JP2003257589A - イオン発生器 - Google Patents

イオン発生器

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JP2003257589A
JP2003257589A JP2002060304A JP2002060304A JP2003257589A JP 2003257589 A JP2003257589 A JP 2003257589A JP 2002060304 A JP2002060304 A JP 2002060304A JP 2002060304 A JP2002060304 A JP 2002060304A JP 2003257589 A JP2003257589 A JP 2003257589A
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Kengo Hayashi
謙吾 林
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン発生器において、オゾン発生量の制御
として、間欠動作や放電電極への印加電圧の可変ではイ
オン・オゾン両発生量の間にはほぼ比例した関係がなり
たっているため、オゾンのみを独立して大幅に増加させ
ることは難しい。 【解決手段】 高電圧発生器の脈流出力とDC出力とを
切り換える出力電圧波形切換手段により、イオンによる
リラクゼーション効果を高めたい場合はオゾン発生量を
極力抑えたDC出力波形に、オゾンを併用した脱臭・殺
菌効果を高めたい場合はオゾン発生量を増加させた脈流
出力に、それぞれ出力波形を切り換え、それによってイ
オン発生量の変化を抑えつつ、オゾン発生量を幅広く変
化させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧によるコロ
ナ放電でイオンを発生させるイオン発生器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】コロナ放電によってイオンを発生させる
際、イオンと同時にオゾンも発生するのだが、オゾンは
優れた殺菌、脱臭効果を持つ反面、発生量過多になると
人間に有害となるため、イオン発生量の制御に加えて、
オゾンの発生量の制御がより必要となることが多い。
【0003】一般的にオゾン発生量の制御としては、オ
ゾン発生量過多の場合は間欠動作によって制御し、オゾ
ン発生量不足の場合は放電電極への印加電圧を予め高く
しておく方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
なイオン発生器において、オゾン発生量過多の場合に、
間欠動作によってオゾン発生量を減少させようとする
と、イオン・オゾン両発生量の間にはほぼ比例した関係
がなりたっているため、オゾンのみを独立して大幅に減
少させることは難しい。
【0005】逆に、オゾン発生量不足の場合に、放電電
極への印加電圧を予め高めに設定してオゾン発生量を増
加させようとすると、イオン、オゾン両発生量の間には
ほぼ比例した関係がなりたっているため、オゾンのみを
独立して大幅に増加させることは難しい。
【0006】つまり、間欠動作や針先への印加電圧を高
めに設定することでは、イオン発生量の増減を極力抑え
つつ、オゾン発生量を大幅に増減させることは難しい。
【0007】以上のように、オゾン発生量の増減をイオ
ン発生量の増減と比較してより広範囲で制御する方法が
ないため、一般にはオゾン発生量が過多又は不足となっ
た場合、それを制御するためにイオン発生量も連動して
それぞれ減少又は増大させて制御しなければならないと
いうことになる。
【0008】したがって、温湿度センサ等各種センサを
用いても、所定の空間へのイオン発生量の変動を極力抑
えつつ、オゾン発生量を広範囲で最適に制御することは
難しい。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載のイオン発生器は、高電圧を発生する高
電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の出力に接続され
イオンを発生する放電電極とを有するイオン発生器にお
いて、前記高電圧発生手段と前記放電電極の間に配置さ
れ、高電圧発生手段の出力を脈流出力とDC出力とを切
り換える出力電圧波形切換手段を有するため、イオンに
よるリラクゼーション効果を高めたい場合はオゾン発生
量を極力抑えたDC出力波形に、オゾンを併用した脱臭
