JP2003269018A - 遠隔操作型電気錠装置 - Google Patents

遠隔操作型電気錠装置

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JP2003269018A
JP2003269018A JP2002076734A JP2002076734A JP2003269018A JP 2003269018 A JP2003269018 A JP 2003269018A JP 2002076734 A JP2002076734 A JP 2002076734A JP 2002076734 A JP2002076734 A JP 2002076734A JP 2003269018 A JP2003269018 A JP 2003269018A
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door
rod
lock device
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electric lock
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JP2002076734A
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Hironobu Shimomura
洋伸 下村
Shinji Nomura
伸二 野村
Eiji Koyakata
栄次 古舘
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Nidec Corp
Miyoshi Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既製の扉にも出入り口の枠にも工事を加えるこ
となく着脱可能で、暫定的に取り付けるのに適した遠隔
型電気錠装置を提供する。 【解決手段】施錠対象室の出入り口の枠に揺動可能に取
り付けられた扉を、遠隔操作によって施錠または解錠す
る装置において、扉Dを加工することなく扉の室内側の
面に着脱可能な装置本体2と、装置本体2に固定された電
源4と、装置本体2に固定されて、施錠指令または解錠指
令を含む信号を受信するとともに、所定の制御信号を出
力する通信システム3と、装置本体2に固定され、電源4
から得られる電力を前記制御信号に従って動力に変換す
る駆動源5と、駆動源5から発せられる動力に基づいて扉
Dの室内側の面と平行に直線運動することにより、施錠
時には枠Fの室内側の面と対向する位置まで前進し、解
錠時には枠Fから離れた位置に後退するロッド6とを備え
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠隔操作型の電
気錠装置に属し、特に既製の扉を加工することなく暫定
的に取り付けることが要請される錠装置として好適に利
用されうる。
【0002】
【従来の技術】出入り口の枠に前後に揺動可能に取り付
けられた扉を、遠隔操作によって施錠及び/または解錠
する電気錠装置は、種々知られている(例えば特開平1
0−280765)。遠隔操作型の電気錠装置は、例え
ば不動産業者や物件の所有者が遠隔地に所有する物件に
顧客などの他人を一時的に入室させる場合に、物件の所
在地にわざわざ出向くことなく、また鍵を入室希望者に
渡すこともなく施錠・解錠することができ、便利であ
る。従来の電気錠装置は、いずれも扉の内部に組み込ま
れ、施錠時にラッチないしロッドが扉の端面から突出す
るものである。そして、扉を固定する枠に、突出したラ
ッチないしロッドを受け入れる錠孔が形成されており、
ラッチないしロッドと錠孔との掛かり合いによって扉の
揺動が阻止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の遠隔型
電気錠装置では、物件譲渡契約締結後や賃貸契約締結後
などのように物件の使用権が他人に移転した場合、当該
他人が安心して使用するために電気錠装置を別の錠装置
と交換しなければならない。従って、非経済的である。
それ故、この発明の第一の課題は、既製の扉にも出入り
口の枠にも工事を加えることなく着脱可能な遠隔型電気
錠装置を提供することにある。第二の課題は、物件の使
用権者が確定するまでの間、暫定的に取り付けるのに適
した遠隔型電気錠装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の遠隔操作型電気錠装置(以下、錠装置と
もいう。)は、施錠対象室の出入り口の枠に揺動可能に
取り付けられた扉を、遠隔操作によって施錠または解錠
する装置において、扉を加工することなく扉の室内側の
面に着脱可能な装置本体と、装置本体に固定された電源
