JP2003259938A - 疲労軽減装置 - Google Patents

疲労軽減装置

Info

Publication number
JP2003259938A
JP2003259938A JP2002374587A JP2002374587A JP2003259938A JP 2003259938 A JP2003259938 A JP 2003259938A JP 2002374587 A JP2002374587 A JP 2002374587A JP 2002374587 A JP2002374587 A JP 2002374587A JP 2003259938 A JP2003259938 A JP 2003259938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
mounting means
mounting
fatigue
reducing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002374587A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kaneko
裕章 金子
Ryota Kaneko
亮太 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002374587A priority Critical patent/JP2003259938A/ja
Publication of JP2003259938A publication Critical patent/JP2003259938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な装置で、上方にある対象物を長時間見上
げる作業を肉体的疲労を軽減しながら効率的に行うこと
ができ、かつ体格等が異なる不特定の人が使用すること
できる疲労軽減装置を提供する。 【解決手段】作業者の頭部を載置するための頭載置手段
と、前記頭載置手段が作業者に装着されるための装着手
段とを有し、前記頭載置手段が前記装着手段に支持され
ることにより、作業者が前記頭載置手段の上面に頭部を
載置して首の疲労を軽減させて作業を行うことができる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長時間上方を見上
げて作業をする際の疲労を軽減し、生産効率を上げ、コ
ストを低減する疲労軽減装置に関するものである。
【0002】
【関連技術】一般に、壁の塗装、果実の採取、果実の袋
がけ等の作業を行う場合には、ハシゴや脚立等に登って
不安定な姿勢で作業をおこなうことが多い。
【0003】このように不安定な姿勢で長時間作業をし
ていると、作業能率が低下するばかりでなく、作業終了
後においても、肩凝り等で肉体の苦痛を伴う。
【0004】このため、出願人は鋭意研究を重ね、簡単
な装置で、腕を使っての作業を効率的に行ない、かつ肉
体的疲労を軽減することができる腕の疲労軽減装置を既
に提案した(特許2721438)。
【0005】この腕の疲労軽減装置は、腕を使っての作
業を効率的に行うことができる装置として、非常に好評
を得ている。
【0006】しかしながら、この腕の疲労軽減装置を使
用した場合でも、作業者の頭部は不安定なままであるた
め、首の疲労は軽減されず、特に果実の採取、果実の袋
がけ等、上方にある対象物を長時間見上げる作業におい
ては、作業能率が低下したり、肩凝り等の肉体的苦痛を
伴う等の問題があり、改良の余地が残されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる実情
に鑑みてなされたものであって、簡単な装置で、上方に
ある対象物を長時間見上げる作業を肉体的疲労を軽減し
ながら効率的に行うことができ、かつ体格等が異なる不
特定の人が使用することできる疲労軽減装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の疲労軽減装置は、作業者の頭部を載置する
ための頭載置手段と、前記頭載置手段が作業者に装着さ
れるための装着手段とを有し、前記頭載置手段が前記装
着手段に支持されることにより、作業者が前記頭載置手
段の上面に頭部を載置して首の疲労を軽減させて作業を
行うことができるようにしたことを特徴とする。
【0009】作業者の頭部を載置するための頭載置部材
を前記頭載置手段に設けるとともに、前記頭載置手段が
取り付けられるベース部材を前記装着手段に設け、前記
頭載置手段が前記ベース部材に支持されることにより、
作業者が前記頭載置部材の上面に頭部を載置して首の疲
労を軽減させて作業を行うことができるように構成する
こともできる。
【0010】また、前記頭載置手段が前記頭載置部材に
上端部が係止されるように取り付けられたサポート部材
を有し、前記頭載置手段のサポート部材の下端部を前記
装着手段に設けられた前記ベース部材に係止せしめるこ
とにより、作業者が前記頭載置部材の上面に頭部を載置
して首の疲労を軽減させて作業を行うことができるよう
に構成することもできる。
【0011】さらに、前記サポート部材が弾性体からな
るように構成すれば、作業者の頭部が前記頭載置手段に
よって弾力的に支持されるため、より好ましい。
【0012】また、前記サポート部材の下端部を前記装
着手段に設けられた前記ベース部材に上下方向摺動自在
に係止せしめるように構成すれば、前記頭載置手段の位
置高さを調整することができ、好適である。
【0013】さらに、前記サポート部材の上端部を前記
頭載置部材に上下方向摺動自在に係止せしめることによ
り、前記頭載置手段の位置高さを調整することができる
構成とすることも可能である。
【0014】前記サポート部材の下端部を前記装着手段
に設けられた前記ベース部材に遊動自在に固定可能とす
ることにより、前記サポート部材の前後方向の傾きを調
整することができるようにすれば、作業者が前記頭載置
手段に頭部を載置する際の頭部の傾きを自由に調整で
き、さらに好適である。
【0015】また、前記サポート部材を上下方向及び前
後方向に摺動自在かつ回動自在に固定可能にさせるジョ
イント部材を前記サポート部材の下端部に設け、前記ジ
ョイント部材を前記ベース部材に係止せしめることによ
り、前記サポート部材の上下方向及び前後方向の位置と
傾きを自在に調整することができるようにすれば、なお
好ましい。
【0016】さらに、前記サポート部材を弾性体により
構成することによって、作業者が前記頭載置部材に頭部
を載置したときにその重量により変形せしめられた該サ
ポート部材の弾性作用により、該頭載置部材に作業者の
頭部に向かって作用する付勢力が付与された前記疲労軽
減装置を用いて、該付勢力を調整することができる付勢
力調整手段をさらに設ける構成とすることもできる。
【0017】なお、前記頭載置手段としては、音叉状の
サポート部材と、該サポート部材の上端部に回動自在に
係止せしめられた一対のアーム部材と、該一対のアーム
部材の間に取り付けられる帯状弾性体からなる頭載置部
材と、からなる構成を採用することにより、前記帯状弾
性体の弾力性によって前記頭載置部材にクッション性を
もたせるようにすることも可能である。
【0018】また、焼き入れ可能な鋼線によって前記頭
載置手段と前記装着手段とが一体的に形成されるように
成形し、その成形後に焼き入れを行うことによって弾性
作用を付与することにより、作業者が前記頭載置手段の
上面に頭部を載置して首の疲労を軽減させて作業を行う
ことができるようにすることも可能である。
【0019】さらに、前記装着手段に支持された前記頭
載置手段に反力を付加し、かつ該反力を調整することが
できるようにした反力付加調整手段をさらに設ける構成
とすることも可能である。
【0020】前記頭載置部材及び前記ベース部材の内側
にエアーを有する空気室を連通して形成し、該空気室の
内圧を内圧調整部材を用いて可変自在とすることによ
り、該頭載置部材の反力を調整自在とし、作業者が快適
に該頭載置部材の上面に頭部を載置して首の疲労を軽減
させて作業を行うことができるようにすることも可能で
ある。
【0021】さらに、前記頭載置手段が、内側にエアー
を有する空気室が形成された前記頭載置部材と該頭載置
