JP2003251087A - 紙カートン解体ブロック - Google Patents

紙カートン解体ブロック

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JP2003251087A
JP2003251087A JP2002327922A JP2002327922A JP2003251087A JP 2003251087 A JP2003251087 A JP 2003251087A JP 2002327922 A JP2002327922 A JP 2002327922A JP 2002327922 A JP2002327922 A JP 2002327922A JP 2003251087 A JP2003251087 A JP 2003251087A
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JP
Japan
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paper carton
paper
carton
block
shape
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JP2002327922A
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English (en)
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Akira Nagatomo
亮 長友
Osamu Nagatomo
治 長友
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】紙カートンをリサイクルに供するには平板に解
体することが要求される。従来の紙カートンをナイフや
ハサミで切る方法では、立方形の堅牢なカートンを切り
開くのに、かなりの指と手の力とコツを要した。また、
力の入れ加減を間違えると手や指に怪我をする惧れがあ
った。有用な資源ごみである紙カートンのリサイクルを
推進するには、誰でも安全かつ簡単に解体できるように
する課題があった。 【解決手段】握りやすい直方体形状のブロック1をもっ
て、その底部に設けた開口90度のコーナーガイド4と
細溝ガイド2の奥に内蔵した切刃3を、平板で二重折り
の紙カートン開口部から立体形の胴体の陵線をたどって
引き切ることで、指や手の力が全体として効果的に切刃
に伝わり、安全かつ簡単に紙カートンを解体できるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リサイクル等に
供する紙カートン容器の解体を、家庭で安全かつ簡単に
出来るようにした道具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は解体の道具としてナイフやハサミ
を使っていた。あるいは、「紙パック解体カッター」
(特開平10−337385)のように柄と刃の付け根
にガイドを取付けたもの、「牛乳紙パック解体ナイフ」
(実開平6−36578)のように出し入れできるカッ
ターにコーナーガイドを取り付けたものがある。
【0003】
【特許文献1】特開平10−337385号
【特許文献2】特開2002−066173号
【特許文献3】特開2000−309315号
【特許文献4】特開2000−288270号
【実用新案文献1】実開平6−36578号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】紙カートンをリサイク
ルに供するためには平板状に解体することが求められ
る。従来のハサミやナイフを使う方法では、紙カートン
が堅牢な立方形をしており、特に開口部は四角錐状のた
め、ナイフやハサミで切り口、切れ目を入れることがス
ムーズにいかず、また胴体も連続してカットしていくに
は手と指の巧みな操作と力の入れ具合という、ある程度
のコツを要した。
【0005】特開平10−337385のような形状の
道具で、紙カートンを片手に持ちながらもう一方の手で
カットするには、柄が前後左右にぐらつきやすく、した
がって接触面の安定性が悪くなり、刃が紙カートンの陵
辺に食い込まない場合があった。また、実開平6−36
578の形状では、カッターの薄い本体を片手で持つ
と、特に紙カートン上部(注ぎ口)の切り込みにおいて
左右にぐらついたり、引いているうちに接触面がわずか
にずれたり浮いてしまうと、紙カートンへの食い込みの
