JP2003256310A - サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム - Google Patents

サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム

Info

Publication number
JP2003256310A
JP2003256310A JP2002059326A JP2002059326A JP2003256310A JP 2003256310 A JP2003256310 A JP 2003256310A JP 2002059326 A JP2002059326 A JP 2002059326A JP 2002059326 A JP2002059326 A JP 2002059326A JP 2003256310 A JP2003256310 A JP 2003256310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
server
client
packet
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002059326A
Other languages
English (en)
Inventor
Norito Fujita
範人 藤田
Atsushi Iwata
淳 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2002059326A priority Critical patent/JP2003256310A/ja
Priority to US10/377,601 priority patent/US20030172163A1/en
Priority to CN03128628A priority patent/CN1450765A/zh
Priority to CNA2005101163045A priority patent/CN1750543A/zh
Publication of JP2003256310A publication Critical patent/JP2003256310A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • H04L67/1001Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
    • H04L67/1004Server selection for load balancing
    • H04L67/1008Server selection for load balancing based on parameters of servers, e.g. available memory or workload
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • H04L67/1001Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • H04L67/1001Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
    • H04L67/1004Server selection for load balancing
    • H04L67/1014Server selection for load balancing based on the content of a request
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • H04L67/1001Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
    • H04L67/1004Server selection for load balancing
    • H04L67/1017Server selection for load balancing based on a round robin mechanism

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クライアントが要求するコンテンツを配信す
るコンテンツサーバを、要求されたコンテンツの特性毎
に定められた選択基準に基づいて選択することにより、
コンテンツの配信の負荷を適切に分散処理するサーバ負
荷分散システムを提供する。 【解決手段】 複数のコンテンツサーバA2によりコン
テンツのクライアントD1への配信を分散処理するサー
バ負荷分散システムにおいて、各コンテンツにおける特
性毎に当該コンテンツを配信するコンテンツサーバA2
を決定するための選択基準を設定する転送先サーバ決定
ポリシ設定手段C12と、クライアントD1から要求さ
れたコンテンツを配信するコンテンツサーバA2を要求
されたコンテンツの特性に該当する選択基準に基づいて
決定する転送先サーバ決定手段C13を備えることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ負荷の分散
に関し、特にWWW(World Wide Web)コンテンツや動
画コンテンツなどの配信用コンテンツを取得するための
クライアントからのリクエストに対して、適切なサーバ
を選択し、該リクエストを選択したサーバに対して送信
するサーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コ
ンテンツ管理装置、コンテンツサーバ、及びサーバ負荷
分散プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを介したWWWコ
ンテンツや動画コンテンツの配信において、同一コンテ
ンツを複数のサーバに分散配置することにより、サーバ
の負荷分散及びクライアントの受けるレスポンス時間の
短縮を実現する方法が種々提案されている。
【0003】このようにコンテンツが網内に分散配置さ
れている環境下においては、コンテンツを取得するため
のクライアントからのリクエストをどのサーバに送信す
べきかを決定するためのサーバ負荷分散装置が必要にな
る。
【0004】従来技術として、特開2001−1011
34号公報では、サービス毎にサーバの負荷をシミュレ
ーションによって予測し、サーバが過負荷又は高負荷に
ならないようにクライアントのリクエストを振り分ける
装置について記載されている。本公報に記載された装置
では、転送先サーバ選択はサーバ負荷のみに着目して行
われており、また、転送先サーバはサービス単位で選択
される。
【0005】また、特開平09−198346号公報で
は、クライアントにおける転送先サーバの選択方式につ
いて記載されている。この公報に記載されたサーバ選択
方式は、個々のクライアントからの多様なサーバ選択要
求に対応するために、ディレクトリサーバへの問合わせ
メッセージに選択ポリシを格納することを特徴とする。
問合わせを受けたディレクトリサーバは、メッセージに
格納された選択ポリシに基づいて最適なサーバを選択
し、クライアントに応答する。本方式はクライアントに
おける選択方式であるため、クライアントが本方式を導
入せねばならなかった。サーバ負荷分散装置において本
方式のように多様な選択基準をサポートできれば、クラ
イアントにおける方式を変更することなく透過的に同等
のサービスが実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した従来の
技術では、以下に述べるような問題点があった。
【0007】第1に、コンテンツサーバ内において、必
ずしもコンテンツの特性毎にコンテンツがグループ化さ
れておらず、もしされるとしてもその静的な特性だけで
なされているという問題点があった。
【0008】コンテンツサーバ内のコンテンツは、一般
的には、コンテンツ管理者にとって管理しやすいように
配置されており、コンテンツの特性という観点でグルー
プ化されていない。例えば、ニュースに関する「/news
/」ディレクトリの配下には、ニュースの記事、写真、
映像など、ファイルサイズやメディア種類の点で異なる
特性をもつコンテンツが混在した状態で一緒に配置され
ているのが普通である。また、それぞれのコンテンツに
対するアクセス頻度といった動的な特性(パラメータ)
も考慮されていない。このとき、クライアント側のサー
バ負荷分散装置において、「/news/」ディレクトリに対
して同一のコンテンツサーバを転送先として選択する
と、コンテンツの特性によっては必ずしもコンテンツ取
得遅延などの観点から最適ではない可能性がある。従っ
て、転送先サーバ選択は、コンテンツのサイズやアクセ
ス頻度等の観点で同様の特性をもつものを同一グループ
としたコンテンツグループ単位でなされるべきである。
【0009】第2に、サーバ負荷分散装置において各コ
ンテンツの特性に応じて転送先サーバの選択基準を変え
ることができないため、効果的な負荷分散を実現できな
いという問題点があった。
【0010】従来技術では、転送先サーバの選択基準は
固定的であり、コンテンツの特性に応じて選択基準を変
えることができなかった。例えば、サイズの小さいコン
テンツと大きいコンテンツの2種類を考えると、クライ
アントにおけるレスポンス時間は、サイズの小さいコン
テンツの場合は転送経路における遅延が大きく影響する
のに対し、反対に大きいコンテンツの場合は転送経路の
利用可能帯域が大きく影響する。このような場合に、従
来技術では、2つ又は2つ以上の異なる種類のコンテン
ツに対してそれぞれ異なる選択基準を用いるということ
ができなかった。
【0011】第3に、クライアント側に配置された各サ
ーバ負荷分散装置が互いに独自に転送先サーバを選択す
ると、同一のサーバに負荷が集中し、かえって配信品質
が劣化してしまう可能性があるという問題点があった。
【0012】特に、ストリームや音声などの連続メディ
アコンテンツの配信の場合に同一のサーバにアクセスが
集中すると、予期していた配信品質が得られず、再度転
送先サーバ選択を行なう必要がでてくる。更に、配信中
のコネクションを同時に全て切り替えると、切り替え後
の新規の配信サーバへのアクセス集中によって再度配信
品質が劣化し、配信サーバの切り替えを繰り返すとい
う、発振現象が発生する可能性がある。
【0013】第4に、コンテンツ又はコンテンツグルー
プ単位で転送先サーバを選択するようなサーバ負荷分散
装置は、クライアントからのリクエストの中身をみて、
転送先サーバを決定する必要があるため、レイヤ7スイ
ッチを用いて実現する必要があるという問題点があっ
た。
【0014】レイヤ7スイッチを用いれば、クライアン
トからのリクエストをコンテンツ単位で設定された転送
先サーバに振り分けることができるが、レイヤ3スイッ
チやレイヤ4スイッチなどの低レイヤでスイッチングを
行なう機器と比較すると、処理性能が低く、またコスト
も高い。従って、よりリクエストの中身をみる必要な
く、低レイヤでスイッチングを行なう機器を用いて同等
の機能を実現できることが望ましい。
【0015】本発明の第1の目的は、上記従来技術の欠
点を解決し、コンテンツサーバ内のコンテンツをその特
性に応じて自動的にかつ静的/動的にグループ化するこ
とのできるサーバ負荷分散システム、コンテンツ管理装
置、コンテンツ管理プログラムを提供することである。
【0016】本発明の第2の目的は、上記従来技術の欠
点を解決し、各コンテンツの特性に応じて転送先サーバ
の選択基準を変えることができるサーバ負荷分散システ
ム、サーバ負荷分散装置、及びサーバ負荷分散プログラ
ムを提供することである。
【0017】本発明の第3の目的は、上記従来技術の欠
点を解決し、連続メディアコンテンツの配信に際して、
特定のサーバへ集中しないように適切に分散処理するサ
ーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテン
ツサーバ、及びコンテンツ配信管理プログラムを提供す
ることである。
【0018】本発明の第4の目的は、上記従来技術の欠
点を解決し、レイヤ7スイッチ機能を必要とせずに、コ
ンテンツグループ単位での転送先サーバ選択を実現する
サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、及びサ
ーバ負荷分散プログラムを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数のコンテンツサーバによりコンテンツの
クライアントへの配信を分散処理するサーバ負荷分散シ
ステムにおいて、少なくとも前記コンテンツの特性と、
前記コンテンツサーバに関するリソース情報とを用い
て、前記クライアントから受信した前記コンテンツの配
信要求を転送するべき前記コンテンツサーバを決定する
ことを特徴とする。
【0020】請求項2の本発明のサーバ負荷分散システ
ムは、前記クライアントから受信した前記コンテンツの
配信要求を転送するべき前記コンテンツサーバを、前記
リソース情報の変化に応じて再決定することを特徴とす
る。
【0021】請求項3の本発明のサーバ負荷分散システ
ムは、前記クライアントから受信した前記コンテンツの
配信要求を、前記コンテンツに対して設定されている前
記配信要求を転送するべき前記コンテンツサーバへ、前
記配信要求を転送することを特徴とする。
【0022】請求項4の本発明のサーバ負荷分散システ
ムは、前記クライアントから受信したパケットの宛先I
Pアドレス及び宛先ポート番号に基づいて、前記クライ
アントが配信を要求している前記コンテンツを識別し、
前記コンテンツに対して設定されている前記コンテンツ
サーバへ、前記パケットを転送することを特徴とする。
【0023】請求項5の本発明のサーバ負荷分散システ
ムは、前記コンテンツサーバが配信する前記コンテンツ
を、複数のグループに各前記コンテンツの前記特性に応
じて分類し、各前記グループ毎に当該グループに分類さ
れた前記コンテンツを集約することを特徴とする。
【0024】請求項6の本発明のサーバ負荷分散システ
ムは、クライアントへコンテンツを配信するコンテンツ
サーバを、複数のコンテンツサーバの中から選択するサ
ーバ負荷分散装置において、少なくとも前記コンテンツ
の特性と、前記コンテンツサーバのリソース情報とを用
いて、前記クライアントから受信した前記コンテンツの
配信要求を転送するべき前記コンテンツサーバを決定す
ることを特徴とする。
【0025】請求項7の本発明のサーバ負荷分散システ
ムは、前記リソース情報は、少なくとも1又は複数のリ
ソースパラメータを含み、第一のリソースパラメータを
用いて第一のリソースパラメータと異なる第二のリソー
スパラメータを予測もしくは抽出し、予測もしくは抽出
された前記第二のリソースパラメータを前記リソース情
報に含めることを特徴とする。
【0026】請求項8の本発明のサーバ負荷分散システ
ムは、前記転送先サーバ決定手段が、前記クライアント
から要求されたコンテンツのURL又は前記URLの一
部分を用いて、前記リクエストを転送すべき候補となる
コンテンツサーバを取得し、前記候補となるコンテンツ
サーバの中から、前記コンテンツを配信する前記コンテ
ンツサーバを決定することを特徴とする。
【0027】請求項9の本発明のサーバ負荷分散システ
ムは、前記URLの一部が、前記URLの先頭一部分で
あるURLプレフィクスか、前記URLにおけるファイ
ル拡張子のいずれか、又は両方の組み合わせであること
を特徴とする。
【0028】請求項10の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記転送先サーバ決定手段が、前記ネットワー
ク内に存在する各前記コンテンツサーバか、各前記コン
テンツサーバ内の前記コンテンツを管理する装置である
コンテンツ管理装置のいずれかに問い合わせることによ
り、前記クライアントから要求された前記コンテンツを
配信する前記候補となるコンテンツサーバを取得するこ
とを特徴とする。
【0029】請求項11の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記転送先サーバ決定手段が、前記ネットワー
ク内に存在する各前記コンテンツサーバか、各前記コン
テンツサーバ内の前記コンテンツを管理する装置である
コンテンツ管理装置のいずれかに問い合わせることによ
り、前記クライアントの特性を取得することを特徴とす
る。
【0030】請求項12の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記転送先サーバ決定手段が、前記リクエスト
によって取得しようとするコンテンツのURL又は前記
URLの一部分を用いてFQDNを作成し、前記FQD
Nをキーとして、前記FQDNに対するIPアドレスの
リストを取得し、前記IPアドレスのリストの各々に対
応するコンテンツサーバを、前記クライアントから要求
された前記コンテンツを配信する前記候補とすることを
特徴とする。
【0031】請求項13の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記FQDNに対するIPアドレスのリスト
を、ドメインネームサーバから取得することを特徴とす
る。
【0032】請求項14の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記クライアントが送信した前記コンテンツの
配信を要求するパケットを、前記パケットの宛先IPア
ドレスを前記コンテンツを当該クライアントに配信する
コンテンツサーバとして決定した前記コンテンツサーバ
のIPアドレスに変更した上で、当該コンテンツサーバ
に転送することを特徴とする。
【0033】請求項15の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記クライアントによる前記コンテンツの配信
を要求するパケットを、前記コンテンツを当該クライア
ントに配信するコンテンツサーバとして決定した前記コ
ンテンツサーバのIPアドレスに対応するMACアドレ
スを解決して、当該パケットのMACアドレスを前記解
決したMACアドレスに変更した上で、当該コンテンツ
サーバに転送することを特徴とする。
【0034】請求項16の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記クライアントから受信した前記コンテンツ
の配信要求を転送するべき前記コンテンツサーバを、前
記リソース情報の変化に応じて再決定することを特徴と
する。
【0035】請求項17の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、少なくとも前記コンテンツの特性と前記リソー
ス情報とを用いて前記クライアントから受信した前記コ
ンテンツの配信要求を転送するべき前記コンテンツサー
バの各々に優先度を設定することを特徴とする。
【0036】請求項18の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記優先度は、前記リソース情報の変化に応じ
て再設定されることを特徴とする。
【0037】請求項19の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記コンテンツサーバの各々に対するリソース
情報に応じて前記優先度を再設定する前に、現在の優先
度を考慮し、前記現在の優先度からの変動分を一定の割
合に抑えてから、前記優先度を再設定することを特徴と
する。