部材に上端部が係止されるように取り付けられたサポー
ト部材を有し、前記頭載置手段のサポート部材の下端部
を前記装着手段に設けられた前記ベース部材の上部に形
成された反力発生部材に係止せしめ、作業者が前記頭載
置部材に頭部を載置した際の重量により傾斜せしめられ
た該頭載置部材が該反力発生部材と圧接して反力を得る
ことにより、作業者が該頭載置部材の上面に頭部を載置
して首の疲労を軽減させて作業を行う構成とすることも
できる。
【0022】作業者の腕や作業に必要な小間物・道具等
を載置する載置部材と該載置部材から下方に延びる下部
柱部材とからなる載置手段と、該載置手段の下部柱部材
を支持する支持手段と、該下部柱部材の下端部には雌孔
が形成され、該雌孔には該支持手段が挿通され該載置手
段が上下方向に摺動停止し、該支持手段の両端部が前記
装着手段の前部に取り付けられてなる装置であり、作業
者が該載置部材の上面に腕や作業に必要な小間物・道具
等を載置して作業を行うことができるようにした載置機
構をさらに設ける構成とすることもできる。
【0023】さらに、上記した疲労軽減装置において、
作業者の腕や作業に必要な小間物・道具等を載置する載
置部材と該載置部材から下方に延びる下部柱部材とから
なる載置手段と、該載置手段の下部柱部材を支持する支
持手段と、該下部柱部材の下端部に停止支持手段が設け
られ、該支持手段には長手方向に溝を有する挿通孔が形
成され、該挿通孔には該停止支持手段が上下方向摺動可
能かつ停止支持可能に挿通され、該支持手段の両端部が
前記装着手段の前部に取り付けられてなる装置であり、
作業者が該載置部材の上面に腕や作業に必要な小間物・
道具等を載置して作業を行うことができるようにした載
置機構をさらに設ける構成とすることも可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して本発
明の実施の形態を詳細に説明するが、本発明の技術思想
から逸脱しない限り図示例以外にも種々の変形又は変更
が可能なことはいうまでもない。
【0025】図1は本発明の疲労軽減装置の第一の実施
の形態を示す側面一部断面概略説明図、図2は図1の要
部拡大一部断面概略説明図、図3は本発明の疲労軽減装
置の第一の実施の形態を示す正面概略説明図、図4は本
発明の疲労軽減装置の第一の実施の形態を示す背面概略
説明図、図5は図4の要部拡大概略説明図である。
【0026】図6は本発明の疲労軽減装置の第二の実施
の形態を示す側面概略説明図、図7は本発明の疲労軽減
装置の第二の実施の形態を示す背面概略説明図、図8は
本発明の疲労軽減装置の第三の実施の形態を示す側面概
略説明図、図9は本発明の疲労軽減装置の第三の実施の
形態を示す背面概略説明図、図10は図9を上から見た
上面概略説明図である。
【0027】図11は本発明の疲労軽減装置の第四の実
施の形態を示す背面概略説明図、図12は本発明の疲労
軽減装置の第四の実施の形態を示す側面概略説明図、図
13は図11のXIII−XIII線断面図、図14は図11
の要部拡大概略背面説明図である。
【0028】図15は本発明の疲労軽減装置の第五の実
施の形態を示す側面概略説明図、図16は図15の要部
拡大概略説明図、図17は本発明の疲労軽減装置の第五
の実施の形態を示す背面概略説明図、図18は図17の
要部拡大概略説明図である。
【0029】図19は本発明の疲労軽減装置の第六の実
施の形態を示す側面概略説明図、図20は図19の要部
拡大概略説明図、図21は本発明の疲労軽減装置の第六
の実施の形態を示す正面概略説明図、図22は図21の
要部拡大概略説明図である。
【0030】図23は本発明の疲労軽減装置の第七の実
施の形態を示す背面概略説明図、図24は図23のXX
IV部分拡大概略説明図、図25は本発明の疲労軽減装置
の第七の実施の形態を示す側面概略説明図、図26は図
25の状態から作業者が頭部をさらに後方に傾けた状態
を示す側面概略説明図である。
【0031】図27は本発明の疲労軽減装置の第八の実
施の形態を示す斜視概略説明図であって、(a)は頭載
置手段と装着手段とが一体的に形成され作業者に装着さ
れた状態、(b)は頭載置手段と装着手段とが一体的に
形成され、さらに気密体が設けられた状態、(c)は
(b)の疲労軽減装置が作業者に装着された状態、をそ
れぞれ示す。図28は本発明の疲労軽減装置の第八の実
施の形態を示す側面概略説明図、図29は本発明の疲労
軽減装置の第八の実施の形態を示す背面概略説明図、図
30は図29のXXX−XXX線断面図である。
【0032】図31は本発明の疲労軽減装置の第九の実
施の形態を示す側面概略説明図、図32は本発明の疲労
軽減装置の第九の実施の形態を示す背面概略説明図、図
33は図32の要部拡大概略説明図、図34は図33の
XXXIV部分拡大概略説明図である。
【0033】図35は本発明の疲労軽減装置の第十の実
施の形態を示す側面概略説明図、図36は図35の状態
から作業者が頭部をさらに後方に傾けた状態を示す側面
概略説明図である。図37は図35のXXXVII部分拡
大概略説明図である。
【0034】図38は本発明の疲労軽減装置の第十一の
実施の形態を示す正面概略説明図、図39は本発明の疲
労軽減装置の第十一の実施の形態を示す背面概略説明
図、図40は図39の要部拡大概略説明図、図41は本
発明の疲労軽減装置の第十一の実施の形態を示す側面概
略説明図、図42は図41のXXXXII−XXXXII線
断面図である。
【0035】図43は本発明の疲労軽減装置の第十二の
実施の形態を示す正面概略説明図、図44は本発明の疲
労軽減装置の第十二の実施の形態を示す側面一部断面概
略説明図、図45は本発明の疲労軽減装置の第十二の実
施の形態を示すもので、別の載置機構を設けた例を示す
側面一部断面概略説明図、図46は図45のXXXXVI
部分の拡大概略断面図、図47は図46のXXXXVII
−XXXXVII 線断面図である。
【0036】本発明の疲労軽減装置の第一の実施の形態
を添付図面中図1〜図5に基づいて説明する。符号10
Aは、本発明の疲労軽減装置の第一の実施の形態を示
す。該疲労軽減装置10Aには、作業者Mの頭部Hを載
置する頭載置部材12と該頭載置部材12に上端部14
が係止されるように取り付けられたサポート部材16と
からなる頭載置手段18と、該頭載置手段18が取り付
けられたベース部材20と、該ベース部材20が取り付
けられた装着手段22とが設けられている。
【0037】該装着手段22は、該頭載置部材12で受
けた頭部Hの重さの一部を、サポート部材16及びベー
ス部材20を介して肩、背中、胸等の身体の比較的強い
部分に分散させる役目を担うものである。
【0038】上記頭載置手段18のサポート部材16の
下端部24を上記装着手段22の後部に設けられた上記
ベース部材20に係止せしめることにより、作業者Mが
上記頭載置部材12の上面に頭部Hを載置して首の疲労
を軽減させて作業を行うことができるように構成されて
いる。また、符号26a,26bは、該下端部24を該
ベース部材20に係止せしめるためのボルトである。
【0039】図2において、該下端部24は、ボルト2
6a,26b及びワッシャー28を介して該ベース部材
20に取り付けられている。図示の例では、下側に取り
付けられたボルト26bのみがワッシャー28を介して
上記頭載置手段18の該サポート部材16の下端部24
を貫通し該装着手段22へと螺着されている。一方、ボ
ルト26aは、該サポート部材16の下端部24を貫通
せずに、該下端部24を押圧するのみとされている。
【0040】図2において仮想線で示した位置で作業者
Mが上記頭載置部材12の上面に頭部Hを載置すると、
実線で示す位置にまで作業者の頭部Hが傾くように該頭
載置手段18が傾くので、作業者Mが上方を見上げて作
業をする際に首の疲労を軽減させて作業を行うことがで
きる。なお、図示の例では、該サポート部材16には板
ばねを用いた。
【0041】該ボルト26aを奥へと螺入すれば、作業
者Mが頭載置部材12の上面に頭部Hを載置したときの
傾きの角度は小さくなり、該ボルト26aを緩めて手前
に戻せば、作業者Mが頭載置部材12の上面に頭部Hを
載置したときの傾きの角度が大きくなるように構成され
ている。
【0042】すなわち、該サポート部材16の下端部2
4を装着手段22に設けられた該ベース部材20に遊動
