JP2003250641A - 室内家具及びその家具を配置した建物 - Google Patents

室内家具及びその家具を配置した建物

Info

Publication number
JP2003250641A
JP2003250641A JP2002060565A JP2002060565A JP2003250641A JP 2003250641 A JP2003250641 A JP 2003250641A JP 2002060565 A JP2002060565 A JP 2002060565A JP 2002060565 A JP2002060565 A JP 2002060565A JP 2003250641 A JP2003250641 A JP 2003250641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closet
furniture
side plate
pipe
hanging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002060565A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Nonaka
英樹 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADHOC CO Ltd
Original Assignee
ADHOC CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ADHOC CO Ltd filed Critical ADHOC CO Ltd
Priority to JP2002060565A priority Critical patent/JP2003250641A/ja
Publication of JP2003250641A publication Critical patent/JP2003250641A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】特別の保管場所を確保することなく、建物内に
濡れた衣類を保管できる室内家具を提供すること。 【解決手段】箱形のクローゼット14の側板18から引
き出し可能な吊パイプ17を設け、その吊パイプ17が
側板18から引き出された状態で吊パイプ17に吊り下
げられた衣類から垂れ落ちる滴を受ける滴受け部材12
がクローゼット14の下方に引き出し自由に配置されて
いる室内家具1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濡れた愛玩動物の
衣類を建物内に保管できる室内家具及びその家具を配置
した建物に関する。
【0002】
【従来の技術】少子・高齢化、核家族化、単身世帯の増
加等、従来の「家族」のあり方や形態が変化しつつある
今日、「パートナー」としてペット(愛玩動物)を飼う
人が増加しつつある。総理府の調査によれば、全国で三
割以上の世帯がペットを飼っており、その割合は大都市
になればなるほど増加傾向にあるという。しかしなが
ら、ペットが人と共生する住環境は必ずしも十分である
とは言えない。
【0003】例えば、雨中の散歩を好む犬の濡れた衣類
(レインコートなど)の保管は、専ら玄関先や庭などの
屋外が利用されている。また、屋内では通常、浴室、ベ
ランダ、ランドリーなどの水受けトレー等を備えた居室
空間を利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マンシ
ョンなどの集合住宅では、余剰の広い空間を有しないの
で、庭先を利用することもできず、また、玄関付近に濡
れた衣類を保管する保管場所を確保することが困難な場
合がある。また、浴室やランドリーを濡れた愛玩動物の
衣類の保管場所とすれば、浴室やランドリーの通常の使
用の制限を受けることになる。また、エントランス付近
にトリミングルームを備えた集合住宅も提案されている
が、全ての集合住宅にこのようなトリミングルームを備
えるほどの余裕が有るとは限らないし、また、このトリ
ミングルームは共用施設であるため、濡れた衣類の保管
場所には必ずしも適さない。
【0005】そこで、この発明は、上述の従来技術の問
題点を克服することを課題とし、特別の保管場所を確保
することなく、建物内に濡れた衣類を保管できる室内家
具を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の別の目的は、建物内に配置
しても、建物内の空間を有効に利用でき、かつ、ペット
と人とが共生するのに適した家具、その家具を配置した
建物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
