JP2003256660A - リアルタイム情報通知システム及びリアルタイムの情報通知方法 - Google Patents

リアルタイム情報通知システム及びリアルタイムの情報通知方法

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JP2003256660A
JP2003256660A JP2002058709A JP2002058709A JP2003256660A JP 2003256660 A JP2003256660 A JP 2003256660A JP 2002058709 A JP2002058709 A JP 2002058709A JP 2002058709 A JP2002058709 A JP 2002058709A JP 2003256660 A JP2003256660 A JP 2003256660A
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JP2002058709A
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Masakatsu Saito
正勝 齋藤
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Kabu com Securities Co Ltd
Original Assignee
Kabu com Securities Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オンライン証券会社や金融情報サービス業者な
どが、金融市場などの情報や顧客の資産状況に応じたア
ドバイスを、インターネット等の通信ネットワークを通
じて顧客に対してリアルタイムで通知するシステムを提
供する。 【解決手段】本発明のリアルタイム情報通知システム
は、Ｗｅｂサーバ３０、顧客データベース４０、取引シ
ステム５０、トリガ設定プログラム６０及びトリガデー
タベース６１、データ監視プログラム７０、通知メッセ
ージ作成プログラム８０、ログ解析システム９０から構
成されており、トリガデータベース６１に記録された条
件をデータ監視プログラム７０が監視する。トリガ作成
プログラム62及びポートフォリオ分析プログラム６３を
設けて、通知条件を自動設定することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、オンライン証券会
社や金融情報サービス業者などが、通信ネットワークを
通じて利用者に対して金融市場などの情報をリアルタイ
ムで通知するシステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近時インターネット人口の増加と通信ネ
ットワーク技術の発達に伴い、オンライン金融取引が急
速に拡大し、多くのオンライン証券会社や金融情報提供
会社が登場している。
【０００３】これらのオンライン証券会社では、口座開
設者に対してリアルタイムで株価等の金融情報を提供し
ており、顧客は携帯電話やパソコンからインターネット
を通じてオンライン証券会社のＷｅｂサイトを参照する
ことにより、リアルタイムの情報を取得することが可能
になっている。
【０００４】さらにいくつかのオンライン証券会社で
は、例えば特定の銘柄と目標株価を指定しておくと、そ
の銘柄が目標株価に達した場合に、電子メールで通知す
るサービスが行われている。これらの通知は、通常は定
期的に設定値をサーチして編集するバッチ処理を行い、
その結果によって目標株価に達していたならば通知を行
う方式により行われているため、情報の通知には一定の
遅れが生じることとなっている。
【０００５】また、いくつかのオンライン証券会社では
顧客の預かり資産の状況を表示し、これに対して要求が
あれば投資アドバイスを行うサービスも行われている
が、これらはある時点での資産残高を基準にした結果に
対するアドバイスを行うものであり、リアルタイムの金
融市場の変化に対応したものではない。従来型の証券会
社では、市場環境を見ながら担当者が電話等で顧客にア
ドバイスを行うこともあるが、こうしたサービスは担当
者の主観による部分が大きく、安定したサービスとして
は行われていない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述のインターネット
を通じてＷｅｂサイトを参照する方法においては、顧客
はリアルタイムの情報を取得することはできるものの、
例えば株価が一定の価格に達したか否かについては、常
時Ｗｅｂサイトを確認していなければならないが、一定
の条件に達した場合には自動的に通知を受けられること
が望ましい。
【０００７】一方、前述のバッチ処理方式による通知方
法では、バッチ処理を行う間隔の関係でデータに一定時
