JP2003257559A - コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

コネクタ及びその製造方法

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JP2003257559A
JP2003257559A JP2002053404A JP2002053404A JP2003257559A JP 2003257559 A JP2003257559 A JP 2003257559A JP 2002053404 A JP2002053404 A JP 2002053404A JP 2002053404 A JP2002053404 A JP 2002053404A JP 2003257559 A JP2003257559 A JP 2003257559A
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contact
signal
connector
terminal
grounding
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JP2002053404A
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Shuji Yamazaki
修司 山崎
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Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度化及び小型化を実現すると共に所定の
シールド性能を維持しつつ組み立てが容易な、高速伝送
に適したコネクタ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 信号を伝送するための信号用コンタクト
を保持するモールドブロック、及びモールドブロックに
保持された信号用コンタクトの配列方向と平行なモール
ドブロックの一方の側面全域を覆うと共に、他のコネク
タとの嵌合面まで延長された、モールドブロックに固定
されて接地電位が供給される板状の接地用端子を備えた
複数のコンタクトブロックと、コンタクトブロックを固
定するハウジングとを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関し、
特に高速なデータ伝送に用いて好適なコネクタ及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信装置では、大量のデータを数
Gbps以上の高速で、かつ高い信頼性で伝送する技術
が求められている。
【0003】このような要望を実現するため、装置内に
備える各種プリント基板間、あるいはデバイス間を接続
するケーブルやコネクタ等にも様々な性能が要求され、
クロストークの低減やインピーダンスの整合、平衡(差
動)伝送の実現等の高速伝送に適した構成が求められて
いる。
【0004】高速伝送を実現するコネクタとして、例え
ば、特開平7−122335号公報に、その一例が記載
されている。
【0005】図25は、従来のコネクタの構成を示す図
であり、リセプタクルコネクタ及びヘッダーコネクタの
構成を示す側断面図である。また、図26は図25に示
したリセプタクルコネクタが有するコンタクトとヘッダ
ーコネクタが有するコンタクトの関係を示す要部拡大図
であり、図27は図25に示したリセプタクルコネクタ
とヘッダーコネクタの嵌合時の各コンタクトの配列を示
す断面図である。なお、図25〜図27はそれぞれ上記
特開平7−122335号公報で開示された構成であ
る。
【0006】図25に示すように、従来のコネクタのう
ち、リセプタクルコネクタ501は、プリント基板上に
搭載される、ヘッダーコネクタ502との嵌合面が該プ
リント基板と略垂直になるライトアングルタイプのコネ
クタであり、ヘッダーコネクタ502は、プリント基板
間等を接続するためにマザーボード上に搭載される、リ
セプタクルコネクタ501との嵌合面が該マザーボード
と略平行になるストレートタイプのコネクタである。
【0007】図26に示すように、リセプタクルコネク
タ501は、板厚方向にL字状の断面を有する、接地電
位が供給される複数の接地用端子503と、接地用端子
503間に配置される、信号を伝送するための信号用コ
ンタクト504とを有し、ヘッダーコネクタ502は、
リセプタクルコネクタ501の接地用端子に挿入される
板状の接地用ピン端子505とリセプタクルコネクタ5
01の信号用コンタクト504に挿入される信号用ピン
コンタクト506とを有する構成である。
【0008】図27に示すように、リセプタクルコネク
タ501の接地用端子503は格子状に規則的に配列さ
れ、それらの間に信号用コンタクト504がそれぞれ配
置される。さらに、リセプタクルコネクタ501とヘッ
ダーコネクタ502の嵌合時には、ヘッダーコネクタ5
02が有する板状の接地用ピン端子505が、信号用コ
ンタクト504及び信号用ピンコンタクト506のそれ
ぞれ上側に配置される。したがって、リセプタクルコネ
クタ501の信号用コンタクト504及びヘッダーコネ
クタ502の信号用ピンコンタクト506が、リセプタ
クルコネクタ501の接地用端子503及びヘッダーコ
ネクタ502の接地用ピン端子505により実質的に囲
まれる形状となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
コネクタでは、リセプタクルコネクタの信号用コンタク
ト及びヘッダーコネクタの信号用ピンコンタクトが、リ
セプタクルコネクタの接地用端子及びヘッダーコネクタ
の接地用ピン端子によって実質的に囲まれるため、信号
用コンタクト及び信号用ピンコンタクトが接地用端子及
び接地用ピン端子によってシールドされ、クロストーク
によるノイズの発生を抑制することができる。
【0010】しかしながら、このような構成では、リセ
プタクルコネクタの接地用端子を板厚方向にL字状の断
面を有する形状にしているため、図25に示したような
ライトアングルタイプのリセプタクルコネクタの場合、
信号用コンタクト及び接地用端子をそれぞれハウジング
に圧入する際に、その圧入方向に対して接地用端子と信
号用コンタクトとが互いに干渉する位置関係になってし
まう。そのため、コネクタの組み立て時に、プリント基
板に最も近い側(図25、27に示す最下部)から、信
号用コンタクト、接地用端子の順にハウジング内に圧入
していく必要があり、組み立てに要する時間が長くなっ
て製造コストが増大する問題があった。
【0011】また、従来のコネクタでは、図26及び図
27に示したように接地用端子が1本1本独立して設け
られた構成であり、各々の接地用端子間に隙間が生じる
ため、クロストークが十分に抑制できないという問題が
ある。特に立ち上がり時間が短い信号を伝送する場合に
クロストークの影響が顕著に現われる。
【0012】さらに、従来のコネクタでは、板厚方向に
L字状の断面を有する接地用端子の形状が一様ではない
ため、特性インピーダンスの値が変動して、反射や挿入
損失が大きくなる傾向にある。
【0013】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、高密度
化及び小型化を実現すると共に所定のシールド性能を維
持しつつ組み立てが容易な、高速伝送に適したコネクタ
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のコネクタは、信号を伝送するための信号用コン
タクトを保持するモールドブロック、及び前記モールド