箱形のクローゼットの側板から引き出し可能な吊パイプ
を設け、該吊パイプが前記側板から引き出された状態で
該吊パイプに吊り下げられた衣類から垂れ落ちる滴を受
ける滴受け部材が前記クローゼットの下方に引き出し可
能に配置されていることを特徴とする室内家具である。
【0008】このように構成すれば、濡れた衣類を吊パ
イプが引き出された状態で吊せば、滴が滴受け部材に滴
下するので周囲を濡らすことがない。吊パイプと滴受け
部材は不要時には室内家具に押し込まれて収納される。
【0009】請求項2記載の発明は、前記室内家具は、
上下に収納部を備えた家具であって、前記クローゼット
は下部収納部の上方に配置され、前記吊パイプが引き出
される方向の前記下部収納部の側板には愛玩動物用の水
飲み容器を突出して保持する保持部が設けられている
か、または前記水飲み容器を保持するための保持具を取
り付けるための保持具固定部が設けられていることを特
徴とする請求項1記載の室内家具である。
【0010】ここで下部収納部とは、概略ドアノブより
も低い位置に主として位置する収納部を意味する。これ
により、クローゼットはこの下部収納部の上に設けられ
るので、概略ドアノブの位置よりも高い位置に配置され
る。この下部収納部の下に別の収納部、例えば、床面に
5〜30cm程度の引出などの床上収納部が備けられて
いてもよい。
【0011】このように構成すれば、請求項1記載の作
用効果に加え、下部収納部の側板に水飲み容器を取り付
けた状態で愛玩動物は水を飲むことができ、水飲み容器
から滴が垂れてもその滴は滴受け部材に滴下するので周
囲を濡らすことがない。すなわち、滴受け部材は、吊パ
イプから落下する滴、水飲み容器用から落下する滴の双
方を受けることができる。この滴受け部材をトレー状と
すれば、ペットが餌を食べるときのお盆として機能させ
ることもできる。また、クローゼットは、人が利用する
収納部として利用できる。
【0012】これにより、高さの高い家具でも、クロー
ゼット部は人が利用し、下部収納部には愛玩動物用の水
飲みボトルを取り付けることにより、愛玩動物が自由に
水を飲むことができ、建物内でペットと人とが共生でき
る室内家具として利用することができる。
【0013】請求項3記載の発明は、前記下部収納部に
は、重量物収納用の補強がなされていることを特徴とす
る請求項2記載の室内家具である。
【0014】このように構成すれば、請求項1又は2記
載の作用効果に加え、下部収納部には重量が重い小型冷
蔵庫等の重量物を収納することにより、吊パイプを引き
出した状態で該吊パイプに衣類を吊り下げても、衣類の
重さで室内家具が傾くことがない。
【0015】請求項4記載の発明は、前記クローゼット
に対して前記吊パイプの引出方向と反対側に他の家具又
は部材が配置されて固定されていることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の室内家具である。
【0016】このように構成すれば、請求項1〜3のい
ずれかに記載の作用効果に加え、前記吊パイプの引出方
向と反対側の前記クローゼットの側板には他の収納家具
又は部材が配置されて固定されていることにより、クロ
ーゼットから吊パイプを引き出した状態で該吊パイプに
衣類を吊り下げても、衣類の重さで室内家具が傾くこと
がない。
【0017】請求項5記載の発明は、前記吊パイプの引
出方向は、前記クローゼットの背板の面と平行であるこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の室内家
具である。
【0018】このように構成すれば、請求項1〜4のい
ずれかに記載の作用効果に加え、この発明に係る室内家
具の背板を建物内の壁面に平行に配置した場合、吊パイ
プの引出方向が壁面と平行となることにより、吊パイプ
及び滴受け部材が建物内の中央に突出することがないの
で、吊パイプ及び滴受け部材を引き出した状態で、濡れ
た衣類が乾燥するまで長時間引き出した状態を放置して
も吊パイプや滴受け部材が中央に向けて突出しないので
邪魔になることはなく、建物内の空間を有効に利用する
ことができる。
【0019】請求項6記載の発明は、前記クローゼット
には、該クローゼットの側板を貫通して前記吊パイプの
一部を収納可能な外筒パイプが前記背板の面と平行に配
置されて固定されたことを特徴とする請求項5記載の室
内家具である。
【0020】このように構成すれば、請求項5記載の作
用効果に加え、クローゼット内に固定された外筒パイプ
は、衣類などを掛けるハンガー掛け用の吊パイプとして
利用でき、また、この外筒パイプ内の空隙は吊パイプの
収納として利用できるので、吊パイプを引き出さずに収
納した状態での見栄えがよい。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項5又は6に