間の遅延が生じるという問題があり、条件に達すれば即
時にそれを感知して通知を行える手段が必要である。
【０００８】また、オンライン証券会社では金融市場の
取引時間中には外出している顧客も多いと考えられるた
め、場所を選ばずに通知が即時に届けられるように、携
帯電話など多様な端末に対応していることが望ましい。
【０００９】さらに、金融市場の変化と顧客の資産残高
をいち早く分析し、顧客の資産状況に応じた適切なアラ
ームやアドバイスを即時かつ確実に通知することができ
ると、顧客の資産形成の有効な助言手段となる。
【００１０】本発明は、これらの課題に対応して、オン
ライン証券会社や金融情報サービス業者などが、金融市
場などの情報や顧客の資産状況に応じたアドバイスを、
インターネット等の通信ネットワークを通じて顧客に対
してリアルタイムで通知するシステムを提供しようとす
るものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題に対応するため
に、本発明では、通信ネットワークを通じてリアルタイ
ムの情報を通知するシステムであって、情報通知条件を
トリガとして設定するトリガ設定手段と、前記トリガを
記録するトリガ記録手段と、利用者データベース又は外
部データベースの変動情報が前記トリガに合致するかを
監視する監視手段と、前記変動情報が前記トリガと合致
したら通知メッセージを作成する手段と、前記通知メッ
セージを利用者端末に送信する手段と、を備えることを
特徴とする。
【００１２】この発明においては、利用者に目標株価到
達や注文約定などの情報を通知するための条件をトリガ
として定め、株価や注文執行状況などデータベースの変
動情報がトリガに合致するか否かを常時監視することに
より、変動情報がトリガと合致して情報通知の要件が整
うと、即時に通知メッセージを利用者に送信することが
できる。
【００１３】本発明は、前記利用者データベースを参照
して前記情報通知条件を作成する通知条件作成手段を含
むことを特徴とすることもできる。
【００１４】この構成においては、利用者に情報を通知
するための条件を、例えば利用者が頻繁に取引している
株式の銘柄に関するニュースを送信するなど、利用者が
通知条件を入力しなくても自動的に定めることができ
る。
【００１５】前記利用者データベースを参照して利用者
の資産ポートフォリオを分析する分析手段と、前記分析
手段から受信した情報に基づき前記情報通知条件を作成
する通知条件作成手段とを含むことを特徴とすることも
できる。
【００１６】ここで「資産ポートフォリオ」とは利用者
が保有する金融資産等の配分状況のことをいい、保有す
る資産のリスク分析に用いられる概念である。例えば預
貯金や公社債は安全資産として、株式はリスク資産とし
て分類され、資産の安全性や期待収益が分析される。
【００１７】この構成においては、利用者に情報を通知
するための条件を、例えば当該利用者について資産ポー
トフォリオに占めるリスク資産の割合が従来以上に高ま
っている場合にアラームを通知するなど、個々の利用者
の資産状況を分析した上で事前にアラームを通知するこ
ともできる。
【００１８】前記利用者データベースには、利用者に関
する基本情報や、利用者が参照したログに関する情報
や、利用者の保有する資産構成に関する情報や、利用者
が金融取引市場で行った取引に関する情報を含むことを
特徴とすることができる。
【００１９】ここで「利用者データベース」とは、オン
ライン証券会社などの顧客データベースのことをいう。
「ログ」とは、顧客のコンピュータの利用状況や通信状
況のことをいい、ここでは利用者が過去に参照した情報
に関する記録のことをいう。
【００２０】この構成においては、年齢や投資経験など
の利用者の属性に関する情報、取引の頻度や株価を参照
した銘柄などの利用者の利用傾向に関する情報、株式の
保有残高などの利用者の資産構成に関する情報、株式の
注文約定状況など利用者の取引履歴に関する情報を、ト
リガと合致するか参照すべき情報として監視したり、こ
れらの情報から情報通知条件を定めたりすることができ
る。
【００２１】前記外部データベースには、金融取引市場
における金融商品の時価に関する情報を含むことを特徴
とすることもできる。
【００２２】この構成においては、株価や為替レートな
ど金融市場の最新データを参照することにより、株価が
一定値に達したときに通知するなど金融商品の価格に対
応した通知条件を定めることができる。
【００２３】前記外部データベースには、企業情報又は
経済情勢に関する新着情報を含むことを特徴とすること
もできる。
【００２４】ここで「企業情報」とは企業の決算発表や
新製品発表などの企業に関するニュースをいい、「経済
情勢」とは政治経済に関連する一般的なニュースの他、
市場の概況など金融情勢に関するニュースも含むもので
