JP2003260086A - エスカレーターに乗降できる歩行補助機 - Google Patents

エスカレーターに乗降できる歩行補助機

Info

Publication number
JP2003260086A
JP2003260086A JP2002063353A JP2002063353A JP2003260086A JP 2003260086 A JP2003260086 A JP 2003260086A JP 2002063353 A JP2002063353 A JP 2002063353A JP 2002063353 A JP2002063353 A JP 2002063353A JP 2003260086 A JP2003260086 A JP 2003260086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
escalator
machine
person
walking assist
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002063353A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Takano
哲也 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002063353A priority Critical patent/JP2003260086A/ja
Publication of JP2003260086A publication Critical patent/JP2003260086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高齢者や軽度の下肢障害者を対象とした自らの
下肢の力を利用する歩行補助機を提供し、さらに、前記
歩行補助機の利用者が安全にエスカレーターを利用出来
る様、エスカレーターのステップの段差勾配に関係なく
常に座席部を水平に保つ構造を持つ前記歩行補助機を安
価に提供する。 【解決手段】座席面にすわることで体重を支え、下肢の
力で地面を蹴る事により前後へ移動する構造で、エスカ
レーターを利用する際には前脚部と座席面のフレーム部
との接点がスライドすることにより座席面が水平に保た
れる水平維持構造を持つことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は歩行補助機に関し、
詳細には下肢の力で地面を蹴る事で前後へ移動し、さら
に座席面を水平に保つ構造を持つことでそのままエスカ
レーターが利用できる歩行補助機に関する。
【0002】
【従来の技術】下肢に障害のある人の歩行手段として車
椅子が利用されており、介助者により後方を押してもら
うか、自ら移動する場合は後輪を上肢の力で回転させる
ことで動かしている。
【0003】さらに、前記車椅子の利用者がエスカレー
ターを利用する場合は、車椅子用に設計された特殊な構
造を持つエスカレーターを利用することが行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車椅子は自らの下肢の力を利用する事が無いことから、
主に下肢に重度の障害を持つ人を対象としていると考え
られている。その為、高齢者や軽度の下肢障害者には前
記車椅子の利用に抵抗を感じる人が多く、そうした高齢
者や軽度の下肢障害者は自力による歩行を選択するた
め、下肢に過度の負荷がかかる事となる。
【0005】さらに前記車椅子用に設計された特殊な構
造を持つエスカレーターは、その設置箇所が少ないため
利用が限られている。一般のエスカレーターを利用する
場合、不安定で危険である為、従来の車椅子では一般のエ
スカレーターは利用できない。
【0006】この状態を具体的に説明すると、従来の車
椅子は前輪及び後輪が本体フレーム部に固定されおり、
且つ従来の車椅子の構造ではすべての車輪を一段のステ
ップに乗せることが不可能な為、車椅子自体がエスカレ
ーターの段差の勾配どおりに傾き、車椅子自体が傾斜方
向に転倒する危険性が大きいという問題点がある。
【0007】座席面の水平をセンサー等により感知し、
電気等の動力を使って座席面を摺動させ水平を保持する
構造が考案されているが、複雑且つ精密な構造が必要で
あることと動力の搭載が必要なことから高価になると予
想される。
【0008】また、従来の車椅子は自ら移動する場合に
後輪を上肢の力で回転させる必要があるため後輪の径が
大きい構造となっており、後輪のみですら一段のステッ
プに完全に乗せることが困難であり、仮に上記のセンサ
ー及び動力を使った水平維持装置を搭載したとしてもエ
スカレーター利用時の安全性を確保することは困難であ
る。
【0009】本発明は上記の問題点を解決する為、高齢
者や軽度の下肢障害者を対象とした自らの下肢の力を利
用する歩行補助機を提供し、さらに、前記歩行補助機の
利用者が安全にエスカレーターを利用出来る様、エスカ
レーターのステップの段差勾配に関係なく常に座席部を
水平に保つ構造を持つ前記歩行補助機を安価に提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、座席面にすわ
ることで体重を支え、下肢の力で地面を蹴る事により前
後へ移動する歩行補助機であり、エスカレーターを利用
する際に、前脚部の軸と座席面を支持するフレーム部と
の接点がスライドすることにより座席面が水平に保たれ
る水平維持構造を持つことを最も主要な特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態の一例について説明する。
【0012】図1には本発明に係る歩行補助機の平面時
の側面図が、図2には上面図が示されている。後脚部12
及び軸受け8が接合された本体フレームが座席部3を支
持し、前脚部11に接合された前脚操舵軸1を軸受け8で
