JP2003258176A - 半導体パワーモジュール及び半導体パワーモジュールの冷却方法 - Google Patents

半導体パワーモジュール及び半導体パワーモジュールの冷却方法

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JP2003258176A JP2002053761A JP2002053761A JP2003258176A JP 2003258176 A JP2003258176 A JP 2003258176A JP 2002053761 A JP2002053761 A JP 2002053761A JP 2002053761 A JP2002053761 A JP 2002053761A JP 2003258176 A JP2003258176 A JP 2003258176A
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coolant
semiconductor chip
semiconductor power
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Masuo Koga
万寿夫 古賀
Tetsuo Mizojiri
徹夫 溝尻
Yukimasa Hayashida
幸昌 林田
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L2224/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
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    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップに対する冷却能力や熱の拡散能
力が高く、したがって接合材等の疲労破壊を防止する半
導体パワーモジュールを提供する。 【解決手段】 本発明に係る半導体パワーモジュールに
おいて、放熱板4上に絶縁基板14が配置されている。
絶縁基板14上には複数の半導体チップ18a,18b
が配置されている。放熱板4は冷却器9の支持台7上に
配置される。支持台7内には、半導体チップ18a,1
8bに対して個別の冷媒流路8a,8bが設けてある。
各冷媒流路8a,8bは、半導体チップ18a,18b
の配列方向とは異なる、例えば半導体チップの厚み方向
に略平行に冷媒が流れ、その結果各半導体チップの直下
又はその近傍の領域に到達するように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ装置な
どに用いる半導体パワーモジュールに関する。本発明は
特に、放熱板上に設けた絶縁基板上に半導体チップが搭
載され、半導体チップで発生した熱を放散するために放
熱板に冷却器を接続した半導体パワーモジュールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体パワーモジュールとして、
銅、アルミニウムなどの放熱板を備え、放熱板上に設け
た絶縁基板上にダイオードやIGBT等のパワー半導体
チップが接合されたものが知られている。半導体パワー
モジュールの動作時には、半導体チップから熱が発生
し、非動作時には熱が発生しない。このような熱サイク
ルにより半導体チップと絶縁基板を接合する接合材等が
熱ストレスを受け疲労破壊するのを防止する目的で、
水、フロン等の冷媒を流すための冷媒流路を内蔵した支
持台上に放熱板を配置し、発生した熱の放散を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷媒に
よる放熱効果が十分でない場合に、接合材等の疲労破壊
が生じ、半導体パワーモジュールの故障を招くことがあ
った。
【0004】そこで、本発明の目的は、半導体チップに
対する冷却能力や熱の拡散能力が高く、したがって接合
材等の疲労破壊を防止する半導体パワーモジュールを提
供することを目的とする。
【0005】本発明はまた、半導体チップに対する冷却
能力が高い、半導体パワーモジュール冷却方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る半導体パワーモジュールは、放熱板
上に絶縁基板を有し、該絶縁基板上に複数の半導体チッ
プが配置された半導体パワーモジュールにおいて、冷媒
を通すための流路を有し且つ前記放熱板を支持する支持
台を備え、冷媒流路は、冷媒の流れる方向に関して各半
導体チップの直下又はその近傍の領域の少なくとも上流
側では、各半導体チップに対し個別に設けてあり、冷媒
流路は、半導体チップの配列方向とは異なる方向に沿っ
て冷媒が流れ、その結果前記領域に到達するように形成
されていることを特徴とするものである。
【0007】請求項2に係る半導体パワーモジュール
は、請求項1に記載の半導体パワーモジュールにおい
