JP2003261981A - プレキャストコンクリート板仮設計算システム - Google Patents
プレキャストコンクリート板仮設計算システムInfo
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- JP2003261981A JP2003261981A JP2002066487A JP2002066487A JP2003261981A JP 2003261981 A JP2003261981 A JP 2003261981A JP 2002066487 A JP2002066487 A JP 2002066487A JP 2002066487 A JP2002066487 A JP 2002066487A JP 2003261981 A JP2003261981 A JP 2003261981A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレキャスト工法の建築設計におけるプレキ
ャストコンクリート板の安全性の検討を効率的、経済的
かつ正確に行う。 【解決手段】 利用者は検討対象であるプレキャストコ
ンクリート板に関するデータをテキスト形式でパソコン
に入力し、システムコンピュータはこの入力データに基
づきプレキャストコンクリート板の断面性能及び許容応
力の算出を自動化すると共に、多様な荷重条件及び支持
条件に対応する平面フレーム解析によりプレキャストコ
ンクリート板の安全性を自動的に検討し、検討結果を上
記パソコンに表示する。上記システムコンピュータはイ
ンターネットにより不特定多数の利用者のパソコンと接
続されている。
ャストコンクリート板の安全性の検討を効率的、経済的
かつ正確に行う。 【解決手段】 利用者は検討対象であるプレキャストコ
ンクリート板に関するデータをテキスト形式でパソコン
に入力し、システムコンピュータはこの入力データに基
づきプレキャストコンクリート板の断面性能及び許容応
力の算出を自動化すると共に、多様な荷重条件及び支持
条件に対応する平面フレーム解析によりプレキャストコ
ンクリート板の安全性を自動的に検討し、検討結果を上
記パソコンに表示する。上記システムコンピュータはイ
ンターネットにより不特定多数の利用者のパソコンと接
続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレキャストコン
クリート板仮設計算システムに関し、詳しくはプレキャ
ストコンクリート(PCa)板に対して各種荷重が掛か
った時におけるプレキャストコンクリート板の安全性
(耐荷重性能)を検討するためのプレキャストコンクリ
ート板仮設計算システムに関するものである。
クリート板仮設計算システムに関し、詳しくはプレキャ
ストコンクリート(PCa)板に対して各種荷重が掛か
った時におけるプレキャストコンクリート板の安全性
(耐荷重性能)を検討するためのプレキャストコンクリ
ート板仮設計算システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、集合住宅等の建築物において、建
築部材を予め工場で製作し、これら建築部材を建築現場
へ運搬して組み立てる、所謂、プレキャスト工法が開発
され一般的な工法として知られている。このプレキャス
ト工法は、建築現場に配設された柱と梁、壁等に囲まれ
た床に予め工場で製作された鉄筋コンクリート板(プレ
キャストコンクリート板)を敷きつめ、その上から現場
打ちコンクリート(TOPCON)を打設するものであ
る。
築部材を予め工場で製作し、これら建築部材を建築現場
へ運搬して組み立てる、所謂、プレキャスト工法が開発
され一般的な工法として知られている。このプレキャス
ト工法は、建築現場に配設された柱と梁、壁等に囲まれ
た床に予め工場で製作された鉄筋コンクリート板(プレ
キャストコンクリート板)を敷きつめ、その上から現場
打ちコンクリート(TOPCON)を打設するものであ
る。
【0003】プレキャストコンクリート板は、後述する
図3に示すように、所定の間隔(又はピッチ)で配列さ
れた複数の三角形状のトラス筋17と、トラス筋17の
上半部を残してトラス筋の下半部と下端筋とを埋設した
プレキャストコンクリート板コンクリート部18と、図
示されていない電気、ガス等の先付け部材とから構成さ
れている。トラス筋17は、その上端部と接合された上
端筋(トップ筋)19と各トラス筋の下端部と接合され
た下端筋(ボトム筋)20と、トラス筋の下端部と下端
筋との接合部に張られたラチス筋21とからなる。
図3に示すように、所定の間隔(又はピッチ)で配列さ
れた複数の三角形状のトラス筋17と、トラス筋17の
上半部を残してトラス筋の下半部と下端筋とを埋設した
プレキャストコンクリート板コンクリート部18と、図
示されていない電気、ガス等の先付け部材とから構成さ
れている。トラス筋17は、その上端部と接合された上
端筋(トップ筋)19と各トラス筋の下端部と接合され
た下端筋(ボトム筋)20と、トラス筋の下端部と下端
筋との接合部に張られたラチス筋21とからなる。
【0004】このようなプレキャストコンクリート板の
構造、機能については、本発明と同一出願人により開示
された特開2000−328645号発明(格子梁解析
システム)明細書に詳細に説明されている。
構造、機能については、本発明と同一出願人により開示
された特開2000−328645号発明(格子梁解析
システム)明細書に詳細に説明されている。
【0005】プレキャストコンクリート板は工場におい
て、型に入れてコンクリート部tを固めた後に脱型す
る。この時、プレキャストコンクリート板には脱型時荷
重が掛かる。また、脱型後、運搬まで仮置が行われるが
その間にもプレキャストコンクリート板に荷重が掛か
る。更に、プレキャストコンクリート板を工場から建設
現場へ運搬するときにも荷重が掛かる。
て、型に入れてコンクリート部tを固めた後に脱型す
る。この時、プレキャストコンクリート板には脱型時荷
重が掛かる。また、脱型後、運搬まで仮置が行われるが
その間にもプレキャストコンクリート板に荷重が掛か
る。更に、プレキャストコンクリート板を工場から建設
現場へ運搬するときにも荷重が掛かる。
【0006】現場に運搬されたプレキャストコンクリー
ト板は仮設され、上部から現場打ちコンクリートを打設
し、上記鉄筋類を覆う(図3、ts)。この時、プレキ
ャストコンクリート板の自重と現場打ちコンクリートの
重さとその他の荷重との総合荷重がかかり荷重は最大と
なる。この時、必要ならば、プレキャストコンクリート
板の下から支持する支保工が設置される。
ト板は仮設され、上部から現場打ちコンクリートを打設
し、上記鉄筋類を覆う(図3、ts)。この時、プレキ
ャストコンクリート板の自重と現場打ちコンクリートの
重さとその他の荷重との総合荷重がかかり荷重は最大と
なる。この時、必要ならば、プレキャストコンクリート
板の下から支持する支保工が設置される。
【0007】プレキャストコンクリート板を設計する場
合、そのプレキャストコンクリート板を脱型、仮置き、
運搬、架設及び現場打ちコンクリート打設するそれぞれ
の時に掛かる荷重に対するそのプレキャストコンクリー
ト板の安全性が設計の重要項目の一つである。
合、そのプレキャストコンクリート板を脱型、仮置き、
運搬、架設及び現場打ちコンクリート打設するそれぞれ
の時に掛かる荷重に対するそのプレキャストコンクリー
ト板の安全性が設計の重要項目の一つである。
【0008】プレキャストコンクリート板の安全性はプ
レキャストコンクリート板そのものの断面性能及び許容
応力と、色々な場合にプレキャストコンクリート板に掛
かる荷重の大きさと、プレキャストコンクリート板を支
持するために用いられる支保工の耐力との兼ね合いによ
って決まる。
レキャストコンクリート板そのものの断面性能及び許容
応力と、色々な場合にプレキャストコンクリート板に掛
かる荷重の大きさと、プレキャストコンクリート板を支
持するために用いられる支保工の耐力との兼ね合いによ
って決まる。
【0009】プレキャストコンクリート板の断面性能を
表すパラメータとしては、有効幅、中立軸、断面2次モ
ーメント、断面係数等が用いられている。また、プレキ
ャストコンクリート板の許容応力を表すパラメータとし
ては、プレキャストコンクリート板の許容ひび割れモー
メント、プレキャストコンクリート板内鉄筋の降伏モー
メント、トラス筋の降伏モーメント、トラス筋の座屈を
考慮した許容曲げモーメント及びラチス筋の座屈時のせ
ん断力が用いられる。
表すパラメータとしては、有効幅、中立軸、断面2次モ
ーメント、断面係数等が用いられている。また、プレキ
ャストコンクリート板の許容応力を表すパラメータとし
ては、プレキャストコンクリート板の許容ひび割れモー
メント、プレキャストコンクリート板内鉄筋の降伏モー
メント、トラス筋の降伏モーメント、トラス筋の座屈を
考慮した許容曲げモーメント及びラチス筋の座屈時のせ
ん断力が用いられる。
【0010】従来の設計手法では、プレキャストコンク
リート板の断面性能及び許容応力を表す各パラメータの
値の算出は設計者が手動で行っていた。また、従来の設
計手法では、プレキャストコンクリート板を支持する支
保工の支持形式としては、設計用応力を比較的簡単に算
出することができる数種類のパターンだけが用いられて
きた。
リート板の断面性能及び許容応力を表す各パラメータの
値の算出は設計者が手動で行っていた。また、従来の設
計手法では、プレキャストコンクリート板を支持する支
保工の支持形式としては、設計用応力を比較的簡単に算
出することができる数種類のパターンだけが用いられて
きた。