と、装置本体に固定されて、施錠指令または解錠指令を
含む信号を受信するとともに、所定の制御信号を出力す
る通信システムと、装置本体に固定され、電源から得ら
れる電力を前記制御信号に従って動力に変換する駆動源
と、駆動源から発せられる動力に基づいて扉の室内側の
面と平行に直線運動することにより、施錠時には枠の室
内側の面と対向する位置まで前進し、解錠時には枠から
離れた位置に後退するロッドとを備えることを特徴とす
る。
【0005】この発明の錠装置によれば、装置本体が扉
の室内側の面に着脱可能とされ、ロッドが枠の室内側の
面と対向する位置まで前進し、その面とロッドとの掛か
り合いによって扉の揺動が阻止される。そのため、錠装
置の取り付け及び取り外しに際して扉にも出入り口の枠
にも工事を加える必要がない。従って、暫定的な取付に
適している。
【0006】前記駆動源としてはAC電源とソレノイド
を組み合わせても良いが、モータ及びモータ駆動回路の
組み合わせであると、回転運動が直線運動に変換される
ことから、駆動源の占有体積の小さい割りにロッドのス
トロークを大きくすることができる点で好ましい。ま
た、駆動源をモータにすることにより、ソレノイド方式
等の他の方式に比べて騒音が低減されるほか、前記電源
として電池を用いることもできる。そして、電源として
電池を用いることにより、錠装置の取り付け・取り外し
工数が減るうえ、電源に至る配線の引き回しや電力料金
の支払い管理が不要となり、便利である。前記モータの
出力軸上に雄ねじが形成され、前記動力はその雄ねじの
ねじ運動を介してロッドに伝達されるようにすると、ソ
レノイド方式等の他の方式に比べてロッドの移動耐力が
大きくなる点で好ましい。更に、モータを駆動源に含む
ときの駆動源は、ロッドの変位量をモータの回転数また
は回転時間によって制御する制御部を有することで、ロ
ッドの変位量を容易に制御することができる。
【0007】前記装置本体は、扉の上端面を経由して室
外側の面に延びることにより扉に引っ掛かるフックを有
すると、錠装置の取り付け及び取り外しが特に容易にな
って好ましい。尚、電源、通信システム及び駆動源の装
置本体に対する固定は、これら3つとも装置本体に直接
固定されていても良いし、それらの1つまたは2つが直
接固定されて、残る2つまたは1つが先に固定されたも
のを介して間接的に固定されても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】−実施形態1− この発明の実施形態の遠隔操作型電気錠装置を図面と共
に説明する。図1は、駆動源がソレノイド方式である電
気錠装置を示す断面図である。錠装置1は、集合住宅の
玄関口の枠Fの一方の側にヒンジ(図示省略)にて揺動
可能に取り付けられた扉Dを暫定的に施錠するもので、
装置本体となる中空直方体状の容器2、通信システム
3、電気回路4、ソレノイド5及びロッド6を備えてい
る。通信システム3、電気回路4及びソレノイド5は全
て容器2内に収納され、固定されている。枠Fは、その
縦横の内寸が扉Dの寸法よりも小さく、扉Dが室内側に
回転するのを阻止している。
【0009】容器2は、金属製で直方体形状をなし、上
部にロッド6が出入り可能な孔21、下面に電気コード
41が通される孔22が形成され、孔21の周縁にはロ
ッド6が摺り動く程度の内径の肉厚の軸受け23が固定
されている。容器2の上端には水平に所定長さだけ突出
し続いて鉛直下方に曲げられたフック24が、溶接、ボ
ルト締めなどの適当な手段で容器2本体と一体化されて
いる。フック24の水平方向の突出長さは、既製の大部
分の扉の肉厚より僅かに大きい。通信システム3は、所
定の周波数帯域の電波のみを受信するアンテナ回路及び
受信した信号を復調し、所定の制御信号を電気回路4に
向かって出力する出力回路を含む。受信信号は少なくと
も施錠指令または解錠指令を含む。
【0010】電気回路4は、ヒューズ、AC−DC電圧
変換回路、ソレノイド駆動回路及びこれらの回路とAC
電源との間の配線を開閉する開閉スイッチを含み、電気
コード41の先端にあるプラグ(図示省略)をAC電源
コンセントに差し込むことにより、ソレノイド5の駆動
に必要な電力、通常30W程度を通信システム3からの
制御信号に応じて供給することができる。
【0011】ソレノイド5は、鉛直方向を軸とする鉄心
とその鉄心に巻かれた導線とからなり、導線は電気回路
4と接続されている。鉄心は絶縁ボックス53に収納さ
れ、その上端面はロッド6の下端面と対向している。ロ
ッド6の下端外周には圧縮コイルバネ61が巻かれてお
り、そのコイルバネ61の下端がボックス53の上面に
載置され、上端がロッド6に径方向に貫通したピン62
に係止している。従って、ロッド6はソレノイド5が作