て、冷媒流路が、前記領域の上流側において半導体チッ
プの厚み方向に略平行に形成されていることを特徴とす
るものである。
【0008】請求項3に係る半導体パワーモジュール
は、請求項2に記載の半導体パワーモジュールにおい
て、冷媒流路が、前記領域の下流側において記半導体チ
ップの厚み方向に略平行に形成されていることを特徴と
するものである。
【0009】請求項4に係る半導体パワーモジュール
は、請求項1〜3のいずれかに記載の半導体パワーモジ
ュールにおいて、冷媒流路が、冷媒が前記半導体チップ
の厚み方向から見て各半導体チップの中心部に到達し、
その後周辺部に向けて流れるように形成されていること
を特徴とするものである。
【0010】請求項5に係る半導体パワーモジュール
は、請求項1〜4のいずれかに記載の半導体パワーモジ
ュールにおいて、冷媒流路が、冷媒が前記放熱板に接触
するように形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項6に係る半導体パワーモジュール
は、請求項1〜5のいずれかに記載の半導体パワーモジ
ュールにおいて、支持台の冷媒流路は、放熱板との境界
面において開放され、放熱板は、支持台の冷媒流路と接
続された冷媒流路を備え、これにより冷媒が前記領域に
到達するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】請求項7に係る半導体パワーモジュール
は、放熱板上に絶縁基板を有し、該絶縁基板上に半導体
チップが配置された半導体パワーモジュールにおいて、
放熱板は、冷媒を通すための流路を備えた支持台上に配
置され、冷媒流路は、冷媒が半導体チップの厚み方向か
ら見て各半導体チップの中心部に到達し、その後周辺部
に向けて流れるように形成されていることを特徴とする
ものである。
【0013】請求項8に係る半導体パワーモジュール冷
却方法は、放熱板上に絶縁基板を有し、該絶縁基板上に
複数の半導体チップが配置された半導体パワーモジュー
ルを冷却するための方法において、放熱板を、冷媒を通
すための流路を備えた支持台上に配置し、冷媒流路は、
冷媒の流れる方向に関して各半導体チップの直下又はそ
の近傍の領域の少なくとも上流側では、各半導体チップ
に対し個別に設けてあり、冷媒流路は、半導体チップの
配列方向とは異なる方向に沿って冷媒が流れ、その結果
前記領域に到達するように形成されていることを特徴と
するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。
【0015】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係る半導体パワーモジュールの外観図であり、図
2は、図1のII−II線に沿った概略断面図である。
半導体パワーモジュール2は、銅、アルミニウムなどの
金属からなる放熱板4を有し、以下に示す各種部品が放
熱板4上に積み重ねられ、放熱板4を囲むように樹脂ケ
ース6が設けてある。半導体パワーモジュール2は、支
持台7、及び支持台7内に設けた配管8(8a,8b)
を備えた冷却器9を有し、支持台7上に放熱板4が配置
されている(図1では、配管8が透視して示されてい
る。)。配管8には冷媒として冷却水が流れるようにし
てある。放熱板4と支持台7は、ボルト(図示せず)な
どの固定手段を介して互いに連結されている。
【0016】放熱板4の表面には、表面と裏面に銅など
の回路パターン10、12がそれぞれ形成された絶縁基
板14が、半田などのろう材16を介して接合されてい
る。表面回路パターン10には、半導体パワーモジュー
ル2の用途、目的に応じて設けられた例えばIGBT、
ダイオードなどの複数の半導体チップ18(図の例では
2つの半導体チップ18a,18b)が、ろう材20
(20a,20b)で接合され、実装されている。ケー
ス6内の半導体チップ18等はシリコンゲル22で封入
されている。
【0017】冷却器9は、各半導体チップ18a,18
bに対し個別の冷媒流路8a,8bを備えている。支持
台7は、その下面(裏面)において、各流路8a,8b
に対応して半導体チップ18a,18bの下方に冷媒入
口28a,28bが形成されている。各冷媒流路8は、
対応する冷媒入口28を介して支持台7内に案内された
冷媒が、支持台7の厚み方向に沿って上向きに流れ、放
熱板4との境界面近傍(半導体チップ18a,18bの
直下又はその近傍の領域)で2手に分岐し、その後上記
厚み方向に垂直な方向に沿って流れ、支持台7側面に形
成された冷媒出口30(30a,30b)、32(32
a,32b)を介して支持台7外に流れるように形成さ
れている。図示は省略するが、配管8を流れる冷却水
は、支持台7を通過した後、熱交換器を経由して再び支
持台7内に案内されるようにしてあり、支持台7に供給
される冷却水の温度は、略一定に保たれるようになって
いる。なお、冷媒として、冷却水の代わりに冷風、フロ
ンを配管8内に通してもよい。
【0018】半導体パワーモジュール2の動作時におい
