JP2003260411A - 塗膜形成方法 - Google Patents

塗膜形成方法

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JP2003260411A
JP2003260411A JP2002065686A JP2002065686A JP2003260411A JP 2003260411 A JP2003260411 A JP 2003260411A JP 2002065686 A JP2002065686 A JP 2002065686A JP 2002065686 A JP2002065686 A JP 2002065686A JP 2003260411 A JP2003260411 A JP 2003260411A
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JP
Japan
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resin
mass
paint
chlorinated polyolefin
mica
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JP2002065686A
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English (en)
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Masato Tokieda
正人 時枝
Norikuni Kawahara
教訓 河原
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BASF Japan Ltd
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BASF NOF Coatings Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車車体の外板、バンパー、樹脂部品などに
3コート1ベーク方式の塗装を施し、積層した塗料間の
成分の移行がなく、優れた仕上がり外観を得ることがで
きる塗膜形成方法を提供する。 【解決手段】着色ベース塗料、マイカベース塗料及びク
リヤー塗料を順次ウエットオンウエットで塗装したの
ち、加熱硬化させる3コート1ベーク方式の塗膜形成方
法において、マイカベース塗料の樹脂成分が、塩素化ポ
リオレフィン樹脂及び/又はビニル変性塩素化ポリオレ
フィン樹脂を含有し、塩素化ポリオレフィン樹脂が塩素
含有率50質量%以下の樹脂であり、ビニル変性塩素化
ポリオレフィン樹脂の組成において、塩素化ポリオレフ
ィン樹脂とビニル系単量体との固形分の比率が質量比で
90/10〜10/90であり、マイカベース塗料の樹
脂固形分100質量部に対して、塩素化ポリオレフィン
樹脂の固形分の合計が5〜50質量部であることを特徴
とする塗膜形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜形成方法に関
する。さらに詳しくは、本発明は、自動車車体の外板、
バンパー、樹脂部品などに3コート1ベーク方式の塗装
を施し、積層した塗料間の成分の移行がなく、優れた仕
上がり外観を得ることができる塗膜形成方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、自動車の上塗り塗装では、着
色顔料を含むベース塗料を塗装して焼き付けたのち、マ
イカベース塗料を塗装し、さらにその上にウエットオン
ウエットでクリヤー塗料を塗装し、加熱硬化させる3コ
ート2ベーク方式が多く行われている。近年は、省資源
及び公害防止の観点から、焼付工程を短縮化した3コー
ト1ベーク方式が行われているが、着色ベース塗料を十
分に乾燥させたのち、マイカベース塗料を塗装し、さら
にマイカベース塗料を十分に乾燥させたのち、クリヤー
塗料の塗装を行わないと、積層した塗料間で成分の移行
が生じ、優れた仕上がり外観が得られないという問題を
生じていた。このような問題の解決方法として、マイカ
ベース塗料を塗装したのち、クリヤー塗料の塗装前にマ
イカベース塗料の粘度を急上昇させることで、クリヤー
塗料の成分の移行をしにくくさせることがなされてい
た。具体的な方法としては、マイカベース塗料中にセル
ロースアセテートブチレートなどのセルロース誘導体を
混合する方法が知られている。セルロース誘導体を混合
した塗料は、塗装後の粘度上昇が大きく、マイカベース
塗料とクリヤー塗料のウエットオンウエット塗装の際
に、塗料成分の移行が起こりにくい。しかし、セルロー
スアセテートブチレートのようなセルロース誘導体を配
合する方法は、塗装及び塗着の条件の変動による影響を
受けやすく、また、その配合量が多いとマイカベース塗
膜とクリヤー塗膜の層間付着性を大きく低下させる。特
開平9−176556号公報には、ウェットオンウェッ
ト塗装に適用可能な付着性、耐候性、耐薬品性、耐溶剤
