JP2003256871A - 形状モデル生成方法及び装置、並びにこの方法の実行プログラムとこの実行プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

形状モデル生成方法及び装置、並びにこの方法の実行プログラムとこの実行プログラムを記録した記録媒体

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JP2003256871A
JP2003256871A JP2002055211A JP2002055211A JP2003256871A JP 2003256871 A JP2003256871 A JP 2003256871A JP 2002055211 A JP2002055211 A JP 2002055211A JP 2002055211 A JP2002055211 A JP 2002055211A JP 2003256871 A JP2003256871 A JP 2003256871A
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Yuji Ishikawa
裕治 石川
Isao Miyagawa
勲 宮川
Yoshiori Wakabayashi
佳織 若林
Tomohiko Arikawa
知彦 有川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点密度が不均一で多少の位置誤差を含む3次
元点の位置情報から元の複数の物体形状及び配置をデー
タ量の少ない形状モデルとして出力する。 【解決手段】 レイヤ生成装置102は、3次元点群を
位置が近いグループ同士でグループ分けしレイヤを生成
する。クラスタ生成装置103は、併合チェック装置1
04での併合可の判定を基に、レイヤを初期クラスタと
するクラスタのペアを順次併合する。併合チェック装置
104は、クラスタのペアに対し、それぞれの点集合を
含む2次元図形を作成し、上下のレイヤに属する点が該
2次元図形に含まれる場合は併合不可と判定し併合失敗
リストに記録して、既に併合失敗リストにあるペアを含
むクラスタのペアには併合不可と判定する。3次元モデ
ル生成装置106は、最終的な各クラスタに対し2次元
図形を作成し、各辺に垂直面を付加して柱状モデルを作
成し、配置を決定して形状モデルを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平および垂直の
面から構成されると見なすことが可能な3次元形状物体
から、物体表面上の3次元的な位置を計測した複数の点
を用い、水平および垂直の面で構成される3次元図形を
作成し、元の物体の形状モデルを生成する方法および装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実在する多くの3次元物体は複雑な形状
をしているが、3次元物体を水平および垂直の面から構
成されると見なし、形状モデルを作成することは、実世
界を単純化し、計算機によって実世界をより簡単に扱う
方法として、広く利用されている。具体的には、都市の
建物モデル作成処理やロボットの障害物回避処理などで
利用されている(参考文献1:第10回機能図形情報シ
ステムシンポジウム講演論文集、1999年4月「都市
3次元地図を用いた防災情報提供システム」大谷尚通、
石川裕治、桑田喜隆、井上潮)。
【0003】以下の説明では、3次元位置を持つ点の集
合を3次元点群と呼ぶことにする。
【0004】最初に、3次元位置の取得方法に関する従
来技術を説明する。非接触で物体表面の点の3次元位置
を得る技術としては、大きく分けて以下の2つがある
(参考文献2:「三次元画像計測」井口征士、佐藤宏
介、昭晃堂)。
【0005】技術1:対象物体にレーザーや超音波など
を発射し、反射に要する時間によって対象点までの距離
を計測する。物体表面を順次走査することによって、物
体表面全域の3次元位置を測定する。
【0006】技術2:対象物体の画像や映像から、人間
の知覚・認識手法と同様の方法により3次元形状を得
る。つまり、人間が両眼の視差から物体形状を得ること
に相当するステレオ画像法や、運動している物体を撮影
した映像から、物体の各部分がどのように移動している
かで物体形状を得る、オプティカルフロー、といった手
法がある。
【0007】技術1は計測機器方向から見えるすべての
点の3次元位置を計測できるが、表面の材質やなめらか
さによって反射状態が変わるためノイズを含むことがあ
り、周辺の点との平均値をとるなどして位置の精度を上
げる必要がある。
【0008】一方、技術2では複数の画像間で対応関係
を正しくとることができれば、幾何的な条件を用いて、
測定対象となる表面の点の3次元位置を取得できる。し
かしながら、対応関係がとりやすい、例えば、物体の角
やなんらかの印がついている部分の位置だけが計測され
ることが多い。
【0009】以上のようにして得られる3次元点群は、
位置に対して多少の誤差や、分布に対してばらつきを持
つことがあり、その点を考慮する必要がある。また、測
定方向から見えない部分については、3次元点群を取得
できないので、測定方向から見える表面部分に対しての
