JP2003250870A - 被輸送物の殺菌装置 - Google Patents

被輸送物の殺菌装置

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JP2003250870A
JP2003250870A JP2002053285A JP2002053285A JP2003250870A JP 2003250870 A JP2003250870 A JP 2003250870A JP 2002053285 A JP2002053285 A JP 2002053285A JP 2002053285 A JP2002053285 A JP 2002053285A JP 2003250870 A JP2003250870 A JP 2003250870A
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Takao Yamada
孝雄 山田
Teruo Teranishi
照雄 寺西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重なり合った面の菌や内蔵された菌であって
も殺菌できるとともに、殺菌後の洗浄などの処理の必要
がなく、収納状態や輸送中に殺菌することもできる被輸
送物の殺菌装置を提供すること。 【解決手段】 被輸送物が入れられる収納用箱体2と、
この収納用箱体2内に設けられオゾンを生成して吹出す
オゾンガス発生装置3と、このオゾンガス発生装置3の
運転を制御して前記被輸送物に内蔵および/または内外
に付着した細菌等を殺菌する制御装置4と、殺菌後の余
剰オゾンを分解するオゾン分解装置5を備えている。こ
れにより、収納用箱体2内に入れた被輸送物にオゾンガ
ス発生装置3と制御装置4とから吹出すオゾンガスで表
面に付着する炭そ菌などは勿論、内蔵された細菌も殺菌
することができ、殺菌後の余剰オゾンを分解すること
で、殺菌後に有害物質などが発生したり、付着すること
がなく、後処理の必要もなく、簡単に殺菌できるように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被輸送物の殺菌
装置に関し、郵便物や荷物に内蔵されたり、付着してい
る炭そ菌等の細菌を郵便ポストや輸送用コンテナ内で殺
菌できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】最近、郵便物や荷物に内蔵されたり、内
外に付着する細菌や微生物等による感染や汚染が問題と
なっており、中でも炭そ菌に対する対策が急がれてい
る。
【0003】そこで、従来から行われている殺菌方法で
ある薬品などによる燻蒸殺菌を行うことが考えられ、例
えば郵便物などの受入の際に密閉容器などに入れ、内部
に薬品などの蒸気により燻蒸することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、郵便物が重
なり有っている場合には、重なり面に付着した菌を殺菌
することができなかったり、荷物の底部分に付着した菌
の殺菌も完全にできず、しかも封筒などで覆われた内部
の菌はほとんど殺菌することができないという問題があ
る。
【0005】このため郵便物や荷物の受取側でも、残っ
た菌や内蔵されている菌に対する対策が必要となるとい
う問題もある。
【0006】また、従来の燻蒸殺菌装置を用いると、殺
菌後に郵便物や荷物に付着した薬品や燻蒸に用いた密閉
容器などの内部を洗浄したり、清掃する必要があり、殺
菌作業が大変となるという問題もある。
【0007】この発明は、上記従来技術の有する課題に
鑑みてなされたもので、重なり合った面の菌や内蔵され
た菌であっても殺菌できるとともに、殺菌後の洗浄など
の処理の必要がなく、収納状態や輸送中に殺菌すること
もできる被輸送物の殺菌装置を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】郵便物や荷物に内蔵・付
着している炭そ菌等の細菌の殺菌について鋭意検討を重
ねたところ、炭そ菌は枯草菌と同じ属(バチラス属)で
