大きく、モジュールは小さくすること
が求められている。これに対応して、線状光源の幅も極
力小さく設計する必要があり、線状光源体の入光部の幅
もLEDの幅に近づけることが望ましく、前述した位置
精度が問題となる。加えて、ライトユニットの厚さ方向
に関しても、極力薄型設計が好まれ、LEDをポリイミ
ド等の薄板材で構成されたフレキシブル回路基板上に実
装させており、このときの実装精度も問題となる。
【0018】本発明の第2の目的は、取り付け精度を高
め、安定した輝度を得ることができるようにした線状光
源を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、透明な合成樹脂の板材からなり、
その1つの側面を光源に対向して配置される受光面と
し、その裏面の平面部を液晶表示パネルの前面に配置さ
れてこの液晶表示パネルを照射する出光面とし、その表
面の平面部にプリズムを設けた表示面を有する表示パネ
ル用導光板であって、受光面に対向する側面が微細な凹
凸からなる梨地粗面を有するものである。
【0020】また、本発明は、透明な合成樹脂の板材か
らなり、その1つの側面を受光面とし、その裏面の平面
部を出光面とし、その表面の平面部にプリズムを設けた
導光板と、この導光板の該受光面に対して光を照射する
光源とを備え、該導光板の該出光面を液晶表示パネルの
前面に配置した小型液晶表示パネル用照明装置であっ
て、該導光体の少なくとも該受光面に対向する側面が微
細な凹凸からなる梨地粗面を有するものである。
【0021】また、導光体の表面でのプリズムを除く縁
の部分の局部的もしくは全面に微細な凹凸からなる梨地
粗面を設けたものである。
【0022】さらに、光源は、光源チップからの光を棒
状導光体に入光させて線状発光体としたもの、あるいは
冷陰極管とするものである。
【0023】かかる構成によると、受光面から入射した
光が対向側面もしくは上部の梨地粗面で乱反射するの
で、反射が一定方向の反射でなくなり、導光板内での映
り込みが低減されて、良好な明るい画面が得られる。
【0024】この導光板を金型内で射出成形する場合に
は、その側面と上部に対応する金型面を梨地粗面とする
ことにより、従来のような拡散テープ貼りや拡散性の印
刷などの後加工が不要となるし、しかも、このような後
加工を行なったのと同等の効果が得られる。
【0025】上記第2の目的を達成するために、本発明
は、一対の光源チップの出光面が互いに対向するように
配し、光源チップから出射された光を線状の光に変換す
る棒状の導光体を光源チップ間に配した線状光源におい
て、光源チップ対向面の間隔をD(mm)としたとき、棒
状導光体の両端面での該光源チップから出射される光を
入光する入光部間の長さL1(mm)をD−1<L1<D
とし、これら両端面での該入光部を除く部分に凸部を形
成するとともに、該両端面での該凸部間の長さL2(m
m)をL2>Dに設定したものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。
【0027】図1は本発明による表示パネル用導光板及
び小型表示パネル用照明装置の第1の実施形態を示す斜
視図であって、6,7は梨地粗面、11は導光体、12
は光源チップ(ここでは、LEDとする)であり、図5
に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省
略する。
【0028】この第1の実施形態は、図4で示したフロ
ントライト(小型表示パネル用照明装置)のような縦型
の小型表示パネルでの側面式のサイドライト型フロント
ライトであって、図1において、液晶表示器30(図
4)とほぼ同じ大きさに形成された合成樹脂からなる平
板状の表示パネル用導光板1を備え、この表示パネル用
導光体1の1つの側面3aを受光面3aとしている。こ
の受光面3aに光源10が対向しており、この光源10
からの光が受光面3aから表示パネル用導光板1内に入
光される。光源10としては、線状の陰極線管でもよい
が、ここでは、棒状の導光体11を表示パネル用導光板
1の受光面3aに対向させ、この導光体11の両端面夫
々に光源チップ、ここでは、LED12を設けた線状光
源としている。
【0029】ここで、この実施形態では、導光板1での
少なくとも受光面3aに対向する(反対側の)側面3c
と表面縁部2aでのこの側面3c側の部分6とが梨地粗
面とされており、これにより、これら側面3cと部分6
とで反射された光は、梨地粗面6,7により、散乱光と
なる。これにより、側面3cや表面縁部2aの部分6の
画面への映り込みを少なくするようにしている。
【0030】ここで、表示パネル用導光板1の材質は、
特に、限定されないが、透明性及び成形性の面からし
て、シクロオレフィン樹脂やアクリル樹脂,PCなどが
好ましく、採用可能である。
【0031】また、この表示パネル用導光板1を金型内
を用いて射出成形する場合には、その側面3cと表面縁
部2aの上記一部に対応する金型面を梨地粗面とするこ
とにより、表示パネル用導光板1の成形と同時に、側面
3cと表面縁部2aの上記部分とに梨地粗面7,6を付
与することができる。
【0032】側面や表面縁部2aにに梨地粗面を形成す
るにあたり、その粗面の凹部と凸部との高さについて
は、特に規定しないが、数ミクロン〜数十ミクロンの範
囲とすることにより、反射をより効果的に防止すること
ができる。
【0033】図2は本発明による表示パネル用導光板及
び小型表示パネル用照明装置の第2の実施形態を示す斜
視図であって、図1に対応する部分には同一符号を付け
て重複する説明を省略する。
【0034】この第2の実施形態は、図4で示したフロ
ントライト(小型表示パネル用照明装置)のような縦型
の小型表示パネルでの最下端式のサイドライト型フロン
トライトであって、図1に示した側面式の第1の実施形
態と同様であるが、梨地粗面とする部分がこの第1の実
施形態と異なる。即ち、図2において、光源が表示パネ
ル用導光板1の底面3dを受光面とし、この受光面3d
に光源10を対向させており、これに伴って、この受光
面3dに対向する上側面3bを梨地粗面とし、表面縁部
2aの上側面3dに沿う部分も梨地粗面としている。こ
れにより、図1に示した第1の実施形態と同様の効果が
得られる。
【0035】次に、上記第1の実施形態について、より
具体的な例を、例1として、例2(従来例)と比較して
説明する。
【0036】図3は例2の構成を示す斜視図であって、
基本的には、図1に示す例1と同様の構成をなすもので
ある。これら例1も、例2も、表示パネル用導光板1と
しては、合成樹脂を縦80mm、横60mm、厚み1.