弱さからスムーズなカットがしにくい場合があった。
【0006】ハサミやナイフでは、力の入れ加減を間違
えると手や指に怪我をする惧れもあり、小さい子供など
には任せきれないことがあった。さらに、常日頃使用す
る小物であるので、いつでも取り出せるよう収納や整理
のたやすさが求められ、特開平10−337385の形
状で、物入れや引出しなどにころがっていると、不用意
に手を伸ばしたときに怪我をするおそれがあった。
【0007】このため、解体作業自体の面倒臭さや道具
の取り扱いにくさから、紙カートンを一般ごみとして放
棄していたため、有用な資源ごみとしてのリサイクルが
進まない要因になっていた。誰でも安全、簡単に素早く
紙カートンが解体をするためには、機能性と取り扱い上
の安全に関する以上の課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、切刃を内蔵した手に馴染みや
すい直方形などのブロック形状の本体下部に切刃を埋設
し、そこに設けたコーナーガイドと細溝ガイドを紙カー
トンの陵辺に沿ってしっかりと押し当てると、手や指の
力が全体として効果的に切刃に伝わって引き切ることに
より、余分な力やコツ、工夫を要さず、安全かつ簡単に
解体することができるようにした。
【0009】特に紙カートンの開口部(注ぎ口)は使用
された部分が平板な形状であるため、開口角度90度の
コーナーガイドを押し当てるだけでは不安定となって接
触面が一定せず、一度で切れないことがあるので、コー
ナーガイドの奥に二重折りの厚みをもつ紙カートンの開
口部(注ぎ口)を挟み込める細溝ガイドを、コーナーガ
イドの奥に並行して設けた。この細溝ガイドには、立方
体(胴体)部分の解体においても解体ブロックを引き掻
く際に、陵辺がしっかりと細溝入り口まで食い込み、ぶ
れやぐらつきを減らす機能が備わり、陵辺とコーナーガ
イドとの接触面に逃げ場がなくなり、一度で確実に切り
開かれるようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】紙カートン解体ブロックは、木
製、集積合板、合成紙、プラスチック、レジン、硬質ス
ポンジ製等で、製法は一体成型でも分割接合式でもよ
い。ブロックは直方体をした、指と手のひらで握りやす
い形状と大きさのもので、ブロック底部に紙カートンの
陵辺にあてがう90度角のコーナーガイドを設け、さら
にその頂点部の奥に紙カートンの厚みを挟み込む細溝ガ
イドをコーナーガイドに並行して設け、コーナーガイド
の中心付近には刃先が開口部から紙カートンの厚さを十
分に超える長さで突出するように埋設されている。(図
1、図3)
【0011】コーナーガイド奥の細溝の幅は、開口部
(注ぎ口)となる紙カートンの二重折りの厚みが軽く通
過する間隙、すなわち紙カートンの2倍程度の溝幅とす
る(図1符号2)。この細溝ガイドにより、紙カートン
の開口部(注ぎ口)がしっかりと食い込まれ左右にぐら
つきがなくなり、安定して切り開くことができる。ま
た、紙カートン胴体部の陵辺が押し当たるときには、頂
点の接触面に突き当たるものがないので、陵辺全体がコ
ーナーガイドの最も奥まで押し付けられ、切刃が食い込
みやすい接触面が万遍なく確保される。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を図2に示す。解体するに
は、紙カートンを片手に持ち、もう一方の手でこのカッ
ターブロックを紙カートンにあてがい、最初は使用時に
開封された紙カートンの開口部(注ぎ口)の二重折りの
先端から細溝ガイドに挟み込み、切刃を押し当て、刃の
切れる方向に押し引いて、その後は紙カートン胴体部の
直方形の陵辺に押し当て、同様の要領で連続的に切り開
いていく。
【0013】なお、この切刃の位置は必ずしもコーナー
ガイドの長さの中央点である必要はなく、握ったときに
支持点となる親指の位置に最も近くなり刃の作用点が指
先に感じられる、中心点より前方の位置も適当な位置と
考えられる。さらに、細溝ガイドの切刃の下手には、最
初に紙カートンの厚みを取り込みやすいように、図5符
号8のように細溝を少し広げておくことが好ましい。ま
た、本体を分離と接合が容易な張合せ形式にすれば、切
れ味が落ちたときに切刃の取り替えができるようにする
ことができる。
【0014】この実施形態によれば、カッターの刃先は
角度90度のコーナーガイドの奥から覗く程度で、コー
ナーガイドの両翼が手や指の接触を防ぐ働きをし、意図
的に触ろうとしない限り、危険な刃先に手が触れること
がない。また、非使用時には下向きに置き保管すること
