JP2003256755A - 株式投資シミュレーションシステム - Google Patents

株式投資シミュレーションシステム

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JP2003256755A
JP2003256755A JP2002056714A JP2002056714A JP2003256755A JP 2003256755 A JP2003256755 A JP 2003256755A JP 2002056714 A JP2002056714 A JP 2002056714A JP 2002056714 A JP2002056714 A JP 2002056714A JP 2003256755 A JP2003256755 A JP 2003256755A
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trading
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JP2002056714A
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Tetsuya Habu
哲也 土生
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LEGAL ASSOCIATES Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】企業の経営状況の変化と連動して仮想の株式投
資を行う株式売買シミュレーションゲームを行うための
シミュレーションシステムを提供し、株式投資の初心者
に対して、株式投資が単なるギャンブルではなく企業の
成長に対する投資活動であることの教育等に活用する。 【解決手段】本発明における株式投資シミュレーション
システム200は、企業活動システム210、株式売買
システム220及び資産管理システム230により構成
されている。それぞれのシステムはシステム管理者端末
300に接続されるとともに、インターネット等の通信
ネットワークを通じて参加者端末100に接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、企業の経営状況の
変化と連動して仮想の株式投資を行う株式売買シミュレ
ーションゲームを行うためのシミュレーションシステム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直接金融の活性化が叫ばれる中で、我が
国では株式市場における個人投資家の参加が重要な課題
となっており、そのためにも投資の目的やリスクについ
て正確に理解するための個人投資家への投資教育が必須
であると言われている。
【0003】このような環境下で、近時はいくつかの証
券会社や証券取引市場運営会社が、個人投資家に対して
実在の企業の株式を対象にしたシミュレーションゲーム
を提供している。これらのシミュレーションゲームは実
際の資金を必要とせず、またインターネットを通して取
引を行い易くすることにより、個人投資家が参加しやす
いような工夫がなされている。株価については、実在の
企業のマーケットでの株価が、例えば20分遅れといっ
たルールでそのまま用いられている。
【0004】また、ゲーム専用機やパソコンに用いられ
るゲームソフトの中には、資産形成や会社経営のシミュ
レーションゲームにおいて、仮想企業を想定した株式投
資が行われるように設計されているものも存在する。こ
れらのゲームにおいては、株価は一定の条件下で変動す
るように予めシステムで定められていることが通常であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の証券会
社等が運営するシミュレーションゲームは、実際の株式
マーケットを対象に一定の期間を区切って行われるもの
が多いため、参加者は株式投資の本質的な意味を考えさ
せられることもなく、短期的な値動きや、株価チャート
などのテクニカルな要因を考慮しながら取引を行うこと
が多くなっている。
【0006】一方、個人投資家への投資家教育が進んだ
欧米諸国では、株式は企業の成長を買うものであるとの
原則的な考え方が定着しており、株式投資に占める個人
投資家の比率や長期保有目的の投資の割合が相対的に高
くなっている。また、我が国の株式の発行体である企業
にとっても、従来の持合い株に代わる安定株主として、
また企業の商品やサービスを購入する応援団としての個
人投資家作りが重要な課題になっており、株主優待等に
よって企業の顧客層と一致するような個人株主作りが積
極化しているところである。
【0007】このような状況下において、個人投資家へ
の投資家教育を目的にするためには、購買を通して企業
活動に参加すると共に、当該企業の一部を所有し、当該
企業の成長に伴う株価の上昇を通じてリターンを受け取
る、という株式投資に対する原則を学ぶことができるよ
うなシミュレーションゲームが存在することが望まし
い。
【0008】そのためには、単にマーケットで実在する
株価や予めシステムで定められた株価の変動で投資の結
果が決まるのではなく、商品の購買やサービスの利用に