【0011】また、従来の設計手法では、支持部材に生
じる反力の算出は支持部材1本当たりの支配面積を算出
する必要がある上に、算出された値は概略値であった。
じる反力の算出は支持部材1本当たりの支配面積を算出
する必要がある上に、算出された値は概略値であった。
【0012】また、従来の設計手法では、プレキャスト
コンクリート板の断面が均一である場合のみ設計可能で
あったが、近年におけるプレキャストコンクリート板に
対するバリアフリー対応等の多様な要求により、断面が
変化するプレキャストコンクリート板(変断面部材とい
う)の設計が不可避となった。そこで現行の設計手法を
用いてこの要求を満足するためには、変断面部材を複数
の部分に分割してそれぞれの部分についての設計を行
い、プレキャストコンクリート板全体の概略性能値を求
めていた。
コンクリート板の断面が均一である場合のみ設計可能で
あったが、近年におけるプレキャストコンクリート板に
対するバリアフリー対応等の多様な要求により、断面が
変化するプレキャストコンクリート板(変断面部材とい
う)の設計が不可避となった。そこで現行の設計手法を
用いてこの要求を満足するためには、変断面部材を複数
の部分に分割してそれぞれの部分についての設計を行
い、プレキャストコンクリート板全体の概略性能値を求
めていた。
【0013】また、最近、インターネットのホームペー
ジに各種ソフトを提供するサービスが行われその利用が
盛んに行われている。しかし、一般に企業秘密に属する
ソフトはホームページに掲載されないから利用者はそれ
を利用することはできない。プレキャストコンクリート
板の設計用ソフトもその例外ではなく、どんなに優れた
設計用ソフトが開発されても一般人が自由に使用して設
計を行うことができるような状況にはない。
ジに各種ソフトを提供するサービスが行われその利用が
盛んに行われている。しかし、一般に企業秘密に属する
ソフトはホームページに掲載されないから利用者はそれ
を利用することはできない。プレキャストコンクリート
板の設計用ソフトもその例外ではなく、どんなに優れた
設計用ソフトが開発されても一般人が自由に使用して設
計を行うことができるような状況にはない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】プレキャストコンクリ
ート板の設計においては、上記のように、プレキャスト
コンクリート板の断面性能及び許容応力には多数のパラ
メータがあり、それらの算出には熟練と多くの人力及び
時間を必要とし問題点となっていた。
ート板の設計においては、上記のように、プレキャスト
コンクリート板の断面性能及び許容応力には多数のパラ
メータがあり、それらの算出には熟練と多くの人力及び
時間を必要とし問題点となっていた。
【0015】最近、スラブの大型化等に伴い支保工の支
持形式が多様となってきたため、設計用応力を算出する
ためには従来のような支持形式のパターンでは対応でき
なくなった。そのため、多様な支持形式のパターンに対
応可能な新たな解析方法が求められていた。
持形式が多様となってきたため、設計用応力を算出する
ためには従来のような支持形式のパターンでは対応でき
なくなった。そのため、多様な支持形式のパターンに対
応可能な新たな解析方法が求められていた。
【0016】また、支持部材に生じる反力を荷重条件及
び支持条件に適合して正確に算出する解析方法が求めら
れていた。更に支持部材の望ましい間隔を正確に算出す
る方法が求められていた。
び支持条件に適合して正確に算出する解析方法が求めら
れていた。更に支持部材の望ましい間隔を正確に算出す
る方法が求められていた。
【0017】また、変断面プレキャストコンクリート板
の解析を簡単かつ正確に行う方法が求められていた。更
に、上記の諸問題を解消できる方法を開発したとして
も、あらゆる設計者がこの方法をネットワーク、例え
ば、インターネット上で活用できることが望ましい。
の解析を簡単かつ正確に行う方法が求められていた。更
に、上記の諸問題を解消できる方法を開発したとして
も、あらゆる設計者がこの方法をネットワーク、例え
ば、インターネット上で活用できることが望ましい。
【0018】従って、本発明は、上記諸問題及び諸要望
を一挙に解決するプレキャストコンクリート板仮設計算
システムを提供することに課題を有する。
を一挙に解決するプレキャストコンクリート板仮設計算
システムを提供することに課題を有する。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るプレキャストコンクリート板仮設計算
システムは、次に示す構成にすることである。
に、本発明に係るプレキャストコンクリート板仮設計算
システムは、次に示す構成にすることである。
【0020】(1)トラス筋を含んだプレキャストコン
クリート板を該トラス筋と直交する方向に断面したとき
の断面データと、プレキャストコンクリート板比重デー
タと、現場打ちコンクリート比重データと、プレキャス
トコンクリート板強度データと、プレキャストコンクリ
ート板脱型時強度データと、を入力して、トラス筋1本
当たりの断面性能及び許容応力を求め、荷重データを入
力して、プレキャストコンクリート板の上端モーメン
ト、下端モーメント、せん断力を算出すると共に予め準
備されている支保工の種類を特定できるようにしたこと
を特徴とするプレキャストコンクリート板仮設計算シス
テム。 (2)前記トラス筋を断面したときの断面データは、支
点間距離、スラブ厚、プレキャストコンクリート板厚、
現場打ちコンクリート厚からなるスラブ形状データと、
トップ筋径、トラス高、ラチス筋径、トラスピッチ、ボ
トム筋径からなるトラス形状データ、プレキャストコン
クリート板内に配される曲げ補強筋径、ピッチとかぶり
厚さ、とからなる(1)に記載のプレキャストコンクリ
ート板仮設計算システム (3)前記断面性能は、断面2次モーメント及び断面係
数からなり、前記許容応力は、プレキャストコンクリー
ト板の許容ひび割れモーメント、プレキャストコンクリ
ート板内鉄筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント、ト
ラストップ筋の座屈を考慮した許容曲げモーメント及び
ラチス筋の座屈時のせん断力からなることを特徴とする
(1)に記載のプレキャストコンクリート板仮設計算シ
ステム。 (4)前記荷重データは、コンクリートを打設する際の
作業荷重、現場打ちコンクリート自重、衝撃荷重、プレ
キャストコンクリート板自重、一時的に所定の場所に積
載するときの特殊荷重、からなる(1)に記載のプレキ
ャストコンクリート板仮設計算システム。
クリート板を該トラス筋と直交する方向に断面したとき
の断面データと、プレキャストコンクリート板比重デー
タと、現場打ちコンクリート比重データと、プレキャス
トコンクリート板強度データと、プレキャストコンクリ
ート板脱型時強度データと、を入力して、トラス筋1本
当たりの断面性能及び許容応力を求め、荷重データを入
力して、プレキャストコンクリート板の上端モーメン
ト、下端モーメント、せん断力を算出すると共に予め準
備されている支保工の種類を特定できるようにしたこと
を特徴とするプレキャストコンクリート板仮設計算シス
テム。 (2)前記トラス筋を断面したときの断面データは、支
点間距離、スラブ厚、プレキャストコンクリート板厚、
現場打ちコンクリート厚からなるスラブ形状データと、
トップ筋径、トラス高、ラチス筋径、トラスピッチ、ボ
トム筋径からなるトラス形状データ、プレキャストコン
クリート板内に配される曲げ補強筋径、ピッチとかぶり
厚さ、とからなる(1)に記載のプレキャストコンクリ
ート板仮設計算システム (3)前記断面性能は、断面2次モーメント及び断面係
数からなり、前記許容応力は、プレキャストコンクリー
ト板の許容ひび割れモーメント、プレキャストコンクリ
ート板内鉄筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント、ト
ラストップ筋の座屈を考慮した許容曲げモーメント及び
ラチス筋の座屈時のせん断力からなることを特徴とする
(1)に記載のプレキャストコンクリート板仮設計算シ
ステム。 (4)前記荷重データは、コンクリートを打設する際の
作業荷重、現場打ちコンクリート自重、衝撃荷重、プレ
キャストコンクリート板自重、一時的に所定の場所に積
載するときの特殊荷重、からなる(1)に記載のプレキ
ャストコンクリート板仮設計算システム。
【0021】これにより、従来問題となっていたプレキ
ャストコンクリート板の安全性の検討に要する多大の人
力及び時間と必要な熟練度が低減される。
ャストコンクリート板の安全性の検討に要する多大の人
力及び時間と必要な熟練度が低減される。
【0022】又、入力データは、プレキャストコンクリ
ート板の断面形状データ、コンクリート強度データ、並
びにコンクリート比重データだけで、プレキャストコン
クリート板の断面性能及び許容応力を自動算出し、算出
された各値に基づきプレキャストコンクリート板に多様
な荷重条件と多様な支持条件(支保工)とを適用した場
合の仮設計算により自動的に算出できるようになる。
ート板の断面形状データ、コンクリート強度データ、並
びにコンクリート比重データだけで、プレキャストコン
クリート板の断面性能及び許容応力を自動算出し、算出
された各値に基づきプレキャストコンクリート板に多様
な荷重条件と多様な支持条件(支保工)とを適用した場
合の仮設計算により自動的に算出できるようになる。
【0023】
【発明の実施形態】以下、本発明に係るプレキャストコ
ンクリート板仮設計算システムの実施形態について図面