0mmの平板とし、その周辺に光源取付部及び液晶表示
パネルとの嵌合部を一体的に設けた形で射出成形したも
のである。光源10としては、表示パネル用導光板1の
受光面3a側に冷陰極管を1個取り付けたものである。
図1では、光源10として、棒状の導光体11とLED
12とからなる光源を示しているが、例1では、かかる
光源10の代わりに、冷陰極管を1個取り付けたもので
ある。また、これら例1,例2での表示パネル用導光板
1の裏面4には、フレネル反射を防止して効率良く光を
液晶に導くために、ARコートが施されている。
【0037】ここで、例1と例2との差異は、次の通り
である。
【0038】《例1》図1で説明したように、表示パネ
ル用導光板1の側面3cと表面縁部2aの一部に梨地粗
面を形成した。 《例2》図3において、表示パネル用導光板1の各側面
3b〜3dの内面側を鏡面仕上げして、そのままの状態
とした。
【0039】例2の表示パネル用導光板1に、その受光
面3aから光を入光し、実際の液晶画面上に配置して、
側面や前面2の反射光の映り込みを確認した。
【0040】また、例1の表示パネル用導光板1に、そ
の受光面3aから光を入光し、実際の液晶画面上に配置
して、側面,前面2の反射光の映り込みがないか確認し
た。その結果、側面からの映り込みや前面2での映り込
みがほとんどないことを確認した。
【0041】このように、この実施形態では、鏡面仕上
げしたままに比べ、梨地加工したことにより、映り込み
が軽減できることを確認できた。
【0042】なお、上記例1としては、側面について
は、受光面3aと対向する側面3cのみを粗面化したも
のとしたが、他の側面3b,3dにも、同様の粗面化を
行なうこともできる。また、表面縁部2aの全てを梨地
粗面加工してもよい。
【0043】ところで、以上説明した小型表示パネル用
照明装置の表示パネル用導光板1の出光面には、コント
ラスト向上や液晶の色の再現性向上のため、反射光を防
止するARコートを設けることができる。ARコートは
多層膜から構成されるものであるが、代わりに立体的形
状からなる反射防止構造体を当該出光面に一面にかつ一
体に形成することが製造工程の簡便化及び表示パネル用
導光板としての望ましい輝度,コントラストの確保の点
から好ましい。
【0044】図6はかかる反射防止構造体の一具体例を
拡大して示す概要断面図であって、13は表示パネル用
導光板1の基板、14は突起である。ここでは、基板1
3の出光面側を拡大して示している。
【0045】同図において、出光面となる基板13の裏
面に、多数の凹状及び/又は凸状の突起14からなる反
射防止構造体が形成されている。この突起14の形状
は、例えば、略四角錐、略三角錐、略円錐などの略錐体
形状であることが好ましい。反射防止効果が得られるの
であれば、これら以外の形状もよい。
【0046】かかる反射防止構造体における突起14間
のピッチをλとしたとき、100nm≦λ≦440nm
の範囲におけるピッチλの存在率を70%以上とする。
このように、ピッチλの存在率が全体の70%以上であ
れば、突起5の配列の規則性が良く、表示パネル用導光
板1の裏面全体にわたって均一な反射防止効果が得ら
れ、光散乱の影響が少なく、実用上問題がない。
【0047】また、これら突起14の山−谷間の平均高
さhを100nm〜1000nmの範囲内とする。突起
14の平均高さhが100nm以上の場合、反射防止効
果は十分となる。一方、高さhが1000nmを超えな
い場合、十分な反射防止効果が得られ、かつ、かかる反
射防止構造体を形成する上でのスタンパの作製及び成形
がし易く、製造作業性が向上する。一般的に、突起14
の平均高さhは可視光から赤外光の波長の1/4程度ま
でにすれば、これにより、可視光及び赤外光の反射率を
低減させることができる。
【0048】また、突起14の平均先端角θを20゜〜
120゜の範囲内とする。先端角θが20゜以上の場
合、スタンパを作製し、プラスチック樹脂で複製を作製
するとき、プラスチック樹脂がスタンパの凹部下端部に
まで注入されることにより、成形時にスタンパの凹凸部
が変形し難いという強度的な問題を解決できる。一方、
先端角θが120゜以下にしておけば、このようなスタ
ンパ及び反射防止構造体自体の製造が容易で、実用的で
ある。また、反射防止効果も向上する。
【0049】表示パネル用導光板1において、上記の反
射防止構造体を適用するには、プリズム面を形成する金
型と対向させる上記の反射防止構造体を形成するための
スタンパを配置し、間隙に溶融樹脂を射出し成形する方
法を用いるとよい。これにより、プリズム面と反射防止
構造体とを一体に成形することができる。別工程により
多層膜よりなるARコートを用いた場合と比較して、工
程の簡略化を図ることができる。
【0050】また、反射防止構造体を一体に形成する場
合には、基板とARコート層との界面における透過光の
損失がないため、多層膜よりなる通常のARコート層を
用いる場合と比較して、可視光の広波長領域にわたり、
反射率を低下させることが可能である。これにより、コ
ントラスト及び液晶の色の再現性が向上する。
【0051】次に、上記の表示パネル用導光板1と連結
された状態で小型表示パネル用照明装置として好適に用
いられる光源10としての線状光源の実施形態について
説明する。即ち、表示パネル用導光板1と連結されて高
い光の利用効率で液晶面を均一に照らすことができ、小
型表示パネル用照明光源として、高い透明性が要求され
るフロントライトに好適な組み合わせをもたらす線状光
源について説明する。
【0052】図8は本発明による線状光源の第1の実施
形態を示す斜視図、図9はその分解斜視図、図10はそ
の光源チップの取付状態を示す斜視図であって、20は
この実施形態の線状光源、21は光源チップとしてのL
ED、21aは発光面、22は棒状の導光体、22aは
入光面、22bは出光面、22cはプリズム面、22d
は入光エリア、22eは凸部、23は反射板、24はフ
レキシブル回路基板、24aはベースフィルム、24a
