JP2003258877A - ルータ装置及びルーティング方法 - Google Patents

ルータ装置及びルーティング方法

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JP2003258877A
JP2003258877A JP2002057438A JP2002057438A JP2003258877A JP 2003258877 A JP2003258877 A JP 2003258877A JP 2002057438 A JP2002057438 A JP 2002057438A JP 2002057438 A JP2002057438 A JP 2002057438A JP 2003258877 A JP2003258877 A JP 2003258877A
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route control
router
route
unit
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Satoshi Kiyofuji
聡史 清藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長構成をとらずに、経路制御部停止時にお
ける隣接ルータ装置による機能停止検出及び当該ルータ
装置に対するパケット中継停止を防止する。 【解決手段】 隣接ルータとの経路情報を交換して前記
経路情報からパケットの中継先を定めるルーティングテ
ーブル生成処理を行う経路制御部400と、経路制御部
から配布されたルーティングテーブルに従ってパケット
の中継を行うパケット中継部420とからなるルータ装
置であって、経路制御部400と隣接ルータ11との間
のTCPコネクションはパケット中継部430で終端
し、経路制御部400と隣接ルータ11との間で交換さ
れる経路情報をパケット中継部420にて中継する手段
と、隣接ルータ11より送信された経路情報をパケット
中継部420にて保持する記憶手段1000を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット通信ネッ
トワークにおけるパケット中継装置であるルータ装置及
びルーティング方法に関し、特に、隣接するルータ装置
と経路情報を交換することで、パケットの中継先を決定
するルーティングテーブルを作成する機能を有するルー
タ装置及びルーティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パケット通信ネットワークにおいて、パ
ケット中継装置であるルータ装置は、ダイナミックに変
更されるパケット中継先に対しても正確にパケットを中
継する為に、隣接するルータ装置同士で経路情報と呼ば
れるパケット中継情報を交換し、中継パケットの宛先ア
ドレスとパケット中継先を対応付けるルーティングテー
ブルを常に最新の状態に保持する。
【0003】前記経路情報を交換する為のプロトコルで
あるルーティングプロトコルとしては、IETF(Inte
rnet Engineering Task Force)で作成され、IAB(I
nternet Architecture Boad)によって発行された標準
勧告文書RFC(Request forComments)1771に規
定されたBGP(Border Gateway Protocol)に代表さ
れるパスベクトルアルゴリズムを用いたプロトコルが知
られている。
【0004】ルーティングプロトコルには、前記パケッ
ト中継先の変更を隣接ルータ装置に通知する機能に加
え、隣接ルータ装置の機能停止を検出する機能が備わっ
ている。
【0005】具体的には、BGPでは、隣接ルータより
KeepAliveメッセージと呼ばれるメッセージが一定時間
(例えば180秒)受信されなかった場合、あるいは、
Notificationメッセージと呼ばれるメッセージを受信し
た場合、ルーティングテーブルを書き換え、当該隣接ル
ータ装置に対するパケット中継を停止する。また、BG
Pでは、下位層であるトランスポート層プロトコルとし
て、TCP(Transmission Control Protocol)と呼ば
れるコネクション指向プロトコルを使用している為、隣
接ルータ装置とのTCPコネクションが切断された場合
にも、同様に当該隣接ルータ装置へのパケット中継を停
止する。
【0006】パケット通信ネットワークを代表するイン
ターネットでは、ネットワークの大規模化に伴い、ルー
タ装置におけるルーティングテーブルサイズは、数十万
エントリにも達している。そのため、あるルータ装置に
おいて隣接ルータ装置の機能停止を検出すると、第二の
隣接ルータ装置との経路情報交換が発生し、さらにその
先、またその先といったように大量の経路情報の交換が
続く。さらに機能停止した隣接ルータ装置が復旧した場
合には、同様な経路情報の交換が続くため、最終的にル
ーティングテーブルの不安定化や、ネットワーク自体の
低速化を招く。
【0007】IETFにて作成中であるInternet Draft
“Graceful Restart Mechanism forBGP"(http://www.i
etf.org/internet-drafts/draft-ietf-idr-restart-02.
txt、以下「文献1」という)では、隣接ルータ装置の
機能停止検出時にはルーティングテーブルを一時的に書
き換え、隣接ルータ装置復旧時には書き換えたルーティ
ングテーブルを元に戻すことで、第二、第三の隣接ルー
タ装置との経路情報交換を行わない方式を開示してい
る。
【0008】また、NEC技報Vol.54 No.8
(2001年8月)(以下「文献2」という)では、装
置内部構成として、冗長構成を採用し、システム障害時
の即時系切り替えを行うことで、装置としての機能停止
を回避するルータ装置を開示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図30
に示すようなルーティングプロトコル処理機能を備える
経路制御部400と、パケット中継機能を備えるパケッ
ト中継部420a〜nが独立し、それらが内部バス41
0で接続されているような内部構造を持ち、経路制御部
400で更新されたルーティングテーブル500xが、
内部バスを介して各パケット中継部のルーティングテー
ブル500a〜500nに配布されるような構造のルー
タ装置の場合、上記文献1による方式では、ルータ装置
復旧時には、ルーティングテーブル構築のために、やは
り隣接ルータ装置と当該ルータ装置との間で膨大な経路
情報の交換が行われる。その間、当該ルータ装置と隣接
ルータ装置とのネットワークは低速化する可能性があ
る。
【0010】また、経路制御部が停止している場合で
も、パケット中継部はパケット中継が行えるのにもかか
わらず、隣接ルータ装置は当該ルータ装置の機能停止を
検出し、当該ルータ装置に対するパケット中継を停止す
る。このため、隣接ルータ装置は代替経路の設定などを
行い、代替経路にてパケット中継を行うものものある
が、この場合、代替経路のネットワーク負荷が増大して
低速化する可能性がある。
【0011】また、上記文献2に開示されるルータ装置
では、経路制御部の冗長化に伴いコストも高くなる。し
たがって、従来に比べ非常に高コストなネットワークを
構築することとなってしまうため、高速で高可用(High
Availability)な通信サービスを低コストで提供する
大規模ネットワークには適さないという問題がある。
【0012】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、ルーティングプロトコル処理機能停止時に
おける隣接ルータ装置による機能停止検出および当該ル
