JP2003258772A - コンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置 - Google Patents

コンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置

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JP2003258772A
JP2003258772A JP2002053634A JP2002053634A JP2003258772A JP 2003258772 A JP2003258772 A JP 2003258772A JP 2002053634 A JP2002053634 A JP 2002053634A JP 2002053634 A JP2002053634 A JP 2002053634A JP 2003258772 A JP2003258772 A JP 2003258772A
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quality
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JP2002053634A
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Masaru Kimura
勝 木村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な情報が得られるサンプルを容易に提供
でき利便性の高いコンテンツ配信装置と、既にサンプル
を受け取っているユーザが正規のコンテンツを得るため
に再びダウンロードするという手間を省くコンテンツ受
信装置を得る。 【解決手段】 コンテンツ配信装置として、正規コンテ
ンツの品質を劣化させて公開用コンテンツを出力する品
質劣化手段と、コンテンツ購入を確認する購入確認手段
と、通常時は品質劣化手段から出力される品質が劣化し
た公開用コンテンツを前記通信媒体へ配信すると共に、
前記購入確認手段からの購入確認があると品質を元に戻
す情報を前記通信媒体へ配信する配信手段とを備える。
また、コンテンツ受信装置として、品質が劣化した公開
用コンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、コンテ
ンツ購入時に品質を元に戻す情報を配信元から得てコン
テンツの品質を元に戻す手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
や衛星通信などの何らかの通信媒体を利用してマルチメ
ディアコンテンツをダウンロード販売するコンテンツ配
信装置および受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットなどを利用して、電子化
されたマルチメディアコンテンツをデジタルデータとし
て販売することが可能である。デジタルデータとして販
売すると物理的な媒体が不必要となるため、ユーザは販
売店に行くことなく、通信手段があれば、どこからで
も、いつでも、コンテンツを購入することが可能とな
る。また、物理的な媒体がなくなることにより、コンテ
ンツ作成のコストダウンを図ることも可能であり、新た
な流通サービスとして急速に普及しつつある。
【0003】しかし、計算機などにより、品質を劣化さ
せることなく著作権のあるコンテンツのコピーを容易に
行うことが可能である点や、ネットワークを介して不特
定多数の人にコピーを転送することが容易に出来てしま
う点などが問題点として挙げられている。
【0004】これらを防ぐためには、コンテンツ全体に
暗号をかけることが一般的であるが、この場合、コンテ
ンツを購入しないことには、コンテンツの内容が判らな
いため、購入するか否かの判断材料は説明文などコンテ
ンツ以外のものに頼るほかはない。また、判断材料のた
めにサンプル用として、コンテンツの一部分だけを暗号
化せずに無料で公開した場合、ユーザは、まずは無料サ
ンプルをダウンロードし、気に入った場合は購入手続を
行って暗号化された正規コンテンツを再びダウンロード
しなければならないという手間がかかる。
【0005】本問題を解決した従来技術として、例えば
特開2001-51960号公報にて示される技術があ
る。図8は、本技術の原理を説明した図である。図8に
おいて、801は提供するコンテンツ、802はコンテ
ンツ801を公開部分と非公開部分とに分離する手段、
803は非公開コンテンツ、804は公開コンテンツ、
805は非公開コンテンツ803を暗号化する手段、8
06は暗号化された非公開コンテンツ、807は著作権
管理情報を作成する手段、808は著作権管理情報、8
09は暗号化された非公開コンテンツ806、公開コン
テンツ804、著作権管理情報808を合成する手段、
810は配信用コンテンツである。
【0006】次に動作を説明する。コンテンツ提供者
は、コンテンツ801を公開部分と非公開部分とに分離
する手段802により、公開コンテンツ804と非公開
コンテンツ803とに分離し、非公開コンテンツ803
だけに暗号化する手段805によって暗号をかけた後、
著作権管理情報を合成する手段809によって、暗号化
された非公開コンテンツ806、公開コンテンツ80
4、著作権管理情報を作成する手段807によって作成
された著作権管理情報808を合成し、配信用コンテン
ツ810を作成する。こうして作成されたコンテンツ8
10をダウンロードしたユーザは、既存のアプリケーシ
ョンを利用して自由に公開部分を閲覧することが可能で
あり、購入手続を行って暗号化された非公開部分を解読
する鍵を入手したユーザのみがコンテンツを再び取得し
なくても復元することが出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8にて示される従来
の技術は、コンテンツの一部分だけを公開するが、サン
プルとして十分な情報を持つためには、どこまで公開す
るべきかをコンテンツごとに検討する必要があり、大量
のコンテンツを取り扱うコンテンツ提供者には非常に大
きな負担となるという問題がある。また、ユーザによっ
ては、一部分だけではサンプルとして不充分であると感
じる場合もあり、このようなユーザに対しては十分な販
売促進効果が得られないという問題もある。
【0008】この発明はかかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、十分な情報が得られるサンプルを容易に提
供することが可能となる利便性の高いコンテンツ配信装
置を提供することを目的とする。
【0009】また、既にサンプルを受け取っているユー
ザが正規のコンテンツを得るために再びダウンロードす
るという手間を省くことが可能となる利便性の高いコン
テンツ受信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンテン
ツ配信装置は、通信媒体を利用してコンテンツを配信す
るコンテンツ配信装置において、正規コンテンツの品質
を劣化させて公開用コンテンツを出力する品質劣化手段
と、コンテンツ購入を確認する購入確認手段と、通常時
は前記品質劣化手段から出力される品質が劣化した公開
用コンテンツを前記通信媒体へ配信すると共に、前記購
入確認手段からの購入確認があると品質を元に戻す情報
を前記通信媒体へ配信する配信手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0011】また、前記品質劣化手段は、コンテンツの
品質を劣化させるためのパラメータを格納したメモリか
らのパラメータに基づいて正規コンテンツの品質を劣化