1,24a2はフィルム部、24bは半田めっき、24c
は両面粘着材、24dは回路パータンである。
【0053】この第1の実施形態の線状光源20は、図
9に示すように、フレキシブル回路基板24と、2個の
LED21と、棒状の導光体22と、反射板23とで構
成されており、これらLED21と棒状の導光体22と
反射板23とが組み合わされてフレキシブル回路基板2
4上に設けられることにより、図8に示すような構成を
なしている。
【0054】図10に示すように、2個のLED21
が、夫々の発光面21aが互いに向き合うようにして、
フレキシブル回路基板24上に実装されている。
【0055】フレキシブル回路基板24は、細長いフィ
ルム部24a1からこれにほぼ垂直に細長いフィルム部
24a2が突出したほぼ逆L字状の形状をなすベースフ
ィルム24に回路パターン24dが形成されたものであ
って、この回路パターン24dの絶縁や保護のために、
図示していないが、さらに、カバーコートがなされてい
る。
【0056】ベースフィルム24としてはポリイミド製
のものが用いられ、このベースフィルム24上に銅箔が
貼り付けられ、フォトレジスト法やスクリーン印刷法な
どでエッチングすることにより、所望の回路パターン2
4dを形成する。そして、上記のように、カバーコート
が成されるとともに、図9に示すように、ベースフィル
ム24のフィルム部24a1の両端部をLED21の実
装部として、この実装部にLED21の半田付けを容易
にするために、半田めっき24bがなされる。また、ベ
ースフィルム24の裏面には、機械的な強度を高めるた
めに、図示しないが、同じポリイミド製の補強板が熱硬
化性の接着剤を用いて貼り付けられる。
【0057】LED21の実装方法としては、かかるフ
レキシブル回路基板24に、まず、半田ペーストを塗布
し、チップマウンターと呼ばれるロボットで2つのLE
D21を夫々精度良くフレキシブル回路基板24上の半
田めっき24bの部分に配置した後、かかるフレキシブ
ル回路基板24をリフロー炉を通す。これにより、半田
ペーストが溶け出し、フレキシブル回路基板24上にL
ED21が半田付けされる。実装精度はチップマウンタ
ーの位置精度で決まるが、±0.1mmの位置精度で実
装品を製作した。
【0058】LED21は、日亜化学工業社製のNSC
W215T白色チップタイプLEDを用いた。なお、こ
こで、光源チップ21として、LEDを用いた場合につ
いて説明するが、光源チップとしては、白色のLEDが
主に用いられるが、LD(レーザダイオード)やPL(フ
ォトルミネッセンス)発光のものなどの点光源、或いは
面光源であっても、非常に小さい面積で発光するチップ
状にパッケージングされたものであって、サイドビュー
と呼ばれる実装面に直角な面から出光するタイプの光源
であってもよく、いずれの光源チップであっても、以下
に説明するLEDの場合と同様の効果が得られるもので
ある。また、光源チップの使用数は、ここでは、2個と
しているが、発光面を夫々対向させて配置することか
ら、少なくとも2個以上の偶数個で構成されるものであ
り、携帯電話などの小型のものについては2個、PDA
などの中型のものについては4個が夫々適している。
【0059】図9において、導光体22は反射板23内
に挿入され、この導光体22が挿入された反射板23
が、両面粘着材24cにより、ベースフィルム24のフ
ィルム部24a1に貼り付けられて固定され、図8に示
す構成となる。かかる構成においては、導光体22の両
端面の入光エリア22dでの入光面22aが夫々のLE
D21の発光面21aに対向し、また、かかる両端面の
入光エリア22dを除く部分に設けられた凸部22eが
フィルム部24a1上のLED21に係合して、導光体
22の両端面の入光面22aがLED21の発光面21
aに高精度で対向するようにしている。
【0060】図11は棒状の導光体22の一具体例を示
す斜視図であって、22fはプリズムであり、図9に対
応する部分には同一符号を付けている。
【0061】同図(a)において、導光体22は、断面
を長方形とした略直方体形状をなしており、その両端面
に入光面22aを有する入光エリア22dをなしてい
る。この入光面22aとは直角をなす長手方向に細長い
4つ面のうち、幅が狭い2つの面の一方の面が平面状の
出光面22bをなしており、これとは反対側の他方の面
がプリズム面22cをなしている。これら4つの面は、
基本的には、全て光損失のないレベルで鏡面に仕上げら
れるが、光の指向性を弱めて拡散させるために、意図的
に凹凸を付加する場合もある。プリズム面22cには、
図11(b)に示すように、ほぼV字形状のプリズム2
2fが形成されており、かかるプリズム22fにより、
LED21(図9)から入射された光が出光面22b側
に反射されるようにしている。
【0062】また、導光体22の両端面には、入光エリ
ア22dを除く部分に、凸部22eが形成されている。
この具体例では、この凸部22eが入光エリア22dの
プリズム面22c側に設けられている。この凸部22e
は、導光体22の幅を小さくする上で機械的強度を維持
するレベルで極力小さい幅とすることが望ましい。
【0063】導光体22は、その両端面の入光面22a
からその長手方向に光源チップからの光を入光し、これ
を内部で反射,屈折させてその向きを90度変えさせて
出光面22bから出光させるものであるが、このために
は、上記のように、この導光体22を断面形状が長方形
とした直方体が望ましいものであり、また、出光面22
bの反対側の面を微細なプリズム22fが形成されたプ
リズム面22cとして、入光を漏れなく反射させるため
に、光の全反射の性質を利用しているものである。
【0064】また、導光体22は、全光線透過率が85
%以上、屈折率が1.45〜1.60の熱可塑性樹脂、若
しくはこれを基材とする複合材料で形成したものであ
る。即ち、生産性を考えれば、金型を用いて大量生産す
ることが望ましく、導光体22内で光を損失なく伝達さ
せるためには、表面反射を含んだ全光線透過率が85%