【0038】請求項20の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記優先度の再設定を行う時刻を、確率的に変
化する時間だけ遅延させ、前記遅延させた時刻におい
て、前記優先度の再設定を行うことを特徴とする。
【0039】請求項21の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記遅延させた時刻において、前記優先度の再
設定を行うかどうかを再度判定し、前記優先度の再設定
を行うと判定した場合、前記優先度の再設定を行うこと
を特徴とする。
【0040】請求項22の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記クライアントから受信したコンテンツの配
信を要求するパケットの宛先IPアドレス及び宛先ポー
ト番号に基づいて、前記クライアントにコンテンツを配
信する前記コンテンツサーバを決定し、決定した前記コ
ンテンツサーバに対して受信した前記コンテンツの配信
を要求するパケットを転送する手段を備え、受信した前
記パケットの宛先IPアドレスと宛先ポート番号の情報
を用いて、前記宛先IPアドレスと前記宛先ポート番号
を一意に示すFQDNを新規に作成し、前記新規に作成
したFQDNをキーにしてドメインネームサーバに問い
合わせることによって前記受信したパケットを転送すべ
き宛先である前記クライアントにコンテンツを配信する
前記コンテンツサーバの候補を取得し、前記候補の中か
ら前記クライアントにコンテンツを配信する前記コンテ
ンツサーバを決定することを特徴とする。
【0041】請求項23の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記宛先IPアドレスをキーにして前記ドメイ
ンネームサーバに問い合わせることによりFQDNを解
決し、前記解決したFQDNと前記宛先ポート番号の情
報を用いて、前記解決したFQDNと前記宛先ポート番
号を一意に示すFQDNを新規に作成し、前記新規に作
成したFQDNをキーにして前記ドメインネームサーバ
に問い合わせることにより解決したIPアドレスのリス
トを、前記クライアントにコンテンツを配信する前記コ
ンテンツサーバの候補とし、前記候補の中から前記クラ
イアントにコンテンツを配信する前記コンテンツサーバ
を決定することを特徴とする。
【0042】請求項24の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記宛先IPアドレスをキーにしてドメインネ
ームサーバに問い合わせることによりFQDNを解決
し、前記解決したFQDNをキーにしてドメインネーム
サーバに問い合わせることにより解決したIPアドレス
のリストを、前記クライアントにコンテンツを配信する
前記コンテンツサーバの候補とし、前記候補の中から前
記クライアントにコンテンツを配信する前記コンテンツ
サーバを決定することを特徴とする。
【0043】請求項25の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記クライアントからコンテンツの配信を要求
するパケットを受信するパケット受信手段と、前記パケ
ット受信手段が受信した前記パケットの宛先IPアドレ
スを、当該クライアントに対して要求された前記コンテ
ンツを配信する前記コンテンツサーバのIPアドレスに
書き換えて当該コンテンツサーバに転送するパケット転
送手段を備えることを特徴とする。
【0044】請求項26の本発明のサーバ負荷分散シス
テムは、前記パケット転送手段は、前記クライアントに
要求された前記コンテンツを配信する前記コンテンツサ
ーバのIPアドレスに対応するMACアドレスを解決
し、前記パケット受信手段が受信したコンテンツの配信
を要求する前記パケットの宛先MACを、前記解決した
MACアドレスに書き換えた上で、前記パケットを前記
コンテンツサーバに転送することを特徴とする。
【0045】請求項27の本発明は、コンテンツを配信
するコンテンツサーバにおいて、前記コンテンツの配信
先を各サーバに関するリソース情報に基づいて選択する
ノードに対して、前記リソース情報として算出した実際
のリソース値を補正した値を通知する手段を備えること
を特徴とする。
【0046】請求項28の本発明は、コンテンツサーバ
が配信するコンテンツを管理するコンテンツ管理装置に
おいて、前記コンテンツサーバが配信する前記コンテン
ツを、複数のグループに各前記コンテンツの前記特性に
応じて分類するコンテンツ分類手段と、各前記グループ
毎に当該グループに分類された前記コンテンツを集約す
るコンテンツ集約手段を備えることを特徴とする。
【0047】請求項29の本発明のコンテンツ管理装置
は、前記コンテンツ分類手段が、前記コンテンツの特性
を含めて、前記コンテンツを前記特性に応じて分類する
ことを特徴とする。
【0048】請求項30の本発明のコンテンツ管理装置
は、前記コンテンツ分類手段が、前記コンテンツの前記
特性の分類の粒度が段階的に細かくなる階層的な構造に
応じて、前記コンテンツの分類を段階的に行うことを特
徴とする。
【0049】請求項31の本発明のコンテンツ管理装置
は、前記コンテンツ集約手段が、同一の前記グループに
分類された前記コンテンツを同一のディレクトリ配下に
集約することを特徴とする。
【0050】請求項32の本発明は、コンピュータを制
御することにより、複数のコンテンツサーバによりコン
テンツのクライアントへの配信を分散処理するサーバ負
荷分散プログラムにおいて、各前記コンテンツの特性と
各前記コンテンツサーバに関するリソース情報とを対応
付けた前記コンテンツサーバの選択基準を参照する機能
と、前記クライアントから要求されたコンテンツを配信
する前記コンテンツサーバを、要求されたコンテンツの
前記特性と前記リソース情報から前記選択基準に基づい
て決定する機能を備えることを特徴とする。
【0051】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、
本発明の第1の実施の形態は、コンテンツサーバA1
と、コンテンツ管理装置B1とによって実現される。ま
た、コンテンツサーバA1上のコンテンツに対してアク
セスするクライアントD1がバックボーン1を介して上
記コンテンツ管理装置B1と接続されている。
【0052】コンテンツサーバA1は、コンテンツ記憶
部A11と、動的パラメータ格納部A16を含む。コン
テンツ記憶部A11は、WWWコンテンツや動画コンテ
ンツなどの配信用コンテンツ自身や、コンテンツに付随
するプログラム、プログラム実行に必要なデータベース
等を保持している。また、各コンテンツは、クライアン
ト側からは識別子によって識別され、例えば、HTTP
(Hyper Text TransferProtocol)ではURL(Universal
Resource Locator)によってコンテンツが識別される。
動的パラメータ格納部A16には、コンテンツ管理装置
B1によって参照される各配信コンテンツ毎のアクセス
頻度やCPU負荷等といった動的な特性としての動的パ
ラメータ(リソース情報)が格納されている。この動的
パラメータの内容は、コンテンツサーバA1によって逐
次更新される。なお、以下でリソース値とは、アクセス
頻度やCPU負荷等を具体的に示す数値である必要はな
く、それらの度合いを示す情報であればよい。
【0053】コンテンツ管理装置B1は、分類ポリシ設
定部B11と、コンテンツ分類部B12と、コンテンツ
集約部B13とを含む。分類ポリシ設定部B11は、コ
ンテンツ記憶部A11内に含まれているコンテンツをそ
の特性(コンテンツの種類やサイズ等の静的な特性及び
アクセス頻度等の動的な特性)に応じてグループ化する
ための分類ポリシを設定する。
【0054】ここで、分類ポリシとは、ファイル、スト
リーム、CGI(Common Gateway Interface)コンテンツ
といった、コンテンツをメディアの種類毎に大まかに分
類するための情報が格納されている。更に、分類された
各種類に対して、更に細かく分類するための情報が含ま
れていてもよい。例えばファイルに対しては、そのサイ
ズに応じて、大・中・小の3つに分けるといったポリシ
や、ストリームに対しては、その転送レートに応じて高
・中・低の3つに分けるといったポリシがある。あるい
は、アクセス頻度の高・中・低といった動的な特性に基
づくポリシでもよい。
【0055】図2は、分類ポリシ設定部B11内に設定
されている分類ポリシを示す分類ポリシテーブル101
の一例である。例えば、ファイルに分類されるコンテン
ツは、そのサイズによって、大・中・小の3つのグルー
プに分類され、更にサイズ大に分類されたグループは、
そのアクセス頻度に応じて高・低の2つのグループに分
類される。更に、設定されたポリシによって分類された
コンテンツグループが集約されるべきURLが示されて
いる。
【0056】コンテンツ分類部B12は、分類ポリシ設
定部B11によって設定された分類ポリシに基づいてコ
ンテンツ記憶部A11内のコンテンツを分類する。この
分類の際に、各コンテンツ自身から取得できる種類やサ
イズといった静的パラメータと、上記動的パラメータ格
納部A16に格納されているアクセス頻度等の動的パラ
メータが参照される。例えば、まず、コンテンツをファ
イル、ストリーム、CGIなどのメディアの種類毎に分
類する。次に、各メディアの種類毎に更に細かい分類ポ
リシが設定されている場合は、そのポリシに従って例え
ばファイルサイズやアクセス頻度等に応じた複数のコン
テンツグループに分類する。
【0057】コンテンツ集約部B13は、コンテンツ分
類部B12によってコンテンツを自動分類した結果に基
づいて、各コンテンツグループ毎にコンテンツを集約す
る。URLの場合を例に挙げると、URLは、コンテン
ツ記憶部A11内でコンテンツの配置されているディレ
クトリを用いて表現される。しかしながら、コンテンツ
分類部B12によって作成されたコンテンツグループ内
の各コンテンツは必ずしも同一のディレクトリの下に集
約されているとは限らず、クライアントD1で各コンテ
ンツがどのコンテンツグループに属するのかを識別する
のは困難である。従って、同一コンテンツグループ内の
コンテンツが同一のディレクトリ下に配置されるように
URLを書き換える処理を行なう。
【0058】図2に示す分類ポリシテーブル101の一
例では、分類されたコンテンツグループが集約されるべ
きURLが示されており、例えば、CGIであり、CP
Uに対する負荷が高いと分類されたコンテンツは、全て
「/cgi/high-load/」のディレクトリ配下に変更され
る。
【0059】図3は、URL書き換え処理を具体的に説
明するための図である。例えば、オリジナルのディレク
トリパスが「/pub/z.exe」であるコンテンツが、設定さ
れたポリシによる分類後、「/cgi/high-load/」のディ
レクトリ配下に集約されるべきとされたとする。する
と、「/cgi/high-load/z.exe」というディレクトリパス
をもつコンテンツが、「/pub/z.exe」へのシンボリック
リンクとして生成される。また、「/pub/z.exe」を参照
しているwebページ内の参照リンクは、全て集約後の
ディレクトリパスに書き換えられる。
【0060】次に、図4を参照して、本実施の形態にお
いて、コンテンツ管理装置B1におけるコンテンツの特
性に応じた自動的なグループ化の動作について詳細に説
明する。
【0061】コンテンツ管理装置B1において、コンテ
ンツ分類部B12は、分類ポリシ設定部B11内に設定
されているコンテンツの分類ポリシを読み出し(図4の
ステップS101)、読み出した分類ポリシに従ってコ
ンテンツ記憶部A11内の各コンテンツを複数メディア
種類に分類する(ステップS102)。
【0062】複数メディア種類へのコンテンツの分類が
完了すると、コンテンツ分類部B12は、分類した各メ
ディア種類毎に各コンテンツを複数のコンテンツグルー
プに分類する(ステップS103)。このステップはコ
ンテンツのサイズやアクセス頻度などの詳細な特性に応
じた分類であり、動的パラメータ格納部A16に格納さ
れているアクセス頻度等の動的パラメータが参照され
る。
【0063】複数メディア種類への分類、及び各メディ
ア種類毎のコンテンツグループへの分類が完了すると、
コンテンツ集約部B13を用いてコンテンツグループ毎
にコンテンツを集約する(ステップS104)。
【0064】本実施の形態において、コンテンツ管理装
置B1は、ここでは独立したノード内に実現されるもの
として説明したが、その他にも、図5に示すようにコン
テンツサーバA1の一部の機能としてコンテンツ管理装
置B1を実現することもできる。また、第2の実施の形
態で説明するサーバ負荷分散装置C1も含めた任意のノ
ード上で実現することができると共に、ゲートウェイ装
置の一機能として実現することもできる。
【0065】さらに、上記説明では、一台のコンテンツ
サーバA1がコンテンツ管理装置B1に接続される場合
を説明したが、図6に示すように、コンテンツ管理装置
B1に複数台のコンテンツサーバA1が接続され、コン
テンツ管理装置A1がコンテンツサーバA1毎にコンテ
ンツを分類して管理するように構成することもできる。
【0066】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、コンテンツ管理装置B1は、コ
ンテンツサーバ内のコンテンツをその特性に応じて自動
的に分類する。この分類を動的な特性に応じて行なうこ
ともできるのも特徴である。
【0067】更に、分類の結果作成されたコンテンツグ
ループを自動的に集約する。コンテンツサーバ内のコン
テンツは、最初から特性毎に同一ディレクトリ下にグル
ープ化されて配置されるわけではない。例えば、ニュー
スに関する「/news/」ディレクトリの配下には、ニュー
スの記事、写真、映像など、ファイルサイズやメディア
種類の点で異なる特性をもつコンテンツが混在した状態
で一緒に配置されているのが普通である。
【0068】本実施の形態により、同一の特性をもつコ
ンテンツ群を同一ディレクトリ下に再構成することがで
き、後述するクライアント側のサーバ負荷分散装置にお
いてこのディレクトリ単位で最適サーバを選択すると、
コンテンツの特性に応じた最適なリクエストルーティン
グを最小のエントリ数で実現することができる。
【0069】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図7を参照すると、本
発明の第2の実施の形態は、コンテンツサーバA2と、
サーバ負荷分散装置C1と、クライアントD1とによっ
て実現される。
【0070】コンテンツサーバA2は、配信する各種コ
ンテンツを記憶するコンテンツ記憶部A11と、リクエ
スト受信/コンテンツ応答部A12と、リソース応答部
A13とを含む。
【0071】リクエスト受信/コンテンツ応答部A12
は、クライアントD1側から受信したリクエストを受信
し、応答すべきコンテンツを識別する。そしてクライア
ントD1側に対して該コンテンツを送信する。
【0072】リソース応答部A13は、サーバ負荷分散
装置C1からのリソース情報取得要求に応答し、その要
求内容に応じて、サーバ負荷、コネクション数、リンク
使用率などのリソースパラメータを応答する。サーバ負
荷分散装置C1がコンテンツサーバA2に対してリソー
ス情報取得要求を行なわない場合は、このリソース応答
部A13を省くことができる。
【0073】サーバ負荷分散装置C1は、リソース取得
部C11と、転送先サーバ決定ポリシ設定部C12と、
転送先サーバ決定部C13と、リクエストルーティング
テーブルC14と、リクエスト受信部C15と、リクエ
スト転送部C16と、コンテンツ受信/転送部C17と
を含む。このサーバ負荷分散装置C1は、例えば複数の
クライアントからの要求を集中的に管理するプロキシサ
ーバの一部の機能として実現することが可能である。
【0074】リソース取得部C11は、コンテンツサー
バに関するリソース情報、例えばリクエストルーティン
グテーブルC14に転送先サーバやその他候補サーバと
して登録されていない場合に、転送先サーバとして登録
するために必要となるリソース情報や、リクエストルー
ティングテーブルC14内に登録されている転送先サー
バやその他の候補サーバに関するリソース情報を取得す
る。リソース情報の例として、WebサーバまでのRT
T(ラウンドトリップタイム; Round Trip Time)や、
転送スループットといった網内リソースパラメータや、
Webサーバの負荷、コネクション数といったサーバ自
身に関するリソースパラメータなどがある。リソース情
報取得には大きく分けて2つの方法がある。
【0075】1つは、コンテンツサーバA2に対してC
PU負荷、自ノードまでの残余帯域値などの情報を要求
して取得する方法(アクティブ型)であり、もう1つ
は、コンテンツ受信/転送部C17から、受信したコン
テンツの転送に要した遅延、得られた転送スループット
を取得する方法(パッシブ型)である。パッシブ型の方
法を用いて、サーバのCPU負荷やセッション数などを
間接的に予測したりすることも可能である。
【0076】さらに、取得したリソースパラメータか
ら、他のリソースパラメータを予測したり、あるいは抽
出するということも可能である。例えば、(1)サイズ
の小さいコンテンツに対して計測されたコンテンツ取得
時間を、RTTとみなす、(2)プログラム実行負荷の
大きなCGIコンテンツに対するコンテンツ取得時間
を、サーバ負荷とみなす、といった方法が考えられる。
【0077】転送先サーバ決定ポリシ設定部C12は、
各コンテンツの特性に応じた転送先サーバを選択するた
めのポリシを示す転送先サーバ決定ポリシテーブル10
3を設定する。
【0078】図8は、転送先サーバ決定ポリシ設定部C
12内に設定されるポリシを示す転送先サーバ決定ポリ
シテーブル103の一例である。この転送先サーバ決定
ポリシテーブル103では、ファイルの特性をもつコン
テンツグループに対してはコンテンツ取得時の転送スル
ープットが用いられ、この値が最大となるサーバを基準
として、60%までの値をもつサーバが転送先サーバと
して選択される。また、CGIの特性をもつコンテンツ
グループに対しては、CPU負荷にサーバまでのRTT
を掛けた値が用いられ、この値が小さい順に3つのサー
バが選択される。
【0079】転送先サーバ決定部C13は、リソース取
得部C11によって取得したリソースパラメータの中か
ら、転送先サーバ決定ポリシ設定部C12において設定
されたリソースパラメータを用いて転送先サーバを決定
する。
【0080】リクエストルーティングテーブルC14
は、リクエスト受信部C15によって受信したリクエス
トをどのサーバに転送すべきかを示すテーブルである。
テーブル内のエントリは、転送先サーバ決定部C13に
よって書き込まれる。
【0081】図9は、リクエストルーティングテーブル
C14の一例を示すテーブル104である。このテーブ
ル104によると、リクエストするコンテンツのURL
に対する転送先サーバのIPアドレスが書かれている。
【0082】例えばURLが、「http://www.aaa.net/c
gi/high/*」のエントリは、URLの先頭部分が「http:
//www.aaa.net/cgi/high/」を含む全てのURLを表す
URLプレフィクス表現になっている。このエントリに
対応するリクエストは、「10.2.5.2」のIPアドレスを
もつコンテンツサーバへ転送される。また、URLが
「http://www.ccc.com/file/small/*.jpg」に対応する