ータ装置に対するパケット中継停止を防止する機能、お
よび、ルーティングプロトコル機能復旧時における隣接
ルータ装置との経路情報交換を防止する機能を備えるル
ータ装置を、冗長構成を採らず従来ルータ装置と同程度
のコストで実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明では、隣接ルータとの経路情報を交換するルーテ
ィングプロトコル処理と、前記経路情報からパケットの
中継先を定めるルーティングテーブル生成処理を行う経
路制御部と、前記経路制御部から配布されたルーティン
グテーブルに従ってパケットの中継を行うパケット中継
部と、前記経路制御部と前記パケット中継部を接続する
内部バスを備えるルータ装置であって、前記ルーティン
グプロトコルはトランスポートレイヤとしてTCPを使
用し、前記経路制御部と前記隣接ルータとの間のTCP
コネクションは前記パケット中継部で終端する手段と、
前記経路制御部と前記隣接ルータとの間で交換される経
路情報を前記パケット中継部にて中継する手段と、前記
隣接ルータより送信された経路情報を前記パケット中継
部にて保持する記憶手段を備える。
【0014】また、隣接ルータと経路情報を交換し、パ
ケットの中継先を定めるルーティングテーブルを前記経
路情報から生成し更新を行うとともに、パケット中継部
に配布する経路制御部と、前記経路制御部から配布され
たルーティングテーブルに従って前記隣接ルータとの間
でパケットの中継を行うパケット中継部とを用いたルー
ティング方法において、前記隣接ルータからの接続要求
に応じて、前記パケット中継部と隣接ルータの接続と、
前記パケット中継部と経路制御部の接続をそれぞれ独立
して確立する接続処理と、前記隣接ルータからの経路情
報を、パケット中継部で代理して受信するとともに前記
経路制御部へ送信する代理応答処理と、前記隣接ルータ
からの経路情報をパケット中継部に格納する経路情報記
憶処理と、を含む。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、パケット中継部に経路
情報の代理応答を行う代理応答手段と、隣接ルータから
の経路情報を格納する経路情報格納手段を設ける設ける
ことにより、冗長構成を採らずに従来ルータ装置と同程
度のコストのルータ装置としながらも、経路制御部(ル
ーティングプロトコル処理機能)の停止時における隣接
ルータ装置による機能停止検出および当該ルータ装置に
対するパケット中継停止を防止し、ルーティングプロト
コル機能復旧時における隣接ルータ装置との経路情報交
換を防止しつつ、最新の経路情報を経路制御部に構築す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、ルーティングプロトコルと
してBGP(Border Gateway Protocol)を用いた場合
を例にとり、本発明の一実施形態について説明する。
【0017】まず、第1の実施形態について説明する。
【0018】図1に本発明のルータ装置が適用されるネ
ットワークの構成を示す。
【0019】本発明のルータ装置10は、経路制御部4
00と複数のパケット中継部420a〜420nと、そ
れらを接続する内部バス410から構成され、また、パ
ケット中継部420a〜nは、パケット中継プロセッサ
450と外部のネットワーク機器に接続される外部イン
ターフェース14aa〜14nnから構成される。
【0020】経路制御部400には、ルーティングプロ
トコル処理を行うルーティングソフトウェア510が動
作し、隣接ルータと交換した経路情報がRIB(Routin
g Information Base)として保持される。
【0021】RIBは、さらに、各隣接ルータより受信
した経路情報から作成した隣接受信RIB(1000
x)、隣接受信RIBよりルーティングポリシーを加味
し必要な情報を抽出したローカルRIB(1010)、
各隣接ルータに対して送信した経路情報の元となる隣接
送信RIB(1020)に分類される。ルーティングソ
フトウェア510は、上記RIBよりルーティングテー
ブル500xを作成し、内部バス410を経由して、パ
ケット中継部420a〜420nに配布する。
【0022】経路制御部400より配布されたルーティ
ングテーブル500xは、パケット中継部420a〜4
20n上のルーティングテーブル500a〜500nに
格納される。パケット中継部420a〜420nには、
ルーティング代理ソフトウェア600a〜600nが存
在し、TCPコネクションの終端を行う。
【0023】図1では、パケット中継部420a上のル
ーティング代理ソフトウェア600aが、経路制御部4
00とのTCPコネクション2000aと、隣接ルータ
11とのTCPコネクション2000bを終端している
状態を示している。
【0024】ルーティング代理ソフトウェア600a〜
600nは、隣接ルータから受信した経路情報を隣接受
信RIB(1000a〜1000n)に保持する。
【0025】図2は、ルーティングテーブル500xの
内部構成を示している。ルーティングテーブル500x
は、宛先IPアドレス500x−1、次の中継先ルータ
装置のIPアドレス500x−2、パケットの送出I/
F(500x−3)の3つ組から構成される。各エント
リ500x−1−1〜500x−1−nは1つのパケッ
ト中継経路に対応している。
【0026】図3は、RIBテーブルの内部構造を示す
図である。RIBテーブル1000xは、宛先ルート1
000x−1、次の中継先ルータ装置1000x−2、
宛先ルートの属性1000x−3の3つ組から構成され
る。各エントリ1000x−1−1〜1000x−1−
nは1つのパケット中継経路に対応している。
【0027】図4は、本発明を適用したルーティング代
理ソフトウェア600(図1の600a〜600nに相
当する)の内部ブロックを示す図である。ルーティング
代理ソフトウェアは、自ルータ装置10内の経路制御部
400および隣接ルータ間のルーティングプロトコルセ
ッション制御を行うセッション管理部610、セッショ
ンタイムアウトや、経路制御部復旧タイムアウト等を監
視するホールドタイマー620より構成され、また、テ
ーブルとして、各TCPコネクション状態管理用のコネ
クション管理テーブル393、各セッション状態管理用
のセッション管理テーブル392、隣接受信RIB(1
000)、セッションタイムアウト時間管理用のセッシ
ョンタイマ管理テーブル394を保持する。
【0028】ルーティング代理ソフトウェア600は、
TCPコネクション要求の受け付け等をTCP処理部7
00を介して行い、宛先IPアドレスおよび送信元IP
アドレスの設定および参照をIP処理部800を介して
行う。また、内部ヘッダの参照をパケット送受信部90
0を介して行う。ルーティングメッセージを格納したI
Pパケットは、パケット送受信部900にて内部ヘッダ
を付加され、パケット中継プロセッサ450経由で、ル
ーティングパケット以外のデータパケットと同様に経路
制御部または隣接ルータにハードウェア中継される。
【0029】図5は、パケット送受信部とパケット中継
プロセッサ間にてやり取りされるパケット160のフォ
ーマットを示している。ルーティング代理ソフトウェア
にて作成されたルーティングメッセージ170は、TC
P処理部700にてTCPヘッダ163を付加され、I
P処理部800にてIPヘッダ162を付加され、さら
にパケット送受信部900にて内部ヘッダ161を付加
され、パケット中継プロセッサ450に渡される。
【0030】パケット中継プロセッサ450に到着した
ルーティングメッセージ170を含むパケット160
は、上記の逆の処理を経由して、ルーティング代理ソフ
トウェア600に到着する。TCPヘッダ163にはメ
ッセージの送信元ポート番号および宛先ポート番号が、