ブロックに保持された信号用コンタクトの配列方向と平
行な前記モールドブロックの一方の側面全域を覆うと共
に、他のコネクタとの嵌合面まで延長された、前記モー
ルドブロックに固定されて接地電位が供給される板状の
接地用端子を備えた複数のコンタクトブロックと、前記
コンタクトブロックを固定するハウジングと、を有する
構成である。
【0015】このとき、前記接地用端子は、前記モール
ドブロックに保持された信号用コンタクトの端部に形成
された接点と同一形状で、かつ同列上に位置するように
成形された接点を有していてもよく、前記モールドブロ
ックに保持された隣接する2本の信号用コンタクトが備
えた接点毎に、1つの接点が配置されるように成形され
ていてもよい。
【0016】なお、前記接点は、嵌合相手の接点を挟み
込むための2本のアームを備えた対向接点であることが
望ましい。
【0017】また、前記ハウジングは、比誘電率が異な
る絶縁材料からなる、嵌合方向と直交する面で二分され
る前記嵌合面を含む第1のインシュレータ及び前記コン
タクトブロックが圧入される面を含む第2のインシュレ
ータを有する構成であってもよく、前記第1のインシュ
レータ及び前記第2のインシュレータは、前記信号用コ
ンタクトが内設されるシグナル端子孔と前記接地用端子
が内設されるグランド端子孔とをそれぞれ備え、前記第
1のインシュレータが備えるシグナル端子孔及びグラン
ド端子孔が、前記第2のインシュレータが備えるシグナ
ル端子孔及びグランド端子孔よりも大きい幅で形成され
ることが望ましい。
【0018】さらに、前記接地用端子は、前記モールド
ブロックに保持された信号用コンタクトの配列方向と平
行に、かつ該信号用コンタクトから、該配列方向と直交
する方向に配置された隣接する前記信号用コンタクトの
配置ピッチの1/2以下の距離で固定されていてもよ
い。
【0019】また、本発明の他のコネクタは、上記コネ
クタと嵌合するコネクタであって、嵌合時に前記信号用
コンタクトと接触する信号用ピンコンタクトと、嵌合時
に前記接地用端子と直交する向きで接触する、複数のエ
ンボスが設けられた板状の接地用ピン端子と、前記信号
用ピンコンタクトを係止固定するためのシグナル端子
溝、及び前記接地用ピン端子を係止固定するためのグラ
ンド端子溝がそれぞれ設けられたハウジングと、を有す
る構成である。
【0020】このとき、前記接地用ピン端子に設けられ
た複数のエンボスのうち、前記ハウジングへの固定時に
前記グランド端子溝内に位置する基部に設けられたエン
ボスが、最も高く形成されることが望ましい。
【0021】また、前記接地用ピン端子は、前記基部を
底辺とする、板厚方向に曲げられたL字状の延長部と、
前記延長部の先端を前記L字の内側に屈曲させて成る屈
曲部と、を備え、前記ハウジングに、前記屈曲部を挿入
して前記延長部を保持するための溝が形成されていても
よい。
【0022】さらに、前記延長部は、前記モールドブロ
ックに保持された信号用コンタクトの配列方向と平行
に、かつ前記信号用ピンコンタクトから、前記配列方向
と直交する方向に配置された隣接する前記信号用ピンコ
ンタクトの配置ピッチの1/2以下の距離に位置するよ
うに成形されていてもよい。
【0023】一方、本発明のコネクタの製造方法は、導
電性材料を成形して信号を伝送するための信号用コンタ
クトを形成し、前記信号用コンタクトをモールド材によ
り保持してモールドブロックを形成し、導電性材料を成
形して、前記モールドブロックで保持された前記信号用
コンタクトの配列方向と平行な前記モールドブロックの
一方の側面全域を覆うと共に嵌合面まで延長された、前
記モールドブロックに固定されて接地電位が供給される
板状の接地用端子を形成し、前記接地用端子を前記モー
ルドブロックに固定してコンタクトブロックを形成し、
比誘電率が異なる絶縁材料から成る、嵌合面を含む第1
のインシュレータ及び前記コンタクトブロックが圧入さ
れる面を含む第2のインシュレータをそれぞれ成形し、
該第1のインシュレータ及び第2のインシュレータを組
み合わせてハウジングを形成し、前記コンタクトブロッ
クを前記第2のインシュレータ側から所定数だけ前記ハ
ウジング内に圧入して固定する方法である。
【0024】または、導電性材料を成形して、信号を伝
送するための信号用ピンコンタクトを形成し、導電性材
料を成形して、接地電位が供給される、複数のエンボス
が設けられた板状の接地用ピン端子を形成し、絶縁材料
からなる、前記信号用ピンコンタクトを係止固定するた
めのシグナル端子溝、及び前記接地用ピン端子を係止固
定するためのグランド端子溝をそれぞれ備えたハウジン
グを形成し、前記信号用ピンコンタクトを前記シグナル
端子溝に所定数だけ圧入固定し、前記接地用ピン端子を
前記グランド端子溝に所定数だけ圧入固定する方法であ
る。
【0025】上記のように構成されたコネクタでは、一
方のコネクタに、モールドブロックに保持された信号用
コンタクトの配列方向と平行な該モールドブロックの一
方の側面全域を覆うと共に、他のコネクタとの嵌合面ま
で延長された、モールドブロックに固定されて接地電位
が供給される板状の接地用端子を備え、該コネクタと嵌
合する他方のコネクタに、嵌合時に接地用端子と直交す
る向きで接触する、複数のエンボスが設けられた板状の
接地用ピン端子を有することで、嵌合時に、信号用コン
タクト及び信号用ピンコンタクトが接地用端子及び接地
用ピン端子によって実質的に囲まれる構成となる。
【0026】また、信号用コンタクトを保持するモール
ドブロック、及びモールドブロックに固定される板状の
接地用端子を備えた複数のコンタクトブロックを備え、
該コンタクトブロックをハウジングに所定数だけ固定す
る構成とすることで、ライトアングルタイプのコネクタ
であっても、従来のように組み立て時に信号用コンタク
ト及び接地用端子を所定の順に圧入していく必要がない
ため、組み立てに要する時間を短縮できる。
【0027】さらに、ハウジングを比誘電率の異なる絶
縁材料からなる第1のインシュレータ及び第2のインシ
ュレータで構成し、例えば、第1のインシュレータの絶
縁材料を最適に選ぶことでコネクタの特性インピーダン
スを所望の値に設定することが可能になる。特に、第1
のインシュレータ及び第2のインシュレータにそれぞれ
備えるシグナル端子孔及びグランド端子孔の幅を変える
ことで、コンタクトブロックを固定する力の低下を抑制
できると共に、信号用コンタクトや接地用端子の接点が
嵌合時に変形した場合でも、シグナル端子孔及びグラン
ド端子孔の内壁と干渉することを防止できる。また、シ
グナル端子孔及びグランド端子孔の幅が変化するハウジ
ングを容易に製造できる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は本発明のリセ
プタクルコネクタの第1の実施の形態の構成を示す斜視
図であり、図2は本発明のヘッダーコネクタの第1の実
施の形態の構成を示す斜視図である。
【0030】図1において、本実施形態のリセプタクル
コネクタ1は、例えば、プリント基板上に搭載される、
ヘッダーコネクタとの嵌合面が該プリント基板と略垂直
になるライトアングルタイプのコネクタである。
【0031】リセプタクルコネクタ1が有する信号用コ
ンタクト(不図示)はハウジングに設けられたシグナル
端子孔101にそれぞれ内設され、接地用端子(不図
示)はハウジングに設けられたグランド端子孔102に
それぞれ内設される。なお、図1に示したリセプタクル
コネクタ1は、平衡伝送用の構成例を示したものであ
り、図1の列方向(縦方向)に配置される2本の信号用
コンタクト(コンタクトペア)によって1つの信号が伝
送される。図1では、2行×10列のコンタクトペアが
配列される構成を示しているが、コンタクトペアの行数