み形状モデルを作成する。測定方向に対して裏面を持つ
ような物体に対しては、複数の測定方向から計測および
モデル作成を行い、それらを統合して、最終的なモデル
を作成することになる。
【0010】上記のような計測方法によって3次元点群
が取得できた時、その3次元点群を使って、元の物体の
形状モデルを作成する方法としては、大きく分けて以下
の2つがある。
【0011】方法1:図12を用いて説明する。3次元
点群を、測定方向から見た2次元平面に散らばる点集合
と見なし、その点集合に対して、三角形分割を作成す
る。つまり、点集合に対して凸包を作成し、各点を頂点
とする3角形で、その凸包を埋め尽くすように、3角形
の集合を構成する。そのようにして得られた2次元の3
角形の集合を3次元点群に対応づけて、3次元点群の表
面を覆い尽くすような三角形の集合を得る。その集合全
体が表現する多面体を形状モデルとして出力する(参考
文献3:「計算幾何学」今井浩、今井桂子、共立出版、
69ぺ一ジ)。
【0012】方法2:事前に物体の形状モデルを複数用
意しておき、3次元点群が与えられた時点で、その点群
にもっとも適合するモデルを、対象物体の形状モデルと
して選択する方法である。形状モデルとしては固定的な
ものばかりでなく、スケールや辺の長さなど、いくつか
のパラメータを持っており、点群が与えられた時点で、
その点群にもっとも適合するようにパラメータを算出
し、形状モデルとして最終的に出力する、ということも
できる。
【0013】例えば、特開2001−22936(参考
文献4:「3次元形状生成装置」、特願平11−194
189号、富士通株式会社)では、3次元点群に対し
て、三角形分割を作成することで得られた三角形の多面
体を、その形状モデルとする方法を示している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、参考文献4の
方法では、3次元点群の数が多くなった場合、面の数が
非常に多くなり、その多面体を形状モデルとするにはデ
ータ量が大きいので、そのままでは十分なモデル化がな
されているとは言えない。
【0015】この問題に対し、三角形分割に依って得ら
れた多数の面を、水平に近い面と垂直に近い面に分類
し、統合することで、垂直面と水平面からなるモデルを
生成することが考えられる。しかし、それぞれの三角形
面は非常に狭い範囲の3点だけから作成されており、大
域的に見て、その三角形面周辺の正しい角度を反映して
いるとは言えない。特に、[従来の技術]の項で述べた
ように、点の位置に多少の誤差が含まれることが考えら
れるので、局所的な面の角度だけからモデル形状を決め
るのは危険である。
【0016】一方、上記方法2の利用は、主に単体の物
体形状の推定に利用されている。平面上に複数の物体が
配置されているような状態を計測し、3次元点群を得た
場合には、3次元点群のどの部分にどのモデルを当ては
めていけばいいのか、明確な基準を示すことは難しい。
また、当然ながら、事前に用意されたモデルにうまく当
てはまらないような形状を持つ物体には適用できない。
【0017】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、点の密度が不均一で、多
少の位置誤差を含むような、3次元の点の位置情報だけ
から、元の複数の物体形状および配置を、データ量の少
ない形状モデルとして出力することができ、また、点群
の上下関係に対して矛盾のない形状モデルを高速に生成
することができる、3次元点群からの形状モデル生成方
法および装置を提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、複数の点の3次元位置情報から、元の形
状を復元する3次元点群からの形状モデル生成方法であ
って、点の集合を層状グループにグループ分けする層状
グループ生成手順と、該層状グループを初期のグループ
集合としてグループ集合の併合候補について併合の可否
を判定する併合判定手順と、該併合が可であると判定さ
れた併合候補を順次併合してグループ集合を生成するグ
ループ集合生成手順と、該グループ集合から形状モデル
を生成するモデル生成手順と、を備えることを特徴とす
る形状モデル生成方法を手段とする。
【0019】あるいは、上記の形状モデル生成方法にお
いて、層状グループ生成手順では、点の集合を層状にグ
ループ分けする手順と、該層状に分けられた各グループ
の中で、さらに位置が近い点同士を集めて層状グループ
としてグループ分けする手順と、を備えることを特徴と
する形状モデル生成方法を手段とする。
【0020】あるいは、上記の形状モデル生成方法にお
いて、併合判定手順では、併合後に同一のグループに含
まれるグループ集合に対し2次元図形を作成する手順
と、該グループ集合から作成した2次元図形が、該グル
ープ集合が属する層より奥にある層の点を、2次元配置
で考えた場合に、含むか含まないかで併合の可/不可を
判定する手順と、を備えることを特徴とする形状モデル
生成方法を手段とする。
【0021】あるいは、上記の形状モデル生成方法にお
いて、併合判定手順では、併合が不可である判定した併
合候補を記録しておく手順と、併合が不可と判定された