自在に固定可能とすることにより、該サポート部材16
の前後方向の傾きが調整自在とされている。
【0043】このように構成すれば、作業者Mが上方を
見上げて作業をする際に必要に応じて頭載置部材12の
傾きを自由に調整することができる。また、別の人が使
用しても、体格の違い(首の長さ、性別など)に応じて
適宜調整が可能となる。
【0044】さらに、剪定、果樹の袋掛、収穫等の上を
見上げる作業の場合には頭部の角度は一定せずに、ある
角度(通常は直立〜30度)の範囲を繰り返し動くため
疲労の度はさらに増すが、上記のように構成すれば、作
業者Mが頭載置部材12の上面に頭部Hを載置したとき
の傾きの角度が自由に調整することが可能となり、首の
力を抜いた自然な状態で極めて快適に行うことができ、
非常に好都合である。
【0045】なお、図示の例では、上記サポート部材1
6及び上記ベース部材20をそれぞれ2つ設けた例を示
したが(図4及び図5)、該サポート部材16及び該ベ
ース部材20の設置個数に特別の限定がないことは言う
までもない。
【0046】上記装着手段22としては、図3及び図4
によく示されるように、例えば、袖無し胴衣状に形成す
ればよい。
【0047】そして、図5によく示されるように、上記
サポート部材16の下端部24には、頭載置手段18の
高さ調整用の長孔32が設けられており、上記ボルト2
6bは該長孔32を介して該ベース部材20へと取り付
けられる。
【0048】このように構成することにより、ボルト2
6bが長孔32及びワッシャー28を介してベース部材
20に取り付けられるので、サポート部材16の下端部
24がベース部材20に上下方向摺動自在に係止され、
頭載置手段18の位置高さを自由に調整することができ
る。
【0049】次に、本発明の疲労軽減装置の第二の実施
の形態を添付図面中図6及び図7に基づいて説明する。
【0050】符号10Bは、本発明の疲労軽減装置の第
二の実施の形態を示す。該疲労軽減装置10Bには、作
業者Mの頭部Hを載置する頭載置部材12と該頭載置部
材12に上端部14がリベット部材34によって揺動自
在に係止されるように取り付けられたサポート部材16
とからなる頭載置手段18と、該頭載置手段18が取り
付けられるベース部材20と、該ベース部材20を作業
者Mに装着するための装着手段22とが設けられてい
る。
【0051】上記頭載置手段18のサポート部材16の
下端部24を上記装着手段22に設けられた上記ベース
部材20に係止せしめることにより、作業者Mが上記頭
載置部材12の上面に頭部Hを載置して頭部Hの重さの
一部を受けるようにし、肩、背中等の身体の比較的強い
部分にその重さを分散せしめることにより、首の疲労を
軽減させて作業を行うことができるように構成されてい
る。
【0052】図示の例では、サポート部材16には鋼材
が用いられており、作業時を考慮して作業者Mの頭部Hが
快適に支持されるように、該サポート部材16は後方に
傾斜せしめられている。また、上記頭載置部材12が揺
動自在に取り付けられているため、作業者Mが顎を上げ
たり引いたりしても頭部Hが頭載置部材12に依然とし
て載置される。
【0053】なお、図示の例では、該サポート部材16
を一つ設けた例を示したが、該サポート部材16を複数
個設ける構成とすることができることはいうまでもな
い。
【0054】本発明の疲労軽減装置の第三の実施の形態
を添付図面中図8〜図10に基づいて説明する。
【0055】符号10Cは、本発明の疲労軽減装置の第
三の実施の形態を示す。該疲労軽減装置10Cには、作
業者Mの頭部Hを載置する頭載置部材12と該頭載置部
材12に上端部14が係止されるように取り付けられた
サポート部材16とからなる頭載置手段18と、該頭載
置手段18が取り付けられるベース部材20と、該ベー
ス部材20を作業者Mに装着するための装着手段22と
が設けられている。
【0056】頭載置手段18のサポート部材16の下端
部24を上記装着手段22の後部に設けられたベース部
材20に係止せしめることにより、作業者Mが該頭載置
部材12の上面に頭部Hを載置して首の疲労を軽減させ
て作業を行うことができるように構成されている。
【0057】図9によく示されるように、上記サポート
部材16の上端部14には、頭載置部材12の高さ調整
用の長孔38が設けられており、高さ調整ボルト36が
該長孔38を介して該頭載置部材12へと取り付けられ
ている。
【0058】このようにすれば、該サポート部材16の
上端部14が該頭載置部材12に上下方向摺動自在に係
止せしめられるので、作業者Mは該頭載置手段18の位
置高さを自在に調整することができる。
【0059】また、図示の例では、該サポート部材16
には板ばねを用いることにより、図8によく示される如
く、作業者Mが上記頭載置部材12の上面に頭部Hを載
置すると該頭載置部材12が傾いて、作業者Mの首の疲
労が軽減させるように構成されている。
【0060】なお、前述の第一の実施の形態と同様に、
サポート部材16の下端部24を装着手段22に設けら
れたベース部材20に遊動自在に固定可能とすることに
より、該サポート部材16の前後方向の傾きが調整自在
とされている(図示は省略)。
【0061】さらに、図10によく示される如く、該頭
載置部材12を凹状に形成すれば、作業者Mの頭部Hが
該頭載置部材12から滑落することもなく、また作業者
Mが頭部Hを左右に傾げて作業をする場合にも、側頭部
が支持されるのでより好ましい。
【0062】次に、本発明の疲労軽減装置の第四の実施
の形態を添付図面中図11〜図14に基づいて説明す
る。
【0063】図11〜図14において、符号10Dは、
本発明の疲労軽減装置の第四の実施の形態を示す。該疲
労軽減装置10Dには、作業者Mの頭部Hを載置する頭
載置部材12と該頭載置部材12に上端部14が係止さ
れるように取り付けられたサポート部材16とからなる
頭載置手段18と、該頭載置手段18が取り付けられる
ベース部材20と、該ベース部材20を作業者Mに装着
するための装着手段22とが設けられている。
【0064】サポート部材16の下端部24には、該サ
ポート部材16を上下方向及び前後方向に摺動自在かつ
回動自在に固定可能にさせるジョイント部材21が設け
られており、該ジョイント部材21はボルト100によ
ってベース部材20を介して装着手段22に係止せしめ
られている。
【0065】ジョイント部材21は、コイルばねとされ
たサポート部材16の下端部24をガイドするためのス
プリング案内筒23と、長孔94a及び長孔94bが開
穿された支持部材25と、該長孔94aに挿入され該支
持部材25を介して該スプリング案内筒23に螺着せし
められるボルト27と、該長孔94bに挿入され該支持
部材25及び該ベース部材20を介してナット29に螺
着せしめられるボルト31と、から構成されている。
【0066】図13及び図14によく示されるように、
コイルばねとされたサポート部材16の下端部24はス
プリング案内筒23によりガイドされており、支持部材
25の長孔94aに挿入されたボルト27が支持部材2
5を介してスプリング案内筒23に螺着せしめられてい
る。
【0067】したがって、ボルト27を緩めることによ
り長孔94aの範囲内でスプリング案内筒23を所望の
位置まで上下に微移動させて、該ボルト27を再度締め
付けることにより、サポート部材16の位置を上下方向
に調整することが可能とされている。
【0068】また、支持部材25の長孔94bに挿入さ
れたボルト31は、支持部材25及びベース部材20を
介してナット29に螺着せしめられている。したがっ
て、ボルト31を緩めることにより長孔94bの範囲内
で支持部材25を所望の位置まで前後に微移動させて、
該ボルト31を再度締め付けることにより、サポート部
材16の位置を前後方向に調整することが可能とされて
いる。
【0069】上述した構成により、本発明の疲労軽減装
置の第四の実施の形態によれば、サポート部材16の上
下方向及び前後方向の位置と傾きを自在に調整すること
ができるため、作業者の頭部の接触位置に応じて相対的
にばねの強さを変えることで不特定の人に適応させるこ
とが可能となる。
【0070】次に、本発明の疲労軽減装置の第五の実施
の形態を添付図面中図15〜図18に基づいて説明す
る。
【0071】符号10Eは、本発明の疲労軽減装置の第