・殺菌効果を高めたい場合はオゾン発生量を増加させた
脈流出力に、それぞれ出力波形を切り換えることが可能
となる。
【0010】この際、どちらの出力波形に切り換えても
イオン発生量にはほとんど変化はない。
【0011】請求項2では、請求項1記載のイオン発生
器において、前記出力電圧波形切換手段を操作する制御
手段と、前記制御手段に接続され、環境状態を検出する
センサー手段を有するとともに、前記制御手段はセンサ
ー手段の出力に応じて前記出力電圧波形切換手段を制御
することで、温度、湿度、イオン量、オゾン量やニオイ
等の周囲環境に応じてイオン・オゾン発生量を制御する
ことが可能となる。
【0012】請求項3では、請求項2記載のイオン発生
器において、前記センサー手段はイオン発生器及びその
周辺の湿度を電気信号に変換する湿度検出手段で有り、
前記制御手段は前記湿度検出手段の出力が所定の値より
大きくなると、出力電圧波形切換手段を脈流出力に切換
えることで、細菌やカビの発生しやすく、オゾン発生量
の減少する湿度の高い環境になった場合に、オゾン発生
量の多い脈流出力波形に切換え、殺菌・抗菌効果を高め
ることが可能となる。
【0013】請求項4では、請求項2記載のイオン発生
器において、前記制御手段は時間を計測する時間計測手
段を有し、前記制御手段は前記時間計測手段の所定の時
間に合せ、出力電圧波形切換手段を切換えることで、所
定の時刻に又は所定の時間だけオゾン発生量の多い脈流
出力波形に切換え、殺菌・抗菌効果を高めることが可能
となる。
【0014】請求項5記載のイオン発生器は、高電圧を
発生する高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の出力
に接続されイオンを発生する放電電極とを有するイオン
発生器において、前記高電圧発生手段と前記放電電極の
間に配置され、高電圧発生手段の出力のバイアス電圧を
切り換える出力バイアス切換手段を有するため、負イオ
ンによるリラクゼーション効果を高めたい場合は負にバ
イアスされた出力に、オゾンと正負イオンを併用した脱
臭・殺菌効果を高めたい場合は正負両イオンを発生させ
るバイアス零のAC出力に、それぞれ出力波形を切り換
えることが可能となる。
【0015】請求項6では、請求項5記載のイオン発生
器において、前記出力バイアス切換手段を操作する制御
手段と、前記制御手段に接続され、環境状態を検出する
センサー手段を有するとともに、前記制御手段はセンサ
ー手段の出力に応じて前記出力バイアス切換手段を制御
することで、温度、湿度、イオン量、オゾン量やニオイ
等の周囲環境に応じて、発生させるイオンの種類の切換
え又はオゾン発生量の制御が可能となる。
【0016】請求項7では、請求項6記載のイオン発生
器において、前記センサー手段はイオン発生器及びその
周辺の湿度を電気信号に変換する湿度検出手段で有り、
前記制御手段は前記湿度検出手段の出力が所定の値より
大きくなると、出力バイアス切換手段によりバイアスを
零に切換えることで、細菌やカビの発生しやすい湿度の
高い環境への正負両イオンとオゾンによる殺菌・抗菌効
果を高めることが可能となる。
【0017】請求項8では、請求項6記載のイオン発生
器において、前記制御手段は時間を計測する時間計測手
段を有し、前記制御手段は前記時間計測手段の所定の時
間に合せ、出力バイアス切換手段を切換えることで、所
定の時刻に又は所定の時間だけ正負両イオンとオゾンの
発生するバイアス零のAC出力に切換え、殺菌・抗菌効
果を高めることが可能となる。
【0018】本発明の内容を、より理解しやすくするた
め、以下実施例を用いて詳説する。
【発明の実施の形態】図1は、本発明のイオン発生器の
一実施例の概略図である。本イオン発生器は、高電圧発
生器1及び放電電極2から構成される負イオン発生器で
あり、高電圧発生器1より高圧出力線6を介して放電電
極2に負の高電圧が印加されると、電極先端で起こるコ
ロナ放電によって負イオンが発生し、同時にオゾンも発
生する。
【0019】図2に、本実施例1に使用する高電圧発生
器1の回路構成のブロック図を示す。高電圧発生器1
は、DC電源7より+入力リード線3と−入力リード線
4間に印加された入力電圧を高電圧発生回路1a内の圧
電トランスで昇圧し、高電圧発生回路1aとGNDレベ
ル1d間にダイオード1cを、高圧出力線6と高電圧発
生回路1a間にダイオード1bをそれぞれ接続すること
で、放電電極2に負のDC高電圧を発生させる圧電トラ
ンス方式高電圧発生器である。