で刃先が目に触れることもなく心理的な安心感も得られ
る。
【0015】「他の実施形態」図1の実施形態で、誤っ
て幼児の手にわたり、万一の場合でも刃先に小さな指が
触れて怪我をすることを防ぐために、刃先をガイド部か
ら露出しない程度にブロックの中に収納し、非使用時に
は刃先をコーナーガイドからの露出をなくし、使用時に
のみ刃先が出ることにより切刃の機能を発揮させること
ができる。たとえば、図7及び図8のように、コイルバ
ネや板バネ、ゴム、空気圧などの弾力の働きをもってブ
ロック上部に設けたつまみや取っ手を切刃に連動させる
ことで切刃の押し下げを可能にし、非使用時にはバネ等
の働きにより押しあがった状態で刃先が隠れ、使用時に
はバネ等を押し下げた状態で、コーナーガイドから刃先
が覗くようにする形態が考えられる。
【0016】さらに、図9のように握りやすくする目的
でくぼみやふくらみを施した形状、マスコット的形状な
どブロック部分を自由に成型したものが考えられる。そ
のような形状では、横向きに置くと不安定で切刃を下向
きに置くほうが都合よくなり、保管上の心理的な安全性
も向上する。また、全体の形状を大きくしそれに応じた
切刃のサイズにすれば、段ボールのように厚手の紙製の
函でも簡単に素早く切り開くことができるようになる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、 持ちやすい形状で、手のひら全体の力がほどよく対
象に伝わり操作性がよい、 紙カートンが細溝に食い込んで、切刃のぶれやぐら
つきがないため安定した切り開きができる、 安全性、保管・収納性にすぐれ、切刃の突出した露
出により怪我をする心配がほとんどない、 など取り扱い面で明らかな利点をもち、リサイクル推進
に必要な紙カートンの解体作業が安全かつ簡単に行える
ようになる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 この発明の一実施形態の使用を示す参照図で
ある。
【図3】 この発明の一実施形態を示す側面断面図であ
る。
【図4】 この発明の一実施形態を示す正面断面図と細
溝ガイド付近の拡大図である。
【図5】 この発明の一実施形態を示す底面図である。
【図6】 この発明の一実施形態の使用要領を示す参照
図である。
【図7】 この発明の切刃が出し入れできる変形形態1
の側面断面図である。
【図8】 この発明の切刃が出し入れできる変形形態2
の側面断面図である。
【図9】 この発明の形状を変えた変形形態3の斜視図
である。
【符号の説明】
1 紙カートン解体ブロック本体 2 細溝ガイド 3 切刃 4 コーナーガイド 5 紙カートン 6 コイルばねやスプリングばね 7 切刃押し下げつまみ 8 挿入開口部 9 くぼみや膨らみ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】牛乳、ジュースなどの紙製カートン容器
    (紙カートン)を簡単に安全に解体するため、底部に紙
    カートンの陵辺にあてがう角度90度のコーナーガイド
    と、さらにその奥に並行してカートン上部の厚みを挟み
    こむ細溝ガイドを設け、中央部付近に切刃が内臓され
    た、手に馴染みやすい直方形状の大きさと握りやすさを
    特徴とする紙カートン解体ブロック。
  2. 【請求項2】ブロックに内臓した切刃をコーナーガイド
    と細溝ガイドのさらに奥に埋設し、ばね等を利用して使
    用時にのみ突き出し、非使用時においては外に露出させ
    ることなく、安全性をさらに高めた請求項1と同様の機
    能をもつ紙カートン解体ブロック。
  3. 【請求項3】ブロックの形状を直方体に限らず楕円立体
    や円形など握りやすくふくらみや窪みをもたせ、あるい
    はマスコット的形状をもった請求項1及び請求項2と同
    様の機能をもつ紙カートン解体ブロック。
JP2002327922A 2002-11-12 2002-11-12 紙カートン解体ブロック Pending JP2003251087A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200002128U (ko) * 2019-03-20 2020-10-05 대구광역시 달서구 종이팩 커팅장치
WO2023286930A1 (ko) * 2021-07-13 2023-01-19 안성현 박스 커터기
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