JP2003267260A - 車両骨格構造 - Google Patents

車両骨格構造

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JP2003267260A JP2002077230A JP2002077230A JP2003267260A JP 2003267260 A JP2003267260 A JP 2003267260A JP 2002077230 A JP2002077230 A JP 2002077230A JP 2002077230 A JP2002077230 A JP 2002077230A JP 2003267260 A JP2003267260 A JP 2003267260A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 骨格部材11内の空間及び/又はこの骨
格部材11とその周囲のパネル部材とで囲まれる空間
に、中空部12aを有する粉粒体12又は多孔質の粉粒
体を、予め固形化した状態で充填する、又は固形化せず
に充填する。 【効果】 中空部を有する粉粒体又は多孔質の粉粒体に
よって、車両骨格構造の重量増を抑え、車両骨格構造に
衝撃を受けた時に、粉粒体同士の摩擦力、粉粒体自体の
変形、崩壊によって、車両骨格構造の変形を、荷重の作
用する側から徐々に且つ大きな荷重を発生させながらス
ムーズに行わせることができ、より大きな衝撃エネルギ
ーをより安定的に吸収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、重量増を抑えつ
つ、より衝撃エネルギーを吸収するのに好適な車両骨格
構造に関する。 【0002】 【従来の技術】車両の骨格部材内に充填材を充填した車
両骨格構造としては、例えば、自動車技術会2001
年春季大会学術講演会前刷集掲載論文「衝突安全性能と
軽量化の両立への試み」、1986年イギリス マン
チェスター大学 科学技術論文「STATIC AND
DYNAMIC AXIAL CRUSHINGOF
FOAM−FILLED SHEET METAL
TUBES」、自動車技術Vol.55 2001年
4月号掲載論文「樹脂充填によるボデーフレーム強化技
術の開発」、特開2001−130444公報「衝突
エネルギ吸収部材」、特開2000−46106公報
「制振パネル」に記載されたものが知られている。 【0003】上記には、自動車の骨格部材内に発泡充
填材を充填することで、衝突時の吸収エネルギーを確保
しつつ軽量化を図る技術が記載されている。上記の図
3(b)(ii)には、ポリウレタンフォームを満たし
た方形断面のチューブが変形した例が示されている。 【0004】上記には、フレーム内部の一部に発泡樹
脂を充填することにより、衝突時のエネルギーを分散さ
せてフレームの局部的な座屈変形を抑制する技術が記載
されている。 【0005】上記には、「衝突エネルギ吸収部材がこ
れの面方向に衝突荷重を受け易くするためには、衝突エ
ネルギ吸収部材が空洞部を有する場合には、粉末、発泡
材、中子等の装填物を衝突エネルギ吸収部材の内部に装
入して、衝突エネルギ吸収部材の長手方向における剛性
を高めることも好ましい」ことが記載されている。ま
た、同公報の図14には、装填物50(符号について
は、同公報に記載されているものを使用した。以下同
じ。)を内部に装填した衝突エネルギ吸収部材1A,1
Bが記載されている。 【0006】上記の図1(a),(b)には、板材
1,2(符号については、同公報に記載されているもの
を使用した。以下同じ。)間に、高剛性粒子5と、弾性
変形に伴って振動エネルギを吸収させる低弾性粒子6と
を混在させて充填した制振パネル10が記載されてい
る。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記〜は、骨格部
材内に発泡材を充填する構造であり、次図に示すような
課題がある。図15(a),(b)は従来の骨格部材内
に発泡材を充填した構造部材の特性を説明するグラフで
ある。(a)は発泡材の発泡倍率と、構造部材に軸方向
に圧縮荷重を加えた場合の座屈が発生する座屈荷重との
関係を説明するグラフであり、縦軸は座屈荷重、横軸は
発泡倍率を表す。構造部材の座屈荷重を大きくするに