を用いて詳細に説明する。
ンクリート板仮設計算システムの実施形態について図面
を用いて詳細に説明する。
【0024】本発明に係る第1の実施形態のプレキャス
トコンクリート板仮設計算システムは、図1に示すよう
に、不特定多数の利用者が持つパソコン等の情報機器1
と、特定利用者のパソコン等の情報機器2と、システム
コンピュータ3と、情報機器1とシステムコンピュータ
3とを接続する通信ネットワーク4とから構成されてい
る。特定利用者の情報機器2はシステムコンピュータ3
と直接接続されている。通信ネットワーク4はインター
ネットでもよい。このシステムコンピュータ3には、断
面性能計算及び平面フレーム解析をするためのシステム
が構築されている。
トコンクリート板仮設計算システムは、図1に示すよう
に、不特定多数の利用者が持つパソコン等の情報機器1
と、特定利用者のパソコン等の情報機器2と、システム
コンピュータ3と、情報機器1とシステムコンピュータ
3とを接続する通信ネットワーク4とから構成されてい
る。特定利用者の情報機器2はシステムコンピュータ3
と直接接続されている。通信ネットワーク4はインター
ネットでもよい。このシステムコンピュータ3には、断
面性能計算及び平面フレーム解析をするためのシステム
が構築されている。
【0025】このシステムは、画面をみながら所定のデ
ータを入力することにより断面性能及び許容応力を求
め、次に荷重データを入力してプレキャストコンクリー
ト板の上端モーメント、下端モーメント、せん断力を算
出して表示するという、所謂、平面フレーム解析手法に
より算出して画面上に表示する。
ータを入力することにより断面性能及び許容応力を求
め、次に荷重データを入力してプレキャストコンクリー
ト板の上端モーメント、下端モーメント、せん断力を算
出して表示するという、所謂、平面フレーム解析手法に
より算出して画面上に表示する。
【0026】画面をみながら入力するデータは、スラブ
形状、トラス形状、コンクリート強度及び比重、トラス
位置、下端筋データ、計算時の係数及び支保工形状であ
る。
形状、トラス形状、コンクリート強度及び比重、トラス
位置、下端筋データ、計算時の係数及び支保工形状であ
る。
【0027】これらのデータが入力されると、トラス筋
1本当たりの断面性能、許容応力、荷重、プレキャスト
コンクリート板の上端モーメント及びせん断力を算出し
て、その結果を表示する。
1本当たりの断面性能、許容応力、荷重、プレキャスト
コンクリート板の上端モーメント及びせん断力を算出し
て、その結果を表示する。
【0028】以下、図面を参照して説明すると、利用者
は、情報機器1又は2の表示画面上に本プレキャストコ
ンクリート板仮設計算システムのホームページを開き、
まず、図2に示すようなデータ入力画面5を表示させ
る。
は、情報機器1又は2の表示画面上に本プレキャストコ
ンクリート板仮設計算システムのホームページを開き、
まず、図2に示すようなデータ入力画面5を表示させ
る。
【0029】データ入力画面5には入力データの大項目
としてスラブ形状データ、トラス形状データ、コンクリ
ート、トラス位置、下端筋種類、計算時係数、支保工形
状が表示されている。
としてスラブ形状データ、トラス形状データ、コンクリ
ート、トラス位置、下端筋種類、計算時係数、支保工形
状が表示されている。
【0030】スラブ形式に関する入力データの小項目と
しては、支点間距離(例えば6000mm)、スラブ厚
(例えば250mm)、プレキャストコンクリート板厚
(例えば70mm)、現場打ちコンクリート厚(例えば
180mm)を所定の表示位置に入力する。
しては、支点間距離(例えば6000mm)、スラブ厚
(例えば250mm)、プレキャストコンクリート板厚
(例えば70mm)、現場打ちコンクリート厚(例えば
180mm)を所定の表示位置に入力する。
【0031】トラス形状に関する入力データの小項目と
しては、トップ筋(上端筋)の直径(例えばD16)、
トラス筋の高さ(例えば120mm)、ラチス筋の直径
(例えば8mm)、トラス筋の配列間隔(ピッチ)(例
えば300mm)、ボトム筋(下端筋)の直径(例えば
D13)を所定の表示位置に入力する。
しては、トップ筋(上端筋)の直径(例えばD16)、
トラス筋の高さ(例えば120mm)、ラチス筋の直径
(例えば8mm)、トラス筋の配列間隔(ピッチ)(例
えば300mm)、ボトム筋(下端筋)の直径(例えば
D13)を所定の表示位置に入力する。
【0032】コンクリートに関する入力データの小項目
としては、プレキャストコンクリート板の比重(例えば
2.4t/cm3、プレキャストコンクリート板のFC
(例えば300kg/cm2)、脱型時の強度(例えば
130kg/cm2)を所定の表示位置に入力する。
としては、プレキャストコンクリート板の比重(例えば
2.4t/cm3、プレキャストコンクリート板のFC
(例えば300kg/cm2)、脱型時の強度(例えば
130kg/cm2)を所定の表示位置に入力する。
【0033】トラス筋の位置に関する入力データの小項
目としては、かぶりの厚さ(例えば5mm)を表示位置
に入力すると共に、トラス筋と下端筋の位置関係を示す
3個の選択図面6、7、8の中から選択ボタンを押すこ
とにより一つを選択する。本例では左端の図面6を選択
したことを示す。
目としては、かぶりの厚さ(例えば5mm)を表示位置
に入力すると共に、トラス筋と下端筋の位置関係を示す
3個の選択図面6、7、8の中から選択ボタンを押すこ
とにより一つを選択する。本例では左端の図面6を選択
したことを示す。
【0034】下端筋の種類に関する入力データの小項目
としては、トラス筋と同方向の下端の鉄筋の直径(例え
ばD10)及びピッチ(例えば200mm)を現在の設
定位置として入力する。変更する場合は「変更」ボタン
を押して変更する。また、トラス筋と直交方向の下端筋
の鉄筋の直径(例えばD10)を現在の設定位置として
入力する。変更する場合は「変更」ボタンを押して変更
する。
としては、トラス筋と同方向の下端の鉄筋の直径(例え
ばD10)及びピッチ(例えば200mm)を現在の設
定位置として入力する。変更する場合は「変更」ボタン
を押して変更する。また、トラス筋と直交方向の下端筋
の鉄筋の直径(例えばD10)を現在の設定位置として
入力する。変更する場合は「変更」ボタンを押して変更
する。
【0035】計算時係数の入力データの小項目として
は、現場打ちコンクリートを打設する時の衝撃係数(例
えば0.2)と、コンクリートひび割れ係数(建築)
(例えば1.8)を入力する。なお、コンクリートひび
割れ係数は(建築)か(土木)かのいずれかを選択す
る。
は、現場打ちコンクリートを打設する時の衝撃係数(例
えば0.2)と、コンクリートひび割れ係数(建築)
(例えば1.8)を入力する。なお、コンクリートひび
割れ係数は(建築)か(土木)かのいずれかを選択す
る。
【0036】支保工形状の入力は、9に示すように、
「1.支保工なし」、「2.支保工1列」、「3.支保工
2列」、「4.支保工3列」、「5.片持ち2列」、
「6.片持ち3列」の6個の形状の中からいずれか一つ
を選択ボタンで選択することにより実行される。本例で
は「3.支保工2列」の形状を選択したことを示す。支
保工の選択ボタンが押されると、画面にカイザー床板仮
設計算と表示し計算が開始される。
「1.支保工なし」、「2.支保工1列」、「3.支保工
2列」、「4.支保工3列」、「5.片持ち2列」、
「6.片持ち3列」の6個の形状の中からいずれか一つ
を選択ボタンで選択することにより実行される。本例で
は「3.支保工2列」の形状を選択したことを示す。支
保工の選択ボタンが押されると、画面にカイザー床板仮
設計算と表示し計算が開始される。
【0037】先ず、システムコンピュータ3は上記入力
データに基づき、図3に示すように、検討対象のプレキ
ャストコンクリート板の断面図及び各部寸法を表わす画
面10を表示する。
データに基づき、図3に示すように、検討対象のプレキ
ャストコンクリート板の断面図及び各部寸法を表わす画
面10を表示する。
【0038】次に、システムコンピュータ3はトラス筋
1本当たりの断面性能及び許容応力を算出し、図4に示
すような計算結果の一覧表11を画面に表示する。一覧
表に表示されるのは、断面2次モーメント、断面係数
(下側、上側)、プレキャストコンクリート板の許容ひ
び割れモーメント(脱型時、脱型時以外)、カイザート
ラス筋トップ筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント、
カイザートラス筋トップ筋の座屈を考慮した許容曲げモ
ーメント、プレキャストコンクリート板下端筋の降伏を
考慮した許容曲げモーメント、カイザートラス筋ラチス
筋の座屈時のせん断力である
1本当たりの断面性能及び許容応力を算出し、図4に示
すような計算結果の一覧表11を画面に表示する。一覧
表に表示されるのは、断面2次モーメント、断面係数
(下側、上側)、プレキャストコンクリート板の許容ひ
び割れモーメント(脱型時、脱型時以外)、カイザート
ラス筋トップ筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント、
カイザートラス筋トップ筋の座屈を考慮した許容曲げモ
ーメント、プレキャストコンクリート板下端筋の降伏を
考慮した許容曲げモーメント、カイザートラス筋ラチス
筋の座屈時のせん断力である
【0039】次に、システムコンピュータ3は、図5に
示すような荷重関係画面12を表示する。画面12に
は、支保工2列の形状を有する支保工により支持された
プレキャストコンクリート板の架構図13と応力図14