IPヘッダ162にはメッセージの送信元IPアドレス
および宛先IPアドレスが格納されている。また、内部
ヘッダ161にはメッセージが経路制御部400から到
着したのか、あるいは、ルータ装置外部のネットワーク
装置から到着したのかを示す情報が含まれている。
【0031】ルーティングメッセージ170には、OP
ENメッセージ、UPDATEメッセージ、KEEPA
LIVEメッセージ、NOTIFICATIONメッセ
ージの4種類が存在する。それぞれのメッセージについ
て以下、図6〜図9を用いて説明する。
【0032】図6はOPENメッセージ171のフォー
マットを示す図である。OPENメッセージ171は、
隣接するルータ装置間において、TCPコネクション確
立後、ルーティングセッションを確立する際に最初に交
換されるメッセージである。OPENメッセージ171
には、OPENメッセージであることを示すメッセージ
タイプ171a、送信元のルータ装置が所属するASを
示すAS番号171b、確立するセッションにおいて送
信元が要求するホールドタイム、送信元のルータ装置を
識別するルータID 171dが格納される。
【0033】図7はUPDATEメッセージ172のフ
ォーマットを示す図である。UPDATEメッセージ1
72は、ルーティングセッション確立後、相互の経路情
報を通知し合うのに用いられるメッセージである。UP
DATEメッセージ172には、UPDATEメッセー
ジであることを示すメッセージタイプ172a、削除を
要求する経路情報が含まれる削除ルートリスト172
b、追加を要求する経路情報が含まれる追加ルートリス
ト172cとその属性を示すルート属性172dが格納
される。
【0034】図8はKEEPALIVEメッセージ17
3のフォーマットを示す図である。KEEPALIVE
メッセージ173は、ルーティングセッション維持のた
めに用いられる。ルーティングセッション確立時に決定
したホールドタイム以内にKEEPALIVEメッセー
ジが隣接ルータより到着せず、それが数回(例えば3
回)発生した場合には、隣接ルータを機能停止と判断
し、ルーティングセッションは切断される。
【0035】KEEPALIVEメッセージ173に
は、KEEPALIVEメッセージであることを示すメ
ッセージタイプ173aのみが格納される。
【0036】図9はNOTIFICATIONメッセー
ジ174のフォーマットを示す図である。NOTIFI
CATIONメッセージ174は、ルーティングセッシ
ョン確立後、ルータ装置において何かしらの異常が発生
し、ルーティングソフトウェアがルーティング機能の続
行不能を検出した場合に、隣接ルータに対して送信する
メッセージである。NOTIFICATIONメッセー
ジ174を受信したルータ装置は、送信元とのルーティ
ングセッションを直ちに切断する。NOTIFICAT
IONメッセージには174には、NOTIFICAT
IONメッセージであることを示すメッセージタイプ1
74aと、障害の原因を示すエラーコード174bが格
納される。
【0037】次に、本発明を適用したルーティング代理
ソフトウェアを搭載するルータ装置と隣接ルータ間での
通常時および経路制御部にて障害検出時のルーティング
メッセージシーケンスを図10〜図11にて説明する。
【0038】図10は通常時におけるルーティングセッ
ションの確立シーケンスを示している。
【0039】隣接ルータ装置11よりTCPコネクショ
ン確立要求210が到着すると、ルーティング代理ソフ
トウェア600はTCPコネクション確立応答211を
隣接ルータ装置11へ返し、両者間でTCPコネクショ
ンを確立する。
【0040】隣接ルータ装置11とのTCPコネクショ
ン確立に成功すると、ルーティング代理ソフトウェア6
00は経路制御部400にTCPコネクション確立要求
212を送信し、経路制御部400とのTCPコネクシ
ョンを確立する。
【0041】隣接ルータ装置および経路制御部とのTC
Pコネクションを確立した後、ルーティング代理ソフト
ウェア600は、双方からのOPENメッセージの到着
を待つ。
【0042】隣接ルータ11よりOPENメッセージ2
14が到着すると、ルーティング代理ソフトウェア60
0は経路制御部400へのOPENメッセージ215と
して転送し、経路制御部から受信したOPENメッセー
ジ216は隣接ルータ11に対するOPENメッセージ
217として転送する。
【0043】双方からのOPENメッセージを交換する
ことでルーティングセッションが確立される。セッショ
ン確立後は、経路制御部400からのKEEPALIV
Eメッセージ220および隣接ルータからのKEEPA
LIVEメッセージ222を定期的に受信し、応答とし
てのKEEPALIVEメッセージ221、223を双
方に送信することで、確立したセッションを維持し続け
る。
【0044】上記において経路制御部400は、ルーテ
ィング代理ソフトウェア600の経路制御部側代理ポー
ト(後述)をTCPヘッダ163の宛先ポートとしてパ
ケットを送信し、ルーティング代理ソフトウェア600
は隣接ルータ側代理ポート(後述)をTCPヘッダ16
3の発信元ポートとして隣接ルータ11へパケットを送
信する。これにより、経路制御部400及び隣接ルータ
11は、ルーティング代理ソフトウェア600を介して
パケットの送受信を行うことになる。
【0045】図11は経路制御部400にて障害を検出
し、経路制御部が一時的に機能停止し、その後復旧した
場合のメッセージシーケンスを示している。
【0046】経路制御部400にて何らかの障害250
を検出し、ルーティング代理ソフトウェア600にてN
OTIFICATIONメッセージ251を受信する
と、ルーティング代理ソフトウェア600は、経路制御
部400とのTCPコネクション切断253を行う。経
路制御部400とのTCPコネクション切断後に隣接ル
ータより到着したUPDATEメッセージ254は、ル
ーティング代理ソフトウェア600に設けた隣接受信R
IB(1000)に格納する(255)。
【0047】これによりルータ装置10の経路制御部4
00に障害発生して機能停止に陥った場合でも、ルーテ
ィング代理ソフトウェア600が隣接ルータ11とのコ
ネクションを維持しながら最新の経路情報を受信し、隣
接受信RIB1000に格納しておくことが可能とな
り、隣接ルータ11はルータ装置10の経路制御部40
0に生じた機能停止を検知できないため、隣接ルータ装
置11による当該ルータ装置10の機能停止検出および
当該ルータ装置10に対するパケット中継停止を防止で
きる。
【0048】また、経路制御部400が復旧し(25
6)、ルーティング代理ソフトウェア600がTCPコ
ネクション確立要求257を受け取ると、ルーティング
代理ソフトウェア600はTCPコネクション確立応答
258を行うことで経路制御部400との間でTCPコ
ネクションを確立する。
【0049】その後OPENメッセージ259、260
を交換することで、ルーティング代理ソフトウェアと経
路制御部400は再びルーティングセッションを確立す
る。
【0050】このルーティングセッション確立後、ルー
ティング代理ソフトウェア600は、隣接受信RIB
(1000)からUPDATEメッセージ261を生成
し、経路制御部400に送信することで、障害250が
発生した経路制御部400の隣接受信RIBを復旧し、
機能停止中に隣接ルータ11から送られてきた経路情報
を含んで、隣接受信RIBを最新のもので復旧させるこ
とが可能となる。
【0051】本発明を適用したルーティング代理ソフト
ウェア600では、図4で示したよう、コネクション管
理テーブル393、セッション管理テーブル392、セ
ッションタイマ管理テーブル394の3種類のテーブル
を保持する。それぞれのテーブルについて、以下図12
〜図14を用いて説明する。