性、仕上がり外観などの性能に優れた塗料用樹脂組成物
として、水酸基価20〜100mgKOH/gのイソボルニ
ル(メタ)アクリレート共重合体、塩素含有率50質量%
以下の塩素化ポリオレフィン樹脂、架橋重合体超微粒子
及び架橋剤を含有する塗料用樹脂組成物が提案されてい
る。また、特開平2001−276724号公報には、
メタリックベース塗膜とクリヤー塗膜との混じり合いに
よる色戻りを防止し、フリップフロップ性に優れたメタ
リック塗膜の形成方法として、平均粒径(D50)0.0
5〜10μmの非架橋重合体微粒子と、平均粒径
(D50)0.01〜1μmの架橋重合体微粒子とを含有
し、かつ、非架橋重合体微粒子と架橋重合体微粒子との
固形分質量比が、5/1〜1/5であるメタリック塗膜
の形成方法が提案されている。しかし、これらの方法で
は、架橋重合体微粒子の配合量が多いと、塗装作業性や
仕上がり外観が低下するという問題があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動車車体
の外板、バンパー、樹脂部品などに3コート1ベーク方
式の塗装を施し、積層した塗料間の成分の移行がなく、
優れた仕上がり外観を得ることができる塗膜形成方法を
提供することを目的としてなされたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、マイカベース塗
料の樹脂成分として、塩素化ポリオレフィン樹脂及び/
又はビニル変性塩素化ポリオレフィン樹脂を用いること
により、着色顔料を含むベース塗料、マイカベース塗料
及びクリヤー塗料を3コート1ベーク方式で焼付け塗装
して、仕上がり外観の優れた塗膜を形成し得ることを見
いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、着色顔料を含むベース塗料を
塗装し、ウエットオンウエットでマイカベース塗料を塗
装し、その上にウエットオンウエットでクリヤー塗料を
塗装したのち、加熱硬化させる3コート1ベーク方式の
塗膜形成方法において、マイカベース塗料の樹脂成分
が、塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又は塩素化ポリオ
レフィン樹脂にビニル系単量体を共重合させたビニル変
性塩素化ポリオレフィン樹脂を含有し、塩素化ポリオレ
フィン樹脂が塩素含有率50質量%以下の樹脂であり、
ビニル変性塩素化ポリオレフィン樹脂の組成において、
塩素化ポリオレフィン樹脂とビニル系単量体との固形分
の比率が質量比で90/10〜10/90であり、マイ
カベース塗料の樹脂固形分100質量部に対して、塩素
化ポリオレフィン樹脂の固形分及びビニル変性塩素化ポ
リオレフィン樹脂中の原料使用量から算出した塩素化ポ
リオレフィン樹脂の固形分の合計が5〜50質量部であ
ることを特徴とする塗膜形成方法を提供するものであ
る。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の塗膜形成方法は、着色顔
料を含むベース塗料を塗装し、ウエットオンウエットで
マイカベース塗料を塗装し、その上にウエットオンウエ
ットでクリヤー塗料を塗装したのち、加熱硬化させる3
コート1ベーク方式の塗膜形成方法において、マイカベ
ース塗料の樹脂成分が、塩素化ポリオレフィン樹脂及び
/又は塩素化ポリオレフィン樹脂にビニル系単量体を共
重合させたビニル変性塩素化ポリオレフィン樹脂を含有
し、塩素化ポリオレフィン樹脂が塩素含有率50質量%
以下の樹脂であり、ビニル変性塩素化ポリオレフィン樹
脂の組成において、塩素化ポリオレフィン樹脂とビニル
系単量体との質量比が90/10〜10/90であり、
マイカベース塗料の樹脂固形分100質量部に対して、
塩素化ポリオレフィン樹脂及びビニル変性塩素化ポリオ
レフィン樹脂中の原料使用量から算出した塩素化ポリオ
レフィン樹脂の固形分が5〜50質量部である塗膜形成
方法である。本発明方法に用いる塩素化ポリオレフィン
樹脂は、塩素含有率50質量%以下であり、より好まし
くは10〜48質量%であり、さらに好ましくは24〜
45質量%である。塩素化ポリオレフィン樹脂の塩素含
有率が50質量%を超えると、塗膜の耐溶剤性と耐候性
が不良になるおそれがある。本発明方法に用いる塩素化
ポリオレフィン樹脂としては、例えば、例えば、塩素化
ポリエチレン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、塩素化
エチレン−プロピレン共重合体、塩素化エチレン−酢酸
ビニル共重合体などを挙げることができる。 【0006】本発明方法に用いるビニル変性塩素化ポリ
オレフィン樹脂は、塩素化ポリオレフィン樹脂の存在下
に水酸基を有する単量体と(メタ)アクリル酸エステルと
を必須の成分とするビニル系単量体混合物を共重合させ
ることにより得られる樹脂である。水酸基を有する単量
体としては、例えば、β−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、β−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、β−ヒドロキシイソプロピル(メタ)アクリレート、