とが表示されると共に、荷重15として、作業荷重W
w、現場打ちコンクリート自重Wsc、衝撃荷重Ws
h、プレキャストコンクリート板自重Wsとそれらの荷
重の合計荷重W’が表示される。
示すような荷重関係画面12を表示する。画面12に
は、支保工2列の形状を有する支保工により支持された
プレキャストコンクリート板の架構図13と応力図14
とが表示されると共に、荷重15として、作業荷重W
w、現場打ちコンクリート自重Wsc、衝撃荷重Ws
h、プレキャストコンクリート板自重Wsとそれらの荷
重の合計荷重W’が表示される。
【0040】次に、システムコンピュータ3は、上記算
出したプレキャストコンクリート板の断面性能及び許容
応力と支保工の支持形式と、各種荷重とに基づき、架構
図13と応力図14とを用いた平面フレーム解析により
プレキャストコンクリート板の荷重時の安全性の検討を
行う。安全性の検討は、図6に示すように、「プレキャ
ストコンクリート板上端モーメントの検討」、「プレキ
ャストコンクリート板下端モーメントの検討」、「プレ
キャストコンクリート板せん断力の検討」である。
出したプレキャストコンクリート板の断面性能及び許容
応力と支保工の支持形式と、各種荷重とに基づき、架構
図13と応力図14とを用いた平面フレーム解析により
プレキャストコンクリート板の荷重時の安全性の検討を
行う。安全性の検討は、図6に示すように、「プレキャ
ストコンクリート板上端モーメントの検討」、「プレキ
ャストコンクリート板下端モーメントの検討」、「プレ
キャストコンクリート板せん断力の検討」である。
【0041】プレキャストコンクリート板の上端モーメ
ントの検討は、上端筋に掛かる曲げモーメントMx1と
上端筋の降伏を考慮した許容曲げモーメントM2’との
大小の比較により行われる。許容曲げモーメントM2’
が上端筋に掛かる曲げモーメントMx1より大きければ
大きい程上端筋の安全性は高いということができる。本
実施例では図6に示すように、 上端筋に掛かる曲げモーメントMx1/許容曲げモーメ
ントM2’=0.1731 となり上端筋の安全性は十分である(O.Kである)。
ントの検討は、上端筋に掛かる曲げモーメントMx1と
上端筋の降伏を考慮した許容曲げモーメントM2’との
大小の比較により行われる。許容曲げモーメントM2’
が上端筋に掛かる曲げモーメントMx1より大きければ
大きい程上端筋の安全性は高いということができる。本
実施例では図6に示すように、 上端筋に掛かる曲げモーメントMx1/許容曲げモーメ
ントM2’=0.1731 となり上端筋の安全性は十分である(O.Kである)。
【0042】プレキャストコンクリート板下端モーメン
トの検討は、下端筋に掛かる最大曲げモーメントMma
x(Mx2とMx3の内大きな方)を求め、最大曲げモ
ーメントMmaxとプレキャストコンクリート板の脱型
時以外における許容ひび割れモーメント(M1)、上端
筋の座屈を考慮した許容曲げモーメントM2、下端筋の
降伏を考慮した許容曲げモーメントM3をそれぞれ比較
することにより行う。
トの検討は、下端筋に掛かる最大曲げモーメントMma
x(Mx2とMx3の内大きな方)を求め、最大曲げモ
ーメントMmaxとプレキャストコンクリート板の脱型
時以外における許容ひび割れモーメント(M1)、上端
筋の座屈を考慮した許容曲げモーメントM2、下端筋の
降伏を考慮した許容曲げモーメントM3をそれぞれ比較
することにより行う。
【0043】いずれの場合も最大曲げモーメントMma
xの方が小さい時はO.Kである。例えば、本実施例で
は、最大曲げモーメントMmax=下端筋の降伏を考慮
した許容曲げモーメントMx3=0.0665(t・
m)となり、最大曲げモーメントMmax/プレキャス
トコンクリート板の脱型時以外における許容ひび割れモ
ーメントM1=0.3427、であるので、最大曲げモ
ーメントMmax/上端筋の座屈を考慮した許容曲げモ
ーメントM2=0.1298、Mmax/M3=0.0
871である。これは1.0より十分小さいから、プレ
キャストコンクリート板の脱型時以外における許容ひび
割れモーメントM1、上端筋の座屈を考慮した許容曲げ
モーメントM2、下端筋の降伏を考慮した許容曲げモー
メントM3のいずれに対しても安全性はO.Kであるこ
とが解る。
xの方が小さい時はO.Kである。例えば、本実施例で
は、最大曲げモーメントMmax=下端筋の降伏を考慮
した許容曲げモーメントMx3=0.0665(t・
m)となり、最大曲げモーメントMmax/プレキャス
トコンクリート板の脱型時以外における許容ひび割れモ
ーメントM1=0.3427、であるので、最大曲げモ
ーメントMmax/上端筋の座屈を考慮した許容曲げモ
ーメントM2=0.1298、Mmax/M3=0.0
871である。これは1.0より十分小さいから、プレ
キャストコンクリート板の脱型時以外における許容ひび
割れモーメントM1、上端筋の座屈を考慮した許容曲げ
モーメントM2、下端筋の降伏を考慮した許容曲げモー
メントM3のいずれに対しても安全性はO.Kであるこ
とが解る。
【0044】プレキャストコンクリート板のせん断力の
検討は、最大せん断力Qmaxとラチス筋の座屈時のせ
ん断力Q1との比較により行う。本実施例では、最大せ
ん断力Qmax/ラチス筋の座屈時のせん断力Q1=
0.2107、である。これは1.0より十分小さいか
ら、せん断力に対しても安全性はO.Kであることが解
る。
検討は、最大せん断力Qmaxとラチス筋の座屈時のせ
ん断力Q1との比較により行う。本実施例では、最大せ
ん断力Qmax/ラチス筋の座屈時のせん断力Q1=
0.2107、である。これは1.0より十分小さいか
ら、せん断力に対しても安全性はO.Kであることが解
る。
【0045】上記安全性の検討の結果、支保工の支持形
式として選択した支保工2列は妥当であることが証明さ
れた。従って、利用者のパソコン1又は2には図6に示
すような検討結果を示す画面16が表示される。
式として選択した支保工2列は妥当であることが証明さ
れた。従って、利用者のパソコン1又は2には図6に示
すような検討結果を示す画面16が表示される。
【0046】上記実施例は通常のプレキャストコンクリ
ート板について解析したが、これに限定するものではな
く、トラス筋付きハーフプレキャストコンクリート板、
ボイド型枠を有するプレキャストコンクリート板、段差
があるプレキャストコンクリート板にも適用できる。
ート板について解析したが、これに限定するものではな
く、トラス筋付きハーフプレキャストコンクリート板、
ボイド型枠を有するプレキャストコンクリート板、段差
があるプレキャストコンクリート板にも適用できる。
【0047】次に、本発明に係る第2の実施形態のプレ
キャストコンクリート板仮設計算システムについて、図
面を参照して説明する。
キャストコンクリート板仮設計算システムについて、図
面を参照して説明する。
【0048】第2の実施形態のプレキャストコンクリー
ト板仮設計算システムは、基本的なプレキャストコンク
リート板仮設計算の手法は、上記の第1の実施形態と同
様であるが、その基本となるデータを入力する画面等に
改良を加えた構成になっている。その構成は、画面表示
に従って所望の項目の選択及び所望のデータを入力する
等して半自動的に仮設計算できる構成になっている。
ト板仮設計算システムは、基本的なプレキャストコンク
リート板仮設計算の手法は、上記の第1の実施形態と同
様であるが、その基本となるデータを入力する画面等に
改良を加えた構成になっている。その構成は、画面表示
に従って所望の項目の選択及び所望のデータを入力する
等して半自動的に仮設計算できる構成になっている。
【0049】先ず、プレキャストコンクリート板仮設計
算をする際に、必要とする基本的な要素に分別し、各々
の要素を画面上でクリックすることにより表示でき且つ
選択及び入力できる構成になっている。
算をする際に、必要とする基本的な要素に分別し、各々
の要素を画面上でクリックすることにより表示でき且つ
選択及び入力できる構成になっている。
【0050】それは、図7に示すように、基本的な要素
として、「基本データ」、「スラブデータ」、「トラス
筋データ」、「コンクリートデータ」、「配筋デー
タ」、「荷重関連データ」である。
として、「基本データ」、「スラブデータ」、「トラス
筋データ」、「コンクリートデータ」、「配筋デー
タ」、「荷重関連データ」である。
【0051】「基本データ」の画面は、図1に示すよう
に、画面上部位置に「物件名」21、次の段に「対象部
材」22、次の段に「段差」23、次の段に「導入プレ
ストレス力」24が表示され、右側に、段差を選択した
ときに、プレキャストコンクリート板のどの位置に段差
が生じるかを視認できるように複数種類、実施例の場合
には3種類の段差形態25a、25b、25cが表示さ
れる。そして、下部位置に「データジェネレート」2
6、「計算」27、「照査」28、「閉じる」29のク
リックキーを備えた構成になっている。
に、画面上部位置に「物件名」21、次の段に「対象部
材」22、次の段に「段差」23、次の段に「導入プレ
ストレス力」24が表示され、右側に、段差を選択した
ときに、プレキャストコンクリート板のどの位置に段差
が生じるかを視認できるように複数種類、実施例の場合
には3種類の段差形態25a、25b、25cが表示さ
れる。そして、下部位置に「データジェネレート」2
6、「計算」27、「照査」28、「閉じる」29のク
リックキーを備えた構成になっている。
【0052】「物件名」21には、プレキャストコンク
リート板を用いた建築現場の名称が表示され、実施例の
場合には「(仮称)○○○○○○○○新築工事」のよう