動しないときは、コイルバネ61の弾性復元力によりロ
ッド6を上昇させる方向に働く。ロッド6の上昇位置
は、ロッド6に直交した状態で固定された係止杆63が
容器2に固定されたストッパ64に当接する位置に設定
され、ロッド6の上端が枠Fの下端よりも高くなる程度
に設定されている。ロッド6には、下端面に永久磁石が
固定されている。従って、ソレノイド5に電力が供給さ
れて電磁力が発生すると、それと永久磁石との吸引力に
よってロッド6がコイルバネ61の付勢に抗してソレノ
イド5内に引き込まれて下降する。ロッド6は、下降時
に上端が枠Fの下端よりも低くなる。
【0012】この錠装置を使用するときは、扉Dに備え
付けの錠装置(図示省略)は解錠しておく。コード41
の先端のプラグをAC電源コンセントに差し込んでお
き、ソレノイド5によりロッド6を下降させた状態にし
て、フック24を扉Dの上端に引っ掛けて容器2を扉D
の室内側に固定する。そして、扉Dを閉め、携帯電話な
どから通信システム3に施錠指令を発信する。通信シス
テム3は、その指令に基づいて電気回路4の開閉スイッ
チの制御信号を出力する。
【0013】開閉スイッチをオフにすると、ソレノイド
5への電力供給が断たれ、コイルバネ61の付勢力によ
ってロッド6が仮想線の位置まで上昇する。これにより
施錠が完了する。外から扉Dのノブを引いてもロッド6
が枠Fに当たるので、扉Dは開かない。解錠するには、
通信システム3に解錠指令を発信する。その指令に基づ
いて電気回路4に開閉スイッチをオンにする制御信号を
出力する。開閉スイッチのオンによってソレノイド5へ
電力が供給され、ソレノイド5の電磁力によりロッド6
の永久磁石が吸引されるので、コイルバネ61の付勢力
に抗してロッド6の上端が枠Fより下になるまでロッド
6が下降する。これにより解錠が完了し、外から扉Dの
ノブを引くとロッド6が枠Fに当たることなく、扉Dが
開く。
【0014】この実施形態の錠装置によれば、何ら扉D
及び枠Fに工事を加えることなく錠装置を取り付けるこ
とができる。そして、取り付け後は施錠・解錠の各指令
を遠隔地から出すことができる。従って、例えばこの錠
装置を賃貸や分譲のための不動産物件に適用すると、入
居希望者が室内を見物する場合でも入居希望者に鍵を渡
す必要がないし、不動産業者が立ち会う必要も無くな
り、便利である。
【0015】なお、実施形態1のソレノイド5は前述し
たものに限る必要はなく、ロッド6の上昇位置や下降位
置をそれ自体で保持し得る形態のものを使用することが
できる。特にソレノイド5への電力供給によってロッド
6を下降させた後、その位置を永久磁石とヨークとの磁
気吸引力により保持するものの場合、通電を維持してお
く必要がなく、電力消費を最小限に抑えることができ
る。
【0016】−実施形態2− この発明の第二の実施形態の遠隔操作型電気錠装置を図
面と共に説明する。図2は、駆動源がモータ方式である
電気錠装置を示す断面図である。錠装置11は、実施形
態1と同じく扉Dを暫定的に施錠するもので、装置本体
となる中空直方体状の容器12、通信システム13、充
電式電池14、モータ駆動回路17、モータ15及びロ
ッド16を備えている。通信システム13、電池14、
モータ15及びモータ駆動回路17は全て容器12内に
収納され、固定されている。枠Fは、実施形態1と同形
同質である。
【0017】容器12は、上部に軸受け23に代わって
上リミッター123が設けられ、下面に孔22に対応す
る孔が形成されていないことと、側面の内側に水平に突
出した棚122が設けられ、その上面に下リミッター1
25が設けられていること以外は、実施形態1と基本的
に同形同質である。通信システム13は、所定の制御信
号を電気回路4に代わってモータ駆動回路17に向かっ
て出力する以外は実施形態1と同様である。よって、共
通部分の説明を省く。
【0018】電池14はDC3Vで、モータ駆動回路1
7は、電池14との間の配線を開閉する開閉スイッチを
含み、モータ15の駆動に必要な電力を通信システム1
3からの制御信号に応じて供給することができる。モー
タ15は、直流モータで、出力軸151上に雄ねじ15
2が連結されている。モータ15は、容器12の内面に
ボルトにて水平に取り付けられた板状の棚122の下面
に固定されている。そして、出力軸151は棚122の
厚み方向の小孔126を遊びをもって貫通し、雄ねじ1
52の先端は容器12の上部に回転可能に固定されてい
る。
【0019】ロッド16は、長寸方向のほぼ中央に径方
向に張り出した板状のフランジ161を溶接などの手段
で一体的に有する以外はほぼ円柱状をなす。ロッド16
は、フランジ161が棚122よりも上方に位置するよ
うに、その下半部が棚122の大孔127に緩み嵌合さ
れている。こうして棚122によってロッド16は、水