させると共に、前記配信手段は、品質を元に戻す情報と
して、前記メモリのパラメータを配信することを特徴と
するものである。
【0012】また、前記品質劣化手段は、乱数のシード
を格納するメモリからのシードに基づいて決定される疑
似乱数を利用して発生するノイズを正規コンテンツに重
畳して正規コンテンツの品質を劣化させると共に、前記
配信手段は、品質を元に戻す情報として、前記メモリか
らの乱数のシードを配信することを特徴とするものであ
る。
【0013】また、前記品質劣化手段は、正規コンテン
ツの周波数分析を行って求められたスペクトル係数を、
スペクトル係数の入換え情報を格納するメモリからの入
換え情報に基づいて入れ換え、係数入れ換え後のスペク
トル係数を時間軸信号に変換して正規コンテンツの品質
を劣化させると共に、前記配信手段は、品質を元に戻す
情報として、前記メモリの入換え情報を配信することを
特徴とするものである。
【0014】また、前記品質劣化手段は、鍵情報を格納
するメモリからの鍵情報と固有情報に基づいてパラメー
タを発生するパラメータ発生器からのパラメータに基づ
いて正規コンテンツの品質を劣化させると共に、前記配
信手段は、品質を元に戻す情報として、前記メモリの鍵
情報を配信することを特徴とするものである。
【0015】また、前記品質劣化手段は、パラメータを
格納したメモリからのパラメータに基づいて正規コンテ
ンツの品質を劣化させると共に、前記配信手段は、品質
を元に戻す情報として、購入確認時に入力される固有情
報を用いて前記メモリからのパラメータを係数に変換し
て配信することを特徴とするものである。
【0016】また、前記品質劣化手段は、第1の鍵情報
を格納するメモリからの第1の鍵情報と第2の鍵情報を
格納するメモリからの第2の鍵情報とに基づいてパラメ
ータを発生するパラメータ発生器からのパラメータに基
づいて正規コンテンツの品質を劣化させると共に、入力
される固有情報に基づいて前記第1の鍵情報を品質の劣
化したコンテンツに埋め込んで公開用コンテンツとし、
前記配信手段は、品質を元に戻す情報として、前記第2
の鍵情報配信することを特徴とするものである。
【0017】また、前記品質劣化手段は、パラメータを
格納するメモリからのパラメータに基づいて正規コンテ
ンツの品質を劣化させると共に、鍵情報を格納するメモ
リからの鍵情報に基づいて品質が劣化したコンテンツに
前記パラメータを埋め込んで公開用コンテンツとし、前
記配信手段は、品質を元に戻す情報として、購入確認時
に入力される固有情報に基づいて前記鍵情報を係数に変
換して配信することを特徴とするものである。
【0018】また、前記ノイズのレベルを調節するレベ
ル調節手段を有することを特徴とするものである。
【0019】また、前記品質劣化手段として、複数備え
られ、コンテンツの種類に応じて選択することを特徴と
するものである。
【0020】また、前記品質劣化手段は、品質を劣化さ
せる情報としてコンテンツ毎に異なるパラメータを使用
することを特徴とするものである。
【0021】また、この発明に係るコンテンツ配信装置
は、通信媒体を利用してコンテンツを受信するコンテン
ツ受信装置において、品質が劣化した公開用コンテンツ
を再生するコンテンツ再生手段と、コンテンツ購入時に
品質を元に戻す情報を配信元から得てコンテンツの品質
を元に戻す手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0022】また、前記品質を元に戻す手段は、前記公
開用コンテンツを配信元からのパラメータに基づいて正
規コンテンツに戻すことを特徴とするものである。
【0023】また、前記品質を元に戻す手段は、配信元
からの乱数のシードに基づいて決定される疑似乱数を利
用して発生するノイズを前記公開用コンテンツから減算
して正規コンテンツに戻すことを特徴とするものであ
る。
【0024】また、前記品質を元に戻す手段は、前記公
開用コンテンツの周波数分析を行って求められたスペク
トル係数を、配信元からの入換え情報に基づいて入れ換
え、係数入れ換え後のスペクトル係数を時間軸信号に変
換して正規コンテンツに戻すことを特徴とするものであ
る。
【0025】また、前記品質を元に戻す手段は、前記公
開用コンテンツを、配信元からの鍵情報と固有情報とに
基づいてパラメータを発生するパラメータ発生器からの
パラメータに基づいて正規コンテンツに戻すことを特徴
とするものである。
【0026】また、前記品質を元に戻す手段は、前記公
開用コンテンツを、配信元からの係数を固有情報に基づ
いて逆変換して得られるパラメータに基づいて正規コン
テンツに戻すことを特徴とするものである。
【0027】また、前記品質を元に戻す手段は、前記公
開用コンテンツを、固有情報に基づいて前記公開用コン
テンツに埋め込まれた第1の鍵情報と、配信元からの第
2の鍵情報とに基づいてパラメータを発生するパラメー
タ発生器からのパラメータに基づいて正規コンテンツに
戻すことを特徴とするものである。
【0028】また、前記品質を元に戻す手段は、固有情
報に基づいて配信元からの係数を逆変換して得られる鍵
情報に基づいて前記公開用コンテンツに埋め込まれたパ
ラメータを得て、前記公開用コンテンツを、当該パラメ
ータに基づいて正規コンテンツに戻すことを特徴とする
ものである。
【0029】また、前記ノイズのレベルを調節するレベ
ル調節手段を有することを特徴とするものである。
【0030】さらに、前記品質を元に戻す手段は、複数
備えられ、コンテンツの種類に応じて切り換えることを
特徴とするものである。
【0031】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1によるコンテンツ配信/受信装置の原理
説明図である。図1において、101はコンテンツ配信
装置を示し、正規コンテンツを格納するメモリ102、
パラメータを格納するメモリ104、品質劣化手段10
6、スイッチ108、購入確認手段109及び配信手段
110を備える。なお、103は正規コンテンツ、10
5aはパラメータ、107aは公開用コンテンツを示
す。
【0032】また、111はコンテンツ受信装置を示
し、公開用コンテンツを格納するメモリ112、パラメ
ータを格納するメモリ113、品質をもとに戻す手段1
14及びコンテンツ再生手段116を備える。なお、1
05bはパラメータ、107bは公開用コンテンツ、1
15はコンテンツを示す。また、図中、インターネット
などの通信媒体を省略しているが、通常、配信装置と受
信装置の間には上記通信媒体が存在する。場合によって
は、PCなどが間に存在することもある。
【0033】次に動作を説明する。まず、コンテンツ配
信装置101から説明する。品質劣化手段106は、正
規コンテンツを格納するメモリ102とパラメータを格
納するメモリ104から、それぞれ正規コンテンツ10
3とパラメータ105aを受け取る。パラメータ105
aは、品質劣化手段106の動作を一意に決定する。品
質劣化手段106は、パラメータ105aを用いて正規
コンテンツ103の品質を劣化させ、公開用コンテンツ
107aを出力する。公開用コンテンツ107aは、ス
イッチ108により配信手段110に繋がれ、一般的な
ファイル形式として無料若しくは格安の料金で公開され
る。
【0034】一方、公開用コンテンツ107aをダウン
ロードしたユーザは、購入手続を行わなくてもこの発明
のコンテンツ受信装置111または一般的な再生手段に
より自由に再生することが可能であり、購入の判断材料
とすることが出来る。ただし、ノイズが重畳されてお
り、品質が劣化している。
【0035】次に、この実施の形態1によるコンテンツ
受信装置111で公開用コンテンツを再生する場合の動
作を説明する。コンテンツ受信装置111が有するコン
テンツ再生手段116では、公開用コンテンツを格納す