に表示される。
リート板を用いた建築現場の名称が表示され、実施例の
場合には「(仮称)○○○○○○○○新築工事」のよう
に表示される。
【0053】「対象部材」22は、対象とする部材の種
類が表示され、表示されている項目から適宜選択する構
成になっている。その項目は、PCaスラブ、PCaボ
イドスラブ、PCaロングスパンボイドスラブ、PCa
PCFである。
類が表示され、表示されている項目から適宜選択する構
成になっている。その項目は、PCaスラブ、PCaボ
イドスラブ、PCaロングスパンボイドスラブ、PCa
PCFである。
【0054】PCaスラブは鉄筋コンクリート製の床で
あり、PCaボイドスラブは鉄筋コンクリートの中を空
中状態にした鉄筋コンクリート製の床である。
あり、PCaボイドスラブは鉄筋コンクリートの中を空
中状態にした鉄筋コンクリート製の床である。
【0055】「段差」23は、段差を考慮するか否かを
選択し、段差を考慮するには段差位置データを指定し、
段差長さを指定する。実施例では、段差位置が5000
mm、段差長さが2000mmであり、これは段差形態
25a、25b、25cを参照して長さの特定及び種類
を選定する。
選択し、段差を考慮するには段差位置データを指定し、
段差長さを指定する。実施例では、段差位置が5000
mm、段差長さが2000mmであり、これは段差形態
25a、25b、25cを参照して長さの特定及び種類
を選定する。
【0056】「導入プレストレス力」24は、実施例に
おいて4N/mm2に設定されている。
おいて4N/mm2に設定されている。
【0057】「スラブデータ」を選択すると、図8に示
すように、「内法スパン」30、「板幅」31、「スラ
ブ厚」32、「スラブ厚(段差部)」33、「PCa板
厚」34が表示され、その次に「ボイド寸法」35が画
面表示される。実施例において、「スラブデータ」で指
定されたデータは、内法スパン:7000mm、板幅:
2350mm、スラブ厚:280mm、PCa板厚:7
0mm、上部シェル厚:80mm、段差部スラブ厚:1
70mmである。
すように、「内法スパン」30、「板幅」31、「スラ
ブ厚」32、「スラブ厚(段差部)」33、「PCa板
厚」34が表示され、その次に「ボイド寸法」35が画
面表示される。実施例において、「スラブデータ」で指
定されたデータは、内法スパン:7000mm、板幅:
2350mm、スラブ厚:280mm、PCa板厚:7
0mm、上部シェル厚:80mm、段差部スラブ厚:1
70mmである。
【0058】「トラス筋データ」を選択すると、図9に
示すように、トラス種類36、トップ筋径37、ラチス
筋径38、ボトム筋径39、サブトップ筋径40、段差
部トップ筋径41、段差部ラチス筋径42、段差部ボト
ム筋径43、段差部サブトップ筋径44、トラス高さ4
5、トラスピッチ45aが画面上に表示される。トラス
種類36はシングルトップ筋とダブルトップ筋の何れか
を選択する。トラス高さ45は計算種類として数値入力
か自動計算の何れかを選択すると共に、上端筋径、トラ
ス高さ、段差部トラス高さを入力する。
示すように、トラス種類36、トップ筋径37、ラチス
筋径38、ボトム筋径39、サブトップ筋径40、段差
部トップ筋径41、段差部ラチス筋径42、段差部ボト
ム筋径43、段差部サブトップ筋径44、トラス高さ4
5、トラスピッチ45aが画面上に表示される。トラス
種類36はシングルトップ筋とダブルトップ筋の何れか
を選択する。トラス高さ45は計算種類として数値入力
か自動計算の何れかを選択すると共に、上端筋径、トラ
ス高さ、段差部トラス高さを入力する。
【0059】実施例において、「トラス筋データ」で指
定されたデータは、トップ筋径:13φ、ラチス筋径:
6φ、ボトム筋径:6φ、トラス筋高さ:185mm、
トラスピッチ:550mm、段差部トップ筋:16φ、
段差部ラチス筋:6φ、段差部ボトム筋:6φ、段差部
トラス高さ:75mmである。
定されたデータは、トップ筋径:13φ、ラチス筋径:
6φ、ボトム筋径:6φ、トラス筋高さ:185mm、
トラスピッチ:550mm、段差部トップ筋:16φ、
段差部ラチス筋:6φ、段差部ボトム筋:6φ、段差部
トラス高さ:75mmである。
【0060】「コンクリートデータ」を選択すると、図
10に示すように、PCa板設計基準強度46、PCa
板脱型時強度47、PCa板比重48、現場打ちコンク
リート比重49が表示される。実施例において、「コン
クリートデータ」で指定されたデータは、PCa板設計
基準強度(Fc):35N/mm2、PCa板脱型時強
度(Fcd):13N/mm3、PCa板比重:24N/
m3、現場打ちコンクリート比重:24N/m3であ
る。
10に示すように、PCa板設計基準強度46、PCa
板脱型時強度47、PCa板比重48、現場打ちコンク
リート比重49が表示される。実施例において、「コン
クリートデータ」で指定されたデータは、PCa板設計
基準強度(Fc):35N/mm2、PCa板脱型時強
度(Fcd):13N/mm3、PCa板比重:24N/
m3、現場打ちコンクリート比重:24N/m3であ
る。
【0061】「配筋データ」を選択すると、図11に示
すように、設計かぶり厚さ50、主筋とトラス筋の位置
関係51、主筋データ52、トラス筋1本のボイド板の
断面図53が画面表示される。設計かぶり厚さ50は、
上端と下端のデータが表示される。主筋とトラス筋の位
置関係は、上乗せ・主筋上、組み込み、上乗せ・主筋
下、の何れかを選択する。主筋データ52は、トラス平
行方向曲げ補強筋(主筋)径、主筋ピッチ、主筋の組合
せ、トラス直行方向曲げ補強配筋(配力筋)径からな
る。実施例において、「配筋データ」で指定されたデー
タは、下端筋設計かぶり厚さ:25mm、トラス筋の位
置:上乗せ・主筋上、トラス平行方向鉄筋径:D13、
トラス平行方向鉄筋ピッチ:150mm、トラス直行方
向鉄筋径:D10、である。
すように、設計かぶり厚さ50、主筋とトラス筋の位置
関係51、主筋データ52、トラス筋1本のボイド板の
断面図53が画面表示される。設計かぶり厚さ50は、
上端と下端のデータが表示される。主筋とトラス筋の位
置関係は、上乗せ・主筋上、組み込み、上乗せ・主筋
下、の何れかを選択する。主筋データ52は、トラス平
行方向曲げ補強筋(主筋)径、主筋ピッチ、主筋の組合
せ、トラス直行方向曲げ補強配筋(配力筋)径からな
る。実施例において、「配筋データ」で指定されたデー
タは、下端筋設計かぶり厚さ:25mm、トラス筋の位
置:上乗せ・主筋上、トラス平行方向鉄筋径:D13、
トラス平行方向鉄筋ピッチ:150mm、トラス直行方
向鉄筋径:D10、である。
【0062】「荷重関連データ」を選択すると、図12
に示すように、剥離力54、衝撃係数(打設/建起)5
5、作業荷重56、建物高さ57、コンクリート打設高
さ58、建物高さ57、コンクリート打設高さ58、セ
バピッチ(水平)59、セバピッチ(鉛直)60、寸法
パラメータ61、荷重検討種別62、現場打ちコンクリ
ートの表示63、セパレータ許容耐力64、ジョイント
許容耐力65、コンクリートひび割れ計算66、サポー
トピッチ67が表示される。コンクリートひび割れ計算
66は、建築基準、土木基準の何れかを選択すると共
に、コンクリートひび割れ係数を表示する。サポートピ
ッチ67は、サポートピッチ検討ありを選択し、サポー
ト許容圧縮力を表示する。実施例において、「荷重デー
タ」で指定されるデータは、剥離力:1.7kN/cm
2、衝撃係数:0.5、作業荷重:1.5kN/m3、コ
ンクリートひび割れ係数:0.56、ボイド型枠欠損
率:25%、である。
に示すように、剥離力54、衝撃係数(打設/建起)5
5、作業荷重56、建物高さ57、コンクリート打設高
さ58、建物高さ57、コンクリート打設高さ58、セ
バピッチ(水平)59、セバピッチ(鉛直)60、寸法
パラメータ61、荷重検討種別62、現場打ちコンクリ
ートの表示63、セパレータ許容耐力64、ジョイント
許容耐力65、コンクリートひび割れ計算66、サポー
トピッチ67が表示される。コンクリートひび割れ計算
66は、建築基準、土木基準の何れかを選択すると共
に、コンクリートひび割れ係数を表示する。サポートピ
ッチ67は、サポートピッチ検討ありを選択し、サポー
ト許容圧縮力を表示する。実施例において、「荷重デー
タ」で指定されるデータは、剥離力:1.7kN/cm
2、衝撃係数:0.5、作業荷重:1.5kN/m3、コ
ンクリートひび割れ係数:0.56、ボイド型枠欠損
率:25%、である。
【0063】このようにして、各要素において所望の項
目を選択し、所望のデータを選択或いは入力することに
より、トラス筋1本あたりのボイド板の断面性能を計算
する。
目を選択し、所望のデータを選択或いは入力することに
より、トラス筋1本あたりのボイド板の断面性能を計算
する。
【0064】この断面性能を計算するためには、上記各
要素の表示画面で入力或いは選択したデータが、図13
に示すように、検討対象のプレキャストコンクリート板
の断面図及び各寸法を表す図面を表示する。この画面表
示を見て、各部署の寸法の整合性等の確認を行なう。
要素の表示画面で入力或いは選択したデータが、図13
に示すように、検討対象のプレキャストコンクリート板
の断面図及び各寸法を表す図面を表示する。この画面表
示を見て、各部署の寸法の整合性等の確認を行なう。
【0065】トラス筋1本あたりのボイド板の許容応力
の算定は、(1)ボイド板下端の許容曲げひび割れモー
メント、(2)トラストップ筋の降伏を考慮した許容曲
げモーメント、(3)トラストップ筋の座屈を考慮した
許容曲げモーメント、(4)ボイド板下端筋の降伏を考