以上の材料が好ましい。また、空気との屈折率差を利用
して導光体22内を損失なく全反射させるためには、屈
折率が1.45〜1.60の材料が好ましい。全反射と
は、全ての光エネルギーが損失なく反射される現象であ
って、かかる熱可塑性材料としては、PMMA(ポリメ
タクリ酸メチル),PC(ポリカーボネート),PS(ポリ
スチレン),COP(環状オレフィンポリマー),COP
とポリエチレンの共重合体であるCOC(環状オレフィ
ンコポリマー)などが挙げられる。さらに、導光体22
内で光を拡散させて出光する際の輝度むらを抑えるため
に、微細発泡させたり、酸化チタンや酸化ジルコニウ
ム,酸化亜鉛などの光拡散物質を含んだ複合材も使用す
ることも可能である。
【0065】導光体22の製造方法の一具体例として
は、その材料として旭化成社製のPMMAデルペット7
0NHXを用い、射出成形法で製作した。デルペットの
全光線透過率は93%(ASTM D1003)、屈折率
は1.49(ASTM D542)である。プリズム面22
cのプリズム22fに関しては、この形状をほぼV字形
状としているので、これと反転したプリズムパターンを
金型上に形成し、金型温度を90℃、成形機のシリンダ
温度を240℃として成形した。
【0066】図8に示すように組み立てたとき、2個の
LED21をそれらの発光面21aが互いに対向するよ
うに配置し、これらLED21間に棒状の導光体22が
配置されることになる。そこで、図10に示すように、
対向する2つのLED21の発光面21a間の間隔をD
(mm)として、図11(a)に示す導光体22の両端面
の入光面22a間の長さL1(mm)は、 D−1 <L1 <D に設定される。また、図11(a)に示す導光体22の
両端面での凸部22e間の長さL2(mm)は、 L2 > D に設定される。
【0067】LED21の発光面21aから出射する光
を効率良く棒状導光体22に入光させるためには、この
発光面21aと導光体22の入光面22aを平行に配置
することが望ましい。この場合、導光体22の両端面で
の入光エリア22dの入光面22a間の間隔D(mm)に
対し、導光体22の両端面の入光エリア22dを除く部
分に寸法Dを超える間隔L2(mm)で凸部22eを形成
し、これら凸部22eでLED21に対する位置決めす
ることにより、極めて高い精度でLED21の発光面2
1aと導光体22の入光面22aとを位置決めすること
ができる。この凸部22eは、先の狭額縁化に対応し
て、導光体22の幅を小さくする上で機械的強度を維持
するレベルで極力小さい幅とすることが望ましい。さら
には、LED21の発光面21aと導光体22の入光面
22aの間の距離が極力狭い方が、導光体22へ入光の
際の光の損失は少ないが、これを、導光体22の両端面
での入光面22a間の長さL1(mm)を、上記のよう
に、 D−1 <L1 <D とすることにより、LED21の発光面21aと導光体
22の入光面22aとの間の部分での光の損失を大幅に
抑えることができる。この寸法L1が(D−1)よりも
小さくなると、入光する光の損失が極端に大きくなって
しまう。
【0068】図12は反射板23の一具体例の構造を示
す図であって、同図(a)は全体斜視図、同図(b)は
同図(a)での長手方向の分断線A−Aに沿う断面図、
同図(c)は同図(a)における中心部での幅方向の分
断線B−Bに沿う断面図、同図(d)は同図(a)にお
ける端部での幅方向の分断線C−Cに沿う断面図であ
り、23aは開口部、23bは上壁部、23cは下壁
部、23d,23eは側壁部、23fは背壁部である。
なお、図12(b)〜(d)においては、反射板23で
の導光体22やLED21の挿入状態も破線で示してい
る。
【0069】同図(a)〜(d)において、反射板23は
上壁部23bと下壁部23cと側壁部23d,23eと
背壁部23fとから構成されており、下壁部23cは上
壁部23bよりも短く、反射板23の両端部では、下壁
部23cが存在しない構造となっている。反射板23の
背壁部23fとは反対側は開放されて開口部23aとな
っており、このため、反射板23の端部以外では、図1
2(c)に示すように、断面形状がコ字状をなしてお
り、端部では、図12(d)に示すように、逆L字状を
なしている。この開口部23a側から導光体22を反射
板23内に挿入することができるが、導光体22は上壁
部23bと下壁部23cとの間に入り込み、LED21
は、図10で先に説明したように、ベースフィルム24
に固定されているので、下壁部23cがない部分に入り
込むことになる。このようにして、導光体22と2つの
LED21が、開口部23a側を除いて、反射板23に
よって覆われることになる。従って、導光体22は、そ
の出光面22b(図9,図11)側が開口部23a側を
向くように、反射板23内に挿入されることになる。
【0070】かかる反射板23においては、挿入された
導光体22の出光面31側を除く少なくとも3面(即
ち、上壁部23bや下壁部23c,背壁部23fの内
面)以上、好ましくは5面(側壁部23d,23eを含
める)を反射率85%以上の反射面としており、これに
より、LED21から出射された光を導光体22から開
口部23a側に漏れなく出射させることができる。
【0071】反射板23としては、PET(二軸延伸ポ
リエステル)を発泡させたものや銀,アルミなどをポリ
エステル基材に蒸着,スパッタさせたものを、アルミや
ステンレスなどの薄板材にラミネートしたものが用いら
れる。これらの材料は、所望のサイズに打ち抜いた後、
曲げ加工される順送プレスなどを用いて製造される。例
えば、銀をポリエステルにスパッタさせ、アルミ材にラ
ミネートしたものを順送プレス金型によって所望サイズ
に打ち抜き、これを折り曲げて加工し、反射板23を形
成した。かかる反射板23によると、略コの字型で導光
体22から漏れた光を反射させて再び導光体22に入光
させるために、内面が反射率90%以上のポリエステル
/銀スパッタ面となる。