は、発泡倍率を小さくする必要がある。(b)は発泡材
の発泡倍率と構造部材の重量との関係を説明するグラフ
であり、縦軸は重量、横軸は発泡倍率を表す。 【0008】発泡倍率を小さくすると、構造部材の重量
が増す。即ち、上記の(a)及び(b)のグラフから、
所定の座屈荷重bを確保する発泡倍率以下(図中の発泡
材有効域である。)では、重量が大きくなり、構造部材
の軽量化が難しくなる。 【0009】また、上記〜に示したような発泡材や
上記に示した粉末、例えば中実粉をそれぞれ充填した
構造部材の圧潰試験について図16で説明する。図16
(a)〜(c)は従来の構造部材の圧潰試験の内容を示
す第1作用図である。(a)において、発泡材又は中実
粉を管状の骨格部材200a内に充填した構造部材20
0に、白抜き矢印のように軸方向の圧縮荷重、即ち荷重
Pを加えて強制的に変形させる。(b)において、構造
部材200の変形量をλとすると、変形量λが大きくな
るにつれて、構造部材200は、図に示したようなZ字
形、又はくの字形に座屈変形する。 【0010】(c)は(a),(b)で変形させたとき
の構造部材200の変形量λと荷重Pとの関係を説明す
るグラフであり、縦軸は荷重P、横軸は変形量λを表
す。また、試料としては、内部に充填材を充填せずに骨
格部材のみにした試料A、発泡材を充填した試料B、中
実粉を充填した試料Cの3種である。 【0011】試料B(発泡材充填)では、変形量λが小
さいうちは試料Aよりも大きな荷重Pが発生するが、変
形量λが大きくなるにつれて、荷重Pは急激に減少す
る。試料C(中実粉充填)についても、変形量λが比較
的大きくなるにつれて、荷重Pは急激に減少する。これ
は、試料B及び試料Cでは、変形の初期で、発泡材又は
中実粉が潰れにくいために、構造部材の内部圧力が過度
に上昇してZ字形又はくの字形に座屈し、この座屈によ
って荷重Pが激減することによる。 【0012】上記の高剛性粒子及び低弾性粒子を充填
した構造部材の圧潰試験について図17で説明する。図
17(a)〜(c)は従来の構造部材の圧潰試験の内容
を示す第2作用図である。(a)において、構造部材2
01は、管状の骨格部材201a内に低弾性粒子202
…(…は複数個を示す。以下同じ。)及び高剛性粒子2
03…を充填した部材である。まず、構造部材201に
軸方向の圧縮荷重である荷重Pを加えて構造部材201
を強制的に変形させる。この結果、(b)に示すよう
に、低弾性粒子202…が次第に変形する。構造部材2
01の変形量λがLになると、低弾性粒子202…はほ
ぼ完全に潰れ、今度は高剛性粒子203…に直接的に荷
重Pが作用する。 【0013】(c)は(a),(b)で構造部材201
を変形させたときの構造部材の変形量λと荷重Pとの関
係を説明するグラフであり、縦軸は荷重P、横軸は変形
量λを表す。また、実線で示す試料Aは図16(c)に
示した骨格部材のみとしたもの、破線で示す試料Dが
(a),(b)で説明した構造部材201である。 【0014】試料Dでは、変形量λがLになるまでは試
料Aとほぼ同等の荷重Pとなるが、変形量λがLを超え
ると、荷重Pは急激に増加する。これは、上記したよう
に、変形量λがLを超えると、ほとんど潰れが生じない
高剛性粒子に荷重Pが作用するために、急激に荷重Pが
増加することによる。更に、荷重Pを作用させると、図
16(b)に示したのと同様にZ字形あるいはくの字形
に座屈変形し、荷重Pは激減するようになる。 【0015】次に、各充填材を充填した構造部材の曲げ
試験について説明する。図18(a)〜(f)は従来の
構造部材の曲げ試験の内容を示す第1作用図である。な
お、(b)は(a)のb−b線断面図、(d)は(c)
のd−d線断面図、(f)は(e)のf−f断面図であ
る。(a)は、骨格部材200a内に発泡材を充填した
構造部材200B(図16(c)に示した試料B)を2
つの支点206,206で支持した状態を示す。δは構
造部材200Bに荷重を加えたときの変形量を示す(以
下同じ)。 【0016】(b)は、構造部材200Bの骨格部材2
00a内に発泡材208を充填したことを示す。(c)
において、構造部材200Bに、構造部材200Bの軸
線に垂直な方向、即ち白抜き矢印の向きに荷重Wを加え
ると、構造部材200Bは下方へ撓み、(d)におい
