JP2003252335A - ボトル形飲料容器、箱形飲料容器、缶形飲料容器および容器入り飲料 - Google Patents

ボトル形飲料容器、箱形飲料容器、缶形飲料容器および容器入り飲料

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JP2003252335A
JP2003252335A JP2002053641A JP2002053641A JP2003252335A JP 2003252335 A JP2003252335 A JP 2003252335A JP 2002053641 A JP2002053641 A JP 2002053641A JP 2002053641 A JP2002053641 A JP 2002053641A JP 2003252335 A JP2003252335 A JP 2003252335A
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shaped
container
beverage container
bottle
beverage
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JP2002053641A
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English (en)
Inventor
Kazushi Kumano
一士 熊野
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KUMANO AKEMI
Original Assignee
KUMANO AKEMI
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Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の飲料を一度に購入できるようにす
る。 【解決手段】 ボトル形飲料容器300は、容器本体3
01と、その内部を横並びに等分して区画Epと区画E
qを形成する仕切り板302と、区画E1の飲み口Mp
と区画Eqの飲み口Mqとを個別に開口し得る銀紙シー
ル31とを具備する。区画Epには例えば緑茶が充填さ
れ、区画E2には例えばコーヒーが充填される。 【効果】 食事中に飲む緑茶と食後に楽しむコーヒーと
を一度に購入できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトル形飲料容
器、箱形飲料容器、缶形飲料容器および容器入り飲料に
関し、さらに詳しくは、1個のボトルまたは缶を購入す
ることで異なる種類の飲料を楽しむことが出来たり、新
鮮さを保ちつつ時間差をあけて飲むことが出来るボトル
形飲料容器、箱形飲料容器、缶形飲料容器および容器入
り飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1個のボトルまたは缶には1種類
の飲料しか入っていない。このため、弁当を食べるため
に「緑茶」のボトルまたは缶を購入し、食後の憩いのた
めに「コーヒー」のボトルまたは缶を購入している。し
かし、「緑茶」のボトルまたは缶と「コーヒー」のボト
ルまたは缶とをそれぞれ購入するのは二度手間であっ
た。また、量が多くて飲むのに時間差を生じた時、開封
されたために、残った飲料の新鮮さが失われてしまうこ
とがあった。
【0003】一方、2つの缶を分離可能に一体化し、あ
たかも1個の缶のように取り扱えるようにした缶形飲料
容器が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記2つの缶を分離可
能に一体化した缶形飲料容器によれば、例えば「緑茶」
の缶と「コーヒー」の缶とを一度の手間で購入可能とな
る。また、例えば「牛乳」を半量ずつ開封することが可
能となる。しかし、2つの缶を分離可能に一体化するた
めの特殊な連結手段が必要となったり、搬送中に2つの
缶が分離してしまい商品として販売できなくなることが
ある等の問題点があり、広く実施されてはいない。そこ
で、本発明の目的は、1個のボトルまたは缶を購入する
ことで異なる種類の飲料を楽しむことが出来たり、新鮮
さを保ちつつ時間差をあけて飲むことが出来ると共に、
上記のような問題点を解消したボトル形飲料容器、箱形
飲料容器、缶形飲料容器および容器入り飲料を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、上方に開口があるボトル形容器(301)と、前記