て半導体チップ18で発生し、絶縁基板14を介して放
熱板4に伝達した熱を効率よく逃がすために、少なくと
も配管8と放熱板4の間の支持台7上部部分は、例えば
アルミニウム、銅、銀など熱伝導率の高い金属で形成さ
れるのが好ましい。但し、これらの金属に比べて熱伝導
率の低い金属(例えばステンレス)であっても、放熱板
4に到達した熱を配管8内を流れる冷却水に伝えること
ができるものであれば、支持台7上部部分の材料として
選択可能である。
【0019】ところで、従来の半導体パワーモジュール
では、図3に示すように、冷媒流路である配管8’が半
導体チップ18a,18bの配列方向に沿って設けてあ
ることが多い。この場合、冷媒流路8’は半導体チップ
18a,18bに共通して利用されるために、冷媒の流
れる方向に関して上流側に位置する(冷媒入口に近い位
置にある)半導体チップ18aは、比較的低い冷媒温度
により十分冷却されるのに対し、下流側に位置する(冷
媒出口に近い位置にある)半導体チップ18bは、冷媒
温度が比較的高いために冷却が不十分となり、この半導
体チップ18bに対応する接合材20b等が熱による疲
労破壊を起こすことがあった。
【0020】これに対し、本実施形態では、冷媒流路8
a,8bが半導体チップ18a,18bに対し個別に設
けてあるため、特定の位置にある半導体チップに対する
冷却能力が悪くなることで疲労破壊が生じるのを防止で
きる。なお、配管8a,8bの断面形状は、半導体チッ
プ18a,18b全体がほぼ均一に冷却できるように、
半導体チップ18a,18bの大きさに応じて適宜設定
される。
【0021】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2に係る半導体パワーモジュールの概略部分上面図で
ある。以下、実施の形態1と同一の構成要素に対しては
同一の符号又は同一の符号に適当な添字を付したものを
用いる。本実施形態に係る半導体パワーモジュールにお
いて、冷媒流路8Aは、半導体チップ18の下方に設け
た冷媒入口(図示せず)を介して支持台7内部に案内さ
れた冷媒が、支持台7の厚み方向に沿って上向き(紙面
裏側から表側に向かう向き)に流れ、放熱板4との境界
面近傍で4手に分岐し、その後上記厚み方向に垂直な方
向に沿って流れ、冷媒出口(図4では一部省略)を介し
て支持台7外に流れるように形成されている(図4及び
後述する図5、6では、流路が透視して示されてい
る。)。さらに詳しくは、冷媒入口から放熱板4との境
界面近傍までの冷媒流路部分36は、(薄板状の半導体
チップの厚み方向から見て)半導体チップ18の中心部
に位置し、したがって、冷媒入口から支持台7の厚み方
向に沿って上向きに流れた冷媒は、まず(上記厚み方向
から見て)半導体チップ18の中心部に到達し、その後
(上記厚み方向から見て)半導体チップ18の周辺部に
流れるようになっている。
【0022】従来の半導体パワーモジュールでは、図5
に示すように、半導体チップ18の直下又はその近傍を
ある方向(図では左から右に向かう方向)に沿って冷媒
が流れるように、流路8A’が形成されていることが多
い。一般に、半導体チップ18が発熱した場合、中心部
が最も温度が高くなり、熱は中心部から周辺部に向けて
伝達する。冷媒の流れる方向に関して(半導体チップの
厚み方向から見て)半導体チップ18の上流側では、
(上記厚み方向から見て)熱の伝達方向とは逆方向に冷
媒が流れているために、冷媒は周辺部から中心部に向け
て熱を運搬する。このため、熱の拡散が十分でなくなっ
たり、熱の拡散に時間がかかる場合がある。
【0023】これに対し、本実施形態では、(半導体チ
ップの厚み方向から見て)半導体チップ18の中心部か
ら周辺部に向けて冷媒が流れるように流路8Aを設けて
あるので、中心部で発生した熱を周辺部にすばやく拡散
することができる。
【0024】図6は、本実施形態に係る半導体パワーモ
ジュールにおいて、複数の半導体チップ18a,18b
を冷却するための機構を示す。冷媒流路8Bは、(半導
体チップの厚み方向から見て)各半導体チップ18a,
18bの中心部から周辺部に向けて冷媒が流れるととも
に、(上記厚み方向から見て)各半導体チップ18a,
18bの中心部を通過した冷媒の一部が共通の流路部分
を介して支持台7外に案内されるように形成されてい
る。図の例では、左側に位置する半導体チップ18aの
中心部から右側に向かう冷媒と、右側に位置する半導体
チップ18bの中心部から左側に向かう冷媒とが、共通
の流路部分38内を紙面の表側から裏側に向けて流れる
ようにしてある。
【0025】この形態によれば、冷媒の流れる方向に関
して各半導体チップの直下又はその近傍の領域の下流側
では、半導体チップ18a,18bの流路を共通にして
あるので、支持台7内に配置する配管8Bの数・スペー
スを減らすことができる。
【0026】実施の形態3.図7は、本発明の実施の形
態3に係る半導体パワーモジュールの概略部分断面図で
ある。本実施形態では、半導体チップ18a,18bに