【0072】次に、図9に示す以上の各部品の組み立て
方法を図9,図13及び図14を用いて説明する。な
お、LED21は、図10に示すように、既にベースフ
ィルム24のフィルム部24a1に取り付けられている
ものとする。
【0073】まず、図13に示すように、開口部23a
から反射板23内に導光体22を矢印方向Dに挿入す
る。このとき、導光体22を、そのプリズム面22cが
奥側を向くように、挿入し、導光体22の出光面22b
が反射板23の開口部23a側を向くようにする。これ
ら反射板23と導光体22とは、長手方向については、
その中心からみて左右対称であり、導光体22をセンタ
リングをして反射板23に挿入する。また、導光体22
は、反射板23に挿入されただけでは、固定されていな
いため、その挿入後の多少の位置調整は可能である。
【0074】次に、LED21と導光体22との嵌合方
法について、図14に基づいて説明するが、分かり易く
説明するために、反射板23の一部を切り欠き、LED
21と導光体22の位置関係を表わしている。
【0075】同図において、LED21が実装されたフ
レキシブル回路基板24を矢印方向Dに移動させ、LE
D21に導光体22の両端面での凸部22eが当ると、
その位置で、図9で説明したように、フレキシブル回路
基板24に設けた両面粘着材24cで反射板23を固定
させ、図8に示す構成の線状光源20が得られる。かか
る線状光源20では、導光体22の凸部22eにより、
LED21と導光体22との位置決めがなされており、
組み立て精度に依存することはない。これにより、LE
D21から出射される光を、損失なく、導光体22内に
入光させることができる。
【0076】次、本発明による線状光源の第2の実施形
態について、図15及び図16を用いて説明する。な
お、図15及び図16はこの第2の実施形態の要部を示
すものであって、図15は導光体22を、図16はこの
導光体のLED21に対する位置決め状態を夫々示すも
のであって、前出図面に対応する部分には同一符号を付
けている。
【0077】この第2の実施形態では、図15に示すよ
うに、導光体22の両端面において、凸部22eがプリ
ズム面22c側に形成されているものである。それ以外
は、先の第1の実施形態と同様である。
【0078】この第2の実施形態での部品の組み立て方
法としては、図9を参照して説明すると(この場合、導
光体22のみが異なる)、反射板23にフレキシブル回
路基板24を位置決めし、第1の実施形態と同様に、両
面粘着材24cで貼り付けた。次に、図16に示すよう
に、フレキシブル回路基板24が貼り付けられた反射板
23内に、その開口部23aから、導光体22を挿入す
るが、このとき、導光体22のプリズム面22cが奥側
になるように、導光体22を挿入する。そして、導光体
22の凸部22eがLED21に当るまで押し込むこと
により、図8で示すのと同様の構成の線状光源20が得
られる。
【0079】このようにして得られた線状光源20で
は、導光体22が、その凸部22eにより、LED21
と位置決めされており、組み立てに精度に依存すること
はない。これにより、LED21から出射される光を、
損失なく、導光体22内に入光させることができる。
【0080】次、本発明による線状光源の第3の実施形
態について、図17及び図18を用いて説明する。な
お、図17及び図18はこの第3の実施形態の要部を示
すものであって、図17は導光体22を、図18はこの
導光体のLED21に対する位置決め状態を夫々示すも
のであって、22e1,22e2は凸部であり、前出図面
に対応する部分には同一符号を付けている。
【0081】この第3の実施形態では、図17に示すよ
うに、導光体22の両端面において、出光面22b側と
プリズム面22c側とに夫々凸部22e1,22e2が形
成されているものである。それ以外は、先の第1の実施
形態と同様である。従って、これら凸部22e1,22
2間が入光エリア22dとなり、入光エリア22dが
凹形状となる。凸部22e1,22e2の幅は、先の各実
施形態と同様に、導光体22の幅を小さくする上で機械
的強度を維持するレベルで極力小さい幅とする。
【0082】この第3の実施形態での各部品の組み立て
方法は、図9をも参照して説明すると(この場合、導光
体22のみが異なる)、図18において、まず、先の第
1の実施形態と同様に、導光体22を反射板23の開口
部23aから、プリズム面22cが奥側となるように、
挿入し、しかる後、フレキシブル回路基板24に実装さ
れたLED21を反射板23内に下側から挿入し、凸部
22e1,22e2の間の入光エリア22dをなす凹部に
LED21を嵌め込んで位置決めし、フレキシブル回路
基板24に両面粘着材24cで反射板23を接着させ
る。これにより、図8に示すのと同様の線状光源20が
得られる。
【0083】このようにして得られた線状光源20bで
は、導光体22がその凸部22e1,22e2によってL
ED21と位置決めされており、組み立てに精度に依存
することはない。これにより、LED21から出射され
る光を、損失なく、導光体22内に入光させることがで
きる。
【0084】次、本発明による線状光源の第4の実施形
態について、図19を用いて説明する。なお、図19は
この第4の実施形態の要部を示すものであって、導光体
22のLED21に対する位置決め状態を夫々示すもの
であって、前出図面に対応する部分には同一符号を付け
ている。
【0085】以上説明した各実施形態は、導光体22に
対して、LED21が片側1個ずつ合計2個用いられ、
液晶画面が比較的小型の携帯電話機などに適したもので
あったが、この第3の実施形態では、導光体22に対し
て、LED21が片側2個ずつ合計4個用いられるもの
であり、液晶画面が中型のPDAなどに適したものであ
る。
【0086】図19において、導光体22の両端面側に
夫々2個ずつLED21を配置するものであるが、ここ
では、一方の端面側のみを示している。
【0087】このように、4個、即ち、片側2個ずつの