記載の室内家具は、前記背板が壁面に平行になるように
配置されて固定されたことを特徴とする建物である。
【0022】このように構成すれば、請求項5又は6に
記載の室内家具を壁面に平行に配置するので空間を有効
に利用できる。また、吊パイプを引き出して衣類等を吊
り下げても家具が固定されているので、家具が傾くこと
がない。
【0023】請求項8記載の発明は、クローゼットの側
板を貫通して側板から引き出し可能な吊パイプを設け、
該吊パイプの少なくとも一部を収納可能な外筒パイプを
前記クローゼット内に備えたことを特徴とする室内家具
である。
【0024】このように構成すれば、クローゼット内に
配置された外筒パイプはクローゼット内でハンガーなど
を吊すための吊パイプとして利用され、また、このクロ
ーゼットの側板を貫通して引き出し可能な吊パイプは、
不要時にはクローゼット内の吊パイプ内に収納される
が、必要に応じて側板から引き出して使用することがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
室内家具の一例として、愛玩動物を対象とした室内家具
につき図面を参照しつつ説明する。ここで、図1は、本
発明の実施の形態に係る室内家具1の斜視図であり、図
2及び図3は、水飲みボトルが装着された変形例に係る
室内家具の正面図及び側面図である。また、図4は、本
発明の実施の形態に係る別の変形例に係る室内家具の上
面図であり、ライティング棚がクローゼット部まで延び
ている場合である。
【0026】これらの図において、室内家具1は、箱形
の奥行きの深い(例えば70cm)下部収納部2と下部
収納部2に比べて奥行きの浅い(例えば45cm)箱形
の上部収納部3とから大略構成され、下部収納部2の上
には背板が略面一とされて上部収納部3が配置されて固
定されている。これにより、下部収納部2の下部天板4
の一部(前側部4a)は露出している。
【0027】図1〜図3に示されるように、下部収納部
2は、下部底板5により上下に仕切られるとともに、下
部底板5と下部天板4との間に可動仕切り板6が配置さ
れている。この可動仕切り板6から左右前面に向けて観
音開きにより開閉可能な一対の開き扉7、8が設けられ
ている。
【0028】一方(例えば左側)の開き扉7の内部には
小型冷蔵庫(不図示)などの重量物が収納可能な重量物
収納部9が設けられている。この重量物収納部9に小型
冷蔵庫を収納する場合には、背板又は側板から電源ケー
ブル挿通用の開口を設けたり、又は電源コンセントを側
板又は背板に設置する。また、排熱等のために背板に換
気口やガラリを設け、スペーサをかませるなどにより背
面からの放熱空間を設けてもよい。これにより、扉7を
開閉することにより内部の小型冷蔵庫の使用が可能とな
る。もちろん、この扉7は、小型冷蔵庫の扉と連動して
開閉可能としてもよい。
【0029】他方(例えば右側)の開き扉8の内部には
ペット用の雑誌などの収納ホルダー、収納ラックなどの
収納ボックス(不図示)を取り出し自由に収納できる箱
形の収納部10が設けられている。
【0030】また、固定底板5の下方の前面中央には、
前後に進退可能(前面から引き出し可能)な小物入れ用
の引出(引出部材)11が設けられ、その両側には、背
面と平行に進退可能(両側面から引き出し可能)な引出
12、13が設けられている。
【0031】重量物収納部9の下方に位置する引出12
はステンレス製のトレー部を備えており、引き出した状
態で鉛直方向上方から滴下する滴をトレー部に受けるこ
とができる。ここで、このトレー部は引出12と一体で
も、取り外しが可能であってもよい。
【0032】また、上部収納部3は、重量物収納部9の
上側に配置されて前面が開放された箱形のクローゼット
14と、そのクローゼット14に隣接して配置された食
器棚15とから大略構成され、食器棚15の下方には前
面に向かって回動して開くことが可能なライティング棚
16が設けられている。このライティング棚16の材質
は限定されないが、耐傷性の優れた材料で有れば、食器
を配膳する台として利用しても、陶器の底ですれて傷つ
くことがない。
【0033】このライティング棚16の奥行きは、例え
ば45cmであり、引き出された状態で水平に維持さ
れ、ライティング棚16の奥には電源コンセントなどが
装備されたり、適宜の位置に照明が付帯されていてもよ
い。また、このクローゼット14は前面が開放された縦
長の箱形であるが、前面に開き扉などを備えてもよく、
また、愛玩動物用であるので奥行きは狭いが、必ずしも
この奥行きに拘らずに、通常の奥行き(例えば60〜7
5cm)であってもよい。
【0034】このクローゼット14に側板18から突出
して両側板18,19に跨ってステンレス製のハンガー
部材17が固定されている。このハンガー部材17は、
両側板18、19に跨ってクローゼット14内で吊パイ