より企業活動に貢献するとともに、その結果が企業の成
長として中長期的に株価に反映されて株式のリターンと
して得られるようなシミュレーションを体験できる仕組
みが必要である。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題に対応するため
に、本発明は、仮想の株式投資を行う株式売買シミュレ
ーションゲームを行うためのシミュレーションシステム
であって、企業情報を管理する企業情報管理手段と、前
記企業に関する株式の売買を行う株式売買手段と、前記
株式への投資に参加する参加者の資産状況を管理する資
産管理手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】この発明により、企業の情報を参照しなが
ら仮想の株式投資を行って資産の増加を目指すシミュレ
ーションゲームを提供することにより、参加者に企業情
報と関連付けた株式投資を仮想的に経験させて投資家教
育を行うことができる。
【0011】前記参加者には通信ネットワークを通じて
参加する複数の参加者が含まれており、前記資産管理手
段は前記参加者別の資産状況を管理することを特徴とす
ることもできる。前記資産管理手段は前記参加者別の資
産状況を記録しており、前記資産状況を参照して前記参
加者の順位付けを行う手段を有することを特徴とするこ
ともできる。
【0012】この構成においては、インターネット等の
通信ネットワークを用いることにより、多くの参加者が
参加することで市場に厚みをもたせた実践的なシミュレ
ーションゲームを提供し、さらに前記参加者の順位付け
を行うことによりゲーム性を高め、より多くの投資家の
参加を促すことができる。参加者はネットワーク端末と
して、パソコン、携帯電話、PDA等を用いることがで
きる。順位付けは資産残高によっても、投資利回りその
他の指標によってもよい。
【0013】前記企業情報管理手段は、仮想企業に関す
る情報を管理するものであることを特徴とすることもで
きる。また、前記企業情報管理手段は、通信ネットワー
クを通じて第二の参加者と接続されており、前記第二の
参加者が企業情報に関する前提条件を設定することを特
徴とすることもできる。
【0014】投資の対象となる企業は実在の企業であっ
ても構わないが、この構成においては仮想企業とするこ
とにより、ゲームの設定に自由度を持たせ、また参加者
が対象となる企業の経営側にも参加することにより、経
営者という逆の側面からの投資教育を行うこともでき
る。
【0015】前記企業情報管理手段は、前記企業の販売
する仮想商品又は仮想サービスに関する情報を含んでお
り、前記参加者が前記仮想商品又は前記仮想サービスを
購入すると、前記企業の財務データに反映されることを
特徴とすることもできる。また、前記財務データは定期
的に更新され、前記財務データの少なくとも一部を前記
参加者が参照できることを特徴とすることもできる。
【0016】この構成においては、参加者が実際に仮想
の消費活動を行うことにより、日常的な消費活動が株価
の変動に結びついていることを体験することが可能にな
る。これらの消費活動は、例えば1日や1週間を1年と
置き換えて決算を行い、企業の財務データを作成して、
株価を検討する材料とすることができる。インターネッ
ト等の通信ネットワークを用いることで、参加者を大幅
に拡大することが可能となり、財務データの集計におい
ても特定の参加者の恣意的な行動によりデータを操作す
ることが困難になるため、ゲームの公平性と信頼性を高
めることができる。
【0017】前記企業情報管理手段は、前記企業の経営
状況に関する経営情報を記録しており、前記経営情報を
画像により表示して前記参加者が前記画像を参照できる
ことを特徴とすることもできる。
【0018】この構成においては、例えば企業の経営状
況が良好であれば企業が繁栄している状態を表した画像
を表示するなど、企業の経営状態の変化を画像によって
表現することで、参加者が視覚的にゲームを楽しむよう
にすることができる。例えば、企業を表すキャラクター
を表示して、そのキャラクターを成長させることによっ
てゲームを競うようにしてもよい。
【0019】前記株式売買手段は前記株式の株価を算出
して前記参加者に前記株価を参照させることが可能であ
り、前記参加者からの前記株式の売買注文を受け入れて
売買を執行することを特徴とすることもできる。
【0020】この構成においては、参加者に株価を参照
させて売買を執行することにより、実際の株式市場と同
様の取引体験をすることが可能になる。
【0021】前記株式売買手段は前記企業情報管理手段
から前記財務データを取得して、前記財務データから前
記参加者が売買する株式の株価を算出することを特徴と
することもできる。前記株式売買手段は、株価評価に関
する標準的な指標を記録していて、前記指標を参照して
前記参加者が売買する株式の株価を算出することを特徴
とすることもできる。
【0022】この構成においては、株式売買手段と企業
情報管理手段を連携させることにより、企業活動が株価
に反映され、参加者は企業活動と株価の関連性を現実と
同じモデルで体験することができる。株価の算出に際し
ては、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍
率)などの株価評価に用いられる指標の一般的な値を記
録しておくことにより、株価の算出方法をより実践的な
ものとすることができる。これらの指標値は、現実のマ
ーケットデータを反映した外部のデータベースと連動さ
せて、より実体験に近い感覚を経験できるように構成し
てもよい。
【0023】前記株式売買手段は、前記参加者から受け
入れた前記株式の売り注文と前記株式の買い注文を対照
させることにより、前記株式の売買注文を成立させるこ
とを特徴とすることもできる。また、前記株式売買手段
は、前記株式の売り注文、買い注文又は最新の約定価格
のうち少なくとも一つに関する情報を前記参加者が参照
できることを特徴とすることもできる。
【0024】この構成においては、取引を売りと買いの
いわゆる「板寄せ」により約定させ、より現実の市場に
近い取引を体験することができる。また、いわゆる売り
と買いの「板」又は現在値を表示して、参加者の投資判
断材料にすることができる。
【0025】前記資産管理手段は、前記参加者の資産状
況を記録しており、前記資産状況を前記参加者が参照で
きることを特徴とすることもできる。
【0026】この構成においては、参加者がシミュレー
ションゲームの結果について、随時確認することができ
る。
【0027】前記資産管理手段は、前記株式売買手段か
ら前記参加者が行った株式の売買に関する情報を取得し
て、前記資産状況に前記売買による資産の増減を反映さ
せることを特徴とすることもできる。前記資産管理手段
は、前記株式売買手段から前記株式の売り注文、買い注
文又は最新の約定価格のうち少なくとも一つから前記株
式に関する時価情報を取得して、前記資産状況に前記時
価情報を反映させることを特徴とすることもできる。
【0028】この構成においては、参加者が行った最新
の取引や最新の株価を資産状況に反映することが可能で
あり、参加者は実際の市場に近い臨場感を持ってシミュ
レーションゲームを行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、以下
に図面を用いて説明する。
【0030】図1は、本発明の概要を示す図である。図
2〜図5は、それぞれ本発明の第1〜第4の実施形態を
示す図である。図6は、本発明における参加者端末画面
の例を示す図である。図7、図8は、それぞれ本発明に
おける参加者の順位付けについて第1、第2の例を示す
図である。図9、図10は、それぞれ本発明の第1、第
2の実施形態におけるフローチャートである。
【0031】図1において株式投資シミュレーションシ
ステムは、企業活動、株式売買及び資産管理の3つの機
能を備えている。さらに、当該シミュレーションシステ
ムはパソコン、携帯電話、PDA、ゲーム機等のネット
ワーク端末と通信ネットワークを通じて接続されてお
り、多くの参加者がシミュレーションゲームに参加でき
るよう構成されている。
【0032】当該シミュレーションゲームは実際の市場
と同様に、参加者が多いほど個々の参加者の恣意的な行
動に左右されにくくなるため、安定性と信頼性に優れた
シミュレーションを提供することができる。そのために
は、ネットワークで接続されて多くの参加者を得られる
ことが必要であり、さら前記通信ネットワークはインタ
ーネットなどのオープンなネットワークであることが望
ましい。
【0033】本発明の第1の実施形態について、図2を
用いて説明する。図2において株式投資シミュレーショ
ンシステム200は、企業活動システム210、株式売
買システム220及び資産管理システム230により構
成されている。それぞれのシステムはシステム管理者端
末300に接続されるとともに、インターネット等の通
信ネットワークを通じて参加者端末100に接続されて
いる。
【0034】企業活動システム210は、株式投資の対
象となる企業の商品販売等の企業活動や、企業活動の結
果を反映した財務情報管理の機能を有しており、商品情
報表示部211、商品売買受付部212、企業情報表示
部213及び財務情報算出部214を含んでいる。
【0035】シミュレーションゲームの主催者等のシス
テム管理者が企業の提供する商品やサービスについての
前提条件を設定すると、その情報が商品情報表示部21
1に表示され、参加者はこれを参照して自己に与えられ
た予算の範囲で欲しいと思う商品等を購入する。購入は
商品売買受付部212を通じて行われ、財務情報算出部
214では参加者が購入した売上を集計し、システム管
理者端末300から設定した原価率などの前提条件を参
照して、一定期間ごとに決算を行う。集計結果は決算情
報として扱われるが、1日単位であっても1週間単位で
あってもよい。こうして算出された決算情報や財務情
報、また商品等の販売状況などが企業情報表示部213
に表示される。
【0036】企業情報の表示については、数値情報とし
て表示してもよいが、数値の評価を画像により表現する
ことにより、企業の成長を視覚的に表現することができ
れば、よりゲーム性を高めて一層の参加者の拡大を促す
ことができる。
【0037】株式売買システム220は、株価を算出し
て売買を執行する機能を有しており、株価表示部22
1、株式売買受付部222、株価算出部223及び指標
