JP2003251887A - 画像形成装置及び画像形成装置の調整方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の調整方法

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JP2003251887A
JP2003251887A JP2002053169A JP2002053169A JP2003251887A JP 2003251887 A JP2003251887 A JP 2003251887A JP 2002053169 A JP2002053169 A JP 2002053169A JP 2002053169 A JP2002053169 A JP 2002053169A JP 2003251887 A JP2003251887 A JP 2003251887A
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JP2002053169A
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Hironori Saito
博紀 齊藤
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の設定に関し、製造時や保守時
といった利用形態の異なる場合においても使い勝手がよ
く、機能の追加や削除を柔軟に行えるとともに、一般ユ
ーザによる誤った操作を防止することを可能とする。 【解決手段】 印刷制御のためのメニュー項目を操作パ
ネル上に表示する画像形成装置であって、外部記憶装置
から印刷制御のための追加メニュー項目を読み込む外部
記憶装置制御部と、追加メニュー項目を記憶する揮発性
メモリと、追加メニュー項目を揮発性メモリから入力し
て、操作パネル上に表示するとともに、操作パネルから
の入力情報にもとづいて、印刷制御を行うための特殊コ
マンドを発行するメニュー制御部を有する画像形成装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部記憶装置から
印刷制御のための追加メニュー項目を読み込み、簡易な
操作によって特殊コマンドを発行させることにより調整
を可能とするとともに、調整時以外における利用を不能
として、一般利用者による誤操作等を防止する画像形成
装置及び画像形成装置の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機、ファクシミリといっ
た画像形成装置などの機器には、製造時に出荷時設定と
して実行しなければならない処理や、設定しなければな
らない内部パラメータ等が存在する。また、保守時にお
いても同様に、実行しなければならない処理や調整しな
ければならない内部パラメータが存在する。
【0003】従来、これらの設定等を行うにあたって
は、設定用の特殊コマンドを用いることにより行われて
いた。例えば、ホストコンピュータ等から、必要な一連
の特殊コマンドを、バッチ処理により入力することによ
って、その設定等が行われていた。また、特別な操作を
行うことによって、画像形成装置の操作パネル上の表示
を、特殊な設定を行うためのメンテナンス用メニューへ
移行させ、上記の設定等が行われていた。さらに、設定
専用の外部装置を接続することにより、上記の設定等を
行う場合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来から知られている画像形成装置などには、製造
時や保守時用の特別な設定を行うための手段が用意され
ているものの、それぞれの利用形態において、必ずしも
使い勝手の良いものであるとはいえなかった。まず、ホ
ストコンピュータから特殊なコマンドを入力する場合
は、そのコマンド自体と、それに付随するパラメータの
意味を学習する必要があり、その数が増加するにつれ
て、利用することが難しくなるという問題があった。
【0005】また、保守時等においては、客先でホスト
コンピュータが利用できるとは限らず、用意されていた
としてもセキュリティの問題で借用できない場合がある
という問題があった。そして、このような場合には、ホ
ストコンピュータを客先に持ち込まざるを得ないという
問題もあった。
【0006】さらに、特殊コマンドを一般利用者に対し
て非公開としていても、客先のホストコンピュータを借
用した場合には、客先のホストコンピュータに記録が残
ることがあり、外部の調整実施者に特殊コマンドを教え
る必要もあるため、秘密が漏洩する可能性があった。
【0007】また、特別な操作を行うことにより、本体
の操作パネル上の表示を、特殊な設定をするためのメン
テナンス用メニューへ移行させて設定を行う場合は、こ
の特別な操作を学習する必要があるとともに、その操作
が煩雑であるため、調整実施者にとって使い勝手が必ず