て、骨格部材200aの上面211と下面212との間
の発泡材208が圧縮されるとともに骨格部材200a
の側面213,214が外方に膨らみ、これらの側面2
13,214が発泡材208から剥離する。 【0017】(e)において、構造部材200Bに更に
荷重Wを加えると、構造部材200Bは更にに変形し、
(f)に示すように、構造填部材200Bは上下に更に
潰れるとともに、側面213,214は更に側方に膨ら
む。 【0018】上記した(d),(f)のように、変形が
進行するにつれて、発泡材208から骨格部材200a
の側面213,214が剥離するために、発泡材208
は構造部材200Bの変形を抑制しにくくなる。 【0019】図19(a)〜(f)は従来の構造部材の
曲げ試験の内容を示す第2作用図である。なお、(b)
は(a)のb−b線断面図、(d)は(c)のd−d線
断面図、(f)は(e)のf−f線断面図である。
(a)は、骨格部材200a内に中実粉を充填した構造
部材200C(図16(c)に示した試料C)を2つの
支点206,206で支持した状態を示す。 【0020】(b)は、骨格部材200aの内部に中実
粉217…を充填したことを示す。(c)において、構
造部材200Cに、構造部材200Cの軸線に垂直な向
き、即ち白抜き矢印の向きに荷重Wを加えると、構造部
材200Cは下方へ撓み、(d)において、骨格部材2
00aの上面211と下面212との間の中実粉217
…に荷重が作用するとともに骨格部材200aの側面2
13,214が外方に膨らみ、中実粉217…は側面2
13,214の膨らみに追従して側方に広がる。 【0021】(e)において、構造部材200Cに更に
荷重Wを加えると、構造部材200Cは更に変形して構
造部材200Cの下側が破断する。即ち、(f)に示す
ように、構造部材200Cは上下に更に潰れるとともに
側面213,214は更に側方に膨んで内部の圧力が過
大となり、下面212が破断する。このように、骨格部
材200aが破断すれば、構造部材200Cの曲げ剛性
は極端に低下する。 【0022】図20(a)〜(f)は従来の構造部材の
曲げ試験の内容を示す第3作用図である。なお、(b)
は(a)のb−b線断面図、(d)は(c)のd−d線
断面図、(f)は(e)のf−f線断面図である。
(a)は、骨格部材201a内に低弾性粒子及び高剛性
粒子を充填した構造部材201(図17(c)で示した
試料D)を2つの支点206,206で支持した状態を
示す。(b)は、骨格部材201aの内部に低弾性粒子
202…及び高剛性粒子203…を充填したことを示
す。 【0023】(c)において、構造部材201に、構造
部材201の軸線に垂直な方向、即ち白抜き矢印の向き
に荷重Wを加えると、構造部材201は下方へ撓み、
(d)において、骨格部材201aの上面211と下面
212との間の低弾性粒子202…及び高剛性粒子20
3…に荷重が作用して低弾性粒子202…が縮むすると
ともに骨格部材201aの側面213,214が外方に
膨らみ、低弾性粒子202…及び高剛性粒子203…は
側面213,214の膨らみに追従して側方に広がる。 【0024】(e)において、構造部材201に更に荷
重Wを加えると、構造部材201は更に変形して構造部
材201の下側が破断する。即ち、(f)に示すよう
に、構造部材201は上下に更に潰れるとともに側面2
13,214は更に側方に膨んで内部の圧力が過大とな
り、下面212が破断する。このように、骨格部材20
1aが破断すれば、構造部材201の曲げ剛性は極端に
低下する。 【0025】図21は従来の各充填材を充填した構造部
材の曲げ試験の結果を示すグラフであり、試料A及び図
18〜図20に示した試料B〜試料Dの結果を示す。な
お、縦軸は荷重W、横軸は変形量δを示す。試料Bで
は、試料Aに対して荷重Wが全体的に上昇しているが、
変位量δが大きくなると、荷重Wは次第に低下してい
る。試料C及び試料Dでは、変形の初期に荷重Wの値が
大きくなるが、変形量δが小さいうちに荷重Wが激減
し、最大の変形量δは小さい。 【0026】車両衝突時に構造部材が吸収できる吸収エ
ネルギーは、変形量δとして微少変位量をとったとき
に、この微少変位量に対応する荷重Wを、変位量δがゼ
ロから最大の変位量δまで積分したものにほぼ相当す