【0020】高電圧発生器1は出力波形制御回路1fに
よって高圧リレー等の出力電圧波形切換スイッチ1eを
ON/OFFする機能を有しており、それにより出力波
形をそれぞれ脈流出力とDC出力とに切り換えることが
可能となる。
【0021】図3に、本実施例1に使用する高電圧発生
器1の出力波形図を示す。出力電圧波形切換スイッチ1
eのON/OFFにより、それぞれ脈流出力AとDC出
力Bを切り換えることが可能である。
【0022】図4に本実施例1のイオン発生器の出力波
形を固定した場合のイオン発生量及びオゾン発生量と周
囲温度の相関グラフを示す。測定は周囲温度が0,1
0,20,30℃(相対湿度50%)の4条件で、脈流
出力とDC出力それぞれについて実施した。
【0023】その結果、イオン発生量について両波形共
に差は見られず、0℃、30℃で増加する傾向が見られ
る。この傾向は、イオン発生量は温度が高いほど増加
し、逆に出力電圧は圧電トランスの温度特性の影響で温
度が高いほど低くなるという、両者の特性の兼ね合いに
よる。また、オゾン発生量に関しては、両波形共に温度
が低いほど増加するが、脈流出力のオゾン発生量はDC
出力の約3倍となっている。
【0024】また、本実施例1の高電圧発生器1の出力
波形制御回路1fは、高電圧発生器1内の温度センサ1
hから出力された周囲温度に比例した出力信号電圧や外
部信号入力線5により入力された信号電圧によって、出
力電圧波形切換スイッチ1eを制御することも可能であ
る。
【0025】更に、出力波形制御回路1f内には時間計
測回路1gを有しており、時間計測回路1gからの出力
を元に、所定の時間だけ出力電圧波形切換スイッチ1e
をON/OFFすることが可能である。
【0026】本実施例1に使用する高電圧発生器1の出
力電圧波形を、高電圧発生器1内の温度センサ1hから
出力された周囲温度に比例した出力信号電圧によって制
御した場合のイオン発生量及びオゾン発生量と周囲温度
の相関グラフを図5に示す。本実施例1では、周囲温度
が15℃未満の時に出力電圧波形切換スイッチ1eをO
FFしてDC波形を、15℃以上の時にONして脈流波
形を出力するように出力電圧波形を制御する。また、比
較として本実施例1に使用する高電圧発生器1の出力電
圧波形をDC出力波形に固定した場合の相関グラフも図
5に示す。
【0027】測定は周囲温度が0,10,20,30℃
(相対湿度50%)の4条件で実施したが、その結果、
両者のイオン発生量については温度制御の有無による影
響が見られないが、オゾン発生量については、制御を行
った場合に温度が15℃以上になるとオゾン発生量を3
倍程度まで増加させることが可能となった。
【0028】本実施例1では、周囲温度15℃で出力波
形を切り換えたが、出力波形制御回路1fの調整により
切換温度を変更することも可能である。
【0029】図6に、本実施例2に使用する高電圧発生
器1の回路構成のブロック図を示す。高電圧発生器1
は、DC電源7より+入力リード線3と−入力リード線
4間に印加された入力電圧を高電圧発生回路1a内の圧
電トランスで昇圧し、高圧出力線6を介して放電電極2
に零バイアスの正負の高電圧を発生させる圧電トランス
方式高電圧発生器である。
【0030】また、高電圧発生回路1aとGNDレベル
1d間には、ダイオード1c及び出力バイアス切換スイ
ッチ1iが直列に接続されており、高電圧発生器1は出
力波形制御回路1fによって高圧リレー等の出力バイア
ス切換スイッチ1iをON/OFFする機能を有してい
るので、それにより出力バイアスをそれぞれ負バイアス
と零バイアスとに切り換えることが可能となる。
【0031】図7に、本実施例2に使用する高電圧発生
器1の出力波形図を示す。出力バイアス切換スイッチ1
iのON/OFFにより、それぞれ負バイアス出力Cと
零バイアス出力Dとを切り換えることが可能である。
【0032】また、本実施例2の高電圧発生器1の出力
波形制御回路1fは、高電圧発生器1内の湿度センサ1
jから出力された周囲湿度に比例した出力信号電圧や外
部信号入力線5により入力された信号電圧によって、出
力バイアス切換スイッチ1iを制御することも可能であ
る。
【0033】更に、出力波形制御回路1f内には時間計
測回路1gを有しており、時間計測回路1gからの出力
を元に、所定の時間だけ出力バイアス切換スイッチ1i
をON/OFFすることが可能である。
【0034】本実施例2に使用する高電圧発生器1の出
力バイアスを、高電圧発生器1内の湿度センサ1jから
出力された周囲湿度に比例した出力信号電圧によって制