るメモリ112より公開用コンテンツ107bを受け取
り、ノイズが重畳されたままこれを再生する。ユーザは
これを閲覧・試聴し、もし上記コンテンツが気に入った
場合は購入手続を行う。
【0036】コンテンツ配信装置101は、購入確認手
段109によりユーザの購入手続を確認すると、スイッ
チ108により、配信手段110とパラメータ105a
を繋ぎ、パラメータ105aをユーザのコンテンツ受信
装置111に向けて配信する。
【0037】コンテンツ受信装置111は、パラメータ
を格納するメモリ113に受け取ったパラメータを格納
する。品質をもとに戻す手段114は、公開用コンテン
ツを格納するメモリ112とパラメータを格納するメモ
リ113から、それぞれ公開用コンテンツ107bとパ
ラメータ105bを受け取る。そして、パラメータ10
5bにより、公開用コンテンツの品質をもとに戻し、高
品質なコンテンツ115を出力する。
【0038】以上により、ユーザが購入手続を行った場
合に限り、コンテンツ受信装置111により高品質なコ
ンテンツ115を再生することが可能となる。ここで、
高品質なコンテンツ115を外部に出力できない形態に
しておけば、高品質なコンテンツの不正コピーは不可能
となる。なお、配信装置のパラメータ105aと受信装
置のパラメータ105bは必ずしも同一のものである必
要はない。また、公開用コンテンツを配信する配信装置
とパラメータを配信する配信装置を同一のものとしてい
るが、これに限らず、それぞれ別の配信装置によって配
信しても良い。
【0039】従って、上記実施の形態1によると、コン
テンツ提供者はサンプルとして使用する公開用コンテン
ツを作成する手間をほとんどかけずに情報量の豊富なサ
ンプルを作成/公開することができる。また、購入手続
きを行ったユーザは、品質の低い公開用コンテンツをた
だ一度ダウンロードするだけで、情報量の格段に少ない
パラメータを受け取ることにより高品質なコンテンツを
再生することが可能となる。また、例え公開されている
公開用コンテンツが不正コピー、不正利用されても、著
作権所有者が気にならない程度にまで公開用コンテンツ
の品質を劣化させておけば、著作権が問題にならなくな
るという効果がある。
【0040】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2によるコンテンツ配信/受信装置の原理説明図で
ある。図2において、図1に示す実施の形態1と同一部
分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号
として、201は乱数のシードを格納するメモリ、20
2a、202bは乱数のシード、203は擬似乱数発生
器、204は擬似乱数列、205はレベル調節器、20
6はノイズ、207は信号加算器、208は乱数のシー
ドを格納するメモリ、209は擬似乱数発生器、210
は擬似乱数列、211はレベル調節器、212はノイ
ズ、213は信号減算器である。なお、図中、インター
ネットなどの通信媒体を省略しているが、通常、配信装
置と受信装置の間には上記通信媒体が存在する。場合に
よっては、PCなどが間に存在することもある。
【0041】次に動作を説明する。まず、コンテンツ配
信装置101から説明する。擬似乱数発生器203は、
乱数のシードを格納したメモリ201からシード202
aを受け取り、シード202aから一意に決定される擬
似乱数列204を発生させ、レベル調節器205に入力
する。レベル調節器205は、人間の感覚上知覚される
がコンテンツの情報を妨げないレベルに乱数列204を
レベル調整し、ノイズ206として信号加算器207に
入力する。信号加算器207は、正規コンテンツを格納
するメモリ102から正規コンテンツ103を受け取
り、正規コンテンツ103とレベル調節されたノイズ2
06とを加算し、ノイズの重畳された公開用コンテンツ
107aを作成する。公開用コンテンツ107aは、ス
イッチ108により配信手段110に繋がれ、一般的な
ファイル形式として無料若しくは格安の料金で公開され
る。
【0042】一方、公開された公開用コンテンツ107
をダウンロードしたユーザは、購入手続を行わなくても
この発明のコンテンツ受信装置111または一般的な再
生手段により自由にサンプルとして公開用コンテンツ1
07を再生することが可能であり、購入の判断材料とす
ることが出来る。ただし、ノイズが重畳されており、品
質が劣化している。
【0043】ここで、この実施の形態2によるコンテン
ツ受信装置111で再生する場合の動作を説明する。コ
ンテンツ再生手段116は、無料サンプルを格納するメ
モリ112より公開用コンテンツ107bを受け取り、
ノイズが重畳されたまま公開用コンテンツ107bを再
生する。ユーザはこれを閲覧・試聴し、もし上記コンテ
ンツが気に入った場合は購入手続を行う。
【0044】コンテンツ配信装置101は、購入確認手
段109によりユーザの購入手続が確認されると、スイ
ッチ108により、配信手段110と乱数のシード20
2aを繋ぎ、乱数のシード202aをユーザのコンテン
ツ受信装置に向けて配信する。
【0045】乱数のシードを受け取ったコンテンツ受信
装置111は、受け取った乱数のシードを乱数のシード
を格納するメモリ208に保存する。擬似乱数発生器2
09は、乱数のシードを格納するメモリ208より乱数
のシード202bを受け取り、メモリコンテンツ配信装
置と同一の動作で擬似乱数列210を発生させ、レベル
調節器211へ入力する。レベル調節器211は、コン
テンツ配信装置と同一の動作で擬似乱数列210をレベ
ル調節し、ノイズ212を信号減算器213に向けて出
力する。信号減算器213は、既に受け取っている公開
用コンテンツをメモリ112より受け取り、ノイズ21
2を減算することによって、ノイズが完全に除去された
高品質なコンテンツ115を得る。コンテンツ115は
コンテンツ再生手段116により再生する。ここで、コ
ンテンツ115を外部に出力できない形態にしておけ
ば、高品質なコンテンツの不正コピーは不可能となる。
なお、公開用コンテンツを配信する配信装置と乱数のシ
ードを配信する配信装置を同一のものとしているが、こ
れに限らず、それぞれ別の配信装置によって配信しても
良い。
【0046】従って、上記実施の形態2によると、実施
の形態1の品質劣化手段と品質を元に戻す手段を変形し
たことで、実施の形態1と同様の効果を得ることが出来
る。
【0047】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3によるコンテンツ配信/受信装置の原理説明図で
ある。図3において、図1に示す実施の形態1と同一部
分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号
として、301はスペクトル係数の入換え情報情報を格
納するメモリ、302a、302bはスペクトル係数の
入換え情報、303はスペクトル係数の入換え手段、3
04はFFT(高速フーリエ変換: Fast Fourier Tran
sform)を行う手段、305はスペクトル係数、306
は係数入換え後のスペクトル係数、307は逆FFTを
行う手段、308はスペクトル係数の入換え情報情報を
格納するメモリ、309はスペクトル係数の入換え手
段、310はFFTを行う手段、311はスペクトル係
数、312は係数入換え後のスペクトル係数、313は
逆FFTを行う手段である。なお、図中、インターネッ
トなどの通信媒体を省略しているが、通常、配信装置と
受信装置の間には上記通信媒体が存在する。場合によっ
ては、PCなどが間に存在することもある。
【0048】次に動作を説明する。まず、コンテンツ配
信装置101から説明する。FFTを行う手段304
は、正規コンテンツを格納するメモリ102から正規コ