受けている。さらに足置き9と足置き部フレーム10に接
合された足置き部軸受け16が前脚操舵軸1及び本体フレ
ーム軸15を受けている。前脚部11及び後脚部12にはそれ
ぞれ車輪14が縦列に配置され地面と接しており、足置き
部フレーム10には足置き部フレーム用車輪17が配置され
地面と接している。
【0013】前脚部11及び後脚部12の長さは標準のエス
カレーターのステップ13の奥行き(約370mm)に完全
に収まる長さとし、さらに前脚部11の先端から後脚部12
の先端までの間隔を標準のエスカレーターのステップ13
の奥行きと同じにすることで、前脚部11及び後脚部12が
エスカレーターのステップ二枚に完全に収まる様配置さ
れている。
【0014】軸受け8及び足置き部軸受け16にはそれぞ
れストロークベアリング7が設置され、前脚操舵軸1及
び足置き部フレーム10が潤滑に上下にスライドする構造
となっている。なお、利用者用ブレーキ2及び介助者用
ブレーキ6は従来の技術を利用するものとし、ここでは
説明を省略する。また、背もたれバー4および介助者用
ハンドル5は説明を必要とするものではないので省略す
る。
【0015】上記の構造を持つ本発明に係る歩行補助機
は、利用者の体重及び歩行補助機自体の重量を主に後脚
12により支えることとなり、重心が後脚よりやや前方に
あるため歩行補助機自体に後脚部を支点として前方へ傾
倒させようとする力が働くが、前脚部11及び後脚部12に
縦列に複数の車輪を配置すること及び重心が後脚車輪の
間隔内に位置するよう配置することでその前方へ傾倒さ
せようとする力を支えることができる。さらに利用者が
前脚操舵軸1を持つことで前脚操舵軸1が杖として利用
者の前傾する体重を支えるため、重心が前方へ移行する
ことを防ぎ、安定した状態を維持できる。
【0016】なお、軸受け8付近に利用者により切替が
可能な、スライドを抑止する構造(ブレーキのようなも
の)を設置し、エスカレーター利用時以外は前脚操舵軸
1が軸受け8に固定される構造にすることで移動時の安
全性をさらに増すことができる。
【0017】エスカレーター上昇時は、図3で示すよう
に、前脚部11及び足置き9足置き部フレーム10が前方の
ステップの上昇と共に上方に持ち上げられるが、前脚操
舵軸1が軸受け8内をスライドし、足置き部軸受け16が
本体フレーム軸15をスライドするため、本体フレーム及
び座席部は常に水平を保持し、利用者は安定した体勢を
維持できる。
【0018】エスカレーター下降時は、図4で示すよう
に、前脚部11が前方のステップの下降と共に前脚部の自
重により下方に降下するが、前脚操舵軸1が軸受け8内
をスライドするため、本体フレーム及び座席部は常に水
平を保持する。足置き9足置き部フレーム10は足置き部
フレーム用車輪17が後方ステップ上にあるため降下しな
い。そのため利用者は安定した体勢を維持できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の歩行補助
機は自らの下肢の力で移動する装置であり、またその構
造が簡単なので安価に提供できるため、高齢者や軽度の
下肢障害者が抵抗を感じることなく本発明の歩行補助機
を利用できる。さらに、本発明の歩行補助機によれば、
特別な設備や多数の介助者を必要とせず安全にエスカレ
ーターを利用できる為、高齢者や軽度の下肢障害者の行
動範囲を広げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面時における本発明に係る歩行補助機の側面
【図2】本発明に係る歩行補助機の上面図
【図3】エスカレーター上昇時における本発明に係る歩
行補助機の側面図
【図4】エスカレーター下降時における本発明に係る歩
行補助機の側面図
【図5】全体立体図
【符号の説明】
1前脚操舵軸 2利用者用ブレーキ 3座席部 4背もたれバー 5介助者用ハンドル 6介助者用ブレーキ 7ストロークベアリング 8軸受け 9足置き 10足置き部フレーム 11前脚部 12後脚部 13エスカレーターのステップ 14車輪 15本体フレーム軸部 16足置き部軸受け 17足置き部フレーム用車輪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席面にすわることで体重を支え、下肢の
    力が地面を蹴る事による前後への推進力のみに使用され
    る構造を持つ歩行補助機。
  2. 【請求項2】前記歩行補助機において、エスカレーター
    を利用する際に、前脚部の軸と座席面を支持するフレー
    ム部との接点がスライドすることにより座席面が水平に
    保たれることを特徴とする水平維持構造を持つ請求項1
    記載の歩行補助機。
  3. 【請求項3】前記歩行補助機において、前脚部及び後脚
    部それぞれに複数の車輪を縦列に配置し、重心が車輪の
    間隔内に位置するよう配置することで装置全体が前後に
    傾倒することを防ぐ構造を持つ請求項2記載の歩行補助
    機。
JP2002063353A 2002-03-08 2002-03-08 エスカレーターに乗降できる歩行補助機 Pending JP2003260086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002063353A JP2003260086A (ja) 2002-03-08 2002-03-08 エスカレーターに乗降できる歩行補助機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002063353A JP2003260086A (ja) 2002-03-08 2002-03-08 エスカレーターに乗降できる歩行補助機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003260086A true JP2003260086A (ja) 2003-09-16