五の実施の形態を示す。該疲労軽減装置10Eには、作
業者Mの頭部Hを載置する頭載置部材12と該頭載置部
材12に上端部14が係止されるように取り付けられた
サポート部材16とからなる頭載置手段18と、該頭載
置手段18が取り付けられるベース部材20と、該ベー
ス部材20を作業者Mに装着するための装着手段22と
が設けられている。
【0072】そして、頭載置手段18のサポート部材1
6の下端部24を上記装着手段22の後部に設けられた
ベース部材20に係止せしめることにより、作業者Mが
該頭載置部材12の上面に頭部Hを載置して首の疲労を
軽減させて作業を行うことができるように構成されてい
る。
【0073】図によく示されるように、該サポート部材
16には、コイルばねが用いられている。符号40は該
コイルばねの支点を示し、作業者Mの頸骨近傍に設けら
れている。
【0074】このようにすれば、頭部Hの回動と該頭載
置部材12の回動が一致し、該頭載置部材12が、コイ
ルばねである該サポート部材16によって弾性支持され
るので、作業者Mが上記頭載置部材12の上面に頭部H
を載置すると該頭載置部材12が該サポート部材16の
支点40を支点として回動することにより傾き、該コイ
ルばねの弾性作用により頭部Hが付勢支持され、作業者M
の首の疲労が軽減させるように構成されている。
【0075】さらに、本発明の疲労軽減装置の第六の実
施の形態を添付図面中図19〜図22に基づいて説明す
る。
【0076】符号10Fは、本発明の疲労軽減装置の第
六の実施の形態を示す。該疲労軽減装置10Fには、作
業者Mの頭部Hを載置する頭載置部材12と該頭載置部
材12に上端部14が係止されるように取り付けられた
サポート部材16とからなる頭載置手段18と、該頭載
置手段18が取り付けられるベース部材20と、該ベー
ス部材20を作業者Mに装着するための装着手段22と
が設けられている。
【0077】当該実施の形態においては、頭載置手段1
8のサポート部材16の下端部24を装着手段22の前
部に設けられたベース部材20に係止せしめることによ
り、作業者Mが該頭載置部材12の上面に頭部Hを載置
して首の疲労を軽減させて作業を行うことができるよう
に構成されている。
【0078】当該実施の形態においては、サポート部材
16は上記第五の実施の形態と同様にコイルばねで構成
されているが、該サポート部材16にはリング状の係止
手段42a,42b,42cが設けられている。
【0079】そして、付勢力調整手段44としてコイル
ばねがさらに設けられており、該付勢力調整手段44の
下端部を装着手段22に取り付け、上端部を該係止手段
42a,42b,42cのいずれか一つに係止させるこ
とにより付勢力の調整ができるように構成されている。
【0080】このようにすれば、特に図20によく示さ
れるように、作業者Mが頭載置部材12に頭部Hを載置
すると、該頭載置部材12が該サポート部材16の支点
40を支点として回動することにより傾き、頭部Hの重
量(頭の重さは、約7〜8.5kgで、最大傾斜では約
1.2〜1.5kgの枕加重となる)により変形せしめ
られた該サポート部材16の弾性作用による該頭載置部
材12の頭部Hに向かって作用する付勢力が調整される
ものである。
【0081】このように構成することにより、作業者M
が頭載置部材12に頭部Hを載置すると、該頭載置部材
12が該サポート部材16の支点40を支点として回動
することにより傾き、頭部Hの重量により変形せしめら
れた該サポート部材16の弾性作用により、該頭載置部
材12に作業者Mの頭部Hに向かって作用する付勢力が
付与されるが、この付勢力を強弱自在に調整することが
でき、また使用する人が変わってもその人に適宜合わせ
ることが可能となる。
【0082】本発明の疲労軽減装置の第七の実施の形態
を添付図面中図23〜図26に基づいて説明する。
【0083】符号10Gは、本発明の疲労軽減装置の第
七の実施の形態を示す。該疲労軽減装置10Gの頭載置
手段18は、音叉状のサポート部材16と、該サポート
部材16の上端部に取り付け金具74によって回動自在
に係止せしめられた一対のアーム部材66と、該一対の
アーム部材66の間に取り付けられる複数の帯状弾性体
68からなる頭載置部材12を有している。
【0084】該サポート部材16の下端部はベース部材
20によって支持されており、該ベース部材20は、該
頭載置手段18を作業者Mに装着するための装着手段2
2に取り付けられている。
【0085】該帯状弾性体68としては、図示例ではゴ
ム紐を用いた。該帯状弾性体の両端部には、図24によ
く示される如く、フック72が設けられており、該一対
のアーム部材66の内側面に設けられたリング70に取
り付けられている。
【0086】図25では、作業者Mの頭部Hは中立状態
にあり、目線は水平方向を向いていて、該帯状弾性体6
8の下段のものは首にかかっている状態であるが、反力
は小さい。
【0087】図25の状態から、作業者Mの頭部Hをさ
らに後方に傾けた状態が図26である。
【0088】図25の状態から目線を上向きにして頭部
Hを最も傾けて図26に示す状態になると、該帯状弾性
体68の反力は最大となる。
【0089】上述した4本の帯状弾性体68に均等の押
圧を作用させるため、頭部Hの重みにより、上段にある
ものの方が変位が大きくなるようにし、該帯状弾性体6
8は下段から上段にいく程弱い弾力を有するように構成
されている。このようにすることにより、作業者Mの頭
部Hが図26の状態のときに、該4本の帯状弾性体68
の反力が均一となるように構成されている。
【0090】このように構成することにより、該帯状弾
性体68の弾力性によって該頭載置部材12にはクッシ
ョン性が付与され、作業者Mの頭部Hは快適に支持され
る。
【0091】次に、本発明の疲労軽減装置の第八の実施
の形態を添付図面中図27〜図30に基づいて説明す
る。
【0092】図27〜図29において、符号10Hは、
本発明の疲労軽減装置の第八の実施の形態を示す。疲労
軽減装置10Hは、作業者Mの頭部Hを載置するための
頭載置部材12を有する頭載置手段18と、頭載置手段
18を作業者Mに装着するための装着手段22とが一体
的に成形されている。
【0093】上記した疲労軽減装置10Hは、図27
(a)(b)(c)によく示される如く、焼き入れ可能
な鋼線69によって頭載置手段18と装着手段22とが
一体的に形成されるように成形されており、さらに作業
者の頸骨近傍の適宜位置にくるようにコイルばね71が
一体的に形成されるように成形されている。また、鋼線
69の下端部には環状体75があわせて一体的に形成さ
れて成形されており、紐77をこの環状体75に通して
締め上げることで作業者の体に疲労軽減装置10Hがフ
ィットするように構成されている(図28)。
【0094】このように成形された後に鋼線69に焼き
入れを行うことにより、焼き入れによって強度が増した
疲労軽減装置10Hには弾性作用が付与され、作業者の
首の疲労が軽減されることになる。
【0095】また、疲労軽減装置10Hを一体的に形成
する鋼線69(図27(a))のうち、作業者の体に接
触する側にはその空洞とされた内部にエアー等の気体を
有する気密体73が、作業者の正面側・肩側・背中側の
3部に分けて設けられており(図27(b)及び
(c))、この気密体73内部の気体の量を調節するこ
とで気密体73の膨張程度を変えることができ、頭載置
手段18の位置を自在に調整することができる。なお、
この気密体73内部の気体の量の調節は、図30におい
て図示したような内圧調整部材96などの空気弁を用い
て行うことができる。
【0096】即ち、作業者の正面側の気密体73を多め
に膨張させれば頭載置手段18はより作業者の頭部に近
づかせることができ、作業者の肩側の気密体73を多め
に膨張させれば頭載置手段18を上方に移動させること
ができる。
【0097】なお、図示の例では、気密体73はゴムで
形成されているが、気密性を有するものであれば、ビニ
ール、布に気密性材料を浸透させたもの等を用いること
ができることはいうまでもない。
【0098】本発明の疲労軽減装置の第九の実施の形態
を添付図面中図31〜図34に基づいて説明する。
【0099】図31〜図34において、符号10Iは、
本発明の疲労軽減装置の第九の実施の形態を示す。該疲
労軽減装置10Iには、作業者Mの頭部Hを載置する頭