LED21を用いる場合には、同じ側に配置する2つの
LED21をその発光面21aが同一方向を向くように
並べて配置し、かつ先の狭額縁化に対応して、これら2
つのLED21間の隙間を極力狭くして回路基板上に実
装することが望ましい。勿論、一方側のLED21の発
光面21aと他方側のLED21の発光面21aとは互
いに平行であって、これら間の長さD(mm)に対し、
導光体22の両端面の入光面22a間の長さL1や凸部
22e間の長さL2の関係は、先の実施形態と同様であ
る。
【0088】導光体22は、先の実施形態よりも大きい
液晶画面に用いるものであるから、その分長くなる。ま
た、先の第1の実施形態と同様、凸部22eがプリズム
面22c側に設けられている。
【0089】導光体22の材料は、JSR社製の環状オ
レフィンポリマーARTON・FX4727を用いて射
出成形法で製作した。ARTON・FX4727の全光
線透過率は93%(ASTM D1003)、屈折率は1.
52(ASTM D542)である。プリズム面22cに
は、V字形状のプリズムが形成され、これと反転したプ
リズムパターンを金型上に形成し、金型温度110℃、
成形機のシリンダ温度は240℃で成形した。
【0090】反射板23は、導光体22に応じたサイズ
に設定され、それ以外については、先の実施形態同一構
成である。また、組み立て方法についても、先の第1の
実施形態と同様であり、これによって線状光源が得られ
る。
【0091】得られた線状光源20は、導光体22の凸
部22eによりLED21と位置決めされており、組み
立て精度に依存することはない。これにより、LED2
1から出射される光を、損失なく、導光体22内に入光
させることができる。また、LED21の個数が増せ
ば、LED21の発光面21aと導光体22の入光面2
2aとの累積位置決め精度は低下するため、その効果も
より顕著となる。
【0092】次に、以上の実施形態をより具体化した例
(例3〜例7)を示し、他の構成の例(例8〜例10)
とその効果を対比する。
【0093】(例3)図8〜図14で説明した上記第1
の実施形態において、2つの対向するLED21の発光
面21a間の長さDを35mmとし、導光体22の両端
面の入光面22a間の長さL1を34.8mm、導光体
22の両端面の凸部22e間の長さL2を35.5mm
としたものである。これ以外は、第1の実施形態の先の
説明の通りである。
【0094】(例4)図15及び図16で説明した上記
第2の実施形態において、実施例1と同様、2つの対向
するLED21の発光面21a間の長さDを35mmと
し、導光体22の両端面の入光面22a間の長さL1を
34.8mm、導光体22の両端面の凸部22e間の長
さL2を35.5mmとしたものである。これ以外は、
第2の実施形態の先の説明の通りである。
【0095】(例5)図17及び図18で説明した上記
第3の実施形態において、実施例1と同様、2つの対向
するLED21の発光面21a間の長さDを35mmと
し、導光体22の両端面の入光面22a間の長さL1を
34.8mm、導光体22の両端面の凸部22e間の長
さL2を35.5mmとしたものである。これ以外は、
第3の実施形態の先の説明の通りである。
【0096】(例6)図19で説明した上記第4の実施
形態において、2つの対向するLED21の発光面21
a間の長さDを60mmとし、導光体22の両端面の入
光面22a間の長さL1を59.5mm、導光体22の
両端面の凸部22e間の長さL2を60.5mmとした
ものである。これ以外は、第4の実施形態の先の説明の
通りである。
【0097】(例7)例3では、導光体22の両端面の
入光面間の長さL1が34.8mmであったが、この例
7では、34.3mmとしたものであり、これ以外は、
組立て方法も含めて、例3と同様である。従って、例3
とは、導光体22の両端面の入光面間の長さL1と、L
ED21の発光面21a,導光体22の入光面22a間
の間隔との違いによる比較ということになる。
【0098】(例8)例8は、導光体22を除けば、材
料,寸法,形状を含めて例3と同じである。この例8で
の導光体22は、図20で示すように、両端面に凸部2
2eが設けられていない。導光体22に関するそれ以外
の点については、例3と同一仕様で製作した。また、こ
の例8での組み立て方法は、目視で位置決めして反射板
23とフレキシブル回路基板24を接着させた。即ち、
LEDを2個実装した場合の導光体22の端面における
凸の有無の比較となる。
【0099】(例9)上記例8と同様、この例9では、
上記例6に対し、導光体22に凸部22eが設けられて
いないものである。それ以外については、材質,寸法,
形状なども含めて、例6と同一仕様で製作した。また、
組み立て方法は、目視で位置決めして反射板23とフレ
キシブル回路基板24を接着させた。即ち、LEDを4
個実装した場合の導光体22の端面における凸の有無の
比較となる。
【0100】(例10)例3では、導光体22の両端面
の入光面22a間の長さL1が34.8mmであった
が、この例10では、34mmとした。これ以外につい
ては、例3と同様である。組み立て方法も、例3に準じ
た。従って、対向するLED21間の発光面21a間の
寸法と導光体22の両端面での入光面22a間の長さの
関係の比較となる。
【0101】(線状光源の評価)以上の例3〜10につ
いて、実際に液晶表示装置用のフロントライト導光板を
取り付けて輝度の評価を行なった。
【0102】図21は上記例3〜10の線状光源に表示
パネル用導光板60(図1,図2に示す構成のものも含
む)を取り付けた状態を示すものである。例3〜5,7
及び例8,10については、幅34mm、長さ45m
m、厚み1mmの同じ表示パネル用導光板60を取り付
け、これを面発光させたときの測定輝度として、この表
示パネル用導光板60の面内を縦方向3等分,横方向3
等分の9個のブロックに等分し、夫々のブロックの中心
輝度を求めた。また、例6及び例9については、幅59