しも良いものではなかった。特に、製造時において、生
産される製品すべてにつき、このような特別な操作を行
うことは、著しく生産性の低下を招くこととなる。
【0008】さらに、特別な操作を一般のユーザに対し
て非公開にしていても、このようなメニュー情報を、プ
リンタFirmウェア内のROMや、あるいはハードデ
ィスクに保有している以上、完全に秘密となっているわ
けではなく、一般利用者が偶然そのメンテナンス用のメ
ニューに入ってしまったり、操作してしまう場合もあっ
た。
【0009】また、設定担当者による通常のモードへ戻
し忘れ等により、一般利用者が誤操作を行う危険性もあ
った。加えて、本体内部に、メンテナンス用のメニュー
のすべてを格納するため、プログラム容量が増大し、コ
ストアップにつながる場合があるとともに、柔軟な機能
の追加や削除を行うことが困難であるという問題もあっ
た。
【0010】設定専用の外部装置を接続する場合は、上
記の場合と同様に、客先へ持ち込む手間がかかるととも
に、製造時の生産性が低下するほか、外部装置のコスト
がかかるという問題があった。また、外部装置を接続す
るためのコネクタなども必要となり、コストアップにつ
ながる場合もあった。このような保守や修理等に関連
し、特開2001−77964号公報、特開2000−
99302号公報、特開平5−35014号公報等が存
在するが、いずれも上記問題をすべて解決することので
きるものではない。
【0011】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
ものであり、製造時や保守時といった、利用形態の異な
る場合においてもそれぞれ使い勝手がよく、機能の追加
や削除を柔軟に行うことが可能であるとともに、一般ユ
ーザによる誤操作を防止することが可能な画像形成装置
及び画像形成装置の調整方法の提供を目的とする。ま
た、本発明の他の目的は、設定を行う時にのみ追加メニ
ュー項目を外部記憶装置から読み込み、電源終了時にこ
れを削除することにより、本体装置プログラム容量の肥
大化を防止するとともに、外部装置を不要とし、コスト
の削減を可能とする画像形成装置及び画像形成装置の調
整方法の提供である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の画像形成装置は、印刷制御
のためのメニュー項目を操作パネル上に表示する画像形
成装置であって、外部記憶装置から印刷制御のための追
加メニュー項目を読み込む外部記憶装置制御部と、追加
メニュー項目を記憶する揮発性メモリと、追加メニュー
項目を揮発性メモリから入力して、操作パネル上に表示
するとともに、操作パネルからの入力情報にもとづい
て、印刷制御を行うための特殊コマンドを発行するメニ
ュー制御部を有する構成としてある。
【0013】画像形成装置をこのような構成にすれば、
画像形成装置の設定担当者が、外部記憶装置から読み込
んだ追加メニュー項目にもとづいて選択入力やパラメー
タ入力等を行うと、これらの入力にもとづいて画像形成
装置の設定を実行するための特殊コマンドが自動生成さ
れる。このため、設定担当者は、特殊コマンドを意識す
ることなく、画像形成装置の各種機能の設定や調整を行
うことが可能となる。複数の設定や調整を連続して行う
ことが可能であることは、言うまでもない。
【0014】また、このように外部記憶装置から設定の
ための追加メニュー項目を揮発性メモリに読み込むよう
にすることにより、画像形成装置におけるROMやハー
ドディスク等にこれらを保有させる必要がなく、セキュ
リティが向上するとともに、一般使用者による誤操作も
防止することができる。
【0015】さらに、従来、この追加メニュー項目のよ
うな調整メニューを操作パネルに表示させるためには、
煩雑な操作を必要とし、その操作の学習が必要であった
が、本発明により、追加メニュー項目を操作パネルに自
動的に表示させることができ、設定効率を高めることが
できる。また、追加メニュー項目を外部記憶装置にもた
せることにより、画像形成装置に記憶させておくべきプ
ログラム容量を減少させることができ、コストを削減で
きるとともに、機能の追加削除等も容易に行うことが可
能となる。
【0016】加えて、ホストコンピュータを使用して設
定する場合に比べると、その操作のための特殊コマンド
を学習する必要がなく、また、客先のホストコンピュー
タを利用する場合に問題となる秘密漏洩の危険性等を排
除することもできる。また、設定専用の外部装置を用い
る場合に比べても、より高い生産性やコスト効果を得る
ことができる。
【0017】次に、本発明の請求項2記載の画像形成装
置は、この画像形成装置において、メニュー制御部が、
画像形成装置の内部記憶領域に記憶されている内部情報
を入力し、この内部情報を直接又は加工して操作パネル
上に表示する構成としてある。
【0018】画像形成装置をこのような構成にすれば、