それぞれのグループ集合と別々に併合する複数のグルー
プ集合の併合の可/不可を判定する際に、該記録に基づ
いて併合が不可である判定する手順と、を備えることを
特徴とする形状モデル生成方法を手段とする。
【0022】あるいは、上記の形状モデル生成方法にお
いて、グループ集合生成手順では、併合判定手順におい
て、併合が可であると判定されたグループ集合の併合候
補を順次併合して、併合前の各グループ集合から構成さ
れるそれぞれの2次元図形を包含するという性質をもつ
2次元図形を構成するグループ集合を生成する手順と、
該併合判定手順において、グループ集合から作成した2
次元図形が、該グループ集合が属する層より奥にある層
の点を、2次元配置で考えた場合に、含むとして併合が
不可であると判定された併合候補の併合を取りやめる手
順と、を備えることを特徴とする形状モデル生成方法を
手段とする。
【0023】あるいは、上記の形状モデル生成方法にお
いて、モデル生成手順では、グループ集合生成手順で最
終的に生成されたグループ集合に対して2次元図形を生
成する手順と、該2次元図形の各辺から、該2次元図形
とは垂直な面を生成することで柱状の形状モデルを作成
する手順と、該2次元図形を作成した3次元点の位置か
ら、該柱状モデルの配置を決定することで、柱状モデル
全体を一つの形状モデルとする手順と、を備えることを
特徴とする形状モデル生成方法を手段とする。
【0024】あるいは、複数の点の3次元位置情報か
ら、元の形状を復元する3次元点群からの形状モデル生
成装置であって、点の集合を層状グループにグループ分
けする層状グループ生成部と、該層状グループを初期の
グループ集合としてグループ集合の併合候補について併
合の可否を判定する併合判定部と、該併合が可であると
判定された併合候補を順次併合してグループ集合を生成
するグループ集合生成部と、該グループ集合から形状モ
デルを生成するモデル生成部と、を備えることを特徴と
する形状モデル生成装置を手段とする。
【0025】あるいは、上記の形状モデル生成装置にお
いて、層状グループ生成部は、点の集合を層状にグルー
プ分けする手段と、該層状に分けられた各グループの中
で、さらに位置が近い点同士を集めて層状グループとし
てグループ分けする手段と、を備えることを特徴とする
形状モデル生成装置を手段とする。
【0026】あるいは、上記の形状モデル生成装置にお
いて、併合判定部は、併合後に同一のグループに含まれ
るグループ集合に対し、2次元図形を作成する手段と、
該グループ集合から作成した2次元図形が、該グループ
集合が属する層より奥にある層の点を、2次元配置で考
えた場合に、含むか含まないかで併合の可/不可を判定
する手段と、を備えることを特徴とする形状モデル生成
装置を手段とする。
【0027】あるいは、上記の形状モデル生成装置にお
いて、併合判定部は、併合が不可である判定した併合候
補を記録しておく手段と、併合が不可と判定されたそれ
ぞれのグループ集合と別々に併合する複数のグループ集
合の併合の可/不可を判定する際に、該記録に基づいて
併合が不可である判定する手段と、を備えることを特徴
とする形状モデル生成装置を手段とする。
【0028】あるいは、上記の形状モデル生成装置にお
いて、グループ集合生成部は、併合判定部において、併
合が可であると判定されたグループ集合の併合候補を順
次併合して、併合前の各グループ集合から構成されるそ
れぞれの2次元図形を包含するという性質をもつ2次元
図形を構成するグループ集合を生成する手段と、該併合
判定部において、グループ集合から作成した2次元図形
が、該グループ集合が属する層より奥にある層の点を、
2次元配置で考えた場合に、含むとして併合が不可であ
ると判定された併合候補の併合を取りやめる手段と、を
備えることを特徴とする形状モデル生成装置を手段とす
る。
【0029】あるいは、上記の形状モデル生成装置にお
いて、モデル生成部は、グループ集合生成部で最終的に
生成されたグループ集合に対して2次元図形を生成する
手段と、該2次元図形の各辺から、該2次元図形とは垂
直な面を生成することで柱状の形状モデルを作成する手
段と、該2次元図形を作成した3次元点の位置から、該
柱状モデルの配置を決定することで、柱状モデル全体を
一つの形状モデルとする手段と、を備えることを特徴と
する形状モデル生成装置を手段とする。
【0030】あるいは、上記の形状モデル生成方法にお
ける手順を、コンピュータに実行させるためのプログラ
ムとしたことを特徴とする形状モデル生成方法の実行プ
ログラムを手段とする。
【0031】あるいは、上記の形状モデル生成方法にお
ける手順を、コンピュータに実行させるためのプログラ
ムとし、該プログラムを、該コンピュータが読み取りで
きる記録媒体に記録したことを特徴とする形状モデル生
成方法の実行プログラムを記録した記録媒体を手段とす
る。
【0032】本発明では、3次元点群を層状にグループ
分けして3次元点群全体を層状に分割した各グループの
中で、さらに位置が近い点同士を集めて層状グループと
し、これを初期のグループ集合として併合の判定により
を順次併合して行く。ここで、併合の判定では、併合後
のグループ集合の点の集合を包含する2次元図形を作成