平方向に移動することなく、鉛直方向にのみ移動可能に
保たれている。フランジ161にはロッド16と平行に
雌ねじ(図示省略)が形成され、その雌ねじに前記雄ね
じ151がねじ嵌合している。上記のようにロッド16
及びそれと一体のフランジ161は、棚122によって
鉛直方向にのみ移動可能に保たれていることから、雄ね
じ152のねじ運動に伴って鉛直方向に上下動する。ロ
ッド16の長さは、フランジ161が棚122の上面と
当たる最下位にあるときでも、ロッド16の上端が容器
12上部の孔121に嵌合し、他方フランジ161が容
器12の上部と当たる最上位(仮想線の位置)にあると
きでも、ロッド16の下端が棚122の大孔127と嵌
合状態にあるように設定されている。
【0020】この錠装置を使用するときは、扉Dに備え
付けの錠装置(図示省略)は解錠しておく。電池を満充
電して容器12に収納し、フック124を扉Dの上端に
引っ掛けて容器12を扉Dの室内側に固定する。そし
て、扉Dを閉め、携帯電話などから通信システム13に
施錠指令を発信する。通信システム13は、その指令に
基づいてモータ駆動回路17内の開閉スイッチ(図示省
略)をオンにする制御信号を出力する。
【0021】開閉スイッチをオンにすると、モータ駆動
回路17がモータ15を駆動させ、出力軸151及び雄
ねじ152が回転する。雄ねじ152とフランジ161
の雌ねじとのねじ運動によってフランジ161がロッド
16を伴って上昇する。フランジ161が上リミッター
123に当たると同時に開閉スイッチがオフとなり、モ
ータ15が停止する。これにより施錠が完了する。外か
ら扉Dのノブを引いてもロッド16が枠Fに当たるの
で、扉Dは開かない。解錠するには、通信システム13
に解錠指令を発信する。その指令に基づいてモータ駆動
回路17に向かって開閉スイッチを再びオンにする制御
信号を出力する。モータ駆動回路17がモータ15を駆
動させ、出力軸151及び雄ねじ152が前記と逆方向
に回転し、フランジ161がロッド16を伴って下降す
る。フランジ161が下リミッター125に当たると同
時に開閉スイッチがオフとなり、モータ15が停止す
る。これにより解錠が完了し、外から扉Dのノブを引く
とロッド6が枠Fに当たることなく、扉Dが開く。
【0022】この実施形態の錠装置によれば、実施形態
1と同様に何ら扉D及び枠Fに工事を加えることなく錠
装置を取り付けることがで、取り付け後は施錠・解錠の
各指令を遠隔地から出すことができる。しかも電池から
電力が供給されるので、ヒューズや屋内配線が不要であ
り、実施形態1に比べて安全で取り付けも簡単である。
これはDCモータの消費電力がソレノイドに比べて少な
く、電池を電源としても十分な電力が得られることによ
る。また、実施形態1と異なり、長い雄ねじ152を用
いることで、ロッド16のストロークを長くすることが
できるし、ロッド16が機械的に固定されているので、
その移動耐力も実施形態1より大きい。ロッド16のス
トロークを長くすることができる点は、この錠装置を様
々な形態のドアに対応可能であることを示唆し、用途の
広がりを著しく高めることができるものである。尚、ロ
ッド16のストロークは上述した接触式上下リミッター
123、125によらず、光学式や磁気式の非接触式リ
ミッターによっても制御でき、さらにはモータ15の回
転数あるいは駆動時間によって制御してもよい。
【0023】−実施形態3− この発明の第三の実施形態を図3とともに説明する。こ
の実施形態は、駆動源がソレノイド方式の錠装置にもモ
ータ方式の錠装置にも適用される。図3は、図2のIII
部に対応する部分の拡大図である。実施形態1及び実施
形態2では、錠装置を扉Dに取り付けるためにフック2
4、124を利用したが、扉Dの厚さがフックの水平方
向の突出長さよりも薄すぎると、錠装置が安定しない
し、逆に厚すぎると取り付けることができない。しか
も、本錠装置の扉Dへの取り付け、取り外しが簡便であ
るがために、解錠した際に扉Dを開けて第三者が本錠装
置を取り外してしまう危惧がある。
【0024】そこで、この実施形態では、フック9を、
扉Dの上端から延びて水平に突出する本体91、直交す
る2面を有し本体91に対しスライド自在とした当て9
2、及び当て92の本体91に対する固定位置をロック
するためのスライドロック93からなるものとした。ス
ライドロック93は、固定部93aとこれに係脱自在に
連結される鎖錠部93bとからなり、鎖錠部93bに抜
き差しされるキー94の操作により鎖錠部93bの固定
部93aに対する係脱が行われる。本体91には厚み方
向に貫通した孔91aが先端付近に形成され、上面に固
定部93aがその軸部93cを孔91aに通して固定さ
れている。そして、当て92の長孔92aより導出され
た軸部93cを、当て92の下方より案内した鎖錠部9