画像形成装置における設定内容を操作パネルに表示させ
ることができるため、設定担当者は、現在の設定値を参
照しながら設定の変更等を行うことができる。また、そ
の際、設定内容を設定担当者のために、わかりやすく変
換して表示することができるため、使い勝手をより向上
させることが可能となる。
【0019】次に、本発明の請求項3記載の画像形成装
置は、この画像形成装置において、メニュー制御部から
の特殊コマンドにもとづいて、内部記憶領域における内
部パラメータが調整され、又は、画像形成装置製造時用
もしくは保守時用の設定を行うための処理が実行される
構成としてある。
【0020】画像形成装置をこのような構成にすれば、
設定担当者による追加メニュー項目の操作内容を変換し
て生成された特殊コマンドによって、画像形成装置の設
定処理を実行することができる。このようにすることに
より、特殊コマンドを画像形成装置に直接入力して、実
行させた場合と同様の処理を、より容易な操作によって
行うことが可能となる。
【0021】次に、本発明の請求項4記載の画像形成装
置は、この画像形成装置において、電源終了時に、追加
メニュー項目が、当該画像形成装置から削除される構成
としてある。画像形成装置をこのような構成にすれば、
設定担当者による画像形成装置の設定時以外は、操作パ
ネル上に設定用の追加メニュー項目が表示されることが
なく、一般利用者による誤操作を防止することが可能と
なる。また、このように画像形成装置における記憶装置
から、追加メニュー項目を削除することによって、従来
のように操作パネルの表示を通常状態に戻し忘れること
がなく、追加メニュー項目が外部に流出する危険を防止
することが可能となる。
【0022】すなわち、本発明によれば、外部記憶装置
を画像形成装置に挿入し、操作パネルへ追加メニュー項
目を自動表示させるとともに、電源を終了に伴って、追
加メニュー項目を画像形成装置から削除することができ
る。したがって、使い勝手を向上させることができるの
みならず、設定担当者は、関係ない作業を意識すること
なく、設定作業に集中することが可能となる。なお、本
発明においては、追加メニュー項目が外部記憶装置から
揮発性メモリに格納されるため、特別な削除用プログラ
ム等を作成しなくとも、画像形成装置から追加メニュー
項目を削除することができる。
【0023】次に、本発明の請求項5記載の画像形成装
置は、この画像形成装置において、外部記憶装置が、携
帯型記憶装置である構成としてある。画像形成装置をこ
のような構成にすれば、追加メニュー項目を記憶する外
部記憶装置を携帯性に優れたものとすることができ、従
来のホストコンピュータや、設定専用の外部装置を用い
た場合に比べて、設定時の使い勝手を大きく向上させる
ことが可能となる。このような外部記憶装置としては、
メモリカードを用いることができる。その他、ハードデ
ィスク、ROM、CD−ROM、DVD等を用いること
もできる。
【0024】次に、本発明の請求項6記載の画像形成装
置は、この画像形成装置において、追加メニュー項目
が、複数個である構成としてある。画像形成装置をこの
ような構成にすれば、外部記憶装置により読み込まれ、
操作パネル上に表示させる追加メニュー項目を複数個と
することができる。また、これらの追加メニュー項目を
階層構造とすることも好ましい。
【0025】次に、本発明の請求項7記載の画像形成装
置は、この画像形成装置において、追加メニュー項目の
うち、所定の部分のみを操作パネル上に表示する構成と
してある。画像形成装置をこのような構成にすれば、追
加メニュー項目の操作パネル上への表示を、特定の一部
のみに限定することができる。すなわち、追加メニュー
項目を外部記憶装置から読み込んだ後に、所定のものに
ついては表示させないようにしたり、所定の階層以下に
は入れないようにしたり、あるいは、設定できないよう
にしたりすることにより、より使い勝手を向上させるこ
とが可能となる。
【0026】次に、本発明の請求項8記載の画像形成装
置は、この画像形成装置において、操作パネル上におけ
るメニュー項目及び追加メニュー項目の表示を、スクロ
ール表示する構成としてある。画像形成装置をこのよう
な構成にすれば、操作パネル上のメニュー項目をスクロ
ールしながら参照し、その項目の選択を行うことができ
るため、追加メニュー項目が多い場合や、階層構造であ
る場合であっても、高い操作性を実現することができ
る。
【0027】次に、本発明の請求項9記載の画像形成装
置は、この画像形成装置において、特殊コマンドを、当
該画像形成装置に連続入力し、内部記憶領域における内
部パラメータの調整、又は、画像形成装置製造時用もし
くは保守時用の設定を一括処理する構成としてある。
【0028】画像形成装置をこのような構成にすれば、
保守時においては、上述のような追加メニュー項目によ
る設定を可能とし、製造時など同一の設定を大量に行う
場合には、設定ごとに特殊コマンドを列挙して、これら