し、そのグループ集合が属する層より奥の層に属する点
が該2次元図形に包含される場合には、該併合を不可と
判定して併合不可の併合候補(ペア)を併合失敗リスト
に記録し、併合失敗リストに記録されている併合候補が
存在するグループの併合候補については、上記の併合判
定をすることなく併合不可と判定する。併合後の各グル
ープ集合に対しては、併合時に作成したものと同じ性質
の2次元図形を作成し、その各辺に垂直面を付加するこ
とで柱状モデルを作成し、2次元図形を作成した3次元
点の位置からこの柱状モデルの配置を決定して形状モデ
ルを生成する。これにより、点の密度が不均一で、多少
の位置誤差を含むような3次元の点の位置情報だけか
ら、元の複数の物体形状および配置を、データ量の少な
い形状モデルとして出力できるようにする。また、併合
失敗リストの活用することにより、点群の上下関係に対
して矛盾のない形状モデルを高速に生成できるようにす
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて詳細に説明する。
【0034】本発明の実施の形態の説明にあたって、図
2に示すように、3次元点群は以下に説明する3軸の直
交座標系xyzに対して、位置が定められているとす
る。3次元点群の計測時の方向と平行にz軸201を設
定する。向きは計測方向とは逆とし、手前にある点や面
ほど、z値が大きくなるものとする。x軸およびy軸は
互いに直交していれば特に向きを定めない。xy平面2
02と平行な面を水平、xy平面と垂直な面を垂直と呼
ぶことにする。
【0035】本発明の一実施形態例の構成を図1に示
す。本実施形態例は、レイヤ生成装置102、クラスタ
生成装置103、併合チェック装置104,3次元モデ
ル生成装置106、3次元点群データベース101、併
合失敗リスト105からなる。
【0036】レイヤ生成装置102は、3次元点群デー
タベース101から3次元点群を読み込み、z値の近い
点同士でグループを作り、3次元点群全体を層状に分割
する。層状に分布する点群の各グループをレイヤと呼ぶ
ことにする。z値が大きなレイヤを上位のレイヤ、z値
が小さなレイヤを下位のレイヤと呼ぶことにする。
【0037】クラスタ生成装置103は、各レイヤに対
して、それぞれ処理を行う。各レイヤでxy平面におけ
る距離が近い点同士でグループを作り、点群全体をグル
ープ分けする。各グループをクラスタと呼ぶことにす
る。クラスタの生成は、小さなクラスタ同士を併合して
いくことで行われる。併合することが可能かどうかは、
併合チェック装置104の処理の結果によって決める。
【0038】併合チェック装置104は、クラスタ生成
装置103から併合したいクラスタのペアを受け取り、
xy平面202において、併合後のクラスタの点の集合
を包含する2次元図形を作成し、そのクラスタが属する
レイヤより下位のレイヤに属する点が、作成した2次元
図形に包含されるかどうかを判定する。包含される場合
には併合不可の結果をクラスタ生成装置103に返す。
【0039】併合チェック装置104で作成される2次
元図形は以下の性質を持つものを作成するとする。「複
数のグループを併合して得られたグループから構成され
る2次元図形は、併合前の各グループから構成されるそ
れぞれの2次元図形を包含する」。
【0040】このような性質を持つ図形としては、例え
ば、凸包や点をすべて含む最小の円などがある。なお、
元の物体形状が、上記のような性質を持たない図形であ
ったとしても、上記の性質をもつ図形を組み合わせるこ
とで、形状を復元できる。
【0041】上記の性質を利用して、併合に失敗したク
ラスタのペアは併合失敗リスト105に記録し、クラス
タのペア(A,B)が併合失敗リスト105に記録され
ている場合には、Aを併合したクラスタとBを併合した
クラスタは、併合チェックをせずとも、併合失敗の結果
を返すようにする。
【0042】3次元モデル生成装置106は、クラスタ
生成装置103によって生成された各クラスタに対し、
併合チェック装置104で作成したものと同じ性質の2
次元図形を作成する。その図形を上面形状とし、各辺に
垂直面を付加することで、個々のクラスタに対し、柱状
の3次元モデルを作成する。最後に、2次元図形を作成
した3次元点の位置から、柱状モデルの配置を決定する
ことで、柱状モデル全体を一つにまとめ、3次元点群に
対する形状モデルとして出力装置107に渡す。
【0043】以下、図1の各構成部分について実施形態
の一例を挙げる。
【0044】3次元点群データベース101は、各点の
IDおよびxyz座標を1行ごとに並べたものでよい。
【0045】レイヤ生成装置102の実施形態例を図3
に示す。
【0046】レイヤ生成装置102はステップ301か
らステップ309までの処理で構成される。全体的な処
理としては、z方向の距離が短いもの同士から順次、併
合して、最終的なレイヤを得る。そのため、併合処理を
どこまで進めるかを明確にするため、最初にレイヤを併
合する最大の距離Dzをセットしておく(301)。3
次元点群をz座標が大きい順に並べてから(302)、
各点を一つのレイヤとして、点の数だけ初期レイヤを作
成する(303)。ステップ304からステップ309