3bに挿入し、鎖錠部93bに差し込んだキー94を施
錠方向にキー操作することにより、固定部93aと鎖錠
部93bとの間に介在した本体91と当て92との相対
位置が固定される。
【0025】錠装置を扉Dに取り付ける際は、キー94
の解錠方向のキー操作により固定部93aに対する鎖錠
部93bの施錠を緩めて本体91に対する当て92の水
平方向の位置を扉Dの厚みに対して適当にした後(図中
の仮想線の位置)、当て92と本体91とで扉Dを挟ん
だ状態でキー94を施錠操作する。こうして扉Dの厚さ
にかかわらず、錠装置を取り付けることができる。しか
も、キー94を管理することにより、本錠装置そのもの
の管理(盗難等)を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明の遠隔操作型電
気錠装置は、扉にも出入り口の枠にも工事を加えること
なく着脱可能であるから、不動産物件を傷つけることな
く暫定的に取り付けるのに適している。また、鍵の所有
者が見物者に鍵を渡すことなく施錠・解錠することがで
きるから、立ち会いなどの無駄を解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の遠隔操作型電気錠装置を示す断
面図である。
【図2】 実施形態2の遠隔操作型電気錠装置を示す断
面図である。
【図3】 実施形態3の遠隔操作型電気錠装置に適用さ
れるフックを示す断面図である。
【符号の説明】
1,11 遠隔型電気錠装置 2,12 容器 3,13 通信システム 4 電気回路 5 ソレノイド 6,16 ロッド 14 電池 15 モータ 17 モータ駆動回路 D 扉 F 枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 洋伸 広島県広島市中区橋本町7番14号 株式会 社シリウス・ワン内 (72)発明者 野村 伸二 広島県三次市東酒屋町306番地 ミヨシ電 子株式会社内 (72)発明者 古舘 栄次 京都府京都市右京区西京極堤外町10番地 日本電産株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA02 AA03 BB08 BB24 CC18 FF25 FF36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施錠対象室の出入り口の枠に揺動可能に取
    り付けられた扉を、遠隔操作によって施錠または解錠す
    る装置において、 扉を加工することなく扉の室内側の面に着脱可能な装置
    本体と、 装置本体に固定された電源と、 装置本体に固定されて、施錠指令または解錠指令を含む
    信号を受信するとともに、所定の制御信号を出力する通
    信システムと、 装置本体に固定され、電源から得られる電力を前記制御
    信号に従って動力に変換する駆動源と、 駆動源から発せられる動力に基づいて扉の室内側の面と
    平行に直線運動することにより、施錠時には枠の室内側
    の面と対向する位置まで前進し、解錠時には枠から離れ
    た位置に後退するロッドとを備えることを特徴とする遠
    隔操作型電気錠装置。
  2. 【請求項2】前記電源が電池であり、前記駆動源がモー
    タ及びモータ駆動回路である請求項1に記載の遠隔操作
    型電気錠装置。
  3. 【請求項3】前記モータの出力軸上に雄ねじが形成さ
    れ、前記動力はその雄ねじのねじ運動を介してロッドに
    伝達される請求項2に記載の遠隔操作型電気錠装置。
  4. 【請求項4】前記駆動源は、ロッドの変位量をモータの
    回転数または回転時間によって制御する制御部を有する
    請求項1ないし3のいずれかに記載の遠隔操作型電気錠
    装置。
  5. 【請求項5】前記装置本体は、扉の上端面を経由して室
    外側の面に延びることにより扉に引っ掛かるフックを有
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の遠隔操作型電
    気錠装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024328A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Miwa Lock Co Ltd ドアストライク装置
JP2014177823A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Advantech Co Ltd モーター駆動装置及びこれを備えた電気錠

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