エントリは、「http://www.ccc.com/file/small/」以下
にあるコンテンツの内、ファイル拡張子としてjpgを
もつもの全てに対応する。このエントリに対応するリク
エストは、「10.4.2.1」のIPアドレスをもつコンテン
ツサーバか、「10.2.5.2」のIPアドレスをもつコンテ
ンツサーバへ転送される。
【0083】このように複数の転送先サーバIPアドレ
スが指定されている場合は、リクエスト毎にラウンドロ
ビンでいずれかのサーバが選択されるか、あるいはウェ
イテッドラウンドロビン(Weighted Round Robin)や重み
つきハッシュ関数などを用いて、各サーバ毎に指定され
たウェイト、すなわち優先度の比に応じて選択すること
もできる。
【0084】リクエスト受信部C15は、クライアント
D1からのリクエストを受信し、その内容を解析する。
該リクエストの内容を解析することによって、クライア
ントD1がリクエストしているコンテンツのURLを識
別する。更に該リクエストをどのサーバに転送すべきか
をリクエストルーティングテーブルC14を参照して解
決し、リクエスト転送部C16へ渡す。
【0085】リクエスト転送部C16は、リクエスト受
信部C15から転送すべきリクエストの内容と転送すべ
きサーバ情報を受け取り、該コンテンツサーバA2に対
して該リクエストを転送する。
【0086】コンテンツ受信/転送部C17は、リクエ
スト転送部C16が行なったリクエストに対するコンテ
ンツサーバA2からの応答コンテンツを受信し、クライ
アントD1に対して該コンテンツを転送する。
【0087】クライアントD1は、コンテンツサーバA
2内のコンテンツを取得するリクエストを出すものであ
る。該リクエストは、サーバ負荷分散装置によって指定
されたコンテンツサーバA2へと誘導される。ここで
は、クライアントD1は、1台ではなく、複数のクライ
アントを示すものとする。
【0088】次に、図10〜図12を参照して、本実施
の形態において、サーバ負荷分散装置C1における各コ
ンテンツの特性に応じて選択基準を変えながら転送先サ
ーバを選択する動作について詳細に説明する。
【0089】まず図10を用いてサーバ負荷分散装置C
1がクライアントD1からコンテンツを取得するリクエ
ストを受信したときの動作を説明する。
【0090】サーバ負荷分散装置C1において、リクエ
スト受信部C15がクライアントD1からリクエストを
受信すると、該リクエストを解析し、リクエストしてい
るコンテンツのURLを識別する(図10のステップS
201)。
【0091】次に、リクエスト受信部C15は、リクエ
ストしているコンテンツの識別子に対して、リクエスト
ルーティングテーブル104内に該コンテンツに対する
エントリがあるかどうかをチェックする(ステップS2
02)。
【0092】ステップS202において、該コンテンツ
に対するエントリが存在する場合、リクエスト受信部C
15は該エントリを参照し、リクエストを転送すべきコ
ンテンツサーバA2を読み込む(ステップS203)。
そして、リクエスト転送部C16は、リクエスト受信部
から転送すべきリクエストと転送すべきコンテンツサー
バA2の情報を受け取り、該コンテンツサーバA2へリ
クエストを転送する(ステップS204)。
【0093】ステップS202において、該コンテンツ
に対するエントリが存在しない場合、デフォルトサーバ
へリクエストを転送し(ステップS205)、リクエス
トのあったコンテンツを含むコンテンツグループに対し
て転送先サーバを決定し、リクエストルーティングテー
ブルに転送先サーバのエントリを書き込む動作を行なう
(ステップS206)。ここでデフォルトサーバとは、
該リクエストをデータとして含むIPパケットの宛先I
Pアドレスに対応するサーバや、該リクエスト中のUR
LのFQDN(Fully Qualified Domain Name:完全修
飾ドメイン名)部分から、ドメインネームサーバ(Domai
n Name Server; DNS)を用いて解決したIPアドレスに
対応するサーバなどを意味する。
【0094】上記ステップS206に対応する動作を詳
細に説明するためのフローチャートが図11である。
【0095】転送先サーバ決定部C13は、リクエスト
のあったコンテンツはどのコンテンツグループに属する
のかを識別し、該コンテンツグループに対する候補サー
バリストを取得する(図11のステップS301)。こ
こでの識別/取得方法として、該リクエスト中のURL
の全部又は一部分をキーにして、コンテンツ管理装置B
1に問い合わせる方法や、直接コンテンツサーバA2に
問い合わせる方法などがある。ここで、候補サーバと
は、該コンテンツグループを保持する全てのコンテンツ
サーバA2、又は該コンテンツグループを保持する全て
のコンテンツサーバA2の中から一部を抽出したサーバ
群のことである。
【0096】また、該URLに対するコンテンツグルー
プ識別及び候補サーバリスト取得のためにドメインネー
ムサーバを用いる方法もある。この場合は、該コンテン
ツグループ毎にユニークなFQDNを求め、該FQDN
をキーにして解決したIPアドレスの各々に対応するコ
ンテンツサーバを候補サーバとする。該コンテンツグル
ープ毎にユニークなFQDNの生成方法の例として、リ
クエストされたコンテンツに対するURLが「http://w
ww.aaa.net/cgi/high/prog.cgi」である場合、「high.c
gi.www.aaa.net」を該コンテンツの属するコンテンツグ
ループに対応するFQDNとし、該FQDNをキーにし
て候補サーバのIPアドレスを解決する方法などがあ
る。
【0097】次に、転送先サーバ決定部C13は、該コ
ンテンツグループが転送先サーバ決定ポリシ設定部C1
2のどの転送先サーバ決定ポリシに対応するのかを識別
し、対応する転送先サーバ設定ポリシを読み込む(ステ
ップS302)。この対応関係の識別方法として、例え
ば以下の2つの方法がある。
【0098】(1)ステップ301でコンテンツ管理装
置B1に問い合わせる場合に、問い合わせ時に該コンテ
ンツグループのコンテンツ特性の情報も一緒に取得す
る。
【0099】(2)サーバ負荷分散装置C1内に、UR
Lや宛先ポート番号に対応するコンテンツ特性をマッピ
ングしたテーブル(例えば、URLにcgi−binを
含むコンテンツグループのコンテンツ特性はCGIであ
り、宛先ポート番号554であるコンテンツグループの
コンテンツ特性はストリームであるといった対応関
係)。
【0100】更に、転送先サーバ決定部C13は、ステ
ップS302で読み込んだ転送先サーバ設定ポリシか
ら、該コンテンツグループに対する転送先サーバを決定
するために、候補サーバから直接コンテンツを取得する
ことによりリソース取得を行なう、すなわちパッシブ型
のリソース測定が必要かどうかをチェックする(ステッ
プS303)。
【0101】パッシブ型のリソース測定が必要のある場
合の例として、コンテンツの転送遅延、転送スループッ
トなどのリソースパラメータを転送先サーバ決定に用い
る場合が挙げられる。また、反対にパッシブ型のリソー
ス測定を行なう必要のない場合の例として、サーバ負
荷、リンク帯域などのリソースパラメータを問い合わせ
により取得し、その結果を利用して転送先サーバ決定に
用いるアクティブ型のリソース測定が行われる場合が挙
げられる。なお、パッシブ型のリソース測定とアクティ
ブ型のリソース測定を混ぜて転送先サーバの決定を行な
ってもよい。
【0102】ステップS303において、パッシブ型の
リソース測定を行なって転送先サーバを調べる必要があ
る場合、転送先サーバ決定部C13は、候補サーバをリ
クエストルーティングテーブルC14に書き込む(ステ
ップS304)。
【0103】ステップS304で候補サーバがリクエス
トルーティングテーブルC14に書き込まれると、リク
エストルーティングテーブルC14は、該コンテンツグ
ループに含まれるコンテンツに対するリクエストの転送
先として、候補サーバの中から1つのコンテンツサーバ
を選択する。
【0104】このときラウンドロビンで転送先を選択す
るなどして、リクエストが全ての候補サーバに転送され
るようにする。リクエストを各候補サーバへ振り分ける
ことにより、コンテンツ受信/転送部C17は各候補サ
ーバからコンテンツを受信し、リソース取得部C11は
その際の転送遅延、(単位時間あたりのコンテンツの受
信量を測定することで)転送スループット等のリソース
パラメータを知ることができる(ステップS305)。
【0105】ついで、アクティブ型のリソース測定が必
要であるかどうかをチェックする(ステップS30
6)。すなわち、ステップ305によるパッシブ型のリ
ソース測定だけでは十分なリソースパラメータを取得で
きない場合等には、アクティブ型のリソース測定が必要
であるとして、ステップS307でアクティブ型のリソ
ース測定がなされる。
【0106】ステップS303において、パッシブ型の
リソース測定を行なって転送先サーバを調べる必要がな
い場合、またステップ306でアクティブ型のリソース
測定が必要と判定された場合、転送先サーバ決定部C1
3はリソース取得部C11を用いて必要なリソースパラ
メータを測定し取得する(ステップS307)。
【0107】ステップS305又はステップS307に
よって転送先サーバ決定に必要なリソースパラメータを
取得すると、転送先サーバ決定部C13は該リソースパ
ラメータ及びステップS301で読み込んだ転送先サー
バ設定ポリシを用いて転送先サーバを決定する(ステッ
プS308)。このとき複数のコンテンツサーバを転送
先サーバとして決定してもよい。
【0108】そして決定した転送先サーバのエントリを
リクエストルーティングテーブルC14における該当コ
ンテンツグループに対するリクエスト転送先として書き
込む(ステップS309)。複数のエントリを書き込む
場合、各コンテンツサーバへリクエストが転送される割
合、重み付けを同時に書き込んでもよい。
【0109】ステップS309で転送先サーバをリクエ
ストルーティングテーブルC14に書き込むと、書き込
んだエントリを維持管理する状態に移行する(ステップ
S310)。
【0110】ステップS310に対応する動作を詳細に
説明するためのフローチャートが図12である。
【0111】リクエストルーティングテーブルC14
は、維持管理すべき転送先サーバエントリに対するリク
エストを一定時間以内に受信したかどうかを定期的にチ
ェックする(図12のステップS401)。もし一定時
間以上リクエストを受信していない場合は該エントリを
削除する(ステップS404)。
【0112】一定時間以内に該エントリに対するリクエ
ストを受信している場合は、更に、該エントリに対する
候補サーバについて、転送先サーバを決定したときのリ
ソース値と比べて予め設定した閾値以上の変化があるか
どうかをリソース取得部C11を用いてチェックする
(ステップS402)。このチェックは、ステップS3
07で決定した転送先サーバが現在もなお最適であるか
どうかを調べるためのものである。閾値以上の変化がな
い場合は、再度ステップS401に戻る。
【0113】ステップS402において、閾値以上の変
化があった場合は、ステップS301へ戻り、再度転送
先サーバを決定する動作を行なう(ステップS40
3)。
【0114】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0115】本実施の形態では、サーバ負荷分散装置
は、コンテンツグループ毎に異なるポリシで転送先サー
バを決定し、リクエストルーティングテーブルに登録す
る。従来は、全てのコンテンツグループに対して同一の
基準で転送先サーバが選択されていたため、コンテンツ
グループによっては必ずしも最適なサーバが選択されて
いるとはいえなかった。本実施の形態では、各コンテン
ツグループの特性に応じて転送先サーバの選択基準を変
えることにより、クライアントからのリクエストは常に
最適なサーバに転送される。特に、コンテンツの特性に
応じてコンテンツグループを自動生成する第1の実施の
形態と組み合わせることにより、サーバ選択がより効果
的に実現される。
【0116】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0117】図13を参照すると、本発明の第3の実施
の形態は、コンテンツサーバA3と、サーバ負荷分散装
置C1とによって実現される。
【0118】コンテンツサーバA3は、第2の実施の形
態におけるコンテンツサーバA2の構成に加え、リソー
ス応答ポリシ設定部A14を含み、リソース応答部A1
3の代わりにリソース応答部A15を含む点が異なる。
その他の構成については、図7に示した第2の実施の形
態と同様である。
【0119】リソース応答ポリシ設定部A14は、サー
バ負荷分散装置C1から受信したリソース情報取得要求
に対して応答する際のポリシが設定されるものである。
ここでポリシとは、自コンテンツサーバに過度のアクセ
スが集中しないようにするために用いられる。例えば、
コンテンツサーバA3が、自ノードのCPU負荷が10
%と低い状態であるときに、複数のサーバ負荷分散装置
からリソース情報取得要求を受信したとする。このと
き、全てのサーバ負荷分散装置に対してCPU負荷の値
を10%と応答すると、この値を受信したサーバ負荷分
散装置はコンテンツサーバA3のCPU負荷が十分に低
いと判断し、コンテンツサーバA3を、リクエストを転
送するべきサーバに選択する可能性がある。その結果、
コンテンツサーバA3のCPU負荷が、アクセスの集中
により急激に上昇し、十分なサーバ性能を提供できない
ということが起こりうる。最悪の場合、コンテンツサー
バA3を転送先サーバとして選択したサーバ負荷分散装
置全てが、サーバ性能劣化を検出して他のコンテンツサ
ーバを転送先サーバとして再度選択し、今度は再度選択
されたコンテンツサーバがアクセスの集中により性能が
劣化してしまうという動作を再帰的に繰り返すという、
発振現象が起こってしまう。
【0120】このような特定のコンテンツサーバに対す
るアクセス集中や、発振現象を防ぐためのポリシが設定
される。ここでポリシの例としては、一定時間内に所定
の閾値以上のリソースを応答しない、あるいは、一定時
間内に所定の値以上のリソースを同時に応答するサーバ
負荷分散装置の数をある閾値以内に抑えるといった内容
等が考えられる。
【0121】図14は、リソース応答ポリシ設定部A1
4内に設定されるポリシを示すリソース応答ポリシテー
ブル105の一例である。このリソース応答ポリシテー
ブル105では、リソースの種類に応じて応答ポリシが
示されており、例えばCPU負荷にに関しては、現在の
CPU負荷が0%〜30%の場合は、30%の確率で実
際のCPU負荷の2倍の値を応答し(70%の確率で実
際の値を応答する)、30%〜60%の場合は、50%
の確率で実際のCPU負荷の1.5倍の値を応答し、6
0%〜100%の場合は実際の値を応答するという動作
をする。
【0122】リソース応答部A15は、第1の実施の形
態におけるリソース応答部A13と同様にサーバ負荷分
散装置C1からのリソース情報取得要求に対して要求さ
れたリソースパラメータを応答する。ただし、リソース
応答時に、リソース応答ポリシ設定部A14内に設定さ
れているリソース応答時のポリシを参照し、該ポリシに
従って応答するリソース値を計算する。
【0123】次に、図15を参照して、本実施の形態に
おいて、コンテンツサーバA3がサーバ負荷分散装置C
1からリソース取得要求を受信したときの動作について
詳細に説明する。
【0124】コンテンツサーバA3内のリソース応答部
A15は、サーバ負荷分散装置C1からリソース情報取
得要求を受信すると、自ノードにおける要求されたリソ
ースパラメータに対応するリソース値を取得する(図1
5のステップS501)。
【0125】次に、リソース応答部A15は、リソース
応答ポリシ設定部A14から、該リソースパラメータに
対するリソース応答ポリシを取得する(ステップS50
2)。
【0126】ステップS502の後、リソース応答部A
15は、ステップS501で取得したリソースパラメー
タをその値のまま応答してよいかどうかをチェックする
(ステップS503)。
【0127】ステップS503で、該リソースパラメー
タをその値のまま応答してよいと判定した場合、リソー
ス応答部A15は、リソース情報取得要求を行なったサ
ーバ負荷分散装置C1に対して該リソースパラメータを
応答する(ステップS505)。
【0128】ステップS503で、該リソースパラメー
タをその値のまま応答しないと判定した場合、リソース
応答部A15は、該リソースパラメータに対するリソー
ス応答ポリシに基づいて、応答するリソース値を計算す
る(ステップS504)。そして計算したリソース値
を、リソース情報取得要求を行なったサーバ負荷分散装
置C1に対して該リソースパラメータとして応答する
(ステップS505)。
【0129】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、コンテンツサーバは、網内に配
置されている複数のサーバ負荷分散装置からのリソース
情報取得要求に対し、必ずしも実際のリソース情報をそ
のまま応答するのではなく、設定したリソース応答ポリ
シに応じてリソース値を補正して応答する。
【0130】各サーバ負荷分散装置は独立に転送先サー
バを決定するため、従来技術のように実際のリソース情
報をそのまま応答すると、同時に多数のサーバ負荷分散
装置が自コンテンツサーバを転送先サーバとして選択す
ることによってリクエストの急激な集中が生じる可能性
があった。本実施の形態のように、リソース値を補正し
て応答することにより、急激なリクエストの集中を抑制
することができる。
【0131】次に、本発明の第4の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0132】図16を参照すると、本発明の第4の実施
の形態は、コンテンツサーバA2と、サーバ負荷分散装
置C2とによって実現される。
【0133】サーバ負荷分散装置C2は、第2の実施の
形態におけるサーバ負荷分散装置C1の構成に加え、ウ
ェイト設定部C19を備えている。また、リクエストル
ーティングテーブルC14の代わりにリクエストルーテ
ィングテーブルC18が用いられる。
【0134】リクエストルーティングテーブルC18
は、第2の実施の形態で説明したリクエストルーティン
グとその機能は同じであるが、各エントリにおける転送
先サーバIPアドレス毎に、その転送ウェイト値が指定
されている点が異なる。ウェイテッドラウンドロビン
や、重みつきハッシュ関数などを用いることにより、各
サーバ毎に指定されたウェイト値の比で、リクエスト受
信部へ応答するサーバが選択される。
【0135】また、リクエストルーティングテーブルC
14では、リクエストを転送しないサーバは登録されな
いが、リクエストルーティングテーブルC18では、該
コンテンツグループに対する候補サーバは全て登録され
る。このとき、リクエストを転送しないサーバはウェイ
ト0%として登録される。図17に、リクエストルーテ
ィングテーブルC18の一例としてのテーブル106を
示す。
【0136】ウェイト設定部C19は、リクエストルー
ティングテーブルC18内の転送ウェイト値を設定/変
更する機能を有する。図17におけるリクエストルーテ
ィングテーブル106においては、「rtsp://stream.bb
b.org/live/*」に対する転送先サーバIPアドレスは、
「10.5.1.1」、「10.7.1.1」、「10.4.2.1」、「10.2.