ンテンツ103を受け取り、FFTを実施してスペクト
ル係数305を算出し、スペクトル係数の入換え手段3
03へ向けて出力する。スペクトル係数の入換え手段3
03は、スペクトル係数の入換え情報情報を格納するメ
モリ301からスペクトル係数の入換え情報302aを
受け取り、係数の入換えを行う。スペクトル係数の入換
え情報は、たとえば、[10,300]、[30,10
0]など、単数あるいは複数のスペクトル周波数の対と
し、これらを入換えることによりコンテンツの品質を劣
化させる。係数入換え後のスペクトル係数306は、逆
FFTを行う手段307へ入力され、逆FFTを行う手
段307により、時間軸信号へ戻され、公開用コンテン
ツ107aが作成される。公開用コンテンツ107a
は、スイッチ108により配信手段110に繋がれ、一
般的なファイル形式として無料若しくは格安の料金で公
開される。
【0049】一方、公開された公開用コンテンツ107
をダウンロードしたユーザは、購入手続を行わなくても
この実施の形態3のコンテンツ受信装置111または一
般的な再生器により自由にサンプルとして公開用コンテ
ンツ107を再生することが可能であり、購入の判断材
料とすることが出来る。ただし、スペクトルが操作され
ており、品質が劣化している。
【0050】ここで、この実施の形態3によるコンテン
ツ受信装置で再生する場合の動作を説明する。コンテン
ツ再生手段116は、無料サンプルを格納するメモリ1
12より公開用コンテンツ107を受け取り、ノイズが
重畳されたまま公開用コンテンツ107を再生する。ユ
ーザはこれを閲覧・試聴し、もし上記コンテンツが気に
入った場合は購入手続を行う。
【0051】コンテンツ配信装置101は、購入確認手
段109によりユーザの購入手続が確認されると、スイ
ッチ108により、配信手段110とスペクトル係数の
入換え情報302aを繋ぎ、スペクトル係数の入換え情
報302aをユーザのコンテンツ受信装置に向けて配信
する。
【0052】スペクトル係数の入換え情報を受け取った
コンテンツ受信装置111は、受け取ったスペクトル係
数の入換え情報をメモリ308に格納する。FFTを行
う手段310は、公開用コンテンツを格納するメモリ1
12から公開用コンテンツ107bを受け取り、FFT
を実施してスペクトル係数311を算出し、スペクトル
係数の入換え手段309へ向けて出力する。スペクトル
係数の入換え手段309は、スペクトル係数の入換え情
報情報を格納するメモリ308からスペクトル係数の入
換え情報302bを受け取り、係数の入換えを行うこと
により、正規コンテンツと同じスペクトル係数312を
得る。スペクトル係数312は、逆FFTを行う手段3
13へ入力され、逆FFTを行う手段313により、時
間軸信号へ戻され、ノイズが完全に除去された高品質な
コンテンツ115を得る。コンテンツ115はコンテン
ツ再生手段116により再生する。ここで、コンテンツ
115を外部に出力できない形態にしておけば、高品質
なコンテンツの不正コピーは不可能となる。なお、公開
用コンテンツを配信する配信装置とスペクトル係数の入
換え情報を配信する配信装置を同一のものとしている
が、これに限らず、それぞれ別の配信装置によって配信
しても良い。
【0053】従って、実施の形態3によると、実施の形
態1の品質劣化手段と品質を元に戻す手段を変形したこ
とで、実施の形態1ないし2と同様の効果を得る事が出
来る。
【0054】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4を示す図であり、図1に示す実施の形態1との相
違点は、パラメータ発生器を備え、ユーザごとに異なる
コンテンツ受信装置に特有の情報(以下、シリアルナン
バーと称す)と鍵情報を用いる点である。
【0055】図4において、図1に示す実施の形態1と
同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新た
な符号として、401はパラメータ発生器、402は鍵
情報を格納するメモリ、403a、403bは鍵情報、
404はパラメータ、405はシリアルナンバー、40
6はパラメータ発生器、407はパラメータである。
【0056】次に動作を説明する。まず、コンテンツ配
信装置101から説明する。コンテンツ配信装置101
は、ユーザが公開用コンテンツをダウンロードする時
に、まず、コンテンツ受信装置から特有の情報405を
受け取る。もし、この実施の形態4による受信装置以外
の装置からダウンロードされる場合は、任意のシリアル
ナンバーで代用する。受け取ったシリアルナンバー40
5は、パラメータ発生器401に入力し、パラメータ発
生器401は、鍵情報を格納するメモリ402より鍵情
報403を受け取り、この2つをもとにパラメータ40
4を発生させる。例えば、シリアルナンバー405と鍵
情報403の積をパラメータ404として品質劣化手段
106に入力する。品質劣化手段106は、正規コンテ
ンツを格納するメモリ102から正規コンテンツ103
を受け取り、パラメータ404を用いて、人間の感覚上
知覚されるがコンテンツの情報を妨げない程度にコンテ
ンツの品質を劣化させて、公開用コンテンツ107aを
出力する。公開用コンテンツ107aは、スイッチ10
8により配信手段110に繋がれ、一般的なファイル形
式として公開される。
【0057】一方、公開用コンテンツ107aをダウン
ロードしたユーザは、購入手続を行わなくてもこの実施
の形態4のコンテンツ受信装置111または一般的な再
生手段により自由に再生することが可能であり、購入の
判断材料とすることが出来る。ただし、品質は劣化して
いる。
【0058】ここで、この実施の形態4によるコンテン
ツ受信装置で再生する場合の動作を説明する。コンテン
ツ再生手段116は、公開用コンテンツを格納するメモ
リ112より公開用コンテンツ107bを受け取り、ノ
イズが重畳されたまま公開用コンテンツ107を再生す
る。ユーザはこれを閲覧・試聴し、もし上記コンテンツ
が気に入った場合は購入手続を行う。
【0059】コンテンツ配信装置101は、購入確認手
段109によりユーザの購入手続を確認すると、スイッ
チ108により、配信手段110と鍵情報403aを繋
ぎ、鍵情報403aをユーザのコンテンツ受信装置に向
けて配信する。
【0060】鍵情報を受け取ったコンテンツ受信装置1
11は、これをメモリ407に保存する。パラメータ発
生器406では、鍵情報を格納するメモリ407より鍵
情報403bを受け取り、シリアルナンバー405を用
いてコンテンツ配信装置と同一の処理を行ってパラメー
タ407を発生させ、品質をもとに戻す手段114に入
力する。品質をもとに戻す手段114は、メモリ112
より公開用コンテンツ107bを受け取り、パラメータ
407を使用してコンテンツの品質をもとに戻し、高品
質なコンテンツ115を得る。ここで、コンテンツ11
5を外部に出力できない形態にしておけば、高品質なコ
ンテンツの不正コピーは不可能となる。なお、公開用コ
ンテンツを配信する配信装置と鍵情報を配信する配信装
置を同一のものとしているが、これに限らず、それぞれ
別の配信装置によって配信しても良い。
【0061】従って、実施の形態4によると、実施の形
態1と同様の効果があるだけでなく、パラメータを直接
送信しないことによりセキュリティ強度が増す。すなわ
ち、例え第三者によって、この発明で送信する情報であ
る鍵情報が不正に公開された場合においても、コンテン
ツ受信装置に特有のシリアルナンバーがないことには品
質を元に戻すためのパラメータが特定できないため、高
品質なコンテンツを得ることが不可能であり、不正利用
を防ぐ事が可能となるという効果がある。
【0062】実施の形態5.図5は、この発明の別の実