β−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどのヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート類、ε−カプロラクト
ン付加ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類、カプ
ロラクトン付加単量体[ダイセル化学工業(株)、プラク
セルFM、プラクセルFA]などを挙げることができ
る。また、(メタ)アクリル酸エステルとしては、例え
ば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレートなどを挙げることができる。水酸基を
有する単量体及び(メタ)アクリル酸以外の共重合可能な
単量体としては、例えば、スチレン、酢酸ビニル、(メ
タ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアマイド、ダイ
アセトンアクリルアマイド、ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジブチルフマレート、ジブチルマレ
エート、ジブチルイタコネート、共重合性の不飽和結合
を有するポリエステル樹脂(油変性タイプを含む)、
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ
ル酸、クロトン酸、イタコン酸、グリシジル(メタ)アク
リレート、β−メチルグリシジル(メタ)アクリレートな
どを挙げることができる。 【0007】本発明方法に用いるマイカベース塗料の塩
素化ポリオレフィン樹脂及び/又はビニル変性塩素化ポ
リオレフィン樹脂以外の樹脂成分としては、例えば、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フッ
素系樹脂、エポキシ変性樹脂などを挙げることができ
る。また、架橋剤として、アミノ樹脂、(ブロック)ポ
リイソシアネート化合物などを単独又は組み合わせて使
用することができる。架橋剤を用いることにより、塗膜
の耐溶剤性を向上することができる。マイカベース塗料
に用いるマイカとしては、例えば、パールマイカ(ホワ
イトマイカ)、干渉マイカ、着色マイカなどを挙げるこ
とができる。本発明方法においては、マイカベース塗膜
の下に着色顔料を含有する着色ベース塗膜が形成される
ので、マイカベース塗料中には着色顔料は一般に含有さ
れないが、必要に応じて、有機、無機の着色顔料、アル
ミ箔フレーク、体質顔料などを含有させることができ
る。また、必要に応じて、紫外線吸収剤、ヒンダードア
ミン系光安定剤、酸化防止剤などを含有させることがで
きる。さらに、レオロジーコントロール剤として架橋樹
脂粒子や、外観の向上のために表面調整剤を含有させる
こともできる。本発明方法による塗膜形成の対象となる
基材に特に制限はなく、例えば、金属、プラスチック
ス、木材、ガラス、コンクリートなどを挙げることがで
きる。これらの中で、ポリプロピレン樹脂、ABS樹
脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂などの自動車部品に
用いられるプラスチックスに特に好適に適用することが
できる。本発明方法においては、基材にプライマー塗装
を施すことが好ましい。使用するプライマー塗料に特に
制限はなく、自動車部品などに適用される公知のプライ
マー塗料を用いることができる。プライマー塗膜の乾燥
膜厚は、5〜15μmであることが好ましい。プライマ
ー塗装を施す場合には、プライマー塗料、顔料ベース塗
料、マイカベース塗料及びクリヤー塗料の4コート1ベ
ーク方式とすることができる。 【0008】本発明方法に用いる着色ベース塗料は、着
色顔料及び/又は体質顔料を含有する。着色顔料として
は、例えば、二酸化チタン、カーボンブラック、酸化鉄
などの無機着色顔料、フタロシアニンブルー、キナクリ
ドンレッドなどの有機着色顔料などを挙げることができ
る。体質顔料としては、例えば、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム、合成シリカなどを挙げることができる。ま
た、必要に応じて、着色ベース塗料中にアルミ箔フレー
ク及び/又はマイカを含有させることができる。本発明
方法において、着色ベース塗料の樹脂成分に特に制限は
なく、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アル
キッド樹脂、フッ素系樹脂、塩素化ポリオレフィン樹
脂、ビニル変性ポリオレフィン樹脂などを塗膜形成用樹
脂として用いることができる。また、耐溶剤性を向上さ
せるために、アミノ樹脂及び/又は(ブロック)ポリイ
ソシアネート化合物などの架橋剤を用いることができ
る。着色ベース塗料には、必要に応じて、紫外線吸収
剤、ヒンダードアミン系光安定剤、酸化防止剤などを含
有させることができる。さらに、レオロジーコントロー