【0052】図12は、コネクション管理テーブル39
3の構成を示している。
【0053】各エントリ39311−1〜39311−
nは、自ルータ内の経路制御部400および隣接ルータ
11間におけるTCPコネクションの1つに対応し、経
路制御部400のIPアドレス39111、TCPポー
ト番号39312およびルーティング代理ソフトウェア
の経路制御部側のポート番号(代理ポート番号)393
13と、隣接ルータのIPアドレス39321、隣接ル
ータのTCPポート番号3932およびルーティング代
理ソフトウェアの隣接ルータ側のポート番号(代理ポー
ト番号)39323から構成される。各エントリ393
11−1〜39311−nは、ルーティング代理ソフト
ウェア600と経路制御部400間のTCPコネクショ
ン、およびルーティング代理ソフトウェア600と隣接
ルータ11間のTCPコネクションが確立されることで
生成される。
【0054】片方のTCPコネクションが切断されると
対応するもう一方のTCPコネクションも切断され、対
応するエントリは削除される。各エントリは、経路制御
部400のIPアドレス39311および隣接ルータの
IPアドレス39321をキーとして一意に識別され
る。
【0055】ルーティング代理ソフトウェア600は、
経路制御部400と隣接ルータ11間のパケット転送
を、代理ポート番号39313、39323によってT
CPポート番号を変換して行い、経路制御部400と隣
接ルータ11が直接的に見えない状態でコネクションを
確立する。
【0056】すなわち、上記図10において、隣接ルー
タ装置11よりTCPコネクション確立要求210が到
着すると、ルーティング代理ソフトウェア600は、発
信元ポートを代理ポート番号39323とし、TCPコ
ネクション確立応答211を隣接ルータ装置11へ返
し、隣接ルータ11とルーティング代理ソフトウェア6
00の間でTCPコネクションを確立する。
【0057】次に、隣接ルータ装置11とのTCPコネ
クション確立に成功すると、ルーティング代理ソフトウ
ェア600は、発信元ポートを代理ポート番号3931
3として経路制御部400にTCPコネクション確立要
求212を送信し、経路制御部400とのTCPコネク
ションを確立する。
【0058】以降のパケット転送は、ルーティング代理
ソフトウェア600が隣接ルータ11及び経路制御部4
00に対して代理応答することで行われる。
【0059】図13は、セッション管理テーブル392
の構成を示している。各エントリ3921−1〜392
1−nは、自ルータ内の経路制御部400および隣接ル
ータ11間におけるルーティングセッション1つに対応
する。
【0060】各エントリは、経路制御部400のIPア
ドレス3921、隣接ルータのIPアドレス3922、
セッションステータス(後述)3923、自ルータの
(経路制御部より送信されたOPENメッセージに含ま
れていた)ルータID39241、AS番号3924、
ホールドタイム39243、および隣接ルータの(隣接
ルータより送信されたOPENメッセージに含まれてい
た)ルータID39251、AS番号3925、ホール
ドタイム39253から構成される。
【0061】経路制御部400および隣接ルータ11間
にてOPENメッセージがやり取りされ、セッションが
確立されると対応するエントリが生成される。ルーティ
ングセッションが切断されると対応するエントリは削除
される。各エントリは、経路制御部のIPアドレスおよ
び隣接ルータのIPアドレスをキーとして一意に識別さ
れる。
【0062】図14は、セッションタイマ管理テーブル
394の構成を示している。
【0063】各エントリ3941−1〜3941−n
は、ルーティングセッション1つに対応しており、各ル
ーティングセッションにおけるホールドタイムと、経路
制御部、隣接ルータそれぞれに対するタイムアウト回数
と次回タイムアウト時刻、および経路制御部停止時の復
旧タイムアウト時刻を示している。
【0064】各エントリは、経路制御部のIPアドレス
3941、隣接ルータのIPアドレス3942、経路制
御部400のタイムアウト時刻39431およびタイム
アウト回数39432、隣接ルータのタイムアウト時刻
39441およびタイムアウト回数39442、ホール
ドタイム3945、復旧タイムアウト時刻3946から
構成される。経路制御部400および隣接ルータ11間
にてOPENメッセージがやり取りされ、セッションが
確立されると対応するエントリが生成される。
【0065】ホールドタイムは、双方のOPENメッセ
ージに格納されていたホールドタイムから算出(例えば
値の小さい方)される。ルーティングセッションが切断
されると対応するエントリは削除される。ホールドタイ
マタイムアウト時刻は現在時刻にホールドタイム394
5を加算した値を格納する。また、タイムアウト回数の
初期値は0とする。各エントリは、経路制御部400の
IPアドレス3941および隣接ルータ11のIPアド
レス3942をキーとして一意に識別される。
【0066】図15は、図13にて説明したセッション
管理テーブル392における各エントリのセッションス
テータスの状態遷移を示している。
【0067】図15に示しているように、各ルーティン
グセッションは、待機状態(初期状態)300、自ルー
タOPEN状態301、隣接ルータOPEN状態30
2、セッション確立状態303、ルーティングサスペン
ド状態304の5つの状態に遷移する。
【0068】以下、本発明を適用したルーティング代理
ソフトウェア600の詳細な動作フローチャートを図1
6〜図28を用いて説明する。
【0069】図16はセッション管理部392のメイン
動作を示すフローチャートである。
【0070】セッション管理部610は、起動時、ルー
ティング代理ソフトウェア600の保持するテーブルの
初期化を行い、TCPコネクション確立要求受け付けの
ためのWellknownポートの設定を行う(310
a)。
【0071】次に、WellknownポートへのTC
Pコネクション確立要求があるかどうかを判定し(31
0b)、要求がある場合にはコネクション確立処理(3
11)に移行する。
【0072】次に、既にTCPコネクションを確立した
ポートそれぞれについて、メッセージが到着したかどう
かを判定する(310c)。到着メッセージがない場合
には、タイマー処理(318)に移行する。到着メッセ
ージがある場合には、メッセージがOPENメッセージ
であればOPENメッセージ処理(312)へ、UPD
ATEメッセージであればUPDATEメッセージ処理
(313)へ、KEEPALIVEメッセージであれば
KEEPALIVEメッセージ処理(314)へ、NO
TIFICATIONメッセージあるいはその他のメッ
セージや受信エラーの場合には、受信メッセージの内部
ヘッダを参照し、隣接ルータとのコネクションであれ
ば、セッション切断処理(321)にて当該セッション
の切断を行い、経路制御部とのコネクションであれば、
サスペンド移行処理(315)へ移行する。以上の処理
を繰り返し行う。
【0073】図17は、上記図16に示したコネクショ
ン確立処理311の詳細を示す動作フローチャートであ
る。
【0074】セッション管理部610は、コネクション
確立要求を受信すると、まず内部ヘッダを参照し、経路
制御部400、隣接ルータ11のどちらからの要求かを
判定する(311a)。
【0075】経路制御部400からの要求(内部バス4
10経由)であれば、コネクション管理テーブル393
を検索し(311b)、既に同一エントリが存在するか
を判定する(311c)。同一エントリが存在する場合
には、経路制御部400の障害復旧が考えられるのでサ
スペンド回復処理(316)に移行する。
【0076】一方、同一エントリが存在しない場合は、
コネクション管理テーブル393に新規エントリを作成