あり、オゾンガスが殺菌に有効であることを見出だし、
この発明を完成したものであり、その具体的な構成は以
下の通りである。
【0009】すなわち、上記課題を解決するためこの発
明の請求項1記載の被輸送物の殺菌装置は、被輸送物が
入れられる収納用箱体と、この収納用箱体内に設けられ
オゾンを生成して吹出すオゾンガス発生装置と、このオ
ゾンガス発生装置の運転を制御して前記被輸送物に内蔵
および/または内外に付着した細菌等を殺菌する制御装
置とを備えることを特徴とするものである。
【0010】この被輸送物の殺菌装置によれば、被輸送
物が入れられる収納用箱体と、この収納用箱体内に設け
られオゾンを生成して吹出すオゾンガス発生装置と、こ
のオゾンガス発生装置の運転を制御して前記被輸送物に
内蔵および/または内外に付着した細菌等を殺菌する制
御装置とを備えており、収納用箱体内に入れた被輸送物
にオゾンガス発生装置と制御装置とから吹出すオゾンガ
スで表面に付着する炭そ菌などは勿論、内蔵された細菌
も殺菌することができ、しかも殺菌後に有害物質などが
発生したり、付着することがなく、後処理の必要もな
く、簡単に殺菌できるようになる。
【0011】また、この発明の請求項2記載の被輸送物
の殺菌装置は、請求項1記載の構成に加え、前記被輸送
物を郵便物とする一方、前記収納用箱体を郵便ポストと
したことを特徴とするものである。
【0012】この被輸送物の殺菌装置によれば、前記被
輸送物を郵便物とする一方、前記収納用箱体を郵便ポス
トとするようにしており、郵便物の場合には、投函され
る郵便ポスト内で炭そ菌などの細菌を確実に殺菌するこ
とができる。
【0013】さらに、この発明の請求項3記載の被輸送
物の殺菌装置は、請求項1記載の構成に加え、前記収納
用箱体を輸送用コンテナとするとともに、この輸送用コ
ンテナ内に殺菌後の余剰オゾンを分解するオゾン分解装
置を備えたことを特徴とするものである。
【0014】この被輸送物の殺菌装置によれば、前記収
納用箱体を輸送用コンテナとするとともに、この輸送用
コンテナ内に殺菌後の余剰オゾンを分解するオゾン分解
装置を備えるようにしており、航空機、船舶、車両など
で輸送される輸送用コンテナによる輸送中に荷物などの
殺菌ができ、しかも密閉されたコンテナ内に残存するオ
ゾンを容易に分解処理することができるようにしてい
る。
【0015】なお、オゾンガス殺菌装置の有効性につい
ては、社団法人 北里研究所 医療環境科学センサーに
て平成13年11月20〜22日、強力脱臭・除菌機
(N−DSD)、オゾンBOX OP−33を用い、ハ
ートインフュージョン寒天培地(Difco)に接種し
た枯草菌(Bacillus subtilis)に対
し、約45分間曝露する試験を行い、その結果、Bac
illus subtilisを接種したバイオインジ
ケータは、45分の処理時間で99.999%以上の殺
菌効果が認められたことを確認している(試験報告書
平成13年11月21日)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づき詳細に説明する。図1はこの発明の被
輸送物の殺菌装置を荷物の輸送用コンテナに適用した一
実施の形態にかかる概略斜視図および概略構成図であ
る。
【0017】この被輸送物の殺菌装置1は、被輸送物で
ある荷物や郵便物などが入れられる収納用箱体2として
の輸送用コンテナを備えており、この収納用箱体2とし
ての輸送用コンテナ内には、オゾンを生成して吹出すオ
ゾンガス発生装置3と、このオゾンガス発生装置3の運
転を制御して前記被輸送物に内蔵および/または内外に
付着した細菌等を殺菌する制御装置4と、この輸送用コ
ンテナ内に殺菌後に残る余剰オゾンを分解するオゾン分
解装置5とが設けられて被輸送物の殺菌装置1が構成さ
れている。
【0018】この被輸送物の殺菌装置1の被輸送物であ
る荷物や郵便物などが入れられる収納用箱体2としての
輸送用コンテナは、例えば海上輸送用の海上コンテナ2
1や航空輸送用の航空コンテナ22等が用いられ、これ
ら海上コンテナ21や航空コンテナ22に収納される荷
物や郵便物等を輸送中に殺菌するようにする。