ル剤として架橋樹脂粒子や外観の向上のために表面調整
剤を含有させることもできる。着色ベース塗料により形
成される塗膜の乾燥膜厚は、10〜30μmであること
が好ましい。本発明方法に用いるクリヤー塗料の樹脂成
分に特に制限はなく、例えば、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂などの熱硬化性
塗膜形成用樹脂を挙げることができる。これらの樹脂
は、アミノ樹脂、(ブロック)ポリイソシアネートなど
の硬化剤と組み合わせて用いることができる。塗膜性能
の観点からは、アクリル樹脂及び/又はポリエステル樹
脂とアミノ樹脂との組み合わせ、あるいは、酸・エポキ
シ樹脂硬化系を有するアクリル樹脂及び/又はポリエス
テル樹脂などを挙げることができる。形成されるクリヤ
ー塗膜の乾燥膜厚は10〜60μmであることが好まし
く、20〜50μmであることがより好ましい。 【0009】本発明において、プライマー塗料、着色ベ
ース塗料、マイカベース塗料及びクリヤー塗料の塗装方
法に特に制限はなく、例えば、スプレー塗装、刷毛塗り
塗装、浸漬塗装、ロール塗装、流し塗り塗装などの塗装
方法により塗装することができる。本発明方法におい
て、焼き付け温度に特に制限はないが、60〜160℃
であることが好ましく、80〜120℃であることがよ
り好ましい。焼き付け時間は、焼き付け温度に応じて適
宜選択することができるが、通常は80〜120℃で1
0〜30分であることが好ましい。図1は、本発明方法
により形成される塗膜の模式的断面図である。基材1の
上にプライマー塗料が塗装され、この上に着色ベース塗
料、次いで、マイカベース塗料、クリヤー塗料がウェッ
トオンウェットで順次塗装され、4コート1ベーク方式
により焼き付けられ、プライマー塗膜2、着色ベース塗
膜3、マイカベース塗膜4及びクリヤー塗膜5が形成さ
れている。本発明方法によれば、着色顔料を含むベース
塗料を塗装したのち、ウエットオンウエットでマイカベ
ース塗料を塗装し、さらにその上にウエットオンウエッ
トでクリヤー塗料を塗装したのち加熱硬化させる3コー
ト1ベーク方式において、マイカベース塗料中に、特定
の塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又はビニル変性塩素
化ポリオレフィン樹脂を含有させることにより、プライ
マー塗料、着色ベース塗料、マイカベース塗料及びクリ
ヤー塗料を、従来に比べて短い間隔で塗装しても、優れ
た仕上がり外観を有する塗膜を得ることができる。 【0010】 【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例及び比較例におい
て、塗膜の性能は下記の方法により評価した。 (1)相溶性 樹脂成分のみを混合してガラス板に塗布し、10分間室
内に放置したのち、80℃で30分間加熱乾燥し、塗膜
の透明性に異常が認められないものを合格とする。 (2)仕上がり外観 塗面に良好な艶感を有し、著しい肌荒れがなく、ハジ
キ、ワキ、マイカムラ、艶引けなどのないものを合格と
する。 (3)鏡面光沢度 JIS K 5400(1990)7.6にしたがって、
60度で測定する。 (4)付着性 JIS K 5400(1990)8.5.2碁盤目テープ
法にしたがって、試験する。100/100を合格と
し、100/100未満を不合格とする。 (5)耐ガソリン性 20℃のレギュラーガソリン[日本石油(株)、ニッセキ
シルバーガソリン]中に試験片を30分浸漬し、取り出
した後の塗膜状態を観察し、塗膜状態に異常が認められ
ないものを合格とする。 (6)耐酸性 0.05モル/Lの硫酸0.2mLを塗膜上に滴下し、20
℃、75%RHで24時間放置したのち水洗し、塗膜の
状態を観察し、異常の認められないものを合格とする。 (7)耐アルカリ性 0.1モル/Lの水酸化ナトリウム水溶液0.2mLを塗膜
上に滴下し、20℃、75%RHで24時間放置したの
ち水洗し、塗膜の状態を観察し、異常の認められないも
のを合格とする。 (8)耐湿性 試験片を、50℃、98%RHの恒温恒湿槽内に240
時間放置したのち取り出し、塗面の状態を観察し、異常
の認められないものを合格とする。 (9)耐候性 JIS K 5400(1990)9.8.1サンシャイン
カーボンアーク灯式による促進耐候性試験を行い、1,
000時間試験後の60度鏡面光沢度[JISK 54
00(1990)7.6による]の保持率[(試験後の
光沢度/初期の光沢度)×100]を測定し、光沢保持
率80%以上で変色の認められないものを合格とする。 (10)耐衝撃性 JIS K 5400(1990)8.3.2デュポン式に
より、−30℃の室内で衝撃変形試験器を用いて、荷重
500gのおもりを30cmの高さから落下させ、塗膜の
ワレ、ハガレのないものを合格とする。 【0011】製造例1(ビニル変性塩素化ポリプロピレ
ン樹脂Aの製造) 撹拌機、冷却管及び温度計を備えたフラスコに、トルエ
ン794質量部と塩素化ポリプロレンB[東洋化成工業
(株)、ハードレンBS−40、塩素含有率40質量%、