mm、長さ80mm、厚み1mmの同じ導光板60を取
り付け、これを面発光させたときの測定輝度として、同
様の9等分した各ブロックの中心輝度を求めた。
【0103】かかる輝度の測定方法としては、図22に
示すように、表示パネル用導光板60のプリズム面62
で反射され、表示パネル用導光板60の出光面61から
法線方向63に出射される光を輝度計64(市販されて
いるトプコン社製の輝度計BM7を用いた)により、視
野角1度、被測定物までの距離350mmで測定した。
また、各例3〜10でのLED21には、夫々18mA
の電流を流した。
【0104】次の表1にその測定結果を示すものであっ
て、測定結果は上記9個のブロックの測定点の平均値を
1試料の値として、夫々について20個製作したときの
輝度平均値χ-bar,バラツキR,標準偏差σを求めた。
なお、用いたLED21の輝度のばらつきを極力排除す
るため、予め光度を測定して選別したものを用いた。
【0105】
【表1】 表1から、まず、LEDを2個用いた場合には、例3〜
5,7のいずれも、例8に比して平均値χ-barが高く、
バラツキRや標準偏差σ値が小さいことが判る。同様
に、LEDを4個用いた場合でも、例6は、例9に比し
て平均値χ-barが高く、バラツキRや標準偏差σ値が小
さいことが判る。
【0106】さらに、例7及び例10では、導光体22
の端面に凸部を形成したものの、導光体22の長さL1
(mm)が対向するLED21の発光面21a間の長さD
(mm)よりも短くなる程、輝度の平均値χ-barが低下す
る傾向にあり、例10に示す長さL1がDよりも1mm
短い場合においては、より低下することが判る。即ちこ
れらの結果から、本発明を定量的に比較した場合におい
ても、輝度のばらつきが少なく、輝度の安定性が優れる
結果が実証された。
【0107】以上のように、本発明による線状光源を従
来の表示パネル用導光板に用いた場合でも、優れた特性
が得られるものであり、従来の表示パネル用導光板にも
使用できるものである。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による小型
表示パネル用照明装置によれば、表示パネル用導光板で
の少なくとも受光面に対向する側面や表面縁部の少なく
とも一方向を微細な凹凸からなる梨地粗面としたことに
より、かかる側面や表面鏡面部からの映り込みを低減す
ることができ、明るくて良好な画面が得られる。
【0109】また、本発明による線状光源によれば、一
対の光源チップを発光面が夫々対向するように配し、光
源チップから出射された光を線状に変換する棒状の導光
体を光源チップ間に配した線状光源において、対向する
光源チップの発光面の間隔D(mm)に対し、棒状導光体
の入光部の長さL1(mm)をD−1<L1<Dとしてお
り、良好な輝度を得ることができるし、また、該導光体
の両端面での入光部を除く部分に凸部を形成するととも
に、これら凸部の端面間の間隔L2(mm)をL2>Dの
設定しているので、光源チップの発光面と導光体の入光
部とが非常に近接して精度良く良好に対向することにな
り、良好な輝度を得るとともに輝度のバラツキが小さく
品質の良い線状光源が得られる。即ち、組み立て上の誤
差が小さくして、量産性に優れる線状光源を提供するこ
とができる。このことは、線状光源を組み立てる際に、
特別な治工具類や組み立て装置を準備する必要もなく、
高精度な組み立てが可能となり、これによって得られた
線状光源は、厳しい品質が要求される反射型液晶用の照
明部材であるフロントライトの光源として最適なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による表示パネル用導光板及び小型表示
パネル用照明装置の第1の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明による表示パネル用導光板及び小型表示
パネル用照明装置の第2の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明との比較例を示す斜視図である。
【図4】液晶表示パネルの構成を示す分解斜視図であ
る。
【図5】従来のサイド型フロントライトの構成を示す斜
視図である。
【図6】図1,図2での表示パネル用導光板に設けられ
る反射防止構造体の一具体例を拡大して示す概要断面図
である。
【図7】図6に示す反射防止構造体に撥水被膜を設けた
導光板の表面部を拡大して示す概要断面図である。
【図8】本発明による線状光源の第1の実施例を示す斜
視図である。
【図9】図8に示す第1の実施形態の展開斜視図であ
る。
【図10】図8に示す第1の実施例でのフレキシブル回
路基板とそれへの光源チップの取付状態を示す斜視図で
ある。
【図11】図9に示す棒状の透光体の一具体例とその寸
法関係を示す斜視図である。
【図12】図9に示す反射板の一具体例を示す図であ
る。
【図13】図9に示す反射板と棒状の導光体との組み込
み方法を示す斜視図である。
【図14】図9に示す導光体とフレキシブル回路基板上
の光源チップとの組み込み方法を示す要部斜視図であ
る。
【図15】本発明による線状光源の第2の実施例の棒状
の導光体を示す斜視図である。
【図16】図15に示す導光体とフレキシブル回路基板
上の光源チップとの組み込み方法を示す要部斜視図であ
る。
【図17】本発明による線状光源の第3の実施例の棒状
の導光体を示す斜視図である。
【図18】図17に示す導光体とフレキシブル回路基板
上の光源チップとの組み込み方法を示す要部斜視図であ
る。
【図19】本発明による線状光源の第4の実施例の要部
を示す斜視図である。
【図20】比較例としての線状光源の一従来例の要部を
示す斜視図である。
【図21】本発明による線状光源や従来の線状光源を、
評価のために、導光板に取り付けた状態を示す斜視図で
ある。
【図22】図21に示した線状光源を評価するための輝