対応して設けられた各冷媒流路8aC,8bCは、支持
台7Cの裏面に冷媒入口及び冷媒出口を備え、冷媒入口
を介して支持台7C内に案内された冷媒が、支持台7C
の厚み方向に沿って放熱板4との境界面近傍まで流れ、
その後向きを反転し冷媒出口を介して支持台7C外に流
れるように形成されている。
【0027】本実施形態では、支持台7Cの一面のみに
冷媒の出入口を設置しており、冷媒流路を短くできる。
【0028】なお、図の例では、配管8aC,8bC
は、円管である流入用流路部分と該流入用流路部分を囲
むように設けたリング状の流出用流路部分とを、放熱板
4との境界面近傍で接続してなり、支持台7C内部に案
内された冷媒が(半導体チップの厚み方向から見て)半
導体チップ18a,18bの中心部に到達し、その後
(上記厚み方向から見て)半導体チップ18a,18b
の周辺部から支持台7C外に流れるようになっている。
したがって、実施の形態2と同様に、半導体チップ18
a,18bの中心部で発生した熱を周辺部にすばやく拡
散することができる。
【0029】実施の形態4.図8は、本発明の実施の形
態4に係る半導体パワーモジュールの概略部分断面図で
ある。本実施形態では、冷却器9Dの冷却効率を高める
ために、冷媒流路である配管8aD,8bDとして支持
台7Dを厚み方向に貫通するように設け、これにより、
配管8aD,8bDを流れる冷媒が冷却器本体部分であ
る支持台7Dを介さずに放熱板4を直接冷却できるよう
になっている。詳しくは、図に示すように、各配管8a
D,8bDの上端と放熱板4下面との間にシール部材5
0を配置し、放熱板4と支持台7Dとを図示しない固定
手段により締め付けることで、配管内の冷媒がモジュー
ル外に漏れないようにしてある。シール部材50は、放
熱板4と支持台7Dとの間隙に、例えば紙面表裏方向に
沿ったレール状に設けてあり、配管8aD,8bDを通
過した冷媒がレール間を通るようにしてある。なお、レ
ール50の幅及び配管8aD,8bDの断面形状は、半
導体チップ18a,18b全体がほぼ均一に冷却できる
ように、半導体チップ18a,18bの大きさに応じて
適宜設定される。
【0030】実施の形態5.上記実施の形態では、冷媒
を流す配管を冷却器の支持台にのみ設けたが、配管を放
熱板まで延設し、これにより冷却効率を高めるようにし
てもよい。例えば、図9の形態は、冷却器の支持台(図
示せず)を貫通する配管と接続するように放熱板4E内
に配管52を設けたものである。放熱板4E上面近傍ま
で到達した冷媒は、その後、紙面表裏方向に伸びた配管
内を通って放熱板4E外に流れるようになっている。ま
た、図10の形態は、冷却器の支持台(図示せず)を貫
通する配管を各半導体チップ18a,18bに対して複
数(例えば円管部分とこれを囲むリング状の管部分)形
成し、これら配管と接続するように放熱板4F内に配管
54を設けたものである。この場合、支持台から放熱板
4F内に案内された冷媒が、放熱板4Fの厚み方向に沿
って放熱板4F上面近傍まで到達し、その後向きを反転
し放熱板4Fから再度支持台内に流れ出るように形成さ
れている。
【0031】
【発明の効果】請求項1または8に記載の本発明によれ
ば、半導体チップを個別に冷却するので、半導体チップ
に対する冷却能力が向上し、したがって接合材等の疲労
破壊を防止又は低減することができる。
【0032】請求項2に記載の本発明によれば、支持台
下面に位置する冷媒入口から半導体チップの直下又はそ
の近傍の領域に向けて冷媒を通すことで、上記領域の上
流側の冷媒流路を短くでき、したがって所定の温度の冷
媒を安定して上記領域に供給できる。
【0033】請求項3に記載の本発明によれば、支持台
の下面のみに冷媒の出入口を設置することで、冷媒流路
をさらに短くできる。
【0034】請求項4または6に記載の本発明によれ
ば、半導体チップの厚み方向から見て半導体チップの中
心部から周辺部に向けて冷媒が流れるように冷媒流路を
設けてあるので、素子で発生した熱の拡散能力を高める
ことができる。
【0035】請求項5に記載の本発明によれば、冷媒を
支持台本体部分を介さず直接放熱板に接触させて冷却を
行っているので、熱伝導部材を減らし冷却効率を向上さ
せることができる。
【0036】請求項7に記載の本発明によれば、冷媒流
路を放熱板内まで延設させてあるので、半導体チップに
対する冷却能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体パワーモ
ジュールの外観図。
【図2】 図1のII−II線に沿った概略断面図。
【図3】 従来の半導体パワーモジュールを示す概略部
分断面図。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る半導体パワーモ
ジュールを示す概略部分上面図。
【図5】 従来の半導体パワーモジュールの概略部分上
面図。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る半導体パワーモ