慮した許容曲げモーメント、(5)トラスラチス筋の座
屈時のせん断力の順に算出する。
の算定は、(1)ボイド板下端の許容曲げひび割れモー
メント、(2)トラストップ筋の降伏を考慮した許容曲
げモーメント、(3)トラストップ筋の座屈を考慮した
許容曲げモーメント、(4)ボイド板下端筋の降伏を考
慮した許容曲げモーメント、(5)トラスラチス筋の座
屈時のせん断力の順に算出する。
【0066】(1)ボイド板下端の許容曲げひび割れモ
ーメントは、一般部の脱型時には、M1D=0.56×
√FCD×Zt=2.19kN・mとして計算される。
打設時には、M1=0.56×√Fc×Zt=3.59
kN・mとして計算される。
ーメントは、一般部の脱型時には、M1D=0.56×
√FCD×Zt=2.19kN・mとして計算される。
打設時には、M1=0.56×√Fc×Zt=3.59
kN・mとして計算される。
【0067】段差部の脱型時には、DM1D=0.56
×√FCD×DZt=0.96kN・mとして計算され
る。打設時には、DM1=0.56×√Fc×DZt=
1.58kN・mとして計算される。
×√FCD×DZt=0.96kN・mとして計算され
る。打設時には、DM1=0.56×√Fc×DZt=
1.58kN・mとして計算される。
【0068】(2)トラストップ筋の降伏を考慮した許
容曲げモーメントは、一般部においては、M2'=1/
1.5×Zc×σ'×1/n=6.71kN・mとして
計算される。段差部は、DM2'=1/1.5×DZc
×σ'×1/n=7.17kN・mここで、σ'はトップ
筋の短期許容引張応力度であり、実施例において295
N/mm2である。
容曲げモーメントは、一般部においては、M2'=1/
1.5×Zc×σ'×1/n=6.71kN・mとして
計算される。段差部は、DM2'=1/1.5×DZc
×σ'×1/n=7.17kN・mここで、σ'はトップ
筋の短期許容引張応力度であり、実施例において295
N/mm2である。
【0069】(3)トラストップ筋の座屈を考慮した許
容曲げモーメントは、一般部では、M2=ac×σ'y
1×d2=5.38kN・mである。段差部は、DM2
=ac×σ'y1×Dd2=2.38kN・mである。
ここで、細長比;λ1=61.5<107トップ筋の座
屈応力度;σ'y1=300−1.12λ1=231N
/mm2である。
容曲げモーメントは、一般部では、M2=ac×σ'y
1×d2=5.38kN・mである。段差部は、DM2
=ac×σ'y1×Dd2=2.38kN・mである。
ここで、細長比;λ1=61.5<107トップ筋の座
屈応力度;σ'y1=300−1.12λ1=231N
/mm2である。
【0070】(4)ボイド板下端筋の降伏を考慮した許
容曲げモーメントは、一般部において、M3=1/1.
5×(a1×ft1×d1+as×ft2×d2)=1
5.2kN・mである。段差部は、DM3=1/1.5
×(a1×ft1×Dd1+Das×ft2×Dd2)
=5.53kN・mである。ft1、ft2;ボイド板
内下端筋の短期許容引張応力度(295N/mm2)
容曲げモーメントは、一般部において、M3=1/1.
5×(a1×ft1×d1+as×ft2×d2)=1
5.2kN・mである。段差部は、DM3=1/1.5
×(a1×ft1×Dd1+Das×ft2×Dd2)
=5.53kN・mである。ft1、ft2;ボイド板
内下端筋の短期許容引張応力度(295N/mm2)
【0071】(5)トラスラチス筋の座屈時のせん断力
は、一般部においては、Q1=2/1.5×σ'y2×
sinθ×sinα=7.65kNである。 ラチス筋座屈長さ;173.4mm 細長比;λ2=80.9<107 ラチス筋の座屈応力度;σ'y2=350−1.41λ
2=236N/mm2 sinθ=0.88 sinα=0.98 段差部においては、DQ1=2/1.5×Dσ'y2×
Dsinθ×Dsinα=6.13kN ラチス筋座屈長さ;65.1mm 細長比;Dλ2=30.4<107 ラチス筋の座屈応力度;Dσ'y2=350−1.41
Dλ2=307N/mm 2 Dsinθ=0.60 Dsinα=0.88
は、一般部においては、Q1=2/1.5×σ'y2×
sinθ×sinα=7.65kNである。 ラチス筋座屈長さ;173.4mm 細長比;λ2=80.9<107 ラチス筋の座屈応力度;σ'y2=350−1.41λ
2=236N/mm2 sinθ=0.88 sinα=0.98 段差部においては、DQ1=2/1.5×Dσ'y2×
Dsinθ×Dsinα=6.13kN ラチス筋座屈長さ;65.1mm 細長比;Dλ2=30.4<107 ラチス筋の座屈応力度;Dσ'y2=350−1.41
Dλ2=307N/mm 2 Dsinθ=0.60 Dsinα=0.88
【0072】トラス筋1本当たりの設計用荷重は、脱型
時においては、剥離力(1.7×0.55=0.94k
N/m)と板自重(24×70×103×0.55=
0.92kN/m)を加えた値1.86kN/mであ
る。
時においては、剥離力(1.7×0.55=0.94k
N/m)と板自重(24×70×103×0.55=
0.92kN/m)を加えた値1.86kN/mであ
る。
【0073】現場打ちコンクリート打設時における一般
部では、現場打ちコンクリート平均厚さは、 tm=(550×1350×210−400×1200
×120)/(550×1350)×1.25=166
mm である。作業荷重は、1.5×0.55=0.83kN
/mである。現場打ちコンクリート自重は、 24×166/103×0.55=2.19kN/m である。衝撃荷重は、 2.19×0.5=1.09kN/m である。板自重は、24×70×103×0.55=
0.92kN/mである。これらを加えると、5.03
kN/mとなる。
部では、現場打ちコンクリート平均厚さは、 tm=(550×1350×210−400×1200
×120)/(550×1350)×1.25=166
mm である。作業荷重は、1.5×0.55=0.83kN
/mである。現場打ちコンクリート自重は、 24×166/103×0.55=2.19kN/m である。衝撃荷重は、 2.19×0.5=1.09kN/m である。板自重は、24×70×103×0.55=
0.92kN/mである。これらを加えると、5.03
kN/mとなる。
【0074】現場打ちコンクリート打設時における段差
部は、作業荷重は、1.5×0.55=0.83kN/
mである。現場打ちコンクリート自重は、 24×100/103×0.55=1.32kN/m である。衝撃荷重は、 1.32×0.5=0.66kN/m である。板自重は、24×70×103×0.55=
0.92kN/mである。これらを加えると、3.73
kN/mとなる。
部は、作業荷重は、1.5×0.55=0.83kN/
mである。現場打ちコンクリート自重は、 24×100/103×0.55=1.32kN/m である。衝撃荷重は、 1.32×0.5=0.66kN/m である。板自重は、24×70×103×0.55=
0.92kN/mである。これらを加えると、3.73
kN/mとなる。
【0075】次に、トラスト筋1本当たりの設計応力
を、脱型時と現場打ちコンクリート打設時において、ト
ラス筋の各部署における許容曲げモーメント及びせん断
力を一覧表示する。
を、脱型時と現場打ちコンクリート打設時において、ト
ラス筋の各部署における許容曲げモーメント及びせん断
力を一覧表示する。
【0076】脱型時においては、図14に示すように、
全長L=70000mm、第1の部位長さa=1700
mm、中間位置で段差部を含む第2の部位長さc=36
00mm、段差部の第3の部位長さb=1700mmと
した場合に、第1及び第2の部位a、cの接続位置の許
容曲げモーメントMaは2.69kN・m、せん断力Q
aは3.16kN・m、支保工圧Raは6.51kNで
ある。第2の部位cの許容曲げモーメントMcは2.6
9kN、せん断力Qbは3.35kN、Qcは3.35
kNである。第2及び第3の部位c、bの接続位置の許
容曲げモーメントMbは2.69kN、せん断力Qdは
3.16kN、支保工圧Rbは6.51kNである。
全長L=70000mm、第1の部位長さa=1700
mm、中間位置で段差部を含む第2の部位長さc=36
00mm、段差部の第3の部位長さb=1700mmと
した場合に、第1及び第2の部位a、cの接続位置の許
容曲げモーメントMaは2.69kN・m、せん断力Q
aは3.16kN・m、支保工圧Raは6.51kNで
ある。第2の部位cの許容曲げモーメントMcは2.6
9kN、せん断力Qbは3.35kN、Qcは3.35
kNである。第2及び第3の部位c、bの接続位置の許
容曲げモーメントMbは2.69kN、せん断力Qdは
3.16kN、支保工圧Rbは6.51kNである。
【0077】現場打ちコンクリート打設時においては、
図15に示すように、全長L=70000mm、第1の
部位長さa=1700mm、中間位置で段差部を含む第
2の部位長さc=3600mm、段差部の第3の部位長
さb=1700mmとした場合に、第1の部位aの端部
の支保工圧Raは4.14kN、せん断力Qaは4.1
4kNである。第1の部位aの許容曲げモーメントMa
は1.71kN・mである。第1及び第2の部位a、c
の接続位置の許容曲げモーメントMdは3.05kN・
m、せん断力Qbは6.93kN・m、Qcは6.82
kN・m、支保工圧Rbは13.7kNである。第2の
部位cの許容曲げモーメントMcは1.59kNであ
る。第2及び第3の部位c、bの接続位置の許容曲げモ
ーメントMeは0.93kN・m、せん断力Qdは5.