をホストコンピュータなどからバッチ処理により設定す
ることができるため、生産性を向上させることができ
る。
【0029】次に、本発明の請求項10記載の画像形成
装置の調整方法は、印刷制御のためのメニュー項目を操
作パネル上に表示する画像形成装置の調整方法であっ
て、外部記憶装置制御部が、外部記憶装置から印刷制御
のための追加メニュー項目を読み込んで揮発性メモリに
記憶し、メニュー制御部が、追加メニュー項目を揮発性
メモリから入力して、操作パネル上に表示するととも
に、操作パネルからの入力情報にもとづいて、印刷制御
を行うための特殊コマンドを発行する方法としてある。
【0030】画像形成装置の調整方法をこのような方法
にすれば、画像形成装置の設定にあたり、設定担当者は
特殊コマンドを意識する必要がなくなり、その使い勝手
を向上させることができるとともに、設定効率を高める
ことが可能となる。また、このような方法によれば、画
像形成装置に追加メニュー項目の記憶を残さないように
することができるため、セキュリティや、誤操作防止効
果も向上できる。さらに、画像形成装置上に保有させる
プログラム容量を抑えることができ、その設定操作内容
の機能拡張や削除等を柔軟に行うことができるととも
に、コストを削減することも可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の第一実施形態につい
て、図1を参照して説明する。同図は、本実施形態の画
像形成装置の構成を示すブロック図である。同図におい
ては、例として、画像形成装置を電子写真方式のプリン
タとし、外部記憶装置を不揮発性のメモリカードとして
いる。
【0032】同図に示すように、本実施形態の画像形成
装置10は、メモリカード制御部11、内部記憶領域1
2、メニュー制御部13、操作パネル14、データ受信
部15、データ判定部16、内部情報制御部17、エン
ジン制御部18及びプリンタエンジン19を有してい
る。また、画像形成装置10へのデータ入力装置とし
て、メモリカード20及びホストコンピュータ30を示
している。
【0033】メモリカード制御部11は、外部記憶装置
制御部であり、メモリカード20の物理的な装脱着を監
視するとともに、メモリカード20が挿入された場合に
は、これに記憶されている追加メニュー項目を内部記憶
領域12に保存するとともに、そのデータをメニュー制
御部13へ出力させる。
【0034】内部記憶領域12は、揮発性メモリ12−
1及び不揮発性メモリ12−2を有する。揮発性メモリ
12−1は、メモリカード制御部11によって、追加メ
ニュー項目が保存される。また、メニュー制御部13へ
追加メニュー項目を出力する。不揮発性メモリ12−2
は、一般利用者により利用されるメニュー項目や、画像
形成装置10の状態表示情報、所定の設定内容等を記憶
するものである。
【0035】メニュー制御部13は、内部記憶領域12
の情報にもとづいて、操作パネル14への表示内容を制
御するものである。また、操作パネル14からの入力デ
ータ等をデータ判定部16へ出力する。操作パネル14
は、画像形成装置10の状態や、設定内容を表示するデ
ィスプレイパネルである。この操作パネル14には、必
要に応じて入力ボタンを設けることができる。データ受
信部15は、ホストコンピュータ30からデータを受信
してデータ判定部16へ出力する。
【0036】データ判定部16は、データ受信部15か
ら送信されてきたデータを解析して、プリンタエンジン
19において処理すべきデータであるか、又は、内部情
報として保有すべき情報であるかを識別し、それぞれエ
ンジン制御部18、内部情報制御部17へ出力する。ま
た、データ判定部16は、メニュー制御部13から入力
されたデータの識別も同様に実行する。
【0037】内部情報制御部17は、データ判定部16
から入力されたデータを内部記憶領域12へ出力し、記
憶させる。エンジン制御部18は、プリンタエンジン1
9を制御するものであり、データ判定部16から入力し
たデータをプリンタエンジン19に出力する。
【0038】プリンタエンジン19は、電子写真方式で
印刷を行うプリンタユニットであり、特に図示しない
が、帯電装置、感光ドラム、現像装置、定着装置、分離
装置等からなる公知の電子写真プロセスで印刷を行う。
そして、画像形成装置10におけるデータ受信部15
が、ホストコンピュータ30から印刷情報を受信する
と、この印刷情報は、データ判定部16、エンジン制御
部18を介してプリンタエンジン19へ送られ印刷が行
われる。
【0039】メモリカード20は、印刷制御を行うため
の追加メニュー項目を記憶する外部記憶装置である。こ
の追加メニュー項目とは、操作パネル14からの入力内
容に応じて、自動的に特殊コマンドを作成して発行する
ものである。
【0040】また、この特殊コマンドとは、例えば、プ
リスクライブ(PRESCRIBE,PRESCRIB