施の形態を示す図であり、実施の形態1との相違点は、
配信装置に、係数変換手段、受信装置に係数逆変換手段
を備え、受信装置ごとに異なるシリアルナンバーと係数
を用いる点である。また実施の形態3との相違点は、パ
ラメータ発生器の代りに係数変換手段、逆変換手段を備
えている点である。
【0063】図5において、図1に示す実施の形態1と
同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新た
な符号として、501は係数変換手段、502a、50
2bは係数、503は係数を格納するメモリ、504は
係数逆変換手段、505は係数である。なお、図中、イ
ンターネットなどの通信媒体を省略しているが、通常、
配信装置と受信装置の間には上記通信媒体が存在する。
場合によっては、PCなどが間に存在することもある。
【0064】次に動作を説明する。まず、コンテンツ配
信装置101から説明する。品質劣化手段106は、正
規コンテンツを格納するメモリ102とパラメータを格
納するメモリ104から、それぞれ正規コンテンツ10
3とパラメータ105を受け取る。パラメータ105
は、品質劣化手段106の動作を一意に決定する。品質
劣化手段106は、パラメータ105を用いて正規コン
テンツ103の品質を劣化させ、公開用コンテンツ10
7を出力する。公開用コンテンツ107は、スイッチ1
08により配信手段110に繋がれ、一般的なファイル
形式として無料若しくは格安の料金で公開される。
【0065】一方、公開用コンテンツ107をダウンロ
ードしたユーザは、購入手続を行わなくてもこの実施の
形態5のコンテンツ受信装置111または一般的な再生
手段により自由に再生することが可能であり、購入の判
断材料とすることが出来る。ただし、品質は劣化してい
る。
【0066】この実施の形態5によるコンテンツ受信装
置111で公開用コンテンツを再生する場合の動作を説
明する。コンテンツ受信装置111が有するコンテンツ
再生手段116では、公開用コンテンツを格納するメモ
リ112より公開用コンテンツ107bを受け取り、ノ
イズが重畳されたままこれを再生する。ユーザはこれを
閲覧・試聴し、もし上記コンテンツが気に入った場合は
購入手続を行う。
【0067】コンテンツ配信装置101は、購入確認手
段109によりユーザの購入手続を確認すると、シリア
ルナンバー405を受け取る。シリアルナンバー405
は係数変換手段501に入力される。係数変換手段50
1は、パラメータを格納するメモリ104よりパラメー
タ105を受け取り、シリアルナンバー405を用いて
パラメータ105をある係数502aへ変換する。ここ
で、上記変換は、シリアルナンバー405を用いると係
数からパラメータを逆変換できる変換を行う。簡単な例
では、パラメータとシリアルナンバーの商を係数とする
変換を行う。逆変換は、係数とシリアルナンバーの積を
パラメータとすればよい。係数502aは、スイッチ1
08により、配信手段110と繋がれ、ユーザのコンテ
ンツ受信装置111に向けて配信される。
【0068】係数を受け取ったコンテンツ受信装置11
1は、係数を格納するメモリ503に格納する。係数逆
変換手段504は、係数を格納するメモリ503より係
数502bを受け取り、シリアルナンバー405を用い
て、係数502bを逆変換し、パラメータ505を得
る。例えば、係数とシリアルナンバーの積をパラメータ
505とする。パラメータ505は、品質をもとに戻す
手段114へ入力される。品質をもとに戻す手段114
は、公開用コンテンツを格納するメモリ112から公開
用コンテンツ107bを受け取り、パラメータ505に
より、公開用コンテンツの品質をもとに戻し、高品質な
コンテンツ115を出力する。
【0069】以上により、ユーザが購入手続を行った場
合に限り、コンテンツ受信装置111により高品質なコ
ンテンツ115を再生することが可能となる。ここで、
高品質なコンテンツ115を外部に出力できない形態に
しておけば、高品質なコンテンツの不正コピーは不可能
となる。なお、配信装置のパラメータ105と受信装置
のパラメータ505は必ずしも同一のものである必要は
ない。また、公開用コンテンツを配信する配信装置と係
数を配信する配信装置を同一のものとしているが、これ
に限らず、それぞれ別の配信装置によって配信しても良
い。
【0070】従って、実施の形態5によると、実施の形
態1ないし4と同様の効果があるだけでなく、実施の形
態4のように、コンテンツ配信装置が無料サンプルを配
信する際に、配信する個人毎に異なったパラメータによ
り品質劣化を行う必要がなく、常に同一パラメータで品
質劣化を行えば良い。従って、例えば公開用コンテンツ
をあらかじめ作成しておき、これをメモリに保存してお
く等により、コンテンツ配信装置の処理負荷を減少させ
ることが可能となるという効果がある。
【0071】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6を示す図であり、実施の形態1との相違点は、電
子透かし埋め込み器とパラメータ発生器を備え、コンテ
ンツ受信装置ごとに異なるシリアルナンバーと2種の鍵
情報を用いる点である。
【0072】図6において、図1に示す実施の形態1と
同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新た
な符号として、601は第1の鍵情報を格納するメモ
リ、602は第2の鍵情報を格納するメモリ、603は
第1の鍵情報、604a、604bは第2の鍵情報、6
05はパラメータ発生器、606はパラメータ、607
は品質が劣化されたコンテンツ、608は電子透かし埋
め込み器、609は鍵情報を格納するメモリ、610は
電子透かし検出器、611は第1の鍵情報、612はパ
ラメータ発生器、613はパラメータである。なお、図
中、インターネットなどの通信媒体を省略しているが、
通常、配信装置と受信装置の間には上記通信媒体が存在
する。場合によっては、PCなどが間に存在することも
ある。
【0073】次に動作を説明する。まず、コンテンツ配
信装置101から説明する。コンテンツ配信装置101
は、ユーザが公開用コンテンツをダウンロードする時
に、まずコンテンツ受信装置から特有の情報405を受
け取る。もし、この実施の形態6による受信装置以外の
装置からダウンロードされる場合は、任意のシリアルナ
ンバーで代用する。受け取ったシリアルナンバー405
は電子透かし埋め込み器608に入力される。
【0074】一方、パラメータ発生器605は、第1の
鍵情報を格納するメモリ601と第2の鍵情報を格納す
るメモリ602から、それぞれ第1の鍵情報603と第
2の鍵情報604aを受け取り、2つの情報を基にパラ
メータ606を発生させる。例えば、2つの鍵情報40
3の積をパラメータ606として品質劣化手段106に
入力する。品質劣化手段106は、正規コンテンツを格
納するメモリ102から正規コンテンツ103を受け取
り、パラメータ606を用いて、人間の感覚上知覚され
るがコンテンツの情報を妨げない程度にコンテンツの品
質を劣化させて、品質の劣化されたコンテンツ607を
電子透かし埋め込み器608に入力する。電子透かし埋
め込み器608はユーザより受け取ったシリアルナンバ
ー405をもとに、シリアルナンバー405を知らない
と検出が不可能な埋め込み方法で第1の鍵情報603を
コンテンツ607に埋めこみ、透かし情報の埋めこまれ
た公開用コンテンツ107aを作成する。公開用コンテ
ンツ107aはスイッチ108により配信手段110に
繋がれ、一般的なファイル形式として公開される。
【0075】一方、公開用コンテンツ107aをダウン
ロードしたユーザは、購入手続を行わなくてもこの実施
の形態6のコンテンツ受信装置111または一般的な再
生手段により自由に再生することが可能であり、購入の