及び列数はこの数に限定されるものではなく、いくつで
あってもよい。
【0032】図2において、本実施形態のヘッダーコネ
クタ2は、例えば、プリント基板間を接続するためにマ
ザーボード上に搭載される、リセプタクルコネクタ1と
の嵌合面が該マザーボードと略平行になるストレートタ
イプのコネクタである。図2に示したヘッダーコネクタ
2は、図1に示したリセプタクルコネクタ1に対応する
平衡伝送用の構成例を示したものであり、図2の行方向
(横方向)に配列された10組の信号用ピンコンタクト
21毎に1行の接地用ピン端子22が設けられた構成で
ある。
【0033】次に、図1及び図2に示した本実施形態の
リセプタクルコネクタ1及びヘッダーコネクタ2の構成
についてそれぞれ詳細に説明する。
【0034】まず、図1に示したリセプタクルコネクタ
の構成について図面を用いて説明する。
【0035】図3は、図1に示したリセプタクルコネク
タのハウジングの構成を示す図であり、同図(a)は斜
視図、同図(b)は2つのインシュレータを分割した様
子を示す斜視図である。また、図4は図1に示したリセ
プタクルコネクタからハウジングを取り外した様子を示
す斜視図である。
【0036】図3(a)、(b)に示すように、リセプ
タクルコネクタ1のハウジング11は、信号用コンタク
トが挿入される複数のシグナル端子孔101と接地用端
子が挿入される複数のグランド端子孔102とがそれぞ
れ設けられた第1のインシュレータ111及び第2のイ
ンシュレータ112を有する構成である。第1のインシ
ュレータ111と第2のインシュレータ112は、比誘
電率の異なる絶縁材料(合成樹脂)を用いてそれぞれ所
定の形状に成形される。例えば、第1のインシュレータ
111にはLCP(Liquid Crystalline polymer)が用
いられ、第2のインシュレータ112にはPBT(Poly
butylene Terephthalate)が用いられる。このように、
第1のインシュレータ111と第2のインシュレータ1
12を、比誘電率の異なる絶縁材料を用いてそれぞれ形
成することで、例えば、第1のインシュレータ111の
絶縁材料を最適に選べばリセプタクルコネクタ1の各信
号用コンタクトの特性インピーダンスを所望の値(一般
的には50Ω)に整合させることができる。したがっ
て、高速な信号の伝送が可能になる。
【0037】また、本実施形態では、第1のインシュレ
ータ111と第2のインシュレータ112とにそれぞれ
設けるシグナル端子孔101及びグランド端子孔102
の列方向(縦方向)の幅をそれぞれ異なった大きさで形
成する。これは、後述するように本実施形態のリセプタ
クルコネクタ1が備える信号用コンタクト及び接地用端
子には、ヘッダーコネクタ2の接点を挟み込むためのチ
ューリップ状の対向接点が形成されていることによる。
このような対向接点では、ヘッダーコネクタ2との嵌合
時に先端が広がるため、第1のインシュレータ111の
シグナル端子孔101及びグランド端子孔102の幅を
第2のインシュレータ112のそれよりも大きくしてシ
グナル端子孔101及びグランド端子孔102の内壁と
対向接点とが干渉しないようにする。また、第2のイン
シュレータ112のシグナル端子孔101及びグランド
端子孔102の幅を第1のインシュレータ111のそれ
よりも狭くすることで、後述するコンタクトブロックを
固定する力が低下するのを抑制する。
【0038】図4に示すように、本実施形態のリセプタ
クルコネクタ1は、信号用コンタクトの各列(図の縦方
向)毎に分割された複数のコンタクトブロック13を有
する構成である。コンタクトブロック13は、信号用コ
ンタクト15を固定支持するモールドブロック14と接
地用端子16とを有し、モールドブロック14に接地用
端子16が固定支持された構成である。このコンタクト
ブロック13を図3(a)に示したハウジング11内に
所定数だけ圧入することで、図1に示したリセプタクル
コネクタ1が形成される。このとき、各コンタクトブロ
ック13が有する信号用コンタクト15が第2のインシ
ュレータ112側からシグナル端子孔101にそれぞれ
挿入され、接地用端子16のモールドブロック14から
嵌合面側に延長された板状の部位が第2のインシュレー
タ112側からグランド端子孔102にそれぞれ挿入さ
れる。
【0039】次に、コンタクトブロック13の構成につ
いて図5〜図8を用いて詳細に説明する。
【0040】図5は図1に示したリセプタクルコネクタ
が有する信号用コンタクトの構成を示す斜視図であり、
図6は図1に示したリセプタクルコネクタが有する接地
用端子の形状を示す斜視図である。また、図7は図5に
示した信号用コンタクトを固定したモールドブロックの
構成を示す斜視図であり、図8は図7に示したモールド
ブロックに図6に示した接地用端子を固定したコンタク
トブロックの構成を示す斜視図である。なお、図5〜図
8は、図1に示したリセプタクルコネクタのうち、縦方
向一列分の信号用コンタクトから成るコンタクトブロッ
クの構成を示している。
【0041】図5に示すように、リセプタクルコネクタ
1が有する信号用コンタクト15は、板状の導電性材料
を略L字状に型抜き成形したものであり、一方の端部に
プリント基板等のスルーホールへ圧入されるプレスフィ
ット接点151が形成され、他方の端部にヘッダーコネ
クタ2の信号用ピンコンタクト21を図の上下方向から
挟み込むための2つのアームを備えたチューリップ状の
対向接点152が形成された構成である。信号用コンタ
クト15は、上述したように2本を一組としてコンタク
トペアが構成され、これらのコンタクトペアが接地用端
子16の接点を配置するための間隔を有して列方向(縦
方向)に配列される。
【0042】図6に示すように、リセプタクルコネクタ
1が有する接地用端子16は、信号用コンタクト15と
同様に、板状の導電性材料を型抜き成形したものであ
り、一方の端部にプリント基板等のスルーホールへ圧入
されるプレスフィット接点161が形成され、他方の端
部にヘッダーコネクタ2の信号用ピンコンタクトを図の
上下方向から挟み込むための2つのアームを備えたチュ
ーリップ状の対向接点162が形成された構成である。
【0043】接地用端子16は、図1に示すように配列
された信号用コンタクト15の各列(図1の縦方向)間
をシールドするために板状に形成され、信号用コンタク
トの配列方向と平行に、モールドブロック14の全域を
覆う大きさで、かつリセプタクルコネクタ1の嵌合面に
達する長さまで延長された形状である。
【0044】また、接地用端子16は、そのプレスフィ
ット接点161が信号用コンタクト15のプレスフィッ
ト接点151と同列上で、かつコンタクトペア103間
に位置するようにL字状に成形され、その対向接点16
2が信号用コンタクト15の対向接点152と同列上
で、かつコンタクトペア間に位置するように階段状に成
形されている。したがって、本実施形態のリセプタクル
コネクタ1は、信号用コンタクト15の対向接点152
と接地用端子16の対向接点162とを同じピッチで配
置することが可能であり、接地用端子16の板厚のスペ
ースがあれば各列間をシールドすることが可能であるた
め、リセプタクルコネクタ1を必要最小限の大きさで形
成できる。
【0045】信号用コンタクト15のプレスフィット接
点151と接地用端子16のプレスフィット接点162
は、互いに直交する向きに配置され、信号用コンタクト
15の対向接点152と接地用端子16の対向接点16
2は、それぞれ開く方向が同じ向きに配置される。さら
に、接地用端子16には、上述したモールドブロック1
4に固定するための菊花状の開孔163が設けられてい
る。
【0046】なお、信号用コンタクト15及び接地用端