る、即ち各曲線の下側の面積にほぼ相当するから、各変
位量δにおける荷重Wを大きな値に維持するとともに最
大の変位量δを大きくすることができれば、車両衝突時
の構造部材の吸収エネルギーを大きくすることができ
る。また、荷重Wを一定にすることができれば、安定的
に衝撃エネルギーを吸収することができる。 【0027】上記した試料Bでは、最大の変位量δは大
きくなるが、各変位量δにおける荷重Wが十分に大きく
なく、また、試料C及び試料Dは最大の荷重Wは大きい
が、最大の変位量δが小さいため、試料B〜試料Dはど
れも全吸収エネルギーは小さくなる、即ち衝撃エネルギ
ーを十分に吸収できない。また、試料C及び試料Dで
は、荷重Wの変化が大きく、衝撃エネルギーの吸収が安
定しない。 【0028】そこで、本発明の目的は、車両骨格構造を
改良することで、重量増を抑えつつ、より大きな衝撃エ
ネルギーを安定して吸収できるようにすることにある。 【0029】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車両骨格部材内の空間及び/又はこの車
両骨格部材とその周囲のパネル部材とで囲まれる空間
に、中空部を有する粉粒体又は多孔質の粉粒体を、予め
固形化した状態で充填する、又は固形化せずに充填する
ことを特徴とする。 【0030】中空部を有する粉粒体又は多孔質の粉粒体
によって、車両骨格構造の重量増を抑え、車両骨格構造
に衝撃を受けた時に、粉粒体同士の摩擦力、粉粒体自体
の変形、崩壊によって、車両骨格構造の変形を、荷重の
作用する側から徐々に且つ大きな荷重を発生させながら
スムーズに行わせることができ、より大きな衝撃エネル
ギーをより安定的に吸収することができる。 【0031】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る車両骨格構造を説明す
る斜視図であり、構造部材10は、車両の骨格構造を形
成する部材に相当するものであり、車両骨格構造の衝撃
エネルギー吸収性能を把握するために、テスト用に作製
した試料である。 【0032】図2は図1の2−2線断面図であり、構造
部材10は、管状の骨格部材11と、この骨格部材11
内に充填した中空の粉粒体12…とからなる。12aは
中空部である。(なお、粉粒体12は骨格部材11に比
較してかなり小さなものであるが、説明の都合上、拡大
した。骨格部材11は端部の閉塞部材13,13(図1
参照)を含む。) 粉粒体12としては、、二酸化けい素(SiO)、酸
化アルミニウム(Al :アルミナ)、シリカアル
ミナ、樹脂、ガラス、陶磁器が好適である。 【0033】図3(a)〜(d)は本発明に係る構造部
材の圧潰試験の内容を示す説明図である。(a)は構造
部材10に軸方向の圧縮荷重、即ち荷重Pを加えて、構
造部材10を変形させる。このときの構造部材10の変
位量がλである。 【0034】(b)は構造部材10に軸圧縮荷重を加え
る前の状態を示す。(c)において、構造部材10に荷
重を加えると、隣接する粉粒体12同士が強く接触して
大きな摩擦力を発生させながら移動するため、構造部材
10の変形に伴って大きな抵抗力が発生する。 【0035】(d)において、更に、荷重を加え続ける
と、構造部材10の荷重作用部位側の粉粒体12に微少
な変形や崩壊(12bは粉粒体12が崩壊してできた崩
壊片である。)が生じて、骨格部材11の内部圧力が激
増するのを抑え、Z字形又はくの字形の座屈変形が発生
するのを防止することができる。 【0036】図4は構造部材の圧潰試験における変形状
態を示す説明図であり、(a)〜(c)は本発明の実施
例、(d),(e)は比較例を示す。まず、実施例につ
いて説明する。(a)は変形前の状態である。(b)に
おいて、(a)の状態から構造部材10に軸圧縮荷重で
ある荷重Pを加えると、構造部材10の荷重Pを作用さ
せる一端部側(即ち、上部側である。)から粉粒体12
が微少に変形し、そして崩壊に至る。これに対して、構
造部材10の他端部側(即ち、下部側である。)では、
ほとんど変形は起こらない。 【0037】(c)において、更に、荷重Pを継続して
加えると、(b)で説明した粉粒体12の微少な変形及
び崩壊は次第に下方に移り、構造部材10は、蛇腹状に