【0019】このため、海上コンテナ21や航空コンテ
ナ22内にオゾンガス発生装置3が設けられ、例えば海
上コンテナ21や航空コンテナ22の天井部分など荷物
や郵便物などの収納に支障とならない部分に設置され
る。
【0020】このオゾンガス発生装置3は、収納用箱体
2内または外部の空気を吸入して圧縮するとともに除湿
するコンプレッサ31と、コンプレッサ31で圧縮され
た空気からオゾンの原料となる酸素を取り出して濃縮す
るPSA方式酸素発生器32と、取り出されて濃縮され
た酸素からオゾンを生成するオゾナイザ33とを備えて
構成されている。
【0021】そして、オゾナイザ33で生成されたオゾ
ンガスを海上コンテナ21や航空コンテナ22内にまん
べんなく行き渡るようにするため、循環用ダクト34内
にファン35が設けてあり、循環用ダクト34の出口近
傍にオゾンガス供給管36が配置してある。
【0022】また、この循環用ダクト34のファン35
を挾む前後には、オゾンガスによる殺菌後に海上コンテ
ナ21や航空コンテナ22内に残留する余剰のオゾンガ
スを分解処理するためのオゾン分解装置5としてオゾン
キラー51が設置してあり、オゾンガスを酸素に分解し
て処理できるようにしてある。
【0023】そして、これらオゾン発生装置3のコンプ
レッサ31、酸素発生器32、オゾナイザ33、循環用
のファン35、2台のオゾンキラー51の運転を制御す
るため制御装置4が設けてある。
【0024】このように構成した被輸送物の殺菌装置1
での制御装置4による各機器の制御と荷物や郵便物など
の輸送中の殺菌について具体的に説明する。
【0025】海上コンテナ21や航空コンテナ22内に
荷物や郵便物などを入れて扉を閉じた後、オゾン発生装
置3のコンプレッサ31、酸素発生器32、オゾナイザ
33を運転して吸入した空気を圧縮して除湿した後、酸
素を取り出して濃縮し、オゾンを生成してオゾン供給管
36によって循環用のファン35の吹出し側に供給し、
海上コンテナ21や航空コンテナ22内にオゾンガスが
まんべんなく行き渡るようにする。
【0026】すると、オゾンガスが荷物や郵便物の外表
面は勿論、郵便物が重なっている重なり面や荷物の底部
分なども隙間からオゾンガスが浸入して殺菌し、荷物の
中や郵便物の封筒などの中までオゾンガスが浸入して殺
菌が行われる。
【0027】こうしてオゾンガスで荷物や郵便物に内蔵
された菌等や外部に付着している菌等を完全に殺菌する
ことができる。
【0028】このようなオゾンガスによる殺菌は、例え
ばファン35を間欠的に運転してオゾンガスを海上コン
テナ21や航空コンテナ22内に拡散するようにしても
良く、連続して運転するようにしても良い。
【0029】また、オゾン発生装置3の運転も輸送中常
時運転する必要はなく、殺菌に必要な一定時間運転すれ
ば良く、オゾンガスの濃度によっても異なるが、例えば
1時間、1.5時間、2時間程度運転すれば良い。
【0030】さらに、海上コンテナ21や航空コンテナ
22内のオゾンガスの濃度を検出するオゾン濃度検出器
を、例えばファン35の吸込み側に設けておき、検出さ
れるオゾン濃度に応じてオゾン発生装置3の運転を制御
装置5で制御するようにしても良い。
【0031】こうしてオゾンガスによる殺菌を行った
後、オゾン発生装置3の運転を停止し、海上コンテナ2
1や航空コンテナ22内に残存しているオゾンガスをオ
ゾンキラー51を運転するとともに、ファン35を運転
し、海上コンテナ21や航空コンテナ22内の空気を循
環させ、オゾンを分解して酸素とする。
【0032】このオゾンキラー51によるオゾンの分解
は、最大、オゾン発生装置3を運転した時間、例えば1
時間、1.5時間、2時間程度運転すれば良い。
【0033】また、オゾン濃度検出器の検出結果に応じ
てオゾンキラー51の運転を制御装置4で制御するよう
にしても良い。
【0034】こうして海上コンテナ21や航空コンテナ
22内に残存するオゾンガスを分解した後、輸送先でこ
れら海上コンテナ21や航空コンテナ22内から荷物や
郵便物を取り出すようにすれば、殺菌状態の荷物や郵便
物をオゾンガスの影響を受けること無く取り出すことが
できる。