記憶部224を含んでいる。
【0038】株価算出部223では、財務情報算出部2
14からデータを受け取って、指標記憶部224を参照
しながらそれぞれの企業の株価を算出する。株価の算出
は、例えば当該企業の財務データからEPS(1株あた
り純利益)を抽出し、指標として市場平均のPER(株
価収益率)を乗じるなど、財務データと市場の平均的な
指標を用いることによって、システムによって決定され
る。指標記憶部224のデータは、システム管理者が設
定してもよいし、市場データを反映した外部データベー
スと連携させて、現実の市場の動きを反映することとし
てもよい。
【0039】このようにして決められた株価は株価表示
部221に表示され、参加者はこれを参照して株式の売
買を決定する。売買の注文は参加者端末100から株式
売買受付部222に対して行われる。
【0040】資産管理システム230は、参加者各々の
株式投資の結果を反映した資産状況を管理する機能を有
しており、資産残高表示部231及び資産残高記憶部2
32を含んでいる。
【0041】資産残高記憶部232は、シミュレーショ
ンゲームのスタート時にシステム管理者300から初期
の残高の設定を受けるとともに、株式売買受付部222
が受信したデータから、参加者別に資産の増減を記録す
る。システム管理者は、例えば給与の支払いのように、
一定期間ごとの資産残高に現金を追加してもよい。ま
た、株価算出部223のデータから時価を受信して、参
加者が保有する株式の残高を算出して記録する。当該残
高情報は資産残高表示部231に表示され、参加者が参
照することができる。
【0042】図6は、参加者端末100に表示される画
面の例を示している。画面には、少なくとも商品情報表
示部211、企業情報表示部213、株価表示部221
及び資産残高表示部231から受信した情報を表示する
部分が含まれる。図6においては、企業情報は画像で表
示されており、会社の繁栄の状態が視覚的に表示されて
いて、参加者は株価の上昇が企業の成長を反映したもの
であることを実感することができる。
【0043】本発明の第2の実施形態について、図3を
用いて説明する。図3において株式投資シミュレーショ
ンシステム200は、第1の実施形態の場合と同様に企
業活動システム210、株式売買システム220及び資
産管理システム230により構成されており、システム
管理者端末300に接続されるとともに、インターネッ
ト等の通信ネットワークを通じて参加者端末100に接
続されている。
【0044】この場合、企業活動システム210及び資
産管理システム230の機能、構成は、第1の実施形態
の場合と同様である。
【0045】株式売買システム220においては、表示
された企業情報や株価情報等を参照して、参加者が自己
の売買したい株式についての株数及び株価についての情
報を入力して、株式売買受付部222に売買注文を行
う。これらの情報は株式売買執行部225に集中され、
いわゆる「売り板(例えば500円に2000株)」と
「買い板(例えば490円に3000株)」の「板寄せ
(売り板と買い板が一致したところで売買を成立させ
る)」を行うことにより、売買が執行される。株式売買
執行部225で成立した最新の売買条件が株価として株
価表示部221に表示され、また株価を当該企業の財務
情報算出部214と参照して、株価指標算出部226に
おいてPER等の株価評価指標を算出し、参加者への投
資参考情報として指標表示部227に当該指標が表示さ
れる。
【0046】本発明の第3の実施形態について、図4を
用いて説明する。図3において株式投資シミュレーショ
ンシステム200は、第1の実施形態の場合と同様に企
業活動システム210、株式売買システム220及び資
産管理システム230により構成されていて、インター
ネット等の通信ネットワークを通じて参加者端末100
に接続されている。企業活動システム210は、企業経
営に参加する第2の参加者とも、インターネット等の通
信ネットワークを通じて接続されている。システム管理
者端末300は、株式売買システム220及び資産管理
システム230と接続されている。
【0047】この実施形態においては、企業活動システ
ム210における前提条件を一般の参加者が設定するこ
とにより、投資家側だけでなく企業経営側にも立って、
市場における株価に対する見方、株価を意識した経営の
あり方についての仮想体験をすることができる。
【0048】尚、株式売買システム220の構成は、第
1又は第2いずれの実施形態によるものでも構わない。
【0049】本発明の第4の実施形態について、図5を
用いて説明する。図5において株式投資シミュレーショ
ンシステム200は、企業活動システム210、株式売
買システム220、資産管理システム230及び順位付
けシステム240により構成されていて、インターネッ
ト等の通信ネットワークを通じて参加者端末100に接
続されている。
【0050】順位付けシステム240は、参加者の資産
残高等から順位付けを行う機能を有しており、順位表示
部241及び順位算出部242を含んでいる。
【0051】順位付けシステム240では、それぞれの
参加者の資産残高記録部232から資産残高に関するデ
ータを受信し、順位算出部242が参加者のランキング