ボトル形容器(301)内を縦に仕切って複数の区画
(Ep,Eq)を形成する仕切り板(302)と、前記
各区画(Ep,Eq)に対応する開口部(Mp,Mq)
を個別に開封可能に封止する封止手段(31)とを具備
したことを特徴とするボトル形飲料容器(300)を提
供する。上記第1の観点によるボトル形飲料容器(30
0)では、各区画(Ep,Eq)に飲料を充填すること
で、1個のボトルを購入することで異なる種類の飲料を
楽しむことが出来たり、新鮮さを保ちつつ時間差をあけ
て飲むことが出来る。また、1個のボトルの内部を仕切
るだけなので、複数のボトルを分離可能に一体化するた
めの特殊な連結手段が必要でなく、搬送中に複数のボト
ルが分離してしまい商品として販売できなくなることが
ある等の問題点がない。よって、広く実施することが容
易になる。また、製造時に仕切り板(302)の位置を
変えることで容量比を容易に変えられる。
【0006】第2の観点では、本発明は、上記構成のボ
トル形飲料容器(300)において、前記封止手段(3
1)は、前記開口部(Mp,Mq)を塞ぐように貼着さ
れた封止シールであることを特徴とするボトル形飲料容
器(300)を提供する。上記第2の観点によるボトル
形飲料容器(300)では、区画(Ep,Eq)を塞ぐ
封止シール(31)を選択的に剥がすという簡単な作業
で、飲みたい飲料を飲むことが出来る。
【0007】第3の観点では、本発明は、上記構成のボ
トル形飲料容器(300)において、前記ボトル形容器
(301)が、合成樹脂ボトルであることを特徴とする
ボトル形飲料容器(300)を提供する。上記第3の観
点によるボトル形飲料容器(300)では、ボトル形容
器(301)を合成樹脂ボトルとするので樹脂成形技術
により容易に製造することが出来る。
【0008】第4の観点では、本発明は、上方に開口が
ある箱形容器(401)と、前記箱形容器(401)内
を縦に仕切って複数の区画(Ep,Eq)を形成する仕
切り板(402)と、前記各区画(Ep,Eq)に対応
する開口部(Mp,Mq)を個別に開封可能に封止する
封止手段(41)とを具備したことを特徴とする箱形飲
料容器(400)を提供する。上記第4の観点による箱
形飲料容器(400)では、各区画(Ep,Eq)ごと
に飲料を充填することで、1個のパックを購入すること
で異なる種類の飲料を楽しむことが出来たり、新鮮さを
保ちつつ時間差をあけて飲むことが出来る。また、1個
の箱の内部を仕切るだけなので、複数の箱を分離可能に
一体化するための特殊な連結手段が必要でなく、搬送中
に複数の箱が分離してしまい商品として販売できなくな
ることがある等の問題点がない。よって、広く実施する
ことが容易になる。また、製造時に仕切り板(402)
の位置を変えることで容量比を容易に変えられる。
【0009】第5の観点では、本発明は、上記構成の箱
形飲料容器(400)において、前記封止手段(41)
は、前記開口部(Mp,Mq)を塞ぐように貼着された
封止シールであることを特徴とする箱形飲料容器(40
0)を提供する。上記第5の観点による箱形飲料容器
(400)では、区画(Ep,Eq)を塞ぐ封止シール
(41)を選択的に剥がすという簡単な作業で、飲みた
い飲料を飲むことが出来る。
【0010】第6の観点では、本発明は、上記構成の箱
形飲料容器(400)において、前記箱形容器(40
1)が、紙箱であることを特徴とする箱形飲料容器(4
00)を提供する。上記第6の観点による箱形飲料容器
(400)では、箱形容器(401)を紙箱とするので
紙パック製造技術により容易に製造することが出来る。
【0011】第7の観点では、本発明は、缶形容器
(1)と、前記缶形容器(1)内を縦に仕切って複数の
区画(E1,E2)を形成する仕切り板(2)と、前記
缶形容器(1)の上面に前記各区画(E1,E2)に対
応する開口部(M1,M2)を個別に形成可能にする開
口手段(11,12)とを具備したことを特徴とする缶
形飲料容器(100)を提供する。上記第7の観点によ
る缶形飲料容器(100)では、各区画(E1,E2)
ごとに飲料を充填することで、1個の缶を購入すること
で異なる種類の飲料を楽しむことが出来たり、新鮮さを
保ちつつ時間差をあけて飲むことが出来る。また、1個
の缶の内部を仕切るだけなので、複数の缶を分離可能に
一体化するための特殊な連結手段が必要でなく、搬送中
に複数の缶が分離してしまい商品として販売できなくな
ることがある等の問題点がない。よって、広く実施する
ことが容易になる。また、製造時に仕切り板(2)の位
置を変えることで容量比を容易に変えられる。
【0012】第8の観点では、本発明は、上記構成の缶
形飲料容器(100)において、前記開口手段(11,