ある。
【００２５】この構成においては、企業ニュースや経済
ニュースなど最新データを参照することにより、指定銘
柄に関するニュースが生じたときに通知するなどニュー
スの発生に対応した通知条件を定めることができる
【００２６】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、オン
ライン証券会社における株式等に関するリアルタイム情
報通知システムを例として、以下に図面を用いて説明す
る。
【００２７】図１は、本発明にかかるシステムの概要を
示す図である。図２、図３は、それぞれ本発明の第１の
実施形態、第２の実施形態を示す図である。図４は、本
発明の第１の実施形態におけるトリガ、監視するテーブ
ル及び通知内容の例を示した図である。図５は、本発明
の第２の実施形態における参照テーブル、トリガ、監視
するテーブル及び通知内容の例を示した図である。図
６、図７は、それぞれ本発明の第１の実施形態、第２の
実施形態におけるフローチャートである。
【００２８】図１において、本発明のリアルタイム情報
通知システムは、株式の時価データベースなどの外部デ
ータベースと接続されており、これらの情報や注文約定
に関する最新情報を、通信ネットワークを通じて顧客端
末に通知できるように構成されている。
【００２９】顧客端末には、パソコン、固定電話、携帯
電話など通信ネットワークに接続して情報を取得するこ
とが可能な全ての機器が含まれる。通信ネットワークに
は、インターネットの他に、イントラネット等の専用回
線、電話など、データ通信が可能な全てのネットワーク
が含まれる。
【００３０】図２を用いて、情報通知の条件を顧客又は
システム管理者が設定する、本発明の第１の実施形態に
ついて説明する。
【００３１】図２において、リアルタイム情報通知シス
テムは、Ｗｅｂサーバ３０、顧客データベース４０、取
引システム５０、時価データベース５１及びニュースデ
ータベース５２、トリガ設定プログラム６０及びトリガ
データベース６１、データ監視プログラム７０、通知メ
ッセージ作成プログラム８０及び定型メッセージデータ
ベース８１から構成されている。
【００３２】トリガ設定プログラム６０は、顧客端末１
０又はシステム管理者端末２０から情報通知の条件が入
力されると、通知を行うために必要な条件値を抽出し
て、トリガデータベース６１にトリガとして記録する。
例えば、銘柄Ａの株価が１，０００円になれば通知する
という条件であれば、銘柄Ａの証券コードと株価１，０
００円がトリガとして記録される。
【００３３】データ監視プログラム７０は、顧客データ
ベース４０又は時価データベース５１等の外部データベ
ースについて、これらのデータベースにおけるデータの
変動をイベントドリブン方式により電気的に感知するこ
とにより、データの変動状況を監視している。尚、時価
データベース５１については、外部データベースと接続
されていて時価が更新されている、システム管理者の内
部データベースであってもよい。前記データの変動情報
について前記トリガと一致する場合は、通知が必要な条
件が揃ったことになるため、通知メッセージ作成プログ
ラム８０にメッセージの作成及び通知の指示を行う。
【００３４】顧客別の残高に関する情報や注文の約定な
ど取引に関する情報の監視は、注文執行用の取引システ
ム５０に接続された残高情報テーブル４３又は取引情報
テーブル４４を参照することにより行われる。
【００３５】株価やニュースに関するデータの監視につ
いては、顧客毎にあらかじめ登録した銘柄等に関する登
録株価テーブル４５又は登録ニューステーブル４５を参
照する場合もあれば、直接に外部データベースである時
価データベース５１又はニュースデータベース５２を参
照する場合もある。
【００３６】通知メッセージプログラム８０では、定型
メッセージデータベース８１を参照し、到達した株価な
どの情報を変更して通知用のメッセージを作成し、顧客
端末１０に送信する。
【００３７】図４は、第１の実施形態における設定され
るトリガ、データ監視プログラム７０が監視するテーブ
ル及び通知内容の例を示したものである。
【００３８】例えば、「取引口座への入金」がトリガと
して設定されると、データ監視プログラム７０は残高情
報テーブル４３を監視し、取引口座への入金により預り
金の増加が記録されると、これを感知して、通知メッセ
ージ作成プログラム８０で入金完了の通知が作成される
（−１）。
【００３９】「立替金の発生」がトリガとして設定され
ると、データ監視プログラム７０は残高情報テーブル４
３を監視し、取引金額の清算時に預り金の残高不足が生
じると、これを感知して、通知メッセージ作成プログラ
ム８０で立替金の発生及び必要入金額の通知が作成され
る（−２）。
【００４０】「積立目標額」についてその金額がトリガ