ほぼ規則的に且つスムーズに変形していく。 【0038】次に、比較例について説明する。(d)は
図19に示した試料Cである構造部材221の変形前の
状態である。(e)において、(d)の状態から軸圧縮
荷重である荷重Pを加えると、構造部材221内に充填
した中実粉217はほとんど潰れないために荷重Pは急
激に増加し、くの字形又はZ字形(不図示)に座屈変形
し始め、この後は、荷重Pは急激に減少する。 【0039】上記したように、本発明の実施例では、構
造部材10の端部から順に潰れていくことで、ほぼ一定
の大きな反力を保ちながら大きな変位量を確保すること
ができ、構造部材10に加えられるエネルギーを効率良
く吸収することができる。 【0040】これに対して、比較例では、変形の初期で
は荷重Pが過度に大きくなり、また、Z字形又はくの字
形に座屈変形すると、荷重Pが激減し、変形に伴うエネ
ルギーを効果的に吸収できない。 【0041】図5(a)〜(f)は本発明に係る構造部
材の曲げ試験の作用説明図である。なお、(b)は
(a)のb−b線断面図、(d)は(c)のd−d線断
面図、(f)は(e)のf−f線断面図である。(a)
は、構造部材10を2つの支点15,15で支持した状
態を示す。δは構造部材10に荷重を加えたときの変形
量を示す(以下同じ)。(b)は、構造部材10内に粉
粒体12を充填したことを示す。 【0042】(c)において、構造部材10に荷重Wを
白抜き矢印の向きに加えると、構造部材10は下方へ撓
み、(d)において、構造部材10の上面17と下面1
8との間の粉粒体12が圧縮されるとともに構造部材1
0の側面21,22が外方に膨らみ、これに伴って粉粒
体12が側方に移動する。 【0043】(e)において、構造部材10に更に荷重
Wを加えると、構造部材10は更に変形し、(f)に示
すように、構造部材10は上下に更に潰れるとともに、
側面21,22は更に側方に膨らみ、上面17近傍の粉
粒体12は、構造部材10の内部の圧力上昇によって崩
壊し、過度の圧力上昇を防止することができる。従っ
て、従来のような、構造部材内の圧力上昇に伴う骨格部
材の破損は発生せず、(e)に示した荷重Wが急激に低
下することを防止することができる。 【0044】図6(a),(b)は本発明に係る車両骨
格構造を適用する部位を示す斜視図である。(a)にお
いて、本発明の骨格構造は、車体前部のエンジン両側方
下方に配置するフロントサイドフレーム31,31、車
室の両側方下部に配置するサイドシル38,38、左右
のサイドシル38,38間に渡したフロントフロアクロ
スメンバ58、サイドシル38,38から立ち上げたセ
ンタピラー75,75、サイドシル38,38から後方
へ延ばしたリヤフレーム61,61に適用する。 【0045】また、(b)において、本発明の骨格構造
は、フロントピラー73,73、フロントドア(不図
示)内及びリヤドア(不図示)内にそれぞれ配置したド
アビーム89,95、ルーフの両側部に設けたルーフサ
イドレール96,96、左右のルーフサイドレール9
6,96に渡したルーフレール117,118に採用す
る。 【0046】図7(a)〜(e)は本発明に係る車両骨
格構造をフロントサイドフレームに採用した例の説明図
である。なお、構造部材としてのフロントサイドフレー
ム31の符号31を、ここでは便宜上、31A〜31E
と変更した。フロントサイドフレーム31A〜31Dで
は、粉粒体12…を、固形化せずに骨格部材内に充填
し、フロントサイドフレーム31Eでは、粉粒体12…
を予め骨格部材内に充填して固形化した状態で別の骨格
部材内に充填、即ち挿入する。(a)に示すフロントサ
イドフレーム31Aは、アウタパネル32と、このアウ
タパネル32よりもエンジン室側に設けたインナパネル
33とから骨格部材34を形成し、この骨格部材34内
に粉粒体12…を充填した部材である。なお、フロント
サイドフレーム31Aに粉粒体12を充填する場合に、
フロントサイドフレーム31Aの長手方向全体に充填し
てもよいし、あるいは、フロントサイドフレーム31A
の長手方向に部分的に充填する、即ち、フロントサイド
フレーム31A内に長手方向に所定間隔を開けて2枚の
隔壁を設け、これら2枚の隔壁間に粉粒体12を充填し
てもよい。以下に述べる部位についても同様である。 【0047】(b)に示すフロントサイドフレーム31