までの処理でレイヤを順次併合していく。まずステップ
304,305で各レイヤ間の距離Diを求める。そし
てDiが最小なレイヤを併合する(306,308)。
ここで、レイヤ間の距離をDzと比較して併合処理を終
了するか判定する(307)。レイヤの併合が進むにつ
れて、z軸方向のレイヤの密度は薄くなり、レイヤの間
隔も拡大していくので、ステップ307の判定処理でル
ープを終えることができる。以上の処理によってz値が
近い点同士を同じレイヤに集めることができる。
【0047】レイヤ作成の方法としては、以上で示した
以外にも、単純に点の間隔が広い部分でレイヤを分けた
り、3次元点群に対しz座標値でヒストグラムを作成
し、点の数が少ないところでレイヤを分ける、などの方
法が考えられる。こうした方法は、Dzのような閾値を
設定しなくて良い、というメリットがある。
【0048】クラスタ生成装置103の実施形態例を図
4に示す。
【0049】クラスタは、最終的に出力される形状モデ
ルの水平面を構成するために、作成される。各レイヤに
は、ほぼ水平に並んだ点が集められているため、各レイ
ヤに対して、クラスタを生成する(401)。クラスタ
生成装置103はレイヤ生成装置102と同様に、レイ
ヤの各点を初期クラスタとして作成し(402)、クラ
スタを順次併合することで、最終的なクラスタを作成す
る。クラスタの併合は、レイヤに含まれる点のペアの距
離の小さい順に行うので、最初にレイヤのすべての点の
ペアを作成し、そのペアを距離の小さい順に並べたリス
トを作成しておく(403)。そして、そのリストが無
くなるまで(404)、一つ一つのペア(pi,pj)
に対して処理を行う(405)。
【0050】piを含むクラスタとpjを含むクラスタ
が、併合の対象となる(406)。しかし、併合はすぐ
に行われず、併合ができるかどうかを、併合チェック装
置104の出力によって決定する(407)。併合が可
能であると判定されれば、実際に2つのクラスタの点集
合を一つにして、併合を実施する(408)。併合によ
って元の2つのクラスタは、別の一つのクラスタになっ
たので、併合失敗リスト105を更新する必要があるの
で、実施する(409)。
【0051】以上の処理により、併合チェック装置10
4による判定に違反しない範囲で、クラスタの併合処理
が進み、レイヤに含まれる点に関して、距離が近いもの
同士で同じグループになるように、クラスタ生成が行わ
れる。
【0052】クラスタを併合する順番の決定方法に関し
ては、階層的クラスタリングという分野で多数の方法が
研究、提案されている(参考文献5:「パソコンによる
データ解析」赤池弘次監修、朝倉書店)。
【0053】次に併合チェック装置104の実施形態例
を図5に示す。
【0054】クラスタに含まれる点の集合に対して、併
合チェック装置104で作成する2次元図形は凸包とす
る。もし、元の物体形状が凹であったとしても、それは
凸な図形の集合として、3次元モデル生成装置106で
形状を得ることができる。また、クラスタに含まれる点
の数が1または2だったとしても、凸包をそれぞれ、点
と線分と定義することで、同様の処理を行うことができ
る。
【0055】併合チェック装置104はクラスタ生成装
置103から併合の候補となっているクラスタのペアを
入力として受け取る(501)。まず最初に併合失敗リ
スト105を参照し、受け取ったペアがリストに存在す
れば直ちに「併合不可」を、クラスタ生成装置103に
返す(502)。存在しない場合には、併合チェックを
実施する。一時的に併合を行ってクラスタを生成し(5
03)、xy平面202上で凸包を作成する(50
4)。同時に、クラスタが属しているレイヤより下位の
レイヤの点をすべてxy平面上にのせ(505)、凸包
がそれらの点を含んでいないか判定する(506)。判
定結果により「併合可」もしくは「併合不可」の結果を
クラスタ生成装置103に返す(508,509)。た
だし「併合不可」の場合には、処理を終える前に、併合
ができないクラスタのペアとして、併合失敗リスト10
5に記録を残す(507)。併合失敗リスト105はク
ラスタのペアを1行毎に書き並べた形式とする。
【0056】最後に3次元モデル生成装置106の実施
形態例を図6に示す。
【0057】3次元モデル生成装置106は、各クラス
タから柱状のモデルデータを作成する。柱状モデルの底
面をどこにするかを決めるために、最初に3次元点群の
中からz座標の最小値Zminを探しておく(601)。
そして、全レイヤの全クラスタに対して(602)、凸
包を作成し(603)、柱状モデルの上面とする。次
に、各クラスタに含まれる点のz座標の平均値を算出し
(604)、Zminをひいて、柱状モデルの高さとする
(605)。以上のようにして、クラスタの数だけ、そ
の点の平均値の高さを持つ柱状モデルが作られると、最
後にz=Zminの水平面をモデル全体の底面として設定
し、その上に、元々の凸包上面の2次元位置に柱状モデ
ルを配置し(606)、全体を一つの形状モデルとし
て、出力装置107に出力する。
【0058】以上のようにして、与えられた3次元点群
に基づく、水平および垂直面から構成される、3次元形
状モデルを出力することができる。