として設定されると、データ監視プログラム７０は残高
情報テーブル４３を監視し、定時の金融商品の積立によ
り積立残高が目標額に到達すると、これを感知して、通
知メッセージ作成プログラム８０で積立完了の通知が作
成される（−３）。
【００４１】「注文期限」についてその期限がトリガと
して設定されると、データ監視プログラム７０は取引情
報テーブル４４を監視し、取引時間の終了時に取引約定
が記録されていないと、これを感知して、通知メッセー
ジ作成プログラム８０で注文の不出来の通知が作成され
る（−４）。
【００４２】「注文の約定」についてその注文内容がト
リガとして設定されると、データ監視プログラム７０は
取引情報テーブル４４を監視し、注文の約定が記録され
ると、これを感知して、通知メッセージ作成プログラム
８０で取引約定の通知が作成される（−５）。
【００４３】「目標株価」についてその銘柄と株価がト
リガとして設定されると、データ監視プログラム７０は
当該顧客が銘柄登録を行っている場合は登録株価テーブ
ル４５を、登録を行っていない場合は時価データベース
５１を監視し、目標株価に到達すると、これを感知し
て、通知メッセージ作成プログラム８０で目標株価到達
の通知が作成される（−６）。
【００４４】「目標利益」について特定の銘柄に関する
目標利益金額がトリガとして設定されると、データ監視
プログラム７０は残高情報テーブル４３及び時価データ
ベース５１を監視し、特定銘柄の含み益が目標利益に到
達すると、これを感知して、通知メッセージ作成プログ
ラム８０で目標利益到達の通知が作成される（−
７）。
【００４５】「追証（追加保証金の略、信用取引の委託
保証金が株価の値下がりにより不足し追加の保証金が必
要になること）の発生」がトリガとして設定されると、
データ監視プログラム７０は残高情報テーブル４３を監
視し、信用取引に関連する銘柄の含み損益を算出して保
証金の不足が生じると、これを感知して、通知メッセー
ジ作成プログラム８０で追証の発生の通知が作成される
（−８）。
【００４６】「必要入金額の発生」がトリガとして設定
されると、データ監視プログラム７０は残高情報テーブ
ル４３及び取引情報テーブル４４を監視し、注文の約定
により預り金残高に不足が生じると、これを感知して、
通知メッセージ作成プログラム８０で必要入金額の通知
が作成される（−９）。
【００４７】図６の第1の実施形態におけるフローチャ
ートを用いて、本発明のフローを説明する。
【００４８】情報通知の通知条件は、顧客（Ｓ０１０）
又はオンライン証券会社などのシステム管理者（Ｓ０１
１）が設定し、それぞれ端末から通知条件をトリガとし
て入力する（Ｓ０２０、Ｓ０２１）。
【００４９】入力されたトリガはデータベースに記憶さ
れるとともに（Ｓ０３）、データ監視プログラムは顧客
データベース又は外部データベースのデータの変動を監
視する（Ｓ０４）。データが変動した場合にはトリガデ
ータベースを参照して（Ｓ０５）、トリガ項目に該当し
ない場合には引続き監視を継続し（Ｓ０４）、該当する
場合は通信用のメッセージを作成し（Ｓ０６）、メッセ
ージを顧客端末に送信する（Ｓ０７）。
【００５０】次に図３を用いて、情報通知の条件が自動
的に設定される、本発明の第２の実施形態について説明
する。この実施形態においては、事柄が起こった場合に
通知するのみでなく、事柄が起こる前に通知して警告を
発することを目的としている。
【００５１】図３において、リアルタイム情報通知シス
テムは、Ｗｅｂサーバ３０、顧客データベース４０、取
引システム５０、時価データベース５１及びニュースデ
ータベース５２、トリガ設定プログラム６０、トリガデ
ータベース６１、トリガ作成プログラム６２及びポート
フォリオ分析プログラム６３、データ監視プログラム７
０、通知メッセージ作成プログラム８０及び定型メッセ
ージデータベース８１、ログ解析システム９０から構成
されている。
【００５２】トリガ作成プログラム６２は、顧客に情報
を通知するための条件に従って、例えば顧客の注目銘柄
に関するニュースを送信すると定めると、取引情報から
当該顧客が頻繁に取引している銘柄やログ情報から頻繁
に株価を参照している銘柄を選択し、トリガを自動的に
作成する。
【００５３】また、ポートフォリオ分析プログラム６３
は、顧客の資産状況を分析して、個々の顧客に応じた資
産状況のアドバイスに関連するトリガを作成するための
情報を作成する。例えば、特定の顧客について資産ポー
トフォリオに占めるリスク資産の割合を常時把握し、リ
スク資産の割合が従来以上に高まったアラームをトリガ
として設定することもできる。
【００５４】トリガ設定プログラム６０、トリガデータ
ベース６１、データ監視プログラム７０及び通知メッセ
ージ作成プログラム８０の機能については、第１の実施
形態の場合と同様である。
【００５５】図５は、第２の実施形態におけるトリガ作