御した場合のオゾン発生量と周囲湿度の相関グラフを図
8に示す。本実施例2では、周囲湿度が60%未満の時
に出力バイアス切換スイッチ1iをONして負バイアス
出力を、60%以上の時にOFFして零バイアス出力と
なるように出力バイアスを制御する。また、比較として
本実施例2に使用する高電圧発生器1の出力バイアスを
負バイアスに固定した場合の相関グラフも図8に示す。
【0035】測定は周囲湿度が30,50,80%(温
度20℃)の3条件で実施したが、その結果、制御を行
った場合のオゾン発生量は、湿度が60%以上で負バイ
アス固定時の約1.8倍程度まで増加させることが可能
となった。
【0036】本実施例2では、周囲湿度60%で出力バ
イアス波形を切り換えたが、出力波形制御回路1fの調
整により切換湿度を変更することも可能である。
【0037】図9は、本発明のイオン発生器を制御する
一実施例3のブロック図である。本実施例3に使用する
イオン発生器は、前記イオン発生器の一実施例1のイオ
ン発生器である。
【0038】出力波形制御回路1f内の時間計測回路1
gはイオン発生器の動作開始から2時間のサイクルでO
N10分間、OFF110分間の信号を出し、出力波形
制御回路1fはその信号に合わせて出力波形切換スイッ
チ1eを制御できるため、出力波形の脈流出力とDC出
力との切り換えにより、所定の空間へのイオン発生量・
オゾン発生量を最適に制御することができる。
【0039】また、出力波形制御回路1fは、外部制御
回路8からの信号を外部信号入力線5を介して取り込
み、その信号に合わせて出力波形切換スイッチ1eを制
御することで、出力波形を脈流出力とDC出力とに切り
換えて、所定の空間へのイオン発生量・オゾン発生量を
最適に制御することができる。
【0040】なお、外部制御回路8は人体検知センサ
ー、ニオイセンサー等の各種センサー、スイッチ又はマ
イコン等電気的信号を出す回路である。
【0041】出力波形制御回路1f内の時間計測回路1
gは、イオン発生器の動作開始から2時間のサイクルで
ON10分間、OFF110分間の信号を出し、出力波
形制御回路1fはその信号に合わせて出力波形切換スイ
ッチ1eをON/OFFさせた。
【0042】また、動作開始から60分後に外部制御回
路8からのON信号を外部信号入力線5を介して出力波
形制御1fへ取り込み、その信号に合わせて出力波形切
換スイッチ1eをONさせ、それから10分間時間計測
回路1gからON信号を出し、出力波形制御回路1fは
その信号に合わせて出力波形切換スイッチ1eをONさ
せ、10分経過後に出力波形切換スイッチ1eをOFF
させた。
【0043】本実施例3では、周囲温度が25℃未満の
時に出力電圧波形切換スイッチ1eをOFFしてDC波
形を、25℃以上の時にONして脈流波形を出力するよ
うにしきい値を設定してあるため、今回の測定環境であ
る20℃では通常はDC波形が出力される。
【0044】本実施例3のイオン発生器の負イオン発生
量及びオゾン発生量の経時変化グラフを図10に示す。
通常は、出力波形切換スイッチ1eがOFFされてDC
波形が出力されるため、オゾン発生量は約0.02mg
/hrと低レベルである。それに対して、動作開始直後
から10分間と動作開始から2時間後の10分間は、時
間計測回路1gからの電気信号を元に出力波形切換スイ
ッチ1eがONされて、脈流波形が出力されるため、オ
ゾン発生量は約0.07mg/hrと多くなっている。
【0045】また、動作開始60分後から10分間も外
部制御回路8からのON信号をもとに出力波形切換スイ
ッチ1eをONさせ、それ以降10分間は時間計測回路
1gからON信号をもとに出力波形切換スイッチ1eは
ONし続け、10分経過後に出力波形切換スイッチ1e
をOFFされるため、その間のオゾン発生量は約0.0
7mg/hrと多くなっている。
【0046】以上のように出力波形の切換えを時間計測
回路1gや外部制御回路8からの電気信号をもとに制御
することで、オゾン発生量の切換を必要な時に必要な時
間だけ実施することができた。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、高電圧を発生する高電圧発生手段と、前記高電圧発
生手段の出力に接続されイオンを発生する放電電極とを
有するイオン発生器において、前記高電圧発生手段と前
記放電電極の間に配置され、高電圧発生手段の出力を脈
流出力とDC出力とを切り換える出力電圧波形切換手段
を有するため、イオンによるリラクゼーション効果を高