判断材料とすることが出来る。ただし、品質は劣化して
いる。
【0076】ここで、この実施の形態6によるコンテン
ツ受信装置で再生する場合の動作を説明する。コンテン
ツ再生手段116は、公開用コンテンツを格納するメモ
リ112より公開用コンテンツ107を受け取り、ノイ
ズが重畳されたまま公開用コンテンツ107を再生す
る。ユーザはこれを閲覧・試聴し、もし上記コンテンツ
が気に入った場合は購入手続を行う。
【0077】コンテンツ配信装置101は、購入確認手
段109によりユーザの購入手続を確認すると、スイッ
チ108により、配信手段110と第2の鍵情報604
aを繋ぎ、第2の鍵情報604aをユーザのコンテンツ
受信装置に向けて配信する。
【0078】第2の鍵情報を受け取ったコンテンツ受信
装置は、これをメモリ609に保存する。一方、電子透
かし検出器610は、公開用コンテンツを格納するメモ
リ112より公開用コンテンツ107bを受け取り、シ
リアルナンバー405を用いて、公開用コンテンツ10
7bより第1の鍵情報611を検出し、パラメータ発生
器612に入力する。パラメータ発生器612は、鍵情
報を格納するメモリ609より第2の鍵情報604bを
受け取り、検出した第1の鍵情報611と第2の鍵情報
604bを用いてコンテンツ配信装置と同一の動作を行
ってパラメータ613を発生させ、品質をもとに戻す手
段114に入力する。
【0079】品質をもとに戻す手段114は、メモリ1
12より公開用コンテンツ107bを受け取り、パラメ
ータ613を使用してコンテンツの品質をもとに戻し、
高品質なコンテンツ115を得る。ここで、コンテンツ
115を外部に出力できない形態にしておけば、高品質
なコンテンツの不正コピーは不可能となる。なお、配信
装置のパラメータ606と受信装置のパラメータ613
は必ずしも同一のものである必要はない。また、公開用
コンテンツを配信する配信装置と第2の鍵情報を配信す
る配信装置を同一のものとしているが、これに限らず、
それぞれ別の配信装置によって配信しても良い。
【0080】従って、実施の形態6によると、実施の形
態1ないし5と同様の効果があるだけでなく、例え第三
者によって第2の鍵情報が不正に公開されたとしても、
第三者には第1の鍵情報を知る事が不可能なので、不正
利用を防ぐ事が可能となり、よりセキュリティ強度の高
いコンテンツ配信システムを構築することが出来るとい
う効果がある。
【0081】実施の形態7.図7は、この発明の実施の
形態6を示す図であり、実施の形態1との相違点は、電
子透かし埋め込み器と係数変換手段を備え、コンテンツ
受信装置ごとに異なるシリアルナンバーと鍵情報を用い
る点である。
【0082】図7において、図1に示す実施の形態1と
同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新た
な符号として、701は鍵情報を格納するメモリ、70
2は鍵情報、703は係数変換手段、704a、704
bは係数、705は係数を格納するメモリ、706は係
数逆変換手段、707は鍵情報、708はパラメータで
ある。なお、図中、インターネットなどの通信媒体を省
略しているが、通常、配信装置と受信装置の間には上記
通信媒体が存在する。場合によっては、PCなどが間に
存在することもある。
【0083】次に動作を説明する。まず、コンテンツ配
信装置101から説明する。品質劣化手段106は、正
規コンテンツを格納するメモリ102とパラメータを格
納するメモリ104から、それぞれ正規コンテンツ10
3とパラメータ105を受け取る。パラメータ105
は、品質劣化手段106の動作を一意に決定する。品質
劣化手段106は、パラメータ105を用いて正規コン
テンツ103の品質を劣化させ、品質の劣化されたコン
テンツ605を電子透かし埋め込み器608へ向けて出
力する。電子透かし埋め込み器608は、鍵情報を格納
するメモリ701とパラメータを格納するメモリ104
より、それぞれ鍵情報702とパラメータ105を受け
取り、鍵情報702を知らないと検出が不可能な埋め込
み方法でパラメータ105をコンテンツ607に埋めこ
み、透かし情報の埋めこまれた公開用コンテンツ107
aを作成する。公開用コンテンツ107aは、スイッチ
108により配信手段110に繋がれ、一般的なファイ
ル形式として無料若しくは格安の料金で公開される。
【0084】一方、公開用コンテンツ107aをダウン
ロードしたユーザは、購入手続を行わなくてもこの実施
の形態7のコンテンツ受信装置111または一般的な再
生手段により自由に再生することが可能であり、購入の
判断材料とすることが出来る。ただし、品質は劣化して
いる。
【0085】この実施の形態7によるコンテンツ受信装
置111で公開用コンテンツを再生する場合の動作を説
明する。コンテンツ受信装置111が有するコンテンツ
再生手段116では、公開用コンテンツを格納するメモ
リ112より公開用コンテンツ107bを受け取り、ノ
イズが重畳されたままこれを再生する。ユーザはこれを
閲覧・試聴し、もし上記コンテンツが気に入った場合は
購入手続を行う。
【0086】コンテンツ配信装置101は、購入確認手
段109によりユーザの購入手続を確認すると、シリア
ルナンバー405を受け取る。シリアルナンバー405
は係数変換手段703に入力される。係数変換手段70
3は、鍵情報を格納するメモリ701より鍵情報702
を受け取り、シリアルナンバー405を用いて鍵情報7
02をある係数704aへ変換する。ここで、上記変換
は、シリアルナンバー405を用いると係数から鍵情報
を逆変換できる変換を行う。簡単な例では、鍵情報とシ
リアルナンバーの商を係数とする変換を行う。逆変換
は、係数とシリアルナンバーの積を鍵情報とすればよ
い。係数704aは、スイッチ108により、配信手段
110と繋がれ、ユーザのコンテンツ受信装置111に
向けて配信される。
【0087】係数を受け取ったコンテンツ受信装置11
1は、係数を格納するメモリ705に格納する。係数逆
変換手段706は、係数を格納するメモリ705より係
数704bを受け取り、シリアルナンバー405を用い
て、係数704bを逆変換し、鍵情報707を得る。例
えば、係数とシリアルナンバーの積を鍵情報707とす
る。鍵情報707は電子透かし検出器610へ向けて出
力される。電子透かし検出器610は、公開用コンテン
ツを格納するメモリ112より公開用コンテンツ107
bを受け取り、鍵情報707を用いて、公開用コンテン
ツ107bよりパラメータ708を検出し、品質をもと
に戻す手段114に入力する。
【0088】品質をもとに戻す手段114は、メモリ1
12より公開用コンテンツ107bを受け取り、パラメ
ータ708を使用してコンテンツの品質をもとに戻し、
高品質なコンテンツ115を得る。ここで、コンテンツ
115を外部に出力できない形態にしておけば、高品質
なコンテンツの不正コピーは不可能となる。なお、配信
装置のパラメータ105と受信装置のパラメータ708
は必ずしも同一のものである必要はない。また、公開用
コンテンツを配信する配信装置と係数を配信する配信装
置を同一のものとしているが、これに限らず、それぞれ
別の配信装置によって配信しても良い。
【0089】実施の形態8.発明の実施の形態2におけ
る配信装置および受信装置は、レベル調節器によるレベ
ルの調節量が一定だが、このレベル調節の係数を可変に
してもよい。この際、使用したレベル調節係数の情報を
別途、購入手続を行ったユーザのコンテンツ受信装置に
向けて送信すれば、自由にノイズレベルの調節が可能と
なる。
【0090】また、レベル調節の係数をコンテンツごと
に自動的に算出するようにしてもよい。たとえば、オー
ディオファイルの場合、ファイルの先頭の数秒のレベル