12)は、前記開口部(M1,M2)ごとに設けられた
プルタブであることを特徴とする缶形飲料容器(10
0)を提供する。上記第8の観点による缶形飲料容器
(100)では、区画(E1,E2)を塞ぐプルタブ
(11,12)を選択的に開けるという簡単な作業で、
飲みたい飲料を飲むことが出来る。
【0013】第9の観点では、本発明は、上記構成の缶
形飲料容器(100)において、前記缶形容器(1)
が、金属缶であることを特徴とする缶形飲料容器(10
0)を提供する。上記第9の観点による缶形飲料容器
(100)では、缶形容器(1)を金属缶とするので金
属缶製造技術により容易に製造することが出来る。
【0014】第10の観点では、本発明は、缶形容器
(1a)と、前記缶形容器(1a)内を上下に仕切って
複数の区画(Ea,Eb)を形成する仕切り板(20
2)と、前記缶形容器(1a)の上面と底面とに前記各
区画(Ea,Eb)に対応する開口部(Ma,Mb)を
個別に形成可能にする開口手段(21,22)とを具備
したことを特徴とする缶形飲料容器(200)を提供す
る。上記第10の観点による缶形飲料容器(200)で
は、各区画(Ea,Eb)ごとに飲料を充填すること
で、1個の缶を購入することで異なる種類の飲料を楽し
むことが出来たり、新鮮さを保ちつつ時間差をあけて飲
むことが出来る。また、1個の缶の内部を上下に仕切る
だけなので、複数の缶を分離可能に一体化するための特
殊な連結手段が必要でなく、搬送中に複数の缶が分離し
てしまい商品として販売できなくなることがある等の問
題点がない。よって、広く実施することが容易になる。
また、製造時に仕切り板(202)の位置を変えること
で容量比を容易に変えられる。
【0015】第11の観点では、本発明は、上記構成の
缶形飲料容器(200)において、前記開口手段(2
1,22)は、前記開口部(Ma,Mb)ごとに設けら
れたプルタブであることを特徴とする缶形飲料容器(2
00)を提供する。上記第11の観点による缶形飲料容
器(200)では、区画(Ea,Eb)を塞ぐプルタブ
(21,22)を選択的に開けるという簡単な作業で、
飲みたい飲料を飲むことが出来る。
【0016】第12の観点では、本発明は、上記構成の
缶形飲料容器(200)において、前記缶形容器(1
a)が、金属缶であることを特徴とする缶形飲料容器
(200)を提供する。上記第12の観点による缶形飲
料容器(200)では、缶形容器(1a)を金属缶とす
るので金属缶製造技術により容易に製造することが出来
る。
【0017】第13の観点では、本発明は、上記構成の
缶形飲料容器(200)において、前記缶形容器(1
a)の底面を保護するカバー(V)を具備したことを特
徴とする缶形飲料容器(200)を提供する。上記第1
3の観点による缶形飲料容器(200)では、底面をカ
バー(V)で保護するため、机上に置いても衛生的とな
る。
【0018】第14の観点では、本発明は、上記構成の
飲料容器の各区画に異種の飲料を充填したことを特徴と
する容器入り飲料を提供する。上記第14の観点による
容器入り飲料では、1個の容器を購入することで異なる
種類の飲料を楽しむことが出来る
【0019】第15の観点では、本発明は、上記構成の
飲料容器の各区画に同種の飲料を充填したことを特徴と
する容器入り飲料を提供する。上記第15の観点による
容器入り飲料では、新鮮さを保ちつつ時間差をあけて飲
むことが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態により
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
【0021】−第1の実施形態− 図1は、第1の実施形態にかかるボトル形飲料容器30
0を示す側面図である。図2は、図1の上面図である。
このボトル形飲料容器300は、容器本体301と、容
器本体301の内部を左右に等分して区画Epと区画E
qを形成する仕切り板302と、上蓋303と、上蓋3
03に区画Epの飲み口Mpまたは区画Eqの飲み口M
qを選択的に開口し得るように貼着された銀紙シール
(図2のハッチング部分)31とを具備して構成されて
いる。ボトルネックには、キャップAを螺入するための
ねじ山Tが形成されている。
【0022】容器本体301および仕切り板302の材
料は、例えばPET(PolyEthyleneTerephthalate)で
ある。この場合、ボトル形飲料容器300は、いわゆる
ペットボトルとなる。
【0023】ボトル形飲料容器300の全体の容量は、
例えば250mL〜350mL程度である。この場合、
区画Ep,Eqの容量は、それぞれ、125mL〜17