ジュールの別の例を示す概略部分上面図。
【図7】 本発明の実施の形態3に係る半導体パワーモ
ジュールを示す概略部分断面図。
【図8】 本発明の実施の形態4に係る半導体パワーモ
ジュールを示す概略部分断面図。
【図9】 本発明の実施の形態5に係る半導体パワーモ
ジュールを示す概略部分断面図。
【図10】 本発明の実施の形態5に係る半導体パワー
モジュールの別の例を示す概略部分断面図。
【符号の説明】
2:半導体パワーモジュール、4:放熱板、7:支持
台、8:配管(冷媒流路)、9:冷却器、14:絶縁基
板、18:半導体チップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林田 幸昌 福岡県福岡市西区今宿東一丁目1番1号 福菱セミコンエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5F036 AA01 BA05 BB01 BB43

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱板上に絶縁基板を有し、該絶縁基板
    上に複数の半導体チップが配置された半導体パワーモジ
    ュールにおいて、 冷媒を通すための流路を有し且つ前記放熱板を支持する
    支持台を備え、 前記冷媒流路は、冷媒の流れる方向に関して各半導体チ
    ップの直下又はその近傍の領域の少なくとも上流側で
    は、各半導体チップに対し個別に設けてあり、 前記冷媒流路は、前記半導体チップの配列方向とは異な
    る方向に沿って冷媒が流れ、その結果前記領域に到達す
    るように形成されていることを特徴とする半導体パワー
    モジュール。
  2. 【請求項2】 前記冷媒流路は、前記領域の上流側にお
    いて、前記半導体チップの厚み方向に略平行に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の半導体パワーモ
    ジュール。
  3. 【請求項3】 前記冷媒流路は、前記領域の下流側にお
    いて、前記半導体チップの厚み方向に略平行に形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の半導体パワーモ
    ジュール。
  4. 【請求項4】 前記冷媒流路は、冷媒が前記半導体チッ
    プの厚み方向から見て各半導体チップの中心部に到達
    し、その後周辺部に向けて流れるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導
    体パワーモジュール。
  5. 【請求項5】 前記冷媒流路は、冷媒が前記放熱板に接
    触するように形成されていることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の半導体パワーモジュール。
  6. 【請求項6】 前記支持台の前記冷媒流路は、前記放熱
    板との境界面において開放され、 前記放熱板は、前記支持台の前記冷媒流路と接続された
    冷媒流路を備え、これにより冷媒が前記領域に到達する
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の半導体パワーモジュール。
  7. 【請求項7】 放熱板上に絶縁基板を有し、該絶縁基板
    上に半導体チップが配置された半導体パワーモジュール
    において、 前記放熱板は、冷媒を通すための流路を備えた支持台上
    に配置され、 前記冷媒流路は、冷媒が前記半導体チップの厚み方向か
    ら見て各半導体チップの中心部に到達し、その後周辺部
    に向けて流れるように形成されていることを特徴とする
    半導体パワーモジュール。
  8. 【請求項8】 放熱板上に絶縁基板を有し、該絶縁基板
    上に複数の半導体チップが配置された半導体パワーモジ
    ュールを冷却するための方法において、 前記放熱板を、冷媒を通すための流路を備えた支持台上
    に配置し、 前記冷媒流路は、冷媒の流れる方向に関して各半導体チ
    ップの直下又はその近傍の領域の少なくとも上流側で
    は、各半導体チップに対し個別に設けてあり、 前記冷媒流路は、前記半導体チップの配列方向とは異な
    る方向に沿って冷媒が流れ、その結果前記領域に到達す
    るように形成されていることを特徴とする冷却方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7529091B2 (en) * 2004-05-25 2009-05-05 Danfoss Silicon Power Gmbh Power semiconductor module and method for cooling a power semiconductor module

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