Family

ID=28670810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002063353A Pending JP2003260086A (ja) 2002-03-08 2002-03-08 エスカレーターに乗降できる歩行補助機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003260086A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167611A (ja) * 2005-03-31 2007-07-05 Koichi Okamoto エスカレータに出入りする車椅子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167611A (ja) * 2005-03-31 2007-07-05 Koichi Okamoto エスカレータに出入りする車椅子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101184461A (zh) 辅助锻炼装置
JP2005502443A (ja) 起立補助車椅子
JP2007181639A (ja) 起立補助椅子
JP5804413B2 (ja) 歩行補助車
KR101010010B1 (ko) 전동 휠체어 시트 평행자세 자동조절 장치
KR20200037610A (ko) 수평 유지 기능을 갖는 휠체어
CN107088124A (zh) 一种方便起坐的轮椅
US20100140893A1 (en) Walker apparatus
JP2001321404A (ja) 歩行器兼用車椅子
KR102461127B1 (ko) 전동휠체어
CN111588297B (zh) 一种助老座便自动伸缩装置及其伸缩方法
JP2009207772A (ja) 歩行器
CN211460899U (zh) 一种站立辅助轮椅
JP5531344B2 (ja) 移乗器具
JP2003260086A (ja) エスカレーターに乗降できる歩行補助機
CN211433739U (zh) 一种具有防倾倒功能的轮椅
JP2007117722A (ja) 歩行補助器具
US20220274664A1 (en) Physiotherapeutic Conveyance
KR102050584B1 (ko) 의자
JP2008237583A (ja) 介助用車椅子並びにそれに用いるフットレストアッセンブリ
JP2011024689A (ja) 起立支援椅子
KR20110092399A (ko) 밸런싱 2륜 주행 로봇기능을 응용한 휠체어
US20080231005A1 (en) Wheel chair
JP2003305096A (ja) 歩行補助機能付起立補助具
CN203634387U (zh) 帮助上下楼梯的多功能保健轮椅