プとして機能する外筒(固定アーム)20と、その固定
アーム20の内側に進退自在に収納される伸縮アーム
(内筒)21とから大略構成される。この伸縮アーム2
1は引き出された状態でクローゼット14の側板18の
外側に進出してハンガーを吊り下げる吊パイプとして機
能し、その先端には引き出された伸縮アーム21に吊り
下げられたハンガーが落ちないようなストッパーを兼用
した化粧部材22が固定されている。
【0035】このハンガー部材17を側板18,19に
固定するには、例えば、図5に示すように、外側に位置
する側板18の所定位置に貫通孔23を設け、この貫通
孔23から固定アーム20の末端24を挿通して固定す
ればよい。
【0036】すなわち、貫通孔23の内側及び側板19
の所定位置に固定アーム保持用のパイプ保持部材25、
26を固定し、中央に配置される側板19に末端24が
当接するまで固定アームの末端24を貫通孔23から挿
通し、パイプ保持部材25、26により固定アーム20
の両端(末端24及び伸縮端28)を保持する。つい
で、この状態で、側板18の外側から適宜の固定具27
を用いて伸縮端28が貫通孔23から飛び出さないよう
に固定する。
【0037】ここで、この固定具27としては、例え
ば、図6に示すように、管状保持部29を備えた側板保
持部材30と、この側板保持部材30の外側から固定ア
ーム20の伸縮端28を押さえる押さえ部材31とから
大略構成されている。
【0038】この管状保持部29は、貫通孔23内に保
持された状態で、内部に固定アーム20を挿通保持する
ことができる。また、側板保持部材30は、管状保持部
29の一端に複数のネジを挿通するための挿通孔32を
備えたフランジ部33を備えている。押さえ部材31は
この挿通孔32に対応する位置に穿設された挿通孔34
を備えた略平板状の環状部材(又はフランジ状の部材な
ど)であり、中央には伸縮アーム21は挿通するが固定
アーム20は挿通できない開口35を備えている。
【0039】また、重量物収納部9の側板36の略中央
には、図1では水飲みボトルを取り付けるためのフック
37が固定され、図2及び図3では水飲みボトル38が
着脱自在に固定されている。また、図2の室内家具1で
は、伸縮アーム21と反対側の側板18´の上方にリー
ドを保管しておくための多数のフック部を備えたリード
フック掛け39が固定されている。また、図4の室内家
具1では、ライティング棚16がクローゼット部14ま
で延びている。
【0040】以上のように構成された室内家具1は、例
えば、図7又は図8に示すように、室内家具1の背板の
面(背面)1aをリビング等の居室41の壁面42に平
行に配置されて利用される。ここで、背面1aは壁面4
2等に固定されていてもよい。
【0041】このように構成すれば、散歩から連れ帰っ
て雨で濡れた衣類等(レインコートなど、傘などであっ
てもよい)が有る場合には、伸縮アーム21を側板18
から引き出して吊パイプとしてハンガーを吊り下げて利
用する。また、引出12を引き出せば、伸縮アーム21
に吊り下げた衣類等から滴が落ちても引出12内の水受
けトレーに滴が保持されるので、周囲の床面を濡らすこ
とがない。これらの伸縮アーム21と滴受け部材として
の引出12は不要時にはそれぞれ室内家具1内に押し込
まれて収納される。
【0042】また、このような室内家具1では、伸縮ア
ーム21及び滴受け部材としての引出12の引き出し方
向がクローゼット14の背板の面と平行であることによ
り、伸縮アーム21及び引出12が居室41内の中央に
突出することがないので、濡れた衣類等が乾燥するまで
の長時間を伸縮アーム21及び引出12を引き出した状
態で放置しても邪魔にはならずに、居室41内の空間を
有効に利用することができる。
【0043】また、小型冷蔵庫収納部9に冷蔵庫などの
重量物を収納することにより、伸縮アーム21を引き出
した状態で伸縮アーム21に衣類等を吊り下げても、衣
類等の重さで室内家具1が傾くことがない。
【0044】また、このような室内家具1では、伸縮ア
ーム21が不要の場合には、伸縮アーム21は固定アー
ム20内の空隙に収納できるので、吊パイプを引き出さ
ずに収納した状態での見栄えがよい。これにより、固定
アーム20はクローゼット14内で衣類などを掛けるハ
ンガー掛け用の吊パイプとして利用できると共に、伸縮
アーム21の収納部としても利用できる。
【0045】また、この実施の形態の室内家具1では、
クローゼット14に対して伸縮アーム21の引出方向と
反対側に位置する側板19には食器棚15が配置されて
固定されていることにより、クローゼット14から伸縮
アーム21を引き出した状態で衣類等を吊り下げても、
衣類等の重さでクローゼット14が傾くことがない。こ
のような食器棚15に代えて、例えば、書籍棚、愛玩動