加熱残分50質量%]400質量部を仕込み、撹拌しな
がら100℃に加温して均一に溶解した。次いで、シク
ロヘキシルメタクリレート342.8質量部、n−ブチ
ルメタクリレート364.6質量部、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート92.6質量部及びベンゾイルペル
オキシド5.0質量部との混合液を2時間かけて滴下
し、さらに100℃で1時間撹拌を続けたのち、80℃
に冷却して、アゾビスイソブチロニトリル1.0質量部
を加えて5時間撹拌を続け、ビニル変性塩素化ポリプロ
ピレン樹脂Aを得た。ビニル変性塩素化ポリプロピレン
樹脂Aの加熱残分は50質量%であり、ビニル樹脂成分
の水酸基価は50mgKOH/gである。 製造例2〜6(ビニル変性塩素化ポリプロピレン樹脂B
〜Fの製造)第1表に示す原料を用い、製造例1と同様
にして、ビニル変性塩素化ポリプロピレン樹脂B〜Fを
製造した。 【0012】 【表1】 【0013】実施例1 アクリル樹脂[日本油脂BASFコーティングス(株)、
LB−9020、加熱残分55質量%、水酸基価56mg
KOH/g]100質量部、塩素化ポリプロピレン樹脂A
[東洋化成工業(株)、ハードレン15LLB、塩素含有
率30質量%、加熱残分30質量%]13質量部、アミ
ノ樹脂[三井化学(株)、ユーバン122、ブチル化メラ
ミン樹脂、加熱残分60質量%]20質量部、レオロジ
ーコントロール剤[日本油脂BASFコーティングス
(株)、LC−0988、無機系、加熱残分10質量%]
20質量部、マイカ[メルクジャパン(株)、イリオジン
103WS、加熱残分100質量%]3.7質量部、表
面調整剤[モンサント(株)、モダフロー、アクリル共重
合体、加熱残分100質量%]0.5質量部、キシレン
20質量部及び酢酸ブチル20質量部を混合し、ディス
パーで10分間撹拌して均一にし、マイカベース塗料を
調製した。マイカベース塗料の樹脂固形分中の塩素化ポ
リプロピレン樹脂の比率は、 (13×0.3)/(100×0.55+13×0.3+20
×0.6+0.5×1)=0.055 である。純水及びイソプロピルアルコールで脱脂した大
きさ7cm×15cm×0.3cmの黒色のポリプロピレンの
板に、プライマー塗料として、塩素化ポリオレフィン系
1液型ラッカー塗料[日本油脂BASFコーティングス
(株)、プライマックNo.1501プライマー]を乾燥
塗膜厚が7μmになるようにエアースプレー塗装し、1
分間フラッシュオフしたのち、ウェットオンウェット
で、着色ベース塗料として、アクリル系1液型メラミン
塗料[日本油脂BASFコーティングス(株)、プライマ
ックNo.5600カラーベース]を乾燥塗膜厚が20
μmになるようにエアースプレー塗装し、1分間フラッ
シュオフした。次いで、ウェットオンウェットで、上記
のマイカベース塗料を、トルエン/キシレン=70/3
0(質量比)の混合溶剤でフォードカップNo.4で1
3秒(20℃)になるように希釈して、乾燥塗膜厚が1
5μmとなるようにエアースプレー塗装を行い、1分間
フラッシュオフしたのち、ウェットオンウェットで、ク
リヤー塗料としてアクリル系1液型メラミン塗料[日本
油脂BASFコーティングス(株)、プライマックNo.
5600クリヤー]を乾燥塗膜厚が30μmになるよう
にエアースプレー塗装した。その後、10分間室内に放
置したのち、120℃で30分間加熱乾燥し、24時間
後、外観評価及び塗膜性能試験を行った。相溶性試験
で、塗膜は透明で異常は認められず合格であった。仕上
がり外観は、良好な艶感を有し、肌荒れや欠点は認めら
れず、合格であった。鏡面光沢度は、91であった。そ
の他、付着性、耐ガソリン性、耐酸性、耐アルカリ性、
耐湿性、耐候性及び耐衝撃性のすべてについて、合格で
あった。 実施例2〜6 第2表に示す配合によりマイカベース塗料を調製し、実
施例1と同様にして塗装し、外観評価及び塗膜性能試験
を行った。 【0014】実施例7 アクリル樹脂[日本油脂BASFコーティングス(株)、
LB−9020、加熱残分55質量%、水酸基価56mg
KOH/g]35質量部、製造例1で調製したビニル変性
塩素化ポリプロピレン樹脂A96.1質量部、アミノ樹
脂[三井化学(株)、ユーバン122、ブチル化メラミン
樹脂、加熱残分60質量%]24質量部、レオロジーコ
ントロール剤[日本油脂BASFコーティングス(株)、
LC−0988、無機系、加熱残分10質量%]20質
量部、マイカ[メルクジャパン(株)、イリオジン103
WS、加熱残分100質量%]4.2質量部、表面調整
剤[モンサント(株)、モダフロー、アクリル共重合体、
加熱残分100質量%]0.5質量部、キシレン20質
量部及び酢酸ブチル20質量部を混合し、ディスパーで
10分間撹拌して均一にし、マイカベース塗料を調製し
た。マイカベース塗料の樹脂固形分中の塩素化ポリプロ
ピレン樹脂の比率は、 (96.1×0.5×0.2)/(35×0.55+96.1×
0.5+24×0.6+0.5×1)=0.117 である。このマイカベース塗料を用い、実施例1と同様