【0059】《数値例》以上に説明した各装置の処理に
対して、具体的な数値例を挙げる。
【0060】計測によって与えられた3次元点群を図7
に平面図(a)と立面図(b)で示す。これらの点群の
座標から3次元点群データベース101は、図8のよう
になる。
【0061】まずレイヤ生成装置102の処理を行う。
ステップ301におけるレイヤの最大限度間隔Dzは1
mと設定する。ステップ306における選択で、Dkの
値が最小となる、kが複数ある場合には、x座標が最小
の点を、x座標が同じ場合にはy座標が最小の点を、含
むレイヤを優先するとすると、レイヤの併合処理は図9
の順番で進む。最終的に{a,b,c,d,e,f}、
{h,g,i}、{j,k,l,m}の3つのレイヤが
出力される。
【0062】次にクラスタ生成装置103の処理を行
う。レイヤ{a,b,c,d,e,f}に対し、ステッ
プ403の処理を行い、点のペアのリストPを図10の
ように作成する。以下、ステップ405〜409の処理
をPの順序に従って行うが、(e,f)までの処理では
ステップ407の判定は常に「併合可」となる。この時
点でクラスタは[a,b,c]と[d,e,f]が作成
され、併合失敗リスト105も空である。次に(b,
d)の処理になると、ステップ407の判定は「併合不
可」となる。
【0063】具体的に併合チェック装置104の処理を
説明すると、(b,d)が処理対象となると、ステップ
406,407により併合チェック装置104には、ク
ラスタのペア[a,b,c]と[d,e,f]が入力さ
れる。ステップ504で[a,b,c,d,e,f]に
対する凸包が作成され、ステップ505,506で包含
判定が行われるが、作られた凸包は図7の平面図(a)
が示すように、xy平面上ではhとiを含んでいる。よ
って、併合失敗リスト105には([a,b,c],
[d,e、f])という記述が書き込まれ、「併合不
可」が返される。以後の処理では、ステップ502の併
合失敗リスト105の参照だけで併合チェック装置10
4の処理が終了するので、処理が高速化される。
【0064】最終的に生成されるクラスタは、レイヤ
{a,b,c,d,e,f}に対しては[a,b,c]
と[d,e,f]、{h,g,i}に対しては[h,
g,i]、{j,k,l,m}に対しては[j,k,
l,m]となる。
【0065】以上の結果に対して、最後に3次元モデル
生成装置106の処理を行い、生成された3次元モデル
を図11に示す。図中の数値は各オブジェクトの高さで
あり、各クラスタのz座標の平均値になっている。
【0066】《利用例》上記に説明した本発明が具体的
に利用される例を示す。
【0067】いずれの例でも3次元点群は得られている
ものとするが、点群の3次元位置の測定方法はどのよう
なものであってもよい。なお、本発明の適用は下記に限
るものではなく、3次元点群が得られていれば、垂直お
よび水平面から成る3次元モデルを生成し、頂点数が少
ない、つまりデータサイズの小さい形状モデルとして利
用可能である。
【0068】利用例1:3次元都市モデル構築 上空からの計測によって得られた3次元点群から、本発
明の手法により、3次元の都市モデルを構築する。斜面
を持つ屋根やドーム型の屋根は近似形状となるものの、
災害シミュレーションや、ビル街のモデル作成には有効
な自動形状作成手段となる。
【0069】次に、市街地の側面を車両などで連続的に
計測し、本発明の手法により、側面の凹凸形状を自動的
に作成する。このモデルを上空から得た建物モデル群と
統合することで、詳細な形状を持った都市モデルを少な
い労力で作成することができる。
【0070】利用例2:非接触型の部品取り付け検査シ
ステム 電化製品などでは、ボードに直方体形状の部品を取り付
ける組立形式が多い。近年の電化製品は小型化が進み、
部品を納める空間が非常に限られている。そのため、組
立後に、正しい部品が正しい位置に正しい高さで取り付
けられているか検査する必要がある。このようなニーズ
に対し、本発明の手法を適用することで、非接触で自動
的に、ボードおよびそこに取り付けられた部品全体の形
状簡易モデルを作成し、高さや位置をコンピュータで高
速にチェックすることができる。
【0071】なお、図1で示した装置における各部の一
部もしくは全部の機能をコンピュータのプログラムで構
成し、そのプログラムをコンピュータを用いて実行して
本発明を実現することができること、あるいは、図3〜
図6で示した処理の手順をコンピュータのプログラムで
構成し、そのプログラムをコンピュータに実行させるこ
とができることは言うまでもなく、コンピュータでその
機能を実現するためのプログラム、あるいは、コンピュ
ータにその処理の手順を実行させるためのプログラム
を、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例え
ば、FD(フロッピーディスク(登録商標))や、M
O、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバブ
ルディスクなどに記録して、保存したり、配布したりす
ることが可能である。また、上記のプログラムをインタ
ーネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供