E II)などのプリンタ言語によるものをはじめ、PJ
LやSNMP等、プリンタユーティリティが利用するこ
との可能なものである。外部記憶装置としては、このメ
モリカード20のほか、容易に着脱が可能な不揮発性の
ハードディスク、ROM、CD−ROM、DVD等を用
いることもできる。ホストコンピュータ30は、画像形
成装置10に対して、特殊コマンドの送信を行う情報処
理装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、ノー
ト型パソコン、モバイルツール、PDA、電子手帳等を
用いることができる。
【0041】次に、本実施形態の処理手順について詳細
に説明する。まず、設定担当者がメモリカード20を画
像形成装置10のカードコネクタに挿入して、電源を投
入すると、立ち上がり時にメモリカード制御部11が、
メモリカードの接続を認識し、画像形成装置10の設定
を行うための追加メニュー項目を、揮発性メモリ12−
1に保存する。
【0042】次に、メニュー制御部13が、この保存さ
れた追加メニュー項目を、操作パネル14に表示する通
常メニューの末尾などに追加して、操作パネル14上に
表示させる。このとき、操作パネル14の大きさなどに
応じて、追加メニュー項目を通常メニューと同時に表示
させるようにしてもよく、また、操作パネル14に備え
られたボタンによって、順に表示させるようにしても、
スクロールすることによって表示させるようにしてもよ
い。
【0043】また、操作パネル14でメニュー表示を抜
けた場合は、通常の印刷可能状態に戻り、印刷など通常
の操作を行うことができる。追加メニュー項目によって
は、メニュー制御部13が、不揮発性メモリ12−2か
ら画像形成装置10の内部情報、例えば、現在設定され
ているパラメータなどを抽出し、操作パネル14上に表
示させることができる。
【0044】このとき、メニュー制御部13に、画像形
成装置10が保有するAPI(アプリケーションプログ
ラムインターフェース)などを利用させるようにしても
よい。例えば、上述のPJLやSNMP等で汎用的に取
得できるパラメータに加え、内部的にもつ汎用的なパラ
メータ(FRPOなど)を取得する手段のみをAPIと
して用意し、利用させることができる。
【0045】また、この表示にあたっては、必要に応じ
て、内部情報をより分かりやすい形態に変換して表示さ
せることができる。例えば、設定値「0」がある条件の
OFFを、「1」がONを意味する場合には、このOF
FやONを、操作パネル14上に表示させることができ
る。
【0046】次に、追加メニュー内において、設定を変
更するときは、通常メニューにおいて、変更を行う場合
と同様に行うことができる。このとき、必要に応じて、
選択可能な設定値の範囲を制限したり、設定値の刻みが
5であるような場合には、5単位で設定可能としたりす
ることができる。もちろん、この際の表示形態を、上記
のようにより分かりやすいものに変換して表示させるこ
ともできる。
【0047】そして、上記設定変更を確定すると、メニ
ュー制御部13は、その確定された情報を、この変更を
実行するための特殊コマンド及び設定のためのパラメー
タに変換し、API等を通じてデータ判定部16へ出力
する。データ判定部16は、その特殊コマンドの内容に
従って、エンジン制御部18によってプリンタエンジン
19に特定の処理を行うように指示を出したり、あるい
は、内部情報制御部17によって、不揮発性メモリ12
−2上に記憶されている内部パラメータを変更させる。
【0048】設定が終了すると、設定担当者は、操作パ
ネル14を追加メニュー項目から、通常の印刷可能状態
に戻し、正常に設定が行なわれたか否かの確認を行う。
そして、さらに調整が必要な場合には、再度操作パネル
14を追加メニュー項目に戻して、再設定を行う。設定
内容の変更に電源のON/OFFが必要である場合は、
メモリカード20を画像形成装置10に装着したままで
行う。
【0049】このようにして、設定が正常に終了した場
合は、電源を終了し、メモリカード20を画像形成装置
10から取り外すことによって、追加メニュー項目は、
揮発性メモリ12−1から消滅する。このため、一般利
用者が使用する場合には、画像形成装置10の操作パネ
ル14に、追加メニュー項目が表示されることはなく、
誤操作などの問題が発生することはない。
【0050】また、本実施形態によれば、画像形成装置
10は、追加メニュー項目を意識する必要がないため、
画像形成装置開発において工数を削減することができる
とともに、追加メニュー項目の独立性を高め、容易なバ
ージョンアップ環境を提供することが可能となる。
【0051】さらに、製造時のライン上における場合な
ど、同一の設定を大量に行う必要があるときは、設定内
容を特殊コマンドで記述し、これらをバッチコマンドと
して、バッチ処理によりホストコンピュータ30から設