子16が備える、プリント基板等に挿入するための接点
は、プレスフィット形状に限定する必要はなく、はんだ
付け固定するためのピン形状の接点を設けてもよい。
【0047】図7に示すように、図5に示した信号用コ
ンタクト15はモールドにより保持されてモールドブロ
ック14が構成される。モールドブロック14には2つ
の突起部141を備え、上記接地用端子16に設けられ
た菊花状の開孔163を圧入することで、図8に示すよ
うに接地用端子16がモールドブロック14に固定さ
れ、コンタクトブロック13が構成される。
【0048】次に、図2に示したヘッダーコネクタ2の
構成について図面を用いて説明する。
【0049】図9は図2に示したヘッダーコネクタのハ
ウジングの構成を示す斜視図である。また、図10は図
2に示したヘッダーコネクタが備える信号用ピンコンタ
クトの構成を示す斜視図であり、図11は図2に示した
ヘッダーコネクタが備える接地用ピン端子の形状を示す
斜視図である。
【0050】図9に示すように、ヘッダーコネクタ2の
ハウジング23は、絶縁材料である合成樹脂を用いて形
成される、信号用ピンコンタクト21を固定支持する複
数のシグナル端子溝24及び接地用ピン端子22を固定
支持する複数のグランド端子溝25を備えた構成であ
る。
【0051】図10に示すように、ヘッダーコネクタ2
が有する信号用ピンコンタクト21は、導電性材料を型
抜き成形したものであり、一方の端部にプリント基板等
のスルーホールへ圧入されるプレスフィット接点211
が形成され、他方の端部に図5に示したリセプタクルコ
ネクタ1が有する信号用コンタクト15の対向接点15
2に挿入されるピン形状のピン接点212が形成された
構成である。なお、信号用ピンコンタクト21のプレス
フィット接点211側にはハウジング23に係止固定す
るための基部213が形成されている。このような形状
の信号用ピンコンタクト21は、上述したように2本を
一組としてコンタクトペアが構成され、これらのコンタ
クトペアが接地用ピン端子22の接点を配置するための
間隔を有して列方向(縦方向)に配列される。
【0052】図11に示すように、ヘッダーコネクタ2
が有する接地用ピン端子22は、信号用ピンコンタクト
21と同様に、導電性材料を型抜き成形したものであ
り、一方の端部にプリント基板等のスルーホールへ圧入
されるプレスフィット接点221が形成され、他方の端
部に図6に示したリセプタクルコネクタ1が有する接地
用端子16の対向接点162に挿入される板状のピン接
点222が形成された構成である。
【0053】接地用ピン端子22は、図2に示したよう
に配列されたコンタクトペアの各行間をシールドするた
めに板状で形成され、プレスフィット接点221側には
ハウジングに係止保持するための基部223が形成され
ている。
【0054】基部223にはハウジング23に対する係
止力を向上させるためにプレス加工により第1のエンボ
ス224が形成され、さらにその嵌合側に第1のエンボ
ス224よりも低い第2のエンボス225が形成され
る。このようにヘッダーコネクタ2の接地用ピン端子2
2にエンボス加工を施すことで、端子の断面2次モーメ
ントが大きくなり、曲げ強度を上げることができるた
め、ハウジング23への圧入時やリセプタクルコネクタ
1との嵌合時の接地用ピン端子22の変形を抑制するこ
とができる。さらに、基部223に設けた第1のエンボ
ス224を第2のエンボス225よりも高くすること
で、ハウジング23への圧入時に先に挿入される第2の
エンボス225によるグランド端子溝25の内壁の変形
が最小限に抑制され、後からグランド端子溝25に挿入
される第1のエンボス224による係止力の低下を防止
できる。なお、エンボスの数は2つである必要はなく、
基部223に設けるエンボスが最も高ければいくつであ
ってもよい。
【0055】また、接地用ピン端子22は、基部223
を底辺として板厚方向にL字状に曲げられて延長部22
6が形成され、さらにその先端の一部がL字の内側に屈
曲されている。この延長部226を有することでリセプ
タクルコネクタ1との嵌合時に該リセプタクルコネクタ
1が有する接地用端子16だけでは囲むことができない
ヘッダーコネクタ2の信号用ピンコンタクト21の領域
を囲むことができる。
【0056】なお、ヘッダーコネクタ2の行方向の端部
では接地用ピン端子22の基部223に設けた延長部2
26がハウジング23内に収容されずに露出する。本実
施形態では、延長部226の先端に設けた屈曲部227
をハウジング23の側端に設けた溝28(図9参照)へ
押し込むことで延長部226の飛び出しを防止してい
る。
【0057】以上説明した本実施形態のリセプタクルコ
ネクタ1とヘッダーコネクタ2とを嵌合させた様子を図
12に示す。
【0058】図12は図1に示したリセプタクルコネク
タと図2に示したヘッダーコネクタとの嵌合状態を示す
斜視断面図である。
【0059】図12に示すように、本実施形態のリセプ
タクルコネクタ1とヘッダーコネクタ2を嵌合させた場
合、ヘッダーコネクタ2が有する接地用ピン端子22が
リセプタクルコネクタ1に設けられたグランド端子孔1
02のうちの行方向と平行な孔にそれぞれ進入し、該孔
に内設されたリセプタクルコネクタ1の接地用端子16
の対向接点162に挿入される。このような状態では、
リセプタクルコネクタ1が備える接地用端子16とヘッ
ダーコネクタ2が備える接地用ピン端子22とによって
上記コンタクトペア及び端子ペアがそれぞれ実質的に囲
まれるため、従来例と同様に信号用コンタクト15及び
信号用ピン端子21が接地用端子16及び接地用ピン端
子22によりシールドされ、クロストークによるノイズ
の発生が抑制される。特に、本実施形態のリセプタクル
コネクタ1が有する接地用端子16は、ほぼ完全な板状
に形成されているため、信号用コンタクトに対して十分
に広いグランドプレーンが形成され、マイクロスストリ
ップラインが形成された基板に近い構成となる。したが
って、本実施形態のコネクタでは、反射や挿入損失を低
減することができる。
【0060】ところで、リセプタクルコネクタ1とヘッ
ダーコネクタ2の嵌合時に信号用コンタクト15及び信
号用ピンコンタクト21を接地用端子16及び接地用ピ
ン端子22で囲むためには、ヘッダーコネクタ2が有す
る接地用ピン端子22の延長部226をそのままリセプ
タクルコネクタ1との嵌合面側まで形成し、リセプタク
ルコネクタ1が備える接地用端子16の対向接点162
に挿入させる構成も考えられる。
【0061】しかしながら、このような構成では、リセ
プタクルコネクタ1が有する接地用端子16の対向接点
162を信号用コンタクト15の対向接点152と同列
上に配置することができないため、信号用コンタクト1
5の行方向の配置ピッチを広げる必要がある。
【0062】本実施形態では、リセプタクルコネクタ1
の信号用コンタクト15と接地用端子16の対向接点を
同じ形状で、かつ同列上に配置しているため、信号用コ
ンタクト15の行方向の配置ピッチを広げる必要がな
い。また、リセプタクルコネクタ1の行方向の端部に設
ける接地用端子16の位置を、信号用コンタクト15か
ら、信号用コンタクトの行方向のピッチ幅の1/2以下
の距離に配置することで、複数のリセプタクルコネクタ
1を隣接して配置する場合でもプリント基板に設けるス
ルーホール(プレスフィット接点が圧入されるスルーホ
ール)のピッチ幅を変えることなく取り付けることがで
きる。
【0063】なお、図1〜図12に示したリセプタクル
コネクタ1及びヘッダーコネクタ2では、上述したよう
に2本の信号用コンタクト(コンタクトペア)によって
1つの信号が伝送される平衡伝送用の構成例を示した
が、平衡伝送用に限らず、例えば、1本の信号用コンタ