することも可能である。
【0072】
【発明の効果】本発明により、点の密度が不均一で、多
少の位置誤差を含むような、3次元の点の位置情報だけ
から、元の複数の物体形状および配置を、データ量の少
ない形状モデルとして出力することができる。また、併
合失敗リストの利用により、点群の上下関係に対して矛
盾のない形状モデルを高速に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例の構成を示す図である。
【図2】本発明での3次元点群を説明する図である。
【図3】本発明におけるレイヤ生成装置の処理の実施形
態例を示す図である。
【図4】本発明におけるクラスタ生成装置の処理の実施
形態例を示す図である。
【図5】本発明における併合チェック装置の処理の実施
形態例を示す図である。
【図6】本発明における3次元モデル生成装置の処理の
実施形態例を示す図である。
【図7】計測によって与えられた3次元点群を平面図
(a)と立面図(b)で示した図である。
【図8】本発明における3次元点群データベースの構成
例を示す図である。
【図9】本発明でのレイヤの併合処理の順番の例を説明
する図である。
【図10】本発明でのペアのリストPの作成例を示す図
である。
【図11】本発明による3次元モデル生成装置により生
成された3次元モデルの例を示す図である。
【図12】3次元点群の表面を覆い尽くす三角形の集合
全体で表現する多面体を形状モデルとして出力する従来
の技術を説明する図である。
【符号の説明】
101…3次元点群データベース 102…レイヤ生成装置 103…クラスタ生成装置 104…併合チェック装置 105…併合失敗リスト 106…3次元モデル生成装置 107…出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 佳織 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 有川 知彦 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B046 FA18 5B050 BA07 BA09 EA04 EA28 5L096 AA09 EA35 FA78

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の点の3次元位置情報から、元の形
    状を復元する3次元点群からの形状モデル生成方法であ
    って、 点の集合を層状グループにグループ分けする層状グルー
    プ生成手順と、 該層状グループを初期のグループ集合としてグループ集
    合の併合候補について併合の可否を判定する併合判定手
    順と、 該併合が可であると判定された併合候補を順次併合して
    グループ集合を生成するグループ集合生成手順と、 該グループ集合から形状モデルを生成するモデル生成手
    順と、を備えることを特徴とする形状モデル生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の形状モデル生成方法に
    おいて、 層状グループ生成手順では、 点の集合を層状にグループ分けする手順と、 該層状に分けられた各グループの中で、さらに位置が近
    い点同士を集めて層状グループとしてグループ分けする
    手順と、を備えることを特徴とする形状モデル生成方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の形状モデル生
    成方法において、 併合判定手順では、 併合後に同一のグループに含まれるグループ集合に対
    し、2次元図形を作成する手順と、 該グループ集合から作成した2次元図形が、該グループ
    集合が属する層より奥にある層の点を、2次元配置で考
    えた場合に、含むか含まないかで併合の可/不可を判定
    する手順と、を備えることを特徴とする形状モデル生成
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の形状モデル生成方法に
    おいて、 併合判定手順では、 併合が不可である判定した併合候補を記録しておく手順
    と、 併合が不可と判定されたそれぞれのグループ集合と別々
    に併合する複数のグループ集合の併合の可/不可を判定
    する際に、該記録に基づいて併合が不可である判定する
    手順と、を備えることを特徴とする形状モデル生成方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の形状
    モデル生成方法において、 グループ集合生成手順では、 併合判定手順において、併合が可であると判定されたグ
    ループ集合の併合候補を順次併合して、併合前の各グル
    ープ集合から構成されるそれぞれの2次元図形を包含す
    るという性質をもつ2次元図形を構成するグループ集合
    を生成する手順と、 該併合判定手順において、グループ集合から作成した2
    次元図形が、該グループ集合が属する層より奥にある層
    の点を、2次元配置で考えた場合に、含むとして併合が