し、経路制御部400のIPアドレス、ポート番号、代
理ポート番号、隣接ルータのIPアドレスの設定を行い
(311d)まず、経路制御部400とのコネクション
確立を完了する。
【0077】次に、隣接ルータ11のIPアドレスに対
して、コネクション確率要求信号を送信する(311
e)し、コネクション確立に成功すれば(311f)、
コネクション管理テーブル393の当該エントリに隣接
ルータの情報も格納し、エントリを完成させる(311
g)。コネクション確立に失敗した場合には、コネクシ
ョン切断処理(322)に移行し、経路制御部400と
のコネクションも切断する。
【0078】隣接ルータ11からのコネクション確立要
求の場合も上記経路制御部400の場合(311b〜3
11g)と同様であり、図17の311h〜311n、
322で行われるが、コネクション管理テーブル393
に同一エントリが存在する場合には、当該コネクション
確立要求を拒否するのみ(311l)の部分が上記経路
制御部400側の処理と異なっている。
【0079】図18は、上記図16に示したOPENメ
ッセージ処理312の動作フローチャートである。
【0080】セッション管理部610は、OPENメッ
セージを受信すると、まず内部ヘッダを参照し、経路制
御部400、隣接ルータ11のどちらからの要求かを判
定する(312a)。
【0081】経路制御部400からの要求であれば、セ
ッション管理テーブル392を検索し、既に同一エント
リが存在するかを判定する(312c)。同一エントリ
が存在しない場合には、新規エントリを作成し、必要な
情報を設定後(312d)、受信したOPENメッセー
ジを当該エントリの隣接ルータ11へ送信し(312
e)、当該エントリのセッションステータスを「自ルー
タOPEN」に設定する(312f)。一方、同一エン
トリが既に存在し、そのエントリのエントリステータス
が「隣接ルータOPEN」の場合には、当該エントリに
必要な設定を行い(312h)、OPENメッセージを
隣接ルータ11に転送し(312i)、当該エントリの
セッションステータスを「セッション確立」に設定する
(312j)。その後ホールドタイマ620の設定の為
にタイマ設定処理(317)へ移行する。
【0082】一方、エントリステータスが「隣接ルータ
OPEN」以外の場合には、経路制御部の障害復旧が考
えられるので隣接受信RIB回復処理(319)に移行
する。
【0083】隣接ルータからのOPENメッセージ受信
の場合も上記経路制御部400側の処理と同様に、図1
8の312k〜321で行われるが、エントリステータ
スが「自ルータOPEN」でない場合には、当該セッシ
ョンを切断する(321)。
【0084】図19は、上記図16に示したUPDAT
Eメッセージ処理313の動作フローチャートである。
【0085】セッション管理部610は、UPDATE
メッセージを受信すると、まず内部ヘッダを参照し、経
路制御部、隣接ルータのどちらからの要求かを判定する
(313a)。
【0086】経路制御部400からの要求であれば、セ
ッション管理テーブル392を検索し(313b)、既
に同一エントリが存在するかを判定する(313c)。
同一エントリが存在しない場合、あるいは、存在する場
合でもエントリステータスが「セッション確立」でない
場合には、当該セッションを切断する(321)。
【0087】一方、同一エントリが存在し、エントリス
テータスが「セッション確立」である場合には、受信し
たUPDATEメッセージを隣接ルータ11に転送する
(313e)。
【0088】一方、隣接ルータ11からのUPDATE
メッセージ受信の場合は、エントリステータスが「セッ
ション確立」(313h)もしくは「セッションサスペ
ンド」(313i)の場合、隣接受信RIBを格納する
為に隣接受信RIB処理(320)に移行する。
【0089】一方、セッションステータスがセッション
確立及びセッションサスペンドでない場合には、セッシ
ョン切断処理321に移行する。
【0090】図20は、上記図16のKEEPALIV
Eメッセージ処理314の動作フローチャートである。
【0091】セッション管理部610は、KEEPAL
IVEメッセージを受信すると、まず内部ヘッダを参照
し、経路制御部400、隣接ルータ11のどちらからの
要求かを判定する(314a)。
【0092】経路制御部400からの要求であれば、セ
ッション管理テーブル392を検索し、既に同一エント
リが存在するかを判定する(314c)。同一エントリ
が存在しない場合、あるいは、存在する場合でもエント
リステータスが「セッション確立」でない場合には、当
該セッションを切断する(321)。
【0093】エントリステータスが「セッション確立」
である場合には、受信したKEEPALIVEメッセー
ジを用いて経路制御部400に応答する(314e)。
そして、セッションタイマ管理テーブル394の当該エ
ントリに対し、経路制御部400に関するタイムアウト
設定を更新する(314f)。
【0094】隣接ルータ11からのKEEPALIVE
メッセージ受信の場合は、該当するエントリが存在し、
エントリステータスが「セッション確立」もしくは「セ
ッションサスペンド」の場合、受信したKEEPALI
VEメッセージを用いて隣接ルータに応答する(314
i〜314k)。
【0095】そして、セッションタイマ管理テーブル3
94の当該エントリに対し、隣接ルータに関するタイム
アウト設定を更新する(314l)。
【0096】図21は、上記図16で示したサスペンド
移行処理315の動作フローチャートである。
【0097】経路制御部400からのエラー通知より、
セッション管理テーブル392を検索し(315a)、
既に同一エントリが存在し、エントリステータスが「セ
ッション確立」または「セッションサスペンド」である
場合には、当該エントリのエントリステータスを「セッ
ションサスペンド」に設定し(315c〜315e)、
セッションタイマ管理テーブル394の当該エントリに
対し、経路制御部400のタイムアウト時刻のクリア、
復旧タイムアウト時刻の設定を行う(315f)。
【0098】次に、経路制御部400にNOTIFIC
ATIONメッセージを送信し(315g)、経路制御
部とのコネクションを切断する(315h)。エントリ
ステータスがそれ以外の場合には、当該セッションの切
断を行う(321)。
【0099】図22は、図17に示したサスペンド回復
処理316の動作フローチャートである。
【0100】経路制御部400からのコネクション確立
要求到着により、セッション管理テーブルを検索し(3
16a)、既に同一エントリが存在し、エントリステー
タスが「セッションサスペンド」である場合(316
b、316c)には、コネクション管理テーブル393
の当該エントリ対して経路制御部400の情報を設定し
(316d)、セッション管理テーブル392の当該エ
ントリの隣接ルータ11に関する情報からOPENメッ
セージを作成し、経路制御部400に対して送信する
(316e)。その後ホールドタイマ620の設定の為
にタイマ設定処理(317)へ移行する。そうでない場
合には、コネクション確立要求を拒否(316f)す
る。
【0101】図23は、図18、図22で行われるタイ
マー設定処理317の動作フローチャートである。
【0102】セッションタイマ管理テーブル394に新
規エントリを追加し、必要な情報の設定、タイマー設定
を行う(317a)。なお、情報の設定は、セッション
管理テーブル392の当該エントリの情報から経路制御
部のIPアドレス、隣接ルータのIPアドレス、ホール
ドタイムの設定であり、タイマの設定は、現在時刻とホ
ールドタイムから経路制御部400、隣接ルータ11の
タイムアウト時刻の設定、タイムアウト回数及び復旧タ
イムアウト時刻のクリアである。
【0103】図24は、上記図16に示したタイマー処