にして塗装し、外観評価及び塗膜性能試験を行った。 実施例8〜12 第2表に示す配合によりマイカベース塗料を調製し、実
施例7と同様にして塗装し、外観評価及び塗膜性能試験
を行った。 【0015】実施例13 アクリル樹脂[日本油脂BASFコーティングス(株)、
LB−9020、加熱残分55質量%、水酸基価56mg
KOH/g]84質量部、塩素化ポリプロピレン樹脂A
[東洋化成工業(株)、ハードレン15LLB、塩素含有
率30質量%、加熱残分30質量%]13質量部、ポリ
イソシアネート化合物[旭化成(株)、デュラネートTH
A−100、NCO含有率21.2質量%、加熱残分1
00質量%]12質量部、レオロジーコントロール剤
[日本油脂BASFコーティングス(株)、LC−098
8、無機系、加熱残分10質量%]20質量部、マイカ
[メルクジャパン(株)、イリオジン103WS、加熱残
分100質量%]3.2質量部、表面調整剤[モンサン
ト(株)、モダフロー、アクリル共重合体、加熱残分10
0質量%]0.5質量部、キシレン20質量部及び酢酸
ブチル20質量部を混合し、ディスパーで10分間撹拌
して均一にし、マイカベース塗料を調製した。マイカベ
ース塗料の樹脂固形分中の塩素化ポリプロピレン樹脂の
比率は、 (13×0.3)/(84×0.55+13×0.3+12×
1+0.5×1)=0.062 である。純水及びイソプロピルアルコールで脱脂した大
きさ7cm×15cm×0.3cmの黒色のポリプロピレンの
板に、プライマー塗料として、塩素化ポリオレフィン系
1液型ラッカー塗料[日本油脂BASFコーティングス
(株)、プライマックNo.1501プライマー]を乾燥
塗膜厚が7μmになるようにエアースプレー塗装し、1
分間フラッシュオフしたのち、ウェットオンウェット
で、着色ベース塗料として、アクリル系2液型ウレタン
塗料[日本油脂BASFコーティングス(株)、プライマ
ックNo.8000カラーベース]を乾燥塗膜厚が20
μmになるようにエアースプレー塗装し、1分間フラッ
シュオフした。次いで、ウェットオンウェットで、上記
のマイカベース塗料を、トルエン/キシレン=70/3
0(質量比)の混合溶剤でフォードカップNo.4で1
3秒(20℃)になるように希釈して、乾燥塗膜厚が1
5μmとなるようにエアースプレー塗装し、1分間フラ
ッシュオフしたのち、ウェットオンウェットで、クリヤ
ー塗料としてアクリル系2液型ウレタン塗料[日本油脂
BASFコーティングス(株)、プライマックNo.80
00クリヤー]を乾燥塗膜厚が30μmになるようにエ
アースプレー塗装した。その後、10分間室内に放置し
たのち、80℃で30分間加熱乾燥し、24時間後、外
観評価及び塗膜性能試験行った。 実施例14〜16 第2表に示す配合によりマイカベース塗料を調製し、実
施例13と同様にして塗装し、外観評価及び塗膜性能試
験を行った。 【0016】比較例1 アクリル樹脂[日本油脂BASFコーティングス(株)、
LB−9020、加熱残分55質量%、水酸基価56mg
KOH/g]94.2質量部、塩素化ポリプロピレン樹脂B
[東洋化成工業(株)、ハードレンBS−40、塩素含有
率40質量%、加熱残分50質量%]3.6質量部、ア
ミノ樹脂[三井化学(株)、ユーバン122、ブチル化メ
ラミン樹脂、加熱残分60質量%]18質量部、レオロ
ジーコントロール剤[日本油脂BASFコーティングス
(株)、LC−0988、無機系、加熱残分10質量%]
20質量部、マイカ[メルクジャパン(株)、イリオジン
103WS、加熱残分100質量%]3.3質量部、表
面調整剤[モンサント(株)、モダフロー、アクリル共重
合体、加熱残分100質量%]0.5質量部、キシレン
20質量部及び酢酸ブチル20質量部を混合し、ディス
パーで10分間撹拌して均一にし、マイカベース塗料を
調製した。マイカベース塗料の樹脂固形分中の塩素化ポ
リプロピレン樹脂の比率は、 (3.6×0.5)/(94.2×0.55+3.6×0.5+
18×0.6+0.5×1)=0.028 である。純水及びイソプロピルアルコールで脱脂した大
きさ7cm×15cm×0.3cmの黒色のポリプロピレンの
板に、プライマー塗料として、塩素化ポリオレフィン系
1液型ラッカー塗料[日本油脂BASFコーティングス
(株)、プライマックNo.1501プライマー]を乾燥
塗膜厚が7μmになるようにエアースプレー塗装し、1
分間フラッシュオフしたのち、ウェットオンウェット
で、着色ベース塗料として、アクリル系1液型メラミン
塗料[日本油脂BASFコーティングス(株)、プライマ
ックNo.5600カラーベース]を乾燥塗膜厚が20
μmになるようにエアースプレー塗装し、1分間フラッ
シュオフした。次いで、ウェットオンウェットで、上記
のマイカベース塗料を、トルエン/キシレン=70/3
0(質量比)の混合溶剤でフォードカップNo.4で1
3秒(20℃)になるように希釈して、乾燥塗膜厚が1
5μmとなるようにエアースプレー塗装を行い、1分間
フラッシュオフしたのち、ウェットオンウェットで、ク
リヤー塗料としてアクリル系1液型メラミン塗料[日本
油脂BASFコーティングス(株)、プライマックNo.