物の小物置、飾り棚、愛玩動物の寝室、組立棚など任意
の収納部又は部材を隣接して固定してもよい。
【0046】また、水飲みボトル38に水を入れた状態
で、愛玩動物が水を飲んだ場合に、引出12が引き出さ
れていれば、滴はこの引出12内に落下する。
【0047】また、この引出12をトレー状とすれば、
ペットが餌を食べるときのお盆として機能させることも
できる。この場合には、トレー部は取り外して容易に洗
うことが可能な構造とするのがよく、また、トレー部は
ステンレス製やセラミック製などのように耐久性を持た
せるのがよい。
【0048】
【変形例1】この変形例1では、図9に示すように、発
明の実施の形態に係る室内家具1の側板36の中央部に
フック固定部40が縦長に設けられている。このよう
に、フック固定部40は、例えば、ねじ込み等によりフ
ック37が確実に固定可能なように側板36の内部から
補強された補強部であり、縦長に設けることによりフッ
ク固定部40に愛玩動物の大きさ(背の高さ)に応じて
水飲み用ボトル(水飲み容器)を保持するフック(又は
ボトルホルダー)37を所望の高さに自由に設置するこ
とができる。側板36がフック37などを固定するに充
分な強度を保有していれば、補強は不要であるし、ま
た、補強は外部より行ってもよい。
【0049】これにより、愛玩動物の大きさに応じて水
飲み容器を設置することが可能となり、また、いずれの
場合にも水を飲んだ場合に滴が垂れてもその滴は滴受け
部材としての引出12内に滴下するので周囲の床面を濡
らすことがない。
【0050】このフック固定部40には、縦長に所定ピ
ッチで設けられた雌ねじ部などのフック取付用部材が予
め固定されていてもよい。
【0051】
【変形例2】以上の発明の実施の形態では、内部の吊パ
イプ(固定アーム20)に進退して収納可能な伸縮アー
ム21を備えたハンガー部材17を用いていたが、この
ハンガー部材17に代えて、側板18に折り畳み収納可
能な吊パイプ21´(不図示)を設けてもよい。この吊
パイプ21´は、側板18に沿って折り畳まれた状態で
収納固定され、使用時には引き出されて使用される。こ
の場合、クローゼット14内には吊パイプ(固定アーム
20)は設けても設けなくてもよい。
【0052】
【変形例3】この変形例3では、発明の実施の形態に係
る引出12に代えて側板36に折り畳み収納可能な折り
畳み式滴受けトレー12´(不図示)を設けている。こ
の滴受けトレー12´は、常時側板36に沿って折り畳
まれた状態で収納固定され、使用時には引き出されて使
用される。水受けトレー12´が取り外し可能で有れ
ば、取り外して溜まった滴を廃水することもできる。
【0053】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、この発明は以上の実施の形態に限らず設計変更
があってもよい。
【0054】例えば、クローゼット14は左側に設けら
れていたが、右側に設けられていてもよい。
【0055】また、以上の発明の実施の形態では固定具
27は、側板保持部材30と押さえ部材31の二つの部
材により構成されていたが、これらの部材30,31は
一体化されていてもよい。また、この固定具27の形状
に限らず、伸縮アーム21の伸縮が妨げられない状態で
固定アーム20が固定できればよい。
【0056】また、以上の実施の形態では、室内家具1
は居室内で移動可能な独立した家具であったが、集合住
宅や一戸建てなどの建物内の適宜位置に固定された組み
込み式の家具であってもよい。
【0057】また、建物内としては居室に限らず玄関や
集合住宅の共用スペースでもよい。玄関の土間の場合に
は、下駄箱の下を利用して引出12が収納され、その上
に伸縮アーム21が装着される。この場合の引出12及
び伸縮アーム21の引出方向は、側面に限らずに前面で
もよい。
【0058】また、建物壁体又は天井面、床面などを利
用して転倒防止又は移動防止のために必要な固定がなさ
れていてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従えば、
特別の保管場所を確保することなく、建物内に濡れた衣
類を保管できる室内家具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る室内家具の斜視図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態に係る室内家具の正面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態に係る室内家具の側面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係る室内家具の上面図で
ある。
【図5】ハンガー部材17の取付固定の状態を説明する
ための説明図である。