成プログラム６２の参照テーブル、設定されるトリガ、
データ監視プログラム７０が監視するテーブル及び通知
内容の例を示したものである。
【００５６】例えば、基本情報テーブル４１における投
資目的や残高情報テーブル４３における顧客のリスク資
産比率を参照することにより、当該顧客にとって適切な
リスク資産比率を定義する。その上で、「リスク資産比
率の制限」として一定割合がトリガとして設定される
と、データ監視プログラム７０は残高情報テーブル４
３、取引情報テーブル４４及び時価データベース５１を
監視し、残高の変動や注文約定によりリスク資産比率が
前記一定割合を超過すると、これを感知して、通知メッ
セージ作成プログラム８０でリスク資産超過のアラーム
通知が作成される（−１）。
【００５７】信用取引を行う顧客について、残高情報テ
ーブル４３における顧客に必要な委託保証金金額と取引
情報テーブル４４における過去の取引実績における残高
の変動を参照することにより、当該顧客にとって追証が
発生し得る範囲をしきい値として定義する。その上で、
「追証準備のしきい値」として一定金額がトリガとして
設定されると、データ監視プログラム７０は残高情報テ
ーブル４３、取引情報テーブル４４及び時価データベー
ス５１を監視し、残高及び含み損益の変動によりしきい
値を超過すると、これを感知して、通知メッセージ作成
プログラム８０で追証のアラーム通知が作成される（
−２）。
【００５８】基本情報テーブル４１における投資目的、
ログ情報テーブルにおける過去の株価参照銘柄や残高情
報テーブル４３における顧客の保有資産を参照すること
により、当該顧客が興味を持っていると予測される参考
銘柄を定義する。その上で、「参考銘柄の目標株価」と
して一定の株価がトリガとして設定されると、データ監
視プログラム７０は時価データベース５１を監視し、当
該銘柄が目標株価に達すると、これを感知して、通知メ
ッセージ作成プログラム８０で参考銘柄の株価通知が作
成される（−３）。
【００５９】同様に、「参考銘柄の新着情報」として一
定の銘柄コードがトリガとして設定されると、データ監
視プログラム７０はニュースデータベース５２を監視
し、当該銘柄に関するニュースが発生すると、これを感
知して、通知メッセージ作成プログラム８０で参考銘柄
の新着情報通知が作成される（−４）。
【００６０】図７の第２の実施形態におけるフローチャ
ートを用いて、本発明のフローを説明する。
【００６１】ポートフォリオ分析プログラムは残高テー
ブルを監視して（Ｓ１１０）、その内容からポートフォ
リオの分析を行う（Ｓ１２）。ポートフォリオ分析と併
せて顧客データベースの各テーブルを監視することによ
り（Ｓ１１１）、両者のデータを基に通知条件の自動作
成が行われ（Ｓ１３）、トリガが設定される（Ｓ１
４）。通知条件の作成は、ポートフォリオ分析を行わず
に、顧客データベースの監視結果のみで行われる場合も
ある（Ｓ１１１〜Ｓ１３）。
【００６２】設定されたトリガについて、トリガ項目を
データベースに記憶する（Ｓ１５）。以下、メッセージ
を顧客端末に送信するまでのフローは、第１の実施形態
の場合と同様である（Ｓ１６〜Ｓ１９）。
【００６３】
【発明の効果】本発明により、オンライン証券会社や金
融情報サービス業者は、通信ネットワークを通じて利用
者に対して金融市場などの情報をリアルタイムで通知す
ることにより、顧客サービスの向上を図ることができ
る。
【００６４】本発明のシステムを利用する顧客は、金融
市場に関する情報や経済ニュースをリアルタイムで取得
することができるため、最新の情報に基づいた投資判断
を行うことができる。
【００６５】また、株式の売買など金融取引を行った顧
客は、取引約定の状況について即時に通知を受けること
により、自己の最新のポートフォリオを把握しながら、
新たな投資判断を行うことが可能になる。
【００６６】これらの情報の通知は、通信ネットワーク
を利用することによりあらゆる場所で取得することが可
能になるため、顧客は自ら情報へのアクセスを行わなく
ても、前記の情報を自動的に取得することができる。
【００６７】さらに、最新の金融市場に関する情報や顧
客の取引約定に関する情報と併せて、顧客の特性やポー
トフォリオを分析することにより、顧客の状況に応じた
投資アドバイスをリアルタイムで行うことにより、顧客
は自己の求める投資機会を確実に捉えたり、想定以上の
損失拡大を未然に防いだりすることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の概要を示す図である。
【図２】本発明の第１の実施形態を示す図である。
【図３】本発明の第２の実施形態を示す図である。
【図４】本発明の第１の実施形態におけるトリガ、監視
するテーブル及び通知内容の例を示した図である。