理318の動作フローチャートである。
【0104】セッションタイマ管理テーブル394を参
照し、経路制御部側コネクションにタイムアウトが発生
していないかを調べる(318a)。タイムアウトが発
生していた場合には、当該エントリのタイムアウトカウ
ンタを+1(インクリメント)し(318c)、次にタ
イムアウトカウンタが基準数を超過していた場合には、
経路制御部400の機能停止と判断し、サスペンド移行
処理(315)に進む。そうでない場合には、経路制御
部側コネクションのタイムアウト時刻を再設定する。
【0105】次に、隣接ルータ側コネクションにタイム
アウトが発生していないかを調べる(318f、318
g)。隣接ルータ側コネクションの場合には、タイムア
ウト回数が基準数を超過すると当該セッションの切断を
行う(321)。
【0106】最後に、復旧タイムアウトが発生していな
いかを調べる(318k、318l)。タイムアウト発
生のコネクションについては当該セッションの切断を行
う(321)。
【0107】図25は、上記図18に示した隣接受信R
IB回復処理(319)の動作フローチャートである。
【0108】当該セッションのエントリステータスが
「セッションサスペンド」の場合には、受信したOPE
Nメッセージから、当該エントリの自ルータに関する情
報を再設定し(319a、319b)、隣接受信RIB
1000の全エントリからUPDATEメッセージを作
成し、経路制御部400に対して送信する(319
c)。
【0109】次に当該エントリのセッションステータス
を「セッション確立」に設定し(319d)、セッショ
ンタイマ管理テーブルの当該エントリに対して復旧タイ
ムアウト時刻をクリアする(319e)。
【0110】なお、エントリステータスが「セッション
サスペンド」でない場合には、当該セッションの切断を
行う(321)。
【0111】図26は、上記図19に示した隣接受信R
IB処理320の動作フローチャートである。
【0112】受信したUPDATEメッセージから当該
セッションに関する隣接受信RIBを更新する(320
a)。セッション管理テーブル392の当該エントリの
セッションステータスが「セッションサスペンド」でな
い場合は、受信したUPDATEメッセージを当該エン
トリの経路制御部400に対して転送する(320
d)。
【0113】図27は、セッション切断処理321の動
作フローチャートである。
【0114】まずセッションタイマ管理テーブル394
を検索し(321a)、エントリが存在する場合にはエ
ントリの削除を行う(321b、321c)。
【0115】次に、セッション管理テーブル392を検
索し(321d)、エントリが存在する場合には、可能
であれば当該エントリの経路制御部400および隣接ル
ータ11にNOTIFICATIONメッセージを送信
し(321f)、当該エントリを削除する(321
g)。その後、コネクション切断処理(322)に移行
する。
【0116】図28は、コネクション切断処理322の
動作フローチャートである。
【0117】コネクション管理テーブルを検索し(32
2a)、エントリが存在する場合には、可能であれば当
該エントリの経路制御部400および隣接ルータ11と
のコネクションを切断し(322c)、当該エントリを
削除する(322d)。
【0118】以上が本発明の第1実施形態であり、経路
制御部400とパケット中継部(図1の420a〜42
0n)を備えたルータ装置10において、パケット中継
部420に上述のようなTCPポート番号を変換して代
理応答を行うルーティング代理ソフトウェア600を実
装することにより、隣接ルータ11とのTCPコネクシ
ョンは、上記図10で示したようにルーティング代理ソ
フトウェア600を介して確立され、パケットの中継が
行われる。
【0119】ルーティング代理ソフトウェア600は、
経路制御部400と隣接ルータ11とのTCPコネクシ
ョンが確立すると、コネクション管理テーブル393、
セッション管理テーブル392、セッションタイマ管理
テーブル394の3種類のテーブルにルーティングセッ
ション毎にエントリを作成するとともに、経路制御部4
00または隣接ルータ11の一方から受信したルーティ
ング情報を、ルーティング代理ソフトウェア600の隣
接受信RIBテーブル1000に格納するとともに、経
路制御部400または隣接ルータ11の他方へ代理ポー
ト番号39313、39323を発信元ポートとしてパ
ケットを転送する。
【0120】そして、ルーティング代理ソフトウェア6
00は、コネクション管理テーブル393、セッション
管理テーブル392及び隣接受信RIBテーブル100
0を備えているため、経路制御部400に障害が発生し
て停止した場合であっても、パケット中継部420は代
理応答によってパケットの中継を継続することが可能と
なり、また、中継を継続しながら隣接ルータ11からの
最新のルーティング情報を格納することが可能となる。
【0121】したがって、隣接ルータ11には経路制御
部400の機能停止が見えず、コネクションをそのまま
維持できるため、従来のルータ装置のように当該ルータ
装置10の経路制御部400の機能停止に伴う代替ルー
トの探索などの処理が不要になり、経路制御部400の
機能停止時に他のネットワークの負荷が増大するのを防
ぎ、高可用性と高速なパケット通信を確保することがで
きるのである。
【0122】そして、経路制御部400の障害復帰後に
はルーティング代理ソフトウェア600の隣接受信RI
Bテーブルに格納した最新のルーティング情報により、
経路制御部400のRIBを更新し、ルーティングテー
ブルの更新または作成を行うことができるため、前記従
来例のように経路制御部を二重化することなく、単一の
経路制御部400でありながらも高可用性を備えたルー
タ装置を低コストで提供することができる。
【0123】これにより、前記従来例のように、障害復
帰後の経路制御部が隣接ルータ11とのルーティング情
報の交換を行うことがないため、前記従来例のように、
障害復帰後に当該ルータ装置と隣接ルータ装置とのネッ
トワークが低速化するのを確実に防いで、高速なパケッ
ト中継を常時行うことができるのである。
【0124】また、障害復帰後の経路制御部400は、
ルーティング代理ソフトウェア600の隣接受信RIB
からルーティング情報を受信するが、このとき、ルーテ
ィング代理ソフトウェア600は、経路制御部側の代理
ポート番号39313を発信元ポートとして上記ルーテ
ィング情報を送信するので、あたかも隣接ルータ11か
ら送信されたかのように経路制御部400へ転送でき、
また、経路制御部400が正常に動作している場合で
は、隣接ルータ11と経路制御部400の間でルーティ
ング情報を交換するに当たって、経路制御部400のル
ーティングソフトウェア510はルーティング代理ソフ
トウェア600を意識する必要がないので、経路制御部
400を前記従来例の図30と同様に構成することがで
き、開発にかかる労力を大幅に低減して製造コストを抑
制することができるのである。
【0125】なお、ルーティング代理ソフトウェア60
0は、経路制御部400が通常に動作している場合、T
CPコネクションの確立と隣接受信RIBの転送に介在
するだけであるため、経路制御部400のルーティング
ソフトウェア510から見ると、ルーティング代理ソフ
トウェア600が存在しない場合(従来技術)と同等で
あり、したがって、経路制御部400のルーティングソ
フトウェア510は、従来から採用しているものをその
まま採用でき、開発及び製造にかかるコストを低減でき
るのである。
【0126】また、ルーティング代理ソフトウェア60
0は、経路制御部側の代理ポート39313と、隣接ル
ータ側の代理ポート番号39323への着信がない場
合、セッションタイマ管理テーブル394のタイムアウ