載置部材12と該頭載置部材12に上端部14が係止さ
れるように取り付けられたサポート部材16とからなる
頭載置手段18と、該頭載置手段18が取り付けられる
ベース部材20と、該ベース部材20を作業者Mに装着
するための装着手段22とが設けられている。
【0100】本発明の疲労軽減装置の第九の実施の形態
では、上述のようにして装着手段22に支持された頭載
置手段18に対して反力を付加し、かつ該反力を調整す
ることができるようにした反力付加調整手段98が設け
られている。
【0101】反力付加調整手段98としては、例えば図
33に示されるようなガススプリング(KYBガススプ
リング(フリーピストンタイプ):カヤバ工業株式会社
製)を使用することができるが、常時伸び方向に反発力
を有しておりかつ頭載置手段18に反力を付加できるも
のであればよく、特別の限定がないことはいうまでもな
い。
【0102】この反力付加調整手段98は常時伸び方向
に反発力を有するため、頭載置手段18に対して反力を
付加することができるし、また、内部のガス量を調節す
ることにより反力を調整することも可能である。
【0103】図31において、サポート部材16の下端
部は頸骨近傍でベース部材20に蝶番79により係止さ
れている。頭載置部材12の下面及び装着手段22の背
面には、長孔82a及び長孔82bを有する支持板84
a,84bがそれぞれ設けられている。長孔82a及び
長孔82bには反力付加調整手段98の両端部が摺動固
定自在に取り付けられている。
【0104】図33及び図34において、反力付加調整
手段98は、その上端部にボルト88bによってその一
端部が連結された連結部材86aを有しており、連結部
材86aの他端部は支持板84aの長孔82aに挿入さ
れたボルト88aとナット90aによりワッシャー92
a,92b,92cを介して回動可能に係止されてい
る。
【0105】したがって、ボルト88aを緩めれば、反
力付加調整手段98は長孔82aの範囲内で摺動可能と
され、ボルト88aを締めれば、反力付加調整手段98
は長孔82aの範囲内で所望の位置に適宜固定されるこ
とになる。
【0106】同様にして、反力付加調整手段98の下端
部はボルト88cによってその一端部が連結された連結
部材86bを有しており、連結部材86bの他端部は支
持板84bの長孔82bに挿入されたボルト88dとナ
ット90bによりワッシャー92d,92e,92fを
介して回動可能に係止されている。
【0107】したがって、ボルト88dを緩めれば、反
力付加調整手段98は長孔82bの範囲内で摺動可能と
され、ボルト88dを締めれば、反力付加調整手段98
は長孔82bの範囲内で所望の位置に適宜固定されるこ
ととなる。
【0108】長孔82a及び長孔82bのどの位置で反
力付加調整手段98を固定させるかは、作業者Mの頭部
Hの傾き加重にあわせて適宜決定される。例えば、図3
1の例では、反力付加調整手段98の取り付け位置は長
孔82bの最上部である。図の状態で反力付加調整手段
98の反力が強い場合には、支持板84aの長孔82a
に取り付けられた反力付加調整手段98を係止する位置
をもっと上方にすなわち作業者Mの頭頂部方向へと移動
させれば反力は減少されることとなる。
【0109】また、図31の状態で反力付加調整手段9
8の反力が弱い場合には、装着手段22に設けられた支
持板84bの長孔82bに取り付けられた反力付加調整
手段98を係止する位置をもっと下方へと移動させれば
釣り合うこととなる。
【0110】すなわち、頭部Hが頭載置部材12に作用
する加重をFとし、頸骨近傍に設けられた頭載置手段1
8を支持する蝶番79から下ろした距離をLとし、反力
付加調整手段98の反力をKとし、上記蝶番79から反
力付加調整手段98に下ろした垂線の長さをRとする
と、F×L=K×Rの関係に合わせれば、釣り合いがと
れて作業者Mにとって快適な状態となる。なお、長孔8
2a,82bの近傍に目盛りを設けておけば、合わせる
のがより簡単となる。
【0111】本発明の疲労軽減装置の第十の実施の形態
を添付図面中図35〜図37に基づいて説明する。
【0112】図35において、符号10Jは、本発明の
疲労軽減装置の第十の実施の形態を示す。該疲労軽減装
置10Jには、エアーを有する空気室が形成された頭載
置部材12と内圧調整部材76からなる頭載置手段18
と、エアーを有する空気室が該頭載置部材12と連通し
て形成されたベース部材20と、該ベース部材20を作
業者Mに装着するための装着手段22とが設けられてい
る。
【0113】上記内圧調整部材76としては、例えば、
図37に示すような周知の構造の空気弁を用いることが
でき、簡易の圧力ゲージ等(図示せず)を設ければなお
好ましい。該内圧調整部材76を介してエアーを注入す
ればする程該頭載置部材12の反力は大きくなり、該内
圧調整部材76からエアーを放出すればする程該頭載置
部材12の反力は小さくなることとなる。このようにし
て、体格等が異なる様々な人が使用することできるよう
に該頭載置部材の反力が調整自在とされている。
【0114】図35の状態から、作業者Mの頭部Hをさ
らに後方に傾けた状態が図36である。図によく示され
る如く、作業者Mの頭部Hを後方に傾けると頭載置部材
12とベース部材20は互いに押し合い反発することと
なるので、上記した内圧調整部材76による反力調整に
加えてさらに反力が発生することとなる。
【0115】これらの反力調整は、該頭載置部材12と
ベース部材20を一体成形する際の材料(例えば、ビニ
ール、ゴム、布に気密性材料を浸透させたもの等の気密
性のある材料)の選択によっても行われるし、また上記
した内圧調整部材76による反力調整によっても行われ
る。
【0116】また、疲労軽減装置10Jにおいて、該頭
載置部材12とベース部材20を一体成形する場合の形
状としては、例えば図35に示す形状が好ましいが、該
頭載置部材12とベース部材20が一体的に形成されれ
ばよいもので図示の形状に限定されるものではない。
【0117】次に、本発明の疲労軽減装置の第十一の実
施の形態を添付図面中図38〜図42に基づいて説明す
る。
【0118】図38〜42において、符号10Kは、本
発明の疲労軽減装置の第十一の実施の形態を示す。該疲
労軽減装置10Kは、内側にエアーを有する空気室が形
成され内圧調整部材76が設けられた頭載置部材12
と、該頭載置部材12に上端部が係止されるように取り
付けられたサポート部材16とを有する頭載置手段18
を有している。
【0119】該頭載置手段18の該サポート部材16の
下端部は、内側にエアーを有する空気室が形成され内圧
調整部材76が設けられた反力発生部材78に取り付け
られており、該反力発生部材78はベース部材20の上
端部に係止されている。そして、該ベース部材20は、
該ベース部材20を作業者Mに装着するための装着手段
22に係止されている。
【0120】上記反力発生部材78には、反力発生突起
80が一体的に形成されており、作業者Mが該頭載置部
材12に頭部Hを載置した際の重量により傾斜せしめら
れた該頭載置部材12が該反力発生突起80と圧接して
互いに押し合い反発することにより反力を得ることによ
って、作業者Mが該頭載置部材12の上面に頭部Hを載置
して首の疲労を軽減させて作業を行うことができるよう
にされている。
【0121】また、該内圧調整部材76を介して頭載置
部材12及び反力発生部材78内部のエアーの量を調整
することにより、頭載置部材12の反力が調整自在とさ
れているため、体格等が異なる様々な人が使用すること
できるものである。
【0122】さらに、本発明の疲労軽減装置の第十二の
実施の形態を添付図面中図43〜図47に基づいて説明
する。
【0123】符号10Lは、本発明の疲労軽減装置の第
十二の実施の形態を示す。該疲労軽減装置10Lには、
作業者Mの頭部Hを載置する頭載置部材12と該頭載置
部材12に上端部14が係止されるように取り付けられ
たサポート部材16とからなる頭載置手段18と、該頭
載置手段18が取り付けられるベース部材20と、該ベ
ース部材20を作業者Mに装着するための装着手段22
とが設けられている。
【0124】該装着手段22の前部には、作業者の腕や
作業に必要な小間物・道具等を載置する載置部材46と
該載置部材46から下方に延びる下部柱部材48とから