【0035】このような被輸送物の殺菌装置1によれ
ば、荷物や郵便物に付着する炭そ菌等の細菌や荷物や郵
便物に内蔵された炭そ菌等の細菌であっても殺菌するこ
とができ、しかも殺菌後に有害物質が発生したり、付着
することがなく、荷物や郵便物等の被輸送物や海上コン
テナ21や航空コンテナ22内を洗浄したり、清掃する
必要がなく、簡単に殺菌することができる。
【0036】また、海上コンテナ21や航空コンテナ2
2で輸送している間に殺菌することができ、荷受け側で
は何等殺菌などの処理を行うこと無く取り扱うことがで
きる。
【0037】次に、この発明の他の一実施の形態につい
て、図2により説明するが、既に説明した実施の形態と
同一部分には、同一記号を記し説明は省略する。
【0038】この被輸送物の殺菌装置10では、被輸送
物として郵便物を対象とし、収納用箱体2として郵便ポ
スト23を用い、投函された郵便物に付着したり、内蔵
された炭そ菌などの細菌を収納用箱体2である郵便ポス
ト23内で殺菌するようにしている。
【0039】この被輸送物の殺菌装置10では、郵便ポ
スト23内に既に説明したものと同一構成のオゾン発生
装置3とその制御装置4が設けられており、投函口24
を介して郵便ポスト23内が大気中に開放された状態で
あることから、オゾン分解装置を省略している構成が既
に説明した海上コンテナ21や航空コンテナ22の場合
と異なっている。
【0040】このような郵便ポスト23での郵便物の殺
菌は、制御装置4によって制御することで次のように行
われる。
【0041】予めオゾン発生装置3のコンプレッサ3
1、酸素発生器32、オゾナイザ33を運転して吸入し
た空気を圧縮して除湿した後、酸素を取り出して濃縮
し、オゾンを生成してオゾン供給管36によって循環用
のファン35の吹出し側に供給し、郵便ポスト23内に
オゾンガスがまんべんなく行き渡るようにしておく。
【0042】このような状態の郵便ポスト23に郵便物
が投函口24から投函されると、オゾンガスが郵便物の
外表面は勿論、郵便物が重なっている重なり面に浸入し
て殺菌し、郵便物の封筒などの中までオゾンガスが浸入
して殺菌が行われる。
【0043】これにより、オゾンガスで郵便物に内蔵さ
れた菌等や外部に付着している菌等を完全に殺菌するこ
とができる。
【0044】このようなオゾンガスによる殺菌は、例え
ばファン35を間欠的に運転してオゾンガスを郵便ポス
ト23内に拡散するようにしても良く、連続して運転す
るようにしても良い。
【0045】また、オゾン発生装置3の運転も常時する
必要はなく、郵便ポスト23内のオゾンガスの濃度を検
出するオゾン濃度検出器を、例えばファン35の吸込み
側に設けておき、検出されるオゾン濃度に応じてオゾン
発生装置3の運転を制御装置4で制御するようにしても
良い。
【0046】さらに、投函口24の開閉を検出するセン
サなどを設けたり、郵便物の投函自体を検出するセンサ
などを設けておき、郵便物が投函された後、オゾン発生
装置3を一定時間運転するようにしても良く、この場合
にもオゾンガスの濃度による運転制御を組み合わせるよ
うにすれば一層効率的に運転することができる。
【0047】また、郵便ポスト23内を複数の部屋に仕
切り、投函口24から投函された郵便物を第1の部屋に
ため、ある程度たまったらオゾンガスを充満させた第2
の部屋(処理室)に移し、一定時間の殺菌を行い、殺菌
後の郵便物を第3の部屋に移動して取り出すようにして
も良く、これらの部屋を上下に配置して自動開閉扉で仕
切って開閉を制御するようにすれば、郵便物を落下させ
て簡単に移動することができる。なお、郵便物の殺菌処
理を郵便ポスト内の密閉状態の部屋で行う場合には、殺
菌後の郵便物を取り出す前にオゾンキラーによるオゾン
の分解処理を行うようにすることが好ましい。
【0048】こうして郵便ポスト23に投函された郵便
物をオゾンガスで殺菌した後、取り出すようにすれば、
殺菌状態の郵便物を取り出すことができる。
【0049】このような被輸送物の殺菌装置10によれ
ば、郵便物に付着する炭そ菌等の細菌や郵便物に内蔵さ
れた炭そ菌等の細菌であっても殺菌することができ、し