度測定方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 表示パネル用導光板 2 表面 2a 表面縁部 3a〜3d 側面 4 裏面 5 反射防止構造体 6,7 梨地粗面 10 光源 11 導光体 12 LED 13 基板 14 突起 15 撥水被膜 20 線状光源 21 LED 21a 発光面 22 導光体 22a 入光面 22b 出光面 22c プリズム面 22d 入光エリア 22e,22e1,22e2 凸部 22f プリズム 23 反射板 23a コの字開口部 23b 上壁部 23c 下壁部 23d,23e 側壁部 23f 背壁部 24 フレキシブル回路基板 24a ベースフィルム 24b 半田めっき 24c 両面粘着材 24d 回路パターン 60 表示パネル用導光板 61 導光板出光面 62 導光板プリズム面 63 法線方向 64 輝度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21Y 101:02 F21Y 101:02 (72)発明者 松室 秀隆 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 荒井 治夫 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 八木 正秀 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 Fターム(参考) 2H038 AA55 BA06 2H091 FA14X FA21X FA23X FA31X FA37X FA45X FD04 FD05 FD06 LA16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な合成樹脂の板材からなり、その1
    つの側面を光源に対向して配置される受光面とし、その
    裏面の平面部を液晶表示パネルの前面に配置されて該液
    晶表示パネルを照射する出光面とし、その表面の平面部
    にプリズムを設けた表示面を有する表示パネル用導光板
    において、 該受光面に対向する側面が微細な凹凸からなる梨地粗面
    を有することを特徴とする表示パネル用導光板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記表面の平面部でのプリズムを除く縁の部分の局部的
    もしくは全面に微細な凹凸からなる梨地粗面を有するこ
    とを特徴とする表示パネル用導光板。
  3. 【請求項3】 透明な合成樹脂の板材からなり、その1
    つの側面を受光面とし、その裏面の平面部を出光面と
    し、その表面の平面部にプリズムを設けた導光板と、該
    導光板の該受光面に対して光を照射する光源とを備え、
    該導光板の該出光面を液晶表示パネルの前面に配置した
    小型液晶表示パネル用照明装置において、 該導光板の少なくとも該受光面に対向する側面が微細な
    凹凸からなる梨地粗面を有することを特徴とする小型液
    晶表示パネル用照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の小型液晶表示パネル用
    照明装置において、 前記導光板の前記表面での前記プリズムを除く縁の部分
    の局部的もしくは全面に微細な凹凸からなる梨地粗面を
    設けたことを特徴とする小型液晶表示パネル用照明装
    置。
  5. 【請求項5】 透明な合成樹脂の板材からなり、その1
    つの側面を光源に対向して配置される受光面とし、その
    裏面の平面部を液晶表示パネルの前面に配置されて該液
    晶表示パネルを照射する出光面とし、その表面の平面部
    にプリズムを設けた表示面を有する表示パネル用導光板
    において、 該出光面に該表面の平面部のプリズムと、射出成形によ
    り、一括成形可能な微細な凹凸を有する反射防止構造体
    を設けたことを特徴とする表示パネル用導光板。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の小型液晶表示パネル用
    照明装置において、前記光源は、光源チップからの光を
    棒状導光体に入光させて線状の発光体としたもの、ある
    いは冷陰極管であることを特徴とする小型液晶表示パネ
    ル用照明装置。
  7. 【請求項7】 一対の光源チップの発光面が互いに対向
    するようにして、配置され、該光源チップから出射され
    た光を線状の光に変換する棒状導光体が、その両端面の
    入光部が夫々該光源チップの発光面に対向するようにし
    て、該光源チップ間に配置されてなる線状光源におい
    て、 該導光体を挟んで対向する2つの該光源チップの発光面
    の間隔D(mm)に対して、該棒状導光体の両端面での入
    光部間の長さL1(mm)をD−1<L1<Dとし、 該棒状導光体の両端面での入光部を除く部分に凸部が設
    けられ、かつ該棒状導光体の両端面の該凸部間の長さL
    2(mm)をL2>Dとしたことを特徴とする線状光源。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記棒状導光体は、その長手方向の断面形状が長方形を
    なし、該長手方向の4つの面の内の1つの面を出光面と
    したことを特徴とする線状光源。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記棒状導光体は、全光線透過率が85%以上、屈折率
    が1.45〜1.60の熱可塑性樹脂、若しくはこれを基
    材とする複合材料で形成されてなることを特徴とする線
    状光源。
  10. 【請求項10】 請求項7において、 前記棒状導光体は、前記出光部を除く少なくとも3面以
    上が反射板で覆われていることを特徴とする線状光源。
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