Bは、斜面37を設けたアウタパネル41と、このアウ
タパネル41のエンジン室側に設けるとともに斜面42
を形成したインナパネル43とから骨格部材44を形成
し、この骨格部材44に粉粒体12…を充填した部材で
ある。 【0048】(c)に示すフロントサイドフレーム31
Cは、アウタパネル32と、インナパネル33と、これ
らのアウタパネル32及びインナパネル33の内側に取
付けた隔壁47とから骨格部材48を形成し、アウタパ
ネル32及びインナパネル33内の隔壁47で区画した
第1室51及び第2室52のうちの第1室51内に粉粒
体12を充填した部材である。 【0049】(d)に示すフロントサイドフレーム31
Dは、(c)に示したフロントサイドフレーム31Cの
第2室52に粉粒体12…を充填した部材である。
(e)に示すフロントサイドフレーム31Eは、骨格部
材57内に粉粒体12…を充填し、この骨格部材57を
骨格部材34の内側に配置した部材である。 【0050】図8(a)〜(d)は本発明に係る車両骨
格構造をリヤフレームに採用した例の説明図である。な
お、構造部材としてのリヤフレーム61の符号61を、
ここでは便宜上、61A〜61Dと変更した。リヤフレ
ーム61A〜61Dでは、粉粒体12…を、固形化せず
に骨格部材内に充填する。(a)に示すリヤフレーム6
1Aは、ロアパネル62と、このロアパネル62の上部
に設けたリヤフロアパネル63との間に粉粒体12を充
填した部材である。(b)に示すリヤフレーム61B
は、ロアパネル62と、このロアパネル62の上部に取
付けたサブロアパネル66との間に粉粒体12…を充填
した部材である。 【0051】(c)に示すリヤフレーム61Cは、ロア
パネル62の上部に取付けたサブロアパネル66と、こ
のサブロアパネル66の上部に設けたリヤフロアパネル
63との間に粉粒体12を充填した部材である。 【0052】(d)に示すリヤフレーム61Dは、ロア
パネル62とリヤフロアパネル63とで囲まれる閉空間
内に骨格部材72を配置し、この骨格部材72内に粉粒
体12…を充填した部材である。 【0053】図9は本発明に係る車両骨格構造をセンタ
ピラーに採用した例の説明図である。なお、構造部材と
してのセンタピラー75の符号75を、ここでは便宜
上、75A〜75Fと変更した。センタピラー75A〜
75Eでは、粉粒体12…を、固形化せずに骨格部材内
に充填し、センタピラー75Fでは、粉粒体12…を予
め骨格部材内に充填して固形化した状態で別の骨格部材
内に充填、即ち挿入する。(a)に示したセンタピラー
75Aは、アウタパネル76と、このアウタパネル76
の車室側に配置したインナパネル77とで骨格部材78
を形成し、この骨格部材78に粉粒体12…を充填した
部材である。 【0054】(b)に示したセンタピラー75Bは、ア
ウタパネル76とインナパネル77との間に補強部材7
9を取付けることで骨格部材80を形成し、補強材79
とアウタパネル76との間に粉粒体12…を充填した部
材である。 【0055】(c)に示したセンタピラー75Cは、ア
ウタパネル76とインナパネル77との間に補強部材7
9を取付け、この補強材79とインナパネル77との間
に粉粒体12…を充填した部材である。(d)に示した
センタピラー75Dは、骨格部材78の車室側にセンタ
ピラーガーニッシュ84を取付け、このセンタピラーガ
ーニッシュ84と骨格部材78との間に粉粒体12を充
填した部材である。 【0056】(e)に示したセンタピラー75Eは、骨
格部材78の車室側に、リブ87…,88…を設けたセ
ンタピラーガーニッシュ91を取付け、このセンタピラ
ーガーニッシュ91と骨格部材78との間に粉粒体12
を充填した部材である。 【0057】(f)に示したセンタピラー75Fは、骨
格部材78の車室側にセンタピラーガーニッシュ84を
取付け、これらのセンタピラーガーニッシュ84及び骨
格部材78との間の閉空間に、粉粒体12…を充填した
骨格部材94を配置した部材である。 【0058】図10は本発明に係る車両骨格構造をルー
フサイドレールに採用した例の説明図である。なお、構
造部材としてのルーフサイドレール96の符号を、ここ
では便宜上、96A〜96Eと変更した。ルーフサイド
レール96A〜96Eでは、粉粒体12…を、固形化せ