99kN、Qeは5.15kN、支保工圧Rcは11.
1kNである。第3の部位bの許容曲げモーメントMc
は1.59kN・mであり、その端部における支保工圧
Rdは3.06kN、せん断力Qfは3.06kNであ
る。
図15に示すように、全長L=70000mm、第1の
部位長さa=1700mm、中間位置で段差部を含む第
2の部位長さc=3600mm、段差部の第3の部位長
さb=1700mmとした場合に、第1の部位aの端部
の支保工圧Raは4.14kN、せん断力Qaは4.1
4kNである。第1の部位aの許容曲げモーメントMa
は1.71kN・mである。第1及び第2の部位a、c
の接続位置の許容曲げモーメントMdは3.05kN・
m、せん断力Qbは6.93kN・m、Qcは6.82
kN・m、支保工圧Rbは13.7kNである。第2の
部位cの許容曲げモーメントMcは1.59kNであ
る。第2及び第3の部位c、bの接続位置の許容曲げモ
ーメントMeは0.93kN・m、せん断力Qdは5.
99kN、Qeは5.15kN、支保工圧Rcは11.
1kNである。第3の部位bの許容曲げモーメントMc
は1.59kN・mであり、その端部における支保工圧
Rdは3.06kN、せん断力Qfは3.06kNであ
る。
【0078】このようにして、ボイド板の各部署におけ
る許容曲げモーメント及びせん断力、支保工圧を一覧表
示すると共に、各要素毎の検討を行なう。各要素の検討
において、数値が1.0より十分に小さな値になれば各
応力に対する数値は満足するものと判定する。
る許容曲げモーメント及びせん断力、支保工圧を一覧表
示すると共に、各要素毎の検討を行なう。各要素の検討
において、数値が1.0より十分に小さな値になれば各
応力に対する数値は満足するものと判定する。
【0079】脱型時における要素の検討は、
ボイド板下端の曲げひび割れの検討は、一般部におい
て、Mc/M1D=0.33/2.19=0.07であ
るからOKである。段差部においては、Mc/DM1D
=0.33/0.96=0.34であるので、これもO
Kである。 トラストップ筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部ではMa/M2'=3.16/6.71=
0.47であるからOKである。段差部においては、M
a/DM2'=3.16/7.17=0.44であるの
で、これもOKである。 トラストップ筋の座屈を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部では、Mc/M2=0.33/5.38=
0.06であるのでOKである。段差部では、Mc/D
M2=0.33/2.01=0.16であるので、これ
もOKである。 ボイド板下端筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部では、Mc/M3=0.33/1.52=
0.02であるのでOKである。段差部は、Mc/DM
3=0.33/5.53=0.06であるので、これも
OKである。 トラスラチス筋の座屈時のせん断力は、一般部では、
Qb/Q1=3.35/7.65=0.44であるので
OKである。段差部は、Qb/DQ1=3.35/6.
13=0.55であるので、これもOKである。
て、Mc/M1D=0.33/2.19=0.07であ
るからOKである。段差部においては、Mc/DM1D
=0.33/0.96=0.34であるので、これもO
Kである。 トラストップ筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部ではMa/M2'=3.16/6.71=
0.47であるからOKである。段差部においては、M
a/DM2'=3.16/7.17=0.44であるの
で、これもOKである。 トラストップ筋の座屈を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部では、Mc/M2=0.33/5.38=
0.06であるのでOKである。段差部では、Mc/D
M2=0.33/2.01=0.16であるので、これ
もOKである。 ボイド板下端筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部では、Mc/M3=0.33/1.52=
0.02であるのでOKである。段差部は、Mc/DM
3=0.33/5.53=0.06であるので、これも
OKである。 トラスラチス筋の座屈時のせん断力は、一般部では、
Qb/Q1=3.35/7.65=0.44であるので
OKである。段差部は、Qb/DQ1=3.35/6.
13=0.55であるので、これもOKである。
【0080】次に、現場打ちコンクリート打設時におけ
る要素の検討は、 ボイド板下端の曲げひび割れの検討は、一般部におい
て、Ma/M1=1.71/3.59=0.48となり
OKである。段差部においては、Me/DM1=0.9
3/1.58=0.59であるので、これもOKであ
る。 トラストップ筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部ではMb/M2'=3.05/6.71=
0.45であるからOKである。段差部においては、M
d/DM2'=2.29/7.17=0.32であるの
で、これもOKである。 トラストップ筋の座屈を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部では、Ma/M2=1.71/5.38=
0.32であるのでOKである。段差部では、Me/D
M2=0.93/2.01=0.46であるので、これ
もOKである。 板下端筋の降伏を考慮した許容曲げモーメントは、一
般部では、Ma/M3=1.71/15.2=0.11
であるのでOKである。段差部は、Me/DM3=0.
93/5.53=0.17であるので、これもOKであ
る。 トラスラチス筋の座屈時のせん断力は、一般部では、
Qb/Q1=6.93/7.65=0.91であるので
OKである。段差部は、Qe/DQ1=5.15/6.
13=0.84であるので、これもOKである。
る要素の検討は、 ボイド板下端の曲げひび割れの検討は、一般部におい
て、Ma/M1=1.71/3.59=0.48となり
OKである。段差部においては、Me/DM1=0.9
3/1.58=0.59であるので、これもOKであ
る。 トラストップ筋の降伏を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部ではMb/M2'=3.05/6.71=
0.45であるからOKである。段差部においては、M
d/DM2'=2.29/7.17=0.32であるの
で、これもOKである。 トラストップ筋の座屈を考慮した許容曲げモーメント
は、一般部では、Ma/M2=1.71/5.38=
0.32であるのでOKである。段差部では、Me/D
M2=0.93/2.01=0.46であるので、これ
もOKである。 板下端筋の降伏を考慮した許容曲げモーメントは、一
般部では、Ma/M3=1.71/15.2=0.11
であるのでOKである。段差部は、Me/DM3=0.
93/5.53=0.17であるので、これもOKであ
る。 トラスラチス筋の座屈時のせん断力は、一般部では、
Qb/Q1=6.93/7.65=0.91であるので
OKである。段差部は、Qe/DQ1=5.15/6.