を算出する。ランキングの基準は、資産残高を基準にす
るものであっても、投資利回りを基準にするものであっ
てもよい。ランキングは順位表示部241に表示され
て、参加者端末100から参照することができる。これ
を参照させることにより、参加者のゲームに参加する熱
意を高めることができる。
【0052】図7、図8は、それぞれ資産残高、投資利
回りを基準にした場合の投資成績のランキングを示す画
面の例である。手持金額、スタート時期などの初期条件
が全ての参加者について同一であれば、いずれの基準に
よっても結果は同一となるが、初期条件が異なる場合は
投資利回りを基準にすることにより、より公平なランキ
ングを行うことができる。
【0053】次に、本発明の第1の実施形態におけるフ
ローについて、図9のフローチャートを用いて説明す
る。
【0054】まず、システム管理者が、企業活動システ
ム210に対して商品等の情報を設定する(S00
1)。その商品等に関する情報を参加者に対して表示す
ると(S002)、参加者が希望する商品等を購入する
(S003)。企業活動システム210はこれらの購入
データを集計して一定期間ごとに決算を行い、当該企業
の財務情報を算出する(S004)。
【0055】次に、システム管理者がPER等の株価指
標を設定すると(S005)、株式売買システム220
は当該企業のEPS等の財務情報を参照し、これらのデ
ータから当該企業の株価を算出して表示する(S00
6)。この株価を参照して、参加者は株式の売買を行い
(S007)、その結果が資産管理システム230で参
加者別の保有資産として算出される(S008)。参加
者の保有資産については、例えば定期的な現金の追加な
どシステム管理者から保有資産の前提条件が設定される
(S009)。これらを反映した参加者別の資産残高が
資産管理システム230に記録され(S010)、参加
者は当該残高を参照し、その増減を競うことができる
(S011)。
【0056】本発明の第2の実施形態におけるフローに
ついて、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0057】システム管理者が企業活動システム210
に対して商品等の情報を設定し、購入データから決算を
行って当該企業の財務情報を算出するまでのフローは、
第1の実施形態と同様である(S101〜S104)。
【0058】ここで算出された財務情報に対して、当該
企業の最新の株価と対照させることにより、PER等の
株価指標を算出して表示する(S105)。この情報を
参照して参加者が株式の売買注文を出すと(S10
6)、株式売買システム220は売買注文のいわゆる
「板寄せ」を行って、売買を執行する(S107)。売
買の「板」に関する情報は気配値として、また最新の約
定価格については株価として表示され(S108)、こ
れらの情報を参加者が参照して(S109)、さらに注
文するステップへと進む(S106)。
【0059】また、売買が執行されると(S107)、
その結果は資産管理システム230で参加者別の保有資
産として算出され、以下のフローは第1の実施形態と同
様である(S110〜S113)。
【0060】
【発明の効果】本発明により、株式投資の初心者や学生
などに対して、株式投資が単なる値動きをとらえたギャ
ンブルではなく、企業活動に直結した企業の成長が反映
される投資活動であることを、体験を通じて理解するこ
とができる。この効果は、インターネット等のオープン
ネットワークを活用して多数の参加者が参加することに
より、初めて生じ得るものである。
【0061】こうした投資家教育によって、株式市場に
参加する投資家の裾野を広げることが可能になり、直接
金融の充実が叫ばれる中での証券市場の活性化に対する
効果を生じさせることができる。
【0062】また証券会社や証券取引市場運営会社にと
っては、本発明を娯楽性の高い実施形態としてプロモー
ションツールとして活用することにより、顧客層の拡大
に結びつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を表す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施形態を示す図である。
【図6】本発明における参加者端末画面の例を示す図で
ある。
【図7】本発明における参加者の順位付けについて第1
の例を示す図である。
【図8】本発明における参加者の順位付けについて第2
の例を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施形態におけるフローチャー
トである。
【図10】本発明の第2の実施形態におけるフローチャ
ートである。
【符号の説明】
100 参加者端末 200 シミュレーションシステム 210 企業活動システム 211 商品情報表示部 212 商品売買受付部 213 企業情報表示部 214 財務情報算出部 220 株式売買システム 221 株価表示部 222 株式売買受付部 223 株価算出部 224 指標記憶部 225 株式売買執行部 226 指標算出部 227 指標表示部 230 資産管理システム 231 資産残高表示部 232 資産残高記憶部 240 順位付けシステム 241 順位表示部 242 順位算出部 300 システム管理者端末