クト及び信号用ピンコンタクト毎に接地用端子及び接地
用ピン端子で囲む構成にしてもよく、列方向に配置され
た3本あるいはそれ以上の信号用コンタクト及び信号用
ピンコンタクト毎に接地用端子及び接地用ピン端子で囲
む構成にしてもよい。
【0064】次に、本実施形態のコネクタの製造方法に
ついて図面を用いて説明する。
【0065】まず、図1に示したリセプタクルコネクタ
1の製造手順について図面を用いて説明する。
【0066】図13は図1に示したリセプタクルコネク
タの製造手順を示す工程図である。
【0067】図13(a)に示すように、まず、リン青
銅等の銅合金からなる板状の導電性材料をプレス加工に
より略L字状に型抜き成形し、リセプタクルコネクタ1
の信号用コンタクト15を複数個同時に形成する。
【0068】続いて、図13(b)に示すように、図1
3(a)の工程で型抜き成形した信号用コンタクト15
を、例えば、モールド材としてPBT等を用いてインサ
ートモールド法により固定保持し、モールドブロック1
4を形成する。
【0069】また、信号用コンタクト15と同様に、リ
ン青銅等の銅合金からなる板状の導電性材料をプレス加
工により型抜き成形し、図13(c)に示すように、リ
セプタクルコネクタ1の接地用端子16を複数個同時に
形成する。
【0070】次に、図13(c)の工程で型抜き成形し
た接地用端子16の菊花状の開孔163を、図13
(b)に示したモールドブロック14に設けた突起部1
41にそれぞれ圧入し、接地用端子16をモールドブロ
ック14に固定してコンタクトブロック13を形成す
る。このようにして形成されるコンタクトブロック13
をリセプタクルコネクタ1のサイズに合わせて所定数量
だけ用意する。
【0071】一方、図13(e)に示すように、例え
ば、LCPやPBT等の合成樹脂を用いて第1のインシ
ュレータ111及び第2のインシュレータ112をそれ
ぞれ射出成形し、図13(f)に示すようにそれらを組
み合わせてハウジング11を形成する。
【0072】最後に、図13(f)の工程で成形したハ
ウジング11内に、図13(d)の工程で形成したコン
タクトブロック13を第2のインシュレータ112側か
ら所定数だけそれぞれ圧入し、図13(g)に示すよう
にコンタクトブロック13をハウジング11に固定して
リセプタクルコネクタ1を完成する。
【0073】したがって、信号用コンタクト15を保持
するモールドブロック14、及びモールドブロック14
に固定される板状の接地用端子16を備えた複数のコン
タクトブロック13を形成し、該コンタクトブロック1
3をハウジング11に所定数だけ固定することで、ライ
トアングルタイプのコネクタであっても、従来のように
組み立て時に信号用コンタクト及び接地用端子を所定の
順に圧入していく必要がないため、組み立てに要する時
間が短縮され、コネクタの製造コストを低減することが
できる。また、ハウジング11を第1のインシュレータ
及び第2のインシュレータに分けて形成することで、シ
グナル端子孔101及びグランド端子孔102の幅が途
中で変わるハウジング11を容易に製造することができ
る。
【0074】続いて、図2に示したヘッダーコネクタ2
の製造手順について図面を用いて説明する。
【0075】図14は図2に示したヘッダーコネクタの
製造手順を示す工程図である。
【0076】図14(a)、(b)に示すように、リン
青銅等の銅合金からなる板状の導電性材料をプレス加工
により型抜き成形し、ヘッダーコネクタ2の接地用ピン
端子22及び信号用ピンコンタクト21をそれぞれ複数
個同時に形成し、ヘッダーコネクタ2のサイズに合わせ
てそれぞれ所定数量だけ用意する。
【0077】一方、図14(c)に示すように、例え
ば、PBT等の合成樹脂から成る絶縁材料を用いてハウ
ジング23を射出成形する。
【0078】そして、図14(a)に示した接地用ピン
端子22を図14(c)の工程で成形したハウジング2
3が備えるグランド端子溝25に圧入し、図14(b)
に示した信号用ピンコンタクト21を図14(c)の工
程で成形したハウジング23が備えるシグナル端子溝2
4にそれぞれ圧入し、図14(d)に示すように接地用
ピン端子22及び信号用ピンコンタクト21をそれぞれ
ハウジング23に固定してヘッダーコネクタ2を完成す
る。
【0079】なお、上記説明では、リセプタクルコネク
タ1として、プリント基板上に搭載される、ヘッダーコ
ネクタ2との嵌合面が該プリント基板に対して略垂直と
なるライトアングルタイプを例に説明したが、リセプタ
クルコネクタ1はヘッダーコネクタ2との嵌合面が該プ
リント基板に対して略平行となるストレートタイプであ
ってもよい。
【0080】次に、本実施形態のコネクタの効果につい
て、その検証結果を説明する。
【0081】図15は接地用端子がないコネクタのクロ
ストークの測定結果を示すグラフであり、図16は本発
明のコネクタのクロストークの測定結果を示すグラフで
ある。図17は接地用端子がないコネクタ及び本発明の
コネクタの特性インピーダンスの測定結果をそれぞれ示
すグラフである。また、図18は接地用端子がないコネ
クタの挿入損失の測定結果を示すグラフであり、図19
は本発明のコネクタの挿入損失の測定結果を示すグラフ
である。
【0082】なお、図15、図17、図19に示すグラ
フは、リセプタクルコネクタが有する板状の接地用端子
の代わりにピン形状の接地用端子を用いた場合の特性を
それぞれ示している。
【0083】また、図15、図16は、リセプタクルコ
ネクタとヘッダーコネクタとを嵌合させた状態で、隣接
する一方の信号用コンタクトから1Vp−p、幅12n
s、立ち上がり時間(立ち下がり時間)Tr=250p
sのパルスを入力した場合に、隣接する他方の信号用コ
ンタクトで発生する電圧波形(クロストークの大きさ)
を示している。図17は、リセプタクルコネクタとヘッ
ダーコネクタとを嵌合させた状態で、伝送路(リセプタ
クルコネクタの信号用コンタクトとヘッダーコネクタの
信号用端子)の特性インピーダンスの変化を示すTDR
(Time DomainReflectometer)波形である。
【0084】また、図18、図19は、リセプタクルコ
ネクタとヘッダーコネクタとを嵌合させた状態で、リセ
プタクルコネクタのプレスフィット接点側を入力とし、
ヘッダーコネクタのプレスフィット接点側を出力とした
場合の入出力電力比の周波数特性を示している。なお、
測定周波数範囲は50MHz〜10GHzである。
【0085】まず、本実施形態のコネクタのクロストー
クの検証結果について説明する。
【0086】図15に示すように、リセプタクルコネク
タに本実施形態のような板状の接地用端子がない場合、
パルスが入力された信号用コンタクトと隣接する信号用
コンタクトには、クロストーク電圧として大きなピーク
が+(プラス)側(図の上方向)と−(マイナス)側
(図の下方向)とにそれぞれ2箇所ずつ、計4箇所発生
している。それに対して、リセプタクルコネクタに本実
施形態のような板状の接地用端子を有する構成では、ク
ロストークが十分に抑制されていることが分かる(図1
6参照)。
【0087】なお、クロストークは、隣接する信号用コ
ンタクトどうしが電磁的に結合することで発生するた
め、一方の信号用コンタクトから入力されたパルスの立
ち上がり及び立ち下がりに同期して他方の信号用コンタ
クトでピーク電圧が発生する。通常、クロストークとは
+(プラス)側と−(マイナス)側で発生する値の平均
値をいう。
【0088】次に、本実施形態のコネクタのインピーダ
ンス整合の検証結果について説明する。
【0089】図17に示すTDR波形では、横軸(時間
軸)が信号入力端からの距離に相当する。すなわち、時