13=0.84であるので、これもOKである。
【0081】このようにして一覧表示されたデータを検
討すれば、現場打ちコンクリート打設時の支保工は2列
以上とすることが解る。
討すれば、現場打ちコンクリート打設時の支保工は2列
以上とすることが解る。
【0082】サポートピッチの算出は、サポート許容圧
縮耐力が15.0kN、トラス筋1本当たりの支保工最
大反力が13.7kNのときにPitは15.0/1
3.7×550で602となり、これは600にできる
ことから、サポートピッチは600mm以下とすること
が容易に解る。
縮耐力が15.0kN、トラス筋1本当たりの支保工最
大反力が13.7kNのときにPitは15.0/1
3.7×550で602となり、これは600にできる
ことから、サポートピッチは600mm以下とすること
が容易に解る。
【0083】
【発明の効果】上記説明したように、本発明に係るプレ
キャストコンクリート板仮設計算システムは、利用者が
安全性の検討対象とするいかなるプレキャストコンクリ
ート板についても、その脱型、仮置き、運搬、架設及び
現場打ちコンクリート打設をするそれぞれの時にかかる
荷重条件と支持条件とに対する安全性をコンピュータを
用いて自動的に検討することができるから、プレキャス
トコンクリート板の設計に大幅な省力化をもたらす。
キャストコンクリート板仮設計算システムは、利用者が
安全性の検討対象とするいかなるプレキャストコンクリ
ート板についても、その脱型、仮置き、運搬、架設及び
現場打ちコンクリート打設をするそれぞれの時にかかる
荷重条件と支持条件とに対する安全性をコンピュータを
用いて自動的に検討することができるから、プレキャス
トコンクリート板の設計に大幅な省力化をもたらす。
【0084】また、プレキャストコンクリート板の支持
形式に対する設計用応力の算出には、多様な荷重条件と
多様な支持条件に対応するとができ、かつ、正確な検討
結果が得られるから設計の質の向上を図ることができる
という効果がある。
形式に対する設計用応力の算出には、多様な荷重条件と
多様な支持条件に対応するとができ、かつ、正確な検討
結果が得られるから設計の質の向上を図ることができる
という効果がある。
【図1】本発明に係るプレキャストコンクリート板仮設
計算システムの一実施例の構成図である。
計算システムの一実施例の構成図である。
【図2】同実施例におけるパソコンからの入力用表示画
面を示す説明図である。
面を示す説明図である。
【図3】同実施例における入力データの表示画面を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】同実施例における断面性能及び許容応力の算出
結果を示す表示画面の説明図である。
結果を示す表示画面の説明図である。
【図5】同実施例における荷重条件を示す表示画面の説
明図である。
明図である。
【図6】同実施例における安全性の検討結果の表示画面
の説明図である。
の説明図である。
【図7】本願発明に係る第2の実施形態のプレキャスト
コンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち「基
本データ」の画面である。
コンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち「基
本データ」の画面である。
【図8】本願発明に係る第2の実施形態のプレキャスト
コンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち「ス
ラブデータ」の画面である。
コンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち「ス
ラブデータ」の画面である。
【図9】本願発明に係る第2の実施形態のプレキャスト
コンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち「ト
ラス筋データ」の画面である。
コンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち「ト
ラス筋データ」の画面である。
【図10】本願発明に係る第2の実施形態のプレキャス
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち
「コンクリートデータ」の画面である。
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち
「コンクリートデータ」の画面である。
【図11】本願発明に係る第2の実施形態のプレキャス
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち
「配筋データ」の画面である。
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち
「配筋データ」の画面である。
【図12】本願発明に係る第2の実施形態のプレキャス
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち
「荷重関連データ」の画面である。
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち
「荷重関連データ」の画面である。
【図13】本願発明に係る第2の実施形態のプレキャス
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうちボ
イド板の断面性能を示す画面である。
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうちボ
イド板の断面性能を示す画面である。
【図14】本願発明に係る第2の実施形態のプレキャス
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち脱
型時における設計応力の画面である。
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち脱
型時における設計応力の画面である。
【図15】本願発明に係る第2の実施形態のプレキャス
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち現
場打ちコンクリート打設時における設計応力の画面であ
る。
トコンクリート板仮設計算システムの表示画面のうち現
場打ちコンクリート打設時における設計応力の画面であ
る。
1、2:パソコン、3:システムコンピュータ、4:通
信ネットワーク(インターネット)、5:データ入力用
表示画面、6〜8:トラス位置選択図、9:支保工形状
選択図、10:入力データ表示画面、11:断面性能及
び許容応力算出結果の表示画面、12:荷重条件表示画
面、13:架構図、14:応力図、15:荷重表、1
6:安全性検討結果を示す表示画面、21;物件名、2
2;対象部材、23;段差、24;導入プレストレス
力、25a;段差形態、25b;段差形態、25c;段
差形態、26;「データジェネレート」キー、27;
「計算」キー、28;「照査」キー、29;「閉じる」
キー、30;内法スパン、31;板幅、32;スラブ
厚、33;スラブ厚(段差部)、34;PCa板厚、3
5;ボイド寸法、36;トラス種類、37;トップ筋
径、38;ラチス筋径、39;ボトム筋径、40;サブ
トップ筋径、41;段差部トップ筋径、42;段差部ラ
チス筋径、43;段差部ボトム筋径、44;段差部サブ
トップ筋径、45;トラス高さ、45a;トラスピッ
チ、46;PCa板設計基準強度、47;PCa板脱型
時強度、48;PCa板比重、49;現場打ちコンクリ
ート比重、50;設計かぶり厚さ、51;主筋とトラス
筋の位置関係、52;主筋データ、53;断面図、5
4;剥離力、55;衝撃係数、56;作業荷重、57;
建物高さ、58;コンクリート打設高さ、59;セバピ
ッチ(水平)、60;セバピッチ(鉛直)、61;寸法
パラメータ、62;荷重検討種別、63;支保工支持断
面図、64;セパレータ許容耐力、65;ジョイント許
容耐力、66;コンクリートひび割れ計算、67;サポ
ートピッチ、68;。
信ネットワーク(インターネット)、5:データ入力用
表示画面、6〜8:トラス位置選択図、9:支保工形状
選択図、10:入力データ表示画面、11:断面性能及
び許容応力算出結果の表示画面、12:荷重条件表示画
面、13:架構図、14:応力図、15:荷重表、1
6:安全性検討結果を示す表示画面、21;物件名、2
2;対象部材、23;段差、24;導入プレストレス
力、25a;段差形態、25b;段差形態、25c;段
差形態、26;「データジェネレート」キー、27;
「計算」キー、28;「照査」キー、29;「閉じる」
キー、30;内法スパン、31;板幅、32;スラブ
厚、33;スラブ厚(段差部)、34;PCa板厚、3
5;ボイド寸法、36;トラス種類、37;トップ筋
径、38;ラチス筋径、39;ボトム筋径、40;サブ
トップ筋径、41;段差部トップ筋径、42;段差部ラ
チス筋径、43;段差部ボトム筋径、44;段差部サブ
トップ筋径、45;トラス高さ、45a;トラスピッ
チ、46;PCa板設計基準強度、47;PCa板脱型
時強度、48;PCa板比重、49;現場打ちコンクリ
ート比重、50;設計かぶり厚さ、51;主筋とトラス
筋の位置関係、52;主筋データ、53;断面図、5
4;剥離力、55;衝撃係数、56;作業荷重、57;
建物高さ、58;コンクリート打設高さ、59;セバピ
ッチ(水平)、60;セバピッチ(鉛直)、61;寸法
パラメータ、62;荷重検討種別、63;支保工支持断
面図、64;セパレータ許容耐力、65;ジョイント許
容耐力、66;コンクリートひび割れ計算、67;サポ
ートピッチ、68;。
Claims (4)
- 【請求項1】 トラス筋を含んだプレキャストコンクリ
ート板を該トラス筋と直交する方向に断面したときの断
面データと、プレキャストコンクリート板比重データ
と、現場打ちコンクリート比重データと、プレキャスト
コンクリート板強度データと、プレキャストコンクリー
ト板脱型時強度データと、を入力して、トラス筋1本当
たりの断面性能及び許容応力を求め、 荷重データを入力して、プレキャストコンクリート板の
上端モーメント、下端モーメント、せん断力を算出する
と共に予め準備されている支保工の種類を特定できるよ
うにしたことを特徴とするプレキャストコンクリート板
仮設計算システム。 - 【請求項2】 前記トラス筋を断面したときの断面デー
タは、支点間距離、スラブ厚、プレキャストコンクリー
ト板厚、現場打ちコンクリート厚からなるスラブ形状デ
ータと、トップ筋径、トラス高、ラチス筋径、トラスピ
ッチ、ボトム筋径からなるトラス形状データ、プレキャ
ストコンクリート板内に配される曲げ補強筋径、ピッチ
とかぶり厚さ、とからなる請求項1に記載のプレキャス
トコンクリート板仮設計算システム - 【請求項3】 前記断面性能は、断面2次モーメント及
び断面係数からなり、前記許容応力は、プレキャストコ
ンクリート板の許容ひび割れモーメント、プレキャスト
コンクリート板内鉄筋の降伏を考慮した許容曲げモーメ
ント、トラストップ筋の座屈を考慮した許容曲げモーメ
ント及びラチス筋の座屈時のせん断力からなることを特
徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリート板
仮設計算システム。 - 【請求項4】 前記荷重データは、コンクリートを打設
する際の作業荷重、現場打ちコンクリート自重、衝撃荷
重、プレキャストコンクリート板自重、一時的に所定の
場所に積載するときの特殊荷重、からなる請求項1に記
載のプレキャストコンクリート板仮設計算システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002066487A JP2003261981A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | プレキャストコンクリート板仮設計算システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002066487A JP2003261981A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | プレキャストコンクリート板仮設計算システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110532580A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-12-03 | 中国建筑股份有限公司 | 一种预应力装配式混凝土结构节点半精细数值模拟方法 |
JP7507995B1 (ja) | 2024-03-27 | 2024-06-28 | Jfe建材株式会社 | デッキスラブの設計方法、情報処理装置、プログラムおよび情報処理システム |
-
2002
- 2002-03-12 JP JP2002066487A patent/JP2003261981A/ja active Pending
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CN110532580A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-12-03 | 中国建筑股份有限公司 | 一种预应力装配式混凝土结构节点半精细数值模拟方法 |
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