    不可であると判定された併合候補の併合を取りやめる手
    順と、を備えることを特徴とする形状モデル生成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の形状
    モデル生成方法において、 モデル生成手順では、 グループ集合生成手順で最終的に生成されたグループ集
    合に対して2次元図形を生成する手順と、 該2次元図形の各辺から、該2次元図形とは垂直な面を
    生成することで柱状の形状モデルを作成する手順と、 該2次元図形を作成した3次元点の位置から、該柱状モ
    デルの配置を決定することで、柱状モデル全体を一つの
    形状モデルとする手順と、を備えることを特徴とする形
    状モデル生成方法。
  7. 【請求項7】 複数の点の3次元位置情報から、元の形
    状を復元する3次元点群からの形状モデル生成装置であ
    って、 点の集合を層状グループにグループ分けする層状グルー
    プ生成部と、 該層状グループを初期のグループ集合としてグループ集
    合の併合候補について併合の可否を判定する併合判定部
    と、 該併合が可であると判定された併合候補を順次併合して
    グループ集合を生成するグループ集合生成部と、 該グループ集合から形状モデルを生成するモデル生成部
    と、を備えることを特徴とする形状モデル生成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の形状モデル生成装置に
    おいて、 層状グループ生成部は、 点の集合を層状にグループ分けする手段と、 該層状に分けられた各グループの中で、さらに位置が近
    い点同士を集めて層状グループとしてグループ分けする
    手段と、を備えることを特徴とする形状モデル生成装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の形状モデル生
    成装置において、 併合判定部は、 併合後に同一のグループに含まれるグループ集合に対
    し、2次元図形を作成する手段と、 該グループ集合から作成した2次元図形が、該グループ
    集合が属する層より奥にある層の点を、2次元配置で考
    えた場合に、含むか含まないかで併合の可/不可を判定
    する手段と、を備えることを特徴とする形状モデル生成
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の形状モデル生成装置
    において、 併合判定部は、 併合が不可である判定した併合候補を記録しておく手段
    と、 併合が不可と判定されたそれぞれのグループ集合と別々
    に併合する複数のグループ集合の併合の可/不可を判定
    する際に、該記録に基づいて併合が不可である判定する
    手段と、を備えることを特徴とする形状モデル生成装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項7から10のいずれかに記載の
    形状モデル生成装置において、 グループ集合生成部は、 併合判定部において、併合が可であると判定されたグル
    ープ集合の併合候補を順次併合して、併合前の各グルー
    プ集合から構成されるそれぞれの2次元図形を包含する
    という性質をもつ2次元図形を構成するグループ集合を
    生成する手段と、 該併合判定部において、グループ集合から作成した2次
    元図形が、該グループ集合が属する層より奥にある層の
    点を、2次元配置で考えた場合に、含むとして併合が不
    可であると判定された併合候補の併合を取りやめる手段
    と、を備えることを特徴とする形状モデル生成装置。
  12. 【請求項12】 請求項7から11のいずれかに記載の
    形状モデル生成装置において、 モデル生成部は、 グループ集合生成部で最終的に生成されたグループ集合
    に対して2次元図形を生成する手段と、 該2次元図形の各辺から、該2次元図形とは垂直な面を
    生成することで柱状の形状モデルを作成する手段と、 該2次元図形を作成した3次元点の位置から、該柱状モ
    デルの配置を決定することで、柱状モデル全体を一つの
    形状モデルとする手段と、を備えることを特徴とする形
    状モデル生成装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から6のいずれかに記載の形
    状モデル生成方法における手順を、コンピュータに実行
    させるためのプログラムとしたことを特徴とする形状モ
    デル生成方法の実行プログラム。
  14. 【請求項14】 請求項1から6のいずれかに記載の形
    状モデル生成方法における手順を、コンピュータに実行
    させるためのプログラムとし、 該プログラムを、該コンピュータが読み取りできる記録
    媒体に記録したことを特徴とする形状モデル生成方法の
    実行プログラムを記録した記録媒体。
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