5mL程度となる。
【0024】図3に示すように、区画Epには例えば緑
茶Gが充填され、区画Eqには例えばコーヒーCが充填
される。そこで、飲み口Mpを封止する部分の銀紙シー
ル31を引きちぎると、区画Epに飲み口Mpが開口す
る。したがって、食事中に、緑茶Gを飲むことが出来
る。そして、飲み口Mqを封止する部分の銀紙シール3
1を引きちぎると、区画Eqに飲み口Mqが開口する。
したがって、食後に、コーヒーCを楽しむことが出来
る。なお、飲み口Mp,Mqに相当する部分のみを簡単
に引きちげるように、銀紙シール31にミシン目やカッ
ト線を入れておくことが好ましい。
【0025】−第2の実施形態− 図4は、第2の実施形態にかかる箱形飲料容器400を
示す上面図である。この箱形飲料容器400は、容器本
体401と、容器本体401の内部を左右に不等分に分
割して区画Epと区画Eqを形成する仕切り板402
と、上面44に区画Epの飲み口Mpまたは区画Eqの
飲み口Mqを選択的に開口し得るように貼着された銀紙
シール41p,41qとを具備して構成されている。
【0026】容器本体401および仕切り板402の材
料は、例えば紙である。この場合、箱形飲料容器400
は、いわゆる紙パックとなる。
【0027】箱形飲料容器400の全体の容量は、例え
ば250mL程度である。区画Epの容量は、例えば1
50mLである。区画Eqの容量は、例えば100mL
である。
【0028】区画Epには例えば緑茶が充填され、区画
Eqには例えばコーヒーが充填される。そこで、飲み口
Mpを封止する部分の銀紙シール41pを引き剥がす
と、区画Epに飲み口Mpが開口する。したがって、食
事中に、緑茶を飲むことが出来る。そして、飲み口Mq
を封止する部分の銀紙シール41qを引き剥がすと、区
画Eqに飲み口Mqが開口する。したがって、食後に、
コーヒーを楽しむことが出来る。
【0029】第2の実施形態にかかる箱形飲料容器40
0によれば、1個のパックを購入することで異なる種類
の飲料を楽しむことが出来る。また、1個の箱の内部を
仕切るだけなので、複数の箱を分離可能に一体化するた
めの特殊な連結手段が必要でなく、搬送中に複数の箱が
分離してしまい商品として販売できなくなることがある
等の問題点がない。よって、広く実施することが容易に
なる。また、製造時に仕切り板(402)の位置を変え
ることで容量比を容易に変えられる。
【0030】なお、銀紙シール41p,41qの代わり
に、酒類等の紙パックに多用されているプラスチック製
のキャップで飲み口Mp,Mqを封止してもよい。
【0031】−第3の実施形態− 図5は、本発明の第3の実施形態にかかる缶形飲料容器
100を示す構成図である。この缶形飲料容器100
は、缶本体1と、缶本体1の内部を横並びに等分して区
画E1と区画E2を形成する仕切り板2と、上蓋3と、
上蓋3に区画E1の飲み口(図6のM1)を開口し得る
プルタブ(pull tab)11と、上蓋3に区画E2の飲み
口(図6のM2)を開口し得るプルタブ12とを具備し
て構成されている。
【0032】缶本体1および仕切り板2の材料は、例え
ばスチールやアルミである。この場合、缶形飲料容器1
00は、いわゆるスチール缶やアルミ缶となる。
【0033】缶形缶形飲料容器100の全体の容量は、
例えば250mL〜350mL程度である。この場合、
区画E1,E2の容量は、それぞれ、125mL〜17
5mL程度となる。
【0034】図6に示すように、区画E1には例えば緑
茶Gが充填され、区画E2には例えばコーヒーCが充填
される。プルタブ11を引き起こすと、区画E1に飲み
口M1が開口する。したがって、食事中に、緑茶Gを飲
めるようになる。そして、プルタブ12を引き起こす
と、区画E2に飲み口が開口する。したがって、食後
に、コーヒーCを楽しめるようになる。
【0035】第3の実施形態にかかる缶形飲料容器10
0によれば、1個の缶を購入することで異なる種類の飲
料を楽しむことが出来る。また、1個の缶の内部を仕切
るだけなので、複数の缶を分離可能に一体化するための
特殊な連結手段が必要でなく、搬送中に複数の缶が分離
してしまい商品として販売できなくなることがある等の
問題点がない。よって、広く実施することが容易にな
る。また、製造時に仕切り板(2)の位置を変えること
で容量比を容易に変えられる。
【0036】−第4の実施形態− 図7は、本発明の第4の実施形態にかかる缶形飲料容器
200を示す構成図である。この缶形飲料容器200
は、缶本体1aと、缶本体1aの内部を上下に等分して
区画Eaと区画Ebを形成する仕切り板202と、上蓋
203と、上蓋203に区画Eaの飲み口Maを開口し