間の推移に対して特性インピーダンスの値が変動しない
ことが良好な特性(インピーダンスが整合している)で
あるといえる。
【0090】本測定では、板状の接地用端子が無い(図
17の「G無し」)リセプタクルコネクタ、及び板状の
接地用端子を有する(図17の「G有り」)リセプタク
ルコネクタを第1基板上に搭載し、第2基板上に搭載さ
れたヘッダーコネクタと嵌合させた状態で、それぞれの
TDR波形を観測している。
【0091】したがって、図17に示したTDR波形に
は各基板の特性インピーダンス(図17の「第1基板」
領域、「第2基板」領域)の特性も含まれている。な
お、図17の「コネクタ」の領域が嵌合されたリセプタ
クルコネクタの信号用コンタクトとヘッダーコネクタの
信号用端子の特性を示している。
【0092】図17に示すように、板状の接地用端子が
無い「G無し」のコネクタでは、特性インピーダンスが
「第1基板」領域を過ぎた後に急激に変化し、80Ωを
超える値になっている。すなわち、インピーダンスが整
合されていないことが分かる。それに対して本実施形態
のコネクタである「G有り」のコネクタでは、特性イン
ピーダンスが「第1基板」領域を過ぎた後でも同様の値
で推移しているため、インピーダンスが整合されている
ことが分かる。
【0093】次に、本実施形態のコネクタの挿入損失の
検証結果について説明する。
【0094】図18に示したグラフは、デバイス(ここ
では、コネクタ)の入力端から信号を供給し、出力端か
ら出力される信号の電力比(または電圧比)を示してい
る。したがって、縦軸の値が0dB(増幅率=1)に近
いほど損失無く信号が通過していることになる。
【0095】図18に示すように、板状の接地用端子が
無いコネクタでは、250MHzと300MHz付近に
大きな損失ピークが見られ、特に300MHz付近では
−10dBに達する損失が発生している。
【0096】それに対して本実施形態のコネクタである
板状の接地用端子を有するコネクタでは、図19に示す
ように、600MHzと1.3GHz付近に損失のピー
クがあるが、その値は1.3GHz付近で約−4dB程
度である。すなわち、本実施形態のコネクタでは、挿入
損失が少ない良好な特性を有していることが分かる。
【0097】(第2の実施の形態)次に本発明のコネク
タの第2の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0098】図20は本発明のリセプタクルコネクタの
第2の実施の形態の構成を示す図であり、接地用端子の
形状を示す斜視図である。
【0099】図20に示すように、本実施形態のリセプ
タクルコネクタは、コンタクトブロックに固定される接
地用端子の形状が第1の実施の形態のリセプタクルコネ
クタと異なっている。その他の構成及びヘッダーコネク
タの構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説
明は省略する。また、本実施形態のリセプタクルコネク
タの製造手順についても第1の実施の形態と同様である
ため、その説明は省略する。
【0100】図20に示すように、本実施形態のコネク
タは、リセプタクルコネクタが有する接地用端子36の
うち、ヘッダーコネクタの接地用ピン端子と接触する部
位に、第1の実施の形態のような2つのアームを備えた
チューリップ状の対向接点ではなく、板ばね状のばね接
点362が形成された構成である。
【0101】このような構成であっても、嵌合時にリセ
プタクルコネクタの接地用端子とヘッダーコネクタの接
地用ピン端子を確実に接触させることができるため、第
1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0102】但し、本実施形態の構成では、嵌合時にヘ
ッダーコネクタの接地用端子が変形しないように、該接
地用端子の板厚を厚くして第1の実施の形態よりも曲げ
強度を大きくする必要がある。さらに、リセプタクルコ
ネクタのハウジングに設けるグランド端子孔の列方向の
幅を広くしてばね接点362の嵌合時の変位量を確保す
るために信号用コンタクトのピッチ幅を第1の実施の形
態に比べて大きくする必要がある。したがって、リセプ
タクルコネクタが有する接地用端子の接点形状は、第1
の実施の形態のように2つのアームを備えたチューリッ
プ状の対向接点であることが望ましい。
【0103】(第3の実施の形態)上述した第1の実施
の形態及び第2の実施の形態では、リセプタクルコネク
タとしてプリント基板上に搭載されるライトアングルタ
イプを例に説明したが、本発明の特徴はプリント基板上
に搭載されるコネクタに限定されるものではない。第3
の実施の形態では配線材を固定可能なケーブルタイプの
リセプタクルコネクタを例にして説明する。
【0104】図21は本発明のリセプタクルコネクタの
第3の実施の形態の構成を示す斜視図である。また、図
22は本発明のリセプタクルコネクタの第3の実施の形
態の構成を示す図であり、モールドブロックの形状を示
す斜視図である。図23は図22に示したモールドブロ
ックにケーブルを固定した様子を示す斜視図であり、図
24は図22に示したモールドブロックに接地用端子を
固定したコンタクトブロックの形状を示す斜視図であ
る。
【0105】図21に示すように、本実施形態のリセプ
タクルコネクタ4は、第1の実施の形態と同様に、信号
用コンタクト及び接地用端子をそれぞれ備えた複数のコ
ンタクトブロック43を有し、該コンタクトブロック4
3がハウジング41内にそれぞれ圧入固定された構成で
ある。
【0106】図22に示すように、本実施形態の信号用
コンタクト45は、第1の実施の形態と同様に、リン青
銅などの導電性材料を、例えば、プレス加工にて型抜き
成形したものであり、一方の端部にケーブルを図の上下
方向から挟み込むU字状のスリット接点451が形成さ
れ、他方の端部にヘッダーコネクタの信号用ピンコンタ
クトを図の上下方向から挟み込むための2つのアームを
備えたチューリップ状の対向接点452が形成された構
成である。信号用コンタクト45は、上述したように2
本を一組としてコンタクトペアが構成され、これらのコ
ンタクトペアが接地用端子の接点を配置するための間隔
を有して列方向(縦方向)に配列され、モールドブロッ
ク44により支持固定されている。
【0107】図23に示すように、信号用コンタクト4
5の一方の端部に設けられたスリット接点451には信
号用ケーブル47がそれぞれ挟まれて固定される。な
お、コンタクトペア間にはそれぞれ接地用ケーブル48
が配置される。
【0108】図24に示すように、接地用端子46は、
信号用コンタクト45と同様に、リン青銅などの導電性
材料を型抜き成形したものであり、一方の端部にケーブ
ルを図の上下方向から挟み込むU字状のスリット接点4
61が形成され、他方の端部にヘッダーコネクタの接地
用ピン端子を図の上下方向から挟み込むための2つのア
ームを備えたチューリップ状の対向接点462が形成さ
れた構成である。
【0109】接地用端子46は、第1の実施の形態と同
様に、信号用コンタクト45の各列(図21の縦方向)
間をシールドするために板状に形成され、モールドブロ
ック44の全域を覆う大きさで、かつリセプタクルコネ
クタ4の嵌合面に達する長さまで延長された形状であ
る。接地用端子46のスリット接点461には接地用ケ
ーブル48がそれぞれ挟まれて固定される。
【0110】また、接地用端子46は、第1の実施の形
態と同様に、そのスリット接点461が信号用コンタク
ト45のスリット接点451と同列上で、かつコンタク
トペア間に位置するようにL字状に成形され、その対向
接点462が信号用コンタクト45の対向接点452と
同列上で、かつコンタクトペア間に位置するように階段