【図５】本発明の第２の実施形態における参照テーブ
ル、トリガ、監視するテーブル及び通知内容の例を示し
た図である。
【図６】本発明の第１の実施形態におけるフローチャー
トである。
【図７】本発明の第２の実施形態におけるフローチャー
トである。
【符号の説明】
１０ 顧客端末 ２０ システム管理者端末 ３０ Ｗｅｂサーバ ４０ 顧客データベース ４１ 基本情報テーブル ４２ ログ情報テーブル ４３ 残高情報テーブル ４４ 取引情報テーブル ４５ 登録株価テーブル ４６ 登録ニューステーブル ５０ 取引システム ５１ 時価データベース ５２ ニュースデータベース ６０ トリガ設定プログラム ６１ トリガデータベース ６２ トリガ作成プログラム ６３ ポートフォリオ分析プログラム ７０ データ監視プログラム ８０ 通知メッセージ作成プログラム ８１ 定型メッセージデータベース ９０ ログ解析システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 13/00 ５２０ Ｇ０６Ｆ 13/00 ５２０Ｆ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 通信ネットワークを通じてリアルタイム
    の情報を通知するシステムであって、情報通知条件をト
    リガとして設定するトリガ設定手段と、前記トリガを記
    録するトリガ記録手段と、利用者データベース又は外部
    データベースの変動情報が前記トリガに合致するかを監
    視する監視手段と、前記変動情報が前記トリガと合致し
    たら通知メッセージを作成する手段と、前記通知メッセ
    ージを利用者端末に送信する手段と、を備えたリアルタ
    イム情報通知システム。
  2. 【請求項２】 前記利用者データベースを参照して前記
    情報通知条件を作成する通知条件作成手段を含むことを
    特徴とする請求項１記載のリアルタイム情報通知システ
    ム。
  3. 【請求項３】 前記利用者データベースを参照して利用
    者の資産ポートフォリオを分析する分析手段と、前記分
    析手段から受信した情報に基づき前記情報通知条件を作
    成する通知条件作成手段と、を含むことを特徴とする請
    求項１記載のリアルタイム情報通知システム。
  4. 【請求項４】 前記利用者データベースには、利用者に
    関する基本情報を含むことを特徴とする請求項１乃至３
    記載のリアルタイム情報通知システム。
  5. 【請求項５】 前記利用者データベースには、利用者が
    参照したログに関する情報を含むことを特徴とする請求
    項１乃至３記載のリアルタイム情報通知システム。
  6. 【請求項６】 前記利用者データベースには、利用者の
    保有する資産構成に関する情報を含むことを特徴とする
    請求項１乃至３記載のリアルタイム情報通知システム。
  7. 【請求項７】 前記利用者データベースには、利用者が
    金融取引市場で行った取引に関する情報を含むことを特
    徴とする請求項１乃至３記載のリアルタイム情報通知シ
    ステム。
  8. 【請求項８】 前記外部データベースには、金融取引市
    場における金融商品の時価に関する情報を含むことを特
    徴とする請求項１乃至３記載のリアルタイム情報通知シ
    ステム。
  9. 【請求項９】 前記外部データベースには、企業情報又
    は経済情勢に関する新着情報を含むことを特徴とする請
    求項１乃至３記載のリアルタイム情報通知システム。
  10. 【請求項１０】 通信ネットワークを通じてリアルタイ
    ムの情報を通知する方法であって、コンピュータが、情
    報通知条件をトリガとして設定するステップと、前記ト
    リガを記録するステップと、利用者データベース又は外
    部データベースの変動情報が前記トリガに合致するかを
    監視するステップと、前記変動情報が前記トリガと合致
    したら通知メッセージを作成するステップと、前記通知
    メッセージを利用者端末に送信するステップと、からな
    るリアルタイムの情報通知方法。
  11. 【請求項１１】 前記利用者データベースを参照して前
    記情報通知条件を作成するステップを含むことを特徴と
    する請求項１０記載のリアルタイムの情報通知方法。
  12. 【請求項１２】 前記利用者データベースを参照して利
    用者の資産ポートフォリオを分析するステップと、前記
    分析手段から受信した情報に基づき前記情報通知条件を
    作成するステップと、を含むことを特徴とする請求項１
    ０記載のリアルタイムの情報通知方法。
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