ト時刻に基づいてタイムアウトを判定し、サスペンドま
たはセッション切断処理を行うことができる。
【0127】以下、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0128】図29に、本発明の第2実施形態のルータ
装置の構成を示す。
【0129】本第2実施形態では、本発明を適用したル
ーティング代理ソフトウェア600aが複数の隣接ルー
タ11a、11bとのTCPコネクションを終端し、ま
た、パケット中継部420nにおいても本発明を適用し
たルーティング代理ソフトウェア600nが隣接ルータ
11mおよび経路制御部400とTCPコネクションを
確立した構成のものである。
【0130】本第2実施形態においても各ルーティング
代理ソフトウェア600a〜600nにおいて、上記図
15〜図28で示した処理をそれぞれ行うことで、上記
第1の実施形態と同様の作用、効果を得ることができ
る。
【0131】なお、上記実施形態においては、ルーティ
ングプロトコルとしてBGPを適用した場合について述
べたが、これに限定されることはなく、例えば、RIP
(Routing Information Protocol)やOSPF(Open S
hortest Path First)などを採用してもよい。
【0132】また、上記実施形態では、トランスポート
層プロトコルとして、TCPを採用した場合を示した
が、コネクション型のプロトコルであれば他のプロトコ
ルを採用してもよい。
【0133】また、上記実施形態では、経路制御部40
0とパケット中継部を内部バスで接続する一例を示した
が、内部バスに限定されることはなく、ポイント・to・
ポイントなど所望の接続形態を適用することができる。
【0134】また、上記請求項7において、前記代理格
納手段は、前記第1の代理ポートで接続する隣接ルータ
と、第2の代理ポートで接続する経路制御部を一対の接
続情報として管理する管理テーブルは、隣接ルータ11
のIP(アドレス情報)、宛先ポート及び第1の代理ポ
ートと、経路制御部400のIP(アドレス情報)、宛
先ポート及び第2の代理ポートを一対の接続情報とする
ことができる。
【0135】また、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって制限的なものではないと考えられるべ
きである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のルータ装置を適用したネットワークの
概略図である。
【図2】ルータ装置におけるルーティングテーブルの構
造を説明する図である。
【図3】ルータ装置におけるRIBテーブルの構造を説
明する図である。
【図4】本発明のルーティング代理ソフトウェアの内部
ブロック図を説明する図である。
【図5】本発明のルータ装置内にて送受信されるパケッ
トのフォーマットを説明する図である。
【図6】本発明のルータ装置にて送受信されるプロトコ
ルメッセージの一つであるOPENメッセージのフォー
マットを説明する図である。
【図7】本発明のルータ装置にて送受信されるプロトコ
ルメッセージの一つであるUPDATEメッセージのフ
ォーマットを説明する図である。
【図8】本発明のルータ装置にて送受信されるプロトコ
ルメッセージの一つであるKEEPALIVEメッセー
ジのフォーマットを説明する図である。
【図9】本発明のルータ装置にて送受信されるプロトコ
ルメッセージの一つであるNOTIFICATIONメ
ッセージのフォーマットを説明する図である。
【図10】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
ける通常時のメッセージ処理シーケンスを説明する図で
ある。
【図11】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
ける経路制御部の機能停止時のメッセージ処理シーケン
スを説明する図である。
【図12】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるコネクション管理テーブルの構造を説明する図であ
る。
【図13】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理テーブルの構造を説明する図であ
る。
【図14】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッションタイマ管理テーブルの構造を説明する図
である。
【図15】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるルーティングプロトコルセッションの状態遷移を説
明する図である。
【図16】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のメイン処理フローチャートを説
明する図である。
【図17】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のコネクション確立処理フローチ
ャートを説明する図である。
【図18】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のOPENメッセージ処理フロー
チャートを説明する図である。
【図19】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のUPDATEメッセージ処理フ
ローチャートを説明する図である。
【図20】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のKEEPALIVEメッセージ
処理フローチャートを説明する図である。
【図21】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のサスペンド移行処理フローチャ
ートを説明する図である。
【図22】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のサスペンド回復処理フローチャ
ートを説明する図である。
【図23】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のタイマー設定処理フローチャー
トを説明する図である。
【図24】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のタイマー処理フローチャートを
説明する図である。
【図25】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部の隣接受信RIB回復処理フロー
チャートを説明する図である。
【図26】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部の隣接受信RIB処理フローチャ
ートを説明する図である。
【図27】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のセッション切断処理フローチャ
ートを説明する図である。
【図28】本発明のルーティング代理ソフトウェアにお
けるセッション管理部のコネクション切断処理フローチ
ャートを説明する図である。
【図29】本発明のルータ装置への第2の実施形態を説
明するネットワークの概略図である。
【図30】従来のルータ装置を説明する概略図である。
【符号の説明】
10 ルータ装置、 11 隣接ルータ 12 ネットワーク 14 ポート 400 経路制御部 410 内部バス 420 パケット中継部 430 ネットワークインターフェース 500 ルーティングテーブル 510 ルーティングソフトウェア 600 ルーティング代理ソフトウェア 1000 隣接受信RIB 1010 ローカルRIB 1020 隣接送信RIB 2000 TCPコネクション