状に成形されている。信号用コンタクト45のスリット
接点451と接地用端子46のスリット接点462は、
対向する向きに配置され、信号用コンタクト45の対向
接点452と接地用端子46の対向接点462は、それ
ぞれ開く方向が同じ向きに配置される。さらに、接地用
端子46には、上述したモールドブロック44に固定す
るための菊花状の開孔463が設けられている。
【0111】図23に示したように、モールドブロック
44には2つの突起部441を備え、上記接地用端子4
6に設けられた菊花状の開孔463を圧入することで、
図24に示すように、接地用端子46がモールドブロッ
ク44に固定され、コンタクトブロック43が完成す
る。
【0112】ハウジング41は、第1の実施の形態と同
様に、比誘電率の異なる絶縁材料(合成樹脂)から成る
第1のインシュレータ及び第2のインシュレータから構
成され、図24に示したコンタクトブロック43をハウ
ジング41に所定量だけ圧入することで、図21に示し
たようにケーブルタイプのリセプタクルコネクタ4を完
成する。
【0113】リセプタクルコネクタ4の製造方法、ヘッ
ダーコネクタの構成及び製造方法については第1の実施
の形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0114】本実施形態のようにケーブルタイプのコネ
クタであっても、第1の実施の形態と同様に、リセプタ
クルコネクタ4が備える接地用端子46とヘッダーコネ
クタが備える接地用ピン端子とによって上記コンタクト
ペア及び端子ペアがそれぞれ実質的に囲まれるため、従
来例と同様に信号用コンタクト及び信号用ピン端子が接
地用端子及び接地用ピン端子によりシールドされ、クロ
ストークによるノイズの発生を抑制することができる。
【0115】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0116】一方のコネクタに、モールドブロックに保
持された信号用コンタクトの配列方向と平行な該モール
ドブロックの一方の側面全域を覆うと共に、他のコネク
タとの嵌合面まで延長された、モールドブロックに固定
されて接地電位が供給される板状の接地用端子を備え、
該コネクタと嵌合する他方のコネクタに、嵌合時に接地
用端子と直交する向きで接触する、複数のエンボスが設
けられた板状の接地用ピン端子を有することで、嵌合時
に、信号用コンタクト及び信号用ピンコンタクトが接地
用端子及び接地用ピン端子によって実質的に囲まれる構
成となる。
【0117】したがって、信号用コンタクト及び信号用
ピン端子が接地用端子及び接地用ピン端子によりシール
ドされ、クロストークによるノイズの発生を抑制するこ
とができる。
【0118】また、接地用端子に、信号用コンタクトの
端部に形成された接点と同一形状で、かつ同列上に位置
するように成形された接点を備え、接点として嵌合相手
の接点を挟み込むための2本のアームを備えた対向接点
を用いることで、信号用コンタクトが備えた接点と接地
用端子が備えた接点とを同じピッチで配置することが可
能であり、接地用端子の板厚のスペースがあればシール
ドすることが可能であるため、コネクタを必要最小限の
大きさで形成できる。
【0119】また、信号用コンタクトを保持するモール
ドブロック、及びモールドブロックに固定される板状の
接地用端子を備えた複数のコンタクトブロックを備え、
該コンタクトブロックをハウジングに所定数だけ固定す
る構成とすることで、ライトアングルタイプのコネクタ
であっても、従来のように組み立て時に信号用コンタク
ト及び接地用端子を所定の順に圧入していく必要がない
ため、組み立てに要する時間が短縮され、コネクタの製
造コストを低減することができる。
【0120】さらに、ハウジングを比誘電率の異なる絶
縁材料からなる第1のインシュレータ及び第2のインシ
ュレータで構成することで、第1のインシュレータの絶
縁材料を最適に選べば特性インピーダンスを所望の値に
整合させることができるため、高速な信号の伝送が可能
になる。特に、第1のインシュレータ及び第2のインシ
ュレータにそれぞれ備えるシグナル端子孔及びグランド
端子孔の幅を変えることで、コンタクトブロックを固定
する力の低下を抑制できると共に、信号用コンタクトや
接地用端子の接点が嵌合時に変形した場合でもシグナル
端子孔及びグランド端子孔の内壁と干渉することを防止
できる。また、このようなシグナル端子孔及びグランド
端子孔の幅が変わるハウジングを容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリセプタクルコネクタの第1の実施の
形態の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のヘッダーコネクタの第1の実施の形態
の構成を示す斜視図である。
【図3】図1に示したリセプタクルコネクタのハウジン
グの構成を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図
(b)は2つのインシュレータを分割した様子を示す斜
視図である。
【図4】図1に示したリセプタクルコネクタからハウジ
ングを取り外した様子を示す斜視図である。
【図5】図1に示したリセプタクルコネクタが有する信
号用コンタクトの構成を示す斜視図である。
【図6】図1に示したリセプタクルコネクタが有する接
地用端子の形状を示す斜視図である。
【図7】図5に示した信号用コンタクトを固定したモー
ルドブロックの構成を示す斜視図である。
【図8】図7に示したモールドブロックに図6に示した
接地用端子を固定したコンタクトブロックの構成を示す
斜視図である。
【図9】図2に示したヘッダーコネクタのハウジングの
構成を示す斜視図である。
【図10】図2に示したヘッダーコネクタが備える信号
用ピンコンタクトの構成を示す斜視図である。
【図11】図2に示したヘッダーコネクタが備える接地
用ピン端子の形状を示す斜視図である。
【図12】図1に示したリセプタクルコネクタと図2に
示したヘッダーコネクタとの嵌合状態を示す斜視断面図
である。
【図13】図1に示したリセプタクルコネクタの製造手
順を示す工程図である。
【図14】図2に示したヘッダーコネクタの製造手順を
示す工程図である。
【図15】接地用端子がないコネクタのクロストークの
測定結果を示すグラフである。
【図16】本発明のコネクタのクロストークの測定結果
を示すグラフである。
【図17】接地用端子がないコネクタ及び本発明のコネ
クタの特性インピーダンスの測定結果をそれぞれ示すグ
ラフである。
【図18】接地用端子がないコネクタの挿入損失の測定
結果を示すグラフである。
【図19】本発明のコネクタの挿入損失の測定結果を示
すグラフである。
【図20】本発明のリセプタクルコネクタの第2の実施
の形態の構成を示す図であり、接地用端子の形状を示す
斜視図である。
【図21】本発明のリセプタクルコネクタの第3の実施
の形態の構成を示す図であり、モールドブロックの形状
を示す斜視図である。
【図22】図21に示したモールドブロックにケーブル
を固定した様子を示す斜視図である。
【図23】図21に示したモールドブロックに接地用端
子を固定したコンタクトブロックの形状を示す斜視図で
ある。
【図24】本発明のリセプタクルコネクタの第3の実施
の形態の構成を示す斜視図である。
【図25】従来のコネクタの構成を示す図であり、リセ
プタクルコネクタ及びヘッダーコネクタの構成を示す側
断面図である。
【図26】図25に示したリセプタクルコネクタが有す
るコンタクトとヘッダーコネクタが有するコンタクトの
関係を示す要部拡大図である。
【図27】図25に示したリセプタクルコネクタとヘッ