めたい場合はオゾン発生量を極力抑えたDC出力波形
に、オゾンを併用した脱臭・殺菌効果を高めたい場合は
オゾン発生量を増加させた脈流出力に、それぞれ出力波
形を切り換えることが可能となる。
【0048】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
イオン発生器において、前記出力電圧波形切換手段を操
作する制御手段と、前記制御手段に接続され、環境状態
を検出するセンサー手段を有するとともに、前記制御手
段はセンサー手段の出力に応じて前記出力電圧波形切換
手段を制御することで、温度、湿度、イオン量、オゾン
量やニオイ等の周囲環境に応じてイオン・オゾン発生量
を制御することが可能となる。
【0049】請求項3の発明によれば、請求項2記載の
イオン発生器において、前記センサー手段はイオン発生
器及びその周辺の湿度を電気信号に変換する湿度検出手
段で有り、前記制御手段は前記湿度検出手段の出力が所
定の値より大きくなると、出力電圧波形切換手段を脈流
出力に切換えることで、細菌やカビの発生しやすく、オ
ゾン発生量の減少する湿度の高い環境になった場合に、
オゾン発生量の多い脈流出力波形に切換え、殺菌・抗菌
効果を高めることが可能となる。
【0050】請求項4の発明によれば、請求項2記載の
イオン発生器において、前記制御手段は時間を計測する
時間計測手段を有し、前記制御手段は前記時間計測手段
の所定の時間に合せ、出力電圧波形切換手段を切換える
ことで、所定の時刻に又は所定の時間だけオゾン発生量
の多い脈流出力波形に切換え、殺菌・抗菌効果を高める
ことが可能となる。
【0051】請求項5の発明によれば、高電圧を発生す
る高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の出力に接続
されイオンを発生する放電電極とを有するイオン発生器
において、前記高電圧発生手段と前記放電電極の間に配
置され、高電圧発生手段の出力のバイアス電圧を切り換
える出力バイアス切換手段を有するため、負イオンによ
るリラクゼーション効果を高めたい場合は負にバイアス
された出力に、オゾンと正負イオンを併用した脱臭・殺
菌効果を高めたい場合は正負両イオンを発生させるバイ
アス零のAC出力に、それぞれ出力波形を切り換えるこ
とが可能となる。
【0052】請求項6の発明では、請求項5記載のイオ
ン発生器において、前記出力バイアス切換手段を操作す
る制御手段と、前記制御手段に接続され、環境状態を検
出するセンサー手段を有するとともに、前記制御手段は
センサー手段の出力に応じて前記出力バイアス切換手段
を制御することで、温度、湿度、イオン量、オゾン量や
ニオイ等の周囲環境に応じて、発生させるイオンの種類
の切換え又はオゾン発生量の制御が可能となる。
【0053】請求項7の発明では、請求項6記載のイオ
ン発生器において、前記センサー手段はイオン発生器及
びその周辺の湿度を電気信号に変換する湿度検出手段で
有り、前記制御手段は前記湿度検出手段の出力が所定の
値より大きくなると、出力バイアス切換手段によりバイ
アスを零に切換えることで、細菌やカビの発生しやすい
湿度の高い環境への正負両イオンとオゾンによる殺菌・
抗菌効果を高めることが可能となる。
【0054】請求項8の発明では、請求項6記載のイオ
ン発生器において、前記制御手段は時間を計測する時間
計測手段を有し、前記制御手段は前記時間計測手段の所
定の時間に合せ、出力バイアス切換手段を切換えること
で、所定の時刻に又は所定の時間だけ正負両イオンとオ
ゾンの発生するバイアス零のAC出力に切換え、殺菌・
抗菌効果を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のイオン発生器の一実施例の概略図
【図2】 本実施例1に使用する高電圧発生器1の回路
構成のブロック図
【図3】 本実施例1に使用する高電圧発生器1の出力
波形図
【図4】 本実施例1に使用する高電圧発生器1の出力
波形を固定した場合のイオン発生量及びオゾン発生量と
周囲温度の相関グラフ
【図5】 本実施例1のイオン発生器を周囲温度に比例
した出力信号電圧により制御した場合のイオン発生量及
びオゾン発生量と周囲温度の相関グラフ
【図6】 本実施例2に使用する高電圧発生器1の回路
構成のブロック図
【図7】 本実施例2に使用する高電圧発生器1の出力
波形図
【図8】 本実施例2のイオン発生器を周囲湿度に比例
した出力信号電圧により制御した場合のオゾン発生量と
周囲湿度の相関グラフ