を検出し、これをもとにレベルの調節の係数を自動的に
算出してもよい。ただし、受信装置側で配信装置と同様
のレベル調節用係数を算出するためには、レベルが重畳
された分だけ増した公開用コンテンツのパワーを、正規
コンテンツと同じになるように正規化しておく必要があ
る。
【0091】従って、実施の形態8によれば、コンテン
ツの種類によって重畳するノイズレベルを変更すること
が可能となり、コンテンツの性質に合致したより効果的
なノイズを付加することが可能となるという効果があ
る。
【0092】実施の形態9.発明の実施の形態1ないし
8は、単一の品質劣化手段及び品質を元に戻す手段を備
えているが、複数の品質劣化手段及び品質を元に戻す手
段を備えておき、これを選択して、あるいは組み合わせ
て使用しても良い。この際、使用した品質劣化手段の情
報を別途、購入手続を行ったユーザのコンテンツ受信装
置に送信すれば、自由に品質劣化手段を選択することが
可能である。
【0093】また、コンテンツの拡張子などを識別する
事によって、コンテンツの種類(オーディオ、画像等)
に応じて一意に決定する手段を備えておいてもよい。
【0094】従って、実施の形態9によれば、たとえ
ば、オーディオコンテンツ、静止画コンテンツ、動画コ
ンテンツなど、コンテンツの種類によって使用する品質
劣化手段を変更することにより、より効果的なノイズを
付加することが可能となるという効果がある。
【0095】実施の形態10.実施の形態1ないし7で
は明記しなかったが、コンテンツ配信装置において、コ
ンテンツごとに異なったパラメータ(鍵情報等も含む。
以下同じ。)を使用しようとすると、パラメータを格納
するメモリの他にコンテンツとパラメータの対応表が必
要となる。そこで、正規コンテンツのインデックスなど
を入力すると、インデックスごとに異なったパラメータ
を発生する手段を備えておいてもよい。例えば、インデ
ックスをそのままパラメータとしてもよい。
【0096】従って、実施の形態10によれば、パラメ
ータを格納するメモリや対応表が必要なくなり、メモリ
容量が削減されるという効果がある。
【0097】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、十分
な情報が得られるサンプルを容易に提供することが可能
となる利便性の高いコンテンツ配信装置を得ることがで
きる。
【0098】また、既にサンプルを受け取っているユー
ザが正規のコンテンツを得るために再びダウンロードす
るという手間を省くことが可能となる利便性の高いコン
テンツ受信装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるコンテンツ配
信/受信装置の原理説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるコンテンツ配
信/受信装置の原理説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるコンテンツ配
信/受信装置の原理説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるコンテンツ配
信/受信装置の原理説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態5によるコンテンツ配
信/受信装置の原理説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態6によるコンテンツ配
信/受信装置の原理説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態7によるコンテンツ配
信/受信装置の原理説明図である。
【図8】 従来例によるコンテンツ配信/受信装置の原
理説明図である。
【符号の説明】
101 コンテンツ配信装置、102 正規コンテンツ
を格納するメモリ、104 パラメータを格納するメモ
リ、106 品質劣化手段、108 スイッチ、109
購入確認手段、110 配信手段、111 コンテン
ツ受信装置、112 公開用コンテンツを格納するメモ
リ、113 パラメータを格納するメモリ、114、1
20 品質を元に戻す手段、116 コンテンツ再生手
段、201 乱数のシードを格納するメモリ、203
疑似乱数発生器、205 レベル調節器、207 信号
加算器、208 乱数のシードを格納するメモリ、20
9疑似乱数発生器、211 レベル調節器、213 信
号減算器、301 スペクトル係数の入換え情報を格納
するメモリ、303 スペクトル係数の入換え手段、3
04 FFT、307 逆FFT、309 スペクトル
係数の入換え手段、310 FFT、401 パラメー
タ発生器、402 鍵情報を格納するメモリ、405
シリアルナンバー、406 パラメータ発生器、407
鍵情報を格納するメモリ、501、703 係数変換
手段、503、705 係数を格納するメモリ、50
4、706 係数逆変換手段、601 第1の鍵情報を
格納するメモリ、602 第2の鍵情報を格納するメモ
リ、605 パラメータ発生器、608 電子透かし埋
め込み手段、609 鍵情報を格納するメモリ、610
電子透かし検出器、612 パラメータ発生器、701
鍵情報を格納するメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 7/167 Z 7/167 H04L 9/00 601B 7/173 640 659 Fターム(参考) 5C062 AA14 AA29 AB38 AC24 AC41 AC42 AC43 AF00 BA04 BD06 5C064 BA01 BB10 BC06 BC17 BC25 CA11 CB01 5C076 AA14 BA06 5J104 AA13 EA16 EA18 HA04 NA02 PA10

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信媒体を利用してコンテンツを配信す
    るコンテンツ配信装置において、 正規コンテンツの品質を劣化させて公開用コンテンツを
    出力する品質劣化手段と、 コンテンツ購入を確認する購入確認手段と、 通常時は前記品質劣化手段から出力される品質が劣化し
    た公開用コンテンツを前記通信媒体へ配信すると共に、
    前記購入確認手段からの購入確認があると品質を元に戻
    す情報を前記通信媒体へ配信する配信手段とを備えたこ
    とを特徴とするコンテンツ配信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンテンツ配信装置に
    おいて、 前記品質劣化手段は、コンテンツの品質を劣化させるた
    めのパラメータを格納したメモリからのパラメータに基
    づいて正規コンテンツの品質を劣化させると共に、 前記配信手段は、品質を元に戻す情報として、前記メモ
    リのパラメータを配信することを特徴とするコンテンツ
    配信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のコンテンツ配信装置に
    おいて、 前記品質劣化手段は、乱数のシードを格納するメモリか
    らのシードに基づいて決定される疑似乱数を利用して発
    生するノイズを正規コンテンツに重畳して正規コンテン
    ツの品質を劣化させると共に、 前記配信手段は、品質を元に戻す情報として、前記メモ
    リからの乱数のシードを配信することを特徴とするコン
    テンツ配信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のコンテンツ配信装置に
    おいて、 前記品質劣化手段は、正規コンテンツの周波数分析を行
    って求められたスペクトル係数を、スペクトル係数の入