5600クリヤー]を乾燥塗膜厚が30μmになるよう
にエアースプレー塗装した。その後、10分間室内に放
置したのち、120℃で30分間加熱乾燥し、24時間
後、外観評価及び塗膜性能試験を行った。相溶性試験
で、塗膜は透明で異常は認められず合格であった。仕上
がり外観は、艶引けがあり、不合格であった。鏡面光沢
度は、78であった。その他、付着性、耐ガソリン性、
耐酸性、耐アルカリ性、耐湿性、耐候性及び耐衝撃性の
すべてについて、合格であった。 比較例2〜12 第3表に示す配合によりマイカベース塗料を調製し、比
較例1と同様にして塗装し、外観評価及び塗膜性能試験
を行った。実施例1〜16のマイカベース塗料の配合を
第2表に、比較例1〜12のマイカベース塗料の配合を
第3表に、実施例1〜16の評価結果を第4表に、比較
例1〜12の評価結果を第5表に示す。 【0017】 【表2】 【0018】 【表3】【0019】 【表4】 【0020】 【表5】【0021】 【表6】 【0022】 【表7】【0023】 【表8】 【0024】 【表9】 【0025】 【表10】【0026】[注] 1)アクリル樹脂:日本油脂BASFコーティングス
(株)、LB−9020、加熱残分55質量%、水酸基価
56mgKOH/g。 2)塩素化ポリプロピレン樹脂A:東洋化成工業(株)、
ハードレン15LLB、塩素含有率30質量%、加熱残
分30質量%。 3)塩素化ポリプロピレン樹脂B、東洋化成工業(株)、
ハードレンBS−40、塩素含有率40質量%、加熱残
分50質量%。 4)塩素化ポリプロピレン樹脂C:日本製紙(株)、スー
パークロン507、塩素含有率66質量%、加熱残分4
0質量%。 5)アミノ樹脂:三井化学(株)、ユーバン122、ブチ
ル化メラミン樹脂、加熱残分60質量%。 6)ポリイソシアネート化合物:旭化成(株)、デュラネ
ートTHA−100、NCO含有率21.2質量%、加
熱残分100質量%。 7)レオロジーコントロール剤:日本油脂BASFコー
ティングス(株)、LC−0988、無機系、加熱残分1
0質量%。 8)マイカ:メルクジャパン(株)、イリオジン103W
S、加熱残分100質量%。 9)表面調整剤:モンサント(株)、モダフロー、アクリ
ル共重合体、加熱残分100質量%。 10)1液クリヤー塗料:日本油脂BASFコーティン
グ(株)、プライマックNo.5600クリヤー、アクリ
ル系1液型メラミン塗料。 11)2液クリヤー塗料:日本油脂BASFコーティン
グ(株)、プライマックNo.8650クリヤー、アクリ
ル系2液型ウレタン塗料。 【0027】第4表に見られるように、本発明方法によ
り形成された実施例1〜16の塗膜は、相溶性、仕上が
り外観、鏡面光沢度、付着性、耐ガソリン性、耐酸性、
耐アルカリ性、耐湿性、耐候性及び耐衝撃性の上塗り塗
膜に要求される諸性能において極めて優れている。それ
に対して、比較例1の塗膜は、塩素化ポリプロピレン樹
脂の含有量が固形分比で5質量%未満であるために、ウ
エットオンウエットでのセパレート性が十分でなく、仕
上がり外観と鏡面光沢度に劣り、一方、比較例2の塗膜
は、塩素化ポリプロピレン樹脂の含有量が50質量%を
超えるために、耐ガソリン性と耐候性に劣る。比較例3
の塗膜は、ビニル変性塩素化ポリプロピレン樹脂の塩素
化ポリプロピレン樹脂成分含有量が固形分比で5質量%
未満であるために、ウエットオンウエットでのセパレー
ト性が十分でなく、仕上がり外観と鏡面光沢度に劣り、
一方、比較例4の塗膜は、ビニル変性塩素化ポリプロピ
レン樹脂の塩素化ポリプロピレン樹脂成分の含有量が5
0質量%を超えるために、耐ガソリン性と耐候性に劣
る。比較例5の塗膜は、塩素化ポリプロピレン樹脂とビ
ニル変性塩素化ポリプロピレン樹脂の塩素化ポリプロピ
レン樹脂成分の含有量の合計が5質量%未満であるため
に、ウエットオンウエットでのセパレート性が十分でな
く、仕上がり外観性と鏡面光沢度に劣り、一方、比較例
6の塗膜は、塩素化ポリプロピレン樹脂とビニル変性塩
素化ポリプロピレン樹脂の塩素化ポリプロピレン樹脂成
分の含有量の合計が50質量%を超えるために、耐ガソ
リン性と耐候性に劣る。比較例7及び比較例8の塗膜
は、塩素化ポリプロピレン樹脂の塩素含有率が50質量
%を超えるために、耐ガソリン性と耐候性に劣る。比較
例9の塗膜は、塩素化ポリプロピレン樹脂の塩素含有率