【図6】固定具27の取付状態を説明するための分解説
明図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る室内家具を居室に配
した一例を説明する平面配置である。
【図8】本発明の実施の形態に係る室内家具を居室に配
した一例を説明する平面配置である。
【図9】本発明の実施の形態に係る室内家具の側面図で
ある。
【符号の説明】
1:室内家具 2:下部収納部 3:上部収納部 4:下部天板 5:下部底板 6:可動仕切り板 7、8:開き扉 9:小型冷蔵庫収納部(重量物収納部) 10:収納部 11:引出 12:引出(滴受け部材) 13:引出 14:クローゼット 15:食器棚 16:ライティング棚 17:ハンガー部材 18:側板 19:側板 20:固定アーム 21:伸縮アーム 22:化粧部材 23:貫通孔 24:末端 25:パイプ保持部材 26:パイプ保持部材 27:固定具 28:伸縮端 29:管状保持部 30:側板保持部材 31:押さえ部材 32:挿通孔 33:フランジ部 34:挿通孔 35:開口 36:側板 37:フック 38:水飲みボトル 39:リードフック掛け 40:フック固定部(保持具固定部) 41:居室(建物内) 42:壁面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱形のクローゼットの側板から引き出し可
    能な吊パイプを設け、 該吊パイプが前記側板から引き出された状態で該吊パイ
    プに吊り下げられた衣類から垂れ落ちる滴を受ける滴受
    け部材が前記クローゼットの下方に引き出し可能に配置
    されていることを特徴とする室内家具。
  2. 【請求項2】前記室内家具は、上下に収納部を備えた家
    具であって、 前記クローゼットは下部収納部の上方に配置され、 前記吊パイプが引き出される方向の前記下部収納部の側
    板には愛玩動物用の水飲み容器を突出して保持する保持
    部が設けられているか、または前記水飲み容器を保持す
    るための保持具を取り付けるための保持具固定部が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の室内家具。
  3. 【請求項3】前記下部収納部には、重量物収納用の補強
    がなされていることを特徴とする請求項2記載の室内家
    具。
  4. 【請求項4】前記クローゼットに対して前記吊パイプの
    引出方向と反対側に他の家具又は部材が配置されて固定
    されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の室内家具。
  5. 【請求項5】前記吊パイプの引出方向は、前記クローゼ
    ットの背板の面と平行であることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の室内家具。
  6. 【請求項6】前記クローゼットには、該クローゼットの
    側板を貫通して前記吊パイプの一部を収納可能な外筒パ
    イプが前記背板の面と平行に配置されて固定されたこと
    を特徴とする請求項5記載の室内家具。
  7. 【請求項7】請求項5又は6に記載の室内家具は、前記
    背板が壁面に平行になるように配置されて固定されたこ
    とを特徴とする建物。
  8. 【請求項8】クローゼットの側板を貫通して側板から引
    き出し可能な吊パイプを設け、 該吊パイプの少なくとも一部を収納可能な外筒パイプを
    前記クローゼット内に備えたことを特徴とする室内家
    具。
JP2002060565A 2002-03-06 2002-03-06 室内家具及びその家具を配置した建物 Pending JP2003250641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060565A JP2003250641A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 室内家具及びその家具を配置した建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060565A JP2003250641A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 室内家具及びその家具を配置した建物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003250641A true JP2003250641A (ja) 2003-09-09

Family