得るプルタブ21と、底蓋204と、底蓋204に区画
Ebの飲み口を開口し得るプルタブ22と、缶底の汚れ
回避と残液の垂れ落ち防止の機能を兼ねたカバーVとを
具備している。
【0037】区画Eaには例えば緑茶が充填され、区画
Ebには例えばコーヒーが充填される。プルタブ21を
引き起こすと、区画Eaに飲み口Maが開口する。した
がって、食事中に、緑茶を飲めるようになる。そして、
緑茶を飲み干した食後に、底蓋204からカバーVを外
し、上蓋203に装着し、缶形飲料容器200の上下を
逆さにする。その後、プルタブ22を引き起こすと、区
画Ebに飲み口が開口する。したがって、食後に、コー
ヒーCを楽しめるようになる。
【0038】第4の実施形態にかかる缶形飲料容器20
0によれば、1個の缶を購入することで異なる種類の飲
料を楽しむことが出来る。また、1個の缶の内部を仕切
るだけなので、複数の缶を分離可能に一体化するための
特殊な連結手段が必要でなく、搬送中に複数の缶が分離
してしまい商品として販売できなくなることがある等の
問題点がない。よって、広く実施することが容易にな
る。また、製造時に仕切り板(202)の位置を変える
ことで容量比を容易に変えられる。
【0039】−第5の実施形態− 第1〜第4の実施形態において、各区画に同種の飲料を
充填してもよい。例えば、2区画に同種の炭酸飲料を充
填すれば、炭酸飲料を半量ずつ時間をずらして飲むとき
でも、後で飲む分が気抜けすることを防止でき、高い清
涼感を得られる。また、2区間に牛乳を充填すれば、牛
乳を半量ずつに分けて開封することが可能となり、未開
封分の牛乳の新鮮さを保てるようになる。
【0040】−第6の実施形態− 容器内を横方向に区画する場合、3以上の区画に仕切っ
てもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明のボトル形飲料容器、箱形飲料容
器、缶形飲料容器および容器入り飲料によれば、次の効
果が得られる。 (1)単一の容器内の複数区画に異なる種類の飲料を充
填することで、例えば食事中と食後とで、異種の飲料を
適量ずつ飲み分けることが出来る。すなわち、消費者
が、余分な飲料を廃棄せずに済み、経済的である。 (2)単一の容器内の複数区画に同種の飲料を充填する
ことで、飲料を複数回に分けて開封,消費することが可
能となり、未開封分の飲料を高品質な状態で長期保存で
きるようになる。 (3)2つの容器を分離可能に一体化するための特殊な
連結手段が必要となったり、搬送中に2つの容器が分離
してしまい商品として販売できなくなることがある等の
問題点がなく、広く実施することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかるボトル形飲料容器を示
す側面図である。
【図2】第1の実施形態にかかるボトル形飲料容器を示
す上面図である。
【図3】第1の実施形態にかかるボトル形飲料容器の使
用状態説明図である。
【図4】第2の実施形態にかかる箱形飲料容器を示す上
面図である。
【図5】第3の実施形態にかかる缶形飲料容器を示す上
面図である。
【図6】図5の要部を示す斜視図である。
【図7】第4の実施形態にかかる缶形飲料容器を示す構
成図である。
【図8】図7の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
100,200 缶形飲料容器 300 ボトル形飲料容器 400 箱形飲料容器 1,1a 缶本体 2,202,302 仕切り板 3,203,303 上蓋 11,12,21,22 プルタブ 31 銀紙シール 204 底蓋 301,401 容器本体 E1,E2,Ea,Eb,Ep,Eq 区画
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E035 AA03 BA04 BB01 BC01 BC02 CA08 3E062 AA09 AB02 AC02 AC03 AC05 EA02 EA03 EA05 EB01 EC01 EC05 3E067 AA03 AB26 BA03A BA06A BB01A BB14A EA04 EA18 EA33 EB29 EC35 FA01 FC01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口があるボトル形容器(30
    1)と、前記ボトル形容器(301)内を縦に仕切って
    複数の区画(Ep,Eq)を形成する仕切り板(30
    2)と、前記各区画(Ep,Eq)に対応する開口部
    (Mp,Mq)を個別に開封可能に封止する封止手段
    (31)とを具備したことを特徴とするボトル形飲料容