なる載置手段50と、該載置手段50の下部柱部材48
を支持する支持手段52とが設けられている。
【0125】図44によく示される如く、載置機構62
は、下端部に雌孔56を有する下部柱部材48を含み、
該雌孔56には該支持手段52が挿通され該載置手段5
0が上下方向に摺動かつ停止可能な構成とされている。
【0126】上記した載置手段50が上下方向に摺動停
止可能な載置機構62としては、特許2721438号
公報に記載された構成を用いるのが好適である。
【0127】さらに、図45〜図47によく示されるよ
うに、別の載置機構として、載置手段50の下端部に停
止支持手段58を設け、支持手段52には長手方向に溝
を有する挿通孔60が形成され、該挿通孔60には該停
止支持手段58が停止支持可能に挿通される載置機構6
4を用いることもできる。
【0128】停止支持手段58は、載置手段50に荷重
を加えない状態では、該挿通孔60内を上下方向に摺動
自在とされているが、図45〜図47によく示すよう
に、作業者Mが該載置手段50に腕を載置することによ
り荷重が加えられると、該停止支持手段58の上端周縁
部及び下端周縁部が該挿通孔60の内壁と接触しその摩
擦力により該載置手段50が所定位置に停止する(図4
6)。
【0129】このような載置機構64を設けることによ
り、作業者Mが該頭載置部材12の上面に頭部Hを載置
して首の疲労を軽減させて作業を行うことができるだけ
でなく、該載置部材46の上面に腕や作業に必要な小間
物・道具等を載置して作業を行うことができるようにさ
れている。
【0130】上記の如く構成された本発明の疲労軽減装
置の作用を以下に説明する。
【0131】壁の塗装、果実の採取、果実の袋がけ等の
作業を行う作業者Mが、上述したように構成された疲労
軽減装置10A〜10Kを装着して作業をすると、該作
業者Mの頭部Hは頭載置手段18によって支持される。
【0132】この頭載置手段18は、ベース部材20に
よって装着手段22によって支持されているので、該作
業者Mの頭部Hは力を抜いた自然な状態で頭載置部材1
2に載置される。
【0133】その結果、通常ならば、疲労のため作業能
率が低下したり、肩凝り等の肉体的苦痛を伴ったりす
る、壁の塗装、果実の採取、果実の袋がけ等の上方を見
上げる作業が、首の力を抜いた自然な状態で極めて快適
に行うことができるので、それに伴う疲労を軽減するこ
とが可能となる。
【0134】また、上述したように、頭載置部材12の
傾きが調整自在かつ、その反力も調整自在とされている
ため、体格等が異なる様々な不特定の人が本発明の疲労
軽減装置を使用することできる。
【0135】さらに、該頭載置手段18のサポート部材
16に板ばねやコイルばね等の弾性体を用いる構成とす
れば、頭部Hが弾性支持されるため、作業者Mの疲労を
さらに軽減することができる。
【0136】また、前記サポート部材16を上下方向及
び前後方向に摺動自在かつ回動自在に固定可能にさせる
ジョイント部材21を設ける構成とすれば、前記サポー
ト部材16の上下方向及び前後方向の位置と傾きを自在
に調整することができる。
【0137】また、該頭載置手段18として、複数のゴ
ム紐などの帯状弾性体68を用いる構成とすれば、該帯
状弾性体68の弾力性によって該頭載置部材12にクッ
ション性をもたせることが可能となり、頭部Hを弾性支
持して、作業者Mの疲労を軽減することができる。
【0138】また、焼き入れ可能な鋼線69によって前
記頭載置手段18と前記装着手段22を一体的に形成す
る構成とすれば、その弾性作用により、作業者Mが首の
疲労を軽減させて作業を行うことができる。
【0139】さらに、前記装着手段22に支持された前
記頭載置手段18に反力を付加し、かつ該反力を調整す
ることができるようにした反力付加調整手段98を設け
る構成とすれば、作業者Mが首の疲労を軽減させて快適
に作業を行うことが可能となる。
【0140】また、頭載置部材12及びベース部材20
の内側にエアーを有する空気室を連通して形成し、該空
気室の内圧を内圧調整部材76を用いて可変自在とする
ことにより、該頭載置部材12の反力を調整自在とする
こともできる。
【0141】さらに、該頭載置手段18が、内側にエア
ーを有する空気室が形成された頭載置部材12と該頭載
置部材12に上端部が係止されるように取り付けられた
サポート部材16を有し、該頭載置手段18のサポート
部材16の下端部を該装着手段22に設けられたベース
部材20の上部に形成された反力発生部材80に係止せ
しめ、作業者M が該頭載置部材12に頭部Hを載置した
際の重量により傾斜せしめられた該頭載置部材12が該
反力発生部材80と圧接して反力を得ることにより、作
業者Hが該頭載置部材12の上面に頭部Hを載置して首の
疲労を軽減させて作業を行うことも可能となる。
【0142】また、上述の疲労軽減装置10Lを装着し
て作業をすれば、作業者Mが頭載置部材12の上面に頭
部Hを載置して首の疲労を軽減させて作業を行うことが
できるだけでなく、載置部材46の上面に腕や作業に必
要な小間物・道具等を載置して作業を行うことができ、
また載置手段50は上下方向に高さ調節が自在な構成と
されているため、さらに作業者Mの疲労を軽減すること
ができる。
【0143】また、上記疲労軽減装置10Lを装着した
場合でも、頭載置部材12の傾きが調整自在であり、そ
の反力も調整自在な構成とされているため、体格等の異
なる様々な不特定の人でも使用できる。
【0144】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の疲労軽減
装置によれば、簡単な装置で、上方にある対象物を長時
間見上げる作業を肉体的疲労を軽減しながら効率的に行
うことができ、かつ体格等が異なる不特定の人が使用す
ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の疲労軽減装置の第一の実施の形態を
示す側面一部断面概略説明図。
【図2】 図1の要部拡大一部断面概略説明図。
【図3】 本発明の疲労軽減装置の第一の実施の形態を
示す正面概略説明図。
【図4】 本発明の疲労軽減装置の第一の実施の形態を
示す背面概略説明図。
【図5】 図4の要部拡大概略説明図。
【図6】 本発明の疲労軽減装置の第二の実施の形態を
示す側面概略説明図。
【図7】 本発明の疲労軽減装置の第二の実施の形態を
示す背面概略説明図。
【図8】 本発明の疲労軽減装置の第三の実施の形態を
示す側面概略説明図。
【図9】 本発明の疲労軽減装置の第三の実施の形態を
示す背面概略説明図。
【図10】 図9を上から見た上面概略説明図。
【図11】 本発明の疲労軽減装置の第四の実施の形態
を示す背面概略説明図。
【図12】 本発明の疲労軽減装置の第四の実施の形態
を示す側面概略説明図。
【図13】 図11のXIII−XIII線断面図。
【図14】 図11の要部拡大概略背面説明図。
【図15】 本発明の疲労軽減装置の第五の実施の形態
を示す側面概略説明図。
【図16】 図15の要部拡大概略説明図。
【図17】 本発明の疲労軽減装置の第五の実施の形態
を示す背面概略説明図。
【図18】 図17の要部拡大概略説明図。
【図19】 本発明の疲労軽減装置の第六の実施の形態
を示す側面概略説明図。
【図20】 図19の要部拡大概略説明図。
【図21】 本発明の疲労軽減装置の第六の実施の形態
を示す正面概略説明図。
【図22】 図21の要部拡大概略説明図。
【図23】 本発明の疲労軽減装置の第七の実施の形態
を示す背面概略説明図。
【図24】 図23のXXIV部分拡大概略説明図。
【図25】 本発明の疲労軽減装置の第七の実施の形態
を示す側面概略説明図。
【図26】 図25の状態から作業者が頭部をさらに後
方に傾けた状態を示す側面概略説明図。
【図27】 本発明の疲労軽減装置の第八の実施の形態
を示す斜視概略説明図であって、(a)は頭載置手段と
装着手段とが一体的に形成され作業者に装着された状
態、(b)は頭載置手段と装着手段とが一体的に形成さ
れ、さらに気密体が設けられた状態、(c)は(b)の
疲労軽減装置が作業者に装着された状態、をそれぞれ示
す。
【図28】 本発明の疲労軽減装置の第八の実施の形態
を示す側面概略説明図。
【図29】 本発明の疲労軽減装置の第八の実施の形態
を示す背面概略説明図。