5.2」に対するウェイト値はそれぞれ20%、20%、
10%、50%であるが、これを例えばそれぞれ30
%、30%、20%、20%に変更するという動作をす
る。
【0137】次に、図18を参照して、本実施の形態に
おいて、サーバ負荷分散装置C2における特定のサーバ
への負荷集中を防ぐ動作について詳細に説明する。
【0138】転送先サーバ決定部C13は、リクエスト
ルーティングテーブルC18内の各エントリ毎に、リソ
ース取得部C11を用いて登録されている転送先サーバ
に対するリソースを取得する(図18のステップS60
1)。取得するリソースの種類は、転送先サーバ決定ポ
リシ設定部C12内に設定されており、エントリ毎に異
なっていてもよい。
【0139】各転送先サーバに対するリソースを取得す
ると、次に、転送先サーバ決定部C13は、各サーバに
対する取得したリソース値を比較し、サーバ間における
リソース値の違いが予め設定された閾値を超えるかどう
かを判別する(ステップS602)。この判別基準の例
として、「取得したサーバ毎のリソース値の最大値は、
最小値の2倍以上大きい」、「取得したサーバ毎の転送
スループットの最大値と最小値の差は1Mbps以上で
ある」などが考えられる。
【0140】ステップS602で、サーバ間におけるリ
ソース値の違いが予め設定された閾値を超えない場合は
リクエストルーティングテーブルC18において設定さ
れているウェイト値を変更しないが、反対に超える場合
は、ウェイト設定部C19によって取得したリソース値
に応じてウェイト値を再設定する(ステップS60
3)。
【0141】例えば、サーバA、サーバB、サーバCと
3つの転送先サーバが登録されており、それぞれに対す
るウェイト値が、30%、50%、20%であったとす
る。そして取得した3つのサーバに対する転送スループ
ットがそれぞれ6Mbps、3Mbps、1Mbpsで
あったとする。このとき、転送スループットの比に応じ
て、60%、30%、10%とウェイト値を変更する。
【0142】しかしながら、このようにリソース値の比
に応じていきなりウェイト値を変更することは発振防止
という観点からは望ましくない。上記の例の場合、ウェ
イト変更後、サーバAに対するリクエストが30%から
60%に増えるが、他の負荷分散装置においても同様に
サーバAに対するリクエストの比率を増やしていると、
サーバAの受けるリクエスト数が急激に増加することに
なり、サーバAの転送スループットが大きく低下する可
能性がある。すると再度ウェイト値の変更が必要にな
り、ウェイト変更動作が収束せずに発振してしまうこと
がある。発振を防止するためには、いきなりリソース値
の比に応じてウェイト値を変更せずに、ウェイト変更の
割合を、move_granularityを用いて制限する方法があ
る。move_granularityは、一度のウェイト値の変更を抑
制するためのパラメータであり、1.0以下の値をと
る。上記の例で、リソース値の比に応じてサーバAに対
するウェイト値を30%→60%に変更する場合は「mo
ve_granularity=1.0」に対応する。例えば、上記の
例で、「move_granularity=0.3」とした場合、サー
バAに対しては、(60%−30%)×0.3=9%だ
けウェイト値を変更することになり、変更後のウェイト
値は39%となる。同様に、サーバB、サーバCに対し
ては、変更後のウェイト値はそれぞれ44%、17%と
なる。
【0143】このようにmove_granularityを用いて徐々
にウェイト値を変更することによって、特定のサーバの
受けるリクエスト数が急激に増加/減少することが抑制
され、発振を抑止することができる。このとき発振が起
こらないようにmove_granularityの値を設定することが
重要である。例えばフィードバック制御を用いて、move
_granularityを発振が起こらない値に自動的に調整する
方式などが考えられる。
【0144】転送先サーバ決定部は、リクエストルーテ
ィングテーブルC18内の各エントリ毎に、ステップS
601〜S603の動作を定期的に実行する。
【0145】図18において説明した動作は、move_gra
nularityを用い、その値を発振が起こらないように調節
する必要があった。次に、move_granularityを調節する
必要なく(すなわち「move_granularity=1.0」のま
まで)、コンテンツサーバに対する急激なリクエスト数
の変動を抑止する方法についてその動作を詳細に説明す
る。
【0146】図19を参照すると、ステップS602ま
では図18で説明した動作と同様である。ステップS6
02において、リソース値の違いが閾値以上の場合、直
ちにステップS603でウェイト値を変更する代わり
に、ウェイト値を変更する時刻を決定する(図19のス
テップS604)。ウェイト値を変更する時刻は確率的
に決定され、例として、0分後〜10分後の間の時刻で
等確率で決定されるというものなどが考えられる。
【0147】ステップS604で決定した時刻に、再度
リソース取得部C11を用いて、リクエストルーティン
グテーブルC18内の各エントリ毎に登録されている転
送先サーバに対するリソースを取得する(ステップS6
05)。ステップS605で再度各転送先サーバに対す
るリソースを取得すると、再度ステップS602と同様
の動作を行ない、各サーバ間におけるリソース値の違い
が予め設定された閾値を超えるかどうかを判別する(ス
テップS606)。
【0148】ステップS606で、サーバ間におけるリ
ソース値の違いが予め設定された閾値を超えない場合は
リクエストルーティングテーブルC18において設定さ
れているウェイト値を変更せずに終了するが、反対に超
える場合は、ウェイト設定部C19によってステップS
605で再度取得したリソース値に応じてウェイト値を
再設定する(ステップS607)。
【0149】本動作では、move_granularityを調節する
代わりに、ウェイト値を再設定する時刻を確率的に分散
させた時間だけ遅延させることにより、コンテンツサー
バに対する急激なリクエスト数の変動を抑止する。ま
た、遅延させた時刻において再度ウェイト値を再設定す
るかどうかを判定し、必要ない場合は再設定を行なわな
いことにより、ウェイト値の不要な変更動作が抑止さ
れ、発振防止の効果が得られる。
【0150】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0151】本実施の形態では、サーバ負荷分散装置に
おける各エントリの転送先サーバに対するウェイト値を
取得したリソース値に応じて変更する。このウェイト値
の変更を、move_granularityを用いて緩やかに行なうこ
とにより、あるコンテンツサーバに対する急激なリクエ
スト数の変動を抑止することができる。また、move_gra
nularityを調節する代わりに、ウェイト値を再設定する
時刻を確率的に分散させた時間だけ遅延させることによ
り、同じ効果を得ることもできる。第3の実施の形態で
は、コンテンツサーバ側で急激なリクエスト数変動の抑
止を実現していたが、本実施の形態では、コンテンツサ
ーバ側に対しては変更を必要とせず、サーバ負荷分散装
置側で同等の機能を実現する。
【0152】次に、本発明の第5の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0153】図20を参照すると、本発明の第5の実施
の形態は、コンテンツサーバA4と、サーバ負荷分散装
置C3と、クライアントD2と、ドメインネームサーバ
E1とによって実現される。
【0154】コンテンツサーバA4は、コンテンツ記憶
部A11と、リクエスト受信/コンテンツ応答部A12
とを含む。それぞれの機能、動作については第2の実施
の形態で述べた通りである。
【0155】サーバ負荷分散装置C3は、パケット受信
部C25と、パケット転送部C20と、パケットルーテ
ィングテーブルC21と、転送先サーバ決定部C22
と、FQDN(Fully Qualified Domain Name:完全修
飾ドメイン名)解決部C23と、アドレス解決部C24
とを含む。
【0156】パケット受信部C25は、クライアントD
2からのパケットを受信し、該パケットの宛先ポート番
号を調べる。調べた宛先ポート番号が予め設定された値
に含まれる場合は、パケットルーティングテーブルC2
1に登録されているエントリを参照し、該パケットの宛
先IPアドレスから、該パケットを転送すべきコンテン
ツサーバA4のIPアドレスを調べる。
【0157】パケット転送部C20は、パケット受信部
C25が受信したパケットの宛先IPアドレスを、転送
すべきコンテンツサーバA4のIPアドレスに書き換
え、該コンテンツサーバA4に対して送信する。
【0158】また、IPアドレスを書き換えずに、レイ
ヤ2レベルでのヘッダ書き換えのみを行ない、該パケッ
トの転送を行なうこともできる。レイヤ2プロトコルと
して、イーサネット(R)が用いられる場合を考えると、
転送すべきコンテンツサーバA4のIPアドレスから、
ARPを用いて該コンテンツサーバA4のMACアドレ
スを解決し、該パケットの宛先IPアドレスは書き換え
ずに、解決したMACアドレスを宛先MACアドレスと
してパケットを転送する。以下では簡単のために、IP
アドレスを書き換えてパケットを転送する場合だけにつ
いて説明を行なう。
【0159】パケットルーティングテーブルC21に
は、パケット受信部C25が受信したパケットの宛先I
Pアドレス/宛先ポート番号に対して、該パケットを転
送すべきコンテンツサーバのIPアドレスが登録されて
いる。
【0160】図21は、パケットルーティングテーブル
C21の一例を示すテーブル107である。このテーブ
ル107によると、例えば宛先IPアドレスが「10.1.
1.1」、宛先ポート番号が「7070」番のパケットに
対しては、宛先IPアドレスが「20.2.2.2」のコンテン
ツサーバか、「30.3.3.3」のコンテンツサーバに転送さ
れる。
【0161】このとき、パケット毎に2つのコンテンツ
サーバのいずれかを交互に選ぶのではなく、同一のコネ
クションを同一のコンテンツサーバに接続させるため
に、同一のソースIPアドレス/ソースポート番号の組
み合わせでハッシュ関数に掛けて、生成したハッシュ値
を基にコンテンツサーバを選ぶという方法などが用いら
れる。また、受信パケットのTCPヘッダのSYNフラ
グ受信を契機に、該パケットと同じIPアドレス/ポー
ト番号をもつパケットに対しては同じサーバへ転送させ
るように記憶しておくという方法もある。
【0162】転送先サーバ決定部C22は、ある宛先I
Pアドレス/宛先ポート番号をもつパケットに対して、
転送先サーバ(コンテンツサーバA4)を決定する。こ
こで転送先サーバの決定には、第2の実施の形態の転送
先サーバ決定部C13で述べたのと同様の方法が適用で
きる。決定した転送先サーバを、パケットルーティング
テーブルC21のエントリとして書き込む。
【0163】FQDN解決部C23は、転送先サーバ決
定部C22が、ある宛先IPアドレス/宛先ポート番号
をもつパケットの転送先となるコンテンツサーバA4を
決定する動作の際に、該宛先IPアドレスに対するFQ
DNをドメインネームサーバE1に対して問い合わせ
る。
【0164】アドレス解決部C24は、転送先サーバ決
定部C22が、ある宛先IPアドレスをもつパケットの
転送先となるサーバを決定する動作の際に、FQDN解
決部C23によって該宛先IPアドレスに対するFQD
Nを解決した後、解決したFQDNと該パケットの宛先
ポート番号を用いて新規にFQDNを作成し、新規に作
成したFQDNに対するIPアドレスを解決する。ここ
で新規に作成するFQDNは、パケットの宛先IPアド
レスと宛先ポート番号毎にユニークでなければならな
い。例えば、解決したFQDNが「aaa.com」であり、
該パケットの宛先ポート番号が「7070」であると
き、「port7070.aaa.com」というFQDNに対するIP
アドレスを解決する。ここでは、複数のIPアドレスを
解決することが可能であり、FQDN解決部C23とア
ドレス解決部C24を用いることで、該パケットの転送
先となる候補サーバのIPアドレスの一覧を取得するこ
とができる。
【0165】クライアントD2は、リクエスト送信部D
11と、アドレス解決部D12とを含む。
【0166】リクエスト送信部D11は、コンテンツを
取得するリクエストをIPパケットとして送信する。こ
のとき、取得しようとするコンテンツの識別子であるU
RLから、アドレス解決部D12を用いて該URLのF
QDNに対応するIPアドレスを解決し、解決したIP
アドレスを送信するIPパケットの宛先IPアドレスと
する。また、URLで指定されたポート番号を宛先ポー
ト番号とする。例えば、URLが「http://aaa.com/pic
t.jpg:7070」のコンテンツを取得するリクエストを送信
する場合、「aaa.com」に対するIPアドレスが「10.1.
1.1」であるとすると、宛先IPアドレスが「10.1.1.