定することができる。このとき、データ受信部15を介
して、特殊コマンド列を受け取ったデータ判定部16
は、上述の場合と同様に、その内容に応じて、エンジン
制御部18、又は内部情報制御部17へ出力し、プリン
タエンジン19において特定の処理を実行させたり、不
揮発性メモリ12−2への登録変更を行う。
【0052】なお、本実施形態においては、画像形成装
置を電子写真方式のプリンタとしているが、これ以外に
も複写機やファクシミリ、これらの機能を同一の筐体に
持つMFP(マルチファンクションプリンタ)など、デ
ータを受信でき、操作パネルと外部記憶装置をもつ、微
調整が必要な機器であれば、本発明の画像形成装置とす
ることができる。
【0053】[第二実施形態]次に、本発明の第二実施
形態につき、図1及び図2を参照して説明する。図2
は、本実施形態の画像形成装置における多段階複数個の
追加メニュー項目を読み込んだ場合のメニュー状態の例
を示す図である。本実施形態は、追加メニュー項目が複
数個あり、また階層構造を有する点、及び、その追加メ
ニュー項目のうち、必要な一部の項目のみを表示させる
ことができる点で第一実施形態と相違する。その他の点
については、第一実施形態と同様であり、その構成も図
1に示すものと同様である。
【0054】以下、本実施形態の処理手順について説明
する。まず、追加メニュー項目をメモリカード20から
読み込むまでの処理は、第一実施形態と同様である。次
に、追加メニュー項目が図2のように複数あり、例え
ば、特殊メニュー2及びそれ以降の階層項目が、画像形
成装置10に対しては、機種やオプション等の関係上使
用することのできないものである場合には、メニュー制
御部13が、これらを除いて操作パネル14上に表示さ
せる。
【0055】すなわち、追加メニュー項目は、外部記憶
装置からメモリカード制御部11によって、自動的にす
べて読み込まれるが、追加メニュー項目側で、汎用的に
取得する値から不適切なメニュー項目については、非表
示としたり、設定不能とすることが可能である。不適切
なメニュー項目を表示させても、内部的にサポートされ
ていないコマンドが発行されるだけであって、これらは
自動的に棄却され、誤動作を起こす危険性はない。
【0056】しかしながら、汎用的に取得する値からそ
の追加メニュー項目が不要と判断できる場合には、その
メニュー項目の奥階層に入れなくすることにより、さら
に使い勝手を向上させることが可能となる。すなわち、
設定担当者は、設定に不必要な項目をできるだけ見るこ
となく、効率的に設定を行うことが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像形
成装置の各種設定を行うにあたり、その製造時や保守時
など、利用形態の異なる場合においても、設定担当者に
とって、それぞれ使い勝手のよいものとなる。また、設
定時に外部記憶装置から設定のための追加メニュー項目
を読み込んで操作パネル上に自動表示させるため、設定
時における煩雑性が減少し、設定効率の向上が期待でき
る。
【0058】さらに、設定時以外は、画像形成装置に追
加メニュー項目が存在しないため、一般利用者による誤
操作を防止することができるとともに、セキュリティも
向上させることができる。また、ホストコンピュータに
よる設定に比べると、設定時に特殊コマンドの入力を行
う必要がないため、設定担当者は設定のために特殊コマ
ンドを学習する必要がなくなり、客先のホストコンピュ
ータを利用した場合における特殊コマンドの情報漏洩の
問題も解決する。
【0059】加えて、外部記憶装置に設定のための追加
メニュー項目を保有させることによって、画像形成装置
におけるプログラム容量を減少させることができ、コス
トを低下させることができるとともに、設定内容の機能
拡張や削除等を容易に行うことが可能となる。また、設
定専用の外部装置により設定を行う場合には、これを客
先に持ち込む煩雑性や、コストアップ等の問題があった
が、本発明の外部記憶装置を用いれば、これらの問題も
解決することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態の画像形成装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第二実施形態の画像形成装置における
多段階複数個の追加メニュー項目を読み込んだ場合のメ