【図30】 図29のXXX−XXX線断面図。
【図31】 本発明の疲労軽減装置の第九の実施の形態
を示す側面概略説明図。
【図32】 本発明の疲労軽減装置の第九の実施の形態
を示す背面概略説明図。
【図33】 図32の要部拡大概略説明図。
【図34】 図33のXXXIV部分拡大概略説明図。
【図35】 本発明の疲労軽減装置の第十の実施の形態
を示す側面概略説明図。
【図36】 図35の状態から作業者が頭部をさらに後
方に傾けた状態を示す側面概略説明図。
【図37】 図35のXXXVII部分拡大概略説明図。
【図38】 本発明の疲労軽減装置の第十一の実施の形
態を示す正面概略説明図。
【図39】 本発明の疲労軽減装置の第十一の実施の形
態を示す背面概略説明図。
【図40】 図39の要部拡大概略説明図。
【図41】 本発明の疲労軽減装置の第十一の実施の形
態を示す側面概略説明図。
【図42】 図41のXXXXII−XXXXII 線断面
図。
【図43】 本発明の疲労軽減装置の第十二の実施の形
態を示す正面概略説明図。
【図44】 本発明の疲労軽減装置の第十二の実施の形
態を示す側面一部断面概略説明図。
【図45】 本発明の疲労軽減装置の第十二の実施の形
態を示すもので、別の載置機構を設けた例を示す側面一
部断面概略説明図。
【図46】 図45のXXXXVI部分の拡大概略断面
図。
【図47】 図46のXXXXVII−XXXXVII 線断
面図。
【符号の説明】
10A,10B,10C,10D,10E,10F,1
0G,10H,10I,10J,10K,10L:疲労
軽減装置、12:頭載置部材、14:上端部、16:サ
ポート部材、18:頭載置手段、20:ベース部材、2
1:ジョイント部材、22:装着手段、23:スプリン
グ案内筒、24:下端部、25:支持部材、26a,2
6b,27,31,88a,88b,88c,88d,
100:ボルト、28,92a,92b,92c,92
d,92e,92f:ワッシャー、29,90a,90
b:ナット、32,38,82a,82b,94a,9
4b:長孔、34:リベット部材、36:高さ調整ボル
ト、40:支点、42a,42b,42c:係止手段、
44:付勢力調整手段、46:載置部材、48:下部柱
部材、50:載置手段、52:支持手段、56:雌孔、
58:停止支持手段、60:挿通孔、62:載置機構、
64:載置機構、66:アーム部材、69:鋼線、7
0:リング、72:フック、73:気密体、74:取り
付け金具、75:環状体、76,96:内圧調整部材、
77:紐、78:反力発生部材、79:蝶番、80:反
力発生突起、84a,84b:支持板、86a,86
b:連結部材、98:反力付加調整手段、H:頭部、
M:作業者。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業者の頭部を載置するための頭載置手
    段と、前記頭載置手段が作業者に装着されるための装着
    手段とを有し、前記頭載置手段が前記装着手段に支持さ
    れることにより、作業者が前記頭載置手段の上面に頭部
    を載置して首の疲労を軽減させて作業を行うことができ
    るようにしたことを特徴とする疲労軽減装置。
  2. 【請求項2】 作業者の頭部を載置するための頭載置部
    材を前記頭載置手段に設けるとともに、前記頭載置手段
    が取り付けられるベース部材を前記装着手段に設け、前
    記頭載置手段が前記ベース部材に支持されることによ
    り、作業者が前記頭載置部材の上面に頭部を載置して首
    の疲労を軽減させて作業を行うことができるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の疲労軽減装置。
  3. 【請求項3】 前記頭載置手段が前記頭載置部材に上端
    部が係止されるように取り付けられたサポート部材を有
    し、前記頭載置手段のサポート部材の下端部を前記装着
    手段に設けられた前記ベース部材に係止せしめることに
    より、作業者が前記頭載置部材の上面に頭部を載置して
    首の疲労を軽減させて作業を行うことができるようにし
    たことを特徴とする請求項2記載の疲労軽減装置。
  4. 【請求項4】 前記サポート部材が弾性体からなること
    を特徴とする請求項3記載の疲労軽減装置。
  5. 【請求項5】 前記サポート部材の下端部を前記装着手
    段に設けられた前記ベース部材に上下方向摺動自在に係
    止せしめることにより、前記頭載置手段の位置高さを調
    整することができるようにしたことを特徴とする請求項
    3又は4記載の疲労軽減装置。
  6. 【請求項6】 前記サポート部材の上端部を前記頭載置
    部材に上下方向摺動自在に係止せしめることにより、前
    記頭載置手段の位置高さを調整することができるように
    したことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載
    の疲労軽減装置。
  7. 【請求項7】 前記サポート部材の下端部を前記装着手
    段に設けられた前記ベース部材に遊動自在に固定可能と
    することにより、前記サポート部材の前後方向の傾きを
    調整することができるようにしたことを特徴とする請求
    項3〜6のいずれか1項記載の疲労軽減装置。
  8. 【請求項8】 前記サポート部材を上下方向及び前後方
    向に摺動自在かつ回動自在に固定可能にさせるジョイン
    ト部材を前記サポート部材の下端部に設け、前記ジョイ
    ント部材を前記ベース部材に係止せしめることにより、
    前記サポート部材の上下方向及び前後方向の位置と傾き
    を自在に調整することができるようにしたことを特徴と
    する請求項3〜7のいずれか1項記載の疲労軽減装置。
  9. 【請求項9】 前記サポート部材を弾性体により構成す
    ることによって、作業者が前記頭載置部材に頭部を載置
    したときにその重量により変形せしめられた該サポート
    部材の弾性作用により、該頭載置部材に作業者の頭部に
    向かって作用する付勢力が付与された請求項4〜8のい
    ずれか1項記載の疲労軽減装置であって、前記付勢力を
    調整することができる付勢力調整手段を設けたことを特
    徴とする疲労軽減装置。
  10. 【請求項10】 前記頭載置手段が、音叉状のサポート
    部材と、該サポート部材の上端部に回動自在に係止せし
    められた一対のアーム部材と、該一対のアーム部材の間
    に取り付けられる帯状弾性体からなる頭載置部材と、か
    らなり、前記帯状弾性体の弾力性によって前記頭載置部
    材にクッション性をもたせたことを特徴とする請求項3
    〜9のいずれか1項記載の疲労軽減装置。
  11. 【請求項11】 焼き入れ可能な鋼線によって前記頭載
    置手段と前記装着手段とが一体的に形成されるように成
    形し、その成形後に焼き入れを行うことによって弾性作
    用を付与することにより、作業者が前記頭載置手段の上
    面に頭部を載置して首の疲労を軽減させて作業を行うこ
    とができるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    疲労軽減装置。
  12. 【請求項12】 前記装着手段に支持された前記頭載置
    手段に反力を付加し、かつ該反力を調整することができ
    るようにした反力付加調整手段をさらに設けることとし
    たことを特徴とする請求項1記載の疲労軽減装置。
  13. 【請求項13】 前記頭載置部材及び前記ベース部材の
    内側にエアーを有する空気室を連通して形成し、該空気
    室の内圧を内圧調整部材を用いて可変自在とすることに
    より、該頭載置部材の反力を調整自在としたことを特徴
    とする請求項2記載の疲労軽減装置。
  14. 【請求項14】 前記頭載置手段が、内側にエアーを有
    する空気室が形成された前記頭載置部材と該頭載置部材
    に上端部が係止されるように取り付けられたサポート部
    材を有し、前記頭載置手段のサポート部材の下端部を前
    記装着手段に設けられた前記ベース部材の上部に形成さ
    れた反力発生部材に係止せしめ、作業者が前記頭載置部