1」、宛先ポート番号が「7070」のパケットを送信
する。
【0167】アドレス解決部D12は、取得しようとす
るコンテンツのURLのFQDN部分をキーにして、ド
メインネームサーバE1に対してIPアドレスを問い合
わせる。ドメインネームサーバE1からの応答には複数
のIPアドレスが含まれていてもよい。この場合は、任
意の1つのエントリを該FQDNに対応するIPアドレ
スとして用いる。
【0168】ドメインネームサーバE1は、アドレス/
FQDN解決テーブルE11と、アドレス応答部E12
と、FQDN応答部E13とを含む。
【0169】アドレス/FQDN解決テーブルE11
は、アドレス応答部E12及びFQDN応答部E13が
受けたアドレス解決要求及びFQDN解決要求に対して
応答する際に参照するテーブルであり、「FQDN→I
Pアドレス」の変換テーブルであるアドレス解決用テー
ブル108と、「IPアドレス→FQDN」の変換テー
ブルであるFQDN解決用テーブル109の2つからな
る。
【0170】図22は、アドレス/FQDN解決テーブ
ルE11の例を示すものである。アドレス/FQDN解
決テーブルE11は、アドレス解決用テーブル108
と、FQDN解決用テーブル109の2つのテーブルか
ら構成される。アドレス/FQDN解決テーブルE11
の特徴として、アドレス解決用テーブル108にはある
FQDNに対して解決されるIPアドレスが複数存在し
てもよいが、FQDN解決用テーブル109にはあるI
Pアドレスに対して解決されるFQDNは1つでなけれ
ばならない。
【0171】このとき、FQDNをコンテンツグループ
の識別子として用いれば、サーバ負荷分散装置C3は、
クライアントD2から受信したパケットの宛先IPアド
レスと宛先ポート番号からFQDNを解決することによ
って、リクエストしているコンテンツグループを識別す
ることが可能になる。更に、該FQDNからIPアドレ
スを解決することにより、該FQDNに対する候補サー
バ一覧を取得することができる。すなわち、IPヘッダ
及びトランスポート層(UDP/TCP)ヘッダの解析
のみでリクエストしているコンテンツグループを識別で
き、更に上位層の情報を解析する必要がないという効果
がある。
【0172】アドレス応答部E12は、他ノードから受
信したアドレス解決要求に対して、要求メッセージ内に
含まれるFQDNをキーとしてアドレス/FQDN解決
テーブルを参照し、解決されたIPアドレスを応答す
る。
【0173】FQDN応答部E13は、他ノードから受
信したFQDN解決要求に対して、要求メッセージ内に
含まれるIPアドレスをキーとしてアドレス/FQDN
解決テーブルを参照し、解決されたFQDNを応答す
る。
【0174】次に、図23を参照して、本実施の形態に
おいて、クライアントD2があるコンテンツを取得する
リクエストを送信する際の動作について詳細に説明す
る。
【0175】リクエスト送信部D11は、取得しようと
するコンテンツのURLから、FQDN部分を抽出する
(図23のステップS701)。例えば、URLが、
「http://aaa.com/pict.jpg:7070」であるとすると、
「aaa.com」がFQDN部分に対応する。
【0176】次に、アドレス解決部D12を介して、抽
出したFQDNに対応するIPアドレスを解決する(ス
テップS702)。このとき、アドレス解決部D12
は、ドメインネームサーバE1に対して該FQDNをキ
ーにしてアドレス解決要求を行なう。
【0177】最後に、リクエスト送信部D11は、解決
したIPアドレスを宛先IPアドレスとして、該コンテ
ンツに対するリクエストパケットを送信する(ステップ
S703)。
【0178】次に、図24を参照して、本実施の形態に
おいて、サーバ負荷分散装置C3がクライアントD2か
らパケットを受信したときの動作について詳細に説明す
る。
【0179】パケット受信部C25は、受信したパケッ
トの宛先ポート番号を解析し、解析した宛先ポート番号
が予め設定された値に一致するかどうかをチェックする
(図24のステップS801)。
【0180】ステップS801の結果、予め設定された
値に一致しない場合、パケット受信部C25は、受信パ
ケットを通常のパケットとして処理する(ステップS8
03)。すなわち、サーバ負荷分散装置としての動作は
行なわない。
【0181】ステップS801の結果、予め設定された
値に一致する場合、パケット受信部C25は、受信パケ
ットの宛先IPアドレス/宛先ポート番号に対応するエ
ントリがパケットルーティングテーブルC21内に存在
するかどうかをチェックする(ステップS802)。
【0182】ステップS802の結果、エントリが存在
する場合、パケット受信部C25は、該エントリにおけ
る転送先サーバIPアドレスをパケットルーティングテ
ーブルC21に対して問い合わせる(ステップS80
4)。
【0183】このとき、パケットルーティングテーブル
C21は、受信パケットの宛先IPアドレス/ポート番
号に対する転送先サーバのIPアドレスを応答するが、
このとき複数の転送先サーバIPアドレスが登録されて
いる場合は、先に説明したように、ハッシュ関数を用い
る方法等により、同一のコネクションを同一のコンテン
ツサーバに接続させるように転送先サーバのIPアドレ
スを応答する。
【0184】パケット受信部C25は、パケットルーテ
ィングテーブルC21から転送先サーバIPアドレスを
応答されると、受信パケットの宛先アドレスを該転送先
サーバIPアドレスに書き換えて該受信パケットを送信
する(ステップS805)。
【0185】ステップS802の結果、エントリが存在
しない場合は、パケット受信部C25は、該受信パケッ
トの宛先IPアドレスを変更せず、そのままオリジナル
の宛先IPアドレスへ転送する(ステップS806)。
更に該宛先IPアドレス/宛先ポート番号をもつパケッ
トに対する最適な転送先サーバを決定し、パケットルー
ティングテーブルC21にエントリを書き込む動作を行
なう(ステップS807)。ステップS806の後、ス
テップS807によって転送先サーバが書き込まれるま
では、該宛先IPアドレス/宛先ポート番号をもつパケ
ットを受信しても、そのままオリジナルの宛先IPアド
レスへ転送する。
【0186】ステップS807に対応する動作を詳細に
説明するためのフローチャートが図25である。
【0187】転送先サーバ決定部C22は、FQDN解
決部C23を介して、受信パケットの宛先IPアドレス
に対するFQDNを解決する(図25のステップS90
1)。このとき、FQDN解決部C23は、ドメインネ
ームサーバE1に対して該IPアドレスをキーにしてF
QDN解決要求を送信し、応答を受信する。
【0188】ステップS901でFQDNを解決する
と、転送先サーバ決定部C22は、アドレス解決部C2
4を介して、ステップS901で解決したFQDNと該
パケットの宛先ポート番号を用いて新規にFQDNを作
成し、新規に作成したFQDNに対するIPアドレスを
解決する(ステップS902)。ここで新規に作成する
FQDNは、パケットの宛先IPアドレスと宛先ポート
番号の組み合わせに対して一意でなければならない。例
えば、解決したFQDNが「aaa.com」であり、該パケ
ットの宛先ポート番号が「7070」であるとき、「po
rt7070.aaa.com」というFQDNに対するIPアドレス
を解決する。
【0189】ステップS902では、ステップS901
で解決したFQDNと該パケットの宛先ポート番号を用
いて新規にFQDNを作成し、この新規に作成したFQ
DNをキーとして、ドメインネームサーバに対してIP
アドレスを解決したが、この他にも、ステップS901
で解決したFQDNをそのままキーとして用いる方法も
ある。この場合、ステップS901で解決したFQDN
自体がリクエストしているコンテンツグループに対して
ユニークになっていなければならない。従って、サーバ
負荷分散装置C3が受信したパケットの宛先IPアドレ
スには、コンテンツグループ毎にユニークである値がつ
けられている必要がある。またこの場合は、パケットル
ーティングテーブルC21においては、転送先サーバの
IPアドレスは宛先IPアドレスだけに対して登録され
ているだけでよく、宛先IPアドレス/宛先ポート番号
の組み合わせに対して登録されている必要はない。
【0190】次に、転送先サーバ決定部C22は、ステ
ップS902で解決したIPアドレスに対応するサーバ
の中から、転送先サーバを決定する(ステップS90
3)。ここで転送先サーバを決定する詳細な動作につい
ては、第2の実施の形態と同様であるため、省略する。
【0191】転送先サーバを決定すると、転送先サーバ
決定部C22は、決定したサーバのIPアドレスをパケ
ットルーティングエントリに対して書き込む(ステップ
S904)。
【0192】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0193】本実施の形態では、サーバ負荷分散装置
は、パケットの宛先IPアドレス/宛先ポート番号から
ドメインネームサーバを用いてリクエストしているコン
テンツの属するコンテンツグループを識別し、該コンテ
ンツグループに対する最適なコンテンツサーバへパケッ
トを転送する。従来のサーバ負荷分散装置は、クライア
ントからのパケットの中身を解析し、どのコンテンツに
対するリクエストであるかを識別する機能をもつ必要が
あった。すなわち、サーバ負荷分散装置としてレイヤ7
スイッチを用いる必要があった。本実施の形態における
サーバ負荷分散装置は、パケットの宛先IPアドレス及
び宛先ポート番号のみを調べるだけでどのコンテンツに
対するリクエストであるかを識別することができる。従
って、レイヤ4スイッチを用いて実現可能である。一般
的に、レイヤ7スイッチの方が1秒あたりのコネクショ
ン数などの処理性能が低く、コストも高い。本実施の形
態を適用してレイヤ4スイッチで同等の機能を実現でき
れば、処理性能向上、コスト削減などの観点から効果が
あるといえる。
【0194】なお、この第5の実施の形態と前述した第
1の実施の形態のコンテンツ管理装置を組み合わせて適
用することができるのは言うまでもない。その場合、図
2に示した分類ポリシテーブルにおいて集約URLの代
わりにポート番号が設定される。また、図3の集約後の
ディレクトリパスは、「/cgi/high-load/z.exe:7070」
といったポート番号を付加したパスに置換えられる。
【0195】以下、本発明の実施例について図を参照し
て説明する。
【0196】まず、本発明の第1の実施例を、図面を参
照して説明する。かかる実施例は本発明の第2の実施の
形態に対応するものである。
【0197】図7を参照すると、本実施例は、コンテン
ツサーバA2とサーバ負荷分散装置C1と、クライアン
トD1とによって構成される網によって行われる。
【0198】サーバ負荷分散装置C1内の転送先決定ポ
リシ設定部C12には、図8の転送先サーバ決定ポリシ
テーブル103に示すポリシが設定されている。また、
初期状態としてリクエストルーティングテーブルC14
に登録されているエントリはないとする。
【0199】クライアントD1は、URLが「http://w
ww.aaa.com/file/small/pict.gif」によって識別される
コンテンツを取得するリクエストをサーバ側へ送信す
る。
【0200】サーバ負荷分散装置C1は、該リクエスト
を受信し、リクエストしているURLを解析する。そし
て、リクエストルーティングテーブルC14を参照し、
該URLに対するエントリは存在しないために、該リク
エストをデフォルトのコンテンツサーバへ転送する。U
RLのFQDN部分である「www.aaa.com」からドメイ
ンネームサーバで解決したIPアドレスをデフォルトの
コンテンツサーバとする。
【0201】該リクエスト転送後、サーバ負荷分散装置
C1は、リクエストルーティングテーブルC14に該U
RLの属するコンテンツグループに対する転送先サーバ
のエントリを作成しようとする。
【0202】まず、転送先サーバ決定部C13は、コン
テンツサーバA2を管理するコンテンツ管理装置に問い
合わせることによって、該URLに対するコンテンツグ
ループと候補サーバリストを取得する。
【0203】問合わせを受けたコンテンツ管理装置は、
該URLに対するコンテンツグループは、ファイルの特
性をもち、「http://www.aaa.com/file/small/*」のU
RLプレフィクスで識別され、候補サーバリストは、
「10.1.1.1」、「10.2.2.2」、「10.3.3.3」の3つであ
るという情報を応答する。
【0204】該URLに対する候補サーバリストを取得
する他の方法として、該URLから、「small.file.ww
w.aaa.com」というFQDNを作成し、該FQDNをキ
ーにして対応するIPアドレスのリストをドメインネー
ムサーバに問い合わせるという例もある。この例の場
合、ドメインネームサーバは該FQDNに対するIPア
ドレスは「10.1.1.1」、「10.2.2.2」、「10.3.3.3」の
3つであると応答する。
【0205】次に、転送先サーバ決定部C13は、転送
先サーバ決定ポリシ設定部C12を参照して該コンテン
ツグループに対する転送先サーバ決定ポリシを調べ、フ
ァイルの特性をもつコンテンツグループに対してはコン
テンツ取得時の転送スループットが用いられ、この値が
最大となるサーバを基準として、60%までの値をもつ
サーバが転送先サーバとして選択される、というポリシ
を取得する。
【0206】転送先サーバ決定部C13は、取得したポ
リシに従って各候補サーバからの転送スループットを測
定するために、リクエストルーティングテーブルC14
に「http://www.aaa.com/file/small/*」のURLプレ
フィクスをもつリクエストに対する転送先サーバとし
て、「10.1.1.1」、「10.2.2.2」、「10.3.3.3」の3つ
IPアドレスを登録する。登録後、クライアントからの
該URLプレフィクスに該当する各リクエストは、3つ
のサーバに対してラウンドロビンで転送される。
【0207】3つのサーバに対してラウンドロビンで転
送されたリクエストに対するコンテンツサーバ側からの
応答コンテンツは、コンテンツ受信/転送部C17で受
信される。リソース取得部C11は、コンテンツ受信/
転送部C17を介してこの応答コンテンツの転送スルー
プットを取得し、取得した情報を転送先サーバ決定部C
13へ渡す。ここでは、「10.1.1.1」、「10.2.2.2」、
「10.3.3.3」に対応するサーバの転送スループットがそ
れぞれ、1Mbps、7Mbps、10Mbpsであっ
たとする。この値が最大となるサーバを基準として、6
0%までの値をもつサーバが転送先として選択されると
いうポリシであったので、転送先サーバ決定部C13
は、「10.2.2.2」、「10.3.3.3」に対応する2つのサー
バを転送先として決定する。更にリクエストルーティン
グテーブルC14の「http://www.aaa.com/file/small/
*」のURLプレフィクスをもつリクエストに対する転
送先サーバを、「10.2.2.2」、「10.3.3.3」の2つに書
き換える。この後、該URLプレフィクスに該当するリ
クエストは、この2つのサーバに対してラウンドロビン
で転送される。
【0208】次に、本発明の第2の実施例を、図面を参
照して説明する。かかる実施例は本発明の第3の実施の
形態に対応するものである。
【0209】図26を参照すると、本実施例は、コンテ
ンツサーバ201とサーバ負荷分散装置301〜306
とによって行われる。コンテンツサーバ201は第3の
実施の形態におけるコンテンツサーバA3と同じ構成を
もち、同様にサーバ負荷分散装置301〜306はサー
バ負荷分散装置C1と同じ構成をもつ。
【0210】コンテンツサーバ201内には、図14の
リソース応答ポリシテーブル105に示されるリソース
応答ポリシが設定されている。ここで、コンテンツサー
バ201において現在のCPU負荷が25%であったと
する。
【0211】ここで、サーバ負荷分散装置301〜30
6において転送先サーバを決定するために、各サーバ負
荷分散装置からほぼ同時に、コンテンツサーバ201に
対してCPU負荷のリソース取得要求を行なうとする。
【0212】最初のサーバ負荷分散装置301〜304
からのリソース取得要求に対しては、現在のCPU負荷
が0%〜30%の範囲内にあるので、70%の確率で実
際のCPU負荷を応答し、30%の確率で実際のCPU
負荷の2倍の値を応答する。ここでは、サーバ負荷分散
装置301〜304に対しては実際のCPU負荷である
25%を応答し、サーバ負荷分散装置305、306に
対しては実際のCPU負荷の2倍の値である50%を応
答するとする。
【0213】もしコンテンツサーバ201が実際のCP
U負荷である25%をサーバ負荷分散装置301〜30
6に対して応答した場合、全てのサーバ負荷分散装置が
コンテンツサーバ201のCPU負荷が十分低いと判断
し、コンテンツサーバ201を転送先サーバとして決定
するために、リクエストの急激な増加による負荷増大が
発生する可能性がある。本実施例では、サーバ負荷分散
装置305、306はコンテンツサーバ201のCPU
負荷は十分低くないと判断し、コンテンツサーバ201
以外のコンテンツサーバを転送先サーバとして決定した
とする。そのため、コンテンツサーバ201における急
激な負荷増大が抑制される。
【0214】次に、本発明の第3の実施例を、図面を参
照して説明する。かかる実施例は本発明の第4の実施の
形態に対応するものである。
【0215】図27を参照すると、本実施例は、コンテ
ンツサーバ202、203とサーバ負荷分散装置307
とによって行われる。コンテンツサーバ202、203
は第4の実施の形態におけるコンテンツサーバA2と同
じ構成をもち、同様にサーバ負荷分散装置307はサー
バ負荷分散装置C2と同じ構成をもつ。
【0216】まず、サーバ負荷分散装置307内のリク
エストルーティングテーブルにおいては、図28のテー
ブル110に示すように、「ftp://ftp.ccc.edu/pub/
*」に対する転送先サーバIPアドレスとして、「10.5.
1.1」(コンテンツサーバ202に対応)、「10.6.1.