    換え情報を格納するメモリからの入換え情報に基づいて
    入れ換え、係数入れ換え後のスペクトル係数を時間軸信
    号に変換して正規コンテンツの品質を劣化させると共
    に、 前記配信手段は、品質を元に戻す情報として、前記メモ
    リの入換え情報を配信することを特徴とするコンテンツ
    配信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のコンテンツ配信装置に
    おいて、 前記品質劣化手段は、鍵情報を格納するメモリからの鍵
    情報と固有情報に基づいてパラメータを発生するパラメ
    ータ発生器からのパラメータに基づいて正規コンテンツ
    の品質を劣化させると共に、 前記配信手段は、品質を元に戻す情報として、前記メモ
    リの鍵情報を配信することを特徴とするコンテンツ配信
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のコンテンツ配信装置に
    おいて、 前記品質劣化手段は、パラメータを格納したメモリから
    のパラメータに基づいて正規コンテンツの品質を劣化さ
    せると共に、 前記配信手段は、品質を元に戻す情報として、購入確認
    時に入力される固有情報を用いて前記メモリからのパラ
    メータを係数に変換して配信することを特徴とするコン
    テンツ配信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のコンテンツ配信装置に
    おいて、 前記品質劣化手段は、第1の鍵情報を格納するメモリか
    らの第1の鍵情報と第2の鍵情報を格納するメモリから
    の第2の鍵情報とに基づいてパラメータを発生するパラ
    メータ発生器からのパラメータに基づいて正規コンテン
    ツの品質を劣化させると共に、入力される固有情報に基
    づいて前記第1の鍵情報を品質の劣化したコンテンツに
    埋め込んで公開用コンテンツとし、 前記配信手段は、品質を元に戻す情報として、前記第2
    の鍵情報配信することを特徴とするコンテンツ配信装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のコンテンツ配信装置に
    おいて、 前記品質劣化手段は、パラメータを格納するメモリから
    のパラメータに基づいて正規コンテンツの品質を劣化さ
    せると共に、鍵情報を格納するメモリからの鍵情報に基
    づいて品質が劣化したコンテンツに前記パラメータを埋
    め込んで公開用コンテンツとし、 前記配信手段は、品質を元に戻す情報として、購入確認
    時に入力される固有情報に基づいて前記鍵情報を係数に
    変換して配信することを特徴とするコンテンツ配信装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載のコンテンツ配信装置に
    おいて、 前記ノイズのレベルを調節するレベル調節手段を有する
    ことを特徴とするコンテンツ配信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    コンテンツ配信装置において、 前記品質劣化手段として、複数備えられ、コンテンツの
    種類に応じて選択することを特徴とするコンテンツ配信
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    のコンテンツ配信装置において、 前記品質劣化手段は、品質を劣化させる情報としてコン
    テンツ毎に異なるパラメータを使用することを特徴とす
    るコンテンツ配信装置。
  12. 【請求項12】 通信媒体を利用してコンテンツを受信
    するコンテンツ受信装置において、 品質が劣化した公開用コンテンツを再生するコンテンツ
    再生手段と、 コンテンツ購入時に品質を元に戻す情報を配信元から得
    てコンテンツの品質を元に戻す手段とを備えたことを特
    徴とするコンテンツ受信装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のコンテンツ受信装
    置において、 前記品質を元に戻す手段は、前記公開用コンテンツを配
    信元からのパラメータに基づいて正規コンテンツに戻す
    ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載のコンテンツ受信装
    置において、 前記品質を元に戻す手段は、配信元からの乱数のシード
    に基づいて決定される疑似乱数を利用して発生するノイ
    ズを前記公開用コンテンツから減算して正規コンテンツ
    に戻すことを特徴とするコンテンツ受信装置。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載のコンテンツ受信装
    置において、 前記品質を元に戻す手段は、前記公開用コンテンツの周
    波数分析を行って求められたスペクトル係数を、配信元
    からの入換え情報に基づいて入れ換え、係数入れ換え後
    のスペクトル係数を時間軸信号に変換して正規コンテン
    ツに戻すことを特徴とするコンテンツ受信装置。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載のコンテンツ受信装
    置において、 前記品質を元に戻す手段は、前記公開用コンテンツを、
    配信元からの鍵情報と固有情報とに基づいてパラメータ
    を発生するパラメータ発生器からのパラメータに基づい
    て正規コンテンツに戻すことを特徴とするコンテンツ受
    信装置。
  17. 【請求項17】 請求項12に記載のコンテンツ受信装
    置において、 前記品質を元に戻す手段は、前記公開用コンテンツを、
    配信元からの係数を固有情報に基づいて逆変換して得ら
    れるパラメータに基づいて正規コンテンツに戻すことを
    特徴とするコンテンツ受信装置。
  18. 【請求項18】 請求項12に記載のコンテンツ受信装
    置において、 前記品質を元に戻す手段は、前記公開用コンテンツを、
    固有情報に基づいて前記公開用コンテンツに埋め込まれ
    た第1の鍵情報と、配信元からの第2の鍵情報とに基づ
    いてパラメータを発生するパラメータ発生器からのパラ
    メータに基づいて正規コンテンツに戻すことを特徴とす
    るコンテンツ受信装置。
  19. 【請求項19】 請求項12に記載のコンテンツ受信装
    置において、 前記品質を元に戻す手段は、固有情報に基づいて配信元
    からの係数を逆変換して得られる鍵情報に基づいて前記
    公開用コンテンツに埋め込まれたパラメータを得て、前
    記公開用コンテンツを、当該パラメータに基づいて正規
    コンテンツに戻すことを特徴とするコンテンツ受信装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項14に記載のコンテンツ受信装
    置において、 前記ノイズのレベルを調節するレベル調節手段を有する
    ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
  21. 【請求項21】 請求項12ないし20のいずれかに記
    載のコンテンツ受信装置において、 前記品質を元に戻す手段は、複数備えられ、コンテンツ
    の種類に応じて切り換えることを特徴とするコンテンツ
    受信装置。
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