    材に頭部を載置した際の重量により傾斜せしめられた該
    頭載置部材が該反力発生部材と圧接して反力を得ること
    により、作業者が該頭載置部材の上面に頭部を載置して
    首の疲労を軽減させて作業を行うことができるようにし
    たことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の
    疲労軽減装置。
  15. 【請求項15】 作業者の腕や作業に必要な小間物・道
    具等を載置する載置部材と該載置部材から下方に延びる
    下部柱部材とからなる載置手段と、該載置手段の下部柱
    部材を支持する支持手段と、該下部柱部材の下端部には
    雌孔が形成され、該雌孔には該支持手段が挿通され該載
    置手段が上下方向に摺動停止し、該支持手段の両端部が
    前記装着手段の前部に取り付けられてなる装置であり、
    作業者が該載置部材の上面に腕や作業に必要な小間物・
    道具等を載置して作業を行うことができるようにした載
    置機構をさらに設けたことを特徴とする請求項1〜14
    のいずれか1項記載の疲労軽減装置。
  16. 【請求項16】 作業者の腕や作業に必要な小間物・道
    具等を載置する載置部材と該載置部材から下方に延びる
    下部柱部材とからなる載置手段と、該載置手段の下部柱
    部材を支持する支持手段と、該下部柱部材の下端部に停
    止支持手段が設けられ、該支持手段には長手方向に溝を
    有する挿通孔が形成され、該挿通孔には該停止支持手段
    が上下方向摺動可能かつ停止支持可能に挿通され、該支
    持手段の両端部が前記装着手段の前部に取り付けられて
    なる装置であり、作業者が該載置部材の上面に腕や作業
    に必要な小間物・道具等を載置して作業を行うことがで
    きるようにした載置機構をさらに設けたことを特徴とす
    る請求項1〜14のいずれか1項記載の疲労軽減装置。
JP2002374587A 2001-12-26 2002-12-25 疲労軽減装置 Pending JP2003259938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002374587A JP2003259938A (ja) 2001-12-26 2002-12-25 疲労軽減装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-393118 2001-12-26
JP2001393118 2001-12-26
JP2002374587A JP2003259938A (ja) 2001-12-26 2002-12-25 疲労軽減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003259938A true JP2003259938A (ja) 2003-09-16

Family

ID=28677117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002374587A Pending JP2003259938A (ja) 2001-12-26 2002-12-25 疲労軽減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003259938A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014050452A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Ohbayashi Corp 上向き作業のサポート装置
JP2015132034A (ja) * 2014-01-16 2015-07-23 株式会社大林組 上向き作業のサポート装置
JP2016056458A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 ダイヤ工業株式会社 頭部支持補助具
KR101807573B1 (ko) 2017-02-22 2017-12-11 이주용 다목적 기능성 목보호대
JP3216895U (ja) * 2018-04-19 2018-06-28 東神電気株式会社 ヘルメット支持補助具
JP2019122171A (ja) * 2018-01-09 2019-07-22 株式会社東芝 運転曲線生成装置、及び運転曲線生成方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014050452A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Ohbayashi Corp 上向き作業のサポート装置
JP2015132034A (ja) * 2014-01-16 2015-07-23 株式会社大林組 上向き作業のサポート装置
JP2016056458A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 ダイヤ工業株式会社 頭部支持補助具
KR101807573B1 (ko) 2017-02-22 2017-12-11 이주용 다목적 기능성 목보호대
JP2019122171A (ja) * 2018-01-09 2019-07-22 株式会社東芝 運転曲線生成装置、及び運転曲線生成方法
JP3216895U (ja) * 2018-04-19 2018-06-28 東神電気株式会社 ヘルメット支持補助具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7979934B2 (en) Headrest assembly for a massage device with timed support arms and arm connector near the forehead
US9022956B2 (en) Trunk supporting exoskeleton and method of use
US7878513B2 (en) Knee protector dolly
JP4852691B2 (ja) 中腰作業補助装置
CN104822297B (zh) 可调节床垫基座
JP2016508072A (ja) 適応的腕支持システムおよび使用方法
US20130012362A1 (en) Hand rehabilitation device
US671638A (en) Stool and cane.
JP2003259938A (ja) 疲労軽減装置
US7490910B1 (en) Adjustable pneumatic armrest for a chair
US20010020810A1 (en) Computer work station
CN109588906B (zh) 一种自调节弹簧床垫
US6190340B1 (en) Arm, shoulder, and back support
WO2021099940A1 (en) Safety harness with self-locking dorsal brace
US7980625B2 (en) Back jack
US6481108B1 (en) Portable counterbalancing system for handheld implements
CN109982608A (zh) 用于协助理发师活动的新型人体学工作椅
US6155764A (en) Support for wearing on the torso and supporting and raising a ceiling panel
EP0755288A1 (en) An apparatus for carrying out exercise of the body
CN114650898A (zh) 用于为用户的上肢提供支撑力的设备,以及外骨骼
CA2377359A1 (en) Head support
JPH0414036Y2 (ja)
CN209171878U (zh) 一种按摩枕
KR20170110304A (ko) 겨드랑이 지지대가 구비된 가방
KR20230058946A (ko) 척추교정장치