ダーコネクタの嵌合時の各コンタクトの配列を示す断面
図である。
【符号の説明】
1、4 リセプタクルコネクタ 2 ヘッダーコネクタ 11、23、41 ハウジング 13、43 コンタクトブロック 14、44 モールドブロック 15、45 信号用コンタクト 16、36、46 接地用端子 21 信号用ピンコンタクト 22 接地用ピン端子 24 シグナル端子溝 25 グランド端子溝 28 溝 47 信号用ケーブル 48 接地用ケーブル 101 シグナル端子穴 102 グランド端子穴 111 第1のインシュレータ 112 第2のインシュレータ 141、441 突起部 151、161、211、221 プレスフィット接
点 152、162、452、462 対向接点 163、463 開孔 212、222 ピン接点 213、223 基部 224 第1のエンボス 225 第2のエンボス 226 延長部 227 屈曲部 362 ばね接点 451、461 スリット接点

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を伝送するための信号用コンタクト
    を保持するモールドブロック、及び前記モールドブロッ
    クに保持された信号用コンタクトの配列方向と平行な前
    記モールドブロックの一方の側面全域を覆うと共に、他
    のコネクタとの嵌合面まで延長された、前記モールドブ
    ロックに固定されて接地電位が供給される板状の接地用
    端子を備えた複数のコンタクトブロックと、 前記コンタクトブロックを固定するハウジングと、を有
    するコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記接地用端子は、 前記モールドブロックに保持された信号用コンタクトの
    端部に形成された接点と同一形状で、かつ同列上に位置
    するように成形された接点を有する請求項1記載のコネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記接地用端子は、 前記モールドブロックに保持された隣接する2本の信号
    用コンタクトが備えた接点毎に、1つの接点が配置され
    るように成形された請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記接点は、 嵌合相手の接点を挟み込むための2本のアームを備えた
    対向接点である請求項2または3記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングは、 比誘電率が異なる絶縁材料からなる、嵌合方向と直交す
    る面で二分される前記嵌合面を含む第1のインシュレー
    タ及び前記コンタクトブロックが圧入される面を含む第
    2のインシュレータを有する請求項1乃至4のいずれか
    1項記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記第1のインシュレータ及び前記第2
    のインシュレータは、前記信号用コンタクトが内設され
    るシグナル端子孔と前記接地用端子が内設されるグラン
    ド端子孔とをそれぞれ備え、 前記第1のインシュレータが備えるシグナル端子孔及び
    グランド端子孔が、前記第2のインシュレータが備える
    シグナル端子孔及びグランド端子孔よりも大きい幅で形
    成された請求項1乃至5のいずれか1項記載のコネク
    タ。
  7. 【請求項7】 前記接地用端子は、 前記モールドブロックに保持された信号用コンタクトの
    配列方向と平行に、かつ該信号用コンタクトから、該配
    列方向と直交する方向に配置された隣接する前記信号用
    コンタクトの配置ピッチの1/2以下の距離で固定され
    る請求項1乃至6のいずれか1項記載のコネクタ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項記載のコ
    ネクタと嵌合するコネクタであって、 嵌合時に前記信号用コンタクトと接触する信号用ピンコ
    ンタクトと、 嵌合時に前記接地用端子と直交する向きで接触する、複
    数のエンボスが設けられた板状の接地用ピン端子と、 前記信号用ピンコンタクトを係止固定するためのシグナ
    ル端子溝、及び前記接地用ピン端子を係止固定するため
    のグランド端子溝がそれぞれ設けられたハウジングと、
    を有するコネクタ。
  9. 【請求項9】 前記接地用ピン端子に設けられた複数の
    エンボスのうち、前記ハウジングへの固定時に前記グラ
    ンド端子溝内に位置する基部に設けられたエンボスが、
    最も高く形成された請求項8項記載のコネクタ。
  10. 【請求項10】 前記接地用ピン端子は、 前記基部を底辺とする、板厚方向に曲げられたL字状の
    延長部と、 前記延長部の先端を前記L字の内側に屈曲させて成る屈
    曲部と、を備え、 前記ハウジングに、 前記屈曲部を挿入して前記延長部を保持するための溝が
    形成された請求項9項記載のコネクタ。
  11. 【請求項11】 前記延長部は、 前記モールドブロックに保持された信号用コンタクトの
    配列方向と平行に、かつ前記信号用ピンコンタクトか
    ら、前記配列方向と直交する方向に配置された隣接する
    前記信号用ピンコンタクトの配置ピッチの1/2以下の
    距離に位置するように成形された請求項9項記載のコネ
    クタ。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至7のいずれか1項記載の
    コネクタの製造方法であって、 導電性材料を成形して信号を伝送するための信号用コン
    タクトを形成し、 前記信号用コンタクトをモールド材により保持してモー
    ルドブロックを形成し、 導電性材料を成形して、前記モールドブロックで保持さ
    れた前記信号用コンタクトの配列方向と平行な前記モー
    ルドブロックの一方の側面全域を覆うと共に嵌合面まで
    延長された、前記モールドブロックに固定されて接地電
    位が供給される板状の接地用端子を形成し、 前記接地用端子を前記モールドブロックに固定してコン
    タクトブロックを形成し、 比誘電率が異なる絶縁材料から成る、嵌合面を含む第1
    のインシュレータ及び前記コンタクトブロックが圧入さ
    れる面を含む第2のインシュレータをそれぞれ成形し、 該第1のインシュレータ及び第2のインシュレータを組
    み合わせてハウジングを形成し、 前記コンタクトブロックを前記第2のインシュレータ側
    から所定数だけ前記ハウジング内に圧入して固定するコ
    ネクタの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至11のいずれか1項記載
    のコネクタの製造方法であって、 導電性材料を成形して、信号を伝送するための信号用ピ
    ンコンタクトを形成し、 導電性材料を成形して、接地電位が供給される、複数の
    エンボスが設けられた板状の接地用ピン端子を形成し、 絶縁材料からなる、前記信号用ピンコンタクトを係止固
    定するためのシグナル端子溝、及び前記接地用ピン端子
    を係止固定するためのグランド端子溝をそれぞれ備えた
    ハウジングを形成し、 前記信号用ピンコンタクトを前記シグナル端子溝に所定
    数だけ圧入固定し、前記接地用ピン端子を前記グランド
    端子溝に所定数だけ圧入固定するコネクタの製造方法。
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