ずに骨格部材内に充填する。(a)に示したルーフサイ
ドレール96Aは、アウタパネル97と、このアウタパ
ネル97の車室側に配置したインナパネル98とで骨格
部材101を形成し、この骨格部材101に粉粒体12
…を充填した部材である。 【0059】(b)に示したルーフサイドレール96B
は、アウタパネル97とインナパネル98との間に補強
部材104を取付けることで骨格部材105を形成し、
補強部材104とアウタパネル97との間に粉粒体12
…を充填した部材である。 【0060】(c)に示したルーフサイドレール96C
は、アウタパネル97とインナパネル98との間に補強
部材104を取付けることで骨格部材105を形成し、
補強部材104とインナパネル98との間に粉粒体12
…を充填した部材である。 【0061】(d)に示したルーフサイドレール96D
は、骨格部材101の車室側にルーフサイドレールガー
ニッシュ111を取付け、このルーフサイドレールガー
ニッシュ111と骨格部材101との間に粉粒体12を
充填した部材である。 【0062】(e)に示したルーフサイドレール96E
は、骨格部材101の車室側に、リブ114…を形成し
たルーフサイドレールガーニッシュ115を取付け、こ
のルーフサイドガーニッシュ115と骨格部材101と
の間に粉粒体12を充填した部材である。 【0063】図11は本発明に係る粉粒体の別の実施の
形態を示す説明図である。(a)は独立した孔部121
…を有する多孔質で不定形な粉粒体122を示し、
(b)は孔部124…がそれぞれ連通する多孔質で不定
形な粉粒体125を示す。 【0064】(c)は独立した孔部121…を有する多
孔質で定形な粉粒体127を示し、(d)は孔部124
…がそれぞれ連通する多孔質で定形な粉粒体131を示
す。(e)は中空部133を有する星形の粉粒体134
を示す。(f)はパイプ状の粉粒体136を示す。 【0065】図12は本発明に係る構造部材の圧潰試験
の結果を示すグラフであり、縦軸は軸圧縮荷重である荷
重P、横軸は軸圧縮による変形量λである。実施例1は
中空の粉粒体を充填した構造部材、実施例2は多孔質の
粉粒体(図11に示した粉粒体122である。)を充填
した構造部材であり、前述の比較例1(充填物を充填し
ていない構造部材(図16(c)に示した試料A))、
比較例2(中実粉を充填した構造部材(図16(c)に
示した試料C))、比較例3(発泡材を充填した構造部
材(図16(c)に示した試料B))と共に示す。 【0066】実施例1及び実施例2は、比較例1〜比較
例3に比べて、変形の初期に荷重Pが激増することがな
く、しかも、安定して大きな荷重Pを維持するとともに
大きな変形量λを得ることができる。即ち、変形量λが
ゼロから最大変形量までの荷重Pの積分値を大きくする
ことができ、大きな吸収エネルギーを得ることができ
る。 【0067】図13は本発明に係る構造部材の圧潰試験
におけるエネルギー吸収効率を説明するグラフであり、
比較例1、即ち充填物を充填していない構造部材のエネ
ルギー吸収効率Eを1としたときの実施例1、実施例
2,比較例2及び比較例3の各エネルギー吸収効率Eを
比較したものである。なお、エネルギー吸収効率Eは、
吸収エネルギーを構造部材の重量で割った値である。実
施例1及び実施例2のエネルギー吸収効率Eは、共に1
よりも大幅に大きく、中空の粉粒体や多孔質の粉粒体の
効果が表われている。 【0068】図14は本発明に係る構造部材の曲げ試験
の結果を示すグラフであり、縦軸は構造部材の軸線に垂
直に作用させる横荷重、即ち荷重W、横軸は荷重Wによ
る構造部材の変位量δを示す。構造部材として、図12
で説明した実施例1(中空の粉粒体)、実施例2(多孔
質の粉粒体)、比較例1(試料A)、比較例2(試料
C)、比較例3(試料B)を示す。 【0069】実施例1及び実施例2では、変形の初期か
ら変形の後期まで大きな荷重Wをほぼ一定に維持するこ
とができ、変形時の大きなエネルギーを安定して吸収す
ることができる。 【0070】以上の図2、例えば図9(a),(d)、
図11(a)で説明したように、本発明は、センタピラ
ー75A内の空間又はこのセンタピラー75Aとその周
囲のセンタピラーガーニッシュ84とで囲まれる空間
に、あるいは、センタピラー75A内の空間及びこのセ