が50質量%を超え、かつ樹脂固形分中の塩素化ポリプ
ロピレン樹脂の含有量が50質量%を超えるために、耐
ガソリン性、耐候性及び耐衝撃性に劣る。比較例10の
塗膜は、ビニル変性塩素化ポリプロピレン樹脂の製造に
用いた塩素化ポリプロピレン樹脂の塩素含有率が50質
量%を超えるために、耐ガソリン性と耐候性に劣る。比
較例11の塗膜は、ビニル変性塩素化ポリプロピレン樹
脂の塩素化ポリプロピレン樹脂/ビニル系単量体混合物
の質量比が5/95であり、塩素化ポリプロピレン樹脂
の変性量が少ないために、セパレート性が悪く、仕上が
り外観と鏡面光沢度に劣り、一方、比較例12の塗膜
は、ビニル変性塩素化ポリプロピレン樹脂の塩素化ポリ
プロピレン樹脂/ビニル系単量体混合物の質量比が95
/5であり、塩素化ポリプロピレン樹脂の変性量が多い
ために、耐ガソリン性と耐候性に劣る。 【0028】 【発明の効果】本発明の塗膜形成方法によれば、着色顔
料を含むベース塗料を塗装し、ウエットオンウエットで
マイカベース塗料を塗装し、その上にウエットオンウエ
ットでクリヤー塗料を塗装したのち、加熱硬化させる3
コート1ベーク方式の塗膜形成方法において、塗装作業
性がよく、仕上がり外観、塗膜性能及び光沢感に優れた
塗膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明方法により形成される塗膜の模
式的断面図である。 【符号の説明】 1 基材 2 プライマー塗膜 3 着色ベース塗膜 4 マイカベース塗膜 5 クリヤー塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 教訓 神奈川県横浜市戸塚区下倉田町296番地 日本油脂ビーエーエスエフコーティングス 株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AE12 BB26Z CA04 CA13 CA32 CA33 CA38 CA44 CB04 DA06 DB01 DB12 DB13 DB21 DB35 DB36 DB37 DB43 DB55 DC12 DC13 EA07 EA43 EB13 EB14 EB16 EB19 EB20 EB22 EB32 EB33 EB35 EB36 EB38 EB45 EB56 EC04 EC11 4J038 CB171 CP051 HA546 PB07 PC02 PC03 PC04 PC06

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】着色顔料を含むベース塗料を塗装し、ウエ
    ットオンウエットでマイカベース塗料を塗装し、その上
    にウエットオンウエットでクリヤー塗料を塗装したの
    ち、加熱硬化させる3コート1ベーク方式の塗膜形成方
    法において、マイカベース塗料の樹脂成分が、塩素化ポ
    リオレフィン樹脂及び/又は塩素化ポリオレフィン樹脂
    にビニル系単量体を共重合させたビニル変性塩素化ポリ
    オレフィン樹脂を含有し、塩素化ポリオレフィン樹脂が
    塩素含有率50質量%以下の樹脂であり、ビニル変性塩
    素化ポリオレフィン樹脂の組成において、塩素化ポリオ
    レフィン樹脂とビニル系単量体との固形分の比率が質量
    比で90/10〜10/90であり、マイカベース塗料
    の樹脂固形分100質量部に対して、塩素化ポリオレフ
    ィン樹脂の固形分及びビニル変性塩素化ポリオレフィン
    樹脂中の原料使用量から算出した塩素化ポリオレフィン
    樹脂の固形分の合計が5〜50質量部であることを特徴
    とする塗膜形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019166454A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 関西ペイント株式会社 複層塗膜形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019166454A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 関西ペイント株式会社 複層塗膜形成方法

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