ID=28669881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002060565A Pending JP2003250641A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 室内家具及びその家具を配置した建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003250641A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219418A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Sekisui House Ltd ペットハウスおよびペット共生住宅
CN102885483A (zh) * 2012-10-22 2013-01-23 唐枫华 一种改进的抽拉式衣柜
CN113470502A (zh) * 2021-07-15 2021-10-01 宁波星宏智能技术有限公司 一种家用设备演示装置
JP2023055175A (ja) * 2021-10-05 2023-04-17 有限会社ヤスダ工芸 収納ボックス

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219418A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Sekisui House Ltd ペットハウスおよびペット共生住宅
CN102885483A (zh) * 2012-10-22 2013-01-23 唐枫华 一种改进的抽拉式衣柜
CN113470502A (zh) * 2021-07-15 2021-10-01 宁波星宏智能技术有限公司 一种家用设备演示装置
JP2023055175A (ja) * 2021-10-05 2023-04-17 有限会社ヤスダ工芸 収納ボックス
JP7487914B2 (ja) 2021-10-05 2024-05-21 有限会社ヤスダ工芸 収納ボックス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5469807A (en) Expandable window pet bin
US6286458B1 (en) Animal housing furniture apparatus
US20060112897A1 (en) Storage and display furniture
US6109429A (en) Apparatus for storing toiletries
US7946543B2 (en) Closet carrousel
US20130160381A1 (en) Remote pet litter box enclosure
CN110730620A (zh) 衣橱设备
US20150216139A1 (en) Outdoor Pet Enclosure
JP2003250641A (ja) 室内家具及びその家具を配置した建物
US20050120968A1 (en) Pet furniture
JP2003265254A (ja) 室内家具及びその家具を固定した建物
KR100592348B1 (ko) 건축물 출입구 붙박이 구조물
US20080169303A1 (en) Playground tissue dispenser
US20220265043A1 (en) Portable cabinet
KR100863348B1 (ko) 청소용품 보관함
US8752914B1 (en) Dish rack mounted in kitchen cabinet
US20060065208A1 (en) Enclosure with floor panel entrance
ES2197629T3 (es) Armario de pared con estantes que pueden ser desplazados automaticamente por medio de un carril de guia que esta dispuesto en su interior y que esta fijado a la pared.
US20060254157A1 (en) Outdoor decorated and ventilated shoe box
US6341829B1 (en) Pet locker
US5544958A (en) Elevated cabinet apparatus for cat owner
KR200487496Y1 (ko) 현관수납장용 물품보관대
JP3244897U (ja) 集合住宅用玄関の構造
CN216983042U (zh) 一种宠物安置组架
KR200301537Y1 (ko) 상하 이동식 수납선반이 구비된 가구