1」(コンテンツサーバ203に対応)の2つがあり、
それぞれに対するウェイト値が90%、10%であった
とする。
【0217】このウェイト値は、転送スループットが最
大となるサーバと最小となるサーバとの差が2倍以内に
なるまで、各サーバからの転送スループット比に応じて
再設定されるものとする。ここで、コンテンツサーバ2
02、203に対する転送スループットがそれぞれ1M
bps、9Mbpsであったとする。このとき、「move
_granularity=1.0」であったとすると、それぞれの
サーバに対するウェイト値はそれぞれ、90%→10
%、10%→90%と再設定される。ウェイト再設定
後、それぞれのサーバに対するリクエスト転送の比率が
変わり、次回に転送スループットを測定した際にはそれ
ぞれのスループットが9Mbps、1Mbpsであった
とする。すると、ウェイトが再度設定され、10%→9
0%、90%→10%と最初の値に戻る。このように、
ウェイト変更動作が再帰的に繰り返され、発振してしま
う場合はmove_granularityが大きすぎることを示してい
る。
【0218】そこで、上記の例で、「move_granularity
=0.5」であった場合を考える。コンテンツサーバ2
02、203に対する転送スループットがそれぞれ1M
bps、9Mbpsであったとすると、それぞれのサー
バに対するウェイト値の変動量を「move_granularity=
1.0」の場合の0.5倍して、90%→50%、10
%→50%と再設定する。ウェイト再設定後、それぞれ
のサーバに対するリクエスト転送の比率が変わり、次回
に転送スループットを測定した際にはそれぞれのスルー
プットが7Mbps、3Mbpsであったとする。そし
て同様にそれぞれのウェイト値を50%→60%、50
%→40%に再設定する。ウェイト再設定後、それぞれ
のサーバに対する転送スループットが、6Mbps、4
Mbpsになり、転送スループットが最大となるサーバ
と最小となるサーバとの差が2倍以内になったので、ウ
ェイト変更動作を終了する。このように、ウェイト変更
動作が発振しないようにmove_granularityを適当な値に
調整することが重要である。
【0219】次に、本発明の第4の実施例を、図面を参
照して説明する。かかる実施例は本発明の第5の実施の
形態に対応するものである。
【0220】図20を参照すると、本実施例は、コンテ
ンツサーバA4とサーバ負荷分散装置C3と、クライア
ントD2と、ドメインネームサーバE1とによって構成
される網によって行われる。
【0221】ドメインネームサーバE1内には、図22
に示すアドレス解決用テーブル108と、FQDN解決
用テーブル109が登録されている。
【0222】サーバ負荷分散装置C3内のパケットルー
ティングテーブルC21に登録されているエントリは初
期状態で空であるとする。
【0223】クライアントD2は、URLが「http://a
aa.com/pict.jpg:7070」によって識別されるコンテンツ
を取得するリクエストをサーバ側へ送信しようとする。
このとき、URLのFQDN部分である「aaa.com」を
キーにしてドメインネームサーバE1に対してアドレス
解決要求を出す。ドメインネームサーバE1は、対応す
るIPアドレスである「10.1.1.1」を応答する。そして
クライアントD2は解決した「10.1.1.1」を宛先IPア
ドレスとし、URLで指定された「7070」を宛先ポ
ート番号としたパケットの形で該リクエストを送信す
る。
【0224】サーバ負荷分散装置C3は、クライアント
D2からパケットを受信し、予め指定された宛先ポート
番号をもつパケットに対して、パケットルーティングテ
ーブルC21を参照して転送先サーバIPアドレスへと
転送する。この場合、「7070」は予め設定された宛
先ポート番号であり、パケットルーティングテーブルC
21を調べるが、登録されているエントリはないため、
オリジナルの宛先IPアドレスのまま、該パケットを転
送する。
【0225】該パケット転送後、サーバ負荷分散装置C
2は、パケットルーティングテーブルC21に該パケッ
トに対応するコンテンツグループに対する転送先サーバ
のエントリを作成しようとする。転送先サーバのエント
リが作成されるまでは、該パケットと同じ宛先IPアド
レス/宛先ポート番号をもつパケットを受信しても、オ
リジナルの宛先IPアドレスへ転送する。
【0226】このパケットルーティングテーブルC21
にパケットに対応するコンテンツグループに対する転送
先サーバのエントリを作成する場合の例を、図29を参
照して説明する。クライアントD2からは、上記のよう
に「10.1.1.1」を宛先IPアドレスとし、URLで指定
された「7070」を宛先ポート番号としたパケットの
形でリクエストが送信されている。
【0227】まず、サーバ負荷分散装置C2の転送先サ
ーバ決定部C22は、FQDN解決部C23を介して、
ドメインネームサーバE1に該パケットの宛先IPアド
レスである「10.1.1.1」をキーとしてFQDN解決要求
を出す。
【0228】問合わせを受けたドメインネームサーバE
1のFQDN応答部E13は、「10.1.1.1」に対するF
QDNである「aaa.com」を応答する。
【0229】次に、転送先サーバ決定部C22は、アド
レス解決部C24を介して、ドメインネームサーバE1
に応答されたFQDNである「aaa.com」に宛先ポート
番号「7070」の情報を付与した、「port7070.aaa.c
om」というFQDNをキーとしてアドレス解決要求を出
す。ここで新規に作成するFQDNは、該パケットの宛
先IPアドレスと宛先ポート番号に対してユニークであ
ればよく、この例の他にも、「7070.port.aaa.com」な
どとしてもよい。ただし、作成するFQDNに対応する
エントリがドメインネームサーバE1にも登録されてい
ることが条件である。
【0230】問合わせを受けたドメインネームサーバE
1のアドレス応答部E12は、「port7070.aaa.com」に
対するアドレスである「10.1.1.1」、「20.2.2.2」、
「30.3.3.3」を応答する。
【0231】従って、転送先サーバ決定部C22は、宛
先IPアドレス/宛先ポート番号が「10.1.1.1/7070」
のパケットに対する候補サーバの宛先IPアドレスが
「10.1.1.1」、「20.2.2.2」、「30.3.3.3」の2つであ
るとわかる。
【0232】次に、転送先サーバ決定部C22は、候補
サーバの中からパケットルーティングテーブルに登録す
る転送先サーバを決定する。ここでは、転送先サーバの
決定ポリシとして、CPU負荷の低い順に2つのサーバ
を選択するというポリシが設定されているものとし、各
サーバに問合わせた結果、「10.1.1.1」に対応するサー
バのCPU負荷が80%、「20.2.2.2」に対応するサー
バのCPU負荷が30%、「30.3.3.3」に対応するサー
バのCPU負荷が50%であったとする。
【0233】その結果、転送先サーバ決定部C22は、
宛先IPアドレス/宛先ポート番号が「10.1.1.1/707
0」であるパケットに対して、「20.2.2.2」に対応する
サーバと「30.3.3.3」に対応するサーバを転送先として
決定し、パケットルーティングテーブルC21に登録す
る(図21のパケットルーティングテーブル107参
照)。
【0234】パケットルーティングテーブルC21への
エントリ登録後、宛先IPアドレス/宛先ポート番号が
「10.1.1.1/7070」であるパケットは、「20.2.2.2」又
は「30.3.3.3」のIPアドレスをもつサーバへリダイレ
クトされる。
【0235】なお、上記各実施の形態のサーバ負荷分散
システムは、サーバ負荷分散装置C1〜C3における転
送先サーバ決定ポリシ設定部C12、転送先サーバ決定
部C13、C22、FQDN解決部C23、アドレス解
決部C24の機能や、コンテンツ管理装置B1におけ
る、コンテンツ分類部B12やコンテンツ集約部B13
の機能や、コンテンツサーバA1〜A4における、リソ
ース応答部A13、A15やリソース応答ポリシ設定部
A14の機能や、その他の機能をハードウェア的に実現
することは勿論として、各機能を備えるコンテンツ配信
管理プログラムA39、コンテンツ管理プログラムB1
9、サーバ負荷分散プログラムC29、C49、C59
を、コンピュータ処理装置のメモリにロードされること
で実現することができる。このコンテンツ配信管理プロ
グラムA39、コンテンツ管理プログラムB19、サー
バ負荷分散プログラムC29、C49、C59は、磁気
ディスク、半導体メモリその他の記録媒体に格納され
る。そして、その記録媒体からコンピュータ処理装置に
ロードされ、コンピュータ処理装置の動作を制御するこ
とにより、上述した各機能を実現する。
【0236】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0237】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果が達成される。
【0238】第1の効果は、コンテンツサーバ内のコン
テンツを、同じ特性をもつコンテンツ毎に分類/集約す
る作業を手動で行なう必要がない。
【0239】その理由は、コンテンツ管理装置において
同じコンテンツグループとして分類/集約するためのポ
リシを設定しておくことにより、コンテンツサーバ内の
コンテンツの静的/動的な特性に応じて自動的に集約す
ることができるからである。
【0240】第2の効果は、サーバ負荷分散装置におい
て、コンテンツの特性に応じた最適なリクエストルーテ
ィングを最小のエントリ数で実現することができる。
【0241】その理由は、コンテンツ管理装置がコンテ
ンツサーバ内のコンテンツをその静的/動的特性に応じ
て自動的に分類/集約するからである。
【0242】第3の効果は、サーバ負荷分散装置を経由
させるだけで、クライアントからのリクエストを、リク
エストしているコンテンツの特性に応じた最適なサーバ
に転送することができる。
【0243】その理由は、サーバ負荷分散装置におい
て、各コンテンツグループ毎にその特性に応じた選択基
準により転送先サーバを決定し、決定した転送先サーバ
をリクエストルーティングテーブルに登録しておくと共
に、クライアントから受信したリクエストがどのコンテ
ンツグループに属するコンテンツに対するものであるか
を識別することにより、対応するコンテンツグループに
対する転送先サーバへ該リクエストを転送することがで
きるからである。
【0244】第4の効果は、コンテンツサーバに対する
クライアントからのリクエストの急激な集中を抑制する
と共に、サーバ負荷分散装置のリクエストルーティング
テーブルにおいて転送先サーバの決定が収束せずに発振
することを抑止することができる。
【0245】その第1の理由は、コンテンツサーバにお
いて、網内に配置されている複数のサーバ負荷分散装置
からのリソース情報取得要求に対し、必ずしも実際のリ
ソース情報をそのまま応答するのではなく、設定したリ
ソース応答ポリシに応じてリソース値を補正して応答す
ることにより、多数のサーバ負荷分散装置が同時に同じ
コンテンツサーバを転送先として選択することを抑制で
きるからである。
【0246】その第2の理由は、サーバ負荷分散装置に
おいて、各エントリの転送先サーバに対するウェイト値
を、取得したリソース値に応じて変更し、このウェイト
値の変更を、move_granularityを用いて緩やかに行なう
ことにより、多数のサーバ負荷分散装置が同時に同じコ
ンテンツサーバを転送先として選択することを抑制でき
るからである。
【0247】その第3の理由は、サーバ負荷分散装置に
おいて、各エントリの転送先サーバに対するウェイト値
を、取得したリソース値に応じて直ちに再設定するする
代わりに、ウェイト値を再設定する時刻を確率的に分散
させた時間だけ遅延させ、遅延させた時刻に必要ならば
ウェイト値を再設定することにより、多数のサーバ負荷
分散装置が同時に同じコンテンツサーバを転送先として
選択することを抑制できるからである。
【0248】第5の効果は、サーバ負荷分散装置として
レイヤ7スイッチを用いずに、レイヤ4スイッチによっ
て、クライアントからのリクエストを最適なコンテンツ
サーバへ誘導することができ、サーバ負荷分散装置とし
ての処理性能向上、コスト削減を図ることができる。
【0249】その理由は、サーバ負荷分散装置におい
て、クライアントから受信したパケットの宛先IPアド
レス/宛先ポート番号からドメインネームサーバを用い
てリクエストしているコンテンツの属するコンテンツグ
ループを識別し、該コンテンツグループに対する最適な
コンテンツサーバへパケットを転送することにより、ク
ライアントからのパケットの中身(URLなど)を解析
する必要がないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の分類ポリシ設定
部において設定される分類ポリシの例を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態のコンテンツ集約
部が行なうURL書き換え処理の例を示す図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のコンテンツ管理
装置の動作を示す流れ図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態のコンテンツ管理
装置をコンテンツサーバの一部の機能として実現した場
合の例を示す図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態のコンテンツ管理
装置に複数台のコンテンツサーバが接続される例を示す
図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態の転送先サーバ決
定ポリシ設定部において設定される転送先サーバ決定ポ
リシの例を示す図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態のリクエストルー
ティングテーブルにおいて登録されるエントリの例を示
す図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態のサーバ負荷分
散装置がクライアントからリクエストを受信したときの
動作を示す流れ図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態のサーバ負荷分
散装置の転送先サーバ決定部が転送先サーバを決定する
動作を示す流れ図である。
【図12】 本発明の第2の実施の形態のサーバ負荷分
散装置においてリクエストルーティングテーブルに登録
されているエントリを管理するときの動作を示す流れ図
である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態の構成を示すブ
ロック図である。
【図14】 本発明の第3の実施の形態のリソース応答
ポリシ設定部において設定されているリソース応答ポリ
シの例を示す図である。
【図15】 本発明の第3の実施の形態においてコンテ
ンツサーバがサーバ負荷分散装置からリソース取得要求
を受信したときの動作を示す流れ図である。
【図16】 本発明の第4の実施の形態の構成を示すブ
ロック図である。
【図17】 本発明の第4の実施の形態のリクエストル
ーティングテーブルにおいて登録されるエントリの例を
示す図である。
【図18】 本発明の第4の実施の形態のサーバ負荷分
散装置の動作を示す流れ図である。
【図19】 本発明の第4の実施の形態のサーバ負荷分
散装置の動作を示すもう1つの流れ図である。
【図20】 本発明の第5の実施の形態の構成を示すブ
ロック図である。
【図21】 本発明の第5の実施の形態のパケットルー
ティングテーブルにおいて登録されるエントリの例を示
す図である。
【図22】 本発明の第5の実施の形態のアドレス/F
QDN解決テーブルにおいて登録されるエントリの例を
示す図である。
【図23】 本発明の第5の実施の形態においてクライ
アントがコンテンツを取得するリクエストを送信する際
の動作を示す流れ図である。
【図24】 本発明の第5の実施の形態においてサーバ
負荷分散装置がクライアントからパケットを受信したと
きの動作を示す流れ図である。
【図25】 本発明の第5の実施の形態においてパケッ
トルーティングテーブルにエントリを作成する動作を示
す流れ図である。
【図26】 本発明の第2の実施例における網構成図で
ある。
【図27】 本発明の第3の実施例における網構成図で
ある。
【図28】 第3の実施例におけるリクエストルーティ
ングテーブルの例を示す図である。
【図29】 第4の実施例におけるリクエストルーティ
ングテーブルに転送先サーバのエントリを作成する場合
の例を示す図である。
【符号の説明】
A1〜A4、201〜203 コンテンツサーバ A11 コンテンツ記憶部 A12 リクエスト受信/コンテンツ応答部 A13、A15 リソース応答部 A14 リソース応答ポリシ設定部 A16 動的パラメータ格納部 B1 コンテンツ管理装置 B11 分類ポリシ設定部 B12 コンテンツ分類部 B13 コンテンツ集約部 C1〜C3、301〜307 サーバ負荷分散装置 C11 リソース取得部 C12 転送先サーバ決定ポリシ設定部 C13 転送先サーバ決定部 C14、C18、104、106、110 リクエスト
ルーティングテーブル C15 リクエスト受信部 C16 リクエスト転送部 C17 コンテンツ受信/転送部 C19 ウェイト設定部 C20 パケット転送部 C21、107 パケットルーティングテーブル C22 転送先サーバ決定部 C23 FQDN解決部 C24 アドレス解決部 C25 パケット受信部 D1、D2 クライアント D11 リクエスト送信部 D12 アドレス解決部 E1 ドメインネームサーバ E11 アドレス/FQDN解決テーブル 108 アドレス解決用テーブル 109 FQDN解決用テーブル E12 アドレス応答部 E13 FQDN応答部 1 バックボーン網 101 分類ポリシテーブル 103 転送先サーバ決定ポリシテーブル 105 リソース応答ポリシテーブル A39 コンテンツ配信管理プログラム B19 コンテンツ管理プログラム C29、C49、C59 サーバ負荷分散プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B045 BB28 BB42 GG02 5B085 BA06 BG03 BG07 5B089 GA11 JA11 JA33 KA06 KC15 KC23 KC28 MA03

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンテンツサーバによりコンテン
    ツのクライアントへの配信を分散処理するサーバ負荷分
    散システムにおいて、 少なくとも前記コンテンツの特性と、前記コンテンツサ
    ーバに関するリソース情報とを用いて、前記クライアン
    トから受信した前記コンテンツの配信要求を転送するべ
    き前記コンテンツサーバを決定することを特徴とするサ
    ーバ負荷分散システム。
  2. 【請求項2】 前記クライアントから受信した前記コン
    テンツの配信要求を転送するべき前記コンテンツサーバ
    を、 前記リソース情報の変化に応じて再決定することを特徴
    とする請求項1に記載のサーバ負荷分散システム。
  3. 【請求項3】 前記クライアントから受信した前記コン
    テンツの配信要求を、前記コンテンツに対して設定され
    ている前記配信要求を転送するべき前記コンテンツサー
    バへ、前記配信要求を転送することを特徴とする請求項
    1又は2に記載のサーバ負荷分散システム。
  4. 【請求項4】 前記クライアントから受信したパケット
    の宛先IPアドレス及び宛先ポート番号に基づいて、前
    記クライアントが配信を要求している前記コンテンツを
    識別し、前記コンテンツに対して設定されている前記コ
    ンテンツサーバへ、前記パケットを転送することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のサーバ負荷分散システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記コンテンツサーバが配信する前記コ
    ンテンツを、複数のグループに各前記コンテンツの前記
    特性に応じて分類し、各前記グループ毎に当該グループ
    に分類された前記コンテンツを集約することを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のサーバ
    負荷分散システム。
  6. 【請求項6】 クライアントへコンテンツを配信するコ
    ンテンツサーバを、複数のコンテンツサーバの中から選
    択するサーバ負荷分散装置において、 少なくとも前記コンテンツの特性と、前記コンテンツサ
    ーバのリソース情報とを用いて、前記クライアントから
    受信した前記コンテンツの配信要求を転送するべき前記
    コンテンツサーバを決定することを特徴とするサーバ負
    荷分散装置。
  7. 【請求項7】 前記リソース情報は、少なくとも1又は
    複数のリソースパラメータを含み、第一のリソースパラ
    メータを用いて第一のリソースパラメータと異なる第二
    のリソースパラメータを予測もしくは抽出し、予測もし
    くは抽出された前記第二のリソースパラメータを前記リ
    ソース情報に含めることを特徴とする請求項6に記載の
    サーバ負荷分散装置。
  8. 【請求項8】 前記転送先サーバ決定手段が、 前記クライアントから要求されたコンテンツのURL又
    は前記URLの一部分を用いて、前記リクエストを転送
    すべき候補となるコンテンツサーバを取得し、 前記候補となるコンテンツサーバの中から、前記コンテ
    ンツを配信する前記コンテンツサーバを決定することを
    特徴とする請求項6又は請求項7に記載のサーバ負荷分
    散装置。
  9. 【請求項9】 前記URLの一部が、前記URLの先頭
    一部分であるURLプレフィクスか、前記URLにおけ
    るファイル拡張子のいずれか、又は両方の組み合わせで
    あることを特徴とする請求項8に記載のサーバ負荷分散
    装置。
  10. 【請求項10】 前記転送先サーバ決定手段が、 前記ネットワーク内に存在する各前記コンテンツサーバ
    か、各前記コンテンツサーバ内の前記コンテンツを管理
    する装置であるコンテンツ管理装置のいずれかに問い合
    わせることにより、前記クライアントから要求された前
    記コンテンツを配信する前記候補となるコンテンツサー
    バを取得することを特徴とする請求項6から請求項9の
    いずれか1つに記載のサーバ負荷分散装置。
  11. 【請求項11】 前記転送先サーバ決定手段が、 前記ネットワーク内に存在する各前記コンテンツサーバ
    か、各前記コンテンツサーバ内の前記コンテンツを管理
    する装置であるコンテンツ管理装置のいずれかに問い合
    わせることにより、前記クライアントの特性を取得する
    ことを特徴とする請求項6から請求項10のいずれか1
    つに記載のサーバ負荷分散装置。
  12. 【請求項12】 前記転送先サーバ決定手段が、 前記リクエストによって取得しようとするコンテンツの
    URL又は前記URLの一部分を用いてFQDNを作成
    し、 前記FQDNをキーとして、前記FQDNに対するIP
    アドレスのリストを取得し、 前記IPアドレスのリストの各々に対応するコンテンツ
    サーバを、前記クライアントから要求された前記コンテ
    ンツを配信する前記候補とすることを特徴とする請求項
    6から請求項11のいずれか1つに記載のサーバ負荷分
    散装置。
  13. 【請求項13】 前記FQDNに対するIPアドレスの
    リストを、ドメインネームサーバから取得することを特
    徴とする請求項12に記載のサーバ負荷分散装置。
  14. 【請求項14】 前記クライアントが送信した前記コン
    テンツの配信を要求するパケットを、前記パケットの宛
    先IPアドレスを前記コンテンツを当該クライアントに
    配信するコンテンツサーバとして決定した前記コンテン
    ツサーバのIPアドレスに変更した上で、当該コンテン
    ツサーバに転送することを特徴とする請求項6から請求
    項13のいずれか1つに記載のサーバ負荷分散装置。
  15. 【請求項15】 前記クライアントによる前記コンテン
    ツの配信を要求するパケットを、前記コンテンツを当該
    クライアントに配信するコンテンツサーバとして決定し
    た前記コンテンツサーバのIPアドレスに対応するMA
    Cアドレスを解決して、当該パケットのMACアドレス
    を前記解決したMACアドレスに変更した上で、当該コ
    ンテンツサーバに転送することを特徴とする請求項6か
    ら請求項13のいずれか1つに記載のサーバ負荷分散装
    置。
  16. 【請求項16】 前記クライアントから受信した前記コ
    ンテンツの配信要求を転送するべき前記コンテンツサー
    バを、 前記リソース情報の変化に応じて再決定することを特徴
    とする請求項6から請求項15のいずれか1つに記載の
    サーバ負荷分散装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも前記コンテンツの特性と前
    記リソース情報とを用いて前記クライアントから受信し
    た前記コンテンツの配信要求を転送するべき前記コンテ
    ンツサーバの各々に優先度を設定することを特徴とする
    請求項6から請求項16のいずれか1つに記載のサーバ
    負荷分散装置。
  18. 【請求項18】前記優先度は、前記リソース情報の変化
    に応じて再設定されることを特徴とする請求項17に記
    載のサーバ負荷分散装置。
  19. 【請求項19】 前記コンテンツサーバの各々に対する
    リソース情報に応じて前記優先度を再設定する前に、現
    在の優先度を考慮し、前記現在の優先度からの変動分を
    一定の割合に抑えてから、前記優先度を再設定すること
    を特徴とする請求項18に記載のサーバ負荷分散装置。
  20. 【請求項20】 前記優先度の再設定を行う時刻を、確
    率的に変化する時間だけ遅延させ、前記遅延させた時刻
    において、前記優先度の再設定を行うことを特徴とする
    請求項17から請求項19のいずれか1つに記載のサー
    バ負荷分散装置。
  21. 【請求項21】 前記遅延させた時刻において、前記優
    先度の再設定を行うかどうかを再度判定し、前記優先度
    の再設定を行うと判定した場合、前記優先度の再設定を
    行うことを特徴とする請求項20に記載のサーバ負荷分
    散装置。
  22. 【請求項22】 前記クライアントから受信したコンテ
    ンツの配信を要求するパケットの宛先IPアドレス及び
    宛先ポート番号に基づいて、前記クライアントにコンテ
    ンツを配信する前記コンテンツサーバを決定し、決定し
    た前記コンテンツサーバに対して受信した前記コンテン
    ツの配信を要求するパケットを転送する手段を備え、 受信した前記パケットの宛先IPアドレスと宛先ポート
    番号の情報を用いて、 前記宛先IPアドレスと前記宛先ポート番号を一意に示
    すFQDNを新規に作成し、 前記新規に作成したFQDNをキーにしてドメインネー
    ムサーバに問い合わせることによって前記受信したパケ
    ットを転送すべき宛先である前記クライアントにコンテ
    ンツを配信する前記コンテンツサーバの候補を取得し、 前記候補の中から前記クライアントにコンテンツを配信
    する前記コンテンツサーバを決定することを特徴とする
    請求項6から請求項21のいずれか1つに記載のサーバ
    負荷分散装置。
  23. 【請求項23】 前記宛先IPアドレスをキーにして前
    記ドメインネームサーバに問い合わせることによりFQ
    DNを解決し、 前記解決したFQDNと前記宛先ポート番号の情報を用
    いて、前記解決したFQDNと前記宛先ポート番号を一
    意に示すFQDNを新規に作成し、 前記新規に作成したFQDNをキーにして前記ドメイン
    ネームサーバに問い合わせることにより解決したIPア
    ドレスのリストを、前記クライアントにコンテンツを配
    信する前記コンテンツサーバの候補とし、 前記候補の中から前記クライアントにコンテンツを配信
    する前記コンテンツサーバを決定することを特徴とする
    請求項22に記載のサーバ負荷分散装置。
  24. 【請求項24】 前記宛先IPアドレスをキーにしてド
    メインネームサーバに問い合わせることによりFQDN
    を解決し、 前記解決したFQDNをキーにしてドメインネームサー
    バに問い合わせることにより解決したIPアドレスのリ
    ストを、前記クライアントにコンテンツを配信する前記
    コンテンツサーバの候補とし、 前記候補の中から前記クライアントにコンテンツを配信
    する前記コンテンツサーバを決定することを特徴とする