    器(300)。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のボトル形飲料容器(3
    00)において、前記封止手段(31)は、前記開口部
    (Mp,Mq)を塞ぐように貼着された封止シールであ
    ることを特徴とするボトル形飲料容器(300)。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のボトル
    形飲料容器(300)において、前記ボトル形容器(3
    01)が、合成樹脂ボトルであることを特徴とするボト
    ル形飲料容器(300)。
  4. 【請求項4】 上方に開口がある箱形容器(401)
    と、前記箱形容器(401)内を縦に仕切って複数の区
    画(Ep,Eq)を形成する仕切り板(402)と、前
    記各区画(Ep,Eq)に対応する開口部(Mp,M
    q)を個別に開封可能に封止する封止手段(41)とを
    具備したことを特徴とする箱形飲料容器(400)。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の箱形飲料容器(40
    0)において、前記封止手段(41)は、前記開口部
    (Mp,Mq)を塞ぐように貼着された封止シールであ
    ることを特徴とする箱形飲料容器(400)。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の箱形飲
    料容器(400)において、前記箱形容器(401)
    が、紙箱であることを特徴とする箱形飲料容器(40
    0)。
  7. 【請求項7】 缶形容器(1)と、前記缶形容器(1)
    内を縦に仕切って複数の区画(E1,E2)を形成する
    仕切り板(2)と、前記缶形容器(1)の上面に前記各
    区画(E1,E2)に対応する開口部(M1,M2)を
    個別に形成可能にする開口手段(11,12)とを具備
    したことを特徴とする缶形飲料容器(100)。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の缶形飲料容器(10
    0)において、前記開口手段(11,12)は、前記開
    口部(M1,M2)ごとに設けられたプルタブであるこ
    とを特徴とする缶形飲料容器(100)。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の缶形飲
    料容器(100)において、前記缶形容器(1)が、金
    属缶であることを特徴とする缶形飲料容器(100)。
  10. 【請求項10】 缶形容器(1a)と、前記缶形容器
    (1a)内を上下に仕切って複数の区画(Ea,Eb)
    を形成する仕切り板(202)と、前記缶形容器(1
    a)の上面と底面とに前記各区画(Ea,Eb)に対応
    する開口部(Ma,Mb)を個別に形成可能にする開口
    手段(21,22)とを具備したことを特徴とする缶形
    飲料容器(200)。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の缶形飲料容器(2
    00)において、前記開口手段(21,22)は、前記
    開口部(Ma,Mb)ごとに設けられたプルタブである
    ことを特徴とする缶形飲料容器(200)。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
    缶形飲料容器(200)において、前記缶形容器(1
    a)が、金属缶であることを特徴とする缶形飲料容器
    (200)。
  13. 【請求項13】 請求項10から請求項11のいずれか
    に記載の缶形飲料容器(200)において、前記缶形容
    器(1a)の底面を保護するカバー(V)を具備したこ
    とを特徴とする缶形飲料容器(200)。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13のいずれかに
    記載の飲料容器の各区画に異種の飲料を充填したことを
    特徴とする容器入り飲料。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項13のいずれかに
    記載の飲料容器の各区画に同種の飲料を充填したことを
    特徴とする容器入り飲料。
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