かも殺菌後に有害物質が発生したり、付着することがな
く、郵便物等の被輸送物や郵便ポスト23内を洗浄した
り、清掃する必要がなく、簡単に殺菌することができ
る。
【0050】また、投函された郵便物を郵便ポスト23
内で殺菌することができ、これを集配したり、輸送する
などの後工程では、何等殺菌などの処理を行うこと無く
取り扱うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上、実施の形態とともに具体的に説明
したようにこの発明の請求項1記載の被輸送物の殺菌装
置によれば、被輸送物が入れられる収納用箱体と、この
収納用箱体内に設けられオゾンを生成して吹出すオゾン
ガス発生装置と、このオゾンガス発生装置の運転を制御
して前記被輸送物に内蔵および/または内外に付着した
細菌等を殺菌する制御装置とを備えているので、収納用
箱体内に入れた被輸送物にオゾンガス発生装置と制御装
置とから吹出すオゾンガスで表面に付着する炭そ菌など
は勿論、内蔵された細菌も殺菌することができ、しかも
殺菌後に有害物質などが発生したり、付着することがな
く、後処理の必要もなく、簡単に殺菌することができ
る。
【0052】また、この発明の請求項2記載の被輸送物
の殺菌装置によれば、前記被輸送物を郵便物とする一
方、前記収納用箱体を郵便ポストとするようにしたの
で、郵便物の場合には、投函される郵便ポスト内で炭そ
菌などの細菌を的確に殺菌することができる。
【0053】さらに、この発明の請求項3記載の被輸送
物の殺菌装置によれば、前記収納用箱体を輸送用コンテ
ナとするとともに、この輸送用コンテナ内に殺菌後の余
剰オゾンを分解するオゾン分解装置を備えるようにした
ので、航空機、船舶、車両などで輸送される輸送用コン
テナによる輸送中に荷物などの殺菌ができ、しかも密閉
されたコンテナ内に残存するオゾンを容易に分解処理す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の被輸送物の殺菌装置を荷物の輸送用
コンテナに適用した一実施の形態にかかり、(a),
(b)は概略斜視図、(c)は概略構成図である。
【図2】この発明の被輸送物の殺菌装置を郵便物ポスト
に適用した一実施の形態にかかり、(a)は概略斜視
図、(b)は概略構成図である。
【符号の説明】
1,10 被輸送物の殺菌装置 2 収納用箱体 3 オゾン発生装置 4 制御装置 5 オゾン分解装置 21 海上コンテナ(収納用箱体) 22 航空コンテナ(収納用箱体) 23 郵便ポスト(収納用箱体) 31 コンプレッサ(オゾン発生装置) 32 酸素発生装置(オゾン発生装置) 33 オゾナイザ(オゾン発生装置) 34 循環用ダクト(オゾン発生装置) 35 ファン(オゾン発生装置) 51 オゾンキラー(オゾン分解装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被輸送物が入れられる収納用箱体と、この
    収納用箱体内に設けられオゾンを生成して吹出すオゾン
    ガス発生装置と、このオゾンガス発生装置の運転を制御
    して前記被輸送物に内蔵および/または内外に付着した
    細菌等を殺菌する制御装置とを備えることを特徴とする
    被輸送物の殺菌装置。
  2. 【請求項2】前記被輸送物を郵便物とする一方、前記収
    納用箱体を郵便ポストとしたことを特徴とする請求項1
    記載の被輸送物の殺菌装置。
  3. 【請求項3】前記収納用箱体を輸送用コンテナとすると
    ともに、この輸送用コンテナ内に殺菌後の余剰オゾンを
    分解するオゾン分解装置を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の被輸送物の殺菌装置。
JP2002053285A 2002-02-28 2002-02-28 被輸送物の殺菌装置 Pending JP2003250870A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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