ンタピラー75Aとその周囲のセンタピラーガーニッシ
ュ84とで囲まれる空間の両方に、中空部12aを有す
る粉粒体12又は多孔質の粉粒体、例えば粉粒体122
を、予め固形化した状態で充填する、又は固形化せずに
充填することを特徴とする。 【0071】中空部12aを有する粉粒体12又は多孔
質の粉粒体122によって、車両骨格構造の重量増を抑
え、車両骨格構造に衝撃を受けた時に、粉粒体12(又
は粉粒体122)同士の摩擦力、粉粒体12(又は粉粒
体122)自体の変形、崩壊によって、車両骨格構造の
変形を、荷重の作用する側から徐々に且つ大きな荷重を
発生させながらスムーズに行わせることができ、より大
きな衝撃エネルギーをより安定的に吸収することができ
る。 【0072】尚、本発明の車両骨格構造は、鉄道、船
舶、航空機、自動二輪車等の車両骨格構造、特に自動車
における車両骨格構造に適用できる。 【0073】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の車両骨格構造は、車両骨格部材内の空
間及び/又はこの車両骨格部材とその周囲のパネル部材
とで囲まれる空間に、中空部を有する粉粒体又は多孔質
の粉粒体を、予め固形化した状態で充填する、又は固形
化せずに充填するので、中空部を有する粉粒体又は多孔
質の粉粒体によって、車両骨格構造の重量増を抑え、車
両骨格構造に衝撃を受けた時に、粉粒体同士の摩擦力、
粉粒体自体の変形、崩壊によって、車両骨格構造の変形
を、荷重の作用する側から徐々に且つ大きな荷重を発生
させながらスムーズに行わせることができ、より大きな
衝撃エネルギーをより安定的に吸収することができる。 【0074】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る車両骨格構造を説明する斜視図 【図2】図1の2−2線断面図 【図3】本発明に係る構造部材の圧潰試験の内容を示す
説明図 【図4】構造部材の圧潰試験における変形状態を示す説
明図 【図5】本発明に係る構造部材の曲げ試験の作用説明図 【図6】本発明に係る車両骨格構造を適用する部位を示
す斜視図 【図7】本発明に係る車両骨格構造をフロントサイドフ
レームに採用した例の説明図 【図8】本発明に係る車両骨格構造をリヤフレームに採
用した例の説明図 【図9】本発明に係る車両骨格構造をセンタピラーに採
用した例の説明図 【図10】本発明に係る車両骨格構造をルーフサイドレ
ールに採用した例の説明図 【図11】本発明に係る粉粒体の別の実施の形態を示す
説明図 【図12】本発明に係る構造部材の圧潰試験の結果を示
すグラフ 【図13】本発明に係る構造部材の圧潰試験におけるエ
ネルギー吸収効率を説明するグラフ 【図14】本発明に係る構造部材の曲げ試験の結果を示
すグラフ 【図15】従来の骨格部材内に発泡材を充填した構造部
材の特性を説明するグラフ 【図16】従来の構造部材の圧潰試験の内容を示す第1
作用図 【図17】従来の構造部材の圧潰試験の内容を示す第2
作用図 【図18】従来の構造部材の曲げ試験の内容を示す第1
作用図 【図19】従来の構造部材の曲げ試験の内容を示す第2
作用図 【図20】従来の構造部材の曲げ試験の内容を示す第3
作用図 【図21】従来の各充填材を充填した構造部材の曲げ試
験の結果を示すグラフ 【符号の説明】 10,31,31A〜31E,38,58,61,61
A〜61D,73,75,75A〜75F,81,8
9,95,96,96A〜96E,117,118…構
造部材、11,34,44,48,57,72,78,
80,94,101,105…骨格部材、12,12
2,125,127,131,134,136…粉粒
体、12a,133…中空部,121,124…孔部、
63,84,91,111,115…パネル部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両骨格部材内の空間及び/又はこの車
    両骨格部材とその周囲のパネル部材とで囲まれる空間
    に、中空部を有する粉粒体又は多孔質の粉粒体を、予め
    固形化した状態で充填する、又は固形化せずに充填する
    ことを特徴とした車両骨格構造。
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