    請求項22に記載のサーバ負荷分散装置。
  25. 【請求項25】 前記クライアントからコンテンツの配
    信を要求するパケットを受信するパケット受信手段と、 前記パケット受信手段が受信した前記パケットの宛先I
    Pアドレスを、当該クライアントに対して要求された前
    記コンテンツを配信する前記コンテンツサーバのIPア
    ドレスに書き換えて当該コンテンツサーバに転送するパ
    ケット転送手段を備えることを特徴とする請求項22か
    ら請求項24のいずれか1つに記載のサーバ負荷分散装
    置。
  26. 【請求項26】 前記パケット転送手段は、 前記クライアントに要求された前記コンテンツを配信す
    る前記コンテンツサーバのIPアドレスに対応するMA
    Cアドレスを解決し、 前記パケット受信手段が受信したコンテンツの配信を要
    求する前記パケットの宛先MACを、前記解決したMA
    Cアドレスに書き換えた上で、前記パケットを前記コン
    テンツサーバに転送することを特徴とする請求項25に
    記載のサーバ負荷分散装置。
  27. 【請求項27】 コンテンツを配信するコンテンツサー
    バにおいて、 前記コンテンツの配信先を各サーバに関するリソース情
    報に基づいて選択するノードに対して、前記リソース情
    報として算出した実際のリソース値を補正した値を通知
    する手段を備えることを特徴とするコンテンツサーバ。
  28. 【請求項28】 コンテンツサーバが配信するコンテン
    ツを管理するコンテンツ管理装置において、 前記コンテンツサーバが配信する前記コンテンツを、複
    数のグループに各前記コンテンツの前記特性に応じて分
    類するコンテンツ分類手段と、 各前記グループ毎に当該グループに分類された前記コン
    テンツを集約するコンテンツ集約手段を備えることを特
    徴とするコンテンツ管理装置。
  29. 【請求項29】 前記コンテンツ分類手段が、前記コン
    テンツの特性を含めて、前記コンテンツを前記特性に応
    じて分類することを特徴とする請求項28に記載のコン
    テンツ管理装置。
  30. 【請求項30】 前記コンテンツ分類手段が、前記コン
    テンツの前記特性の分類の粒度が段階的に細かくなる階
    層的な構造に応じて、前記コンテンツの分類を段階的に
    行うことを特徴とする請求項28又は請求項29に記載
    のコンテンツ管理装置。
  31. 【請求項31】 前記コンテンツ集約手段が、同一の前
    記グループに分類された前記コンテンツを同一のディレ
    クトリ配下に集約することを特徴とする請求項28から
    請求項30のいずれか1つに記載のコンテンツ管理装
    置。
  32. 【請求項32】 コンピュータを制御することにより、
    複数のコンテンツサーバによりコンテンツのクライアン
    トへの配信を分散処理するサーバ負荷分散プログラムに
    おいて、 各前記コンテンツの特性と各前記コンテンツサーバに関
    するリソース情報とを対応付けた前記コンテンツサーバ
    の選択基準を参照する機能と、 前記クライアントから要求されたコンテンツを配信する
    前記コンテンツサーバを、要求されたコンテンツの前記
    特性と前記リソース情報から前記選択基準に基づいて決
    定する機能を備えることを特徴とするサーバ負荷分散プ
    ログラム。
  33. 【請求項33】 コンピュータを制御することにより、
    コンテンツを配信するコンテンツサーバのコンテンツの
    配信を管理するコンテンツ配信管理プログラムにおい
    て、 前記コンテンツの配信先を各サーバのリソースに基づい
    て選択するノードに対して、現時点で利用可能なリソー
    ス情報として算出した実際のリソース値を補正した値を
    通知する機能を備えることを特徴とするコンテンツ配信
    管理プログラム。
  34. 【請求項34】 コンピュータを制御することにより、
    コンテンツサーバが配信するコンテンツを管理するコン
    テンツ管理プログラムにおいて、 前記コンテンツサーバが配信する前記コンテンツを、複
    数のグループに各前記コンテンツの前記特性に応じて分
    類するコンテンツ分類機能と、 各前記グループ毎に当該グループに分類された前記コン
    テンツを集約するコンテンツ集約機能を備えることを特
    徴とするコンテンツ管理プログラム。
JP2002059326A 2002-03-05 2002-03-05 サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム Withdrawn JP2003256310A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002059326A JP2003256310A (ja) 2002-03-05 2002-03-05 サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム
US10/377,601 US20030172163A1 (en) 2002-03-05 2003-03-04 Server load balancing system, server load balancing device, and content management device
CN03128628A CN1450765A (zh) 2002-03-05 2003-03-05 服务器负载平衡系统、装置以及内容管理装置
CNA2005101163045A CN1750543A (zh) 2002-03-05 2003-03-05 服务器负载平衡系统、装置以及内容管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002059326A JP2003256310A (ja) 2002-03-05 2002-03-05 サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006119940A Division JP2006260592A (ja) 2006-04-24 2006-04-24 コンテンツ管理装置及びコンテンツ管理プログラム
JP2006119939A Division JP2006260591A (ja) 2006-04-24 2006-04-24 コンテンツサーバ及びコンテンツ配信管理プログラム
JP2006349633A Division JP4529974B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003256310A true JP2003256310A (ja) 2003-09-12

Family

ID=28669052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002059326A Withdrawn JP2003256310A (ja) 2002-03-05 2002-03-05 サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20030172163A1 (ja)
JP (1) JP2003256310A (ja)
CN (2) CN1450765A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246434A (ja) * 2005-02-02 2006-09-14 Ntt Docomo Inc コンテンツ配信方法及び中継装置
US7653729B2 (en) 2005-12-14 2010-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Information processing system, server apparatus, information processing apparatus, and control method thereof
US7768940B2 (en) 2004-09-14 2010-08-03 Nec Corporation Data delivery system and data delivery method
JP2011507375A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 トムソン ライセンシング ユーザによるコンテンツへのアクセスを最適化する装置及び方法
US7904910B2 (en) 2004-07-19 2011-03-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Cluster system and method for operating cluster nodes
WO2012107961A1 (ja) * 2011-02-10 2012-08-16 パイオニア株式会社 サービス提供システム、ネットワークシステム、クライアント端末、記憶装置、サービス提供システムのサービス提供方法およびプログラム
JP2012533938A (ja) * 2009-07-16 2012-12-27 ネットフリックス・インコーポレイテッド デジタルコンテンツ配布システム及び方法
WO2013168465A1 (ja) * 2012-05-08 2013-11-14 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2015104075A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 メディア再生制御装置、メディア再生制御方法、及びプログラム
JP2015212984A (ja) * 2011-01-25 2015-11-26 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド コンテンツ識別に基づいてコンテンツを自動的に発見して取り出すための方法および装置
KR20190114105A (ko) * 2018-03-29 2019-10-10 엔에이치엔 주식회사 서버 접속 방법 및 이를 이용한 서버 시스템
JP2020501237A (ja) * 2016-12-07 2020-01-16 アリババ グループ ホウルディング リミテッド サーバ負荷平衡方法、機器、及びサーバ装置
JP2020149249A (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 富士通株式会社 転送プログラム、転送方法、および転送装置
JP2020149099A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 TechnoProducer株式会社 情報配信サーバ、情報配信方法及び情報配信プログラム
WO2021085776A1 (ko) * 2019-10-29 2021-05-06 삼성전자주식회사 전자 장치 및 이의 제어 방법

Families Citing this family (111)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040162900A1 (en) * 2002-12-17 2004-08-19 Tim Bucher Distributed content management system
US7945648B2 (en) * 2003-10-27 2011-05-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Methods and systems for dynamically configuring a network component to reroute media streams
US7584476B2 (en) * 2004-03-04 2009-09-01 International Business Machines Corporation Mechanism for reducing remote memory accesses to shared data in a multi-nodal computer system
US7574708B2 (en) * 2004-03-04 2009-08-11 International Business Machines Corporation Mechanism for enabling the distribution of operating system resources in a multi-node computer system
JP4190455B2 (ja) * 2004-05-11 2008-12-03 富士通株式会社 負荷分散装置及びプログラム
US7565445B2 (en) 2004-06-18 2009-07-21 Fortinet, Inc. Systems and methods for categorizing network traffic content
US20060089965A1 (en) * 2004-10-26 2006-04-27 International Business Machines Corporation Dynamic linkage of an application server and a Web server
CA2814832C (en) * 2004-11-02 2014-09-30 Research In Motion Limited Network selection in gan environment
US8843995B2 (en) 2004-11-02 2014-09-23 Blackberry Limited Generic access network (GAN) controller selection in PLMN environment
EP1808036B1 (en) 2004-11-02 2013-12-25 BlackBerry Limited Generic access network controller selection in a public land mobile network environment
US8205003B2 (en) * 2004-11-05 2012-06-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Methods and systems for controlling the admission of media content into a network
KR20070091176A (ko) * 2004-11-29 2007-09-07 리서치 인 모션 리미티드 무선 사용자 설비(ue) 장치에 운영자-차등 메시징을제공하는 시스템 및 방법
JP2006244191A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Fujitsu Ltd 計算機管理プログラム、管理対象計算機制御プログラム、計算機管理装置、管理対象計算機、計算機管理システム、計算機管理方法、管理対象計算機制御方法
US7908314B2 (en) * 2005-03-23 2011-03-15 Hitachi, Ltd. Method for controlling a management computer
US8782177B2 (en) * 2005-03-30 2014-07-15 Sony Corporation Wireless communications to receiver devices using control terminal communication link set-up
US20060224773A1 (en) * 2005-03-31 2006-10-05 International Business Machines Corporation Systems and methods for content-aware load balancing
US7725901B2 (en) * 2005-04-14 2010-05-25 International Business Machines Corporation Method and system for performance balancing in a distributed computer system
JP4559295B2 (ja) * 2005-05-17 2010-10-06 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ データ通信システム及びデータ通信方法
JP4674502B2 (ja) * 2005-07-22 2011-04-20 ソニー株式会社 情報通信システム、情報通信装置及び情報通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
CN100512300C (zh) * 2006-01-13 2009-07-08 华为技术有限公司 一种在传输实时流时业务切换的方法
US7496579B2 (en) * 2006-03-30 2009-02-24 International Business Machines Corporation Transitioning of database service responsibility responsive to server failure in a partially clustered computing environment
US20070233865A1 (en) * 2006-03-30 2007-10-04 Garbow Zachary A Dynamically Adjusting Operating Level of Server Processing Responsive to Detection of Failure at a Server
US20070282880A1 (en) * 2006-05-31 2007-12-06 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Partial role or task allocation responsive to data-transformative attributes
US8627402B2 (en) * 2006-09-19 2014-01-07 The Invention Science Fund I, Llc Evaluation systems and methods for coordinating software agents
US8055797B2 (en) * 2006-09-19 2011-11-08 The Invention Science Fund I, Llc Transmitting aggregated information arising from appnet information
US20080072032A1 (en) * 2006-09-19 2008-03-20 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Configuring software agent security remotely
US8224930B2 (en) * 2006-09-19 2012-07-17 The Invention Science Fund I, Llc Signaling partial service configuration changes in appnets
US9306975B2 (en) * 2006-09-19 2016-04-05 The Invention Science Fund I, Llc Transmitting aggregated information arising from appnet information
US7752255B2 (en) * 2006-09-19 2010-07-06 The Invention Science Fund I, Inc Configuring software agent security remotely
US8984579B2 (en) * 2006-09-19 2015-03-17 The Innovation Science Fund I, LLC Evaluation systems and methods for coordinating software agents
US8601530B2 (en) 2006-09-19 2013-12-03 The Invention Science Fund I, Llc Evaluation systems and methods for coordinating software agents
US8601104B2 (en) 2006-09-19 2013-12-03 The Invention Science Fund I, Llc Using network access port linkages for data structure update decisions
US8281036B2 (en) 2006-09-19 2012-10-02 The Invention Science Fund I, Llc Using network access port linkages for data structure update decisions
US8607336B2 (en) * 2006-09-19 2013-12-10 The Invention Science Fund I, Llc Evaluation systems and methods for coordinating software agents
CN101247384B (zh) * 2007-02-15 2012-01-11 株式会社日立制作所 内容管理系统及内容管理方法
CN101430645B (zh) * 2007-11-06 2012-07-04 上海摩波彼克半导体有限公司 基于计算机实现数据卡软件下载和升级的方法
WO2009066212A1 (en) * 2007-11-21 2009-05-28 Nxp B.V. Device and method for near field communications using audio transducers
JP5157472B2 (ja) * 2008-01-22 2013-03-06 富士通株式会社 帯域制御機能を有する負荷分散装置およびその設定方法
JP5360457B2 (ja) * 2008-02-13 2013-12-04 日本電気株式会社 分散ディレクトリサーバ、分散ディレクトリシステム、分散ディレクトリ方法、およびプログラム
CN101547167A (zh) * 2008-03-25 2009-09-30 华为技术有限公司 内容分类方法、装置及系统
US10296941B2 (en) * 2008-05-02 2019-05-21 Level 3 Communications Llc System and method for optimizing content distribution
CN101304330B (zh) * 2008-06-28 2010-12-08 华为技术有限公司 一种资源配置方法、服务器、及网络系统
US9116752B1 (en) * 2009-03-25 2015-08-25 8X8, Inc. Systems, methods, devices and arrangements for server load distribution
US8595740B2 (en) 2009-03-31 2013-11-26 Microsoft Corporation Priority-based management of system load level
GB2477513B (en) 2010-02-03 2015-12-23 Orbital Multi Media Holdings Corp Redirection apparatus and method
US9385938B2 (en) 2010-06-22 2016-07-05 Blackberry Limited Information distribution in a wireless communication system
US8570962B2 (en) 2010-06-22 2013-10-29 Blackberry Limited Information selection in a wireless communication system
US8751638B2 (en) 2010-07-02 2014-06-10 Futurewei Technologies, Inc. System and method to implement joint server selection and path selection
PL2495940T3 (pl) * 2011-03-04 2014-05-30 Deutsche Telekom Ag Sposób oraz program komputerowy do współpracy między dostawcą usług internetowych (ISP) a systemem dystrybucji treści jak też między wieloma ISP
US8959222B2 (en) * 2011-05-19 2015-02-17 International Business Machines Corporation Load balancing system for workload groups
CN102523231A (zh) * 2011-12-27 2012-06-27 北京蓝汛通信技术有限责任公司 一种基于dns解析的流量调度方法、装置及服务器
US9027102B2 (en) 2012-05-11 2015-05-05 Sprint Communications Company L.P. Web server bypass of backend process on near field communications and secure element chips
US9282898B2 (en) 2012-06-25 2016-03-15 Sprint Communications Company L.P. End-to-end trusted communications infrastructure
US9066230B1 (en) 2012-06-27 2015-06-23 Sprint Communications Company L.P. Trusted policy and charging enforcement function
US8649770B1 (en) 2012-07-02 2014-02-11 Sprint Communications Company, L.P. Extended trusted security zone radio modem
US8667607B2 (en) 2012-07-24 2014-03-04 Sprint Communications Company L.P. Trusted security zone access to peripheral devices
US9183412B2 (en) 2012-08-10 2015-11-10 Sprint Communications Company L.P. Systems and methods for provisioning and using multiple trusted security zones on an electronic device
US9215180B1 (en) * 2012-08-25 2015-12-15 Sprint Communications Company L.P. File retrieval in real-time brokering of digital content
US9015068B1 (en) 2012-08-25 2015-04-21 Sprint Communications Company L.P. Framework for real-time brokering of digital content delivery
JP6036190B2 (ja) * 2012-11-07 2016-11-30 富士通株式会社 情報処理装置、情報処理システムの制御方法及び情報処理システムの制御プログラム
US20140164645A1 (en) * 2012-12-06 2014-06-12 Microsoft Corporation Routing table maintenance
US20140181112A1 (en) * 2012-12-26 2014-06-26 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Control device and file distribution method
US9161227B1 (en) 2013-02-07 2015-10-13 Sprint Communications Company L.P. Trusted signaling in long term evolution (LTE) 4G wireless communication