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想の株式投資を行う株式売買シミュレ
    ーションゲームを行うためのシミュレーションシステム
    であって、企業情報を管理する企業情報管理手段と、前
    記企業に関する株式の売買を行う株式売買手段と、前記
    株式への投資に参加する参加者の資産状況を管理する資
    産管理手段と、を備えたシミュレーションシステム。
  2. 【請求項2】 前記参加者には通信ネットワークを通じ
    て参加する複数の参加者が含まれており、前記資産管理
    手段は前記参加者別の資産状況を管理することを特徴と
    する請求項1記載のシミュレーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記資産管理手段は前記参加者別の資産
    状況を記録しており、前記資産状況を参照して前記参加
    者の順位付けを行う手段を有することを特徴とする請求
    項2記載のシミュレーションシステム。
  4. 【請求項4】 前記企業情報管理手段は、仮想企業に関
    する情報を管理するものであることを特徴とする請求項
    1乃至3記載のシミュレーションシステム。
  5. 【請求項5】 前記企業情報管理手段は、通信ネットワ
    ークを通じて第二の参加者と接続されており、前記第二
    の参加者が企業情報に関する前提条件を設定することを
    特徴とする請求項4記載のシミュレーションシステム。
  6. 【請求項6】 前記企業情報管理手段は前記企業の販売
    する仮想商品又は仮想サービスに関する情報を含んでお
    り、前記参加者が前記仮想商品又は前記仮想サービスを
    購入すると、前記企業の財務データに反映されることを
    特徴とする請求項1乃至5記載のシミュレーションシス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記財務データは定期的に更新され、前
    記財務データの少なくとも一部を前記参加者が参照でき
    ることを特徴とする請求項6記載のシミュレーションシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記企業情報管理手段は前記企業の経営
    状況に関する経営情報を記録しており、前記経営情報を
    画像により表示して前記参加者が前記画像を参照できる
    ことを特徴とする請求項6記載のシミュレーションシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記株式売買手段は前記株式の株価を算
    出して前記参加者に前記株価を参照させることが可能で
    あり、前記参加者からの前記株式の売買注文を受け入れ
    て売買を執行することを特徴とする請求項1乃至5記載
    のシミュレーションシステム。
  10. 【請求項10】 前記株式売買手段は前記企業情報管理
    手段から前記財務データを取得して、前記財務データか
    ら前記参加者が売買する株式の株価を算出することを特
    徴とする請求項9記載のシミュレーションシステム。
  11. 【請求項11】 前記株式売買手段は、株価評価に関す
    る標準的な指標を記録していて、前記指標を参照して前
    記参加者が売買する株式の株価を算出することを特徴と
    する請求項9記載のシミュレーションシステム。
  12. 【請求項12】 前記株式売買手段は、前記参加者から
    受け入れた前記株式の売り注文と前記株式の買い注文を
    対照させることにより、前記株式の売買注文を成立させ
    ることを特徴とする請求項9記載のシミュレーションシ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記株式売買手段は、前記株式の売り
    注文、買い注文又は最新の約定価格のうち少なくとも一
    つに関する情報を前記参加者が参照できることを特徴と
    する請求項12記載のシミュレーションシステム。
  14. 【請求項14】 前記資産管理手段は、前記参加者の資
    産状況を記録しており、前記資産状況を前記参加者が参
    照できることを特徴とする請求項1乃至5記載のシミュ
    レーションシステム。
  15. 【請求項15】 前記資産管理手段は、前記株式売買手
    段から前記参加者が行った株式の売買に関する情報を取
    得して、前記資産状況に前記売買による資産の増減を反
    映させることを特徴とする請求項14記載のシミュレー
    ションシステム。
  16. 【請求項16】 前記資産管理手段は、前記株式売買手
    段から前記株式の売り注文、買い注文又は最新の約定価
    格のうち少なくとも一つから前記株式に関する時価情報
    を取得して、前記資産状況に前記時価情報を反映させる
    ことを特徴とする請求項14記載のシミュレーションシ
    ステム。
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