ニュー状態の例を示す図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 11 メモリカード制御部 12 内部記憶領域 12−1 揮発性メモリ 12−2 不揮発性メモリ 13 メニュー制御部 14 操作パネル 15 データ受信部 16 データ判定部 17 内部情報制御部 18 エンジン制御部 19 プリンタエンジン 20 メモリカード 30 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L 5B069 19/00 H04N 1/00 C 5C062 H04N 1/00 107A 107 G06F 3/14 340B // G06F 3/14 340 G06K 19/00 Q Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 BB08 BB10 CQ23 CQ34 HN04 HN11 HN15 2H027 EE06 EE08 EE10 FA30 FA35 GB14 GB19 GB20 HA02 HB06 5B021 AA02 BB01 BB04 BB09 CC05 DD19 5B035 BB09 CA29 5B058 CA02 CA26 KA02 KA12 5B069 CA14 5C062 AA05 AA14 AB10 AB17 AB20 AB23 AB38 AB42 AF00 BA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷制御のためのメニュー項目を操作パ
    ネル上に表示する画像形成装置であって、 外部記憶装置から印刷制御のための追加メニュー項目を
    読み込む外部記憶装置制御部と、 前記追加メニュー項目を記憶する揮発性メモリと、 前記追加メニュー項目を前記揮発性メモリから入力し
    て、前記操作パネル上に表示するとともに、前記操作パ
    ネルからの入力情報にもとづいて、印刷制御を行うため
    の特殊コマンドを発行するメニュー制御部を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置において、 前記メニュー制御部が、前記画像形成装置の内部記憶領
    域に記憶されている内部情報を入力し、この内部情報を
    直接又は加工して前記操作パネル上に表示することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置において、 前記メニュー制御部からの特殊コマンドにもとづいて、
    前記内部記憶領域における内部パラメータが調整され、
    又は、前記画像形成装置製造時用もしくは保守時用の設
    定を行うための処理が実行されることを特徴とする請求
    項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置において、 電源終了時に、前記追加メニュー項目が、当該画像形成
    装置から削除されることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置において、 前記外部記憶装置が、携帯型記憶装置であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置において、 前記追加メニュー項目が、複数個であることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成装置において、 前記追加メニュー項目のうち、所定の部分のみを前記操
    作パネル上に表示することを特徴とする請求項6記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置において、 前記操作パネル上における前記メニュー項目及び前記追
    加メニュー項目の表示を、スクロール表示することを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成装置において、 前記特殊コマンドを、当該画像形成装置に連続入力し、
    前記内部記憶領域における内部パラメータの調整、又
    は、前記画像形成装置製造時用もしくは保守時用の設定
    を一括処理することを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 印刷制御のためのメニュー項目を操作
    パネル上に表示する画像形成装置の調整方法であって、 外部記憶装置制御部が、外部記憶装置から印刷制御のた
    めの追加メニュー項目を読み込んで揮発性メモリに記憶
    し、 メニュー制御部が、前記追加メニュー項目を前記揮発性
    メモリから入力して、前記操作パネル上に表示するとと
    もに、前記操作パネルからの入力情報にもとづいて、印
    刷制御を行うための特殊コマンドを発行することを特徴
    とする画像形成装置の調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013200893A (ja) * 2013-06-13 2013-10-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、システム、設定方法およびプログラム

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