US9578664B1 (en) 2013-02-07 2017-02-21 Sprint Communications Company L.P. Trusted signaling in 3GPP interfaces in a network function virtualization wireless communication system
US9104840B1 (en) 2013-03-05 2015-08-11 Sprint Communications Company L.P. Trusted security zone watermark
US9613208B1 (en) 2013-03-13 2017-04-04 Sprint Communications Company L.P. Trusted security zone enhanced with trusted hardware drivers
US9049013B2 (en) 2013-03-14 2015-06-02 Sprint Communications Company L.P. Trusted security zone containers for the protection and confidentiality of trusted service manager data
US9021585B1 (en) 2013-03-15 2015-04-28 Sprint Communications Company L.P. JTAG fuse vulnerability determination and protection using a trusted execution environment
US9374363B1 (en) 2013-03-15 2016-06-21 Sprint Communications Company L.P. Restricting access of a portable communication device to confidential data or applications via a remote network based on event triggers generated by the portable communication device
US9191388B1 (en) 2013-03-15 2015-11-17 Sprint Communications Company L.P. Trusted security zone communication addressing on an electronic device
US9454723B1 (en) 2013-04-04 2016-09-27 Sprint Communications Company L.P. Radio frequency identity (RFID) chip electrically and communicatively coupled to motherboard of mobile communication device
US9171243B1 (en) 2013-04-04 2015-10-27 Sprint Communications Company L.P. System for managing a digest of biographical information stored in a radio frequency identity chip coupled to a mobile communication device
US9324016B1 (en) 2013-04-04 2016-04-26 Sprint Communications Company L.P. Digest of biographical information for an electronic device with static and dynamic portions
US9060296B1 (en) 2013-04-05 2015-06-16 Sprint Communications Company L.P. System and method for mapping network congestion in real-time
US9838869B1 (en) 2013-04-10 2017-12-05 Sprint Communications Company L.P. Delivering digital content to a mobile device via a digital rights clearing house
US9443088B1 (en) 2013-04-15 2016-09-13 Sprint Communications Company L.P. Protection for multimedia files pre-downloaded to a mobile device
US9069952B1 (en) 2013-05-20 2015-06-30 Sprint Communications Company L.P. Method for enabling hardware assisted operating system region for safe execution of untrusted code using trusted transitional memory
US9560519B1 (en) 2013-06-06 2017-01-31 Sprint Communications Company L.P. Mobile communication device profound identity brokering framework
US9183606B1 (en) 2013-07-10 2015-11-10 Sprint Communications Company L.P. Trusted processing location within a graphics processing unit
US9208339B1 (en) 2013-08-12 2015-12-08 Sprint Communications Company L.P. Verifying Applications in Virtual Environments Using a Trusted Security Zone
WO2015025066A1 (es) * 2013-08-21 2015-02-26 Telefonica, S.A. Procedimiento y sistema para equilibrar solicitudes de contenido en una red proveedora de servidores
EP3053128B1 (en) * 2013-10-04 2019-02-20 Opanga Networks, Inc. Conditional pre-delivery of content to a user device
CN104579996A (zh) * 2013-10-17 2015-04-29 中国电信股份有限公司 一种集群负载均衡方法和系统
US9185626B1 (en) 2013-10-29 2015-11-10 Sprint Communications Company L.P. Secure peer-to-peer call forking facilitated by trusted 3rd party voice server provisioning
US8819187B1 (en) * 2013-10-29 2014-08-26 Limelight Networks, Inc. End-to-end acceleration of dynamic content
US9191522B1 (en) 2013-11-08 2015-11-17 Sprint Communications Company L.P. Billing varied service based on tier
US9161325B1 (en) 2013-11-20 2015-10-13 Sprint Communications Company L.P. Subscriber identity module virtualization
KR20150079422A (ko) * 2013-12-30 2015-07-08 주식회사 아이디어웨어 서버 그룹핑 장치, 그 방법 및 기록 매체
US9118655B1 (en) 2014-01-24 2015-08-25 Sprint Communications Company L.P. Trusted display and transmission of digital ticket documentation
US9226145B1 (en) 2014-03-28 2015-12-29 Sprint Communications Company L.P. Verification of mobile device integrity during activation
US9230085B1 (en) 2014-07-29 2016-01-05 Sprint Communications Company L.P. Network based temporary trust extension to a remote or mobile device enabled via specialized cloud services
US9160680B1 (en) 2014-11-18 2015-10-13 Kaspersky Lab Zao System and method for dynamic network resource categorization re-assignment
US9779232B1 (en) 2015-01-14 2017-10-03 Sprint Communications Company L.P. Trusted code generation and verification to prevent fraud from maleficent external devices that capture data
US9838868B1 (en) 2015-01-26 2017-12-05 Sprint Communications Company L.P. Mated universal serial bus (USB) wireless dongles configured with destination addresses
CN104618497A (zh) * 2015-02-13 2015-05-13 小米科技有限责任公司 网页访问方法及装置
US9225625B1 (en) * 2015-03-26 2015-12-29 Linkedin Corporation Detecting and alerting performance degradation during features ramp-up
US9473945B1 (en) 2015-04-07 2016-10-18 Sprint Communications Company L.P. Infrastructure for secure short message transmission
US9819679B1 (en) 2015-09-14 2017-11-14 Sprint Communications Company L.P. Hardware assisted provenance proof of named data networking associated to device data, addresses, services, and servers
US10282719B1 (en) 2015-11-12 2019-05-07 Sprint Communications Company L.P. Secure and trusted device-based billing and charging process using privilege for network proxy authentication and audit
US9817992B1 (en) 2015-11-20 2017-11-14 Sprint Communications Company Lp. System and method for secure USIM wireless network access
CN105516276B (zh) * 2015-11-30 2020-04-17 中电科华云信息技术有限公司 基于仿生分级通信的消息处理方法与系统
US10218772B2 (en) * 2016-02-25 2019-02-26 LiveQoS Inc. Efficient file routing system
CN107241374B (zh) 2016-03-28 2020-01-31 财团法人工业技术研究院 负载平衡系统、负载平衡装置及拓朴管理方法
US10432709B2 (en) 2016-03-28 2019-10-01 Industrial Technology Research Institute Load balancing method, load balancing system, load balancing device and topology reduction method
CN107786604B (zh) * 2016-08-30 2020-04-28 华为数字技术(苏州)有限公司 一种确定内容服务器的方法及装置
EP3556083B1 (en) * 2016-12-14 2021-10-06 IDAC Holdings, Inc. System and method to register fqdn-based ip service endpoints at network attachment points
US10499249B1 (en) 2017-07-11 2019-12-03 Sprint Communications Company L.P. Data link layer trust signaling in communication network
US10362044B2 (en) * 2017-08-08 2019-07-23 International Business Machines Corporation Identifying command and control endpoint used by domain generation algorithm (DGA) malware
US10250677B1 (en) * 2018-05-02 2019-04-02 Cyberark Software Ltd. Decentralized network address control
CN111714137A (zh) * 2020-06-17 2020-09-29 成都云卫康医疗科技有限公司 一种医用智能穿戴检测设备的监测系统及应用方法
CN113572828B (zh) * 2021-07-13 2024-04-09 壹药网科技(上海)股份有限公司 一种基于url分组粒度提升客户端负载均衡的系统

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6134598A (en) * 1997-05-23 2000-10-17 Adobe Systems Incorporated Data stream processing on networked computer system lacking format-specific data processing resources
US6006264A (en) * 1997-08-01 1999-12-21 Arrowpoint Communications, Inc. Method and system for directing a flow between a client and a server
US6128279A (en) * 1997-10-06 2000-10-03 Web Balance, Inc. System for balancing loads among network servers
JP3966598B2 (ja) * 1998-03-04 2007-08-29 富士通株式会社 サーバ選択システム
JP2000155736A (ja) * 1998-11-24 2000-06-06 Nec Corp サービス要求の振り分け方法及びアドレス変換装置
US6728748B1 (en) * 1998-12-01 2004-04-27 Network Appliance, Inc. Method and apparatus for policy based class of service and adaptive service level management within the context of an internet and intranet
WO2001033364A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-10 Fujitsu Limited Dispositif pour rechercher le nom d'un noeud de communication dans un reseau de communication
US6724733B1 (en) * 1999-11-02 2004-04-20 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for determining approximate network distances using reference locations
US7441045B2 (en) * 1999-12-13 2008-10-21 F5 Networks, Inc. Method and system for balancing load distribution on a wide area network
JP4150159B2 (ja) * 2000-03-01 2008-09-17 富士通株式会社 伝送経路制御装置及び伝送経路制御方法並びに伝送経路制御プログラムを記録した媒体
JP2001256162A (ja) * 2000-03-14 2001-09-21 Nec Corp 情報処理端末およびコンテンツ取得システム
US6732175B1 (en) * 2000-04-13 2004-05-04 Intel Corporation Network apparatus for switching based on content of application data
US6829654B1 (en) * 2000-06-23 2004-12-07 Cloudshield Technologies, Inc. Apparatus and method for virtual edge placement of web sites
US20020174296A1 (en) * 2001-01-29 2002-11-21 Ulrich Thomas R. Disk replacement via hot swapping with variable parity
US6944678B2 (en) * 2001-06-18 2005-09-13 Transtech Networks Usa, Inc. Content-aware application switch and methods thereof

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7904910B2 (en) 2004-07-19 2011-03-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Cluster system and method for operating cluster nodes
US7768940B2 (en) 2004-09-14 2010-08-03 Nec Corporation Data delivery system and data delivery method
JP4486033B2 (ja) * 2005-02-02 2010-06-23 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ コンテンツ配信方法及び中継装置
JP2006246434A (ja) * 2005-02-02 2006-09-14 Ntt Docomo Inc コンテンツ配信方法及び中継装置
US7653729B2 (en) 2005-12-14 2010-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Information processing system, server apparatus, information processing apparatus, and control method thereof
JP2011507375A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 トムソン ライセンシング ユーザによるコンテンツへのアクセスを最適化する装置及び方法
JP2012533938A (ja) * 2009-07-16 2012-12-27 ネットフリックス・インコーポレイテッド デジタルコンテンツ配布システム及び方法
JP2015212984A (ja) * 2011-01-25 2015-11-26 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド コンテンツ識別に基づいてコンテンツを自動的に発見して取り出すための方法および装置
WO2012107961A1 (ja) * 2011-02-10 2012-08-16 パイオニア株式会社 サービス提供システム、ネットワークシステム、クライアント端末、記憶装置、サービス提供システムのサービス提供方法およびプログラム
WO2013168465A1 (ja) * 2012-05-08 2013-11-14 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2015104075A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 メディア再生制御装置、メディア再生制御方法、及びプログラム
JP2020501237A (ja) * 2016-12-07 2020-01-16 アリババ グループ ホウルディング リミテッド サーバ負荷平衡方法、機器、及びサーバ装置
KR20190114105A (ko) * 2018-03-29 2019-10-10 엔에이치엔 주식회사 서버 접속 방법 및 이를 이용한 서버 시스템
KR102083511B1 (ko) * 2018-03-29 2020-04-24 엔에이치엔 주식회사 서버 접속 방법 및 이를 이용한 서버 시스템
JP2020149099A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 TechnoProducer株式会社 情報配信サーバ、情報配信方法及び情報配信プログラム
JP2020149249A (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 富士通株式会社 転送プログラム、転送方法、および転送装置
US11593176B2 (en) 2019-03-12 2023-02-28 Fujitsu Limited Computer-readable recording medium storing transfer program, transfer method, and transferring device
JP7305990B2 (ja) 2019-03-12 2023-07-11 富士通株式会社 転送プログラム、転送方法、および情報処理装置
WO2021085776A1 (ko) * 2019-10-29 2021-05-06 삼성전자주식회사 전자 장치 및 이의 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN1750543A (zh) 2006-03-22
US20030172163A1 (en) 2003-09-11
CN1450765A (zh) 2003-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4529974B2 (ja) サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム
JP2003256310A (ja) サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム
US9912593B2 (en) Selective distribution of routing information
US9762494B1 (en) Flow distribution table for packet flow load balancing
JP7252213B2 (ja) コンテキストアウェア型の経路の計算及び選択
WO2021142867A1 (zh) 一种dns服务器选择方法和代理服务器
US10097503B2 (en) Content node network address selection for content delivery
US8239514B2 (en) Managing content delivery network service providers
US7908337B2 (en) System and method for using network layer uniform resource locator routing to locate the closest server carrying specific content
US10979387B2 (en) Systems and methods for utilization of anycast techniques in a DNS architecture
US7725596B2 (en) System and method for resolving network layer anycast addresses to network layer unicast addresses
US8732309B1 (en) Request routing utilizing cost information
KR101379864B1 (ko) 네트워크 연산 요소들을 이용한 요청 라우팅
US7343422B2 (en) System and method for using uniform resource locators to map application layer content names to network layer anycast addresses
US20140289319A1 (en) Request routing using popularity information
KR20030019900A (ko) 분산 처리 및 피어 대 피어 통신을 이용한 네트워크 상의정보 전송 병렬화 방법 및 그 시스템
WO2001080002A1 (en) Load balancing between multiple web servers
White et al. Content delivery with content-centric networking
JP2006260592A (ja) コンテンツ管理装置及びコンテンツ管理プログラム
Gupta et al. 2-Tiered cloud based content delivery network architecture: An efficient load balancing approach for video streaming
EP1277327B1 (en) System and method for using network layer uniform resource locator routing to locate the closest server carrying specific content
JP2006260591A (ja) コンテンツサーバ及びコンテンツ配信管理プログラム
KR20040076660A (ko) 분산 처리 및 피어 대 피어 통신을 이용한 네트워크 상의정보 전송 병렬화 방법 및 그 시스템
CN114650296A (zh) 一种信息中心网络副本选择方法
WO2001084802A2 (en) System and method for using uniform resource locators to map application layer content names to network layer anycast addresses

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061116

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070112