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接ルータと経路情報を交換し、パケット
    の中継先を定めるルーティングテーブルを前記経路情報
    から生成し更新を行うとともに、パケット中継部に配布
    する経路制御部と、 前記経路制御部から配布されたルーティングテーブルに
    従って前記隣接ルータとの間でパケットの中継を行うパ
    ケット中継部とを備えたルータ装置において、前記パケ
    ット中継部には、 前記隣接ルータと経路制御部の接続をそれぞれ独立して
    確立して経路情報の交換を代理する代理応答手段と、 前記隣接ルータから受信した経路情報を格納可能な代理
    格納手段と、を含むルーティング代理手段を設けたこと
    を特徴とするルータ装置。
  2. 【請求項2】前記ルーティング代理手段は、経路制御部
    の動作状態を検出する経路制御部動作検出手段を備え、
    この経路制御部動作検出手段が経路制御部の停止を検出
    した場合には、前記代理応答手段は経路制御部側の接続
    を遮断するとともに、前記隣接ルータ側の接続を維持す
    ることを特徴とする請求項1に記載のルータ装置。
  3. 【請求項3】前記代理格納手段は、前記経路制御部動作
    検出手段が経路制御部の停止を検出している間は、前記
    隣接ルータからの経路情報を継続的に格納することを特
    徴とする請求項2に記載のルータ装置。
  4. 【請求項4】前記ルーティング代理手段は、経路制御部
    の動作状態を検出する経路制御部動作検出手段が、経路
    制御部が停止状態から復旧したことを検出した場合に
    は、前記代理応答手段は経路制御部側の接続を確立する
    とともに、前記代理格納手段は隣接ルータから受信した
    経路情報を前記経路制御部へ送信し、前記経路制御部は
    このルーティング代理手段からの経路情報に基づいてル
    ーティングテーブルを作成することを特徴とする請求項
    2または請求項3に記載のルータ装置。
  5. 【請求項5】前記経路制御部動作検出手段は、予め設定
    した時間内に経路制御部から代理応答手段への着信がな
    い場合、または、経路制御部から機能停止を示す情報を
    受信した場合に、経路制御部の機能が停止したことを検
    出することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れ
    か一つに記載のルータ装置。
  6. 【請求項6】前記ルーティング代理手段は、前記隣接ル
    ータ及び経路制御部との間のプロトコルにTCPを用い
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか一
    つに記載のルータ装置。
  7. 【請求項7】前記代理応答手段は、隣接ルータ側に第1
    の代理ポートを設ける一方、経路制御部側に第2の代理
    ポートを設け、第1の代理ポートを介して前記隣接ルー
    タとのコネクションを確立する一方、第2の代理ポート
    を介して前記経路制御部とのコネクションを確立するこ
    とを特徴とする請求項6に記載のルータ装置。
  8. 【請求項8】前記代理格納手段は、前記第1の代理ポー
    トで接続する隣接ルータと、第2の代理ポートで接続す
    る経路制御部を一対の接続情報として管理する管理テー
    ブルを有し、この管理テーブルは、複数の接続情報を格
    納可能としたことを特徴とする請求項7に記載のルータ
    装置。
  9. 【請求項9】前記経路制御部とパケット中継部は独立し
    て構成され、前記経路制御部は複数のパケット中継部を
    備えることを特徴とする請求項1ないし請求項8の何れ
    か一つに記載のルータ装置。
  10. 【請求項10】隣接ルータと経路情報を交換し、パケッ
    トの中継先を定めるルーティングテーブルを前記経路情
    報から生成し更新を行うとともに、パケット中継部に配
    布する経路制御部と、 前記経路制御部から配布されたルーティングテーブルに
    従って前記隣接ルータとの間でパケットの中継を行うパ
    ケット中継部とを用いたルーティング方法において、 前記隣接ルータからの接続要求に応じて、前記パケット
    中継部と隣接ルータの接続と、前記パケット中継部と経
    路制御部の接続をそれぞれ独立して確立する接続処理
    と、 前記隣接ルータからの経路情報を、パケット中継部で代
    理して受信するとともに前記経路制御部へ送信する代理
    応答処理と、 前記隣接ルータからの経路情報をパケット中継部に格納
    する経路情報記憶処理と、を含むことを特徴とするルー
    ティング方法。
  11. 【請求項11】前記代理応答処理は、前記経路制御部の
    動作状態を検出し、この検出結果が経路制御部の停止で
    ある場合には、パケット中継部と経路制御部の接続を遮
    断するとともに、パケット中継部と隣接ルータの接続を
    維持する処理を含み、前記経路情報記憶処理は、前記経
    路制御部が停止している期間に前記隣接ルータから受信
    した経路情報をパケット中継部で継続的に格納する処理
    とを含むことを特徴とする請求項10に記載のルーティ
    ング方法。
  12. 【請求項12】前記代理応答処理は、前記経路制御部の
    動作状態を検出し、経路制御部が停止状態から復旧した
    ことを検出した場合には、パケット中継部と経路制御部
    の接続を確立する処理を含み、前記経路情報記憶処理
    は、パケット中継部に格納された経路情報を経路制御部
    へ送信する処理を含むことを特徴とする請求項11に記
    載のルーティング方法。
  13. 【請求項13】前記経路制御部の動作状態検出は、予め
    設定した時間内に経路制御部からパケット中継部への着
    信がない場合、または、経路制御部から機能停止を示す
    情報をパケット中継部が受信した場合に、経路制御部の
    機能が停止したことを検出することを特徴とする請求項
    10ないし請求項12の何れか一つに記載のルーティン
    グ方法。
  14. 【請求項14】前記パケット中継部は、前記隣接ルータ
    及び経路制御部との間のプロトコルにTCPを用いたこ
    とを特徴とする請求項10ないし請求項13の何れか一
    つに記載のルーティング方法。
  15. 【請求項15】前記代理応答処理は、隣接ルータ側に第
    1の代理ポートを設ける一方、経路制御部側に第2の代
    理ポートを設け、第1の代理ポートを介して前記隣接ル
    ータとのコネクションを確立する一方、第2の代理ポー
    トを介して前記経路制御部とのコネクションを確立する
    ことを特徴とする請求項14に記載のルーティング方
    法。
  16. 【請求項16】前記代理応答処理は、前記第1の代理ポ
    ートで接続する隣接ルータと、第2の代理ポートで接続
    する経路制御部を一対の接続情報として管理する管理テ
    ーブルを有し、この管理テーブルは、複数の接続情報を
    格納可能としたことを特徴とする請求項15に記載のル
    ーティング方法。
  17. 【請求項17】前記経路制御部とパケット中継部は独立
    して構成され、前記経路制御部は複数のパケット中継部
    に接続されたことを特徴とする請求項10ないし請求項
    16の何れか一つに記載のルーティング方法。
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