【図9】 本実施例3に使用する高電圧発生器1の回路
構成のブロック図
【図10】 本実施例3のイオン発生器の負イオン発生
量及びオゾン発生量の経時変化グラフ
【符号の説明】
1・・・高電圧発生器、1a・・・高電圧発生回路、1b,1
c・・・ダイオード 1d・・・GNDレベル、1e・・・出力波形切換スイッチ 2・・・放電電極、3・・・+入力リード線、4・・・−入力リ
ード線 5・・・外部信号入力線、6・・・高圧出力線、7・・・DC電
源、8・・・外部制御回路 A・・・脈流出力波形、B・・・DC出力波形、C・・・零バイ
アス波形 D・・・負バイアス波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B03C 3/02 B03C 3/02 A 3/40 3/40 C 3/68 3/68 Z // F24F 1/00 F24F 7/00 B 7/00 1/00 371B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧を発生する高電圧発生手段と、前
    記高電圧発生手段の出力に接続されイオンを発生する放
    電電極とを有するイオン発生器において、前記高電圧発
    生手段と前記放電電極の間に配置され、高電圧発生手段
    の出力を脈流出力とDC出力とを切り換える出力電圧波
    形切換手段を有することを特徴とするイオン発生器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のイオン発生器において、
    前記出力電圧波形切換手段を操作する制御手段と、前記
    制御手段に接続され、環境状態を検出するセンサー手段
    を有するとともに、前記制御手段はセンサー手段の出力
    に応じて前記出力電圧波形切換手段を制御することを特
    徴とするイオン発生器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のイオン発生器において、
    前記センサー手段はイオン発生器及びその周辺の湿度を
    電気信号に変換する湿度検出手段で有り、前記制御手段
    は前記湿度検出手段の出力が所定の値より大きくなる
    と、出力電圧波形切換手段を脈流出力に切換えることを
    特徴とするイオン発生器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のイオン発生器において、
    前記制御手段は時間を計測する時間計測手段を有し、前
    記制御手段は前記時間計測手段の所定の時間に合せ、出
    力電圧波形切換手段を切換えることを特徴とするイオン
    発生器。
  5. 【請求項5】 高電圧を発生する高電圧発生手段と、前
    記高電圧発生手段の出力に接続されイオンを発生する放
    電電極とを有するイオン発生器において、前記高電圧発
    生手段と前記放電電極の間に配置され、高電圧発生手段
    の出力のバイアス電圧を切り換える出力バイアス切換手
    段を有することを特徴とするイオン発生器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のイオン発生器において、
    前記出力バイアス切換手段を操作する制御手段と、前記
    制御手段に接続され、環境状態を検出するセンサー手段
    を有するとともに、前記制御手段はセンサー手段の出力
    に応じて前記出力バイアス切換手段を制御することを特
    徴とするイオン発生器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のイオン発生器において、
    前記センサー手段はイオン発生器及びその周辺の湿度を
    電気信号に変換する湿度検出手段で有り、前記制御手段
    は前記湿度検出手段の出力が所定の値より大きくなる
    と、出力バイアス切換手段によりバイアスを零に切換え
    ることを特徴とするイオン発生器。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のイオン発生器において、
    前記制御手段は時間を計測する時間計測手段を有し、前
    記制御手段は前記時間計測手段の所定の時間に合せ、出
    力バイアス切換手段を切換えることを特徴とするイオン
    発生器。
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